JP2003228194A - 静電荷像現像用トナー - Google Patents

静電荷像現像用トナー

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JP2003228194A
JP2003228194A JP2002026343A JP2002026343A JP2003228194A JP 2003228194 A JP2003228194 A JP 2003228194A JP 2002026343 A JP2002026343 A JP 2002026343A JP 2002026343 A JP2002026343 A JP 2002026343A JP 2003228194 A JP2003228194 A JP 2003228194A
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pigment
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Tomoki Yamazaki
智己 山崎
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Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】OHP透過特性を含め得られた画像の色再現性
に優れ、また帯電性に優れ、トナーの機内飛散がなく、
流動性、ブロッキングなどの問題もなく、かつ長期にわ
たり良質の現像画像を安定して得ることのできる静電荷
像現像用トナーを提供すること。 【解決手段】少なくとも結着樹脂、着色剤を含有する静
電荷像現像用トナーにおいて、着色剤がアルミナ粒子表
面にメカノケミカル法により顔料を物理的に結合させた
平均粒径10〜100nmの着色粒子である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法、静電
記録法等を利用して画像の形成がなされる電子複写機、
レーザービームプリンタ等における静電潜像を現像する
ために用いられるトナーに関する。詳しくは、コピー品
質に優れ、且つ耐久性、安定性のある電子写真用フルカ
ラートナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機、レーザービーム
プリンター、ファクシミリ装置等においては、所望の複
写物或いは送信画像などの記録物を得るため、電子写真
感光体や静電記録体などの静電荷像担持体上に種々の手
段で静電荷像を形成し、この静電荷像担持体上に形成さ
れた静電荷像を現像した後、得られたトナー像を転写紙
などの転写材に転写し、次いで転写されたトナー像を加
熱、加圧或いは加熱・加圧して定着する方法が広く採用
されている。そして、静電荷像の現像法としては、電気
絶縁性液体に分散された微細トナーからなる液体現像剤
を用いて現像する湿式現像法、及び結着樹脂中に着色剤
などを分散、含有する粉体トナーとキャリア粒子を用い
る二成分現像剤、或いは結着樹脂中に磁性粉体などを分
散、含有する一成分磁性トナーを用いた乾式現像法が知
られており、後者の乾式現像法が一般的に用いられてい
る。
【0003】ところで、電子写真複写機での複写やレー
ザービームプリンターによる画像あるいはデータの打ち
出し、更にはファクシミリなどによる送信画像の打ち出
しなどにおいては、近年、装置の小型化、低価格化、パ
ーソナル化、出力の高速化、低エネルギー化が要求され
る一方、カラー化の要求も大きくなり、これらへの対応
が必要とされている。
【0004】カラー化には、2色、マルチカラー、フル
カラーなどがあり、またカラー画像を形成する方式とし
ては、アナログ方式及びデジタル方式とがある。例えば
デジタル方式を用い、電子写真法でフルカラー画像を形
成するには、通常次のような工程がとられる。すなわ
ち、まずカラー原稿を、R(レッド)、G(グリー
ン)、B(ブルー)の各色フィルターを用いて色分解し
て読み取り、この色分解された画像の一色に対応する静
電潜像を感光体上に形成するため、帯電された感光体を
この色分解画像に対応してレーザービーム露光し、形成
された静電潜像を、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y
(イエロー)、更に必要であればB(ブラック)のトナ
ーの内の一色のトナーで、かつ色分解画像に対応する色
のトナーにより現像した後、トナー画像を一旦中間転写
体に転写する。マゼンタトナーが転写された感光体はク
リーニングされ、除電後、再度帯電され、更に以上の工
程を順次繰返し行なって、中間転写体上にフルカラーの
トナー画像を形成する。最後に、中間転写体上に形成さ
れたフルカラートナー画像を、転写材に転写し、加熱或
いは加熱・加圧定着して複写物を得る。カラー画像形成
のための転写材としては、紙の他オーバーヘッドプロジ
