JP2003229250A - 発光装置 - Google Patents

発光装置

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JP2003229250A
JP2003229250A JP2002331583A JP2002331583A JP2003229250A JP 2003229250 A JP2003229250 A JP 2003229250A JP 2002331583 A JP2002331583 A JP 2002331583A JP 2002331583 A JP2002331583 A JP 2002331583A JP 2003229250 A JP2003229250 A JP 2003229250A
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舜平 山崎
Tomohito Murakami
智史 村上
Masayuki Sakakura
真之 坂倉
Toru Takayama
徹 高山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 TFTと発光素子を組み合わせて構成される
発光装置の信頼性を向上させることを目的とする。 【解決手段】 第1の基板と第2の基板との間に発光素
子が形成され、発光素子は、有機化合物で形成される第
1絶縁層と当該第1絶縁層の表面に形成され窒素を含む
無機絶縁体材料で形成された第2絶縁層上に形成され、
発光素子で形成される表示領域の外周部であって、当該
表示領域を囲むシールドパターンが第2絶縁層上に金属
配線で形成され、シールドパターンに接して形成された
接着性の樹脂により第1の基板と第2の基板が固着され
ているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光又は燐光によ
り発光する発光素子を備えた発光装置に関する。特に本
発明は、絶縁ゲート型トランジスタ又は薄膜トランジス
タ等の能動素子とそれに接続する発光素子が備えられた
発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶を用いた表示装置は、外光を利用す
る反射型を別として、通常は液晶を狭持したパネルと光
源とが組み合わされて画像を表示する仕組である。液晶
表示装置は様々な電子装置における画像表示手段として
採用されているが、視野角が狭いといった欠点を有して
いる。それに対し、エレクトロルミネセンスが得られる
発光体を表示手段として利用する表示装置は視野角が広
く、視認性も優れることから次世代の表示装置として注
目されている。
【0003】エレクトロルミネッセンスを利用した発光
素子は、陰極から注入された電子と陽極から注入された
正孔が発光体で成る層(発光層)で再結合して励起子を
形成し、その励起子が基底状態に戻る時に放出されるエ
ネルギーを光として取り出している。エレクトロルミネ
ッセンスには蛍光と燐光とがあり、それらは励起状態に
おける一重項状態からの発光(蛍光)と、三重項状態か
らの発光(燐光)として理解されている。発光による輝
度は数千〜数万cd/m2におよぶことから、原理的に表示
装置等への応用が可能であると考えられている。
【0004】薄膜トランジスタ(以下、TFTと記す)
と発光素子を組み合わせる一例として、多結晶珪素を用
いたTFTの上層に二酸化珪素から成る絶縁膜を介して
有機エレクトロルミネセンス層が形成された構成が開示
されている。また、陽極上にテーパー形状に加工された
端部を有するパッシベーション層は、有機エレクトロル
ミネセンス層の下層側に位置している。また、陰極は仕
事関数が4eVより低い材料が選択され、銀又はアルミニ
ウムのような金属とマグネシウム合金化したものが適用
される(特許文献1参照)。
【0005】発光素子を構成する有機化合物や、電極と
して用いられるアルカリ金属又はアルカリ土類金属は、
水や酸素と反応して劣化してしまうことが知られてい
る。水分による劣化を防ぐ手段として、表示領域を覆う
皿状の形状をなした保護筐体を、発光素子が形成された
基板に接着剤などで固着すると共に、保護筐体で覆われ
る内側に乾燥剤を配置する構成が知られている(例え
ば、特許文献2参照)。
【0006】また、材質の異なる第1の基板及び第2の
基板間に表示領域が形成され、第1及び第2の基板を接
着するシールと一方の基板間に緩衝層となる平坦化膜が
形成された構成が開示されている。緩衝層となる平坦化
膜を介在させることにより、熱ストレスの影響を低減
し、シールと基板が剥離するのを防いでいる(例えば、
特許文献3参照)。
【0007】
【特許文献1】特開平8−241047号公報
【特許文献2】特開平9−148066号公報
【特許文献3】特開2001−102166号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発光素
子が形成された基板と保護筐体又は封止用基板をシール
により気密封止しても、ダークスポット等の水分を起因
とする劣化を防止することができなかった。発光素子に
通電して駆動すると、素子内の電流がジュール熱に変換
され発熱する。この時、構成部材の熱膨張係数の差によ
り発生する歪みによりシール部分や、積層体の屈曲部で
被膜の亀裂や破断といった不良が発生し、その部分から
ダークスポット等の進行性不良が発生することが考えら
れる。
【0009】発光素子で形成される表示領域の周りに封
止をするシールパターンを形成する際に、シールの接着
性及び気密性を強固なものとしようとすると、画素領域
の周りでシールに費やす面積が大きくなり、所謂額縁領
域が大きくなってしまう。表示パネルを必要とする機器
にこのようなパネルを組み込むと、当該機器のサイズや
デザインに制約を与え商品としての価値が低下する。
【0010】本発明はこのような問題点を鑑みてなされ
たものであり、TFTと発光素子を組み合わせて構成さ
れる発光装置の信頼性を向上させることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、発光素子で形成される表示領域が形成
された基板と、その表示領域の外周部に形成されたシー
ルパターンに上にそれに沿って形成された樹脂材料で封
止板が固着されている発光装置である。シールドパター
ンは金属材料で形成されるものであり、リング状に幾重
にも重ね合わせて形成されていても良い。樹脂材料はそ
のシールドパターンに接して形成することで、接着強度
を高めている。本発明は、以下に示す態様を包含してい
る。
【0012】第1の基板と第2の基板との間に発光素子
が形成され、発光素子は、有機化合物で形成される第1
絶縁層と当該第1絶縁層の表面に窒素を含む無機絶縁体
材料で形成された第2絶縁層上に形成され、発光素子で
形成される表示領域の外周部において、当該表示領域を
囲むシールドパターンが第2絶縁層上に金属配線で形成
され、シールドパターンに接して形成された接着性の樹
脂により第1の基板と第2の基板が固着されているもの
である。
【0013】第1の基板と第2の基板との間に発光素子
が形成され、発光素子は、有機化合物で形成される第1
絶縁層と当該第1絶縁層の表面に形成され窒素を含む無
機絶縁体材料で形成された第2絶縁層上に形成され、発
光素子で形成される表示領域の外周部において、表示領
域を囲むシールドパターンが無機絶縁層上に金属配線で
形成され、第2絶縁層の上層において、有機化合物で形
成される第3絶縁層と、当該第3絶縁層の露出した上面
及び側面を覆って形成された窒素を含む無機絶縁体材料
で形成された第4絶縁層が形成され、第4絶縁層で側面
が覆われた第3絶縁層の開口部に、金属配線の上表面が
配置され、金属配線に接して形成された接着性の樹脂に
より第1の基板と第2の基板が固着されているものであ
る。
【0014】第1の基板と第2の基板との間に発光素子
が形成され、発光素子は、有機化合物で形成される第1
絶縁層と当該第1絶縁層の表面に形成され窒素を含む無
機絶縁体材料で形成された第2絶縁層上に形成され、発
光素子で形成される表示領域の外周部において、表示領
域を囲むシールドパターンが無機絶縁層上に金属配線で
形成され、第2絶縁層の上層において、有機化合物で形
成される第3絶縁層と、当該第3絶縁層の露出した上面
及び側面を覆って形成された窒素を含む無機絶縁体材料
で形成された第4絶縁層が形成され、第4絶縁層で側面
が覆われた第3絶縁層の開口部が複数形成され、当該開
口部に金属配線の上表面が配置され、金属配線に接して
形成された接着性の樹脂により第1の基板と第2の基板
が固着されているものである。
【0015】第1の基板と第2の基板との間に発光素子
が形成され、発光素子は、有機化合物で形成される第1
絶縁層と当該第1絶縁層の表面に形成され窒素を含む無
機絶縁体材料で形成された第2絶縁層上に形成され、発
光素子で形成される表示領域の外周部において、表示領
域を囲むシールドパターンが無機絶縁層上に金属配線で
形成され、第2絶縁層の上層において、有機化合物で形
成される第3絶縁層と、当該第3絶縁層の露出した上面
及び側面を覆って形成された窒素を含む無機絶縁体材料
で形成された第4絶縁層が形成され、第4絶縁層で側面
が覆われた第3絶縁層の開口部に、金属配線の上表面及
び側面が配置され、金属配線に接して形成された接着性
の樹脂により第1の基板と第2の基板が固着されている
ものである。
【0016】第1の基板と第2の基板との間に発光素子
が形成され、発光素子は、有機化合物で形成される第1
