JPH11126732A - アルミニウム電解コンデンサ - Google Patents

アルミニウム電解コンデンサ

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JPH11126732A
JPH11126732A JP23015898A JP23015898A JPH11126732A JP H11126732 A JPH11126732 A JP H11126732A JP 23015898 A JP23015898 A JP 23015898A JP 23015898 A JP23015898 A JP 23015898A JP H11126732 A JPH11126732 A JP H11126732A
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electrolytic capacitor
aluminum
butyrolactone
electrode foil
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温寿命特性、耐湿性が良好で、さらに、誘
電損失、低温特性が良好なアルミニウム電解コンデンサ
を提供する。 【解決手段】 スルホランとγ−ブチロラクトンとを含
む混合溶媒に四級化イミダゾリニウム塩、又は、四級化
ピリミジニウム塩を溶解した電解液を用いたため、高温
寿命特性、耐湿性が良好で、さらに、誘電損失、低温特
性も良好であり、液出も少なくなる。また、電解液の溶
媒全体の20〜60重量%がγ─ブチロラクトンである
場合は、さらに、高温長寿命、低誘電損失、高低温特性
が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電解コンデンサ、
特に高温寿命特性、耐湿性の良好なアルミニウム電解コ
ンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム電解コンデンサは、一般的
には図1、図2に示すような構造からなる。すなわち、
図2に示すように、帯状の高純度のアルミニウム箔に、
化学的あるいは電気化学的にエッチング処理を施して、
アルミニウム箔表面を拡大させるとともに、このアルミ
ニウム箔をホウ酸アンモニウム水溶液等の化成液中にて
化成処理して表面に酸化皮膜層を形成させた陽極電極箔
2と、エッチング処理のみを施した高純度のアルミニウ
ム箔からなる陰極電極箔3とを、マニラ紙等からなるセ
パレータ11を介して巻回してコンデンサ素子1を形成
する。そして、図1に示すように、このコンデンサ素子
1はアルミニウム電解コンデンサ駆動用の電解液を含浸
した後、アルミニウム等からなる有底筒状の外装ケース
10に収納する。外装ケース10の開口部には弾性ゴム
からなる封口体9を装着し、絞り加工により外装ケース
10を密封している。
【0003】陽極電極箔2、陰極電極箔3には、図2に
示すように、それぞれ両極の電極を外部に引き出すのた
めの電極引出し手段であるリード線4、5がステッチ、
超音波溶接等の手段により接続されている。それぞれの
電極引出し手段であるリード線4、5は、アルミニウム
からなる丸棒部6と、両極電極箔2、3に当接する接続
部7と、さらに丸棒部6の先端に溶接等の手段で固着さ
れた半田付け可能な金属からなる外部接続部8とからな
る。
【0004】コンデンサ素子1に含浸されるアルミニウ
ム電解コンデンサ駆動用の電解液には、使用されるアル
ミニウム電解コンデンサの性能によって種々のものがあ
り、その中で高電導度を有する電解液として、γ─ブチ
ロラクトンに四級アンモニウム塩を溶解したものが知ら
れている。さらに、最近では、γ−ブチロラクトンを主
溶媒とし、溶質として環状アミジン化合物を四級化した
カチオンであるイミダゾリニウムカチオンやイミダゾリ
ウムカチオンを、カチオン成分とし、酸の共役塩基をア
ニオン成分とした塩、を溶解させたものがある。(特開
平8−321440号公報、特開平8−321441号
