JP2003229914A - 保守システム - Google Patents

保守システム

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JP2003229914A
JP2003229914A JP2002024543A JP2002024543A JP2003229914A JP 2003229914 A JP2003229914 A JP 2003229914A JP 2002024543 A JP2002024543 A JP 2002024543A JP 2002024543 A JP2002024543 A JP 2002024543A JP 2003229914 A JP2003229914 A JP 2003229914A
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JP2002024543A
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Yoshiaki Koyanagi
義昭 小柳
Katsuhiko Matsuda
克彦 松田
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Tokyo Electron Ltd
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザの内部情報に対するセキュリティを確
保しつつ,ベンダーによる遠隔地からの基板処理装置の
保守を行う。 【解決手段】 ユーザ企業Aが基板処理事業部D1を含
む複数の事業部D1〜D4を備え,ユーザ企業Aの内部
ネットワークNが事業部D1〜D4毎の複数の事業部サ
ブネットワークE1〜E4を備え,事業部サブネットワ
ークE1〜E4がWAN3により互いに通信可能に接続
されている場合に,ベンダー企業Bの保守用コンピュー
タ20と基板処理事業部D1の事業部サブネットワーク
E1とを専用線4で接続する。事業部サブネットワーク
E1とWAN3との結合部にファイアウォール5を設置
する。ベンダー企業Bと事業部サブネットワークE1内
の基板処理装置との間で保守に関する情報を交換し,そ
の一方でベンダー企業B側の他の事業部サブネットワー
クE2〜E4へのアクセスを制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,基板処理装置の保
守システムに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造工程における,例
えばフォトリソグラフィー工程は,ウェハにレジスト液
を塗布するレジスト塗布ユニット,ウェハを現像処理す
る現像処理ユニット,ウェハを熱処理する熱処理ユニッ
ト,各ユニット間のウェハの搬送を行う搬送ユニット等
の複数のユニットが搭載された塗布現像処理装置で行わ
れている。
【0003】ところで,稼動中の上記塗布現像処理装置
に不具合が発生した場合には,通常は塗布現像処理装置
のユーザー企業側のプロセス担当者が当該装置のベンダ
ー企業側のエンジニアに電話等で連絡し,当該エンジニ
アがユーザ企業側に赴いて対処していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,世界一
市場化した今日では,塗布現像処理装置の販売地域は海
外等を含んだ広範囲に及び,ベンダー企業のエンジニア
が当該装置が設置されている工場に到着するまでに多大
な時間を要する場合がある。また,塗布現像処理装置
は,立ち上げに時間やエネルギがかかるため,24時間
連続稼動させることが多く,夜間にトラブル等が発生し
た場合には,エンジニアが到着するまでにさらに時間が
かかっていた。また,同時に複数箇所で故障が発生した
場合には,複数人で対応せざるを得ず,中には経験が少
なく,未熟なエンジニアも含まれるため,その対応の質
にばらつきが生じることもあった。さらに,電話等の連
絡だけでは,十分な情報を得ることができず,直ぐには
トラブルの状況を正確に把握できないため,迅速で適切
な対応を採るのは困難であった。
【0005】かかる問題を解決するために,例えばイン
ターネット等を用いて情報を交換し,遠隔地から迅速か
つ適切に塗布現像処理装置を保守できる保守システムが
提案できる。この場合,ベンダー企業側の例えば保守用
コンピュータが,ユーザ企業内で構築されている内部ネ
ットワークにアクセスする必要がある。
【0006】ところで,ユーザ企業が複数の事業部を有
する,例えば多角的企業である場合,内部ネットワーク
は,通常図16に示すように各事業部を統括管理する本
部のホストコンピュータ170と,複数の事業部毎に構
築されたサブネットワークX 〜XnとがWAN(Wi
de Area Network)171によって接続
されたネットワーク形態を有している。そして,外部で
ある他の企業との通信は,専ら本部のホストコンピュー
タ170がファイアウォール172を介してインターネ
ットI等に接続することによって行われる。このように
内部ネットワークの出入り口を厳重に管理し,外部から
の不正なアクセスを防止している。
【0007】このようなユーザ企業に対して,上述の保
守システムを実現するために,ユーザ企業側がベンダー
企業側の保守用コンピュータに対してホストコンピュー
タ170へのアクセス権を許諾した場合,ベンダー企業
の保守用コンピュータが半導体部門以外の事業部にも進
入できる可能性がでてくる。このため,ユーザ企業内の
企業情報が外部に漏れる可能性がある。特に,他の事業
部が,機密事項の多い軍需関連の軍需事業部や音楽関連
のの音楽事業部の場合,そのユーザ企業は,ベンダー企
業のアクセスを許すことにより,多大な損害を受ける可
能性がある。したがって,かかるユーザ企業がこのよう
なベンダー企業のアクセスを受諾することは考えにく
く,保守システムの実現は難しくなる。
【0008】本発明は,かかる点に鑑みてなされたもの
であり,複数の事業部としての事業セクションを備えた
ユーザ企業等のユーザにおいて,機密情報に対するセキ
ュリティを確保しつつ,ベンダー企業等のベンダーによ
る遠隔地からの塗布現像処理装置等の基板処理装置の保
守を実現する保守システムを提供することをその目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば,ユーザの基板処理装置を保守するための保守システ
ムであって,前記ユーザは,基板の処理を行う基板処理
事業セクションのサブネットワークとその他の事業セク
ションのサブネットワークとが,互いに通信可能に接続
された内部ネットワークを有し,前記基板処理事業セク
ションのサブネットワークは,前記基板処理装置を含
み,このシステムには,インターネット又は専用線によ
って前記基板処理事業セクションのサブネットワークに
接続され,当該基板処理事業セクションのサブネットワ
ークと前記基板処理装置の保守に関する情報を通信する
ベンダー側の保守手段と,前記保守手段が前記基板処理
事業セクションのサブネットワークを介して前記基板処
