JP2003236419A - 塗装装置 - Google Patents
塗装装置Info
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- JP2003236419A JP2003236419A JP2002035507A JP2002035507A JP2003236419A JP 2003236419 A JP2003236419 A JP 2003236419A JP 2002035507 A JP2002035507 A JP 2002035507A JP 2002035507 A JP2002035507 A JP 2002035507A JP 2003236419 A JP2003236419 A JP 2003236419A
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Abstract
塗装装置を提供する。 【解決手段】ピストン14は、二つの環状シール部材1
42a,142bと、一端が二つの環状シール部材及び
塗料配管の内壁で囲まれた空間S1に開口し、他端が第
1の中空ケーブル151aに開口する第1の通孔143
とが設けられているので、ピストン14に設けられた環
状シール部材が劣化や摩耗するなどして、ピストン14
の前方に供給された塗料の水密性が損なわれると、その
濡れた塗料は第1の通孔143を介して第1の中空ケー
ブル151a内に侵入するので、この第1の中空ケーブ
ル151aの塗料の有無を検出することで環状シール部
材の劣化状況や摩耗状況を検出する。
Description
特に水性塗料などの導電性塗料に高電圧を印加して塗装
を行うのに適した塗装装置に関する。
液処理が容易で環境に優しく、また有機溶剤等の危険物
を含まないので火災事故防止の点で優れている。このた
め、有機溶剤系塗料に代えて或いは有機溶剤系塗料とと
もに、中塗り塗料や上塗り塗料としてのニーズが増加し
ている。
塗装する場合、有機溶剤系塗料とは異なり、外部印加方
式や塗料回路の絶縁機構(以下、ボルテージブロック方
式という。)を採用する必要がある(たとえば、特許第
2790153号公報参照)。
装機によって噴霧され微粒化された塗料粒子に、外部電
極から電圧を印加してこれを帯電させるもので、塗料回
路内で接触帯電することがないため、電気が塗料を伝わ
って流れることが少ない。
ブロック方式に比べて塗着効率が悪く、塗料使用量が約
10%程度増加するという問題がある。また、原理的に
も塗装ガンが汚れやすく、その結果塗料ブツの不具合が
生じやすいので、塗装ガンの清掃頻度を高める必要があ
り、生産性をも低下させる要因となる。
方式としては、ブースサイドに設置した中継塗料タンク
を絶縁台で浮かせることで、塗装機から中継塗料タンク
までを帯電範囲とする中継塗料タンク絶縁方式が知られ
ている。
スサイドに大きなスペースが必要となり、色替えを頻繁
に行う場合や塗料使用量が多い場合には作業性が悪いと
いった問題がある。
内にピストンを設け、このピストンの前方に塗料を供給
してこれを前進させることで塗装ガンに塗料を供給する
とともに、ピストンの後方に充填されたエアーによって
ピストンの前後にて印加電圧を絶縁するものが提案され
ている(特開2001−327897号公報参照)。
ース内に設けられたピストンを進退移動させることで塗
料を塗装ガンに供給するため、ピストンと塗料ホース内
面との水密性を確保するためのシールパッキンの耐久性
が問題となる。
ールパッキンの漏洩検出が可能な塗装装置を提供するこ
とを目的とする。
1記載の発明によれば、電圧が印加される塗装ガンと、
前記塗装ガンに塗料を導く塗料配管と、前記塗料配管内
に水密状態で摺動可能に設けられたピストンと、前記ピ
ストンを前記塗料配管内で移動させる駆動手段とを有
し、塗装時には、前記塗料を前記ピストンの前方に注入
し、前記ピストンを前記塗装ガンに向かって移動させる
塗装装置において、前記駆動手段は、前記ピストンの背
面に接続された第1の中空ケーブルを含み、前記ピスト
ンは、少なくとも二つの環状シール部材と、一端が前記
二つの環状シール部材及び前記塗料配管の内壁で囲まれ
た空間に開口し他端が前記第1の中空ケーブルに開口す
る第1の通孔とを含み、前記最後端の環状シール部材と
前記ピストンと前記塗料配管の内壁とで囲まれた空間内
にピストン押出用補助流体を供給する第1の補助流体供
給手段と、前記ピストン前方の塗料配管内にピストン押
戻用補助流体を供給する第2の補助流体供給手段とをさ
らに有する塗装装置が提供される。
のピストンの前方に塗料を注入し、駆動手段を用いてピ
ストンを塗装ガンに向かって移動させることにより、塗
料を塗装ガンに導く。このとき、第1の補助流体供給手
段により、最後端の環状シール部材とピストンと塗料配
管の内壁とで囲まれた空間内にピストン押出用補助流体
