JP2003229408A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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JP2003229408A JP2002027630A JP2002027630A JP2003229408A JP 2003229408 A JP2003229408 A JP 2003229408A JP 2002027630 A JP2002027630 A JP 2002027630A JP 2002027630 A JP2002027630 A JP 2002027630A JP 2003229408 A JP2003229408 A JP 2003229408A
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慈 田原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被処理体に対してプラズマ処理例えばエッチ
ング処理を行うにあたり、均一なエッチング処理を行う
ことができる技術を提供すること。 【解決手段】 処理容器2の内部に上部電極3と載置台
を兼用する下部電極4とを配置し、前記下部電極4上の
ウエハWを取り囲むように内側リング6を設け、この内
側リング6を取り囲むように石英製の外側リング7を設
ける。前記内側リング6は、内縁から外側に向かって前
記ウエハの被処理面と略同じ高さに設定された平坦面部
61と、この平坦面部61の外側に前記外側リング7よ
りも高くなるように設けられた凸部62と、を備えてい
る。処理容器2内にプラズマを発生させ、ここに処理ガ
スであるエッチングガスを導入してウエハ表面のレジス
トマスクをエッチングすると、ウエハの面内のエッチン
グレートが揃えられ、均一な処理を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体ウエ
ハ等の基板に対して例えばエッチング処理などのプラズ
マ処理を行うプラズマ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造プロセスにおいては、
例えばキャパシタや素子の分離、あるいはコンタクトホ
ールの形成等のために、ドライエッチングが行われてい
る。この処理を行う装置の一つに平行平板型プラズマ処
理装置がある。この装置は図15に示すように、例えば
気密なチャンバ1内に、下部電極を兼用する載置台11
が配設されると共に、載置台11の上方にこれと対向し
てガス供給部を兼用する上部電極12が配設されてい
る。13は排気管である。
【0003】このようなプラズマ処理装置では、先ず載
置台11上にウエハWを載置し、ガス供給部12からエ
ッチングガスを導入すると共に、電極11,12間に高
周波電源部Eから高周波電力を印加してプラズマを発生
させ、このプラズマ中の反応性イオンによりウエハWの
エッチングが行われる。
【0004】この際載置台11上のウエハWの周りに、
ウエハWを取り囲むように導電性又は半導電性の内側リ
ング14を設けると共に、この内側リング14の周囲に
絶縁体例えば石英(SiO2)よりなる外側リング16
を設けることにより、ウエハWの周縁領域から内側リン
グ14上方のプラズマの均一性を向上させ、ウエハWに
対して均一なエッチングを行うようにしている。ここで
前記内側リング14の上面は例えば図16に示すよう
に、内方側から外方側に向けて平らに形成されており、
例えば外端縁に沿って僅かに段部15が形成され、この
段部15を外側リング16で押さえることにより載置台
11に固定されるようになっている。
【0005】また前記外側リング16は、外端縁側が外
方に向かって下方側に傾斜する傾斜面として構成されて
おり、これにより排気流の流れを均一に調整する役割
や、内側リング14と共にプラズマの均一性を高める役
割や、さらに外側リング16が石英により構成されてい
る場合には、石英がエッチングされることにより生じる
酸素ラジカルをウエハのエッチング処理の一部に利用す
るという役割を果たしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで本発明者ら
は、上述の形状の内側リング14を用いて、ウエハW表
面に形成されたレジスト膜に対して所定のエッチング処
理を行うと、ウエハWの周縁領域(外端縁近傍領域)の
エッチングレートが変化することを把握している。例え
ば8インチサイズのウエハWを処理する際、内側リング
14としては例えば幅が30mm程度、厚さが6.5m