理事業セクション以外の他のサブネットワークにアクセ
スすることを制限するアクセス制限手段と,が備えられ
ていることを特徴とする保守システムが提供される。な
お,前記保守に関する情報には,ユーザ側からベンダー
側に送信される基板処理装置の情報,ベンダー側からユ
ーザ側に送信される不具合の対処策等の保守情報が含ま
れる。この基板処理装置の情報には,基板処理装置自体
の稼動状況を示す情報,基板処理装置内の個々のユニッ
トの稼働状況を示す情報,前記ユニットにおける計測情
報,駆動情報及びこれらの履歴情報,基板処理装置とユ
ニットに使用される部材等のメンテナンス情報及び処理
された基板の検査情報等が含まれる。保守情報には,基
板処理装置の設定の変更,調節,クリーニング命令,部
材の交換,ソフトウェアの交換,基板処理装置のユニッ
トの設定の変更,調節,クリーニング命令,部材の交換
等の情報が含まれる。また,「保守」には,基板処理装
置や前記ユニットの稼働状態,基板の処理状態を監視
し,必要に応じて対処する,いわゆる「管理」も含まれ
る。
【0010】本発明によれば,ベンダー側の保守手段が
ユーザ側の基板処理事業セクションのサブネットワーク
に直接アクセスできるので,インターネット又は専用線
を用いたベンダーの保守サービスが実現できる。このよ
うな保守サービスの実現により,ベンダー側のエンジニ
アがユーザ側に赴く必要がなく,迅速に基板処理装置の
保守を行うことができる。また,常に熟練したエンジニ
アが対応できるので,より的確な保守作業を行うことが
できる。さらに,24時間フルタイムの対応が可能にな
る。また,当初から十分な情報を得ることができるの
で,迅速で適切な対応が採れる。一方で,保守手段によ
る基板処理事業セクション以外の他のサブネットワーク
へのアクセスを制限できるので,他の事業セクションの
内部情報がベンダー側に流出すること防止できる。換言
すると,本発明によれば,ユーザの内部ネットワークの
セキュリティを確保しつつ,迅速かつ的確な基板処理装
置の保守を行うことができる。
【0011】前記基板処理事業セクションのサブネット
ワークは,前記アクセス制限手段を介して前記他の事業
セクションのサブネットワークに接続されていてもよ
い。こうすることによって,ベンダー側の保守手段であ
る例えば保守用コンピュータが前記インターネット,前
記基板処理事業セクションのサブネットワークを介して
他の事業セクションのサブネットワークにアクセスする
ことを防止できる。
【0012】前記保守システムは,前記基板処理事業セ
クションのサブネットワークに含まれ,基板処理装置の
情報を蓄積する情報蓄積手段を備えていてもよい。この
情報蓄積手段により,基板処理装置の情報が蓄積される
と,ベンダー側のエンジニア等の管理者がその蓄積され
た情報を基に不具合等の対処策を考えることが可能にな
る。したがって,ベンダー側の管理者がより多くの情報
を基に対処策を考えることができるので,当該管理者が
不具合に対してより的確な対応を選択できる。
【0013】前記保守システムは,前記基板処理事業セ
クションのサブネットワークに含まれ,前記情報蓄積手
段の情報を収集し前記保守手段に送信する情報収集送信
装置を備えていてもよい。これにより,ベンダー側の管
理者が前記情報蓄積手段に蓄積された情報を迅速かつ十
分に入手することができる。
【0014】前記基板処理装置は,前記基板処理事業セ
クションの工場に設置されており,前記基板処理事業セ
クションのサブネットワークは,前記工場の工場内ネッ
トワークを備え,前記工場内ネットワークは,前記保守
手段に対して情報を通信する外部通信手段と前記基板処
理装置とを含み,さらに前記アクセス制御手段を介して
当該工場内ネットワーク以外の前記基板処理事業セクシ
ョンのサブネットワークに接続されていてもよい。かか
る場合,基板処理装置の設置された工場の工場内ネット
ワークと,それ以外の前記基板処理事業セクションのサ
ブネットワークとの間でアクセスの制限を行うことがで
きる。つまり,ベンダーの保守手段が前記インターネッ
ト等の伝送路と,前記外部通信手段を介して工場内ネッ
トワークに進入し,当該工場内ネットワークからその他
の領域の基板処理事業セクションのサブネットワークに
進入することを防止できる。この結果,保守手段による
基板処理事業セクションのサブネットワーク外の他のサ
ブネットワークへの接続も防止できる。この発明では,
メンテナンスに必要な最小単位の工場内ネットワークに
のみベンダーのアクセスを許容するので,ユーザ側の機
密情報の安全がさらに確実に保たれる。
【0015】また,上述の基板処理装置が工場内ネット
ワークに含まれる場合の保守システムは,前記工場内ネ
ットワークに含まれ,基板処理装置の情報を蓄積する情
報蓄積手段を備えていてもよく,また,この情報蓄積手
段の情報を収集し前記保守手段に送信する情報収集送信
装置を備えていてもよい。また,前記情報蓄積手段は,
前記基板処理装置に設けられていてもよい。
【0016】前記保守手段は,前記保守手段から送信さ
れた情報を受信し,当該受信した情報に基づいて前記基
板処理装置を制御する受信制御手段を備えていてもよ
い。また,前記アクセス制限手段は,ファイアウォール
であってもよい。かかる場合,保守手段からのアクセス
を確実に防ぐことができるので,ユーザのセキュリティ
をさらに向上できる。
【0017】前記基板処理装置は,基板に所定の液を供
給して処理を行う液処理ユニットと,基板の熱処理を行
う熱処理ユニットと,これらのユニットに対して基板を
搬送するための搬送ユニットと,を少なくとも備え,前
記保守手段は,前記ユニットの情報を通信してもよい。
このように複数のユニットを備えた基板処理装置は,装
置の立ち上げに手間や費用がかかることから通常24時
間連続して稼動する。それ故24時間フルタイムの保守
が可能なインターネット等を用いた保守システムに,当
該基板処理装置を採用するメリットは大きい。また,基
板処理装置は,基板上に薄膜を形成するための薄膜形成
ユニット,基板に対してエッチング処理を行うエッチン
グユニット又は基板を洗浄する洗浄ユニットのいずれか
を備え,前記保守手段は,前記ユニットの情報を通信す
るようにしてもよい。なお,前記ユニットの情報には,
ユニットの稼働状況を示す情報,ユニットにおける計測
情報,駆動情報及びこれらの履歴情報及びユニットに使
用される部材等のメンテナンス情報,処理された基板の
検査情報等が含まれる。
【0018】前記保守システムは,前記基板処理装置に
おける保守の必要な保守部分を撮像できる撮像手段を備
え,前記保守手段は,前記撮像手段による撮像情報を通
信するようにしてもよい。かかる場合,ベンダー側の管
理者が,不具合の発生した基板処理装置を視覚的に捉え
ることができ,より適切な対処法を選択できる。前記保
守部分には,例えば破損,故障した基板処理装置内の部
品,部材や基板処理装置内のユニットの部品,部材等が
含まれる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は,本実施の形態にかかる保
守システム1のネットワーク構成を示す説明図である。
