JP2003232693A - 圧力センサ - Google Patents
圧力センサInfo
- Publication number
- JP2003232693A JP2003232693A JP2002032344A JP2002032344A JP2003232693A JP 2003232693 A JP2003232693 A JP 2003232693A JP 2002032344 A JP2002032344 A JP 2002032344A JP 2002032344 A JP2002032344 A JP 2002032344A JP 2003232693 A JP2003232693 A JP 2003232693A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin case
- printed circuit
- circuit board
- resin
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 樹脂ケースに、圧力検出用のセンサチップが
実装されたプリント基板を収納してなる圧力センサにお
いて、樹脂ケースとプリント基板との間に形成される気
密封止部を安価に且つ適切に形成できるようにする。 【解決手段】 樹脂ケース1に、圧力検出用のセンサチ
ップ31が実装されたプリント基板30を収納するとと
もに、プリント基板31の周辺部の全周にて樹脂ケース
とプリント基板30との間を気密に封止する気密封止部
3、4を形成してなる圧力センサにおいて、樹脂ケース
1は、第1の樹脂ケース10と第2の樹脂ケース20と
を溶着部2により接合して合体させたものであり、プリ
ント基板30は、第1及び第2の樹脂ケース10、20
に挟み込まれた形で支持されており、気密封止部3、4
は、第1及び第2の樹脂ケース10、20とプリント基
板30とを溶着させることにより形成されている。
実装されたプリント基板を収納してなる圧力センサにお
いて、樹脂ケースとプリント基板との間に形成される気
密封止部を安価に且つ適切に形成できるようにする。 【解決手段】 樹脂ケース1に、圧力検出用のセンサチ
ップ31が実装されたプリント基板30を収納するとと
もに、プリント基板31の周辺部の全周にて樹脂ケース
とプリント基板30との間を気密に封止する気密封止部
3、4を形成してなる圧力センサにおいて、樹脂ケース
1は、第1の樹脂ケース10と第2の樹脂ケース20と
を溶着部2により接合して合体させたものであり、プリ
ント基板30は、第1及び第2の樹脂ケース10、20
に挟み込まれた形で支持されており、気密封止部3、4
は、第1及び第2の樹脂ケース10、20とプリント基
板30とを溶着させることにより形成されている。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力検出用のセン
サチップが実装されたプリント基板を樹脂ケースに収納
してなる圧力センサに関する。 【0002】 【従来の技術】樹脂ケースに、圧力検出用のセンサチッ
プが実装されたプリント基板を収納する圧力センサにお
いては、圧力の漏れを防止するために、樹脂ケースとプ
リント基板との間を気密に封止する気密封止部を設ける
必要がある。 【0003】このような圧力センサにおける従来の一般
的な断面構成を図8に示す。この圧力センサは二つの圧
力の差による相対圧を検出する相対圧型センサとして適
用されるものである。 【0004】樹脂ケース1は、図中、下側に位置する第
1の樹脂ケース10と上側に位置する第2の樹脂ケース
20とをネジ結合により合体させたものであり、これら
両樹脂ケース10、20により形成される空間内に、セ
ンサチップ31が実装されたプリント基板30が収納さ
れている。 【0005】センサチップ31は、例えば半導体ダイア
フラム式のセンサであり、第1の樹脂ケース10の圧力
導入孔12から導入される第1の圧力P1と、第2の樹
脂ケース20の圧力導入孔23から導入される第2の圧
力P2との圧力差に基づく信号を出力するものである。 【0006】ここにおいて、プリント基板30は、第1
の樹脂ケース10の圧力導入孔12を覆うように、第1
および第2の樹脂ケース10、20に挟み付けられた形
で保持されている。 【0007】そして、第1の圧力P1と第2の圧力P2
がプリント基板30を越えて漏れないように、第1の樹
脂ケース10とプリント基板30との間にOリング10
0を設けることにより、プリント基板30の周辺部は全
周にわたって気密に封止されている。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように従来の圧力センサにおいては、樹脂ケース1と
プリント基板30との間を気密に封止する気密封止部
が、Oリング100により形成されているため、Oリン
グ100の部品費、組付工数、費用がかかり、結果、高
価になるという問題がある。 【0009】そこで、本発明は上記問題に鑑み、圧力セ
ンサにおいて、樹脂ケースとプリント基板との間に形成
される気密封止部を安価に且つ適切に形成できるように
することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明者等は、樹脂ケー
スやプリント基板は樹脂部品であるため、樹脂ケースと
プリント基板とを超音波溶着等にて溶着することで気密
封止を行えば、Oリングを廃止し、組付工数の低減が可
能になると考えた。 【0011】しかし、単純に樹脂ケースとプリント基板
とを溶着しただけでは、当該溶着部の機械的強度が低く
耐久性維持が困難になる恐れがある。これらの点を鑑
み、本発明を創出するに至った。 【0012】すなわち、請求項1に記載の発明では、樹
脂ケース(1)に、圧力検出用のセンサチップ(31)
が実装されたプリント基板(30)を収納するととも
に、プリント基板の周辺部の全周にて樹脂ケースとプリ
ント基板との間を気密に封止する気密封止部(3、4)
を形成してなる圧力センサにおいて、樹脂ケースは、第
1の樹脂ケース(10)と第2の樹脂ケース(20)と
を溶着により接合して合体させたものであり、プリント
基板は、第1及び第2の樹脂ケースに挟み込まれた形で
支持されており、気密封止部は、第1及び第2の樹脂ケ
ースの少なくとも一方とプリント基板とを溶着させるこ
とにより形成されていることを特徴とする。 【0013】それによれば、気密封止部(3、4)、お
よび、第1の樹脂ケースと第2の樹脂ケースとの接合部
(2、5、6)が、樹脂が溶け合って形成された溶着部
(2、3、4)により構成されていることから、これら
の溶着部の形成は超音波溶着等により行うことができ
る。そのため、Oリングの廃止、組付工数の低減可能が
図れ安価なものにできる。 【0014】また、互いに溶着接合された第1及び第2
の樹脂ケースが、プリント基板を挟み込んで支持してい
ることから、気密封止部において、溶着されている樹脂
ケースはプリント基板に押し付けられた形となる。その
ため、気密封止部の機械的強度を確保することができ
る。 【0015】よって、本発明によれば、樹脂ケースとプ
リント基板との間に形成される気密封止部を安価に且つ
適切に形成することが可能となる。 【0016】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一
例である。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。限定するものではないが、以下の各
実施形態に示す圧力センサは相対圧型の圧力センサであ
る。また、説明の簡略化のため、各実施形態相互におい
て同一部分には、図中、同一符号を付してある。 【0018】(第1実施形態)図1は本発明の第1実施
形態に係る圧力センサS1の概略断面構成を示す図であ
り、図2は、図1中のA−A線に沿った断面にてプリン
ト基板30を示す図である。 【0019】樹脂ケース1は、図1において、下側に位
