JP4641088B2 - カートリッジ式袋 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カートリッジ式袋に関し、例えば、事務用印刷機、情報出力用プリンターなどに液状など流動性を有するインキを供給するために、インキを充填した状態で、印刷機、情報出力用プリンターなどに装着して使用するのに好適なカートリッジ式袋に関する。このカートリッジ式袋は、インキ以外の流動性物質の吸引取り出し用袋としても適している。
【0002】
【従来の技術】
従来、事務所などで使用される印刷機、その他、情報出力用プリンターなどでは、インキの供給に際して、その取り扱いの簡便性の点から、主に、容器ごと印刷装置に取り付けて使用するカートリッジ式のインキ容器が採用されている。
このようなカートリッジ式容器は、特に充填されるインキが液状、粘体状などのインキの場合、使用中、容器内のインキが空気に触れず、且つ、最終的に容器内に残留するインキの量を少なくできることが好ましく、例えば、吸引、排出によるインキの減量に応じて、容器も折りたたみや、収縮、すぼまりなどにより減容化され、内部への空気の流入が防止されると共に、容易に吸引、排出され、インキの残留量を少なくできるように構成されている。
【0003】
このようなカートリッジ式容器として、例えば、化粧段ボールなどの小型の外箱内に、注出口付きのプラスチック製トレー状容器の開口部に、積層フィルム製などの柔軟な深絞り成形容器を接合して形成した内容器を装着した形式のカートリッジ式容器があり、この場合、内容器に充填されたインキを注出口から吸引して排出させた時、その減量に応じて、内容器の柔軟な深絞り成形容器が、プラスチック製トレー状容器側に吸引され陥没することにより減容化され、空気の流入が防止されると共に、インキの残留を少なくできるようになっている。
【0004】
また、バッグインボックス(BIB)形式で、化粧段ボールなどの小型の外箱内に、プラスチック製の注出口が取り付けられた内袋を、その注出口が取り付けられている側から内袋の半分程度の長さまで、外箱の内面に接着させて装着した形式のカートリッジ式容器がある。この場合は、内袋に充填されたインキの減量に応じて、内袋の底部側が徐々に注出口部側に吸引されて引き込まれることにより、内袋が減容化され、内部への空気の流入を防止しつつ、インキの残留が少なくなるように吸引し、排出させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このようなカートリッジ式容器は、印刷装置などへの取り付けの簡便性や使用中の機能面では略満足できるものの、いずれも外箱と内容器もしくは内袋との二重構造であり、製品に占める容器コストの比率が比較的高く、また、容器が嵩張るため、容器の製造後、例えば、インキ充填までの保管や輸送の効率、更には、使用後の廃棄処理の際の減容化の点では問題があった。
【0006】
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、例えば、粘性液体状インキなど、流動性を有するインキを密封包装し、使用時に容器のまま印刷装置に取り付けて使用できるカートリッジ式袋であって、その構造を単純化でき、コストの低減が可能で、空袋が嵩張らず、保管、輸送の効率がよく、使用後の廃棄の際も減容化できると共に、インキの保存性もよく、印刷装置への取り付けも簡便で、使用中、袋内に空気が入ることもなく、且つ、使用後、袋内に残留するインキ量も少なくできるという、性能、使用適性、経済性、廃棄処理性など総合的に優れたカートリッジ式袋を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、以下の本発明により解決することができる。即ち、請求項1に記載した発明は、上部の端縁部にプラスチックの成形体よりなる開閉可能な注出口が設けられた積層フィルム製の袋と、該袋の上部に、側部の外周を全周に亘って覆うように取り付けられるカバーフィルムとで形成されるカートリッジ式袋であって、該カバーフィルムが、該袋の上部の側部外周に複数本の縦方向の筒状の未接着である空隙部を形成するように部分的に接着されていることを特徴とするカートリッジ式袋からなる。
【0008】
このような構成を採ることにより、本発明のカートリッジ式袋は、プラスチック製で開閉可能な注出口付きの袋の外側に、化粧段ボールなどによる外箱が使用されず、カバーフィルムのみが、該袋の上部の側部外周を横方向に覆い、且つ、複数本の縦方向の筒状の空隙部を形成するように、接着されているので、空袋は折り畳まれた状態にでき、嵩張らず、保管、輸送の効率がよく、使用後の廃棄の際も減容化できる。
また、袋にはプラスチック製の開閉可能な注出口が取り付けられているので、インキなど内容物の注出口としてだけではなく、注入口にも使用することができ、印刷機などへの取り付けも容易に行うことができる。