この保守システム1は,特定の内部ネットワークNを有
するユーザ企業Aの基板処理装置としての塗布現像処理
装置を,遠隔地のベンダー企業B側から保守するための
保守システムである。ユーザ企業Aは,例えば企業全体
を総括管理する本部Cと,複数,例えば4つの事業セク
ションとしての事業部D1〜D4から構成されており,
この内事業部D1は,ウェハWの処理を行うウェハ処理
事業部である。また,事業部D2は,軍需事業部,事業
部D3は,音楽事業部,事業部D4は,電気機器事業部
である。
【0020】例えばユーザ企業Aの各事業部D1〜D4
には,各事業部D1〜D4内で情報を交換するためのサ
ブネットワークとしての事業部サブネットワークE1〜
E4がそれぞれ構築されている。なお,この内ウェハ事
業部D1の事業部サブネットワークE1は,ウェハ事業
部サブネットワークである。各事業部サブネットワーク
E1〜E4は,本部Cのホストコンピュータ2に例えば
WAN3を介して接続されている。つまり,本部Cと各
事業部サブネットワークE1〜E4間,各事業部サブネ
ットワークE1〜E4間は,通信可能になっている。し
たがって,ユーザ企業Aの内部ネットワークNは,各事
業部D1〜D4の事業部サブネットワークE1〜E4
と,WAN3と,ホストコンピュータ2によって主に構
成されている。
【0021】本実施の形態の保守システム1は,ウェハ
処理事業部D1の事業部サブネットワークE1と外部の
ベンダー企業Bとを専用線4を介して接続し,当該事業
部サブネットワークE1とWAN3との間にベンダー企
業B側からのアクセスを制限するファイアウォール5を
設けたものである。
【0022】かかる保守システム1をより具体的に説明
すると,図2に示すようにウェハ処理事業部D1の事業
部サブネットワークE1には,その事業本部Fに事業管
理用コンピュータ6が設置されている。この事業管理用
コンピュータ6とホストコンピュータ2とは,WAN3
を介して接続されている。上述のファイアウォール5
は,この事業管理用コンピュータ6とWAN3との接続
部に設置されており,事業部サブネットワークE1側か
らWAN3側へのアクセスを制限している。
【0023】ウェハ処理事業部D1は,後述する塗布現
像処理装置が設置された複数箇所,例えば3箇所の工場
H1〜H3を有している。また,各工場H1〜H3に
は,塗布現像処理装置の情報を収集し送信したり,受信
した情報で塗布現像処理装置を制御したりする情報収集
送信装置,受信制御手段及び外部通信手段としてのAG
C(Advanced Group Controll
er)10がそれぞれ設置されている。この各AGC1
0は,例えば事業管理用コンピュータ6にWAN11を
介して接続されている。したがって,事業管理用コンピ
ュータ6は,AGC10との間で情報を通信し,例えば
各工場H1〜H3内の塗布現像処理装置を総括管理する
ことができる。また,事業管理用コンピュータ6は,工
場H1〜H3間での情報交換を行い複数の工場に渡る品
質管理等を行うことができる。
【0024】また,各工場H1〜H3には,図3に示す
ように例えば複数の塗布現像処理装置M1〜Mnが設置
されており,工場H1〜H3内には,それぞれ塗布現像
処理装置M1〜MnとAGC10とを接続するLAN
(Local Area Network)15が構築
されている。また,LAN15には,専用線4に接続す
るための中継装置としてのルータ16が繋がれている。
これによって,ベンダー企業B側とAGC10との通信
が可能になる。なお,ルータ16には,ベンダー企業B
側に対するアクセス制限を設定し,例えば後述する保守
用コンピュータ20のアクセスだけを許容し,その他の
コンピュータからの不正なアクセスを防止する。また,
本実施の形態におけるウェハ事業部D1の事業部サブネ
ットワークE1は,事業管理用コンピュータ6と,WA
N11と,LAN15と,塗布現像処理装置M1〜Mn
と,AGC10と,ルータ16によって主に構成されて
いる。また,本実施の形態における工場内ネットワーク
は,LAN15と,塗布現像処理装置M1〜Mnと,A
GC10と,ルータ16とによって主に構成されてい
る。
【0025】一方,ベンダー企業B側には,図2に示す
ようにユーザ企業Aの各工場H1〜H3に設置された塗
布現像処理装置M1〜Mnを保守するための保守手段と
しての保守用コンピュータ20が備えられている。この
保守用コンピュータ20は,例えばルータ21によって
専用線4に接続されており,専用線4を介して,例えば
各工場H1〜H3のAGC10と通信できる。なお,ル
ータ21には,ユーザ企業Aに対するアクセス制限を設
定し,例えばAGC10のアクセスだけを許容し,その
他の不正なアクセスを防止する。
【0026】以下,上述の塗布現像処理装置M1〜M
n,AGC10,保守用コンピュータ20,事業管理用
コンピュータ6及びファイアウォール5の構成について
詳しく説明する。
【0027】先ず,塗布現像処理装置M1〜Mnの構成
について,塗布現像処理装置M1を例に採って説明す
る。塗布現像処理装置M1は,半導体ウェハWの製造工
程におけるフォトリソグラフィー工程を連続して行う基
板処理装置である。図4は,塗布現像処理装置M1の構
成の概略を示す斜視図であり,図5は,塗布現像処理装
置M1の構成の概略を示す平面図である。
【0028】例えば塗布現像処理装置M1は,図4,図
5に示すように例えば25枚のウェハWをカセット単位
で外部から塗布現像処理装置M1に対して搬入出した
り,カセットCに対してウェハWを搬入出したりするカ
セットステーション30と,ウェハWの処理が枚葉式で
行われる各種処理ユニットを複数有する処理ステーショ
ン31と,この処理ステーション31に隣接して設けら
れている図示しない露光処理装置との間でウェハWの受
け渡しを行うインターフェイス部32とを一体に接続し
た構成を有している。
【0029】カセットステーション30は,図5に示す
ようにカセット載置台33に載置されたカセットCから
ウェハWを搬入出し,処理ステーション31との間でウ
ェハWを搬送するウェハ搬送体34を有している。ま
た,カセットステーション30には,図4に示すように
塗布現像処理装置M1の入出力部35,後述するコント
ロールセクション36が設けられている。入出力部35
は,例えばポインティングデバイスであるタッチスクリ
ーンになっており,塗布現像処理装置M1の各種設定値
を作業員によって手動で設定,変更することができる。
また,入出力部35は,AGC10からの情報を画像デ
ータとして表示する表示機能を有する。
【0030】処理ステーション31には,図5に示すよ
うにその中心部に搬送ユニットとしての主搬送ユニット
40が設けられており,この主搬送ユニット40の周辺
には各種処理ユニットが多段に配置された複数の処理ユ
ニット群G1,G2,G3,G4が設けられている。例えば第1
及び第2の処理ユニット群G1,G2は,塗布現像処理装置
M1の正面側に配置され,第1の処理ユニット群G1に
は,ウェハWに所定の処理液を供給して処理を行う液処
理ユニット,例えば図6に示すようにウェハWにレジス
