JP4123428B2 - エッチング方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エッチング方法に関し、更に詳しくは、被処理体に形成されたシリコン酸化膜を被うシリコン窒化膜をエッチングする際に、シリコン酸化膜に対するシリコン窒化膜の選択性を高めることができるエッチング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ウエハ上にデバイスを形成する場合にシリコン酸化膜(以下、「SiO2膜」と称す。)を被うシリコン窒化膜(Si3N4膜)(以下、単に「SiN膜」と称す。)をドライエッチング(以下、単に「エッチング」と称す。)する工程がある。このエッチング工程では従来から例えばプラズマを用いたエッチング装置が広く使用され、そのエッチングガスとしてはSiO2膜に対してSiN膜を選択的にエッチングするガスが要求される。
【0003】
そこで、従来からこのようなエッチングガスとして例えばCHF3ガスまたはCH2F2ガスが知られている。また、例えば特開平8−059215号公報にはCHxF4−x(x=2〜3)及び酸素含有ガスを含むエッチングガスを用い、充分に低い電力バイアスを選択して酸化珪素等を下地層とするSiN膜を選択的にエッチングする窒化物エッチングプロセスが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、CHF3ガスはSiO2膜に対するSiN膜の選択比(SiNのエッチング速度/SiO2のエッチング速度(以下、単に「SiN膜/SiO2膜」と表示する。))が5以下の大きさであり、CH2F2ガスは同選択比が10以下の大きさである。デバイスプロセスの分野ではSiO2膜の薄膜化が進んでいるため、従来のSiO2膜に対するSiN膜の選択比では十分ではなくなって来ている。選択比が低いとSiN膜をエッチングする際にSiO2膜が抜けてしまい、デバイスとしての機能を成さなくなる。また、上記公報に記載された窒化物エッチングプロセスの場合にも低いバイアス電力でエッチングできる利点があるものの、選択比が4程度であり、選択比としては十分なものではない。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、SiO2膜上のSiN膜をエッチングする際にSiO2膜に対するSiN膜の選択比(SiN膜/SiO2膜)を従来よりも格段に高めることができるエッチング方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載のエッチング方法は、被処理体を載置する下部電極とこの下部電極に対向する上部電極とを処理室内に有する平行平板型エッチング装置を用いて上記被処理体をエッチングする方法であって、上記処理室内の上記下部電極に上記被処理体を載置し、上記処理室内でエッチングガスのプラズマを発生させ、上記下部電極に載置された被処理体に形成されたシリコン酸化膜を被うシリコン窒化膜をエッチングする際に、上記エッチングガスとしてCH3FガスとO2ガスの混合ガスを用い、上記混合ガスのCH3Fガスに対するO2ガスの混合比(O2/CH3F)を4〜9に設定し、更に、上記下部電極に高周波電力を印加してその高周波電力を1 . 6W/cm 2 以下に設定すると共に上記下部電極の温度を50℃以下に設定することを特徴とするものである。
【0007】
また、本発明の請求項2に記載のエッチング方法は、請求項1に記載の発明において、上記混合ガスのCH3Fガスに対するO2ガスの混合比(O2/CH3F)を4〜6に設定することを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明の請求項3に記載のエッチング方法は、請求項1または請求項2に記載の発明において、上記処理室内における上記混合ガスの圧力を50mTorr〜200mTorrに設定することを特徴とするものである。
【0009】
また、本発明の請求項4に記載のエッチング方法は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、上記混合ガスにArガスを添加することを特徴とするものである。
【0012】
また、本発明の請求項5に記載のエッチング方法は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の発明において、上記上部電極に高周波電力を印加すると共にその高周波電力を1.6W/cm2以下に設定することを特徴とするものである。
【0013】
また、本発明の請求項6に記載のエッチング方法は、請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の発明において、上記プラズマのイオン密度が1×1010イオン/cm3〜5×1010イオン/cm3であることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図3に示す実施形態に基づいて本発明を説明する。
