JP2003223394A - 交渉機能を有する装置と合意形成システム - Google Patents

交渉機能を有する装置と合意形成システム

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JP2003223394A
JP2003223394A JP2002257530A JP2002257530A JP2003223394A JP 2003223394 A JP2003223394 A JP 2003223394A JP 2002257530 A JP2002257530 A JP 2002257530A JP 2002257530 A JP2002257530 A JP 2002257530A JP 2003223394 A JP2003223394 A JP 2003223394A
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JP2002257530A
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Mitsuhiro Kageyama
光宏 影山
Mitsuhiro Sato
光弘 佐藤
Sachiko Uranaka
祥子 浦中
Kazuo Okamura
和男 岡村
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 属性情報の開示についてのネゴシエーション
が可能な装置を提供する。 【解決手段】 端末装置50に、利用者の属性情報を蓄積
管理する個人属性情報管理部54と、外部の装置に対して
利用者の属性情報の出力を制御すると共に外部の装置か
らの他者の属性情報の入力を制御する入出門管理部53と
を設け、センター装置10に、コンテンツを管理するコン
テンツ管理部14と、サービスを実現するサーバ部15と、
コンテンツ及びサービスに対する属性情報を管理するサ
ービス属性情報生成管理部13と、外部の装置に対してサ
ービス及びコンテンツの属性情報の出力制御を行うと共
に、他の装置から入力される利用者の属性情報の入力制
御を行う入出門管理部12とを設ける。入出門管理部53と
入出門管理部12とは、ネゴシエーションを行い、開示す
る属性情報の範囲を自動的に決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネゴシエーション
が可能なセンター装置や端末装置と、ネゴシエーション
により合意を形成するシステムと、その機能を実現する
ためのコンピュータプログラムに関し、特に、個人情報
やコンテンツの開示についてのネゴシエーションを可能
にしたものである。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネットが著しく普及し、
ネットワーク上で同好の士が集うコミュニティを形成し
て、メールや電子掲示板への書き込み、チャットなどを
通じて意見を交換したり、ネットワークを介した電子商
取引(electronic commerce;以下、ECと言う)で商
品やコンテンツを売買することが広く行われている。ま
た、サーバによるコンテンツ配信サービスも拡がりを見
せている。この配信サービスには、ユーザがサーバにコ
ンテンツを要求するPULL型のサービスと、サーバ側
が随時コンテンツをユーザ端末に送り付けるPUSH型
のサービスとがある。また、ピア・ツー・ピア(peer t
o peer)ファイル交換により、「個人対個人」がサーバ
を介さずにインターネット上で音楽や画像などのコンテ
ンツを交換することも行われている。
【0003】このようにECやコンテンツ配信サービス
を利用したり、コミュニティに参加する場合に、利用者
は個人情報の提示が求められる。ECでは、ECサービ
スの会員登録を行う利用者に対して、サービス業者が商
品の発送に不可欠な氏名、住所、電話番号等の情報だけ
でなく、利用者の年齢、性別、家族構成、趣味や嗜好等
の情報を要求する場合もある。サービス業者は、こうし
た個人情報や買い物履歴情報を顧客データベースに蓄積
してCRM(customer relationship management)を実
行し、集めたデータにデータマイニング等の手法を適用
して売れ筋商品や顧客の好みを解析し、顧客満足度を高
めることにより、収益の向上を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】個人情報は、それを集
めて利用する側にとっては極めて高い情報価値がある。
一方、個人情報を提示する利用者の側には、開示した個
人情報が見知らぬ人にまで知られたり、不当な使われ方
をするのではないかという懸念がある。そのため利用者
は、個人情報の開示をできるだけ控える傾向がある。現
状のECサービスでも、住所・氏名等は商品を入手する
上で不可欠なため利用者は無条件で開示しているが、家
族構成や趣味、嗜好等は、回答を保留する場合が少なく
ない。
【0005】この個人情報の開示に対し、例えば、情報
提供料の支払い等のインセンティブを与えれば、開示に
応じる利用者の数は増えるものと予想される。また、こ
のとき利用者が許容する個人情報の開示範囲は、その金
額に応じて拡がるものと見られる。ネットワーク上で価
値を有する情報の交換を円滑に進めるには、情報を開示
する側、それを利用する側の双方が情報の価値を認め
て、お互いに納得できる形で情報の授受を行う必要があ
り、個人情報もその例外ではない。また、これは個人情
報(人の属性情報)に限らず、コンテンツの属性情報や
サービスの属性情報等にも当てはまる。
【0006】しかし、現状のシステムでは、属性情報を
得ようとする側と属性情報を提供する側とが、互いの要
求を擦り合わせて属性情報の開示の条件を決めるネゴシ
エーション手段を持ち合わせていない。そのため、属性
情報を利用する側は、情報価値に富む良質な属性情報の
取得が難しく、また、属性情報を保有する側は、属性情
報の価値を十分に生かせないことになる。また、同様
に、互いの条件の擦り合わせは、ピア・ツー・ピアで自
作のコンテンツを提供したり、PUSH型の配信サービ
スで提供されるコンテンツを受信したり、また、ネット
ワークを通じて端末装置を操作するサービスにより、例
えば、コンテンツの蓄積予約の操作命令を端末装置が受
け入れたりする場合などでも必要になる。
【0007】自作コンテンツは、趣味が同じ人には提供
しても良いが、そうでなければ提供したくない、と云う
場合も有るし、見返りが得られるなら提供しても良い場
合も有るであろう。配信されるコンテンツに関しては、
そのコンテンツの属性が利用者の嗜好にマッチすれば受
信する、と云う場合もあれば、配信事業者を確認し、信
頼できる事業者から配信されたコンテンツであれば全て
受け入れる、と云う場合もある。また、端末装置の操作
サービスでは、操作命令の送り手側や操作内容を確認す
る手順を取り、条件に合う場合にだけ操作命令を受け入
れることが必要になる。
【0008】このように、ネットワークを通じて行う取
引、情報やコンテンツの開示、サービスの提供などの行
為は、相互の条件を擦り合わせて合意を形成することに
より、円滑、且つ、効果的に進めることができるが、現
状のシステムは、こうしたネゴシエーションを自動的に
行う手段を持ち合わせていない。
【0009】本発明は、こうした従来の問題点を解決す
るものであり、属性情報やコンテンツの開示、あるいは
サービスの提供などに際して、ネゴシエーションを実施
して開示範囲や提示条件についての合意を形成するシス
テムを提供し、また、それを実行する装置と、その装置
のためのコンピュータプログラムを提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の合意形
成システムでは、第1の装置に、属性情報を蓄積管理す
る属性情報生成管理部と、属性情報の開示先に対する開
示条件を設定管理する属性情報開示条件管理部と、この
開示条件に従って開示先と属性情報の開示についてネゴ
シエーションを行う第1のネゴシエーション部とを設
け、第2の装置に、属性情報の開示元から属性情報を受
信するための受信条件を設定管理する属性情報受信条件
管理部と、開示元とこの受信条件に従って属性情報の開
示についてネゴシエーションを行う第2のネゴシエーシ
ョン部とを設け、第1の装置の第1のネゴシエーション
部と第2の装置の第2のネゴシエーション部との間で属
性情報の開示の条件について合意形成を行い、第1の装
置は、第1のネゴシエーション部が合意した開示範囲の
属性情報を第2の装置に送信し、第2の装置は、第2の
ネゴシエーション部が合意した条件のもとで属性情報を
受信するようにしている。こうした構成により、属性情
報の開示に関するネゴシエーション処理が装置間で自動
的に行われる。
【0011】また、第1の装置に、コンテンツを蓄積管
理するコンテンツ管理部と、コンテンツの開示先に対す
る開示条件を設定管理するコンテンツ開示条件管理部
と、この開示条件に従って開示先とコンテンツの開示に
ついてネゴシエーションを行う第1のネゴシエーション
部とを設け、第2の装置に、受信したコンテンツを蓄積
管理する受信コンテンツ管理部と、コンテンツの開示元
からコンテンツを受信するための受信条件を設定管理す
るコンテンツ受信条件管理部と、開示元とこの受信条件
に従ってコンテンツの開示についてネゴシエーションを
行う第2のネゴシエーション部とを設け、第1の装置の
第1のネゴシエーション部と第2の装置の第2のネゴシ
エーション部との間でコンテンツの開示の条件について
合意形成を行い、第1の装置は、第1のネゴシエーショ
ン部が合意した開示範囲のコンテンツを第2の装置に送
信し、第2の装置は、第2のネゴシエーション部が合意
した条件のもとでコンテンツを受信して蓄積管理するよ
うにしている。こうした構成により、コンテンツの開示
