JP2003234250A - ハイブリッドコンデンサ用減極剤 - Google Patents

ハイブリッドコンデンサ用減極剤

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JP2003234250A
JP2003234250A JP2002369007A JP2002369007A JP2003234250A JP 2003234250 A JP2003234250 A JP 2003234250A JP 2002369007 A JP2002369007 A JP 2002369007A JP 2002369007 A JP2002369007 A JP 2002369007A JP 2003234250 A JP2003234250 A JP 2003234250A
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Yanming Liu
リュー ヤンミン
Ashish Shah
シャー アシシュ
Barry Muffoletto
マフォレット バーリー
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Greatbatch Inc
Wilson Greatbatch Technologies Inc
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    • H01G9/00Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
    • H01G9/004Details
    • H01G9/022Electrolytes; Absorbents
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ハイブリッド型コンデンサに使用される水系電
解質に関する。 【解決手段】このハイブリッド型コンデンサは、電解ア
ノードと電気化学カソードを有する。この種のコンデン
サ用の電解質には差がある。この電解質は、水、水溶性
無機及び/又は有機酸及び/又は塩、及び水溶性ニトロ
芳香族化合物を含む。このようなハイブリッドコンデン
サは、(1)従来の電解コンデンサにしばしば使用され
る分離器とカソード材料の容積をかなり減らすことによ
りエネルギー密度を改善し、(2)ガス発生を起こさず
に電気化学的還元を受ける電気化学カソードを有してい
る。例えば酸化ルテニウムRuO2 はカソード電流を通
した際、還元されて水酸化ルテニウムRu(OH)2
なる。しかし、本発明では本電解質がなければ、RuO
2 カソードはそれが十分に減損される場合にガス発生を
起こすことを発見した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔発明の背景〕 1.発明の分野 本発明は、電解‐電気化学的なハイブリッドコンデンサ
において起こるガス発生を減らすことに関する。
【0002】2.先行技術 1987年に、ガリー・ブツコフスキー氏およびウオル
ター・J・ベルナール氏はIEEEの刊行物に「アルミ
ニウム電解コンデンサにおける水素の発生」という表題
の論文を発表した。その論文において、彼らは「高信頼
度の用途におけるアルミニウム電解コンデンサ(Alコ
ンデンサ)の使用、特に軍務における使用はますます広
範になってきた」と記載した。このような傾向は続くも
のと期待される。すなわち、Alコンデンサの全般的な
操作上の安全問題は最も重要である。この問題の一つの
様相はコンデンサ内の水素の発生である。
【0003】長年の間、電子回路の設計者はアルミニウ
ムム電解コンデンサが、コンデンサの封入体内に蓄積す
る水素を発生し、それがまたコンデンサの外の環境に移
されることを知っていた。
【0004】すべての電解コンデンサは、水の電気分解
によって〔電流が〕それらの端末を〔通過する〕とき
(すなわちユニットに電圧が加えられるとき)はいつ
も、カソードで水素を発生する〔ことになる〕。〔気体
の発生は、コンデンサのDC漏洩に比例する〕。
【0005】水を含有した〔電気化学〕装置、例えば蓄
電池およびもちろんいわゆる「湿式」タンタルコンデン
サはいずれも水素を発生することがある。
【0006】すなわち、水素の発生は、これらの〔電
解〕コンデンサの操作中に起こる、正常ではあるが好ま
しくはない半電池反応であるが、これはAlコンデンサ
に特有のものではない。
【0007】回路の設計者は、しばしば少なくとも部分
的にAlコンデンサを避けてきたが、これは、彼らが水
素の発生が異常な危険の元であることを知っていたから
