JP2010078976A - 投写型画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却のための外気取り込みに影響を与えないように圧力損失を最小限に抑えながらも、比較的大きなゴミを捕捉可能で、しかも長時間に渡って手入れ無く集塵可能な投写型画像表示装置を提供することを目的とする。
【解決手段】吸気口119、排気口124を持つ筐体118と、塵埃捕捉部120と、送風部である吸気ファン117とを備え、塵埃捕捉部120は内蔵のロール形態の静電フィルター130が更新可能であり、塵埃捕捉部120の吸気口119の外側には、固定式ウレタンフィルター140、141を収納する内ケース139、外ケース142が、筐体118に脱着可能に配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は粉塵除去機能を備えた投写型画像表示装置に関し、詳しくは粉塵捕捉フィルターを自動的に更新する機能を備えた投写型画像表示装置に関するものである。
従来、プロジェクタなどの投写型画像表示装置は、ランプなどの光源からの強力光を液晶パネルやDMD(デジタルミラーデバイス)などの画像表示素子に集光し、この光を画像信号にあわせて変調し、この画像表示素子上の画像を拡大投写して大画面を得るものである。
ここで、強力な光にさらされる画像表示素子、光源自身、装置電源等は発熱が大きく、適切な冷却がなされないと熱的に破壊されてしまう。このため、投写型画像表示装置はファンにより吸気口から外気を装置内に導入し、装置内を冷却する構成を取っている。
ただし、外気を導入する際に一緒に粉塵を装置外部から導いてしまい、それが画像表示素子やプリズムなどの光学部品、光源周辺に付着することで、明るさ低下や色むらの発生源になっている。
このため、吸気口に粉塵防止のフィルターを配置する構成が一般的であるが、主流のウレタンフィルターの場合、小さな開口に粉塵を引っかけて侵入を抑える構造のため、一般環境において数百時間毎でのフィルター洗浄が必要であり、また、外気取り込みの際の圧力損失も大きくなる。したがって冷却効果にも影響を与えてしまう。
一方、ウレタンフィルターに比べ開口は大きくても静電気により吸着させるため、より小さな粉塵を集塵可能な静電フィルターの場合は、圧力損失も小さくできるが、洗浄が出来ないことから数百時間毎に新品交換が必要である。
この対策として、例えば、特許文献1に示すように、類似の課題に対して、近年、主に静電フィルターをロール状にしたものを装置内に内蔵し、このフィルターの外気吸気口を遮る部分を経時的に、あるいは目詰まり状況を感知する手段と連動して更新することで、静電フィルターに求められていた交換時期を大きく延長することが可能となっている。
特開平5−49830号公報
しかしながら、静電フィルターは微細な粉塵を捕捉できる反面、大きな塵が多く付着すると静電気による吸着能力の低下よりも目詰まりを早期に起こす懸念がある。特に、数十ミクロンの大きさの埃が非常に多い環境や、数百ミクロンといった大きな埃の多い劣悪な環境下では、狙い通りのフィルター交換時間の長期化が難しくなるという課題があった。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、冷却のための外気取り込みに影響を与えないように圧力損失を最小限に抑えながらも、比較的大きなゴミを捕捉可能で、しかも長時間に渡って手入れ無く集塵可能な投写型画像表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明にかかる投写型画像表示装置は、少なくとも吸気口、排気口を持つ筐体と、前記吸気口に配置される粉塵捕捉部と、送風部とを備え、前記粉塵捕捉部はフィルターが更新可能な可動式防塵フィルターである投写型画像表示装置において、前記筐体の前記吸気口の外側には固定式防塵フィルターが脱着可能に配置されていることを特徴として構成される。
また、前記固定式防塵フィルターは、少なくとも2種類のフィルターからなっており、より目の細かい種類のフィルターが粉塵捕捉部側に配置されていることを特徴としても構成できる。
また、前記固定式防塵フィルターの素材は水洗い可能な特性を有していることを特徴として構成される。
また、前記固定式防塵フィルターの有効開口面積Suと、前記吸気口の開口面積Seの間にはSu/Se>5の関係があることを特徴として構成される。
また、前記固定式防塵フィルターは、前記筐体との間に、フィルターを透過した外気以外は周囲から侵入しない構造を備え、かつ、筐体開口部から一定の空気間隔を持って配置されていることを特徴としても構成可能である。
また、前記固定式防塵フィルターのうち、目の粗い種類のフィルターの厚さをt1、目の細かい種類のフィルターをt2としたときに、t1≧t2の関係があることを特徴として構成される。