mのものが用いられるが、この場合には、図17に示す
ようにウエハWの周縁領域では一旦急激にエッチングレ
ートが小さくなり、その後急激に大きくなって、この領
域においてエッチングレートが跳ね上がる形状になって
しまう。
【0007】このようにレジスト膜のエッチングレート
がウエハの周縁領域にて急激に大きくなると、レジスト
マスクの開いている領域がウエハ中央部よりも広げられ
てしまうことになり、このため線幅の均一性が低くなる
し、またレジスト膜が薄層化していることから、レジス
ト膜が無くなって被マスク面が露出してしまう懸念もあ
る。
【0008】またウエハに形成するデバイス領域はエッ
チングレートが変化しない領域内に設定しなければなら
ないことから、既述のようにウエハの外端縁側のエッチ
ングレートが変化してしまうと、前記デバイス領域をウ
エハの外端縁よりもかなり内側の領域に形成しなければ
ならず、歩留まりが低くなってしまう。
【0009】本発明は、このような事情のもとになされ
たものであり、第1のリングとその外側の第2のリング
の形状の最適化を図ることにより、均一なプラズマ処理
を行うことができる技術を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプラズマ処
理装置は、載置台が内部に設けられた処理容器と、前記
載置台上の被処理体を取り囲むように設けられた第1の
リングと、この第1のリングを取り囲むように設けられ
た第2のリングと、を備え、前記載置台上に載置された
被処理体をプラズマにより処理するプラズマ処理装置に
おいて、前記第1のリングは、内縁から外側に向かって
前記被処理体の被処理面と略同じ高さに設定された平坦
面部と、この平坦面部の外側に前記第2のリングよりも
高くなるように設けられた凸部と、を備えたことを特徴
とする。
【0011】また本発明の他の発明は、前記プラズマ処
理装置において、前記第1のリングは、内縁から外側に
向かって前記被処理体の被処理面と略同じ高さに設定さ
れた平坦面部を備え、前記第2のリングは、前記平坦面
部よりも低い位置に設けられることを特徴とする。
【0012】このような構成では、前記第1のリング
は、内縁から外側に向かって前記被処理体の被処理面と
略同じ高さに設定された平坦面部を備えているので、被
処理体の面内に亘って均一なプラズマ領域を形成するこ
とできて、均一なプラズマ処理を行うことができる。ま
た第2のリングがプラズマによりエッチングされること
により発生する活性種が被処理体の周縁領域に直接飛散
することがないので、この活性種による被処理体の表面
への悪影響の発生を抑えることができる。
【0013】ここで前記平坦面部の幅は10mm以上で
あることが好ましい。また前記第2のリングは、第1の
リングを押さえる役割や処理容器内のガスの流れを調整
する役割を有するものであり、例えば石英より構成され
ている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係るプラズマ処理
装置の実施の形態について図面を参照して説明する。図
1は本発明の一実施の形態に係るプラズマ処理装置を示
す概略断面図であり、図中2は例えばアルミニウム等に
より円筒状に形成された処理容器であって、この容器2
は内部に互いに対向に配設された上部電極3と下部電極
4と、を備えている。
【0015】前記処理容器2の側壁部には被処理体例え
ば半導体ウエハW(以下「ウエハW」という)を搬入及
び搬出するために開口部21,22が形成されており、
これら開口部21,22の外側には、処理容器2の内部
を気密に保持しながら、前記開口部21,22を開閉す
るためのゲートバルブ23,24が設けられている。
【0016】前記下部電極4はウエハの載置台を兼用す
るものであり、処理容器2の下部に設けられた昇降機構
41の上に配設され、これにより昇降自在に構成されて
いる。前記昇降機構41は、例えば油圧シリンダ、又は
ボールネジとナットの螺合結合機構とこの機構を回転駆
動するサーボモータ等の組み合わせ機構等により構成さ
れる。前記昇降機構41の周囲と処理容器2の底壁の内
壁との間にはベローズ体42が設けられ、これにより処
理容器2内に発生したプラズマが下部電極4の下に入り
込まないようになっている。
【0017】このような下部電極4は、ハイパスフィル
タ43を介して例えば2MHzの周波数を有する電圧を
供給する高周波電源部44に接続されている。前記ハイ
パスフィルタ43は、前記上部電極3に印加される高周
波成分の侵入を阻止するものである。
【0018】前記下部電極4の上面には、ウエハWを固
