JP2003237035A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003237035A JP2002036981A JP2002036981A JP2003237035A JP 2003237035 A JP2003237035 A JP 2003237035A JP 2002036981 A JP2002036981 A JP 2002036981A JP 2002036981 A JP2002036981 A JP 2002036981A JP 2003237035 A JP2003237035 A JP 2003237035A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱ムラのない加熱を行って良好な転写を実
現する画像形成装置を合理的に構成する。 【解決手段】 基材11表面の定着層12に対して転写
すべき記録情報がプリントされる浸透層13を有した被
記録媒体Mを送る搬送機構Aと、この搬送機構Aで搬送
される被記録媒体Mの浸透層13に記録情報をプリント
するインクジェット型のプリントヘッド33と、記録情
報がプリントされた被記録媒体Mを加熱する加熱手段C
とを備えると共に、この加熱手段Cを構成する加熱空間
Fを複数の加熱ブロックF1〜F8で構成し、中央部の
加熱ブロックF3〜F6の温度を転写温度に設定し、こ
れより搬送上手位置の加熱ブロックF1、F2の温度を
転写温度より低い予備加熱温度にして温度勾配を設定し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、詳しくは、基材と、この基材表面の定着層に対して
転写すべき記録情報がプリントされる浸透層とを備えて
成る被記録媒体を用い、この被記録媒体の浸透層にプリ
ントされた記録情報を加熱することにより、この記録情
報を定着層に転写する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のように構成された画像形成装置と
類似する技術として特開平10‐297197号公報に
示されるものが存在する。
【0003】この従来の技術は、金属基材上に防錆層を
兼ねる着色下地層を形成し、この上に光透過性樹脂層と
してアクリル系樹脂やポリエステル系樹脂やウレタン系
樹脂で成る透明樹脂層を形成し、この上に多孔質アルミ
ナ等を用いたインクジェット受理層を形成して金属装飾
体を構成すると共に、この金属装飾体のインクジェット
受理層に対して昇華形着色材を用いたインクジェット印
刷により着色模様を形成する。この後、この金属装飾体
を加熱炉や、ホットプレスで加熱することによりインク
ジェット受理層の昇華形着色材が透明樹脂層に入り込
み、インクジェット受理層に形成された着色模様が透明
受理層に形成される。次に、インクジェット受理層を温
水で軟化させた後、布等で拭き取ることによってインク
ジェット受理層の全てを取り除くことで、着色模様が形
成された金属装飾体が完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、浸透層(従来
の技術におけるインクジェット受理層)にプリントされ
た記録情報の転写を行う際の加熱形態を考えるに、短時
間のうちに転写を完了するよう大容量の電気ヒータ等を
備えて加熱部を構成することが考えられる。その一例と
して、大容量の電気ヒータで加熱される加熱ローラを用
いる場合を想定すると、この加熱ローラの表面に対して
被記録媒体に接触させる形態で加熱を行うものでは、加
熱ローラの表面の温度分布にムラがある場合や、加熱ロ
ーラの表面に対して被記録媒体の一部が浮き上がった状
態になる等、完全に密着しない場合には、被記録媒体を
不均一に加熱する現象に繋がる。このように不均一な加
熱が行われた場合には、高温の部位で昇華による転写が
進み、これより低温の部位で転写が抑制されるので濃度
ムラや色ムラに繋がりやすく、又、被記録媒体の基材が
熱可塑性の樹脂フィルで成るものでは、高温の部位で軟
化が進み、これより低温の部位であまり軟化が進まず歪
みや変形が発生し、被記録媒体の平坦性を損なう現象が
現れるものであった。
【0005】このような加熱の偏りは、加熱系だけに問
題があるものでは無く、被記録媒体の一部に金属箔を含
むもののように被記録媒体において部分的に熱容量に偏
りがあるものを加熱する際にも発生するものである。特
に、前述したように加熱ローラを接触させて被記録媒体
の加熱を行うもののように急激な加熱を行った場合に
は、濃度ムラや色ムラや被記録媒体の歪みが顕著に現れ
