JP2003227578A - 電磁式給水弁 - Google Patents

電磁式給水弁

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JP2003227578A
JP2003227578A JP2002026270A JP2002026270A JP2003227578A JP 2003227578 A JP2003227578 A JP 2003227578A JP 2002026270 A JP2002026270 A JP 2002026270A JP 2002026270 A JP2002026270 A JP 2002026270A JP 2003227578 A JP2003227578 A JP 2003227578A
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chamber
valve seat
pilot
flow rate
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Sadao Okada
貞雄 岡田
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Rinnai Corp
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    • F16K7/00Diaphragm valves or cut-off apparatus, e.g. with a member deformed, but not moved bodily, to close the passage ; Pinch valves
    • F16K7/12Diaphragm valves or cut-off apparatus, e.g. with a member deformed, but not moved bodily, to close the passage ; Pinch valves with flat, dished, or bowl-shaped diaphragm
    • F16K7/14Diaphragm valves or cut-off apparatus, e.g. with a member deformed, but not moved bodily, to close the passage ; Pinch valves with flat, dished, or bowl-shaped diaphragm arranged to be deformed against a flat seat
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】閉弁時にダイヤフラム式の弁体の振動が生じ
て、閉弁するまでに要する時間が長くなることを抑制し
た電磁式給水弁を提供する。 【解決手段】電磁式給水弁には、流入室5と流出室7の
間に形成された弁口8に設けられた円筒形状の弁座9
と、弁口8を開閉するダイヤフラム式の弁体13と、流
入室5とパイロット室14とを連通する連絡穴16と、
パイロット室14と流出室7とを連通するパイロット穴
15と、パイロット穴15を開閉するプランジャ18と
が備えられている。パイロット穴15が閉じられて弁口
8が開状態から閉状態に切換わるときに、弁体13が弁
座9に着座する前に弁座9の外周面31と所定距離fに
亘って一定間隔の隙間dをもって対向し、該隙間dによ
り流入室5から流出室7への通水流量が水量制限穴6に
より制限される通水流量よりも小さい一定流量に制限す
る第1のガイド部材30を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁式のパイロッ
ト弁の開閉によりダイヤフラム式の弁体を移動させて弁
口を開閉する電磁式給水弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図4に示したように、本体1
00に水の流入口101と連通した流入室102と水の
流出口103と連通した流出室104とを形成し、流入
室102と流出室104の間に形成された弁口105に
