JP2003234666A - 無線機用半導体集積回路及び無線通信機 - Google Patents

無線機用半導体集積回路及び無線通信機

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JP2003234666A
JP2003234666A JP2002030789A JP2002030789A JP2003234666A JP 2003234666 A JP2003234666 A JP 2003234666A JP 2002030789 A JP2002030789 A JP 2002030789A JP 2002030789 A JP2002030789 A JP 2002030789A JP 2003234666 A JP2003234666 A JP 2003234666A
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converter
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Hiroshi Miyagi
弘 宮城
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NSC Co Ltd
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Toyota Industries Corp
Nigata Semitsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】受信機用半導体集積回路の調整作業を自動化す
ることである。 【解決手段】第1及び第2トラッキング調整回路11及
び12の調整データをラッチ回路21,21に設定す
る。ラッチ回路21、21にラッチされた調整データ
は、異なるタイミングで1つのD/A変換41に出力さ
れる。そして、D/A変換器42において直流の制御電
圧に変換され、その制御電圧が第1トラッキング調整回
路11及び第2トラッキング調整回路12の電圧保持回
路にそれぞれ保持され同調周波数の調整が行われる。最
適な同調周波数が得られたなら、そのときの同調データ
を、IC内部の不揮発性メモリに書き込み、その不揮発
性メモリに記憶された同調データに基づいてそれぞれの
同調回路に制御電圧が供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線機用半導体集
積回路及び無線通信機に関する。
【0002】
【従来の技術】AM,FM受信機においては、局選択の
ための同調周波数の調整、ステレオ信号のパイロット信
号の除去、ステレオコンポジット信号からR信号、L信
号を分離するためのステレオセパレーションの調整、V
COのフリーラン周波数の調整等の種々の調整が必要と
なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】受信回路の一部がIC
化されたものは存在するが、同調回路の調整、ステレオ
セパレーションの調整、VCOのフリーラン周波数の調
整等は、外付け部品のコンデンサの容量、あるいはコイ
ルのインダクタンスを手作業で調整することで行われて
いた。
【0004】本発明の課題は、無線機用半導体集積回路
に調整回路の電圧を制御するためのD/A変換器を設け
るときに、D/A変換器の個数を少なくして、回路構成
を簡素にし、消費電力を減らすことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の無線機用半導体
集積回路は、電圧調整が必要な複数の調整回路の電圧を
調整するための複数のデジタルの調整データが、時間軸
上の異なるタイミングに入力され、該調整データを直流
電圧に変換して出力する1つD/A変換器と、前記複数
の調整回路にそれぞれ設けられ、前記D/A変換器から
出力される直流電圧を選択的に保持する電圧保持回路と
を備える。
【0006】この発明によれば、1つのD/A変換器
に、複数の調整回路の電圧を調整するための調整データ
を時間軸上の異なるタイミングに入力し、それらの調整
データを直流電圧に変換させ、該当する調整回路がその
直流電圧を保持することができる。これにより、半導体
集積回路上に形成するD/A変換器の数を減らし、回路
の消費電力を減らすことができる。
【0007】本発明の他の無線機用半導体集積回路は、
同調周波数を調整するためのデジタルの調整データと、
発振周波数を調整するためのデジタルの調整データと、
信号レベルを調整するためのデジタルの調整データとの
内の少なくとも2つの調整データが、時間軸上の異なる
タイミングに入力され、該調整データを直流電圧に変換
して出力する1つのD/A変換器と、前記D/A変換器
の出力電圧を選択的に保持する複数の電圧保持回路とを
備える。
【0008】この発明によれば、1つのD/A変換器
に、同調周波数を調整するための調整データ、発信周波
数を調整するための調整データ等を、時間軸上の異なる
タイミングに入力し、それらの調整データを直流電圧に
変換させ、該当する調整回路がその直流電圧を保持する
ことができる。これにより、半導体集積回路上に形成す
るD/A変換器の数を減らし、回路の消費電力を減らす
ことができる。
【0009】本発明の無線機用半導体集積回路は、電圧
調整が必要な複数の調整回路の直流電圧を調整するため
の複数のデジタルの調整データを保持する複数のデータ
保持回路と、前記複数のデータ保持回路に保持された調