ェクター(OHP)用に合成樹脂フイルムも利用され
る。
【0005】このようなカラートナーを用いての画像形
成においては、トナーに、白黒画像の形成におけるよう
な、良好な帯電性、流動性、耐久性、および転写性など
と共に、どのような環境下においても、また連続して多
数枚複写を行っても常に高画質のトナー画像を形成する
ことができるという特性が要求される他に、更にカラー
画像の色再現性の良好なことが求められる。トナーの色
再現性は、用いられる着色剤の色相、彩度、分色反射特
性などの他、結着樹脂への着色剤の分散性によっても影
響を受ける。トナー内において着色剤が偏在するような
場合には、帯電特性も影響を受け、また、色再現性も十
分なものは得られない。また、OHPにおいては、透過
光によりカラー表示がなされるため、トナーの光透過性
が良好であることも求められている。更に、例えばフル
カラーレーザープリンターによりフルカラー画像の形成
を行う場合、高精彩画像再現性のためにはドット径を小
さくする必要があり、またカラー画像の色の濃淡は単位
面積あたりのドットの面積率を変化させることにより再
現されるが、淡色の画像部では点在するドットによる乱
反射が生じ透光性や色再現性が低下し易いという問題が
ある。この問題はトナーにワックスを添加することでよ
り顕著になり、OHPフィルムに画像形成した際の淡色
の色再現性が低下するという問題が生じる。このような
種々の観点から、従来カラートナーにおいては、要求さ
れる諸特性を満たすべく、結着樹脂、荷電制御剤、着色
剤、ワックスなど種々改良が試みられている。
【0006】また、トナーの帯電特性を良好なものとす
るため一般的に荷電制御剤が用いられているが、従来知
られた荷電制御剤には有色のものが多く、このような有
色の荷電制御剤をカラートナー用の荷電制御剤として用
いる場合には色汚れが生じ、色再現性が悪くなるという
問題がある。荷電制御剤の中では、サリチル酸系金属化
合物、四級アンモニウム塩等に白色、淡色のものが多
く、カラートナーの荷電制御剤としては、色再現性を考
慮してこのような白色または淡色のものが選択、使用さ
れている。しかし、このような白色または淡色の荷電制
御剤を用いた場合においても、得られた画像は白みがか
った色となるとか、幾分色汚れが起こるなど色再現性が
十分に満足されるものではない。また、OHP透過性の
低下あるいは透過色が白っぽくなるなどの問題もあり、
透過特性についても完全に満足できるものではない。こ
のように、荷電制御剤を使用することにより、帯電特性
の良好なトナーを得ることができるものの、他方では得
られた画像は白みがかった色となり、彩度及び色相が低
下し、色再現性の点で問題がある。また、OHP用の透
明トナー画像を形成した場合にも、投影画像が白っぽく
なるなど問題がある。このため荷電制御剤を用いること
なく良好な帯電特性を有するカラートナーを得ることが
できれば色再現性の上からは好ましいが、荷電制御剤を
用いない場合には、帯電特性の良好なトナーを形成する
ことが難しいという問題が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような現状に鑑
み、本発明は、上述した問題を解決したフルカラー画像
形成用のトナーを提供することを目的とする。具体的に
は、OHP色再現性を含め得られた画像の色再現性に優
れ、また帯電性に優れ、トナーの機内飛散がなく、流動
性、耐オフセット性、ブロッキングなどの問題もなく、
かつ長期にわたり良質の現像画像を安定して得ることの
できるフルカラー用トナーを提供することを目的とする
ものである。
【0008】本発明者らは、鋭意検討を行った結果、色
再現性、良好な帯電性の観点から、アルミナ粒子表面に
メカノケミカル法により顔料を物理的に結合させた粒子
を着色剤として用いることにより上記目的を達成するこ
とができることを見出して、本発明を成したものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも結
着樹脂、着色剤を含有する静電荷像現像用トナーにおい
て、着色剤がアルミナ粒子表面にメカノケミカル法によ
り顔料を物理的に結合させた平均粒径10〜100nm
の着色粒子であることを特徴とする。
【0010】また本発明の静電荷像現像用トナーは、荷
電制御剤を含有しないことを特徴とする。
【0011】また本発明の静電荷像現像用トナーは、メ
カノケミカル法が、圧密粉砕処理であることを特徴とす
る。
【0012】また本発明の静電荷像現像用トナーは、圧
密粉砕処理が、線加重10〜70Kg/cmであることを特
徴とする。
【0013】また本発明の静電荷像現像用トナーは、メ
カノケミカル法が、シランカップリング剤またはシリル
化剤にて処理したアルミナ粒子を使用するか、シランカ
ップリング剤またはシリル化剤の存在下に実施されるこ
とを特徴とする。
【0014】また本発明の静電荷像現像用トナーは、メ
カノケミカル法が、顔料誘導体の存在下に実施されるこ