を供給する。これにより、塗料配管が曲がっていてもピ
ストンが円滑に前進移動することになる。また、ピスト
ン押出用補助流体として絶縁性流体を用いることで、ピ
ストンの後方はこの絶縁性流体が充填されることになる
ので、塗装ガンに電圧を印加しても、当該ピストンの前
後で印加電圧が絶縁される。これにより、導電性塗料を
採用しても、絶縁性が高いので、塗着効率に優れた各種
の塗装ガンをそのまま使用することができる。
ら、駆動手段を用いてピストンを原位置まで引き戻す。
このとき、第2の補助流体供給手段により、ピストン前
方の塗料配管内にピストン押戻用補助流体を供給する。
これにより、塗料配管が曲がっていてもピストンが円滑
に後退移動することになる。
第1の通孔が設けられているので、ピストンに設けられ
た環状シール部材が劣化や摩耗するなどして、ピストン
の前方に供給された塗料の水密性が損なわれると、その
漏れた塗料は第1の通孔を介して第1の中空ケーブル内
に侵入するので、この第1の中空ケーブルの塗料の有無
を検出することで環状シール部材の劣化状況や摩耗状況
を検出することができる。
2記載の発明によれば、電圧が印加される塗装ガンと、
前記塗装ガンに塗料を導く塗料配管と、前記塗料配管内
に水密状態で摺動可能に設けられたピストンと、前記ピ
ストンを前記塗料配管内で移動させる駆動手段とを有
し、塗装時には、前記塗料を前記ピストンの前方に注入
し、前記ピストンを前記塗装ガンに向かって移動させる
塗装装置において、前記駆動手段は、前記ピストンの背
面に接続された第1の中空ケーブルと、前記ピストンの
背面に接続され前記第1の中空ケーブルの外側に挿通さ
れた第2の中空ケーブルとを含み、前記ピストンは、少
なくとも二つの環状シール部材と、一端が前記二つの環
状シール部材、前記ピストン及び前記塗料配管の内壁で
囲まれた空間に開口するとともに他端が前記第1の中空
ケーブルに開口する第1の通孔と、一端が前記最後端の
環状シール部材、前記塗料配管の内壁及び前記第2の中
空ケーブルの外壁で囲まれた空間に開口するとともに他
端が前記第2の中空ケーブルの内壁及び前記第1の中空
ケーブルの外壁で囲まれた空間に開口する第2の通孔と
を含み、前記最後端の環状シール部材、前記第2の中空
ケーブルの外壁及び前記塗料配管の内壁とで囲まれた空
間から、前記第2の通孔を介して、前記第2の中空ケー
ブルの内壁及び前記第1の中空ケーブルの外壁で囲まれ
た空間に補助流体を循環させる補助流体循環手段をさら
に有することを特徴とする塗装装置が提供される。
のピストンの前方に塗料を注入し、駆動手段を用いてピ
ストンを塗装ガンに向かって移動させることにより、塗
料を塗装ガンに導く。このとき、補助流体供給手段によ
り、最後端の環状シール部材とピストンと塗料配管の内
壁とで囲まれた空間内に補助流体を供給する。
有するものを用いることで、塗料配管の内壁に付着した
前色塗料が洗浄され、色替えによる色混じり不具合を防
止することができるとともに、塗料押出時に前色塗料の
洗浄も実施できるので色替え時間を短縮することもでき
る。
するので塗料配管が曲がっていてもピストンが円滑に前
進移動することになる。また、補助流体として絶縁性流
体を用いることで、ピストンの後方はこの絶縁性流体が
充填されることになるので、塗装ガンに電圧を印加して
も、当該ピストンの前後で印加電圧が絶縁される。これ
により、導電性塗料を採用しても、絶縁性が高いので、
塗着効率に優れた各種の塗装ガンをそのまま使用するこ
とができる。
ら、駆動手段を用いてピストンを原位置まで引き戻す。
第1の通孔が設けられているので、ピストンに設けられ
た環状シール部材が劣化や摩耗するなどして、ピストン
の前方に供給された塗料の水密性が損なわれると、その
漏れた塗料は第1の通孔を介して第1の中空ケーブル内
に侵入するので、この第1の中空ケーブルの塗料の有無
を検出することで環状シール部材の劣化状況や摩耗状況
を検出することができる。
て導電性塗料を採用すると本発明の効果がより発揮でき
るが、非導電性塗料にも適用することができる。特に、
塗料配管内の塗料は全て押し出されるので、色替え時の
洗浄が必要な部分が著しく少なくなり、しかもピストン
の摺動動作や補助流体によって塗料配管の内壁に付着し
た前色塗料が掻き取られるので、清浄性がより高くな
る。その結果、本来的には混合されてはならない導電性
塗料と非導電性塗料とを併用することが可能となる。
ば、ピストンに設けられた環状シール部材が劣化や摩耗
するなどして、ピストンの前方に供給された塗料の水密
性が損なわれると、その漏れた塗料は第1の通孔を介し
て第1の中空ケーブル内に侵入するので、この第1の中
空ケーブルの塗料の有無を検出することで環状シール部
材の劣化状況や摩耗状況を検出することができる。
によれば、補助流体として塗料溶解性を有するものを用
いることで、塗料配管の内壁に付着した前色塗料が洗浄
