JP2003230968A - 金属部材接合方法並びに放熱部材及びその製造方法 - Google Patents

金属部材接合方法並びに放熱部材及びその製造方法

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JP2003230968A JP2002030663A JP2002030663A JP2003230968A JP 2003230968 A JP2003230968 A JP 2003230968A JP 2002030663 A JP2002030663 A JP 2002030663A JP 2002030663 A JP2002030663 A JP 2002030663A JP 2003230968 A JP2003230968 A JP 2003230968A
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剛 南田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融点の異なる二の金属部材を互いに重ね合
わせて接合する場合において、安定した接合部品質を得
ることができ、大型で複雑な形状の金属部材同士の接合
も可能な接合方法を提案する。 【解決手段】 複数の金属部材(アルミニウム部材1、
銅部材2)を、溶融点の高い順に互いに重ね合わせて配
置し、円周方向に回転する円板状の接合ツール3のツー
ル本体3aの周面を、重ね合わせ部において前記金属部
材のうち最も溶融点の高い金属部材(銅部材2)の表面
2aに押し込みつつ該金属部材(銅部材2)の表面2a
に沿って移動させることにより、前記複数の金属部材
(アルミニウム部材1、銅部材2)を互いに接合するこ
とを特徴とする金属部材接合方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融点の異なる金
属部材同士を互いに重ね合わせて接合する方法に関す
る。また、接合強度や放熱性能に優れた放熱部材及び接
合効率に優れた放熱部材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】溶融点の異なる二の金属部材を互いに重
ね合わせて接合する方法としては、通常、ろう接や爆発
圧接が用いられる。ろう接とは、溶融したろう材を接合
部の間隙に流入させ、母材との「ぬれ」及び「流れ」を
利用して接合する方法であって、ろうの溶融あるいは反
応拡散によってできた液相が毛細現象等によって界面間
隙を埋め、やがて冷却に伴い凝固するという過程をたど
って接合が完了するものである。また、爆発圧接とは、
火薬の爆発時に生じる極短時間での高エネルギーを金属
間の接合に利用する方法であって、金属部材同士を適当
な間隔をあけて設置し、一方の金属部材の上に載せた火
薬の一端を雷管によって起爆させて両金属部材を高速度
で衝突させ、その衝突点での金属の著しい流動現象(メ
タルジェット)によって、金属表面の汚染層を排除し、
同時に高圧で密着・接合するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ろう接
は、接合部の品質が安定せず、接合可能な金属の種類が
限定されるという欠点がある。また、爆発圧接は、コス
トが高く、大きな金属部材や複雑な形状の金属部材を接
合できないという欠点がある。
【0004】本発明はこのような事情に鑑み、溶融点の
異なる二の金属部材を互いに重ね合わせて接合する場合
において、安定した接合部品質を得ることができ、大型
で複雑な形状の金属部材同士の接合も可能な接合方法を
提案するものである。また、本発明は、このような方法
を用いて製造される放熱部材及びその製造方法を提案す
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
複数の金属部材を、溶融点の高い順に互いに重ね合わせ
て配置し、円周方向に回転する円板状の接合ツールの周
面を、重ね合わせ部において前記金属部材のうち最も溶
融点の高い金属部材の表面に押し込みつつ該金属部材の
表面に沿って移動させることにより、前記複数の金属部
材を互いに接合することを特徴とする金属部材接合方法
である。また、請求項2に係る発明は、溶融点の異なる
二の金属部材を互いに重ね合わせて配置し、円周方向に
