JP2003226060A - 印刷制御装置およびその動作プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

印刷制御装置およびその動作プログラムを記憶した記憶媒体

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JP2003226060A
JP2003226060A JP2002025255A JP2002025255A JP2003226060A JP 2003226060 A JP2003226060 A JP 2003226060A JP 2002025255 A JP2002025255 A JP 2002025255A JP 2002025255 A JP2002025255 A JP 2002025255A JP 2003226060 A JP2003226060 A JP 2003226060A
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JP2002025255A
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Keiichi Noto
圭一 能登
Kazuhiko Hara
和彦 原
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 両面印刷可能なインクジェット記録装置にお
いて、給紙ローラが記録用紙の紙面に圧接されることに
よる記録用紙の擦れ汚れ、転写汚れ、また給紙パッドの
汚れによる記録用紙の汚れを抑制する。 【解決手段】 おもて面の第一、第二の危険領域の印刷
データを比較するデータ比較手段160と、前記第二の
危険領域の印刷データが少ない場合には、うら面の印刷
データを反転して、出力するデータ反転手段161と、
前記第二の危険領域の印刷データが少ない場合には、お
もて面と逆方向から給紙する給紙コマンドを作成するコ
マンド作成手段156と、前記給紙コマンドおよび印刷
データをインクジェット式記録手段に出力する出力手段
157とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両面印刷におい
て、記録用紙を汚すことなく、高画質な画像を記録する
ことができる印刷制御装置およびその動作プログラムを
記憶した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】記録用紙の両面に対するページ画像印刷
が可能なインクジェット式記録装置として、おもて面へ
のページ画像印刷が終了した後、記録用紙をユーザが手
動で反転させるインクジェット式記録装置が知られてい
る。このインクジェット式記録装置で両面印刷モードを
指定すると、給紙台上から記録用紙が送り出され、これ
らの記録用紙のおもて面にまず奇数ページ画像が印刷さ
れる。そして、ユーザが、奇数ページ画像印刷済みの記
録用紙を反転させてから給紙台上に再セットすると、そ
の記録用紙が給紙台上から送り出され、今度は、うら面
に偶数ページ画像が印刷される。なお、記録用紙に印刷
すべきページ画像が3ページ以上におよぶ場合には、す
べての奇数ページ画像の印刷が終了してから、偶数ペー
ジ画像の印刷が開始する。
【0003】このインクジェット式記録装置について更
に詳述すると、図8に示すように、まず給紙台1上に載
置された記録用紙2の先端部分をDカットローラと呼ば
れる紙送りローラ3によって引き出し、記録用紙2を搬
送する。そして、記録ヘッド4の手前に配置された上下
レジストローラ5a、5bの回転を一旦停止させ、それ
らの谷間に、前記紙送りローラ3によって搬送された記
録用紙2の先端を突き当たらせることによって、記録ヘ
ッド4に対する記録用紙先端の位置決めを行う。なお、
記録用紙2の複数枚取りを防止するために給紙パッド8
が前記給紙ローラ3に対向して配置されている。その
後、紙案内7にガイドされながら上下レジストローラ5
a、5bによって、記録用紙2は記録ヘッド4下方に搬
送され、記録用紙2のおもて面に所定の印刷がなされ
る。その後、印刷された記録用紙2は排紙ローラ6a、
6bによって、排紙トレイ9上に導き出される。
【0004】このおもて面の印刷終了後、ユーザが、お
もて面の印刷済みの記録用紙2を反転させてから給紙台
1上に再セットする。その後前記した動作と同様な動作
で、その記録用紙2が給紙台1上から送り出され、今度
は、うら面に偶数ページ画像が印刷される。印刷された
記録用紙2は排紙ローラ6a、6bによって、排紙トレ
イ9上に導き出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
インクジェット式記録装置では、給紙台から記録用紙を
引き出す際、図9に示すように給紙ローラ3を給紙台1
上の最上部の記録用紙2の紙面に圧接させている。その
ため、1枚目のうら面印刷の際、既に印刷されたおもて
面の印刷部2aが擦れて、記録用紙のうら面が汚れると
いう技術的課題があった。また、1枚目のうら面印刷の
際、既に印刷されたおもて面の印刷部2aは2枚目のう
ら面に擦り付けられ、2枚目のうら面に1枚目のおもて
面の印刷部2aが転写されることがあった。この転写
は、2枚目以降のうら面を印刷する場合も、同様に発生
する。なお、図9では、理解を容易にならしめるため、
記録用紙2の間を拡大すると共におもて面の印刷部2a
を拡大して、観念的に図示している。このように,既に
印刷されたおもて面の転写によって、記録用紙のうら面
が汚れるという技術的課題があった。
【0006】また、記録用紙の複数枚取りを防止するた
めに給紙パッド8が前記給紙ローラ3に対向して配置さ
れ、該給紙ローラ3によって記録用紙2が給紙パッド8
に圧接される。そのため、うら面印刷の際、既に印刷さ
れたおもて面の印刷部2aが給紙パッド8に転写される