公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
車載分野において、自動車性能の高機能化に伴い、高温
となるエンジンルーム内での電子部品の使用の要求が高
まっているが、前記電解液を用いた電解コンデンサで
は、この高温使用に耐えられない。さらに、電解コンデ
ンサにも半導体と同様の耐湿性が求められるようになっ
ているが、前記電解液は耐湿性も低いという問題点があ
った。
【0006】そこで、この発明の目的は、高温寿命特
性、耐湿性が良好で、さらに、誘電損失、低温特性も良
好なアルミニウム電解コンデンサを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、陽極引出し
手段を備えた陽極電極箔と、アルミニウムからなる陰極
引出し手段を備えた陰極電極箔とを、セパレータを介し
て巻回してコンデンサ素子を形成し、このコンデンサ素
子にスルホランとγ−ブチロラクトンとを含む混合溶媒
に四級化イミダゾリニウム塩、又は、四級化ピリミジニ
ウム塩を電解質として溶解した電解液を含浸して外装ケ
ースに収納したことを特徴としている。
【0008】また、混合溶媒中にγ−ブチロラクトンを
溶媒全体の20〜60重量%含有することを特徴とす
る。
【0009】また、陰極電極箔として、表面の一部又は
全部に、窒化チタン、窒化ジルコニウム、窒化タンタ
ル、窒化ニオブから選ばれた金属窒化物、又は、チタ
ン、ジルコニウム、タンタル、ニオブから選ばれた金属
からなる皮膜を形成したアルミニウム箔を用いることが
できる。
【0010】さらに、陰極引出し手段の表面の一部又は
全部に、陽極酸化によって形成された酸化アルミニウム
層を形成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】アルミニウム電解コンデンサの構
造は図1、図2に示すように、従来と同じ構造をとって
いる。コンデンサ素子1は陽極電極箔2と陰極電極箔3
をセパレータ11を介して巻回して形成する。また図2
に示すように陽極電極箔2、陰極電極箔3には陽極引出
し用のリード線4、陰極引出し用のリード線5がそれぞ
れ接続されている。これらのリード線4、5は、電極箔
に当接する接続部7とこの接続部7と一体に形成した丸
棒部6、および丸棒部6の先端に固着した外部接続部8
からなる。また、接続部7および丸棒部6は高純度のア
ルミニウム、外部接続部8ははんだメッキを施した銅メ
ッキ鉄鋼線からなる。このリード線4、5は、接続部7
においてそれぞれステッチや超音波溶接等の手段により
両極電極箔2、3に電気的に接続されている。
【0012】陽極電極箔2は、純度99%以上のアルミ
ニウム箔を酸性溶液中で化学的あるいは電気化学的にエ
ッチングして拡面処理した後、ホウ酸アンモニウム、リ
ン酸アンモニウムあるいはアジピン酸アンモニウム等の
水溶液中で化成処理を行い、その表面に陽極酸化皮膜層
を形成したものを用いる。
【0013】前記のように構成したコンデンサ素子1
に、アルミニウム電解コンデンサの駆動用の電解液を含
浸する。
【0014】以上のような電解液を含浸したコンデンサ
素子1を、有底筒状のアルミニウムよりなる外装ケース
10に収納し、外装ケース10の開口部に封口体9を装
着するとともに、外装ケース10の端部に絞り加工を施
して外装ケース10を密封する。封口体9は例えばブチ
ルゴム等の弾性ゴムからなり、リード線4、5をそれぞ
れ導出する貫通孔を備えている。
【0015】電解液としては、溶媒として、スルホラン
とγ−ブチロラクトンとを含む混合溶媒を用いるが、他
の溶媒との混合溶媒としても用いることができる。そし
て、溶質としては、酸の共役塩基をアニオン成分とし、
アルキル化イミダゾリンを四級化したカチオン、又は、
アルキル化ピリミジンを四級化したカチオンをカチオン
成分とする塩を溶解した電解液を用いた。
【0016】混合する溶媒としては、プロトン性の有機
極性溶媒として、一価アルコール類(エタノール、プロ
パノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、
