JP2001223136A - アルミニウム電解コンデンサ - Google Patents

アルミニウム電解コンデンサ

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温寿命特性、耐湿性が良好で、さらに、誘
電損失、低温特性が良好なアルミニウム電解コンデンサ
を提供する。 【解決手段】 スルホランとγ−ブチロラクトンとエチ
レングリコールとを含む混合溶媒に四級化イミダゾリニ
ウム塩、又は、四級化ピリミジニウム塩を溶解し、ほう
酸を0.5〜2.5wt%、マンニットを0.5〜2.
5wt%を添加した電解液を用いたため、高温寿命特
性、耐湿性が良好で、50V以上の耐電圧特性を有し、
さらに、低温特性も良好である。また、漏液も少ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電解コンデンサ、
特に高温寿命特性、耐湿性の良好なアルミニウム電解コ
ンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム電解コンデンサは、一般的
には図1、図2に示すような構造からなる。すなわち、
図2に示すように、帯状の高純度のアルミニウム箔に、
化学的あるいは電気化学的にエッチング処理を施して、
アルミニウム箔表面を拡大させるとともに、このアルミ
ニウム箔をホウ酸アンモニウム水溶液等の化成液中にて
化成処理して表面に酸化皮膜層を形成させた陽極電極箔
2と、エッチング処理のみを施した高純度のアルミニウ
ム箔からなる陰極電極箔3とを、マニラ紙等からなるセ
パレータ11を介して巻回してコンデンサ素子1を形成
する。そして、図1に示すように、このコンデンサ素子
1はアルミニウム電解コンデンサ駆動用の電解液を含浸
した後、アルミニウム等からなる有底筒状の外装ケース
10に収納する。外装ケース10の開口部には弾性ゴム
からなる封口体9を装着し、絞り加工により外装ケース
10を密封している。
【0003】陽極電極箔2、陰極電極箔3には、図2に
示すように、それぞれ両極の電極を外部に引き出すのた
めの電極引出し手段であるリード線4、5がステッチ、
超音波溶接等の手段により接続されている。それぞれの
電極引出し手段であるリード線4、5は、アルミニウム
からなる丸棒部6と、両極電極箔2、3に当接する接続
部7と、さらに丸棒部6の先端に溶接等の手段で固着さ
れた半田付け可能な金属からなる外部接続部8とからな
る。
【0004】コンデンサ素子1に含浸されるアルミニウ
ム電解コンデンサ駆動用の電解液には、使用されるアル
ミニウム電解コンデンサの性能によって種々のものがあ
り、その中で高電導度を有する電解液として、γ─ブチ
ロラクトンに四級アンモニウム塩を溶解したものが知ら
れている。さらに、最近では、γ−ブチロラクトンを主
溶媒とし、溶質として環状アミジン化合物を四級化した
カチオンであるイミダゾリニウムカチオンやイミダゾリ
ウムカチオンを、カチオン成分とし、酸の共役塩基をア
ニオン成分とした塩、を溶解させたものがある。(特開
平8−321440号公報、特開平8−321441号
公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、車載分野におい
て、自動車性能の高機能化に伴って制御機構も増大して
いるが、車内空間を確保するために、これらの制御機構
をエンジンルーム内に収納したいという要求が高まって
いる。このエンジンルームは高温となるので、電子部品
もこの高温使用に耐えなければならないが、前記電解液
を用いた電解コンデンサでは、この要求に答えることが
できない。さらに、電解コンデンサにも半導体と同様の
耐湿性が求められるようになっているが、前記電解液は
耐湿性も低いという問題点があった。また、自動車の制
御機構での駆動電圧は12V、24Vであり、この場合
に、電子部品に要求される定格電圧は24V、48Vと
なるので、50V以上の耐電圧が必要である。さらに、
−40℃での低温使用にも耐えることができなければな
らない。以上のように、これまでにない、高温特性、耐
湿特性が良好で、かつ、50V以上の耐電圧特性を有