【0009】
そして、インキが充填された袋は、膨らんで立体形状となるが、袋の上部の側部外周に前記カバーフィルムが接着されているので、少なくともこの部分の剛性が高められ、形態が安定化され外観が向上する。
また、印刷機で使用する際には、印刷機側のカートリッジ式袋の取り付け部に、該袋の上部の側部外周に設けた複数本の縦方向の筒状の空隙部と対応するように、棒状の支柱を設けることにより、該筒状の空隙部に該支柱を差し込むようにして、カートリッジ式袋を印刷機に取り付けることができる。
このように取り付けることにより、カートリッジ式袋の上部、即ち、注出口が設けられている側が、確実に広げられた状態で保持されるので、閉塞することがなく、使用中、注出口からインキが吸引され排出されることにより、インキの減量に応じて、袋は、その底部が、徐々に注出口側に引き込まれ、カバーフィルムが設けられている部分の内側に嵌まり込むように移動する。
従って、最後まで内部に空気が流入することがなく、インキは安定した状態で、且つ、インキの残留量も少なくなるように有効に使用することができる。
【0010】
請求項2に記載した発明は、前記カバーフィルムが、前記袋の上部から、下部に向けて、その全長の1/2の位置までの領域に設けられていることを特徴とする請求項1記載のカートリッジ式袋である。
【0011】
このような構成を採ることにより、前記請求項1に記載した発明の作用効果に加えて、カートリッジ式袋の印刷機での使用中、インキの減量に応じて、袋の底部が注出口側に引き込まれる際、袋の折れ曲がり部が全長の1/2の位置に達すると、カバーフィルム(支柱を含む)により、その進行が自動的に停止される。この時、袋の底部が、丁度上部側に接する位置となるため、インキの残留量を一層確実に少なくすることができる。
【0012】
請求項3に記載した発明は、前記積層フィルム製の袋が、その上部と下部のうち、少なくとも上部が、前後2面の壁面フィルムの上部の間に、上面フィルムを内側に折り込んで挿入してなるガセット部を有する形式で形成され、該ガセット部の前後のひだ状部のうち、一方のひだ状部が、内側が両側から中央部にかけて窪んだ形状となるシールパターンでヒートシールされ、もう一方のひだ状部には、その上部に、両側のフィルム、即ち、壁面フィルムとそれに対向する上面フィルムとを延長して、突出部が設けられ、該突出部を含むひだ状部の両側端縁部が、該ひだ状部の基部から突出部の上辺までつながる形状にヒートシールされると共に、該突出部の上部の端縁部にプラスチックの成形体よりなる開閉可能な注出口が設けられて形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のカートリッジ式袋からなる。
【0013】
このような構成を採ることにより、前記請求項1または2に記載した発明の作用効果に加えて、カートリッジ式袋の少なくとも上部が、上面フィルムを用いたガセット形式で形成されるため、インキが充填された袋は、上部が筒状に大きく広がり、且つ、カバーフィルムにより、その形状がしっかりと保たれる。
そして、カートリッジ式袋を印刷機に取り付けて使用する際も、袋の上部が底部よりも大きく広がっているので、インキの減量に応じて、袋の底部が一層容易に注出口側に引き込まれ、最後まで内部に空気が流入することなく、また、インキの残留量も少なくなるように吸引、排出させることができる。
【0014】
請求項4に記載した発明は、前記カートリッジ式袋の上部の側部外周に、カバーフィルムにより形成された複数本の縦方向の筒状の空隙部に、それぞれ棒状の支柱が挿入され、保持されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のカートリッジ式袋である。
【0015】
上記において、筒状の空隙部に棒状の支柱を保持させる方法は、例えば、棒状の支柱を、筒状の空隙部のカバーフィルム側または袋側のいずれか一方の面に接着して保持させてもよく、また、筒状の空隙部の上下の端縁部も熱接着などで封止して、支柱を筒状の空隙部に封入するようにして保持させてもよい。
【0016】
このような構成を採ることにより、前記請求項1乃至3のいずれかに記載した発明の作用効果に加えて、カートリッジ式袋は、その上部の側部外周を覆うように取り付けられたカバーフィルムにより形成された複数本の縦方向の筒状の空隙部に、棒状の支柱が予め挿入され保持されているので、この部分の剛性が高められ、インキ充填後の袋の形態が安定化されると共に、印刷機に取り付けて使用する際、機械側に支柱が設けられていなくても、確実にインキの減量に応じて、底部が注出口側に引き込まれ、最終段階ではカバーフィルムの下端で袋が内側に折り返された形状となり、内部に空気が流入することなく、また、インキの残留量が少なくなるように吸引、排出させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明のカートリッジ式袋に用いる積層フィルム、袋の外側に接着するカバーフィルム、そして、注出口などの材料、および、カートリッジ式袋の製造方法など、発明の実施の形態について説明する。