前記固定式t1≧t2フィルターはウレタンフィルターであり、セルの数は20個以下/25mmであることを特徴として構成する。
また、前記固定式防塵フィルターを構成する各フィルターは、厚さあたりの圧力損失と、厚さと開口面積の積が略同一であることを特徴とする。
また、前記可動式防塵フィルターは静電フィルターであることを特徴とする。
また、前記可動式防塵フィルターのうち、筐体通気部を通過する有効総表面積Sfと、前記固定式防塵フィルターの体積Vuの比は、Vu/Sf>10の関係にあることを特徴とする。
また、前記可動式防塵フィルターを通過する風量に応じて出力変化するセンサーが内蔵されており、その出力により目詰まり状態を検出した際に、可動式防塵フィルターが動作され、通気部を覆うフィルターが更新され、その後も十分に前記センサー出力が回復しない場合、外付けフィルターの清掃を促す警告表示を行うことを特徴とする。
ウレタンフィルターは機械的な衝突により埃を捕捉するものであることから、大きなセルから構成されるフィルターは大きな埃を捕捉しながらも圧力損失を抑えることができる。ただし、小さな埃を捕捉するためには、より小さなセルから構成されるフィルターを選択する必要があり、この場合は圧力損失が大きくなり、通気率が低下するため、埃で目詰まりが発生する前から装置の温度維持に悪影響を及ぼす。
本発明によれば、上記ウレタンフィルターの特徴を考慮し、大型のウレタンフィルターで大容量の大きな埃を捕捉可能とし、しかもそのウレタンフィルターは複数のセル密度の素材から構成している。
よって、自動更新型の静電フィルターと併用することにより、静電フィルターで微小な粉塵を除去し、フィルター自動更新で集塵効果は長期間維持される上、埃の多い劣悪な環境でも、静電フィルター本来の吸着能力を最大限活用することができ、長時間フィルター交換の手間をかけずに高画質な画像を得ることができる。
本発明では、複数のフィルターでそれぞれの大きさの埃を捕捉するように構成するとともに、フィルターによる圧力損失を最小限に抑えることで、冷却性能は劣化させずに集塵性能は維持することが可能となる。
また、固定式ウレタンフィルターは着脱可能なことから、通常の環境で使用する場合は、静電フィルターの吸着能力に合わせた自動更新機能だけで十分であり、上記ウレタンフィルターを装着しないことにより、コストや装置外寸を抑えることができる。
以下、本発明の最良の実施の形態について、図1〜図4を用いて説明する。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態による投写型画像表示装置の全体平面構成図を図1に示す。本発明は光学構成についての提案ではなく、光学構成については一般的なものであるので、以下に簡単に述べる。
図において、光源101から出射された光は、反射鏡102により前方に出射せしめられ、光学ユニット103に入射する。
光学ユニット103への入射光は、ダイクロイックミラー104、105、全反射ミラー106、107、108を経て、赤、緑、青の色光に分離された後、入射側偏光板109R、109G、109B、液晶パネル110R、110G、110B、出射側偏光板111R、111G、111Bによって、図にはない外部からの入力信号によって強度変調せしめられる。
これらの光は、ダイクロイック反射膜112R、112Bを備えた合成プリズム113で一光路上に合成され、投写レンズ114に入射する。
この投写レンズ114は、液晶パネル110R、110G、110B上の画像を装置前方に配置されたスクリーン(図示せず)に拡大投写可能に設計、設置されている。
この画像表示は、黒表示のためには光源101からの光を入射側偏光板109R、109G、109B、出射側偏光板111R、111G、111Bで吸収する必要があり、このため、これらの偏光板は高温を発することになる。
一方で、これらの偏光板は主に有機材料からなっているので、適切な温度にまで冷却しないと変質し、制御できない画像となり、投写型画像表示装置が使用不能に陥る。
装置内には、この他に発光時1000度にもなる光源101の管球及び周辺の機構部品、光源の点灯や画像表示のための電源116も、自己発熱が大きく、これらの部品の信頼性を確保するためには冷却手段が必要となる。
本実施の形態に於いては、送風部である吸気ファン117によって、筐体118の側面に設けられた吸気口119、粉塵捕捉部120を経て外気(比較的温度の低い空気)はセット内に導かれる。
吸気ファン117で吸入された空気は、ファン吹き出し口に密着して配置されている光学ユニットダクト121に導かれる。
光学ユニットダクト121は、入射側偏光板109R、109G、109B、液晶パネル110R、110G、110B、出射側偏光板111R、111G、111Bの下部に相当する位置に、青用開口122B、緑用開口122G、赤用開口122Rを備えている。