整データを、時間軸上の異なるタイミングに出力する選
択回路と、前記選択回路から出力される調整データを直
流電圧に変換する1つのD/A変換器と、前記調整回路
にそれぞれ設けられ、前記D/A変換器の出力電圧を選
択的に保持する電圧保持回路とを備える。
【0010】本発明の無線機用半導体集積回路は、同調
周波数を調整するためのデジタルの調整データと、発振
周波数を調整するためのデジタルの調整データと、信号
レベルを調整するためのデジタルの調整データとの内の
少なくとも2つの調整データを保持する少なくとも2つ
のデータ保持回路と、前記少なくとも2つのデータ保持
回路に保持された調整データを、時間軸上の異なるタイ
ミングに出力する選択回路と、前記選択回路から出力さ
れる調整データを直流電圧に変換して出力する1つのD
/A変換器と、前記D/A変換器の出力電圧を選択的に
保持する複数の電圧保持回路とを備える。
【0011】上記の発明によれば、時間軸上の異なるタ
イミングに選択回路から出力される調整データを、1つ
のD/A変換器により直流電圧に変換し、該当する調整
回路の電圧保持回路に保持させることができる。これに
より、半導体集積回路上に形成するD/A変換器の数を
減らし、回路の消費電力を減らすことができる。
【0012】上記の発明において、前記複数の電圧保持
回路は、D/A変換器に調整データが入力される期間内
に、それぞれD/A変換器から出力される直流電圧を選
択して保持する。これにより、時間軸上に異なるタイミ
ングに入力される調整データをD/A変換して得られる
直流電圧が、該当する調整回路の電圧保持回路に保持さ
れる。
【0013】前記電圧保持回路は、例えば、MOSトラ
ンジスタで構成されるスイッチとコンデンサとからな
る。本発明の他の無線機用半導体集積回路は、トラッキ
ング調整のためのデジタルの調整データと、発振周波数
の調整のためのデジタルの調整データと、パイロット信
号を除去するための信号のレベルを調整するデジタルの
調整データと、ステレオセパレーションの調整のための
デジタルの調整データとの内の少なくとも2つの調整デ
ータを保持する少なくとも2つのデータ保持回路と、前
記データ保持回路に保持された調整データを、時間軸上
の異なるタイミングに出力する選択回路と、前記選択回
路から出力される調整データを直流電圧に変換する1つ
のD/A変換器と、前記D/A変換器の出力電圧を選択
的に保持する複数の電圧保持回路とを備える。
【0014】この発明によれば、トラッキング調整回
路、発振周波数調整回路、パイロットキャンセラー調整
回路及びステレオセパレーション調整回路の内の少なく
とも2つの調整回路に対して1つのD/A変換器を共通
に使用することができるので半導体集積回路上に形成す
るD/A変換器の数を減らし、消費電力を少なくでき
る。さらに、デジタルの調整データを変更して、好適な
同調周波数、発振周波数、あるいは、信号レベルに調整
することができるので、調整作業が簡単になる。
【0015】本発明の他の無線機用半導体集積回路は、
同調周波数を調整する第1及び第2のトラッキング調整
回路と、前記第1のトラッキング調整回路の同調周波数
を調整するためのデジタルの調整データを保持する第1
のデータ保持回路と、前記第2のトラッキング調整回路
の同調周波数を調整するためのデジタルの調整データを
保持する第2のデータ保持回路と、前記第1のデータ保
持回路に保持された調整データと前記第2のデータ保持
回路に保持された調整データを、時間軸上の異なるタイ
ミングに出力する選択回路と、前記選択回路から出力さ
れる調整データを直流電圧に変換する1つのD/A変換
器と、前記第1及び第2のトラッキング調整回路に設け
られ、前記D/A変換器の出力電圧を選択的に保持する
電圧保持回路とを備える。
【0016】この発明によれば、複数のトラッキング調
整回路の同調周波数を、1つのD/A変換器を使用して
調整することができる。これにより半導体集積回路上に
形成するD/A変換器の数を減らし、消費電力を少なく
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。以下に述べる実施の形態は、
本発明をAM、FM受信機用IC(半導体集積回路)に
適用した例である。
【0018】図1は、実施の形態の受信機用ICの、ト
ラッキング調整回路、パイロットキャンセラー調整回
路、VCO(電圧制御発振器)フリーラン周波数調整回
路及びステレオセパレーション調整回路と、調整データ
の保持部と、D/A変換器等を示す図である。
【0019】実施の形態の受信機用ICは、第1トラッ
キング調整回路11の同調周波数を調整するためのデジ
タルの調整データを保持するラッチ回路21と、第2の
トラッキング調整回路12の同調周波数を調整するため
のデジタルの調整データを保持するラッチ回路22と、
パイロットキャンセラー調整回路13のデジタルの調整
データを保持するラッチ回路23と、ステレオセパレー
ション調整回路14のデジタルの調整データを保持する
ラッチ回路24と、VCOフリーラン周波数調整回路1
5のデジタルの調整データを保持するラッチ回路25
と、それら5個のラッチ回路21〜25の1つを選択す
る信号を出力するアドレスデコーダ16とを有する。
【0020】また、受信機用ICは、ラッチ回路21〜
25に保持された各調整データを、D/A変換器41へ
出力するか否かを決める選択回路31〜35と、D/A
変換器41とを有する。選択回路31〜35は、例え