とを特徴とする。
【0015】また本発明の静電荷像現像用トナーは、顔
料がキナクリドン、フタロシアニン、不溶性アゾ顔料、
カーボンブラックのいずれかであることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に詳細に説明す
る。本発明の着色粒子は、アルミナ粒子の表面を顔料が
被覆した粒子構成からなり、アルミナ粒子に公知のメカ
ノケミカル法により顔料を物理的に結合させたものであ
る。ここで用いるアルミナは、平均粒径が5〜100n
mのパウダーであり、疎水性、親水性のいずれも使用す
ることができる。着色粒子はSEMで測定した平均粒径
が10〜100nmである。
【0017】顔料としては、カーボンブラック、有機顔
料の中から目的に応じたものが適宜使用できるが、メカ
ノケミカル処理の効率の点では、微細化された顔料が好
ましい。このような微細化された顔料としては、SEM
で測定した平均粒径が10〜80nmのものである。
【0018】アルミナ粒子と顔料との割合は、アルミナ
粒子100重量部に対して顔料が10〜200重量部で
ある。好ましくはアルミナ100重量部に対して70〜
130重量部である。
【0019】メカノケミカル法は、圧密粉砕処理であ
り、線加重10〜70Kg/cmである条件にて行うこ
とが好ましい。さらに好ましくは40〜60Kg/cm
である。線加重が10Kg/cmより小さくなるとアル
ミナ粒子に顔料を固定することができない。また線加重
が70Kg/cmより大きくなると加重が大きすぎて着
色粒子が固着、凝集してしまい結着樹脂中への分散が困
難になってしまう。また処理時間は10〜300分であ
り、処理する顔料の特性に応じて調整する。処理時間が
10分以下だとアルミナ粒子に顔料を十分に固定するこ
とができない。また処理時間が300分を超えると着色
粒子が固着、凝集してしまう。
【0020】本発明の着色粒子は、アルミナ表面に1〜
10nm程度の顔料の層を形成したもので、使用する顔
料に比較して濃度感のある、また、発色性に優れた効果
を有する。本発明のメカノケミカル法によると、着色粒
子は、アルミナ粒子の形状にもよるが、平面形状として
捉えた時の縦横比がほぼ1対1.5以内となるような球
状に近い構造となる。
【0021】なお、アルミナ粒子と顔料とのメカノケミ
カル処理において、顔料誘導体を顔料100重量部に対
して5〜50重量部併用すると、メカノケミカル処理の
時間短縮および粒子の微細化、トナー化時の分散性向上
をもたらす。
【0022】有機顔料としては、トルイジンレッド、ト
ルイジンマルーン、ハンザエロー、ベンジジンエロー、
ピラゾロンレッドなどの不溶性アゾ顔料、リトールレッ
ド、ヘリオボルドー、ピグメントスカーレット、パーマ
ネントレッド2Bなどの溶性アゾ顔料、アリザリン、イ
ンダントロン、チオインジゴマルーンなどの建染染料か
らの誘導体、フタロシアニンブルー、フタロシアニング
リーンなどのフタロシアニン系、キナクリドンレッド、
キナクリドンマゼンタなどのキナクリドン系、ペリレン
レッド、ペリレンスカーレットなどのペリレン系、イソ
インドリノンエロー、イソインドリノンオレンジなどの
イソインドリノン系、ピランスロンレッド、ピランスロ
ンオレンジなどのピランスロン系、チオインジゴ系、縮
合アゾ系、ベンズイミダゾロン系、キノフタロンエロー
などのキノフタロン系、イソインドリンエローなどのイ
ソインドリン系、その他の顔料として、ジケトピロロピ
ロール、フラバンスロンエロー、アシルアミドエロー、
ニッケルアゾエロー、銅アゾメチンエロー、ペリノンオ
レンジ、アンスロンオレンジ、ジアンスラキノニルレッ
ド、ジオキサジンバイオレット等が挙げられる。
【0023】有機顔料をカラーインデックス(C.I.)ナ
ンバーにて示すと、C.I.ピグメントイエロー 12、
13、14、17、20、24、74、83、86 9
3、109、110、117、125、137、13
8、147、148、1 53、154、166、16
8、C.I.ピグメントオレンジ 16、36、43、
51、55、5 9、61、C.I.ピグメントレッド
9、48、49、52、53、57、97、122、1
23、149、168、177、180、192、21
5、216、217、220、223、224、22
6、227、228、238、240、C.I.ピグメ
ントバイオレット19、23、29、30、37 、4
0、50、C.I.ピグメントブルー15、15:1、
15:3、15:4、15:6、22、60 、64、
C.I.ピグメントグリーン7、36、C.I.ピグメ
ントブラウン23、25、26等がある。
【0024】これらの顔料は、メカノケミカル処理の効
率において、粒径が数10nm〜300nm程度となる
ものが好ましく、顔料製造直後の水性分散状態のまま、
あるいは、各種微粒子化処理(例えば、アシッドペース
ティング等)を施して使用に適するよう調節することが