絶縁層と当該第1絶縁層の表面に形成され窒素を含む無
機絶縁体材料で形成された第2絶縁層上に形成され、発
光素子で形成される表示領域の外周部において、表示領
域を囲むシールドパターンが無機絶縁層上に金属配線で
形成され、第2絶縁層の上層において、有機化合物で形
成される第3絶縁層と、当該第3絶縁層の露出した上面
及び側面を覆って形成された窒素を含む無機絶縁体材料
で形成された第4絶縁層が形成され、第4絶縁層で側面
が覆われた第3絶縁層の開口部が複数形成され、当該開
口部に金属配線の上表面及び側面が配置され、金属配線
に接して形成された接着性の樹脂により第1の基板と第
2の基板が固着されているものである。
【0017】上記本発明の構成において、無機絶縁体材
料は、高周波スパッタリング法で作成された窒化珪素で
あることが望ましい。無機絶縁体材料は、含有する酸素
濃度が10原子%以下、かつ、水素濃度が10原子%以
下であることが望ましい。
【0018】上記本発明の構成において、表示領域を囲
むシールドパターンが無機絶縁層上に金属配線で形成さ
れ、有機化合物で形成される第3絶縁層と第3絶縁層の
開口部に金属配線の上表面又は上面及び側面が配置さ
れ、金属配線に接して形成された接着性の樹脂により第
1の基板と第2の基板が固着する構成により、接着力を
強固なものとすることができ、封止をするシールパター
ンの面積を小さくすることができる。その結果、所謂額
縁領域を小さくすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の態様を図面を用い
て詳細に説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で
実施することが可能であり、本発明の趣旨及びその範囲
から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し
得ることは当業者であれば容易に理解されものであり、
本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解
釈されるものではない。なお、本実施の形態の全体を通
して同じ要素には同じ符号を付するものとする。
【0020】図1はアクティブマトリクス駆動方式の発
光装置の構成を説明する一例である。TFTは表示領域
を形成する画素部302とその周辺部に形成される駆動
回路部301に設けられている。TFTのチャネル形成
領域を形成する半導体層は、非晶質珪素又は多結晶珪素
が選択可能であるが、本発明はどちらを採用しても構わ
ない。
【0021】基板101はガラス基板又は有機樹脂基板
が採用される。有機樹脂材料はガラス材料と比較して軽
量であり、発光装置自体の軽量化に有効に作用する。発
光装置を作製する上で適用できるものとしては、ポリイ
ミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエ
チレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルサルフォ
ン(PES)、アラミド等の有機樹脂材料を用いること
ができる。ガラス基板は無アルカリガラスと呼ばれる、
バリウムホウケイ酸ガラスやアルミノホウケイ酸ガラス
を用いることが望ましい。ガラス基板の厚さは0.5〜
1.1mmのものが採用されるが、軽量化を目的とすると
厚さは薄くする必要がある。また、さらに軽量化を図る
には比重が2.37g/cm3と小さいものを採用すること
が望ましい。
【0022】図1では駆動回路部301にnチャネル型
TFT303とpチャネル型TFT304が形成され、
表示領域を形成する画素部302にはnチャネル型TF
Tで形成される第1TFT305とpチャネル型TFT
で形成される第4TFT306と容量部307が形成さ
れた構成を示している。そして、第4TFT306は発
光素子309と接続する構成となっている。
【0023】これらのTFTは、窒化珪素又は酸化窒化
珪素から成る第1無機絶縁層102上に半導体層103
〜106、ゲート絶縁膜108、ゲート電極110〜1
13により構成されるものである。ゲート電極の上層に
は、水素を含有する窒化珪素又は酸化窒化珪素からなる
第2無機絶縁層114が形成され、第1無機絶縁層10
2と合わせて半導体層に水分や金属などの不純物が拡散
して汚染されないようにする保護膜として機能してい
る。
【0024】第2無機絶縁層114上には、平坦化膜と
してポリイミド、ポリアミド、ポリイミドアミド、アク
リル、BCBから選択される第1有機絶縁層115が
0.5〜1μmの厚さで形成されている。第1有機絶縁
層115は、スピン塗布法で当該有機化合物を塗布した
後焼成によって形成する。有機絶縁体材料は吸湿性があ
り、水分を吸蔵する性質を持っている。その水分が再放
出されると、この上層部に形成される発光素子の有機化
合物に酸素を供給して発光素子を劣化させる原因とな
る。水分の吸蔵及び再放出を防ぐため、第1有機絶縁層
115の上に第3無機絶縁層116を50〜200nmの
厚さで形成する。第3無機絶縁層116は下地との密着
性及びバリア性の観点から緻密な膜とする必要があり、
好ましくはスパッタリング法で形成される窒化珪素、酸
化窒化珪素、酸化窒化アルミニウム、窒化アルミニウム
等から選択される無機絶縁材料で形成する。
【0025】窒素のみをスパッタガスとして用い珪素を
ターゲットして用いてスパッタリング法により作製され
た窒化珪素膜においては、膜厚が10〜100nm、好ま
しくは20〜40nmあれば十分である。同様に、スパッ
タリング法で作製される酸化窒化アルミニウム膜では、
40nm以上に厚さが必要である。
【0026】発光素子309は、第3無機絶縁層116
上に形成する。基板101を通して発光を放射する構造
とする場合は、第3無機絶縁層116上に陽極層126
としてITO(酸化インジウム・スズ)層を形成する。
ITOには平坦化や低抵抗化を目的として酸化亜鉛又は
ガリウムが添加されていても良い。配線117〜125
は陽極層126を形成した後に形成され、配線123は
表示領域を形成する画素部において、陽極層126と重
ね合わせて電気的接続を成している。
【0027】画素毎を分離する第2有機絶縁層(隔壁
層)128はポリイミド、ポリアミド、ポリイミドアミ
ド、アクリル、BCBから選択される材料により形成す
る。これらは熱硬化型又は光硬化型の材料が適用可能で
ある。第2有機絶縁層(隔壁層)128は当該有機絶縁
体材料を0.5〜2μmの厚さで全面に形成した後、陽
極層126に合わせて開口部を形成する。この場合、陽
極層126の端部を覆うように形成し、その側壁の傾斜
角を35〜45度とする。第2有機絶縁層(隔壁層)1
28は表示領域を形成する画素部302のみでなく、駆
動回路部301に渡って延在して形成され、配線117
〜125を覆って形成することで層間絶縁膜としての機
能も兼ね備えている。
【0028】有機絶縁体材料は吸湿性があり、水分を吸
蔵する性質を持っている。その水分が再放出されると、
発光素子309の有機化合物に水分を供給して発光素子
を劣化させる原因となる。水分の吸蔵及び再放出を防ぐ
ため、第2有機絶縁層128の上に第4無機絶縁層12
9を10〜100nmの厚さで形成する。第4無機絶縁層
129は窒化物で成る無機絶縁物材料をもって形成す
る。具体的には、窒化珪素、窒化アルミニウム、窒化酸
化アルミニウムから選択される無機絶縁物材料により形
成する。第4無機絶縁層129は、第2有機絶縁層12
8の上面及び側面を覆って形成され、陽極層126に重
なる端部をテーパー形状となるように形成する。
【0029】発光素子309は陽極層128と、アルカ
リ金属又はアルカリ土類金属を含む陰極層131と、そ
の間に形成される発光体を含む有機化合物層130をも
って形成される。発光体を含む有機化合物層130は一
層又は複数の層が積層されて形成されている。各層はそ
の目的と機能により、正孔注入層、正孔輸送層、発光
層、電子輸送層、電子注入層等と区別して呼ばれてい
る。これらは、低分子系有機化合物材料、中分子系有機
化合物材料、又は高分子系有機化合物材料のいずれか、
或いは、両者を適宣組み合わせて形成することが可能で
ある。また、電子輸送性材料と正孔輸送性材料を適宜混
合させた混合層、又はそれぞれの接合界面に混合領域を
形成した混合接合を形成しても良い。
【0030】陰極層131は仕事関数の小さいアルカリ
金属又はアルカリ土類金属により形成され、マグネシウ
ム(Mg)、リチウム(Li)若しくはカルシウム(C
a)を含む材料を用いる。好ましくはMgAg(Mgと
AgをMg:Ag=10:1で混合した材料)でなる電
極を用いれば良い。他にもMgAgAl電極、LiAl
電極、また、LiFAl電極が挙げられる。又は、アル
カリ金属又はアルカリ土類金属のフッ化物とアルミニウ
ムなどの低抵抗金属とを組み合わせて形成しても良い。
陰極層131は共通電極として複数の画素に渡って形成
され、表示領域を形成する画素部302の外側、或いは
表示領域を形成する画素部302と駆動回路部301と
の間で配線120に接続され、外部端子に導かれる。
【0031】図示しないが、その上層には、窒化珪素、
ダイヤモンドライクカーボン(DLC)、酸化窒化アル
ミニウム、酸化アルミニウム、窒化アルミニウムなどか
ら選択される材料で第5無機絶縁層を形成しても良い。
特に、DLC膜は酸素、CO、CO2、H2O等のガスバ
リア性が高いことが知られている。第5無機絶縁層は、
陰極131を形成した後、大気解放しないで連続的に形
成することが望ましい。第5無機絶縁層の下層には窒化