ことがあった。このように給紙パッドが転写によって汚
れると、続いて印刷される記録用紙のおもて面が汚れる
という技術的課題があった。
【0007】本発明は、上記技術的課題を解決するため
になされたものであり、両面印刷可能なインクジェット
記録装置において、給紙ローラが記録用紙の紙面に圧接
されることによる記録用紙の擦れ汚れ、転写汚れ、また
給紙パッドの汚れによる記録用紙の汚れを抑制した印刷
制御装置及びおよびその動作プログラムを記憶した記憶
媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明は、記録用紙の両面に印刷が可能なイ
ンクジェット式記録手段に与えるためのコマンドを出力
する印刷制御装置であって、前記インクジェット式記録
手段で印刷されるおもて面の印刷データ中の第一、第二
の危険領域の印刷データを比較するデータ比較手段と、
前記データ比較手段の比較の結果、第一の危険領域の印
刷データが少ない場合には、うら面の印刷データを反転
することなく出力し、前記第二の危険領域の印刷データ
が少ない場合には、うら面の印刷データを反転して、印
刷データを出力するデータ反転手段と、前記第一の危険
領域の印刷データが少ない場合には、おもて面と同一の
方向から給紙する給紙コマンドを作成し、前記第二の危
険領域の印刷データが少ない場合には、おもて面と逆方
向から給紙する給紙コマンドを作成するコマンド作成手
段と、前記給紙コマンドおよび印刷データをインクジェ
ット式記録手段に出力する出力手段とを有することを特
徴としている。
【0009】このように、インクジェット式記録手段で
印刷されるおもて面の印刷データ中の第一、第二の危険
領域の印刷データを比較し、比較の結果、第一の危険領
域の印刷データが少ない場合には、うら面の印刷データ
を反転することなく出力し、前記第二の危険領域の印刷
データが少ない場合には、うら面の印刷データを反転し
て、印刷データを出力する。また、前記第一の危険領域
の印刷データが少ない場合には、おもて面と同一の方向
から給紙し、前記第二の危険領域の印刷データが少ない
場合には、おもて面と逆方向から給紙する。その結果、
うら面印刷時に、給紙ローラが記録用紙の危険領域を圧
接した際の、記録用紙の擦れ汚れ、転写汚れ、また給紙
パッドの汚れによる記録用紙の汚れを抑制することがで
きる。
【0010】また、上記課題を解決するためになされた
本発明は、複数の記録用紙の両面に印刷が可能なインク
ジェット式記録手段に与えるためのコマンドを出力する
印刷制御装置であって、前記インクジェット式記録手段
で印刷される各記録用紙のおもて面の印刷データ中の第
一、第二の危険領域の印刷データを比較するデータ比較
手段と、前記データ比較手段の比較の結果、印刷するう
ら面に対応するおもて面における第一の危険領域の印刷
データが少ない場合には、うら面の印刷データを反転す
ることなく出力し、印刷するうら面に対応するおもて面
における第二の危険領域の印刷データが少ない場合に
は、うら面の印刷データを反転して、印刷データを出力
するデータ反転手段と、前記第一の危険領域の印刷デー
タが少ない場合には、おもて面の給紙方向と同一の方向
から給紙する給紙コマンドを作成し、前記第二の危険領
域の印刷データが少ない場合には、おもて面の給紙方向
と逆方向から給紙する給紙コマンドを作成するコマンド
作成手段と、前記データ比較手段による各記録用紙のお
もて面の比較結果を記憶し、夫々のおもて面の対応する
うら面印刷時に、前記比較結果をデータ反転手段および
給紙コマンド作成手段に送る比較データ記憶手段と、前
記給紙コマンドおよび印刷データをインクジェット式記
録手段に出力する出力手段とを有することを特徴として
いる。
【0011】このように、各記録用紙のおもて面の比較
結果を記憶し、夫々のおもて面の対応するうら面印刷時
に、前記比較結果に基づいて、データ反転手段、給紙方
向を決定している。そのため、複数の記録用紙の両面の
印刷において、給紙ローラが記録用紙の危険領域を圧接
した際の、記録用紙の擦れ汚れ、転写汚れ、また給紙パ
ッドの汚れによる記録用紙の汚れを抑制することができ
る。
【0012】ここで、前記給紙コマンド作成手段から、
おもて面の給紙方向と逆方向から給紙する給紙コマンド
を受けて、印刷するうら面の給紙方向が逆になるように
給紙台にセットする告知を行う告知手段が設けられてい
ることが望ましい。
【0013】また、前記第一、第二の危険領域に印刷デ
ータがある場合、前記コマンド作成部において、第一、
第二の危険領域におけるインクの吐出量を制限するコマ
ンドが作成され、前記コマンドが出力手段によってイン
クジェット式記録手段に出力され、おもて面印刷時に第
一、第二の危険領域におけるインクの吐出量が制限され
ることが望ましい。このように、第一、第二の危険領域
におけるインクの吐出量が制限されるため、たとえ、給
紙ローラが記録用紙の危険領域を圧接した場合でも、記
録用紙の擦れ汚れ、転写汚れ、また給紙パッドの汚れに
よる記録用紙の汚れを抑制することができる。
【0014】更に、前記第一、第二の危険領域に印刷デ
ータがあり、第一の危険領域の印刷データが少ない場合
には、前記コマンド作成部において、第一の危険領域に
おけるインクの吐出量を制限するコマンドが作成され、
前記第一、第二の危険領域に印刷データがあり、第二の
危険領域の印刷データが少ない場合には、前記コマンド
作成部において、第二の危険領域におけるインクの吐出
量を制限するコマンドが作成され、これらコマンドが出
力手段によってインクジェット式記録手段に出力され、
おもて面印刷時に第一または第二の危険領域におけるイ
ンクの吐出量が制限されることが望ましい。
【0015】このように、給紙ローラが圧接する危険領
域のインクの吐出量が制限されるため、給紙ローラが圧
接した場合でも、記録用紙の擦れ汚れ、転写汚れ、また