ば、対応するラッチ回路21〜25に保持される調整デ
ータのビット数分のアナログスイッチ等から構成され
る。
【0021】本実施の形態の受信機用ICは、CMOS
回路で構成されており、D/A変換器41は、基準電圧
を分圧する複数の抵抗とMOSトランジスタとで構成さ
れているので、バイポーラトランジスタで構成されたD
/A変換器に比べて消費電力を少なくできる。
【0022】D/A変換器41の出力は、第1トラッキ
ング調整回路11のアナログスイッチ51、第2トラッ
キング調整回路12のアナログスイッチ52、パイロッ
トキャンセラー調整回路13のアナログスイッチ53,
ステレオセパレーション調整回路14のアナログスイッ
チ54及びVCOフリーラン周波数調整回路15のアナ
ログスイッチ55の入力側に接続され、アナログスイッ
チ51〜55の出力側にコンデンサC1〜C5が接続さ
れている。このアナログスイッチ51〜55,コンデン
サC1〜C5は、例えば、MOSトランジスタで構成さ
れている。
【0023】ここで、図1の回路の概略動作を、図6の
タイミングチャートを参照して説明する。以下の調整
は、調整用のコンピュータを受信機用ICの入力端子に
接続し、同調周波数、VCOフリーラン周波数、パイロ
ットキャンセラーの信号レベル等を調整するためのアド
レスデータ及び調整データをシリアル入力端子から入力
することで行う。そして、調整が完了した段階で、受信
機用IC内部のCPUが、調整の結果得られた最適なデ
ジタルの調整データを内部の不揮発性メモリ等に書き込
む。
【0024】最初に、選局を行う同調回路の第1トラッ
キング調整回路11の同調周波数を調整する場合につい
て説明する。この場合、調整用のコンピュータは、第1
トラッキング調整回路11の調整データを保持するラッ
チ回路21を指定するアドレスデータを出力し、さら
に、受信する局の周波数に対応するデジタルの調整デー
タを出力する。アドレスデコーダ16は、そのアドレス
データをデコードして対応するラッチ回路21にデータ
の取り込みを指示する信号a1を出力する。これによ
り、ラッチ回路21は、IC内部のデータバス61に出
力される同調周波数を設定するためのデジタルの調整デ
ータをラッチする。
【0025】所定時間経過した次のタイミングで、調整
用コンピュータから、第2トラッキング調整回路12に
対応するラッチ回路22を指定するアドレスデータが出
力され、さらに、第2トラッキング調整回路12の同調
周波数を指定するデジタルの調整データが出力される。
アドレスデコーダ16は、そのアドレスデータをデコー
ドしてラッチ回路22にデータの取り込みを指示する信
号a2を出力する。これにより、ラッチ回路22に、第
2トラッキング調整回路12の同調周波数を設定するデ
ジタルの調整データがラッチされる。
【0026】次のタイミングで、ラッチ回路23を指定
するアドレスデータが出力され、さらに、パイロットキ
ャンセラー調整回路13のパイロット信号の信号レベル
を調整するためのデジタルの調整データが出力される。
アドレスデコーダ16は、そのアドレスデータをデコー
ドしてラッチ回路23にデータの取り込みを指示する信
号a3を出力する。これにより、ラッチ回路23に、パ
イロットキャンセラー調整回路13のパイロット信号の
信号レベルを設定するデジタルの調整データがラッチさ
れる。
【0027】次のタイミングで、ラッチ回路24を指定
するアドレスデータが出力され、sらに、ステレオセパ
レーションのセパレーションレベルを調整するデジタル
の調整データが出力される。アドレスデコーダ16は、
そのアドレスデータをデコードしてラッチ回路24にデ
ータの取り込みを指示する信号a4を出力する。これに
より、ラッチ回路24に、ステレオセパレーションの調
整データがラッチされる。
【0028】次のタイミングで、ラッチ回路25を指定
するアドレスデータが出力され、さらに、VCOのフリ
ーラン周波数を決めるデジタルの調整データが出力され
る。アドレスデコーダ16は、そのアドレスデータをデ
コードして、ラッチ回路25にデータの取り込みを指示
する信号a5を出力する。これにより、ラッチ回路25
に、VCOのフリーラン周波数を決める調整データが保
持される。
【0029】各ラッチ回路21〜25に調整データがラ
ッチされると、最初に、選択回路31に期間T1の間
(図6参照)アナログスイッチをオンさせる信号b1が
与えられ、ラッチ回路21に保持された調整データがD
/A変換器41に出力される。D/A変換器41は、そ
のデジタルの調整データを直流電圧に変換して出力す
る。
【0030】D/A変換器41から上記の直流電圧が出
力されている期間T1内のほぼ中央のタイミングで、第
1トラッキング調整回路11のアナログスイッチ51を
オンさせる信号S1が与えられ、D/A変換器41の出
力電圧、つまり同調周波数を調整するための直流の制御
電圧がコンデンサC1に充電される。その後、アナログ
スイッチ51がオフされ、コンデンサC1の制御電圧が
そのまま保持される。なお、コンデンサC1の容量は、
D/A変換器41から制御電圧が出力された後、D/A
変換器41から制御電圧が出力されるまでの期間TA
(図6の期間TA)、前回の制御電圧を保持できるよう
な値に設定する。他の調整回路のコンデンサC2〜C5
についても、D/A変換器41から出力される直流の制
御電圧を、次に制御電圧が出力されるまでの期間(例え
ば、期間TA)保持できるような容量に設定する。
【0031】コンデンサC1の制御電圧は、図2の第1