先ず、本発明のカートリッジ式袋に用いる積層フィルムは、主にプラスチックを主体とする積層フィルムを用いるが、特に限定はされず、液状などの内容物の包装用袋に用いられている公知の積層フィルムは、いずれも使用することができ、充填されるインキの成分などに応じて、適する構成の積層フィルムを適宜選択して使用することができる。
このような積層フィルムの構成の代表的な例として、以下のような構成が挙げられる。
【0018】
(1) ONフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(2) ONフィルム/接着剤/2軸延伸HDPEフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(3) ONフィルム/接着剤/2軸延伸PPフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(4) ONフィルム(シリカ又はアルミナ又はアルミニウム蒸着層)/接着剤/2軸延伸HDPEフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(5) ONフィルム(シリカ又はアルミナ又はアルミニウム蒸着層)/接着剤/2軸延伸PPフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(6) ONフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(7) ONフィルム/アンカーコート層/共押し出しコート層(HDPE層/L・LDPE層)(シーラント層は、L・LDPE層)
(8) ONフィルム/アンカーコート層/共押し出しコート層(HDPE層/EVOH層/L・LDPE層)(シーラント層は、L・LDPE層)
(9) PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(10)PETフィルム(シリカ又はアルミナ又はアルミニウム蒸着層)/接着剤/ONフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(11)PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(12)PETフィルム/接着剤/EVOHフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
などが挙げられるが、これらに限定されるものではなく様々な構成の積層フィルムを使用することができる。
【0019】
上記構成において、ONフィルムは2軸延伸ナイロンフィルム、L・LDPEは直鎖状低密度ポリエチレン、HDPEは高密度ポリエチレン、LDPEは低密度ポリエチレン、PPフィルムはポリプロピレンフィルム、PETフィルムは2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、EVOHはエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物を指すものである。
また、アンカーコートは、押し出しコーティングで樹脂を積層する際、接着性を向上させるために基材フィルム側に予めコーティングするものでプライマーコートの一種である。
【0020】
前記の積層フィルムの構成において、ONフィルム、PETフィルムは、基材フィルムとして袋に機械的強度や印刷適性を付与し、中間層の2軸延伸HDPEフィルム、2軸延伸PPフィルムは、機械的強度のほか、透湿度(防湿性)を向上させるために積層される。
そして、シリカ又はアルミナ又はアルミニウム蒸着層、アルミニウム箔、EVOH層、EVOHフィルムなどは、主に、ガスバリヤー性を向上させるために積層するものであり、EVOH層、EVOHフィルム以外は、水蒸気透過度も小さくすることができる。これらの層を中間層に積層することにより、内容物の保存性を向上させることができる。
【0021】
また、シーラント層としては、L・LDPEフィルムの例のみを挙げたが、L・LDPEフィルムは、ヒートシールの安定性や耐内容物性、例えば界面活性剤に対する耐ストレスクラッキング性、耐水性などに優れており、本発明のようなインキなどの包装用には適している。
【0022】