し、さらに低温特性も良好な電解コンデンサの実現への
要求が高まっている。
【0006】そこで、この発明の目的は、高温寿命特
性、耐湿性が良好で、50V以上の耐電圧特性を有し、
さらに、低温特性も良好なアルミニウム電解コンデンサ
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、陽極引出し
手段を備えた陽極電極箔と、アルミニウムからなる陰極
引出し手段を備えた陰極電極箔とを、セパレータを介し
て巻回してコンデンサ素子を形成し、このコンデンサ素
子にスルホランとγ−ブチロラクトンとエチレングリコ
ールとを含む混合溶媒に四級化イミダゾリニウム塩、又
は、四級化ピリミジニウム塩を溶解し、ほう酸を0.5
〜2.5wt%、マンニットを0.5〜2.5wt%を
添加した電解液を含浸して外装ケースに収納したことを
特徴としている。
【0008】また、混合溶媒中にγ−ブチロラクトンを
溶媒全体の20〜60重量%含有することを特徴とす
る。
【0009】また、陰極電極箔として、表面の一部又は
全部に、窒化チタン、窒化ジルコニウム、窒化タンタ
ル、窒化ニオブから選ばれた金属窒化物、又は、チタ
ン、ジルコニウム、タンタル、ニオブから選ばれた金属
からなる皮膜を形成したアルミニウム箔を用いることが
できる。
【0010】さらに、陰極引出し手段の表面の一部又は
全部に、陽極酸化によって形成された酸化アルミニウム
層を形成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】アルミニウム電解コンデンサの構
造は図1、図2に示すように、従来と同じ構造をとって
いる。コンデンサ素子1は陽極電極箔2と陰極電極箔3
をセパレータ11を介して巻回して形成する。また図2
に示すように陽極電極箔2、陰極電極箔3には陽極引出
し用のリード線4、陰極引出し用のリード線5がそれぞ
れ接続されている。これらのリード線4、5は、電極箔
に当接する接続部7とこの接続部7と一体に形成した丸
棒部6、および丸棒部6の先端に固着した外部接続部8
からなる。また、接続部7および丸棒部6は高純度のア
ルミニウム、外部接続部8ははんだメッキを施した銅メ
ッキ鉄鋼線からなる。このリード線4、5は、接続部7
においてそれぞれステッチや超音波溶接等の手段により
両極電極箔2、3に電気的に接続されている。
【0012】陽極電極箔2は、純度99%以上のアルミ
ニウム箔を酸性溶液中で化学的あるいは電気化学的にエ
ッチングして拡面処理した後、ホウ酸アンモニウム、リ
ン酸アンモニウムあるいはアジピン酸アンモニウム等の
水溶液中で化成処理を行い、その表面に陽極酸化皮膜層
を形成したものを用いる。
【0013】前記のように構成したコンデンサ素子1
に、アルミニウム電解コンデンサの駆動用の電解液を含
浸する。
【0014】以上のような電解液を含浸したコンデンサ
素子1を、有底筒状のアルミニウムよりなる外装ケース
10に収納し、外装ケース10の開口部に封口体9を装
着するとともに、外装ケース10の端部に絞り加工を施
して外装ケース10を密封する。封口体9は例えばブチ
ルゴム等の弾性ゴムからなり、リード線4、5をそれぞ
れ導出する貫通孔を備えている。
【0015】電解液としては、溶媒として、スルホラン
とγ−ブチロラクトンとエチレングリコールとを含む混
合溶媒を用いるが、他の溶媒との混合溶媒としても用い
ることができる。そして、溶質としては、酸の共役塩基
をアニオン成分とし、アルキル化イミダゾリンを四級化
したカチオン、又は、アルキル化ピリミジンを四級化し
たカチオンをカチオン成分とする塩を溶解した電解液を
用いた。
【0016】混合する溶媒としては、プロトン性の有機
極性溶媒として、一価アルコール類(エタノール、プロ
パノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、
シクロブタノール、シクロペンタノール、シクロヘキサ
ノール、ベンジルアルコール等)、多価アルコール類お
よびオキシアルコール化合物類(プロピレングリコー
ル、グリセリン、メチルセロソルブ、エチルセロソル
ブ、メトキシプロピレングリコール、ジメトキシプロパ