るものとなり、又、転写温度まで加熱した被記録媒体を
環境温度にある金属に接触させた場合や、転写温度まで
加熱した被記録媒体を冷気に接触させた場合のように急
激な放熱を行った場合には、被記録媒体の歪みが顕著に
現れることもあり、これらの点において改善の余地があ
る。
【0006】本発明の目的は、被記録媒体を均一に加熱
し高品質の転写を実現する画像形成装置を合理的に構成
する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
画像形成装置の特徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕基材表面の定着層に転写すべき記録情報がプリ
ントされる浸透層を有する被記録媒体を送る搬送機構
と、この搬送機構で送られる被記録媒体の浸透層に対し
て昇華性インクを付与して記録情報をプリントするプリ
ント部と、被記録媒体を加熱することで浸透層にプリン
トされた記録情報を定着層に転写する加熱手段とを備え
ると共に、この加熱手段が、前記被記録媒体を搬送し乍
ら加熱を行う加熱領域を備え、この加熱領域は、前記被
記録媒体を前記昇華性インクが昇華する転写温度に加熱
する転写加熱領域と、この転写温度より低い非転写温度
に加熱する非転写加熱領域とを備えている構成されてい
る点にある。
【0008】〔作用・効果〕上記特徴によると、昇華性
インクによって記録情報がプリントされた被記録媒体を
加熱手段に送った場合には、この加熱部の加熱領域で搬
送されるに伴い転写加熱領域において昇華性インクが昇
華する転写温度に加熱する状態と、非転写加熱領域にお
いて転写温度まで低い温度に加熱する状態との2状態で
加熱される。つまり、この構成によると、被記録媒体を
転写温度より低い温度に加熱した後に転写温度まで加熱
する緩速での昇温形態や、これとは逆に、転写温度で加
熱された被記録媒体を転写温度より低い温度に加熱する
緩速での放熱形態や、これらを組み合わせた形態での加
熱を可能にするものとなる。その結果、温度を管理しな
がら転写温度への昇温や転写温度からの降温が可能とな
り、急激な温度変化を回避することで加熱の偏りを抑制
し、濃度ムラや色ムラを生じること無く、熱可塑性の樹
脂を基材に用いた被記録媒体でも平坦性を良好に維持し
て高品質の転写を実現する画像形成装置が合理的に構成
された。
【0009】本発明の請求項2に係る画像形成装置の特
徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項1記載の画像形成装置において、前記非
転写加熱領域を搬送始端部位に配置して、前記被記録媒
体を転写温度に上昇させる加熱に先立って、被記録媒体
の予備加熱を行うよう構成されている点にある。
【0010】〔作用・効果〕上記特徴によると、加熱領
域に被記録媒体を送った場合に、この被記録媒体は搬送
始端部位に配置した非転写加熱領域において転写温度よ
り低い温度に加熱された後に、転写温度に加熱されるも
のとなり、被記録媒体を転写温度に加熱する際に急激な
昇温を回避できる。その結果、急激な加熱による弊害を
排除して高品質な転写を実現するものとなった。
【0011】本発明の請求項3に係る画像形成装置の特
徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項1又は2記載の画像形成装置において、
前記非転写温度領域を搬送終端部位に配置して、転写温
度まで昇温した前記被記録媒体の放熱を行うよう構成し
てある点にある。
【0012】〔作用・効果〕上記特徴によると、転写温
度で加熱を行った後の被記録媒体は、搬送終端部位の非
転写加熱領域において転写温度より低い温度で加熱され
ることで、被記録媒体の温度を下げる際に急激な放熱を
回避できる。その結果、急激な放熱による弊害を排除し
て高品質な転写を実現するものとなった。
【0013】本発明の請求項4に係る画像形成装置の特
徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成
装置において、前記加熱領域が、被記録媒体の搬送方向
に沿って配置した複数の加熱ブロックと、夫々の加熱ブ
ロックにおける加熱温度を独立して制御する制御手段と
を備えて構成され、この制御手段は設定された加熱パタ
ーンに従って前記加熱ブロックにおける加熱温度の設定
を行うことで、転写加熱領域と非転写加熱領域とを加熱
ブロックに割り当てるよう構成してある構成してある点
にある。
【0014】〔作用・効果〕上記特徴によると、加熱領
域の搬送方向に沿って、独立して加熱温度を調節し得る
複数の加熱ブロックを配置し、夫々の加熱ブロックの温