範囲についてのネゴシエーションを自動的に行うことが
可能になる。
【0012】また、第1の装置に、受け取った端末操作
命令に従って当該装置の機能を制御する端末操作制御部
と、この端末操作命令の受信の是非について端末操作命
令の送信元とネゴシエーションを行う第1のネゴシエー
ション部とを設け、第2の装置に、端末操作命令を生成
する端末操作命令生成部と、端末操作命令の送信の是非
について端末操作命令の送信先とネゴシエーションを行
う第2のネゴシエーション部とを設け、第1の装置の第
1のネゴシエーション部と第2の装置の第2のネゴシエ
ーション部との間で端末操作命令の受け入れについて合
意形成を行い、第2の装置は、第2のネゴシエーション
部が合意した端末操作命令を第1の装置に送信し、第1
の装置は、第1のネゴシエーション部が受け入れに合意
した端末操作命令を受信して端末操作制御部に転送し、
端末操作制御部が端末操作命令に従って当該装置の機能
を制御するようにしている。こうした構成により、端末
操作命令の受け入れについてのネゴシエーションを自動
的に行うことが可能になる。
【0013】また、本発明の装置には、属性情報を蓄積
管理する属性情報生成管理部と、属性情報の開示先に対
する開示条件を設定管理する開示条件管理部と、開示条
件を満たすように、属性情報の開示先と属性情報の開示
の条件について合意形成を行い、属性情報の開示範囲を
決定する第1のネゴシエーション部と、属性情報を開示
先に送信する際に第1のネゴシエーション部が決定した
開示範囲のみを出力するように属性情報を修正する属性
情報フィルタ部とを設けている。こうした構成により、
提示する属性情報についてネゴシエーションを行うこと
ができる。
【0014】また、本発明の装置には、属性情報の開示
元から属性情報を受信するための受信条件を設定管理す
る受信条件管理部と、属性情報の開示元とこの受信条件
に従って、属性情報の開示の条件について合意形成を行
い、合意した条件に基づいて開示元から属性情報の開示
を受ける第2のネゴシエーション部とを設けている。こ
うした構成により、取得する属性情報についてネゴシエ
ーションを行うことができる。
【0015】また、本発明の装置には、属性情報を蓄積
管理する属性情報生成管理部と、属性情報の開示先に対
する開示条件を設定管理する開示条件管理部と、属性情
報の開示元から属性情報を受信するための受信条件を設
定管理する受信条件管理部と、コンテンツを蓄積管理す
るコンテンツ管理部と、コンテンツの開示先に対する開
示条件を設定管理するコンテンツ開示条件管理部と、コ
ンテンツの開示条件並びに属性情報の開示条件及び受信
条件に従ってコンテンツの開示先とネゴシエーションを
行い、開示するコンテンツの開示範囲を決定する第1の
ネゴシエーション部と、コンテンツを開示する際に第1
のネゴシエーション部が決定した開示範囲のみを出力す
るようにコンテンツを修正する出力コンテンツフィルタ
部とを設けている。こうした構成により、提示するコン
テンツについて、属性情報の開示と絡めてネゴシエーシ
ョンを行うことができる。
【0016】また、本発明の装置には、属性情報を蓄積
管理する属性情報生成管理部と、属性情報の開示先に対
する開示条件を設定管理する開示条件管理部と、属性情
報の開示元から属性情報を受信するための受信条件を設
定管理する受信条件管理部と、受信コンテンツを蓄積管
理する受信コンテンツ管理部と、コンテンツの開示元か
らコンテンツを受信するための受信条件を設定管理する
コンテンツ受信条件管理部と、コンテンツの受信条件並
びに属性情報の開示条件及び受信条件に従ってコンテン
ツの開示元とネゴシエーションを行い、開示されるコン
テンツの開示範囲を決定するネゴシエーション部とを設
けている。こうした構成により、提示を受けるコンテン
ツについて、属性情報の開示と絡めてネゴシエーション
を行うことができる。
【0017】また、本発明の装置には、受け取った端末
操作命令に従って当該装置の機能を制御する端末操作制
御部と、端末操作命令の受信の是非について端末操作命
令の送信元とネゴシエーションを行う第1のネゴシエー
ション部と、第1のネゴシエーション部が受け入れに合
意した端末操作命令を受信したとき、端末操作命令を選
択して端末操作制御部に転送するフィルタ部とを設けて
いる。こうした構成により、端末操作命令の受け入れに
ついてネゴシエーションを行い、端末操作命令の送信元
や端末操作命令の内容を確認した後、端末操作命令を受
信することができる。
【0018】また、本発明のコンピュータプログラムで
は、コンピュータに、属性情報に関して設定された開示
条件を満たすように、他の装置との間で属性情報の開示
の条件について合意を形成する手順と、属性情報に関し
て設定された受信条件に従って、他の装置との間で属性
情報の開示の条件について合意を形成する手順とを実行
させる。また、コンピュータに、コンテンツに関して設
定された開示条件を満たすように、他の装置との間でコ
ンテンツの開示の条件について合意を形成する手順と、
コンテンツに関して設定された受信条件に従って、他の
装置との間でコンテンツの開示の条件について合意を形
成する手順とを実行させる。こうした構成により、端末
装置やセンター装置のコンピュータに、属性情報やコン
テンツの開示のためのネゴシエーション動作を行わせる
ことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)本発明の第1
の実施形態における属性情報の合意形成システムは、図
1に示すように、属性情報のネゴシエーション機能を持
つセンター装置10と、同様に属性情報のネゴシエーショ
ン機能を持つユーザ端末50、60と、センター装置10とユ
ーザ端末50、60との間、及び、ユーザ端末50、60相互の
間を接続するネットワーク20とから成る。
【0020】ユーザ端末50、60は、CATV、インター
ネット、デジタル放送、無線通信などにより情報を交換
する、テレビに接続されたセットトップ・ボックス(S
TB)やパーソナルコンピュータ、携帯電話、携帯端
末、カーナビなどである。このユーザ端末50は、ネット
ワーク20を通じて通信を行う通信部51と、ブラウザやオ
ーサリングなどのアプリケーションを実行するアプリケ
ーション部52と、利用者の属性情報を蓄積管理する個人
属性情報生成管理部54と、外部のセンター装置10または
端末装置60に対して利用者の属性情報の出力を制御する
と共にセンター装置10または端末装置60からの他者の属
性情報の入力を制御する入出門管理部53とを備えてい
る。ユーザ端末60の構成も同様である。
【0021】図2は、ユーザ端末50のさらに詳しい構成
を示している。アプリケーション部52は、インターネッ
トやデータ放送で受信したHTML文書などを読み取
り、そこに記述された内容を描画するブラウザ部521
と、音声や動画、静止画、文字データなどを編集してコ
ンテンツを制作するオーサリング部522とを備えてお
り、このブラウザ部521やオーサリング部522は、利用者
が入力した指示をユーザインタフェース部505を介して
受け取る。
【0022】個人属性情報生成管理部54が蓄積管理する
利用者の属性情報は、図17に示すように、利用者を識
別するプロファイル情報と、利用者の嗜好性を表すプリ
ファレンス情報とから成り、プロファイル情報には、住
所、氏名、性別、生年月日等が含まれ、また、プリファ
レンス情報には、趣味、嗜好品、好みのコンテンツジャ
ンル、好みの事業者(よく利用するECサイトなど)、
好みのユーザ(よく情報をやり取りする人)などの情報
が含まれる。この個人属性情報生成管理部54は、ユーザ
端末50での放送番組の視聴履歴やホームページの参照履
歴、ECの利用実績、メールの送受信実績などの利用履
歴情報を蓄積する利用履歴DB541と、利用履歴DB541
から利用履歴情報を収集する利用履歴収集部542と、収
集した利用履歴情報から嗜好を解析してプリファレンス
情報を生成するプリファレンス自動生成部543と、生成
されたプリファレンス情報を蓄積するプリファレンスD
B544と、プロファイル情報の登録を受けるプロファイ
ル設定部545と、プロファイル情報を蓄積するプロファ
イルDB546と、プロファイル情報とプリファレンス情
報とを合わせて属性情報として管理し、外部からの要求
に応じて属性情報を出力する個人属性情報管理部547と
を備えている。
【0023】また、入出門管理部53は、属性情報の開示
先に送信する属性情報に対する開示条件を設定管理する
開示条件管理部533と、設定された開示条件を蓄積する
開示条件DB531と、属性情報の開示元から属性情報を
受信するための受信条件を設定管理する受信条件管理部
534と、設定された受信条件を蓄積する受信条件DB532
と、属性情報を開示する場合は、開示条件に従って開示
先とネゴシエーションを行い、属性情報の開示範囲を決
定し、属性情報を受信する場合は、受信条件に従って開
示元とネゴシエーションを行い、開示元から属性情報の
開示を受けるネゴシエーション部530と、属性情報を送
信する際にネゴシエーション部530が決定した開示範囲
のみを出力するように属性情報を修正する属性情報フィ
ルタ部535とを備えている。
【0024】なお、ユーザ端末の各部の機能は、ユーザ
端末が内蔵するコンピュータにプログラムで規定した処
理を行わせることにより実現する。また、センター装置
10は、ネットワーク20を通じて通信を行う通信部11と、
コンテンツを管理するコンテンツ管理部14と、ECやコ
ンテンツ配信等のサービスを実現するサーバ部15と、コ
ンテンツやサービスに関する属性情報を管理する事業者
属性情報生成管理部13と、端末装置50、60に対してサー
ビスやコンテンツの属性情報の出力制御を行うと共に、
端末装置50、60から入力される利用者の属性情報の入力