本実施形態のエッチング装置1は、例えば図1に示すように、所望の高真空度を保持することができる、表面がアルマイト加工され且つ電気的に接地された処理室2と、この処理室2内の底面中央に配設され且つ被処理体(例えば、ウエハ)Wを載置する下部電極3と、この下部電極3を下方から支持し且つ処理室2の底面に絶縁部材2Aを介して配設された支持体4と、下部電極3と隙間を介して配設され且つ中空状に形成された上部電極5とを備えている。下部電極3には例えば2MHzの高周波電源6が整合器6Aを介して接続され、上部電極5には下部電極3よりも周波数の高い、例えば60MHzの高周波電源7が整合器7Aを介して接続されている。下部電極3はハイパスフィルタ8を介して接地され、上部電極5はローパスフィルタ9を介して接地されている。また、処理室2の底面の排気口2Bには排気装置11が配管11Aを介して接続され、この排気装置11は処理室2内を真空排気して所望の真空度を維持する。尚、以下では、必要に応じて下部電極3と支持体4を纏めて載置台10と称して説明する。
【0015】
上記上部電極5の上面中央にはガス導入管5Aが形成され、このガス導入管5Aは絶縁部材2Cを介して処理室2の上面中央を貫通している。そして、このガス導入管5Aには処理ガス供給源12が配管13を介して接続され、この処理ガス供給源12からエッチングガスを供給する。即ち、処理ガス供給源12は、CH3Fガス供給源12A、O2ガス供給源12B及びArガス供給源12Cを有し、これらの各ガス供給源12A、12B、12Cがそれぞれ配管13の分岐管13A、13B、13Cに接続されている。各分岐管13A、13B、13CにはCH3Fガス供給源12A、O2ガス供給源12B及びArガス供給源12Cに対応する流量制御装置12D、12E、12F及びバルブ12G、12H、12Iが上流側から下流側に向けて順次設けられ、これらの流量制御装置12D、12E、12F及びバルブ12G、12H、12Iを介して処理室2内へ供給するエッチングガスを所定流量に制御する。
【0016】
上記上部電極5の下面には多数の孔5Bが均等に分散されて形成され、各孔5Bから処理室2内へ処理ガスを均等に分散供給する。従って、排気装置11によって処理室2内を真空引きすると共に処理ガス供給源12から所定のエッチングガスを所定の流量で供給した状態で、下部電極3及び上部電極5にそれぞれの高周波電力を印加し、処理室2内でエッチングガスのプラズマを発生させ、下部電極3上のウエハWに対して所定のエッチングを施す。この下部電極3には温度センサ(図示せず)が装着され、温度センサを介して下部電極3上のウエハWの温度を常時監視している。
【0017】
上記載置台10内には所定の冷媒(例えば、従来公知のフッ素系流体、水等)が通る冷媒流路10Aが形成され、冷媒が冷媒流路10Aを流れる間に下部電極3が冷却され、下部電極3を介してウエハWを冷却し、ウエハWを所望の温度に制御する。また、下部極3上には絶縁材材料からなる静電チャック14が配置され、静電チャック14内の電極板14Aには高圧直流電源15に接続されている。静電チャック14は高圧直流電源15から電極板14Aに印加された高電圧によって表面に発生する静電気によってウエハWを静電吸着する。下部電極3の外周縁には静電チャック14を囲むフォーカスリング16が配置され、フォーカスリング16を介してプラズマがウエハWに集束する。
【0018】
上記載置台10にはHeガス等の熱伝導性ガスをバックサイドガスとして供給するガス流路10Bが形成され、ガス流路10Bは載置台10の上面の複数箇所で開口している。これらの開口部は載置台10上の静電チャック14に形成された貫通孔と一致している。従って、載置台10のガス流路10Bにバックサイドガスを供給すると、バックサイドガスはガス流路10Bを経由して静電チャック14の貫通孔から流出し、静電チャック14とウエハW間の隙間全体に均等に拡散し、隙間での熱伝導性を高めている。尚、図1において、17は処理室2に形成されたウエハWの搬出入口を開閉するゲートバルブである。
【0019】
次に、上記エッチング装置1を用いた本発明のエッチング方法の一実施形態について説明する。本発明のエッチング方法は、処理室2内でエッチングガスのプラズマを発生させ、その内部に配置されたウエハWに形成されたSiO2膜を被うSiN膜をエッチングする際に、エッチングガスとしてO2ガスとCH3Fガスの混合ガスを用いる点に特徴がある。また、必要に応じてArガスを混合ガスに添加する。そこで、以下に、O2ガス及びCH3Fガスをエッチングガスとする本実施形態のエッチング方法について説明する。
【0020】
まず、処理室2内の残留ガスを置換した後、ゲートバルブ17を開いてSiO2膜を被うSiN膜が形成されたウエハWを搬入し、ウエハWを処理室2内の載置台10上に載置した後、ゲートバルブ17を閉じる。引き続き、ガス流路10Bからバックサイドガスを供給し、ウエハWと静電チャック14間の熱伝導性を高め、ウエハWを効率よく冷却して所定の温度に制御する。