定するための静電チャック5が設けられている。この静
電チャック5は、導電性のシート状の電極板51と、電
極板51の表面を狭持するポリイミド層52とを有して
おり、電極板51は、ウエハWを仮保持するためのクー
ロン力を発生させる直流電源部53に電気的に接続され
ている。
【0019】前記下部電極4の周囲には、例えば石英よ
りなる環状のベースプレート46が、下部電極と上面の
高さ位置が揃えられるように設けられており、前記下部
電極4の上面のウエハWの周囲には、前記下部電極4と
ベースプレートの両方に跨って、導電体例えばシリコン
(Si)により形成された、環状の第1のリングをなす
内側リング6が設けられている。この内側リング6は、
ウエハ端部の濃いプラズマを拡散させ、プラズマの均一
性を高めるためのものであり、これにより内側リング6
としては電気伝導性に優れるたとえば2Ωのシリコンな
どにより構成されることが望ましいが、導電性に限らず
半導電性のものにより構成してもよい。
【0020】この内側リング6の周囲にはベースプレー
ト46の上面に絶縁体例えば石英(SiO2)により形
成された第2のリングをなす環状の外側リング7が設け
られており、これら内側リング6及び外側リング7は、
例えば図2に示すように、夫々例えば下部電極4に載置
されたウエハWと同心円状に配設されている。
【0021】前記外側リング7は、内側リング6を下部
電極4及びベースプレート46に押さえるカバーリング
としての役割と、内側リング6と共にウエハ端部から内
側リング上方までのプラズマの均一性を高める役割と、
後述するように処理容器2内のガスの流れを調整する役
割と、外側リング7が石英により構成されている場合に
は、後述するように石英がエッチングされることにより
発生する酸素ラジカルによりウエハのエッチングを助け
るという役割と、を有するものである。
【0022】図3には、前記内側リング6と外側リング
7の断面図により、下部電極4上に載置されたウエハW
と内側リング6と外側リング7との、夫々の上面の高さ
位置の関係を示すが、内側リング6と外側リング7とに
より、ウエハWの表面(被処理面)と上面の高さが略同
じ高さに設定された平坦面部61と、この平坦面部61
の外方側に設けられた凸部62と、この凸部62の外方
側に設けられ、凸部62よりも上面の高さが低く設定さ
れている部材とを形成するように構成される。
【0023】具体的には、前記内側リング6は、例えば
8インチサイズのウエハを処理する場合、下部電極4に
載置されたウエハの外縁から僅かに離れた位置に位置す
る内端部60を有し、前記ウエハ表面と上面の高さが略
同じ高さに設定されている第1の平坦面部61と、この
平坦面部61の外方側に設けられた凸部62と、前記平
坦面部61と凸部62とを結ぶ傾斜部63とを備えてい
る。また内側リング6の凸部62の外方側は、凸部62
よりも高さ位置が低い段部64として形成されており、
この段部64の上に外側リング7の内端側が載せられる
ようになっていて、段部64の上の外側リング表面は平
坦面(第2の平坦面部)71として形成され、この平坦
面部71の上面の高さは例えば内側リング6の平坦面部
61の上面と略同じ高さに設定されている。そして外側
リング7の平坦面部71の外方側は外に向かって下側に
傾斜する傾斜面部72として形成されている。
【0024】こうして内側リング6と外側リング7は共
に、下部電極4に載置されたウエハ表面と上面が略同じ
高さである平坦面部61、71を有し、内側リング6の
平坦面部61と外側リング7の平坦面部71との間には
凸部62が形成されていることになる。この際内側リン
グ6及び外側リング7の大きさの一例を示すと、例えば
8インチサイズのウエハWに対しては、内側リング6全
体の幅Aは29.0mm、第1の平坦部61の幅aは1
8mm、第1の平坦部61の厚さbは6.5mm、傾斜
部63の幅cは1mm、凸部62の幅dは10mm、凸
部62の厚さeは7.5mm、ウエハWと内側リング6
の内端部60との距離fは1mm、第2の平坦面部71
の幅gは10mmに設定されている。
【0025】ここで下部電極4に載置されたウエハ表面
と内側リング6の平坦面部61上面の高さが略同じ高さ
に設定されているとは、これらの高さが後述するように
エッチングによりレジスト膜に形成されるホール(孔
部)の深さ方向の傾きが見られない程度に一致している
ことをいい、例えば両方の上面の高さ位置の差が1mm
以内であることをいう。また前記内側リング6と外側リ
ング7との間に凸部62があることに特徴があるが、こ
の凸部62の高さはウエハの周縁領域のエッチングレー
