JP2003235135A - ワイヤハーネス取外し用部品、それを装着したワイヤハーネス及びワイヤハーネス取外し方法 - Google Patents

ワイヤハーネス取外し用部品、それを装着したワイヤハーネス及びワイヤハーネス取外し方法

Info

Publication number
JP2003235135A
JP2003235135A JP2002027227A JP2002027227A JP2003235135A JP 2003235135 A JP2003235135 A JP 2003235135A JP 2002027227 A JP2002027227 A JP 2002027227A JP 2002027227 A JP2002027227 A JP 2002027227A JP 2003235135 A JP2003235135 A JP 2003235135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
wiring harness
hook
base plate
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002027227A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Hayashi
弘幸 林
Takamitsu Miyamukai
孝充 宮向井
Masahiro Takamatsu
昌博 高松
Koji Nomura
幸司 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2002027227A priority Critical patent/JP2003235135A/ja
Publication of JP2003235135A publication Critical patent/JP2003235135A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の解体作業において、車両からワイヤハ
ーネスを取外す作業性を向上させることができるワイヤ
ハーネス取外し用部品を提供する。 【解決手段】 本ワイヤハーネス取外し部品11は、ベ
ースプレート12とフックホルダー部13から構成され
る。ベースプレート12は、ワイヤハーネス本体に沿っ
て配設されてワイヤハーネス本体の軸線方向に延び、ワ
イヤハーネスへの結束のために結束部材を巻回させるよ
うになっている。また、フックホルダー部13は、ベー
スプレート12の長さ方向の前後にベースプレート表面
から垂直方向に延びる2つの突出部16、17を有し、
これら突出部16、17の間に引上装置のフックの挿
入、ホールドが可能な溝形状のスペース18が形成さ
れ、フックの前後方向の動きを規制するようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネス取
外し用部品、それを装着したワイヤハーネス及びワイヤ
ハーネス取外し方法に関し、詳しくは車両に配策された
ワイヤハーネスを車体から取外す際に、その作業性を向
上させることのできるワイヤハーネス取外し用部品、そ
れを装着したワイヤハーネス及びワイヤハーネス取外し
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境問題の認識が高まり、資源の
有効なリサイクルが大きな課題となっている。このよう
な問題は、廃棄処分された自動車についても例外ではな
い。特に、近時の電子制御化された自動車が使用してい
るワイヤハーネスの量は膨大であり、これを無視するこ
とはできないのが現状である。
【0003】このような実状から、現在においてもワイ
ヤハーネスのリサイクルが行われているが、ワイヤハー
ネスを車両から取外す作業は、図1に示すように、ワイ
ヤハーネス1の適所にクレーン等の引上装置のフック2
を引っ掛けて、機械力により引っ張り、取外していた。
なお、図中3は車体である。
【0004】ところが、ワイヤハーネス1にフック2を
引っ掛ける位置は、作業者が適当に定める場合が多く、
その位置が適切でないときは、フックが横滑りしたり、
ワイヤハーネスが途中で破断したりして、思わぬケガを
負ったり、ワイヤハーネスが効率的に取外せない(バラ
バラに分断してしまう等)ことがあり、その回収率、作
業性に問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の問題を解消し、車両の解体作業において、車
両からワイヤハーネスを取外す作業性を向上させること
ができるワイヤハーネス取外し用部品、それを装着した
ワイヤハーネス及びワイヤハーネス取外し方法を提供す
ることをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記課
題は下記の技術的手段の採用により解決される。 (1)ワイヤハーネス本体に沿って配設されてワイヤハ
ーネス本体の軸線方向に延び、ワイヤハーネスへの結束
のために結束部材を巻回させるためのベースプレート
と、該ベースプレートの長さ方向の前後に該ベースプレ
ート表面から垂直方向に延びる2つの突出部を有し、該
2つの突出部の間に引上装置のフックの挿入が可能な溝
形状のスペースを有しかつ該フックの前後方向の動きを
規制するフックホルダー部とからなることを特徴とする
ワイヤハーネス取外し用部品。 (2)可撓性部材により一体成形されていることを特徴
とする前記(1)に記載のワイヤハーネス取外し用部
品。 (3)該2つの突出部の前後方向における外側にそれぞ
れ補強リブが設けられていることを特徴とする前記
(1)又は(2)に記載のワイヤハーネス取外し用部
品。 (4)前記(1)〜(3)のいずれかに記載のワイヤハ
ーネス取外し用部品を装着してなるワイヤハーネス。 (5)前記(4)に記載のワイヤハーネスに対し、該ワ
イヤハーネス取外し用部品の該フックホルダー部の溝形
状のスペース内に引上装置のフックを引っ掛けて、引き
上げることによりワイヤハーネスを車体から取外すこと
を特徴とするワイヤハーネスの取外し方法。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を好まし
い実施例により詳細に説明する。図1は本発明によるワ
イヤハーネス取外し用部品(以下、単に本取外し用部品
とも称する)の一実施例の構造を示す斜視図、図2には
図1の矢視Aから見た図(正面図)である。本取外し用
部品11は、ベースプレート12とフックホルダー部1
3から構成される。ベースプレート12は、ワイヤハー
ネス本体に沿って配設されてワイヤハーネス本体の軸線
方向に延びている。ベースプレート12の中間部にはフ
ックホルダー部13が一体に設けられている。ベースプ
レート12の長さ方向(上記軸線方向と同じ)の両端近
傍14、15は、ワイヤハーネスへの結束のため粘着テ
ープを巻回する部分となっている。フックホルダー部1
3は、ベースプレート12の長さ方向の中間部に、前後
にベースプレート表面から垂直方向に延びる2つの突出
部16、17を有し、これら2つの突出部16、17の
間に引上装置のフックの挿入、ホールドが可能な溝部1
8が形成されている。また、突出部16、17には、溝
部18とは反対側の部分にそれぞれ折損防止のための補
強リブ19、20が形成されている。
【0008】本取外し用部品11は、クレーン等の引上
装置のフックを引っ掛けることができれば金属、プラス
チック等、適宜の材料を用いて作ることができるが、フ
ックを引き上げるときにワイヤハーネスが変形して上記
2つの突出部16、17が内側に倒れ込んで、フックを