トラッキング調整回路11のオペアンプ103を介して
バラクタダイオード102に印加されており、コンデン
サC1の制御電圧を変化させることで、バラクタダイオ
ード102の容量を変化させることができる。
【0032】従って、ラッチ回路21にラッチする調整
データを変更し、D/A変換器41の出力電圧、つまり
コンデンサC1の制御電圧を変化させることで同調周波
数を調整することができる。次に、期間T2の間、選択
回路32にアナログスイッチをオンさせる信号b2が与
えられ、ラッチ回路22に保持された調整データがD/
A変換器41に出力される。D/A変換器41は、その
デジタルの調整データを直流電圧に変換して出力する。
D/A変換器41から上記の直流電圧が出力されている
期間T2のほぼ中央のタイミングで、第2トラッキング
調整回路12のアナログスイッチ52をオンにする信号
S2が与えられ、D/A変換器41の出力電圧、つまり
高周波同調回路の同調周波数を調整する制御電圧がコン
デンサC2に充電される。その後、アナログスイッチ5
2がオフされ、コンデンサC2の制御電圧がそのまま保
持される。コンデンサC2の制御電圧は、図2の第2ト
ラッキング調整回路12のオペアンプ104を介してバ
ラクタダイオード108に印加されており、コンデンサ
C2の制御電圧を変化させることで、バラクタダイオー
ド108の容量を変化させ同調周波数を調整することが
できる。
【0033】従って、ラッチ回路22にラッチする調整
データを変更し、D/A変換器41の出力電圧を変化さ
せることで同調回路22の同調周波数を調整することが
できる。次に、期間T3の間、選択回路35にアナログ
スイッチをオンさせる信号b5が与えられ、ラッチ回路
25に保持されている調整データがD/A変換器41に
出力される。D/A変換器41は、そのデジタルの調整
データを直流電圧に変換して出力する。
【0034】D/A変換器41から上記の直流電圧が出
力されている期間T3のほぼ中央のタイミングで、VC
Oフリーラン周波数調整回路15のアナログスイッチ5
5をオンさせる信号S5が与えられ、D/A変換器41
の出力電圧、つまり発振器(例えば、VCO)のフリー
ラン周波数を調整するための制御電圧がコンデンサC5
に充電される。その後、アナログスイッチ55がオフさ
れ、コンデンサC5の電圧がそのまま保持される。コン
デンサC5の電圧は、図4のVCOフリーラン周波数調
整回路15のオペアンプ309に出力されており、コン
デンサC5の電圧を変化させることでVCOのフリーラ
ン周波数を調整することができる。
【0035】従って、ラッチ回路25にラッチする調整
データを変更し、D/A変換器41の出力電圧を変化さ
せることで発振器の発振周波数を調整することができ
る。次に、期間T4の間、選択回路33にアナログスイ
ッチをオンさせる信号b3が与えられ、ラッチ回路23
に保持された調整データがD/A変換器41に出力され
る。D/A変換器41は、そのデジタルの調整データを
直流電圧に変換して出力する。D/A変換器41から上
記の直流電圧が出力されている期間T4のほぼ中央のタ
イミングで、パイロットキャンセラー調整回路13のア
ナログスイッチ53をオンさせる信号S3が与えられ、
D/A変換器41の出力電圧、つまりパイロット信号を
除去するための19kHzの信号のレベルを調整する制
御電圧がコンデンサC3に充電される。その後、アナロ
グスイッチ53がオフされ、コンデンサC3の制御電圧
がそのまま保持される。コンデンサC3の制御電圧は、
図3のパイロットキャンセラー調整回路13の乗算回路
209に出力されており、コンデンサC2の制御電圧を
変化させることでパイロット信号を除去するための信号
のレベルを調整することができる。
【0036】従って、ラッチ回路23にラッチする調整
データを変更し、D/A変換器41の出力電圧を変化さ
せることでパイロット信号を除去するための信号のレベ
ルを調整することができる。次に、期間T5の間、選択
回路34にアナログスイッチをオンさせる信号b4が与
えられ、ラッチ回路24に保持された調整データがD/
A変換器41に出力される。D/A変換器41は、その
デジタルの調整データを直流電圧に変換して出力する。
D/A変換器41から上記の直流電圧が出力されている
期間T5のほぼ中央のタイミングで、ステレオセパレー
ション調整回路14のアナログスイッチ54をオンさせ
る信号S4が与えられ、D/A変換器41の出力電圧、
つまりステレオセパレーションを調整する信号のレベル
を調整するための制御電圧がコンデンサC4に充電され
る。その後、アナログスイッチ54がオフされ、コンデ
ンサC4の制御電圧がそのまま保持される。コンデンサ
C4の制御電圧は、図5のステレオセパレーション調整
回路15の乗算回路401に出力されており、コンデン
サC4の制御電圧を変化させることでステレオセパレー
ションのレベルを調整することができる。
【0037】従って、ラッチ回路24にラッチする調整
データを変更し、D/A変換器41の出力電圧を変化さ
せることでステレオセパレーションのレベルを調整する
ことができる。各調整回路の調整が完了すると、最終的
な調整データが不揮発性メモリに書き込まれる。そし
て、通常動作時(受信時)は、その不揮発性メモリに書
き込まれた調整データが所定の周期で順に(あるいは異
なる周期で)読み出され、それぞれの調整回路に対応す
るラッチ回路21〜25にラッチされる。そして、ラッ
チ回路21〜25にラッチされた調整データが、選択回
路31〜35により時間軸上の異なるタイミング(例え
