JP4307008B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、特に先行給紙方式を採った場合であっても、ユーザ情報を巧みに管理することにより、印刷生産性の効率を低下させることなく中断処理および中断再開を可能にした画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリンタやデジタル複合機等の画像形成装置においては、印刷速度を高めるために、連続して印刷される用紙と用紙の間隔(紙間)を縮める技術が重要となっていた。
そのためには前ページの印刷終了から次ページの印刷開始コマンドの処理により給紙するまでの処理を早くすることで、紙間を縮めることができる。しかし、用紙の大きさや紙搬送装置の速度により自ずと速度の限界が生じてしまう。
【0003】
そこで、紙間を締める1つの手法として、印刷終了を待たずして次ページの印刷開始コマンドをコマンドキューに登録し、次ページの給紙を実行する手法(先行給紙方式)が採られている。
この先行給紙方式によれば、印刷エンジンのメカニズム制御部(メカ制御部)が、次ページ処理が可能になった時点で次ページの給紙を行うことができるので、印刷終了を受けてから印刷開始コマンドを発行するまでの時間が不要となる。従って、その不要時間の分だけエンジンの持つ本来のスピードに近づけることができる。
【0004】
一方、前記画像形成装置において、軽印刷やカタログ作成など多様な用紙種類の対応が多くなる傾向が強まっている。この傾向に対処するためには複数のカセットから各種用紙を給紙する機能を、正確かつ高速に行う必要がある。この場合、画像形成装置において、使用する各種用紙情報はユーザ情報にて記述され、ユーザから容易に給紙すべき用紙を指定することが可能である。
【0005】
例えば、前述の先行給紙方式を採ることで印刷生産性の効率を低下させることなく、紙無し時の中断処理および中断再開を両立させる手段が、特開2001−235992号公報に開示されている。
ここで、特開2001−235992号公報に開示されている発明の概要を、図7を参照しつつ説明する。
図7に示すように、デジタル複写装置(画像形成装置)における印刷開始コマンドの先行予備出力処理(先行給紙出力処理)は、エンジン制御タスク101においてコマンドキュー102に印刷開始コマンドを溜めておき、メカニズム制御部103より現在処理中の給紙の終了を受けたら、直ぐに次の給紙開始コマンドを送信する。
【0006】
さらに、印刷開始コマンドの先行予備出力を、表紙シートモードや自動両面装置を使用した印刷のように前後の用紙で給紙位置が異なる場合でも行っている。そして、その場合、デジタル複写装置は、紙無しエラー発生時に先行予備出力されたコマンドをメカニズム制御部103に送信せずに、送信しなかったことを印刷開始コマンドキャンセルとして印刷制御タスク104に通知することで、紙無し発生時に次の用紙が印刷されてしまうことを防ぐようにしている。105は入出力制御タスク、106は入力制御タスクである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特開2001−235992号公報開示の発明では、紙無しによる中断処理の際に別カセットからの給紙が可能な場合でも、前ページとして給紙した用紙が排出されるのを待っているため、その待ち時間だけ再印刷処理の実行開始が遅れてしまう問題がある。この問題を回避するためには、例えば印刷コマンドに紙情報を付加するなどの手段が考えられるが、エンジン側でユーザ情報を管理することは、処理が繁多となり、またユーザ情報を2元管理する必要が発生してしまう。
【0008】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、先行給紙方式を採った場合であっても、ユーザ情報を巧みに管理することにより、印刷生産性の効率を低下させることなく中断処理および中断再開を可能にした画像形成装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために請求項1記載の発明は、印刷開始コマンドを発行する印刷制御部と、前記印刷開始コマンドを受信してコマンドキューに登録するエンジン制御部と、このエンジン制御部からの前記印刷開始コマンドを受けて印刷を実行するメカ制御部と、用紙を格納する複数のカセットとを備えた画像形成装置であって、前記印刷制御部は、画像データが生成された順にページIDを付け、このページIDで印刷ジョブを管理し、前記メカ制御部は、給紙直後に紙無しを検知すると、コマンドキュークリアを前記エンジン制御部に発行し、前記エンジン制御部は、前記コマンドキュークリアを受けると、前記コマンドキューをクリアにし、最後に給紙された画像データのページIDを前記印刷制御部へ送り、前記印刷制御部は、最後の紙が給紙されている間に、ユーザ情報とエンジン情報と前記ページIDを用いて、再印刷開始ページの決定と、給排紙先の決定を行い、ユーザ所望の紙が、紙無しが発生したカセットとは別のカセットに存在した場合には、最後に給紙した紙に対する印刷完了を待つことなく、次ページの印刷開始コマンドを、給紙先を変更して前記エンジン制御部へ発行し、前記エンジン制御部は、前記次ページの印刷開始コマンドを前記コマンドキューに登録し、前記最後に給紙した紙の給紙の完了を示す給紙完了通知が前記メカ制御部から送られてくると、前記次ページの給紙開始要求を前記メカ制御部へ送る構成としてある。
【0010】
このようにすれば、例えば図2(A),(B)に示すように、印刷制御部17から印刷開始コマンド▲1▼をエンジン制御部18に発行し、コマンドキューに印刷開始コマンド▲1▼を登録する。一方、メカニズム制御部19は、給紙完了通知(紙有り通知)または紙無し通知の何れかをエンジン制御部18に発行する。
給紙完了通知の場合には(図2(A))、エンジン制御部18は印刷開始コマンド▲1▼をメカニズム制御部19に発行すると、メカニズム制御部19は印刷を実行する。
また紙無し通知の場合には(図2(B))、コマンドキューに登録済みの印刷開始コマンド▲1▼をクリアする。従って、このまま放置すれば、印刷は実行されないが、例えば紙無し通知に応じてブザー,点滅表示等の警報を発すれば、ユーザ側で用紙を補給することが可能となる。また、別カセットに用紙が装填されている場合には、この別カセットから給紙する用に処理することも可能である。
【0011】
次に請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、
前記第1の制御手段と第2の制御手段とを非同期に処理する手段を備えた構成としてある。
このようにすれば、用紙への連続印刷処理において、印刷制御部17が発行する印刷制御タスク(印刷開始コマンド)とエンジン制御部18が発行するエンジン制御タスク(印刷開始コマンド)とは非同期にし、一度コマンドキューに登録するので、エンジン制御部18はメカニズム制御部19からの前ページの給紙完了のタイミングで給紙を指示することができるため、タスク間での通信のロスがなくエンジン速度での連続印刷が可能となる。
【0012】
また、画像形成装置は、複数の給紙カセットを備えた構成としてある。
このようにすれば、例えばA4版装填用の第1カセット21(図1参照)が紙無しとなっても、B4版を装填した第2カセット22の用紙に、印刷することができる。
【0013】
また、印刷制御部は、画像データが生成された順にページIDで印刷ジョブを管理し、該印刷ジョブに基づき印刷順を決定する構成としてある。
このようにすれば、各制御タスク間で送受信される画像データはページIDにて管理するので、紙無しの場合には、エンジン制御タスクは一度コマンドキューの印刷開始コマンドをクリアし、最後に給紙された画像データのページIDを印刷制御タスクに通知することができる。
【0014】
また、メカ制御部は、紙無し発生時に紙無しを検知し、エンジン制御部は、最後に給紙された画像データのページIDを印刷制御部に通知し、印刷制御部は、ユーザ情報とエンジン情報とエンジン制御部から通知されたページIDに基づき、再印刷開始ページを決定する構成としてある。
このようにすれば、印刷制御タスクは、最後の紙が給紙されている間に、受信したページIDとユーザ情報を元に再印刷開始ページの検索および給排紙先の決定を行い、次ページの印刷開始コマンドを発行することができるので、エンジンはエンジン速度で給紙動作を続けることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像形成装置を図示の実施形態に基づいて説明する。
(1)本実施形態の構成
図1は、本実施形態を適用する画像形成装置システムGSのシステム構成図である。
図1に示すように、画像形成装置システムGSは、画像形成装置本体10と、スキャナ30と、ホストPC40とを備えている。
【0016】
画像形成装置本体10は、画像形成装置本体全体の制御を行うシステムCPU11と、画像形成装置本体全体の制御を行うプログラムを格納したROM12と、演算処理に使用するRAM13と、電源を切った際にデータを保持するNVRAM(不揮発RAM)14と、ホストパソコン40から入力されたユーザ情報(ユーザによる給紙すべき用紙の指定情報、PDL言語で記述)を一時的に格納するユーザ情報バッファ15とを備えている。