制御を行う入出門管理部12とを備えている。
【0025】図3は、センター装置10のさらに詳しい構
成を示している。サーバ部15は、ECサービスを実行す
るECサーバ151と、コンテンツ配信サービスを実行す
るコンテンツ配信サーバ152とから成る。また、事業者
属性情報生成管理部13は、コンテンツ管理部14が管理す
るコンテンツに対して属性情報を付与するコンテンツ属
性付与部133と、コンテンツ属性付与部133が付与したコ
ンテンツ属性情報を蓄積するコンテンツ属性情報DB13
4と、サーバ15が実現するサービスに対して属性情報を
付与するサービス属性情報付与部131と、サービス属性
情報付与部131が付与したサービス属性情報を蓄積する
サービス属性情報DB132と、コンテンツの属性情報と
サービスの属性情報とを合わせて管理し、外部からの要
求に応じてこれらの属性情報を出力する事業者属性情報
管理部135とを備えている。
【0026】また、入出門管理部12は、ユーザ端末50と
同様に、属性情報の開示先に送信する属性情報の開示条
件を設定管理する開示条件管理部123と、設定された開
示条件を蓄積する開示条件DB121と、属性情報の開示
元から属性情報を受信するための受信条件を設定管理す
る受信条件管理部124と、設定された受信条件を蓄積す
る受信条件DB122と、属性情報を開示する場合は、開
示条件に従って開示先とネゴシエーションを行い、属性
情報の開示範囲を決定し、属性情報を受信する場合は、
受信条件に従って開示元とネゴシエーションを行い、開
示元から属性情報の開示を受けるネゴシエーション部12
0と、属性情報を送信する際にネゴシエーション部120が
決定した開示範囲のみを出力するように属性情報を修正
する属性情報フィルタ部125とを備えている。なお、セ
ンター装置の各部の機能は、センター装置が内蔵するコ
ンピュータにプログラムで規定した処理を行わせること
により実現する。
【0027】ユーザ端末50やセンター装置10の開示条件
管理部533、123で設定管理される開示条件は、次のよう
なものである。 (1)開示条件1 開示先の属性に応じて、管理する属性情報の開示する項
目を決定する。相手がユーザ、アプリケーション、コン
テンツ、事業者等である場合、相手に応じて開示する項
目を決める。 (2)開示条件2 開示先の属性情報の開示度合いに応じて、管理する属性
情報の開示する項目を決定する。例えば、開示先が住所
氏名を明かしたらこちらも住所氏名を明かす。 (3)開示条件3 開示先の属性情報と、管理する属性情報との比較によっ
て、管理する属性情報の開示する項目を決定する。例え
ば、開示先の属性情報と、管理する属性情報とを比較し
て、相手が同じような嗜好の持ち主であるときは、開示
する。 (4)開示条件4 開示先から受けられる見返りの度合いに応じて、管理す
る属性情報の開示する項目を決定する。例えば、お金や
インセンティブ、無料コンテンツなどが貰える場合には
開示する。 (5)開示条件5 特定の開示先には、管理する属性情報の所定の項目を無
条件で開示する。例えば、開示先が“お友達帖”に載っ
ていれば無条件で開示する。ブラックリストに載ってい
れば開示しない。 (6)開示条件6 開示先が、開示した属性情報の利用制限を厳守するこ
と。例えば、開示先が無断転載禁止に応じたら開示す
る。 (7)開示条件7 第三者による開示先に対する信頼度評価の度合いに応じ
て、属性情報の開示する項目を決定する。 (8)開示条件8 開示条件1から開示条件7を組み合わせて、管理する属
性情報の開示する項目を決定する。 (9)開示条件9 開示条件8により組み合わされた各条件に優先順位を割
り当て、優先順位に応じて、管理する属性情報の開示す
る項目を決定する。 (10)開示条件10 開示条件8により組み合わされた各条件のそれぞれに、
必要条件、十分条件または必要十分条件のいずれかを割
り当て、必要条件を満たさなければ属性情報は開示せ
ず、また十分条件を満たした度合いに応じて、管理する
属性情報の開示する項目を決定する。
【0028】また、ユーザ端末50やセンター装置10の受
信条件管理部532、124で設定管理される受信条件は、例
えば次のようなものである。 (1)受信条件1 属性情報を開示するよう要求した相手先から属性情報の
開示を受けるために、管理する属性情報の全てまたは一
部の項目を要求相手に開示する。 (2)受信条件2 属性情報を開示するよう要求した相手先から属性情報の
開示を受けるために、要求した相手に対して見返りを渡
す。例えば、見返りは、お金であり、あるいは、インセ
ンティブであり、あるいはコンテンツである。 (3)受信条件3 属性情報を開示するよう要求した相手先から属性情報の
開示を受けるために、開示された属性情報の利用制限を
守る。 (4)受信条件4 属性情報を開示するよう要求した相手先から属性情報の
開示を受けるために、受信条件1から受信条件3を組み
合わせる。
【0029】例えば、センター装置10がユーザ端末50か
ら利用者の属性情報の開示を受ける場合には、ユーザ端
末50のネゴシエーション部530は、開示条件管理部533が
管理する開示条件を満たすように、また、センター装置
10のネゴシエーション部120は、受信条件管理部124が管
理する受信条件に従って、ネゴシエーション部530とネ
ゴシエーション部120との間で属性情報の開示のための
条件について合意をとることになる。また、ユーザ端末
60がユーザ端末50から利用者の属性情報の開示を受ける
場合でも同様である。
【0030】次に、ネゴシエーションの具体例について
示す。ここでは、事業者のセンター装置10が、ユーザ端
末50を使用する利用者の属性情報の開示をユーザ端末50
に要求する場合について説明する。ユーザ端末50では、
開示条件管理部533が図4に示す属性情報開示条件を管
理しているものとする。即ち、 開示条件1(必要条件):開示した属性情報の二次利用
禁止のための証明書を相手が発行してくれること。相手
の応答内容が“証明書を発行する”場合は、次の“条件
2次第”で開示範囲を決め、相手の応答内容が“証明書
を発行しない”場合は、属性情報を“開示しない”。
【0031】開示条件2(必要条件):開示先ユーザが
属性情報を自分に公開してくれるか否かで、属性情報を
相手に開示するかどうかを決定する。相手が属性情報を
開示する場合は、“ハンドルネームは開示”し、残りの
属性情報の開示は次の条件3次第で決める。相手が属性
情報を開示しないときは、こちらも開示しない。 開示条件3(必要条件):開示先の種別次第で属性情報
の開示範囲を決定する。開示先が一般ユーザの場合は、
条件5次第で開示範囲を決め、開示先がサービス事業者
の場合は、条件4次第で開示範囲を決め、開示先がアプ
リケーションの場合は開示しない。
【0032】開示条件4(必要条件):開示先からの見
返りによって属性情報の開示範囲を決定する。見返りと
して100円が支払われる場合、及び、無料コンテンツ
が提供される場合は“氏名・年齢・性別・メールアドレ
ス・趣味”を開示する。100円未満のお金が支払われ
る場合は“氏名・年齢・性別”を開示する。プレゼント
の応募資格が得られる場合は“住所・氏名・年齢・性別
・電話番号”を開示する。見返りが上記以外の場合また
は見返りが無い場合は開示しない。また、各見返りに対
して、この順に優先順位を付け、相手から複数の条件が
提示された場合、優先順位にしたがって決定する。
【0033】開示条件5(十分条件):開示先ユーザへ
の親密度により属性情報の開示範囲を決定する。開示先
ユーザが家族の場合は、属性情報を全て開示し、開示先
が友人の場合は“住所・氏名・誕生日・メールアドレ
ス”を開示し、それ以外の場合は条件6、条件7により
開示範囲を決定する。なお、友人かどうかは、開示条件
DB内の「お友達帖」に登録されているかどうかで判断
する。
【0034】開示条件6(十分条件):開示先ユーザの
嗜好と自分の嗜好とを比較して開示範囲を決定する。嗜
好を比較した結果、全部同じ趣味であるときは“氏名・
年齢・性別・メールアドレス”を開示し、一部同じ趣味
であるときは“メールアドレス”を開示し、それ以外で
あれば“開示しない”。なお、比較する嗜好は、個人属
性情報生成管理部で管理されている属性情報に含まれる
嗜好である。 開示条件7(十分条件):開示先ユーザが開示した属性
情報の範囲と同じ範囲の属性情報を開示する。
【0035】また、センター装置10では、受信条件管理
部124が図5に示す属性情報受信条件を管理しているも
のとする。即ち、 受信条件1:受け取った属性情報を二次使用しないこと
を約束する。 受信条件2:事業者の属性情報の開示を求められたとき
は“種別・ユーザID・氏名・年齢・性別・メールアド
レス・嗜好の一部”を開示しても良い。 受信条件3:見返りを求められたときは、以下のいずれ
かを見返りとして与えても良い。“インセンティブとし
て10円”“保持するコンテンツのうち1つを1日無料
で提供する”。
【0036】なお、開示条件や受信条件は、ユーザ端末
の利用者やセンター装置の管理者が設定する。この設定
を容易にするため、予め、開示条件の組み合わせや受信
条件の組み合わせに対応させてレベルを設定しておけ
ば、利用者は、レベルを指定するだけで開示条件や受信
条件を設定することができる。例えば、図4の開示条件
の場合、無条件で属性情報を開示する場合をレベル0、
全条件を適用する場合をレベル1、開示条件1、2、4
を適用する場合をレベル2、開示条件1、2、3、4を
適用する場合をレベル3と設定しておけば、家族、友人
以外の開示要求を全て拒否する場合はレベル2を選択
し、また、家族、友人に加えて見返りのある事業者に対
して属性情報を開示する場合はレベル3を選択すること
により、所要の開示条件を設定することができる。
【0037】こうした開示条件及び受信条件の下で行わ
れるネゴシエーションの手順を図6のシーケンス図に示