給紙パッドの汚れによる記録用紙の汚れを抑制すること
ができる。
【0016】なお、前記した印刷制御装置はインクジェ
ット式記録装置内に設けられ、あるいはまたインクジェ
ット式記録装置に接続されたホストコンピュータ内に設
けられる。
【0017】また、上記した印刷制御装置の処理は、記
録媒体に格納されたプログラムによってなすことができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しなが
ら、本発明に係る実施の一形態について説明する。ま
ず、本実施の形態に係る印刷システムの構成について説
明する。本実施の形態に係る印刷システムは、図1に示
すように、ホスト100、インクジェット式記録装置3
00、ホスト100とインクジェット式記録装置300
とを接続したケーブル200等を有している。
【0019】ここで、ホスト100は、通常の情報処理
装置としてのハードウエア構成を有している。具体的に
は、筐体内部に、CPU101、ROM102、RAM
103、ディスプレイコントローラ104、キーボード
コントローラ105、フロッピー(登録商標)ディスク
ドライブ106、ハードディスク107、CD−ROM
ドライブ108、ケーブル200が接続されるインクジ
ェット式記録装置インタフェース109、必要に応じて
通信回線110aに接続されるネットワークインタフェ
ース110、これらの間でデータを伝送させるためのバ
ス112、等が内蔵されている。さらに、外部入出力装
置として、キーボード105aがキーボードコントロー
ラ105に、ディスプレイ装置104aがディスプレイ
コントローラ104に接続されている。
【0020】そして、このホスト100の内蔵ハードデ
ィスク107には、フロッピー(登録商標)ディスク1
06a、CD−ROM108a等の記憶媒体から、あら
かじめ各種アプリケーションプログラムがインストール
されている。例えば、インクジェット式記録装置300
に印刷されるページ画像等を作成するための描画プログ
ラム、後述のインクジェット式記録装置制御処理が定義
されたインクジェット式記録装置制御プログラムもその
うちに含まれている。なお、ROM102には、もちろ
ん、各種制御制御プログラム等があらかじめ格納されて
いる。
【0021】ホスト100には、このようなハードウエ
ア構成と、メモリ上に読み込まれたプログラムおよびデ
ータとによって、後述のインクジェット式記録装置制御
処理を実行するための機能構成が実現される。
【0022】具体的には、図2に示すように、ユーザが
データを入力する入力部104a、各種表示画面を表示
する表示部104a、入力部105aおよび表示部10
4aを制御するユーザインタフェース制御処理部15
2、描画アプリケーション実行部153、描画アプリケ
ーション実行部153からの印刷データをインクジェッ
ト式記録装置用の印刷データに変換する印刷データ作成
部154、紙面の危険領域における印刷データを比較す
るデータ比較手段としてのデータ比較部160、前記デ
ータ比較部160の比較結果を記憶する比較データ記憶
手段としての比較データ記憶部158、給紙条件が記憶
されている給紙条件記憶部159、印刷条件が記憶され
ている印刷条件記憶部162、インクジェット式記録装
置300に与えるための給紙コマンド等のコマンドを作
成するコマンド作成手段としてのコマンド作成部15
6、比較データ記憶部158からのデータに基づいて印
刷データを反転する印刷データ反転手段としての印刷デ
ータ反転部161、印刷データ作成部154からの印刷
データおよびコマンド作成部156からのコマンドをス
プールするためのスプーラ155、インクジェット式記
録装置300とのデータ送受信を制御する送受信制御部
157を備えている。
【0023】なお、これら新たな機能構成も、前述と同
様、ホストのハードウエア構成と、メモリ上に読み込ま
れたプログラムおよびデータによって実現される。
【0024】更に、前記した比較データ記憶部158、
給紙条件記憶部159、データ比較部160、印刷デー
タ反転部161、印刷条件記憶部162について詳述す
る。以下においては、1枚の記録用紙について、最初に
ページ画像が印刷される面をおもて面と呼び、おもて面
への印刷終了後にページ画像印刷される面をうら面と呼
ぶ。
【0025】前記したデータ比較部160においてなさ
れる印刷データの比較は紙面の危険領域における印刷デ
ータ量を対象になされる。この危険領域とは、うら面印
刷時に給紙ローラが圧接する領域と相対向するおもて面
の領域をいう。この危険領域について、具体的に図5に
基づいて説明する。図5はおもて面を印刷する状態を示
した状態図であり、記録用紙10は上端部Tから記録ヘ
ッド4に対して、給紙されている。即ち、図5は、記録
用紙10の上端部T側から印刷が開始され、記録用紙1
0が順次移動することにより上端部T側から下端部B側
に到る一連の印刷がなされる状態を示している。
【0026】そして、図5に符号11に示す仮想線の領
域において、給紙するための給紙ローラ3が圧接する。
この領域は図5に示した記録用紙10の左側(給紙方向
見た場合には右側)に位置する。したがって、うら面印
刷時に、この記録用紙10を反転し、記録用紙10の上
端部T側から給紙した場合には、図5に示した符号12
の領域のうら面に給紙ローラ3が圧接する。そのため、
符号12に示された領域が、給紙ローラ3によって次枚
目のうら面に圧接され、また給紙パッドに圧接され、こ
れら部分を汚することになる。このように、記録用紙、
給紙パッドを汚す虞のある、おもて面のこの領域12を
危険領域といい、特に、記録用紙の上端部T側の危険領
域を第一の危険領域という。
【0027】また、この記録用紙10を反転し、記録用
紙10の下端部B側から給紙した場合には、図5に示し
た符号13の領域のうら面に給紙ローラが圧接する。そ
のため、符号13に示された領域が擦れ、また次枚目の