円筒形状の弁座106を装着して、弁口105を開閉す
るためにゴムによって形成されたダイヤフラム107と
ダイヤフラム板108とにより構成された弁体109を
弁座106に接離可能に設けた給水弁が知られている。
【0003】かかる給水弁においては、弁体109の図
中下側に設けられたパイロット室110と流出室104
を連通するパイロット穴111と、流入室102とパイ
ロット室110とを連通する連絡穴112とが、ダイヤ
フラム板108に穿設されている。
【0004】そして、電磁コイル115への通電によっ
て、バネ116により図中上方向に付勢されたプランジ
ャ117を図中下方向に移動させてパイロット穴111
を開状態とし、電磁コイル115への通電遮断によりプ
ランジャ117を図中上方向に移動させてパイロット穴
111を閉状態とするようにしている。
【0005】ここで、パイロット穴111が閉状態であ
るときは、連絡穴112により流入室102とパイロッ
ト室110とが連通しているため、パイロット室110
内の圧力は入水圧と等しくなり、該入水圧により弁体1
09が図中上方向に押し上げられて弁座106に当接
し、弁口105が閉状態となって流入室102から流出
室104への通水が遮断される。
【0006】一方、パイロット穴111が閉状態から開
状態に切換わると、パイロット室110内の水がパイロ
ット穴111を介して流出室104に抜け、弁体109
の図中上面には入水圧がかかって弁体109が下方向に
押し下げられる。その結果、弁体109が弁座106か
ら離れて流入室102と流出室104とが連通し、流入
口101から流出口103への通水が可能となる。
【0007】このように流入口101から流出口103
へと水が流通しているときに、電磁コイル115に通電
されてプランジャ117によりパイロット穴111が閉
じられると、流入室102から連絡穴112を介してパ
イロット室110に流入する水によりパイロット室11
0内の圧力が急速に高まり、弁体109が図中上方向に
瞬時に移動してダイヤフラム107が弁座106に当接
する。
【0008】そして、この当接時に、ダイヤフラム10
7付近の水の体積が圧縮されて水圧が急激に上昇し、こ
の水圧の上昇によって発生した圧力波がダイヤフラム1
07と流入室102の端部間で反射を繰り返すいわゆる
ウォータハンマ現象が生じる場合がある。そして、この
ウォータハンマ現象によりゴム製のダイヤフラム107
の振動が生じたときに、ダイヤフラム107と弁座10
6間の開閉が繰り返され、このとき生じる通水量の変化
によって水圧変動が継続することになって、ダイヤフラ
ム107と弁座106間の止水不良が生じるという不都
合があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記不都合
を解消し、弁口を開状態から閉状態に切換える際に、ダ
イヤフラム式の弁体と弁座間の止水不良が生じることを
抑制した電磁式給水弁を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであり、水の流入口と連通した
流入室と水の流出口と水量制限部を介して連通した流出
室とが形成された本体と、前記流入室と前記流出室の間
に形成された弁口に設けられた円筒形状の弁座と、該弁
座に対向して設けられて該弁口を開閉するダイヤフラム
式の弁体と、該弁体の前記弁座と対向した側の反対側に
設けられたパイロット室と、前記流入室と該パイロット
室とを連通する連絡穴と、前記弁体に設けられて前記パ
イロット室と前記流出室とを連通するパイロット穴と、
該パイロット穴を開閉するパイロット電磁弁とを備えた
電磁式給水弁の改良に関する。
【0011】そして、前記パイロット電磁弁により前記
パイロット穴が閉じられて前記弁口が開状態から閉状態
に切換わるときに、前記弁体が前記弁座に着座する前に
前記弁座の外周面又は内周面と隙間をもって対向し、該
隙間により前記流入室から前記流出口への通水流量が前
記水量制限部により制限される通水流量よりも小さくな
るように制限する第1のガイド部材を前記弁体に備えた
ことを特徴とする。
【0012】かかる本発明によれば、前記弁口が開状態
にあるときは、前記流入室から前記流出室への通水流量