シクロブタノール、シクロペンタノール、シクロヘキサ
ノール、ベンジルアルコール等)、多価アルコール類お
よびオキシアルコール化合物類(エチレングリコール、
プロピレングリコール、グリセリン、メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ、メトキシプロピレングリコー
ル、ジメトキシプロパノール等)などが挙げられる。ま
た、非プロトン性の有機極性溶媒としては、アミド系
(N−メチルホルムアミド、N,N─ジメチルホルムア
ミド、N─エチルホルムアミド、N,N─ジエチルホル
ムアミド、N─メチルアセトアミド、N,N─ジメチル
アセトアミド、N─エチルアセトアミド、N,N−ジエ
チルアセトアミド、ヘキサメチルホスホリックアミド
等)、ラクトン類(δ−バレロラクトン、γ−バレロラ
クトン等)、環状アミド系(N─メチル─2─ピロリド
ン、エチレンカーボネイト、プロピレンカーボネイト、
イソブチレンカーボネイト等)、ニトリル系(アセトニ
トリル等)、オキシド系(ジメチルスルホキシド等)、
2−イミダゾリジノン系〔1,3−ジアルキル−2−イ
ミダゾリジノン(1,3−ジメチル−2−イミダゾリジ
ノン、1,3−ジエチル−2−イミダゾリジノン、1,
3−ジ(n−プロピル)−2−イミダゾリジノン等)、
1,3,4−トリアルキル−2−イミダゾリジノン
(1,3,4−トリメチル−2−イミダゾリジノン
等)〕などが代表として挙げられる。
【0017】そして、アニオン成分となる酸としては、
フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、
安息香酸、トルイル酸、エナント酸、マロン酸等を挙げ
ることができる。
【0018】また、カチオン成分となる四級化イミダゾ
リニウムとしては、1,3−ジメチルイミダゾリニウ
ム、1,2,3−トリメチルイミダゾリニウム、1,
2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム、1−エチ
ル−3−メチルイミダゾリニウム、1−エチル−2,3
−ジメチルイミダゾリニウム等が挙げられる。
【0019】また、四級化ピリミジニウムとしては、
1,3−ジメチル−4,5,6−トリヒドロピリミジニ
ウム、1,2,3−トリメチル−4,5,6−トリヒド
ロピリミジニウム、1,2,3,4−テトラメチル−
5,6−ジヒドロピリミジニウム、1−エチル−3−メ
チル−4,5,6−トリヒドロピリミジニウム、1−エ
チル−2,3−ジメチル−4,5,6−トリヒドロピリ
ミジニウム等が挙げられる。
【0020】さらに、本発明の電解コンデンサ用電解液
に、ほう酸系化合物、例えばほう酸、ほう酸と多糖類
(マンニット、ソルビットなど)との錯化合物、ほう酸
と多価アルコール(エチレングリコール、グリセリンな
ど)との錯化合物等、界面活性剤、コロイダルシリカ等
を添加することによって、耐電圧の向上をはかることが
できる。
【0021】また、漏れ電流の低減や水素ガス吸収等の
目的で種々の添加剤を添加することができる。添加剤と
しては、例えば、芳香族ニトロ化合物、(p−ニトロ安
息香酸、p−ニトロフェノールなど)、リン系化合物
(リン酸、亜リン酸、ポリリン酸、酸性リン酸エステル
化合物)、オキシカルボン酸化合物等を挙げることがで
きる。
【0022】以上のような本発明のアルミニウム電解コ
ンデンサは、高温寿命特性、耐湿性が良好で、さらに誘
電損失、低温特性も良好なアルミニウム電解コンデンサ
である。また、液出も少ない。
【0023】さらに、前記の電解液において、γ−ブチ
ロラクトンの混合溶媒中の含有率が60%より小さい場
合は、寿命特性がさらに向上し、20%より大きい場合
は誘電損失、低温特性が向上するので、γ─ブチロラク
トンの含有率が20〜60%の場合は、高温長寿命、低
誘電損失、高低温特性を得ることができる。
【0024】ここで、従来の四級化イミダゾリニウム塩
又は四級化ピリミジニウム塩等の四級化環状アミジニウ
ム塩を溶質とした電解液においては、溶媒としてγ─ブ
