JP2003234982A - 映像表示装置 - Google Patents

映像表示装置

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JP2003234982A
JP2003234982A JP2002032587A JP2002032587A JP2003234982A JP 2003234982 A JP2003234982 A JP 2003234982A JP 2002032587 A JP2002032587 A JP 2002032587A JP 2002032587 A JP2002032587 A JP 2002032587A JP 2003234982 A JP2003234982 A JP 2003234982A
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Japan
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display device
fan
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light
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JP2002032587A
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English (en)
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Mikio Shiraishi
幹夫 白石
Seiichi Sekiguchi
誠一 関口
Takeshi Katayama
猛 片山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】映像表示装置において、使用環境に応じフィル
タ手段を変更でき、所定の風量を自動的に確保できるよ
うにする。 【解決手段】フィルタ手段を着脱可能な構成とし、装着
したフィルタ手段の種別または機能を識別し、該識別結
果に応じて装置の冷却駆動条件を自動設定する構成とす
る。また、装置温度に対応して駆動条件の設定を変更で
きるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルやマイ
クロミラー式パネルなどのライトバルブ手段により映像
を形成して表示する映像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光源からの光を、ライトバルブ手
段で画素毎の濃淡に変えて映像を形成し、スクリーンに
拡大投射する液晶プロジェクタ等の映像表示装置があ
る。この種の映像表示装置では、光源から出た光は、最
終的に投射される分以外は、ライトバルブ手段及びその
周辺の光学部品等に吸収されて熱となる。このため、ラ
イトバルブ手段及びその付近の温度が上昇する。このう
ち特に、ライトバルブ手段は、一般には半導体の駆動素
子と液晶等の光学機能材料とにより構成されるため、正
常動作のためには、温度を所定値以下(例えば60゜C
以下など)に保つ必要がある。該ライトバルブ手段は一
般には、装置内に設けた熱交換手段を利用して冷却され
る。すなわち、装置外部から吸込んだ空気を該熱交換手
段に供給し、ライトバルブ手段を冷却した後に、該空気
を装置外部へ排気する構成である。また、投射用の光学
系は、ライトバルブ手段の画像面を略後側焦点位置とし
ているため、ライトバルブ手段の付近に塵埃など異物が
付着している場合には、該異物がそのまま拡大投射さ
れ、スクリーン上に影として映し出されてしまう。ライ
トバルブ手段付近に塵埃等が付着するのを防止する技術
としては、例えば、特開平11−354963号公報や
特開平9−130713号公報に記載されたものがあ
る。特開平11−354963号公報には、装置側面に
吸気フィルタを設け、外部から吸込む空気に含まれる塵
埃を、該吸気フィルタで除去する構成が記載されてい
る。また、特開平9−130713号公報には、断面積
の大きな吸気フィルタを用いることにより、フィルタの
交換期限までの期間を長くすることが記載されている。
さらに、実施例として、フィルタでは取りきれない微細
粒子に対応できるように、静電式の吸着装置を設けた構
成が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】映像表示装置の使用環
境としては、一般的なオフィスや家庭などの他、煙草な
ど微粒子の多い環境や、屋外の微細な塵埃の多い環境な
どが考えられ、それぞれに適切に対応できることが求め
られる。上記特開平11−354963号公報や特開平
9−130713号公報記載の構成では、基本的に、フ
ィルタの交換は行わない構成であり、フィルタは簡易に
着脱できる構成にはなっておらず、装置製造時に取り付
けたフィルタのままで塵埃の除去等を行うことになる。
このため、製造時に組み込んだフィルタの目の粗さによ
り、捕捉可能な塵埃の大きさの下限が決まってしまい、
フィルタの目より細かい塵埃は捕捉できないおそれがあ
る。また、煙草の煙などの場合はそれに対応したフィル
タが必要となるが、この場合も対応できないおそれがあ
る。また、反対に、清浄な空気の環境内で装置を使用す
るときは、フィルタの目が細か過ぎる等、装置が過剰仕
様の構成となり易く、重量、サイズ、装置コスト、フィ
ルタにおける空気流動(通過)抵抗、ファンの騒音、運
転費用等が増大する原因となる。本発明の課題点は、上
記従来技術の状況に鑑み、映像表示装置において、
(1)使用環境に応じてフィルタを容易に変更できるこ
と、(2)フィルタが替わっても所定の風量を自動的に
確保できること、(3)騒音を増大させない構成である
こと、(4)静電吸着式フィルタを設けた場合には、コ
ンパクトな構成により電力供給できること、等である。
本発明の目的は、上記課題点を解決できる技術の提供に
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題点を解決するた
めに、本発明では、基本的に、ライトバルブ手段で映像
信号に応じた光学像を形成する映像表示装置において、