トがその他の領域に比べて大きくならない程度の高さで
あればよく、例えば1mm程度であればよい。
【0026】さらに内側リング6の平坦面部61の幅a
は後述の実験例により例えば10mm以上であれば、レ
ジスト膜のエッチングレートの面内均一性が高く、エッ
チングにより形成されるホールの深さ方向の傾きも発生
しないことが確認されている。
【0027】前記処理容器2の例えば底壁のベローズ体
42の外側には、排気管47を介して真空ポンプ48が
接続されており、処理容器2内の処理ガスは下部電極4
の周囲から排気されるようになっている。この際外側リ
ング7の傾斜面72に沿って排気流が流れていき、これ
により下部電極4の周囲から均一に排気され、このよう
に外側リング7は処理容器2の内部のガスの流れを調整
する役割を果たしている。
【0028】前記上部電極3は、処理容器2の上部側に
下部電極4に対向して設けられており、中空構造であっ
て、下側部分には多数のガス拡散孔30が穿設されてい
る。これにより上部電極3には下部電極4に載置された
ウエハWの略全面と対向するようにガス供給領域が形成
されることとなる。このような上部電極3にはガス供給
管31が接続されており、ガス供給管31から供給され
た処理ガスがガス拡散孔30を介して処理容器2内部に
供給されるようになっている。
【0029】この上部電極3にはローパスフィルタ32
を介して、例えば高周波電源部44よりも高い周波数、
例えば60MHzの周波数を有する電力を供給するため
の高周波電源部33に接続されている。前記ローパスフ
ィルタ32は下部電極4に印加される高周波成分の侵入
を阻止する働きを有する。上部電極3の周囲には、環状
の石英により構成されたシールドリング34が上部電極
3の外周部に嵌め込まれるように設けられており、これ
により上部電極3を固定している図示しないネジをプラ
ズマから保護するようになっている。
【0030】続いて前記プラズマ処理装置の作用につい
て説明する。先ずゲートバルブ23,24を開放し、図
示しないロードロック室からウエハWを処理容器2内に
搬入して、下部電極4の静電チャック5上に載置し、こ
の後ゲートバルブ23,24を閉じる。この際搬入され
るウエハWは、例えば表面のレジスト膜に所定のパター
ンが形成されたレジストマスクが形成されたものであ
る。次いで排気管47を介して真空ポンプ48により処
理容器2内を所定の真空雰囲気に排気する一方、ガス供
給管31により処理ガス例えばエッチングガスを所定の
流量で導入し、このエッチングガスを上部電極3に設け
られたガス拡散孔30を介して均一に拡散させる。
【0031】こうして処理容器2内を例えば数mTor
r〜数十mTorrの真空度に維持すると共に、上部電
極3に高周波電源部33から例えば60MHzの高周波
電圧を与え、これにより所定時間例えば1秒以下のタイ
ミングをあけて、下部電極4に高周波電源44から例え
ば2MHzの高周波電圧を印加し、両電極間にプラズマ
を発生させる。このプラズマの発生によりウエハWは静
電チャック5上に強固に吸着保持される。
【0032】一方発生したプラズマ中の反応性イオンに
よりウエハ表面に形成されたレジストマスクがエッチン
グされる。この際石英よりなる外側リング7はエッチン
グされて酸素ラジカルを発生し、この酸素ラジカルはウ
エハ表面のレジストマスクのエッチングに利用される。
【0033】ここでウエハWの外側に導電性または半導
電性よりなる内側リング6が設けられており、この内側
リング6の外側に絶縁性の外側リング7が設けられてい
るため、ウエハ端部の濃いプラズマが内側リング6に引
き寄せられる状態で拡散し、さらに外側リング7上のプ
ラズマが内側リング6に引き寄せられるため、ウエハW
の端部から内側リングの上方側までプラズマの密度がほ
ぼ均一になる。
【0034】この際内側リング6を、ウエハ表面と上面
の高さがほぼ同じに設定された平坦面部61とこの平坦
面部61の外方側に設けられた凸部62とを備えるよう
に構成すると共に、隣接する外側リング7の上面が内側
リング6の凸部62よりも低くなるように構成している
ので、ウエハW表面のレジスト膜のエッチングレート
は、例えば図4に示すように、周縁領域においてもエッ
チングレートの跳ね上がりや、急激な落ち込みなどの発
生が抑えられてウエハの面内においてほぼ均一になり、
これによりウエハ面内において均一なエッチング処理を
行うことができる。
【0035】このようにエッチングレートの跳ね上がり
現象が抑えられるのは、プラズマにるエッチングによっ
て外側リング7から発生した酸素ラジカルが、例えば図
