JP2003291744A - ウエザストリップ - Google Patents
ウエザストリップInfo
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- JP2003291744A JP2003291744A JP2002234212A JP2002234212A JP2003291744A JP 2003291744 A JP2003291744 A JP 2003291744A JP 2002234212 A JP2002234212 A JP 2002234212A JP 2002234212 A JP2002234212 A JP 2002234212A JP 2003291744 A JP2003291744 A JP 2003291744A
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- JP
- Japan
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- rubber
- weather strip
- foaming agent
- mounting base
- foamed
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 発泡剤の分散性を向上することで、取付基部
を均一に発泡した高硬度発泡ゴムで形成して外観等の品
質に優れる軽量なウエザストリップを提供する。 【解決手段】 断面略U字状をなしてその内側にフラン
ジ保持リップ20を持つ取付基部14と、該取付基部か
ら突出するスポンジゴムからなるシール部16とを備え
るウエザストリップ10において、取付基部14が前記
スポンジゴムよりも比重の大きい高硬度発泡ゴムからな
り、該高硬度発泡ゴムがゴムコーティングした発泡剤を
ベースゴムに配合したゴム組成物からなるものである。
該ゴム組成物には融解温度100〜110℃のポリオレ
フィンが配合されていることが好ましい。
を均一に発泡した高硬度発泡ゴムで形成して外観等の品
質に優れる軽量なウエザストリップを提供する。 【解決手段】 断面略U字状をなしてその内側にフラン
ジ保持リップ20を持つ取付基部14と、該取付基部か
ら突出するスポンジゴムからなるシール部16とを備え
るウエザストリップ10において、取付基部14が前記
スポンジゴムよりも比重の大きい高硬度発泡ゴムからな
り、該高硬度発泡ゴムがゴムコーティングした発泡剤を
ベースゴムに配合したゴム組成物からなるものである。
該ゴム組成物には融解温度100〜110℃のポリオレ
フィンが配合されていることが好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車体開
口部をシールするウエザストリップに関する。
口部をシールするウエザストリップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車等の車両においては、
その乗降用ドア開口部やトランク開口部等の車体開口部
をシールするためにウエザストリップが使用されてい
る。このようなウエザストリップの一例として、車体開
口縁部又はドア縁部に設けられたフランジに取り付けら
れる断面略U字状の取付基部と、該取付基部から突出し
てドア閉時に車体とドアとの間で圧縮されてシール機能
を発揮する中空シール部とを備え、前記取付基部の内側
に上記フランジを保持する複数の保持リップが設けられ
たウエザストリップがある。
その乗降用ドア開口部やトランク開口部等の車体開口部
をシールするためにウエザストリップが使用されてい
る。このようなウエザストリップの一例として、車体開
口縁部又はドア縁部に設けられたフランジに取り付けら
れる断面略U字状の取付基部と、該取付基部から突出し
てドア閉時に車体とドアとの間で圧縮されてシール機能
を発揮する中空シール部とを備え、前記取付基部の内側
に上記フランジを保持する複数の保持リップが設けられ
たウエザストリップがある。
【0003】かかるウエザストリップにおいて、中空シ
ール部は圧縮変形による良好なシール性を確保するため
にスポンジゴムからなり、一方、保持リップを含む取付
基部はフランジからの抜け力確保等のため非発泡のソリ
ッドゴムからなる。
ール部は圧縮変形による良好なシール性を確保するため
にスポンジゴムからなり、一方、保持リップを含む取付
基部はフランジからの抜け力確保等のため非発泡のソリ
ッドゴムからなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年車両の軽量化の要
請により、ウエザストリップにおいても軽量化が求めら
れている。かかる軽量化のため、ソリッドゴムからなる
取付基部を発泡ゴムで形成することが考えられる。しか
し、取付基部は上記のようにフランジからの抜け力を確
保する必要があるため、中空シール部と同じスポンジゴ
ムで形成することはできず、そのため、より硬度の高い
発泡ゴムで形成することが望ましい。
請により、ウエザストリップにおいても軽量化が求めら
れている。かかる軽量化のため、ソリッドゴムからなる
取付基部を発泡ゴムで形成することが考えられる。しか
し、取付基部は上記のようにフランジからの抜け力を確