回転する円板状の接合ツールの周面を、重ね合わせ部に
おいて前記金属部材のうち溶融点の高い一方の金属部材
の表面に押し込みつつ該一方の金属部材の表面に沿って
移動させることにより、前記両金属部材同士を接合する
ことを特徴とする金属部材接合方法である。
【0006】かかる金属部材接合方法は、接合ツールの
押圧力によって金属部材の重ね合わせ部における隙間を
なくしつつ、回転する接合ツールと金属部材との接触に
より生ずる振動によって金属部材の重ね合わせ面に存在
する酸化皮膜を分断破壊するとともに、摩擦熱によって
重ね合わせ部を高温化して塑性変形させることにより、
金属部材同士の接触面積と拡散速度を増大させながら重
ね合わせ部を接合する方法であって、ここでは摩擦振動
接合と称する。そして特に、複数の金属部材を、溶融点
の高い順に互いに重ね合わせて配置しておき、最も溶融
点の高い金属部材側から接合ツールを押し込みつつ接合
するようにすれば、金属部材同士の重ね合わせ部が接合
に必要な温度まで上昇したときに、接合ツールに近い側
の金属部材ほどその変形抵抗を高く保って接合ツールの
押圧力を重ね合わせ面に対して効率よく伝達できるの
で、金属部材間に隙間のない高強度の接合が可能とな
る。
【0007】請求項3に係る発明は、アルミニウム部材
と銅部材とを重ね合わせて配置し、円周方向に回転する
円板状の接合ツールの周面を、重ね合わせ部において前
記銅部材の表面に押し込みつつ該銅部材の表面に沿って
移動させることにより、前記アルミニウム部材と前記銅
部材とを接合することを特徴とする金属部材接合方法で
ある。
【0008】アルミニウム部材と銅部材とはCuAl2
層を介して摩擦振動接合されるが、このような接合を実
現するには、両部材の重ね合わせ面を共晶温度(548
℃)以上とする必要がある。しかし、銅部材よりも溶融
温度の低いアルミニウム部材側から接合ツールを押し込
んで摩擦振動接合すると、両部材の重ね合わせ部が共晶
温度以上に達したときにアルミニウム部材の変形抵抗が
小さくなってしまうので、接合ツールによる押圧力を重
ね合わせ面に対して充分に伝達できず、接合不良が生じ
やすい。そこで、アルミニウム部材よりも溶融温度の高
い銅部材側から接合ツールを押し込んで摩擦振動接合す
ることにすれば、両部材の重ね合わせ部が共晶温度以上
に達したときであっても銅部材の変形抵抗が比較的大き
いので、充分な押圧力を重ね合わせ面に伝達しながら確
実な接合を行うことができるのである。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項3に記載の
金属部材接合方法において、接合時の接合ツールを、次
式(A)で求められる周速度R(m/min)で回転させ
ることを特徴とする。 250≦R≦2000 … (A)
【0010】接合時の接合ツールの周速度が250m/
minより小さいと、接合ツールと銅部材との摩擦接触に
よって発生する熱量が小さすぎて、銅部材とアルミニウ
ム部材との重ね合わせ面の温度が低く、接合不良となっ
てしまう。一方、接合時の接合ツールの周速度が200
0m/minより大きいと、接合ツールと銅部材との摩擦
接触によって発生する熱量が必要以上に大きくなって、
接合ツールの駆動エネルギーロスが大きいだけでなく、
接合ツールと接触している銅部材の温度が局所的に大き
くなりすぎて当該部分が塑性変形してしまい、接合ツー
ルの押圧力が重ね合わせ面に充分に伝達されず、両部材
間に隙間が生じてしまうおそれがある。したがって、接
合時の接合ツールを周速度250〜2000m/minで
回転させれば、接合ツールと銅部材との摩擦接触によっ
て発生する熱量が適正な値となって、良好な接合を行う
ことができる。
【0011】請求項5に係る発明は、請求項3又は請求
項4に記載の金属部材接合方法において、接合時の接合
ツールを、次式(B)で求められる押込量α(m)だけ
銅部材の表面に押し込むことを特徴とする。 0.1×t≦α≦0.3×t … (B) t:重ね合わせ部における銅部材の厚み(m)
【0012】接合時の接合ツールの銅部材表面への押込
量αが0.1tよりも小さいと、銅部材とアルミニウム
部材との重ね合わせ面に隙間が残って接合不良となり、
一方、押込量αが0.3tよりも大きいと、銅部材とア
ルミニウム部材との重ね合わせ面に隙間は残らないが、