ば、図6に示すようなT1〜T5のタイミング)でD/
A変換器41に出力され、調整データに対応する直流電
圧に変換される。そして、D/A変換器41の出力電圧
が、アナログスイッチ51〜55とコンデンサC1〜C
5からなる電圧保持回路にそれぞれ保持され、各調整回
路11〜15に制御電圧として供給される。
【0038】これにより、1つのD/A変換器41を利
用して、5個の調整回路11〜15に好適な制御電圧を
供給することができるので、半導体集積回路上に形成す
るD/A変換器の数を減らすことができる。次に、第1
及び第2のトラッキング調整回路11、12の一例を、
図2を参照して説明する。図2は、増幅回路、混合回路
等を含めた回路を示している。
【0039】アンテナ101から入力するRF信号は、
コンデンサC11に入力し、コンデンサC12の出力に
は、コイルL1、コンデンサC12、バラクタダイオー
ド102からなる同調回路21が接続されている。同調
回路21で同調が取られた信号は、コンデンサC12を
通り高周波増幅回路106で増幅され、高周波トランス
107とバラクタダイオード108とからなる同調回路
22に入力する。
【0040】高周波増幅段の同調回路22から出力され
る信号は、コンデンサC13を経て混合回路109で中
間周波数IFに変換される。同調回路21のバラクタダ
イオード102には、オペアンプ103の出力電圧が印
加されており、オペアンプ103の非反転入力端子に
は、コンデンサC1が接続され、反転入力端子には、後
述する局部発振回路23のローパスフィルタ(LPF)
105の出力電圧が抵抗R101を介して入力してい
る。また、オペアンプ103の出力は、抵抗R102を
介して反転入力端子にフィードバックされている。
【0041】上記の同調回路21と、オペアンプ103
と,コンデンサC1と、スイッチ51と、局部発振回路
23とで第1のトラッキング調整回路11を構成してい
る。この第1のトラッキング調整回路11は、アナログ
スイッチ51がオンされたとき、D/A変換器41の出
力電圧がコンデンサC1に充電され、アナログスイッチ
51がオフされると、充電された電圧、つまりトラッキ
ング調整用の調整データに対応した制御電圧がそのまま
保持されて、オペアンプ103の非反転入力端子に印加
される。
【0042】高周波増幅段の同調回路22のバラクタダ
イオード108には、オペアンプ104の出力電圧が印
加されており、オペアンプ104の非反転入力端子に
は、コンデンサC2が接続され、反転入力端子には、局
部発振回路23のローパスフィルタ105の出力電圧
が、抵抗R103を介して入力している。また、オペア
ンプ104の出力は、抵抗R104を介して反転入力端
子にフィードバックされている。
【0043】上記の同調回路22と、オペアンプ104
と、コンデンサC2と、アナログスイッチ52と、局部
発振回路23とで第2のトラッキング調整回路12を構
成している。この第2のトラッキング調整回路12は、
アナログスイッチ52がオンされたとき、D/A変換器
41の出力電圧がコンデンサC2に充電され、アナログ
スイッチ52がオフされると、充電された電圧、つまり
トラッキング調整用の調整データに対応した制御電圧が
そのまま保持されて、オペアンプ104の非反転入力端
子に印加される。
【0044】局部発振回路23は、VCO110と,プ
ログラマブルカウンタ111と、位相比較器112と、
ローパスフィルタ105とからなる。プログラムカウン
タ111には、受信希望局の周波数に対応するカウント
値が設定され、設定されたカウント値に従ってVCO1
10の発振周波数を分周した信号が位相比較器112に
出力される。
【0045】位相比較器112は、プログラマブルカウ
ンタ111の出力信号と基準周波数frとを比較し、両
者の位相差と位相の進みまたは遅れの方向を示すパルス
状の直流電圧をローパスフィルタ105に出力する。そ
して、その電圧が、ローパスフィルタ105から発振周
波数をプラス方向またはマイナス方向に制御する直流の
制御電圧としてVCO110に出力される。上記の動作
が繰り返されて、VCO110の発振周波数が目的とす
る周波数に収束する。
【0046】同調回路21の同調周波数を調整する場合
には、プログラマブルカウンタ11に、受信希望局の周
波数が中間周波数IFに変換されるようなデータを設定
した状態で、図1のラッチ回路21に設定する調整デー
タを順次変化させ、D/A変換器41の出力電圧を変化
させる。すなわち、バラクタダイオード102に印加す
る制御電圧を変化させ同調周波数を調整する。そして、
最適な同調周波数となる制御電圧が求められたなら、そ
のときの調整データを、受信希望局の同調周波数の調整
データとして受信機用IC内部の記憶部(不揮発性メモ
リなど)に書き込む。以下、同様に他の受信希望周波数
に対しても同様にして同調周波数の調整を行う。
【0047】高周波増幅段の同調回路22についても同
様に、プログラマブルカウンタ111に所望のデータを
設定した状態で、図1のラッチ回路21に設定する調整
データを順次変化させる。そして、最適な同調周波数と
なる制御電圧が特定できたなら、そのときの調整データ
を受信希望局の同調周波数の調整データとして受信機用
IC内部の不揮発性メモリに書き込む。
【0048】次に、図3は、パイロットキャンセラー調
整回路13の一例を示す図である。位相比較回路201
及び位相同期回路202の一方の入力端子には、FM検
波して得られるステレオコンポジット信号が入力し、他