され、色替えによる色混じり不具合を防止することがで
きるとともに、塗料押出時に前色塗料の洗浄も実施でき
るので、色替え時間を短縮することもできる。
基づいて説明する。第1実施形態 図1は本発明の塗装装置の実施形態を示す概略構成図、
図2は同塗装装置の使用形態を示す概略構成図、図3は
同塗装装置の実施形態に係るピストン近傍を示す拡大断
面図である。
1は、−90kV〜−60kVの高電圧が印加されるベ
ル型静電塗装ガン11と、この塗装ガン11に塗料を導
くための可撓性を有する塗料配管12(以下、塗料ホー
ス12ともいう。)と、この塗料配管12の途中に設け
られ、塗料の色替え操作を行うカラーチェンジバルブユ
ニット13と、塗料配管12の内部及びカラーチェンジ
バルブユニット13のマニホールド131の内部を水密
状態で摺動できるピストン14と、このピストン14を
移動させる駆動手段15とを有する。
1にトリガバルブ112を有し、後述する制御装置16
からの指令信号に基づいてトリガバルブ112が開く
と、塗料ホース12から供給された塗料が、ガン本体1
11の先端に設けられたベルカップ113に至り、この
ベルカップ113を高速回転させることで、供給された
塗料が、ベルカップ113の先端エッジから微粒化され
ながら放射状に噴霧される。図1においては、ベルカッ
プ113の先端エッジから噴霧された塗粒のパターンを
調節するためのシェーピングエアーの図示は省略する。
型静電塗装ガンにのみ限定されるものではなく、エアー
霧化式静電塗装ガン等も採用できる。
おいて左側の先端が塗装ガン11のトリガバルブ112
に接続され、右側の後端はケーブル151の貫通孔を除
き閉塞されている。この塗料ホース12は、図2を参照
して後述するように、塗装ガン11を塗装ロボットRに
装着して用いる場合などには、塗装ロボットRの作業姿
勢にともなって湾曲するので、塗料ホース自体の柔軟性
及び塗料ホースが曲がっても内部をピストン14がスム
ーズに移動できるように、ナイロン系、ポリテトラフル
オロエチレン系あるいはウレタン系の樹脂にて構成され
た可撓性を有することが好ましい。ただし、少なくとも
ピストン14の移動範囲内で塗料配管12を直線にでき
る場合には、ステンレスなどの金属で構成することも可
能である。ただし、ステンレス等の金属は外側を樹脂な
どにより絶縁する必要がある。
が、塗料ホース12を、耐摩耗性に優れた材料からなる
内面層と、これを包囲するように設けられ、配管内圧に
よる膨張を防止するための補強材と、さらにこれを包囲
するように設けられ、塗料ホース12の湾曲に追従でき
る柔軟性のある材料から構成された外面層と、で形成す
ることがより好ましい。
用量が多い場合には長く、少ない場合には短くするな
ど、塗料使用量に応じて適宜設定することができる。
ジバルブユニット13が設けられており、マニホールド
131のそれぞれの端部と塗料ホース12とは継手によ
り水密に接続されている。同図に示すカラーチェンジバ
ルブユニット13では、図外の塗料供給源より異なる塗
料が供給される切替弁132と、圧縮空気が供給される
切替弁133と、洗浄液(導電性塗料の場合は洗浄用純
水、非導電性塗料の場合は洗浄用シンナーをいう。以下
同じ。)が供給される切替弁134とが設けられてい
る。同図において左側の6つの切替バルブが塗料が供給
される切替バルブ132であるが、この切替バルブ13
2の数量はそれ以上でも以下でも良く、適用される塗装
ラインの塗色数などの諸条件によって適宜増減すること
ができる。なお、切替弁133に供給される圧縮空気は
色替え時に塗料や洗浄液を押し出すために用いられ、切
替弁134に供給される洗浄液は色替え時の配管洗浄に
用いられる。
ト13では、マニホールド131の内径が塗料ホース1
2の内径とほぼ等しく形成されている。これにより、ピ
ストン14は塗料ホース12の右端からカラーチェンジ
バルブユニット13のマニホールド131を通過して塗
料ホース12の左端までスムーズに移動することができ
る。
が、特に塗料に導電性塗料を用いる場合には、カラーチ
ェンジバルブユニット13のマニホールド131は合成
樹脂などの絶縁性材料から構成することが好ましい。金
属などの導電性材料にてマニホールド131を構成する
と、マニホールド131及び切替弁132,133,1
34から導電性塗料を介して塗料供給源側へ電流がリー
クするおそれがある。
塗料ホース12の右端から、カラーチェンジバルブユニ
ット13のマニホールド131を介して塗料ホース12
の左端まで、これらの内部を水密状態で摺動できるピス
トン14と、このピストン14を適宜の位置及び適宜の
速度で移動させる駆動手段15とを備えている。
に、絶縁材からなるピストン本体141に、同じく絶縁
材からなり塗料の漏洩を防止するための2つのOリング
142a,142b(以下、総称してOリング142と
もいう。)を装着してなり、塗料ホース12が湾曲して
