JP2003236909A - シボ模様付きウエザストリップの製造方法、及びこの方法で製造したシボ模様付きウエザストリップ - Google Patents
シボ模様付きウエザストリップの製造方法、及びこの方法で製造したシボ模様付きウエザストリップInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】内装リップや取付基部にシボ模様をむらなく形
成できて、見栄えのよいウエザストリップを製造するこ
とができるウエザストリップの製造方法を提供する。 【解決手段】ウエザストリップ10の取付基部2用のゴ
ム配合物と、取付基部2から突出するシール部3用のゴ
ム配合物とを押出機5から押し出し、押出機5から押し
出された取付基部2用のゴム配合物にシボ付けローラ9
を当てつけてシボ模様付きのウエザストリップ10を得
るシボ模様付きウエザストリップの製造方法であって、
押出機5に供給する取付基部2用のゴム配合物は、押出
機5内での加熱で融解可能な熱可塑性樹脂をベースゴム
に配合して形成した配合物である。
成できて、見栄えのよいウエザストリップを製造するこ
とができるウエザストリップの製造方法を提供する。 【解決手段】ウエザストリップ10の取付基部2用のゴ
ム配合物と、取付基部2から突出するシール部3用のゴ
ム配合物とを押出機5から押し出し、押出機5から押し
出された取付基部2用のゴム配合物にシボ付けローラ9
を当てつけてシボ模様付きのウエザストリップ10を得
るシボ模様付きウエザストリップの製造方法であって、
押出機5に供給する取付基部2用のゴム配合物は、押出
機5内での加熱で融解可能な熱可塑性樹脂をベースゴム
に配合して形成した配合物である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシボ模様付きウエザ
ストリップの製造方法、及びこの方法で製造したシボ模
様付きウエザストリップに関する。
ストリップの製造方法、及びこの方法で製造したシボ模
様付きウエザストリップに関する。
【0002】
【従来の技術】装飾用のシボ模様が付いたシボ模様付き
ウエザストリップを製造する方法としては、ウエザスト
リップの取付基部用のゴム配合物とシール部用のゴム配
合物と内装リップ用のゴム配合物とを押出機から押し出
し、内装リップ用のゴム配合物(あるいはこのゴム配合
物と取付基部用のゴム配合物、以下同じ)にシボ付けロ
ーラを当てつける方法が一般的である。従来、この方法
では内装リップがソリッドゴムとなるような配合物を内
装リップ用のゴム配合物として押出機に供給していた。
ウエザストリップを製造する方法としては、ウエザスト
リップの取付基部用のゴム配合物とシール部用のゴム配
合物と内装リップ用のゴム配合物とを押出機から押し出
し、内装リップ用のゴム配合物(あるいはこのゴム配合
物と取付基部用のゴム配合物、以下同じ)にシボ付けロ
ーラを当てつける方法が一般的である。従来、この方法
では内装リップがソリッドゴムとなるような配合物を内
装リップ用のゴム配合物として押出機に供給していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法によれ
ば、押出機に供給する内装リップ用のゴム配合物は、内
装リップがソリッドゴムとなるような配合物であったた
めに、押出機内で加熱されても可塑性が高くなることは
なかった。その結果、押出機から押し出されたゴム配合
物にシボ付けローラを当てつけたときに、図4に示すよ
うに、シボ付けローラの各歯がゴム配合物に食い込みに
くくなって、シボ模様の付きが悪い箇所が生じることが
あった。
ば、押出機に供給する内装リップ用のゴム配合物は、内
装リップがソリッドゴムとなるような配合物であったた
めに、押出機内で加熱されても可塑性が高くなることは
なかった。その結果、押出機から押し出されたゴム配合
物にシボ付けローラを当てつけたときに、図4に示すよ
うに、シボ付けローラの各歯がゴム配合物に食い込みに
くくなって、シボ模様の付きが悪い箇所が生じることが
あった。
【0004】本発明の目的は、内装リップや取付基部に
シボ模様をむらなく形成できて、見栄えのよいシボ模様
付きウエザストリップを製造できるシボ模様付きウエザ
ストリップの製造方法を提供する点にある。
シボ模様をむらなく形成できて、見栄えのよいシボ模様
付きウエザストリップを製造できるシボ模様付きウエザ
ストリップの製造方法を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本第1発明の特徴手段
は、ウエザストリップの取付基部用のゴム配合物と、前
記取付基部から突出するシール部用のゴム配合物とを押
出機から押し出し、前記取付基部用のゴム配合物にシボ
付けローラを当てつけてシボ模様付きのウエザストリッ
プを得るシボ模様付きウエザストリップの製造方法であ
って、前記押出機に供給する取付基部用のゴム配合物
は、前記押出機内での加熱で融解可能な熱可塑性樹脂を
ベースゴムに配合して形成した配合物である点にある。
は、ウエザストリップの取付基部用のゴム配合物と、前
記取付基部から突出するシール部用のゴム配合物とを押
出機から押し出し、前記取付基部用のゴム配合物にシボ
付けローラを当てつけてシボ模様付きのウエザストリッ
プを得るシボ模様付きウエザストリップの製造方法であ
って、前記押出機に供給する取付基部用のゴム配合物
は、前記押出機内での加熱で融解可能な熱可塑性樹脂を
ベースゴムに配合して形成した配合物である点にある。
【0006】上記の手段によれば、押出機に供給する取