珪素のバッファ層を設け密着性を向上させても良い。
【0032】また、同様に図示されていないが、陽極層
126と発光体を含む有機化合物層623との界面に
0.5〜5nmでトンネル電流が流れる程度の厚さの第6
無機絶縁層を形成しておいても良い。これは陽極表面の
凹凸に起因する短絡の防止と、陰極に用いるアルカリ金
属等が下層側に拡散するのを抑止する効果がある。
【0033】図1では第1TFT305をマルチゲート
構造とし、且つ、低濃度ドレイン(LDD)を設けオフ
電流を低減させている。第4TFT306にはゲート電
極とオーバーラップするLDDを設けている。多結晶珪
素を用いたTFTは、高い動作速度を示すためホットキ
ャリア効果による劣化が起こりやすい。そのため、図1
のように、画素内において機能に応じて構造の異なるT
FT(オフ電流の十分に低いスイッチング用TFTと、
ホットキャリア注入に強い電流制御用TFT)を形成す
ることは、高い信頼性を有し、且つ、良好な画像表示が
可能な(動作性能の高い)発光装置を作製する上で非常
に有効である。この表示領域を形成する画素部における
上面図は図2で示されている。図2ではほぼ1画素分の
構成を示し、第1TFT305、第2TFT311、第
3TFT312、第4TFT306、容量部307が設
けられている。その等価回路図を図3に示す。
【0034】勿論、ここで示す画素構成は一例であり、
本発明を構成するための必須要件とはならない。
【0035】駆動回路部301の回路構成は、ゲート信
号側駆動回路とデータ信号側駆動回路とで異なるがここ
では省略する。nチャネル型TFT303及びpチャネ
ル型TFT304には配線118、119が接続され、
これらのTFTを用いて、シフトレジスタやラッチ回
路、バッファ回路等が形成することが可能である。
【0036】入力端子部308はゲート電極と同一層で
形成される配線又は第3無機絶縁層116上に形成され
る配線で形成される。図1ではゲート電極と同一層で形
成する一例を示し、導電層109と127で形成されて
いる。導電層127は陽極層126と同時に形成される
ものであり、酸化物導電性材料で形成される。実際には
表面に露出する部分をこの酸化物導電性材料で覆うこと
により、酸化反応による表面抵抗の増大を防いでいる。
【0037】表示領域を形成する画素部302に形成さ
れた第2有機絶縁層128は駆動回路部301上に延在
している。基板101の外周部には第3無機絶縁層上に
形成された配線117〜125と同一層で形成される金
属配線140から成るシールドパターンが設けられてい
る。金属配線140は一定電位に保持され、代表的には
接地されていることが好ましい。第2有機絶縁層128
はシールドパターンが形成された領域に延在し、金属配
線140の配置に合わせて開口部が形成されている。こ
の開口部はシールドパターンに合わせて複数個に分けて
形成されていても良い。当該シールドパターンは駆動回
路部301及び当該駆動回路部301と入力端子とを接
続する配線117と一部が重なって設けられても良く、
発光装置の額縁領域(画素部の周辺領域)の面積を縮小
させている。
【0038】この開口部及びその周辺には接着性の樹脂
133が充填され、封止板134が固着される。封止板
134にはステンレス鋼やアルミニウムなどの金属を用
いることができる。また、ガラス基板などを適用しても
良い。接着性の樹脂133と封止板134で囲まれた内
側には、酸化バリウムなどの乾燥剤135を封入して、
水分による劣化を防ぐこともできる。封止板の厚さは3
0〜120μm程度の有機樹脂材料を使って可撓性を持
たせても良い。その表面にはガスバリア層としてDLC
や窒化珪素など無機絶縁体から成る被膜を形成しておい
ても良い。シールドパターン上に接着性の樹脂133で
形成されているシールパターンに用いられる材料の一例
はエポキシ系接着剤であり、その側面部も無機絶縁体か
ら成る被膜で覆うことによりその部分から浸透する水蒸
気を防ぐことができる。
【0039】接着性の樹脂133としては、紫外線硬化
型アクリル樹脂や、カチオン紫外線硬化型エポキシ樹脂
を用いることができる。
【0040】封止板134と発光素子309が形成され
た基板101との接着強度は、このシールドパターン上
の第2有機絶縁層128及び第4無機絶縁層129に形
成された開口部によって高められている。接着性の樹脂
133は第4無機絶縁層129又は金属配線140と接
しその部分で接着する。当該開口部による凹凸形状は、
接着性の樹脂133が硬化する時の応力を緩和し、密着
性を高める効果がある。また、接着性の樹脂133との
接着性を高める目的においては、金属配線140の最表
面を窒化チタンで形成しても良い。
【0041】図16は発光素子309が形成された基板
101と封止板135とが固着される他の形態を示して
いる。図16(A)では、第3無機絶縁層116、第1
有機絶縁層115、第2無機絶縁層114にコンタクト
ホールが形成され、金属配線140に凹部136が形成
された構成である。この凹部136は、金属配線140
に沿って全周に渡って形成されていても良いし、離散的
に形成されていても良い。この凹凸形状によっても、接
着性の樹脂133の応力が緩和され、強固な接着強度を
得ることができる。
【0042】図16(B)で示すように、金属配線14
0は一つとしても良く、その場合、第2有機樹脂絶縁層
128と第4無機絶縁層129により形成される凹凸形
状を、当該配線上に作り込んでも良い。このような構成
によっても同様な効果を得ることができる。
【0043】また、図17(A)は金属配線140の上
面及び側面とで接着性の樹脂133が接触している構成
を示している。図17(B)はその詳細を示している。
金属配線140は低抵抗材料としてアルミニウムを主成
分とする材料が適用されるが、アルミニウムは腐食しや
すく、また珪素との接触すると200℃以下でも拡散す
る性質を有している。従って、図17(B)で示す様に
金属配線はしばしば積層構造が適用される。代表的な構
成は、第1金属層140a及び第3金属層140cを高
融点金属又は当該金属を含む合金又はシリサイドで形成
し、第2金属層140bにアルミニウムなどの低抵抗金
属を適用する。例えば、第1金属層140aを100nm
のチタンで、第2金属層140bを300nmのアルミニ
ウムで、第3金属層140cを150nmの窒化チタンで
形成することができる。第2金属層140bであるアル
ミニウムの側端面は酸化し、実際には接着性の樹脂13
3と酸化アルミニウムが接触することにより接着強度を
高めている。
【0044】尚、図1で示すように、半導体層105、
106の下層側(基板101側)には、第1無機絶縁層
102が形成されている。その反対の上層側には第2無
機絶縁層114が形成されている。一方、発光素子30
9の下層側には第3無機絶縁層116が形成されてい
る。上層側には第5無機絶縁層132を形成しても良
い。また、その間には第4無機絶縁層129が形成され
ている。これらは全て無機絶縁体材料で形成されるもの
である。そして、その中に発光素子309が形成される
構造となっている。
【0045】第1TFT305や第4TFT306に対
しナトリウム等のアルカリ金属の汚染源として基板10
1や発光素子309が考えられるが、第1無機絶縁層1
02と第2無機絶縁層114で囲むことによりそれを防
ぐことができる。一方、発光素子309は酸素や水分を
最も嫌うため、それを防ぐために第3無機絶縁層11
6、第4無機絶縁層129、第5無機絶縁層132が無
機絶縁体材料で形成されその汚染を防いでいる。これら
は発光素子309が有するアルカリ金属元素をTFT側
に出さないための機能も備えている。
【0046】図4は図1を用いて説明した発光装置の構
成要素を具備する基板の外観図を示している。基板10
1には表示領域を形成する画素部302、ゲート信号側
駆動回路301a、301b、データ信号側駆動回路3
01c、陰極層の接続部310、入出力端子部308、
配線又は配線群117が備えられている。シールドパタ
ーンを形成する金属配線140はゲート信号側駆動回路
301a、301b、データ信号側駆動回路301c及
び当該駆動回路部と入力端子とを接続する配線又は配線
群117と一部が重なっていても良い。金属配線140
が形成するリング状のパターンは一重でも良いし複数本
用いた多重パターンとしても良い。また、図4の挿入図
(A)で示すように連続した線状のパターンとしても良
いし、(B)に示すように不連続の点線状のパターンを
重ね合わせても良い。このようにすると、発光装置の額
縁領域(画素部の周辺領域)の面積を縮小させることが
できる。外部入力端子部には、FPC136が固着され
ている。
【0047】図4で示す発光装置の側端部B−B'線の
断面構造を図5で示している。この部分においても、金
属配線140から成るシールドパターンが設けられてい
る。第2有機絶縁層128はシールドパターンが形成さ
れた領域に延在し、金属配線140の配置に合わせて開
口部が形成されている。この開口部は図示するようにシ
ールドパターンに合わせて複数個に分けて形成されてい
ても良い。この開口部及びその周辺には接着性の樹脂1
33が充填され、封止板134が固着される。金属配線
140には凹部が形成されていても良く、この凹形状に
よっても、接着性の樹脂133の応力が緩和され、強固
な接着強度を得ることができる。
【0048】このように、TFTと発光装置を組み合わ
せて表示領域を形成する画素部を形成し、発光装置を完
成させることができる。このような発光装置はTFTを