ノール等)などが挙げられる。また、非プロトン性の有
機極性溶媒としては、アミド系(N−メチルホルムアミ
ド、N,N─ジメチルホルムアミド、N─エチルホルム
アミド、N,N─ジエチルホルムアミド、N─メチルア
セトアミド、N,N─ジメチルアセトアミド、N─エチ
ルアセトアミド、N,N−ジエチルアセトアミド、ヘキ
サメチルホスホリックアミド等)、ラクトン類(δ−バ
レロラクトン、γ−バレロラクトン等)、環状アミド系
(N─メチル─2─ピロリドン、エチレンカーボネイ
ト、プロピレンカーボネイト、イソブチレンカーボネイ
ト等)、ニトリル系(アセトニトリル等)、オキシド系
(ジメチルスルホキシド等)、2−イミダゾリジノン系
〔1,3−ジアルキル−2−イミダゾリジノン(1,3
−ジメチル−2−イミダゾリジノン、1,3−ジエチル
−2−イミダゾリジノン、1,3−ジ(n−プロピル)
−2−イミダゾリジノン等)、1,3,4−トリアルキ
ル−2−イミダゾリジノン(1,3,4−トリメチル−
2−イミダゾリジノン等)〕などが代表として挙げられ
る。
【0017】そして、アニオン成分となる酸としては、
フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、
安息香酸、トルイル酸、エナント酸、マロン酸等を挙げ
ることができる。
【0018】また、カチオン成分となる四級化イミダゾ
リニウムとしては、1,3−ジメチルイミダゾリニウ
ム、1,2,3−トリメチルイミダゾリニウム、1,
2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム、1−エチ
ル−3−メチルイミダゾリニウム、1−エチル−2,3
−ジメチルイミダゾリニウム等が挙げられる。
【0019】また、四級化ピリミジニウムとしては、
1,3−ジメチル−4,5,6−トリヒドロピリミジニ
ウム、1,2,3−トリメチル−4,5,6−トリヒド
ロピリミジニウム、1,2,3,4−テトラメチル−
5,6−ジヒドロピリミジニウム、1−エチル−3−メ
チル−4,5,6−トリヒドロピリミジニウム、1−エ
チル−2,3−ジメチル−4,5,6−トリヒドロピリ
ミジニウム等が挙げられる。
【0020】さらに、本発明の電解コンデンサ用電解液
においては、電解液全体に対して、ほう酸を0.5〜
2.5wt%、マンニットを0.5〜2.5wt%を添
加する。この範囲未満では、耐電圧特性が低下し、この
範囲を越えると、電導度が低下する。また、添加するマ
ンニットの量は、ほう酸の添加量1に対して、1.0〜
2.0が好ましい。この範囲未満では、高温保存下での
電導度が低下し、この範囲を越えると初期の電導度が低
下する。以上のような、スルホランとγ−ブチロラクト
ンとエチレングリコールとを含む混合溶媒に、四級化イ
ミダゾリニウム塩、四級化ピリミジニウム塩を溶解し、
ほう酸を電解液全体にたいして0.5〜2.5wt%、
マンニットを0.5〜2.5wt%を添加した、本発明
の電解液を用いることによって、高温寿命特性、耐湿性
が良好で、50V以上の耐電圧特性を有し、さらに、低
温特性も良好なアルミニウム電解コンデンサを実現する
ことができる。
【0021】また、漏れ電流の低減や水素ガス吸収等の
目的で種々の添加剤を添加することができる。添加剤と
しては、例えば、芳香族ニトロ化合物、(p−ニトロ安
息香酸、p−ニトロフェノールなど)、リン系化合物
(リン酸、亜リン酸、ポリリン酸、酸性リン酸エステル
化合物)、オキシカルボン酸化合物等を挙げることがで
きる。
【0022】さらに、前記の電解液において、γ−ブチ
ロラクトンの混合溶媒中の含有率が60%より小さい場
合は、寿命特性がさらに向上し、20%より大きい場合
は誘電損失、低温特性が向上するので、γ─ブチロラク
トンの含有率が20〜60%の場合は、高温長寿命、低
誘電損失、高低温特性を得ることができる。
【0023】ここで、従来の四級化イミダゾリニウム塩
及び四級化ピリミジニウム塩等の四級化環状アミジニウ
ム塩を溶質とした電解液においては、溶媒としてγ−ブ
チロラクトン等を用いていたが、この電解液では、寿命
試験中に封口体9とリード線の丸棒部6の間から電解液
が漏れるという問題があった。しかしながら、本発明の