度を加熱パターンに従って設定するよう構成されている
ので、被記録媒体を加熱領域に送ることにより、その被
記録媒体は、夫々の加熱ブロックにおいて加熱パターン
に従って設定された転写温度と非転写温度とに加熱され
る。又、この加熱の際には、複数のブロックにおいて独
立した温度制御が行われるので、精度の高い制御での加
熱を可能にする。その結果、設定された加熱パターンに
従った適正な温度での予備的な加熱や、適正な温度での
転写や、適正な温度での放熱を可能にして、高品質な転
写を実現するものとなった。
【0015】本発明の請求項5に係る画像形成装置の特
徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項4記載の画像形成装置において、前記加
熱ブロックが、前記加熱空間を分割して独立した空間と
して形成されると共に、夫々の加熱ブロックに、その加
熱ブロック内の空気を加熱する電気ヒータと、空気の温
度を計測する温度センサとを備え、この温度センサの計
測結果に基づいて前記制御手段が電気ヒータを制御し
て、その加熱ブロックの温度を予め設定された温度に維
持するよう構成されている点にある。
【0016】〔作用・効果〕上記特徴によると、加熱ブ
ロック内において、温度が制御された加熱空気を介して
被記録媒体の加熱を行うので、適正な加熱が可能になる
ばかりか、例えば、加熱ローラを接触させて加熱を行う
ものと比較して、流動性のある空気を利用した加熱を行
うことで偏った加熱を回避してムラのない加熱を可能に
する。その結果、加熱ムラに起因する不都合を解消し
て、一層高品質な転写を実現するものとなった。
【0017】本発明の請求項6に係る画像形成装置の特
徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成
装置において、前記加熱領域に対して送られる前記被記
録媒体の搬送速度と連係して、この搬送速度が高まると
加熱領域での加熱温度を上昇させる熱量維持手段を備え
ている点にある。
【0018】〔作用・効果〕上記特徴によると、被記録
媒体の搬送速度を高めた場合には、搬送速度が高まるこ
とにより、熱量維持手段が加熱温度を上昇させるので、
加熱不足に陥ることがない。つまり、例えば、被記録媒
体の搬送速度が変化した場合にも、被記録媒体に与える
熱量を維持するよう、搬送速度と加熱温度とを連係させ
た場合には、その搬送領域が、転写加熱領域でも非転写
加熱領域でも、搬送速度に拘わらず被記録媒体に対して
決まった熱量を与えて適正な加熱を可能にする。その結
果、搬送速度を変更できるものであっても加熱不足に陥
ることなく転写や予備的な加熱や温度を管理した放熱を
適正に行わせるものとなった。
【0019】本発明の請求項7に係る画像形成装置の特
徴、作用・効果は次の通りである。 〔特徴〕請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成
装置において、前記加熱領域に送られる前記被記録媒体
の性質に応じた設定に基づき加熱領域での加熱温度を調
節する熱量調節手段を備えている点にある。
【0020】〔作用・効果〕上記特徴によると、例え
ば、基材の厚みが厚い被記録媒体や、基材が熱伝導率が
高い金属で熱容量が小さい被記録媒体を加熱する場合の
ように、熱容量が異なるものの加熱を行う場合には、加
熱温度を調節することで、被記録媒体の特性に応じた加
熱を可能にする。その結果、被記録媒体の性質に拘わら
ず転写や、予備的な加熱や、温度を管理した放熱を良好
に行わせるものとなった。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図4に示すように、ロール
状の被記録媒体Mを送る搬送機構Aと、この搬送機構A
で送られる被記録媒体Mに記録情報をプリントするイン
クジェット型のプリント部Bとをケース20に収めると
共に、このケース20に被記録媒体Mを加熱する加熱手
段Cと、加熱後の被記録媒体Mを切断するカッターユニ
ットDとを一体化した加熱系を備え、又、搬送機構A、
プリント部B、加熱手段Cを制御する制御装置E(制御
手段の一例)をケース20に収めて画像形成装置が構成
されている。この画像形成装置は、画像処理システムG
から転送される文字情報や画像情報で成る記録情報を被
記録媒体Mに転写する処理を実現するように構成されて
いる。
【0022】前記画像処理システムGは汎用のコンピュ
ータ1、モニター2、キーボード3、マウス4を有する
と共に、現像済みのフィルム5の画像情報を光電変換す
るフィルムスキャナー6と、メディアにデジタル信号と