である。しかし、1960年代後期に、例えば芳香族ニ
トロ化合物の使用において部分的な解決が見出された。
これらの化合物は、カソード減極剤として働き、水素発
生反応に優先して電気化学的に還元される。
【0008】減極剤の有効性は、作用する電解質中のこ
の物質の絶対量に関係がある。結局、それらは反応中に
消費され不活性になる。別の考え方は、減極剤の反応の
クーロン効率である。これらの制約条件が組み合わさっ
て減極剤の効果を制限する。伝統的なAlコンデンサで
は、1000時間ないし2000時間の〔作動〕寿命
で、減極剤が充分に機能した。
【0009】したがって、カソード減極剤は、数千時間
以上の設計寿命を有したコンデンサにおいて重要ではあ
るが、限られた有効性を有している。
【0010】クラウズらの米国特許第5,160,65
3号には、高電圧コンデンサが開示され、これはアノー
ドと、カソードと、液体電解質を有したアルミニウムの
コンデンサであると思われる。この液体電解質は、 1)少なくとも40重量パーセントのN‐置換ピロリド
ン類、 2)多くとも約8重量パーセントの水、 3)無機および有機塩、および 4)「コンデンサの電解質に普通に使用される他の添加
剤は少量存在してもよい。...(例えば)p‐ニトロ
安息香酸は約0.04%ないし約0.06%の水準で存
在する(これは’653特許に示されているすべての実
施例と同じである)。」を含んでいる。
【0011】当業者にとって、この’653特許の液体
電解質は、水の百分率が約8重量パーセント未満である
ので、非水性の電解質であると考えられる。また、水の
重量百分率が約8重量パーセント未満である場合には、
非水性の電解質と水系の電解質を比べることは、両方の
タイプが異なるので不可能である。例えば、非水性の電
解質では、グリコールのようなアルコール化合物を組成
物中に含むことは避けられる。なぜなら、クラウズら
が’653特許に述べているように、そのようなアルコ
ール化合物は非水性の電解質に有害だからである。
【0012】本発明は、電解‐電気化学的ハイブリッド
コンデンサに使用される水系電解質におけるガス発生の
問題を解決する。
【0013】〔発明の要約〕本発明は、ハイブリッド型
のコンデンサに使用される水系電解質に関するものであ
る。予期されるように、このコンデンサは一つの電解ア
ノードと一つの電気化学カソードを有している。この種
のコンデンサ用の電解質には違いがある。この電解質
は、水、水溶性の無機および/または有機の塩、および
水溶性のニトロ芳香族化合物を含む。この組み合わせ
は、電気化学カソードが十分に減損されると、水系の電
解質のガス発生を減らし、ガス発生なしの操作寿命を増
加させる。そのようなハイブリッドコンデンサは、
(1)従来の電解コンデンサによく使われた分離器およ
びカソードの材料の容積をかなり減らすことによってエ
ネルギー密度を向上させ、(2)ガス発生を起こすこと
なく、電気化学的還元を受ける電気化学カソードを有す
る。例えば、酸化ルテニウム、RuO2 は、カソード電
流を通すと水酸化ルテニウム、Ru(OH)2 に還元さ
れる。しかしながら、本発明はこの電解質を用いない
と、RuO2 カソードはそれが十分減損される際にガス
発生をもたらすことを発見した。ガス発生はコンデンサ
の性能を悪化させ、故障を起こすことさえあるが、それ
は本発明の電解質溶液で減少する。
【0014】〔好ましい実施態様の詳細な説明〕本発明
は、ハイブリッドコンデンサと一緒に使用される水系の
電解質溶液に関するものである。ハイブリッドコンデン
サは公知である。したがって、我々はそれを詳細には説
明しない。ハイブリッドコンデンサは、一つのアノー
ド、一つの電気化学カソードおよび、本発明では、水系
電解質を有している。
【0015】ハイブリッドコンデンサ用としては、アノ
ードは、IVBおよびVB族の金属またはアルミニウム
金属の焼結粉末または箔であってよい。この用途のため
には、IVBおよびVB族の金属は、タンタル、ニオ
ブ、バナジウム、チタン、ジルコニウムおよびハフニウ
ムとして定義される。
【0016】カソードは、遷移金属の酸化物、炭化物、
窒化物、オキシ窒化物を有した電気化学カソードであ
る。そして特にカソードは酸化ルテニウムである。
【0017】本願の残りの部分は、ハイブリッドコンデ
ンサに使用される電解質の種類に関する。前述のよう
に、このハイブリッドコンデンサに使用される電解質
は、水系の電解質である。
【0018】水は、水系電解質の少なくとも30重量パ
ーセント(好ましくは30‐90重量パーセント、最も
好ましくは約50‐70重量パーセント)であり、少な