好ましい。
【0025】本発明のメカノケミカル法において、顔料
とともに顔料誘導体を使用してアルミナ粒子を被覆して
もよい。顔料誘導体としては、顔料もしくはその類似骨
格に塩基性基もしくは酸性基を導入したものであり、例
えば、下記一般式(1)で示されるものがある。
【0026】 P−〔X−Y−Z−N(R1)R2 〕n (1) (但し、式中、Pは有機色素もしくはその類似構造化合
物残基、Xは−SO2−、−CO−、−CH2−、−CH
2S−、−CH2O−、−O−、−COO−、−NH−、
−CH2NHCOCH−またはこれらの組み合わせから
選ばれる2価の結合基、Yは直接結合、−NR−(但
し,RはHまたは炭素数1〜18のアルキル基)、−O
−から選ばれる2価の結合基、Zは炭素数1〜6のアル
キレン基、R1 、、R 2はそれぞれ独立に、置換されて
いてもよい炭素数1〜18のアルキル基(R1 とR 2
で複素環を形成してもよく、該複素環は置換基を有して
いてもよい。)、nは1〜3の整数を示す。)
【0027】式(1)中のPにおける有機色素残基とし
ては、上記で例示された有機顔料の残基があり、顔料類
似構造化合物としては、例えば、アントラキノン、アク
リドン等がある。
【0028】式(1)で表される顔料誘導体として具体
的には、下記a〜gが例示できる。 顔料誘導体a 有機色素残基 置換基 C.I.ピグメントブルー15 −SO2 NH(CH2)2 N(C252 顔料誘導体b 有機色素残基 置換基 C.I.ピグメントイエロー24 −SO2 NH(CH2)2 N(C372 顔料誘導体c 有機色素残基 置換基 C.I.ピグメントバイオレット19 −SO2 NH(CH2)3 N(C4 9 2 顔料誘導体d 有機色素残基 置換基 C.I.ピグメントブルー15 −CH2 S−CH2 N(C372 顔料誘導体e 有機色素残基 置換基 C.I.ピグメントイエロー150 −SO2 NH(CH2)3 N(C252 顔料誘導体f 有機色素残基 置換基 C.I.ピグメントイエロー108 −CH2 O−CH2 N(C252 顔料誘導体g 有機色素残基 置換基 C.I.ピグメントバイオレット19 −CH2 S−CH2 N(C492
【0029】メカノケミカル法においては、上記の圧密
粉砕処理において、添加剤の使用も重要なファクターで
あり、このような添加剤としては、シランカップリング
剤やシリル化剤を用いる。これらは、アルミナ粒子10
0重量部に対して0.1〜30重量部を用いることが好
ましく、アルミナ粒子と顔料のメカノケミカル処理の前
にアルミナ粒子の表面処理の為に使用してもよい。
【0030】シランカップリング剤としては、γーメタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、γーグリシド
キシプロピルトリメトキシシラン、γー(2−アミノエ
チル)アミノプロピルトリメトキシシラン、γー(2−
アミノエチル)アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、アミノシラン、γーメタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン、γーメルカプトプロピルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリアセトキシシラン、γーグリシドキシ
プロピルメチルジメトキシシラン、γーウレイドプロピ
ルトリエトキシシラン等が挙げられる。
【0031】またシリル化剤としてはジメチルジクロロ
シラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキ
シシラン、n−ブチルトリメトキシシラン、オクタデシ
ルトリクロロシラン、トリメチルクロロシラン、t−ブ
チルジメチルクロロシラン、ヘキサメチルジシラザン、
N−トリメチルシリルアセトアミド、N,O−ビス(ト
リメチルシリル)アセトアミド、N−トリメチルシリル
イミダゾール、N,N' −ビス(トリメチルシリル)ウ
レア、N−トリメチルシリルN,N'ジフェニルウレ
ア、N,O−ビス(トリメチルシリル)トリフロロアセ
トアミド、N,O−ビス(トリメチルシリル)カーバメ
ート、N,O−ビス(トリメチルシリル)サルファメー
ト、トリメチルシリルトリフロロメタンスルホン酸等が
挙げられる。
【0032】着色粒子の添加量は通常結着樹脂の100
重量部に対し、0.1〜20重量部、好ましくは0.3
〜10重量部の添加量がよい。
【0033】本発明のトナーに用いられる結着樹脂とし
ては、具体的にはスチレン系重合体、例えば、ポリスチ
レン、ポリ−p−クロルスチレン、ポリビニルトルエン
などのスチレンおよびその置換体の単重合体、スチレン
−p−クロルスチレン共重合体、スチレン−プロピレン
共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレ
ン−ビニルナフタレン共重合体、スチレン−アクリル系
共重合体、スチレン−α−クロルメタアクリル酸メチル
共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、
スチレン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン−
ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共
重合体、スチレン−イソプレン共重合体、スチレン−ア
クリロニトリル−インデン共重合体、スチレン−ジメチ
ルアミノエチルアクリレート共重合体、スチレンジエチ
ルアミノエチルアクリレート共重合体、スチレン−ブチ
ルアクリレート−ジエチルアミノエチルメタクリレート
共重合体等のスチレン系共重合体、架橋されたスチレン
系共重合体など;ポリエステル樹脂、例えば、脂肪属ジ
カルボン酸、芳香属ジカルボン酸、芳香属ジアルコー
ル、ジフェノール類から選択される単量体を構造単位と
して有するポリエステル樹脂、架橋したポリエステル樹
脂など;その他ポリ塩化ビニル、フェノール樹脂、変性
フェノール樹脂、マレイン樹脂、ロジン変性マレイン樹
脂、ポリ酢酸ビニル、シリコーン樹脂、ポリウレタン樹
脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラ
ール、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、キシレン樹
脂、脂肪族または脂肪族炭化水素樹脂、石油樹脂などを
挙げることができる。
【0034】上記スチレン・アクリル系共重合体に使用
されるアクリル系単量体としては、例えば、アクリル酸
やメタクリル酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル
酸オクチル、アクリル酸2エチルヘキシル、アクリル酸
フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、
メタクリル酸ブチル、メタクリル酸オクチルなどの(メ
タ) アクリル酸エステル類が挙げられ、更にはこれと
共に用いることができる単量体として、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリル、アクリルアミド、マレイン
酸、マレイン酸ブチルなどのマレイン酸ハーフエステ
ル、あるいはジエステル類、酢酸ビニル、塩化ビニル、
ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニル
プロピルエーテル、ビニルブチルエーテルなどのビニル
エーテル類、ビニルメチルケトン、ビニルエチルケト
ン、ビニルヘキシルケトンなどのビニルケトン類を挙げ
ることができる。
【0035】また、上記の架橋したスチレン系重合体を
製造するために用いる架橋剤としては、主として不飽和
結合を2個以上有する化合物を挙げることができ、具体
的には、例えばジビニルベンゼン、ジビニルナフタレン
などの芳香族ジビニル化合物;エチレングリコールジア
クリレート、エチレングリコールジメタクリレートなど
の不飽和結合を2個以上有するカルボン酸エステル;ジ
ビニルアニリン、ジビニルエーテル、ジビニルスルフィ
ド、ジビニルスルホンなどのジビニル化合物;および不
飽和結合を 3個以上有する化合物を、単独であるいは
混合して使用することができる。上記架橋剤は、結着樹
脂100重量部に対して、0.01〜10重量%、好ま
しくは0.05〜5重量%で用いられる。
【0036】これらの樹脂は、単独であるいは2種以上
を併用して用いることができる。これら樹脂のうち、ス
チレン系重合体、ポリエステル樹脂は、特に優れた帯電
特性を示すため好ましいものである。また、GPC(ゲ
ルパーミエーション・クロマトグラフー)により測定さ
れる分子量分布で1x 103 から5x 104 の領域に少
なくとも一つのピークを有し、かつ105 以上の領域に
少なくとも一つのピークあるいはショルダーを有するス
チレン系共重合体、更には2種以上の樹脂、例えば前記
スチレン樹脂とスチレン−アクリル系共重合体との併用
あるいは2種以上のスチレン−アクリル系共重合体の併
用などによりこのような分子量分布を有するようにされ
た樹脂組成物が、トナーの粉砕性、定着性などの点から
好ましいものである。
【0037】更に、加圧定着方式を用いる場合には、圧
力トナー用結着樹脂を使用することができる。このよう
な樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリメチレン、ポリウレタンエラストマー、エチレ
ン−エチルアクリレート共重合体、スチレン−イソプレ
ン共重合体、線状飽和ポリエステル、パラフィンおよび
他のワックス類を挙げることができる。
【0038】また本発明のトナーには、実質的な悪影響
を与えない限りにおいて、従来トナーを製造する際に用