接合ツールの押し込み過大によって銅部材表面に凹みが
顕著に残ってしまい、部材ロスが発生する。したがっ
て、接合時の接合ツールの銅部材表面への押込量αを
0.1t以上0.3t以下とすれば、接合ツールの押圧
力が適正な値となって、銅部材とアルミニウム部材との
重ね合わせ面に隙間を発生させずに接合することがで
き、銅部材表面の凹みも小さくできる。
【0013】請求項6に係る発明は、請求項3乃至請求
項5のいずれか一項に記載の金属部材接合方法におい
て、接合時の接合ツールを、次式(C)によって求めら
れる送り速度V(m/min)で銅部材の表面に沿って移
動させることを特徴とする。 0.1≦V≦R/(5.0×107×t2) … (C) R:接合時の接合ツールの周速度(m/min) t:重ね合わせ部における銅部材の厚み(m)
【0014】接合時の接合ツールの周速度が大きくなれ
ば、接合ツールと銅部材との摩擦接触によって発生する
熱量が大きくなるので、接合ツールの送り速度Vを大き
くしても、重ね合わせ部の温度を一定以上に保つことが
できる。しかし、銅部材の厚みが大きくなると、重ね合
わせ面が一定温度以上に達するまでの時間がかかるの
で、接合ツールの送り速度を大きくしすぎると、重ね合
わせ部が一定温度以上に達する前に接合ツールが通過し
てしまい、接合不良となってしまう。つまり、良好な摩
擦振動接合を行うには、接合ツールの送り速度V、周速
度R、銅部材の厚みtを相互に調節する必要があり、発
明者らは実験の結果、V≦R/(5.0×107×t2
を満足するときに良好な接合が可能であることを確認し
た。また、接合ツールの周速度Vが小さすぎると、接合
効率が低下するという観点から、発明者らは、0.1≦
Vを満足するときに接合効率がよいことを実験によって
確認した。
【0015】請求項7に係る発明は、ベース板とこのベ
ース板の一方の面から立設する放熱フィンとを有するア
ルミニウム部材からなるヒートシンク材と、請求項3乃
至請求項6のいずれか一項に記載の金属部材接合方法に
よって前記ベース板の他方の面に対して重ね合わせて接
合された銅部材からなる伝熱板と、を備えることを特徴
とする放熱部材である。
【0016】かかる放熱部材は、アルミニウム部材より
も溶融点の高い銅部材からなる伝熱板側から接合ツール
を押し込みつつ摩擦振動接合したものであるので、ベー
ス板と伝熱板との重ね合わせ面に隙間がなく、より高強
度で接合された放熱部材となる。
【0017】請求項8に係る発明は、請求項7に記載の
放熱部材において、ヒートシンク材がアルミニウムの押
出成形により成形されたことを特徴とする。
【0018】かかる放熱部材は、ヒートシンク材がアル
ミニウムの押出成形により成形されているので、ヒート
シンク材の加工精度が高い。
【0019】請求項9に係る発明は、ベース板とこのベ
ース板の一方の面から立設する放熱フィンとを有するア
ルミニウム部材からなるヒートシンク材の前記ベース板
の他方の面に、銅部材からなる伝熱板を重ね合わせて配
置し、請求項3乃至請求項6のいずれか一項に記載の金
属部材接合方法によって前記ベース板と前記伝熱板とを
接合することを特徴とする放熱部材の製造方法である。
【0020】かかる放熱部材の製造方法は、アルミニウ
ム部材よりも溶融点の高い銅部材からなる伝熱板側から
接合ツールを押し込みつつ摩擦振動接合するので、接合
ツールに接触する銅部材が溶融しにくく高温での変形抵
抗を高く保つことができる。したがって、接合条件(接
合ツールの回転数、送り速度等)の許容範囲が大きく、
接合効率がよい。また、重ね合わせ面を局所的に高温化
でき、爆発圧接のように放熱部材に過度の負荷を与える
こともないので、放熱フィンの変形を防止でき、放熱効
率の良好な放熱部材を提供することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、本
発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、説明におい
て、同一要素には同一の符号を用い、重複する説明は省
略するものとする。
【0022】図1(a),(b)は、本発明に係る金属
部材接合方法の一実施形態の各工程を表す正面断面図で
あり、図1(c)は図1(b)の側面図である。本金属
部材接合方法では、まず、図1(a)に示すようにアル
ミニウム部材1と銅部材2とが面接触するように互いに