もスムーズに移動できるようにピストン本体141の軸
方向の長さは極力短くされている。ピストン本体141
はナイロンなどの水や有機溶剤で劣化しない絶縁材から
構成することが好ましく、Oリング142は適度な弾性
を有するゴムなどの材料であって、耐摩耗性及び耐溶剤
性に優れたものから構成することが好ましい。
における塗料等の水密性を確保するほか、ピストン14
の摺動性を向上させる機能をも司り、さらに色替え時等
において塗料ホース12の内壁に付着した前色塗料を掻
き取る機能も備えている。
料を注入し、当該ピストン14を塗装ガン11に向かっ
て前進させると、塗料ホース12の内壁に付着した導電
性塗料もOリング142によって前方へ掻き取られるこ
とになるので、ピストン14の後方には空気及び後述す
る絶縁性ピストン押出用補助流体のみが存在することに
なる。したがって、塗装ガン11に高電圧を印加しても
当該ピストン14の前後でブロックされ、塗料ホース1
2の後端側へ電流がリークすることが防止される。
1には、一端が2つのOリング142a,142bとピ
ストン本体141の外周面と塗料ホース12の内壁とで
仕切られた空間S1に開口し、他端が後述する第1の中
空ケーブル151aの内部に開口する第1の通孔143
が形成されている。
トン14の前方空間S3に充填された塗料がOリング1
42aの劣化や摩耗により当該Oリング142aを越え
て空間S1に漏洩しても、この漏洩した塗料は第1の通
孔143を介して第1の中空ケーブル151a内に至
る。したがって、第1の中空ケーブル151aの右端な
どに設けられた塗料検出器31によって塗料の漏洩が検
出できる。
143の存在により、塗料ホース12の内壁と第2の中
空ケーブル151bの外壁とOリング142bとで仕切
られた空間S2に供給されたピストン押出用補助流体が
Oリング142bの劣化や摩耗により当該Oリング14
2bを越えて空間S1に漏洩しても、この漏洩したピス
トン押出用補助流体は第1の通孔143を介して第1の
中空ケーブル151a内に至る。したがって、第1の中
空ケーブル151aの右端などに設けられた塗料検出器
31によってピストン押出用補助流体の漏洩が検出でき
る。
15は、先端がピストン本体141に固定されたケーブ
ル151と、塗料ホース12の後端の近くに設けられ、
ケーブル151を挟み込んで回転する一対の押出ローラ
152,152と、ケーブル151を巻き取る引っ張り
装置153とを備えている。
モータ154,154によって回転し、主としてピスト
ン14が塗装ガン11に向かって前進する際にケーブル
151に駆動力を付与するとともに、ピストン14を塗
装ガン11とは反対方向に向かって戻す際はケーブル1
51の挟持を解除してフリーとする。この押出ローラ1
52によってピストン14の移動にともなう塗料の押出
量が制御されることになり、従来必要とされたギヤポン
プなどは本実施形態では不要となる。また、一対の押出
ローラ152,152はケーブル151を挟み込んでピ
ストン14を前進させる機械的構造であることから、原
理的に塗料ホース12が破裂するほど異常な高圧に達す
ると押出ローラ152がスリップする。したがって、安
全性がより高まることとなる。
モータ155によって正逆両方向に回転し、ピストン1
4が塗装ガン11に向かって前進する際には同方向へケ
ーブル151が繰り出されるように回転する。また、こ
れとは逆回転することにより、ピストン14を塗装ガン
11とは反対方向へ戻す際に機能する。このとき、上述
したように押出ローラ152はケーブル151に対して
フリーとなるので、引っ張り装置153の回転速度を高
めた分だけピストン14の戻し操作に必要な時間が短縮
される。
重チューブ構造が採用されている。すなわち、図3に示
すように、上述した第1の通孔の他端が開口するピスト
ン本体141の背面に装着された第1の中空ケーブル1
51aと、この第1の中空ケーブル151aを内部に包
含して同じくピストン本体141の背面に装着された第
2の中空ケーブル151bとで構成されている。
ブル151a,151bからなるケーブル151は何れ
も絶縁材から構成することが好ましいが、剛性及び耐久
性を高めるためにケーブル151に金属製(導電性)ケ
ーブルを用いる場合には、当該ケーブル151の外周に
絶縁被覆層151aを形成し、ピストン14の後方の湿
度や水分、塗料などの残存によりケーブル14を介して
電流がリークするのを防止することがより好ましい。
ストン14の前進駆動は主として押出ローラ152によ
り行われ、ピストン14の後退駆動は主として引っ張り
装置153により行われるが、塗料ホース12内におけ
るピストン14の進退移動をより円滑に行うために、ピ
ストン14の前進時には塗料ホース12の内面と第2の
中空ケーブル151bとOリング142bとで仕切られ
た空間S2にピストン押出用補助流体を、たとえば0.