して保存された情報を取り出すようコンピュータ1に内
蔵したメディアドライブ7とを備えて成り、この画像処
理システムGから記録情報を前記制御装置Eに転送する
ことにより、この転送された記録情報を被記録媒体Mに
対して転写するよう構成されている。尚、メディアドラ
イブ7とは、CDやCD−R、あるいは、MO等のディ
スク状の媒体ばかりでなく、コンパクトフラッシュ(登
録商標)やスマートメディア等の半導体で成る媒体から
情報を取り出すドライブの総称であり、同図にはCD及
びCD−Rの情報を読出すメディアドライブを示してい
る。
【0023】前記本体ケース20の上部位置には、ロー
ル状の被記録媒体Mが収納された部位からプリント部B
に至る領域を開放する状態と、覆う状態とに切換自在な
蓋状材20Aをヒンジ21周りで揺動開閉に備え、この
本体ケース20の下部位置には、横方向に張り出す形態
で前記加熱手段Cとしての加熱ケース22を備え、この
加熱ケース22の排出側の端部にトレイを23を備えて
いる。又、これらの底部に備えたフレーム24に対して
支柱部25を介して接地脚部26を備えることで本体ケ
ース部20を比較的高い位置に支持し、本体ケース20
のプリント部Bで記録情報がプリントされた被記録媒体
Mを加熱ケース22での加熱で転写処理した後に送り出
し、トレイ23で回収するするよう構成してある。尚、
前記ロール状の被記録媒体Mは、この被記録媒体Mの筒
状の芯の両端部に挿入する支持体27によって本体ケー
ス20の内部において回転自在に支持されている。
【0024】前記被記録媒体Mは図5に示すように、P
ET(polyethylene terephthalate)製でフィルム状の
基材11の表面に対して、昇華性インクに対して親和性
のある樹脂としてポリビニルアルコール系の樹脂やポリ
ビニルアセタール系の樹脂等で定着層12を形成し、こ
の定着層12の表面に昇華性インクに対して非親和性と
成るフッ素樹やシリコン樹脂等の薄いフィルム状の浸透
層13を剥離自在に重ね合わせ、全体として柔軟なシー
ト状に構成したものであり、浸透層13に対して昇華性
のインクで画像をプリントした後、加熱を行うことによ
り、浸透層13のインクが昇華によって定着層12に移
行して基材11の表面に記録情報を定着形成する機能を
有するものであり、記録情報を転写定着した後には、浸
透層13をフィルム状のまま剥離して取り除くことによ
り基材11の表面の定着層12に形成された明瞭な画像
を露出させるものとなっている。又、この被記録媒体M
は、基材11の素材が昇華性インクに対して親和性を有
する性質のものであれば、その基材11の表面をそのま
ま定着層12として利用したものであっても良い。
【0025】前記搬送機構Aは、駆動回転によって被記
録媒体Mを圧着状態でプリント部Bに搬送した後に排出
する複数の圧着ローラ29と、これらを駆動回転するス
テッピングモータ型の搬送モータ30とを備えて成って
いる。又、圧着ローラ29は搬送モータ30からの駆動
力で駆動される駆動ローラ29Aと、これに圧着して従
動回転する従動ローラ29Bとで構成されている。
【0026】前記プリント部Bには被記録媒体Mの搬送
方向と直交する姿勢に配置した一対のガイドロッド32
と、このガイドロッド32に沿って往復移動自在に支持
されたプリントヘッド33と、このプリントヘッド33
をタイミングベルト34を介して往復駆動するステッピ
ングモータ型の走査モータ35とを備えて成り、このプ
リントヘッド33は、取り換え自在に構成されたインク
カートリッジ36のインクを被記録媒体Mに対して吹き
付けるようピエゾ素子等の吐出機構37を備えている。
尚、インクカートリッジ36として、シアン(C)、マ
ゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の少な
くとも4色のインクの他に中間色の2色のインクを用い
た6色を使用するよう構成され、この実施の形態で使用
される昇華性インクは、80℃程度で昇華が始まり、前
述したようにフィルム状のPET製の基材11を有する
被記録媒体Mにおいては、180℃で2分程度の加熱に
より最適な転写状態となる。尚、この昇華性インクは1
70℃〜200℃程度でインクの昇華を無理なく行える
ものであり、200℃では1分程度の加熱、170℃で
は5分程度の加熱で必要とする転写が可能となる。
【0027】加熱手段Cは、断熱材製の前記加熱ケース
22の内部に加熱領域としての加熱空間F(後述する複
数の加熱ブロックF1〜F8の上位概念)を形成すると
共に、この加熱空間内に被記録媒体Mの幅方向での両端
部を支持した状態で水平方向に案内するレール状のガイ