重ね合わせて配置し、図示しない冶具で固定する。
【0023】次に、図1(b)に示すように、回転軸3
bを中心として円周方向に周速度R(m/min)で高速
回転する接合ツール3のツール本体3aの周面を銅部材
2の表面2aに垂直に押し込みつつ、図1(c)に示す
ように接合ツール3を銅部材2の表面2aに沿って送り
速度V(m/min)で移動させることによって、アルミ
ニウム部材1と銅部材2とを重ね合わせて接合する。接
合ツール3は回転軸3bの先端部に円板状のツール本体
3aを固定してなるものであり、ツール本体3aはJI
S:SKD61などの工具鋼からなる。ツール本体3a
は、銅部材2の表面2aを押さえ込みつつ進行方向後方
に送り込むような向きで回転軸3bのまわりに回転す
る。
【0024】ツール本体3aは、図2(a)に示すよう
に、その周面が銅部材2の表面2aに一定量α(m)だ
け押し込まれた状態で円周方向に高速回転しつつ、銅部
材2の表面2aに沿って移動する。そして、このような
ツール本体3aの銅部材2への押し込みによってアルミ
ニウム部材1と銅部材2の重ね合わせ面の隙間をなくし
つつ、高速回転するツール本体3aと銅部材2との接触
により生ずる振動によってアルミニウム部材1と銅部材
2の重ね合わせ面の酸化皮膜を分断破壊するとともに、
図2(b)に示すように、ツール本体3aと接触する銅
部材2の所定領域及びその近傍領域と、これらの領域に
隣接するアルミニウム合金1の所定領域とを、ツール本
体3aと銅部材2との摩擦接触により発生した熱で高温
化し、それぞれ固相状態のまま可塑化(流動化)させ
る。その結果、銅部材2とアルミニウム部材1は、互い
の境界面においても流動拡散し、それぞれ当初の表面か
ら塑性変形する。
【0025】接合ツール3のツール本体3aが通過した
跡は、図2(c)に示すように、ツール本体3aの押圧
力によって銅部材2の表面2aに一対の浅い段部2b,
2bが形成される。また、アルミニウム部材1と銅部材
2の重ね合わせ面は、塑性変形したアルミニウム部材1
及び銅部材2が互いに噛み合うように断面凹凸形で固化
した接合面Sとなり、この接合面Sを介して銅部材2と
アルミニウム部材1とが確実に接合される。
【0026】ここで、接合ツール3をアルミニウム部材
1側から押し込むことも考えられるが、アルミニウム部
材1の溶融点は銅部材2の溶融点よりも低く、アルミニ
ウム部材1と銅部材2の重ね合わせ面が接合に必要な共
晶温度(548℃)以上に達したときにアルミニウム部
材1の変形抵抗が比較的小さくなってしまうので、接合
ツール3による押圧力がアルミニウム部材1と銅部材2
の重ね合わせ面に充分に伝達されず、接合不良となりや
すい。一方、接合ツール3をアルミニウム部材1よりも
溶融点の高い銅部材2側から押し込むようにすれば、ア
ルミニウム部材1と銅部材2の重ね合わせ面が接合に必
要な共晶温度以上に達したときに銅部材2の変形抵抗を
比較的大きく保持して、接合ツール3の押圧力をアルミ
ニウム部材1と銅部材2の重ね合わせ面に充分に伝達で
きるので、両部材間の隙間をなくした高強度の接合を行
うことができる。
【0027】なお、本金属部材接合方法は、アルミニウ
ム部材と銅部材との重ね合わせ接合に限定されるわけで
はなく、金属部材同士の重ね合わせ接合に広く適用する
ことができる。そして、そのような金属部材の形状は、
互いに重ね合わせて接合ツールを押し込むことができる
ものであればよい。さらに、金属部材の重ね合わせ数も
二つに限定されるわけではなく、三つ以上としてもよ
い。たとえば、図3に他の実施形態として示した金属部
材接合方法は、三つの金属部材(5000系アルミニウ
ム部材1、1000系アルミニウム部材1’、銅部材
2)を互いに重ね合わせて配置し、三つの金属部材のう
ち最も溶融点の高い銅部材2側から接合ツール3のツー
ル本体3aを押し込んで摩擦振動接合するものである。
ここで、接合時に金属部材同士の重ね合わせ部が共晶温
度以上になることと、そのときの各金属部材の変形抵抗
が金属部材同士の重ね合わせ面への接合ツールによる押
圧力の伝達効率に影響することを考慮すると、三つの金
属部材を溶融点の高い順(ここでは銅部材2、1000
系アルミニウム部材1’、5000系アルミニウム部材
1の順)に重ね合わせて配置し、最も溶融点の高い金属
部材(ここでは銅部材2)の表面から接合ツール3を押