置する第1の樹脂ケース(樹脂ハウジング)10と上側
に位置する第2の樹脂ケース(裏蓋)20とを溶着によ
り接合して合体させたものである。 【0020】第1の樹脂ケース10は全体として段付筒
状をなし、その一端(図1中の上端)側の大径部に凹部
11を有し、他端(図1中の下端)側の小径部には、外
部から凹部11へ第1の圧力P1を導入するための圧力
導入孔12が形成されたものである。 【0021】一方、第2の樹脂ケース20も全体として
段付筒状をなし、その一端(図1中の下端)側の小径部
21が第1の樹脂ケース10の凹部11に挿入されてお
り、また、他端(図1中の上端)側には、凹部11の内
径よりも大きい外径を持つ蓋部22が形成されている。
そして、第2の樹脂ケース20の中空部は、第2の圧力
P2を導入するための圧力導入孔23として構成されて
いる。 【0022】これら第1および第2の樹脂ケース10、
20は、溶着性を考慮しナイロン、POM(ポリオキシ
メチレン)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、
PPS(ポリフェニレンサルファイド)等の熱可塑性樹
脂を成型したものである。なお、内材を金属にて構成
し、この金属に樹脂を厚めにコーティングしたものでも
良い。 【0023】そして、これら第1および第2の樹脂ケー
ス10、20は、第1の樹脂ケース10の一端部と第2
の樹脂ケース20の蓋部22とが溶着した溶着部(第1
の溶着部)2により互いに接合固定されている。 【0024】また、図1に示すように、第1の樹脂ケー
ス10の凹部11の底部には、第1の樹脂ケース10の
圧力導入孔12を覆うように、プリント基板30が設置
されている。このプリント基板30は、第1の樹脂ケー
ス10と第2の樹脂ケース20との間に挟み込まれた形
で支持されている。 【0025】図2に示すように、プリント基板30は、
その一面(主表面)上に、センサチップ31と、C−M
OSトランジスタチップやバイポーラトランジスタチッ
プ等よりなる回路チップ32と、配線部材40が接続さ
れる端子33とを搭載したものである。 【0026】センサチップ31は、半導体ダイアフラム
式のセンサであり、第1の樹脂ケース10の圧力導入孔
12から導入される第1の圧力P1と、第2の樹脂ケー
ス20の圧力導入孔23から導入される第2の圧力P2
との圧力差に基づく信号を出力するものである。 【0027】このセンサチップ31は、半導体ダイアフ
ラムをガラス台座等を介してプリント基板30の一面に
接着することにより、プリント基板30に固定されてい
る。なお、センサチップ31の直下のプリント基板30
の部分には、上記第1の圧力P1をセンサチップ31に
導入するための穴部34が形成されている。 【0028】また、回路チップ32は、センサチップ3
1と同様、プリント基板30の一面に接着されるととも
に、ボンディングワイヤ35にて結線され電気的に接続
されている。また、回路チップ32とセンサチップ31
との間も、ボンディングワイヤ35にて結線され電気的
に接続されている。回路チップ32はセンサチップ31
からの電気信号を調整したり、増幅したりして信号処理
を行う。 【0029】端子33は、はんだ付け等により、プリン
ト基板30の一面に接続されている。そして、センサチ
ップ31、回路チップ32、端子33は、各ボンディン
グワイヤ35やプリント基板30における図示しない配
線等により、電気的に接続されている。 【0030】こうして、センサチップ31からの信号
は、回路チップ32にて信号処理されて、端子33か
ら、端子33に接続されたワイヤハーネス等の配線部材
40を介して外部へ出力されるようになっている。本例
では、図2に示すように、3個の端子33にそれぞれ配
線部材40が接続されており、配線部材40は第2の樹
脂ケース20の圧力導入孔23から外部へ引き出されて
いる。 【0031】ここで、プリント基板30の他面(主裏
面)と第1の樹脂ケース10とは溶着されているが、そ
の溶着部(第2の溶着部)3は、図2に破線にて示すよ
うに、プリント基板30の周辺部の全周にて形成されて
おり、気密封止部3として構成されている。 【0032】つまり、この気密封止部3によって、第1
の樹脂ケース10とプリント基板30との間は気密に封
止され、第1の樹脂ケース10の圧力導入孔12からの
第1の圧力P1および第2の樹脂ケース20の圧力導入
孔23からの第2の圧力P2が、気密封止部3から漏れ
ることなく、正しい第1の圧力P1、正しい第2の圧力
P2がそれぞれ、センサチップ31に印加されるように
なっている。 【0033】さらに、プリント基板30の一面の周辺部
と第2の樹脂ケース20の一端部(小径部21の先端)
との両者も溶着され、溶着部(第3の溶着部)4が形成
されている。この第3の溶着部4および上記した第1の
溶着部2は、全周溶着でなくても良いが、本例では、気
密封止部(第2の溶着部)3と同様、全周溶着されてい
る。 【0034】第1の溶着部2を全周溶着にすることで、
第1および第2の樹脂ケース10、20同士の接合強度
を高めることができる。また、第3の溶着部4を全周溶
着にすることで、この部分も気密封止部を構成すること
になり、本例では、二重の気密封止部3、4が形成され
るため好ましい。 【0035】ところで、本実施形態の圧力センサS1に
よれば、気密封止部3、4、および、第1の樹脂ケース
10と第2の樹脂ケース20との接合部である第1の溶
着部2が、樹脂が溶け合って形成された溶着部により構
成されている。そして、これらの溶着部2〜4の形成は
後述する超音波溶着により容易に行うことができる。そ
のため、従来必要であったOリングを廃止することがで
き、組付工数の低減可能が図れ安価なものにできる。 【0036】また、第1の溶着部2によって互いに接合
された第1及び第2の樹脂ケース10、20が、プリン
ト基板30を挟み込んで支持していることから、気密封
止部3、4において、溶着されている樹脂ケース10、
20はプリント基板30に押し付けられた形となる。そ
のため、気密封止部3、4の機械的強度を確保すること
ができる。 【0037】このように、本第1実施形態の圧力センサ
S1によれば、樹脂ケース1とプリント基板30との間
に形成される気密封止部3、4を安価に且つ適切に形成
することが可能となる。なお、少なくとも第2の溶着部
3が全周溶着された気密封止部であれば、本実施形態の
効果は得られるものであり、上述したように、第1およ
び第3の溶着部2、4は全周溶着でなくても良い。 【0038】次に、この圧力センサS1の製造方法につ
いて、図3(a)、(b)を参照して述べる。図3は、
本製造方法の説明図であり、上記図1に対応した概略断
面を示したものである。 【0039】まず、図3(a)に示すように、第1およ
び第2の樹脂ケース10、20同士の溶着部(第1の溶
着部)2を形成する予定の部位において、第1および第
2の樹脂ケース10、20のどちらか一方に樹脂の突起
24を設ける。図示例では、第2の樹脂ケース20の蓋
部22側に突起24を設けているが、第1の樹脂ケース
20の一端部側に設けてもかまわない。 【0040】また、図3(a)に示すように、気密封止
部となる溶着部3、4を形成する予定の部位において樹
脂ケース10、20の側に樹脂の突起13、25を設け
る。第2の溶着部3の形成予定部においては、第1の樹
脂ケース10の凹部11の底部に突起13を設け、第3
の溶着部4の形成予定部においては、第2の樹脂ケース
20の一端部(小径部21の先端)に突起25を設けて
いる。 【0041】その後、各部品を実装したプリント基板3
0を第1の樹脂ケース10の凹部11に収納し、プリン
ト基板30の他面と第1の樹脂ケース10の突起13と
を接触させた状態で超音波溶着を行い、当該突起13と
プリント基板30とを溶かし込み、気密封止部(第2の
溶着部)3を形成する。 【0042】次に、第2の樹脂ケース20の一端部側す
