JP2002011429A - 廃棄物中の重金属処理方法 - Google Patents

廃棄物中の重金属処理方法

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JP2002011429A
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務 鈴木
Takeaki Ogami
剛章 大神
Masaya Ida
雅也 井田
Keiichi Miura
啓一 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物に含まれる鉛・亜鉛およびカルシウム
の回収効果に優れた処理方法を提供する 【解決手段】 重金属を含む廃棄物を水洗処理した濾液
に、硫酸、塩酸、硝酸または炭酸ガスを加えて濾液中の
重金属を水酸化物、硫酸塩または炭酸塩として沈殿さ
せ、この沈殿スラッジをアルカリ浸出して重金属を溶出
させ、その濾液を中和ないし硫化処理して濾液中の重金
属を沈澱させて回収することを特徴とする廃棄物中の重
金属処理方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ゴミ焼却灰や下水汚泥焼却灰あ
るいは各種産業廃棄物の焼却灰、ないしこれらの煤塵等
を処理する際に、これらの廃棄物を水洗して脱塩処理し
た濾液から鉛および亜鉛を効率良く回収し、またそのカ
ルシウム分をセメント原料として再利用できるようにし
た廃棄物中の重金属処理方法に関する。なお、以下の説
明において%は特に示さない限り質量%である。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴミ焼却炉から排出された煤塵
は、埋立て処理する際に環境汚染等を生じないように前
処理を行うことが義務付けられており、溶融して減容固
化し、あるいはセメント固化、薬剤処理などが施されて
いる。一方、これらの廃棄物には鉛や亜鉛が数%程度含
有されており、これらの金属を含有したまま埋立て処理
した場合、前処理が不十分であると鉛などの溶出によっ
て環境汚染を引き起こす問題がある。このような廃棄物
による重金属汚染を防止すると共に有価金属の再利用を
図る観点から、これらの金属をできるだけ分離回収する
ことが求められる。
【0003】また、ゴミ焼却炉から排出された煤塵には
かなりの量の塩素、硫黄、アルカリなどが含まれてお
り、廃棄物を高温処理する際にこれらの成分が揮発して
処理設備のダクトや管路等に化合物を付着させ、設備の
閉塞を引き起こす場合があり、特に塩素の影響が大き
い。そこで、このような問題を生じないように廃棄物を
予め脱塩処理することが行われている。例えば、脱塩処
理方法としては塩素を含む廃棄物(焼却飛灰、アルカリ
バイパスダスト、塩素バイパスダスト等)に水を添加し
て、廃棄物中の塩素を溶出させ、これを濾過して得た脱
塩ケーキをセメント原料に使用し、発生した排水は浄化
処理を施す方法などが知られている(特開平11−10
0243号)。この処理方法によれば優れた脱塩効果が
得られるが、排ガスの吹き込みによって生じた炭酸カル
シウム等を含む固形分の処理については具体的な処理方
法は特定されていない。この固形分にはカルシウムの他
に鉛や亜鉛などが含有されており、これらを効率良く分
離回収することが求められる。
【0004】
【発明の解決課題】本発明は、従来の上記課題を解決し
たものであり、ゴミ焼却設備、水汚泥焼却設備などから
排出される焼却飛灰等を水洗処理した際に、その水洗濾
液から鉛および亜鉛を効率良く回収し、かつカルシウム
分をセメント原料として再利用できるようにした処理方
法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明は、(1)重金属を含む
廃棄物を水洗処理した濾液に、硫酸、塩酸、硝酸または
炭酸ガスを加えて濾液中の重金属を水酸化物、硫酸塩ま
たは炭酸塩として沈殿させ、この沈殿スラッジをアルカ
リ浸出して重金属を溶出させ、その濾液から重金属を沈
澱させて回収することを特徴とする廃棄物中の重金属処
理方法に関する。
【0006】本発明の処理方法は、具体的には、例え
ば、(2)廃棄物の水洗濾液に炭酸ガスを導入して濾液
中の鉛、亜鉛ないしカルシウムを沈澱させ(中和処理工
程)、この沈澱スラッジに水酸化ナトリウムを添加して
鉛および亜鉛を浸出させ(アルカリ浸出工程)、その濾液
のpHを調整して水硫化ソーダを添加することにより鉛
および亜鉛を沈澱させ(硫化処理工程)、これを固液分離