シーラント層には上記のほか、充填されるインキの成分や注出口の材質に応じて、ポリプロピレン、エチレン・αオレフィン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、ポリエステル系樹脂なども適宜選択して使用することができる。
【0023】
特に、エチレン・αオレフィン共重合体でメタロセン系触媒などシングルサイト触媒を用いて重合したものは、分子量分布の幅が狭く、共重合比も安定しているため、低温ヒートシール性や、熱間シール性に優れており、例えば、前記請求項3に記載した発明のカートリッジ式袋のように、上部などのガセット部と胴部シール部との間など、ヒートシール部にフィルムの重なりの差による段差のある袋、また、プラスチックの成形体よりなる注出口を袋の内面に熱接着で接合するような袋のシーラント層には、シール抜けによるピンホールの発生を防止できる点で適している。
更に、前記共重合体にオレフィン系エラストマーをブレンドしたものを用いることにより、シーラント層の熱流動性が改善され、前記段差などによるピンホールの発生も一層効果的に防止することができる。
【0024】
また、本発明のカートリッジ式袋に取り付けられるプラスチックの成形体よりなる注出口は、袋の上部の端縁部の両側のフィルムの間に、その接着基部を挿入し、袋のシーラント層を利用して加熱シールヘッドによる熱圧着、または超音波シール方式などで熱接着することが、生産性がよく、接着性能にも優れる点で好ましい。
注出口自体は、例えば、プラスチックの射出成形により容易に製造することができ、その形状は、注出口部とキャップとが別々に成形された2ピースタイプでもよく、注出口部とキャップとが、薄肉部を介して一体的に成形された1ピースタイプであってもよい。
【0025】
このような注出口は、接着基部の下に閉塞防止リブ(横断面が十字形などの棒状リブ)が設けられた形状のものも用いることができ、それにより一層確実にインキの残留量を少なくすることができる。
また、注出口が前記2ピースタイプの場合は、例えば、注出口部を袋に接合した後、注出口部の開口部から内容物を充填し、キャップを閉める前に、開口部に積層フィルム製の封止材を熱接着して確実に密封することもできる。
注出口の材質は、袋のシーラント層で熱接着できることが必要であり、例えば、ポリプロピレン、中密度または高密度などのポリエチレンのほか、ポリエステルなどを使用することができる。
【0026】
次に、袋の上部の側部外周に複数本の縦方向の筒状の空隙部を形成するように取り付けられるカバーフィルムは、特に限定はされないが、その剛性は、袋に使用される積層フィルムよりも高いことが好ましく、また、袋の外側に接着でき、折り畳み可能に形成できるものであれば何でも使用することができる。
例えば、袋の積層フィルムと同様な構成で厚さを厚くしたものでもよく、また、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどのプラスチックの単独または複合フィルムでもよく、更には、紙、合成紙などの単体、またはその表面にプラスチックフィルムを積層した加工紙や樹脂含浸紙などであってもよい。
このようなカバーフィルムを、袋の表面に取り付ける方法は、例えば、ホットメルト接着剤などの接着剤を用いて接着してもよく、また、パートコート剤、その他ヒートシール剤などの感熱接着剤を必要部分に予めパターン状にコートしておいて熱接着してもよい。
【0027】
また、袋の上部の側部外周にカバーフィルムにより形成される複数本の縦方向の筒状の空隙部に、予め棒状の支柱を挿入し、保持させる場合、その支柱は、特に縦方向の力が加わった時、容易に折れ曲がらない程度の剛性があればよく、できるだけ軽量で安価なものが好ましく、例えば、ポリプロピレン、ポリエステル、ABS樹脂などのような汎用樹脂(再生樹脂でもよい)製の支柱が適当である。
【0028】
以上のような積層フィルム、注出口、カバーフィルムなどを用いて製造する本発明のカートリッジ式袋の製造方法について説明する。
本発明のカートリッジ式袋は、その本体となる袋自体の形式は、特に限定はされず、例えば、ピロー形式(背シールの位置は、注出口の接合位置と重ならないように左右いずれかに寄せることが好ましい。図1参照)、三方シール形式、四方シール形式、チューブ形式のほか、上部、または上部と下部にガセット部を設けた変形ガセットパウチ形式(図3、図4参照)など種々の形式の袋を使用することができる。
【0029】
このような袋は、ピロー形式、三方シール形式、四方シール形式などの場合は、それぞれ既存の製袋機を利用して製袋することができる。
また、前記上部、または上部と下部にガセット部を設けた変形ガセットパウチ形式の場合は、例えば、従来のスタンディングパウチ用の製袋機(上下にガセット部を設けた形式の袋の場合は、2列突き合わせ製袋用の製袋機を1列製袋に使用する)を使用して、ヒートシール装置やトリミング装置の追加や変更は必要となるが、問題なく製袋することができる。
