JP2005106903A - プロジェクターのほこり除去装置 - Google Patents

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【課題】 簡単な構成で、ほこりに起因する画質の低下を招くことのないプロジェクターを提供する。特に、高精細対応の液晶パネルやDMDデバイスであっても対応でき、画質の劣化を防ぐことができる。
【解決手段】 プロジェクター内部にイオン化電極と集塵用電極とからなる一対の電極間に電圧を印加し、プロジェクター内部に流入したほこりをイオン化用電極の放電により帯電させ、集塵用電極において捕捉するほこり除去装置を設けることを特徴とする。また上記集塵用電極を覆うように集塵紙を設けてプロジェクター外部から交換できるようにしている。また、電極間に印加する電圧として、プロジェクターのランプ用電源を共用している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、冷却効果を低下させずに防塵効果を上げた強制空冷式液晶プロジェクターのほこり除去装置に関する。
近年、CRTに代わり、液晶パネルやDMD等の映像信号を光変調するデバイスを用いたプロジェクターが提供されている。これは各デバイスにカラーフィルターを付加し、照明用光源等の光学手段を準備するだけでカラー表示が可能になることから、CRTに比べ特に薄厚化の点などで有利なものとされている。
このようなデバイスにおいては、光源からの光を受けることにより温度が上昇し、その度合いが高くなるとこれに起因して偏光板が溶融したり、デバイスの性能が劣化してコントラスト等の表示性能や信頼性が低下してしまうおそれがある。その為、通常このようなデバイスを用いたプロジェクターにおいては、デバイス等の温度上昇を抑制するようにデバイス周辺を冷却するのが普通である。
冷却するための構造としては空冷式のものが一般的であり、デバイスの近傍にファンを設け、外部から取り入れた空気をファンでデバイス周辺に送ることにより冷却するものである。空気の外部取り入れ口には、ほこりを補足するネット部材を設けている。
特開平06−003644号公報
しかしながら、最近のプロジェクターでは高精細のデバイスを用いることが多くなっており、冷却時に外部取り入れ口のネット部材を通り抜けたほこりだけでなく、使用しない時に、冷却時に空気が排気される排気口や他の隙間から進入したほこりがデバイスの表面に付着して、そのほこりがプロジェクターで投影されることにより画質が損なわれてしまうことがあった。しかし、空気の取り入れ口や排気口のネット部材の網目を細かくして対応すると、冷却する空気の流れが悪くなり、冷却効果が薄くなってしまう欠点があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、強制空冷を行っているプロジェクターで冷却効果を低下させずに防塵効果を上げる手段を提供することを目的とする。
本発明のほこり除去装置は、プロジェクター内部にイオン化用電極と集塵用電極とからなる一対の電極間に電圧を印加し、プロジェクター内部の空気中に流入したほこりを、イオン化用電極の放電により帯電させ、集塵用電極において捕捉するほこり除去装置を設けることを特徴とする。
また、上記集塵用電極を覆うように集塵紙を設けてプロジェクター外部から交換できるようにしている。
また、電極間に印加する電圧として、プロジェクターの高電圧放電ランプに用いられる電圧を共用する。
また、プロジェクターが動作していない時にも、電極間に電圧を印加し2極間の放電を利用してプロジェクター内部のほこりを除去する。
冷却装置の空気取り入れ口や排気口や他の隙間から進入するほこりに起因する画質の低下を招くことがなく、かつ冷却効果を損なう事のないプロジェクターを提供する。特に、高精細対応の液晶パネルやDMDデバイスであっても対応でき、画質の劣化を防ぐことができる。