付基部用のゴム配合物は、前記押出機内での加熱で融解
可能な熱可塑性樹脂をベースゴムに配合して形成した配
合物であるから、取付基部用のゴム配合物は、そのゴム
配合物内の熱可塑性樹脂が押出機内での加熱によって可
塑化された状態で押出機から押し出される。その結果、
このゴム配合物にシボ付けローラを当てつけたときに、
図3に示すように、シボ付けローラの各歯がゴム配合物
に食い込みやすくなり、取付基部の表面にシボ模様をむ
らなく形成することができる。
付基部用のゴム配合物は、前記押出機内での加熱で融解
可能な熱可塑性樹脂をベースゴムに配合して形成した配
合物であるから、取付基部用のゴム配合物は、そのゴム
配合物内の熱可塑性樹脂が押出機内での加熱によって可
塑化された状態で押出機から押し出される。その結果、
このゴム配合物にシボ付けローラを当てつけたときに、
図3に示すように、シボ付けローラの各歯がゴム配合物
に食い込みやすくなり、取付基部の表面にシボ模様をむ
らなく形成することができる。
【0007】本第2発明の特徴手段は、ウエザストリッ
プの取付基部用のゴム配合物と、前記取付基部から突出
するシール部用のゴム配合物と、前記取付基部から突出
する内装リップ用のゴム配合物とを押出機から押し出
し、前記内装リップ用のゴム配合物にシボ付けローラを
当てつけてシボ模様付きのウエザストリップを得るシボ
模様付きウエザストリップの製造方法であって、前記押
出機に供給する内装リップ用のゴム配合物は、前記押出
機内での加熱で融解可能な熱可塑性樹脂をベースゴムに
配合して形成した配合物である点にある。
プの取付基部用のゴム配合物と、前記取付基部から突出
するシール部用のゴム配合物と、前記取付基部から突出
する内装リップ用のゴム配合物とを押出機から押し出
し、前記内装リップ用のゴム配合物にシボ付けローラを
当てつけてシボ模様付きのウエザストリップを得るシボ
模様付きウエザストリップの製造方法であって、前記押
出機に供給する内装リップ用のゴム配合物は、前記押出
機内での加熱で融解可能な熱可塑性樹脂をベースゴムに
配合して形成した配合物である点にある。
【0008】上記の手段によれば、押出機に供給する内
装リップ用のゴム配合物は、押出機内での加熱で融解可
能な熱可塑性樹脂をベースゴムに配合して形成した配合
物であるから、内装リップ用のゴム配合物は、そのゴム
配合物内の熱可塑性樹脂が押出機内での加熱によって可
塑化された状態で押出機から押し出される。その結果、
このゴム配合物にシボ付けローラを当てつけたときに、
図3に示すように、シボ付けローラの各歯がゴム配合物
に食い込みやすくなり、内装リップの表面にシボ模様を
むらなく形成することができる。
装リップ用のゴム配合物は、押出機内での加熱で融解可
能な熱可塑性樹脂をベースゴムに配合して形成した配合
物であるから、内装リップ用のゴム配合物は、そのゴム
配合物内の熱可塑性樹脂が押出機内での加熱によって可
塑化された状態で押出機から押し出される。その結果、
このゴム配合物にシボ付けローラを当てつけたときに、
図3に示すように、シボ付けローラの各歯がゴム配合物
に食い込みやすくなり、内装リップの表面にシボ模様を
むらなく形成することができる。
【0009】本第2発明において、前記押出機に供給す
る取付基部用のゴム配合物は、前記押出機内での加熱で
融解可能な熱可塑性樹脂をベースゴムに配合して形成し
た配合物であり、前記押出機から押し出された取付基部
用のゴム配合物に前記シボ付けローラを当てつける手段
をとることもできる。
る取付基部用のゴム配合物は、前記押出機内での加熱で
融解可能な熱可塑性樹脂をベースゴムに配合して形成し
た配合物であり、前記押出機から押し出された取付基部
用のゴム配合物に前記シボ付けローラを当てつける手段
をとることもできる。
【0010】この手段によれば、内装リップ用のゴム配
合物と取付基部用のゴム配合物は、それらのゴム配合物
内の熱可塑性樹脂が押出機内での加熱によって可塑化さ
れた状態で押出機から押し出される。その結果、これら
のゴム配合物にシボ付けローラを当てつけたときに、図
3に示すように、シボ付けローラの各歯がゴム配合物に
食い込みやすくなり、内装リップの表面と取付基部の表
面にシボ模様をむらなく形成することができる。本第1
発明又は第2発明において、前記熱可塑性樹脂は融解温
度が100℃〜110℃のポリオレフィン、前記シール
部用のゴム配合物は前記シール部がスポンジゴムとなる
ようなスポンジゴム配合の配合物であり、シボ付け対象
の取付基部用のゴム配合物、又はシボ付け対象の内装リ
ップ用のゴム配合物は、前記取付基部又は内装リップが
前記スポンジゴムよりも比重が大きくなり、かつ、所定
硬度の発泡ゴムとなるようなゴム配合物であり、このゴ
ム配合物は、ゴムコーティングした発泡剤と前記ポリオ
レフィンとを前記ベースゴムに配合して形成する手段を
取ることができる。
合物と取付基部用のゴム配合物は、それらのゴム配合物
内の熱可塑性樹脂が押出機内での加熱によって可塑化さ
れた状態で押出機から押し出される。その結果、これら
のゴム配合物にシボ付けローラを当てつけたときに、図
3に示すように、シボ付けローラの各歯がゴム配合物に
食い込みやすくなり、内装リップの表面と取付基部の表
面にシボ模様をむらなく形成することができる。本第1
発明又は第2発明において、前記熱可塑性樹脂は融解温
度が100℃〜110℃のポリオレフィン、前記シール
部用のゴム配合物は前記シール部がスポンジゴムとなる
ようなスポンジゴム配合の配合物であり、シボ付け対象
の取付基部用のゴム配合物、又はシボ付け対象の内装リ
ップ用のゴム配合物は、前記取付基部又は内装リップが