5(a)に示すように、外側リング7の上面は隣接する
凸部62の上面よりも低いため、前記酸素ラジカルが凸
部62を越えられずにウエハWの外周縁近傍領域に直接
飛散してこない。これに対し例えば図5(b)に示すよ
うに、内側リング6に凸部62を設けず、内側リング6
とウエハWと外側リング7との夫々の上面の高さがほぼ
同じである場合には、外側リング7からウエハWの周縁
領域まで酸素ラジカルが直接飛散していくので、この領
域ではこの酸素ラジカルによりレジスト膜が燃焼し、こ
の熱によりエッチングレートが大きくなってしまう。こ
のように内側リング6に凸部62を設けると、ウエハの
周縁領域のレジスト膜が酸素ラジカルで燃焼し、これに
よりエッチングレートが大きくなるといったことが起こ
らないので、エッチングレートが急激に大きくなる現象
の発生が抑えられると考えられる。
【0036】また後述の実験例により明らかなように、
ウエハ表面のレジスト膜にエッチングより形成するホー
ルの深さ方向の傾きも抑えられる。このようにホールの
深さ方向の傾きが抑えられるのは、次のような理由に基
づくものと考えられる。つまり内側リング6は導電性の
高いシリコンにより形成されており、内側リング6のウ
エハに隣接する側は、ウエハの表面と上面の高さ位置が
揃えられていて、第1の平坦面部61が10mm以上と
ある程度の長さに設定されているので、ウエハに隣接す
る内側リング6表面に対し、電界は垂直に入射する方向
を向く(図6(a)参照)。ここでエッチングに用いる
イオンは電界の方向に沿って運動するので、前記イオン
はウエハの周縁領域においても垂直に入射し、これによ
りウエハの周縁領域のホールにおいても垂直にエッチン
グが行われる。またこのようにウエハの周縁領域におい
ても電界が垂直に入射する方向を向いていることから、
高い効率で面内均一性の高いプラズマ処理を行うことが
でき、エッチングレートの高い面内均一性を確保できる
ことになる。
【0037】一方内側リング6の凸部がウエハに近すぎ
ると、内側リング6は導電性であるので、凸部62に対
して電界は曲がった状態で入射する方向に傾いてしまう
(図6(b)参照)。このためこの影響を受け、凸部6
2に近いウエハの周縁領域においては、前記エッチング
に用いるイオンが曲がった状態で入射し、これによりウ
エハの周縁領域のホールでは斜めにエッチングされるの
で、ホールの深さ方向の傾きが発生するためと考えられ
る。
【0038】また従来のように、内側リング全体の厚さ
を大きくすると、図6(c)に示すように、電界ベクト
ルが外側に傾くので、ウエハの周縁領域においては電界
が外側を向いてしまい、入射電子は電界の方向に従うの
でホールの曲がりが発生すると考えられる。またこのよ
うにウエハWの周縁領域ではエッチングに用いるイオン
が傾いて入射するので、その他の領域に比べて当該領域
ではエッチングレートが急激に小さくなってしまう。
【0039】以上のように本実施の形態では、ウエハの
面内全体に亘って均一なプラズマ処理を行うことができ
るので、ウエハ面内のエッチングレートをほぼ均一に揃
えることができる。このためレジストマスクの開いてい
る領域がウエハの中央部と周縁領域との間で異なるとい
ったことがなく、線幅の均一性を確保することができ
る。またレジスト膜が無くなって被マスク面が露出して
しまうといったおそれもない。
【0040】さらにウエハの周縁領域までエッチングレ
ートが均一であるので、ウエハの外端縁付近までデバイ
ス領域を広げることができ、デバイスの歩留まりを高め
ることができる。さらにまたプラズマにより外側リング
7から発生する活性種のウエハWの周縁領域への直接の
飛散が抑えられるので、外側リング7の材質がウエハW
の処理に与える影響が小さくなり、外側リング7の材質
の選定の際の自由度が高くなる。
【0041】続いて本発明の他の実施の形態について説
明する。この実施の形態は、図7に示すように、内側リ
ング8上面より外側リング9上面の高さを低く設定する
ものである。内側リング8は上述の実施の形態のように
凸部が設けられているものであっても、凸部が設けられ
ていない平坦なものであってもよいが、外側リング9上
面の高さ位置は隣接する内側リング8上面の高さ位置よ
りも例えば1mm低くなるように設定されている。この
際外側リング8上面の高さ位置と隣接する内側リング8
上面の高さ位置との差は、ウエハの周縁部のエッチング
レートがその他の領域に比べて大きくならない程度の高
さであればよい。
【0042】この実施の形態の凸部がもうけられていな
い構成の内側リング8と外側リング9の大きさの一例を
示すと、内側リング8の幅hは29mm、厚さiは6.