電解液においては、漏液は発生しない。この理由は以下
のようであると推察される。
【0024】四級化環状アミジニウム塩を溶解した電解
液が、陰極リード部より漏液するメカニズムについては
次のように考えられる。すなわち、従来の電解コンデン
サにおいては、陰極リード線5の自然浸漬電位の方が陰
極電極箔3の自然浸漬電位よりも貴な電位を示すので、
無負荷で放置した場合、陰極リード線と陰極箔で局部電
池が構成され、陰極リード線にカソード電流が流れるこ
とになり、また、直流負荷状態においては、陰極リード
線に陰極箔よりも多くのカソード電流が流れることにな
る。このように、負荷、無負荷、双方の場合において、
陰極リード線にカソード電流が流れることになり、その
結果、陰極リード線側で溶存酸素又は水素イオンの還元
反応が起こり、陰極リード線の丸棒部6と接続部7の電
解液界面部分で水酸イオンが生成する。
【0025】そして、このように水酸イオンが生成する
と、四級化環状アミジニウムは加水分解反応によって、
水酸イオンと結合し、その結果、二級アミンとなる。こ
の二級アミンは揮発性が高く、しかも吸湿性が低いの
で、陰極リード線の丸棒部と封口体の間に生成しても、
速やかに蒸散し、漏液状態とはならないことが予想され
る。
【0026】しかしながら、水酸イオンが発生して、塩
基性度が上昇すると、溶媒であるγ−ブチロラクトン
が、加水分解反応によって、水酸イオンと結合し、γ−
ヒドロキシ酪酸となる。このことによって、水酸イオン
が減少し、塩基性度が低下する。このように、塩基性度
が低下すると、四級化環状アミジニウムの加水分解反応
によって生成された二級アミンが、再び四級化環状アミ
ジニウムとなってしまう。そして、この四級化環状アミ
ジニウムには揮発性はなく、吸湿性も高いので、陰極リ
ード線の丸棒部と封口体の間に再生成した四級化環状ア
ミジニウムは、吸湿して、漏液状態となる。以上のこと
は、漏液が大部分の水と四級化環状アミジニウムから成
っているという分析結果から推測された。
【0027】これに対して、本発明においては、溶媒と
してスルホランと、γ─ブチロラクトンとエチレングリ
コールとの混合溶媒を用いているので、漏液状態が抑制
される。すなわち、塩基性度が上昇しても、スルホラン
ならびにエチレングリコールは加水分解をおこすことは
なく、塩基性度を低下させる作用はない。そして、γ─
ブチロラクトンの加水分解よってγ─ヒドロキシ酪酸が
生成しても、塩基性度はそれほど低下せず、再び生成さ
れる四級化環状アミジニウム塩の量は少なく、生成した
二級アミンは揮発してしまうので、漏液状態が抑制され
ているものと考えられる。
【0028】さらに、本発明の電解コンデンサに、逆電
圧が印加された場合にも、漏液は発生しない。すなわ
ち、逆電圧が印加されると、陽極側にカソード電流が流
れることになるが、陽極箔の分極抵抗は陰極箔に比べて
極めて大きいので、陽極側のカソード電流の大部分は陽
極タブに流れることになる。したがって、従来の電解コ
ンデンサでは、逆電圧試験の初期に漏液が発生すること
があった。しかしながら、本発明の電解コンデンサにお
いては、前述したような陰極側の挙動をしており、漏液
状態が防止される。以上のように、本発明の漏液防止効
果は極めて強いものである。
【0029】以上のように、本願発明の構成によると、
陰極リード線の丸棒部近傍で発生した水酸イオンは四級
化環状アミジニウムと反応して消失し、再生成される四
級化環状アミジニウムの量は少なく、生成される二級ア
ミンは揮発してしまうので、漏液状態は抑制される。
【0030】また、従来の電解コンデンサにおいては、
無負荷放置の際に、陰極リード線4と陽極リード線5が
接触した場合には、陽極リード線と陰極電極箔3で局部
電池を構成することになり、陽極リード線側で溶存酸素
又は水素イオンの還元反応が発生し、水酸イオンを生成
して、陰極リード部と同様の理由により、漏液状態とな
っていた。
【0031】しかしながら、この場合も、本発明の構成
によれば、陰極リード部で漏液が防止される理由と同様
の理由によって、漏液は防止される。
【0032】以上のような理由によって、本願発明にお