前記スポンジゴムよりも比重が大きくなり、かつ、所定
硬度の発泡ゴムとなるようなゴム配合物であり、このゴ
ム配合物は、ゴムコーティングした発泡剤と前記ポリオ
レフィンとを前記ベースゴムに配合して形成する手段を
取ることができる。
【0011】この手段によれば、シール部をスポンジゴ
ムに形成するとともに、取付基部や内装リップを所定硬
度の発泡ゴムに形成して軽量化を図ったウエザストリッ
プにおいて、前述した作用・効果と同様の作用・効果を
奏することができる。
ムに形成するとともに、取付基部や内装リップを所定硬
度の発泡ゴムに形成して軽量化を図ったウエザストリッ
プにおいて、前述した作用・効果と同様の作用・効果を
奏することができる。
【0012】前記所定硬度とは、車体の開口縁部又は閉
塞体の縁部からの取付基部の抜けを防止できる硬度、あ
るいは、内装リップが小さな外力を受けただけで内装材
から外れやすくなるといった不具合を回避できる硬度で
ある。
塞体の縁部からの取付基部の抜けを防止できる硬度、あ
るいは、内装リップが小さな外力を受けただけで内装材
から外れやすくなるといった不具合を回避できる硬度で
ある。
【0013】この硬度に設定するには発泡剤が小さい粒
径のものでなくてはならず、このような小さい粒径の発
泡剤をそのままの状態でベースゴムに配合した場合、発
泡剤の分散性が悪くなって取付基部や内装リップの外観
・品質が低下するので、上記の手段ではゴムコーティン
グした発泡剤をベースゴムに配合し、これにより発泡剤
の分散性を高めて、取付基部や内装リップを均一に発泡
した発泡ゴムに形成する。そして、前記ベースゴムに融
解温度100℃〜110℃のポリオレフィンを配合して
取付基部や内装リップを形成することで、混練り性・押
し出し性を悪化させずにゴム硬度を維持できるようにす
る。
径のものでなくてはならず、このような小さい粒径の発
泡剤をそのままの状態でベースゴムに配合した場合、発
泡剤の分散性が悪くなって取付基部や内装リップの外観
・品質が低下するので、上記の手段ではゴムコーティン
グした発泡剤をベースゴムに配合し、これにより発泡剤
の分散性を高めて、取付基部や内装リップを均一に発泡
した発泡ゴムに形成する。そして、前記ベースゴムに融
解温度100℃〜110℃のポリオレフィンを配合して
取付基部や内装リップを形成することで、混練り性・押
し出し性を悪化させずにゴム硬度を維持できるようにす
る。
【0014】この手段では、取付基部や内装リップ内の
ポリオレフィンが押出機内での加熱によって可塑化され
た状態で押出機から押し出される。その結果、このゴム
配合物にシボ付けローラを当てつけたときに、図3に示
すように、シボ付けローラの各歯がゴム配合物に食い込
みやすくなり、取付基部の表面や内装リップの表面にシ
ボ模様をむらなく形成することができる。
ポリオレフィンが押出機内での加熱によって可塑化され
た状態で押出機から押し出される。その結果、このゴム
配合物にシボ付けローラを当てつけたときに、図3に示
すように、シボ付けローラの各歯がゴム配合物に食い込
みやすくなり、取付基部の表面や内装リップの表面にシ
ボ模様をむらなく形成することができる。
【0015】つまり、軽量化を図った上記のウエザスト
リップでは、ゴム硬度の維持のためにベースゴムに配合
したポリオレフィンを、取付基部や内装リップにシボ模
様をむらなく形成しやすくするためのポリオレフィンと
して兼用することができ、ベースゴムにポリオレフィン
を新たに配合する必要がなくなる。従って、ポリオレフ
ィンに要するコストを低廉化できる。
リップでは、ゴム硬度の維持のためにベースゴムに配合
したポリオレフィンを、取付基部や内装リップにシボ模
様をむらなく形成しやすくするためのポリオレフィンと
して兼用することができ、ベースゴムにポリオレフィン
を新たに配合する必要がなくなる。従って、ポリオレフ
ィンに要するコストを低廉化できる。
【0016】本第1発明又は第2発明において、発泡剤
をコーティングするゴムと前記ベースゴムが共にEPD
Mであると、コーティングゴムとベースゴムが同種のゴ
ムであることから、発泡剤の分散性がよりよくなるとと
もに、押し出し成形などの成形の際に、発泡剤の周りは
コーティング層がないのと同様な状態になることから、
コーティング層に阻害されることなく発泡剤の作用を奏
させることができる。
をコーティングするゴムと前記ベースゴムが共にEPD
Mであると、コーティングゴムとベースゴムが同種のゴ
ムであることから、発泡剤の分散性がよりよくなるとと
もに、押し出し成形などの成形の際に、発泡剤の周りは
コーティング層がないのと同様な状態になることから、
コーティング層に阻害されることなく発泡剤の作用を奏
させることができる。
【0017】前記発泡剤をコーティングするゴムのムー
ニー粘度はベースゴムのムーニー粘度よりも低くしてあ
ることが好ましい。これにより、発泡剤をベースゴムに
練りこむ際の混練り性・分散性を向上させることができ
る。
ニー粘度はベースゴムのムーニー粘度よりも低くしてあ
ることが好ましい。これにより、発泡剤をベースゴムに
練りこむ際の混練り性・分散性を向上させることができ
る。
【0018】さらに本発明において、前記発泡剤が4,
4´―オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)で
あると、より細かい気泡を形成しやすくなる。
4´―オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジド)で
あると、より細かい気泡を形成しやすくなる。