する重金属処理方法である。
【0007】本発明の処理方法は、好ましくは、(3)
アルカリ浸出工程において、浸出液の水酸化ナトリウム
濃度を5mol/l以上(溶液のpH12以上)に制御する重
金属処理方法、(4)アルカリ浸出工程において、浸出
液の固液比を100g/l以下に制御する重金属処理方法
である。
【0008】本発明の処理方法は、(5)アルカリ浸出
工程において生じた水酸化カルシウム主体の固形分を回
収し、セメント原料として利用する重金属処理方法、
(6)硫化処理工程において生じた鉛ないし亜鉛の沈澱
物を回収する重金属処理方法を含む。
【0009】本発明の重金属処理方法は、水洗処理後の
濾液を中和処理して生じた沈澱スラッジをアルカリ処理
し、このアルカリ処理において水酸化ナトリウム濃度や
固液比などを最適範囲に制御して鉛や亜鉛の浸出率を高
め、鉛や亜鉛を効率良く回収することができる。また、
アルカリ浸出処理によって鉛および亜鉛はカルシウムと
分離されるので、鉛や亜鉛の含有量が大幅に少ないカル
シウム分を回収することができ、これはセメント原料に
適する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を実施形態に基づいて具体
的に説明する。図1に本発明の処理方法の一例を示す。
図示する処理方法は、スラリー槽1とフィルタ2を有す
る水洗処理工程、中和処理槽3と沈降槽4を有する中和
処理工程、薬剤処理槽5と沈殿槽6を有する薬液処理工
程、アルカリ浸出槽7とフィルター8を有するアルカリ
浸出工程、反応槽9および沈降槽10、フィルター11
を有する硫化処理工程によって形成されている。
【0011】本発明の上記処理方法において、重金属を
含む廃棄物を水洗処理した濾液に、硫酸、塩酸、硝酸ま
たは炭酸ガスを加えて濾液中の重金属を水酸化物、硫酸
塩または炭酸塩として沈殿させ、この沈殿スラッジをア
ルカリ浸出して重金属を溶出させ、その濾液を硫化処理
して濾液中の重金属を沈澱させて回収する。以下、各処
理工程を順に説明する。
【0012】(I)水洗処理工程 本発明によって処理される廃棄物は、例えば、ゴミ焼却
設備や下水汚泥焼却設備などから排出される煤塵や焼却
灰、飛灰、あるいは各種産業廃棄物、またセメントキル
ンや煤塵の高温処理工程から排出されるダストなどであ
る。これらの廃棄物には塩化カルシウムなどの塩素化合
物が概ね20%程度含まれているのでこの廃棄物を水洗
処理して脱塩する。まず、スラリー槽1に入れた廃棄物
に温水等を加えてスラリーとし、塩素分を水に溶出させ
る。次にこのスラリーをフィルター2に導いて濾過し、
その固形分をさらに水洗する。この固形分(脱塩ケーク)
はシリカやカルシウムを主成分としたものであり、さら
に処理を加えてセメント原料の一部に利用することがで
きる。一方、スラリーの濾液には廃棄物に含まれていた
重金属やカルシウムの一部が溶出しており、廃棄物の種
類にもよるが概ねpH12前後の液性を示し、鉛が16
ppm前後、亜鉛が5ppm前後溶出している。
【0013】(II)中和処理工程 上記水洗スラリーの濾液ないし脱塩ケークの水洗液を中
和処理槽3に導き、液中にキルン排ガスなどの炭酸ガス
を吹き込み、液性をpH11以下に中和すると共に、液
中に含まれる鉛や亜鉛およびカルシウムを炭酸ガスと反
応させて炭酸塩ないし水酸化物を生成させる。あるいは
硫酸、塩酸、硝酸を添加して硫酸塩や水酸化物を生成さ
せる。これを沈降槽4に導いて水酸化物や炭酸塩、また
は硫酸塩を沈澱させる。なお、溶液がpH11を上回る
強アルカリ性、またはpH6以下の酸性であると、これ
らの鉛、銅、亜鉛の沈澱が溶解するので、溶液のpHを
6〜11の範囲に調整するのが好ましい。
【0014】沈降槽4で固液分離した液分を薬剤処理槽
5に導き、この溶液に塩化第二鉄やキレート剤を添加し
て攪拌し、これを沈殿槽6に導き、前工程の中和処理で
液分に残留した重金属やカルシウムを沈澱させる。沈澱
槽6から排出された液分を濾過し、砂濾過により浮遊物
を除去し、pH調整した後に放流する。沈殿槽6から排
出されたスラッジは次工程のアルカリ浸出工程に送って
処理する。
【0015】(III)アルカリ浸出工程 沈降槽4から排出されたスラッジ、および薬液処理後の
沈殿槽6から排出されたスラッジをアルカリ浸出槽7に
導く。このスラッジには鉛や亜鉛の炭酸塩や水酸化物、
炭酸カルシウムが含まれており、また中和処理で硫酸を
添加したものには硫酸鉛や石膏が含まれているので、こ
れに水酸化ナトリウム溶液を添加し、液性をpH12以
上の強アルカリ性にしてスラッジに含まれている鉛およ