【0021】
然る後、CH3Fガス供給源12A及びO2ガス供給源12Bのバルブ12G、12Hを開き、それぞれの流量制御装置12D、12Eを介してCH3Fガス及びO2ガスの混合ガスの流量を制御すると共に、排気装置11を介して処理室内の混合ガスの圧力を制御する。この際、本実施形態ではCH3Fガスに対するO2ガスの混合比(流量比)をO2/CH3F=4〜9に設定することが好ましい。CH3Fガスに対するO2ガスの流量比(O2/CH3F)が4未満では更にCH3Fガスの割合が増えるため、SiN膜上にCF系の堆積物(デポ)が付き易くなり、その堆積物の影響でエッチングができなくなる場合がある。一方、CH3Fガスに対するO2ガスの流量比(O2/CH3F)が9を超えるとSiN膜のエッチング速度が低下してSiO2膜に対するSiN膜の選択比(SiN膜/SiO2膜)が低下する虞がある。更に、CH3Fガスに対するO2ガスの流量比(O2/CH3F)を4〜6に設定することがより好ましい。流量比の上限を9から6にすることで、SiO2膜に対するSiN膜の選択比を更に向上させることができる。また、処理室2内におけるO2ガスとCH3Fガスの混合ガスの圧力を50〜200mTorrに設定することが好ましく、50〜100mTorrに設定することがより好ましい。混合ガスの圧力が50mTorr未満になると上述した場合と同様にSiN膜上の堆積物によりエッチングができなくなり、200mTorrを超えるとSiN膜のエッチング速度が低下してSiO2膜に対するSiN膜の選択比(SiN膜/SiO2膜)が低下する虞がある。また、CH3Fの解離を促進するArガスを上記混合ガスに必要に応じて適宜添加することによってSiN膜のエッチング速度を調整することができる。
【0022】
上記混合ガスの流量及び圧力を上述の範囲に制御した後、下部電極3及び上部電極5にそれぞれの高周波電力を印加する。この際、上部電極5に印加する60MHzの高周波電力によって混合ガスのプラズマを発生させると共に、下部電極3に印加する2MHzの高周波電力によってウエハWにバイアス電位を発生させる。プラズマ電位とバイアス電位との電位差によってSiN膜のエッチングを促進する。
【0023】
この際、直径が200mmのウエハをエッチングする場合には、上記下部電極3の高周波電力を500W以下に設定することが好ましく、0〜300Wに設定することがより好ましい。また、ウエハWの表面温度は20〜80℃に設定することが好ましい。このウエハWの表面温度を実現するために、下部電極3の温度を概ね50℃以下に設定すれば良く、更に20〜40℃に設定することがより好ましい。また、直径が200mmのウエハをエッチングする場合には、上部電極5の高周波電力を500W以下に設定することが好ましく、0〜300Wに設定することがより好ましい。上部電極5の電力を500W以下に設定することによってプラズマのイオン密度を1×1010イオン/cm3〜5×1010イオン/cm3に制御することができ、良好な選択比で且つ面内を均一にエッチングすることができる。イオン密度が上記範囲を逸脱すると上記選択比が低下したり、エッチングが停止したりする可能性がある。尚、ここでは高周波電力の最適設定値について、直径が200mmのウエハに関する場合について説明したが、直径が300mmの場合には上下両電極とも1200W以下に設定することが好ましく、0〜700Wに設定することがより好ましい。即ち、エッチング処理を施すウエハサイズに応じて上下両電極ともに1.6W/cm2以下に設定することが好ましく、0〜1.0W/cm2に設定することがより好ましい。
【0024】
上述したエッチング条件でSiN膜をエッチングすることにより、SiO2膜に対するSiN膜の選択比が少なくとも10以上、多くの場合には20以上の選択比を得ることができ、堆積物によるエッチングの停止を回避しつつ、従来と比較して格段に高い選択比を得ることができる。従って、デバイスを構成するSiO2膜の薄膜化が進んでもSiN膜をエッチングする間にSiO2膜が抜けてしまうこと(SiO2膜ブレイク)を防止し、SiN膜のみを確実にエッチングすることができ、電気的性能に優れたデバイスを製造することができる。
【0025】
【実施例】
本実施例では、表面にSiN膜が形成されたウエハと表面にSiO2膜が形成されたウエハを用い、それぞれのウエハを別々に本発明のエッチング方法によってエッチングを行った。そして、SiN膜及びSiO2膜それぞれのエッチング速度とエッチングの面内均一性を測定し、これらの測定結果に基づいてSiO2膜に対するSiN膜のエッチング速度の比から選択比(SiN膜/SiO2膜)を求めた。以下、具体的な実施例について説明する。
【0026】
実施例1〜4