【0019】本第3発明は請求項1〜7のいずれか一つ
に記載の方法で製造したシボ模様付きウエザストリップ
である点にある。
に記載の方法で製造したシボ模様付きウエザストリップ
である点にある。
【0020】この構成によれば、内装リップや取付基部
にシボ模様がむらなく形成されたシボ模様付きウエザス
トリップを提供することができる。
にシボ模様がむらなく形成されたシボ模様付きウエザス
トリップを提供することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0022】[第1実施形態]図1に自動車のトランク用
のシボ模様付きウエザストリップ10(以下、「ウエザ
ストリップ10」と略称する)を示してある。このウエ
ザストリップ10は、金属製の芯材1が埋設された断面
ほぼ逆U字状の取付基部2を設けるとともに、取付基部
2の上面から突出する中空シール部3と、取付基部2の
両下端部からそれぞれ突出する一対のシールリップ4
と、車体の後面側の開口の周縁部としてのフランジ7を
保持する複数のフランジ保持リップ8とを設けて構成し
てある。
のシボ模様付きウエザストリップ10(以下、「ウエザ
ストリップ10」と略称する)を示してある。このウエ
ザストリップ10は、金属製の芯材1が埋設された断面
ほぼ逆U字状の取付基部2を設けるとともに、取付基部
2の上面から突出する中空シール部3と、取付基部2の
両下端部からそれぞれ突出する一対のシールリップ4
と、車体の後面側の開口の周縁部としてのフランジ7を
保持する複数のフランジ保持リップ8とを設けて構成し
てある。
【0023】つまり、取付基部2は前記フランジ7に取
り付けられ、その取り付け状態で、中空シール部3が前
記開口に対するドアの周縁部に当接するとともに、シー
ルリップ4がフランジ7の基端側に当接して、ドアの周
縁部と開口の周縁部との間をシールする。
り付けられ、その取り付け状態で、中空シール部3が前
記開口に対するドアの周縁部に当接するとともに、シー
ルリップ4がフランジ7の基端側に当接して、ドアの周
縁部と開口の周縁部との間をシールする。
【0024】前記中空シール部3とシールリップ4は比
重0.45〜0.80の一般的なスポンジゴムで形成
し、取付基部2をスポンジゴムよりも比重が大きい発泡
ゴムに形成して、それらをソリッドゴムで形成した場合
に比べると軽量化を図ってある。そして、目に付きやす
い取付基部2の表面に装飾用のシボ模様Aを連続的に付
けてある。
重0.45〜0.80の一般的なスポンジゴムで形成
し、取付基部2をスポンジゴムよりも比重が大きい発泡
ゴムに形成して、それらをソリッドゴムで形成した場合
に比べると軽量化を図ってある。そして、目に付きやす
い取付基部2の表面に装飾用のシボ模様Aを連続的に付
けてある。
【0025】前記取付基部2は、詳しくは、ベースゴム
に、ゴムコーティングした発泡剤を配合するとともに、
融解温度100℃〜110℃のポリオレフィン(熱可塑
性樹脂に相当)を配合して形成してある。
に、ゴムコーティングした発泡剤を配合するとともに、
融解温度100℃〜110℃のポリオレフィン(熱可塑
性樹脂に相当)を配合して形成してある。
【0026】ベースゴムとしては、ウエザストリップ1
0に要求される特性を満足するものであれば特に限定さ
れないが、エチレンプロピレンジエン共重合体ゴム(E
PDM)が好適に用いられる。
0に要求される特性を満足するものであれば特に限定さ
れないが、エチレンプロピレンジエン共重合体ゴム(E
PDM)が好適に用いられる。
【0027】発泡剤としては、細かい独立気泡をつくる
ため粒径の小さいものを好適に使用する。例えば、OB
SH(4,4´―オキシビス(ベンゼンスルホニルヒド
ラジド)系発泡剤を用いることができ、特に平均粒径が
25μm以下であるOBSH系発泡剤が好ましい。
ため粒径の小さいものを好適に使用する。例えば、OB
SH(4,4´―オキシビス(ベンゼンスルホニルヒド
ラジド)系発泡剤を用いることができ、特に平均粒径が
25μm以下であるOBSH系発泡剤が好ましい。
【0028】この粒径の小さい発泡剤を予めゴムでコー
ティングしておくことでベースゴムに対する分散性を高
めることができる。コーティングゴムとしてはベースゴ
ムと同種のゴムを用いることが好ましい。これにより、
分散性を一段と向上させることができ、また、成形時に
発泡剤の周りにはコーティング層がないのと同様な状態
になることから、コーティング層に阻害されることなく
発泡剤の作用を奏させることができ、発泡バラツキ等を
抑制することができる。ベースゴムとしてEPDMゴム
を用いた場合、発泡剤もEPDMゴムでコーティングす
ることが好ましい。
ティングしておくことでベースゴムに対する分散性を高
めることができる。コーティングゴムとしてはベースゴ
ムと同種のゴムを用いることが好ましい。これにより、
分散性を一段と向上させることができ、また、成形時に
発泡剤の周りにはコーティング層がないのと同様な状態
になることから、コーティング層に阻害されることなく
発泡剤の作用を奏させることができ、発泡バラツキ等を
抑制することができる。ベースゴムとしてEPDMゴム
を用いた場合、発泡剤もEPDMゴムでコーティングす
ることが好ましい。
【0029】コーティングに用いるEPDMゴムは、ベ
ースゴムよりもムーニー粘度が低いものを用いることが
好ましい。これによりベースゴムに練りこむ際の混練り
性や分散性を向上させることができる。具体的には10
0℃でのムーニー粘度(ML 1+4(100℃))が30
〜50であるEPDMゴムが好ましい。