保する必要があるため、中空シール部と同じスポンジゴ
ムで形成することはできず、そのため、より硬度の高い
発泡ゴムで形成することが望ましい。
【0005】取付基部をかかる高硬度発泡ゴムで形成す
る場合、細かい独立気泡をつくるために粒径の小さい発
泡剤を使用する必要があるが、粒径の小さい発泡剤はそ
のままでは均一に分散しにくいという問題があり、その
結果、不均一に発泡して製品の外観不良や品質低下を招
くことになる。
る場合、細かい独立気泡をつくるために粒径の小さい発
泡剤を使用する必要があるが、粒径の小さい発泡剤はそ
のままでは均一に分散しにくいという問題があり、その
結果、不均一に発泡して製品の外観不良や品質低下を招
くことになる。
【0006】また、取付基部を発泡ゴムで形成する場
合、フランジからの抜け力確保のためゴム硬度を従来の
ソリッドゴムの場合と同程度に維持することが望ましい
が、発泡した時に従来と同程度の硬度を持つように設計
されたポリマーでは、混練り性や押出性が損なわれてし
まうという問題がある。
合、フランジからの抜け力確保のためゴム硬度を従来の
ソリッドゴムの場合と同程度に維持することが望ましい
が、発泡した時に従来と同程度の硬度を持つように設計
されたポリマーでは、混練り性や押出性が損なわれてし
まうという問題がある。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、発泡剤の分散性を向上することで従来の非発泡
ソリッドゴムの代わりとなる高硬度発泡ゴムを均一に発
泡させ、特に取付基部を均一に発泡した高硬度発泡ゴム
で形成することを可能として、これにより外観等の品質
に優れる軽量なウエザストリップを提供することを目的
とする。
であり、発泡剤の分散性を向上することで従来の非発泡
ソリッドゴムの代わりとなる高硬度発泡ゴムを均一に発
泡させ、特に取付基部を均一に発泡した高硬度発泡ゴム
で形成することを可能として、これにより外観等の品質
に優れる軽量なウエザストリップを提供することを目的
とする。
【0008】本発明は、また、従来の非発泡ソリッドゴ
ムの代わりとなる高硬度発泡ゴムを成形する際に、混練
り性や押出性といった製造作業性を損なわずに製品硬度
を保つことができる軽量なウエザストリップを提供する
ことを目的とする。
ムの代わりとなる高硬度発泡ゴムを成形する際に、混練
り性や押出性といった製造作業性を損なわずに製品硬度
を保つことができる軽量なウエザストリップを提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ゴムコ
ーティングした発泡剤をベースゴムに配合したゴム組成
物からなる発泡ゴム部を備えるウエザストリップが提供
される。このように発泡剤をゴムでコーティングするこ
とによりベースゴムに対する分散性を高めることがで
き、そのため、粒径の小さな発泡剤を使用した場合でも
均一に発泡させることが可能となるため、上記発泡ゴム
部を均一に発泡した高硬度発泡ゴムで形成することがで
きる。
ーティングした発泡剤をベースゴムに配合したゴム組成
物からなる発泡ゴム部を備えるウエザストリップが提供
される。このように発泡剤をゴムでコーティングするこ
とによりベースゴムに対する分散性を高めることがで
き、そのため、粒径の小さな発泡剤を使用した場合でも
均一に発泡させることが可能となるため、上記発泡ゴム
部を均一に発泡した高硬度発泡ゴムで形成することがで
きる。
【0010】本発明によれば、また、取付基部と、スポ
ンジゴムからなるシール部とを備えるウエザストリップ
において、前記取付基部が前記スポンジゴムよりも比重
の大きい発泡ゴムからなり、該発泡ゴムがゴムコーティ
ングした発泡剤をベースゴムに配合したゴム組成物から
なることを特徴とするウエザストリップが提供される。
この場合も、上記のウエザストリップと同様、ベースゴ
ムに対する発泡剤の分散性を高めることができるので、
取付基部を均一に発泡した高硬度発泡ゴムで形成するこ
とが可能となる。そのため、例えば、前記取付基部が断
面略U字状をなしてその内側にフランジ保持リップを持
ち、前記シール部が該取付基部から突出したウエザスト
リップの場合、フランジからの抜け力を確保しながら、
軽量かつ外観品質に優れるウエザストリップが得られ
る。
ンジゴムからなるシール部とを備えるウエザストリップ
において、前記取付基部が前記スポンジゴムよりも比重
の大きい発泡ゴムからなり、該発泡ゴムがゴムコーティ
ングした発泡剤をベースゴムに配合したゴム組成物から
なることを特徴とするウエザストリップが提供される。
この場合も、上記のウエザストリップと同様、ベースゴ
ムに対する発泡剤の分散性を高めることができるので、
取付基部を均一に発泡した高硬度発泡ゴムで形成するこ
とが可能となる。そのため、例えば、前記取付基部が断
面略U字状をなしてその内側にフランジ保持リップを持
ち、前記シール部が該取付基部から突出したウエザスト
リップの場合、フランジからの抜け力を確保しながら、
軽量かつ外観品質に優れるウエザストリップが得られ
る。
【0011】上記本発明においては、発泡剤のコーティ
ングゴムとベースゴムがともにEPDMである場合のよ
うに、コーティングゴムとしてベースゴムと同種のゴム
を用いた場合、分散性が一層優れるとともに、押出成形