【0017】
また、画像形成装置本体10は、ホストPC40から送信されたユーザ情報をもとに1ページ毎の画像データを作成した後、印刷制御部17に画像データを送信し印刷要求を行う画像作成部16と、該画像作成部16からの画像データに基づき画像の印刷の制御を行う印刷制御部17と、エンジン制御タスクの処理を行うエンジン制御部18と、給紙用モータ等の機構部(図示省略)の制御を行うメカニズム制御部19と、各種寸法の用紙をそれぞれ格納した第1〜第3カセット21〜23とを備えている。
【0018】
さらに、画像形成装置本体10は、スキャナ30とのインターフェースをなすスキャナI/F24と、ホストPC40とのインターフェースをなすホストI/F25と、ユーザ情報等を表示するパネル26とを備えている。
スキャナ30は、スキャナ全体の制御を行うスキャナCPU31と、スキャナ全体の制御プログラムを格納したROM32と、画像データを一時記憶するRAM33と、画像読み取り用のCCD(図示省略)を制御するCCDドライバ34と、モータの回転を制御するスキャンモータドライバ35とを備えている。
【0019】
(2)本実施形態の動作概要
先ず、本実施形態の動作概要を、図2(A),(B)を参照しつつ説明する。図2(A)は第1カセットに紙が有る場合のシーケンスであり、図2(B)は第1カセットに紙が無く、第2カセットに紙がある場合のシーケンスである。
図2(A)に示すように、プリンタおよびデジタル複合機(画像形成装置)の連続印刷処理において、印刷制御タスクは、エンジン制御タスクとは非同期で印刷開始コマンド▲1▼を発行し、エンジン制御タスクは受信した印刷開始コマンド▲1▼を一度コマンドキューに登録する。
【0020】
エンジン制御タスクは、メカニズム制御タスクからの前ページの給紙完了通知を受けたタイミングで、コマンドキューに登録してあった次ページの印刷開始コマンド▲1▼をメカニズム制御タスクに発行することで、エンジンはエンジン速度で給紙動作を続けることが可能となる(先行給紙方式)。
【0021】
図2(B)に示すように、各制御タスク間で送受信される画像データはページIDにて管理する。紙無しなどのエラーが発生したときには、エンジン制御タスクは一度コマンドキューの印刷開始コマンド▲1▼をクリアし、最後に給紙された画像データのページIDを印刷制御タスクに通知する。
印刷制御タスクは、最後の紙が給紙されている間に、受信したページIDとユーザ情報(例えばプリンタであればPDLなどのページ記述言語)を元に再印刷開始ページの検索および給排紙先の決定を行い、次ページの印刷開始コマンド▲2▼を発行する。このようにすれば、エンジンはエンジン速度で給紙動作を続けることが可能となる
【0022】
特に、複数の給紙カセットを装着した装置において、ユーザ所望の紙が、紙無しが発生したカセットとは別のカセットに存在した場合には、最後に給紙した紙に対する印刷完了を待つことなく次ページの印刷開始コマンドを、給紙先を変更して発行するために、紙無し発生から再印刷処理開始までの時間的なロスを抑えることが可能となる。
【0023】
(3)本実施形態の動作
次に、本実施形態の動作を、印刷制御部17の動作とエンジン制御部18の動作に分けて詳細に説明する。
図3は1ページの印刷が完了するまでの印刷制御部17のフローチャートであり、図4は1ページの印刷が完了するまでのエンジン制御部18のフローチャートである。
【0024】
先ず図3を参照しつつ印刷制御部17の動作を説明する。
印刷制御部17は、画像作成部16からの印刷要求メッセージと、エンジン制御部18からの印刷完了メッセージと、エンジン制御部18からのErrorメッセージとの3種類のメッセージを受信する(ステップS1)。
前記印刷要求メッセージを受信した場合には、送信された画像データにページIDを付け、印刷ジョブ管理リストに登録した後(ステップS2)、給排紙先を指定してエンジン制御部18へ印刷要求メッセージを送信する。
【0025】
前記印刷完了メッセージを受信した場合には、1ページの印刷処理が完了すると、印刷ジョブ管理リストから対象ページを削除した後(ステップS3)、画像作成部16へ印刷完了メッセージを送信する。
前記Errorメッセージを受信した場合には、残ページが無ければ(ステップS4:No)、正常に全てのページを終了したことになる。また残ページがあれば(ステップS4:Yes)、エンジン制御部18から送信されたページIDを元に印刷ジョブ管理リストから再印刷開始ページを検索し、検索された画像データから給紙先,排除先を決定する。給紙可能なカセットがあれば、そのカセットに切り替えた後(ステップS5)、エンジン制御部18へ印刷要求メッセージを送信する。