している。この手順は、属性情報開示要求元(センター
装置10)が属性情報開示要求先(ユーザ端末50)に対し
て、属性情報のうち、どの項目が欲しいかを明示しない
で属性情報を要求する場合のシーケンスである。属性情
報開示要求元のネゴシエーション部は、属性情報開示要
求先のネゴシエーション部に属性情報の開示要求を送る
(1)。要求先のネゴシエーション部は、開示条件管理
部に開示条件を確認し(2)、まず開示条件1が必要で
あることを確認して(3)、要求元のネゴシエーション
部に利用制限厳守要求(証明書の発行要求)を送る
(4)。要求元のネゴシエーション部は、受信条件管理
部に受信条件を確認し(5)、受信条件1を確認すると
(6)、要求先のネゴシエーション部に利用制限厳守証
明書を発行する(7)。要求先のネゴシエーション部
は、証明書を確認すると、開示条件2に基づいて属性情
報開示要求を要求元のネゴシエーション部に送る
(8)。要求元のネゴシエーション部は受信条件管理部
に受信条件を確認し(9)、受信条件2を確認すると
(10)、要求先に事業者の属性情報(種別・ユーザI
D・氏名・年齢・性別・メールアドレス・嗜好の一部)
を開示する(11)。要求先のネゴシエーション部は、
この属性情報から要求元が事業者であることを確認し
て、その場合の開示条件を開示条件管理部に確認し(1
2)、開示条件3を経て開示条件4を確認する(1
3)。
【0038】要求先のネゴシエーション部は、開示条件
4に従って、要求元のネゴシエーション部に見返り情報
開示要求を伝える(14)。要求元のネゴシエーション
部は、受信条件管理部に受信条件を確認し(15)、受
信条件3を確認すると(16)、要求先に見返り情報と
して“インセンティブとして10円”または“保持する
コンテンツのうちの1つを1日無料”の提供を見返り情
報として開示する(17)。要求先のネゴシエーション
部は、開示条件管理部に開示条件を確認し(18)、開
示条件4を確認すると(19)、開示条件4において優
先度の高い無料コンテンツと引き換えに、属性情報(氏
名・年齢・性別・メールアドレス・趣味)を開示する
(20)。このように要求元及び要求先のネゴシエーシ
ョン部は、予め設定されている開示条件及び受信条件に
従って、自動的にネゴシエーション処理を行い、その結
果、開示する属性情報の範囲を決める。
【0039】次に、属性情報開示要求元が属性情報開示
要求先に対して、属性情報のうち、欲しい項目を明示し
て属性情報を要求する場合のシーケンスを図7に示す。
この場合、属性情報開示要求元のネゴシエーション部
は、属性情報開示要求先のネゴシエーション部に対し
て、属性情報の内の“メールアドレス”の開示要求を送
る(1)。
【0040】続く(2)から(13)までの処理は、図
6の場合と同じである。即ち、要求先のネゴシエーショ
ン部は、開示条件管理部に開示条件を確認し(2)、ま
ず開示条件1が必要であることを確認して(3)、要求
元のネゴシエーション部に利用制限厳守要求(証明書の
発行要求)を送る(4)。要求元のネゴシエーション部
は、受信条件管理部に受信条件を確認し(5)、受信条
件1を確認すると(6)、要求先のネゴシエーション部
に利用制限厳守証明書を発行する(7)。要求先のネゴ
シエーション部は、証明書を確認すると、開示条件2に
基づいて属性情報開示要求を要求元のネゴシエーション
部に送る(8)。要求元のネゴシエーション部は受信条
件管理部に受信条件を確認し(9)、受信条件2を確認
すると(10)、要求先に属性情報(種別・ユーザID
・氏名・年齢・性別・メールアドレス・嗜好の一部)を
開示する(11)。要求先のネゴシエーション部は、こ
の属性情報から要求元が事業者であることを確認する
と、この場合の開示条件を開示条件管理部に確認し(1
2)、開示条件3を経て開示条件4を確認する(1
3)。
【0041】この開示条件4から、事業者にメールアド
レスを渡す場合の条件を判断し、要求元のネゴシエーシ
ョン部に、見返り情報開示要求として100円のインセ
ンティブまたは無料コンテンツの提供を要求する(1
4)。要求元のネゴシエーション部は、受信条件管理部
に受信条件を確認し(15)、受信条件3を確認すると
(16)、要求先の要求を満たす“保持するコンテンツ
のうちの1つを1日無料”で提供する旨の見返り情報を
開示する(17)。
【0042】要求先のネゴシエーション部は、開示条件
管理部に開示条件を確認し(18)、開示条件4から無
料コンテンツと引き換えにメールアドレスの開示を決定
し(19)、属性情報(メールアドレス)を開示する
(20)。このように要求元及び要求先のネゴシエーシ
ョン部は、予め設定されている開示条件及び受信条件に
従って、要求された属性情報を提示するためのネゴシエ
ーション処理を自動的に行い、その属性情報を要求元に
開示する。
【0043】また、図8に示すように、開示条件管理部
が管理する開示条件の中に“第三者の信頼がある事業者
・ユーザなら属性情報を開示する”(開示条件3)とい
う条件が含まれている場合には、図9に示すように、要
求先のネゴシエーション部は、信頼する第三者を特定す
るために、開示条件管理部にお友達帖を要求し、お友達
帖から信頼出来る友人(第三者)を取得すると、その第
三者のネゴシエーション部に対して、第三者の属性情報
のうち、「信頼する事業者情報」の開示を要求し、それ
を基に、要求元の事業者が信頼できるか否かを判断す
る。そして、信頼できる場合は、要求元に属性情報を開
示する。このように、この属性情報の合意形成システム
では、センター装置及び端末装置が、自らの属性情報を
保持し、また、その開示条件及び受信条件を管理してい
るため、その開示条件及び受信条件に基づいてネゴシエ
ーション処理を自動的に行い、その処理結果に従い、伝
送路を通じて属性情報の授受を行うことができる。
【0044】なお、ネゴシエーション処理において、開
示条件から、属性情報を“開示しない”となったとき
に、ネットワーク部が自動的に“開示しない”を相手に
通知せずに、GUI上に、外部から属性情報開示のアク
セスがあることを示すポップアップ表示を行い、情報を
開示するか否か、開示する場合にどの範囲を開示する
か、をユーザに訊ねるようにしても良い。また、受信条
件を、すべて“ユーザに訊ねる”として、ネゴシエーシ
ョン中に開示先の要求があった場合、GUIを通して、
すべてユーザが手動操作で対応するように構成すること
も可能である。
【0045】また、属性情報は、その生成をサーバに依
頼することも可能である。また、ユーザ端末は、プリフ
ァレンス情報を自ら生成せずに、サーバから貰うように
しても良い。また、この実施形態では、ネゴシエーショ
ン部が、属性情報を開示する場合のネゴシエーション
と、属性情報の開示を受ける場合のネゴシエーションと
を行うものとして説明したが、どちらか一方だけのネゴ
シエーションを実施するものであっても良い。
【0046】(第2の実施形態)第2の実施形態では、
属性情報の開示を絡めてコンテンツの開示範囲について
ネゴシエーションを行い、コンテンツの配信を実行する
システムについて説明する。このシステムを図10に示
している。第1の実施形態(図1)と比べて、ユーザ端
末50、60が、コンテンツを蓄積管理するコンテンツ管理
部55、65と、ユーザ端末50、60の機能を操作制御する端
末操作制御部56、66とを備えている点が異なっている。
図11は、ユーザ端末50の詳しい構成を示している。通
信部51、アプリケーション部52及び個人属性情報生成管
理部54の構成は第1の実施形態(図2)と変わりがな
い。
【0047】端末操作制御部56は、入出門管理部53を介
して入力する端末操作命令を受信し、その端末操作命令
に従って端末機能を操作制御する。例えば、端末操作命
令として、コンテンツの蓄積予約を操作する命令を受け
取ると、端末操作制御部56は、その命令に従って蓄積予
約を実行する。また、コンテンツの削除、移動、コピ
ー、再生などの端末操作命令を受け取ると、端末操作制
御部56は、その命令に従ってコンテンツ管理部55で管理
するコンテンツの削除、移動、コピー、再生などを実行
する。
【0048】コンテンツ管理部55は、伝送路を介して入
出門管理部53が外部から受信したコンテンツを受信コン
テンツとして管理する受信コンテンツ管理部551と、受
信コンテンツを蓄積するコンテンツDB553と、外部機
器インターフェース部57を介して外部のカメラ58等のA
V機器から受信したコンテンツまたは端末装置(PC)
59上のアプリケーションにより生成されたコンテンツを
個人コンテンツとして管理する個人コンテンツ管理部55
2と、個人コンテンツを蓄積する個人コンテンツDB554
とを備えている。
【0049】また、入出門管理部53は、コンテンツの開
示条件を設定管理するコンテンツ開示条件管理部536
と、属性情報の開示条件を設定管理する開示条件管理部
533と、コンテンツ及び属性情報の開示条件を蓄積する
開示条件DB531と、コンテンツの開示元からコンテン
ツを受信するための受信条件を設定管理する受信条件管
理部537と、属性情報の受信条件を設定管理する受信条
件管理部534と、コンテンツ及び属性情報の受信条件を
蓄積する受信条件DB532と、コンテンツ及び属性情報
の開示条件及び受信条件に従ってネゴシエーションを行
い、属性情報の開示範囲やコンテンツの開示範囲を決定
するネゴシエーション部530と、属性情報を送信する際
にネゴシエーション部530が決定した開示範囲のみを出
力するように属性情報を修正する属性情報フィルタ部53
5と、コンテンツの開示を受ける際にネゴシエーション
部530が決定したコンテンツの開示範囲のみが入力する
ように受信コンテンツを修正する入力コンテンツフィル
タ部538と、コンテンツを開示する際にネゴシエーショ
ン部530が決定した開示範囲のみを出力するように個人