は前記水量制限部により制限された流量(以下、第1の
制限流量という)となる。そして、前記パイロット電磁
弁により前記パイロット穴が開いた状態から閉じた状態
に切換えられると、前記連絡穴を介して前記流入室から
前記パイロット室に流入する水により、前記パイロット
室内の水圧が入水圧まで上昇し、それに応じて前記弁体
が前記弁座に向かって移動する。
【0013】この場合、前記弁座が前記第1のガイド部
材と対向し始めると、前記流入室から前記流出室への通
水流量が、前記弁座と前記第1のガイドとの間の隙間に
より、前記第1の制限流量よりも小さい流量(以下、第
2の制限流量という)に制限されるようになる。
【0014】そのため、前記弁口が開状態から閉状態に
移行する過程において、前記流入室から前記流出室への
通水流量を前記第1の制限流量から前記第2の制限流量
へと減少させてから前記弁口を閉じることができる。そ
して、これにより、前記弁体が前記弁座に当接したとき
に生じる圧力波が小さくなって前記弁体の振動が小さく
なるため、当接時に前記弁体と前記弁座間で止水不良が
生じることを抑制することができる。また、該当接時に
前記弁体の振動が生じても、前記隙間により前記流入室
から前記流出口への通水流量が前記第2の制限流量以下
に制限されて前記弁体の振動幅が小さくなるため、前記
弁体の振動を速やかに収束させることができる。
【0015】また、前記第1のガイド部材を、前記隙間
が所定距離に亘って一定の間隔となるように形成したこ
とを特徴とする。
【0016】かかる本発明によれば、前記弁座が前記第
1のガイド部材と前記所定距離の間で対向するときは、
前記流入室から前記流出室への通水流量が前記一定の間
隔の隙間により前記第1の制限流量よりも小さい一定流
量に制限される。この場合、前記弁体が前記弁座に当接
したときに前記弁体の振動が生じても、前記一定の間隔
の隙間により前記流入室から前記流出室への通水流量は
一定となる。そのため、前記弁体の振動に同期して通水
流量が変動することが抑制されて水圧変動は継続せず、
前記弁体の振動を速やかに収束させることができる。
【0017】また、前記第1のガイド部材の先端部を、
前記弁体が前記弁座に接近する際に、前記隙間が次第に
狭くなるように形成したことを特徴とする。
【0018】かかる本発明によれば、前記弁口が開状態
から閉状態に移行する際に、前記弁体が前記弁座に接近
して前記弁座が前記第1のガイド部材の先端と対向し始
めると、前記弁座と前記第1のガイド部材との間隔が次
第に狭くなる。そのため、前記流入室から前記流出室へ
の通水流量が前記第1の制限流量から前記第2の制限流
量へと緩やかに移行し、これにより前記流入室の水圧変
動を抑制することができる。
【0019】また、前記弁体を前記弁座と対向する方向
のみに移動可能とする第2のガイド部材を備えたことを
特徴とする。
【0020】かかる本発明によれば、前記第2のガイド
部材により前記弁体の移動方向を規制ことによって、前
記弁口を閉状態とするときに、前記弁座と前記第1のガ
イド部材を確実に対向させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の第1及び第2の実施の形
態について、図1〜図3を参照して説明する。図1は本
発明の第1の実施の形態における電磁式給水弁の全体構
成図、図2は図1に示した電磁式給水弁の弁構造の詳細
図、図3は本発明の第2の実施の形態における電磁式給
水弁の弁構造の詳細図である。
【0022】先ず、図1及び図2を参照して本発明の第
1の実施の形態について説明する。図1に示した電磁式
給水弁1は、本体2に形成された流入口3と流出口4間
の通水を制御するものであり、流入口3と連通した流入
室5と流出口4と水量制限穴6(本発明の水量制限部に
相当する)を介して連通した流出室7とが隣接して形成
されている。
【0023】流入室5と流出室7の間には弁口8が形成
され、弁口8には弁座9が固着されている。そして、ゴ
ム等の柔軟材料で形成されたダイヤフラム10の中央に
形成された中心穴11にダイヤフラム板12が嵌入さ
れ、ダイヤフラム10とダイヤフラム板12とによりダ
イヤフラム式の弁体13が構成されている。