【0026】
次に、図4を参照しつつ、エンジン制御部18の動作を説明する。
エンジン制御部18は、印刷制御部17からの印刷要求メッセージと、メカニズム制御部19からの給紙完了メッセージと、エンジン制御部内部からのコマンドキュークリアメッセージと、エンジン制御部内部からの印刷完了メッセージとの4種類のメッセージを受信する(ステップS11)。
【0027】
前記印刷要求メッセージを受信した場合には、印刷開始コマンドをコマンドキューに登録し(ステップS12)、メカニズム制御部19が給紙可能状態であれば(ステップS13:Yes)、コマンドキューから印刷すべきページを選択し、給紙ステータスを給紙不可状態にセットした後(ステップS14)、メカニズム制御部19に給紙開始コマンドを発行する。メカニズム制御部19が給紙可能状態でなければ(ステップS13:No)、ステップS11に戻る。
【0028】
前記給紙完了メッセージを受信した場合は、給紙ステータスを給紙可能状態にセットし(ステップS15)、コマンドキューにコマンドが残っていれば(ステップS16:Yes)、ステップS14に移行し、メカニズム制御部19に続けて給紙開始コマンドを発行する。コマンドキューにコマンドが残っていなければ(ステップS16:No)、ステップS11に戻る。
【0029】
前記コマンドキュークリアメッセージを受信した場合は、コマンドキューをクリアし、給紙ステータスを給紙可能状態にセットするとともに、エンジン制御部18を初期状態に戻した後(ステップS17)、印刷制御部17にErrorメッセージを送信する。
前記印刷完了メッセージを受信した場合には、コマンドキューから対象ページを削除した後(ステップS18)、印刷制御部17に印刷完了メッセージを送信する。
【0030】
また、連続印刷時には、図3および図4に示した動作を毎ページ行う。
連続印刷時のコマンドシーケンスを図5に示す。図5に示すように、印刷制御部17からの印刷要求と、エンジン制御部18からの印刷開始コマンドの発行は非同期で動作する。そのためエンジン制御部18はメカニズム制御部19からの前ページの給紙完了のタイミングで給紙を指示することができるため、タスク間での通信のロスがなくエンジン速度での連続印刷が可能となる。
【0031】
また、従来技術で説明した特開2001−235992号公報での手段と比較して、連統印刷時には、印刷制御部17とエンジン制御部18の間のメッセージは印刷要求と印刷完了だけなので、給紙完了メッセージのやり取りがない分通信量が減り、その分各クスクが効率的に動作できる。
【0032】
次に連続印刷中の紙無し中断処理後の再印刷時のコマンドシーケンスを図6に示す。
図6に示すように、給紙直後にメカニズム制御部19が紙無しを検知すると、検知直後に、コマンドキュークリアをエンジン制御部18に発行する(図6のコマンドキュークリア(1)[1])。エンジン制御部18はコマンドキューをクリアにし、自身を初期状態に戻した後に、印刷制御部17にエラーを通知する(図6のError発生(1)[1])。そのとき、エンジン制御部18はError発生通知とともに、最後に給紙して印刷したページのページIDを印刷制御部17に通知する。
このように、紙なし発生とともに、最後に給紙されたページIDが印刷制御部に通知(Error発生(1)[1])されるため、エラー通知と同時に再印刷開始ページが決められる。
【0033】
印刷制御部17は通知されたページIDをもとに、次に印刷するページをジョブ管理リストから検索する。ページ情報を解析し、紙無しが発生したカセットとは別のカセットに給紙可能な用紙がセットされていたら、給紙先を切り替えてエンジン制御部18に印刷要求メッセージを送信する。
このように、最後に給紙した紙の印刷処理が完了する(印刷完了(1))前に、リトライページの印刷要求(給紙開始要求(2)[2])を発行できるため、紙なしによる印刷中断から再印刷開始までの時間的なロスが発生しない。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、以下の効果を発揮することができる。
請求項1記載の発明によれば、第1の制御手段が発行した印刷開始コマンドをコマンドキューに印刷開始コマンドを登録し、この状態で給紙完了通知(紙有り通知)または紙無し通知の何れかが到来するので、給紙完了通知の場合には印刷開始コマンドにより印刷を実行する。また紙無し通知の場合には、前記登録済みの印刷開始コマンドをクリアするので、印刷は実行されない。
【0035】