ライトバルブ手段側に流動させる空気を濾過するフィル
タ手段を着脱可能とし、装着したフィルタ手段の種別ま
たは機能に対応して装置の冷却駆動条件等の駆動条件を
設定する構成とする。また、装置温度に対応して装置の
冷却駆動条件を設定できる構成とする。駆動条件の設定
はCPU等の制御手段により行う。具体的には、(1)
装置に対し着脱可能な構成を有しライトバルブ手段側に
流動させる冷却用空気を濾過するフィルタ手段(該当実
施例:符号620、630、640、660)と、該フ
ィルタ手段を識別し、識別結果信号を形成し出力する識
別手段(該当実施例:符号621、631、641、6
61601、602、603、604、606、66
3)とを備えた構成とする。(2)装置に対し着脱可能
に設けられ上記ライトバルブ手段側に流動させる外部か
らの冷却用空気を濾過するフィルタ手段(該当実施例:
符号620、630、640、660)と、該フィルタ
手段を識別し、識別結果の信号を出力する識別手段(該
当実施例:符号621、631、641、66160
1、602、603、604、606、663)と、該
識別結果信号に基づき、上記光源の発光動作条件または
装置の冷却動作条件の設定を行うための制御信号を形成
し出力する制御手段(該当実施例:符号750)と、該
設定されたそれぞれの条件で発光または冷却を行うよう
駆動する駆動部(該当実施例:符号751、760)と
を備え、装着されるフィルタ手段に対応して駆動され、
該フィルタ手段が異なる種別または機能のものに変更さ
れたときにも、上記ライトバルブ手段側へ所定の量また
は温度の冷却用空気を流動可能にした構成とする。
(3)装置に対し着脱可能に設けられライトバルブ手段
側に流動させる外部からの冷却用空気を濾過するフィル
タ手段(該当実施例:符号620、630、640、6
60)と、装着されたフィルタ手段を識別し、識別結果
の信号を出力する識別手段(該当実施例:符号621、
631、641、661601、602、603、60
4、606、663)と、該識別結果信号に基づき対応
した制御信号を形成し出力する制御手段(該当実施例:
符号750)と、上記冷却用空気を流動させるファン
(該当実施例:符号431、662)と、上記制御信号
により設定された駆動条件で上記ファンを駆動する駆動
部(該当実施例:符号751、760)と、を備え、装
着されるフィルタ手段に対応して上記ファンが駆動さ
れ、該フィルタ手段が異なる種別または機能のものに変
更されたときにも、上記ライトバルブ手段側へ所定の量
または温度の冷却用空気を流動可能にした構成とする。
(4)装置に対し着脱可能に設けられライトバルブ手段
側に流動させる外部からの冷却用空気を濾過するフィル
タ手段(該当実施例:符号620、630、640、6
60)と、該フィルタ手段を識別し、識別結果の信号を
出力する識別手段(該当実施例:符号621、631、
641、661601、602、603、604、60
6、663)と、装置内の温度を検出し、温度検出結果
の信号を出力する温度検出手段(該当実施例:符号77
0)と、上記識別結果信号または該温度検出結果信号に
基づき、上記光源の発光動作条件または装置の冷却動作
条件の設定を行うための制御信号を形成し出力する制御
手段(該当実施例:符号750)と、該設定された条件
で発光または冷却を行うように駆動する駆動部(該当実
施例:符号751、760)とを備え、装着されるフィ
ルタ手段及び装置内温度に対応した発光または冷却を行
うように駆動され、該フィルタ手段が異なる種別または
機能のものに変更されたときにも、上記ライトバルブ手
段側へ所定の量または温度の冷却用空気を流動可能にし
た構成とする。(5)装置に対し着脱可能に設けられラ
イトバルブ手段側に流動させる外部からの冷却用空気を
濾過するフィルタ手段(該当実施例:符号620、63
0、640、660)と、装着されたフィルタ手段を識
別し、識別結果の信号を出力する識別手段(該当実施
例:符号621、631、641、661601、60
2、603、604、606、663)と、装置内の温
度を検出し、温度検出結果の信号を出力する温度検出手
段(該当実施例:符号770)と、上記識別結果信号ま
たは該温度検出結果信号に基づき対応した制御信号を形
成し出力する制御手段(該当実施例:符号750)と、
上記冷却用空気を流動させるファン(該当実施例:符号
431、662)と、上記制御信号により設定された駆
動条件で上記ファンを駆動する駆動部(該当実施例:符
号751、760)とを備え、装着されるフィルタ手段
及び装置内温度に対応して上記ファンが駆動され、該フ
ィルタ手段が異なる種別または機能のものに変更された
ときにも、上記ライトバルブ手段側へ所定の量または温
度の冷却用空気を流動可能にした構成とする。(6)上
記(1)から5のいずれかにおいて、上記識別手段は、
上記フィルタ手段の外形または該フィルタ手段に付帯さ
れた部材の外形により該フィルタ手段を識別する構成と
する。この場合、フィルタ手段の外形または該フィルタ
手段に付帯された部材の外形を、フィルタ手段の種別ま
たは機能によって異なったものとしておく。(7)上記
(1)から5のいずれかにおいて、上記識別手段は、上
記フィルタ手段の種別または機能を識別する構成とす
る。(8)上記(1)から5のいずれかにおいて、上記
フィルタ手段は、装置側のコネクタに結合するプラグ
(該当実施例:符号663)を有し、装置への装着時に
該プラグが装置側のコネクタ(該当実施例:符号60
5、606)と結合される構成とする。(9)上記
(1)から5のいずれかにおいて、上記フィルタ手段
は、塵埃を静電気的に吸着する吸着手段を備えた構成と
する。(10)上記(3)または(5)において、上記
フィルタ手段は、上記ファンを内蔵または該ファンが付
帯的に取り付けられ、装置に対し、該ファンとともに着
脱可能な構成とする。(11)上記(3)または(5)
において、上記フィルタ手段は、上記ファンを内蔵また
は該ファンが付帯的に取り付けられ、装置に対し該ファ
ンとともに着脱可能であり、かつ、装置側のコネクタに
結合するプラグ(該当実施例:符号663)を有し、該
プラグを介し上記ファンに電力供給される構成とする。
(12)上記(1)から5のいずれかにおいて、上記フ
ィルタ手段は、塵埃を静電気的に吸着する吸着手段を備