ド40を配置し、この加熱空間内に被記録媒体Mの搬送
方向に沿って複数の縦壁状の壁体41を配置することで
8つの加熱ブロックF1〜F8を形成し、夫々の壁体4
0に被記録媒体Mを送る開口41Aを形成し、夫々の加
熱ブロックF1〜F8に対して電気ヒータ42と、ファ
ン43と、ファン43を駆動するファンモータ44と、
夫々の加熱ブロックF1〜F8の空気の温度を計測する
温度センサS1〜S8とを備えて構成されている。
【0028】尚、夫々の加熱ブロックF1〜F8におけ
る電気ヒータ42と、ファン43と、ファンモータ44
とを併せて加熱ユニットと称し、夫々の加熱ブロックF
1〜F8における温度センサS1〜S8を併せてセンサ
ユニットSと称する。
【0029】夫々の加熱ブロックF1〜F8の電気ヒー
タ42とファンモータ43とは独立して制御することに
より、搬送方向での中央位置の4つの加熱ブロックF3
〜F6の温度を昇華性インクが昇華して転写に適した転
写温度に維持する制御を行うと同時に、この中央位置よ
り搬送方向での上手位置の2つの加熱ブロックF1、F
2では、昇華性インクが昇華するに適した温度より低い
温度に維持することで予備的な加熱を行い、又、中央位
置より搬送方向での下手位置の2つの加熱ブロックF
7、F8では、昇華性インクが昇華するに適した温度よ
り低い温度に非転写温度に維持することで温度を管理し
た状態での放熱を行わせる。つまり、この構成では、中
央位置の4つの加熱ブロックF3〜F6が転写加熱領域
に対応し、中央位置より搬送方向での上手位置の2つの
加熱ブロックF1、F2と、中央位置より搬送方向での
下手位置の2つの加熱ブロックF7、F8とが非転写加
熱領域に対応する。
【0030】前記カッターユニットDは固定刃46と、
可動刃47とを剪断位置に相対配置すると共に、クラン
ク型の作動機構を介して可動刃47を駆動するカッター
モータ48を備えている。
【0031】図16に示すように、前記制御装置Eはマ
イクロプロセッサ(図示せず)を内蔵して成り、この制
御装置Eに対して前記コンピュータ1から転送される記
録情報を入力する入力系を形成すると共に、前記搬送モ
ータ30、走査モータ35、吐出機構37、カッターモ
ータ48、加熱ユニット夫々に対して制御信号を出力す
る信号系を備え、加熱モード設定器50、センサユニッ
トS夫々からのフィードバック信号が入力する信号系を
形成してある。
【0032】前記加熱モード設定器50は、ダイヤル5
0Aで回転操作されるロータリスイッチで構成され、前
述したようにPET樹脂製のフィルムを基材11に用い
た標準的な被記録媒体Mと、これより厚い基材11や、
金属箔を含んだ基材11や、紙や布、あるいは、ビーズ
を含んだ基材11を用いた複数種の被記録媒体Mを使用
する場合には、被記録媒体Mに対応してダイヤル50A
を操作することで、その被記録媒体Mを加熱する総熱量
を均一化させる制御を実現するための信号が出力され
る。
【0033】そして、この画像形成装置で記録情報の転
写を行う場合には、制御装置Eが図7のフローチャート
を実行して加熱パターンを設定する。この加熱パターン
設定ルーチンでは、加熱モード設定器50のダイヤル5
0Aの設定位置を判別して加熱モードに対応したパラメ
ータPmを設定し(この処理を実行するプログラムが熱
量調節手段に対応する)、搬送機構Aによる被記録媒体
Mの搬送速度を判別して搬送速度に対応したパラメータ
Psを設定する(この処理を実行するプログラムが熱量
維持手段に対応する)。この後、夫々のパラメータP
m、Psを標準的な加熱パターンでの転写温度Tnに乗
ずる演算を行って、この転写を行う際の転写温度Tma
xを求め、この結果から加熱パターンを設定し、対応す
る加熱ブロックF1〜F8における目標温度を設定し、
保存する(#01〜#03ステップ)。
【0034】加熱パターンとは、#03ステップのグラ
フとして表すことが可能であり、このグラフは横方向
(横軸)に加熱ブロックF1〜F8を表し(被記録媒体
Mの搬送方向と一致する)、縦方向(縦軸)に温度を表
している。加熱ブロックF1〜F8夫々の目標温度は対
応するグラフ上に存在する値を取る。又、中央の4つの
加熱ブロックF3〜F6の目標温度が転写温度となり、
これより搬送上手位置の2つの加熱ブロックF1、F2
の目標温度が予備加熱温度(非転写温度の一例)とな
り、搬送下手側の2つの加熱ブロックF7、F8の目標
温度が放熱温度となり、この予備加熱温度のうち始端側
の加熱ブロックF1の温度と、放熱温度(非転写温度の
一例)のうち搬送終端位置の加熱ブロックF8の温度
は、転写温度と比較した場合に、昇華性インクを昇華さ