【0024】また、弁体13の図中下側にはパイロット
室14が設けられ、ダイヤフラム板12には、流出室7
とパイロット室14とを連通するパイロット穴15と、
流入室5とパイロット室14とを連通する連絡穴16と
が穿設されている。そして、パイロット穴15の先端に
形成されたパイロット弁座17に接離してパイロット穴
15を開閉するプランジャ18が、パイロット穴15の
中心線上にその中心を合わせて配設されている。
【0025】プランジャ18はバネ19により図中上方
向に付勢され、電磁コイル20に通電されていない状態
では、バネ19の付勢力によって図中上方に移動してパ
イロット弁座17に当接し、パイロット穴が閉状態とな
る(図に示した状態)。一方、電磁コイル20に通電さ
れた状態では、電磁コイル20の周辺に形成される磁気
回路の漏洩磁束によりプランジャ18がバネ19の付勢
力に抗して下方に移動し、プランジャ18がパイロット
弁座17から離れてパイロット穴15が開状態となる。
なお、パイロット弁座17、プランジャ18、バネ1
9、及び電磁コイル20により本発明のパイロット電磁
弁が構成される。
【0026】次に、電磁式給水弁1の作動について説明
する。電磁コイル20への通電が遮断された状態では、
上述したようにプランジャ18がパイロット弁座17に
当接してパイロット穴15が閉状態となる。そしてこの
状態では、流入室5から連絡穴16を介してパイロット
室14内に水が流れ込んでパイロット室14内の水圧が
入水圧まで上昇し、パイロット室14内の圧力が流出室
7内の圧力よりも高くなる。その結果、弁体13が図中
上方に押し上げられ、弁体13のダイヤフラム10が弁
座9に当接して弁座9が閉状態となり、流入室5から流
出室7への通水が遮断される。
【0027】一方、電磁コイル20に通電された状態で
は、上述したようにプランジャ18が下方に移動してパ
イロット弁座17から離れ、パイロット穴15が開状態
となる。そしてこの状態では、流入室5から連絡穴16
を介してパイロット室14内に流れ込んだ水はパイロッ
ト穴15を介して流出室7に流出する。そのため、流入
室5からの入水圧力により弁体13が図中下方に押し下
げられ、弁体13が弁座9から離れて弁口8が開状態と
なり、流入室5から流出室7への通水が可能となる。
【0028】そして、電磁式給水弁1においては、電磁
コイル20への通電が遮断されて弁体13のダイヤフラ
ム10が弁座9に当接する際に、流入室5内の急激な圧
力変化により圧力波が生じてダイヤフラム10が振動
し、該振動によりダイヤフラム10と弁座9間の止水不
良が生じることを抑制するため、ダイヤフラム10に第
1のガイド部30(本発明の第1のガイド部材に相当す
る)が形成されている。以下、図2を参照して第1のガ
イド部30の作用効果について説明する。
【0029】図2は、電磁コイル20への通電が遮断さ
れてパイロット穴15が閉状態となり、弁体13が上方
に移動する途中の状態を示している。第1のガイド部3
0は、弁体13のダイヤフラム10が弁座9に接近した
ときに、弁座9の外周面31を外側から囲むように形成
されている。そして、弁座9の外周面31と第1のガイ
ド部30が対向するようになると、それまで水量制限穴
6により制限されていた流入室5から流出室7への通水
流量(以下、第1の制限流量という)が、弁座9と第1
のガイド部30間の所定距離fに亘って、一定間隔の隙
間dにより該第1の制限流量よりも小さい流量(以下、
第2の制限流量という)に制限されるようになる。
【0030】そのため、弁体13が図中上方に移動して
ダイヤフラム10が弁座9に当接する際に、流入室5か
ら流出室7への通水流量を前記第1の制限流量から前記
第2の制限流量に減少させてから、ダイヤフラム10を
弁座9に当接させることができる。そして、これによ
り、弁体13のダイヤフラム10が弁座9に当接したと
きに生じる流入室5内の水圧変動を小さくしてダイヤフ
ラム10の振動を抑制し、ダイヤフラム10と弁座9間
の止水不良が生じることを防止することができる。
【0031】また、弁座9と第1のガイド部30が対向
した状態では、ダイヤフラム10の振動により弁座9が
開閉しても、流入室5から流出室7への通水流量は前記
第2の制限流量以下に制限された一定流量となる。その