くとも若干の水溶性の無機および/または有機酸および
/または塩が導電率を援助する。これらの水溶性の無機
酸および/または塩は、酢酸、酢酸アンモニウム、酢酸
カリウム、酢酸ナトリウム、リン酸アンモニウム、リン
酸カリウム、リン酸ナトリウム、リン酸、ホウ酸、ホウ
酸アンモニウム、ホウ酸カリウム、ホウ酸ナトリウム、
ギ酸アンモニウム、ギ酸カリウム、ギ酸ナトリウム、ギ
酸、硫酸アンモニウム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウ
ム、および硫酸であるが、これらに限定されない。水溶
性の有機酸および/または塩は、水溶性の有機カルボン
酸および/またはカルボン酸塩に限定されない。これら
の塩は、通常、水系電解質組成物の少なくとも1‐50
重量パーセントから成る。
【0019】この電解質はまた、リン酸および水溶性の
リン酸またはケイ酸のアンモニウム塩、カリウム塩、ナ
トリウム塩または有機塩のようなアノード安定剤を含
む。
【0020】水系電解質はまた共溶媒を含む。共溶媒は
ポリオール化合物、通常ジオール化合物である。ジオー
ルまたはポリオールは、好ましくはエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールお
よび/またはポリプロピレングリコールである。ポリオ
ール化合物は、水系電解質が望ましい物理的性質を持つ
ように調整するように設計される。これは、水系電解質
の望ましい凝固点、蒸気圧点、および/または粘度であ
って良い。これらの望ましい物理的性質を得るために、
ポリオール溶媒は水系電解質組成物の1ないし50重量
パーセントとすることができる。そして、当業者はポリ
オール化合物の量を調節して、望ましい物理的性質を得
る事ができる。
【0021】ポリオール共溶媒を含む水系電解質は、水
溶性のニトロ芳香族化合物を必要とする。ニトロ芳香族
化合物は、電解コンデンサのための公知の脱ガス剤であ
る。本発明者らによれば、ハイブリッドコンデンサ中の
水系電解質のための水溶性のニトロ芳香族化合物の使用
は、決して今まで開示も示唆もされていない。事実、ク
ラウズらの米国特許第5,160,653号の先行技術
は、いかなる種類のコンデンサ用(−そして決してハイ
ブリッドコンデンサではない)の水系電解質を形成する
ために、ニトロ芳香族化合物、ポリオール共溶媒、アノ
ード安定剤、および水の組み合わせを禁じることを教示
している。しかしながら、このような否定的な教示は、
本発明者らによって間違っていることがわかった。
【0022】コンデンサの膨張現象(内部ガス発生)
は、コンデンサの電気的性質を悪くし、場合によっては
故障を起こすことさえあり得る。水溶性のニトロ芳香族
化合物は、電解質の減極剤として(水系電解質の0.1
ないし10、好ましくは0.1ないし1.0重量パーセ
ントを)添加し、ハイブリッドコンデンサの膨張を最小
限に抑え、ハイブリッドコンデンサの長期稼動の信頼性
を向上させる。
【0023】電解質において適した溶解性を有する単置
換または多置換のニトロ芳香族化合物はどんなものでも
この目的に使用でき、それには例えば2‐ニトロアセト
フェノン、3‐ニトロアセトフェノン、4‐ニトロアセ
トフェノン、2‐ニトロアニソール、3‐ニトロアニソ
ール、4‐ニトロアニソール、2‐ニトロべンズアルデ
ヒド、3‐ニトロベンズアルデヒド、4‐ニトロベンズ
アルデヒド、2‐ニトロ安息香酸、3‐ニトロ安息香
酸、4‐ニトロ安息香酸、2‐ニトロベンジルアルコー
ル、3‐ニトロベンジルアルコール、4‐ニトロベンジ
ルアルコール、2‐ニトロフェノール、3‐ニトロフェ
ノール、4‐ニトロフェノール、2‐ニトロフタール
酸、3‐ニトロフタール酸、4‐ニトロフタール酸、2
‐ニトロベンズアミド、3‐ニトロベンズアミド、4‐
ニトロベンズアミドおよびそれらの混合物が含まれる。
【0024】他の有用な減極剤には、ニトロソ芳香族
類、アゾベンゼン類およびキノン類が含まれるが、それ
らには限定されない。ニトロ芳香族化合物の選択の仕方
は、それが(1)水が還元される前に還元されること、
(2)還元されてガス状でない生成物になること、
(3)コンデンサの性能を妨げたり害したりしないこ
と、電解組成物のために適当に水溶性であること、およ
び(5)コンデンサの材料と化学的に共存できることで
ある。
【0025】特に、本発明者らは、ハイブリッドコンデ
ンサ用の水系電解質に水溶性のニトロ芳香族化合物が配
合されている本発明品が、ニトロ芳香族化合物を含まな
い電解質よりも優れていることを示す研究を行った。こ
れらの研究は、RuO2 カソードを有するハイブリッド
コンデンサに下記の水系電解質組成物を使用した:
【0026】図1において10として識別されている対
照組成物は下記の通りである: 水 2144g エチレングリコール 1033g 酢酸アンモニウム 627g 酢酸 622g H3 PO4 16.2g
【0027】図1において12として識別されている組
成物は、下記のように対照組成物+0.2%のNBAで
ある。 水 2144g エチレングリコール 1033g 酢酸アンモニウム 627g 酢酸 622g H3 PO4 16.2g 4‐ニトロ安息香酸(4‐NBA) 8.9g
【0028】図1において14として識別されている組
成物は、下記のように対照組成物+0.3%の4‐Nで
ある。 水 2144g エチレングリコール 1033g 酢酸アンモニウム 627g 酢酸 622g H3 PO4 16.2g 4‐ニトロフェノール(4‐NP) 13.3g
【0029】図2において20として識別されている対
照組成物は下記の通りである: 水 1995g エチレングリコール 1052g 酢酸アンモニウム 561g 酢酸 560g H3 PO4 15.2g
【0030】図2において22として識別されている組
成物は、下記のように対照組成物+0.5%の4‐NP
である。 水 1995g エチレングリコール 1052g 酢酸アンモニウム 561g 酢酸 560g H3 PO4 15.2g 4‐NP 20.9g
【0031】図1は、上記水系電解質を含み、205V
保持に接続されたハイブリッドコンデンサの厚さの平均
的な時間的変化を示している。このグラフは、水溶性ニ
トロ芳香族化合物を含まない水系電解質が、約10時間
後にガス発生を始めることを明らかに示している。それ
に対し、ハイブリッドコンデンサ中の水系電解質への水
溶性ニトロ芳香族化合物の添加は、少なくとも75時間
までガス発生を起こさない。この著しい時間差(10時
間対75時間以上)は、先行技術の教示からは予測でき
なかったものである。従って、ガス発生を減らし、コン
デンサの厚さの増加を減らすこの大きい差には特許性が
あるというのが出願人の意見である。
【0032】この知見を更に確認するために、出願人ら
は最大の非ガス発生容量、すなわちガス発生の開始の前
に許容される最大の電荷を測定する第二の研究を行っ
た。特に、図2には、カソードを通過する電流密度の関
数としてのカソードの非ガス発生クーロン/mg値が示
されている。このグラフは、RuO2 カソードと水溶性
ニトロ芳香族化合物を含む水系電解質を有したハイブリ
ッドコンデンサの向上された非ガス発生容量(ガス発生
の開始前に通過する電荷が多い)を示している。電流密
度が減少した場合には、この改善はより大きい。
【0033】新規で、しかも自明でないハイブリッドコ
ンデンサ用の水系電解質が上記に開示されている。当業
者が本発明の概念から離れることなく、上記の特定の実
施態様の多くの使用と改変を行うことができるのは明ら
かである。本発明は、添付の請求の範囲に定義されるよ
うな電解質に存在するそれぞれの新規な特徴および特徴
の組み合わせを含むものとして解釈されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、それぞれ或るニトロ芳香族化合物有り
および無しの水系電解質で活性化されたハイブリッドコ
ンデンサ、および或る保持された電圧でのそれぞれのコ
ンデンサの厚さの時間的変化の比較のグラフである。
【図2】図2は、それぞれのハイブリッドコンデンサを
活性化し、かつガス発生の前に酸化ルテニウム1ミリグ
ラム当たりクーロンで表した最大容量を示すニトロ芳香
族化合物有りおよび無しでの水系電解質の効果の比較の
グラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヤンミン リュー アメリカ合衆国、ニューヨーク州 14032、 クラレンス センター、ニューベリー コ ート 6135 (72)発明者 アシシュ シャー アメリカ合衆国、ニューヨーク州 14051、 イースト アムハースト、サン パブロ コート 10 (72)発明者 バーリー マフォレット アメリカ合衆国、ニューヨーク州 14004、 オールデン、バックウィート ロード 11747

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解アノードと電気化学カソードを有す
    るハイブリッド型コンデンサに使用される水系電解質で
    あって、当該水系電解質が下記のa)〜d): a)前記水系電解質の少なくとも30重量パーセントで
    ある水、 b)前記水系電解質の望ましい物理的性質を得るための