なわち小径部21を凹部11に挿入し、第2の樹脂ケー
ス20の各突起24、25がそれぞれ、第1の樹脂ケー
ス10の一端部、プリント基板30の一面に接するよう
にする。そして、この状態で超音波溶着を行い、各突起
24、25と相手側の樹脂とを溶かし込むことにより、
各溶着部2、4を形成する。こうして、図3(b)に示
すように、圧力センサS1ができあがる。 【0043】なお、超音波溶着用の突起によって、各溶
着部において接触が十分に確保できることから、第2の
樹脂ケース20と第1の樹脂ケース10との溶着、第2
の樹脂ケース20とプリント基板30との溶着の際に
は、各部品の寸法公差以上に溶かし込むことで、気密性
と機械強度の両方を得ることができる。 【0044】また、超音波溶着する際に、超音波溶着機
の周波数振動によりボンディングワイヤ35が共振し、
切れないように周波数に注意を要する。本例の場合、ボ
ンディングワイヤ35の共振周波数は、シミュレーショ
ン解析によれば30kHzから80kHz以内にある。
そのため、溶着機の振動数は、10kHz程度にするよ
うにする。なお、これは構造により、共振周波数が変わ
るため事前にシミュレーション等にて解析しておく必要
がある。 【0045】また、上記製造方法において超音波溶着を
行う場合、第2の樹脂ケース20の圧力導入孔23から
外部へ引き出された配線部材40が邪魔にならないよう
にする方法としては、例えば図4や図5に示す方法があ
る。 【0046】図4(a)に示すように、超音波溶着機の
ホーン50に、配線部材40がホーン50に当たらない
ように逃がすための凹部51を設ける。そして、ホーン
50の先端を第2の樹脂ケース20の他端部(蓋部22
の上端)に接触させ、超音波溶着を行うようにすればよ
い。 【0047】このとき、図4(b)に示すように、複数
本(本例では3本)のワイヤハーネス等からなる配線部
材40を、その引出側先端部にて束ね部材52によって
束ねておくと、配線部材40がばらつかず、ホーン50
への接触を適切に防止することができる。 【0048】そして、図4(c)に示すように、溶着終
了後に、束ね部材52をずらして第2の樹脂ケース20
側へ極力近づけることにより、樹脂ケース1内における
配線部材40の緩みを無くすようにする。これにより、
樹脂ケース内での配線部材40の各部への接触を防止す
ることができる。 【0049】また、図5に示すように、配線部材40と
して市販品のコネクタを用い、各樹脂ケース10、20
およびプリント基板30の超音波溶着を行った後に、第
2の樹脂ケース20の圧力導入孔23から配線部材40
を端子33に直接差し込む方法を採用しても良い。 【0050】(第2実施形態)図6は、本発明の第2実
施形態に係る圧力センサS2の製造方法を示す概略断面
図であり、図6中、(c)は(b)における丸で囲んだ
B部の拡大図である。 【0051】図6に示す製造方法は、(a)の工程を経
て最終的に(b)に示される構造を有する圧力センサS
2を製造するものである。以下、主として、上記第1実
施形態との相違点について述べる。まず、図6(b)、
(c)を参照して、本実施形態の圧力センサS2の構成
上の特徴点について述べる。 【0052】圧力センサS2は、図6(b)、(c)に
示すように、プリント基板30の一面(主表面)の周辺
部と第2の樹脂ケース20の一端部(小径部21の先
端)との両者が溶着され、上記第1実施形態における第
3の溶着部に相当する溶着部4が形成されている。この
溶着部4は、プリント基板30の周辺部の全周にて形成
されており、気密封止部4として構成されている。 【0053】つまり、本実施形態では、この気密封止部
4によって、第1の樹脂ケース10とプリント基板30
との間は気密に封止され、上記第1の圧力P1および上
記第2の圧力P2が、気密封止部4から漏れることな
く、正しい第1の圧力P1、正しい第2の圧力P2がそ
れぞれ、センサチップ31に印加されるようになってい
る。 【0054】また、上記第1実施形態では、第1および
第2の樹脂ケース10、20同士の溶着部であって且つ
気密封止部の機械的強度を確保するための溶着部は、第
1の樹脂ケース10の一端部と第2の樹脂ケース20の
蓋部22とが溶着した第1の溶着部2(上記図1参照)
であった。 【0055】それに対して、本実施形態では、このよう
な溶着部に相当する溶着部は、図6(b)、(c)に示
すように、プリント基板30の端面(切断面)の外側に
形成された溶着部5である。この溶着部5は、第1およ
び第2の樹脂ケース10、20同士が溶け合って形成さ
れている溶着部であり、以下、ケース溶着部5というこ
ととする。 【0056】なお、このケース溶着部5は、気密封止部
4と同様、全周溶着されている。ケース溶着部5を全周
溶着にすることで、第1および第2の樹脂ケース10、
20同士の接合強度を高めることができる。 【0057】そして、本第2実施形態の圧力センサS2
によれば、気密封止部4およびケース溶着部5の形成は
後述する超音波溶着により容易に行うことができるた
め、Oリングの廃止、組付工数の低減可能が図れ安価な
ものにできる。 【0058】また、本実施形態では、ケース溶着部5に
よって互いに接合された第1及び第2の樹脂ケース1
0、20が、プリント基板30を挟み込んで支持してい
ることから、気密封止部4において、溶着されている第
2の樹脂ケース20はプリント基板30に押し付けられ
た形となる。そのため、気密封止部4の機械的強度を確
保することができる。 【0059】このように、本第2実施形態の圧力センサ
S2によっても、樹脂ケース1とプリント基板30との
間に形成される気密封止部4を安価に且つ適切に形成す
ることが可能となる。 【0060】次に、この圧力センサS2の製造方法につ
いて、図6を参照して述べる。図6(a)に示すよう
に、第1の樹脂ケース10の凹部11の内径が、第2の
樹脂ケース20の小径部21よりも大きく設定されてい
る。 【0061】そして、各部品を実装したプリント基板3
0を第1の樹脂ケース10の凹部11に収納した後、第
2の樹脂ケース20の一端部側すなわち小径部21を凹
部11に挿入し、小径部21の先端がプリント基板30
の一面に接触するまで押し込む。この状態で超音波溶着
を行う。 【0062】すると、第2の樹脂ケースの一端部(小径
部21の先端)とプリント基板30の一面とが溶け合う
とともに、プリント基板30の端面の外側にて、第2の
樹脂ケース20の一端部と第1の樹脂ケース10の凹部
11の内周面とが溶け合う。それにより、上記気密封止
部4およびケース溶着部5が形成され、本実施形態の圧
力センサS2ができあがる。 【0063】(第3実施形態)図7は、本発明の第3実
施形態に係る圧力センサS3の製造方法を示す概略断面
図である。図7に示す製造方法は、(a)の工程を経て
最終的に(b)に示される構造を有する圧力センサS3
を製造するものである。 【0064】以下、主として、上記第1、第2実施形態
との相違点について述べる。まず、図7(b)を参照し
て、本実施形態の圧力センサS3の構成上の特徴点につ
いて述べる。 【0065】この圧力センサS3においても、図7
(b)に示すように、プリント基板30の一面(主表
面)の周辺部と第2の樹脂ケース20の一端部(小径部
21の先端)との両者が溶着され、上記第1実施形態に
おける第3の溶着部に相当する溶着部4が形成されてい
る。そして、この溶着部4は、プリント基板30の周辺
部の全周にて形成されており、気密封止部4として構成
されている。 【0066】つまり、本実施形態においても、この気密
封止部4によって、第1の樹脂ケース10とプリント基
板30との間は気密に封止され、上記第1の圧力P1お
よび上記第2の圧力P2が、気密封止部3から漏れるこ
となく、正しい第1の圧力P1、正しい第2の圧力P2
がそれぞれ、センサチップ31に印加されるようになっ
ている。 【0067】また、本実施形態では、第1および第2の
樹脂ケース10、20同士の溶着部であって且つ気密封