ため、ダイヤフラム10の振動に連動して流入室5から
流出室7への通水流量が変動することが抑制され、これ
により、ダイヤフラム10の振動が生じた場合であって
も水圧変動は継続せず、該振動を速やかに収束させるこ
とができる。
【0032】また、第1のガイド部30の先端部32は
R形状をもって形成されている。そしてこのR形状は、
弁体13が図中上方向に移動して弁座9と第1のガイド
部30が対向し始めてから弁体13が弁座9に接近して
隙間の間隔がdとなるまで、弁座9と第1のガイド部3
0との隙間が次第に狭くなるように作用する。そのた
め、弁座9と第1のガイド部30が対向し始めるとき
に、流入室5から流出室7への通水流量を該R形状に従
って、前記第1の制限流量から前記第2の制限流量へと
緩やかに変化させることができる。
【0033】そして、これにより、流入室5内の水圧の
急激な変化を防止して、ダイヤフラム10が弁座9に当
接したときに生じる圧力波を小さくし、ダイヤフラム1
0の振動を抑制することができる。さらに、このR形状
により、弁座9を第1のガイド部30の内側に誘い込む
効果を得ることができる。
【0034】また、ダイヤフラム板12の弁座9の内側
に挿入される箇所には、弁体の移動を図中上下方向に規
制するフィン形状の第2のガイド部33が形成され、こ
れにより弁体13のダイヤフラム10が弁座9に当接す
る際に、弁座9と第1のガイド部30が確実に対向する
ようにしている。
【0035】次に、本発明の第2の実施の形態につい
て、図3を参照して説明する。なお、図1及び図2に示
した構成と同様の構成については同一の符号を付して説
明を省略する。本第2の実施の形態における電磁式給水
弁は、前記第1の実施の形態における電磁式給水弁1に
対して弁体の構成のみが相違する。
【0036】図3を参照して、本第2の実施の形態にお
ける弁体40は、前記第1の実施の形態における弁体1
3と同様に、ゴム等の柔軟材料で形成されたダイヤフラ
ム41の中央に形成された中心穴42にダイヤフラム板
43を嵌入して構成されている。そして、ダイヤフラム
41には、弁体40のダイヤフラム41が弁座9に接近
したときに、弁座9の内周面51と対向するように形成
された円筒形状の第1のガイド部50(本発明の第1の
ガイド部材に相当する)が形成されている。
【0037】図3は図2と同様に、電磁コイル20への
通電が遮断されて弁体40が上方に移動する途中の状態
を示している。弁体40が上方に移動して弁座9の内周
面51と第1のガイド部50が対向するようになると、
それまで水量制限穴6により制限されていた流入室5か
ら流出室7への通水流量(第1の制限流量)が、弁座9
と第1のガイド部50間の所定距離gに亘って一定間隔
の隙間eにより該第1の制限流量よりも小さい流量(以
下、第3の制限流量という)に制限されるようになる。
【0038】そのため、弁体40が図中上方に移動して
ダイヤフラム41が弁座9に当接する際に、流入室5か
ら流出室7への通水流量を前記第1の制限流量から前記
第3の制限流量に減少させてから、ダイヤフラム41を
弁座9に当接させることができる。そして、これによ
り、前記第1の実施の形態の場合と同様に、弁体40が
弁座9に当接したときに生じる流入室5内の水圧変動を
小さくしてダイヤフラム41の振動を抑制することがで
きる。
【0039】また、弁座9と第1のガイド部50が対向
した状態では、ダイヤフラム41の振動により弁口8が
開閉しても、流入室5から流出室7への通水流量は前記
第3の制限流量以下に制限された一定流量になる。その
ため、ダイヤフラム41の振動に連動して流入室5から
流出室7への通水流量が変動することが抑制され、これ
により、ダイヤフラム41の振動が生じた場合であって
も水圧変動は継続せず、該振動を速やかに収束させるこ
とができる。
【0040】また、第1のガイド部50の先端部52
は、前記第1の実施の形態における第1のガイド部材3
0と同様にR形状をもって形成され、これにより、弁座
9と第1のガイド部50が対向し始めるときに流入室5
内の水圧が急激に変化することを抑制している。
【0041】なお、前記第1及び第2の実施の形態で
は、第1のガイド部30,50の先端部をR形状とした