うら面に圧接され、また給紙パッドに圧接され、これら
部分を汚することになる。このように、記録用紙、給紙
パッドを汚す虞のある、おもて面のこの領域13を危険
領域といい、特に、記録用紙の下端部B側の危険領域を
第二の危険領域という。
【0028】そして、前記データ比較部160におい
て、おもて面の第一の危険領域と、第二の危険領域の印
刷データ量の比較なされ、第一の危険領域に印刷データ
が無い場合及び第一の危険領域の印刷データ量が少ない
場合には、データ反転部161で印刷データを反転する
ことなく、記録用紙10の上端部T側の最初のデータか
ら下端部B側の最後のデータに至る一連の印刷データが
スプーラー155に送出されるように構成されている。
なお、このデータ反転部161での印刷データを反転
は、比較データ記憶部158からの要求で行われる。
【0029】また、おもて面の第一の危険領域と、第二
の危険領域の印刷データ量の比較なされ、第二の危険領
域に印刷データが無い場合及び第二の危険領域の印刷デ
ータ量が少ない場合には、比較データ記憶部158から
の要求に基づいて、データ反転部161におい印刷デー
タを反転する。したがって、データ反転部161からは
記録用紙10の下端部B側の最終データから上端部T側
の最初のデータに至る一連の印刷データがスプーラー1
55に送出されるように構成されている。
【0030】また、データ比較部160におけるデータ
比較の結果、第一の危険領域に印刷データが存在し、第
二の危険領域に印刷データが無い場合及び第一の危険領
域の印刷データ量より第二の危険領域の印刷データ量が
少ない場合には、比較データ記憶部158からコマンド
作成部156に、うら面の給紙方向を記録用紙10の下
端部B側から給紙する旨のコマンドを発行する要求がな
される。
【0031】前記コマンド作成部156で作成されるコ
マンドについて、更に説明する。コマンド作成部156
は、インクジェット式記録装置に発行するための2種類
の給紙コマンド(通常給紙コマンド、逆給紙コマンド)
を作成する。通常給紙コマンドは、通常の片面印刷処
理、両面印刷処理における、記録用紙10の上端部Tか
ら給紙され、記録用紙10の上端部側から下端部側に印
刷するコマンドである。一方、逆給紙コマンドは、両面
印刷処理におけるうら面印刷時に、記録用紙10の下端
部から給紙され、記録用紙10の下端部側から上端部側
に印刷するコマンドである。
【0032】なお、この給紙コマンドの他の条件は、給
紙条件記憶部159に格納されており、コマンド作成の
際、読み出すことによって他の給紙条件を含めたコマン
ドが作成される。
【0033】また、コマンド作成部156では、前記し
た給紙コマンドのほか、印刷条件に関するコマンドも作
成される。即ち、データ比較部160におけるデータ比
較の結果、第一、第二の危険領域に共に印刷データが存
在している場合において、第一の危険領域の印刷データ
量が第二の危険領域の印刷データ量より少ない場合に
は、第一の危険領域のインクの吐出量を下げて印刷する
コマンドが作成される。一方、第一、第二の危険領域に
共に印刷データが存在している場合において、第二の危
険領域の印刷データ量が第一の危険領域の印刷データ量
より少ない場合には、第二の危険領域のインクの吐出量
を下げて印刷するコマンドが作成される。
【0034】その結果、危険領域のインクの吐出量が下
げられて印刷されているため、うら面を印刷する際、給
紙ローラが危険領域に圧接しても、記録用紙の擦れ汚
れ、次に印刷されるうら面への転写、給紙パッドの汚れ
を抑制することができる。
【0035】前記コマンド作成の要求は、比較データ記
憶部158からの要求で行われる。即ち、比較データ記
憶部158は、データ比較部160からの比較データを
記憶すると共に、おもて面印刷であって、上記条件と一
致する場合にはインクの吐出量を下げて印刷するコマン
ドの作成を要求する。なお、この印刷コマンドの他の条
件は、印刷条件記憶部162に格納されており、コマン
ド作成の際、読み出すことによって他の印刷条件を含め
たコマンドが作成される。
【0036】次に、インクジェット式記録装置側の構成
について、図1、図3に基づいて説明する。インクジェ
ット式記録装置300の筐体内部には、印刷処理を実行
する印刷機構400の構成機器、インクジェット式記録
装置全体を制御する制御系500の構成機器、等が内蔵
されている。また、筐体外側には、液晶モニタ301お
よび操作パネル302が設けられている。
【0037】制御系500の構成機器には、CPU50
1、ROM502、RAM504、ケーブル200が接
続される入出力インタフェース505、液晶モニタ30
1および操作パネル302を制御するパネルコントロー
ラ503、これらの間でデータを伝送させるためのバス
506、等が含まれる。そして、印刷実行時には、これ
らの構成機器およびプログラム等によって、図3に示す
ように、ホスト100との間のデータ送受信を制御する
送受信制御部550、ホスト100側からの印刷要求に
応じて印刷機構400にページ画像印刷処理を実行させ
る印刷制御処理部551が実現される。
【0038】したがって、ホスト100が、これらコマ
ンドを適宜に発行すれば、両面印刷可能なインクジェッ
トインクジェット式記録装置によって、記録用紙の両面
に印刷することができる。
【0039】以下、図2乃至図7に基づいて、ホスト1
00が実行するインクジェット式記録装置制御処理につ
いて説明する。この処理について1枚の記録用紙に両面
印刷する場合について説明する。ホスト100側で、ユ
ーザが、印刷モードの指定を入力部105aに入力して
から、さらに印刷実行コマンドを入力部105aに入力
すると、ユーザインタフェース制御部152が、ユーザ
からの印刷モード指定を受け付けて、それが両面印刷モ
ードであるか否かを判断し、両面印刷モードを開始する
(図4、S1)。