止部4の機械的強度を確保するための溶着部は、ケース
溶着部6である。このケース溶着部6は、第1の樹脂ケ
ース10の凹部11の内周面と第2の樹脂ケース20の
小径部21外周面とが全周溶着してなる。 【0068】そして、本第3実施形態の圧力センサS3
によっても、気密封止部4およびケース溶着部6の形成
は後述する超音波溶着により容易に行うことができるた
め、Oリングの廃止、組付工数の低減可能が図れ安価な
ものにできる。また、ケース溶着部6によって、気密封
止部4の機械的強度を確保できることも上記実施形態と
同様である。 【0069】したがって、本第3実施形態の圧力センサ
S3によっても、樹脂ケース1とプリント基板30との
間に形成される気密封止部4を安価に且つ適切に形成す
ることが可能となる。 【0070】次に、この圧力センサS3の製造方法につ
いて、図7を参照して述べる。図7(a)に示すよう
に、第1の樹脂ケース10の凹部11の内径が、第2の
樹脂ケース20の小径部21よりも少し小さめに設定さ
れている。この設定は、以下の製法が可能となるように
行う。 【0071】そして、各部品を実装したプリント基板3
0を第1の樹脂ケース10の凹部11に収納した後、第
2の樹脂ケース20の一端部すなわち小径部21の先端
を、第1の樹脂ケース10の一端部すなわち凹部11の
開口縁部に押し付け、この状態で超音波溶着を行う。す
ると、第2の樹脂ケースの小径部21の外周面と第1の
樹脂ケース10の凹部11の内周面とが溶け合うため、
小径部21が凹部11へ挿入されていく。 【0072】そして、超音波の印加を続けながら、小径
部21の先端がプリント基板30の一面に接触するまで
挿入されると、小径部21の先端とプリント基板30の
一面とが溶け合う。このようにして、上記気密封止部4
およびケース溶着部6が形成され、本実施形態の圧力セ
ンサS3ができあがる。 【0073】(他の実施形態)なお、本発明は相対圧型
センサ以外に絶対圧型センサに適用しても良い。例え
ば、上記第1および第2の樹脂ケース10、20のどち
らか一方の圧力導入孔を閉塞し、その内部を基準圧力に
維持した構成とすれば良い。 【0074】また、圧力検出用のセンサチップとして
は、半導体ダイアフラム式に限定されるものではない。
サチップが実装されたプリント基板を樹脂ケースに収納
してなる圧力センサに関する。 【0002】 【従来の技術】樹脂ケースに、圧力検出用のセンサチッ
プが実装されたプリント基板を収納する圧力センサにお
いては、圧力の漏れを防止するために、樹脂ケースとプ
リント基板との間を気密に封止する気密封止部を設ける
必要がある。 【0003】このような圧力センサにおける従来の一般
的な断面構成を図8に示す。この圧力センサは二つの圧
力の差による相対圧を検出する相対圧型センサとして適
用されるものである。 【0004】樹脂ケース1は、図中、下側に位置する第
1の樹脂ケース10と上側に位置する第2の樹脂ケース
20とをネジ結合により合体させたものであり、これら
両樹脂ケース10、20により形成される空間内に、セ
ンサチップ31が実装されたプリント基板30が収納さ
れている。 【0005】センサチップ31は、例えば半導体ダイア
フラム式のセンサであり、第1の樹脂ケース10の圧力
導入孔12から導入される第1の圧力P1と、第2の樹
脂ケース20の圧力導入孔23から導入される第2の圧
力P2との圧力差に基づく信号を出力するものである。 【0006】ここにおいて、プリント基板30は、第1
の樹脂ケース10の圧力導入孔12を覆うように、第1
および第2の樹脂ケース10、20に挟み付けられた形
で保持されている。 【0007】そして、第1の圧力P1と第2の圧力P2
がプリント基板30を越えて漏れないように、第1の樹
脂ケース10とプリント基板30との間にOリング10
0を設けることにより、プリント基板30の周辺部は全
周にわたって気密に封止されている。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように従来の圧力センサにおいては、樹脂ケース1と
プリント基板30との間を気密に封止する気密封止部
が、Oリング100により形成されているため、Oリン
グ100の部品費、組付工数、費用がかかり、結果、高
価になるという問題がある。 【0009】そこで、本発明は上記問題に鑑み、圧力セ
ンサにおいて、樹脂ケースとプリント基板との間に形成
される気密封止部を安価に且つ適切に形成できるように
することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明者等は、樹脂ケー
スやプリント基板は樹脂部品であるため、樹脂ケースと
プリント基板とを超音波溶着等にて溶着することで気密
封止を行えば、Oリングを廃止し、組付工数の低減が可
能になると考えた。 【0011】しかし、単純に樹脂ケースとプリント基板
とを溶着しただけでは、当該溶着部の機械的強度が低く
耐久性維持が困難になる恐れがある。これらの点を鑑
み、本発明を創出するに至った。 【0012】すなわち、請求項1に記載の発明では、樹
脂ケース(1)に、圧力検出用のセンサチップ(31)
が実装されたプリント基板(30)を収納するととも
に、プリント基板の周辺部の全周にて樹脂ケースとプリ
ント基板との間を気密に封止する気密封止部(3、4)
を形成してなる圧力センサにおいて、樹脂ケースは、第
1の樹脂ケース(10)と第2の樹脂ケース(20)と
を溶着により接合して合体させたものであり、プリント
基板は、第1及び第2の樹脂ケースに挟み込まれた形で
支持されており、気密封止部は、第1及び第2の樹脂ケ
ースの少なくとも一方とプリント基板とを溶着させるこ
とにより形成されていることを特徴とする。 【0013】それによれば、気密封止部(3、4)、お
よび、第1の樹脂ケースと第2の樹脂ケースとの接合部
(2、5、6)が、樹脂が溶け合って形成された溶着部
(2、3、4)により構成されていることから、これら
の溶着部の形成は超音波溶着等により行うことができ
る。そのため、Oリングの廃止、組付工数の低減可能が
図れ安価なものにできる。 【0014】また、互いに溶着接合された第1及び第2
の樹脂ケースが、プリント基板を挟み込んで支持してい
ることから、気密封止部において、溶着されている樹脂
ケースはプリント基板に押し付けられた形となる。その
ため、気密封止部の機械的強度を確保することができ
る。 【0015】よって、本発明によれば、樹脂ケースとプ
リント基板との間に形成される気密封止部を安価に且つ
適切に形成することが可能となる。 【0016】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一
例である。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。限定するものではないが、以下の各
実施形態に示す圧力センサは相対圧型の圧力センサであ
る。また、説明の簡略化のため、各実施形態相互におい
て同一部分には、図中、同一符号を付してある。 【0018】(第1実施形態)図1は本発明の第1実施
形態に係る圧力センサS1の概略断面構成を示す図であ
り、図2は、図1中のA−A線に沿った断面にてプリン
ト基板30を示す図である。 【0019】樹脂ケース1は、図1において、下側に位
置する第1の樹脂ケース(樹脂ハウジング)10と上側
に位置する第2の樹脂ケース(裏蓋)20とを溶着によ
り接合して合体させたものである。 【0020】第1の樹脂ケース10は全体として段付筒
状をなし、その一端(図1中の上端)側の大径部に凹部
11を有し、他端(図1中の下端)側の小径部には、外
部から凹部11へ第1の圧力P1を導入するための圧力
導入孔12が形成されたものである。 【0021】一方、第2の樹脂ケース20も全体として
段付筒状をなし、その一端(図1中の下端)側の小径部
21が第1の樹脂ケース10の凹部11に挿入されてお