え、かつ、装置側のコネクタに結合するプラグを有し、
該プラグを介し上記吸着手段に電力供給される構成とす
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例につき、図
面を用いて説明する。図1〜図8は、本発明の第1の実
施例の説明図である。図1は本発明の映像表示装置の外
観図、図2は本発明の映像表示装置の底面側の構成図、
図3は本発明の映像表示装置における光学ユニットの構
成図、図4は、図3の光学ユニットの外装図、図5は光
学ユニットに組み込んだ吸気用ダクトの構成図、図6、
図7は本発明の映像表示装置におけるフィルタ手段識別
機構の説明図、図8は制御手段の説明図である。なお、
各図において、同一部分には同一符号を付す。図1〜図
5は本発明の映像表示装置の概略説明図である。図1に
おいて、1は映像表示装置、110は、装置内のライト
バルブ手段側へ導く冷却用空気を装置外部から吸込む吸
気口、111は排気口、113は操作ボタン、117は
リモートコントローラ等による操作信号を受信する遠隔
操作受信部A、500は投射レンズ手段である。本図1
には図示しないが、映像表示装置1の内部にはライトバ
ルブ手段を含んで成る光学ユニットが収容されている。
該光学ユニットは、ライトバルブ手段(図示なし)の
他、光源(図示なし)、照明光学系(図示なし)、投射
レンズ手段500等を備え、光源からの光を照明光学系
でライトバルブ手段に照射し、該ライトバルブ手段で映
像信号に対応して光強度変調して画素毎の濃淡に変えた
映像光とし、投射レンズ手段500で拡大投射光として
出射するようになっている。投射レンズ手段500は、
映像表示装置1の外装匡体の外部に露出している。吸気
口110は、映像表示装置1の側面前方で投射レンズ手
段500寄りに設けられている。吸気口110から映像
表示装置内に吸込まれた空気は、冷却用空気として、映
像表示装置内において、フィルタ手段を通してライトバ
ルブ手段側へ導かれる。フィルタ手段は、映像表示装置
に対し着脱可能な構成を有しており、上記ライトバルブ
手段側に導いて流動させる空気を濾過し、通過させる空
気中の塵埃などを捕捉する。表示装置1の側面後方には
排気口111が設けられている。該排気口111から
は、装置内を冷却し熱交換されて温度上昇した空気を外
部に排気する。該映像表示装置1の操作は、装置外面に
配置された操作ボタン113、外部接続端子(図示な
し)などを経由した遠隔制御、またはリモートコントロ
ーラ等による遠隔制御で行う。リモートコントローラ等
による遠隔制御では、操作信号を遠隔操作受信部A11
7で受信する。
【0006】図2は、図1の映像表示装置の底面側の構
成図である。図2において、112は装置全体の設置角
度を調整して投射する映像の角度を調整する調整脚A、
115は同じく調整脚B、118は光源の交換蓋、11
9は光源ユニット、120は移動時などに使用するハン
ドルである。光源ユニット119の交換は光源の交換蓋
118を開けて行う。調整脚A112、調整脚B115
の高さを調整して、投射する映像の位置や傾きの微調整
を行う。投射映像を形成するための映像信号や音声信号
等は、15ピンDsub、S−VIDEOなどの各種外
部入力端子から入力し、電源電力は電源コネクタへ入力
する。なお、装置後方側にも遠隔操作受信部B(図示な
し)を設けてあり、図1に示した遠隔操作受信部A11
7と同様に動作させるようになっている。ハンドル12
0は装置の側面側に設けてある。ハンドル120の反対
側には、脚部(図示なし)が上記入力端子より高い位置
に設けてあり、ハンドル120をにぎって、映像表示装
置を床面などに置いた場合に、入力端子などが損傷を受
けないようになっている。
【0007】図3は、光学ユニットの内部構成を示す斜
視図である。図3において、201は光源、202は集
光用のインテグレータレンズA、203は同じくインテ
グレータレンズB、204は偏光変換手段、205はミ
ラーA、210はダイクロイックミラーB、231は緑
色光用の偏光フィルタG、232は緑色光用の偏光プリ
ズムG、233は緑色光用のライトバルブ手段、240
は光を平行にするためのコリメータレンズCM、241
は偏光フィルタM、242は偏光プリズムM、243は
赤色光用ライトバルブ手段、244は青色光用ライトバ
ルブ手段、250は合成プリズム、401はコリメータ
レンズA、402はコリメータレンズB、500は投射
レンズ手段、800は白色光、801は緑色光成分、8
02はマゼンタ色成分である。光源201から出射され
た適当な光量の光束は、インテグレータレンズA20
2、インテグレータレンズB203、偏光変換手段20
4及びコリメータレンズA401を通った後、ミラーA
205、コリメータレンズB402、ダイクロイックミ
ラーB210へと導かれる。ダイクロイックミラーB2
10では、光源からの光(白色光)を2色の光成分、例
えば、緑色光成分801とマゼンタ色光成分802とに
分離する。緑色光成分801は、ダイクロイックミラー
B210で反射されて、コリメータレンズCG230、
偏光フィルタG231を経由し、さらに偏光プリズムG
232内で反射され、緑色光用のライトバルブ手段23
3に照射される。マゼンタ色光成分802は、ダイクロ
イックミラーB210を透過して、コリメータレンズC
M240、偏光フィルタM241を通って、偏光プリズ
ムM242内で青色光と赤色光に分光され、赤色光成分
は赤色光用のライトバルブ手段243に照射され、青色
光成分は青色光用のライトバルブ手段244に照射され
る。このように、光源からの光は、複数色成分に分離さ
れて、それぞれの色光用のライトバルブ手段に照射され
る。各色光用のライトバルブ手段は、反射型ライトバル
ブ手段であるとする。各色光用のライトバルブ手段は、
駆動回路により映像信号に基づき駆動され、照射された
各色光成分を、偏光方向を変調し映像光とした状態で反
射する。該反射された各色光成分の映像光は、偏光プリ
ズムG232、偏光プリズムM242を経て合成プリズ
ム250に入射され、該合成プリズム250で白色光に
合成され、投射レンズ手段500に入射される。すなわ
ち、緑色光用のライトバルブ手段233から出た光(緑
色映像光)は、偏光プリズムG232を透過して合成プ