【0040】ユーザインタフェース制御部152が、ユ
ーザの指定印刷モードを両面印刷モードと判断した場合
には、印刷データ作成部154が、インクジェット式記
録装置用のおもて面の印刷データを作成する。具体的に
は、描画アプリケーション実行部153から印刷データ
を、RGBイメージデータに変換する。そして、このR
GBデータに対して色変換処理等の各種処理を施こした
後、それをCMYK二値化イメージデータに変換する。
最終的に、CMYK二値化イメージデータをインクジェ
ット式記録装置用印刷データへと変換する。
【0041】この変換されたインクジェット式記録装置
用印刷データはデータ比較部160に出力され、データ
比較部160において第一の危険領域12に印刷データ
が存在するか判断される(図4、S2)。そして、その
結果は比較データ記憶部158に記憶され、第一の領域
12に印刷データが存在していない場合には、比較デー
タ記憶部158は、コマンド作成部156に対して、う
ら面印刷時に通常給紙コマンドを発行するように、コマ
ンド作成部156に要求する。
【0042】一方、コマンド作成部156は、このおも
て面印刷に対して、通常給紙コマンドを作成する。そし
て、このとき作成された通常給紙コマンドと1ページ分
の印刷データとは、スプールファイルとして一旦スプー
ラ155に格納された後、送受信制御部157によって
インクジェット式記録装置300へと送信される。これ
を受け付けたインクジェット式記録装置300側では、
記録用紙10のおもて面に対する印刷が実行される(図
4、S3)。
【0043】そして、おもて面印刷が終了すると、ユー
ザは排紙トレイ上の記録用紙10を反転させてから給紙
トレイに再セットする。このとき、記録用紙10は通常
給紙、即ち、記録用紙の上端部が先に給紙されるように
セットされる。
【0044】そして、ユーザが記録用紙再セット完了コ
マンドを入力部105aに入力し、それをユーザインタ
フェース制御部152が検知すると、印刷データ作成部
154が、おもて面印刷用データの作成と同様に、イン
クジェット式記録装置用のうら面印刷データを作成す
る。また、比較データ記憶部158から印刷データを反
転する要求がないため、データ反転部161ではうら面
の印刷データの反転は行わない。
【0045】一方、コマンド作成部156は、比較デー
タ記憶部158の要求にしたがって、通常給紙コマンド
を作成する。そして、このとき作成された通常用給紙コ
マンドとうら面印刷データとは、スプールファイルとし
て一旦スプーラ155に格納されたあと、送受信制御部
157によってインクジェット式記録装置300へと送
信される。これを受け付けたインクジェット式記録装置
300側では、記録用紙10のうら面に対する印刷が実
行され(図4、S4)、終了する(図4、S5)。
【0046】また、図5に示すように、第一の危険領域
12に印刷データが存在する場合には、第二の危険領域
13に印刷データが存在するか、データ比較部160に
よって判断される。その結果は、比較データ記憶部15
8に記憶される。そして、第二の領域13に印刷データ
が存在していない場合には、おもて面印刷は通常給紙コ
マンドの発行を要求し、うら面印刷時に、比較データ記
憶部158はコマンド作成部156に対して逆給紙コマ
ンドの発行を要求する。
【0047】一方、インクジェット式記録装置300側
では、記録用紙10のおもて面に対する印刷が実行され
る(図4、S7)。おもて面印刷が終了すると、コマン
ド作成部156では比較データ記憶部158の要求によ
って、逆給紙コマンドを発行する。この逆給紙コマンド
は、ユーザインタフェイス制御部152に与えられ、給
紙方向が逆になるように記録用紙をセットすることをユ
ーザに対して、表示手段104aに表示することにより
告知する。即ち、図5に示す記録用紙10を反転させ、
記録用紙10の下端部B側が先に給紙されるように、給
紙トレイに再セットすることをユーザに促す。
【0048】また、比較データ記憶部158から、印刷
データを反転する要求が、データ反転部161になさ
れ、データ反転部161においてうら面の印刷データを
反転する。したがって、データ反転部161からは記録
用紙10の下端部こB側の最終データから上端部T側の
最初のデータに至る一連の印刷データがスプーラー15
5に送出される。
【0049】そして、このとき作成された逆給紙コマン
ドとうら面印刷データとは、スプールファイルとして一
旦スプーラ155に格納されたあと、送受信制御部15
7によってインクジェット式記録装置300へと送信さ
れる。これを受け付けたインクジェット式記録装置30
0側では、印字方向が制御され、記録用紙のうら面に対
して逆向きに印刷が実行され(図4、S9、S10)、
終了する(図4、S5)。
【0050】また、図4のS2、S4の判断の結果、第
一、第二の危険領域12、13に印刷データが存在する
場合には、データ比較部160は、第一、第二の危険領
域の印刷データ量を比較する(図4、S11)。その結
果、図6に示すように第二の領域13の印刷データ量が
少ないと判断された場合には、比較データ記憶部158
はその結果を記憶する。
【0051】前記比較データ記憶部158は、コマンド
作成部156に対して、おもて面印刷は通常給紙コマン
ドを発行するように、また第二の危険領域においてイン
ク吐出量を下げるコマンドを作成するようにコマンド作
成部156に要求する。その後、第二の危険領域13に
おけるインクの吐出量を制限するコマンドが付加された
通常給紙コマンドがスプーラ−に送られる。
【0052】そして、このとき作成された通常給紙コマ
ンドとおもて面印刷データとは、スプールファイルとし
て一旦スプーラ155に格納されたあと、送受信制御部
157によってインクジェット式記録装置300へと送
信される。これを受け付けたインクジェット式記録装置
300側では、記録用紙10のおもて面に対する印刷が