などの成形時に発泡剤の周りはコーティング層がないの
と同様な状態になるため、コーティング層に阻害される
ことなく発泡剤の作用を発揮させることができる。
ングゴムとベースゴムがともにEPDMである場合のよ
うに、コーティングゴムとしてベースゴムと同種のゴム
を用いた場合、分散性が一層優れるとともに、押出成形
などの成形時に発泡剤の周りはコーティング層がないの
と同様な状態になるため、コーティング層に阻害される
ことなく発泡剤の作用を発揮させることができる。
【0012】本発明のウエザストリップにおいては、発
泡剤をコーティングするゴムのムーニー粘度がベースゴ
ムのムーニー粘度よりも低いことが好ましい。これによ
り、発泡剤をベースゴムに練り込む際の混練り性、分散
性を向上することができる。
泡剤をコーティングするゴムのムーニー粘度がベースゴ
ムのムーニー粘度よりも低いことが好ましい。これによ
り、発泡剤をベースゴムに練り込む際の混練り性、分散
性を向上することができる。
【0013】本発明によれば、また、融解温度100〜
110℃のポリオレフィンが配合された発泡ゴム部を備
えるウエザストリップが提供される。かかる低融解温度
のポリオレフィンはゴム組成物の混練り、成形時には熱
により溶融しており、成形後には冷却されて硬くなる。
そのため、混練り性や押出性を悪化させずに発泡ゴム部
の硬度を高くすることができる。
110℃のポリオレフィンが配合された発泡ゴム部を備
えるウエザストリップが提供される。かかる低融解温度
のポリオレフィンはゴム組成物の混練り、成形時には熱
により溶融しており、成形後には冷却されて硬くなる。
そのため、混練り性や押出性を悪化させずに発泡ゴム部
の硬度を高くすることができる。
【0014】本発明によれば、また、取付基部と、スポ
ンジゴムからなるシール部とを備えるウエザストリップ
において、前記取付基部が前記スポンジゴムよりも比重
の大きい発泡ゴムからなり、該発泡ゴムに融解温度10
0〜110℃のポリオレフィンが配合されたことを特徴
とするウエザストリップが提供される。この場合も、上
記と同様に、混練り性や押出性を悪化させずに取付基部
の硬度を高くすることかでき、そのため、例えば、前記
取付基部が断面略U字状をなしてその内側にフランジ保
持リップを持ち、前記シール部が該取付基部から突出し
たウエザストリップの場合、取付基部のフランジからの
抜け力を確保することができる。
ンジゴムからなるシール部とを備えるウエザストリップ
において、前記取付基部が前記スポンジゴムよりも比重
の大きい発泡ゴムからなり、該発泡ゴムに融解温度10
0〜110℃のポリオレフィンが配合されたことを特徴
とするウエザストリップが提供される。この場合も、上
記と同様に、混練り性や押出性を悪化させずに取付基部
の硬度を高くすることかでき、そのため、例えば、前記
取付基部が断面略U字状をなしてその内側にフランジ保
持リップを持ち、前記シール部が該取付基部から突出し
たウエザストリップの場合、取付基部のフランジからの
抜け力を確保することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【0016】図1は実施形態に係るウエザストリップ1
0の断面図である。このウエザストリップ10は、図2
に示す自動車のトランクルーム1における開口周縁部2
に取り付けられて、トランクリッドである蓋体3との間
をシールするものである。
0の断面図である。このウエザストリップ10は、図2
に示す自動車のトランクルーム1における開口周縁部2
に取り付けられて、トランクリッドである蓋体3との間
をシールするものである。
【0017】図1に示すように、車体の開口縁部2には
フランジ4が略上方に向けて突設されている。ウエザス
トリップ10は、金属製又は樹脂製の芯材12が埋設さ
れた断面略U字状の取付基部14と、取付基部14の上
面から突出して蓋体3の周縁部に当接する中空シール部
16と、取付基部14から外周側に突出して車体パネル
に当接するシールリップ18とからなる。
フランジ4が略上方に向けて突設されている。ウエザス
トリップ10は、金属製又は樹脂製の芯材12が埋設さ
れた断面略U字状の取付基部14と、取付基部14の上
面から突出して蓋体3の周縁部に当接する中空シール部
16と、取付基部14から外周側に突出して車体パネル
に当接するシールリップ18とからなる。
【0018】取付基部14の内側にはフランジ4を保持
する複数の保持リップ20が設けられている。保持リッ
プ20は取付基部14のU字の内側における相対向する
面から対をなして突出し、上下2対の保持リップ20で
フランジ4を挟持するように設けられており、これによ
り取付基部14がその内側でフランジ4を把持する。
する複数の保持リップ20が設けられている。保持リッ
プ20は取付基部14のU字の内側における相対向する
面から対をなして突出し、上下2対の保持リップ20で
フランジ4を挟持するように設けられており、これによ
り取付基部14がその内側でフランジ4を把持する。
【0019】中空シール部16とシールリップ18は従
来一般に用いられているスポンジゴム(比重0.45〜
0.80)からなり、保持リップ20を含む取付基部1
4は、該スポンジゴムよりも比重が大きく細かな気泡を