リズム250に入射され、赤色光用のライトバルブ手段
と青色光用のライトバルブ手段から出た光(赤色映像
光、青色映像光)も、偏光プリズムM242を通って合
成プリズム250に入射され、上記緑色光成分(緑色映
像光)と合成されて白色光として該合成プリズム250
から出射され、最終的に投射レンズ手段500からカラ
ーの映像としてスクリーン(図示なし)に表示される。
【0008】図4は、上記図3の光学ユニットの外装構
造を示す図である。図4において、431は排気ファ
ン、432は排気口、700は光学ユニットである。光
学ユニット700には排気ファン431が設けてあり、
映像表示装置内部のライトバルブ手段や、光源としての
ランプなどで発熱した熱エネルギは、温度上昇した空気
とともに、排気口432から光学ユニットの外部に排出
され、最終的には、図1の排気口111より装置外部へ
と排出される。赤色光用のライトバルブ手段243、青
色光用のライトバルブ手段244、及び緑色光用のライ
トバルブ手段233の周りには、冷却用空気を通す流路
を設けてあり、各ライトバルブ手段での発熱エネルギが
該流路で熱交換されて最終的に排気ファン431に集め
られる。
【0009】図5は、光学ユニットに組み込んだ吸気用
ダクトの構成図である。図5において、615は吸気
部、620はフィルタ手段としての吸気フィルタ、65
0は吸気ダクト部、670は上側ダクト、600は下側
ダクトである。吸気ダクト部650は、上側ダクト67
0と下側ダクト600から構成される。映像表示装置の
外部からの空気は、吸気ダクト部650より吸い込まれ
る。吸気部615には吸気フィルタ620を設けてあ
り、該吸気フィルタ620により、吸い込んだ空気中の
塵埃等を捕捉する。塵埃等を除去された冷却用空気は、
さらに吸気ダクト部650内を通り、各ライトバルブ手
段など熱を発生し温度上昇する部品側へと進む。冷却用
空気は各ライトバルブ手段やその周りの他の発熱部品を
熱交換により冷却する。
【0010】図6、図7は本発明の第1の実施例の映像
表示装置において装着されるフィルタ手段を識別するた
めのフィルタ手段識別機構の説明図である。図6は、装
着される第1の種別のフィルタ手段を識別する場合の説
明図、図7は、図6の場合とは異なる第2の種別のフィ
ルタ手段が装着されるとき、該第2の種別のフィルタ手
段を識別する場合の説明図である。図6において、60
0は下側ダクト、601は識別手段としてのスイッチ
A、602は同じくスイッチB、610は青色光用のラ
イトバルブ手段とその周辺部品を冷却する冷却用空気の
流路B、611は赤色光用のライトバルブ手段とその周
辺部品を冷却する冷却用空気の流路R、612は緑色光
用のライトバルブ手段とその周辺部品を冷却する冷却用
空気の流路G、615は下側ダクト600の吸気部、6
16は吸気フィルタ取付部、620は、着脱可能な第1
の種別のフィルタ手段としての吸気フィルタ、621は
該吸気フィルタ620を識別するための識別用突起Aで
ある。吸気フィルタ620は、フィルタAを有し、下側
ダクト600の吸気部615の奥側の吸気フィルタ取付
部616に装着される。なお、図6は、着脱可能な吸気
フィルタ620が装着される前の状態を示す。下側ダク
ト600の吸気フィルタ取付部616の奥側の位置に
は、フィルタ手段識別検出用のスイッチA601とスイ
ッチB602とを設けてある。吸気フィルタ620は、
フィルタAが所定の目の粗さの発泡ウレタンなどのスポ
ンジ材から成り、外形の一部に識別用突起A621を有
する。識別用突起A621に対応する下側ダクト600
側の位置にはスイッチA601が設けてある。着脱可能
な吸気フィルタ620を下側ダクト600に装着する
と、吸気フィルタ620の識別用突起A621がスイッ
チA601を押して動作させ、該スイッチA601の動
作により吸気フィルタ620の装着を識別する。該状態
において、吸気ダクト部の下側ダクト600の吸気部6
15から吸い込まれた空気は、吸気フィルタ620によ
り塵埃などを捕捉された後、ダクト内部を進み、流路R
611の空気は赤色光用のライトバルブ手段へ向かって
流れ、流路B610の空気は青色光用のライトバルブ手
段へ向かって流れ、流路G612の空気は緑色光用のラ
イトバルブ手段へ向かって流れる。該各流路の空気は熱
交換により、冷却対象の各ライトバルブ手段とその周辺
部品を冷却する。
【0011】図7は、第2の種別のフィルタ手段が装着
されるとき、該第2の種別のフィルタ手段を識別する場
合の説明図である。図7において、630は着脱可能な
第2の種別のフィルタ手段としての吸気フィルタ、63
1は該吸気フィルタ630を識別するための識別用突起
Bである。吸気フィルタ630は、上記フィルタAとは
目の粗さが異なったフィルタBを有し、下側ダクト60
0の吸気部615の奥側に位置する吸気フィルタ取付部
616に装着される。なお、本図7は、着脱可能な吸気
フィルタ630が装着される前の状態を示す。吸気フィ
ルタ630も、フィルタBが所定の目の粗さの発泡ウレ
タンなどのスポンジ材から成り、外形の一部に識別用突
起B631を有している。識別用突起B631に対応す
る下側ダクト600側の位置にはスイッチB602が設
けてある。着脱可能な吸気フィルタ630を下側ダクト
600に装着すると、吸気フィルタ630の識別用突起
B631がスイッチB602を押して動作させ、該スイ
ッチB602の動作により吸気フィルタ630が装着さ
れたことを識別する。該状態において、吸気ダクト部の
下側ダクト600の吸気部615から吸い込まれた冷却
用空気は、吸気フィルタ630により塵埃などを捕捉さ
れた後、各ライトバルブ手段側へ向かって流れ、冷却対
象の各ライトバルブ手段とその周辺部品を冷却する。
【0012】上記吸気フィルタ620のフィルタAまた
は吸気フィルタ630のフィルタBとして、目の粗いス
ポンジ等を用いた場合は、吸気抵抗が減り、流入空気量
が増し、冷却能力が上がる。反対に、目の細かいスポン
ジ等を用いた場合は、細かい塵埃などまで捕捉でき、空
気清浄度を高められるが、吸気抵抗が増える結果、流入
空気量が減少して、冷却能力が低下し易い。これを防ぐ
ために、本第1の実施例では、吸気ファンや排気ファン
などの回転数を増すなど装置の駆動条件を変更して冷却
用空気の流動量を確保するようにしている。