チロラクトンを用いていたが、この電解液では、寿命試
験中に封口体9とリード線の丸棒部6の間から電解液が
漏れるという問題があったが、本発明の電解液において
は、この液出は発生しない。この理由は以下のようであ
ると推察される。
【0025】四級化環状アミジニウム塩を溶解した電解
液が、陰極リード部より液出するメカニズムについては
次のように考えられる。すなわち、従来の電解コンデン
サにおいては、陰極リード線5の自然浸漬電位の方が陰
極電極箔3の自然浸漬電位よりも貴な電位を示すので、
直流負荷状態においては、陰極リード線に陰極箔よりも
多くのカソード電流が流れることになる。また、無負荷
で放置した場合は、陰極リード線と陰極箔とで局部電池
が構成されて、陰極リード線にカソード電流が流れるこ
とになる。このように、負荷、無負荷、双方の場合にお
いて、陰極リード線にカソード電流が流れることにな
り、その結果、陰極リード線側で溶存酸素又は水素イオ
ンの還元反応が起こり、陰極リード線の丸棒部6と接続
部7の電解液界面部分で水酸イオンが生成する。
【0026】そして、このような溶存酸素又は水素イオ
ンの還元反応によって生成した水酸イオンは、四級化環
状アミジニウムと反応し、四級化環状アミジニウムが開
環して、二級アミンとなる。そして、この二級アミンは
揮発性が高く、しかも吸湿性が低いので、陰極リード線
の丸棒部と封口体の間に生成しても、速やかに蒸散し、
液出状態とはならないことが予想される。
【0027】しかしながら、水酸イオンが発生すると、
溶媒であるγ─ブチロラクトンもこの水酸イオンと反応
して、γ─ヒドロキシ酪酸となる。そして、上述した二
級アミンとこのγ─ヒドロキシ酪酸が混在することにな
り、γ─ヒドロキシ酪酸のpH低下作用によって、四級
化環状アミジニウムが開環して生成された、二級アミン
が閉環して、再び四級化環状アミジニウム塩が生成され
る。そして、この四級化環状アミジニウム塩には揮発性
はなく、吸湿性も高いので、陰極リード線の丸棒部と封
口体の間に再生成した四級化環状アミジニウム塩は、吸
湿して液出状態となる。以上のことは、液出した液が大
部分の水と四級化環状アミジニウム塩から成っていると
いう分析結果から、推測された。
【0028】これに対して、本発明においては、溶媒と
してスルホランと、γ─ブチロラクトンの混合溶媒を用
いているので、液出状態が抑制される。すなわち、スル
ホランは水酸イオンと反応しないので、上述したγ−ブ
チロラクトンのようなpHを低下させるような物質は生
成されない。したがって、γ─ブチロラクトンからγ─
ヒドロキシ酪酸が生成されても、そのpH低下作用は低
減され、再び生成される四級化環状アミジニウム塩の量
は少なく、生成した二級アミンは揮発してしまうので、
液出状態が抑制されているものと考えられる。
【0029】さらに、本発明の電解コンデンサに、逆電
圧が印加された場合にも、液出は発生しない。通常、逆
電圧が印加されると、陽極側にカソード電流が流れるこ
とになるが、陽極箔の分極抵抗は陰極箔に比べて極めて
大きいので、陽極側のカソード電流の大部分が陽極リー
ド線に流れることになる。したがって、従来の電解コン
デンサでは、逆電圧試験のはやい時期から、陽極リード
線からの液出が発生することがあった。しかしながら、
本発明の電解コンデンサにおいては、前述したような陰
極側と同様の本発明の電解液の作用によるものと思われ
るが、この逆電圧試験においても、液出状態が抑制され
る。以上のように、本発明の液出防止効果は極めて強い
ものである。
【0030】以上のように、本願発明の構成によると、
陰極リード線の丸棒部近傍で発生した水酸イオンは四級
化環状アミジニウムと反応して消失し、再生成される四
級化環状アミジニウムの量は少なく、生成される二級ア
ミンは揮発してしまうので、液出状態が抑制される。
【0031】また、従来の電解コンデンサにおいては、
無負荷放置の際に、陰極リード線4と陽極リード線5が
接触した場合には、陽極リード線も陰極電極箔3と局部
電池を構成することになり、陽極リード線側で溶存酸素
又は水素イオンの還元反応が発生し、水酸イオンを生成