し込んで摩擦振動接合することが望ましい。この他、三
つの金属部材を銅、アルミニウム、マグネシウムとした
場合には、銅部材、アルミニウム部材、マグネシウム部
材の順に重ね合わせ、銅部材側から接合ツールを押し込
んで摩擦振動接合すればよい。
【0028】図4は、本発明に係る放熱部材の一実施形
態を表す斜視図である。同図に示す放熱部材4は、アル
ミニウム部材からなるヒートシンク材5と、銅部材から
なる伝熱板6とで構成されている。ヒートシンク材5
は、ベース板5aと、ベース板5aの一方の面(同図で
は下面)から立設する複数の放熱フィン5b,5b,…
とで構成されている。そして、ベース板5aの他方の面
(同図では上面)に伝熱板6が重ね合わせられ、上記の
摩擦振動接合方法によってヒートシンク材5と伝熱板6
とが接合されている。つまり、この放熱部材4は、アル
ミニウム部材よりも溶融点の高い銅部材からなる伝熱板
6側から接合ツールを押し込みつつ摩擦振動接合したも
のであるので、ベース板5aと伝熱板6との重ね合わせ
面に隙間がなく、高強度で接合されたものとなってい
る。なお、ベース板5aと伝熱板6との重ね合わせ面は
全面で摩擦振動接合されていてもよいし、一部で摩擦振
動接合されていてもよいが、全面で摩擦振動接合されて
いたほうが接合強度や放熱性能の高いものとなる。
【0029】なお、本発明に係る放熱部材はこれに限定
されるものではなく、ベース板5aとこのベース板5a
の一方の面から立設する放熱フィン5b,5b,…とを
有するアルミニウム部材からなるヒートシンク材5と、
上記の摩擦振動接合に係る金属部材接合方法によってベ
ース板5aの他方の面に対して重ね合わせて接合された
銅部材からなる伝熱板6と、を備えるものであれば、そ
の他の点については自由に変更できる。たとえば、図5
に示す放熱部材4は、いずれも放熱性能を高めるために
放熱フィン5b,5b,…の表面積を大きくしたもので
あって、図5(a)は、放熱フィン5b,5b,…が長
さ方向に波状に走る形状となったもの、図5(b)は、
放熱フィン5b,5b,…が伝熱板6に対して傾斜して
立設されたもの、図5(c)は、放熱フィン5b,5
b,…が高さ方向に屈曲しているもの(伝熱板6の幅方
向に対して左右対称断面形でも左右非対称断面形でもよ
い。)を示している。
【0030】図6(a),(b)は、本発明に係る放熱
部材の製造方法の一実施形態として、図4に示した放熱
部材4を製造する方法の各工程を表す正面断面図であ
り、図6(c)は図6(b)の断面図である。まず、図
6(a)に示すように、放熱フィン5b,5b,…を下
向きにしてアルミニウム部材からなるヒートシンク材5
を、接合テーブル7上に固定する。そして、ヒートシン
ク材5のベース板5aの上面に、銅部材からなる伝熱板
6を互いに面接触するように重ね合わせて配置し、図示
しない冶具で固定する。
【0031】次に、図6(b)に示すように、回転軸3
bを中心として円周方向に高速回転する接合ツール3の
ツール本体3aの周面を伝熱板6の表面6aに垂直に押
し込みつつ、図6(c)に示すように接合ツール3を伝
熱板6の表面6aに沿って移動させることによって、ヒ
ートシンク材5のベース板5aと伝熱板6とを重ね合わ
せ接合する。ツール本体3aは、伝熱板6の表面6aを
押さえ込みつつ進行方向後方に送り込むような向きで回
転軸3bのまわりに回転させる。接合ツール3の移動領
域は、伝熱板6の全面でも一部の面でもよいが、伝熱板
6の全面領域を移動させることによって伝熱板6とベー
ス板5aの重ね合わせ面を全面接合したほうが、接合強
度や放熱性能の高い放熱部材4を製造することができ
る。また、ツール本体3の押込力によって伝熱板6の表
面6aに残った凹みが大きい場合には、伝熱板6の表面
6aを一定厚みで切削することによって、外観美麗な放
熱部材4を得ることができる。
【0032】また、放熱フィン5bの幅が小さい場合に
は、図7(a)に示すように、放熱フィン5b,5b,
…の間に嵌まりこむ断面形状の放熱フィン支持具8を接
合テーブル7上に固定し、次に図7(b)に示すよう
に、放熱フィン支持具8に放熱フィン5b,5b,…を
嵌めこんで摩擦振動接合するようにすれば、接合ツール
3の押込力による放熱フィン5bの変形を確実に防止す
ることができる。さらに、接合ツール3に代えて、図7