び亜鉛を液中に溶出させる。炭酸鉛(PbCO3)や炭酸亜鉛
(ZnCO3)などの重金属塩は水酸化ナトリウムと反応して
水酸化鉛や水酸化亜鉛を生じるが、これらの水酸化物は
pH12以上の強アルカリ下では分解してイオン化し、
鉛および亜鉛が液中に溶出する。一方、スラッジに含ま
れている炭酸カルシウムや石膏のカルシウム化合物は水
酸化カルシウムに転じて固形分中に残留する。
【0016】このアルカリ浸出における水酸化ナトリウ
ム濃度(%)と鉛および亜鉛の浸出率(mol/l)との関係を
図2のグラフに示す。図示するように、水酸化ナトリウ
ム濃度の増加に伴って鉛と亜鉛の浸出率が高くなり、水
酸化ナトリウム濃度が5〜7mol/lのときに浸出率が最
も高い。従って、浸出液(スラッジと水酸化ナトリウム
溶液の混合スラリー液)中の水酸化ナトリウム濃度をこ
の範囲に調整するのが好ましい。なお、このとき浸出液
のpHは概ね12以上である。
【0017】また、異なった濃度の水酸化ナトリウム溶
液(NaOH:6mol/l、4mol/l、2mol/l)に対するカルシウム
化合物の反応性を図3に示す。同図はアルカリ浸出後の
固形分(残渣)のX線回折チャートである。図示するよう
に、水酸化ナトリウム濃度が高いほど水酸化カルシウム
の割合が多く、この濃度が6mol/lの場合にはスラッジ
に含まれる炭酸カルシウムの殆ど全てが水酸化カルシウ
ムに転化している。一方、水酸化ナトリウム濃度が2mo
l/lではカルシウム分は炭酸カルシウムのまま残留して
いる。
【0018】このように、水酸化カルシウムの生成量と
鉛や亜鉛の浸出率とが同様の傾向を示す理由は次のよう
に推察される。すなわち、鉛や亜鉛の水酸化物、炭酸塩
あるいは硫酸塩はこれらと共存する炭酸カルシウムや石
膏粒子に取り込まれており、アルカリ溶液と容易には接
触できない状態にある。ところが、水酸化ナトリウム濃
度が高いと炭酸カルシウムや石膏が水酸化カルシウムに
転じ、この過程で鉛や亜鉛の炭酸塩や水酸化物が水酸化
ナトリウム溶液に接触して鉛および亜鉛が液中に溶出す
ると考えられる。
【0019】アルカリ浸出における浸出液の固液比(g/
l)と浸出率(%)との関係を図4のグラフに示す。図示す
るように、固液比が高いほど鉛および亜鉛の浸出率が低
い。従って、鉛および亜鉛の浸出率を80%程度にする
には、浸出液の固液比を50g/l以下に調整するのが好
ましい。なお、固液比が異なるアルカリ浸出液(固液
比:150g/l、100g/l、50g/l)について、各々の固形分
(残渣)のX線回折チャートを図5に示す。何れの場合も
浸出液のpHは14である。図示するように、固液比が
低い(50g/l)ものは大部分の炭酸カルシウムが水酸化カ
ルシウムに転化しているが、固液比が高い(150g/l)もの
は炭酸カルシウムが残留している。これが先に述べたよ
うに鉛や亜鉛の炭酸塩や水酸化物のアルカリ分解を妨げ
るために鉛や亜鉛の浸出率が低下する。
【0020】アルカリ浸出後、その浸出液(スラリー)を
フィルター8に導いて濾過し、その濾液を硫化処理槽9
に導く。一方、固形分は水酸化カルシウムを主成分と
し、鉛や亜鉛の重金属は殆ど含まれておらず、また硫酸
浸出工程を経ないので硫酸基も含まれていない。従っ
て、セメント原料として好適である。
【0021】(IV)硫化処理工程 アルカリ浸出スラリーを固液分離して得た濾液はpH1
2以上の強アルカリ性であるので、これを硫化処理槽9
に導き、硫酸などを添加してpH9〜11に調整した後
に、水硫化ナトリウムなどを加えて硫化処理し、液中に
溶存している鉛および亜鉛を水酸化物または硫化物とし
て沈澱させる。これを沈殿槽10に導いて固形分を抜き
出し、フィルターで濾過して回収する。従って沈殿槽1
0から排出された液分には重金属が殆ど含まれていな
い。
【0022】
【実施例】本発明を実施例によって以下に具体的に示
す。
【0023】実施例1 都市ゴミ焼却飛灰2kgに50℃の温水10リットルを加えて
スラリーとし、これを固液分離した。この濾液8リットルを
中和処理槽(炭酸ガス処理槽)に導き、セメントキルン排
ガス(CO2濃度19%)を液中に吹き込み、溶液のpHが6
になるよう調整した。これを沈殿槽に導き30分間静置
した後、生じたスラッジを抜き出してアルカリ浸出槽に
入れた。この浸出槽に苛性ソーダ溶液を添加して液中の
水酸化ナトリウム濃度が6mol/l、固液比50g/lとなる
よう調整した。30分間撹拌した後、固液分離した。こ
の濾液を硫化処理槽に導き、液中の鉛濃度と当量の水硫
化ソーダを添加し、更にpHを中性に調整した。この溶