ースゴムよりもムーニー粘度が低いものを用いることが
好ましい。これによりベースゴムに練りこむ際の混練り
性や分散性を向上させることができる。具体的には10
0℃でのムーニー粘度(ML 1+4(100℃))が30
〜50であるEPDMゴムが好ましい。
【0030】発泡剤をゴムでコーティングする方法とし
ては、ニーダ等の混合機を用いてコーティングゴムと発
泡剤とを混ぜ合わせる方法が挙げられる。その際、両者
の配合割合は、発泡剤100重量部に対してコーティン
グゴム20〜50重量部であることが好ましい。コーテ
ィングゴムが20重量部未満であるとコーティングが困
難であり、50重量部を越えるとベースゴムの粘度に影
響が出る。
ては、ニーダ等の混合機を用いてコーティングゴムと発
泡剤とを混ぜ合わせる方法が挙げられる。その際、両者
の配合割合は、発泡剤100重量部に対してコーティン
グゴム20〜50重量部であることが好ましい。コーテ
ィングゴムが20重量部未満であるとコーティングが困
難であり、50重量部を越えるとベースゴムの粘度に影
響が出る。
【0031】このようにして得られた混合物は、ベース
ゴムに練りこむ際の混練り性をよくするため、4〜10
mmサイズの角柱や円柱などのペレット状に成形される
ことが好ましく、このペレット状成形体の形態でベース
ゴムに添加される。
ゴムに練りこむ際の混練り性をよくするため、4〜10
mmサイズの角柱や円柱などのペレット状に成形される
ことが好ましく、このペレット状成形体の形態でベース
ゴムに添加される。
【0032】ゴムコーティングした発泡剤は、水分によ
る発泡バラツキを抑えるために、水分率を0.1重量%
以下とすることが好ましい。
る発泡バラツキを抑えるために、水分率を0.1重量%
以下とすることが好ましい。
【0033】ゴムコーティングした発泡剤は、ベースゴ
ム100重量部に対して、コーティングゴムを除く発泡
剤成分が0.5〜2.0重量部となるように配合するこ
とが好ましい。
ム100重量部に対して、コーティングゴムを除く発泡
剤成分が0.5〜2.0重量部となるように配合するこ
とが好ましい。
【0034】上記ゴム組成物に融解温度100〜110
℃のポリオレフィンを配合することにより混練り性や押
し出し性を悪化させずに製品硬度を維持することができ
る。ポリオレフィンとしては、ポリエチレン・ポリプロ
ピレン・ポリブチレンなどが挙げられ、特にポリエチレ
ンが好適である。より詳細には、比重の低下、押し出し
性の向上のため、密度0.91〜0.93g/cm3、
ピカット軟化温度(JIS K 7206)70〜10
0℃の低密度ポリエチレンが好ましく用いられる。
℃のポリオレフィンを配合することにより混練り性や押
し出し性を悪化させずに製品硬度を維持することができ
る。ポリオレフィンとしては、ポリエチレン・ポリプロ
ピレン・ポリブチレンなどが挙げられ、特にポリエチレ
ンが好適である。より詳細には、比重の低下、押し出し
性の向上のため、密度0.91〜0.93g/cm3、
ピカット軟化温度(JIS K 7206)70〜10
0℃の低密度ポリエチレンが好ましく用いられる。
【0035】前記ポリオレフィンは、添加しすぎると混
練り性が悪化するため、ベースゴム100重量部に対し
て5〜30重量部程度配合されることが好適である。上
記ゴム組成物には、そのほかに、通常のウエザストリッ
プ用ゴム組成物に用いられるカーボンブラック・プロセ
スオイル・亜鉛華・加硫促進剤などの各種添加剤を必要
に応じて配合する。
練り性が悪化するため、ベースゴム100重量部に対し
て5〜30重量部程度配合されることが好適である。上
記ゴム組成物には、そのほかに、通常のウエザストリッ
プ用ゴム組成物に用いられるカーボンブラック・プロセ
スオイル・亜鉛華・加硫促進剤などの各種添加剤を必要
に応じて配合する。
【0036】ウエザストリップ10は、上記した高硬度
発泡ゴム配合のゴム配合物と、通常のスポンジゴム配合
のゴム配合物とを用いて、両者を一体に押し出し成形す
ることにより製造することができ、押し出し成形方法と
しては従来公知の方法を採用することができる。
発泡ゴム配合のゴム配合物と、通常のスポンジゴム配合
のゴム配合物とを用いて、両者を一体に押し出し成形す
ることにより製造することができ、押し出し成形方法と
しては従来公知の方法を採用することができる。
【0037】すなわち図2に示すように、公知の押出機
5を用いて、取付基部2用のゴム配合物と、中空シール
部3用のゴム配合物と、シールリップ4用のゴム配合物
とを一体に直線状に押し出す。押出機5に供給する取付
基部2用のゴム配合物は上記のように高硬度発泡ゴム配
合の配合物であり、中空シール部3用のゴム配合物とシ
ールリップ4用のゴム配合物はスポンジゴム配合の配合
物である。
5を用いて、取付基部2用のゴム配合物と、中空シール
部3用のゴム配合物と、シールリップ4用のゴム配合物
とを一体に直線状に押し出す。押出機5に供給する取付
基部2用のゴム配合物は上記のように高硬度発泡ゴム配
合の配合物であり、中空シール部3用のゴム配合物とシ
ールリップ4用のゴム配合物はスポンジゴム配合の配合
物である。
【0038】そして、押出機5から押し出された取付基
部2用のゴム配合物にシボ付けローラ9を当てつける。
押出機5内でゴム配合物を加熱する温度である押し出し
温度は95℃であり、取付基部2用のゴム配合物は、そ
れらのゴム配合物内のポリオレフィンが押出機5内での
加熱によって可塑化された状態で押出機5から押し出さ
れる。その結果、図3に示すように、シボ付けローラ9
の各歯がゴム配合物に食い込みやすくなり、取付基部2