これらの開口122R、122G、122Bから吹き出された空気は、入射側偏光板109R、109G、109B、液晶パネル110R、110G、110B、出射側偏光板111R、111G、111B等の熱を奪った後、排気ファン123によって排出される過程で、光源101や、その周辺の機構部品、電源116の熱をも奪う。
排気ファン123に至った空気は、筐体118の側面に設けられた排気口124を経て、装置外に排出される。
従来は、冷却の過程で外気と共に外部の粉塵を吸入してしまい。その粉塵が液晶パネル周辺や光源部に付着し輝度の早期劣化を起こす、あるいは投写像に色むらが生じるなどの不具合が生じていた。
そこで本実施の形態では粉塵の入り込まない筐体構造と粉塵捕捉構造を導入している。前者は投写レンズも完全に筐体内に収容し、光透過部には窓部材125が筐体に隙なく貼られている。
また、吸気口119と粉塵捕捉部120の間、粉塵捕捉部120と吸気ダクト126の間、排気口124と排気ファン123との間には空気を通さない緩衝材127、128、129が設けられて、他の隙間から粉塵が入り込まない筐体構造とし、必ず粉塵捕捉部120を経て吸入されるように空気を制御可能にしている。
以下に図1を用いて粉塵捕捉部120の構造について説明する。
粉塵捕捉部120は、粉塵捕捉フィルター部と、フィルター送り機構と、フィルター送り量検出手段を含む送り機構制御部とから構成されており、粉塵捕捉フィルター部は、ロール形態の静電フィルター130と、静電フィルター両端に配置されるフィルター巻き取り軸131a、131bと、静電フィルター130とフィルター巻き取り軸131a、131bと、これらの部品を収納し、フィルター送り機構との連結部を備える小型筐体132とから構成される。
小型筐体132は、フィルター巻き取り軸131a、131b間において、筐体吸気口119とほぼ同じ大きさで、筐体吸気口119からの空気を透過せしめるための開口部133を有している。
そして、2つのフィルター巻き取り軸131a、131bの間には、静電フィルター130をガイドする中継回転軸134、走行量モニター軸135が配置されている。
フィルター巻き取り軸131bは、図にはない駆動ギヤを介してステッピングモーターに連結されている。このモーターは駆動回路によって制御されている。また、小型筐体132は装置本体に対して脱着可能に設けられている。
また、筐体118の吸気口119には、空気を通さないスポンジ137によって間隙を設けて筐体118側に開口138を持つ内ケース139が備えられている。内ケース139には、外部フィルターとして2種類の固定式ウレタンフィルターが内包されている。
本実施の形態では、装置本体側に内蔵された粉塵捕捉部120の静電フィルター130により、数ミクロンの埃をも捕捉できることから、筐体外に備えられたフィルターでは比較的大きな埃だけを捕捉することができれば良い。
合わせて長時間フィルター交換を行わずに済ませるには、悪環境で吸入される埃を収納できる容量が必要になる。よって本実施の形態では、大きな埃を捕捉するための第1のフィルター140と、第1のフィルター140は透過するが静電フィルター130が捕捉する埃の大きさに比較して十分大きい埃を捕捉することのできる第2のフィルター141とを備えている。
この外部フィルターに求められる要件は以下のようにまとめることができる。(1)100ミクロンレベルの比較的大きな粉塵を捕捉できる。(2)圧力損失の増加を最小限に抑える。(3)投写型画像表示装置に内蔵の静電フィルターが静電フィルター自身の吸着能力の低下により更新され終端に来る時においても、目詰まりによるフィルターの更新をする必要が無い。
本実施の形態ではこれらの要件に次のように対応する。
まず、外付けフィルターの開口面積を大きく確保する。本実施の形態では、固定式ウレタンフィルターの有効開口面積Suと筐体開口部の開口面積Seにおいて、Suは0.01275m2、Suは0.0015m2となっており、Su/Se=8.5である。実験的にはこの値は5より大きい値が望ましい。
この数値は筐体開口部による圧力損失よりも外付けフィルターのそれは十分に小さいことが望ましい。この関係には、筐体開口に安全面から設けられた格子状構造の詳細や、外付けフィルターの厚さなどにより、大きくこの数値は変わってくるが、実験的に5倍の開口面積差が有れば、外付けフィルターの圧力損失は筐体開口部の圧力損失よりも小さくできる。
また、外付けフィルターを筐体開口部から一定の空気間隔を持って配置することも、圧力損失低下に有効である。
次に、目の粗いウレタンフィルターを用いる。ここでは第2のフィルター141でもセルの数は20個以下/25mmとしている。
なお、セル数はウレタン等の発泡樹脂フォームの目の粗さを表すもので、任意方向の長さ25mmの仮想直線と交差する空孔の平均個数である。従って、セル数が小さいほど目が粗くなる。