コンテンツを修正する出力コンテンツフィルタ部539と
を備えている。なお、ユーザ端末の各部の機能は、ユー
ザ端末が内蔵するコンピュータにプログラムで規定した
処理を行わせることにより実現する。
【0050】図12は、センター装置10の詳しい構成を
示している。通信部11、コンテンツ管理部14及び事業者
属性情報生成管理部13の構成は、第1の実施形態(図
3)と変わりがない。サーバ部15は、ECサービスを実
行するECサーバ151と、コンテンツ配信サービスを実
行するコンテンツ配信サーバ152と、コンテンツの蓄積
予約操作等の端末操作をサービスする端末操作サーバ15
3とから成る。入出門管理部12の構成は、ユーザ端末50
の入出門管理部53と同じである。なお、センター装置の
各部の機能は、センター装置が内蔵するコンピュータに
プログラムで規定した処理を行わせることにより実現す
る。
【0051】ユーザ端末50やセンター装置10のコンテン
ツ開示条件管理部536、126で設定管理されるコンテンツ
の開示条件は、次のようなものである。 (1)開示条件1 コンテンツ開示先がユーザ、アプリケーション、コンテ
ンツあるいは事業者である場合、コンテンツ開示先の属
性に応じて、開示するコンテンツを決定する。 (2)開示条件2 コンテンツ開示先の属性情報の開示度合いに応じて、開
示するコンテンツを決定する。例えば、相手が住所氏名
を明かしたら、コンテンツを開示する。 (3)開示条件3 コンテンツ開示先の属性情報と当方が管理する属性情報
とを比較して、開示するコンテンツを決定する。例え
ば、同じような嗜好の人にはコンテンツを開示する。 (4)開示条件4 コンテンツ開示先から受けられる見返りに応じて、開示
するコンテンツを決定する。例えば、お金や無料コンテ
ンツを貰えるときはコンテンツを開示する。 (5)開示条件5 特定のコンテンツ開示先に対しては、コンテンツの開示
を決定する。例えば、お友達帖に載っている友人には無
条件でコンテンツを開示する。 (6)開示条件6 コンテンツ開示先において、開示したコンテンツの利用
権利を厳守すること。例えば、無断転載禁止を受け入れ
ること。 (7)開示条件7 第三者による開示先に対する信頼度評価の度合いに応じ
て、開示するコンテンツを決定する。 (8)開示条件8 開示条件1から開示条件7の組み合わせにより、開示す
るコンテンツを決定する。 (9)開示条件9 組み合わせた各条件に優先順位を割り当て、優先順位に
応じて開示するコンテンツを決定する。 (10)開示条件10 組み合わせた各条件のそれぞれに対し、必要条件、十分
条件または必要十分条件のいずれかを割り当て、必要条
件を満たさなければコンテンツは開示せず、また十分条
件を満たした度合いに応じて、開示するコンテンツを決
定する。
【0052】また、ユーザ端末50やセンター装置10のコ
ンテンツ受信条件管理部537、127で設定管理されるコン
テンツの受信条件は、次のようなものである。 (1)受信条件1 コンテンツの開示を受けるために、当方で管理するコン
テンツの全てまたは一部を開示する。 (2)受信条件2 コンテンツ開示元に対してコンテンツ受信に対する見返
りを渡す。例えば、お金を支払って受信する。 (3)受信条件3 開示されたコンテンツの利用制限を厳守する。 (4)受信条件4 コンテンツの開示元がユーザ、アプリケーション、コン
テンツ、事業者である場合に、コンテンツ開示元の属性
に応じて、送られたコンテンツを受信するか否か決定す
る。 (5)受信条件5 コンテンツ開示元の属性情報の開示度合いに応じて、コ
ンテンツを受信するか否かを決定する。例えば、住所氏
名を明かした人のコンテンツは受信する。 (6)受信条件6 コンテンツ開示先の属性情報と当方が管理する属性情報
との比較によって、コンテンツを受信するか否かを決定
する。例えば、同じような嗜好の人から送られたコンテ
ンツは受信する。 (7)受信条件7 特定のコンテンツ開示元のコンテンツは受信する(ある
いは受信しない)。例えば、お友達帖に載っている人か
らのコンテンツは受信し、ブラックリストに載っている
人のコンテンツは受信しない。 (8)受信条件8 第三者によるコンテンツ開示元に対する信頼度評価の度
合いに応じて、コンテンツを受信するか否かを決定す
る。 (9)受信条件9 コンテンツの開示が開示元の要求(PUSH型)である
か、開示先の要求(PULL型)であるかによって、コ
ンテンツを受信するか否かを決定する。 (10)受信条件10 受信条件1から9の組み合わせにより、コンテンツを受
信するか否かを決定する。 コンテンツを開示する端末装置またはセンター装置のネ
ゴシエーション部は、開示条件管理部が管理する開示条
件を満たすように、また、コンテンツの開示を受ける端
末装置またはセンター装置のネゴシエーション部は、受
信条件管理部が管理する受信条件に従って、お互いの間
でコンテンツ開示のための条件の合意をとる。
【0053】次に、コンテンツ配信におけるネゴシエー
ションの具体例について示す。ここでは、ユーザ端末50
からユーザ端末60に個人コンテンツが配信される場合に
ついて説明する。ユーザ端末50では、コンテンツ開示条
件管理部536が図13に示すコンテンツ開示条件を管理
しているものとする。即ち、 開示条件1(必要条件):開示したコンテンツの二次利
用禁止のための証明書を相手が発行してくれること。相
手の応答内容が“証明書を発行する”場合は、次の“条
件2次第”で開示範囲を決め、相手の応答内容が“証明
書を発行しない”場合は、コンテンツを“開示しな
い”。
【0054】開示条件2(必要条件):開示先ユーザが
属性情報を自分に公開してくれるか否かで、コンテンツ
を相手に開示するかどうかを決定する。相手が属性情報
を開示する場合は、開示範囲を条件3次第で決める。相
手が属性情報を開示しないときは、コンテンツを開示し
ない。 開示条件3(必要条件):開示先の種別次第でコンテン
ツの開示範囲を決定する。開示先が一般ユーザの場合
は、条件5次第で開示範囲を決め、開示先がサービス事
業者の場合は、条件4次第で開示範囲を決め、開示先が
アプリケーションの場合は開示しない。
【0055】開示条件4(必要条件):開示先からの見
返りによって属性情報の開示範囲を決定する。見返りと
して100円が支払われる場合、及び、無料コンテンツ
が提供される場合はコンテンツA、B、Cを開示する。
100円未満のお金が支払われる場合及びプレゼントの
応募資格が得られる場合はコンテンツXを開示する。見
返りが上記以外の場合または見返りが無い場合は開示し
ない。また、各見返りに対して、この順に優先順位を付
け、相手から複数の条件が提示された場合、優先順位に
したがって決定する。なお、見返りに対する開示範囲と
して、直接コンテンツを指定せずに、各コンテンツに属
性(子供の映像、自分の映像、風景写真など)を割り当
て、見返りに対して、その属性を割り当てても良い。ま
た、見返りに対して、ディレクトリ(フォルダ)を割り
当てることも可能である。
【0056】開示条件5(十分条件):開示先ユーザへ
の親密度によりコンテンツの開示範囲を決定する。開示
先ユーザが家族及び友人の場合は、全コンテンツを開示
し、開示先がそれ以外の場合は、コンテンツSは開示
し、それ以外は条件6次第で決定する。なお、友人かど
うかは、開示条件DB内の「お友達帖」に登録されてい
るかどうかで判断する。 開示条件6(十分条件):開示先ユーザの嗜好と自分の
嗜好とを比較してコンテンツの開示範囲を決定する。嗜
好を比較した結果、全部同じ趣味であるときはコンテン
ツA、B、Cを開示し、一部同じ趣味であるときはコン
テンツBを開示し、それ以外であれば“開示しない”。
なお、比較する嗜好は、個人属性情報生成管理部で管理
されている属性情報に含まれる嗜好である。
【0057】また、ユーザ端末60では、受信条件管理部
が図14に示すコンテンツ受信条件を管理しているもの
とする。即ち、 受信条件1:自分がPULLしたコンテンツか、PUS
Hされたコンテンツかによって受信条件が変わる。PU
LLの場合は受信条件2、3次第であり、PUSHの場
合は受信条件4次第である。 受信条件2:自分の属性情報の開示を求められたら、
“種別・ユーザID・氏名・年齢・性別・メールアドレ
ス・嗜好の一部”を開示しても良い。
【0058】受信条件3:見返りを求められたら、保持
するコンテンツのうち、コンテンツXの開示を見返りと
して提供しても良い。 受信条件4:開示元ユーザが属性情報を自分に開示して
くれたか否かで受信コンテンツの開示範囲を決定する。
属性情報の開示が有るときは、受信条件5次第でコンテ
ンツの開示範囲を決定し、属性情報の開示が無いときは
受信しない。 受信条件5:コンテンツ開示先の種別次第で受信コンテ
ンツの開示範囲を決定する。一般ユーザ及びサービス事
業者の場合は受信条件6次第でコンテンツの開示範囲を
決定し、アプリケーションの場合は受信しない。なお、
サービス事業者かどうかは、開示条件DBに格納された
契約している事業者リストにより判定する。
【0059】受信条件6:開示元ユーザとの親密度によ
り受信コンテンツの開示範囲を決定する。家族や友人の
場合は全コンテンツを受信する。契約しているコンテン
ツ配信事業者の場合は受信条件7次第で決定し、それ以
外では受信条件8次第で決定する。 受信条件7:PUSHコンテンツのうち、コンテンツの
属性が自分の嗜好にマッチしているものだけ受信する。 受信条件8:開示元ユーザの嗜好と自分の嗜好との比較
で受信コンテンツの開示範囲を決定する。一部同じ趣味
であるときは、受信条件7次第で決定し、それ以外は受
信しない。
【0060】図15には、ユーザ端末60からの要求でユ
ーザ端末50が個人コンテンツを配信する場合のユーザ端
末60(コンテンツPULL元)とユーザ端末50(コンテ
ンツPULL先)との手順を示している。コンテンツP
ULL元のネゴシエーション部は、コンテンツPULL