の表面にシボ模様をむらなく形成することができる。
部2用のゴム配合物にシボ付けローラ9を当てつける。
押出機5内でゴム配合物を加熱する温度である押し出し
温度は95℃であり、取付基部2用のゴム配合物は、そ
れらのゴム配合物内のポリオレフィンが押出機5内での
加熱によって可塑化された状態で押出機5から押し出さ
れる。その結果、図3に示すように、シボ付けローラ9
の各歯がゴム配合物に食い込みやすくなり、取付基部2
の表面にシボ模様をむらなく形成することができる。
【0039】そして冷却後に、取付基部2を断面U字状
に曲げ加工することによりウエザストリップ10を得
る。
に曲げ加工することによりウエザストリップ10を得
る。
【0040】
【実施例】[ゴムコーティング発泡剤の調製]発泡剤とし
てOBSH系発泡剤(ネオセルボンN1000M、永和
化成工業株式会社製)を用い、これにコーティングする
ゴムとして100℃でのムーニー粘度が40であるEP
DMゴムを用いて、発泡剤100重量部とゴム25重量
部をニーダに投入し均一に混合した。これを押し出し機
から直径4mmの円柱状に押し出し、4mm間隔で切断
することにより、ゴムコーティングされた発泡剤のペレ
ットを調製した。4mm厚のシート状のものを押し出
し、これを4mm×4mmで裁断することでペレットを
作製することもできる。 [ウエザストリップの作製]ベースゴムとして125℃で
のムーニー粘度(ML1+4(125℃))が55〜75
でヨウ素価が10〜20であるEPDMゴムを用い、こ
れに表1に示す配合に従って各成分を添加し、ニーダを
用いてゴム組成物を調製した。表中、ポリエチレンとし
ては、密度0.918g/cm3、融解温度105℃、
ビカット軟化温度83℃である低密度低融解温度のポリ
エチレン(スミカセンG804、住友化学工業株式会社
製)を用いた。また発泡剤は上記のように調製したゴム
コーティング発泡剤のペレットを用いた。得られたゴム
組成物を取付基部2のためのゴム配合物として用いてウ
エザストリップ10を製造した。これが実施例1であ
る。比較例は取付基部2をソリッドゴムで形成したウエ
ザストリップである。そして、図2に示すように、実施
例1と比較例の取付基部2のシボ模様を観察比較した。
てOBSH系発泡剤(ネオセルボンN1000M、永和
化成工業株式会社製)を用い、これにコーティングする
ゴムとして100℃でのムーニー粘度が40であるEP
DMゴムを用いて、発泡剤100重量部とゴム25重量
部をニーダに投入し均一に混合した。これを押し出し機
から直径4mmの円柱状に押し出し、4mm間隔で切断
することにより、ゴムコーティングされた発泡剤のペレ
ットを調製した。4mm厚のシート状のものを押し出
し、これを4mm×4mmで裁断することでペレットを
作製することもできる。 [ウエザストリップの作製]ベースゴムとして125℃で
のムーニー粘度(ML1+4(125℃))が55〜75
でヨウ素価が10〜20であるEPDMゴムを用い、こ
れに表1に示す配合に従って各成分を添加し、ニーダを
用いてゴム組成物を調製した。表中、ポリエチレンとし
ては、密度0.918g/cm3、融解温度105℃、
ビカット軟化温度83℃である低密度低融解温度のポリ
エチレン(スミカセンG804、住友化学工業株式会社
製)を用いた。また発泡剤は上記のように調製したゴム
コーティング発泡剤のペレットを用いた。得られたゴム
組成物を取付基部2のためのゴム配合物として用いてウ
エザストリップ10を製造した。これが実施例1であ
る。比較例は取付基部2をソリッドゴムで形成したウエ
ザストリップである。そして、図2に示すように、実施
例1と比較例の取付基部2のシボ模様を観察比較した。
【0041】
【表1】
[表1]によれば、実施例1は比較例に比べて比重が小
さくて軽量化されていた。そして、実施例1は比較例よ
りもシボ模様がムラなく形成されていた。 [第2実施形態]図5に自動車のスライドドア用のウエ
ザストリップ10を示してある。このウエザストリップ
10は、金属製の芯材1が埋設された断面ほぼ逆U字状
の取付基部2を設けるとともに、取付基部2の一側面か
ら突出する中空シール部3と、取付基部2の一方の下端
部から突出するシールリップ4と、取付基部2の他側面
側の肩部から突出する内装リップ6と、車体の側面側の
開口の周縁部としてのフランジ7を保持する複数のフラ
ンジ保持リップ8とを設けて構成してある。
さくて軽量化されていた。そして、実施例1は比較例よ
りもシボ模様がムラなく形成されていた。 [第2実施形態]図5に自動車のスライドドア用のウエ
ザストリップ10を示してある。このウエザストリップ
10は、金属製の芯材1が埋設された断面ほぼ逆U字状
の取付基部2を設けるとともに、取付基部2の一側面か
ら突出する中空シール部3と、取付基部2の一方の下端
部から突出するシールリップ4と、取付基部2の他側面
側の肩部から突出する内装リップ6と、車体の側面側の
開口の周縁部としてのフランジ7を保持する複数のフラ
ンジ保持リップ8とを設けて構成してある。
【0042】つまり、取付基部2は前記フランジ7に取
り付けられ、その取り付け状態で、中空シール部3が前
記開口に対するドアの周縁部に当接するとともに、シー
ルリップ4がフランジ7の基端側に当接して、ドアの周
縁部と開口の周縁部との間をシールする。そして前記内
装リップ6が先端部を内装材11の先端に係止させてウ
エザストリップ10と内装材11の間の見栄えをよくし
ている。
り付けられ、その取り付け状態で、中空シール部3が前
記開口に対するドアの周縁部に当接するとともに、シー
ルリップ4がフランジ7の基端側に当接して、ドアの周