方の入力端子には、VCO203の発振周波数を1/8
分周回路205、1/2分周回路206及び1/2分周
回路207で分周して得られる19kHzの信号が入力
する。
【0049】位相比較回路201は、コンポジット信号
の19kHzのパイロット信号と、VCO203で生成
された信号を分周して得られる19kHzの信号の位相
を比較し、両者の位相差に応じた電圧をローパスフィル
タ(LPF)204に出力する。そして、その電圧が、
ローパスフィルタ204からVCO203の発振周波数
を制御する制御電圧として出力される。
【0050】上記の回路で、パイロット信号とIC内部
で生成される19kHzの信号の位相が一致する方向に
発振周波数がPLL制御される。従って、VCO203
で生成される信号を分周して得られる38kHzの信号
を、コンポジット信号のパイロット信号に同期させるこ
とができる。
【0051】位相同期回路202は、VCO203で生
成される信号を分周して得られる19kHzの信号を、
ステレオコンポジット信号のパイロット信号に同期させ
てアナログインバータ208に出力する。そして、アナ
ログインバータ208でその信号が反転され、パイロッ
ト信号と同じ周波数で位相の反転した信号が乗算回路2
09に出力される。
【0052】乗算回路209の他方の入力端子にはコン
デンサC3の電圧、つまりパイロットキャンセラー調整
回路13の信号レベルを調整する制御電圧が入力してい
る。そして、2つの入力信号が乗算され、乗算結果の信
号が抵抗R201と抵抗R202で分圧されてオペアン
プ210の反転入力端子に入力している。このオペアン
プ210の非反転入力端子にはコンポジット信号が入力
している。
【0053】コンポジット信号からパイロット信号を除
去するためには、パイロット信号と信号レベルが一致
し、かつ逆位相の信号を加える必要がある。図3のパイ
ロットキャンセラー調整回路13は、調整データを変更
し、D/A変換器41の出力電圧で変化させることで、
乗算回路209から出力される19kHzの信号の信号
レベルをパイロット信号の信号レベルと一致させるよう
に調整を行うものである。
【0054】そのため、本実施の形態では、図1のラッ
チ回路23にラッチするデジタルの調整データを順次変
化させ、そのときのオペアンプ210の出力波形を監視
し、コンポジット信号からパイロット信号を除去できた
ときの調整データを、受信機用IC内部の不揮発性メモ
リ等に書き込むようにしている。これにより、パイロッ
トキャンセラー調整回路13の調整を自動的に行うこと
ができる。
【0055】調整が終了した後は、IC内部の不揮発性
メモリに格納した調整データを読み出し、ラッチ回路2
3に設定し、所定周期毎にその調整データを読み出すこ
とで、パイロット信号を除去することができる。次に、
図4は、VCOフリーラン周波数調整回路14の一例を
示す図である。このVCOフリーラン周波数調整回路1
4は、例えば、図3のパイロットキャンセラー調整回路
13のVCO203として使用され、オペアンプ301
の非反転入力端子の入力電圧Vcとして、図3の回路の
ローパスフィルタ204の出力電圧が入力する。
【0056】図4のVCOフリーラン周波数調整回路1
5は、P型FET302、303,N型FET304,
305、コンデンサC301,C302及びシュミット
回路310とで発振回路を構成している。この発振回路
の発振周波数は、P型FET306に流れる電流を制御
することで変化させることができる。P型FET306
に流れる電流は、N型FET307流れる電流I1とN
型FET308に流れる電流I2との和となる。
【0057】N型FET307に流れる電流I1は、オ
ペアンプ309の非反転入力端子の入力電圧(D/A変
換器41の出力電圧)と抵抗R301の値とで決まる。
また、N型FET308に流れる電流はI2は、オペア
ンプ301の非反転入力端子の入力電圧Vc(ローパス
フィルタ204の出力電圧)と抵抗R202の値とによ
り決まる。
【0058】すなわち、調整データを順次変化させ、N
型FET307の電流を制御して発振器のフリーラン周
波数を変化させ、そのときの発振周波数を測定する。そ
して、発振周波数が目的とする周波数となったときの調
整データを、受信機用ICの内部の不揮発性メモリに書
き込む。これにより、発振器のフリーラン周波数の調整
を自動的に行うことができる。
【0059】次に、図5は、ステレオセパレーション調
整回路の一例を示す図である。乗算回路401には、図
3のパイロットキャンセラー調整回路13で生成される
38kHzの信号と、D/A変換器41の出力電圧とが
入力し、両者を乗算してデコーダ402へ出力する。デ
コーダ402は、乗算回路401から出力される信号レ
ベルに応じてステレオコンポジット信号をL信号とR信
号に分離する。
【0060】D/A変換器41の出力電圧は、前述した
ようにラッチ回路24に設定する調整データにより変化
させることができるので、調整データを順次変化させ、
そのときデコーダ402から出力されるL信号、R信号
を測定することで、最適なセパレーションが得られる調
整データの値を決めることができる。最適な調整データ
が得られたなら、そのときの調整データを受信機用IC
内部の不揮発性メモリ等に書き込む。
【0061】上述した実施の形態によれば、1つのD/
A変換器41を利用して第1及び第2のトラッキング調
整回路11,12,パイロットキャンセラー調整回路1
3、ステレオセパレーション調整回路14及びVCOフ