3〜1.5MPaで圧送する。このために第1の補助流
体供給手段32が設けられている。このピストン押出用
補助流体は、たとえば絶縁性液体又は絶縁性気体などが
適しており、なかでも塗料に対する溶解性を有する絶縁
性液体を用いることが望ましい。塗料溶解性液体を用い
ると、ピストン14のOリング142では掻き取れなか
った塗料ホース12内壁に付着した塗料を洗浄する効果
もあり、色混じりの不具合や色替え時間の短縮に寄与す
ることになる。
第1の補助流体供給手段32を用いてピストン押出用補
助流体を空間S2に供給するが、塗料粘度が相違するこ
となどに因ってピストン14の負荷抵抗も相違するの
で、押出ローラ152の制御に加えて、或いは単独で、
ピストン押出用補助流体の供給圧を制御することが望ま
しい。
2に加えて、本実施形態では、ピストン14の後退時に
は塗料ホース12の前方空間S3にピストン押戻用補助
流体を、たとえば0.5〜0.8MPaで圧送する。こ
のために第2の補助流体供給手段33が設けられてい
る。このピストン押戻用補助流体は、たとえば絶縁性液
体又は絶縁性気体などが適しており、なかでも圧縮空気
を用いることが望ましい。そして、引っ張り装置153
の駆動に伴って、第2の補助流体供給手段を用いてピス
トン14の前方にピストン押戻用補助流体を供給する。
ン14の後方に充填されたピストン押出用補助流体や空
気が、ピストン14が後退する際に圧縮されるので、こ
れを解放してピストン14の後退動作を円滑にするため
のダンプバルブ171が設けられている。
112の切替、カラーチェンジバルブユニット13の各
切替弁132,133,134の切替、押出ローラ15
2の駆動モータ154の動作、引っ張り装置153の駆
動モータ155の動作、及び第1の補助流体供給手段3
2,第2の補助流体供給手段33は、制御装置16から
の制御信号によって制御される。
送出される制御信号の他、ピストン14の現在位置を検
出するための位置センサ181,182,183からの
検出信号が入力される。位置センサ181は、ピストン
14がカラーチェンジバルブユニット13よりも後方位
置である後端限に位置する際に検出信号を送出し、位置
センサ182は、ピストン14がカラーチェンジバルブ
ユニット13よりも僅かに前方に位置する際に検出信号
を送出する。また、位置センサ183は、ピストン14
が塗装ガン11のトリガバルブ112の直前位置である
前進限に位置する際に検出信号を送出する。以下におい
て、ピストン14が位置センサ181にて検出される後
端限の位置を後端限位置、位置センサ182にて検出さ
れる位置を印加可能位置、位置センサ183にて検出さ
れる前進限の位置を前進限位置と称する。
置1は、たとえば図2に示すように塗装ロボットRに装
着されて塗装ライン2で使用される。同図において、
「21」は塗装ブース、「22」は塗装台車、「B」は
被塗物である自動車ボディである。
ブースの外部へ設置することが好ましく、本実施形態の
塗装装置1ではそれが可能となる。これは以下の理由に
よる。すなわち、塗装ブース21で使用される塗料類が
全て非溶剤系(非危険物)である場合には問題ないが、
溶剤系塗料と非溶剤系塗料との混成ラインの場合には、
塗装装置に使用される駆動モータや電気配線を防爆仕様
にする必要があり、設備のコストアップになる。しかし
ながら、防爆仕様が必要とされる駆動モータ154,1
55を塗装ブース21の外部へ設置することで、溶剤系
塗料の混成ラインであってもこれらを防爆仕様にする必
要がなく、コストダウンを図ることができる。また、駆
動手段15を塗装ブース21の外部へ設置することで保
守点検の作業性も向上することになる。
の塗装装置1に塗料を供給して、塗装ガン11から被塗
物Bに塗料を塗布し、次の被塗物Bを待機するまでの1
サイクルの手順を示したものである。
状態から塗装がスタートする。この状態では、ピストン
14がカラーチェンジバルブユニット13の僅か前方に
位置し、当該ピストン14からベルカップ113に至る
塗料ホース12の空間S3には、その被塗物Bに塗布す
べき塗料Pが充填されている。この充填量は、既述した
ようにその塗装ガン11で塗布される塗料の使用量にほ
ぼ等しい。また、ピストン14の後方の塗料ホース12
のうち、空間S2にはピストン押出用補助流体が、空間
S4及びS5には空気が充満している。
するとともに、トリガバルブ112を開く(ステップ
1)。これにより、塗装ガン11から、導電性塗料Pを
介して電流が流れるが、ピストン14の後方は絶縁性補
助流体及び空気にて満たされているので、これがいわゆ
るボルテージブロックの機能を発揮して、当該ピストン
14で絶縁される。
に、押出ローラ152を作動してケーブル151を繰り