請求項2記載の発明によれば、第1の制御手段と第2の制御手段とを非同期に処理するので、第1の制御手段のエンジン制御部は、第1の制御手段のメカニズム制御部からの前ページの給紙完了のタイミングで給紙を指示することができるため、タスク間での通信のロスがなくエンジン速度での連続印刷が可能となる。
【0036】
請求項3記載の発明によれば、複数の給紙カセットを備えているので、例えばA4版装填用の第1カセットが紙無しとなっても、B4版を装填した第2カセットの用紙に、印刷することができる。
【0037】
請求項4記載の発明によれば、前記第1の制御手段は、前記画像データが生成された順にページIDで印刷ジョブを管理し、該印刷ジョブに基づき印刷順を決定するので、紙無しの場合には、エンジン制御タスクは一度コマンドキューの印刷開始コマンドをクリアし、最後に給紙された画像データのページIDを印刷制御タスクに通知することができる。
【0038】
請求項5記載の発明によれば、前記第2の制御手段は、紙無し発生時に紙無しを検知し、最後に給紙された画像データのページIDを前記第1の制御手段に通知し、該第1の制御手段は、ユーザ情報とエンジン情報と第2の制御手段から通知されたページIDに基づき、再印刷開始ページを決定するので、印刷制御タスクは、最後の紙が給紙されている間に、受信したページIDとユーザ情報を元に再印刷開始ページの検索および給排紙先の決定を行い、次ページの印刷開始コマンドを発行することができ、エンジンはエンジン速度で給紙動作を続けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を適用する画像形成装置システムのシステム構成図である。
【図2】同実施形態における概略動作のシーケンスであって、(A)は第1カセットに紙が有る場合、(B)は第1カセットに紙が無く、第2カセットに紙が有る場合である。
【図3】同実施形態における、印刷制御部のフローチャートである。
【図4】同実施形態における、エンジン制御部のフローチャートである。
【図5】同実施形態における、連続印刷時の内部コマンドシーケンスである。
【図6】同実施形態における、連続印刷中の紙なしによる再印刷処理時の内部コマンドシーケンスである。
【図7】従来例の概略動作を説明する図である。
【符号の説明】
GS 画像形成装置システム
10 画像形成装置本体
11 システムCPU
12 ROM
13 RAM
14 NVRAM
15 ユーザ情報受信バッファ
16 画像作成部
17 印刷制御部
18 エンジン制御部
19 メカニズム制御部
21 第1カセット
22 第2カセット
23 第3カセット
24 スキャナI/F
25 ホストI/F
26 パネル
30 スキャナ
31 スキャナCPU
32 スキャナのROM
33 スキャナのRAM
35 スキャンモータドライバ
40 ホストパソコン
41 外部I/F

Claims (2)

  1. 印刷開始コマンドを発行する印刷制御部と、前記印刷開始コマンドを受信してコマンドキューに登録するエンジン制御部と、このエンジン制御部からの前記印刷開始コマンドを受けて印刷を実行するメカ制御部と、用紙を格納する複数のカセットとを備えた画像形成装置であって、
    前記印刷制御部は、画像データが生成された順にページIDを付け、このページIDで印刷ジョブを管理し、
    前記メカ制御部は、給紙直後に紙無しを検知すると、コマンドキュークリアを前記エンジン制御部に発行し、
    前記エンジン制御部は、前記コマンドキュークリアを受けると、前記コマンドキューをクリアにし、最後に給紙された画像データのページIDを前記印刷制御部へ送り、
    前記印刷制御部は、
    最後の紙が給紙されている間に、ユーザ情報とエンジン情報と前記ページIDを用いて、再印刷開始ページの決定と、給排紙先の決定を行い、
    ユーザ所望の紙が、紙無しが発生したカセットとは別のカセットに存在した場合には、最後に給紙した紙に対する印刷完了を待つことなく、次ページの印刷開始コマンドを、給紙先を変更して前記エンジン制御部へ発行し、
    前記エンジン制御部は、前記次ページの印刷開始コマンドを前記コマンドキューに登録し、前記最後に給紙した紙の給紙の完了を示す給紙完了通知が前記メカ制御部から送られてくると、前記次ページの給紙開始要求を前記メカ制御部へ送る
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記印刷制御部は、エンジン制御部とは非同期で前記印刷要求を発行する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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