用いて駆動回路を同一基板上に形成することもできる。
図1で示すように、TFTの主要構成要素である半導体
膜、ゲート絶縁膜及びゲート電極を、その下層側及び上
層側を窒化珪素又は酸化窒化珪素から成るブロッキング
層と保護膜により囲むことにより、アルカリ金属や有機
物の汚染を防ぐ構造を有している。一方発光素子はアル
カリ金属を一部に含み、窒化珪素又は酸化窒化珪素又は
DLC膜から成る保護膜と、窒化珪素又は炭素を主成分
とする絶縁膜から成るガスバリア層とで囲まれ、外部か
ら酸素や水分が浸入することを防ぐ構造を有している。
【0049】
【実施例】[実施例1]本実施例は図1に示す発光装置を
作製する工程について、図面を参照しながら詳細に説明
する。
【0050】図6(A)において、基板101はガラス
基板、石英基板、セラミック基板などを用いることがで
きる。また、珪素基板、金属基板またはステンレス基板
の表面に絶縁膜を形成したものを用いても良い。また、
本実施例の処理温度に耐える耐熱性を有するプラスチッ
ク基板を用いてもよい。
【0051】基板101上に酸化珪素膜、窒化珪素膜ま
たは酸化窒化珪素膜(SiOxy)等の絶縁膜から成る
第1無機絶縁層102を形成する。代表的な一例は2層
構造を有し、SiH4、NH3、及びN2Oを反応ガスと
して成膜される第1酸化窒化珪素膜を50nm、Si
4、及びN2Oを反応ガスとして成膜される第2酸化窒
化珪素膜を100nmの厚さに積層形成する構造が採用さ
れる。
【0052】活性層とする半導体膜は、第1無機絶縁層
102上に形成した非晶質半導体膜を結晶化して得る。
非晶質半導体膜は30〜60nmの厚さで形成し、加熱処
理やレーザー光の照射により結晶化させる。非晶質半導
体膜の材料に限定はないが、好ましくは珪素またはシリ
コンゲルマニウム(Si1-xGex;0<x<1、代表的
には、x=0.001〜0.05)合金などで形成する
と良い。
【0053】代表的な一例は、プラズマCVD法により
SiH4ガスを用いて、非晶質珪素膜を54nmの厚さに
形成する。結晶化は、パルス発振型または連続発振型の
エキシマレーザーやYAGレーザー、YVO4レーザ
ー、YLFレーザーを用いることができる。YAGレー
ザー、YVO4レーザー、YLFレーザーを用いる場合
には、その第2高調波〜第4高調波を利用する。これら
のレーザーを用いる場合には、レーザー発振器から放出
されたレーザー光を光学系で線状に集光し半導体膜に照
射する方法を用いると良い。結晶化の条件は、実施者が
適宜選択すればよい。
【0054】結晶化法として、ニッケルなどの半導体の
結晶化に対し触媒作用のある金属元素を添加して結晶化
させても良い。例えば、ニッケルを含有する溶液を非晶
質珪素膜上に保持させた後、脱水素化(500℃、1時
間)続けて熱結晶化(550℃、4時間)を行い、更に
結晶性を向上させるためYAGレーザー、YVO4レー
ザー、YLFレーザーから選ばれた連続発振レーザー光
の第2高調波を照射する。
【0055】その後、得られた結晶性半導体膜をフォト
マスク(1)を用いて写真蝕刻法により所望の形状にエ
ッチング処理し、島状に分離された半導体層103〜1
07を形成する。また、半導体層103〜107を形成
した後、nチャネル型TFTのしきい値電圧を制御する
ためにp型を付与する不純物元素を添加してもよい。半
導体に対してp型を付与する不純物元素には、ボロン
(B)、アルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)など
周期律第13族元素が知られている。
【0056】次いで、図6(B)で示すように、島状に
分離された半導体層103〜107を覆うゲート絶縁膜
108を形成する。ゲート絶縁膜108はプラズマCV
D法やスパッタ法で、酸化珪素又は酸化窒化珪素などの
無機絶縁体材料を用いて形成し、その厚さを40〜15
0nmとして珪素を含む絶縁膜で形成する。勿論、このゲ
ート絶縁膜は、珪素を含む絶縁膜を単層或いは積層構造
として用いることができる。
【0057】酸化珪素膜を用いる場合には、プラズマC
VD法でTEOS(Tetraethyl Ortho Silicate)とO2
を混合し、反応圧力40Pa、基板温度300〜400
℃とし、高周波(13.56MHz)電力密度0.5〜
0.8W/cm2で放電させて115nmの厚さで形成する。
【0058】ゲート絶縁膜108上には、ゲート電極を
形成する目的で、膜厚10〜50nmの窒化タンタル(T
aN)から成る第1導電膜10と、膜厚100〜400
nmのタングステン(W)から成る第2導電膜11とを積
層形成する。ゲート電極を形成するための導電性材料と
してはTa、W、Ti、Mo、Al、Cuから選ばれた
元素、または当該元素を主成分とする合金材料もしくは
化合物材料で形成する。また、リン等の不純物元素をド
ーピングした多結晶珪素膜に代表される半導体膜を用い
てもよい。また、第1導電膜をタンタル(Ta)膜で形
成し、第2導電膜をW膜とする組み合わせ、第1導電膜
を窒化タンタル(TaN)膜で形成し、第2導電膜をA
l膜とする組み合わせ、第1導電膜を窒化タンタル(T
aN)膜で形成し、第2導電膜をCu膜とする組み合わ
せとしてもよい。
【0059】次に、フォトマスク(2)を用いて図6
(C)に示すように、写真蝕刻法によりゲート電極パタ
ーンが形成されるマスク12を形成する。その後、ドラ
イエッチング法により第1エッチング処理を行う。エッ
チングには例えばICP(Inductively Coupled Plasm
a:誘導結合型プラズマ)エッチング法が適用される。
エッチング用ガスに限定はないが、WやTaNのエッチ
ングにはCF4とCl2とO 2とを用いると良い。第1エ
ッチング処理では、基板側には所定のバイアス電圧を印
加して、形成される電極パターン13〜17の側面に1
5〜50度の傾斜角を持たせる。第1エッチング処理に
よりゲート絶縁膜として形成される絶縁膜表面は10〜
30nm程度薄くなる領域が形成される。
【0060】この後、図6(D)で示すように第2エッ
チング条件に変え、エッチング用ガスにSF6とCl2
2とを用い、基板側に印加するバイアス電圧を所定の
値として、W膜の異方性エッチングを行う。こうして、
ゲート電極110〜113及び、入力端子部の配線10
9を形成する。その後、マスク12は除去する。第2エ
ッチング処理によりゲート絶縁膜として形成される絶縁
膜表面はさらに10〜30nm程度薄くなる領域が形成さ
れる。
【0061】ゲート電極が形成された後、図7(A)で
示すように第1ドーピング処理を行い、半導体層に第1
n型不純物領域18〜22を形成する。この第1n型不
純物領域はゲート電極がマスクとなり自己整合的に形成
されるものである。ドーピング条件は適宜設定すれば良
いが、水素希釈5%のPH3を用い、50kV、6×10
13/cm2のドーズ量で注入する。
【0062】次いで、図7(B)に示すように、フォト
マスク(3)を用い、写真蝕刻法によりマスク23を形
成し第2ドーピング処理を行う。第2ドーピング処理は
水素希釈5%のPH3を用い、65kV、3×1015/cm2
のドーズ量で行い、第2n型不純物領域24、25と第
3n型不純物領域26を形成する。半導体層103には
ゲート電極がマスクとなり自己整合的に形成されるもの
であり、ゲート電極の外側に形成される第2n型不純物
領域24と、ゲート電極と重なる位置に形成される第3
n型不純物領域26が形成される。半導体層105には
マスク23により形成される第2n型不純物領域25が
形成される。
【0063】図7(C)では、フォトマスク(4)を用
いて写真蝕刻法によりマスク27を形成し第3ドーピン
グ処理を行う。第3のドーピング処理は、水素希釈5%
のB 26を用い、80kV、2×1016/cm2のドーズ量で
行い、半導体層104、106、107にp型不純物領
域28〜30を形成する。
【0064】以上までの工程でそれぞれの半導体層にn
型またはp型の導電型を有する不純物領域が形成され
る。図8(A)で示すように、半導体層103において
第2n型不純物領域24はソース又はドレイン領域、第
3n型不純物領域26はLDD領域として機能する。半
導体層104においてp型不純物領域28はソース又は
ドレイン領域として機能する。半導体層105におい
て、第2n型不純物領域25はソース又はドレイン領域
として機能し、第1n型不純物領域20はLDD領域と
して機能する。半導体層106において、p型不純物領
域29はソース又はドレイン領域として機能する。
【0065】そして、ほぼ全面を覆う第2無機絶縁層1
14を形成する。第2無機絶縁層114は、プラズマC
VD法またはスパッタリング法を用い、厚さを100〜
200nmとして珪素と水素を含む無機絶縁体材料で形成
する。その好適な一例は、プラズマCVD法により形成
される膜厚150nmの酸化窒化珪素膜である。
【0066】第2無機絶縁層114を形成した後、それ
ぞれの半導体層に添加された不純物元素を活性化処理す
る工程を行う。この活性化はファーネスアニール炉また
はクリーンオーブンを用いて加熱処理を行うことで実現
する。加熱処理の温度は窒素雰囲気中で400〜700
℃、代表的には410〜500℃で行う。なお、この他
に、レーザーアニール法、またはラピッドサーマルアニ
ール法(RTA法)を適用することができる。
【0067】次いで、図8(B)に示すように、第2無
機絶縁層114上に第1有機絶縁層115を0.5〜1
μmの厚さで形成する。有機絶縁体材料としては熱硬化
型のアクリル材料を用い、スピン塗布後、250℃で焼