持ち、従ってスポンジゴムよりも硬度の高い高硬度発泡
ゴム(発泡ソリッドゴム)からなる。該高硬度発泡ゴム
の比重は好ましくは0.9〜1.0とされ、比重1.0
〜1.2である従来の非発泡ソリッドゴムに比べて、比
重が小さいことからウエザストリップ10は軽量化され
ている。
来一般に用いられているスポンジゴム(比重0.45〜
0.80)からなり、保持リップ20を含む取付基部1
4は、該スポンジゴムよりも比重が大きく細かな気泡を
持ち、従ってスポンジゴムよりも硬度の高い高硬度発泡
ゴム(発泡ソリッドゴム)からなる。該高硬度発泡ゴム
の比重は好ましくは0.9〜1.0とされ、比重1.0
〜1.2である従来の非発泡ソリッドゴムに比べて、比
重が小さいことからウエザストリップ10は軽量化され
ている。
【0020】この高硬度発泡ゴムは、ゴムコーティング
した発泡剤をベースゴムに配合してなるゴム組成物から
形成されている。
した発泡剤をベースゴムに配合してなるゴム組成物から
形成されている。
【0021】上記ベースゴムとしては、ウエザストリッ
プに要求される特性を満足するものであれば特に限定さ
れないが、エチレンプロピレンジエン共重合体ゴム(E
PDM)が好適に用いられる。
プに要求される特性を満足するものであれば特に限定さ
れないが、エチレンプロピレンジエン共重合体ゴム(E
PDM)が好適に用いられる。
【0022】発泡剤としては、細かい独立気泡をつくる
ため粒径の小さいものが好適に使用される。例えば、O
BSH(4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒ
ドラジド)系発泡剤を用いることができ、特に粒径が2
5μm以下であるOBSH系発泡剤の使用が好ましい。
ため粒径の小さいものが好適に使用される。例えば、O
BSH(4,4’−オキシビス(ベンゼンスルホニルヒ
ドラジド)系発泡剤を用いることができ、特に粒径が2
5μm以下であるOBSH系発泡剤の使用が好ましい。
【0023】該発泡剤はベースゴムに対する分散性を高
めるために、予めゴムでコーティングしたものを用い
る。コーティングゴムとしては、ベースゴムと同種のゴ
ムを用いることが好ましい。これにより、分散性をより
一層向上させることができ、また、成形時に発泡剤の周
りにはコーティング層がないのと同様な状態となるた
め、コーティング層に阻害されることなく発泡剤の作用
を発揮させることができ、発泡バラツキ等を抑制するこ
とができる。上記のようにベースゴムとしてEPDMゴ
ムを用いた場合、発泡剤もEPDMゴムでコーティング
することが好適である。
めるために、予めゴムでコーティングしたものを用い
る。コーティングゴムとしては、ベースゴムと同種のゴ
ムを用いることが好ましい。これにより、分散性をより
一層向上させることができ、また、成形時に発泡剤の周
りにはコーティング層がないのと同様な状態となるた
め、コーティング層に阻害されることなく発泡剤の作用
を発揮させることができ、発泡バラツキ等を抑制するこ
とができる。上記のようにベースゴムとしてEPDMゴ
ムを用いた場合、発泡剤もEPDMゴムでコーティング
することが好適である。
【0024】コーティングに用いるEPDMゴムは、ベ
ースゴムに練り込む際の混練り性や分散性を向上するた
め、ベースゴムよりもムーニー粘度が低いものを用いる
ことが好適であり、具体的には100℃でのムーニー粘
度(ML1+4(100℃))が30〜50であるEP
DMゴムの使用が好ましい。
ースゴムに練り込む際の混練り性や分散性を向上するた
め、ベースゴムよりもムーニー粘度が低いものを用いる
ことが好適であり、具体的には100℃でのムーニー粘
度(ML1+4(100℃))が30〜50であるEP
DMゴムの使用が好ましい。
【0025】発泡剤をゴムでコーティングする方法とし
ては、ニーダ等の混合機を用いてコーティングゴムと発
泡剤とを混ぜ合わせる方法が挙げられる。その際、両者
の配合割合は、発泡剤100重量部に対してコーティン
グゴム20〜50重量部であることが好ましい。コーテ
ィングゴムが20重量部未満であるとコーティングが困
難である。また、50重量部を越えるとベースゴムの粘
度に影響が出る。
ては、ニーダ等の混合機を用いてコーティングゴムと発
泡剤とを混ぜ合わせる方法が挙げられる。その際、両者
の配合割合は、発泡剤100重量部に対してコーティン
グゴム20〜50重量部であることが好ましい。コーテ
ィングゴムが20重量部未満であるとコーティングが困
難である。また、50重量部を越えるとベースゴムの粘
度に影響が出る。
【0026】このようにして得られた混合物は、ベース
ゴムに練り込む際の混練り性をよくするため、4〜10
mmサイズの角柱や円柱などのペレット状に成形される
ことが好ましく、かかるペレット状成形体の形態でベー
スゴムに添加される。
ゴムに練り込む際の混練り性をよくするため、4〜10
mmサイズの角柱や円柱などのペレット状に成形される
ことが好ましく、かかるペレット状成形体の形態でベー
スゴムに添加される。
【0027】ゴムコーティングした発泡剤は、水分によ
る発泡バラツキを抑えるために、水分率を0.1重量%
以下とすることが好適である。
る発泡バラツキを抑えるために、水分率を0.1重量%
以下とすることが好適である。