【0013】図8は、第1の実施例における制御手段の
説明図である。図8において、750は制御手段として
のCPU、751は排気ファンを駆動するファン駆動回
路、431は排気ファン、760は光源のランプを駆動
するランプ駆動回路、761は光源のランプである。上
記CPUはマイコン等で構成される。上記図6のスイッ
チA601からの吸気フィルタ620の識別結果信号及
びスイッチB602からの吸気フィルタ630の識別結
果信号はそれぞれ、CPU750に入力される。CPU
750では、該識別結果信号に基づき、装置の駆動条件
を設定する制御信号を形成し、該制御信号をファン駆動
回路751及びランプ駆動回路760に出力する。ファ
ン駆動回路751及びランプ駆動回路760では、制御
信号に従い駆動条件が設定され、設定された駆動条件で
それぞれ、排気ファン431、ランプ761を駆動す
る。排気ファン431は回転数を制御され、ランプ76
1は点灯電力を制御される。排気ファン431の回転数
制御によっては、吸気フィルタ620または吸気フィル
タ630を通って装置内を流れる冷却用空気の量が制御
され、ランプ761の点灯電力の制御によっては、ラン
プの発熱量と発光量とが制御される。ファン駆動回路7
51を、例えば、吸気フィルタ620や吸気フィルタ6
30の近傍に設けた吸気ファンを駆動する構成とし、C
PU750の制御信号により該吸気ファンの回転数を制
御して装置内の冷却用空気の量を制御してもよいし、ま
たは、ファン駆動回路751で、排気ファン、吸気ファ
ンの両方を駆動し、CPU750の制御信号により吸気
ファン、排気ファンの両方の回転数を制御し装置内の冷
却用空気の量を制御するようにしてもよい。なお、上記
において、ファン駆動回路751、ランプ駆動回路76
0のいずれか一方が識別結果信号に基づいて制御され、
他方は識別結果信号によっては制御されない構成であっ
てもよい。また、CPU750は、スイッチA601か
らの識別結果信号、またはスイッチB602からの識別
結果信号によって一義的に決まるそれぞれ1つの制御信
号を形成する構成には限定されず、それぞれの識別結果
信号に対応して複数の制御信号を形成し、このうち選択
された制御信号をファン駆動回路751や、ランプ駆動
回路760に出力する構成としてもよい。かかる構成と
した場合には、装着したある1つの種別の吸気フィルタ
に対し、ファン駆動回路751や、ランプ駆動回路76
0を、複数の制御信号で複数通りの駆動条件に設定し
て、吸気ファンや排気ファンの回転数や、ランプの点灯
電力を複数通りに選択できるようになる。上記第1の実
施例では、フィルタ手段は種別の異なる吸気フィルタを
装着する場合につき説明したが、機能の異なるものを装
着する場合についても同様である。
【0014】上記本発明の第1の実施例によれば、映像
表示装置において、使用環境に応じた種別または機能の
吸気フィルタを容易に装着することができる。また、装
着した吸気フィルタを自動的に識別し、該識別結果に基
づき、吸気ファンや排気ファンやランプを、自動的に使
用環境に対応した条件で駆動することができる。また、
装置の効率的な駆動が可能となり、騒音や消費電力等の
低減が可能となる。また、無理な駆動がなくなるため、
装置の信頼性も向上する。使用条件に応じてコスト、装
置重量、または装置サイズなども選択することができ
る。また、吸気フィルタの交換頻度に応じて、使用する
吸気フィルタの種別や機能を選択できる。
【0015】図9は本発明の第2の実施例を示す図で、
装着されるフィルタ手段を識別するフィルタ手段識別機
構の説明図である。本第2の実施例は、吸気フィルタ内
に静電気吸着式フィルタを備える場合の例である。図9
において、600は下側ダクト、603は識別手段とし
てのスイッチC、604は同じくスイッチD、605は
コネクタ、640は着脱可能な吸気フィルタ、641は
吸気フィルタ640を識別するための識別用突起C、6
42は、静電気吸着式フィルタCの静電気式吸着部であ
る。スイッチC603、スイッチD604及びコネクタ
605は、下側ダクト600の吸気フィルタ取付部61
6の奥側の位置に設けられている。識別用突起C641
はスイッチC603に対応した位置にあり、吸気フィル
タ640を表示装置に装着されたときに、該識別用突起
C641とがスイッチC603が該吸気フィルタ640
の装着されたことを識別する。なお、図9も、着脱可能
な吸気フィルタ640が装着される前の状態を示す。コ
ネクタ605には、電源部(図示なし)から高電圧(例
えば略1000V)が供給される。吸気フィルタ640
は、外部外枠が金属板などから成り、内部に静電気式吸
着部642を有し、コネクタ605に結合(接続)され
るプラグ(図示なし)を備え、該コネクタ605と該プ
ラグを介し、電力が該静電気式吸着部642に供給され
るようになっている。静電気式吸着部を備えた吸気フィ
ルタは、細かい塵埃などが存在する環境で使用すると有
効である。着脱可能な吸気フィルタ640が下側ダクト
600に装着されると、吸気フィルタ640の識別用突
起C641がスイッチC603を押して動作させ、該ス
イッチC603の動作により吸気フィルタ640の装着
を識別する。スイッチC603からは吸気フィルタ64
0の識別結果信号が出力される。該識別結果信号による
装置の制御動作については、上記第1の実施例の場合と
同様である。
【0016】上記本発明の第2の実施例によれば、静電
気吸着方式の吸気フィルタも、着脱可能に装着すること
ができ、広い範囲の使用環境条件に適応できる。給電も
コンパクトな構成下で行うことができる。装置の効率的
な駆動や、騒音や消費電力等の低減も可能となる。ま
た、装置の信頼性も向上させられる。その他、上記第1
の実施例の場合と同様の作用・効果が得られる。
【0017】図10は本発明の第3の実施例を示す図
で、装着されるフィルタ手段としての吸気フィルタを識
別するフィルタ手段識別機構の説明図である。(a)は
フィルタ手段識別機構の構成例、(b)は、装置に装着
されるフィルタ手段としての吸気フィルタの構成例を示
す。本第3の実施例は、吸気フィルタに付帯して吸気フ
ァンを備える場合の例である。図10において、606
はコネクタ、660は着脱可能な吸気フィルタ、661
は吸気フィルタ660を識別するための識別用突起D、