縁部と開口の周縁部との間をシールする。そして前記内
装リップ6が先端部を内装材11の先端に係止させてウ
エザストリップ10と内装材11の間の見栄えをよくし
ている。
【0043】前記中空シール部3とシールリップ4を比
重0.45〜0.80の一般的なスポンジゴムで形成
し、取付基部2と内装リップ6をスポンジゴムよりも比
重が大きい発泡ゴムに形成して軽量化を図ってある。こ
の発泡ゴムは上記の第1実施形態の発泡ゴムと同じもの
でありその形成手段も同じである。
重0.45〜0.80の一般的なスポンジゴムで形成
し、取付基部2と内装リップ6をスポンジゴムよりも比
重が大きい発泡ゴムに形成して軽量化を図ってある。こ
の発泡ゴムは上記の第1実施形態の発泡ゴムと同じもの
でありその形成手段も同じである。
【0044】また、目に付きやすい取付基部2の表面と
内装リップ6の表面とに装飾用のシボ模様Aを連続的に
付けある。
内装リップ6の表面とに装飾用のシボ模様Aを連続的に
付けある。
【0045】上記のウエザストリップ10は次のように
して製造する。すなわち公知の押出機5を用いて、取付
基部2用のゴム配合物と、中空シール部3用のゴム配合
物と、内装リップ6用のゴム配合物と、シールリップ4
用のゴム配合物とを一体に直線状に押し出す。押出機5
に供給する取付基部2用のゴム配合物と内装リップ6用
のゴム配合物は上記のように高硬度発泡ゴム配合の配合
物であり、中空シール部3用のゴム配合物とシールリッ
プ4用のゴム配合物はスポンジゴム配合の配合物であ
る。
して製造する。すなわち公知の押出機5を用いて、取付
基部2用のゴム配合物と、中空シール部3用のゴム配合
物と、内装リップ6用のゴム配合物と、シールリップ4
用のゴム配合物とを一体に直線状に押し出す。押出機5
に供給する取付基部2用のゴム配合物と内装リップ6用
のゴム配合物は上記のように高硬度発泡ゴム配合の配合
物であり、中空シール部3用のゴム配合物とシールリッ
プ4用のゴム配合物はスポンジゴム配合の配合物であ
る。
【0046】そして、押出機5から押し出された取付基
部2用のゴム配合物と内装リップ6用のゴム配合物にシ
ボ付けローラ9を当てつけ、冷却後に、取付基部2を断
面U字状に曲げ加工してウエザストリップ10を得る。
部2用のゴム配合物と内装リップ6用のゴム配合物にシ
ボ付けローラ9を当てつけ、冷却後に、取付基部2を断
面U字状に曲げ加工してウエザストリップ10を得る。
【0047】本第2実施形態によるウエザストリップの
製造方法でも第1実施形態の製造方法と同様の作用効果
を奏することができる。
製造方法でも第1実施形態の製造方法と同様の作用効果
を奏することができる。
【0048】[別実施形態]本発明は、内装リップ6だけ
にシボ模様を付ける場合、すなわち、押出機5内での加
熱で融解可能な熱可塑性樹脂としてのポリオレフィンを
ベースゴムに配合して内装リップ6用のゴム配合物を形
成し、この内装リップ6用のゴム配合物を押出機5から
押し出し、シボ付けローラ9を当てつけてウエザストリ
ップ10を得る場合にも適用できる。
にシボ模様を付ける場合、すなわち、押出機5内での加
熱で融解可能な熱可塑性樹脂としてのポリオレフィンを
ベースゴムに配合して内装リップ6用のゴム配合物を形
成し、この内装リップ6用のゴム配合物を押出機5から
押し出し、シボ付けローラ9を当てつけてウエザストリ
ップ10を得る場合にも適用できる。
【0049】図6に示すように、本発明は、オープニン
グウエザストリップの取付基部2にシボ模様Aを付ける
場合にも適用することができる。
グウエザストリップの取付基部2にシボ模様Aを付ける
場合にも適用することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、内装リップや取付基部
にシボ模様をむらなく形成できて、見栄えのよいシボ模
様付きウエザストリップを製造できるシボ模様付きウエ
ザストリップの製造方法を提供することができた。
にシボ模様をむらなく形成できて、見栄えのよいシボ模
様付きウエザストリップを製造できるシボ模様付きウエ
ザストリップの製造方法を提供することができた。
【図1】ウエザストリップの縦断正面図
【図2】ウエザストリップにシボ付けしている状態を示
す図
す図
【図3】シボ付けの作用を示す図
【図4】シボ付けの作用を示す比較例の図
【図5】別実施形態を示す図
【図6】別実施形態を示す図
2 取付基部
3 シール部
5 押出機
6 内装リップ
9 シボ付けローラ
10 ウエザストリップ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
B29K 105:04 B29K 105:04
B29L 31:30 B29L 31:30
Fターム(参考) 3D201 AA26 AA40 CA02 DA09 DA14
DA23 DA31 DA34 DA36 DA54
EA04D EA08B EA08C FA04
4F207 AA09 AA45 AB02 AD03 AF07
AG03 AG20 AG21 AH23 KA01
KA11 KA17 KA20 KB21 KL65
KL74 KW42
Claims (8)
- 【請求項1】 ウエザストリップの取付基部用のゴム配
合物と、前記取付基部から突出するシール部用のゴム配
合物とを押出機から押し出し、前記取付基部用のゴム配
合物にシボ付けローラを当てつけてシボ模様付きのウエ
ザストリップを得るシボ模様付きウエザストリップの製
造方法であって、 前記押出機に供給する取付基部用のゴム配合物は、前記