5mm、外側リング9の平坦面の幅jは10mm、内側
リング8の内端部80と静電チャック5上のウエハWの
外縁との距離kは1mm、内側リング8と外側リングと
の高さの差lは1mmである。
【0043】このような構成においても、外側リング9
上面は内側リング8上面よりも高さが低く設定されてい
るので、外側リング9がプラズマにエッチングされるこ
とにより当該外側リング9から発生した酸素ラジカルが
内側リング8を飛び越えることができないので、ウエハ
の周縁領域が当該酸素ラジカルにより燃焼するといった
ことが起こるおそれがない。このためエッチングレート
をウエハ面内に亘って揃えることができ、均一な処理を
行うことができる。
【0044】
【実施例】続いて上述の第1の実施の形態の効果を確認
するために行った実験例1と第2の実施の形態の効果を
確認するために行った実験例2について説明する。 {実験例1}先ず図8(a)〜(e)に示すように、5
つのタイプの内側リング6,6´(内側リング6´は凸
部が設けられていないタイプ)を用意し、同じ処理条件
でエッチングを行って、エッチング処理の均一性を検査
した。ここで5つのタイプの内側リング6,6´につい
て説明すると、次の通りである。 (実験条件)図8(a)のタイプ(実施例1)は、上述
の実施の形態で説明したタイプの内側リング6であり、
平坦面部61の長さaが20mmであり、平坦面部61
の厚さが6.5mm、凸部62の厚さが7.5mmのも
の 図8(b)のタイプ(実施例2)は、実施例1の内側リ
ング6において、平坦面部61の長さaを10mmとし
たもの 図8(c)のタイプ(比較例1)は、内側リング6´が
平坦であり、厚さが6.5mmであって、ウエハ表面と
内側リング6´表面との高さ位置がほぼ同じであるもの 図8(d)のタイプ(比較例2)は、内側リング6´が
平坦であり、厚さが7.5mmであって、ウエハ表面よ
り内側リング表面の高さ位置が高いもの 図8(e)のタイプ(比較例3)は、内側リング6´
が、内側から外側に向けて徐々に高くなるように傾斜し
ていき、内側の厚さが6.5mm、外側の厚さが7.5
mmであって、ウエハ表面の高さ位置とほぼ同じ厚さか
らウエハ表面より高さ位置が高くなる厚さに変化するも
の またこのとき処理条件は以下の通りとし、実施例1,2
と比較例1,2の内側リング6,6´に対してプロセス
圧力を変えて同様の実験を行った。またエッチング処理
の均一性は、ウエハ面内の37点のエッチングレートを
測定し、この最大値と最小値と平均値とにより、(最大
値−最小値)/(2×平均値)を算出して求めた。 (処理条件) 上部電極に印加する高周波電圧:2170W 下部電極に印加する高周波電圧:1800W エッチングガス組成:C5F8ガス/Arガス/O2ガス
=15sccm/380sccm/19sccm エッチング時間:1分 プロセス圧力 :15mTorr,25mTorr,3
5mTorr,50mTorr (実験結果)この結果を図9に示すが、これにより比較
例1のタイプの内側リングに対して、実施例1,2のタ
イプと比較例2のタイプの内側リングを用いた場合には
エッチング処理の均一性が向上することが認められた。
【0045】またエッチングレートのウエハ面内分布の
形状を数値化したところ、図10に示す結果が得られ
た。図10では最も大きいプロット(実施例1を例にす
ると、最も大きい▲)が15mTorr、最も小さいプ
ロットが35mTorr、間の大きさのプロットが25
mTorrの結果を示している。また図10(a)中x
は、ウエハの中央とウエハの外端縁から15mm内側の
位置のエッチングレートの差、yはウエハの外端縁から
15mm内側の位置とウエハの外端縁から3mm内側の
位置のエッチングレートの差であり、x,yが小さいほ
ど分布が平坦であり、原点(0,0)に近いほど均一性
がよいことを示している。またグラフの周りに、グラフ
のエリア毎のエッチングレート分布の形状を示す。
【0046】この結果より、実施例1,2のエッチング
レート分布は原点に近いところにプロットされており、
比較例1,2に比べてエッチングレートの均一性が向上
していることが認められた。また実施例1,2は比較例
1,2に対して、データの推移の程度が小さく、エッチ
ングレートの均一性の圧力依存性が緩和されていること
が理解される。
【0047】また実施例1,2、比較例2,3の内側リ
ングを用いて、上述の処理条件にて、幅0.3μm、深
さ2μmのホールを1.2μm間隔で形成するエッチン
グ処理を行い、このホールの形状を断面SEMにて確認
したところ、図11に示す結果が得られた。ここで位置
1はウエハ中央、位置2はウエハの外端縁から4.0m
m内側の位置、位置3はウエハの外端縁から2.5mm
内側の位置である。この結果実施例1,2の内側リング
6ではウエハの外端縁2.5mmの位置までホールの曲
がりが認められなかったのに対し、比較例2,3の内側
リングではウエハの外端縁4.0mmの位置と、2.5