リーラン周波数調整回路15の調整を全て行うことがで
きる。また、調整が完了した後、好適な制御電圧をそれ
ぞれの調整回路に、1つのD/A変換器41から供給す
ることができる。
【0062】従って、IC化した場合に消費電力が大き
いD/A変換器41の使用個数を減らし、半導体集積回
路の消費電力を少なくできる。また、D/A変換器41
を使用して同調周波数、信号レベル、発振周波数等の調
整を行うことができるので、従来のようにICに外付け
されたコイル、コンデンサ等を手作業で調整する必要が
なくなる。さらに、受信周波数チャネルの異なる複数の
受信機に対しても、調整データを変更することで1つの
受信機用ICで対応することが可能となる。
【0063】本発明は、上述した実施の形態に限らず、
以下のように構成しても良い。 (a)実施の形態では、第1のトラッキング調整回路1
1,第2のトラッキング調整回路12,パイロットキャ
ンセラー調整回路13,ステレオセパレーション調整回
路14及びVCOフリーラン周波数調整回路15の調整
を1個のD/A変換器41で行うようにしたが、使用す
るD/A変換器41は1個に限らず、複数個のD/A変
換器を使用しても良い。
【0064】また、調整回路毎に1つのD/A変換器を
使用するようにしても良い。その場合、D/A変換器の
使用個数は減らないが、外付けのコンデンサの容量等の
調整を行わなくとも、同調周波数の調整、発振周波数の
調整作業等を簡略化できるという効果が得られる。 (b)調整回路は、実施の形態に述べた回路に限らず、
使用する受信機及び送信機において調整が必要な回路で
あれば、どのような回路にも適用できる。 (c)D/A変換器41の出力電圧を保持する回路は、
コンデンサとアナログスイッチからなるものに限らず、
電圧を保持できる回路であればどのようなものでも良
い。例えば、オペアンプ等を用いた回路でも良い。 (d)各調整回路は、実施の形態に述べた回路に限定さ
れず、公知の他の調整回路を使用することができる。 (e)選択回路31〜35は、ラッチ回路21〜25に
対応する個数分設ける必要はなく、例えば、1つのセレ
クタで、ラッチ回路21〜25のデータの1つを選択し
て出力するようにしても良い。 (f)本発明は、IC化されていない無線機、あるいは
上述した回路の一部がICされた無線機及び無線機用半
導体集積回路にも適用できる。 (g)実施の形態では、5個の調整回路11〜15に対
して、それぞれの調整データをラッチする5個のラッチ
回路21〜25を設けたが、例えば、ラッチ回路を1個
にし、そのラッチ回路に複数の調整回路の調整データ
を、時間軸上の異なるタイミングに(例えば、実施の形
態のように、各調整回路の調整データを順に)書き込む
ようにしても良い。この場合、ラッチ回路に保持した調
整データを、D/A変換器に直接出力することもがきる
ので、ラッチ回路の出力を切り換えるためのアナログス
イッチ(選択回路)が不要となる。。 (h)本発明は、AM,FM受信機に限らず、無線通信
用の受信機、送信機、携帯電話機、無線LAN等の各種
の無線回路の調整回路にも適用できる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、複数の調整回路でD/
A変換器を共通して使用できるので、D/A変換器の個
数を減らし、回路の消費電力を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】調整回路の全体の回路構成を示す図である。
【図2】トラッキング調整回路の回路図である。
【図3】パイロットキャンセラー調整回路の回路図であ
る。
【図4】VCOフリーラン周波数調整回路の回路図であ
る。
【図5】ステレオセパレーション調整回路の回路図であ
る。
【図6】回路の動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
11 第1トラッキング調整回路 12 第2トラッキング調整回路 13 パイロットキャンセラー調整回路 14 ステレオセパレーション調整回路 15 VCOフリーラン周波数調整回路 21〜25 ラッチ回路 31〜35 選択回路 41 D/A変換器
フロントページの続き Fターム(参考) 5J022 AB01 BA06 CF02 CF07 CG01 5K020 CC01 CC03 DD12 EE01 EE05 FF00 GG01 GG04 GG09 GG10 HH02 HH04 MM12 MM13 5K058 AA01 BA08 BA09 DA01 DB04 EA01 5K062 AA03 AA05 AB10 AB14 AC02 AC06 BC09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧調整が必要な複数の調整回路の直流電
    圧を調整するための複数のデジタルの調整データが、時
    間軸上の異なるタイミングに入力され、該調整データを
    直流電圧に変換して出力する1つD/A変換器と、 前記複数の調整回路にそれぞれ設けられ、前記D/A変
    換器から出力される直流電圧を選択的に保持する電圧保
    持回路とを備えることを特徴とする無線機用半導体集積
    回路。
  2. 【請求項2】同調周波数を調整するためのデジタルの調
    整データと、発振周波数を調整するためのデジタルの調
    整データと、信号レベルを調整するためのデジタルの調
    整データとの内の少なくとも2つの調整データが、時間