【0028】ゴムコーティングした発泡剤は、ベースゴ
ム100重量部に対して、コーティングゴムを除く発泡
剤成分が0.5〜2.0重量部となるように配合するこ
とが好適である。
ム100重量部に対して、コーティングゴムを除く発泡
剤成分が0.5〜2.0重量部となるように配合するこ
とが好適である。
【0029】上記ゴム組成物には、融解温度100〜1
10℃のポリオレフィンを配合することが好ましく、こ
れにより混練り性や押出性を悪化させずに製品硬度を維
持することができる。該ポリオレフィンとしては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリブチレンなどが挙げら
れ、特にポリエチレンが好適である。より詳細には、比
重の低下、押出性向上のため、密度0.91〜0.93
g/cm3、ビカット軟化温度(JIS K 7206)
70〜100℃の低密度ポリエチレンが好ましく用いら
れる。
10℃のポリオレフィンを配合することが好ましく、こ
れにより混練り性や押出性を悪化させずに製品硬度を維
持することができる。該ポリオレフィンとしては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリブチレンなどが挙げら
れ、特にポリエチレンが好適である。より詳細には、比
重の低下、押出性向上のため、密度0.91〜0.93
g/cm3、ビカット軟化温度(JIS K 7206)
70〜100℃の低密度ポリエチレンが好ましく用いら
れる。
【0030】該ポリオレフィンは、添加しすぎると混練
り性が悪化するため、ベースゴム100重量部に対して
5〜30重量部程度配合されることが好適である。
り性が悪化するため、ベースゴム100重量部に対して
5〜30重量部程度配合されることが好適である。
【0031】上記ゴム組成物には、その他に、通常のウ
エザストリップ用ゴム組成物に用いられる、カーボンブ
ラック、プロセスオイル、亜鉛華等の各種添加剤を必要
に応じて配合することができる。
エザストリップ用ゴム組成物に用いられる、カーボンブ
ラック、プロセスオイル、亜鉛華等の各種添加剤を必要
に応じて配合することができる。
【0032】ウエザストリップ10は、上記した高硬度
発泡ゴム配合のゴム組成物と、通常のスポンジゴム配合
のゴム組成物とを用いて、両者を一体に押出成形するこ
とにより製造することができ、押出成形方法としては従
来公知の方法を採用することができる。すなわち、公知
の押出機を用いて、芯材12が埋設された取付基部14
を高硬度発泡ゴム配合のゴム組成物によりフラットな断
面形状にて押し出すとともに、中空シール部16とシー
ルリップ18をスポンジゴム配合のゴム組成物により取
付基部14と一体に押し出す。そして冷却後に、取付基
部14を断面U字状に曲げ加工することによりウエザス
トリップ10が製造される。
発泡ゴム配合のゴム組成物と、通常のスポンジゴム配合
のゴム組成物とを用いて、両者を一体に押出成形するこ
とにより製造することができ、押出成形方法としては従
来公知の方法を採用することができる。すなわち、公知
の押出機を用いて、芯材12が埋設された取付基部14
を高硬度発泡ゴム配合のゴム組成物によりフラットな断
面形状にて押し出すとともに、中空シール部16とシー
ルリップ18をスポンジゴム配合のゴム組成物により取
付基部14と一体に押し出す。そして冷却後に、取付基
部14を断面U字状に曲げ加工することによりウエザス
トリップ10が製造される。
【0033】このようにして製造されたウエザストリッ
プ10では、ゴムコーティングした発泡剤を用いたこと
によりベースゴムに対する分散性を高めて、均一な微細
発泡を持つ取付基部14を形成することができる。その
ため、取付基部14表面に不所望な凹凸が生じることも
なく、外観に優れる。
プ10では、ゴムコーティングした発泡剤を用いたこと
によりベースゴムに対する分散性を高めて、均一な微細
発泡を持つ取付基部14を形成することができる。その
ため、取付基部14表面に不所望な凹凸が生じることも
なく、外観に優れる。
【0034】また、取付基部14を高硬度発泡ゴムで形
成したことにより、ソリッドゴムに比べて比重が小さい
ことから軽量化が図られ、また中空シール部16やシー
ルリップ18を形成するスポンジゴムと表面肌状態が似
ていることから色差が軽減され、更に、発泡によって取
付基部14が変形しやすくなり車体開口部のコーナ部に
対する追従性が向上する。
成したことにより、ソリッドゴムに比べて比重が小さい
ことから軽量化が図られ、また中空シール部16やシー
ルリップ18を形成するスポンジゴムと表面肌状態が似
ていることから色差が軽減され、更に、発泡によって取
付基部14が変形しやすくなり車体開口部のコーナ部に
対する追従性が向上する。
【0035】また、特に上記のように押出成形されたウ
エザストリップの端部同士を型成形部で接続するに際
し、成形時間の短縮化やリサイクル性の観点から該型成
形部に熱可塑性エラストマーを使用する場合には、押出
成形部と型成形部との間の接着性を向上することができ
る。すなわち、取付基部がソリッドゴムからなる場合、
型成形部の熱可塑性エラストマーとの間で十分な接着力
が得られないことから、型成形の前処理として、押出成