ト液を塗布するレジスト塗布ユニット41及びウェハW
を現像処理する現像処理ユニット42が下から順に2段
に設けられている。第2の処理ユニット群G2も同様
に,レジスト塗布ユニット43及び現像処理ユニット4
4が下から順に設けられている。
【0031】処理ステーション31の第3の処理ユニッ
ト群G3は,図5に示すようにカセットステーション30
に隣接して配置されている。第3の処理ユニット群G3
には,図7に示すように例えばウェハWを冷却処理する
クーリングユニット50,レジスト液とウェハWとの定
着性を高めるためのアドヒージョンユニット51,ウェ
ハWの受け渡しを行うためのエクステンションユニット
52,レジスト液中の溶剤を蒸発させるためのプリベー
キングユニット53とが下から順に例えば4段に積み重
ねられている。
【0032】第4の処理ユニット群G4は,インターフェ
イス部32に隣接して配置されている。第4の処理ユニ
ット群G4には,例えばクーリングユニット54,載置
したウェハWを自然冷却させるエクステンション・クー
リングユニット55,エクステンションユニット56,
露光後の加熱処理を行うポストエクスポージャーベーキ
ングユニット57,現像処理後の加熱処理を行うポスト
ベーキングユニット58が下から順に例えば5段に積み
重ねられている。なお,上述のクーリングユニット5
0,54,プリベーキングユニット53,エクステンシ
ョン・クーリングユニット55,ポストエクスポージャ
ーベーキングユニット57及びポストベーキングユニッ
ト58は,熱処理系の熱処理ユニットである。
【0033】インターフェイス部32には,図5に示す
ように例えばウェハ搬送体59と周辺露光ユニット60
が設けられている。ウェハ搬送体59は,第4の処理装
置群G4に属するエクステンション・クーリングユニット
55,エクステンションユニット56,周辺露光ユニッ
ト60及び図示しない露光処理装置に対してアクセスし
て,各々に対してウェハWを搬送できるように構成され
ている。周辺露光ユニット60は,ウェハWの露光処理
前にウェハWの外周を露光するものであり,露光のため
の光を照射する照射部やウェハWの位置を認識するCC
Dセンサ等を有している。
【0034】上述したコントロールセクション36は,
図8に示すようにコントロールボックス80と,コント
ロールボックス80で授受されている情報を蓄積する情
報蓄積手段としてのデータボックス81を有している。
【0035】コントロールボックス80は,図示しない
制御部等を備え,塗布現像処理装置M1本体や上述した
塗布現像処理装置M1内の各種ユニット,すなわち主搬
送ユニット40及び各処理ユニット41〜44,50〜
58,60等を制御するものであり,設定された塗布現
像処理のプロセスフローやレシピ等に基づいて主にウェ
ハW処理のレシピ管理,ウェハWの搬送管理等を行う。
【0036】コントロールボックス80は,例えば図示
しない情報線によって入出力部35に接続されており,
作業員等により入力部35に入力された信号は,コント
ロールボックス80に出力され,各種制御の設定値とし
て認識される。コントロールボックス80は,LAN1
5によってAGC10に接続されており,AGC10が
コントロールボックス80に対して指示信号を出力し,
AGC10によってもコントロールボックス80の設定
値を変更等できるようになっている
【0037】また,コントロールボックス80は,予め
設定されている設定値,パラメータ値等に基づいて各ユ
ニットの駆動部等を制御することができ,また,各ユニ
ットのセンサ等の検出情報を入手し,当該検出情報に基
づいて各ユニットを制御することができる。
【0038】コントロールボックス80には,例えば塗
布現像処理装置M1の不具合の発生を検知するアラーム
機能が設けられている。不具合には,例えばウェハWの
処理環境に関する数値がしきい値を越えた場合,塗布現
像処理装置M1や各ユニットが故障した場合,塗布現像
処理装置M1や各ユニットが停止した場合,ウェハWが
破損,落下した場合等が含まれる。コントロールボック
ス80は,このアラーム機能により不具合を検出する
と,その不具合に関するアラーム情報を例えばAGC1
0に送信できる。アラーム情報には,例えば不具合の種
類,内容例えばレベル,不具合を起こしたユニット番
号,部材番号等が含まれる。なお,アラーム情報の送信
は,図示しない通信部で行ってもよいし,後述するデー
タボックス81の通信部93により行ってもよい。
【0039】データボックス81は,コントロールボッ
クス80と接続されており,コントロールボックス80
の情報を入手できる。また,データボックス81は,L
AN15に接続されており,データボックス81で蓄積
されている所定の情報をLAN15を介してAGC10
に出力できる。
【0040】データボックス81は,具体的には図9に
示すように,例えば蓄積部90,記憶部91,制御部9
2及び通信部93とから構成される。蓄積部90は,コ
ントロールボックス80からデータボックス81内に入
力された情報を蓄積する複数の蓄積領域を有し,当該情
報は,例えば種類に応じて塗布現像処理装置M1全体に
関する情報や各ユニットの情報毎に分けて蓄積できる。
【0041】蓄積部90には,例えば塗布現像処理装置
M1全体に関する情報として,ウェハWのレシピに関す
るステップ・タイムチャートデータ及びウェハWの搬送
タクトデータ及び塗布現像処理装置M1内の温度,湿
度,風速,圧力トレースデータ等が蓄積され,主搬送ユ
ニット40に関する情報として移動パルス累積データ及
び移動速度データ,レジスト塗布ユニット41,42の
情報としてウェハWの回転速度トレースデータ,レジス
ト液をウェハWに向けて吐出するためのレジスト液吐出
ノズルの搬送データ,レジスト液の吐出流量データ,レ
ジスト塗布ユニット41,42のケーシング内の温湿度
トレースデータ,塗布時にウェハWを収容するカップ内
の風速データ,カップ自体の温度データ及びウェハWを
保持するスピンチャックの上下移動速度データ等が蓄積
される。
【0042】また,蓄積部90には,プリベーキングユ
ニット53,ポストエクスポージャーベーキングユニッ
ト57及びポストベーキングユニット58等の加熱系の
ユニットやクーリングユニット50,54,エクステン
ションクーリングユニット55等の冷却系のユニットに
関する情報として,ウェハWを載置するプレートの温度
トレースデータ,ウェハWの上方を覆うカバーの上下移
動速度データ,加熱系及び冷却系のユニット内の温度,
湿度,風速トレースデータ及びウェハWを昇降させる昇
降ピンの移動速度データ等が蓄積される。特に,加熱系
のユニットであって,熱板に気体を吹き付けて冷却する
機能を有するものについては,当該気体の温度,流量,
湿度のデータ等を蓄積してもよい。
【0043】さらに,周辺露光ユニット60に関する情
報として,照度トレースデータ及びCCDセンサによる
ウェハWの位置データ等が蓄積され,また,その他の情
報として,塗布現像処理装置M1内で使用される全処理
液の温度トレースデータ,各処理液の貯留されたタンク
圧のトレースデータ,各ユニットの排気圧トレースデー