り、また、他端(図1中の上端)側には、凹部11の内
径よりも大きい外径を持つ蓋部22が形成されている。
そして、第2の樹脂ケース20の中空部は、第2の圧力
P2を導入するための圧力導入孔23として構成されて
いる。 【0022】これら第1および第2の樹脂ケース10、
20は、溶着性を考慮しナイロン、POM(ポリオキシ
メチレン)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、
PPS(ポリフェニレンサルファイド)等の熱可塑性樹
脂を成型したものである。なお、内材を金属にて構成
し、この金属に樹脂を厚めにコーティングしたものでも
良い。 【0023】そして、これら第1および第2の樹脂ケー
ス10、20は、第1の樹脂ケース10の一端部と第2
の樹脂ケース20の蓋部22とが溶着した溶着部(第1
の溶着部)2により互いに接合固定されている。 【0024】また、図1に示すように、第1の樹脂ケー
ス10の凹部11の底部には、第1の樹脂ケース10の
圧力導入孔12を覆うように、プリント基板30が設置
されている。このプリント基板30は、第1の樹脂ケー
ス10と第2の樹脂ケース20との間に挟み込まれた形
で支持されている。 【0025】図2に示すように、プリント基板30は、
その一面(主表面)上に、センサチップ31と、C−M
OSトランジスタチップやバイポーラトランジスタチッ
プ等よりなる回路チップ32と、配線部材40が接続さ
れる端子33とを搭載したものである。 【0026】センサチップ31は、半導体ダイアフラム
式のセンサであり、第1の樹脂ケース10の圧力導入孔
12から導入される第1の圧力P1と、第2の樹脂ケー
ス20の圧力導入孔23から導入される第2の圧力P2
との圧力差に基づく信号を出力するものである。 【0027】このセンサチップ31は、半導体ダイアフ
ラムをガラス台座等を介してプリント基板30の一面に
接着することにより、プリント基板30に固定されてい
る。なお、センサチップ31の直下のプリント基板30
の部分には、上記第1の圧力P1をセンサチップ31に
導入するための穴部34が形成されている。 【0028】また、回路チップ32は、センサチップ3
1と同様、プリント基板30の一面に接着されるととも
に、ボンディングワイヤ35にて結線され電気的に接続
されている。また、回路チップ32とセンサチップ31
との間も、ボンディングワイヤ35にて結線され電気的
に接続されている。回路チップ32はセンサチップ31
からの電気信号を調整したり、増幅したりして信号処理
を行う。 【0029】端子33は、はんだ付け等により、プリン
ト基板30の一面に接続されている。そして、センサチ
ップ31、回路チップ32、端子33は、各ボンディン
グワイヤ35やプリント基板30における図示しない配
線等により、電気的に接続されている。 【0030】こうして、センサチップ31からの信号
は、回路チップ32にて信号処理されて、端子33か
ら、端子33に接続されたワイヤハーネス等の配線部材
40を介して外部へ出力されるようになっている。本例
では、図2に示すように、3個の端子33にそれぞれ配
線部材40が接続されており、配線部材40は第2の樹
脂ケース20の圧力導入孔23から外部へ引き出されて
いる。 【0031】ここで、プリント基板30の他面(主裏
面)と第1の樹脂ケース10とは溶着されているが、そ
の溶着部(第2の溶着部)3は、図2に破線にて示すよ
うに、プリント基板30の周辺部の全周にて形成されて
おり、気密封止部3として構成されている。 【0032】つまり、この気密封止部3によって、第1
の樹脂ケース10とプリント基板30との間は気密に封
止され、第1の樹脂ケース10の圧力導入孔12からの
第1の圧力P1および第2の樹脂ケース20の圧力導入
孔23からの第2の圧力P2が、気密封止部3から漏れ
ることなく、正しい第1の圧力P1、正しい第2の圧力
P2がそれぞれ、センサチップ31に印加されるように
なっている。 【0033】さらに、プリント基板30の一面の周辺部
と第2の樹脂ケース20の一端部(小径部21の先端)
との両者も溶着され、溶着部(第3の溶着部)4が形成
されている。この第3の溶着部4および上記した第1の
溶着部2は、全周溶着でなくても良いが、本例では、気
密封止部(第2の溶着部)3と同様、全周溶着されてい
る。 【0034】第1の溶着部2を全周溶着にすることで、
第1および第2の樹脂ケース10、20同士の接合強度
を高めることができる。また、第3の溶着部4を全周溶
着にすることで、この部分も気密封止部を構成すること
になり、本例では、二重の気密封止部3、4が形成され
るため好ましい。 【0035】ところで、本実施形態の圧力センサS1に
よれば、気密封止部3、4、および、第1の樹脂ケース
10と第2の樹脂ケース20との接合部である第1の溶
着部2が、樹脂が溶け合って形成された溶着部により構
成されている。そして、これらの溶着部2〜4の形成は
後述する超音波溶着により容易に行うことができる。そ
のため、従来必要であったOリングを廃止することがで
き、組付工数の低減可能が図れ安価なものにできる。 【0036】また、第1の溶着部2によって互いに接合
された第1及び第2の樹脂ケース10、20が、プリン
ト基板30を挟み込んで支持していることから、気密封
止部3、4において、溶着されている樹脂ケース10、
20はプリント基板30に押し付けられた形となる。そ
のため、気密封止部3、4の機械的強度を確保すること
ができる。 【0037】このように、本第1実施形態の圧力センサ
S1によれば、樹脂ケース1とプリント基板30との間
に形成される気密封止部3、4を安価に且つ適切に形成
することが可能となる。なお、少なくとも第2の溶着部
3が全周溶着された気密封止部であれば、本実施形態の
効果は得られるものであり、上述したように、第1およ
び第3の溶着部2、4は全周溶着でなくても良い。 【0038】次に、この圧力センサS1の製造方法につ
いて、図3(a)、(b)を参照して述べる。図3は、
本製造方法の説明図であり、上記図1に対応した概略断
面を示したものである。 【0039】まず、図3(a)に示すように、第1およ
び第2の樹脂ケース10、20同士の溶着部(第1の溶
着部)2を形成する予定の部位において、第1および第
2の樹脂ケース10、20のどちらか一方に樹脂の突起
24を設ける。図示例では、第2の樹脂ケース20の蓋
部22側に突起24を設けているが、第1の樹脂ケース
20の一端部側に設けてもかまわない。 【0040】また、図3(a)に示すように、気密封止
部となる溶着部3、4を形成する予定の部位において樹
脂ケース10、20の側に樹脂の突起13、25を設け
る。第2の溶着部3の形成予定部においては、第1の樹
脂ケース10の凹部11の底部に突起13を設け、第3
の溶着部4の形成予定部においては、第2の樹脂ケース
20の一端部(小径部21の先端)に突起25を設けて
いる。 【0041】その後、各部品を実装したプリント基板3
0を第1の樹脂ケース10の凹部11に収納し、プリン
ト基板30の他面と第1の樹脂ケース10の突起13と
を接触させた状態で超音波溶着を行い、当該突起13と
プリント基板30とを溶かし込み、気密封止部(第2の
溶着部)3を形成する。 【0042】次に、第2の樹脂ケース20の一端部側す
なわち小径部21を凹部11に挿入し、第2の樹脂ケー
ス20の各突起24、25がそれぞれ、第1の樹脂ケー
ス10の一端部、プリント基板30の一面に接するよう
にする。そして、この状態で超音波溶着を行い、各突起
24、25と相手側の樹脂とを溶かし込むことにより、
各溶着部2、4を形成する。こうして、図3(b)に示
すように、圧力センサS1ができあがる。 【0043】なお、超音波溶着用の突起によって、各溶
着部において接触が十分に確保できることから、第2の
樹脂ケース20と第1の樹脂ケース10との溶着、第2
の樹脂ケース20とプリント基板30との溶着の際に