が、弁座9に弁体13,40が接近して隙間の間隔が
d,eとなるまで、弁座9と第1のガイド部30,50
間の隙間が次第に狭くなる形状(例えば勾配形状等)で
あってもよい。また、該形状を有しない場合であって
も、閉弁時にダイヤフラム10,41の振動を速やかに
収束させる本発明の効果を得ることができる。
【0042】また、前記第1及び第2の実施の形態で
は、第2のガイド部材33を設けて弁体13,40の移
動を弁座9と対向する方向のみに規制したが、第2のガ
イド部材33を設けない場合であっても、本発明の効果
を得ることができる。
【0043】また、前記第1及び第2の実施の形態で
は、第1のガイド部30,50をダイヤフラム10,4
1に一体に形成したが、ダイヤフラム板12,43のフ
ィン形状の第2のガイド部33の下端部分70(図2参
照)を円筒形状として該下端部分70の外周面と弁座9
の内周面が隙間を持って対抗するようにし、該隙間によ
り流入室5から流出室7への通水流量を制限するように
してもよい。この場合は、下端部分70が本発明の第1
のガイド部材として機能し、ダイヤフラム10,41に
第1のガイド部30,50を形成することが不要とな
る。
【0044】また、前記第1及び第2の実施の形態で
は、本発明の水量制限部として水量制限穴6を用いた例
を示したが、ガバナ等により開弁時の流入室5から流出
室7への通水流量を制限してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における電磁式給水
弁の全体構成図。
【図2】図1に示した電磁式給水弁の弁構造の詳細図。
【図3】本発明の第2の実施の形態における電磁式給水
弁の弁構造の詳細図。
【図4】従来の電磁式給水弁の全体構成図。
【符号の説明】
1…電磁式給水弁、2…本体、3…流入口、4…流出
口、5…流入室、6…水量制限穴、7…流出室、8…弁
口、9…弁座、10,41…ダイヤフラム、12,43
…ダイヤフラム板、13,40…弁体、14…パイロッ
ト室、15…パイロット穴、16…連絡穴、17…パイ
ロット穴、18…プランジャ、30…第1のガイド部、
33…第2のガイド部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水の流入口と連通した流入室と水の流出口
    と水量制限部を介して連通した流出室とが形成された本
    体と、前記流入室と前記流出室の間に形成された弁口に
    設けられた円筒形状の弁座と、該弁座に対向して設けら
    れて該弁口を開閉するダイヤフラム式の弁体と、該弁体
    の前記弁座と対向した側の反対側に設けられたパイロッ
    ト室と、前記流入室と該パイロット室とを連通する連絡
    穴と、前記弁体に設けられて前記パイロット室と前記流
    出室とを連通するパイロット穴と、該パイロット穴を開
    閉するパイロット電磁弁とを備えた電磁式給水弁におい
    て、 前記パイロット電磁弁により前記パイロット穴が閉じら
    れて前記弁口が開状態から閉状態に切換わるときに、前
    記弁体が前記弁座に着座する前に前記弁座の外周面又は
    内周面と隙間をもって対向し、該隙間により前記流入室
    から前記流出口への通水流量が前記水量制限部により制
    限される通水流量よりも小さくなるように制限する第1
    のガイド部材を前記弁体に備えたことを特徴とする電磁
    式給水弁。
  2. 【請求項2】前記第1のガイド部材を、前記隙間が所定
    距離に亘って一定の間隔となるように形成したことを特
    徴とする請求項1記載の電磁式給水弁。
  3. 【請求項3】前記第1のガイド部材の先端部を、前記弁
    体が前記弁座に接近する際に、前記隙間が次第に狭くな
    るように形成したことを特徴とする請求項1又は請求項
    2記載の電磁式給水弁。
  4. 【請求項4】前記弁体を前記弁座と対向する方向のみに
    移動可能とする第2のガイド部材を備えたことを特徴と
    する請求項1から請求項3のうちいずれか1項記載の電
    磁式給水弁。
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