成することにより平坦性のある被膜を形成することがで
きる。さらにその上に、第3無機絶縁層116を50〜
100nmの厚さで形成する。
【0068】第3無機絶縁層116を形成するに当たっ
ては、第2有機絶縁層114が形成された基板を減圧下
において80〜200℃で加熱処理を行い脱水処理をす
る。第3無機絶縁層116を形成するのに適した材料の
一例は、珪素をターゲットとして用い、スパッタリング
法により作製される窒化珪素膜である。成膜条件は適宜
選択すれば良いが、特に好ましくはスパッタガスには窒
素(N2)又は窒素とアルゴンの混合ガスを用い、高周
波電力を印加してスパッタリングを行う。基板温度は室
温の状態とし、加熱手段を用いなくても良い。具体的な
一例は、珪素をターゲットとして用い、13.56MHz
の高周波電力を印加して、窒素ガスのみスパッタリング
法により形成した窒化珪素膜である。ターゲットは硼素
が添加され1〜2Ωsq.の珪素であり、窒素ガスのみを
供給して0.4Pa、800Wの高周波電力(13.56M
Hz)である。ターゲットのサイズは直径152.4mmで
ある。
【0069】次いで、図9(A)に示すように、フォト
マスク(5)を用い、写真蝕刻によりマスクパターンを
形成し、ドライエッチングによりコンタクトホール30
及び入力端子部の開口31を形成する。ドライエッチン
グの条件は、CF4、O2、Heを用いて第3無機絶縁層
116と第1有機絶縁層115とをエッチングし、その
後、CHF3を用いて第2無機絶縁層114とゲート絶
縁膜108をエッチングする。
【0070】その後、厚さ30〜120nmのITOをス
パッタリング法で形成し、フォトマスク(6)を用いて
写真蝕刻により所定のパターンに形成する。これによ
り、発光素子の陽極層126が形成され、また、入力端
子部において配線上にITO膜127が形成される。
【0071】その後、図9(B)で示すように、Al、
Ti、Mo、Wなどを用いて配線及び画素電極を形成す
る。配線の形成にはフォトマスク(7)を用いる。例え
ば、膜厚50〜250nmのTi膜と、膜厚300〜50
0nmの合金膜(AlとTiとの合金膜)との積層膜を用
いる。こうして、配線117〜125を形成する。
【0072】さらに図10で示すように、第2有機絶縁
層128を形成する。これは第1有機絶縁層115と同
様にアクリル材料を用いて形成する。そして、フォトマ
スク(8)を用いて陽極層126上、陰極層の接続部3
10、及び入力端子部に開口部を形成する。第2有機絶
縁層128は、陽極層126の端部を覆うように形成し
その側壁の傾斜角を35〜45度とする。
【0073】有機絶縁体材料は吸湿性があり、水分を吸
蔵する性質を持っている。水分の吸蔵及び再放出を防ぐ
ため、第2有機絶縁層128の上に第4無機絶縁層12
9を10〜100nmの厚さで形成する。第4無機絶縁層
129は窒化物で成る無機絶縁物材料をもって形成す
る。第3無機絶縁層129は、スパッタリング法により
作製される窒化珪素膜を用いる。これは第4無機絶縁層
116と同様なものが適用される。第4無機絶縁層12
9は、第2有機絶縁層128の上面及び側面を覆って形
成され、陽極層126に重なる端部をテーパー形状とな
るように形成する。
【0074】開口部310は発光素子309の陰極層と
配線120を接続するコンタクト部である。この開口部
310は画素部の周辺に設けるものであり、陰極層の抵
抗が問題となる場合は、この開口部310を複数箇所設
けても良い。
【0075】その後、図11で示すように発光体を含む
有機化合物層130、陰極層131などを形成し、封止
板を固着することにより図1で示す発光装置を作製する
ことができる。以上のように9枚のフォトマスクを用い
て発光装置を作製することができる。
【0076】尚、本実施例では、第3無機絶縁層116
側から陽極層126、有機化合物層130、陰極層13
1の順に積層する発光素子309について例示したが、
本発明はこれに限定されず、第3無機絶縁層116側か
ら逆の順番に積層した発光素子としても良い。
【0077】[実施例2]本実施例は、実施例1と異なる
工程で発光装置を作製する一例を図面を用いて説明す
る。
【0078】まず、実施例1と同様な工程により、図8
(B)で示す第1有機絶縁層115及び第3無機絶縁層
116までを形成する。その後、図12(A)で示すよ
うに、第3無機絶縁層116上にITO32を形成す
る。
【0079】その後、図12(B)で示すように、IT
Oをエッチングして陽極層126を形成し、その後コン
タクトホール30を形成する。このエッチング処理によ
り、入力端子部における端子109を同時に露出させる
ことができる。そして、図12(C)で示すように、A
l、Ti、Mo、Wなどを用いて配線及び画素電極を形
成する。配線は実施例1と同様に形成すれば良い。配線
141は端子109上に被覆させることができ、この構
成により入力端子の低抵抗化を図ることができる。
【0080】さらに図13で示すように、第2有機絶縁
層128を形成する。これは第1有機絶縁層115と同
様にアクリル樹脂材料を用いて形成する。そして、陽極
層126上、陰極層の接続部310、及び入力端子部に
開口部を形成する。第2有機絶縁層128は、陽極層1
26の端部を覆うように形成しその側壁の傾斜角を35
〜45度とする。
【0081】第2有機絶縁層128の上には、第4無機
絶縁層129を10〜100nmの厚さで形成する。第4
無機絶縁層129は窒化物で成る無機絶縁物材料をもっ
て形成する。第4無機絶縁層129は、スパッタリング
法により作製される窒化珪素膜を用いる。これは第3無
機絶縁層116と同様なものが適用される。第4無機絶
縁層129は、第2有機絶縁層128の上面及び側面を
覆って形成され、陽極層126に重なる端部をテーパー
形状となるように形成する。
【0082】その後、発光体を含む有機化合物層、陰極
層、シールパターンなどを形成し、封止板を固着するこ
とにより発光装置を作製することができる。ここで作製
される発光装置においても、駆動回路部301に、nチ
ャネル型TFT303、pチャネル型TFT304、画
素部302に第1TFT305、第2TFT306、容
量部307が形成されている。
【0083】[実施例3]本実施例は、実施例1と異なる
工程で発光装置を作製する一例を図面を用いて説明す
る。
【0084】まず、実施例1と同様な工程により、図8
(B)で示す第1有機絶縁層115及び第3無機絶縁層
116までを形成する。その後、図14(A)で示すよ
うに、コンタクトホール30を形成する。このエッチン
グ処理により、入力端子部における端子109を同時に
露出させることができる。
【0085】そして、図14(B)で示すように、A
l、Ti、Mo、Wなどを用いて配線及び画素電極を形
成する。配線は実施例1と同様に形成すれば良い。配線
141は端子109上に被覆させることができ、この構
成により入力端子の低抵抗化を図ることができる。
【0086】その後、ITO膜を形成し、エッチングし
て陽極層126を形成する。この工程順によれば、入力
端子部の配線141上にITO127を被覆させること
ができ、FPCとの接触抵抗が高くなってしまうのを防
ぐことができる。
【0087】さらに図15で示すように、第2有機絶縁
層128を形成する。これは第1有機絶縁層115と同
様にアクリル材料を用いて形成する。そして、陽極層1
26上、陰極層の接続部310、及び入力端子部に開口
部を形成する。第2有機絶縁層128は、陽極層126
の端部を覆うように形成しその側壁の傾斜角を35〜4
5度とする。
【0088】その上には、第2有機絶縁層128の上に
第4無機絶縁層129を10〜100nmの厚さで形成す
る。第4無機絶縁層129はは窒化物の無機絶縁物材料
で形成する。第4無機絶縁層129は、スパッタリング
法により作製される窒化珪素膜を用いる。これは第4無
機絶縁層116と同様なものが適用される。第4無機絶
縁層129は、第2有機絶縁層128の上面及び側面を
覆って形成され、陽極層126に重なる端部をテーパー
形状となるように形成する。
【0089】その後、発光体を含む有機化合物層、陰極
層、シールパターンなどを形成し、透光性の封止板13
5を固着することにより発光装置を作製することができ
る。ここで作製される発光装置においても、駆動回路部
301にnチャネル型TFT303、pチャネル型TF
T304、画素部302に第1TFT305、第2TF
T306、容量部307が形成されている。
【0090】以上のように、本実施例によれば、封止板
135を通して発光素子309からの光を放射する、上
方放射型の発光装置を作製することができる。
【0091】[実施例4]本実施例は、実施例1〜3でT
FTに適用する半導体層の作製方法の一実施例を図18
を用いて説明する。本実施例は、絶縁表面上に形成され
た非晶質珪素膜に連続発振レーザー光を走査して結晶化
させるものである。
【0092】図18(A)において、ガラス基板401
上に100nmの酸化窒化珪素膜でなるバリア層402が
形成されている。その上にプラズマCVD法で形成され
た非晶質珪素膜403が54nmの厚さに形成されてい
る。
【0093】レーザー光はNd:YVO4レーザー発振装
置から連続発振により放射される連続光であり、波長変
換素子により得られる第2高調波(532nm)である。
連続発振レーザー光は光学系により長楕円形状に集光さ
れ、基板401とレーザー光405の照射位置を相対的
に移動させることにより非晶質珪素膜403を結晶化さ
せ結晶性珪素膜404を形成する。光学系としてはF2