押出機内での加熱で融解可能な熱可塑性樹脂をベースゴ
ムに配合して形成した配合物であるシボ模様付きウエザ
ストリップの製造方法。 - 【請求項2】 ウエザストリップの取付基部用のゴム配
合物と、前記取付基部から突出するシール部用のゴム配
合物と、前記取付基部から突出する内装リップ用のゴム
配合物とを押出機から押し出し、前記内装リップ用のゴ
ム配合物にシボ付けローラを当てつけてシボ模様付きの
ウエザストリップを得るシボ模様付きウエザストリップ
の製造方法であって、 前記押出機に供給する内装リップ用のゴム配合物は、前
記押出機内での加熱で融解可能な熱可塑性樹脂をベース
ゴムに配合して形成した配合物であるシボ模様付きウエ
ザストリップの製造方法。 - 【請求項3】 前記押出機に供給する取付基部用のゴム
配合物は、前記押出機内での加熱で融解可能な熱可塑性
樹脂をベースゴムに配合して形成した配合物であり、前
記押出機から押し出された取付基部用のゴム配合物に前
記シボ付けローラを当てつける請求項2記載のシボ模様
付きウエザストリップの製造方法。 - 【請求項4】 前記熱可塑性樹脂は融解温度が100℃
〜110℃のポリオレフィン、 前記シール部用のゴム配合物は前記シール部がスポンジ
ゴムとなるようなスポンジゴム配合の配合物であり、 シボ付け対象の取付基部用のゴム配合物、又はシボ付け
対象の内装リップ用のゴム配合物は、前記取付基部又は
内装リップが前記スポンジゴムよりも比重が大きくな
り、かつ、所定硬度の発泡ゴムとなるようなゴム配合物
であり、このゴム配合物は、ゴムコーティングした発泡
剤と前記ポリオレフィンとを前記ベースゴムに配合して
形成する請求項1,2,3のいずれか一つに記載のシボ
模様付きウエザストリップの製造方法。 - 【請求項5】 前記発泡剤をコーティングするゴムと前
記ベースゴムが共にEPDMである請求項4記載のシボ
模様付きウエザストリップの製造方法。。 - 【請求項6】 前記発泡剤をコーティングするゴムのム
ーニー粘度を前記ベースゴムのムーニー粘度よりも低く
してある請求項4又は5記載のシボ模様付きウエザスト
リップの製造方法。 - 【請求項7】 前記発泡剤が4,4´―オキシビス(ベ
ンゼンスルホニルヒドラジド)である請求項4,5,6
のいずれか一つに記載のシボ模様付きウエザストリップ
の製造方法。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一つに記載の方
法で製造したシボ模様付きウエザストリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002043922A JP2003236909A (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | シボ模様付きウエザストリップの製造方法、及びこの方法で製造したシボ模様付きウエザストリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002043922A JP2003236909A (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | シボ模様付きウエザストリップの製造方法、及びこの方法で製造したシボ模様付きウエザストリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003236909A true JP2003236909A (ja) | 2003-08-26 |
Family
ID=27783518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002043922A Withdrawn JP2003236909A (ja) | 2002-02-20 | 2002-02-20 | シボ模様付きウエザストリップの製造方法、及びこの方法で製造したシボ模様付きウエザストリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003236909A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010003720A1 (de) * | 2008-07-09 | 2010-01-14 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und vorrichtung zur herstellung eines wischgummis durch walzen einer extrudierten vorform |
-
2002
- 2002-02-20 JP JP2002043922A patent/JP2003236909A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010003720A1 (de) * | 2008-07-09 | 2010-01-14 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren und vorrichtung zur herstellung eines wischgummis durch walzen einer extrudierten vorform |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050113 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20060404 |