タ,全気体系の圧力トレースデータ,処理ウェハに対す
るセンサ等の供給電力トレースデータ,処理ウェハの状
態に関するデータ,各種画像データ及び上記データの各
種Log等が蓄積部90に蓄積される。
【0044】記憶部91には,例えばコントロールボッ
クス80から受け取った情報をその種類に応じて分別
し,蓄積部90の所定の蓄積領域に蓄積させる情報蓄積
プログラム,当蓄積領域から所定の情報を取り出し,A
GC10に送信する情報送信プログラム等が記憶されて
いる。なお,記憶部91には,例えばRAMやROM等
が用いられる。
【0045】制御部92は,コントロールボックス80
から情報を受け取ると,記憶部91から情報蓄積プログ
ラムを読み出して実行する。また,例えばAGC10か
らの蓄積情報返信信号に従って,記憶部91から情報送
信プログラムを読み出し実行する。なお,制御部92に
は,例えばCPU等が用いられる。
【0046】通信部93は,LAN15に接続されてお
り,AGC10との間で,信号化された情報を送受信す
ることができる。したがって,AGC10からの指示信
号を受信し,当該指示信号によって読み出された所定の
情報をAGC10に送信することができる。なお,通信
部93には,例えばLANカード,モデム等が用いられ
る。また,通信部93による通信には,例えば一般的な
通信プロトコルTCP/IPが用いられる。
【0047】次にAGC10の構成について説明する。
AGC10は,工場H1内の各塗布現像処理装置M1〜
Mnに蓄積された情報を収集し,ベンダー企業B側に送
信するものであり,また,ベンダー企業B側からの保守
に関する情報を受信し,塗布現像処理装置M1〜Mnに
提供し,塗布現像処理装置M1〜Mnを保守,制御する
ものである。AGC10は,例えば図10に示すように
通信部100,記憶部101及び制御部102から主に
構成される。例えば通信部100にはモデム,記憶部1
01にはRAM,制御部102にはCPU等が用いられ
る。
【0048】通信部100は,LAN15及びWAN1
1に接続されており,AGC10は,塗布現像処理装置
M1〜Mnと,事業管理用コンピュータ6との間で情報
を通信できる。また,AGC10は,ルータ16,専用
線4を介してベンダー企業B側の保守用コンピュータ2
0と通信でき,不具合を判断する上で必要となる塗布現
像処理装置M1〜Mnの蓄積情報等を保守用コンピュー
タ20に送信したり,また保守用コンピュータ20から
の保守するための保守情報を受信したりできる。なお,
通信には,例えば一般的な通信プロトコルTCP/IP
が用いられる。
【0049】記憶部101には,例えばAGC10で受
信した信号,情報を選択し,場合によっては保存して,
所定の信号,情報を送信する情報信号送受信プログラム
が記憶されている。制御部102は,AGC10で信号
の受信すると前記情報信号送受信プログラムを読み出し
て実行する。したがって,塗布現像処理装置M1〜Mn
からの例えばアラーム情報を受信し,当該情報に基づい
て塗布現像処理装置M1〜Mnに蓄積情報返信信号を送
信し,さらに,それによって返信された蓄積情報を受信
して保守用コンピュータ20に送信することができる。
また,例えばベンダー企業B側から送信される塗布現像
処理装置M1〜Mnを保守するための保守情報を受信
し,この保守情報に基づいて各塗布現像処理装置M1〜
Mnに制御情報を送信することもできる。
【0050】次に,ベンダー企業B側の保守用コンピュ
ータ20の構成について説明する。保守用コンピュータ
20は,遠隔地から塗布現像処理装置M1〜Mnの蓄積
情報等を入手し,またユーザ企業A側に対し塗布現像処
理装置M1〜Mnの保守情報を提供するものである。な
お,この保守情報は,具体的には塗布現像処理装置M1
〜Mn自体及び各ユニットの設定の変更,調節,クリー
ニング命令,部材の交換,ソフトウェアの交換等の情報
である。
【0051】保守用コンピュータ20は,例えば図11
に示すように通信部110,入力部111,制御部11
2,記憶部113及び表示部114等で主に構成されて
いる。通信部110は,ルータ21を介して専用線4に
接続されており,この通信部110は,AGC10に対
して情報を送受信する。入力部111は,ベンダー企業
B側の管理者が,例えば入手した蓄積情報等を基に案出
した不具合等に対する対処法である保守情報を入力する
ためのものである。入力部111には,例えばカーソル
キーや数字入力等を備えたキーボードやマウス等のポイ
ンティングデバイスが用いられ,キーボードにおいて押
下されたキーの押下信号やマウスの位置信号を制御部1
12に出力することができる。
【0052】制御部112は,保守用コンピュータ20
全体を制御するものであり,例えばAGC10や入力部
111等からの各種信号に従って,記憶部113に記憶
された各種プログラムを読み出し,実行する。また,当
該プログラムの実行により導出された結果を記憶部11
3の所定領域に格納したり,表示部114に表示させた
りできる。なお,制御部112には,例えばCPU等が
用いられる。
【0053】記憶部113には,例えば入手した塗布現
像処理装置M1〜Mnに関する蓄積情報等を表示部11
4に表示してベンダー企業B側の管理者に通知する情報
表示プログラム等が記憶されている。なお,記憶部11
3は,例えばフラッシュROM等の半導体メモリで構成
される。
【0054】表示部114は,例えばこの保守用コンピ
ュータ20が入手した蓄積情報等をベンダー企業B側の
管理者等に表示するものであり,表示部114には,例
えばドットマトリクスタイプのカラー液晶表示セル若し
くはCRT(CathodeRay Tube)等が用
いられる。
【0055】事業管理用コンピュータ6は,図3に示す
ように通信部120を備え,この通信部120によっ
て,各工場H1〜H3に対して必要な情報を送受信でき
る。したがって,事業管理用コンピュータ6は,例えば
各工場H1〜H3のウェハWの品質管理,発注管理等を
総括管理することができる。また,事業管理用コンピュ
ータ6は,通信装置120によってWAN3を介して本
部Cのホストコンピュータ2及び他の事業部サブネット
ワークE2〜E4に対してもアクセスでき,ユーザ企業
A内で必要な情報を交換することができる。なお,事業
管理用コンピュータ6は,その他制御部,記憶部(図示
せず)等の一般的な構成を備えている。
【0056】ところで,上述したように事業管理用コン
ピュータ6がWAN3に対して接続されているため,こ
のままでは,ベンダー企業Bの保守用コンピュータ20
までが,WAN3を通じてユーザ企業Aのホストコンピ
ュータ2や他の事業部サブネットワークE2〜E4にア
クセスする可能性が残る。そこで,例えば事業管理用コ
ンピュータ6の通信部120は,図2,図3に示すよう
にファイアウォール5を介してWAN3に接続される。
【0057】ファイアウォール5は,例えばパスワード
による認証に加えて,アクセスを許可するコンピュータ
を予め登録することにより,登録されていないコンピュ
ータからのアクセスを制限する。例えばファイアウォー