(c)に示すように、回転軸3bのまわりに所定間隔で
ツール本体3a,3a,…が固定された接合ツール3’
を用いることもできる。この場合、一度に多数箇所を摩
擦振動接合できるので、接合に要する時間を短縮でき、
より接合効率が向上する。
【0033】以上、本発明の好適な実施形態を説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の趣
旨に応じた適宜の変更を加えて実施されるべきものであ
ることは言うまでもない。
【0034】
【実施例】<実験1>図1、図2に示したように、アル
ミニウム部材と銅部材とを重ね合わせて銅部材側から摩
擦振動接合する場合において、接合ツールのツール本体
の周速度Rの適正範囲を検証すべく、以下の実験を行っ
た。供試材として、厚み0.001mの銅部材と、厚み
0.001mのアルミニウム部材(1050−O)を用
いた。また、接合ツールとして、ツール本体の直径が
0.08m、板厚が0.005mのものを用いた。接合
ツールのツール本体の銅部材表面への押込量αは0.0
03mに設定した。結果を表1に示す。ここで、材料剥
離とは、重ね合わせ面で両部材が剥がれた(剥離した)
ものを指し、やや不完全ながら接合がなされたことを示
す。また、材料接合部破断とは、接合部の重ね合わせ面
以外で部材が破断したものを指し、接合が完全であった
ことを示す。
【0035】
【表1】
【0036】表1から、接合時の接合ツールを周速度2
50〜2000m/minで回転させれば、接合ツールと
銅部材との摩擦接触によって発生する熱量が適正な値と
なって、良好な接合を行うことができることが分かっ
た。また、接合時の接合ツールを周速度500〜200
0m/minで回転させれば、より良好な接合を行うこと
ができることが分かった。
【0037】<実験2>実験1における銅部材の厚みt
(m)と接合ツールのツール本体の銅部材への押込量α
(m)とを変化させ、実験1と同様の実験を行った。結
果を表2に示す。
【0038】
【表2】
【0039】表2に示すように、接合時の接合ツールの
周速度を250m/minより小さくしたときには、接合
ツールと銅部材との摩擦接触によって発生する熱量が小
さすぎて、銅部材とアルミニウム部材との重ね合わせ面
の温度が低く、接合不良となってしまった(比−1〜比
−4)。一方、表2には示していないが、接合時の接合
ツールの周速度を2000m/minより大きくしたとき
には、接合ツールと銅部材との摩擦接触によって発生す
る熱量が必要以上に大きく、接合ツールと接触している
銅部材の温度が局所的に大きくなりすぎて当該部分が塑
性変形してしまい、接合ツールの押圧力が重ね合わせ面
に充分に伝達されず、両部材間に隙間が生じてしまっ
た。また、この場合には、接合ツールの駆動エネルギー
ロスが大きく、接合効率が悪かった。したがって、接合
時の接合ツールを周速度250〜2000m/minで回
転させれば、接合ツールと銅部材との摩擦接触によって
発生する熱量が適正な値となって、良好な接合を行うこ
とができることが分かった(2−1〜2−17)。
【0040】<実験3>実験3として、実験2と同様の
実験を行い、接合ツールのツール本体の銅部材への押込
量α(m)と銅部材の厚みt(m)との関係を検証し
た。結果を表3に示す。
【0041】
【表3】
【0042】表3に示すように、接合時の接合ツールの
銅部材表面への押込量αが0.1tよりも小さいときに
は、銅部材とアルミニウム部材の重ね合わせ面に隙間が
残って接合不良となってしまった(比−5〜比−8)。
一方、表3には示していないが、押込量αが0.3tよ
りも大きいときには、銅部材とアルミニウム部材との重
ね合わせ面に隙間は残らなかったが、接合ツールの押し
込み過大によって銅部材表面に凹みが顕著に残ってしま
い、部材ロスが発生した。したがって、接合時の接合ツ
ールの銅部材表面への押込量αを0.1t以上0.3t
以下とすれば、接合ツールの押圧力が適正な値となっ
て、銅部材とアルミニウム部材の重ね合わせ面に隙間を
発生させずに接合することができ、銅部材表面の凹みも
小さくできることが分かった。
【0043】<実験4>実験4として、実験2と同様の
実験を行い、接合ツールのツール本体の送り速度V(m
/min)の適正範囲を検証した。なお、銅部材の厚みt
を0.005m、接合ツールのツール本体の板厚を0.
