JP2003236497A - 廃棄物の処理方法 - Google Patents

廃棄物の処理方法

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JP2003236497A
JP2003236497A JP2002039227A JP2002039227A JP2003236497A JP 2003236497 A JP2003236497 A JP 2003236497A JP 2002039227 A JP2002039227 A JP 2002039227A JP 2002039227 A JP2002039227 A JP 2002039227A JP 2003236497 A JP2003236497 A JP 2003236497A
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filtrate
lead
chlorine
solid
slurry
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Application number
JP2002039227A
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English (en)
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Takeaki Ogami
剛章 大神
Michio Matsuno
路雄 松野
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Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Taiheiyo Cement Corp
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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塩素バイパスダスト等の廃棄物から鉛分、塩
素分、カルシウム分(セメント原料)を分別して回収す
る際に、薬剤の使用量を削減することができ、かつ効率
的に処理を行なうことのできる廃棄物の処理方法を提供
する。 【解決手段】 廃棄物の処理方法は、(A)鉛分、カル
シウム分、塩素分を含む廃棄物とスラリー化用水とを混
合してスラリーとする工程と、(B)スラリーを粗粒分
(セメント原料)と細粒分(鉛を多く含む分画)とに分
級する工程と、(C)細粒分に水酸化ナトリウム等のア
ルカリ剤を加えた後、固液分離して、水酸化カルシウム
を含む固形分(セメント原料)と、鉛分及び塩素分を含
む濾液を得る工程と、(D)工程(C)で得られた濾液
に水硫化ソーダ等の硫化剤を添加した後、固液分離し
て、硫化鉛と、塩素分を含む濾液を得る鉛回収工程と、
(E)工程(D)で得られた濾液を、工程(A)のスラ
リー化用水として用いる工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物(例えば、
塩素バイパスダスト等)から、廃棄物に含まれる鉛分、
塩素分、カルシウム分の各成分を分別して回収するとと
もに、回収したカルシウム分をセメント原料として利用
するための廃棄物の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ゴミ焼却設備等から排出される煤
塵等の廃棄物をセメント原料として用いる技術が実用化
されている。その際、廃棄物に含まれている鉛分等の重
金属や塩素分は、セメントの品質を低下させるため、セ
メント原料化過程の中で除去する必要がある。このよう
な重金属及び塩素分の除去の技術として、例えば、特開
平11−47716号公報には、ごみ焼却炉で排ガス中
から捕集された飛灰を水抽出して濾過ケーキと濾過液と
に分離し、次いで得られた濾過ケーキをセメント製造原
料の一部として利用するとともに、濾過液を化学処理し
て残渣重金属と濾過液とに分離することにより、飛灰に
含まれる重金属を回収することを特徴とするごみ焼却飛
灰の処理方法が、記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載の技術
において、水抽出後の濾過液は、液全体が処理対象とさ
れている。このように、従来、煤塵等の廃棄物を処理す
るに際し、廃棄物を含むスラリーまたはその濾過液の全
体に薬剤を添加して、pH等を調整したり、所望の成分
を沈澱させたりしている。しかし、スラリーまたはその
濾過液に薬剤を添加するに際し、スラリー等の液量が多
いと、pHの調整等のために多量の薬剤が必要であった
り、処理に要する時間(例えば、撹拌時間等)が増大し
たり、大型の反応槽を用意しなければならない等の不都
合がある。したがって、本発明は、処理に用いる薬剤の
使用量を削減することができ、かつ、効率的に処理を行