して、陰極リード部と同様の理由により、陽極リード部
においても液出状態となっていた。
【0032】しかしながら、この場合も、本発明の構成
によれば、陰極リード部と同様の、本発明の電解液の作
用によって、液出は防止される。
【0033】以上のような理由によって、本願発明にお
いては、液出が防止されているものと思われる。
【0034】また、陰極電極箔3として、窒化チタン、
窒化ジルコニウム、窒化タンタル、窒化ニオブから選ば
れた金属窒化物、又は、チタン、ジルコニウム、タンタ
ル、ニオブから選ばれた金属を蒸着法、メッキ法、塗布
など従来より知られている方法により被覆した陰極電極
箔を用いることができる。ここで、被覆する部分は陰極
電極箔の全面に被覆してもよいし、必要に応じて陰極電
極箔の一部、例えば陰極電極箔の一面のみに金属窒化物
又は金属を被覆してもよい。このことによって、陰極箔
の自然浸漬電位の方が陰極リード線の自然浸漬電位より
貴な電位となり、さらに、カソード分極抵抗も小さくな
る。したがって、過電圧が印加された際に、陰極リード
線のカソード電流は微小となり、陰極リード線側の水酸
イオンの生成が抑制されるので、液出防止には、さらに
好適である。
【0035】また、リード線4、5の、少なくとも丸棒
部6の表面には、ホウ酸アンモニウム水溶液、リン酸ア
ンモニウム水溶液あるいはアジピン酸アンモニウム水溶
液等による陽極酸化処理によって形成した酸化アルミニ
ウム層を形成したり、Al23 、SiO2 、ZrO2
などからなるセラミックスコーティング層等の絶縁層を
形成することができる。このことによって、無負荷の場
合に、陰極リード線と陰極箔の局部電池を構成する面積
が小さくなり、また、負荷の場合には、陰極リード線に
流れるカソード電流が少なくなり、双方の場合におい
て、陰極リード線側の水酸イオンの生成が抑制されるの
で、液出防止効果はさらに向上する。
【0036】
【実施例】次にこの発明について実施例を示して説明す
る。図1に示すように、コンデンサ素子1は陽極電極箔
2と陰極電極箔3をセパレータ11を介して巻回して形
成する。また図2に示すように陽極電極箔2、陰極電極
箔3には陽極引出し用のリード線4、陰極引出し用のリ
ード線5がそれぞれ接続されている。
【0037】これらのリード線4、5は、電極箔に当接
する接続部7とこの接続部7と一体に形成した丸棒部
6、および丸棒部6の先端に固着した外部接続部8から
なる。また、接続部7および丸棒部6は99%のアルミ
ニウム、外部接続部8ははんだメッキを施した銅メッキ
鉄鋼線からなる。このリード線4、5は、接続部7にお
いてそれぞれステッチや超音波溶接等の手段により両極
電極箔2、3に電気的に接続されている。
【0038】陽極電極箔2は、純度99.9%のアルミ
ニウム箔を酸性溶液中で化学的あるいは電気化学的にエ
ッチングして拡面処理した後、アジピン酸アンモニウム
の水溶液中で化成処理を行い、その表面に陽極酸化皮膜
層を形成したものを用いる。また、陰極電極箔3は、純
度99.7%のアルミニウム箔をエッチングしたものを
用いる。
【0039】そして、前記のように構成したコンデンサ
素子1に、アルミニウム電解コンデンサの駆動用の電解
液を含浸する。電解液の組成、及び30℃と−40℃の
電導度を(表1)に示す。
【0040】
【表1】 * GBL :γ−ブチロラクトン EDMIP :フタル酸1−エチル−2,3−ジメチルイミダゾリニウム TMAP :フタル酸テトラメチルアンモニウム TEAP :フタル酸トリエチルアンモニウム GLB の欄の( ) :γ─ブチロラクトンの混合溶媒中の重量%
【0041】(表1)から明らかなように、本発明の実
施例1〜6の30℃及び−40℃の電導度は、フタル酸
テトラメチルアンモニウム又は、フタル酸トリエチルア
ンモニウムを溶質として用いた比較例2〜5より高く、
良好な値を得ている。さらに、γ─ブチロラクトンの含
有率が20%以上の実施例2〜6は、−40℃において
も高電導度を保っている。また、溶媒にスルホランのみ
を用いた比較例1の電解液は、−40℃で凝固してい
る。