662は、吸気フィルタ660に付帯的に設けられ外部
から冷却用空気を吸い込んで吸気フィルタ660側に送
り込む吸気ファン、663は、コネクタ606に結合
(接続)されて吸気ファン662に電力供給するための
プラグ、664は、吸気ファン662から濾過処理され
た空気を装置内部に送り出すための窓である。他の部分
の構成は上記第1の実施例の場合とほぼ同じである。吸
気ファン662は、吸気フィルタ660とともに装置に
対し着脱可能である。コネクタ606には、装置本体側
の電源部(図示なし)からファン駆動電圧(例えば略1
2V)が供給される。吸気フィルタ660は、内部には
スポンジ式フィルタ(図示せず)を備え、外装部が金属
板などで構成され、空気取り入れ部に吸気ファン662
が付帯的に設けられている。また、吸気フィルタ660
は、外装部のスイッチ対向面側には識別用突起D661
を備えている。該識別用突起D661は、スイッチD6
04に対応する位置に設けられている。着脱可能な吸気
フィルタ660が下側ダクト600に装着されると、吸
気フィルタ660の識別用突起D661がスイッチD6
04を押して動作させ、該スイッチD604の動作によ
り、吸気フィルタ660を識別する。スイッチD604
からは吸気フィルタ660の識別結果信号が出力され
る。該識別結果信号による装置の制御動作については、
上記第1の実施例や、第2の実施例の場合と同様であ
る。吸気ファン662には、コネクタ606及びプラグ
663を介しファン駆動電力が供給され、所定の回転数
で回転駆動される。該吸気ファン662は、制御手段の
CPU750(図8)の制御信号に基づき、ファン駆動
回路751(図8)により駆動されるようにしてもよ
い。また、吸気フィルタ660の識別とその結果信号の
形成・伝達についても、識別用突起D661とスイッチ
D604とによらずに、プラグ663の電極端子の一部
のものから吸気フィルタ660の識別信号を出力し、コ
ネクタ606側へ伝達するようにしてもよい。吸気ファ
ン662から吸い込んだ冷却用空気は、吸気フィルタ6
60内で濾過処理され、窓664からライトバルブ手段
等の方向に送り出される。吸気ファン662は、装置使
用時に常時回転駆動する構成でなくてもよく、例えば、
冷却用空気を、主として排気ファンにより流動させ、該
排気ファンによる空気流動量が必要量を確保できない場
合に、上記吸気ファン662を補助ファンとして回転駆
動する構成としてもよい。また、吸気ファン662は吸
気フィルタ660内に該フィルタの一部として設けるよ
うにしてもよい。
【0018】上記本発明の第3の実施例によれば、排気
ファンでは必要な空気流動量を確保できないような環境
においても、吸気ファン662を排気ファンと併用する
ことで必要な空気流動量を確保できるようになり、広い
範囲の使用環境条件に適応できる。装置の効率的な駆動
や、騒音や消費電力等の低減も可能となる。また、装置
の信頼性も向上させられる。その他、上記第1、第2の
実施例の場合と同様の作用・効果が得られる。
【0019】図11は、本発明の第4の実施例を示す図
である。本第4の実施例は、映像表示装置内の温度を検
出し、フィルタ手段の識別結果情報と併せて、映像表示
装置の駆動条件を制御するようにした場合の構成例であ
る。図11において、770は、映像表示装置内におい
てライトバルブ手段の近傍の温度を検出する温度検出手
段である。他の部分の構成は図8に示した第1の実施例
の場合とほぼ同じである。温度検出手段770は、ライ
トバルブ手段の近傍の温度を検出し、検出結果の温度情
報信号を出力する。該温度情報信号は、制御手段として
のCPU750に入力される。CPU750では、スイ
ッチA601またはスイッチB602からのフィルタ手
段の識別結果信号と上記温度検出手段770からの温度
情報信号とに基づき、装置の駆動条件を設定するための
制御信号を形成し、該制御信号をファン駆動回路751
側やランプ駆動回路760側に出力する。ファン駆動回
路751及びランプ駆動回路760では、装置内の温度
を加味した制御信号に従い駆動条件が設定され、設定さ
れた駆動条件でそれぞれ、排気ファン431、ランプ7
61を駆動する。排気ファン431は回転数を制御さ
れ、ランプ761は点灯電力を制御される。排気ファン
431の回転数制御によっては、吸気フィルタ620ま
たは吸気フィルタ630を通って装置内を流れる冷却用
空気の量が制御され、ランプ761の点灯電力の制御に
よっては、ランプの発熱量と発光量とが制御される。例
えば、吸気フィルタ620または吸気フィルタ630が
目詰まりを起すなどして空気の流動抵抗が増え、冷却用
空気の量が減るときは、装置内の冷却効果が下がって装
置内温度が上昇する。このため、温度検出手段による温
度情報信号により、排気ファン431の回転数を増大さ
せて、冷却用空気の必要量を確保して装置内の温度、特
にライトバルブ手段とその周辺部の温度を下げるように
する。もしも、排気ファン431の回転数増大によって
も、冷却用空気の必要量を確保できず、装置内温度を下
げることができない場合には、ランプ駆動回路760の
設定を変えてランプ761の点灯電力を減らし、ランプ
の発熱量を減らす。この場合は、ランプの発光量も減る
ため、映像の明るさも低下する。CPU750における
上記制御信号の形成にあたっては、初期的に、スイッチ
A601またはスイッチB602からのフィルタ手段の
識別結果信号に対応した基準温度情報信号を設定し、該
基準温度情報信号と該識別結果信号とから基準制御信号
を形成するようにしてもよい。この場合、該基準制御信
号でファン駆動回路751やランプ駆動回路760の駆
動条件を初期設定し、該設定条件で排気ファン431や
ランプ761を駆動する。そして、該駆動により、装置
内の温度が上昇して、温度検出手段770からの温度情
報信号のレベルが、上記基準温度情報信号のレベルを超
えたとき、CPU750では、上記基準制御信号に替わ
って、該温度情報信号と上記識別結果信号とから新たな
制御信号を形成し、該制御信号により、ファン駆動回路
751やランプ駆動回路760の駆動条件の設定を、初
期設定状態から解き、排気ファン431の回転数を上げ
たり、ランプ761の発熱量を減らしたりする新たな設
定状態にする。また、ファン駆動回路751を、例え