以下に本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。図1は、本発明による液晶プロジェクターのほこり除去装置の1実施例を示すもので、1は液晶プロジェクター装置、2は光学系モジュール、3は投射レンズ、4は冷却装置の吸気口部、5は吸気フィルター、6は冷却ファン、7はイオン化用電極、8は集塵用電極、9は集塵紙、10は集塵紙ホルダー、11は直流高電圧発生装置、12は冷却装置の排気フィルターを示している。図1で、光学系モジュール2には、液晶やDMDデバイス、偏光板、及び熱を発生するランプ等が収納されている。また、冷却装置の吸気口部4には、外気を浄化する吸気フィルター5と冷却風を発生する冷却ファン6が配置され、冷却装置の排気フィルター12は、比較的目が荒く冷却ファンによる冷却風の流量を妨げないネット部材で構成されている。そして、イオン化用電極7と集塵用電極8間には、光学系モジュール内のランプを点灯させる直流高電圧発生装置11からの電圧が接続され、集塵用電極8を覆うように集塵紙9を取り付けた集塵紙ホルダー10が設けられている。そして集塵紙ホルダー10は、プロジェクター装置外部から取り出せるような構造になっている。
次に、図1を用いて、本発明のプロジェクターのほこり除去装置の実施例の動作について説明する。図1の直流高電圧発生装置11の電圧がイオン化用電極7と集塵用電極8間に印加されると、コロナ放電が起こり、この放電によってイオン化用電極7から集塵用電極8へ向かうイオン風が発生する。このイオン風の発生により、プロジェクター内の空気は冷却ファン6とイオン化用電極7の間から入り込み、そこで空気中に含まれるほこりはイオン化用電極7で帯電され、クーロン力により集塵用電極8に引かれて集塵紙9に取り込まれる。そして、浄化された空気は集塵用電極8から排出される。次に、プロジェクターが動作すると、冷却ファン6により冷却空気を吸気フィルタ5を通してプロジェクター1内に取り入れる。その際、外気からのほこりは吸気フィルタ5により捕捉され、さらには前記説明したように、イオン化用電極7で帯電され、集塵用電極8に引かれて集塵紙9にとりこまれる。このように、ほこりが除去された清浄な冷却風は、光学モジュール2に供給されて内部の表示デバイス、偏光板、発光ランプの冷却を行う。そして、冷却風は排気フィルター12に供給される。そして、冷却風はスムーズに排気フィルタ12を通ってプロジェクター外部に排出される。
そして、プロジェクターの動作が停止すると、十分な冷却を行った後、冷却ファン6は停止する。しかしながら、プロジェクター内部は、前記で述べたイオン化用電極7と集塵用電極8に印加された高電圧によるイオン風が吹いており、排気フィルター12や他のすきまからプロジェクター内部に侵入した細かいほこりも、集塵紙9に取り込まれる。
集塵紙9を取り付けた集塵紙ホルダー10は、プロジェクター装置外部から取り出せるような構造になっている為、ほこりが集塵紙9にたまってきた場合には簡単に集塵紙9を交換することができる。
また、他の実施例として、装置内部にスクリーンを配置した背面投射型プロジェクター装置に適用した例を図2に示す。
本発明によるプロジェクターのほこり除去装置の一実施例の内部構造を示す図である。 背面投射型プロジェクター装置に適用した例を示す図である。
符号の説明
1 プロジェクター装置
2 光学系モジュール
3 投射レンズ
4 冷却装置の吸気口部
5 吸気フィルター
6 冷却ファン
7 イオン化用電極
8 集塵用電極
9 集塵紙
10 集塵紙ホルダー
11 直流高電圧発生装置
12 冷却装置の排気フィルター

Claims (6)

  1. 強制空冷を行っている液晶プロジェクターにおいて、プロジェクター内部にイオン化用電極と集塵用電極とからなる一対の電極を設け電極間に電圧を印加することにより、プロジェクター内部のほこりをイオン化用電極の放電により帯電させ、集塵用電極において捕捉することを特徴とするプロジェクターのほこり除去装置。
  2. 前記集塵用電極を覆うように集塵紙を設けたことを特徴とする請求項1記載のプロジェクターのほこり除去装置。
  3. 前記集塵紙は、プロジェクター外部から交換可能であることを特徴とする請求項2記載のプロジェクターのほこり除去装置。
  4. 前記電極間に印加する電圧として、プロジェクターの高電圧放電ランプに用いられる電圧を共用したことを特徴とする請求項1記載のプロジェクターのほこり除去装置。
  5. プロジェクターの強制空冷停止時に、前記電極間に電圧を印加することを特徴とする請求項1記載のプロジェクターのほこり除去装置。
  6. 前記液晶プロジェクターが背面投射型プロジェクターであることを特徴とする請求項1記載のプロジェクターのほこり除去装置。
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