いられている離型剤などの添加剤を加えることができ
る。離型剤としては、例えば熱ロール定着時の離型性
(オフセット防止性)を向上させる、脂肪族炭化水素、
脂肪酸金属塩類、高級脂肪酸類、脂肪酸エステル類もし
くはその部分ケン化物、シリコーンオイル、各種ワック
スが挙げられる。これらの中では、重量平均分子量が1
000〜10000程度の低分子量ポリエチレンや低分
子量ポリプロピレン、マイクロクリスタリンワックス、
カルナバワックス、サゾールワックス、パラフィンワッ
クス等のワックス類が好ましい。これらは通常0.5〜
5重量%程度の量でトナー中に加えられる。
【0039】本発明のトナーに用いられる外添剤として
は流動化剤、研磨剤、導電性付与剤、滑剤などのもの
を、使用することができる。本発明において使用される
流動化剤の基材としては、例えばシリカ、アルミナ、チ
タニア、マグネシア、非晶質珪素−アルミニウム共酸化
物、非晶質珪素−チタニウム共酸化物などの微粉末を用
いることができる。また外添剤としての流動化剤はトナ
ーに流動性を付与する目的のみならず、トナーの帯電性
付与及び制御の役割をも担っている。つまり外添剤はト
ナーの最表部に付着することによって、トナーの帯電性
に大きな影響を及ぼす。
【0040】流動化剤に用いられる粒子については、表
面処理を行わずそのまま用いることも可能ではあるが、
吸湿性により環境安定性が損なわれてしまうことと、流
動化剤が感光体ドラム表面に付着して、フィルミングを
起こしてしまい画像欠陥を引き起こしてしまう問題が生
じる場合がある。吸湿性による環境安定性が損なわれる
問題については、高湿環境下では流動化剤が水分の影響
を受けてしまい、トナーの帯電減衰を引き起こし、画像
上のカブリの発生、トナーの機内飛散の原因となってし
まう。そこで流動化剤に用いる粒子の表面処理を行い、
疎水性持たせることが好ましい。またこの表面処理に用
いる処理剤の選択により、正極性及び負極性の所望の極
性を持たせトナーの帯電性を調整、制御し安定させるこ
とができる。使用する表面処理剤の選択を行う必要があ
る。本発明において用いられる流動化剤の表面処理剤と
しては、ジメチルジメトキシシラン、ジメチルジエトキ
シシラン等のオルガノアルコキシシラン類、ジメチルジ
クロロシラン、トリメチルクロロシラン、オクタデシル
トリクロロシラン、t−ブチルジメチルクロロシラン等
のオルガノクロロシラン類、ヘキサメチルジシラザン等
のシラザン類、ビス(ジメチルアミノ)ジメチルシラン
等のオルガノアミノシラン類及びシリコーンオイル系の
化合物を使用することができる。
【0041】シリコーンオイル系の化合物としてはジメ
チルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイ
ル、メチルハイドロジェンシリコーンオイルなどのスト
レートシリコーンオイル、または変性シリコーンオイル
が使用できる。変性シリコーンオイルに用いられる変性
基としては、メチルスチレン基、長鎖アルキル基、ポリ
エーテル基、カルビノール基、アミノ基、エポキシ基、
カルボキシル基、高級脂肪酸基、メルカプト基、メタク
リル基等があげられる。シリコーンオイルは優れた離型
性、滑り性を持っていることにより、トナー成分の感光
体ドラム表面への付着、フィルミングを防ぐ効果を有し
ている。
【0042】本発明に使用される流動化剤以外の外添剤
は滑剤、研磨剤、導電性付与剤等について以下の公知の
ものを使用することができる。滑剤としては、例えばポ
リテトラフルオロエチレン、ステアリン酸亜鉛などが、
研磨剤としては例えばチタン酸ストロンチウム、チタン
酸カルシウム、チタン酸バリウム、炭酸カルシウム、酸
化クロム、炭化ケイ素、炭化タングステン、窒化ケイ素
などの微粉体が挙げられる。これらの研磨剤は感光体ド
ラム表面へのトナー成分の付着物、フィルミング物を研
磨し削ることにより、除去する効果があり、前記のシリ
コーンオイルで表面処理を行った流動化剤と併せて用い
ることにより大きな効果を見い出すことができる。導電
性付与剤としては酸化スズの如き金属酸化物等を加える
こともできる。しかし、これらの例は単なる例示に過ぎ
ないものであり、本発明の電子写真用現像剤に添加混合
されるものが上記具体的に例示されたものに限定される
ものではない。
【0043】本発明の静電荷像現像用トナーは二成分系
現像剤としてキャリアとともに用いることもできる。本
発明のトナーとともに用いられるキャリアは、従来用い
られるキャリアのいずれであってもよく、例えば、鉄粉
等の強磁性金属あるいは強磁性金属の合金粉、ニッケ
ル、銅、亜鉛、マグネシウム、バリウム等の元素から構
成されるフェライト粉、マグネタイト粉等が好ましいも
のとして挙げられる。これらキャリアは、スチレン・ア
クリル共重合体、スチレン・メタクリレート共重合体、
スチレン重合体、シリコーン樹脂、フッ素含有樹脂等の
樹脂或いはこれらの混合物で被覆されたものでよい。キ