例えば、袋上部のガセット部の一方のひだ状部を延長して突出部を設け、その部分に注出口を取り付ける場合、突出部を設けた側のひだ状部と、もう一方のひだ状部とでシールパターンが異なるため、別々にヒートシールする必要があるが、複数のセクションに分割してヒートシールすることにより問題なく製袋することができる。
【0030】
注出口の取り付けは、三方シール形式、四方シール形式の袋の場合は、製袋機に注出口の取り付け装置を組み込んでインラインで取り付けることもできるが、基本的には、専用の取り付け装置を別に用意して、製袋後、オフラインで取り付けることが、むしろ全体としての生産性および品質安定化の点で好ましい。
カバーフィルムの取り付けについても、袋の形式によっては、製袋とインラインでの取り付けも可能であるが、製袋後、オフラインで取り付けてもよい。
【0031】
【実施例】
以下に、図面を用いて本発明を更に具体的に説明する。但し、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の図面に限定されるものではない。
また、図面に付した符号は、異なる図面においても、同じ名称の部分には同じ符号を用いた。
図1は、本発明のカートリッジ式袋の第1の実施例の構成を示す平面図であり、図2は、図1に示したカートリッジ式袋の内容物充填後の形状を示す斜視図である。
図3は、本発明のカートリッジ式袋の第2の実施例の構成を示す平面図である。
図4は、本発明のカートリッジ式袋の第3の実施例の構成を示す平面図である。
【0032】
図1は、本発明のカートリッジ式袋の第1の実施例の構成を示す平面図であり、図1に示したカートリッジ式袋100は、その本体部が、ピロー形式の袋で形成されており、最内層にシーラント層が積層された積層フィルム、即ち、壁面フィルム1の両側をシーラント層が内側になるように折り返し、折り返された壁面フィルムの両側の端縁部同士を、そのシーラント層同士が対向するように背シール部8(この場合、背シール部8の位置は、注出口との重なりを避けるため、側部側に移動されている)で重ね合わせてヒートシールし、背シール部8を一方に(外側に)倒して筒状体を形成し、その上部の端縁部を上部シール部13でヒートシールして袋状とする際、両側のフィルムの間に、プラスチックの成形体よりなる開閉可能な注出口20を、その接着基部22が挟まるように挿入して上部シール部13で熱接着して接合すると共に、この袋の上部の側部外周に、カバーフィルム15が、上端から所定の距離(袋に内容物が充填されて袋が膨らんだ時、形成される立ち上がり部に相当する距離、図2参照)を開けた位置から、下方に向けて、全長の略1/2に相当する位置までを横方向に周囲を覆い、且つ、複数本の縦方向の筒状の空隙部17を形成するように接着部16で接着されて構成されている。
【0033】
上記複数本の縦方向の筒状の空隙部17は、袋の前後両側の面で対称形になるように設けることが好ましく、図1に示したカートリッジ式袋100では、前面側に3本設けられており、背面側にも3本(図示せず)設けられ、合計6本の筒状の空隙部17が設けられた構成である。
只、このような筒状の空隙部17は、カートリッジ式袋100を印刷機などに取り付けて使用する際、例えば、機械側の取り付け部に棒状の支柱が設けられている場合は、その支柱に差し込んで取り付けられるよう、支柱に対応するように、その本数や間隔などを適宜設定して設けることができる。
また、筒状の空隙部17は、例えば、図2の斜視図に示したように、かまぼこ形などに適度の高さをもって膨らんでいることが好ましいが、膨らみ高さはより小さく偏平に近い形状であっても構わない。
【0034】
尚、注出口20は、この場合、筒部21を主体として、下部に接着基部22が設けられ、その上に適宜フランジ23が設けられ、上部には別体の螺子式のキャップ24が取り付けられた構成である。このような注出口20は、キャップ24を取り付ける前に、注出口の開口部に積層フィルム製の封止材を熱接着して密封性を高めることもできる。
【0035】
袋100へのインキの充填は、キャップ24が取り外された状態の注出口20から行ってもよいが、この場合、袋の底部がフラットな形状であるため、底部をインキの充填口に使用することができる。底部を充填口に使用した方が、充填口の幅が広く、充填作業が容易であり、充填速度も速くすることができ、生産性を向上させることができる。その場合、底部シール部9は、インキの充填前は未シールの開口部とし、インキの充填後にヒートシールして密封される。
【0036】
このような構成を採ることにより、カートリッジ式袋100は、空袋の状態では偏平で嵩張らず、保管や輸送を効率よく行うことができ、また、使用後の廃棄の際も減容化できる。