いては、漏液が防止されているものと思われる。
【0033】また、陰極電極箔3として、窒化チタン、
窒化ジルコニウム、窒化タンタル、窒化ニオブから選ば
れた金属窒化物、又は、チタン、ジルコニウム、タンタ
ル、ニオブから選ばれた金属を蒸着法、メッキ法、塗布
など従来より知られている方法により被覆した陰極電極
箔を用いることができる。ここで、被覆する部分は陰極
電極箔の全面に被覆してもよいし、必要に応じて陰極電
極箔の一部、例えば陰極電極箔の一面のみに金属窒化物
又は金属を被覆してもよい。このことによって、陰極箔
の自然浸漬電位の方が陰極リード線の自然浸漬電位より
貴な電位となり、さらに、カソード分極抵抗も小さくな
る。したがって、過電圧が印加された際に、陰極リード
線のカソード電流は微小となり、陰極リード線側の水酸
イオンの生成が抑制されるので、漏液防止には、さらに
好適である。
【0034】また、リード線4、5の、少なくとも丸棒
部6の表面には、ホウ酸アンモニウム水溶液、リン酸ア
ンモニウム水溶液あるいはアジピン酸アンモニウム水溶
液等による陽極酸化処理によって形成した酸化アルミニ
ウム層を形成したり、Al23 、SiO2 、ZrO2
などからなるセラミックスコーティング層等の絶縁層を
形成することができる。このことによって、無負荷の場
合に、陰極リード線と陰極箔の局部電池を構成する面積
が小さくなり、また、負荷の場合には、陰極リード線に
流れるカソード電流が少なくなり、双方の場合におい
て、陰極リード線側の水酸イオンの生成が抑制されるの
で、漏液防止効果はさらに向上する。
【0035】
【実施例】次にこの発明について実施例を示して説明す
る。図1に示すように、コンデンサ素子1は陽極電極箔
2と陰極電極箔3をセパレータ11を介して巻回して形
成する。また図2に示すように陽極電極箔2、陰極電極
箔3には陽極引出し用のリード線4、陰極引出し用のリ
ード線5がそれぞれ接続されている。
【0036】これらのリード線4、5は、電極箔に当接
する接続部7とこの接続部7と一体に形成した丸棒部
6、および丸棒部6の先端に固着した外部接続部8から
なる。また、接続部7および丸棒部6は99%のアルミ
ニウム、外部接続部8ははんだメッキを施した銅メッキ
鉄鋼線からなる。このリード線4、5は、接続部7にお
いてそれぞれステッチや超音波溶接等の手段により両極
電極箔2、3に電気的に接続されている。
【0037】陽極電極箔2は、純度99.9%のアルミ
ニウム箔を酸性溶液中で化学的あるいは電気化学的にエ
ッチングして拡面処理した後、アジピン酸アンモニウム
の水溶液中で化成処理を行い、その表面に陽極酸化皮膜
層を形成したものを用いる。また、陰極電極箔3は、純
度99.7%のアルミニウム箔をエッチングしたものを
用いる。
【0038】そして、前記のように構成したコンデンサ
素子1に、アルミニウム電解コンデンサの駆動用の電解
液を含浸する。電解液の組成、及び30℃と−40℃の
電導度を(表1)に示す。
【0039】
【表1】 * GBL :γ−ブチロラクトン EG :エチレングリコール EDMIP :フタル酸1−エチル−2,3−ジメチルイミダ
ゾリニウム BA :ほう酸 MAN :マンニット GLB の欄の( ) :γ─ブチロラクトンの混合溶媒中の重
量%
【0040】(表1)から明らかなように、本発明の実
施例1〜5の30℃及び−40℃の電導度は、良好な値
を得ている。さらに、γ─ブチロラクトンの含有率が2
0%以上の実施例2〜6は、−40℃においても高電導
度を保っている。また、溶媒にスルホランのみを用いた
比較例1の電解液は、−40℃で凝固している。また、
ほう酸、マンニットの添加量が0.5wt%より少な
い、比較例2では、火花電圧が十分ではなく、定格50
Vの電解コンデンサを得ることはできない。また、ほう
酸、マンニットの添加量が2.5wt%より多い、比較
例3においては、30℃の電導度が十分でないことが分
かる。
【0041】次に、高温寿命特性を評価するために、実
施例3、5の電解液、及び、従来例1としてγ─ブチロ
ラクトン90%、フタル酸1−エチル−2,3−ジメチ
ルイミダゾリニウム10%の電解液を、コンデンサ素子