    十分な量のポリオール共溶媒、 c)前記水系電解質の1ないし50重量パーセントであ
    る、当該水系電解質中で導体として働く水溶性無機およ
    び/または有機酸および/または塩、 d)前記水系電解質の0.1ないし10重量パーセント
    である、電気化学カソードが十分に減損された時に当該
    水系電解質のガス発生を減らすための水溶性ニトロ芳香
    族化合物から成り、しかも、 e)電流密度が減少した際に、前記ハイブリッド型コン
    デンサのキャパシタンスが向上する ことを特徴とする水系電解質。
  2. 【請求項2】 前記ポリオール共溶媒の十分な量が、前
    記水系電解質の0.01ないし50重量パーセントであ
    ることを特徴とする請求項1の水系電解質。
  3. 【請求項3】 前記ポリオール共溶媒がジオール化合物
    であることを特徴とする請求項1の水系電解質。
  4. 【請求項4】 前記ジオール化合物がエチレングリコー
    ル、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールお
    よびポリプロピレングリコールからなる群から選ばれる
    ことを特徴とする請求項3の水系電解質。
  5. 【請求項5】 前記水溶性無機酸および/または塩が、
    酢酸、酢酸アンモニウム、酢酸カリウム、酢酸ナトリウ
    ム、リン酸アンモニウム、リン酸カリウム、リン酸ナト
    リウム、リン酸、ホウ酸、ホウ酸アンモニウム、ホウ酸
    カリウム、ホウ酸ナトリウム、ギ酸アンモニウム、ギ酸
    カリウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸、硫酸アンモニウム、
    硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、および硫酸から成る群
    から選ばれることを特徴とする請求項1の水系電解質。
  6. 【請求項6】 前記有機酸および/または塩が、水溶性
    有機カルボン酸塩および/またはカルボン酸であること
    を特徴とする請求項1の水系電解質。
  7. 【請求項7】 前記無機および/または有機酸および/
    または塩の比率が、前記水系電解質の1ないし50重量
    パーセントであることを特徴とする請求項1の水系電解
    質。
  8. 【請求項8】 前記水溶性ニトロ芳香族化合物が、2‐
    ニトロアセトフェノン、3‐ニトロアセトフェノン、4
    ‐ニトロアセトフェノン、2‐ニトロアニソール、3‐
    ニトロアニソール、4‐ニトロアニソール、2‐ニトロ
    べンズアルデヒド、3‐ニトロベンズアルデヒド、4‐
    ニトロベンズアルデヒド、2‐ニトロ安息香酸、3‐ニ
    トロ安息香酸、4‐ニトロ安息香酸、2‐ニトロベンジ
    ルアルコール、3‐ニトロベンジルアルコール、4‐ニ
    トロベンジルアルコール、2‐ニトロフェノール、3‐
    ニトロフェノール、4‐ニトロフェノール、2‐ニトロ
    フタール酸、3‐ニトロフタール酸、4‐ニトロフター
    ル酸、2‐ニトロベンズアミド、3‐ニトロベンズアミ
    ド、4‐ニトロベンズアミドおよびそれらの混合物から
    成る群から選ばれることを特徴とする請求項1の水系電
    解質。
  9. 【請求項9】 前記ニトロ芳香族化合物が、水溶性ニト
    ロソ芳香族類、水溶性アゾベンゼン類および水溶性キノ
    ン類およびそれらの混合物から成る群から選ばれること
    を特徴とする請求項1の水系電解質。
  10. 【請求項10】 前記水溶性ニトロ芳香族化合物が、前
    記水系電解質の0.1ないし1.0重量パーセントであ
    ることを特徴とする請求項1の水系電解質。
  11. 【請求項11】 さらにアノード安定剤を含むことを特
    徴とする請求項1の水系電解質。
  12. 【請求項12】 前記アノード安定剤が、前記水系電解
    質の約0.01ないし5重量パーセントであることを特
    徴とする請求項11の水系電解質。
  13. 【請求項13】 前記アノード安定剤が、リン酸アンモ
    ニウム、ケイ酸アンモニウム、リン酸、リン酸カリウ
    ム、ケイ酸カリウム、ケイ酸ナトリウム、リン酸ナトリ
    ウム、水溶性有機ケイ酸塩、および水溶性有機リン酸塩
    から成る群から選ばれることを特徴とする請求項11の
    水系電解質。
  14. 【請求項14】 電解アノードと電気化学カソードを有
    するハイブリッド型コンデンサに使用される水系電解質