出しピストン14を塗装ガン11に向かって前進させ
る。これと同時に第1の補助流体供給手段32によりピ
ストン押出用補助流体を空間S2内へ圧送する(ステッ
プ2)。これにより、押出ローラの押出力に加えてピス
トン押出用補助流体による圧送力もピストン14に加わ
るので、塗料ホース12が多少曲がっていてもピストン
14はより円滑に前進移動でき、吐出量が安定すること
になる。
の押出動作とはほぼ同時に行うが、塗装ロボットRの姿
勢如何では塗装ガン11のベルカップ113が横向き、
或いは斜め上向きになっている場合もあるので、最初の
吐出量や霧化パターンを安定させるために、ピストン1
4の押出動作をトリガバルブ112の開動作に対して
0.1〜0.3秒程度先行させることが好ましい。こう
することで、特に回転霧化式塗装ガンでは、フィードチ
ューブ先端の塗料タレ対策に有効な手段となる。
ルカップ113からの吐出量に関係する。すなわち、押
出速度を早くすると吐出量が増加し、押出速度を遅くす
ると吐出量が減少するので、制御装置16から最適の押
出速度を駆動手段15及び第1の補助流体供給手段32
へ送出する。
進すると、上述したように塗料Pが塗装ガン11へ供給
されるが、当該ピストン14がトリガバルブ112の直
前の前進限位置に達し、位置センサ183にて検出され
ると、押出ローラ152、第1の補助流体供給手段32
及び引っ張り装置153を停止するとともに、塗装ガン
11への高電圧の印加を停止し、被塗物Bへの塗装を終
了する(ステップ3及び4)。
まず、ピストン14は前進限位置にあるので、押出ロー
ラ152,152をフリーにするとともに第1の補助流
体供給手段32も加圧を停止し、引っ張り装置153を
これまでとは逆方向に回転させるとともに、第2の補助
流体供給手段33によりピストン14の前方空間S3に
圧縮空気を供給することで、ピストン14を後退させる
(ステップ5)。なお、ピストン14が後退する際に
は、ピストン14の後方(図において右側)の空気及び
ピストン押出用補助流体が圧縮されるので、ピストン1
4の動作をスムーズにするためにダンプバルブ171を
開いておくことが好ましい。
る場合には、押出ローラ152をフリーにして、引っ張
り装置153に加えて第2の補助流体供給手段33によ
りピストン押戻用補助流体である圧縮空気を供給するこ
とによりピストン14を移動させるので、当該ピストン
14の後退動作がより円滑になり、短時間で後退限位置
まで戻すことができ、その結果、色替え時間が短縮され
る。
限位置に達したことが検出されたら(ステップ6)、カ
ラーチェンジバルブユニット13の切替弁133,13
4を交互に開閉して、ピストン14の前方の塗料ホース
12内に洗浄液と押出用エアーとを供給する(ステップ
7)。たとえば、ピストン14が後端限位置まで戻った
ときは、トリガバルブ112からベルカップ113まで
の間の塗料ホース12内に塗料Pが残存しているので、
最初に切替弁133を開いて押出用エアーを塗料ホース
12に供給し残存している塗料Pをベルカップ113か
ら押し出す。次に、切替弁134を開いて洗浄液を塗料
ホース12内へ供給し、当該塗料ホース12の内壁を洗
浄する。さらに、再び切替弁133を開いて押出用エア
ーを塗料ホース12に供給し残存している洗浄液をベル
カップ113から押し出す。こうした操作を繰り返し、
ピストン14の前方に位置する塗料ホース12内を洗浄
する。
させる際に、空間S2に塗料溶解性のピストン押出用補
助流体を圧送するので、この圧送の際に既に塗料ホース
12のほぼ全長にわたって洗浄が行われていることにな
る。したがって、上述したステップ7の洗浄時間が通常
よりも著しく短縮されることになる。
ーチェンジバルブユニット13の切替弁132の何れか
を開いて次色の塗料Pをピストン14の前方の塗料ホー
ス12内へ供給する(ステップ8)。このとき、塗料使
用量に応じて切替弁132の開閉タイミングを制御し、
その塗色に適した充填量とする。これにより、塗装終了
後に残存して廃棄する塗料量が最小限となる。
2,152、第1の補助流体供給手段32及び引っ張り
装置153を駆動し、ピストン14を前進させる(ステ
ップ9)。そして、ピストン14がカラーチェンジバル
ブユニット13の僅か前方位置にある印加可能位置に達
したことが位置センサ182によって検出されたら(ス
テップ10)、押出ローラ152、第1の補助流体供給
手段32及び引っ張り装置153を停止するとともに、
トリガバルブ112を閉じ、次色の塗装スタート信号を
待機する(ステップ11)。
期待できる。まず、塗料ホース12内にピストン14を
設けて、当該ピストン14の前方に導電性塗料Pを供給