実行される(図4、S12)。このおもて面の実行にあ
っては、第二の危険領域におけるインクの吐出量を制限
するコマンドが付加されているため、かかる領域のイン
ク吐出量は下げられる(図4、S14)。
【0053】そして、おもて面印刷が終了すると、比較
データ記憶部158は、うら面印刷時に逆給紙コマンド
を発行するように、コマンド作成部156に対して要求
する。この逆給紙コマンドは、ユーザインタフェイス制
御部152に与えられ、給紙方向が逆になるように記録
用紙をセットすることをユーザに対して、表示手段に表
示することにより告知する(図4、S14)。即ち、図
6に示す記録用紙10を反転させ、記録用紙10の下端
部B側が先に給紙されるように、給紙トレイに再セット
することをユーザに促す。
【0054】また、比較データ記憶部158から印刷デ
ータを反転する要求が、データ反転部161に与えら
れ、うら面の印刷データを反転する。したがって、デー
タ反転部161からは記録用紙の下端部B側の最終デー
タから上端部T側の最初のデータに至る一連の印刷デー
タがスプーラー155に送出される。
【0055】そして、このとき作成された逆給紙コマン
ドとうら面印刷データとは、スプールファイルとして一
旦スプーラ155に格納されたあと、送受信制御部15
7によってインクジェット式記録装置300へと送信さ
れる。これを受け付けたインクジェット式記録装置30
0側では、印字方向が制御され、各記録用紙Aのうら面
に対して逆向きに印刷が実行され(図4、S15、S1
6)、終了する(図4、S16)。
【0056】データ比較部160において、図7に示す
ように、第一、第二の危険領域12、13に印刷データ
が存在するが、第一の危険領域12の印刷データの方が
少ない場合には、比較データ記憶部158はその結果を
記憶する。
【0057】また、比較データ記憶部158は、コマン
ド作成部156に対して、おもて面印刷は通常給紙コマ
ンドを発行するように、また第一の危険領域においてイ
ンク吐出量を下げるコマンドを作成するようにコマンド
作成部156に要求する。その後、第一の危険領域13
におけるインクの吐出量を制限するコマンドが付加され
た通常給紙コマンドがスプーラ−に送られる。
【0058】そして、このとき作成された通常給紙コマ
ンドとおもて面印刷データとは、スプールファイルとし
て一旦スプーラ155に格納されたあと、送受信制御部
157によってインクジェット式記録装置300へと送
信される。これを受け付けたインクジェット式記録装置
300側では、記録用紙10のおもて面に対する印刷が
実行される(図4、S17)。このおもて面の実行にあ
っては、第一の危険領域におけるインクの吐出量を制限
するコマンドが付加されているため、かかる領域のイン
ク吐出量は下げられる(図4、S18)。
【0059】そして、おもて面印刷が終了すると、比較
データ記憶部158は、うら面印刷時に通常給紙コマン
ドを発行するように、コマンド作成部156に対して要
求する。
【0060】また、比較データ記憶部158から印刷デ
ータを反転する要求がないため、データ反転部161で
はうら面の印刷データの反転は行わない。また、コマン
ド作成部156は、比較データ記憶部158の要求にし
たがって、通常給紙コマンドを作成する。そして、この
とき作成された通常用給紙コマンドとうら面印刷データ
とは、スプールファイルとして一旦スプーラ155に格
納されたあと、送受信制御部157によってインクジェ
ット式記録装置300へと送信される。これを受け付け
たインクジェット式記録装置300側では、記録用紙1
0のうら面に対する印刷が実行され(図4、S19)、
終了する(図4、S5)。
【0061】このように、第一の危険領域12と第二の
危険領域13の印刷データ量を比較し、うら面を印刷す
る際、給紙ローラが印刷データ量が少ない危険領域に圧
接する方向に、給紙される。その結果、うら面印刷の
際、既に印刷されたおもて面の印刷部が擦れて記録用紙
のうら面が汚れるという弊害を防止できる。また、次ぎ
に印刷されるうら面に擦り付けられても転写が抑制さ
れ、記録用紙のうら面が汚れるという弊害を防止でき
る。
【0062】また、おもて面印刷の際、給紙ローラが圧
接する危険領域のインク吐出量を下げて印刷しているた
め、給紙パッドの汚れを抑制することができ、うら面印
刷の際、記録用紙のおもて面が汚れるという弊害を防止
できる。
【0063】なお、上記実施形態にあっては、おもて面
印刷の際、給紙ローラが圧接する危険領域のインク吐出
量を下げて印刷するように構成されているが、給紙ロー
ラが圧接しない危険領域のインク吐出量も下げて印刷す
るのが望ましい。
【0064】また、上記実施形態にあっては、記録用紙
1枚に対して両面印刷を行う場合について説明したが、
本発明は複数の記録用紙に対して、両面印刷を行う場合
にも当然に適用することができる。この場合、各おもて
面における危険領域の印刷データを比較したデータが比
較データ記憶部158に記憶され、おもて面に対応する
うら面印刷際、比較データ記憶部158が、該おもて面
の比較データを読み出し、コマンド作成部156に対し
て通常給紙コマンドあるいは逆給紙コマンドの作成を要
求するように構成する。また、比較データ記憶部158
が該おもて面の比較データを読み出し、第二の危険領域
の印刷データが無いか、あるいは第一の危険領域の印刷
データ量に比べて第二の危険領域の印刷データ量が少な
い場合には、比較データ記憶部158がデータ反転部1
61に対して、データ反転を要求するように構成する。
【0065】即ち、複数枚の記録用紙のうら面を印刷す
る際、印刷するうら面に対応するおもて面の比較データ
が読み出され、各うら面の給紙方向が決定される。した
がって、例えば、うら面印刷を通常の給紙方向で行って
いる状態において、逆給紙を行ううら面が到来した際に
は、印刷を停止すると共に表示手段でユーザに告知す