ば、吸気フィルタ620や吸気フィルタ630の近傍に
設けた吸気ファンを駆動する構成とし、CPU750の
制御信号に基づき該吸気ファンの回転数を制御して装置
内の冷却用空気の量を制御してもよいし、または、ファ
ン駆動回路751で、排気ファン431と該吸気ファン
の両方を駆動する構成とし、CPU750の制御信号に
より吸気ファン、排気ファンの両方の回転数を制御し、
装置内の冷却用空気の量を制御するようにしてもよい。
なお、上記において、ファン駆動回路751、ランプ駆
動回路760のいずれか一方が識別結果信号と温度情報
信号に基づく制御信号により制御され、他方は該制御信
号によっては制御されない構成であってもよい。また、
CPU750は、スイッチA601やスイッチB602
からの識別結果信号と温度検出手段からの温度情報信号
とによって一義的に決まるそれぞれ1つの制御信号を形
成する構成に限定されず、例えば、それぞれの識別結果
信号、または温度情報信号に対応して、複数の制御信号
を形成し、このうちから選択される制御信号をファン駆
動回路751や、ランプ駆動回路760に出力する構成
としてもよい。かかる構成とした場合には、装着したあ
る1つの種別の吸気フィルタまたは検出された温度に対
し、ファン駆動回路751や、ランプ駆動回路760
を、複数の制御信号で複数通りの駆動条件に設定し、吸
気ファンや排気ファンの回転数や、ランプの点灯電力を
複数通りに選択できるようになる。
【0020】上記第4の実施例では、フィルタ手段とし
ては、種別の異なる吸気フィルタを装着する場合につき
説明したが、機能の異なるものを装着する場合について
も同様である。
【0021】上記本発明の第4の実施例によれば、映像
表示装置を使用する環境の空気汚染状態、気温、装置内
温度等に対応して、吸気フィルタの種別や機能の選定、
ファン回転数、ランプ発熱量等の冷却条件を適正な範囲
に自動設定できる。吸気フィルタの着脱も容易である。
また、装置の効率的な駆動も可能となり、騒音や消費電
力等の低減が可能となる。また、無理な駆動がなくなる
ため、装置の信頼性も向上する。その他、上記第1の実
施例の場合と同様の作用・効果が得られる。
【0022】なお、上記各実施例構成では、識別手段と
して、識別用突起とスイッチとの組合わせ構成、また
は、プラグとコネクタとの組合わせ構成を挙げたが、本
発明はこれに限定されず、他の構成であってもよい。ま
た、識別用突起とスイッチとの組合わせ構成の場合、ス
イッチを2個設ける構成としたが、これに限定されず、
1個でも、あるいは3個以上でもよい。スイッチは、識
別結果信号を直接発生するものでなくともよい。また、
フィルタ手段も、上記実施例のものに限定されず、他の
方式・構成のもの、例えば遠心分離方式のものなどであ
ってもよい。ライトバルブ手段も、液晶パネルやマイク
ロミラー式パネル等を含み、反射型のものでもよいし、
透過型のものでもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、映像表示装置におい
て、使用環境が変わっても該環境に適合したフィルタ手
段で装置を駆動することができる。映像表示装置の効率
的な駆動も可能で、騒音や消費電力等も減らせる。ま
た、装置の信頼性も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例としての映像表示装置の
外観図である。
【図2】本発明の第1の実施例としての映像表示装置の
底面側の構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例としての映像表示装置に
おける光学ユニットの構成図である。
【図4】図3の光学ユニットの外装図である。
【図5】光学ユニットに組み込んだ吸気用ダクトの構成
図である。
【図6】本発明の第1の実施例におけるフィルタ手段識
別機構の説明図である。
【図7】本発明の第1の実施例におけるフィルタ手段識
別機構の説明図である。
【図8】本発明の第1の実施例における制御手段の説明
図である。
【図9】本発明の第2の実施例におけるフィルタ手段識
別機構の説明図である。
【図10】本発明の第3の実施例におけるフィルタ手段
識別機構の説明図である。
【図11】本発明の第4の実施例の説明図である。
【符号の説明】
1…映像表示装置、 110…吸気口、 111…排気
口、 112…調整脚A、 113…操作ボタン、 1
15…調整脚B、 117…遠隔操作受信部A、 11
9…光源ユニット、 120…ハンドル、 201…光
源、 204…偏光変換手段、 233、243、24
4…ライトバルブ手段、 250…合成プリズム、 4
31…排気ファン、 432…排気口、 500…投射
レンズ手段、 600…下側ダクト、 601…スイッ
チA、 602…スイッチB、603…スイッチC、
604…スイッチD、 605、606…コネクタ、6
10…流路B、 611…流路R、 612…流路G、
615…吸気部、616…吸気フィルタ取付部、 6
20、630、640、660…吸気フィルタ、 62
1…識別用突起A、 631…識別用突起B、 641
…識別用突起C、 642…静電式吸着部、 650…
吸気ダクト部、 661…識別用突起D、 662…吸
気ファン、 663…プラグ、 664…窓、 670
…上側ダクト、 700…光学ユニット、 770…温
度検出手段、 750…CPU、 760…ランプ駆動
回路、 751…ファン駆動回路、 761…ランプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関口 誠一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアシステ ム事業部内 (72)発明者 片山 猛 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディアシステ ム事業部内 Fターム(参考) 2K103 AA05 AA07 AB10 CA49 CA54 DA03 DA07 DA09 DA24 5C058 AB06 BA30 BB25 EA02 EA26 EA52

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源側からの光を照明光学系によりライト