そして、カートリッジ式袋100は、そのインキ充填部が積層フィルムによるピロー形式の袋と注出口20で形成されているので、密封性がよく、インキの保存性もよい。
【0037】
カートリッジ式袋100を、例えば、印刷機で使用する際には、袋100の上部に注出口20が設けられ、また、上部の側部外周に、カバーフィルム15により、前記のような複数本の縦方向の筒状の空隙部17が設けられているので、カートリッジ式袋100は、袋のまま簡便に印刷機に取り付けが可能であると同時に、印刷機側に、前記袋の縦方向の筒状の空隙部17に対応するように、棒状の支柱が設けられている場合は、筒状の空隙部17に支柱を差し込むようにして袋100を印刷機に取り付けることができる。
【0038】
このように袋100を印刷機に取り付けることにより、袋100の上半分が大きく開いた状態に保持されるので、上部が閉塞することがなく、且つ、使用中は、袋内のインキの減量に応じて、袋の底部が、容易に袋内に引き込まれ、徐々に注出口側に移動するので、内部に空気が入ることがなく、また、使用の最終段階では、袋の底部と上部の内側同士が接する形状となるので、インキの残留も殆どなく有効に使用することができる。
また、印刷機に、前記棒状の支柱が設けられていない場合でも、カバーフィルム15の厚さを厚くするなどして、剛性を高めることにより、筒状の空隙部17はリブの作用も有しているので、前記支柱を用いた場合と同様な作用効果が得られる。
【0039】
図3は、本発明のカートリッジ式袋の第2の実施例の構成を示す平面図である。図3に示したカートリッジ式袋200は、前記図1に示したカートリッジ式袋100の構成において、袋本体の形式をピロー形式から、詳細は以下に説明するように、四方シール形式の袋の上部にガセット部6を設けた形式に変更すると共に、袋の上部の側部外周に設けたカバーフィルム15は、その上部側のみをガセット部6の上端近くまで延長した形状に変更して構成したものである。
【0040】
即ち、袋本体は、両側の壁面フィルム1、1′の上部の間に、壁面フィルムと同様な構成の上面フィルムを内側に向けて折り込み、上面フィルム折り返し部2まで挿入し、上部にガセット部6を設けると共に、折り込まれた上面フィルムの両側端縁部の上端近傍に、上面フィルム切り欠き部4、4を設け、ガセット部6の前後両側のひだ状部のうち、図において背面側のひだ状部は、内側が両側から中央部にかけて窪んだ形状となるシールパターン、具体的には、内側が両側から中央部に向かって傾斜直線状に窪み、中央部で水平な直線となる逆船底形のシールパターン、即ち、上部ガセット部背面側シール部14でヒートシールされ、また、前側のひだ状部は、その上辺に、両側のフィルム、即ち、壁面フィルム1とそれに対向する上面フィルムとを延長して、両側が上部方向に向かって幅が狭くなる形状の突出部11が設けられ、この突出部11を含む前側のひだ状部の両側端縁部が、該ひだ状部の基部から突出部11の上辺までその内側ラインが傾斜直線でつながる形状の上側部シール部12、12でヒートシールされると共に、該突出部11の上部に、プラスチックの成形体よりなる注出口20が熱接着により上部シール部13で接合されて袋の上部が形成され、また、袋の胴部は、両側の壁面フィルム1、1′の左右両側の端縁部を側部シール部10、10でヒートシールして形成されている。
【0041】
尚、袋の底部は、両側の壁面フィルム1、1′の下部の端縁部を底部シール部9でヒートシールして形成されるが、この場合も、前記図1に示したカートリッジ式袋100と同様、袋の底部を内容物の充填口に使用できるので、底部シール部9は、内容物の充填後にヒートシールして密封される。
【0042】
このような構成を採ることにより、カートリッジ式袋200は、前記図1に示したカートリッジ式袋100と対比して、袋の上部がガセット形式で形成されると共に、ガセット部6の上端近傍から袋の全長の略1/2に相当する位置まで袋の上部の側部外周を覆うように前記カバーフィルム15が設けられているので、例えば、袋の底部からインキを充填することにより、袋200は、上部がカバーフィルムと共に六角柱状に大きく広がり、その形態安定性、保形性が優れたものとなる。
【0043】
従って、カートリッジ式袋200を、印刷機に取り付けて使用する際、袋のまま注出口を連結して簡便に印刷機に取り付けることができ、また、印刷機側に、袋200の上部の側部外周に形成された複数本の縦方向の筒状の空隙部17に対応するように、棒状の支柱が設けられている場合は、筒状の空隙部17に支柱を差し込むようにして袋200を印刷機に取り付けることができる。
このように袋200を印刷機に取り付けることにより、袋200の上半分が、六角柱状に広がった状態に確実に保持されるので、インキを吸引、排出させる際、袋の上部が閉塞することがなく、且つ、使用中は、袋内のインキの減量に応じて、袋の底部が、大きく広がった袋の上部側に一層容易に引き込まれ、徐々に注出口側に移動するので、内部に空気が流入することがなく、また、最終段階では、袋の底部と上部の内面同士が接する形状となるので、インキの残留も殆どなく有効に使用することができる。