01mに設定した。結果を表4に示す。
【0044】
【表4】
【0045】表4から分かるように、接合時の接合ツー
ルのツール本体の送り速度Vは、接合時の接合ツールの
周速度をR(m/min)、重ね合わせ部における銅部材
の厚みをt(m)とすれば、V≦R/(5.0×107
×t2)の範囲にあることが望ましい。その理由とし
て、接合時の接合ツールの周速度が大きくなれば、接合
ツールと銅部材との摩擦接触によって発生する熱量が大
きくなるので、接合ツールの送り速度Vを大きくして
も、重ね合わせ部の温度を一定以上に保つことができる
が、銅部材の厚みtが大きくなると、重ね合わせ部が一
定温度以上に達するまでの時間がかかるので、接合ツー
ルの送り速度を大きくしすぎると、重ね合わせ部が一定
温度以上に達する前に接合ツールが通過してしまい、接
合不良となってしまうということが挙げられる。つま
り、良好な摩擦振動接合を行うには、接合ツールの送り
速度V、周速度R、銅部材の厚みtを相互に調節する必
要があり、発明者らは実験の結果、V≦R/(5.0×
107×t2)を満足するときに良好な接合が可能である
ことを確認した。また、表4には示していないが、接合
ツールの周速度Vが小さすぎると、接合に時間を要し接
合効率が低下するという観点から、100≦Vを満足す
るときに接合効率がよいことも確認した。したがって、
接合時の接合ツールを、次式(C)によって求められる
送り速度V(m/min)で銅部材の表面に沿って移動さ
せれば、良好な摩擦振動接合が可能であることが分かっ
た。 0.1≦V≦R/(5.0×107×t2) … (C) R:接合時の接合ツールの周速度(m/min) t:重ね合わせ部における銅部材の厚み(m)
【0046】<実験5>図6に示した方法を用いて図4
に示した形状の放熱部材を実際に製作した。ヒートシン
ク材はアルミニウムの押出形材とし、ベース板の厚みを
0.005m、幅を0.06m、長さを0.2m、放熱
フィンの幅を0.0005m、配置間隔を0.002
m、高さを0.015mとした。伝熱板の厚みは0.0
05m、幅及び長さはヒートシンク材のベース板と同じ
にした。摩擦振動接合に用いた接合ツールは、ツール本
体の直径を0.08m、厚みを0.01mとし、接合条
件として、ツール本体の回転数を3000rpm、送り速
度を0.25m/min、伝熱板への押込量を0.000
5mに設定した。また、摩擦振動接合後に、伝熱板の表
面に0.001mの深さで機械加工による切削を行っ
た。このようにして、熱伝導性に優れた放熱部材を、効
率よく製造することができた。
【0047】
【発明の効果】以上のように、請求項1、請求項2に係
る発明によれば、金属部材同士の重ね合わせ部が接合に
必要な温度まで上昇したときに、接合ツールに近い側の
金属部材ほどその変形抵抗を高く保って接合ツールの押
圧力を重ね合わせ面に対して効率よく伝達できるので、
金属部材間に隙間のない高強度の摩擦振動接合を行うこ
とができる。
【0048】請求項3に係る発明によれば、アルミニウ
ム部材よりも溶融温度の高い銅部材側から接合ツールを
押し込んで摩擦振動接合するので、両部材の重ね合わせ
部が共晶温度以上に達したときであっても銅部材の変形
抵抗が比較的大きく、充分な押圧力を重ね合わせ面に伝
達しながら確実な接合を行うことができる。
【0049】請求項4に係る発明によれば、接合ツール
と銅部材との摩擦接触によって発生する熱量が適正な値
となって、良好な接合を行うことができる。
【0050】請求項5に係る発明によれば、接合ツール
の押圧力が適正な値となって、銅部材とアルミニウム部
材との重ね合わせ面に隙間を発生させずに接合すること
ができ、銅部材表面の凹みも小さくできる。
【0051】請求項6に係る発明によれば、接合ツール
の送り速度、周速度、銅部材の厚みが適正な関係となっ
て、接合強度の高い摩擦振動接合を効率的に行うことが
できる。
【0052】請求項7に係る発明によれば、ベース板と
伝熱板との重ね合わせ面に隙間がなく、より高強度で接
合された放熱部材とすることができる。
【0053】請求項8に係る発明によれば、ヒートシン
ク材がアルミニウムの押出成形により成形されているの
で、ヒートシンク材の加工精度が高い。
【0054】請求項9に係る発明によれば、接合ツール
に接触する銅部材が溶融しにくく高温での変形抵抗を高
く保つことができるので、接合条件(接合ツールの回転
数、送り速度等)の許容範囲が大きく、接合効率がよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は本発明に係る金属部材接合方
法の一実施形態の各工程を表す正面断面図であり、
(c)は(b)の側面図である。
【図2】図1におけるアルミニウム部材と銅部材との重
ね合わせ面の塑性変形の様子を時系列的に表す断面図で
ある。
【図3】本発明に係る金属部材接合方法の他の実施形態
を表す正面断面図である。
【図4】本発明に係る放熱部材の一実施形態を表す斜視