ル5に,ウェハ処理事業部D1の事業部サブネットワー
クE1内の例えばAGC10,事業管理用コンピュータ
6をアクセス許可コンピュータとして登録し,ベンダー
企業Bの保守用コンピュータ20をその登録から除外す
る。こうすることにより,図12に示すように保守用コ
ンピュータ20による,WAN3側のホストコンピュー
タ2や他の事業部サブネットワークE2〜E4へのアク
セスが制限され,ホストコンピュータ2や他の事業部サ
ブネットワークE2〜E4の重要な企業情報が外部に漏
れることを防止できる。なお,ファイアーウォール5の
方式は,パケットフィルタリング方式,アプリケーショ
ンゲートウェイ方式,トランスポートゲートウェイ方式
等のいずれの方式を採用してもよい。
【0058】次に,以上のように構成された保守システ
ム1の動作について説明する。先ず,保守システム1を
構成する塗布現像処理装置M1で行われるフォトリソグ
ラフィー工程について説明する。
【0059】先ず,カセットステーション30のカセッ
トCから未処理のウェハWが1枚取り出され,第3の処
理装置群G3に属するエクステンションユニット52に搬
送される。次いでウェハWは,主搬送ユニット40によ
ってアドヒージョンユニット51に搬入され,アドヒー
ジョン処理が施される。アドヒージョン処理終了後,ウ
ェハWは,クーリングユニット50に搬送され,所定温
度に冷却された後,例えばレジスト塗布ユニット41に
搬送される。
【0060】レジスト塗布ユニット41においてレジス
ト膜が形成されたウェハWは,主搬送ユニット40によ
ってプリべーキングユニット53,エクステンション・
クーリングユニット55に順次搬送され,さらにウェハ
搬送体59によって周辺露光ユニット60,露光処理装
置(図示せず)に順次搬送され,各ユニット等で所定の
処理が施される。そして露光処理の終了したウェハW
は,ウェハ搬送体59によりエクステンションユニット
56に搬送され,その後,主搬送ユニット40によって
ポストエクスポージャーベーキングユニット57,クー
リングユニット54,現像処理ユニット42,ポストベ
ーキングユニット58及びクーリングユニット50に順
次搬送され,各装置において所定の処理が施される。そ
の後,ウェハWは,エクステンションユニット52を介
してカセットCに戻され,一連のフォトリソグラフィー
工程が終了する。
【0061】このような一連の塗布現像処理は,上述し
たようにコントロールセクション36のコントロールボ
ックス80により制御される。このとき,コントロール
ボックス80の制御信号が,データボックス81に出力
され,上述した各ユニット等の情報が,蓄積部90の例
えばユニット毎に分けられた各蓄積領域に格納される。
なお,他の塗布現像処理装置M2〜Mnにおいても同様
に,塗布現像処理装置M2〜Mn毎に各種情報が蓄積さ
れる。
【0062】次いで,保守システム1全体の保守プロセ
スについて説明する。図13は,保守システム1のプロ
トコルフローである。
【0063】例えば工場H1の塗布現像処理装置M1の
レジスト塗布ユニット41に不具合が発生した場合,塗
布現像処理装置M1からAGC10にアラーム情報が送
信される。当該アラーム情報を受けたAGC10は,不
具合の発生したユニット等を確認し,AGC10から塗
布現像処理装置M1のデータボックス81に対して蓄積
情報返信信号が送信される。このときAGC10は,ア
ラーム情報を専用線4を介してベンダー企業B側の保守
用コンピュータ20に送信するようにしてもよい。
【0064】データボックス81が前記蓄積情報返信信
号を受信すると,データボックス81の情報送信プログ
ラムが実行され,蓄積部90の所定の蓄積領域に格納さ
れているレジスト塗布ユニット41に関する情報が読み
出される。そして,通信部93からAGC10にその蓄
積情報が返信される。
【0065】AGC10に収集された前記蓄積情報は,
工場H1に直接引かれた専用線4を介してベンダー企業
B側の保守用コンピュータ20に送信される。保守用コ
ンピュータ20で受信した前記蓄積情報は,例えば記憶
部113に記憶され,これと同時に所定の方式で表示部
114に表示される。そして,ベンダー企業B側の管理
者が当該表示部114に表示された,例えばレジスト塗
布ユニット41の温度及び湿度等の状態を診断し,不具
合の原因を特定する。
【0066】不具合が原因が特定されると,ベンダー企
業Bの管理者によって不具合の対処法に基づいた保守情
報が入力部111に入力され,当該保守情報が通信部1
10からAGC10に送信される。このとき,保守用コ
ンピュータ20がAGC10にアクセスされる。なお,
蓄積情報に基づく診断は,以前発生した不具合に関する
不具合情報を基に保守用コンピュータ20が自動的に行
ってもよい。このとき,例えば保守用コンピュータ20
の記憶部113に予め過去の不具合情報と,その対処法
である保守情報を登録しておいてもよい。
【0067】一方,保守情報を受信したAGC10は,
当該保守情報に基づいて塗布現像処理装置M1を制御す
る。例えばAGC10からLAN15を介してコントロ
ールボックス80に制御情報が送信され,当該コントロ
ールボックス80によってレジスト塗布ユニット41の
設定等が変更される。これによって,不具合が解消され
る。また,設定変更等によって自動的に不具合を解消で
きない場合には,例えば,部品の交換,部品の追加,ク
リーニング,ソフトウェアの変更等の保守情報を塗布現
像処理装置M1の入出力部35に表示させ,工場H2側
の管理者に通知するようにしてもよい。また,当該通知
は,例えば電話,ファクシミリ,Eメール等を併用して
行ってもよい。
【0068】このように,ベンダー企業B側の保守用コ
ンピュータ20とユーザ企業AのAGC10間の情報の
授受により,塗布現像処理装置M1の保守が行われる。
この際,ベンダー企業B側がユーザ企業Aの事業部サブ
ネットワークE1に進入することになるが,ファイアウ
ォール5により,ベンダー企業B側による事業部サブネ
ットワークE1以外の内部ネットワークNへのアクセス
は,拒否されている。
【0069】以上の実施の形態で記載した保守システム
1では,保守用コンピュータ20とウェハ処理事業部D
1の事業部サブネットワークE1とを直接専用線4で繋
ぎ,当該事業部サブネットE1と,他の事業部サブネッ
トワークE2〜E4に接続するWAN3との間にファイ
アウォール5を備えるようにしたので,ユーザ企業Aの
ように複数の事業部を有する企業であっても,安心して
この保守システム1を採用できる。特に,ユーザ企業A
のように,他の事業部に軍需事業部D2,音楽事業部D
3等の多くの秘密を抱える事業部を有する企業にとっ
て,多大なメリットがある。
【0070】このように保守システム1を採用できれ
ば,専用線4により十分な情報を入手することができる
ので,ベンダー企業Bの管理者が現地に赴かずに遠隔地
から塗布現像処理装置M1〜Mnを保守できる。これに
より,ベンダー企業B側の管理者は,不具合に対して迅
速に対応できる。また,ベンダー企業B側の管理者が同
じ場所に居ながらにして複数の工場H1〜H3の保守を
行うことが可能であり,常に熟練の管理者が保守を行う
ことが可能であり,メンテナンスの質が高く維持され
る。さらに,ユーザ企業Aは,24時間いつでもメンテ
ナンスを受けることができる。
【0071】工場H1側にAGC10を設け,AGC1
0と複数の塗布現像処理装置M1〜Mnとを接続して,
塗布現像処理装置M1〜Mnの情報を収集するようにし
たので,ベンダー企業B側の保守用コンピュータ20が
AGC10にアクセスして,複数の塗布現像処理装置M
1〜Mnの情報を容易に取得することができる。また,
データボックス80に過去及び現在の塗布現像処理装置
M1〜Mnに関する情報を蓄積するようにしたので,ベ
ンダー企業B側がその蓄積情報を入手し,より的確な対
処法を案出することができる。
【0072】なお,以上の実施の形態では,ファイアウ
ォール5を事業部サブネットワークE1とWAN3との
間に設置したが,図14に示すように各工場H1〜H3
のLAN15とそれらに接続されたWAN11との間に
ファイアウォール150を設置するようにしてもよい。
かかる場合,ベンダー企業Bの進入できる範囲が狭くな
るので,ユーザ企業Bは,より安心して保守システム1
を採用できる。
【0073】また,以上の実施の形態では,専用線4で
保守用コンピュータ20と工場H1〜H3のLAN15
を接続していたが,インターネットを介して接続しても
よい。このとき,当該インターネットとLAN15との
間に別途ファイアウォールを設置し,第3者によるLA
N15内へのアクセスを制限するのが好ましい。
【0074】上述の実施の形態では,ベンダー企業B側
に送られる情報が蓄積情報であったが,例えば塗布現像
処理装置に撮像手段を取付け,故障,破損等により保守
の必要なユニット,部材等の保守部分の画像データをベ
ンダー企業B側に送信するようにしてもよい。かかる場
合,例えば,図15に示すように塗布現像処理装置K1
の正面側に,保守部分を撮像する撮像手段としてのCC
Dカメラ160が設けられる。このCCDカメラ160
は,例えば巻き取り自在なコード161によって塗布現
像処理装置K1に取り付けられ,塗布現像処理装置K1
の周囲を移動自在である。CCDカメラ160で撮像さ
れた撮像情報は,例えばコントロールボックス80を介
してデータボックス81に出力され,データボックス8
1に格納される。そして,不具合の発生時又はベンダー
企業B側からの要求があった時に,ベンダー企業B側の
保守用コンピュータ20にその撮像情報が送信され,例
えば保守用コンピュータ20の表示部114にその画像
が表示される。
【0075】この例では,ベンダー企業B側の管理者
が,不具合のあった保守部分の視覚的な情報を得ること
ができるので,より適切な不具合の対応策を考え,ユー
ザ企業A側に提案することができる。なお,コード16
1に代えてCCDカメラに無線送信器を取付け,撮像情
報を無線で塗布現像処理装置K1に送信するようにして
もよい。また,CCDカメラに,情報記憶媒体に撮像情
報を記憶する記憶手段を設け,撮像情報を当該情報記憶
媒体によって塗布現像処理装置K1に提供するようにし
てもよい。
【0076】前記保守システム1の保守プロセスでは,
不具合が発生してから塗布現像処理装置M1〜Mnの蓄
積情報をベンダー企業B側に送信していたが,予め所定
の間隔,タイミングで蓄積情報をベンダー企業B側に送
信し,定期的にベンダー企業B側の管理者に診断を仰ぐ
ようにしてもよい。この場合,不具合が発生する前に,
専門家であるベンダー企業B側の管理者が不具合の前兆
を発見し,事前に対処することができる。このとき,送
信される蓄積情報の種類等は,任意に選択できる。
【0077】以上の実施の形態で記載した保守システム
は,塗布現像処理装置M1等を保守するものであった
が,半導体製造工程で用いられる他の基板処理装置,例
えば露光装置,エッチング装置,薄膜形成装置,洗浄装
置,検査装置,拡散装置等を保守するものであってもよ
い。
【0078】例えば基板処理装置がエッチング装置の場
合,例えば液相中でウェハWをエッチング処理するウェ
ットエッチングユニット,気相中でウェハWをエッチン
グするドライエッチングユニットのいずれかを備えてい
る。ウェットエッチングユニット,ドライエッチングユ
ニットには,ユニット内を減圧してエッチング処理を行
うものがあり,かかるユニットと保守用コンピュータ2
0との間で通信される情報には,例えばユニット内の減
圧度に関するデータ等が含まれる。また,ドライエッチ
ングユニットには,反応性のプラズマを利用したものが
あり,このユニットから通信される情報には,例えばプ
ラズマ発生のために電極に印可される高周波のデータ等
が含まれる。
【0079】また,基板処理装置が洗浄装置の場合,例
えば洗浄液の貯留される洗浄槽を有する洗浄ユニット等
を備えている。そして,この洗浄装置又は洗浄ユニット
と保守用コンピュータ20との間で通信される情報に
は,洗浄液の温度,洗浄槽内の洗浄液の汚れ度のデータ
等が含まれる。
【0080】さらに,基板処理装置が薄膜形成装置の場
合,例えば真空内で薄膜の成分をウェハW上に蒸着させ
る真空蒸着ユニット,スパッタ現象を利用してウェハW
上に薄膜を形成するスパッタリングユニット,薄膜材料
を構成する元素等からなる化合物ガスをウェハW上に供
給し,当該化合物ガスのウェハW表面等での化学反応に
より薄膜を形成するCVDユニット,ウェハWの結晶性
を受け継いで単結晶層を成長させて,ウェハW上に薄膜
を形成するエピタキシャル成長ユニットのいずれがのユ
ニットを備えている。そして,この薄膜形成装置又は前
記ユニットと保守用コンピュータ20との間で通信され
る情報には,例えば,前記ユニットにおける処理温度,
処理湿度等のデータが含まれる。なお,本実施の形態に
おける薄膜形成ユニットは,真空蒸着ユニット,スパッ
タリングユニット,CVDユニット,エピタキシャル成
長ユニットのいずれかに相当する。
【0081】また,前記複数種類の基板処理装置,例え
ば薄膜形成ユニットを備える装置,洗浄ユニットを備え
る装置又はエッチングユニットを備える装置等が一の保
守システム内に含まれていてもよい。
【0082】以上の実施の形態で記載したベンダー企業
側の保守用コンピュータは,一箇所でなくても複数箇所
に設けられていてもよい。また,本発明は,基板の塗布
現像処理装置に適用されたが,ウェハ以外の基板,例え
ばLCD基板,フォトマスク用のマスクレチクル基板処
理装置においても適用できる。
【0083】また,前記ユーザ企業Aの事業部の数,工
場の数等は,これに限られない。内部ネットワークNの
形態もこれに限られない。また,保守システム1は,ユ
ーザ企業Aとベンダー企業B間で保守情報を送受信する
保守システムであったが,本発明は,処理された基板の
検査情報を収集し,その検査情報に基づいて基板処理装
置を保守する保守システムにも適用できる。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば,ユーザの内部情報に対
するセキュリティを確保できるので,インターネット等
を用いたベンダー側からの保守,管理が可能となり,迅