【0044】
図4は、本発明のカートリッジ式袋の第3の実施例の構成を示す平面図である。
図4に示したカートリッジ式袋300は、前記図3に示したカートリッジ式袋200の構成において、袋本体の形状を、袋の上部だけでなく、下部にもガセット部を設けた変形ガセットパウチ形式の袋に変更すると共に、下部のガセット部を、内側が両側から中央部にかけて窪んだ形状となるシールパターン、この場合、中央部が低く、両側端部に向かって傾斜直線状に高くなる船底形のシールパターンでヒートシールして構成したものである。
【0045】
即ち、カートリッジ式袋300は、袋本体の上部と下部が、両側の壁面フィルム1、1′の上部と下部の間に、それぞれ壁面フィルムに使用する積層フィルムと同様な構成の上面フィルムまたは底面フィルムを内側に向けて折り込み、上面フィルムの場合は、その両側端縁部の上端近傍に上面フィルム切り欠き部4、4を設け、また、底面フィルムの場合は、その両側端縁部の下端近傍に底面フィルム切り欠き部5、5を設けて、それぞれ上面フィルム折り返し部2、または底面フィルム折り返し部3まで挿入し、所定のシールパターンでヒートシールする方法で、ガセット部6、7を有する形状に形成され、胴部が、壁面フィルム1、1′の両側端縁部を側部シール部10、10でヒートシールして形成されている。
【0046】
そして、下部のガセット部7は、内側が、中央部が低く、両側端部に向かって傾斜直線状に高くなる船底形のシールパターン、即ち、底部シール部9でヒートシールされ、また、上部のガセット部6の前側のひだ状部には、その上辺に、両側のフィルム、即ち、壁面フィルム1とそれに対向する上面フィルムとを延長して、両側が上部方向に向かって幅が狭くなる形状の突出部11が設けられ、この突出部11を含む前側のひだ状部の両側端縁部が、該ひだ状部の基部から突出部11の上辺までその内側ラインが傾斜直線でつながる形状の上側部シール部12、12でヒートシールされると共に、該突出部11の上部に、プラスチックの成形体よりなる注出口20が熱接着により上部シール部13で接合され、また、上部のガセット部6の背面側のひだ状部は、底部シール部9の天地を逆にした逆船底形のシールパターン、即ち、上部ガセット部背面側シール部14でヒートシールされて形成されている。
【0047】
尚、注出口20自体の構成は、前記図1、図3に示したカートリッジ式袋100、200に用いたものと同じであるため、説明を省略する。
また、袋300の上部の側部外周に取り付けられるカバーフィルム15についても、前記図1、図2に示したカートリッジ式袋100に取り付けたカバーフィルムとは、その長さ、取り付け範囲が多少異なるが、その作用効果は略同様であり、更に、図3に示したカートリッジ式袋200に取り付けたカバーフィルムとは、その構成、作用効果とも同一であるため、ここでは説明を省略する。
【0048】
そして、袋300へのインキの充填は、この場合、底部からの充填が難しいため、キャップ24を取り外した状態の注出口20から行う必要がある。このため充填速度などはやや低下するが、インキの充填後、キャップ24を取り付ける前に、注出口20の開口部に積層フィルム製の封止材を熱接着して密封性を向上させることができる。
【0049】
このような構成を採ることにより、カートリッジ式袋300は、前記図1、図3に示したカートリッジ式袋100、200と同様、空袋の状態では偏平で嵩張らず、保管や輸送を効率よく行うことができ、また、使用後の廃棄の際も減容化できる。
そして、袋300の本体部は、積層フィルム製で、上下にガセット部6、7を有する変形ガセットパウチ形式に形成されており、且つ、下部のガセット部7が、内側が中央部が低く両側端部に向かって直線状に高くなる船底形の底部シール部9でヒートシールされ、また、上部のガセット部6が、略底部シール部9のシールパターンの天地を逆にした逆船底形のシールパターンでヒートシールされているので、インキが充填された袋300は、袋の本体部全体が六角柱形状となり、カバーフィルムとの適合性が一層よく、容量の割にコンパクトでスペースを取らず、袋でありながらボトルなどの保形性容器に似て外観にも優れている。また、底部の外周には、底部シール部9によりリング状の脚部が形成されるので自立性に優れ、取り扱いが容易になる。
【0050】
カートリッジ式袋300を印刷機で使用する際には、袋の上部に注出口20が取り付けられ、また、上部の側部外周には、カバーフィルム15により、前記複数本の縦方向の筒状の空隙部17が形成されているので、袋のまま注出口20を簡便に印刷機側に連結して使用することができ、且つ、印刷機側に、前記袋の縦方向の筒状の空隙部17に対応するように、棒状の支柱が設けられている場合は、筒状の空隙部17に支柱を差し込むようにして袋300を印刷機に取り付けることができる。