形部の端面をバフ掛け等で粗面化したり、溶剤で汚れを
拭き取ったり、あるいはまた型成形の直前に押出成形部
の端末をカットしたりする必要がある。これに対し、上
記のように取付基部14を高硬度発泡ゴムで形成した場
合、押出成形部の端面に気泡があるため、バフ掛けした
のと同じ状態になり、型成形部との接着強度を向上する
ことができる。
エザストリップの端部同士を型成形部で接続するに際
し、成形時間の短縮化やリサイクル性の観点から該型成
形部に熱可塑性エラストマーを使用する場合には、押出
成形部と型成形部との間の接着性を向上することができ
る。すなわち、取付基部がソリッドゴムからなる場合、
型成形部の熱可塑性エラストマーとの間で十分な接着力
が得られないことから、型成形の前処理として、押出成
形部の端面をバフ掛け等で粗面化したり、溶剤で汚れを
拭き取ったり、あるいはまた型成形の直前に押出成形部
の端末をカットしたりする必要がある。これに対し、上
記のように取付基部14を高硬度発泡ゴムで形成した場
合、押出成形部の端面に気泡があるため、バフ掛けした
のと同じ状態になり、型成形部との接着強度を向上する
ことができる。
【0036】更に、フランジ4からの抜け力を保持する
ため取付基部14のゴム硬度は重要なファクターである
が、上記のように高硬度発泡ゴム配合のゴム組成物に低
融解温度のポリオレフィンを配合したことにより、混練
り性や押出性を悪化させずにゴム硬度を維持することが
でき、取付基部14のフランジ4からの抜け力を保持す
ることができる。
ため取付基部14のゴム硬度は重要なファクターである
が、上記のように高硬度発泡ゴム配合のゴム組成物に低
融解温度のポリオレフィンを配合したことにより、混練
り性や押出性を悪化させずにゴム硬度を維持することが
でき、取付基部14のフランジ4からの抜け力を保持す
ることができる。
【0037】なお、上記した実施形態では、断面略U字
状をなしてその内側に保持リップ20を持つ取付基部1
4に対して上記高硬度発泡ゴムを適用した例について説
明したが、これには限定されず、該高硬度発泡ゴムは様
々な形状のウエザストリップについてその一部又は全部
に使用することができる。ただし、一般に、ウエザスト
リップにおいて、車体開口縁部又はドア縁部に取り付け
られる取付基部は、取付強度を確保するために、スポン
ジゴムからなるシール部よりも硬度が必要とされるた
め、このような取付基部に対して上記高硬度発泡ゴムを
使用すれば、取付強度を確保しながら軽量化を図ること
ができ、より好ましい。
状をなしてその内側に保持リップ20を持つ取付基部1
4に対して上記高硬度発泡ゴムを適用した例について説
明したが、これには限定されず、該高硬度発泡ゴムは様
々な形状のウエザストリップについてその一部又は全部
に使用することができる。ただし、一般に、ウエザスト
リップにおいて、車体開口縁部又はドア縁部に取り付け
られる取付基部は、取付強度を確保するために、スポン
ジゴムからなるシール部よりも硬度が必要とされるた
め、このような取付基部に対して上記高硬度発泡ゴムを
使用すれば、取付強度を確保しながら軽量化を図ること
ができ、より好ましい。
【0038】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をさ
らに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定
されるものではない。
らに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定
されるものではない。
【0039】〔ゴムコーティング発泡剤の調製〕発泡剤
としてOBSH系発泡剤(ネオセルボンN1000M、
永和化成工業株式会社製)を用い、これにコーティング
するゴムとして100℃でのムーニー粘度が40である
EPDMゴムを用いて、発泡剤100重量部とゴム25
重量部をニーダに投入して均一に混合した。次いで、こ
れを押出機から直径4mmの円柱状に押し出し、4mm
間隔で切断することにより、ゴムコーティングされた発
泡剤のペレットを調製した。
としてOBSH系発泡剤(ネオセルボンN1000M、
永和化成工業株式会社製)を用い、これにコーティング
するゴムとして100℃でのムーニー粘度が40である
EPDMゴムを用いて、発泡剤100重量部とゴム25
重量部をニーダに投入して均一に混合した。次いで、こ
れを押出機から直径4mmの円柱状に押し出し、4mm
間隔で切断することにより、ゴムコーティングされた発
泡剤のペレットを調製した。
【0040】なお、4mm厚のシート状のものを押し出
し、これを4mm×4mmで裁断することでペレットを
作製することもできる。
し、これを4mm×4mmで裁断することでペレットを
作製することもできる。
【0041】〔ウエザストリップの作製〕ベースゴムと
して125℃でのムーニー粘度(ML1+4(125
℃))が55〜75でヨウ素価が10〜20であるEP
DMを用い、これに下記表1に示す配合に従って、各成
分を添加し、ニーダを用いてゴム組成物を調製した。表
中、低密度ポリエチレンとしては、密度0.918g/
cm3、融解温度105℃、ビカット軟化温度83℃で
ある低密度低融解温度のポリエチレン(スミカセンG8