せる温度より低く、昇華性インクを殆ど昇華させない温
度に設定されるよう加熱パターン(温度勾配)が設定さ
れる。
【0035】前記標準的な加熱パターンでの転写温度T
nは、前述したPET樹脂を基材11とした被記録媒体
Mを用い、かつ、この被記録媒体Mの幅がプリント部B
においてプリント可能な最大幅において、搬送機構Aに
設定される搬送速度である場合に設定される温度であ
り、この転写温度Tnは180℃に設定され、この状況
において、加熱空間Fのうち、中央の4つの加熱ブロッ
クF3〜F6を被記録媒体Mが通過する時間が2分程度
に設定されている。
【0036】プリントを行う場合にはプリントヘッド3
3の走査時に被記録媒体Mの搬送を停止させ、プリント
ヘッド33が走査方向での終端に達して、走査作動が完
了したタイミングで被記録媒体Mを設定量だけ搬送する
形態の処理が繰り返して行われるのであるが、このよう
に被記録媒体Mが停止している状況も含めた平均速度を
被記録媒体Mの速度と定義しており、当然のことなが
ら、被記録媒体Mの幅が狭くなるほどプリントヘッド3
3の走査時間が短縮するので被記録媒体Mの搬送速度が
速くなり、プリント時における解像度を低下させた場合
にもプリントヘッド33の走査時間が短縮するので被記
録媒体Mの搬送速度が速くなる。
【0037】前記加熱モードに対応するパラメータPm
は、ダイヤル50Aの操作に対応して、PET樹脂を基
材11とした被記録媒体Mの場合に「1」が与えられ、
基材11が厚いものほど「1」より大きい値が与えられ
る。又、搬送速度に対応したPsは、前記PET樹脂を
基材11とした被記録媒体Mを用い、その幅がプリント
部Bにおいてプリント可能な最大幅となる場合に「1」
が与えられ、この幅より狭い被記録媒体Mほど「1」よ
り大きい値が与えられる。
【0038】このように夫々のパラメータPm、Psが
与えられた後には、このパラメータPm、Psを標準的
な転写温度Tnに乗ずる演算を行い、対応した転写温度
Tmaxを設定して加熱空間Fの中央位置の加熱ブロッ
クF3〜F6の目標温度を設定し、かつ、この転写温度
Tmaxに基づき昇温側の温度勾配と降温側の温度勾配
とを求めて、これらに対応する加熱ブロックF1、F2
の目標温度(予備加熱温度)、及び、放熱ブロックF
7、F8の目標温度(放熱温度)を設定する。
【0039】そして、この処理によって複数の加熱ブロ
ックF1〜F8の目標温度が設定された後には、夫々の
加熱ブロックF1〜F8の温度センサS1〜S8の計測
温度をフィードバックして、この計測温度が目標温度と
一致する方向に制御を行い、この加熱ブロックF1〜F
8の温度を維持し、この制御によって夫々の加熱ブロッ
クF1〜F8の温度が目標温度に達した後に、搬送機構
Aを制御することにより被記録媒体Mをプリント部Bに
搬送してインクカートリッジ内の昇華性インクをプリン
トヘッド33で被記録媒体Mに吹き付けて浸透層13に
対して記録情報をプリントするプリント処理を実行す
る。このプリント処理を継続して行うことによって、温
度の管理が行われている複数の加熱ブロックF1〜F8
に対して被記録媒体Mを順次送り込むものとなり、搬送
の初期に加熱ブロックF1、F2での予備加熱温度によ
り時間を掛けて昇温が行われ、この昇温の後に、加熱ブ
ロックF3〜F6において昇華性インクが昇華する昇華
温度に維持した状態で転写が行われ、この後、加熱ブロ
ックF7、F8において放熱温度が管理される状態で被
記録媒体Mの降温させる処理が行われる。
【0040】又、プリント部Bで記録情報のプリントを
行う場合にはプリントヘッド33の走査時に被記録媒体
Mの搬送を停止させ、プリントヘッド33が走査方向で
の終端に達して、走査作動が完了したタイミングで被記
録媒体Mを設定量だけ搬送する形態の処理が繰り返して
行われるのであるが、本画像形成装置では、例えば、被
記録媒体Mに余白が形成される場合のようにプリントヘ
ッド33で画像がプリントされない状況であっても予め
設定された速度で被記録媒体Mを搬送することにより温
度ムラを発生させないよう被記録媒体Mの搬送形態を設
定している。
【0041】この後、被記録媒体Mの記録情報同士の境
界部分をカッターユニットDで切断する切断処理を実行
することで、被記録媒体Mはプリントサイズに切断さ
れ、下部のトレイ23に回収される。
【0042】このように本発明の画像形成装置で転写を
行う際には、プリントヘッド33で記録情報がプリント
された後の被記録媒体Mが加熱空間Fを構成する複数の
加熱ブロックF1〜F8に対して搬送され、この搬送に
より搬送上手位置の加熱ブロックF1、F2の部位で