これらの実施例では下記のエッチング条件を基本にして処理室2内のCH3FガスとO2ガスの混合ガスの圧力、上部電極5の電力及びCH3Fガスの流量をそれぞれ下記表1のように変化させ、その他の条件を下記エッチング条件に設定してSiN膜とSiO2膜をエッチングを行った。そして、それぞれのエッチング速度とエッチングの面内均一性の測定結果を下記表2に示した。表2に示す結果によれば、これらの実施例では最小で11.85、最大で20.75の選択比が得られた。
[基本のエッチング条件]
1.混合ガスの圧力 :50mTorr
2.高周波電源の電力(T/B) :500W/100W
但し、Tは上部電極、Bは下部電極を示す。以下も同様である。
3.上部電極と下部電極の間隔 :45mm
4.混合ガスの流量比(CH3F/O2):35/200sccm
5.バックサイドガスの圧力(C/E) :10/35Torr
但し、Cは載置台の中央部、Eは載置台の周縁部を示す。以下も同様である。
6.各部位の温度(B/T/W) :20/60/50℃
但し、Bは下部電極、Tは上部電極、Wは処理室の内周面を示す。以下も同様である。
7.使用するウエハの直径 :200mm
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
但し、表2中、E/Rはエッチング速度を示し、単位はオングストローム/分である。また、面内均一性はウエハ上の複数点における〔(最大値−最小値)/(平均値×2)〕×100を計算した結果を、%で示している。
【0029】
実施例5〜8
これらの実施例では下記のエッチング条件下でCH3Fガスに対するO2ガスの流量比(O2/CH3F)を5.7で略一定に維持しながらそれぞれの流量を160sccm/28sccm、200sccm/35sccm、280sccm/49sccm及び400sccm/70sccmと変化させ、表面にSiN膜が形成されたウエハと表面にSiO2膜が形成されたウエハを用い、それぞれのウエハを別々に本発明のエッチング方法によってエッチングを行った。そして、それぞれのエッチング速度とエッチングの面内均一性を測定し、それぞれの結果を図2に示した。図2に示す結果によれば、これらの実施例では最小で46.5の選択比が得られた。尚、図2において、SiO2膜のエッチング速度及び面内均一性を示してない箇所があるが、これはSiO2膜が殆どエッチングされず測定できなかったためである。また、図2ではこのようにSiO2膜が殆どエッチングされなかったものの選択比を便宜上無限大(∞)として示してある。図3においても同様である。
[エッチング条件]
1.混合ガスの圧力 :100mTorr
2.高周波電源の電力(T/B) :100W/100W
3.上部電極と下部電極の間隔 :45mm
4.バックサイドガスの圧力(C/E) :10/35Torr
5.各部位の温度(B/T/W) :40/60/50℃
6.使用するウエハWの直径 :200mm
【0030】
実施例9〜14
これらの実施例では下記のエッチング条件下で下部電極の温度と高周波電力をそれぞれ図3に示すように変化させ、表面にSiN膜が形成されたウエハと表面にSiO2膜が形成されたウエハを用い、それぞれのウエハを別々に本発明のエッチング方法によってエッチングを行った。そして、それぞれのエッチング速度と面内の均一性の結果を図3に示した。図3に示す結果によれば、これらの実施例では最小で26.6の選択比が得られた。
[エッチング条件]
1.混合ガスの圧力 :100mTorr
2.上部電極の高周波電源の電力 :100W
3.上部電極と下部電極の間隔 :45mm
4.混合ガスの流量比(CH3F/O2) :35/200sccm
5.バックサイドガスの圧力(C/E) :10/35Torr
6.各部位の温度(T/W) :60/50℃
7.使用するウエハWの直径 :200mm
【0031】
以上説明したように本実施形態によれば、平行平板型のエッチング装置1の処理室2内でエッチングガスのプラズマを発生させ、その内部の下部電極3上に配置されたウエハWに形成されたシリコン酸化膜を被うシリコン窒化膜をエッチングする際に、エッチングガスとしてO2ガスとCH3Fガスの混合ガスを用い、この混合ガスのO2ガスとCH3Fガスの流量比(O2/CH3F)を4〜9に設定することにより、SiO2膜に対するSiN膜の選択比が少なくとも10以上、多くの場合には20以上の選択比を得ることができ、従来と比較して堆積物によるエッチングの停止を回避しつつ選択比を格段に高めることができる。従って、デバイスを構成するSiO2膜の薄膜化が進んでもSiO2膜ブレイクを防止し、SiN膜のみを選択的にエッチングして電気的性能に優れた良好なデバイスを製造することができる。更に、CH3Fガスに対するO2ガスの流量比(O2/CH3F)を4〜6に設定することにより、SiO2膜に対するSiN膜の選択比を更に向上させることができる。
【0032】