先にコンテンツ開示を要求する(1)。コンテンツPU
LL先のネゴシエーション部は開示条件管理部に開示条
件を確認し(2)、開示条件1が必要であることを確認
して(3)、コンテンツPULL元に利用制限厳守を要
求する(4)。PULL元のネゴシエーション部は利用
制限厳守の証明書を発行する(5)。PULL先のネゴ
シエーション部は、証明書を確認すると、開示条件2に
基づいて属性情報の開示を要求する(6)。PULL元
のネゴシエーション部は、受信条件管理部に受信条件を
確認し(7)、受信条件2を確認して(8)、属性情報
(種別・ユーザID・氏名・年齢・性別・メールアドレ
ス・嗜好の一部)を開示する(9)。PULL先のネゴ
シエーション部は、属性情報からPULL元が一般ユー
ザであることを確認し、その場合の開示条件を開示条件
管理部に確認し(10)、受信条件5の家族・友人に該
当しないことを確認し(11)、受信条件6の嗜好比較
を行うため、個人属性情報管理部にユーザ端末50の利用
者の個人属性情報を要求する(12)。個人属性情報を
取得すると(13)、コンテンツPULL元の属性情報
と比較し、一部同じ趣味が存在する場合には、開示条件
6より、コンテンツBの開示を決定し、出力コンテンツ
フィルタ部にコンテンツBのみの開示を要求する(1
4)。出力コンテンツフィルタ部は、コンテンツ管理部
からコンテンツBを取得し(15)、コンテンツPUL
L元のネゴシエーション部にコンテンツBを開示する
(16)。なお、出力コンテンツフィルタ部は、(1
5)において、コンテンツBの一部のみを出力するよう
に修正することもできる。例えば、開示先が16歳以下
の場合、コンテンツ中の暴力シーンをカットして出力す
ることなどが可能である。
【0061】また、図16は、センター装置がユーザ端
末にPUSH型のコンテンツを提供する場合のセンター
装置(コンテンツPUSH元)とユーザ端末(コンテン
ツPUSH先)との手順を示している。このユーザ端末
のコンテンツ受信条件管理部では、図14のコンテンツ
受信条件を管理している。コンテンツPUSH元のネゴ
シエーション部は、事業者属性情報を含むコンテンツP
USH通知をコンテンツPUSH先に送信する(1)。
PUSH先のネゴシエーション部は、受信条件管理部に
受信条件を確認し(2)、PUSH型の場合に必要な受
信条件4を満たしていることを確認し(3)、PUSH
元が契約している事業者であることを確認して、コンテ
ンツ内容の確認要求をPUSH元に送る(4)。PUS
H元のネゴシエーション部は、事業者属性情報生成管理
部にコンテンツ属性情報を要求し(5)、事業者属性情
報生成管理部は、コンテンツ属性情報をネゴシエーショ
ン部に渡し(6)、ネゴシエーション部は、コンテンツ
属性情報をPUSH先に送る(7)。
【0062】PUSH先のネゴシエーション部は、受信
条件管理部に受信条件を確認し(8)、受信条件7を見
極めるために自分の嗜好を調べる必要があることを確認
し(9)、個人属性情報管理部に個人属性情報を要求す
る(10)。個人属性情報管理部は個人属性情報をネゴ
シエーション部に渡す(11)。ネゴシエーション部
は、PUSHコンテンツの中に自分の嗜好にマッチする
ものがあることを確認し、そのコンテンツのPUSH配
信の受信を決定する。そして、入力コンテンツフィルタ
部に決定したコンテンツの入力を要求し(12)、PU
SH元のネゴシエーション部にPUSH配信準備OKを
通知する(13)。PUSH元のネゴシエーション部
は、コンテンツ管理部にコンテンツ配信を要求し(1
4)、コンテンツ管理部は、PUSH先にコンテンツを
PUSH配信する(15)。
【0063】このように、コンテンツの開示を受ける側
の装置のネゴシエーション部は、受信条件管理部が管理
する受信条件に従って、また、コンテンツを開示する側
の装置のネゴシエーション部は、開示条件管理部が管理
する開示条件を満たすように、双方のネゴシエーション
部の間で交渉が行われ、コンテンツ開示の合意が形成さ
れる。また、ユーザ端末が外部から端末操作命令を受け
入れる場合も、同様に、端末操作命令を受け取るユーザ
端末のネゴシエーション部と、端末操作命令の送り手側
の装置のネゴシエーション部との間で交渉が行われ、受
け手側のユーザ端末のネゴシエーション部は、送り手側
が受信条件を満たす契約事業者や友人であることを確認
し、また、端末操作命令の内容が受信条件を満たすこと
を確認して、その端末操作命令の受信を決定する。
【0064】そして、ユーザ端末のネゴシエーション部
は、入力コンテンツフィルタ部に、決定した端末操作命
令の入力を要求し、一方、送り手側の装置のネゴシエー
ション部には端末操作命令受け入れ準備OKを通知す
る。送り手側の装置が端末操作命令を送信すると、受け
手側のユーザ端末では、この端末操作命令が入力コンテ
ンツフィルタ部を介して端末操作制御部に送られ、端末
操作制御部は、その端末操作命令に従って端末機能を操
作制御する。こうしたネゴシエーション処理により、契
約事業者によるコンテンツの蓄積予約操作サービスを受
け入れたり、あるいは、利用者が長期間留守にする場
合、友人に依頼して友人の端末装置からユーザ端末のコ
ンテンツ蓄積予約操作を行うことなどが可能になる。
【0065】このように、このシステムでは、コンテン
ツや端末制御命令の授受についてネゴシエーション処理
を行うことができる。なお、この実施形態では、ネゴシ
エーション部が、コンテンツを開示する場合のネゴシエ
ーションと、コンテンツの開示を受ける場合のネゴシエ
ーションとを行うものとして説明したが、どちらか一方
だけのネゴシエーションを実施するものであっても良
い。また、この実施形態では、ネゴシエーション部が、
コンテンツ及び端末制御命令の授受についてネゴシエー
ション処理を行うものとして示したが、そのどちらか一
方だけのネゴシエーションを実施するものであっても良
い。
【0066】また、本発明では、次のような形態を取る
ことも可能である。交渉機能を有する装置に、利用者の
属性情報を蓄積管理する個人属性情報生成管理部と、外
部の装置に対して利用者の属性情報の出力を制御すると
共に外部の装置からの他者の属性情報の入力を制御する
入出門管理部とを設ける。交渉機能を有する装置に、コ
ンテンツを管理するコンテンツ管理部と、サービスを実
現するサーバ部と、コンテンツ及びサービスに対する属
性情報を管理するサービス属性情報生成管理部と、外部
の装置に対してサービス及びコンテンツの属性情報の出
力制御を行うと共に、他の装置から入力される利用者の
属性情報の入力制御を行う入出門管理部とを設ける。個
人属性情報生成管理部には、プロファイル情報の登録を
受けるプロファイル設定部と、当該装置の利用履歴情報
を収集する利用履歴収集部と、収集した利用履歴情報か
ら嗜好を解析してプリファレンス情報を生成するプリフ
ァレンス自動生成部と、プロファイル情報とプリファレ
ンス情報とを合わせて属性情報として管理し、外部から
の要求に応じて属性情報を出力する個人属性情報管理部
とを設ける。サービス属性情報生成管理部には、コンテ
ンツ管理部が管理するコンテンツに対して属性情報を付
与するコンテンツ属性付与部と、サーバ部が実現するサ
ービスに対して属性情報を付与するサービス属性情報付
与部と、コンテンツの属性情報とサービスの属性情報と
を合わせてコンテンツ及びサービスに対する属性情報と
して管理し、外部からの要求に応じてこの属性情報を出
力する事業者属性情報管理部とを設ける。入出門管理部
には、属性情報の開示先に対する開示条件を設定管理す
る開示条件管理部と、開示条件に従って開示先とネゴシ
エーションを行い、属性情報の開示範囲を決定するネゴ
シエーション部と、属性情報を送信する際にネゴシエー
ション部が決定した開示範囲のみを出力するように属性
情報を修正する属性情報フィルタ部とを設ける。入出門
管理部には、属性情報の開示元から属性情報を受信する
ための受信条件を設定管理する受信条件管理部と、受信
条件に従って開示元とネゴシエーションを行い、開示元
から属性情報の開示を受けるネゴシエーション部とを設
ける。開示条件が、開示先の属性に応じて、属性情報の
開示する項目を決定することである。開示条件が、開示
先の属性情報の開示度合いに応じて、属性情報の開示す
る項目を決定することである。開示条件が、開示先の属
性情報と属性情報との比較によって、属性情報の開示す
る項目を決定することである。開示条件が、開示先から
受けられる見返りの度合いに応じて、管理する属性情報
の開示する項目を決定することである。開示条件が、特
定の開示先であるか否かにより、属性情報の開示する項
目を決定することである。開示条件が、開示先におい
て、開示した属性情報の利用制限が厳守されることであ
る。開示条件が、第三者の開示先に対する信頼度評価の
度合いに応じて、属性情報の開示する項目を決定するこ
とである。開示条件が、これらの開示条件の二以上を組
み合わせた条件により、属性情報の開示する項目を決定
することである。開示条件が、これらの開示条件の二以
上を組み合わせた条件に対して優先順位を割り当て、こ
の優先順位に応じて、属性情報の開示する項目を決定す
ることである。開示条件が、これらの開示条件の二以上
を組み合わせた条件に対して必要条件、十分条件または
必要十分条件のいずれかを割り当て、必要条件を満たさ
なければ属性情報は開示せず、また十分条件を満たした
度合いに応じて属性情報の開示する項目を決定すること
である。受信条件が、開示元から属性情報の開示を受け
るために、自らが管理する属性情報の全てまたは一部の
項目を開示元に開示することである。受信条件が、開示
元から属性情報の開示を受けるために、開示元に対して
見返りを渡すことである。この見返りが、インセンティ
ブである。あるいは、見返りが、コンテンツである。受
信条件が、開示元から属性情報の開示を受けるために、