る。ユーザーは、当該うら面のみ給紙方向が逆になるよ
うに記録用紙をセットし直し、印刷を再開する。そし
て、当該うら面が印刷終了する。そしてまた通常給紙を
行ううら面が到来した際には、既に、うら面の給紙方向
が通常給紙方向になるように記録用紙がセットされてい
るため、連続的に印刷がなされる。
【0066】また、上記実施形態にあっては、印刷制御
装置をホストコンピュータ側に設けた場合について説明
したが、本発明にかかる印刷制御装置をインクジェット
式記録装置の印刷制御処理部に設けてもよい。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、両面印刷可能なインク
ジェット記録装置において、給紙ローラが記録用紙紙面
に圧接されることによる記録用紙の擦れ汚れ、転写汚
れ、また給紙パッドの汚れによる記録用紙の汚れを抑制
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るインクジェット式
記録装置システムの概略構成図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係るホストの機能構成
図である。
【図3】本発明の実施の一形態に係るインクジェット式
記録装置の機能構成図である。
【図4】本発明の実施の一形態に係るインクジェット式
記録装置制御処理の流れを示したフローチャート図であ
る。
【図5】記録用紙の危険領域を説明するための図であ
る。
【図6】記録用紙の危険領域を説明するための図であ
る。
【図7】記録用紙の危険領域を説明するための図であ
る。
【図8】従来のインクジェット式記録装置の内部の概略
構成図である。
【図9】従来のインクジェット式記録装置の要部を示し
た概略構成図である。
【符号の説明】
104a ディスプレイ装置 105a キーボード 152 ユーザインタフェース制御処理部 153 描画アプリケーション実行部 154 印刷データ作成部 155 スプーラ 156 コマンド作成部 157 送受信制御部 158 比較データ記憶部 159 給紙条件記憶部 160 データ比較部 161 印刷データ反転部 162 印刷条件記憶部 300 インクジェット式記録装置 400 印刷機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA16 EB58 EC07 EC12 EC72 2C061 AP01 AQ05 AR03 HJ06 HK02 HK05 HK18 HN15 2C062 RA06 2C087 AA17 AB01 AB05 AC07 BD02 BD17 CB16 5B021 AA01 FF02 FF03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録用紙の両面に印刷が可能なインクジ
    ェット式記録手段に与えるためのコマンドを出力する印
    刷制御装置であって、 前記インクジェット式記録手段で印刷されるおもて面の
    印刷データ中の第一、第二の危険領域の印刷データを比
    較するデータ比較手段と、 前記データ比較手段の比較の結果、第一の危険領域の印
    刷データが少ない場合には、うら面の印刷データを反転
    することなく出力し、前記第二の危険領域の印刷データ
    が少ない場合には、うら面の印刷データを反転して、印
    刷データを出力するデータ反転手段と、 前記第一の危険領域の印刷データが少ない場合には、お
    もて面と同一の方向から給紙する給紙コマンドを作成
    し、前記第二の危険領域の印刷データが少ない場合に
    は、おもて面と逆方向から給紙する給紙コマンドを作成
    するコマンド作成手段と、 前記給紙コマンドおよび印刷データをインクジェット式
    記録手段に出力する出力手段とを有することを特徴とす
    る印刷制御装置。
  2. 【請求項2】 複数の記録用紙の両面に印刷が可能なイ
    ンクジェット式記録手段に与えるためのコマンドを出力
    する印刷制御装置であって、 前記インクジェット式記録手段で印刷される各記録用紙
    のおもて面の印刷データ中の第一、第二の危険領域の印
    刷データを比較するデータ比較手段と、 前記データ比較手段の比較の結果、印刷するうら面に対
    応するおもて面における第一の危険領域の印刷データが
    少ない場合には、うら面の印刷データを反転することな
    く出力し、印刷するうら面に対応するおもて面における
    第二の危険領域の印刷データが少ない場合には、うら面
    の印刷データを反転して、印刷データを出力するデータ
    反転手段と、 前記第一の危険領域の印刷データが少ない場合には、お
    もて面の給紙方向と同一の方向から給紙する給紙コマン
    ドを作成し、前記第二の危険領域の印刷データが少ない
    場合には、おもて面の給紙方向と逆方向から給紙する給
    紙コマンドを作成するコマンド作成手段と、 前記データ比較手段による各記録用紙のおもて面の比較
    結果を記憶し、夫々のおもて面の対応するうら面印刷時
    に、前記比較結果をデータ反転手段および給紙コマンド
    作成手段に送る比較データ記憶手段と、 前記給紙コマンドおよび印刷データをインクジェット式
    記録手段に出力する出力手段とを有することを特徴とす
    る印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 前記給紙コマンド作成手段から、おもて
    面の給紙方向と逆方向から給紙する給紙コマンドを受け
    て、印刷するうら面の給紙方向が逆になるように給紙台
    にセットする告知を行う告知手段が設けられていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載された印刷