0のシリンドリカルレンズが適用され、これによりΦ
2.5mmのレーザー光を照射面において長軸2.5mm、
短軸20μmの長楕円形状とすることができる。
【0094】勿論、レーザー発振装置としては他を適用
することも可能であり、連続発振の固体レーザー発振装
置としてはYAG、YVO4、YLF、YAlO3などの
結晶にCr、Nd、Er、Ho、Ce、Co、Ti又は
Tmをドープした結晶を使ったレーザー発振装置を適用
することができる。
【0095】Nd:YVO4レーザー発振装置の第2高調
波(532nm)を用いる場合、当該波長はガラス基板4
01及びバリア層402を透過するので、図18(B)
で示すようにガラス基板401側からレーザー光405
を照射しても良い。
【0096】こうして、レーザー光405が照射された
領域から結晶化が進み、結晶性珪素膜404を形成する
ことができる。レーザー光の走査は一方向のみの走査で
なく、往復走査をしても良い。往復走査する場合には1
回の走査毎にレーザーエネルギー密度を変えて、段階的
に結晶成長をさせることも可能である。また、非晶質珪
素膜を結晶化させる場合にしばしば必要となる水素出し
の処理を兼ねることも可能であり、最初に低エネルギー
密度で走査し、水素を放出した後、エネルギー密度を上
げて2回目に走査で結晶化を完遂させても良い。このよ
うな作製方法によっても同様にレーザー光の走査方向に
結晶粒が延在する結晶性半導体膜を得ることができる。
その後、島状に分割した半導体層を形成し、実施例1に
適用することができる。
【0097】尚、本実施例で示す構成は一例であり、同
様な効果が得られるものであれば他のレーザー発振装置
や光学系との組み合わせを適用しても良い。
【0098】[実施例5]本実施例は、実施例1〜3でT
FTに適用する半導体層の作製方法の一実施例を図19
を用いて説明する。本実施例は、絶縁表面上に形成され
た非晶質珪素膜を予め結晶化しておき、さらに連続発振
レーザー光により結晶の大粒径化を図るものである。
【0099】図19(A)に示すように、実施例1と同
様にガラス基板501上にブロッキング層502、非晶
質珪素膜503を形成する。その後、結晶化温度の低温
化と結晶成長を促進させる金属元素としてNiを添加す
るため、酢酸ニッケル塩が5ppmの水溶液をスピン塗布
して触媒元素含有層504を形成する。
【0100】その後、図19(B)で示すように580
℃、4時間の加熱処理により非晶質珪素膜を結晶化させ
る。結晶化はNiの作用により非晶質珪素膜中にシリサ
イドを形成しながら拡散してそれと同時に結晶成長す
る。こうして形成された結晶性珪素膜506は棒状また
は針状の結晶が集合して成り、その各々の結晶は巨視的
にはある特定の方向性をもって成長しているため結晶性
が揃っている。また、{110}面の配向率が高いとい
う特徴がある。
【0101】その後、図19(C)で示すように連続発
振レーザー光508を走査して結晶性珪素膜506の結
晶性を向上させる。レーザー光の照射により結晶性珪素
膜は溶融し再結晶化する。この再結晶化に伴って、レー
ザー光の走査方向に結晶粒が延在するように結晶成長が
成される。この場合、予め結晶面が揃った結晶性珪素膜
が形成されているので、異なる面の結晶の析出や転位の
発生を防ぐことができる。その後、島状に分割した半導
体層を形成し、実施例1〜3に適用することができる。
【0102】[実施例6]本実施例は、実施例1でTFT
に適用する半導体層の作製方法の一実施例を図20を用
いて説明する。
【0103】図20(A)に示すように、実施例3と同
様にガラス基板511上にブロッキング層512、非晶
質珪素膜513を形成する。その上にマスク絶縁膜51
4として100nmの酸化珪素膜をプラズマCVD法で形
成し、開口部515を設ける。その後、触媒元素として
Niを添加するため、酢酸ニッケル塩が5ppmの水溶液
をスピン塗布する。Niは開口部515で非晶珪素膜と
接する。
【0104】その後、図20(B)で示すように580
℃、4時間の加熱処理により非晶質珪素膜を結晶化させ
る。結晶化は触媒元素の作用により、開口部515から
基板表面と平行な方向に成長する。こうして形成された
結晶性珪素膜517は棒状または針状の結晶が集合して
成り、その各々の結晶は巨視的にはある特定の方向性を
もって成長しているため結晶性が揃っている。また、特
定方位の配向率が高いという特徴がある。
【0105】加熱処理が終了したらマスク絶縁膜514
をエッチング除去することにより図20(C)で示すよ
うな結晶性珪素膜517を得ることができる。その後、
島状に分割した半導体層を形成し、実施例1に適用する
ことができる。
【0106】[実施例7]実施例5又は6において、結晶
性珪素膜517を形成した後、膜中に1019/cm3以上の
濃度で残存する触媒元素をゲッタリングにより除去する
工程を加えても良い。
【0107】図21で示すように、結晶性珪素膜507
上に、薄い酸化珪素膜で成るバリア層509を形成し、
その上にゲッタリングサイト510としてアルゴン又は
リンが1×1020/cm3〜1×1021/cm3添加された非晶
質珪素膜をスパッタリング法で形成する。
【0108】その後、ファーネスアニール炉による60
0℃、12時間の加熱処理、又はランプ光又は加熱され
た気体を加熱手段とするRTAにより650〜800
℃、30〜60分の加熱処理により、触媒元素として添
加されているNiをゲッタリングサイト510に偏析さ
せることができる。この処理により結晶性珪素膜507
の触媒元素濃度は1017/cm3以下とすることができる。
【0109】同様な条件で行われるゲッタリング処理は
実施例4で作製される結晶性珪素膜に対しても有効であ
る。非晶質珪素膜にレーザー光を照射して形成される結
晶性珪素膜中に含まれる微量の金属元素をこのゲッタリ
ング処理で除去することができる。
【0110】[実施例8]実施例1で示す本発明のアクテ
ィブマトリクス駆動方式の発光装置において、画素部3
02における異なる構成を図23と図24に示す。これ
は画素部に遮光膜を設けた構成であり、発光素子309
が形成された以外の領域を遮光膜で覆うものである。遮
光膜の作用は、外部から入射した光が配線や電極などで
散乱するのを防ぎ、視覚的に画像を鮮明に表示すること
ができる。
【0111】図23(A)は、第2無機絶縁層114と
第1有機絶縁層115との間に遮光層2401を設けた
構成である。平坦化を目的とした第1有機絶縁層115
の下層側に形成することで、画素部の平坦性は確保され
ると共に、発光素子309の発光がTFT側に入射する
のを確実に防ぐことができる。この構成は、発光素子3
09の発光が基板側に放射される構成の発光装置に有効
であり、光を放射する領域には遮光層2401に開口部
が形成されている。
【0112】図23(B)は第3無機絶縁層116上に
遮光層2402を設けた構成であり、配線121〜12
5は遮光層2402上に設けられる。この構成も発光素
子309の発光が基板側に放射される構成の発光装置に
有効であり、外部からの入射光が配線で散乱し、視認性
を低下させてしまうのを防ぐことができる。
【0113】図24(A)は発光素子309の発光が基
板とは反対側に放射される構成の発光装置に適した構成
であり、遮光層2501は第3無機絶縁層116と配線
121〜125上に形成している。配線上に遮光層25
01を形成することにより、外部からの入射光が配線で
散乱し、視認性を低下させてしまうのを防ぐことができ
る。図24(B)は第2有機絶縁層128が遮光層を兼
ねた構成であり、同様の効果を得ることができる。
【0114】遮光層を形成する材料は、絶縁性を有し遮
光性のある材料であれば良い。例えば、絶縁性の有機化
合物に黒色又はそれに類する色の顔料を混合させたもの
が適用される。また、着色する目的においては、炭素の
微粉末を混入させても良い。
【0115】このような本実施例の構成は、実施例1〜
3と自由に組み合わせることができる。
【0116】[実施例9]本実施例は、画素部の構成が実
施例1と異なる態様を図25と図26に例示する。ま
ず、実施例1と同様に第3無機絶縁層116まで形成す
る。その後、コンタクトホールを形成して配線123を
形成する。その後、陽極層を形成するためにITOなど
仕事関数が4eV以上の酸化物導電膜を形成する。陽極層
126は配線123上で重畳するように形成する。
【0117】図25(A)は陽極層126の端部を覆う
第2有機絶縁層128を感光性でネガ型の有機樹脂で形
成する。例えば、感光性ネガ型のアクリル樹脂で形成す
る。これにより、第2有機絶縁層128が陽極層126
と接する端部は図で示すように曲率を有する傾斜面とな
り、その形状は少なくとも2つの曲率R1、R2で表す
ことができる。ここでR1は中心点が配線の上層側にあ
り、R2は下層側にあることになる。この形状は露光条
件によっても若干変化するが、膜厚は1.5μmであ
り、R1、R2の値は0.2〜2μmとなる。いずれに
しても連続的に曲率が変化する傾斜面が形成される。
【0118】その後、図25(B)で示すようにこのな
だらかな曲率を有する傾斜面に沿って第4無機絶縁層1
29、有機化合物層130、陰極層131、第5絶縁層
132を形成する。この第2有機絶縁層128の断面形
状は、応力を緩和する作用(特に図中点線で囲む、陽極
層126、第4無機絶縁層129、有機化合物層130
が重なる領域)があり、これにより発光素子がこの端部
から劣化するのを抑えることが可能となる。即ち画素の
周辺から劣化して非発光領域が拡大する進行性の劣化を