04、住友化学工業株式会社製)を用いた。また、発泡
剤は、実施例1及び2では上記で調製したゴムコーティ
ング発泡剤のペレットを用い、比較例2ではゴムコーテ
ィングしていないOBSH系発泡剤を用いた。得られた
ゴム組成物を取付基部のためのゴム配合物として用い
て、図1に示すウエザストリップを押出成形により作製
した。
して125℃でのムーニー粘度(ML1+4(125
℃))が55〜75でヨウ素価が10〜20であるEP
DMを用い、これに下記表1に示す配合に従って、各成
分を添加し、ニーダを用いてゴム組成物を調製した。表
中、低密度ポリエチレンとしては、密度0.918g/
cm3、融解温度105℃、ビカット軟化温度83℃で
ある低密度低融解温度のポリエチレン(スミカセンG8
04、住友化学工業株式会社製)を用いた。また、発泡
剤は、実施例1及び2では上記で調製したゴムコーティ
ング発泡剤のペレットを用い、比較例2ではゴムコーテ
ィングしていないOBSH系発泡剤を用いた。得られた
ゴム組成物を取付基部のためのゴム配合物として用い
て、図1に示すウエザストリップを押出成形により作製
した。
【0042】得られたウエザストリップについて、下記
の項目を測定・評価した。結果を表1に示す。
の項目を測定・評価した。結果を表1に示す。
【0043】比重:自動比重計を使用して測定した。
【0044】硬度Hs:JIS K6253に準じて測
定した。
定した。
【0045】抜け力:図1に示すように取付基部14内
に差し込んだ板をプッシュプルゲージで下方に引っ張っ
て測定した。
に差し込んだ板をプッシュプルゲージで下方に引っ張っ
て測定した。
【0046】外観:取付基部を断面U字状に曲げ加工し
てからU字の外側面における表面状態を目視で観察し
た。表面に凹凸がなく外観に優れるものを「○」とし、
表面に凹凸等の面荒れが生じていたものを「×」と評価
した。
てからU字の外側面における表面状態を目視で観察し
た。表面に凹凸がなく外観に優れるものを「○」とし、
表面に凹凸等の面荒れが生じていたものを「×」と評価
した。
【0047】
【表1】
表1に示されるように、実施例1,2のウエザストリッ
プでは、ソリッドゴムからなる比較例1に比べて比重が
小さく、従って軽量化されていた。また、ゴムコーティ
ングした発泡剤を用いたことで発泡剤の分散性がよく、
外観に優れていた。また、特に低密度ポリエチレンを配
合した実施例1では、硬度がソリッドゴムと同程度であ
って高い抜け力を維持しており、また混練り性及び押出
性も特に問題なかった。これに対して、ゴムコーティン
グしなかった発泡剤を添加した比較例2では、取付基部
表面の凹凸がひどく、しかも取付基部をU字状に曲げ加
工したときにゴムに亀裂が生じてしまい、硬度及び抜け
力を測定できるようなものではなかった。
プでは、ソリッドゴムからなる比較例1に比べて比重が
小さく、従って軽量化されていた。また、ゴムコーティ
ングした発泡剤を用いたことで発泡剤の分散性がよく、
外観に優れていた。また、特に低密度ポリエチレンを配
合した実施例1では、硬度がソリッドゴムと同程度であ
って高い抜け力を維持しており、また混練り性及び押出
性も特に問題なかった。これに対して、ゴムコーティン
グしなかった発泡剤を添加した比較例2では、取付基部
表面の凹凸がひどく、しかも取付基部をU字状に曲げ加
工したときにゴムに亀裂が生じてしまい、硬度及び抜け
力を測定できるようなものではなかった。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ゴ
ムコーティングした発泡剤を用いたことにより、ベース
ゴムに対する発泡剤の分散性を向上させて、粒径の小さ
な発泡剤を使用した場合でも均一に発泡させることが可
能となるため、均一に発泡し、従って外観などの品質に
も優れる高硬度発泡ゴムを得ることができる。そのた
め、例えば、硬度が要求される取付基部をかかる高硬度
発泡ゴムで形成することにより、外観等の品質に優れる
軽量なウエザストリップを提供することができる。
ムコーティングした発泡剤を用いたことにより、ベース
ゴムに対する発泡剤の分散性を向上させて、粒径の小さ
な発泡剤を使用した場合でも均一に発泡させることが可
能となるため、均一に発泡し、従って外観などの品質に
も優れる高硬度発泡ゴムを得ることができる。そのた
め、例えば、硬度が要求される取付基部をかかる高硬度
発泡ゴムで形成することにより、外観等の品質に優れる
軽量なウエザストリップを提供することができる。
【0049】また、本発明によれば、発泡ゴムに低融解
温度のポリオレフィンを添加したことにより、混練り性
や押出性といった製造作業性を損なわずに製品硬度を保
つことができ、軽量でかつ十分な取付強度を持つウエザ
ストリップを提供することができる。
温度のポリオレフィンを添加したことにより、混練り性
や押出性といった製造作業性を損なわずに製品硬度を保
つことができ、軽量でかつ十分な取付強度を持つウエザ
ストリップを提供することができる。
【図1】本発明の1実施形態に係るウエザストリップの
断面図である。
断面図である。
【図2】自動車後部の斜視図である。
2……車体開口縁部
4……フランジ
10……ウエザストリップ
14……取付基部
16……中空シール部