は、温度を管理した状態で昇温を行うことで急激な加熱
を避けるものにしており、この昇温の後に、中央の加熱
ブロックF3〜F6において適正な温度による加熱によ
り昇華性インクを昇華させて転写を実現し、この後、搬
送下手位置の加熱ブロックF7、F8において温度を管
理した状態での降温により放熱を行うことにより急激な
放熱を避けるものにしている。
【0043】つまり、大容量の電気ヒータで加熱された
加熱ローラを用いる場合のように接触する形態での加熱
を行うものを例に挙げると、加熱ローラ表面の温度分布
にムラがある場合や、加熱ローラに対する密着性が不均
一な場合には、不均一な加熱に繋がり、その結果として
転写された記録情報の濃度ムラや、色ムラを生ずること
や、被記録媒体Mの基材11が熱可塑性の樹脂フィルム
で成るものでは基材11の歪みや変形となって現れるも
のであるが、本発明では、時間を掛けて緩やかな昇温を
行い、この昇温を行う際や、昇華性インクの昇華を行う
際には加熱した空気との接触で被記録媒体Mを加熱する
ので、均一の加熱を実現して濃度ムラや、色ムラや、基
材11の歪みや変形を招来しないものになっている。こ
の後、降温を行う際にも加熱した空気と接触させること
で急激な温度降下や温度分布を不均一にすること無く、
作用する熱を均一化させる状態で放熱を行わせるので基
材11の歪みや変形に繋がらないものにしている。そし
て、この加熱によって記録情報が転写された被記録媒体
Mの浸透層13をフィルム状のまま剥離させるよう人為
的、あるいは、装置を用いて取り除くことによって被記
録媒体Mの定着層12に転写させた記録情報を露出さ
せ、明瞭な文字情報や画像情報を得るものとなる。
【0044】特に、この画像形成装置では、被記録媒体
Mの厚みや素材の性質に応じて加熱モードを設定できる
ので、熱容量の大きい基材11を用いた被記録媒体Mを
加熱する際にも加熱不足に陥ることが無く、しかも、被
記録媒体Mの搬送速度と連動して自動的に加熱パターン
を選択して、被記録媒体Mを加熱する総熱量を均一化す
る制御も行われるので、加熱不足を招くことなく良好な
転写を実現するものにしている。
【0045】〔別実施の形態〕本発明は上記実施の形態
以外に、例えば、以下のように加熱ユニットを構成する
ことも可能である(この別実施の形態では前記実施の形
態と同じ機能を有するものには、実施の形態と共通の番
号、符号を付している)。
【0046】図8に示すように、加熱空間Fを前記実施
の形態と同様に、複数の加熱ブロックF1〜F8を被記
録媒体Mの搬送方向に並列配置して構成し、これらの上
方位置に単一の電気ヒータ55とファンモータ56で駆
動されるファン57とを備え、又、夫々の加熱ブロック
F1〜F8に対して供給すべき加熱空気の空気量を調節
する弁体V1〜V8と、これらの弁体V1〜V8のを開
度を調節するアクチュエータ(図示せず)とを備え、温
度センサS(S1〜S8)からのフィードバック信号に
基づいて弁体V1〜V8の開度を調節して加熱ブロック
F1〜F8の温度調節を行うよう、前記実施の形態と同
様に制御手段としての制御装置を備える。このように構
成したものにいても、前記実施の形態のフローチャート
と同様に加熱パターンに基づいて設定された目標温度を
維持するよう弁体V1〜V8の開度を設定して、夫々の
加熱ブロックF1〜F8に供給する加熱空気の量を調節
する制御を実行することで、温度が管理された状態での
緩慢な加熱と、適切な温度による昇華性インクの昇華
と、温度が管理された状態での緩慢な放熱とを実現する
ものとなる。つまり、この別実施の形態では加熱ブロッ
クにおける加熱構造を単純化しているだけで、各加熱ブ
ロックF1〜F8における目標温度を前記実施の形態と
同様に行えるものにして良好な加熱を実現している。
【0047】又、本発明は、加熱空間に加熱パターン
(温度勾配)を設定するために、加熱空間を分割する壁
体を必ずしも必要とするものでは無く、加熱手段として
複数の遠赤外線ヒータを用い、夫々の遠赤外線ヒータで
の加熱温度の設定により加熱パターンに従う加熱を現出
するよう実施することや、複数の加熱ローラや加熱型の
ベルト等の接触型の加熱体を備え、夫々の加熱体の温度
を加熱パターン(温度勾配)に従って設定するよう実施
することが可能である。更に、加熱空間を分割して加熱
ブロックを形成する場合でも、加熱ブロックのサイズを
等しく設定する必要が無く、加熱ブロックの数も、予備
加熱用の非転写加熱領域と、転写加熱領域と、放熱用の
非転写加熱領域との3つに設定することや、任意の数に
設定することも可能である。
【0048】又、本発明は、転写温度を変化させること