属性情報の利用制限を厳守することである。受信条件
が、これらの受信条件の二以上を組み合わせた条件であ
る。ネゴシエーション部は、属性情報の開示先の装置の
ネゴシエーション部との間で、開示条件管理部が管理す
る開示条件を満たすように、属性情報の開示の条件につ
いて合意形成を行う。ネゴシエーション部は、属性情報
の開示元の装置のネゴシエーション部との間で、受信条
件管理部が管理する受信条件に従って、属性情報の開示
の条件について合意形成を行う。個人属性情報生成管理
部は、利用者の属性情報の少なくとも一部をサーバから
取得する。交渉機能を有する装置に、利用者の属性情報
を蓄積管理する個人属性情報生成管理部と、コンテンツ
を蓄積管理するコンテンツ管理部と、外部の装置に対す
る利用者の属性情報及びコンテンツの出力を制御すると
共に外部の装置からの他者の属性情報及びコンテンツの
入力を制御する入出門管理部とを設ける。コンテンツ管
理部には、伝送路を介して入出門管理部が外部から受信
したコンテンツを受信コンテンツとして蓄積管理する受
信コンテンツ蓄積部と、外部機器インターフェース部を
介して外部のAV機器から受信したコンテンツまたは当
該装置上のアプリケーションにより生成したコンテンツ
を個人コンテンツとして蓄積管理する個人コンテンツ管
理部とを設ける。端末操作命令は、コンテンツの蓄積予
約を操作する命令であり、端末操作制御部は、この命令
に従って当該装置の蓄積予約を実行する。端末操作命令
は、コンテンツの削除、移動、コピー、再生などのコン
テンツ利用を操作する命令であり、端末操作制御部は、
この命令に従って当該装置でのコンテンツ利用を実行す
る。コンテンツの開示条件が、コンテンツ開示先の属性
に応じて、開示するコンテンツを決定することである。
コンテンツの開示条件が、コンテンツ開示先の属性情報
の開示度合いに応じて、開示するコンテンツを決定する
ことである。コンテンツの開示条件が、コンテンツ開示
先の属性情報とコンテンツ開示元が管理する属性情報と
の比較によって、開示するコンテンツを決定することで
ある。コンテンツの開示条件が、コンテンツ開示先から
受けられる見返りに応じて、開示するコンテンツを決定
することである。コンテンツの開示条件が、特定のコン
テンツ開示先であるか否かにより、開示するコンテンツ
を決定することである。コンテンツの開示条件が、コン
テンツ開示先において、開示したコンテンツの利用権利
が厳守されることである。コンテンツの開示条件が、第
三者のコンテンツ開示先に対する信頼度評価の度合いに
応じて、開示するコンテンツを決定することである。コ
ンテンツの開示条件が、これらのコンテンツ開示条件の
二以上を組み合わせた条件により、開示するコンテンツ
を決定することである。コンテンツの開示条件が、これ
らのコンテンツ開示条件の二以上を組み合わせた条件に
対して優先順位を割り当て、この優先順位に応じて、開
示するコンテンツを決定することである。コンテンツの
開示条件が、これらのコンテンツ開示条件の二以上を組
み合わせた条件に対して必要条件、十分条件または必要
十分条件のいずれかを割り当て、必要条件を満たさなけ
ればコンテンツは開示せず、また十分条件を満たした度
合いに応じて、開示するコンテンツを決定することであ
る。コンテンツの受信条件が、コンテンツの開示元から
コンテンツの開示を受けるために、開示先が管理するコ
ンテンツの全てまたは一部を開示元に開示することであ
る。コンテンツの受信条件が、コンテンツの開示元から
コンテンツの開示を受けるために、開示元に対してコン
テンツ開示の見返りを渡すことである。コンテンツの受
信条件が、コンテンツの開示元から開示されたコンテン
ツの利用制限を厳守することである。コンテンツの受信
条件が、コンテンツ開示元の属性に応じて、コンテンツ
を受信するか否かを決定することである。コンテンツの
受信条件が、コンテンツ開示元の属性情報の開示度合い
に応じて、コンテンツを受信するか否かを決定すること
である。コンテンツの受信条件が、コンテンツ開示先の
属性情報とコンテンツ開示元が管理する属性情報との比
較によって、コンテンツを受信するか否かを決定するこ
とである。コンテンツの受信条件が、コンテンツ開示元
が特定の開示元であるか否かにより、コンテンツを受信
するか否かを決定することである。コンテンツの受信条
件が、第三者のコンテンツ開示元に対する信頼度評価の
度合いに応じて、コンテンツを受信するか否かを決定す
ることである。コンテンツの受信条件が、コンテンツの
開示が開示元の要求であるか開示先の要求であるかによ
って、コンテンツを受信するか否かを決定することであ
る。コンテンツの受信条件が、これらのコンテンツ受信
条件の二以上を組み合わせた条件により、コンテンツを
受信するか否かを決定することである。ネゴシエーショ
ン部は、コンテンツの開示先の装置のネゴシエーション
部との間で、コンテンツ開示条件管理部が管理するコン
テンツの開示条件を満たすように、コンテンツの開示の
条件について合意形成を行う。ネゴシエーション部は、
コンテンツの開示元の装置のネゴシエーション部との間
で、コンテンツ受信条件管理部が管理するコンテンツの
受信条件に従って、コンテンツの開示の条件について合
意形成を行う。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の合意形態システム及び装置では、属性情報の開示や、
コンテンツの提示、端末操作命令の受け入れ等に対する
ネゴシエーション処理を自動的に行うことが可能であ
る。また、本発明のコンピュータプログラムは、こうし
たネゴシエーション処理をコンピュータに行わせること
が可能である。こうしたネゴシエーション処理により、
属性情報の開示を必要とするネットワーク・サービスの
円滑な運用を図ることができ、また、属性情報の市場価
値を高め、属性情報の有効利用の促進を図ることができ
る。
【0068】また、コンテンツの提示に対する不安や不
満が解消され、コンテンツの流通を促進することができ
る。また、端末操作サービスの誤操作を無くし、端末操
作サービスの利便性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるシステム構成
図、
【図2】本発明の第1の実施形態におけるユーザ端末の
構成図、
【図3】本発明の第1の実施形態におけるセンター装置
の構成図、
【図4】本発明の第1の実施形態における属性情報開示
条件の例を示す図、
【図5】本発明の第1の実施形態における属性情報受信
条件の例を示す図、
【図6】本発明の第1の実施形態における第1の属性情
報授受シーケンスを示す図、
【図7】本発明の第1の実施形態における第2の属性情
報授受シーケンスを示す図、
【図8】本発明の第1の実施形態における第2の属性情
報開示条件を示す図、
【図9】本発明の第1の実施形態における第3の属性情
報授受シーケンスを示す図、
【図10】本発明の第2の実施形態におけるシステム構
成図、
【図11】本発明の第2の実施形態におけるユーザ端末
の構成図、
【図12】本発明の第2の実施形態におけるセンター装
置の構成図、
【図13】本発明の第2の実施形態における個人コンテ
ンツ開示条件を示す図、
【図14】本発明の第2の実施形態におけるコンテンツ
受信条件を示す図、
【図15】本発明の第2の実施形態におけるPULL型
コンテンツの授受シーケンスを示す図、
【図16】本発明の第2の実施形態におけるPUSH型
コンテンツの授受シーケンスを示す図、
【図17】本発明の第1の実施形態における属性情報を
例示する図である。
【符号の説明】
10 センター装置 11 通信部 12 入出門管理部 13 事業者属性情報生成管理部 14 コンテンツ管理部 15 サーバ部 20 ネットワーク 50、60 ユーザ端末 51、61 通信部 52、62 アプリケーション部 53、63 入出門管理部 54、64 個人属性情報生成管理部 55、65 コンテンツ管理部 56、66 端末操作制御部 57 外部機器インターフェース部 58 カメラ 59 PC 120 ネゴシエーション部 121 開示条件DB 122 受信条件DB 123 開示条件管理部 124 受信条件管理部 125 属性情報フィルタ部 126 コンテンツ開示条件管理部 127 コンテンツ受信条件管理部 128 入力コンテンツフィルタ部 129 出力コンテンツフィルタ部 131 サービス属性情報付与部 132 サービス属性情報DB 133 コンテンツ属性付与部 134 コンテンツ属性情報DB 135 事業者属性情報管理部 151 ECサーバ 152 コンテンツ配信サーバ 153 端末操作サーバ 505 ユーザインタフェース部 521 ブラウザ部 522 オーサリング部 530 ネゴシエーション部 531 開示条件DB 532 受信条件DB 533 開示条件管理部 534 受信条件管理部 535 属性情報フィルタ部 536 コンテンツ開示条件管理部 537 コンテンツ受信条件管理部 538 入力コンテンツフィルタ部 539 出力コンテンツフィルタ部 541 利用履歴DB 542 利用履歴収集部 543 プリファレンス自動生成部 544 プリファレンスDB 545 プロファイル設定部 546 プロファイルDB 547 個人属性情報管理部 551 受信コンテンツ管理部 552 個人コンテンツ管理部 553 コンテンツDB 554 個人コンテンツDB
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦中 祥子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 岡村 和男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B017 AA08 BB09 BB10 5B085 AA08 AE06 BA06 BG02 BG03 BG04 BG07