1に含浸し、有底筒状のアルミニウムよりなる外装ケー
ス10に収納し、外装ケース10の開口部に封口体9を
装着するとともに、外装ケース10の端部に絞り加工を
施して外装ケース10を密封した。
【0042】以上のように構成したアルミニウム電解コ
ンデンサの定格は50V−10μF、ケースサイズはφ
6.3mm×6mmである。そして、実施例3、実施例
5及び従来例1の電解コンデンサの、各試料25個に1
25℃の下で定格電圧を印加し、1000時間、150
0時間経過後の静電容量の変化率(ΔC)、損失角の正
接(tanδ)の測定を行った。結果を(表2)に示
す。
【0043】
【表2】 * Cap(μF)、ΔC(%)
【0044】(表2)から明らかなように、実施例3、
5の電解コンデンサの高温寿命特性は、γ─ブチロラク
トンのみを溶媒に用いた従来例1よりも、良好であり、
初期のtanδも低く保たれている。特に溶媒中のγ─
ブチロラクトンの含有率が20〜60%の範囲にある実
施例3は、125℃、1500時間まで特性を維持して
いる。これに対して、実施例5は、1500時間後に特
性の劣化がみられる。
【0045】次に、耐湿性を評価するために、実施例
6、比較例4として、6%の水分を含む、実施例3及び
従来例1の電解液を作成し、同様に電解コンデンサを作
成した。そして、これらの電解コンデンサの、各試料2
5個を125℃の下で放置し、1000時間、1500
時間経過後の静電容量の変化率(ΔC)、損失角の正接
(tanδ)、漏れ電流(LC)の測定を行った。結果
を(表3)に示す。
【0046】
【表3】 * Cap(μF)、ΔC(%)、LC(μF)
【0047】(表3)から明らかなように、本発明の電
解液に6%の水分を含有した実施例6においては、従来
の電解液に6%の水分を含有した比較例4よりも、静電
容量変化、損失角の正接、漏れ電流の全ての特性が良好
であり、本発明の電解コンデンサにおいては耐湿性が向
上していることがわかる。
【0048】次に、漏液特性を評価するために、実施例
7として、実施例3の電解液を用い、陰極電極箔3の表
面の全部に窒化チタンを蒸着法により被覆したものを用
いて、同様に電解コンデンサを作成した。
【0049】また、実施例8として、リード線4、5
の、少なくとも丸棒部6の表面には、リン酸アンモニウ
ム水溶液による陽極酸化処理により酸化アルミニウム層
を形成したものを用いて、実施例7と同様に電解コンデ
ンサを作成した。
【0050】以上の実施例3、7、8の電解コンデンサ
及び、従来例2としてγ─ブチロラクトン90%、フタ
ル酸テトラメチルアンモニウム10%の電解液を用いた
電解コンデンサ、従来例3としてγ─ブチロラクトン9
0%、フタル酸1−エチル−2,3−ジメチルイミダゾ
リニウム10%の電解液を用いた電解コンデンサについ
て、各試料25個に125°Cの下で定格電圧を印加
し、1500時間、3000時間経過後の漏液の有無に
ついて目視での観察を行った。その結果を(表4)に示
す。
【0051】
【表4】
【0052】(表4)から明らかなように、本発明の電
解液を用いた実施例3の電解コンデンサは1500時間
後に漏液はなく、従来の電解液を用いた従来例2、3よ
り優れており、125℃仕様においても良好な結果を得
ている。また、実施例3の電解液を用い、陰極電極箔の
表面の全部に窒化チタンを被覆した実施例7は、さらに
漏液は少なく、この電解コンデンサのリード線の丸棒部
の表面に酸化アルミニウム層を形成した実施例8では、
さらに漏液は少ない。
【0053】また、実施例3、7、8、従来例2、3の
電解液を用いた電解コンデンサを用いて、各試料25個
に85℃、85%RHの下で−1.5Vの逆電圧を印加
し、250時間、500時間、及び1000時間経過後
の漏液の有無について目視での観察を行った。その結果
を(表5)に示す。
【0054】
【表5】
【0055】(表5)から明らかなように、逆電圧試験
においても、従来例2、3では250時間において漏液
が発生し、それぞれ、500時間、1000時間で全数
漏液が発生しているが、本発明の実施例においては10
00時間でも漏液は発生せず、漏液防止効果は極めて強
い。以上のように、本発明の電解コンデンサによって、