に代えて、搬送速度や、任意に設定された情報に基づい
て加熱パターン(温度勾配)を任意に変更することや、
任意に設定するための機構を備えて実施することも可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置と画像処理システムとを示す斜視
【図2】画像形成装置の構成を示す斜視図
【図3】画像形成装置の断面図
【図4】加熱ブロックの断面図
【図5】被記録媒体の断面図
【図6】制御系のブロック回路図
【図7】加熱パターン設定ルーチンのフローチャート
【図8】別実施の形態の加熱空間を示す断面図
【符号の説明】
12 定着層 13 浸透層 42 電気ヒータ A 搬送機構 B プリント部 E 制御手段 F 加熱空間 F1〜F8 加熱ブロック M 被記録媒体 S 温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 正純 和歌山県和歌山市梅原579番地の1 ノー リツ鋼機株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA04 EB14 EB30 EC13 EC14 EC29 FD03 HA46

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材表面の定着層に転写すべき記録情報
    がプリントされる浸透層を有する被記録媒体を送る搬送
    機構と、この搬送機構で送られる被記録媒体の浸透層に
    対して昇華性インクを付与して記録情報をプリントする
    プリント部と、被記録媒体を加熱することで浸透層にプ
    リントされた記録情報を定着層に転写する加熱手段とを
    備えると共に、 この加熱手段が、前記被記録媒体を搬送し乍ら加熱を行
    う加熱領域を備え、この加熱領域は、前記被記録媒体を
    前記昇華性インクが昇華する転写温度に加熱する転写加
    熱領域と、この転写温度より低い非転写温度に加熱する
    非転写加熱領域とを備えている構成されている画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記非転写加熱領域を搬送始端部位に配
    置して、前記被記録媒体を転写温度に上昇させる加熱に
    先立って、被記録媒体の予備加熱を行うよう構成されて
    いる請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記非転写温度領域を搬送終端部位に配
    置して、転写温度まで昇温した前記被記録媒体の放熱を
    行うよう構成してある請求項1又は2記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記加熱領域が、被記録媒体の搬送方向
    に沿って配置した複数の加熱ブロックと、夫々の加熱ブ
    ロックにおける加熱温度を独立して制御する制御手段と
    を備えて構成され、この制御手段は設定された加熱パタ
    ーンに従って前記加熱ブロックにおける加熱温度の設定
    を行うことで、転写加熱領域と非転写加熱領域とを加熱
    ブロックに割り当てるよう構成してある請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記加熱ブロックが、前記加熱空間を分
    割して独立した空間として形成されると共に、夫々の加
    熱ブロックに、その加熱ブロック内の空気を加熱する電
    気ヒータと、空気の温度を計測する温度センサとを備
    え、この温度センサの計測結果に基づいて前記制御手段
    が電気ヒータを制御して、その加熱ブロックの温度を予
    め設定された温度に維持するよう構成されている請求項
    4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記加熱領域に対して送られる前記被記
    録媒体の搬送速度と連係して、この搬送速度が高まると
    加熱領域での加熱温度を上昇させる熱量維持手段を備え
    ている請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記加熱領域に送られる前記被記録媒体
    の性質に応じた設定に基づき加熱領域での加熱温度を調
    節する熱量調節手段を備えている請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載の画像形成装置。
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