従って、袋300の上半分が大きく開いた状態に確実に保持されるので、インキが吸引、排出される際、上部が閉塞することがなく、また、使用中、袋内のインキの減量に応じて、袋の底部が袋内に引き込まれ、徐々に注出口側に移動するので、内部に空気が入ることもなく、スムーズに注出口側に引き込まれる。そして、使用の最終段階では、袋の上面と底面とが略ピッタリと接する形状となるので、インキの残留も殆どなく有効に使用することができる。
尚、本発明のカートリッジ式袋は、用途として、インキ用に使用した例で説明したが、流動性の良好な各種液体のほか、粘性液体、更には、吸引力の調節により、チューブ容器に収納されているような、わさびやからしなどの粘体状物まで広範囲の内容物に好適に使用できるものである。
【0051】
【発明の効果】
以上、詳しく説明したように、本発明によれば、液体、粘性液体など、流動性を有するインキ、その他の内容物を密封包装し、使用時に、袋のまま印刷機、その他の加工装置などに取り付けて使用できるカートリッジ式袋であって、その構造を単純化でき、コストの低減が可能で、空袋が嵩張らず、保管、輸送の効率がよく、使用後の廃棄の際も減容化できると共に、内容物としてインキを充填した場合も、その保存性がよく、印刷機への取り付けも簡便で、使用中、袋内に空気が流入することもなく、安定した状態で使用でき、且つ、使用後、袋内に残留するインキ量も少なくすることができるという、性能、使用適性と共に、経済性、廃棄処理性など総合的に優れたカートリッジ式袋を提供できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカートリッジ式袋の第1の実施例の構成を示す平面図である。
【図2】図1に示したカートリッジ式袋の内容物充填後の形状を示す斜視図である。
【図3】本発明のカートリッジ式袋の第2の実施例の構成を示す平面図である。
【図4】本発明のカートリッジ式袋の第3の実施例の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1、1′ 壁面フィルム
2 上面フィルム折り返し部
3 底面フィルム折り返し部
4 上面フィルム切り欠き部
5 底面フィルム切り欠き部
6、7 ガセット部
8 背シール部
9 底部シール部
10 側部シール部
11 突出部
12 上側部シール部
13 上部シール部
14 上部ガセット部背面側シール部
15 カバーフィルム
16 接着部
17 筒状の空隙部
20 注出口
21 筒部
22 接着基部
23 フランジ
24 キャップ
100、200、300 カートリッジ式袋

Claims (4)

  1. 上部の端縁部にプラスチックの成形体よりなる開閉可能な注出口が設けられた積層フィルム製の袋と、該袋の上部に、側部の外周を全周に亘って覆うように取り付けられるカバーフィルムとで形成されるカートリッジ式袋であって、該カバーフィルムが、該袋の上部の側部外周に複数本の縦方向の筒状の未接着である空隙部を形成するように部分的に接着されていることを特徴とするカートリッジ式袋。
  2. 前記カバーフィルムが、前記袋の上部から、下部に向けて、その全長の1/2の位置までの領域に設けられていることを特徴とする請求項1記載のカートリッジ式袋。
  3. 前記積層フィルム製の袋が、その上部と下部のうち、少なくとも上部が、前後2面の壁面フィルムの上部の間に、上面フィルムを内側に折り込んで挿入してなるガセット部を有する形式で形成され、該ガセット部の前後のひだ状部のうち、一方のひだ状部が、内側が両側から中央部にかけて窪んだ形状となるシールパターンでヒートシールされ、もう一方のひだ状部には、その上部に、両側のフィルム、即ち、壁面フィルムとそれに対向する上面フィルムとを延長して、突出部が設けられ、該突出部を含むひだ状部の両側端縁部が、該ひだ状部の基部から突出部の上辺までつながる形状にヒートシールされると共に、該突出部の上部の端縁部にプラスチックの成形体よりなる開閉可能な注出口が設けられて形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のカートリッジ式袋。
  4. 前記カートリッジ式袋の上部の側部外周に、カバーフィルムにより形成された複数本の縦方向の筒状の空隙部に、それぞれ棒状の支柱が挿入され、保持されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のカートリッジ式袋。
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