mmの位置にてホールの曲がりが認められた。比較例
2,3の内側リング6´でホールの曲がりが発生するの
は、比較例2ではウエハWの外端縁付近では電界が外側
に向いており、比較例3では傾斜面が長いためこれに沿
って電界が曲がってしまい、このように電界が曲がると
エッチングに用いるイオンの入射方向は電界の方向に向
いてしまうので、これにより夫々のケースでホールの伸
びる方向が曲がってしまうためと考えられる。
【0048】以上の実験により内側リング6の内側をウ
エハ表面の高さ位置と略一致する高さの平坦面部61と
し、外側をこの平坦面部61より高さ位置の高い凸部6
2として、内側リング6全体の幅を29mm、凸部62
の高さを1mm程度、平坦面部61の長さを10mm以
上とすることにより、エッチングレートの跳ね上がり現
象や落ち込み、ホールの曲がりの発生を抑えて、エッチ
ングレートが均一になり、均一なエッチング処理を行う
ことが確認された。 {実験例2} (実験条件)この実験では、図12(a),(b)、図
13(a),(b)に示すタイプの内側リングと外側リ
ングを用意し、同じ処理条件でエッチングを行って、エ
ッチング処理の均一性を検査した。ここで図12(a)
のタイプ(実施例3)は、上述の実施の形態で説明した
タイプの内側リング6であり、平坦面部61の長さaが
20mm、平坦面部61の厚さが6.5mm、凸部62
の厚さが7.5mmのものであって、外側リング7の上
面の高さが凸部62の上面から1mm低く設定されてい
るもの、図12(b)のタイプ(比較例4)は、内側リ
ング6は実施例3と同じであり、外側リング7´の上面
の高さが凸部62の上面と同じ高さに設定されているも
のである。
【0049】また図13(a)のタイプ(実施例4)
は、凸部が設けられていないタイプの内側リング8であ
り、幅が29mm、厚さが6.5mmのものであって、
外側リング9の上面の高さが内側リング8の上面より1
mm低く設定されているもの、図13(b)のタイプ
(比較例5)は、内側リング8は実施例4と同じであ
り、外側リング9´の上面の高さが凸部62の上面と同
じ高さに設定されているものである。
【0050】またエッチング条件は以下の通りとし、プ
ロセス圧力を変えて同様の実験を行った。またエッチン
グ処理の均一性は実験例1と同じ手法により求めた。 (エッチング条件) 上部電極に印加する高周波電圧:2170W 下部電極に印加する高周波電圧:1800W エッチングガス組成:C5F8ガス/Arガス/O2ガス
=15sccm/380sccm/19sccm エッチング時間:7分30秒 プロセス圧力 :15mTorr,25mTorr,3
5mTorr (実験結果)実施例3,比較例4の結果については図1
4に、実施例3は□、比較例4は○として夫々示す。こ
の特性図においては、変動幅が小さい程エッチングレー
トの均一性が良いということを示しており、実施例3の
方が変動幅が小さく、エッチングレートの均一性が良好
であることが確認された。また実施例4,比較例5の結
果についても実施例4の方が変動幅が小さく、エッチン
グレートの均一性が良好であることが確認された。
【0051】これらの結果により外側リング上面の高さ
を内側リングの上面より低く設定することにより、ウエ
ハの周縁領域でのエッチングレートの跳ね上がり現象や
急激な下降を抑え、エッチングレートの高い面内均一性
を確保できることが確認された。また実施例3,4につ
いてエッチングにより形成されるホールの深さ方向の曲
がりの発生状態を調べたところ、ホールの曲がりの発生
は認められなかった。
【0052】以上において、本発明ではプラズマ処理と
してエッチング処理を例に挙げて説明したが、本発明は
プラズマCVD装置やプラズマアッシング装置、プラズ
マスパッタ装置などの他のプラズマ処理装置にも適用す
ることができる。またプラズマの発生手法としては本発
明の構成に限らず、コイル型の高周波アンテナにより高
周波電力を印加することによりプラズマを発生させるも
のであってもよい。さらに被処理体としては、半導体ウ
エハに限らず、LCD基板などであってもよい。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、第1のリングと第2の
リングの形状の最適化を図ることにより、被処理体の面
内に亘って均一なプラズマ処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラズマ処理装置の一実施の形態
における全体構造を示す概略断面図である。
【図2】前記プラズマ処理装置に用いられる内側リング
と外側リングとを示す平面図である。
【図3】前記内側リングと外側リングとを示す断面図で
ある。
【図4】上記のプラズマ処理装置を用いてエッチング処
理を行った場合のエッチングレートを示す特性図であ
る。
【図5】上記の内側リングと外側リングの作用を説明す
るための断面図である。