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第一、第二の危険領域に印刷データ
    がある場合、前記コマンド作成部において、第一、第二
    の危険領域におけるインクの吐出量を制限するコマンド
    が作成され、前記コマンドが出力手段によってインクジ
    ェット式記録手段に出力され、おもて面印刷時に第一、
    第二の危険領域におけるインクの吐出量が制限されるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載された印
    刷制御装置。
  5. 【請求項5】 前記第一、第二の危険領域に印刷データ
    があり、第一の危険領域の印刷データが少ない場合に
    は、前記コマンド作成部において、第一の危険領域にお
    けるインクの吐出量を制限するコマンドが作成され、 前記第一、第二の危険領域に印刷データがあり、第二の
    危険領域の印刷データが少ない場合には、前記コマンド
    作成部において、第二の危険領域におけるインクの吐出
    量を制限するコマンドが作成され、 これらコマンドが出力手段によってインクジェット式記
    録手段に出力され、おもて面印刷時に第一または第二の
    危険領域におけるインクの吐出量が制限されることを特
    徴とする請求項1または請求項2に印刷制御装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1乃至請求項5に記載された
    印刷制御装置はインクジェット式記録装置内に設けられ
    ることを特徴とする印刷制御装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1乃至請求項5に記載された
    印刷制御装置はインクジェット式記録装置に接続された
    ホストコンピュータ内に設けられることを特徴とする印
    刷制御装置。
  8. 【請求項8】 記録用紙の両面の印刷が可能なインクジ
    ェット式記録手段に与えるための給紙コマンドを印刷制
    御装置に出力させるプログラムが格納された記憶媒体で
    あって、 前記プログラムは、前記インクジェット式記録手段で印
    刷されるおもて面の印刷データ中の第一、第二の危険領
    域の印刷データを比較する処理と、 前記データ比較手段の比較の結果、第一の危険領域の印
    刷データが少ない場合には、うら面の印刷データを反転
    することなく出力し、前記第二の危険領域の印刷データ
    が少ない場合には、うら面の印刷データを反転して印刷
    データを出力する処理と、 前記第一の危険領域の印刷データが少ない場合には、お
    もて面の給紙方向と同一の方向から給紙する給紙コマン
    ドを作成し、前記第二の危険領域の印刷データが少ない
    場合には、おもて面の給紙方向と逆方向から給紙する給
    紙コマンドを作成する処理と、 前記給紙コマンドおよび印刷データをインクジェット式
    記録手段に出力する処理とを実行させることを特徴とす
    る記憶媒体。
  9. 【請求項9】 複数の記録用紙の両面の印刷が可能なイ
    ンクジェット式記録手段に与えるための給紙コマンドを
    印刷制御装置に出力させるプログラムが格納された記憶
    媒体であって、 前記インクジェット式記録手段で印刷される各記録用紙
    のおもて面の印刷データ中の第一、第二の危険領域の印
    刷データを比較する処理と、 前記データ比較手段による各記録用紙のおもて面の比較
    結果を記憶し、夫々のおもて面の対応するうら面印刷時
    に、前記比較結果をデータ反転手段および給紙コマンド
    作成手段に出力する処理と、 前記データ比較手段の比較の結果、印刷するうら面に対
    応するおもて面の第一の危険領域の印刷データが少ない
    場合には、うら面の印刷データを反転することなく出力
    し、印刷するうら面に対応するおもて面の第二の危険領
    域の印刷データが少ない場合には、うら面の印刷データ
    を反転して印刷データを出力する処理と、 前記第一の危険領域の印刷データが少ない場合には、お
    もて面の給紙方向と同一の方向から給紙する給紙コマン
    ドを作成し、前記第二の危険領域の印刷データが少ない
    場合には、おもて面の給紙方向と逆方向から給紙する給
    紙コマンドを作成する処理と、 前記給紙コマンドおよび印刷データをインクジェット式
    記録手段に出力する処理とを実行させることを特徴とす
    る記憶媒体。
  10. 【請求項10】 おもて面の給紙方向と逆方向から給紙
    する給紙コマンドを受けて、印刷するうら面の給紙方向
    が逆になるように給紙台にセットする告知を行う告知処
    理が含まれていることを特徴とする請求項8または請求
    項9に記載された記憶媒体。
  11. 【請求項11】 第一、第二の危険領域に印刷データが
    ある場合、第一、第二の危険領域におけるインクの吐出
    量を制限するコマンド作成処理がなされることを特徴と
    する請求項8または請求項9に記載された記憶媒体。
  12. 【請求項12】 前記第一、第二の危険領域に印刷デー
    タがあり、第一の危険領域の印刷データが少ない場合に
    は、第一の危険領域におけるインクの吐出量を制限する
    コマンドが作成処理され、 前記第一、第二の危険領域に印刷データがあり、第二の
    危険領域の印刷データが少ない場合には、第二の危険領
    域におけるインクの吐出量を制限するコマンドが作成処
    理されることを特徴とする請求項8または請求項9に記
    載された記憶媒体。
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