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の装置が、属性情報を蓄積管理する
    属性情報生成管理部と、前記属性情報の開示先に対する
    開示条件を設定管理する属性情報開示条件管理部と、前
    記開示条件に従って開示先と前記属性情報の開示につい
    てネゴシエーションを行う第1のネゴシエーション部と
    を備え、 第2の装置が、属性情報の開示元から前記属性情報を受
    信するための受信条件を設定管理する属性情報受信条件
    管理部と、前記開示元と前記受信条件に従って属性情報
    の開示についてネゴシエーションを行う第2のネゴシエ
    ーション部とを備え、 前記第1の装置の第1のネゴシエーション部と前記第2
    の装置の第2のネゴシエーション部との間で属性情報の
    開示の条件について合意形成を行い、前記第1の装置
    は、前記第1のネゴシエーション部が合意した開示範囲
    の属性情報を前記第2の装置に送信し、前記第2の装置
    は、前記第2のネゴシエーション部が合意した条件のも
    とで前記属性情報を受信することを特徴とする合意形成
    システム。
  2. 【請求項2】 第1の装置が、コンテンツを蓄積管理す
    るコンテンツ管理部と、前記コンテンツの開示先に対す
    る開示条件を設定管理するコンテンツ開示条件管理部
    と、前記開示条件に従って開示先と前記コンテンツの開
    示についてネゴシエーションを行う第1のネゴシエーシ
    ョン部とを備え、 第2の装置が、受信したコンテンツを蓄積管理する受信
    コンテンツ管理部と、コンテンツの開示元から前記コン
    テンツを受信するための受信条件を設定管理するコンテ
    ンツ受信条件管理部と、前記開示元と前記受信条件に従
    ってコンテンツの開示についてネゴシエーションを行う
    第2のネゴシエーション部とを備え、 前記第1の装置の第1のネゴシエーション部と前記第2
    の装置の第2のネゴシエーション部との間でコンテンツ
    の開示の条件について合意形成を行い、前記第1の装置
    は、前記第1のネゴシエーション部が合意した開示範囲
    のコンテンツを前記第2の装置に送信し、前記第2の装
    置は、前記第2のネゴシエーション部が合意した条件の
    もとで前記コンテンツを受信して蓄積管理することを特
    徴とする合意形成システム。
  3. 【請求項3】 第1の装置が、受け取った端末操作命令
    に従って当該装置の機能を制御する端末操作制御部と、
    前記端末操作命令の受信の是非について前記端末操作命
    令の送信元とネゴシエーションを行う第1のネゴシエー
    ション部とを備え、第2の装置が、前記端末操作命令を
    生成する端末操作命令生成部と、前記端末操作命令の送
    信の是非について前記端末操作命令の送信先とネゴシエ
    ーションを行う第2のネゴシエーション部とを備え、前
    記第1の装置の第1のネゴシエーション部と前記第2の
    装置の第2のネゴシエーション部との間で前記端末操作
    命令の受け入れについて合意形成を行い、前記第2の装
    置は、前記第2のネゴシエーション部が合意した前記端
    末操作命令を前記第1の装置に送信し、前記第1の装置
    は、前記第1のネゴシエーション部が受け入れに合意し
    た前記端末操作命令を受信して前記端末操作制御部に転
    送し、前記端末操作制御部が前記端末操作命令に従って
    当該装置の機能を制御することを特徴とする合意形成シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 属性情報を蓄積管理する属性情報生成管
    理部と、前記属性情報の開示先に対する開示条件を設定
    管理する開示条件管理部と、前記開示条件を満たすよう
    に、前記属性情報の開示先と前記属性情報の開示の条件
    について合意形成を行い、前記属性情報の開示範囲を決
    定する第1のネゴシエーション部と、前記属性情報を開
    示先に送信する際に前記第1のネゴシエーション部が決
    定した開示範囲のみを出力するように前記属性情報を修
    正する属性情報フィルタ部とを備えることを特徴とする
    交渉機能を有する装置。
  5. 【請求項5】 属性情報の開示元から属性情報を受信す
    るための受信条件を設定管理する受信条件管理部と、前
    記属性情報の開示元と前記受信条件に従って、前記属性
    情報の開示の条件について合意形成を行い、合意した条
    件に基づいて前記開示元から前記属性情報の開示を受け
    る第2のネゴシエーション部とを備えることを特徴とす
    る交渉機能を有する装置。
  6. 【請求項6】 属性情報を蓄積管理する属性情報生成管
    理部と、前記属性情報の開示先に対する開示条件を設定
    管理する開示条件管理部と、属性情報の開示元から前記
    属性情報を受信するための受信条件を設定管理する受信
    条件管理部と、コンテンツを蓄積管理するコンテンツ管
    理部と、前記コンテンツの開示先に対する開示条件を設
    定管理するコンテンツ開示条件管理部と、前記コンテン
    ツの開示条件並びに前記属性情報の開示条件及び受信条
    件に従ってコンテンツの開示先とネゴシエーションを行
    い、開示するコンテンツの開示範囲を決定する第1のネ
    ゴシエーション部と、前記コンテンツを開示する際に前
    記第1のネゴシエーション部が決定した開示範囲のみを
    出力するように前記コンテンツを修正する出力コンテン
    ツフィルタ部とを備えることを特徴とする交渉機能を有
    する装置。
  7. 【請求項7】 属性情報を蓄積管理する属性情報生成管
    理部と、前記属性情報の開示先に対する開示条件を設定
    管理する開示条件管理部と、属性情報の開示元から前記
    属性情報を受信するための受信条件を設定管理する受信
    条件管理部と、受信コンテンツを蓄積管理する受信コン
    テンツ管理部と、コンテンツの開示元からコンテンツを
    受信するための受信条件を設定管理するコンテンツ受信
    条件管理部と、前記コンテンツの受信条件並びに前記属
    性情報の開示条件及び受信条件に従ってコンテンツの開
    示元とネゴシエーションを行い、開示されるコンテンツ
    の開示範囲を決定するネゴシエーション部とを備えるこ
    とを特徴とする交渉機能を有する装置。
  8. 【請求項8】 前記属性情報が、利用者の名称及び所在
    地情報を含むプロファイル情報であることを特徴とする
    請求項4から請求項7のいずれかに記載の交渉機能を有
    する装置。
  9. 【請求項9】 前記属性情報が、利用者の嗜好情報を含
    むプリファレンス情報であることを特徴とする請求項4
    から請求項7のいずれかに記載の交渉機能を有する装
    置。
  10. 【請求項10】 前記属性情報が、利用者の名称及び所
    在地情報を含むプロファイル情報と、利用者の嗜好情報
    を含むプリファレンス情報とから成ることを特徴とする
    請求項4から請求項7のいずれかに記載の交渉機能を有
    する装置。
  11. 【請求項11】 前記属性情報が、サービスまたはサー
    ビスの対象であるコンテンツの属性を表す情報であるこ
    とを特徴とする請求項4から請求項7のいずれかに記載
    の交渉機能を有する装置。
  12. 【請求項12】 受け取った端末操作命令に従って当該
    装置の機能を制御する端末操作制御部と、前記端末操作
    命令の受信の是非について前記端末操作命令の送信元と
    ネゴシエーションを行う第1のネゴシエーション部と、
    前記第1のネゴシエーション部が受け入れに合意した前
    記端末操作命令を受信したとき、前記端末操作命令を選
    択して前記端末操作制御部に転送するフィルタ部とを備
    えることを特徴とする交渉機能を有する装置。
  13. 【請求項13】 前記装置は、ユーザが使用する端末装
    置であることを特徴とする請求項4、5、6、7または
    12に記載の交渉機能を有する装置。
  14. 【請求項14】 前記装置は、サービスを提供するセン
    ター装置であることを特徴とする請求項4、5、6また
    は7に記載の交渉機能を有する装置。
  15. 【請求項15】 伝送路を利用して他の装置との間で属
    性情報を授受する端末装置またはセンター装置のコンピ
    ュータの動作を規定するプログラムであって、コンピュ
    ータに、 属性情報に関して設定された開示条件を満たすように、
    他の装置との間で属性情報の開示の条件について合意を
    形成する手順と、 属性情報に関して設定された受信条件に従って、他の装
    置との間で属性情報の開示の条件について合意を形成す
    る手順とを実行させるためのプログラム。
  16. 【請求項16】 伝送路を利用して他の装置との間でコ
    ンテンツを授受する端末装置またはセンター装置のコン
    ピュータの動作を規定するプログラムであって、コンピ
    ュータに、 コンテンツに関して設定された開示条件を満たすよう
    に、他の装置との間でコンテンツの開示の条件について
    合意を形成する手順と、 コンテンツに関して設定された受信条件に従って、他の
    装置との間でコンテンツの開示の条件について合意を形
    成する手順とを実行させるためのプログラム。
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