外気取り込みの際の圧力損失は最小限に抑える必要があるため、目の粗い第1のフィルター140の厚さは、比較的目の細かい第2のフィルター141の厚さよりも厚く設定されている。ここでは2つのフィルターの詳細は以下の通りである。
Figure 2010078976
上記通風量は、例えば図2に示すウレタンフィルターの特性図から読みとって得られる。ここで、それぞれのフィルターは開口面積を等しく設計されており、生じる圧力損失は厚さと厚さあたりの圧力損失の積で求められる。
それぞれのフィルターでセルの大きさが異なることから、第2のフィルターを基準に考えると、第1のフィルターは10×3.2/1.8=17.8となるが、ここでは入手性からこの値に近い20mmとしている。
次に、これらのフィルターは十分な埃を収容する体積を確保する必要がある。ロール形態の静電フィルター130の内、吸気口119を透過した外気にさらされる総面積を幅1000mm、高さ45mmとしたとき、45000mm2(=Sf)となる。
一方、第1のフィルター140、第2のフィルター141を合計した体積は幅200mm、高さ80mm、厚さ30mmとなっており、480000mm3(=Vu)となる。このSfとVuの比は実験結果から、Vu/Sf>10の関係にあることが望ましいことが分かっているので、この実施の形態の設定ではこの値が10.7であり、望ましい構成になっている。
これらの外付けフィルターは、図3にあるように、内ケース139ごと外ケース142に収納され、外付けフィルターユニット143として構成されている。この外付けフィルターユニット143は、固定バネ144で筐体118の換気口119に着脱可能に取り付けられている。
このように、フィルターを収納するケースが内ケース139と外ケース142に分かれているため、フィルターの厚みが変っても対応が容易である。
また、第1のフィルター140、第2のフィルター141は水洗い可能なポリエステル系材料で構成されている。埃の多い環境では、必ずしも掃除機などの掃除のための機器を持たない環境の利用者でも容易に埃を除去できるようにするための必要な要件である。
(実施の形態2)
図4は本発明の第2の実施の形態による投写型画像表示装置の外付けフィルターの別の形態を示している。他の構成は実施の形態1の図1と同じであるため、説明を省略する。
本実施の形態では、外付けフィルターユニット145には、ウレタンフィルターを1種類のみで、その構成は実施の形態1における目の粗い第1のフィルター140と同じ種類のフィルター146としている。ただし、第1のフィルター140の厚さよりも厚くしており、実施の形態1で述べた(1)〜(3)の要件を満足させるものである。
以上のように、前述の要件を満たすように外付けフィルターの種類を選択して、ロール形態の静電フィルターと併用して使用することにより、ロール形態の静電フィルター本来の吸着能力を最大限活用することができ、長時間に渡って手入れ無く集塵可能とすることができる。
なお、自動更新できない固定型の外付けフィルターは目詰まりを起こさないように考慮をしても予想以上の状況があると考えられる。その場合の対処として以下のような装備を備えている。
図1に示すように、投写型画像表示装置の可動式防塵フィルターを通過する風量に応じて出力変化する風量センサー147が内蔵されている。風量センサー147は発熱部と受熱程度で出力の変わる素子からなっており、その間に流れる風量でその出力が変わることで風量を観察することができるものである。このセンサーが吸気ファン117後の光学ユニットダクト121からの風の一部を受ける位置に配置されている。
このようにして、可動式防塵フィルターの静電フィルターの目詰まり程度を把握可能にしており、風量センサー147の出力により目詰まり状態を検出した際に、可動式防塵フィルターが動作し、通気部を覆うフィルターが更新されるように制御されている。
ただし、このとき外付けフィルターが目詰まりを起こしている場合には通風量は改善されないことから、十分にセンサー出力が回復しない場合には、外付けフィルターの清掃を促す警告表示を、図にはないスクリーン上に行う。これにより、目詰まりし通風量が大幅に減ることで生じる温度上昇による光学部品の性能劣化を防ぐ。
本実施の形態では、画像表示装置を液晶パネルとしたが、DMD(デジタルミラーデバイス)を用いるDLP(デジタルライトプロセッシング)システムでも同等の構成を取り、同様の効果を期待できることは言うまでもない。
また、用いるファンについても、その種類や数に囚われるものでなく、吸排気が可能であれば問題ないことは明らかである。