ャリアを樹脂により被覆する方法としては、被覆用樹脂
を溶剤に溶解し、これを浸漬法、スプレー法、流動床法
等によりコア粒子上に塗布し、乾燥させた後必要に応じ
加熱して塗膜を硬化する方法等公知の任意の方法による
ことができる。またキャリア粒子の平均粒径は、通常1
5〜500μm、好ましくは20〜300μmのものを
用いることができる。
【0044】本発明に係るトナーは、従来から公知のト
ナーの製造方法を用いて製造することができる。一般的
には上述したようなトナー構成材料を、乾式ブレンダ
ー、ヘンシェルミキサー、ボールミル等により予備混合
した後、この混合物を熱ロール、ニーダー、一軸または
二軸のエクストルーダー等の熱混練機によって溶融混練
し、冷却固化後、ハンマーミル等の粉砕機を用いて機械
的に粗粉砕し、次いでジェットミル、ターボミル等によ
り微粉砕した後、分級する方法が好ましい。さらに分級
した後、外添剤をヘンシェルミキサー等の混合機を用い
て十分に混合して用いることが好ましい。しかし、本発
明において用いられるトナーの製造方法は、この混練・
粉砕法に限られるものではなく、例えば結着樹脂溶液中
にトナー構成材料を分散した後、噴霧乾燥する方法、あ
るいは、結着樹脂を構成すべき単量体に所定材料を混合
して乳化懸濁液とした後に重合させてトナーを得る方法
等の従来公知の方法のいずれの方法によってもよいこと
は勿論である。本発明で用いられるトナーとしては、体
積平均粒径が3〜35μmであることが好ましく、5〜
25μmが更に好ましい。小粒径トナーの場合には、4
〜15μm程度の粒径で用いられる。
【0045】以下実施例に基づいて本発明を説明する。
例中部とあるのは、重量部を示す。
【0046】着色粒子の製造例 製造例1 表面処理の施されてないアルミナ粒子(日本アエロジル
社製 Aluminium Oxide C)100
部、銅フタロシアニン顔料(Pigment Blue
15:3 東洋インキ製造社製 リオノールブルーF
G−7330)90部を線加重50kg/cmで20分
の圧密粉砕処理を行った。得られた着色粒子は、アルミ
ナ粒子表面に銅フタロシアニンがメカノケミカルによる
結合をしたブルーの粒子であり、比表面積62m2
g、SEM測定による平均粒径は35nmであった。こ
れをP1とする。
【0047】製造例2 表面処理の施されてないアルミナ粒子(日本アエロジル
社製 Aluminium Oxide C)100
部、シランカップリング剤(γ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン)2部、銅フタロシアニン顔料
(PigmentBlue 15:3 東洋インキ製造
社製 リオノールブルーFG−7330)90部を線加
重50kg/cmで20分の圧密粉砕処理を行った。得
られた着色粒子は、アルミナ粒子表面に銅フタロシアニ
ンがメカノケミカルによる結合をしたブルーの粒子であ
り、比表面積70m2/g、SEM測定による平均粒径
は36nmであった。これをP2とする。
【0048】製造例3 着色粒子1の原料にP−〔CH2NH(CH24 N(C
323(Pは銅フタロシアニン残基)25部を添加
して着色粒子1と同条件でメカノケミカル処理を行っ
た。得られた着色粒子は、比表面積72m2/g、SE
Mによる平均粒径は34nmであった。これをP3とす
る。
【0049】製造例4 表面処理の施されてないアルミナ粒子(日本アエロジル
社製 Aluminium Oxide C)100
部、シランカップリング剤(γ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン)2部、銅フタロシアニン顔料
(PigmentBlue 15:3 東洋インキ製造
社製 リオノールブルーFG−7330)90部、P−
〔CH2NH(CH24 N(CH323(Pは銅フタ
ロシアニン残基)25部を添加してP1と同条件でメカ
ノケミカル処理を行った。得られた着色粒子は、比表面
積65m2/g、SEMによる平均粒径は36nmであ
った。これをP4とする。以下、同様の方法にて着色粒
子を作製した。
【0050】
【表1】
【0051】
【実施例】以下製造例、実施例および比較例により本発
明を更に具体的に説明するが、本発明の態様がこれらの
例に限定されるものではない。なお以下については、部
数は全て重量部を表す。
【0052】 [実施例1] (成分) (配合量) 飽和共重合ポリエステル樹脂 92部 着色粒子P1 5部 低分子量ポリプロピレン 3部 上記材料をヘンシェルミキサーで均一に混合した後、二
軸加熱混練機に投入し混練、押し出されてきたものを室
温で冷却し、ハンマーミルで粗粉砕してチップを得た。
次いで、これをターボミル粉砕機で微粉砕し、分級機に
導き、11.5μmに平均粒度を有する部分を取り出し
て、シアントナー用微粉末を得た。次いで、このトナー
用微粉末100重量部に対し、疎水性シリカ微粉体0.