また、本実施形態によれば、処理室2内におけるO2ガスとCH3Fガスの混合ガスの圧力を50mTorr〜200mTorrに設定し、また、下部電極3の高周波電力をエッチング処理が施されるウエハサイズに対応して1.6W/cm2以下に設定すると共に下部電極3の温度を50℃以下に設定し、更に、上部電極5の高周波電力をエッチング処理が施されるウエハサイズに対応して1.6W/cm2以下に設定し、イオン密度が1×1010イオン/cm3〜5×1010イオン/cm3のプラズマを発生させることによって堆積物によるエッチングの停止を回避しつつ高い選択比を確実に得ることができる。また、O2ガスとCH3Fガスの混合ガスにArガスを添加することによって上記選択比を確保すると共にSiN膜のエッチング速度を高めることができる。
【0033】
尚、本発明は上記実施形態に何等制限されるものではない。例えば、上記実施形態では上下両電極3、5に高周波電力を印加するエッチング装置を例に挙げて説明したが、下部電極に高周波電力を印加し、上部電極を接地する平行平板型のエッチング装置においても本発明を適用することができる。また、被処理体はウエハに制限されるものではない。
【0034】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載の発明によれば、被処理体を載置する下部電極とこの下部電極に対向する上部電極とを処理室内に有する平行平板型エッチング装置を用いて、被処理体に形成されたSiO2膜上のSiN膜をエッチングする際に、エッチングガスとしてCH 3 FガスとO 2 ガスの混合ガスを用い、上記混合ガスのCH 3 Fガスに対するO 2 ガスの混合比(O 2 /CH 3 F)を4〜9に設定し、更に、下部電極に高周波電力を印加してその高周波電力を1 . 6W/cm 2 以下に設定すると共に下部電極の温度を50℃以下に設定するため、SiO2膜に対するSiN膜の選択比(SiN膜/SiO2膜)を従来の一桁より格段に高い二桁台まで高めることができるエッチング方法を提供することができる。
また、本発明の請求項2〜6の発明によれば、請求項1の発明において、上記選択比(SiN膜/SiO 2 膜)を従来の一桁より格段に高い二桁台までより確実に高めることができるエッチング方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエッチング方法に好適に用いられるエッチング装置の一例を示す構成図である。
【図2】図1に示すエッチング装置のCH3FガスとO2ガスの流量比を略一定に設定し、それぞれの流量を変化させた時のSiN膜及びSiO2膜のエッチング速度、面内均一性及び選択比の関係を示すグラフである。
【図3】図1に示すエッチング装置の下部電極の温度と高周波電力を変化させた時のSiN膜及びSiO2膜のエッチング速度、面内均一性及び選択比の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 エッチング装置
2 処理室
3 下部電極
5 上部電極
6 下部電極の高周波電源
7 上部電極の高周波電源
12A CH3Fガス供給源
12B O2ガス供給源
12C Arガス供給源
16 Ar供給源(ガス供給源)
W ウエハ(被処理体)
Claims (6)
- 被処理体を載置する下部電極とこの下部電極に対向する上部電極とを処理室内に有する平行平板型エッチング装置を用いて上記被処理体をエッチングする方法であって、上記処理室内の上記下部電極に上記被処理体を載置し、上記処理室内でエッチングガスのプラズマを発生させ、上記下部電極に載置された被処理体に形成されたシリコン酸化膜を被うシリコン窒化膜をエッチングする際に、上記エッチングガスとしてCH3FガスとO2ガスの混合ガスを用い、上記混合ガスのCH3Fガスに対するO2ガスの混合比(O2/CH3F)を4〜9に設定し、更に、上記下部電極に高周波電力を印加してその高周波電力を1 . 6W/cm 2 以下に設定すると共に上記下部電極の温度を50℃以下に設定することを特徴とするエッチング方法。
- 上記混合ガスのCH3Fガスに対するO2ガスの混合比(O2/CH3F)を4〜6に設定することを特徴とする請求項1に記載のエッチング方法。
- 上記処理室内における上記混合ガスの圧力を50mTorr〜200mTorrに設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエッチング方法。
- 上記混合ガスにArガスを添加することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のエッチング方法。
- 上記上部電極に高周波電力を印加すると共にその高周波電力を1.6W/cm2以下に設定することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のエッチング方法。
- 上記プラズマのイオン密度が1×1010イオン/cm3〜5×1010イオン/cm3であることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のエッチング方法。
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