より確実にホールドできることからポリプロピレン等の
可撓性を有するプラスチック材料から一体に作られるこ
とが好ましい。ここで「可撓性」とはワイヤハーネスの
変形に応じて変形するが、フックのホールド機能は損な
わない程度の柔軟性をいう。
【0009】図4は上述した本取外し用部品11をワイ
ヤハーネスに取り付けた様子を示す図で、(a)は定常
時、(b)は解体時の状態を示す。図4(a)に示すよ
うに、本取外し用部品11は、ワイヤハーネス本体Wの
軸線方向に沿って配設され、ベースプレート12がフッ
クホールド部13より前側の部分14と後側の部分15
の2カ所を粘着テープ21、22で、ワイヤハーネス本
体Wを抱き込んで巻回して取り付けられる。
【0010】車両解体時にワイヤハーネス本体Wを車体
から取外す場合、クレーン等の引上装置のフックをフッ
クホールド部13の溝部18に挿入し、ホールドした状
態で引き上げる。すると、図4(b)に示すように、ワ
イヤハーネス本体Wは変形し、2つの突出部16、17
はその変形に伴って内側に倒れ込んで、フックをより確
実にホールドする。従って、本取外し用部品11からフ
ックが外れることはなくまた横滑りすることなく、確実
な取外しが行える。また、本取外し用部品11を適切な
取外し部位に取り付けておくことで、解体作業時に作業
者は従来のように取外し位置を決める作業を行う必要が
ないので、取外し作業がスムーズに行え、解体コストの
削減ができる。さらに、本取外し用部品11をワイヤハ
ーネスWに取り付けた状態で解体作業時に取外しを行う
ので、断線を効果的に防止できる利点もある。
【0011】以上、本発明を一実施例に基づいて説明し
たが、本発明は上記実施例のみに限定されず、種々の変
形、変更が可能である。例えば、上記では折損防止のた
めの補強リブ19、20を設けたが、2つの突出部1
6、17で強度が保たれる場合には、補強リブ19、2
0は必ずしも設ける必要はない。また、上記では溝部1
8の形状をU字状としたが、フックをホールドできる形
状であればコ字状等、適宜の形状とすることができる。
また、上記では粘着テープ21、22を巻回することに
より取外し用部品11をワイヤハーネスWに取り付けた
が、結束バンド等、従来から使用されている公知の各種
結束手段を用いることができる。また、上記ではベース
プレート12は平板状のものとしたが、ワイヤハーネス
Wの外周形状にならって、幅方向に湾曲したものであっ
てもよい。さらに、本発明によれば、上記のような利点
を持つワイヤハーネス取外し用部品をワイヤハーネス本
体に取り付けたワイヤハーネスが提供できる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、上記構成、手法を採用
したので、車両解体作業時に、引上装置のフックを確実
にホールドでき、横滑りや、断線を生じることなく、確
実な取外しが行える。また、本発明のワイヤハーネス取
外し用部品をワイヤハーネスの適切な部位に取り付けて
おくことで、作業者は一目してその取外し位置を視認す
ることができるため、取外し作業をスムーズに行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のワイヤハーネス取外し方法の説明図であ
る。
【図2】本発明による実施例のワイヤハーネス取外し用
部品の構造を示す斜視図である。
【図3】図2の矢視Aの方向から見た図である。
【図4】図2のワイヤハーネス取外し用部品をワイヤハ
ーネス本体に取り付けた様子を示す図で、(a)は定常
時、(b)は解体時の状態を示す。
【符号の説明】
11 ワイヤハーネス取外し用部品 12 ベースプレート 13 フックホルダー部 14、15 粘着テープを巻回する部位 16、17 突出部 18 溝部 19、20 補強リブ 21、22 粘着テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000003207 トヨタ自動車株式会社 愛知県豊田市トヨタ町1番地 (72)発明者 林 弘幸 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 宮向井 孝充 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社オートネットワーク技術研究所内 (72)発明者 高松 昌博 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 野村 幸司 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 5G363 AA16 BA02 DA16 DC02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネス本体に沿って配設されて
    ワイヤハーネス本体の軸線方向に延び、ワイヤハーネス
    への結束のために結束部材を巻回させるためのベースプ
    レートと、 該ベースプレートの長さ方向の前後に該ベースプレート
    表面から垂直方向に延びる2つの突出部を有し、該2つ
    の突出部の間に引上装置のフックの挿入、ホールドが可
    能な溝形状のスペースを有しかつ該フックの前後方向の
    動きを規制するフックホルダー部とからなることを特徴
    とするワイヤハーネス取外し用部品。
  2. 【請求項2】 可撓性部材により一体成形されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス取外し
    用部品。
  3. 【請求項3】 該2つの突出部の、該溝形状のスペース
    とは反対側の部分にそれぞれ補強リブが設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のワイヤハーネ
    ス取外し用部品。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のワイヤ
    ハーネス取外し用部品を装着してなるワイヤハーネス。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のワイヤハーネスに対
    し、該ワイヤハーネス取外し用部品の該フックホルダー
    部の溝形状のスペース内に引上装置のフックを挿入、ホ
    ールドし、引き上げることによりワイヤハーネスを車体
    から取外すことを特徴とするワイヤハーネスの取外し方
    法。
JP2002027227A 2002-02-04 2002-02-04 ワイヤハーネス取外し用部品、それを装着したワイヤハーネス及びワイヤハーネス取外し方法 Pending JP2003235135A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002027227A JP2003235135A (ja) 2002-02-04 2002-02-04 ワイヤハーネス取外し用部品、それを装着したワイヤハーネス及びワイヤハーネス取外し方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002027227A JP2003235135A (ja) 2002-02-04 2002-02-04 ワイヤハーネス取外し用部品、それを装着したワイヤハーネス及びワイヤハーネス取外し方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003235135A true JP2003235135A (ja) 2003-08-22