【図6】上記の内側リングと外側リングの作用を説明す
るための断面図である。
【図7】本発明に係るプラズマ処理装置の他の実施の形
態の要部を説明するための断面図である。
【図8】実験例1で使用した内側リングの形状を説明す
るための断面図である。
【図9】前記実験例で得られたエッチングレートを示す
特性図である。
【図10】前記実験例で得られたエッチングレートを示
す特性図である。
【図11】前記実験例で得られたエッチングにより形成
されたホールの形状を示す特性図である。
【図12】実験例2で使用した内側リングの形状を説明
するための断面図である。
【図13】実験例2で使用した他の内側リングの形状を
説明するための断面図である。
【図14】前記実験例で得られたエッチングレートを示
す特性図である。
【図15】従来のプラズマ処理装置を説明するための断
面図である。
【図16】従来の内側リングを説明するための断面図で
ある。
【図17】従来のプラズマ処理装置で処理を行った場合
のエッチングレートを示す特性図である。
【符号の説明】
2 処理容器 3 上部電極 31 ガス供給管 33 高周波電源部 4 下部電極 44 高周波電源部 49 真空ポンプ 5 静電チャック 6 内側リング 61 第1の平坦面部 62 凸部 63 傾斜部 7 外側リング 71 第2の平坦面部 72 傾斜面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F004 AA01 BA04 BA09 BB18 BB22 BB23 BB29 BC02 BC06 BD03 CA05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置台が内部に設けられた処理容器と、
    前記載置台上の被処理体を取り囲むように設けられた導
    電性の第1のリングと、この第1のリングを取り囲むよ
    うに設けられた絶縁性の第2のリングと、を備え、前記
    載置台上に載置された被処理体をプラズマにより処理す
    るプラズマ処理装置において、 前記第1のリングは、内縁から外側に向かって前記被処
    理体の被処理面と略同じ高さに設定された平坦面部と、
    この平坦面部の外側に前記第2のリングよりも高くなる
    ように設けられた凸部と、を備えたことを特徴とするプ
    ラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 載置台が内部に設けられた処理容器と、
    前記載置台上の被処理体を取り囲むように設けられた導
    電性の第1のリングと、この第1のリングを取り囲むよ
    うに設けられた絶縁性の第2のリングと、を備え、前記
    載置台上に載置された被処理体をプラズマにより処理す
    るプラズマ処理装置において、 前記第1のリングは、内縁から外側に向かって前記被処
    理体の被処理面と略同じ高さに設定された平坦面部を備
    え、 前記第2のリングは、前記平坦面部よりも低い位置に設
    けられることを特徴とするプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記平坦面部の幅は、10mm以上であ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のプラズマ処理
    装置。
  4. 【請求項4】 被処理体の略全面と対向するようにガス
    供給領域を有する上部電極を設けると共に、載置台を下
    部電極として構成し、上部電極と下部電極との間に高周
    波電力を印加して処理ガスをプラズマ化することを特徴
    とする請求項1ないし3の何れかに記載のプラズマ処理
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第2のリングは、第1のリングを押
    さえる役割を有するものであることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第2のリングは、処理容器内のガス
    の流れを調整する役割を有するものであることを特徴と
    する請求項1ないし5のいずれかに記載のプラズマ処理
    装置。
  7. 【請求項7】 前記第2のリングは、石英からなること
    を特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のプラ
    ズマ処理装置。
  8. 【請求項8】 プラズマ処理は、レジストマスクが形成
    された被処理体に対して行うエッチングであることを特
    徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のプラズマ
    処理装置。
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