速かつ的確な基板処理装置の保守管理が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態にかかる保守システムのネットワー
ク構成を示す説明図である。
【図2】図1の保守システムの概略構成図である。
【図3】ウェハ処理事業部の工場内ネットワークの構成
を示す説明図である。
【図4】保守システムを構成する塗布現像処理装置の概
略を示す斜視図である。
【図5】図5の塗布現像処理装置の構成の概略を示す平
面図である。
【図6】図4の塗布現像処理装置の正面図である。
【図7】図4の塗布現像処理装置の背面図である。
【図8】コントロールセクションの構成を示すブロック
図である。
【図9】データボックスの構成を示すブロック図であ
る。
【図10】AGCの構成を示す説明図である。
【図11】保守用コンピュータの構成を示す説明図であ
る。
【図12】ファイアウォールの作用を模式的に示す説明
図である。
【図13】保守システムのプロトコルフローである。
【図14】ファイアーウォールの設置場所を変えた保守
システムの他の構成例を示す説明図である。
【図15】CCDカメラを取り付けた場合の塗布現像処
理装置の構成の概略を示す斜視図である。
【図16】一般的な企業内の内部ネットワークの構成を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 保守システム 2 ホストコンピュータ 3 WAN 5 ファイアウォール 4 専用線 10 AGC 20 保守用コンピュータ A ユーザ企業 B ベンダー企業 D1〜D4 事業部 E1〜E4 事業部サブネットワーク N 内部ネットワーク M1〜Mn 塗布現像処理装置 W ウェハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA12 GA23 GB02 HA01 HA06 JA35 JB22 5K030 GA11 GA15 HC01 HC13 HD06 JT06

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの基板処理装置を保守するための
    保守システムであって,前記ユーザは,基板の処理を行
    う基板処理事業セクションのサブネットワークとその他
    の事業セクションのサブネットワークとが,互いに通信
    可能に接続された内部ネットワークを有し,前記基板処
    理事業セクションのサブネットワークは,前記基板処理
    装置を含み,このシステムには,インターネット又は専
    用線によって前記基板処理事業セクションのサブネット
    ワークに接続され,当該基板処理事業セクションのサブ
    ネットワークと前記基板処理装置の保守に関する情報を
    通信するベンダー側の保守手段と,前記保守手段が前記
    基板処理事業セクションのサブネットワークを介して前
    記基板処理事業セクション以外の他のサブネットワーク
    にアクセスすることを制限するアクセス制限手段と,が
    備えられていることを特徴とする,保守システム。
  2. 【請求項2】 前記基板処理事業セクションのサブネッ
    トワークは,前記アクセス制限手段を介して前記他の事
    業セクションのサブネットワークに接続されていること
    を特徴とする,請求項1に記載の保守システム。
  3. 【請求項3】 前記基板処理事業セクションのサブネッ
    トワークに含まれ,基板処理装置の情報を蓄積する情報
    蓄積手段を備えたことを特徴とする,請求項1又は2の
    いずれかに記載の保守システム。
  4. 【請求項4】 前記基板処理事業セクションのサブネッ
    トワークに含まれ,前記情報蓄積手段の情報を収集し前
    記保守手段に送信する情報収集送信装置を備えたことを
    特徴とする,請求項3に記載の保守システム。
  5. 【請求項5】 前記基板処理装置は,前記基板処理事業
    セクションの工場に設置されており,前記基板処理事業
    セクションのサブネットワークは,前記工場の工場内ネ
    ットワークを備え,前記工場内ネットワークは,前記保
    守手段に対して情報を通信する外部通信手段と前記基板
    処理装置とを含み,さらに前記アクセス制御手段を介し
    て当該工場内ネットワーク以外の前記基板処理事業セク
    ションのサブネットワークに接続されていることを特徴
    とする,請求項1に記載の保守システム。
  6. 【請求項6】 前記工場内ネットワークに含まれ,基板
    処理装置の情報を蓄積する情報蓄積手段を備えたことを
    特徴とする,請求項5に記載の保守システム。
  7. 【請求項7】 前記工場内ネットワークに含まれ,前記
    情報蓄積手段の情報を収集し前記保守手段に送信する情
    報収集送信装置を備えたことを特徴とする,請求項6に
    記載の保守システム。
  8. 【請求項8】 前記情報蓄積手段は,前記基板処理装置
    に設けられていることを特徴とする,請求項3,4,6
    又は7のいずれかに記載の保守システム。
  9. 【請求項9】 前記保守手段から送信された情報を受信
    し,当該受信した情報に基づいて前記基板処理装置を制
    御する受信制御手段を備えたことを特徴とする,請求項
    1,2,3,4,5,6,7又は8のいずれかに記載の
    保守システム。
  10. 【請求項10】 前記アクセス制限手段は,ファイアウ
    ォールであることを特徴とする,請求項1,2,3,
    4,5,6,7,8又は9のいずれかに記載の保守シス
    テム。
  11. 【請求項11】 前記基板処理装置は,基板に所定の液
    を供給して処理を行う液処理ユニットと,基板の熱処理
    を行う熱処理ユニットと,これらのユニットに対して基
    板を搬送するための搬送ユニットと,を少なくとも備
    え,前記保守手段は,前記ユニットの情報を通信するこ
    とを特徴とする,請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8,9又は10のいずれかに記載の保守システム。
  12. 【請求項12】 前記基板処理装置は,基板上に薄膜を
    形成するための薄膜形成ユニット,基板に対してエッチ
    ング処理を行うエッチングユニット又は基板を洗浄する
    洗浄ユニットのいずれかを備え,前記保守手段は,前記
    ユニットの情報を通信することを特徴とする,請求項
    1,2,3,4,5,6,7,8,9又は10のいずれ
    かに記載の保守システム。
  13. 【請求項13】 前記基板処理装置における保守の必要
    な保守部分を撮像できる撮像手段を備え,前記保守手段
    は,前記撮像手段による撮像情報を通信することを特徴
    とする,請求項1,2,3,4,5,6,7,8,9,
    10,11又は12のいずれかに記載の保守システム。
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