抑制することができる。
【0119】図26(A)は、感光性のネガ型アクリル
樹脂に換えて、感光性のポジ型アクリル樹脂で第2有機
絶縁層128を形成した例であり、この場合端部におけ
る断面形状が異なっている。曲率半径R3は0.2〜2
が得られ、その中心点は陽極層126の下層側に位置す
る。これを形成した後、図26(B)に示すように曲率
を有する傾斜面に沿って第4無機絶縁層129、有機化
合物層130、陰極層131、第5絶縁層132を形成
する。この場合も同様な効果を得ることができる。
【0120】本実施例は、実施例1、2、3、8におい
て、特に第2有機絶縁層を置き換える形で実施すること
ができる。
【0121】[実施例10]実施例1において、発光素子
309における有機化合物層の構成に特段の限定事項は
なく、公知の構成を用いることができる。有機化合物層
130は、発光層、正孔注入層、電子注入層、正孔輸送
層、電子輸送層等が含まれ、これらの層が積層された形
態又はこれらの層を形成する材料の一部又は全部が混合
された形態をとることができる。具体的に、発光層、正
孔注入層、電子注入層、正孔輸送層、電子輸送層等が含
まれる。基本的にEL素子は、陽極/発光層/陰極が順
に積層された構造を有しており、この構造に加えて、陽
極/正孔注入層/発光層/陰極や、陽極/正孔注入層/
発光層/電子輸送層/陰極等の順に積層した構造を有し
ていても良い。
【0122】発光層は典型的には有機化合物を用いて形
成するが、有機化合物又は無機化合物を含む電荷注入輸
送物質及び発光材料で形成され、その分子数から低分子
系有機化合物、中分子系有機化合物、高分子系有機化合
物から選ばれた一種又は複数種の層を含み、電子注入輸
送性又は正孔注入輸送性の無機化合物と組み合わせても
良い。尚、中分子とは昇華性を有さず、分子数が20以
下、又は連鎖する分子の長さが10μm以下の有機化合
物を指していう。
【0123】発光材料は、低分子系有機化合物としてト
リス−8−キノリノラトアルミニウム錯体やビス(ベン
ゾキノリラト)ベリリウム錯体等の金属錯体をはじめ、
フェニルアントラセン誘導体、テトラアリールジアミン
誘導体、ジスチリルベンゼン誘導体等が適用可能であ
り、これをホスト物質としてクマリン誘導体、DCM、
キナクリドン、ルブレン等が適用され、その他公知の材
料を適用することが可能である。高分子系有機化合物と
しては、ポリパラフェニレンビニレン系、ポリパラフェ
ニレン系、ポリチオフェン系、ポリフルオレン系等があ
り、ポリ(パラフェニレンビニレン)(poly(p-phenylen
e vinylene)):(PPV)、ポリ(2,5−ジアルコキ
シ−1,4−フェニレンビニレン)(poly(2,5-dialkoxy
-1,4-phenylene vinylene)):(RO−PPV)、ポリ
(2−(2'−エチル−ヘキソキシ)−5−メトキシ−
1,4−フェニレンビニレン)(poly[2-(2'-ethylhexox
y)-5-methoxy-1,4-phenylene vinylene]):(MEH−
PPV)、ポリ(2−(ジアルコキシフェニル)−1,
4−フェニレンビニレン)(poly[2-(dialkoxyphenyl)-
1,4-phenylene vinylene]):(ROPh−PPV)、ポ
リパラフェニレン(poly[p-phenylene]):(PP
P)、ポリ(2,5−ジアルコキシ−1,4−フェニレ
ン)(poly(2,5-dialkoxy-1,4-phenylene)):(RO−P
PP)、ポリ(2,5−ジヘキソキシ−1,4−フェニ
レン)(poly(2,5-dihexoxy-1,4-phenylene))、ポリチオ
フェン(polythiophene):(PT)、ポリ(3−アル
キルチオフェン)(poly(3-alkylthiophene)):(PA
T)、ポリ(3−ヘキシルチオフェン)(poly(3-hexylt
hiophene)):(PHT)、ポリ(3−シクロヘキシルチ
オフェン)(poly(3-cyclohexylthiophene)):(PCH
T)、ポリ(3−シクロヘキシル−4−メチルチオフェ
ン)(poly(3-cyclohexyl-4-methylthiophene)):(PC
HMT)、ポリ(3,4−ジシクロヘキシルチオフェ
ン)(poly(3,4-dicyclohexylthiophene)):(PDCH
T)、ポリ[3−(4−オクチルフェニル)−チオフェ
ン](poly[3-(4octylphenyl)-thiophene]):(POP
T)、ポリ[3−(4−オクチルフェニル)−2,2ビ
チオフェン](poly[3-(4-octylphenyl)-2,2-bithiophen
e]):(PTOPT)、ポリフルオレン(polyfluoren
e):(PF)、ポリ(9,9−ジアルキルフルオレ
ン)(poly(9,9-dialkylfluorene):(PDAF)、ポリ
(9,9−ジオクチルフルオレン)(poly(9,9-dioctylf
luorene):(PDOF)等が挙げられる。
【0124】無機化合物材料を電荷注入輸送層に適用し
ても良く、ダイヤモンド状カーボン(DLC)、Si、
Ge、及びこれらの酸化物又は窒化物であり、P、B、
N等が適宜ドーピングされていても良い。またアルカリ
金属又はアルカリ土類金属の、酸化物、窒化物又はフッ
化物や、当該金属と少なくともZn、Sn、V、Ru、
Sm、Inの化合物又は合金であっても良い。
【0125】以上に掲げる材料は一例であり、これらを
用いて正孔注入輸送層、正孔輸送層、電子注入輸送層、
電子輸送層、発光層、電子ブロック層、正孔ブロック層
等の機能性の各層を適宜積層することで発光素子を形成
することができる。また、これらの各層を合わせた混合
層又は混合接合を形成しても良い。エレクトロルミネッ
センスには一重項励起状態から基底状態に戻る際の発光
(蛍光)と三重項励起状態から基底状態に戻る際の発光
(リン光)とがあるが、本発明に係るエレクトロルミネ
センス素子はいずれか一方の発光を用いていても良い
し、又は両方の発光を用いていても良い。
【0126】本実施例は、実施例1、2、3、8におい
て、特に発光素子309を置き換える形で実施すること
ができる。
【0127】[実施例11]実施例1において発光素子3
09の陽極層126と陰極層131を反転させた構成と
することができる。この場合、積層順は陰極層131、
有機化合物層130、陽極層126という順番になる。
陽極層126としてはITOの他、仕事関数が4eV以上
の窒化物金属(例えば、窒化チタン)を10〜30nmの
厚さで形成して透光性を持たせることで代用することも
できる。また、陰極層126の構成としては10〜30
nmのアルミニウム層上に0.5〜5nmのフッ化リチウム
層を形成しても良い。
【0128】本実施例は、実施例1、2、3、8におい
て、特に発光素子309を置き換える形で実施すること
ができる。
【0129】[実施例12]本発明の発光装置は、様々な
適用が可能である。その一例は、携帯情報端末(電子手
帳、モバイルコンピュータ、携帯電話等)、ビデオカメ
ラ、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータ、テレビ
受像器、携帯電話、が挙げられる。それらの一例を図2
2に示す。
【0130】図22(A)は本発明を適用してテレビ受像
器を完成させる一例であり、筐体3001、支持台30
02、表示部3003等により構成されている。本発明
により作製されるTFT基板は表示部3003に適用さ
れ、本発明によりテレビ受像器を完成させることができ
る。
【0131】図22(B)は本発明を適用してビデオカメ
ラを完成させた一例であり、本体3011、表示部30
12、音声入力部3013、操作スイッチ3014、バ
ッテリー3015、受像部3016等により構成されて
いる。本発明により作製されるTFT基板は表示部30
12に適用され、本発明によりビデオカメラを完成させ
ることができる。
【0132】図22(C)は本発明を適用してノート型の
パーソナルコンピュータを完成させた一例であり、本体
3021、筐体3022、表示部3023、キーボード
3024等により構成されている。本発明により作製さ
れるTFT基板は表示部3023に適用され、本発明に
よりパーソナルコンピュータを完成させることができ
る。
【0133】図22(D)は本発明を適用してPDA(Per
sonal Digital Assistant)を完成させた一例であり、本
体3031、スタイラス3032、表示部3033、操
作ボタン3034、外部インターフェース3035等に
より構成されている。本発明により作製されるTFT基
板は表示部3033に適用され、本発明によりPDAを
完成させることができる。
【0134】図22(E)は本発明を適用して音響再生装
置を完成させた一例であり、具体的には車載用のオーデ
ィオ装置であり、本体3041、表示部3042、操作
スイッチ3043、3044等により構成されている。
本発明により作製されるTFT基板は表示部3042に
適用され、本発明によりオーディオ装置を完成させるこ
とができる。
【0135】図22(F)は本発明を適用してデジタルカ
メラを完成させた一例であり、本体3051、表示部
(A)3052、接眼部3053、操作スイッチ305
4、表示部(B)3055、バッテリー3056等により
構成されている。本発明により作製されるTFT基板は
表示部(A)3052および表示部(B)3055に適用さ
れ、本発明によりデジタルカメラを完成させることがで
きる。