    軸上の異なるタイミングに入力され、該調整データを直
    流電圧に変換して出力する1つのD/A変換器と、 前記D/A変換器の出力電圧を選択的に保持する複数の
    電圧保持回路とを備えることを特徴とする無線機用半導
    体集積回路。
  3. 【請求項3】電圧調整が必要な複数の調整回路の電圧を
    調整するための複数のデジタルの調整データを、時間軸
    上の異なるタイミングで保持するデータ保持回路と、 前記データ保持回路から出力される調整データを直流電
    圧に変換する1つのD/A変換器と、 前記調整回路にそれぞれ設けられ、前記D/A変換器の
    出力電圧を選択的に保持する電圧保持回路とを備えるこ
    とを特徴とする無線機用半導体集積回路。
  4. 【請求項4】電圧調整が必要な複数の調整回路の電圧を
    調整するための複数のデジタルの調整データを保持する
    複数のデータ保持回路と、 前記複数のデータ保持回路に保持された調整データを、
    時間軸上の異なるタイミングに出力する選択回路と、 前記選択回路から出力される調整データを直流電圧に変
    換する1つのD/A変換器と、 前記調整回路にそれぞれ設けられ、前記D/A変換器の
    出力電圧を選択的に保持する電圧保持回路とを備えるこ
    とを特徴とする無線機用半導体集積回路。
  5. 【請求項5】同調周波数を調整するためのデジタルの調
    整データと、発振周波数を調整するためのデジタルの調
    整データと、信号レベルを調整するためのデジタルの調
    整データとの内の少なくとも2つの調整データを保持す
    る少なくとも2つのデータ保持回路と、 前記少なくとも2つのデータ保持回路に保持された調整
    データを、時間軸上の異なるタイミングに出力する選択
    回路と、 前記選択回路から出力される調整データを直流電圧に変
    換して出力する1つのD/A変換器と、 前記D/A変換器の出力電圧を選択的に保持する複数の
    電圧保持回路とを備えることを特徴とする受信機用半導
    体集積回路。
  6. 【請求項6】前記複数の電圧保持回路は、それぞれの調
    整データが入力される時間的タイミングに対応して前記
    D/A変換器から出力される直流電圧を選択して保持す
    ることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1つに記載
    の無線機用半導体集積回路。
  7. 【請求項7】前記電圧保持回路は、MOSトランジスタ
    で構成されるスイッチとコンデンサとからなることを特
    徴とする請求項1乃至6の何れか1つに記載の無線機用
    半導体集積回路。
  8. 【請求項8】トラッキング調整のためのデジタルの調整
    データと、発振周波数の調整のためのデジタルの調整デ
    ータと、パイロット信号を除去するための信号のレベル
    を調整するデジタルの調整データと、ステレオセパレー
    ションの調整のためのデジタルの調整データとの内の少
    なくとも2つ調整データを保持する少なくとも2つのデ
    ータ保持回路と、 前記データ保持回路に保持された調整データを、時間軸
    上の異なるタイミングに出力する選択回路と、 前記選択回路から出力される前記調整データを直流電圧
    に変換する1つのD/A変換器と、 前記D/A変換器の出力電圧を選択的に保持する電圧保
    持回路とを備える無線機用半導体集積回路。
  9. 【請求項9】同調周波数を調整する第1及び第2のトラ
    ッキング調整回路と、 前記第1のトラッキング調整回路の同調周波数を調整す
    るためのデジタルの調整データを保持する第1のデータ
    保持回路と、 前記第2のトラッキング調整回路の同調周波数を調整す
    るためのデジタルの調整データを保持する第2のデータ
    保持回路と、 前記第1のデータ保持回路に保持された調整データと前
    記第2のデータ保持回路に保持された調整データを、時
    間軸上の異なるタイミングに出力する選択回路と、 前記選択回路から出力される調整データを直流電圧に変
    換する1つのD/A変換器と、 前記第1及び第2のトラッキング調整回路にそれぞれ設
    けられ、前記D/A変換器の出力電圧を選択的に保持す
    る電圧保持回路とを備えることを特徴とする無線機用半
    導体集積回路。
  10. 【請求項10】電圧調整が必要な第1の調整回路の直流
    電圧を調整するためのデジタルの調整データが入力さ
    れ、該調整データを直流電圧に変換して出力する第1の
    D/A変換器と、 電圧調整が必要な第2の調整回路の直流電圧を調整する
    ためのデジタルの調整データが入力され、該調整データ
    を直流電圧に変換して出力する第2のD/A変換器とを
    備えることを特徴とする無線機用半導体集積回路。
  11. 【請求項11】電圧調整が必要な複数の調整回路の直流
    電圧を調整するための複数のデジタルの調整データが、
    時間軸上の異なるタイミングに入力され、該調整データ
    を直流電圧に変換して出力する1つD/A変換器と、 前記複数の調整回路にそれぞれ設けられ、前記D/A変
    換器から出力される直流電圧を選択的に保持する電圧保
    持回路とを備えることを特徴とする無線通信機。
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