してこれを塗装ガン11へ押し出すように構成したの
で、ピストン14の後方には絶縁性補助流体層及び空気
層が形成され、これがいわゆるボルテージブロック機能
を発揮する。したがって、既存の塗着効率の高いベル型
静電塗装ガン等をそのまま利用することができ、導電性
塗料の採用と塗着効率の向上との両立が図られる。ま
た、既存の塗装ガンがそのまま使用できるので、塗装ガ
ンの交換あるいは改造費用が不要となる。
で吐出量を簡単に制御することができ、従来必要とされ
たギヤポンプなどの高価な装置に代替することができ、
設備費用の低減が達成される。
ンを用いてトリガバルブまで塗料を押し出すことができ
るので、色替え時に廃棄される塗料量が最小となり、塗
料コストの低減及び廃液処理などの環境対策の点で有利
となる。
量)は、塗装サイクルタイムの変更、被塗物の相違、塗
料固形分など塗色による相違、膜厚などの要求品質の相
違等々により異なるが、本実施形態の塗装装置は、塗料
ホース12の長さを最大塗料使用量に設定しておき、こ
れに必要に応じた量の塗料を充填して塗装するので、塗
料使用量の変動に対しても柔軟に対処することができ
る。
塗料のみならず非導電性塗料にもそのまま適用できる。
14によって全て押し出されるので、洗浄しなければな
らない範囲が著しく少なくなり、これにより短時間で系
内を清浄にすることが可能となる。また清浄性が高まる
結果、導電性塗料と非導電性塗料とを同一の塗装装置で
色替えすることも可能となる。
ホース12内への塗料の充填は塗装の直前であるため、
メタリック塗料やマイカ塗料等であっても顔料沈降の問
題は生じなくなる。また、カートリッジを用いた塗装ガ
ンに適用する場合にも顔料沈降の問題が解消される。
の通孔143を設け、一端を2つのOリング142a,
142bで仕切られた空間S1に臨ませ、他端を第1の
中空ケーブル151a内に臨ませているので、ピストン
14の前方空間S3に充填された塗料がOリング142
aの劣化や摩耗などによって漏洩しても、これが第1の
通孔143及び第1の中空ケーブル151aを介して塗
料検出器31にて検出される。したがって、ピストン1
4を分解しなくてもOリング142の劣化・摩耗状態を
検査することができ、ひいては塗料の漏洩を防止するこ
とができる。また、空間S2に供給されるピストン押出
用補助流体についても、たとえばOリング142bの劣
化や摩耗などによって漏洩しても、これが第1の通孔1
43及び第1の中空ケーブル151aを介して塗料検出
器31にて検出される。したがって、ピストン14を分
解しなくてもOリング142の劣化・摩耗状態を検査す
ることができ、ひいてはピストン押出用補助流体の漏洩
を防止することができる。
ーラ152に加えてピストン押出用補助流体を、ピスト
ンを引き戻す際は引っ張り装置153に加えてピストン
押戻用補助流体をそれぞれ供給するので、塗料ホース1
2が塗装ロボットの姿勢などによって曲がったとしても
ピストン14の前進及び後退動作がより円滑となり、そ
の結果、前進時には塗料の吐出量が安定し、後退時には
色替え時間が短縮されるといった利点がある。
めに供給されるピストン押出用補助流体ではあるが、こ
れを塗料溶解性流体とすることで塗料ホース12の内壁
に付着した塗料を洗浄する効果も奏する。これにより、
色替え時間が短縮される。
の近傍を示す拡大断面図である。本実施形態では、ピス
トン本体141に、第1の通孔143に加えて、第2の
通孔144を形成して第1の補助流体を循環させた点が
上述した第1実施形態と相違する。その他の構成は第1
実施形態と同じである。
1には、一端がOリング142b、塗料ホース12の内
壁及び第2の中空ケーブル151bの外壁で囲まれた空
間S2に開口するとともに、他端が第2の中空ケーブル
151bの内壁及び第1の中空ケーブル151aの外壁
で囲まれた空間S4に開口する第2の通孔144が設け
られている。また、補助流体を空間S2に供給し、第2
の通孔144を介して空間S4に導き、これを循環させ
る補助流体循環手段34が設けられている。
ピストン本体141に第2の通孔144を設けるととも
に、補助流体を補助流体循環手段34により循環させる
ことにより、ピストン14の前進時における塗料ホース
12の内壁の洗浄効果がより大きくなる。また、補助流
体は循環するもののピストン14には背圧として圧力が
印加されるので、押出ローラ152によるピストン14
の押出力の補助効果も奏することになる。
理解を容易にするために記載されたものであって、本発
明を限定するために記載されたものではない。したがっ
て、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技