【0042】次に、高温寿命特性を評価するために、実
施例2、6の電解液、及び、従来例1としてγ─ブチロ
ラクトン75%、フタル酸1−エチル−2,3−ジメチ
ルイミダゾリニウム25%の電解液を、コンデンサ素子
1に含浸し、有底筒状のアルミニウムよりなる外装ケー
ス10に収納し、外装ケース10の開口部に封口体9を
装着するとともに、外装ケース10の端部に絞り加工を
施して外装ケース10を密封した。
【0043】以上のように構成したアルミニウム電解コ
ンデンサの定格は16V−47μF、ケースサイズはφ
6.3mm×5mmである。そして、実施例2、実施例
6及び従来例1の電解コンデンサの、各試料25個に1
25℃の下で定格電圧を印加し、1000時間、200
0時間経過後の静電容量の変化率(ΔC)、損失角の正
接(tan)の測定を行った。結果を(表2)に示す。
【0044】
【表2】 * Cap(μF)、ΔC(%)、LC(μA)
【0045】(表2)から明らかなように、実施例2、
6の電解コンデンサの高温寿命特性は、γ─ブチロラク
トンのみを溶媒に用いた従来例1よりも、良好であり、
初期のtanδも低く保たれている。特に溶媒中のγ─
ブチロラクトンの含有率が20〜60%の範囲にある実
施例2は、125℃、2000時間まで特性を維持して
いる。これに対して、実施例6は、2000時間後に特
性の劣化がみられる。
【0046】次に、耐湿性を評価するために、実施例
7、比較例6として、6%の水分を含む、実施例2及び
従来例1の電解液を作成し、同様に電解コンデンサを作
成した。そして、これらの電解コンデンサの、各試料2
5個を125℃の下で放置し、1000時間、2000
時間経過後の静電容量の変化率(ΔC)、損失角の正接
(tan)、漏れ電流(LC)の測定を行った。結果を
(表3)に示す。
【0047】
【表3】 * Cap(μF)、ΔC(%)、LC(μA)
【0048】(表3)から明らかなように、本発明の電
解液に6%の水分を含有した実施例7においては、従来
の電解液に6%の水分を含有した比較例6よりも、静電
容量変化、損失角の正接、漏れ電流の全ての特性が良好
であり、本発明の電解コンデンサにおいては耐湿性が向
上していることがわかる。
【0049】次に、液出特性を評価するために、実施例
8として、実施例2の電解液を用い、陰極電極箔3の表
面の全部に窒化チタンを蒸着法により被覆したものを用
いて、同様に電解コンデンサを作成した。
【0050】また、実施例9として、リード線4、5
の、少なくとも丸棒部6の表面には、リン酸アンモニウ
ム水溶液による陽極酸化処理により酸化アルミニウム層
を形成したものを用いて、実施例8と同様に電解コンデ
ンサを作成した。
【0051】以上の実施例2、8、9の電解コンデンサ
及び、従来例2としてγ─ブチロラクトン75%、フタ
ル酸テトラメチルアンモニウム25%の電解液を用いた
電解コンデンサ、従来例3としてγ─ブチロラクトン7
5%、フタル酸1−エチル−2,3−ジメチルイミダゾ
リニウム25%の電解液を用いた電解コンデンサについ
て、各試料25個に125°Cの下で定格電圧を印加
し、1500時間、3000時間、及び5000経過後
の液出の有無について目視での観察を行った。その結果
を(表4)に示す。
【0052】
【表4】
【0053】(表4)から明らかなように、本発明の電
解液を用いた実施例2の電解コンデンサは1500時間
後に液出はなく、従来の電解液を用いた従来例2、3よ
り優れており、125℃仕様においても良好な結果を得
ている。また、実施例2の電解液を用い、陰極電極箔の
表面の全部に窒化チタンを被覆した実施例8は、さらに
液出は少なく、この電解コンデンサのリード線の丸棒部
の表面に酸化アルミニウム層を形成した実施例9では、
さらに液出は少ない。
【0054】また、実施例2、8、9、従来例2、3の
電解液を用いた電解コンデンサを用いて、各試料25個
に85℃、85%RHの下で−1.5Vの逆電圧を印加
し、250時間、500時間、及び1000時間経過後
の液出の有無について目視での観察を行った。その結果