図である。
【図5】(a)は本発明に係る放熱部材の他の実施形態
を表す底面図であり、(b),(c)は同横断面図であ
る。
【図6】(a),(b)は本発明に係る放熱部材の製造
方法の一実施形態の各工程を表す正面断面図であり、
(c)は(b)の断面図である。
【図7】本発明に係る放熱部材の製造方法の他の実施形
態を表す正面断面図である。
【符号の説明】
1 … アルミニウム部材 2 … 銅部材 2a … 表面 2b … 段部 3 … 接合ツール 3a … ツール本体 3b … 回転軸 4 … 放熱部材 5 … ヒートシンク材 5a … ベース板 5b … 放熱フィン 6 … 伝熱板 7 … 接合テーブル 8 … 放熱フィン支持具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南田 剛 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内 (72)発明者 堀田 元司 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内 Fターム(参考) 2F078 GB03 GB16 4E067 AA05 AA07 BB02 BF00 BG00 CA02 DA17 DC07 EB00 EC03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の金属部材を、溶融点の高い順に互
    いに重ね合わせて配置し、円周方向に回転する円板状の
    接合ツールの周面を、重ね合わせ部において前記金属部
    材のうち最も溶融点の高い金属部材の表面に押し込みつ
    つ該金属部材の表面に沿って移動させることにより、前
    記複数の金属部材を互いに接合することを特徴とする金
    属部材接合方法。
  2. 【請求項2】 溶融点の異なる二の金属部材を互いに重
    ね合わせて配置し、円周方向に回転する円板状の接合ツ
    ールの周面を、重ね合わせ部において前記金属部材のう
    ち溶融点の高い一方の金属部材の表面に押し込みつつ該
    一方の金属部材の表面に沿って移動させることにより、
    前記両金属部材同士を接合することを特徴とする金属部
    材接合方法。
  3. 【請求項3】 アルミニウム部材と銅部材とを重ね合わ
    せて配置し、円周方向に回転する円板状の接合ツールの
    周面を、重ね合わせ部において前記銅部材の表面に押し
    込みつつ該銅部材の表面に沿って移動させることによ
    り、前記アルミニウム部材と前記銅部材とを接合するこ
    とを特徴とする金属部材接合方法。
  4. 【請求項4】 接合時の前記接合ツールを、次式(A)
    で求められる周速度R(m/min)で回転させることを
    特徴とする請求項3に記載の金属部材接合方法。 250≦R≦2000 … (A)
  5. 【請求項5】 接合時の前記接合ツールを、次式(B)
    で求められる押込量α(m)だけ前記銅部材の表面に押
    し込むことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の
    金属部材接合方法。 0.1×t≦α≦0.3×t … (B) t:重ね合わせ部における銅部材の厚み(m)
  6. 【請求項6】 接合時の前記接合ツールを、次式(C)
    によって求められる送り速度V(m/min)で前記銅部
    材の表面に沿って移動させることを特徴とする請求項3
    乃至請求項5のいずれか一項に記載の金属部材接合方
    法。 0.1≦V≦R/(5.0×107×t2) … (C) R:接合時の接合ツールの周速度(m/min) t:重ね合わせ部における銅部材の厚み(m)
  7. 【請求項7】 ベース板とこのベース板の一方の面から
    立設する放熱フィンとを有するアルミニウム部材からな
    るヒートシンク材と、請求項3乃至請求項6のいずれか
    一項に記載の金属部材接合方法によって前記ベース板の
    他方の面に対して重ね合わせて接合された銅部材からな
    る伝熱板と、を備えることを特徴とする放熱部材。
  8. 【請求項8】 前記ヒートシンク材がアルミニウムの押
    出成形により成形されたことを特徴とする請求項7に記
    載の放熱部材。
  9. 【請求項9】 ベース板とこのベース板の一方の面から
    立設する放熱フィンとを有するアルミニウム部材からな
    るヒートシンク材の前記ベース板の他方の面に、銅部材
    からなる伝熱板を重ね合わせて配置し、請求項3乃至請
    求項6のいずれか一項に記載の金属部材接合方法によっ
    て前記ベース板と前記伝熱板とを接合することを特徴と
    する放熱部材の製造方法。
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