Family

ID=27773378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002027227A Pending JP2003235135A (ja) 2002-02-04 2002-02-04 ワイヤハーネス取外し用部品、それを装着したワイヤハーネス及びワイヤハーネス取外し方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003235135A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1020876B1 (en) Device for removing a wire harness from a vehicle
JP2007189806A (ja) ワイヤーハーネス固定具
JP2003235135A (ja) ワイヤハーネス取外し用部品、それを装着したワイヤハーネス及びワイヤハーネス取外し方法
JP4103735B2 (ja) ワイヤハーネス用カバー
JP3828752B2 (ja) 配線用クリップ
JP3663875B2 (ja) 結束バンド
JP2003061231A (ja) ワイヤハーネス取外し用部品、それを装着したワイヤハーネス及びワイヤハーネス取外し方法
JP3463088B2 (ja) ワイヤハーネス用取手部材及びこれを組み込んだワイヤハーネス
JPH11301374A (ja) 自動車用ワイヤハーネス
JP2003229025A (ja) ワイヤハーネス及びワイヤハーネス取外し方法
JP3187583U (ja) 自動車用ブレーキ操作補助装置
JPH10285758A (ja) 結束バンド
JP2003118664A (ja) ワイヤハーネス取外し用工具及びワイヤハーネス取外し方法
JP2004023947A (ja) ワイヤハーネス取外し用部品及びワイヤハーネス
JP2003252126A (ja) 自動車用ワイヤーハーネス配索構造
JP2000115963A (ja) 線材束の保持具
JP2003212166A (ja) ワイヤハーネス取外し用部品及びワイヤハーネス
JP2003219525A (ja) ワイヤハーネス取外し用部品の取付方法及びワイヤハーネス
JP2003157727A (ja) ワイヤハーネス
JP2003226273A (ja) ワイヤハーネス取外用のフックホルダー
JPH08275347A (ja) ワイヤハーネス用クランプ
JP2020103024A (ja) クランプ
JP2001195923A (ja) ワイヤハーネス用取付部材
JPH11234868A (ja) 自動車用ワイヤハーネスのボデー取付構造
JP2007170483A (ja) バンド一体型クリップ