を(表5)に示す。
【0055】
【表5】
【0056】(表5)から明らかなように、逆電圧試験
においても、従来例2、3では250時間において液出
が発生し、それぞれ、500時間、1000時間で全数
液出が発生しているが、本発明の実施例においては10
00時間でも液出は発生せず、液出防止効果は極めて強
い。以上のように、本発明の電解コンデンサによって、
液出防止が実現されていることがわかる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、この発明は、アルミニウ
ム電解コンデンサにおいて、陽極引出し手段を備えた陽
極電極箔と、アルミニウムからなる陰極引出し手段を備
えた陰極電極箔とを、セパレータを介して巻回してコン
デンサ素子を形成し、このコンデンサ素子にスルホラン
とγ−ブチロラクトンとを含む混合溶媒に四級化イミダ
ゾリニウム塩、又は、四級化ピリミジニウム塩を電解質
として溶解した電解液を含浸して外装ケースに収納した
ものである。
【0058】この電解コンデンサは、高温寿命特性、耐
湿性が良好で、さらに、誘電損失、低温特性も良好であ
る。また、液出も少ない。
【0059】また、前記電解液において、混合溶媒中の
γ−ブチロラクトンを溶媒全体の20〜60重量%とす
ることによって、さらに、高温長寿命特性、低誘電損
失、高低温特性を得ることができる。
【0060】また、陰極電極箔として、表面の一部又は
全部に、窒化チタン、窒化ジルコニウム、窒化タンタ
ル、窒化ニオブから選ばれた金属窒化物、チタン、ジル
コニウム、タンタル、ニオブから選ばれた金属からなる
皮膜を形成したアルミニウム箔を用いることによって、
液出はより少なくなる。
【0061】さらに、陰極引出し手段の表面の一部又は
全部に、陽極酸化によって形成された酸化アルミニウム
層を形成することによって、液出特性はより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】アルミニウム電解コンデンサの構造を示す内部
断面図である。
【図2】コンデンサ素子の構造を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 コンデンサ素子 2 陽極電極箔 3 陰極電極箔 4 陽極引出し用のリード線 5 陰極引出し用のリード線 6 丸棒部 7 接続部 8 外部接続部 9 封口体 10 外装ケース 11 セパレータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極引出し手段を備えた陽極電極箔と、
    アルミニウムからなる陰極引出し手段を備えた陰極電極
    箔とを、セパレータを介して巻回してコンデンサ素子を
    形成し、このコンデンサ素子にスルホランとγ−ブチロ
    ラクトンとを含む混合溶媒に四級化イミダゾリニウム
    塩、又は、四級化ピリミジニウム塩を溶解した電解液を
    含浸してなるアルミニウム電解コンデンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のγ─ブチロラクトンの含
    有率が、溶媒全体の20〜60重量%であるアルミニウ
    ム電解コンデンサ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の陰極電極箔が、表面の一
    部又は全部に、窒化チタン、窒化ジルコニウム、窒化タ
    ンタル、窒化ニオブから選ばれた金属窒化物、又は、チ
    タン、ジルコニウム、タンタル、ニオブから選ばれた金
    属からなる皮膜を形成したアルミニウム箔であるアルミ
    ニウム電解コンデンサ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の陰極引出し手段の表面の
    一部又は全部に、陽極酸化によって形成された酸化アル
    ミニウム層を形成したアルミニウム電解コンデンサ。
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