【0136】図22(G)は本発明を適用して携帯電話を
完成させた一例であり、本体3061、音声出力部30
62、音声入力部3063、表示部3064、操作スイ
ッチ3065、アンテナ3066等により構成されてい
る。本発明により作製されるTFT基板は表示部306
4に適用され、本発明により携帯電話を完成させること
ができる。
【0137】尚、ここで示す装置はごく一例であり、こ
れらの用途に限定するものではないことを付記する。
【0138】
【発明の効果】以上、説明したように本発明により、発
光素子で形成される表示領域の外周部に金属配線でなる
シールドパターンを形成し、その上層に有機絶縁層及び
当該有機絶縁層の表面を覆う無機絶縁層により凹凸形状
を形成し、その領域に接着性の樹脂を充填してシールパ
ターンを形成することにより、接着力の高い強固な封止
構造を形成することができる。このような封止構造とす
ることにより、外部から水分等が侵入することを防止で
き、発光素子の劣化を防止して発光装置の信頼性を高め
ることができる。
【0139】さらに、内部構造においては、TFTの主
要構成要素である半導体膜、ゲート絶縁膜及びゲート電
極は、その下層側及び上層側を窒化珪素、酸化窒化珪
素、酸化窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、窒化ア
ルミニウムから選択される無機絶縁物材料で囲むことに
より、アルカリ金属や有機物の汚染を防ぐ構造を有して
いる。一方発光素子はアルカリ金属を一部に含み、窒化
珪素、酸化窒化珪素、酸化窒化アルミニウム、窒化アル
ミニウム、DLCから選択される無機絶縁物材料によっ
て囲むことにより外部から酸素や水分が浸入することを
防ぐ構造を実現する。そして、発光装置の信頼性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の発光装置の構造を説明する断面図。
【図2】 本発明の発光装置の画素部の構造を説明する
上面図。
【図3】 画素の等価回路図。
【図4】 本発明の発光装置の構成要素を具備する基板
の外観図。
【図5】 本発明の発光装置の構造を説明する断面図。
【図6】 本発明の発光装置の作製工程を説明する断面
図。
【図7】 本発明の発光装置の作製工程を説明する断面
図。
【図8】 本発明の発光装置の作製工程を説明する断面
図。
【図9】 本発明の発光装置の作製工程を説明する断面
図。
【図10】 本発明の発光装置の作製工程を説明する断
面図。
【図11】 本発明の発光装置の作製工程を説明する断
面図。
【図12】 本発明の発光装置の作製工程を説明する断
面図。
【図13】 本発明の発光装置の構造を説明する断面
図。
【図14】 本発明の発光装置の作製工程を説明する断
面図。
【図15】 本発明の発光装置の構造を説明する断面
図。
【図16】 入力端子部及び封止部の構成を説明する断
面図。
【図17】 入力端子部及び封止部の構成を説明する断
面図。
【図18】 本発明の発光装置を構成するTFTに適用
する半導体層を作製する工程の一例を説明する図。
【図19】 本発明の発光装置を構成するTFTに適用
する半導体層を作製する工程の一例を説明する図。
【図20】 本発明の発光装置を構成するTFTに適用
する半導体層を作製する工程の一例を説明する図。
【図21】 本発明の発光装置を構成するTFTに適用
する半導体層を作製する工程の一例を説明する図。
【図22】 本発明の応用例を示す図。
【図23】 本発明の発光装置の構造を説明する断面
図。
【図24】 本発明の発光装置の構造を説明する断面
図。
【図25】 本発明の発光装置の構造を説明する断面
図。
【図26】 本発明の発光装置の構造を説明する断面
図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高山 徹 神奈川県厚木市長谷398番地 株式会社半 導体エネルギー研究所内 Fターム(参考) 3K007 AB11 AB12 AB13 AB15 BB00 BB01 DB03 FA02 5C094 AA15 AA38 BA27 CA19 DA07 DA09 FB01 FB20 HA06 HA08 HA10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の基板と第2の基板との間に発光素子
    が形成され、前記発光素子は、有機化合物で形成される
    第1絶縁層と当該第1絶縁層の表面に形成され窒素を含
    む無機絶縁体材料で形成された第2絶縁層上に形成さ
    れ、前記発光素子で形成される表示領域の外周部におい
    て、当該表示領域を囲むシールドパターンが前記第2絶
    縁層上に金属配線で形成され、前記シールドパターンに
    接して形成された接着性の樹脂により第1の基板と第2
    の基板が固着されていることを特徴とする発光装置。
  2. 【請求項2】第1の基板と第2の基板との間に発光素子
    が形成され、前記発光素子は、有機化合物で形成される
    第1絶縁層と当該第1絶縁層の表面に形成され窒素を含
    む無機絶縁体材料で形成された第2絶縁層上に形成さ
    れ、前記発光素子で形成される表示領域の外周部におい
    て、前記表示領域を囲むシールドパターンが前記無機絶
    縁層上に金属配線で形成され、前記第2絶縁層の上層に
    おいて、有機化合物で形成される第3絶縁層と、当該第
    3絶縁層の露出した上面及び側面を覆って形成された窒
    素を含む無機絶縁体材料で形成された第4絶縁層が形成
    され、前記第4絶縁層で側面が覆われた前記第3絶縁層
    の開口部に、前記金属配線の上表面が配置され、前記金
    属配線に接して形成された接着性の樹脂により第1の基
    板と第2の基板が固着されていることを特徴とする発光
    装置。
  3. 【請求項3】第1の基板と第2の基板との間に発光素子
    が形成され、前記発光素子は、有機化合物で形成される
    第1絶縁層と当該第1絶縁層の表面に形成され窒素を含
    む無機絶縁体材料で形成された第2絶縁層上に形成さ
    れ、前記発光素子で形成される表示領域の外周部におい
    て、前記表示領域を囲むシールドパターンが前記無機絶
    縁層上に金属配線で形成され、前記第2絶縁層の上層に
    おいて、有機化合物で形成される第3絶縁層と、当該第
    3絶縁層の露出した上面及び側面を覆って形成された窒
    素を含む無機絶縁体材料で形成された第4絶縁層が形成
    され、前記第4絶縁層で側面が覆われた前記第3絶縁層
    の開口部が複数形成され、当該開口部に前記金属配線の
    上表面が配置され、前記金属配線に接して形成された接
    着性の樹脂により第1の基板と第2の基板が固着されて
    いることを特徴とする発光装置。
  4. 【請求項4】第1の基板と第2の基板との間に発光素子
    が形成され、前記発光素子は、有機化合物で形成される
    第1絶縁層と当該第1絶縁層の表面に形成され窒素を含
    む無機絶縁体材料で形成された第2絶縁層上に形成さ
    れ、前記発光素子で形成される表示領域の外周部におい
    て、前記表示領域を囲むシールドパターンが前記無機絶
    縁層上に金属配線で形成され、前記第2絶縁層の上層に
    おいて、有機化合物で形成される第3絶縁層と、当該第
    3絶縁層の露出した上面及び側面を覆って形成された窒
    素を含む無機絶縁体材料で形成された第4絶縁層が形成
    され、前記第4絶縁層で側面が覆われた前記第3絶縁層
    の開口部に、前記金属配線の上表面及び側面が配置さ
    れ、前記金属配線に接して形成された接着性の樹脂によ
    り第1の基板と第2の基板が固着されていることを特徴
    とする発光装置。
  5. 【請求項5】第1の基板と第2の基板との間に発光素子
    が形成され、前記発光素子は、有機化合物で形成される
    第1絶縁層と当該第1絶縁層の表面に形成され窒素を含
    む無機絶縁体材料で形成された第2絶縁層上に形成さ
    れ、前記発光素子で形成される表示領域の外周部におい
    て、前記表示領域を囲むシールドパターンが前記無機絶
    縁層上に金属配線で形成され、前記第2絶縁層の上層に
    おいて、有機化合物で形成される第3絶縁層と、当該第
    3絶縁層の露出した上面及び側面を覆って形成された窒
    素を含む無機絶縁体材料で形成された第4絶縁層が形成
    され、前記第4絶縁層で側面が覆われた前記第3絶縁層
    の開口部が複数形成され、当該開口部に前記金属配線の
    上表面及び側面が配置され、前記金属配線に接して形成
    された接着性の樹脂により第1の基板と第2の基板が固
    着されていることを特徴とする発光装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5のいずれか一項にお
    いて、前記無機絶縁体材料は、高周波スパッタリング法
    で作成された窒化珪素であることを特徴とする発光装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項5のいずれか一項にお
    いて、前記無機絶縁体材料は、含有する酸素濃度が10
    原子%以下、かつ、水素濃度が10原子%以下であるこ
    とを特徴とする発光装置。
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