漏液防止が実現されていることがわかる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、この発明は、アルミニウ
ム電解コンデンサにおいて、陽極引出し手段を備えた陽
極電極箔と、アルミニウムからなる陰極引出し手段を備
えた陰極電極箔とを、セパレータを介して巻回してコン
デンサ素子を形成し、このコンデンサ素子にスルホラン
とγ−ブチロラクトンとエチレングリコールとを含む混
合溶媒に四級化イミダゾリニウム塩、又は、四級化ピリ
ミジニウム塩を電解質として溶解し、ほう酸を0.5〜
2.5wt%、マンニットを0.5〜2.5wt%を添
加した電解液を含浸して外装ケースに収納したものであ
る。
【0057】この電解コンデンサは、高温寿命特性、耐
湿性が良好で、50V以上の耐電圧特性を有し、さら
に、低温特性も良好である。また、漏液も少ない。
【0058】また、前記電解液において、混合溶媒中の
γ−ブチロラクトンを溶媒全体の20〜60重量%とす
ることによって、さらに、高温長寿命特性、低誘電損
失、高低温特性を得ることができる。
【0059】また、陰極電極箔として、表面の一部又は
全部に、窒化チタン、窒化ジルコニウム、窒化タンタ
ル、窒化ニオブから選ばれた金属窒化物、チタン、ジル
コニウム、タンタル、ニオブから選ばれた金属からなる
皮膜を形成したアルミニウム箔を用いることによって、
漏液はより少なくなる。
【0060】さらに、陰極引出し手段の表面の一部又は
全部に、陽極酸化によって形成された酸化アルミニウム
層を形成することによって、漏液特性はより向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】アルミニウム電解コンデンサの構造を示す内部
断面図である。
【図2】コンデンサ素子の構造を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 コンデンサ素子 2 陽極電極箔 3 陰極電極箔 4 陽極引出し用のリード線 5 陰極引出し用のリード線 6 丸棒部 7 接続部 8 外部接続部 9 封口体 10 外装ケース 11 セパレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂倉 正郎 東京都青梅市東青梅1丁目167番地の1 日本ケミコン株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極引出し手段を備えた陽極電極箔と、
    アルミニウムからなる陰極引出し手段を備えた陰極電極
    箔とを、セパレータを介して巻回してコンデンサ素子を
    形成し、このコンデンサ素子にスルホランとγ−ブチロ
    ラクトンとエチレングリコールとを含む混合溶媒に四級
    化イミダゾリニウム塩、又は、四級化ピリミジニウム塩
    を溶解し、ほう酸を0.5〜2.5wt%、マンニット
    を0.5〜2.5wt%を添加した電解液を含浸してな
    るアルミニウム電解コンデンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のγ─ブチロラクトンの含
    有率が、溶媒全体の20〜60重量%であるアルミニウ
    ム電解コンデンサ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の陰極電極箔が、表面の一
    部又は全部に、窒化チタン、窒化ジルコニウム、窒化タ
    ンタル、窒化ニオブから選ばれた金属窒化物、又は、チ
    タン、ジルコニウム、タンタル、ニオブから選ばれた金
    属からなる皮膜を形成したアルミニウム箔であるアルミ
    ニウム電解コンデンサ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の陰極引出し手段の表面の
    一部又は全部に、陽極酸化によって形成された酸化アル
    ミニウム層を形成したアルミニウム電解コンデンサ。
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