3重量部を添加、混合して負帯電性シアントナーを得
た。得られたトナー5部と平均粒径50μmのシリコー
ン樹脂コートのキャリア95部とをボールミルを用いて
混合し現像剤を作製した。次にこのトナーと現像剤を用
いて、市販のフルカラー複写機キヤノン社製CLC−5
50により、23℃、50%RHの環境下で実写試験を
行なった。得られたトナーおよび現像剤を用いたとこ
ろ、5万枚実写後でもカブリは少なく、画像濃度も安定
しており、機内のトナー飛散、画像汚れも見られなかっ
た。初期および5万枚複写時の画像濃度は各々1.36
および1.35であり、また初期および5万枚複写時の
カブリは各々0.6および0.7であった。
【0053】なお、画像濃度はマクベス光度計を用いて
行い、1.35以上の濃度であればよい。なお、カブリ
はフォトボルトにて、反射率を測定することにより行っ
た。1.2%以下が良好な値である。また、トナーの機
内飛散は、複写機の転写チャージャー上に飛散トナーが
存在するか否かを確認することにより行った。転写チャ
ージャー上にトナー飛散がみられる場合、これに伴い画
像汚れが発生する。
【0054】実施例2〜22 実施例1に用いた着色粒子P1を用いる代わりに、表1
に記載の着色粒子を用いることを除き、実施例1と同様
の評価を行った。結果を表2に示す。
【0055】比較例1 着色粒子P1に代えてPigment Blue 1
5:3(比表面積75m 2/g)5部を用いる以外は実
施例1と同様にしてシアントナーを得た。結果を表2に
示す。
【0056】比較例2 着色粒子P1に代えてPigment Blue 1
5:3(比表面積75m2/g)3部、アルミナ粒子A
luminium Oxide C 2部を用いる以外
は実施例1と同様にしてシアントナーを得た。結果を表
2に示す。
【0057】比較例3 着色粒子P1に代えてPigment Red 122
(比表面積77m2/g)5部を用いる以外は実施例1
と同様にしてマゼンタトナーを得た。結果を表2に示
す。
【0058】比較例4 着色粒子P1に代えてPigment Red 122
(比表面積77m2/g)3部、アルミナ粒子Alum
inium Oxide C 2部を用いる以外は実施
例1と同様にしてマゼンタトナーを得た。結果を表2に
示す。
【0059】参考例1 飽和共重合ポリエステル樹脂92部に代えて3,5−ジ
−tert−ブチルサリチル酸亜鉛化合物1部、飽和共
重合ポリエステル樹脂91部を用いる以外は実施例1と
同様にしてシアントナーを得た。結果を表2に示す。
【0060】
【表2】
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のトナー
は、色再現性の格段に改善された良質な画像を現像当初
から長期に亘り安定して形成することができるという格
別の効果を有するものである。また色素分の使用量の低
減が可能であり、高価格の材料の割合を低減する処方を
可能とする。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも結着樹脂、着色剤を含有する静
    電荷像現像用トナーにおいて、着色剤がアルミナ粒子表
    面にメカノケミカル法により顔料を物理的に結合させた
    平均粒径10〜100nmの着色粒子であることを特徴
    とする静電荷像現像用トナー。
  2. 【請求項2】トナーが荷電制御剤を含有しないことを特
    徴とする請求項1に記載のトナー。
  3. 【請求項3】メカノケミカル法が、圧密粉砕処理である
    請求項1又は2に記載の静電荷像現像用トナー。
  4. 【請求項4】圧密粉砕処理が、線加重10〜70Kg/
    cmである請求項3記載の静電荷像現像用トナー。
  5. 【請求項5】メカノケミカル法が、シランカップリング
    剤またはシリル化剤にて処理したアルミナ粒子を使用す
    るか、シランカップリング剤またはシリル化剤の存在下
    に実施される請求項1ないし4いずれかに記載の静電荷
    像現像用トナー。
  6. 【請求項6】メカノケミカル法が、顔料誘導体の存在下
    に実施される請求項1ないし5いずれかに記載の静電荷
    像現像用トナー。
  7. 【請求項7】顔料がキナクリドン、フタロシアニン、不
    溶性アゾ顔料、カーボンブラックのいずれかであること
    を特徴とする請求項1ないし6いずれかに記載の静電荷
    像現像用トナー。
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