    で、当該水系電解質が下記のa)〜c): a)前記水系電解質の少なくとも30重量パーセントで
    ある水、 b)前記水系電解質の1ないし50重量パーセントであ
    る、当該水系電解質中で導体として働く水溶性無機およ
    び/または有機酸および/または塩、 c)前記水系電解質の0.1ないし10重量パーセント
    である、電気化学カソードが十分に減損された時に当該
    水系電解質のガス発生を減らすための水溶性ニトロ芳香
    族化合物 から成ることを特徴とする水系電解質。
  15. 【請求項15】 さらに前記水系電解質の0.01ない
    し50重量パーセントのポリオール共溶媒を含むことを
    特徴とする請求項14の水系電解質。
  16. 【請求項16】 前記ポリオール共溶媒がジオール化合
    物であることを特徴とする請求項15の水系電解質。
  17. 【請求項17】 前記ジオール化合物が、エチレングリ
    コール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
    ルおよびポリプロピレングリコールからなる群から選ば
    れることを特徴とする請求項16の水系電解質。
  18. 【請求項18】 前記水溶性無機酸および/または塩
    が、酢酸、酢酸アンモニウム、酢酸カリウム、酢酸ナト
    リウム、リン酸アンモニウム、リン酸カリウム、リン酸
    ナトリウム、リン酸、ホウ酸、ホウ酸アンモニウム、ホ
    ウ酸カリウム、ホウ酸ナトリウム、ギ酸アンモニウム、
    ギ酸カリウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸、硫酸アンモニウ
    ム、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム、および硫酸から成
    る群から選ばれることを特徴とする請求項14の水系電
    解質。
  19. 【請求項19】 前記有機酸および/または塩が、水溶
    性有機カルボン酸塩および/またはカルボン酸であるこ
    とを特徴とする請求項14の水系電解質。
  20. 【請求項20】 前記無機および/または有機酸および
    /または塩の比率が、前記水系電解質の1ないし50重
    量パーセントであることを特徴とする請求項14の水系
    電解質。
  21. 【請求項21】 前記水溶性ニトロ芳香族化合物が、2
    ‐ニトロアセトフェノン、3‐ニトロアセトフェノン、
    4‐ニトロアセトフェノン、2‐ニトロアニソール、3
    ‐ニトロアニソール、4‐ニトロアニソール、2‐ニト
    ロべンズアルデヒド、3‐ニトロベンズアルデヒド、4
    ‐ニトロベンズアルデヒド、2‐ニトロ安息香酸、3‐
    ニトロ安息香酸、4‐ニトロ安息香酸、2‐ニトロベン
    ジルアルコール、3‐ニトロベンジルアルコール、4‐
    ニトロベンジルアルコール、2‐ニトロフェノール、3
    ‐ニトロフェノール、4‐ニトロフェノール、2‐ニト
    ロフタール酸、3‐ニトロフタール酸、4‐ニトロフタ
    ール酸、2‐ニトロベンズアミド、3‐ニトロベンズア
    ミド、4‐ニトロベンズアミドおよびそれらの混合物か
    ら成る群から選ばれることを特徴とする請求項14の水
    系電解質。
  22. 【請求項22】 前記ニトロ芳香族化合物が、水溶性ニ
    トロソ芳香族類、水溶性アゾベンゼン類および水溶性キ
    ノン類およびそれらの混合物から成る群から選ばれるこ
    とを特徴とする請求項14の水系電解質。
  23. 【請求項23】 前記水溶性ニトロ芳香族化合物が、前
    記水系電解質の0.1ないし1.0重量パーセントであ
    ることを特徴とする請求項14の水系電解質。
  24. 【請求項24】 さらにアノード安定剤を含むことを特
    徴とする請求項14の水系電解質。
  25. 【請求項25】 前記アノード安定剤が、前記水系電解
    質の約0.01ないし5重量パーセントであることを特
    徴とする請求項24の水系電解質。
  26. 【請求項26】 前記アノード安定剤が、リン酸アンモ
    ニウム、ケイ酸アンモニウム、リン酸、リン酸カリウ
    ム、ケイ酸カリウム、ケイ酸ナトリウム、リン酸ナトリ
    ウム、水溶性有機ケイ酸塩、および水溶性有機リン酸塩
    から成る群から選ばれることを特徴とする請求項24の
    水系電解質。
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