術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨
である。
である。
である。
傍を示す拡大断面図である。
ャートである。
ン近傍を示す拡大断面図である。
材) 143…第1の通孔 144…第2の通孔 15…駆動手段 151…ケーブル 151a…第1の中空ケーブル 151b…第2の中空ケーブル 152…押出ローラ 153…引っ張り装置 16…制御装置
Claims (6)
- 【請求項1】電圧が印加される塗装ガンと、前記塗装ガ
ンに塗料を導く塗料配管と、前記塗料配管内に水密状態
で摺動可能に設けられたピストンと、前記ピストンを前
記塗料配管内で移動させる駆動手段とを有し、塗装時に
は、前記塗料を前記ピストンの前方に注入し、前記ピス
トンを前記塗装ガンに向かって移動させる塗装装置にお
いて、 前記駆動手段は、前記ピストンの背面に接続された第1
の中空ケーブルを含み、 前記ピストンは、少なくとも二つの環状シール部材と、
一端が前記二つの環状シール部材及び前記塗料配管の内
壁で囲まれた空間に開口し他端が前記第1の中空ケーブ
ルに開口する第1の通孔とを含み、 前記最後端の環状シール部材と前記ピストンと前記塗料
配管の内壁とで囲まれた空間内にピストン押出用補助流
体を供給する第1の補助流体供給手段と、 前記ピストン前方の塗料配管内にピストン押戻用補助流
体を供給する第2の補助流体供給手段とをさらに有する
塗装装置。 - 【請求項2】電圧が印加される塗装ガンと、前記塗装ガ
ンに塗料を導く塗料配管と、前記塗料配管内に水密状態
で摺動可能に設けられたピストンと、前記ピストンを前
記塗料配管内で移動させる駆動手段とを有し、塗装時に
は、前記塗料を前記ピストンの前方に注入し、前記ピス
トンを前記塗装ガンに向かって移動させる塗装装置にお
いて、 前記駆動手段は、前記ピストンの背面に接続された第1
の中空ケーブルと、前記ピストンの背面に接続され前記
第1の中空ケーブルの外側に挿通された第2の中空ケー
ブルとを含み、 前記ピストンは、少なくとも二つの環状シール部材と、
一端が前記二つの環状シール部材、前記ピストン及び前
記塗料配管の内壁で囲まれた空間に開口するとともに他
端が前記第1の中空ケーブルに開口する第1の通孔と、
一端が前記最後端の環状シール部材、前記塗料配管の内
壁及び前記第2の中空ケーブルの外壁で囲まれた空間に
開口するとともに他端が前記第2の中空ケーブルの内壁
及び前記第1の中空ケーブルの外壁で囲まれた空間に開
口する第2の通孔とを含み、 前記最後端の環状シール部材、前記第2の中空ケーブル
の外壁及び前記塗料配管の内壁とで囲まれた空間から、
前記第2の通孔を介して、前記第2の中空ケーブルの内
壁及び前記第1の中空ケーブルの外壁で囲まれた空間に
補助流体を循環させる補助流体循環手段をさらに有する
ことを特徴とする塗装装置。 - 【請求項3】前記駆動手段は、前記第1の中空ケーブル
及び/又は前記第2の中空ケーブルを挟んで前記塗装ガ
ン方向へ前記ピストンを移動させる押出ローラと、前記
第1の中空ケーブル及び/又は第2の中空ケーブルの他
端に接続されて前記塗装ガンとは反対方向へ前記ピスト
ンを移動させる引っ張り装置とを有する請求項1又は2
記載の塗装装置。 - 【請求項4】目的とするピストンの移動速度に応じて前
記補助流体の圧力を制御する請求項1〜3の何れかに記
載の塗装装置。 - 【請求項5】前記駆動手段は塗装ブース外へ設置される
請求項1〜4何れかに記載の塗装装置。 - 【請求項6】前記塗料が導電性塗料である請求項1〜5
何れかに記載の塗装装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008007813A1 (en) * | 2006-07-14 | 2008-01-17 | Trinity Industrial Corporation | Leakage detection device for coating material and coating material filling system |
JP2010530796A (ja) * | 2007-05-23 | 2010-09-16 | デュール システムズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 塗装システムの絶縁シリンダ用ピストンロッドシール |
-
2002
- 2002-02-13 JP JP2002035507A patent/JP3754376B2/ja not_active Expired - Fee Related
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