なうことのできる廃棄物の処理方法を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意検討した結果、廃棄物と水とを混合
して得られたスラリーを分級して、粒度の異なる2種の
スラリーに分けた後、これら2種のスラリーの一方のみ
に薬剤(アルカリ剤)を添加すれば、薬剤(アルカリ
剤)の使用量を削減することができ、かつ、鉛分の除去
やカルシウム分のセメント原料化等の処理を効率的に行
なうことができ、さらには、鉛分の除去率を高めること
ができることを見いだし、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本願請求項1に記載の廃棄物の
処理方法は、(A)鉛分及びカルシウム分を含む廃棄物
とスラリー化用水とを混合してスラリーとするスラリー
化工程と、(B)上記スラリーを粗粒分(すなわち、所
定の分級点よりも大きな粒径を有する粒子を含むスラリ
ー)と細粒分(すなわち、所定の分級点よりも小さな粒
径を有する粒子を含むスラリー)とに分級する分級工程
と、(C)上記細粒分にアルカリ剤(例えば、苛性ソー
ダ)を加えた後、固液分離して、水酸化カルシウムを含
む固形分(セメント原料)と、鉛分を含む濾液を得る鉛
溶出工程とを含むことを特徴とする。
【0006】このように、分級工程(B)によって、鉛
分(Pb)の含有量の少ない粗粒分と、鉛分の含有量の
多い細粒分を得た後、細粒分のみを対象にして、アルカ
リ剤による鉛分の溶出及びカルシウム分の固形化を行な
えば、鉛の除去率を高めることができるとともに、鉛分
をほとんど含まない水酸化カルシウム(セメント原料)
を得ることができる。また、スラリー全体を処理する場
合と比べて、アルカリ剤の使用量を大幅に削減すること
ができる。さらに、反応槽の小型化や処理時間の短縮化
を図ることができる。
【0007】上記廃棄物の処理方法は、例えば、次のよ
うな実施形態とすることができる。すなわち、本願請求
項2に記載の廃棄物の処理方法は、(A)鉛分、カルシ
ウム分、塩素分(具体的には、水溶性の塩素分である塩
化物イオン)の各成分を含む廃棄物とスラリー化用水と
を混合してスラリーとするスラリー化工程と、(B)上
記スラリーを粗粒分(すなわち、所定の分級点よりも大
きな粒径を有する粒子を含むスラリー)と細粒分(すな
わち、所定の分級点よりも小さな粒径を有する粒子を含
むスラリー)とに分級する分級工程と、(C)上記細粒
分にアルカリ剤(例えば、苛性ソーダ)を加えた後、固
液分離して、水酸化カルシウムを含む固形分(セメント
原料)と、鉛分及び塩素分を含む濾液を得る鉛溶出工程
と、(D)上記鉛分及び塩素分を含む濾液に硫化剤(例
えば、水硫化ナトリウム)を添加した後、固液分離し
て、固形分である硫化鉛と、塩素分を含む濾液を得る鉛
回収工程と、(E)上記塩素分を含む濾液を、上記スラ
リー化用水として用いるためにスラリー化工程(A)に
返送する濾液返送工程とを含むことを特徴とする。この
ように構成すれば、濾液返送工程(E)で返送される塩
素分を含む濾液によって、スラリー化工程(A)のスラ
リー化用水中の塩素分濃度が高まるので、鉛分の溶出率
を高めることができる。
【0008】上記廃棄物の処理方法は、さらに、(F)
上記鉛回収工程(D)で得られる上記塩素分を含む濾液
に、炭酸源(すなわち、水中でアルカリ金属等と反応し
て炭酸塩を形成する物質)を加えた後、固液分離して、
当該濾液中に残存していたカルシウム分を炭酸カルシウ
ム(セメント原料)として回収するとともに、塩素分を
含む濾液を得るカルシウム除去工程と、(G)上記カル
シウム除去工程(F)で得られる上記塩素分を含む濾液
から、結晶析出温度の差異に基づいて、各種塩化物を分
別して得る塩化物回収工程とを含むことができる(請求
項3)。このように構成すれば、鉛溶出工程(C)で得
られる濾液中に残存しているカルシウム分は、カルシウ
ム除去工程(F)によって、固形分である炭酸カルシウ
ムとして除去し回収することができる。また、炭酸カル
シウムは、セメント原料等として使用することができ
る。
【0009】上記廃棄物の処理方法は、さらに、(H)
上記分級工程(B)で得られる粗粒分を固液分離して、
固形分(カルシウム分を多く含むセメント原料)と濾液
を得る固液分離工程と、(I)上記固液分離工程(H)
で得られる上記濾液を、上記鉛溶出工程(C)で得られ
る上記鉛分及び塩素分を含む濾液、又は上記鉛回収工程
(D)で得られる上記塩素分を含む濾液と合流させる濾
液混合工程とを含むことができる(請求項4)。このよ
うに、固液分離工程(H)を含むことによって、鉛分の
含有量の少ないセメント原料を得ることができる。ま
た、濾液混合工程(I)を含むことによって、固液分離
工程(H)で得られる濾液は、鉛溶出工程(C)後の濾
液と共に、鉛分や塩素分の除去及び回収、さらにはスラ
リー化用水としての再利用に供することができる。
【0010】上記廃棄物の処理方法において、上記分級
工程(B)における分級点は、例えば、10〜40μm
の範囲内となるように定めることができる(請求項
5)。分級点を上記範囲内に定めることによって、本発
明の効果を確実に得ることができる。
【0011】本発明で処理対象となる廃棄物の一例とし
ては、塩素バイパスダストが挙げられる(請求項6)。
塩素バイパスダストは、鉛分、カルシウム分、塩素分を
多く含むため、本発明において好適な処理対象物であ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明で処理対象となる廃棄物
は、鉛分、カルシウム分、水溶性の塩素分(水中で塩化
物イオンになるもの)の各成分を含むものであり、具体
的には、塩素バイパスダスト、溶融飛灰、焼却飛灰、セ
メントキルンから排出される煤塵等を例示することがで
きる。中でも、塩素バイパスダストは、鉛分、カルシウ
ム分、水溶性の塩素分を多く含み、かつ、適当な分級点
にて好適に分級することができるので、本発明の対象物
として好ましい。
【0013】ここで、塩素バイパスダストとは、セメン
ト焼成工程の燃焼ガス中に高濃度で含まれる塩素分を抜
き出すための塩素バイパス技術において、キルンから抽
気してサイクロンに送られた高温の排ガスから粗粉ダス
トを除去した後のガス分を冷却することによって析出す
る微粉ダストをいう。なお、この塩素バイパス技術によ
れば、キルンの排ガスの2%程度を抽気することによっ
て、塩素分の約80%を燃焼系から除去することができ
る。なお、塩素バイパスダストの主な成分は、カルシウ
ム23重量%、カリウム30重量%、硫黄10重量%、塩素20
重量%(ただし、塩素を除き、酸化物換算の数値であ
る。)であり、重金属としては、鉛を33,500mg/kg(3.3
5重量%)の高い含有率で含む。
【0014】以下、図面に基づいて、本発明の廃棄物の
処理方法を説明する。図1は、本発明の廃棄物(塩素バ
イパスダスト)の処理方法の一例を示すフロー図であ
る。図1中のアルファベットA〜Iは、各々、本発明の
方法におけるスラリー化工程(A)、分級工程(B)、
鉛溶出工程(C)、鉛回収工程(D)、濾液返送工程
(E)、カルシウム除去工程(F)、塩化物回収工程
(G)、固液分離工程(H)、濾液混合工程(I)の位
置を示す。なお、図1に示す例は、塩素バイパスダスト
を対象とする場合に限らず、他の煤塵等の廃棄物につい
ても同様に適用することができるものである。
【0015】[スラリー化工程(A)]図1中、廃棄物
である塩素バイパスダストは、スラリー化用水と混合さ
れ、スラリーとなる。ここで、スラリー化用水は、後で
詳述するように、外部(系外)から供給される新たな水
と、鉛回収工程(D)及び固液分離工程(H)で得られ
る濾液と、塩化物回収工程(G)で得られる蒸留水とを
混合してなる液体であり、液中の塩素分濃度(塩化物イ
オン濃度)が適宜の大きさになるように調整される。ス
ラリー化用水は、適宜の塩素分濃度を有するため、塩素
バイパスダストに含まれる鉛分の溶出を促進し、鉛分の
除去率を高めることができる。
【0016】[分級工程(B)]スラリー化工程(A)
でスラリーを得た後、スラリーを湿式分級し、粗粒分
(所定の分級点よりも大きな粒径を有する粗粒群を含む
スラリー)と、細粒分(所定の分級点よりも小さな粒径
を有する細粒群を含むスラリー)とに分画する。これに
よって、塩素バイパスダストに含まれている鉛分(P
b)等の重金属の90重量%以上が、細粒分中に濃縮され
た状態で存在するようになる。
【0017】分級の際の分級点は、通常、10〜40μ
mであり、好ましくは、15〜30μmである。分級点
が10μm未満では、粗粒分の量が多くなって、鉛分を
十分に除去し回収することができなくなるばかりか、分
級に要する設備費及び動力費が増加するため、好ましく
ない。分級点が40μmを超えると、細粒分の量が多く
なって、薬剤(アルカリ剤)の量を十分に削減すること
ができなくなり、処理のコストが増大するばかりか、処
理に要する時間が増大するなど、処理の効率が低下する
ので、好ましくない。
【0018】分級に用いる装置としては、例えば、液体
サイクロン、分離板型分級機、円筒型分級機等の遠心分
級機や、ハイドロセパレータ、スパイラル分級機、ボー
ル分級機等の重力分級機が挙げられる。ここで、遠心分
級機とは、遠心力を利用して、スラリー中の粒子の分級
を行なう装置をいい、重力分級機とは、スラリー中にお
ける粒子の沈降速度の差を利用して、粒子の分級を行な
う装置をいう。
【0019】液体サイクロン等の遠心分級機は、本発明
における通常の分級点の数値範囲(10〜40μm)を
包含する広い数値範囲内で適宜、分級点を定めて、分級
することができるため、好ましく用いられる。一方、重
力分級機を用いた場合、30μm程度以下の分級点で分
級するのが困難なことがある。なお、スラリーを湿式分
級する前に、スラリーに超音波を照射して、粗粒子の表
面に付着した細粒子を分散するようにすれば、粗粒子に
付着した鉛分や、細粒子に付着した塩素分が液中に溶出
し易くなり、鉛分及び塩素分の除去率を高めることがで
きる。
【0020】[鉛溶出工程(C)]分級工程(B)で得
られた細粒分は、アルカリ剤を添加して、pHを12.
0以上、好ましくは12.5以上、特に好ましくは1
3.0以上に調整し、当該細粒分中の固形分(細粒群)
に含まれる鉛分を溶出させる。ここで、アルカリ剤とし
ては、水中で水酸化物イオンを生成して、pHを高める
ことのできる薬剤であればよく、例えば、苛性ソーダ
(NaOH)等のアルカリ金属の水酸化物等が挙げられ
る。アルカリ剤は、液体(水溶液)または固体の形態で
用いることができる。
【0021】アルカリ剤を添加することによって、細粒
群(固形分)中の石膏分等のカルシウム分は、液中に溶
出し、液中の水酸化物イオンと反応して、水酸化カルシ
ウムとなる。一方、細粒群(固形分)中に含まれる鉛分
も、アルカリ剤の存在下で液中に溶出する。このよう
に、アルカリ剤を添加することによって、鉛分をほとん
ど含まないセメント原料(水酸化カルシウム)を得るこ
とができ、かつ、鉛分の溶出率を高めることができる。
また、本発明においては、分級後の細粒分のみにアルカ
リ剤を添加するので、粗粒分を含むスラリー全体にアル
カリ剤を添加する場合と比べて、アルカリ剤の添加量を
大幅に削減することができる。また、反応槽の小型化
や、薬剤処理時間の短縮化等を図ることができ、効率的
に処理を行なうことができる。
【0022】なお、アルカリ剤を水溶液の形態で添加す
る場合、アルカリ剤の濃度は、細粒分の液量の増大を抑
制するために、1モル/リットル以上とすることが好ま
しく、 2モル/リットル以上とすることが特に好まし
い。また、処理対象物である塩素バイパスダストの量
は、アルカリ剤1モル当たり、好ましくは、400g以
下、特に好ましくは300g以下である。該量が400
gを超えると、鉛の溶出率が低下するおそれがある。
【0023】上述のようにアルカリ剤を添加した後、細
粒分は、濾過装置等の固液分離手段を用いて固液分離
し、水酸化カルシウムを主に含む固形分(セメント原
料)と、鉛分及び塩素分を含む濾液とに分離する。
【0024】[鉛回収工程(D)]鉛溶出工程(C)で
得られた濾液に、水硫化ソーダ(NaHS)等の硫化剤
を添加して、硫化鉛(PbS)を沈澱させる。ここで、
硫化剤の添加量は、液中の全ての鉛分が硫化するのに必
要な量より若干少ない量であることが望ましい。その理
由は、液中に硫化剤が残った場合、本工程(D)におけ
る固液分離後の濾液をスラリー化工程(A)のスラリー
化用水として用いた際に、塩素バイパスダストからの鉛
分の溶出が、残留する硫化剤によって抑制されてしまう
からである。なお、硫化剤の量が不足して、液中に鉛分
が残留したとしても、この鉛分は、カルシウム除去工程
(F)やキレート工程(鉛分をキレートに吸着させて除
去する工程)によって除去されるので、支障はない。硫
化剤を添加した後、沈澱物(硫化鉛)を含む濾液は、シ
ックナー等の固液分離手段を用いて固液分離し、固形分
である硫化鉛を回収する。この硫化鉛は、精錬原料等に
用いることができる。
【0025】[濾液返送工程(E)]鉛回収工程(D)
で濾別された濾液は、一部が、スラリー化用水としてス
ラリー化工程(A)に返送され、残部が、カルシウム分
及び塩素分を回収するために、 カルシウム除去工程
(F)及び塩化物回収工程(G)に送られる。スラリー
化工程(A)に返送される濾液と、カルシウム除去工程
(F)等に送られる濾液の容積比は、特に限定されない
が、好ましくは5:1〜5:3である。
【0026】スラリー化工程(A)に返送される濾液
は、カルシウム分を含むため、廃棄物(塩素バイパスダ
スト)からの鉛分の溶出率を高めることができる。ま
た、このように濾液を循環して繰り返し用いることによ
って、外部(系外)から新たに供給する水の量を削減す
ることができる。なお、鉛分を含む濾液を脱鉛処理せず
に循環して繰り返し使用した場合、処理の繰り返し回数
が2〜3回目になった頃から、循環使用される濾液中の
鉛分濃度が数百ppm程度に達して飽和状態になり、塩
素バイパスダストからの鉛の溶出率が急激に低下する。
この点、本発明の方法では、鉛分を除去した後の濾液を
スラリー化用水として返送するので、スラリー化工程
(A)における鉛の溶出率を高く維持することができ
る。
【0027】[カルシウム除去工程(F)]鉛回収工程
(D)で得られた濾液中、スラリー化工程(A)に返送
される濾液以外の濾液は、炭酸源を加えた後、固液分離
して、当該濾液中に残存していたカルシウム分を炭酸カ
ルシウムとして回収する。回収された炭酸カルシウム
は、鉛分の含有量が少ないため、セメント原料として用
いることができる。ここで、炭酸源とは、液中のカルシ
ウムイオンと反応して炭酸カルシウムを生成させること
のできるものであればよく、具体的には、炭酸ナトリウ
ム等の水溶性の炭酸塩や、炭酸ガス等が例示される。こ
のうち、炭酸ガスの供給源としては、例えば、セメント
キルン等から排出される炭酸ガスを含む燃焼排ガス等が
挙げられる。
【0028】炭酸源として炭酸ガスを用いる場合、濾液
のpHが7未満に低下しないように、炭酸ガスの供給量
等を調整することが望ましい。pHが7未満になると、
固形分である炭酸カルシウムや炭酸鉛が再溶解し、これ
らの物質の回収に支障が出るからである。なお、カルシ
ウム除去工程(F)の後、濾液中に残存する鉛分をキレ
ートに吸着させて除去する工程を追加してもよい。
【0029】[塩化物回収工程(G)]カルシウム除去
工程(F)でカルシウム分を除去した濾液は、減圧条件
下で加熱して、液分を蒸発させる。その際、濾液の温度
を変化させれば、結晶析出温度の差異に基づいて、各種
の塩化物を分別して析出させることができる。例えば、
塩化ナトリウムと塩化カリウムを分別して回収するに
は、まず、濾液の温度を50℃以上にして、塩化ナトリ
ウムを析出させて、これを濾別し回収した後、濾液の温
度を30℃以下に冷却して、塩化カリウムを析出させ
て、これを濾別し回収すればよい。つまり、高温晶析工
程によって塩化ナトリウムを回収した後、低温晶析工程
によって塩化カリウムを回収するという手順を行なえば
よい。
【0030】本工程(G)において、低温晶析工程で塩
化カリウムを除去した濾液は、高温晶析工程に返送し、
再利用することができる。また、高温晶析工程で生じた
蒸留水は、スラリー化工程(A)のスラリー化用水とし
て用いることができる。このように、2つの晶析工程内
での水の循環、及びスラリー化工程(A)への蒸留水の
供給を含むことによって、系外への水の排水量を少なく
することができ、かつ、本発明の処理方法における水の
使用量を削減することができる。回収した塩化ナトリウ
ムは、ソーダ原料等に用いることができ、塩化カリウム
は、肥料等に用いることができる。
【0031】[固液分離工程(H)]分級工程(B)で
得られた粗粒分は、濾過等で固液分離することによっ
て、固形分(粗粒群)と濾液に分離される。固形分(粗
粒群)は、カルシウム分を多く含むものである。すなわ
ち、処理対象物である塩素バイパスダストに含まれるカ
ルシウム分のうち、大部分は、分級工程(B)での分級
によって、粗粒分中の固形分(粗粒群)の成分として分
離される。また、固形分(粗粒群)は、鉛分の含有量が
少ない。塩素バイパスダスト中の鉛分の90重量%以上
が、分級工程(B)で分離される細粒分に含まれるから
である。このように、固液分離工程(H)で得られる固
形分(粗粒群)は、カルシウム分を多く含み、かつ、鉛
分の含有量が少ないため、セメント原料として好適に用
いることができる。
【0032】[濾液混合工程(I)]固液分離工程
(H)で得られる濾液は、鉛溶出工程(C)後の濾液
(すなわち、鉛溶出工程(C)で得られる濾液、又は鉛
回収工程(D)で得られる濾液)と合流し、混合され
る。これによって、固液分離工程(H)で得られる濾液
についても、鉛分、水溶性カルシウム分、塩素分が除去
され、かつ、一部がスラリー化用水として用いられる。
特に、固液分離工程(H)で得られる濾液を、鉛溶出工
程(C)で得られる濾液と合流させれば、固液分離工程
(H)で得られる濾液中の鉛分(ただし、分級工程
(B)後の細粒分に含まれる鉛分よりも少量である。)
を、鉛回収工程(D)において高い除去率で除去するこ
とができる。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実験例を説明する。なお、実
験例の文中における「%」は、特に断らない限り、重量
基準(重量%)である。 [実施例1]塩素バイパスダスト(CaO:23%、Na2O:
2.0%、K2O:25%、Cl:20%、Pb:3.5%)1kgに、
液温30℃の水5kgを加えて、0.5時間攪拌し、鉛
分の一部と塩素分を液中に溶出させた。その後、得られ
たスラリーを、液体サイクロンを用いて分級点25μm
で分級し、粗粒分と細粒分に分離した。このうち、粗粒
分は、濾過して、0.48kg(乾燥重量)の固形分を
回収した。細粒分には、苛性ソーダ水溶液(30%濃
度)0.93kgを加えて、pHを13.5に調整し、
沈澱を生成させた後に固液分離し、水酸化カルシウム
0.32kg(乾燥重量)を回収した。さらに、細粒分
からの濾液と、粗粒分からの濾液とを混合し、得られた
溶液7リットルに水硫化ソーダ10gを加えて、沈澱を
生成させた後に固液分離し、硫化鉛34g(乾燥重量)
を回収した。
【0034】次に、硫化鉛を除去した後の濾液の一部を
湿式分級工程に戻して、スラリー化用水として使用し
た。一方、残余の濾液2リットルに炭酸ナトリウム57
gを添加して、沈澱を生成させた後、固液分離して炭酸
カルシウム53gを回収した。さらに、炭酸カルシウム
を除去した後の濾液を真空下で70℃に加熱して液分を
蒸発させ、析出した塩化ナトリウム5gを回収した。さ
らに、この濾液を25℃に冷却して、析出した塩化カリ
ウム67gを回収した。また、塩化ナトリウムの蒸発析
出で発生した蒸気は、凝縮して蒸留水とした後、スラリ
ー化用水として繰り返し使用した。
【0035】[実施例2]実施例1で用いたものと同じ
塩素バイパスダスト1kgに、実施例1で硫化鉛を除去
して得た濾液5リットルを加え、0.5時間攪拌して、
鉛分の一部と塩素分を溶出させた。その後、得られたス
ラリーを、液体サイクロンを用いて分級点25μmで分
級し、粗粒分と細粒分に分離した。このうち、粗粒分
は、濾過して、0.48kg(乾燥重量)の固形分を回
収した。細粒分には、苛性ソーダ水溶液(30%濃度)
0.93kgを加えて、pHを13.5に調整し、沈澱
を生成させた後に固液分離し、水酸化カルシウム0.3
2kg(乾燥重量)を回収した。さらに、細粒分からの
濾液と、粗粒分からの濾液とを混合し、得られた溶液7
リットルに水硫化ソーダ10gを加えて、沈澱を生成さ
せた後に固液分離し、硫化鉛34g(乾燥重量)を回収
した。
【0036】次に、硫化鉛を除去した後の濾液の一部を
湿式分級工程に戻して、スラリー化用水として使用し
た。一方、残余の濾液2リットルに炭酸ナトリウム17
5gを添加して、沈澱を生成させた後、固液分離して炭
酸カルシウム157gを回収した。さらに、炭酸カルシ
ウムを除去した後の濾液を真空下で70℃に加熱して液
分を蒸発させ、析出した塩化ナトリウム7gを回収し
た。さらに、この濾液を25℃に冷却して、析出した塩
化カリウム79gを回収した。また、塩化ナトリウムの
蒸発析出で発生した蒸気は、凝縮して蒸留水とした後、
スラリー化用水として繰り返し使用した。
【0037】
【発明の効果】本発明の廃棄物の処理方法によれば、廃
棄物と、塩素分を含むスラリー化用水とを混合してなる
スラリーを所定の分級点にて2種のスラリーに分級し、
分級された一方のスラリーに対してのみ、アルカリ剤を
添加すればよいので、アルカリ剤の使用量を削減するこ
とができ、かつ、鉛分及び塩素分の除去やカルシウム分
のセメント原料化を効率的に行なうことができるととも
に、廃棄物からの鉛分の除去率を高めることができる。
また、本発明の方法中の工程で得られる濾液等を、スラ
リー化用水として循環して繰り返し用いるので、水の使
用量を削減することができる等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の廃棄物(塩素バイパスダスト)の処理
方法の一例を示すフロー図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01D 9/02 615 B01D 9/02 618A 618 B03B 5/28 B B03B 5/28 Z C02F 1/04 C B09B 5/00 1/58 J C02F 1/04 1/62 Z 1/58 B09B 3/00 304G 1/62 5/00 N Fターム(参考) 4D004 AA37 AB03 AB05 AC05 BA02 BA04 BA05 BA06 CA10 CA13 CA41 CC03 DA03 4D034 AA27 BA01 CA12 4D038 AA08 AB24 AB58 AB59 AB74 BA04 BB01 BB02 BB13 BB17 BB20 4D071 AA53 AA67 AA69 AB45 DA15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)鉛分及びカルシウム分を含む廃棄物
    とスラリー化用水とを混合してスラリーとするスラリー
    化工程と、 (B)上記スラリーを粗粒分と細粒分とに分級する分級
    工程と、 (C)上記細粒分にアルカリ剤を加えた後、固液分離し
    て、水酸化カルシウムを含む固形分と、鉛分を含む濾液
    を得る鉛溶出工程とを含むことを特徴とする廃棄物の処
    理方法。
  2. 【請求項2】(A)鉛分、カルシウム分、塩素分の各成
    分を含む廃棄物とスラリー化用水とを混合してスラリー
    とするスラリー化工程と、 (B)上記スラリーを粗粒分と細粒分とに分級する分級
    工程と、 (C)上記細粒分にアルカリ剤を加えた後、固液分離し
    て、水酸化カルシウムを含む固形分と、鉛分及び塩素分
    を含む濾液を得る鉛溶出工程と、 (D)上記鉛分及び塩素分を含む濾液に硫化剤を添加し
    た後、固液分離して、固形分である硫化鉛と、塩素分を
    含む濾液を得る鉛回収工程と、 (E)上記塩素分を含む濾液を、上記スラリー化用水と
    して用いるためにスラリー化工程(A)に返送する濾液
    返送工程とを含むことを特徴とする廃棄物の処理方法。
  3. 【請求項3】(F)上記鉛回収工程(D)で得られる上
    記塩素分を含む濾液に、炭酸源を加えた後、固液分離し
    て、当該濾液中に残存していたカルシウム分を炭酸カル
    シウムとして回収するとともに、塩素分を含む濾液を得
    るカルシウム除去工程と、 (G)上記カルシウム除去工程(F)で得られる上記塩
    素分を含む濾液から、結晶析出温度の差異に基づいて、
    各種塩化物を分別して得る塩化物回収工程とを含む請求
    項2に記載の廃棄物の処理方法。
  4. 【請求項4】(H)上記分級工程(B)で得られる粗粒
    分を固液分離して、固形分と濾液を得る固液分離工程
    と、 (I)上記固液分離工程(H)で得られる上記濾液を、
    上記鉛溶出工程(C)で得られる上記鉛分及び塩素分を
    含む濾液、又は上記鉛回収工程(D)で得られる上記塩
    素分を含む濾液と合流させる濾液混合工程とを含む請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の廃棄物の処理方法。
  5. 【請求項5】 上記分級工程(B)における分級点が、
    10〜40μmの範囲内である請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の廃棄物の処理方法。
  6. 【請求項6】 上記廃棄物が塩素バイパスダストである
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の廃棄物の処理方
    法。
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