は、各部品の寸法公差以上に溶かし込むことで、気密性
と機械強度の両方を得ることができる。 【0044】また、超音波溶着する際に、超音波溶着機
の周波数振動によりボンディングワイヤ35が共振し、
切れないように周波数に注意を要する。本例の場合、ボ
ンディングワイヤ35の共振周波数は、シミュレーショ
ン解析によれば30kHzから80kHz以内にある。
そのため、溶着機の振動数は、10kHz程度にするよ
うにする。なお、これは構造により、共振周波数が変わ
るため事前にシミュレーション等にて解析しておく必要
がある。 【0045】また、上記製造方法において超音波溶着を
行う場合、第2の樹脂ケース20の圧力導入孔23から
外部へ引き出された配線部材40が邪魔にならないよう
にする方法としては、例えば図4や図5に示す方法があ
る。 【0046】図4(a)に示すように、超音波溶着機の
ホーン50に、配線部材40がホーン50に当たらない
ように逃がすための凹部51を設ける。そして、ホーン
50の先端を第2の樹脂ケース20の他端部(蓋部22
の上端)に接触させ、超音波溶着を行うようにすればよ
い。 【0047】このとき、図4(b)に示すように、複数
本(本例では3本)のワイヤハーネス等からなる配線部
材40を、その引出側先端部にて束ね部材52によって
束ねておくと、配線部材40がばらつかず、ホーン50
への接触を適切に防止することができる。 【0048】そして、図4(c)に示すように、溶着終
了後に、束ね部材52をずらして第2の樹脂ケース20
側へ極力近づけることにより、樹脂ケース1内における
配線部材40の緩みを無くすようにする。これにより、
樹脂ケース内での配線部材40の各部への接触を防止す
ることができる。 【0049】また、図5に示すように、配線部材40と
して市販品のコネクタを用い、各樹脂ケース10、20
およびプリント基板30の超音波溶着を行った後に、第
2の樹脂ケース20の圧力導入孔23から配線部材40
を端子33に直接差し込む方法を採用しても良い。 【0050】(第2実施形態)図6は、本発明の第2実
施形態に係る圧力センサS2の製造方法を示す概略断面
図であり、図6中、(c)は(b)における丸で囲んだ
B部の拡大図である。 【0051】図6に示す製造方法は、(a)の工程を経
て最終的に(b)に示される構造を有する圧力センサS
2を製造するものである。以下、主として、上記第1実
施形態との相違点について述べる。まず、図6(b)、
(c)を参照して、本実施形態の圧力センサS2の構成
上の特徴点について述べる。 【0052】圧力センサS2は、図6(b)、(c)に
示すように、プリント基板30の一面(主表面)の周辺
部と第2の樹脂ケース20の一端部(小径部21の先
端)との両者が溶着され、上記第1実施形態における第
3の溶着部に相当する溶着部4が形成されている。この
溶着部4は、プリント基板30の周辺部の全周にて形成
されており、気密封止部4として構成されている。 【0053】つまり、本実施形態では、この気密封止部
4によって、第1の樹脂ケース10とプリント基板30
との間は気密に封止され、上記第1の圧力P1および上
記第2の圧力P2が、気密封止部4から漏れることな
く、正しい第1の圧力P1、正しい第2の圧力P2がそ
れぞれ、センサチップ31に印加されるようになってい
る。 【0054】また、上記第1実施形態では、第1および
第2の樹脂ケース10、20同士の溶着部であって且つ
気密封止部の機械的強度を確保するための溶着部は、第
1の樹脂ケース10の一端部と第2の樹脂ケース20の
蓋部22とが溶着した第1の溶着部2(上記図1参照)
であった。 【0055】それに対して、本実施形態では、このよう
な溶着部に相当する溶着部は、図6(b)、(c)に示
すように、プリント基板30の端面(切断面)の外側に
形成された溶着部5である。この溶着部5は、第1およ
び第2の樹脂ケース10、20同士が溶け合って形成さ
れている溶着部であり、以下、ケース溶着部5というこ
ととする。 【0056】なお、このケース溶着部5は、気密封止部
4と同様、全周溶着されている。ケース溶着部5を全周
溶着にすることで、第1および第2の樹脂ケース10、
20同士の接合強度を高めることができる。 【0057】そして、本第2実施形態の圧力センサS2
によれば、気密封止部4およびケース溶着部5の形成は
後述する超音波溶着により容易に行うことができるた
め、Oリングの廃止、組付工数の低減可能が図れ安価な
ものにできる。 【0058】また、本実施形態では、ケース溶着部5に
よって互いに接合された第1及び第2の樹脂ケース1
0、20が、プリント基板30を挟み込んで支持してい
ることから、気密封止部4において、溶着されている第
2の樹脂ケース20はプリント基板30に押し付けられ
た形となる。そのため、気密封止部4の機械的強度を確
保することができる。 【0059】このように、本第2実施形態の圧力センサ
S2によっても、樹脂ケース1とプリント基板30との
間に形成される気密封止部4を安価に且つ適切に形成す
ることが可能となる。 【0060】次に、この圧力センサS2の製造方法につ
いて、図6を参照して述べる。図6(a)に示すよう
に、第1の樹脂ケース10の凹部11の内径が、第2の
樹脂ケース20の小径部21よりも大きく設定されてい
る。 【0061】そして、各部品を実装したプリント基板3
0を第1の樹脂ケース10の凹部11に収納した後、第
2の樹脂ケース20の一端部側すなわち小径部21を凹
部11に挿入し、小径部21の先端がプリント基板30
の一面に接触するまで押し込む。この状態で超音波溶着
を行う。 【0062】すると、第2の樹脂ケースの一端部(小径
部21の先端)とプリント基板30の一面とが溶け合う
とともに、プリント基板30の端面の外側にて、第2の
樹脂ケース20の一端部と第1の樹脂ケース10の凹部
11の内周面とが溶け合う。それにより、上記気密封止
部4およびケース溶着部5が形成され、本実施形態の圧
力センサS2ができあがる。 【0063】(第3実施形態)図7は、本発明の第3実
施形態に係る圧力センサS3の製造方法を示す概略断面
図である。図7に示す製造方法は、(a)の工程を経て
最終的に(b)に示される構造を有する圧力センサS3
を製造するものである。 【0064】以下、主として、上記第1、第2実施形態
との相違点について述べる。まず、図7(b)を参照し
て、本実施形態の圧力センサS3の構成上の特徴点につ
いて述べる。 【0065】この圧力センサS3においても、図7
(b)に示すように、プリント基板30の一面(主表
面)の周辺部と第2の樹脂ケース20の一端部(小径部
21の先端)との両者が溶着され、上記第1実施形態に
おける第3の溶着部に相当する溶着部4が形成されてい
る。そして、この溶着部4は、プリント基板30の周辺
部の全周にて形成されており、気密封止部4として構成
されている。 【0066】つまり、本実施形態においても、この気密
封止部4によって、第1の樹脂ケース10とプリント基
板30との間は気密に封止され、上記第1の圧力P1お
よび上記第2の圧力P2が、気密封止部3から漏れるこ
となく、正しい第1の圧力P1、正しい第2の圧力P2
がそれぞれ、センサチップ31に印加されるようになっ
ている。 【0067】また、本実施形態では、第1および第2の
樹脂ケース10、20同士の溶着部であって且つ気密封
止部4の機械的強度を確保するための溶着部は、ケース
溶着部6である。このケース溶着部6は、第1の樹脂ケ
ース10の凹部11の内周面と第2の樹脂ケース20の
小径部21外周面とが全周溶着してなる。 【0068】そして、本第3実施形態の圧力センサS3
によっても、気密封止部4およびケース溶着部6の形成
は後述する超音波溶着により容易に行うことができるた
め、Oリングの廃止、組付工数の低減可能が図れ安価な
ものにできる。また、ケース溶着部6によって、気密封
止部4の機械的強度を確保できることも上記実施形態と