20……保持リップ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 宮間 のりこ
大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号
東洋ゴム工業株式会社内
Fターム(参考) 3D201 AA26 AA37 AA40 BA01 CA13
DA10 DA23 DA31 EA04A
FA04
Claims (10)
- 【請求項1】ゴムコーティングした発泡剤をベースゴム
に配合したゴム組成物からなる発泡ゴム部を備えるウエ
ザストリップ。 - 【請求項2】取付基部と、スポンジゴムからなるシール
部とを備えるウエザストリップにおいて、前記取付基部
が前記スポンジゴムよりも比重の大きい発泡ゴムからな
り、該発泡ゴムがゴムコーティングした発泡剤をベース
ゴムに配合したゴム組成物からなることを特徴とするウ
エザストリップ。 - 【請求項3】前記取付基部が断面略U字状をなしてその
内側にフランジ保持リップを持ち、前記シール部が該取
付基部から突出したことを特徴とする請求項2記載のウ
エザストリップ。 - 【請求項4】前記発泡剤をコーティングするゴムと前記
ベースゴムがともにEPDMであることを特徴とする請
求項1〜3のいずれかに記載のウエザストリップ。 - 【請求項5】前記発泡剤をコーティングするゴムのムー
ニー粘度が前記ベースゴムのムーニー粘度よりも低いこ
とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のウエザ
ストリップ。 - 【請求項6】前記ゴム組成物に融解温度100〜110
℃のポリオレフィンが配合してあることを特徴とする請
求項1〜5のいずれかに記載のウエザストリップ。 - 【請求項7】前記発泡剤が4,4’−オキシビス(ベン
ゼンスルホニルヒドラジド)であることを特徴とする請
求項1〜6のいずれかに記載のウエザストリップ。 - 【請求項8】融解温度100〜110℃のポリオレフィ
ンが配合された発泡ゴム部を備えるウエザストリップ。 - 【請求項9】取付基部と、スポンジゴムからなるシール
部とを備えるウエザストリップにおいて、前記取付基部
が前記スポンジゴムよりも比重の大きい発泡ゴムからな
り、該発泡ゴムに融解温度100〜110℃のポリオレ
フィンが配合されたことを特徴とするウエザストリッ
プ。 - 【請求項10】前記取付基部が断面略U字状をなしてそ
の内側にフランジ保持リップを持ち、前記シール部が該
取付基部から突出したことを特徴とする請求項9記載の
ウエザストリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002234212A JP2003291744A (ja) | 2002-01-30 | 2002-08-09 | ウエザストリップ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002-22497 | 2002-01-30 | ||
JP2002022497 | 2002-01-30 | ||
JP2002234212A JP2003291744A (ja) | 2002-01-30 | 2002-08-09 | ウエザストリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003291744A true JP2003291744A (ja) | 2003-10-15 |
Family
ID=29253360
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002234212A Pending JP2003291744A (ja) | 2002-01-30 | 2002-08-09 | ウエザストリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003291744A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009280193A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-12-03 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用ウエザストリップ |
-
2002
- 2002-08-09 JP JP2002234212A patent/JP2003291744A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009280193A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-12-03 | Toyoda Gosei Co Ltd | 自動車用ウエザストリップ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050401 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050531 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051018 |