本発明にかかる投写型画像表示装置は、特に、数十ミクロンの大きさの埃が非常に多い環境や、数百ミクロンといった大きな埃の多い劣悪な環境下で使用され、冷却のための外気取り込みに影響を与えないように圧力損失を最小限に抑えながらも、比較的大きなゴミを捕捉可能で、しかも長時間に渡ってフィルター交換などの手入れを不要とする、プロジェクタ等の投写型画像表示装置として有用である。
本発明の第1の実施の形態による投写型画像表示装置の全体平面構成図 ウレタンフィルターの特性図 本発明の第1の実施の形態による投写型画像表示装置の外付けフィルター構成説明図 本発明の第2の実施の形態による投写型画像表示装置の外付けフィルター構成説明図
符号の説明
101 光源
102 反射鏡
103 光学ユニット
104、105 ダイクロイックミラー
106、107、108 全反射ミラー
109R、109G、109B 入射側偏光板
110R、110G、110B 液晶パネル
111R、111G、111B 出射側偏光板
112R、112B ダイクロイック反射膜
113 合成プリズム
114 投写レンズ
116 電源
117 吸気ファン
118 筐体
119 吸気口
120 粉塵捕捉部
121 光学ユニットダクト
122R 122G、122B 開口
123 排気ファン
124 排気口
125 窓部材
126 吸気ダクト
127、128、129 緩衝材
130 静電フィルター
131a、131b フィルター巻き取り軸
132 小型筐体
133 小型筐体開口部
134 中継回転軸
135 走行量モニター軸
137 スポンジ
138 内ケース開口
139 内ケース
140 第1の外付けフィルター
141 第2の外付けフィルター
142 外ケース
143 外付けフィルターユニット
144 固定バネ
145 外付けフィルターユニット
146 第3の外付けフィルター
147 風量センサー

Claims (14)

  1. 少なくとも吸気口、排気口を持つ筐体と、前記吸気口に配置される粉塵捕捉部と、送風部とを備え、前記粉塵捕捉部はフィルターが更新可能な可動式防塵フィルターである投写型画像表示装置において、
    前記筐体の前記吸気口の外側には、固定式防塵フィルターが独立して脱着可能に配置されていることを特徴とする投写型画像表示装置。
  2. 前記固定式防塵フィルターは、少なくとも2種類のフィルターから構成されていることを特徴とする請求項1記載の投写型画像表示装置。
  3. より目の細かい種類のフィルターが粉塵捕捉部側に配置されていることを特徴とする請求項2記載の投写型画像表示装置。
  4. 前記固定式防塵フィルターの素材は、水洗い可能な特性を有していることを特徴とする請求項1記載の投写型画像表示装置。
  5. 前記固定式防塵フィルターの有効開口面積Suと、前記吸気口の開口面積Seは以下の関係にあることを特徴とする請求項1記載の投写型画像表示装置。
    Su/Se>5
  6. 前記固定式防塵フィルターは、前記筐体との間に、フィルターを透過した外気以外は周囲から侵入しない構造を備え、かつ、筐体開口部から一定の空気間隔を持って配置されていることを特徴とする請求項1記載の投写型画像表示装置。
  7. 前記固定式防塵フィルターのうち、目の粗い種類のフィルターの厚さをt1、目の細かい種類のフィルターをt2としたときに、以下の関係があることを特徴とする請求項2記載の投写型画像表示装置。
    t1≧t2
  8. 前記固定式防塵フィルターはウレタンフィルターであり、セルの数が20個以下/25mmであることを特徴とする請求項1記載の投写型画像表示装置。
  9. 前記固定式防塵フィルターを構成する各フィルターは、厚さあたりの圧力損失と、厚さと開口面積の積が略同一であるように設計されていることを特徴とする請求項1記載の投写型画像表示装置。
  10. 前記可動式防塵フィルターは、静電フィルターであることを特徴とする請求項1記載の投写型画像表示装置。
  11. 前記可動式防塵フィルターのうち、筐体通気部を通過する有効総表面積Sfと、前記固定式防塵フィルターの体積Vuの比は以下の関係にあることを特徴とする請求項1記載の投写型画像表示装置。
    Vu/Sf>10
  12. 前記可動式防塵フィルターを通過する風量に応じて出力変化するセンサーが内蔵されており、その出力により目詰まり状態を検出した際に、可動式防塵フィルターが動作され、通気部を覆うフィルターが更新されることを特徴とする請求項1記載の投写型画像表示装置。
  13. 前記更新後も十分に前記センサー出力が回復しない場合、外付けフィルターの清掃を促す警告表示を行うことを特徴とする請求項12記載の投写型画像表示装置。
  14. 前記固定式防塵フィルターは、フィルターを内包する内ケースと、さらに前記内ケースを収納する外ケースを備えることを特徴とする請求項1記載の投写型画像表示装置。
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