同様である。 【0069】したがって、本第3実施形態の圧力センサ
S3によっても、樹脂ケース1とプリント基板30との
間に形成される気密封止部4を安価に且つ適切に形成す
ることが可能となる。 【0070】次に、この圧力センサS3の製造方法につ
いて、図7を参照して述べる。図7(a)に示すよう
に、第1の樹脂ケース10の凹部11の内径が、第2の
樹脂ケース20の小径部21よりも少し小さめに設定さ
れている。この設定は、以下の製法が可能となるように
行う。 【0071】そして、各部品を実装したプリント基板3
0を第1の樹脂ケース10の凹部11に収納した後、第
2の樹脂ケース20の一端部すなわち小径部21の先端
を、第1の樹脂ケース10の一端部すなわち凹部11の
開口縁部に押し付け、この状態で超音波溶着を行う。す
ると、第2の樹脂ケースの小径部21の外周面と第1の
樹脂ケース10の凹部11の内周面とが溶け合うため、
小径部21が凹部11へ挿入されていく。 【0072】そして、超音波の印加を続けながら、小径
部21の先端がプリント基板30の一面に接触するまで
挿入されると、小径部21の先端とプリント基板30の
一面とが溶け合う。このようにして、上記気密封止部4
およびケース溶着部6が形成され、本実施形態の圧力セ
ンサS3ができあがる。 【0073】(他の実施形態)なお、本発明は相対圧型
センサ以外に絶対圧型センサに適用しても良い。例え
ば、上記第1および第2の樹脂ケース10、20のどち
らか一方の圧力導入孔を閉塞し、その内部を基準圧力に
維持した構成とすれば良い。 【0074】また、圧力検出用のセンサチップとして
は、半導体ダイアフラム式に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る圧力センサの概略
断面構成を示す図である。 【図2】図1中のA−A線に沿った断面にてプリント基
板を示す図である。 【図3】上記第1実施形態に係る圧力センサの製造方法
を示す説明図である。 【図4】超音波溶着の際に、樹脂ケース外部へ引き出さ
れた配線部材が邪魔にならないようにするひとつの方法
を示す説明図である。 【図5】超音波溶着の際に、樹脂ケース外部へ引き出さ
れた配線部材が邪魔にならないようにするもうひとつの
方法を示す説明図である。 【図6】本発明の第2実施形態に係る圧力センサの製造
方法を示す概略断面図である。 【図7】本発明の第3実施形態に係る圧力センサの製造
方法を示す概略断面図である。 【図8】従来の一般的な圧力センサの概略断面構成を示
す図である。 【符号の説明】 1…樹脂ケース、3、4…気密封止部、10…第1の樹
脂ケース、20…第2の樹脂ケース、30…プリント基
板、31…センサチップ。
断面構成を示す図である。 【図2】図1中のA−A線に沿った断面にてプリント基
板を示す図である。 【図3】上記第1実施形態に係る圧力センサの製造方法
を示す説明図である。 【図4】超音波溶着の際に、樹脂ケース外部へ引き出さ
れた配線部材が邪魔にならないようにするひとつの方法
を示す説明図である。 【図5】超音波溶着の際に、樹脂ケース外部へ引き出さ
れた配線部材が邪魔にならないようにするもうひとつの
方法を示す説明図である。 【図6】本発明の第2実施形態に係る圧力センサの製造
方法を示す概略断面図である。 【図7】本発明の第3実施形態に係る圧力センサの製造
方法を示す概略断面図である。 【図8】従来の一般的な圧力センサの概略断面構成を示
す図である。 【符号の説明】 1…樹脂ケース、3、4…気密封止部、10…第1の樹
脂ケース、20…第2の樹脂ケース、30…プリント基
板、31…センサチップ。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 牧野 泰明
愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会
社デンソー内
Fターム(参考) 2F055 AA40 BB20 CC02 DD04 EE40
FF43 GG01 GG12 GG25
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 樹脂ケース(1)に、圧力検出用のセン
サチップ(31)が実装されたプリント基板(30)を
収納するとともに、前記プリント基板の周辺部の全周に
て前記樹脂ケースと前記プリント基板との間を気密に封
止する気密封止部(3、4)を形成してなる圧力センサ
において、 前記樹脂ケースは、第1の樹脂ケース(10)と第2の
樹脂ケース(20)とを溶着により接合して合体させた
ものであり、 前記プリント基板は、前記第1及び第2の樹脂ケースに
挟み込まれた形で支持されており、 前記気密封止部は、前記第1及び第2の樹脂ケースの少
なくとも一方と前記プリント基板とを溶着させることに
より形成されていることを特徴とする圧力センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002032344A JP2003232693A (ja) | 2002-02-08 | 2002-02-08 | 圧力センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002032344A JP2003232693A (ja) | 2002-02-08 | 2002-02-08 | 圧力センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003232693A true JP2003232693A (ja) | 2003-08-22 |
Family
ID=27775497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002032344A Pending JP2003232693A (ja) | 2002-02-08 | 2002-02-08 | 圧力センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003232693A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006234481A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Bridgestone Corp | センサモジュール及びセンサモジュールを備えた空気入りタイヤ |
JP2010145193A (ja) * | 2008-12-18 | 2010-07-01 | Nabtesco Corp | 圧力センサモジュールおよび圧力検出装置 |
WO2011104860A1 (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-01 | ナブテスコ株式会社 | 圧力センサモジュールおよび圧力検出装置 |
WO2012014830A1 (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-02 | ナブテスコ株式会社 | 圧力検出装置 |
CN102519654A (zh) * | 2011-12-02 | 2012-06-27 | 美的集团有限公司 | 压力检测装置及采用该装置的电压力锅 |
CN102596600A (zh) * | 2009-11-20 | 2012-07-18 | 法国欧陆汽车公司 | 适于布置在轮胎的胎面内表面上的电子单元 |
EP3012610A1 (en) * | 2014-10-22 | 2016-04-27 | Honeywell International Inc. | Systems and methods for mounting the printed wiring assembly to the header assembly of a pressure sensor |