液を固液分離し固形分を回収した。この処理工程におけ
る都市ゴミ焼却飛灰、炭酸処理スラッジ、アルカリ浸出
ろ液、回収固形分、排水中の重金属濃度等を表1に示し
た。
【0024】
【表1】
【0025】実施例2 都市ゴミ焼却飛灰2kgに水10リットルを加えてスラリーと
し、これを固液分離した。この濾液8リットルを中和処理槽
に導き、溶液のpHを10に調整した。以下、実施例1
と同様に処理した。この結果を表2に示した。
【0026】
【表2】
【0027】
【発明の効果】本発明の処理方法によれば、ゴミ焼却飛
灰や下水汚泥焼却飛灰などの廃棄物を処理する際に、中
和処理からアルカリ浸出を経て硫化工程に至る簡単な処
理工程によって、廃棄物に含まれている鉛や亜鉛を効率
良く回収し、かつカルシウム分をセメント原料に適する
形態で回収できる。従って、これらの廃棄物の大部分を
再資源化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理方法を示すフロー図
【図2】アルカリ浸出における鉛・亜鉛の浸出率と苛性
ソーダ濃度との関係を示すグラフ
【図3】アルカリ浸出における苛性ソーダ濃度とカルシ
ウム化合物の変化を示すX線回折チャート図
【図4】アルカリ浸出における鉛・亜鉛の浸出率と固液
比との関係を示すグラフ
【図5】アルカリ浸出における固液比とカルシウム化合
物の変化を示すX線回折チャート図
【符号の説明】
1−スラリー槽、2−フィルター、3−中和処理槽、4
−沈降槽、5−薬剤処理槽、6−沈殿槽、7−アルカリ
浸出槽、8−フィルター、9−硫化処理槽、10−沈殿
槽、11−フィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/66 522 C04B 7/38 ZAB C22B 7/02 B C04B 7/38 ZAB 9/02 C22B 3/04 26/20 3/44 B09B 3/00 304G 7/02 ZAB 9/02 C22B 3/00 A 13/00 P 19/00 Q 26/20 R 13/04 19/24 (72)発明者 井田 雅也 千葉県佐倉市大作二丁目4番2号 太平洋 セメント株式会社中央研究所内 (72)発明者 三浦 啓一 千葉県佐倉市大作二丁目4番2号 太平洋 セメント株式会社中央研究所内 Fターム(参考) 4D004 AA36 AB03 BA05 CA35 CC01 CC03 CC11 CC12 DA02 DA03 DA04 DA11 DA20 4D038 AA08 AA10 AB59 AB69 AB74 BB13 BB14 BB17 4K001 AA20 AA30 AA42 BA14 DB07 DB08 DB22 DB23 DB24

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重金属を含む廃棄物を水洗処理した濾液
    に、硫酸、塩酸、硝酸または炭酸ガスを加えて濾液中の
    重金属を水酸化物、硫酸塩または炭酸塩として沈殿さ
    せ、この沈殿スラッジをアルカリ浸出して重金属を溶出
    させ、その濾液から重金属を沈澱させて回収することを
    特徴とする廃棄物中の重金属処理方法。
  2. 【請求項2】 廃棄物の水洗濾液に炭酸ガスを導入して
    濾液中の鉛、亜鉛ないしカルシウムを沈澱させ(中和処
    理工程)、この沈澱スラッジに水酸化ナトリウムを添加
    して鉛および亜鉛を浸出させ(アルカリ浸出工程)、その
    濾液のpHを調整して水硫化ソーダを添加することによ
    り鉛および亜鉛を沈澱させ(硫化処理工程)、これを固液
    分離する請求項1の重金属処理方法。
  3. 【請求項3】 アルカリ浸出工程において、浸出液の水
    酸化ナトリウム濃度を5mol/l以上(溶液のpH12以
    上)に制御する請求項1または2の重金属処理方法。
  4. 【請求項4】 アルカリ浸出工程において、浸出液の固
    液比を100g/l以下に制御する請求項1〜3の何れか
    の重金属処理方法。
  5. 【請求項5】 アルカリ浸出工程において生じた水酸化
    カルシウム主体の固形分を回収し、セメント原料として
    利用する請求項1〜4の何れかの重金属処理方法。
  6. 【請求項6】 硫化処理工程において生じた鉛ないし亜
    鉛の沈澱物を回収する請求項1〜5の何れかの重金属処
    理方法。
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