    バルブ手段に照射し映像信号に応じた光学像を形成する
    映像表示装置において、 着脱可能な構成を有し、上記ライトバルブ手段側に流動
    させる冷却用空気を濾過するフィルタ手段と、 該フィルタ手段を識別し、識別結果信号を形成して出力
    する識別手段と、 を備えたことを特徴とする映像表示装置。
  2. 【請求項2】光源側からの光を照明光学系によりライト
    バルブ手段に照射し映像信号に応じた光学像を形成する
    映像表示装置において、 着脱可能に設けられ上記ライトバルブ手段側に流動させ
    る外部からの冷却用空気を濾過するフィルタ手段と、 該フィルタ手段を識別し、識別結果の信号を出力する識
    別手段と、 該識別結果信号に基づき、上記光源の発光動作条件また
    は装置の冷却動作条件の設定を行うための制御信号を形
    成し出力する制御手段と、 該設定されたそれぞれの条件で発光または冷却を行うよ
    うに駆動する駆動部と、 を備え、装着されるフィルタ手段に対応して駆動され、
    該フィルタ手段が異なる種別または機能のものに変更さ
    れたときにも、上記ライトバルブ手段側へ所定の量また
    は温度の冷却用空気を流動可能にしたことを特徴とする
    映像表示装置。
  3. 【請求項3】光源側からの光を照明光学系によりライト
    バルブ手段に照射し映像信号に応じた光学像を形成する
    映像表示装置において、 着脱可能に設けられ上記ライトバルブ手段側に流動させ
    る外部からの冷却用空気を濾過するフィルタ手段と、 装着されたフィルタ手段を識別し、識別結果の信号を出
    力する識別手段と、 該識別結果信号に基づき対応した制御信号を形成し出力
    する制御手段と、 上記冷却用空気を流動させるファンと、 上記制御信号により設定された駆動条件で上記ファンを
    駆動する駆動部と、 を備え、装着されるフィルタ手段に対応して上記ファン
    が駆動され、該フィルタ手段が異なる種別または機能の
    ものに変更されたときにも、上記ライトバルブ手段側へ
    所定の量または温度の冷却用空気を流動可能にしたこと
    を特徴とする映像表示装置。
  4. 【請求項4】光源側からの光を照明光学系によりライト
    バルブ手段に照射し映像信号に応じた光学像を形成する
    映像表示装置において、 着脱可能に設けられ上記ライトバルブ手段側に流動させ
    る外部からの冷却用空気を濾過するフィルタ手段と、 該フィルタ手段を識別し、識別結果の信号を出力する識
    別手段と、 装置内の温度を検出し、温度検出結果の信号を出力する
    温度検出手段と、 上記識別結果信号または該温度検出結果信号に基づき、
    上記光源の発光動作条件または装置の冷却動作条件の設
    定を行う制御信号を形成し出力する制御手段と、 該設定された条件で発光または冷却を行うように駆動す
    る駆動部と、 を備え、装着されるフィルタ手段及び装置内温度に対応
    した発光または冷却を行うように駆動され、該フィルタ
    手段が異なる種別または機能のものに変更されたときに
    も、上記ライトバルブ手段側へ所定の量または温度の冷
    却用空気を流動可能にしたことを特徴とする映像表示装
    置。
  5. 【請求項5】光源側からの光を照明光学系によりライト
    バルブ手段に照射し映像信号に応じた光学像を形成する
    映像表示装置において、 着脱可能に設けられ上記ライトバルブ手段側に流動させ
    る外部からの冷却用空気を濾過するフィルタ手段と、 装着されたフィルタ手段を識別し、識別結果の信号を出
    力する識別手段と、 装置内の温度を検出し、温度検出結果の信号を出力する
    温度検出手段と、 上記識別結果信号または該温度検出結果信号に基づき対
    応した制御信号を形成し出力する制御手段と、 上記冷却用空気を流動させるファンと、 上記制御信号により設定された駆動条件で上記ファンを
    駆動する駆動部と、 を備え、装着されるフィルタ手段及び装置内温度に対応
    して上記ファンが駆動され、該フィルタ手段が異なる種
    別または機能のものに変更されたときにも、上記ライト
    バルブ手段側へ所定の量または温度の冷却用空気を流動
    可能にしたことを特徴とする映像表示装置。
  6. 【請求項6】上記識別手段は、上記フィルタ手段の外形
    または該フィルタ手段に付帯された部材の外形により該
    フィルタ手段を識別する構成である請求項1から5のい
    ずれかに記載の映像表示装置。
  7. 【請求項7】上記識別手段は、上記フィルタ手段の種別
    または機能を識別する構成である請求項1から5のいず
    れかに記載の映像表示装置。
  8. 【請求項8】上記フィルタ手段は、装置側のコネクタに
    結合するプラグを有し、装置への装着時に該プラグが装
    置側のコネクタと結合される構成である請求項1から5
    のいずれかに記載の映像表示装置。
  9. 【請求項9】上記フィルタ手段は、塵埃を静電気的に吸
    着する吸着手段を備えた構成である請求項1から5のい
    ずれかに記載の映像表示装置。
  10. 【請求項10】上記フィルタ手段は、上記ファンを内蔵
    または該ファンが付帯的に取り付けられ、装置に対し、
    該ファンとともに着脱可能な構成である請求項3または
    請求項5に記載の映像表示装置。
  11. 【請求項11】上記フィルタ手段は、上記ファンを内蔵
    または該ファンが付帯的に取り付けられ、装置に対し該
    ファンとともに着脱可能であり、かつ、装置側のコネク
    タに結合するプラグを有し、該プラグを介し上記ファン
    に電力供給される構成である請求項3または請求項5に
    記載の映像表示装置。
  12. 【請求項12】上記フィルタ手段は、塵埃を静電気的に
    吸着する吸着手段を備え、かつ、装置側のコネクタに結
    合するプラグを有し、該プラグを介して上記吸着手段に
    電力供給される構成である請求項1から5のいずれかに
    記載の映像表示装置。
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