JP2016102763A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | ミツミ電機株式会社 | 半導体センサ装置 |
US10634634B2 (en) * | 2016-09-13 | 2020-04-28 | Point Engineering Co., Ltd. | Micro sensor package and manufacturing method of micro sensor package |
JP2022516096A (ja) * | 2018-12-27 | 2022-02-24 | サーム-オー-ディスク・インコーポレイテッド | 圧力センサアセンブリ及び圧力センサアセンブリを製造するための方法 |
-
2002
- 2002-02-08 JP JP2002032344A patent/JP2003232693A/ja active Pending
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006234481A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Bridgestone Corp | センサモジュール及びセンサモジュールを備えた空気入りタイヤ |
JP2010145193A (ja) * | 2008-12-18 | 2010-07-01 | Nabtesco Corp | 圧力センサモジュールおよび圧力検出装置 |
CN102596600A (zh) * | 2009-11-20 | 2012-07-18 | 法国欧陆汽车公司 | 适于布置在轮胎的胎面内表面上的电子单元 |
CN102596600B (zh) * | 2009-11-20 | 2015-08-19 | 法国欧陆汽车公司 | 适于布置在轮胎的胎面内表面上的电子单元 |
WO2011104860A1 (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-01 | ナブテスコ株式会社 | 圧力センサモジュールおよび圧力検出装置 |
JP5890776B2 (ja) * | 2010-07-26 | 2016-03-22 | ナブテスコ株式会社 | 圧力検出装置およびエア回路 |
WO2012014830A1 (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-02 | ナブテスコ株式会社 | 圧力検出装置 |
JPWO2012014830A1 (ja) * | 2010-07-26 | 2013-09-12 | ナブテスコ株式会社 | 圧力検出装置 |
CN102519654A (zh) * | 2011-12-02 | 2012-06-27 | 美的集团有限公司 | 压力检测装置及采用该装置的电压力锅 |
EP3012610A1 (en) * | 2014-10-22 | 2016-04-27 | Honeywell International Inc. | Systems and methods for mounting the printed wiring assembly to the header assembly of a pressure sensor |
US9648745B2 (en) | 2014-10-22 | 2017-05-09 | Honeywell International Inc. | Systems and methods for mounting the printed wiring assembly to the header assembly of a pressure sensor |
JP2016102763A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | ミツミ電機株式会社 | 半導体センサ装置 |
US10634634B2 (en) * | 2016-09-13 | 2020-04-28 | Point Engineering Co., Ltd. | Micro sensor package and manufacturing method of micro sensor package |
JP2022516096A (ja) * | 2018-12-27 | 2022-02-24 | サーム-オー-ディスク・インコーポレイテッド | 圧力センサアセンブリ及び圧力センサアセンブリを製造するための方法 |
JP7114814B2 (ja) | 2018-12-27 | 2022-08-08 | サーム-オー-ディスク・インコーポレイテッド | 圧力センサアセンブリ及び圧力センサアセンブリを製造するための方法 |
JP2022169528A (ja) * | 2018-12-27 | 2022-11-09 | サーム-オー-ディスク・インコーポレイテッド | 圧力センサアセンブリ及び圧力センサアセンブリを製造するための方法 |
JP7314370B2 (ja) | 2018-12-27 | 2023-07-25 | サーム-オー-ディスク・インコーポレイテッド | 圧力センサアセンブリ及び圧力センサアセンブリを製造するための方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7210357B2 (en) | Pressure sensor and manufacturing method of the same | |
JP2001108544A (ja) | 半導体センサ | |
JP2003232693A (ja) | 圧力センサ | |
WO2007004400A1 (ja) | 圧力センサ及びその製造方法 | |
JP3873792B2 (ja) | 圧力センサ | |
JP5278143B2 (ja) | 圧力センサ | |
JP4506203B2 (ja) | 樹脂部材の継手構造、レーザ溶着方法及び電気機器の樹脂筐体 | |
JP4269638B2 (ja) | 樹脂パッケージの超音波溶着方法 | |
JP3141745B2 (ja) | 加速度センサ | |
JP2002098608A (ja) | 圧力センサ | |
JP3879264B2 (ja) | 超音波センサ | |
KR950024419A (ko) | 전자부품과 그제조방법 | |
JP3567877B2 (ja) | センサ装置 | |
JP4118729B2 (ja) | 圧力センサ | |
JP2002098552A (ja) | センサ装置 | |
JP2000287468A (ja) | 圧電アクチュエータ | |
JPH07297576A (ja) | 回路基板の実装装置 | |
JP2005207875A (ja) | 圧力センサ | |
JP3751528B2 (ja) | センサ及び圧力センサ | |
JP2003270074A (ja) | 圧力センサ | |
JP2024121298A (ja) | 車載用マイクロフォンおよび車両 | |
JPH0296799A (ja) | 圧電ブザーとその製造方法 | |
JP2002098607A (ja) | 圧力センサ | |
JP3695098B2 (ja) | 圧力検出装置の製造方法 | |
JPH0653774A (ja) | 圧電振動子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040611 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060731 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060808 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20061219 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |