JP5546161B2 - オープン・ケーブル・アプリケーション・プラットフォーム（ｏｃａｐ）およびセットトップ・ボックス（ｓｔｂ）ベースの請求書通知および支払いアプリケーション - Google Patents

Description

２００８年３月１８日に出願した「ＯＰＥＮ ＣＡＢＬＥ ＡＰＰＬＩＣＡＴＩＯＮ ＰＬＡＴＦＯＲＭ ＳＥＴ−ＴＯＰ ＢＯＸ（ＳＴＢ）ＰＥＲＳＯＮＡＬ ＰＲＯＦＩＬＥＳ ＡＮＤ ＣＯＭＭＵＮＩＣＡＴＩＯＮＳ ＡＰＰＬＩＣＡＴＩＯＮＳ」（整理番号４３６６ＢＫＤ−３）という名称の米国特許出願第１２／０５０，５７５号、
２００８年３月１８日に出願した「ＯＰＥＮ ＣＡＢＬＥ ＡＰＰＬＩＣＡＴＩＯＮ ＰＬＡＴＦＯＲＭ ＳＥＴ−ＴＯＰ ＢＯＸ（ＳＴＢ）ＰＥＲＳＯＮＡＬ ＰＲＯＦＩＬＥＳ ＡＮＤ ＣＯＭＭＵＮＩＣＡＴＩＯＮＳ ＡＰＰＬＩＣＡＴＩＯＮＳ」（整理番号４３６６ＢＫＤ−４）という名称の米国特許出願第１２／０５０，６０５号、
２００８年３月１８日に出願した「ＯＰＥＮ ＣＡＢＬＥ ＡＰＰＬＩＣＡＴＩＯＮ ＰＬＡＴＦＯＲＭ ＳＥＴ−ＴＯＰ ＢＯＸ（ＳＴＢ）ＰＥＲＳＯＮＡＬ ＰＲＯＦＩＬＥＳ ＡＮＤ ＣＯＭＭＵＮＩＣＡＴＩＯＮＳ ＡＰＰＬＩＣＡＴＩＯＮＳ」（整理番号４３６６ＢＫＤ−５）という名称の米国特許出願第１２／０５０，６３４号、および、
２００８年３月１８日に出願した「ＯＰＥＮ ＣＡＢＬＥ ＡＰＰＬＩＣＡＴＩＯＮ ＰＬＡＴＦＯＲＭ ＳＥＴ−ＴＯＰ ＢＯＸ（ＳＴＢ）ＰＥＲＳＯＮＡＬ ＰＲＯＦＩＬＥＳ ＡＮＤ ＣＯＭＭＵＮＩＣＡＴＩＯＮＳ ＡＰＰＬＩＣＡＴＩＯＮＳ」（整理番号４３６６ＢＫＤ−７）という名称の米国特許出願第１２／０５０，６７７号、が相互参照されており、これらのすべては、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる。

本発明は、一般にセットトップ・ボックスに関し、より詳細にはセットトップ・ボックスと関連する１つまたは複数のプロファイルに関する。本発明のさらなる態様は、請求書支払いおよび通知を有効にするオープン・ケーブル・アプリケーション・プラットフォームに関連した、ＳＴＢ、１つまたは複数のプロファイル、および１つまたは複数のアプリケーションの相互運用性に関する。

ＯｐｅｎＣａｂｌｅ（商標）プラットフォーム規格は、ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｏｐｅｎｃａｂｌｅ．ｃｏｍ／ｏｃａｐ／の「ＯｐｅｎＣａｂｌｅアプリケーション・プラットフォーム（ＯＣＡＰ）規格１．１」で見ることができ、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる。

ＯＣＡＰは、ケーブルテレビ・システムに接続するＳＴＢなどの家電向けに設計されたオペレーティングシステム・レイヤである。一般に、ケーブル会社は、ＳＴＢ上でＯＣＡＰプログラムが動作可能な対象を制御する。ＯＣＡＰプログラムは、電子商取引、オンライン・バンキング、番組案内およびデジタルビデオ記録などの相互通信型サービスに使用することができる。ケーブル会社は、ＣａｂｌｅＣａｒｄ ２．０規格の一部としてＯＣＡＰを必要としており、また、同社のネットワーク上のサードパーティーのデバイスによる双方向通信は、ＯＣＡＰに対応する必要があることを示す。

より詳細には、ＯＣＡＰは、Ｊａｖａ（登録商標）言語ベースのＯｐｅｎＣａｂｌｅ主導のソフトウェア／ミドルウェア部分である。ＯＣＡＰは、ＣａｂｌｅＬａｂｓによって定義されたＧｌｏｂａｌｌｙ Ｅｘｅｃｕｔａｂｌｅ ＭＨＰ（ＧＥＭ）規格に基づく。ＯＣＡＰがＧＥＭに基づくので、ＯＣＡＰは、デジタルビデオ放送（ＤＶＢ）プロジェクトによって定義されたマルチメディア・ホーム・プラットフォーム（ＭＨＰ）規格と多くの類似点がある。ＭＨＰは、世界初の双方向テレビ向けオープン・スタンダードとしてＤＶＢ Ｐｒｏｊｅｃｔによって開発された。ＭＨＰはＪａｖａ（登録商標）言語ベースの環境であり、相互通信型デジタル・アプリケーションとそれらのアプリケーションが動作する端末の間の一般的なインターフェイスを定義する。ＭＨＰは、ＤＶＢプラットフォーム上で動作するように設計されたが、他のデジタルテレビ・プラットフォームへ提供する相互運用性を拡張するようにとの要求があった。この要求は、ＧＥＭすなわちＧｌｏｂａｌｌｙ Ｅｘｅｃｕｔａｂｌｅ ＭＨＰに、他の組織がＭＨＰを基に規格を定義することを許容する構造を与える元になった。

そのような規格の１つに、米国のケーブル産業によって採用されたＯＣＡＰがある。ＯＣＡＰでは、ＧＥＭで規定されるように、米国のケーブル環境で使用されない様々なＤＶＢ技術および規格が取り除かれ、それらと機能的に等価なもので置換されている。地上波放送陣営では、ＣａｂｌｅＬａｂｓと新型テレビジョン・システム委員会（ＡＴＳＣ）は、協力して共通のＧＥＭベース規格であるＡｄｖａｎｃｅｄ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎｓ Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｐｌａｔｆｏｒｍ（ＡＣＡＰ）を定義した。この規格は、ケーブル放送受信機と無線放送受信機の間の最大の互換性を保証するはずである。

米国特許出願第１２／０５０，５７５号 米国特許出願第１２／０５０，６０５号 米国特許出願第１２／０５０，６３４号 米国特許出願第１２／０５０，６７７号

ＯｐｅｎＣａｂｌｅアプリケーション・プラットフォーム（ＯＣＡＰ）規格１．１

これらの技術は、大幅に機能強化された、マルチメディア対応の、顧客の通信経験向けのプラットフォームを提供する。

具体的には、本発明の例示的一態様は、請求書またはインボイス管理のためにＳＴＢに常駐している顧客の特有のプロファイルを用いる、ＯＣＡＰを介した高度なマルチメディア通信である。電話アプリケーションのサーバは、ＣａｂｌｅＬａｂｓ他によって既に提唱されている。電話（例えば携帯電話、ソフトフォンなど）とＳＴＢの結合は、マルチサービス・オペレータ（ＭＳＯ）ネットワークで行うことができる。

しかし、本発明の例示的態様は、構造化フォーマットにおける、またはクッキーによる、ＳＴＢ内の個人専用情報および通信の基本設定の蓄積を利用する。ＳＴＢに保存された個人専用データと機能豊富な電話アプリケーションの組合せが、機能豊富な通信セッションを助長する。ＳＴＢに常駐する個人専用データを用いた高度なマルチメディア通信アプリケーションが提供されると、例えば、以前には利用できなかった多くのサービスをＭＳＯが提供することが可能になる。

ＳＴＢに保存することができる個人情報のタイプには、通信の基本設定、請求書またはインボイスの管理の基本設定、請求書またはインボイスの支払いの基本設定、支払い管理ルール、個人情報などを含んでよいが、これらには限定されない。通信の基本設定の例は、請求書、暗号化された通信または開放型の通信、暗号化の基本設定、ならびに、一般に請求書管理または支払いと関係するあらゆる情報または通信のタイプおよびフォーマットを含むことができる。個人情報の例は、銀行の情報、支払いの基本設定、１つまたは複数のアカウントを監視するインテリジェント・エージェント、アカウント情報、または一般に個人情報と関係する任意の情報を含むことができる。当業者が考えることができる、ＳＴＢに格納されたそのような他の個人情報カテゴリおよび変形形態も、本発明の開示の範囲内にある。

スクリーン・メニュー、一時保管されたＵＲＬ、およびＳＴＢに接続された様々なデバイス（様々なサイズのスクリーン、様々な能力のデバイスなど）に特有の適応は、機能強化された通信のこのプロセスの一部とすることができる。同様に、表示または対話されているコンテンツ次第で、文脈上の好みまたは基本設定が提供され得る。

ＳＴＢ内の個人情報などのプロファイルの集成とＭＳＯのネットワーク上の様々な場所に常駐しているアプリケーションが結合されると、これら新規の付加価値サービスが有効になる。

可能なことの若干の簡単な例は、機能強化されたウェブ対応サービス・トランザクション（例えば請求書の支払い、請求書の注意喚起、自動支払い、入ってくる請求書のインテリジェント・エージェント解析および同様のもの、請求書の支払いのモバイル・リクエストなど）を含むことができるがこれらには限定されない。

例えば、ユーザは、ＳＴＢ自体の上で請求書の支払いトランザクションを起動することができる。例示的なメニュー・ベースのリクエストは、ウェブ・サービス・リクエストを入力するために、保存されたアカウント情報および売り手情報を用いることになる。リクエストが人間の応答（特定の料金について売り手と相談するための通信のようなもの）を引き起こすべきであるなら、次いで、ＳＴＢ情報は、顧客サービス・エージェントとの通話を調整するための外部呼出しのために、顧客の電話に入力することができる。

本明細書で論じられる例示的実施形態は、この新規の通信パラダイムに対して提案された機能強化の能力を単に示唆するものである。それら可能なものに役立つ、他の多くの可能な例およびアプリケーションが存在する。

例えば、インテリジェント・エージェントは、コンピュータ関連の無反復のタスクを実行する際にユーザを支援し、ユーザの代わりを務めるソフトウェア・エージェントであることが一般に理解されている。言葉のこの意味でのエージェントは、保険代理店または旅行代理店に似ている。オペレータの補助またはデータ・マイニング（ボッツと称されることがある）に使用されるソフトウェア・エージェントの機能は、あらかじめプログラムされた固定ルールに基づくものであることが多いが、この文脈での「インテリジェント」は、しばしば適応し学習する能力を意味するものと解釈される。用語「パーソナル」は、個人または家族、企業体などユーザの小集団グループに代わって、特定のインテリジェント・エージェントが働いていることを示す。

ＯＣＡＰは、インテリジェント・パーソナル・エージェント向けに別の条項を設けるが、このタイプのアプリケーションの以前の企図と比べていくつかの利点を提供する。１つには、ＳＴＢが、他のあらゆる通信メディアに劣らず、双方向、フルモーション、高解像度（ＨＤ）ビデオを扱うのに必要なものを既に備えているという事実がある。別の利点には、個人プロファイル情報とインテリジェント・パーソナル・エージェント・アプリケーションを集成することがある。別に、本明細書に論じられたセキュリティの改善がある。セッション起動プロトコル（ＳＩＰ）がパケット・ケーブル２．０に付加する拡張性および相互運用性によって、通信の特徴的属性およびデバイスの全般を活用することが可能になる。

本発明の別の例示的態様には、例えば大幅に向上されたユーザ経験を提供するために、ＳＴＢに含まれる個人専用情報および個人的好みをインテリジェント・パーソナル・エージェント・アプリケーションおよび改善されたセキュリティと組み合わせて用いるものがある。

ユーザ所有のＳＴＢ内にユーザに関する機密情報を格納することができるという事実によって、ウェブ上での存在感が大きすぎることに関連したセキュリティ上の心配が低減される。個人情報の開示または問合わせは信頼に基づいて確立することができ、このこともセキュリティおよびプライバシーを守る。ＤＣＡＳなどセキュリティ情報の一時保管によって、環境がかなり安全になる。一家族の中に複数のユーザがいる場合、各々が個人のプライバシーのためにログインが保護されたプロファイルを有することがあることも考えられる。両親は、インテリジェント・パーソナル・エージェント・アプリケーションを使用して子ども向けのある条件／制限を設定することができるはずであり、このことも、安全性および年齢に適切なアプリケーションの使用を付加することになる。

インターネットに関連した多数の品質問題がない、双方向、フルモーション、ＨＤ対応のビデオは、現行のインテリジェント・パーソナル・エージェントに対する重要な機能強化である。それは、ＳＴＢと関連付けられたカメラで収録した招待など、個人専用にされるべきビデオメッセージの機会を提供することができる。

ＳＴＢに格納された個人情報は、通信の基本設定、代替コンタクトの特徴的属性、優先権の基本設定、信頼できるコンタクト、個人情報、ならびにマルチメディア・メッセージなど、多くの具体例としての利点を伝えることができる。個人情報とインテリジェント・パーソナル・エージェントの集成も、ユーザ経験を強化する。

現行のインテリジェント・エージェントがユーザに提供することができないものが、この概念によって提供可能になるいくつかの例がある。１つには、例えば、招待を広げるために呼んでいるそのグループに特有のフルモーション・ビデオの挨拶を伴って、グループに挨拶ができることがある。別に、より複雑なトランザクションを扱う能力がある。

したがって、本発明の態様は、ＳＴＢ上の１つまたは複数のプロファイルに関する。

本発明の態様は、請求書支払いアプリケーションとともに１つまたは複数のプロファイルを利用することにも関する。

本発明の別の態様は、ＯＣＡＰ上の請求書の支払いのインターフェイスを提供することに関する。

本発明の態様は、支払いの基本設定の管理にも関する。

本発明の別の態様は、請求書またはインボイスの自動支払いに関する。

態様は、通知の基本設定の管理にも関する。

別の態様は、請求書を受け取ると、関連するデバイスおよびＳＴＢの１つまたは複数へ送られるべき通知を起動することに関する。

態様は、入ってくる請求書をインテリジェント・エージェントで解析し、任意選択で、解析を基に、請求書に関連した売り手に対して通信を開始することにも関する。

態様は、請求書の画像および／またはその他の詳細を含む、請求書に関する追加情報を取得することにさらに関する。

その他の態様は、ＳＴＢに関連した宛先へインボイス情報を転送することに関する。

別の態様は、総額、支払い期日、サービスのタイプ（例えば公益事業、担保付きローン、燃料など）の１つまたは複数を基に、受け取られた請求書を分類することに関する。

「少なくとも１つ」、「１つまたは複数の」、および「および／または」という言葉遣いは、作用において連接的でも離接的でもある、状況に応じて変更可能な表現である。例えば「Ａ、ＢおよびＣのうち少なくとも１つ」、「Ａ、ＢまたはＣのうち少なくとも１つ」、「Ａ、ＢおよびＣのうち１つまたは複数」、「Ａ、ＢまたはＣのうち１つまたは複数」、「Ａ、Ｂ、および／またはＣ」という表現の各々は、Ａ単独で、Ｂ単独で、Ｃ単独で、ＡおよびＢがともに、ＡおよびＣがともに、ＢおよびＣがともに、またはＡ、ＢおよびＣがともに、ということを意味する。

用語「１エンティティ」または「１つのエンティティ」は、そのエンティティの１つまたは複数を意味する。そういうことで、用語「１」（または「１つの」）、「１つまたは複数の」および、「少なくとも１つ」は、本明細書では交換して用いることができる。用語「備える」、「含む」、および「有する」は、交換して用いることができることにも留意されたい。

本明細書に用いられる用語「自動式の」およびその変形は、プロセスまたは動作が実行されるとき、具体的な人間の入力なしで行われるあらゆるプロセスまたは動作を意味する。しかし、プロセスまたは動作の実行が、たとえそのプロセスまたは動作の実行以前に受け取られた人間の入力（具体的なものであってもなくても）を用いたとしても、プロセスまたは動作は自動的であり得る。そのような入力が、プロセスまたは動作がどのように実行されるかということに影響するなら、人間の入力は具体的であると見なされる。プロセスまたは動作の実行に同意する人間の入力は、「具体的」であるとは見なされない。

本明細書で用いられる用語「コンピュータ可読媒体」は、実行する命令をプロセッサに提供することに関与するあらゆる有形の記憶媒体および／または伝送媒体を意味する。そのような媒体は、不揮発性媒体、揮発性媒体、および伝送媒体を含むがこれらには限定されない多くの形態を取ることができる。不揮発性媒体は、例えば、ＮＶＲＡＭあるいは磁気ディスクまたは光ディスクを含む。揮発性媒体は、メインメモリなどのダイナミックメモリを含む。コンピュータ可読媒体の一般的形態は、例えば、フロッピディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、または任意の他の磁気媒体、磁気光学媒体、ＣＤ−ＲＯＭ、任意の他の光学的媒体、パンチカード、紙テープ、孔のパターンを有する任意の他の物理的媒体、ＲＡＭ、ＰＲＯＭ、およびＥＰＲＯＭ、フラッシュＥＰＲＯＭ、メモリカードのような固体の媒体、任意の他のメモリチップまたはカートリッジ、以下に説明される搬送波、またはコンピュータ可読のあらゆる他の媒体を含む。Ｅメールへのデジタルファイル添付あるいは他の内蔵式情報アーカイブまたはアーカイブの組は、有形の記憶媒体と等価な配布媒体と考えられる。コンピュータ可読媒体がデータベースとして構成されるとき、データベースは、リレーショナル・データベース、階層的データベース、オブジェクト指向データベースおよび／または同様のものなど、任意のタイプのデータベースでよいと理解されたい。したがって、本発明は、有形の記憶媒体または配布媒体、および従来技術で認識される同等品および後継の媒体（本発明のソフトウェア実装形態はその中に格納される）を含むと考えられる。

本明細書で用いられる用語「求める」、「算定する」、「計算する」およびそれらの変形は交換可能で用いられ、任意のタイプの方法、プロセス、数学的演算または技術を含む。

本明細書で用いられる用語「モジュール」は、任意の、既知かまたは最近開発されたハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、人工知能、ファジイ論理またはその要素に関連した機能を実行することができるハードウェアとソフトウェアの組合せを意味する。また、本発明は例示的実施形態に関して説明されているが、本発明の個々の態様は別個に請求され得ることを理解されたい。

前述のことは本発明の簡単な概要であり、本発明のいくつかの態様の理解をもたらす。この概要は、本発明およびその様々な実施形態の広範な概要ではなく、また網羅的なものでもない。この概要は、本発明の主要な要素または重要な要素ではなく、本発明の範囲を輪郭づけるものでもなく、以下に提示される本発明のより詳細な説明の導入部として、本発明の選択された概念を簡単な形で示すように意図されている。本発明の他の実施形態は、上記に述べられた特徴または以下で詳細に説明される特徴の１つまたは複数を、単独または組合せで利用することにより可能であることが理解されよう。

本発明による例示的コンテンツ・システムを示す図である。 本発明による例示的セットトップ・ボックスを示す図である。 本発明による例示的プロファイルを示す図である。 本発明による例示的請求書管理インターフェイスを示す図である。 本発明による例示的支払いインターフェイスを示す図である。 本発明による例示的請求書通知方法を略述する流れ図である。 本発明による例示的請求書管理方法を略述する流れ図である。

図１は例示的コンテンツ・システム１００を示す。このシステム１００は、１つまたは複数の信頼できるエンティティ２００、ケーブル会社など１つまたは複数のコンテンツ／サービスのプロバイダ３００およびセットトップ・ボックス５００を備え、すべてが１つまたは複数のリンク５およびネットワーク１０によって互いに接続されている。セットトップ・ボックス５００は、ステレオ７００、ＰＣ ８００、テレビ９００、または一般に要素６００によって示されるような任意の電子デバイスのうち１つまたは複数に接続される。セットトップ・ボックス５００には１つまたは複数のプロファイル４００が関連付けられるが、これは以下で詳細に論じる。

セットトップ・ボックス５００はまた、携帯電話、ソフトフォン、ＳＩＰ対応通信デバイス、ＰＤＡ、モバイル通信デバイスなどの１つまたは複数の通信デバイスに関連付けられる。

一般に、セットトップ・ボックス５００はビデオ・コンテンツなどのコンテンツを受け取ることができ、インターネット、電話通信サービスおよび同類のものへのアクセスなどのサービスを提供することもできる。以下で論じられるように、セットトップ・ボックスは、例えば、接続されているデバイスのうち１つに位置するユーザが、セットトップ・ボックス５００を利用して１つまたは複数の項目を管理するのを支援するようにサービスを提供することもできる。

一般に、コンテンツ／サービスのプロバイダ３００は、セットトップ・ボックス５００を介して、ユーザに（最終的には例えばＰＣ ８００またはテレビ９００に）ビデオ・コンテンツなどのコンテンツを提供する。本発明の例示的実施形態は、この概念に基づいて展開し、セットトップ・ボックス５００を介して、プロファイル４００とともに機能強化されたコンテンツ能力を提供する。

その上、任意選択の例示的実施形態によれば、コンテンツ／サービスのプロバイダ３００および／または１つまたは複数の信頼できるエンティティ２００の間で信頼関係を確立することができる。例えば、ケーブル会社などのコンテンツ／サービスのプロバイダ３００は、様々なエンティティと信頼関係を取り決めることができる。これらの関係は、セットトップ・ボックスに関連したユーザからのリクエストに基づくものであり得る。例えば、ユーザは、公益事業供給会社、またはセットトップ・ボックスの所有者のアカウントがある他のエンティティなど、１つまたは複数の会社を選択することができる。エンティティが、信頼できると一旦指定されると、セットトップ・ボックス５００および信頼できるエンティティに対する各種サービス・リクエストおよび対話は、信頼できると指定されていないエンティティとは異なるやり方で扱われ得る。

セットトップ・ボックス５００に対するプロファイル４００の関連によって、例えば、より豊富な通信環境をユーザに提供することが可能になる。例えば、特定の売り手に関連したアカウント情報を、セットトップ・ボックスに入力することができる。次いで、ユーザは、ＳＴＢとの関連を売り手に通知し、かつ、売り手との通信および／またはアカウントに関するインボイスのすべてを特定のフォーマットでそのＳＴＢへ転送するように、売り手にリクエストすることができる。

したがって、アカウント所有者が、例えば請求書に関する質問があるとき、顧客が電話を介して入力する情報に基づいて請求書に質問をするための通話がセンタからセンタへと再ルーティングされるのではなく、その通話は、共通の顧客ルーティング・センタを利用することができる。信頼できるエンティティ２００のうちの１つであり得るルーティング・センタは、その顧客向けに手がかりとなるセットトップ・ボックスのエントリ（例えばアカウントおよび／または請求書番号）を調べるのにその電話番号を利用することができ、次いで、センタは、セットトップ・ボックス５００を介して、プロファイル４００から、格納されたサービス情報のエントリを電子的に検索することができる。プロファイル４００から検索された情報は、発呼者のリクエストしたサービスと組み合わせられて、顧客のセットトップ・ボックスから検索された情報を伴って適切なベンダへ発送され得て、他のデータベースまたはユーザに応答指令信号を送る必要性を緩和し、より効率的なコンタクト・センタに向かう。顧客向けの追加情報は、例えば、セットトップ・ボックス５００に関連したテレビ９００、ＰＣ ８００などに表示することができる。

別の例では、顧客は、セットトップ・ボックス自体の上で、繰り返し型の請求書の支払いなど、自動支払いのスケジュールを開始することができる。例えば、メニュー・ベースのリクエストは、ウェブ・サービス・リクエストを入力するのにプロファイル４００中に保存された情報を利用することができる。リクエストが、売り手の調整のような人間の応答を引き起こす場合、セットトップ・ボックスの情報は、１つまたは複数の他のグループに対して、確立されたアカウントおよび請求書向けの基本設定などを取得するように外部呼出し通話またはマルチメディア通信セッション向けに顧客電話に入力することができる。

したがって、例示的一実施形態によれば、プロファイル４００は、例えば請求書の管理を支援するのに用いられ得て、また、セットトップ・ボックスおよび関連した機器とともに利用され得て、セットトップ・ボックスの保有者向けに、支払いスケジュール設定、請求書の支払い、インボイス管理ならびに請求書および／またはコストおよび／または予算のサービスに関する類似のサービスを提供する。セットトップ・ボックスは、セットトップ・ボックスの保有者（またはセットトップ・ボックスと関連した１つまたは複数のグループ）が、１つまたは複数の請求書を、管理し、スケジュール変更し、かつ思い出すのに役立つインテリジェント・エージェント能力を利用することができる。

例えば、より豊富なカスタマサービス経験を提供することによって、請求書に関する構造化情報およびメニュー情報を一時保管するのに同一の機構を使用することができる。例えば、請求書は、オーディオ、ビデオ、あるいは例えば請求書または料金の内容に関する補足的情報を含むマルチメディア・メッセージのうち１つまたは複数と関連付けることができる。広告を、この請求書と関連させてＳＴＢに一時保管することもできる。請求書の検討に際して、対象を定めた宣伝、クーポン、値引きコードなどの広告が、ＳＴＢと関連したユーザに提供され得る。請求書に関連した情報の検索の容易さと組み合わせられたこのより豊富な経験は、従来の請求書発行技術によって提示され得るものよりかなり豊富な顧客経験を提供する。

例示的実施形態によれば、セットトップ・ボックス上に常駐する１つまたは複数のアプリケーションとともに用いられるプロファイル４００は、セットトップ・ボックスのユーザに対して、１人または複数の他の個人、コンテンツまたはサービス・プロバイダ、信頼できるエンティティまたは他のエンティティ、あるいは、一般にプロファイル４００を介して、それらの人々に有効な情報に基づくより豊富な顧客経験を提供することが可能であり得るあらゆるエンティティと対話することに関して、より豊富な経験を提供する。

図２は、例示のセットトップ・ボックス５００をより詳細に示す。例示のセットトップ・ボックス５００は、ＤＶＲ ５１０、１つまたは複数のコーデック５１５、ハードディスク５２０、１つまたは複数の顧客サービス・アプリケーション５２５、ハードウェア／ソフトウェア結合モジュール５３０、メニュー・モジュール５３５、請求書管理モジュール５４０、支払い管理モジュール５４５、プロセッサ５５０、メモリ５５５、入出力インターフェイス５６０、ＳＩＰ機能／集成モジュール５６５、セキュリティ・モジュール５７０、１つまたは複数の通信アプリケーション５７５、通知モジュール５８０およびビデオリンク・モジュール５８５のうち１つまたは複数を含む。

従来知られているように、ＤＶＲ ５１０はビデオ情報を格納するために使用することができ、セットトップ・ボックス上の１つまたは複数のアプリケーション用の記憶装置として使用することもできる。例えば、実行中でないアプリケーションのバックアップ用にＤＶＲ ５１０を使用することができ、あるいは、実行中のアプリケーションは、例えば、プロセッサ５５０、メモリ５５５および入出力インターフェイス５６０の１つまたは複数と一緒に使われるハードディスク５２０上で動作することができる。

セットトップ・ボックスは、例えばビデオ情報、オーディオ情報、ＨＤビデオ情報、マルチメディア情報、あるいは一般にセットトップ・ボックス５００によって受け取られたかまたはセットトップ・ボックスから送られた任意のオーディオまたはビデオ・フォーマットの１つまたは複数のコーディングおよびデコーディングを提供する１つまたは複数のコーダ５１５も含むことができる。

セットトップ・ボックス５００は、１つまたは複数の顧客サービス・アプリケーション５２５も含む。これらの顧客サービス・アプリケーションは、プロファイル４００内の情報と協同して、テレビ９００、ＰＣ ８００、ステレオ７００、もしくは一般にセットトップ・ボックス５００に関連したあらゆるデバイス６００のうち１つまたは複数でユーザに様々な機能を提供することができる。論じられたように、これらの顧客サービス・アプリケーションは、プロファイル管理アプリケーション、請求書管理アプリケーション、請求書の支払いスケジュール設定アプリケーション、あるいは一般にセットトップ・ボックス５００上の、またはそのセットトップ・ボックスとともに動作することができる、あらゆるアプリケーションを含むことができるがこれらには限定されない。アプリケーションは、セットトップ・ボックス５００上で排他的に動作する必要はなく、例えばＰＣ ８００など接続されている電子デバイス上の１つまたは複数のアプリケーションとともに動作可能であることが理解されよう。

ハードウェア／ソフトウェア結合モジュール５３０によって、セットトップ・ボックス５００を、電話、ソフトフォン、または一般にセットトップ・ボックス５００に結合され得るあらゆるデバイスなど、１つまたは複数の他の電子デバイスと関連付けることが可能になる。例えば、ユーザが、信頼できるエンティティ２００に対して支払いスケジュールを設定するためにセットトップ・ボックス５００上の顧客サービス・アプリケーションを起動すると、インテリジェント・エージェント・モジュール（以下で論じられる）は、支払いスケジュール設定リクエストが起動されたと判断した直後に、ユーザに対する通信を起動して採用するべき適切なアクション（例えば全額を支払う、金額の一部を支払う、など）を決定するように、ハードウェア／ソフトウェア結合モジュールにリクエストすることができる。

この結合は、例えばＳＩＰ機能／集成モジュール５６５の協力で行うことができ、ＳＩＰは、通信を確立、解体、または転送するのに都合のよい機構を提供する。より詳細には、セットトップ・ボックスのユーザに関連した通信デバイスの情報を規定する情報が、プロファイルの中に保存され得る。

例えば、支払いを確認し、支払いのスケジュール設定を支援するためにエージェントに対して通話を申し込むなど、セットトップ・ボックスからユーザに関連した電話へＳＩＰプロトコルを開始することができる。次いで、ＳＴＢ ５００に関連した１つまたは複数の電話およびデバイスに、通信が開始されたことを示すメッセージを任意選択で表示することができる。この通信は、電子メッセージ、テキスト・メッセージ、音声メッセージ、または一般に支払い情報を転送することができる任意のフォーマットを含む多くの様々なフォーマットであり得ることを理解されたい。

メニュー・モジュール５３５は、グラフィカル・ユーザ・インターフェイスなどのインターフェイスを提供し、これは、テレビ９００、ＰＣ ８００、または一般に例えばセットトップ・ボックス５００の機能の１つもしくは複数および１つもしくは複数のプロファイルの操作が可能なあらゆる表示デバイスのうち１つまたは複数に表示することができる。例えば、ユーザは、セットトップ・ボックス上に保存された１つまたは複数のプロファイル４００を編集するためにメニュー・モジュール５３５を利用することができる。その上、メニュー・モジュール５３５は、特定の請求書管理アプリケーションまたは請求書管理機能に関連したユーザに必要なメニューを提供するために、セットトップ・ボックス上に常駐する様々なアプリケーションとともに使用され得る。例えば、メニュー・モジュール５３５は、ユーザが請求書管理機能と対話することを可能にする様々なインターフェイスを提供することができ、かつ１つまたは複数の信頼できるエンティティおよびコンテンツ／サービスのプロバイダと協同して、セットトップ・ボックス５００のユーザに対して本明細書で説明された１つまたは複数の機能とともにメニューを提供することもできる。

多くの消費者が、請求書の支払いサービスまたは他のインターネット・ベースの支払いサービスを利用する。しかし、それにもかかわらず、より多くの消費者は利用しない。この、採用されない一般的な理由は様々であるが、パーソナル・コンピュータ・ベースのインターフェイスは、単に、複雑で、直観的でなく、安全でなく、かつ／または非人間的だと多くの人が感じている。請求書管理モジュール５４０の例示的一態様は、消費者に、クレジットカードあるいは当座預金口座、普通預金口座、デビットカードまたは同様のものなど様々な銀行業務商品を利用して、当人のＯＣＡＰベースのクライアントから電子的に支払うことができると、未決済の請求書を通知する能力を提供する。消費者は、支払いを果たすために、任意選択でインボイスを見ることができ、個人的好みおよびアカウント情報にアクセスすることができ、必要なときには、追加情報または支援を求めて、リアルタイムのフルモーション・ビデオを介して本物のエージェントまたは銀行の出納係と対話するオプションを提供され得る。これは、銀行との相互作用向けに、一般的なウェブ・ベースの請求書の支払い経験ではなく、断然魅力的な、銀行の出納係または顧客サービスの経験を提供するのにとりわけ有効であり得る。

したがって、例示的一実施形態では、請求書管理モジュール５４０は、ＳＴＢプロファイルの中に含まれる個人専用情報および個人的好みを請求書通知および支払いアプリケーションと組み合わせた利用を提供し、これは、改善されたセキュリティならびに銀行の出納係および顧客サービスのエージェントの１人または複数へのリアルタイムのフルモーション・ビデオのリンクをリクエストする能力を含むことができる。

請求書管理モジュール５４０は、支払い管理モジュール５４５および通知モジュール５８０と協同して、１つまたは複数の請求書の受取り、管理および支払いに関連した様々な機能を提供する。一般に、ユーザは、先ず売り手など１つまたは複数のエンティティと通信して、請求書、通知、広告、または一般にその売り手からの何らかの通信を自分のＳＴＢで受け取りたいという指示を与える必要がある。この結合は、ユーザの指示の下に率先して行うことができ、あるいは、例えば自動的または半自動的に生じることがある。例えば、ユーザは、紙ベースの請求書を受け取ったとき、ＳＴＢ内に売り手をセットアップすることができる。このことが売り手との自動対話を起動することができ、それによってＳＴＢを売り手と関連させ、売り手が、この特定のクライアント向けの通信をすべてこのＳＴＢへ転送する予定であることを確認する。あるいは、ユーザは、ＳＴＢにインボイスまたは請求書を含む電子メールを転送することができ、ＳＴＢのインテリジェント・エージェントは、入ってくる請求書を解析し、売り手情報４４０中の必要な情報を取り込み、それによってＳＴＢからの請求書の支払いおよび管理を可能にする。売り手は、ユーザが売り手とのアカウントを生成するとき、売り手がこのＳＴＢと通信することができて結合が完成するように、サービスとしてこの機能を提供することもできる。

一旦１つまたは複数の売り手とＳＴＢの間の結合が達成されれば、ＳＴＢで請求書を受け取ることができる。この結合を生じさせる他の方法が可能であり、一般に、ＳＴＢを売り手と関連付ける任意の方法がうまく機能するはずである。

ＳＴＢによって請求書が受け取られたとき、請求書管理モジュール５４０は、入ってくる請求書を解析する。この解析は、支払いの合計、最低支払い額情報、支払い期日情報、アカウント番号情報、インボイス番号、または一般に受け取られた請求書と関連した任意の情報の識別を含むことができる。この解析および１つまたは複数のルールの適用に基づいて、任意選択で所定のアクションを実行することができる。例えば、この解析を頼りに、請求書の自動支払いの１つまたは複数を開始することができ、１つまたは複数の宛先へ請求書の情報を転送し、支払い期日および／または総額によってインボイスを格付けし、請求書の画像を固定することができ、支払い履歴情報を得ることができ、また、請求書は、それが例えば公共料金、車の支払い、住宅ローン支払い、または一般にユーザによってあらかじめ定義または選択され得るあらゆるカテゴリであるかどうかということに基づいて１つまたは複数の別々のカテゴリへ分類される。

したがって、請求書の解析に基づいて、ルールを実施する基準が満たされた場合には、ユーザは、これら所定のアクションのうちの１つを起動する１つまたは複数のルールを設定することができる。この解析は、個々の新規の請求書に対して実行することができ、また、任意選択で、ユーザによって選択された特定の請求書にのみ適用するか、あるいは、例えば到着したときの解析を基に特定の請求書にのみ適用することができる。その代わりに、またはそれに加えて、ＳＴＢ ５００によって生成されたインターフェイス上に提供された１つまたは複数の他の請求書とともにこの請求書を単に列挙することができる。これらのインターフェイスの例は、図４および図５に関して以下で論じる。

支払いまたは支払いアクションが終了すると、支払い管理モジュール５４５は、支払った金額、支払い日、トランザクション識別、または一般に支払いに関する任意の情報など、支払いまたはアクションに関する情報を保存することができる。さらに、支払い管理モジュール５４５は、受け取られた請求書のステータスを「着信」から「支払い済」に変更することができる。

請求書管理モジュール５４０は、ＳＴＢ ５００と協同して、ユーザがＳＴＢに１つまたは複数の通信デバイスあるいは他の電子デバイスを関連付けることも可能にする。したがって、入ってくる請求書を受け取ると、ユーザは、サービス・プロバイダ、パーソナル・エージェント、インテリジェント・エージェントまたは相互通信型音声応答システムの１つまたは複数とトランザクションを開始することができる。したがって、例えば、関係があると思われる請求書を受け取ると、通知モジュール５８０とともに、関連する通信デバイスの１つまたは複数に対して通信を送ることができる（フラグなどの指標によって、入ってくる請求書を伴う案件であるように思われる場合）。通信デバイスでこの請求書を受け取ると、サービス・プロバイダに対して、例えばＳＩＰプロトコルを介して、通信を開始することができる。サービス・プロバイダは、関連するＳＴＢ内の通信デバイスを認識するために必要なプロトコルを提供することができ、また、インボイス情報に基づいて、関連する通信デバイスのユーザを、例えば受け取られたインボイスの売り手と関連した顧客サービス・エージェントに自動的に接続する。

請求書にフラグを立てるべきか判断するのを支援するために、インテリジェント・エージェントを使用することができる。例えば、請求書を見直し、同じ売り手からの以前の請求書と比較して、料金が異常に思われるかどうか判断することができる。最終支払い情報が、請求書の「受け取られた最終支払い」情報などに相当することを保証するためにチェックすることもできる。一般に、請求書が異常かどうか判断するのを支援するために、請求書に対する任意の基準を評価し、かつ履歴情報、測定基準、ルールなどの１つまたは複数と比較することができる。異常であれば、論じられたように、フラグまたは他の識別子（オーディオ・ベース、ビデオ・ベース、グラフィック・ベース、またはマルチメディア・ベースのもの）をこの請求書に対して関連付けることができる。

通信デバイスおよびＳＴＢの１つまたは複数で請求書が受理されたという通知を受け取ると、前述のように、ユーザは、支払いの請求書を選択し、任意選択で好みおよびルールを適用することができる。支払いの請求書を選択すると、支払い先へのコンタクトを開始するべきかどうかユーザに尋ねる問合わせを生成することができる。支払い先へのコンタクトを開始するべきであるなら、支払い先エージェントに対して、電話連絡、テレビ会議およびマルチメディア・セッションの１つまたは複数を開始することができる。次いで、エージェントとの協力する任意の選択の特徴を伴って、請求書の支払い、請求書の変更、請求書の問合わせ、請求書処理の管理の１つまたは複数への通信セッションを実行する。

支払いの請求書を選択すると、ユーザは、支払いオプションも選択することができ、それによって、アカウント情報、支払い金額情報、支払い日情報、または一般に請求書の管理および／または支払いに関するあらゆる選択可能な項目の１つまたは複数を選択することが可能になる。必要な支払いオプションを選択すると、トランザクション情報、支払い情報および支払い先情報を支払い先へ転送することができ、また、支払い管理モジュール５４５で保存されたトランザクション情報は、任意選択で、支払うべき請求書のステータスを、一部支払い済、または一般に任意の適切なステータス識別子に更新する。

通知モジュール５４５によって、ＳＴＢおよび関連する通信デバイスもしくは他の電子デバイスの１つまたは複数へ、１つまたは複数の様々なタイプの通知を送ることが可能になる。具体的には、請求書を受け取ると、任意選択で、請求書の解析における１つまたは複数のルールに基づいて、様々な宛先へ様々なタイプの通知を提供することができる。簡単な例示的実施形態では、ユーザが、例えばＳＴＢに関連したテレビのスイッチを入れたときに、ＳＴＢによって生成されたインターフェイス上に、新規の請求書が到着したことをユーザに示す通知を表示することができる。別の実施形態では、受け取られた請求書に関する様々な情報を含む通知を、ルールおよび入ってくる請求書の解析を基にこの通知をカスタマイズするオプションを伴って、関連するデバイスの１つまたは複数へ送ることができる。例えば、ユーザは、一定の総額に及ぶすべてのインボイスまたは一定期間内の支払いを関連する通信デバイスへ転送し、その一方で、より長い支払い期間のインボイスを単にＳＴＢ上に常駐させるように、リクエストすることができる。

通知モジュール５８０は、支払いが終了したときなど、ＳＴＢおよび関連する通信デバイスもしくは電子デバイスの１つまたは複数に、関連する売り手からのメッセージ、広告、または一般に１つもしくは複数の売り手と関連したあらゆる情報も提供することもできる。

セットトップ・ボックスの環境によって、ＨＤビデオに加えて双方向フルモーション・ビデオを利用することもできるようになり、その一方で、待ち時間、フレーム落ちなど、一般的なインターネット・ベースのアプリケーションに関連した短所に煩わされることがない。したがって、様々なカレンダリング・モジュールが、例えば、招待に基づいて、１人または複数の他の参加者との対話を提供することができ、これは顔を合わせての対話により似たものである。

ＳＩＰ機能／集成モジュール５６５によって、セットトップ・ボックス５００およびプロファイル４００とともに１つまたは複数のＳＩＰベースの通信を使用することが可能になる。ＳＩＰベースの通信は、セットトップ・ボックス５００上で動作している様々なアプリケーションと並行して動作することができ、また、論じられたように、電話器、ＰＤＡ、個人宅の電話器、業務用電話器、または一般にあらゆるＳＩＰ対応のデバイスなど、１つまたは複数の他のデバイスに結合することができる。セットトップ・ボックス上の支払い管理アプリケーションなど特定のアプリケーションの実行は、セットトップ・ボックス５００上の１つまたは複数のアプリケーションと並行して動作され得ることに加えて、ＳＩＰ通信の確立を起動することができ、一旦アクティブになると、任意選択でセットトップ・ボックス上の対応する通信を終結させることができる。

セキュリティ・モジュール５７０は、プロファイル４００中の情報に対して様々なセキュリティ・レベルを提供することができる。その上、以前に論じられたように、両親によって子どもたち向けに確立されるものなど、例えば従属的プロファイルを統制するマスタ・プロファイルを用いて階層的セキュリティ・プラットフォームを確立することができる。

一般に、プロファイル４００に任意の情報を保存することができるので、様々なルール、方針、プロファイルなどを確立することができ、これが、請求書管理（例えば支払い済の請求書、支払うことになる請求書、アカウント情報、残高情報、クレジット情報など）などのプロファイル中の情報へのアクセスだけでなくその流布も管理する。例えば、プロファイル中の様々なタイプの情報へのアクセスは、情報にアクセスしようとしているのは誰か、どんなタイプの情報にアクセスしようとしているのか、アクセスされた情報が何のために用いられるのか、などに基づいて統制することができ、また、セキュリティ・モジュール５７０によって、そのアクセスまたは流布が許容されるべきものか判断するために解析され得る。例えば、セキュリティ・モジュール５７０は、インテリジェント・エージェント・モジュール（図示せず）と協同することができ、プロファイル４００中の情報へのアクセスを提供することに付随し得るあらゆるセキュリティ・リスクの解析を支援する。

通信アプリケーション・モジュール５７５によって、セットトップ・ボックス５００で様々なタイプの通信アプリケーションを使用することが可能になる。これらの通信は、例えば、オーディオ通信、ビデオ通信、チャット通信、電話タイプの通信、または一般にセットトップ・ボックスとネットワーク上の別のエンティティ間のあらゆる通信、またはセットトップ・ボックスに関連して接続されている１つまたは複数のデバイスとの通信、または結合されたＩＰソフトフォンなどの結合されたデバイスに関連した通信を含む。

ビデオリンク・モジュール５８５によって、ユーザは、予約の設定者、エージェント、別のエンティティの１つまたは複数とユーザの間に、オーディオ、ビデオ、またはマルチメディア通信リンクなどの通信リンクを確立することができる。このビデオリンクは、スケジュールを調整し、項目をカレンダリングし、重複を解決し、あるいは一般に直接スケジュール設定とより類似したより豊富なユーザ・インターフェイスを単に提供するために使用され得る。

図３は、例示的プロファイル４００を略述する。例示的プロファイル４００は、１つまたは複数の個人情報４１０、通信基本設定４２０、個人的好み４３０、カレンダ情報４４０、売り手情報４５０、優先順位情報４６０、文脈上の基本設定およびサブプロファイル４７０、代替コンタクトの特徴的属性４８０、および信頼できるコンタクト情報４９０を含む。

論じられたように、個人情報は、ユーザが格納したいと思うあらゆる情報を含むことができる。例えば、個人情報の例は、名前、住所、クレジットカード情報、通信の基本設定、レストランの好み、アベイラビリティ基本設定などを含む。しかし、個人情報４１０を１人に特に限定する必要はなく、個人のグループ、１つまたは複数のエンティティ、または一般に１人または複数の人、商取引、グループなどを含み得るあらゆるエンティティにも適用することができる。プロファイルの中に格納された情報へのアクセスを許容するインターフェイスが提供され得て、この情報は、必要に応じて編集、更新、削除、または変更することができる。情報の更新、編集または削除は、セットトップ・ボックス上のインターフェイスまたはセットトップ・ボックスに関連したデバイス上のあらゆるインターフェイスを介して実行することができる。プロファイル中の情報へのこのアクセスは、パスワードで保護され得て、情報は、周知の暗号化技術および規格によって、あるいはそれらに従って伝達され得る。

通信の基本設定４２０は、例えばビデオ、チャット、ＩＭ、電話などユーザにアクセスする通信のタイプを管理するだけでなくプレゼンス情報および／または通信ルーティングとともに使用され得る様々なタイプの通信の基本設定または特徴的属性を格納する能力をユーザに提供する。

個人的好み４３０は、特定のユーザの個人的好みと関係する１組のルールである。これらの個人的好みは、セットトップ・ボックスのディスプレイ特性、セットトップ・ボックスの動作、カレンダ機能の動作などセットトップ・ボックスのあらゆる機能に関係し得て、また、メニュー・オプション、通信の基本設定、コンタクト基本設定、カレンダリング基本設定、セットトップ・ボックス管理などの任意の１つまたは複数と関係し得る。

売り手情報４５０は、セットトップ・ボックスを使用することによって、またはセットトップ・ボックスの使用を伴って注文された商品および／またはサービスの支払いに用いることができる様々な情報を格納する。この支払い情報は、例えば商品およびサービスを購入することができる前にパスワードが要求されるように、プロファイル４００中の他のタイプの情報より高いセキュリティ・レベルを有することができる。その上、支払い情報は、コンタクト／サービスのプロバイダ３００によって使用が制限され得る。

ベンダ情報４５０は、好ましい売り手、利用するべきでない売り手、購入または予約の履歴情報、インボイス情報、アカウント情報、特定の売り手に関連した参考情報、または一般に売り手に関連したあらゆる情報のような情報を含むことができる。新規の売り手が利用されるとき、インテリジェント・エージェント・モジュールとともに新規の情報が売り手情報４５０に付加され、プロファイル４００に格納され得る。

例えば、売り手は医院であり得る。医者の訪問履歴だけでなく将来の予約に関する情報も追跡され、売り手情報４５０と関連付けられ得て、また、任意選択で、これらカレンダ項目の１つまたは複数に関する注記とも関連付けられ得る。

さらに、例えばユーザが医院など特定の売り手のウェブサイトにアクセスすると、患者識別子などが売り手情報４５０へ取り込まれ得て、また、例えば予約が予定されると、その履歴の記録が保存されるように、売り手情報４５０は、インテリジェント・エージェント・モジュールとともに動的でもあり得る。

優先順位情報４６０は、特定のアクティビティ、アプリケーション、または一般にセットトップ・ボックス５００に関連したあらゆる機能に優先順位付けするのを支援するために使用することができるルールなど、あらゆる情報を含む。この優先順位情報４６０もインテリジェント・エージェントとともに使用され得て、特定のカレンダリングされた項目の優先順位を決定するのを支援する。

文脈上の基本設定およびサブプロファイル４７０は、文脈に基づいて基本設定を確立するが、この基本設定も、例えばセットトップ・ボックス５００上で実行される特定のアプリケーションに依存するサブプロファイルとして分類することができる。他のタイプの情報と同様に、文脈上の基本設定４７０は、インテリジェント・エージェントとともに使用され得て、動的アプリケーション挙動をもたらす。

代替コンタクトの特徴的属性の情報４８０は、特定のユーザ、ユーザのグループ、またはエンティティに関する様々なコンタクトの特徴的属性を略述する。代替コンタクトの特徴的属性は、通信の基本設定情報、個人的好みの情報および／または優先順位情報とともに用いられ、エンドポイントに入ってくる通信を完結させるのを支援する。例えば、代替コンタクトの特徴的属性プロファイル中の情報に基づいて、結合モジュールおよびＳＩＰ機能モジュールの１つまたは複数を利用して、ユーザがいる場所であるエンドポイントに入ってくる通信を完結させることができる。

信頼できるコンタクト４９０は、信頼できる１人または複数の個人、エンティティまたはグループに関する情報を含む。例えば、エンティティは、コンテンツ／サービスのプロバイダ、ユーザ、または１つまたは複数のユーザのグループのうち１つまたは複数によって承認されたとき信頼され得る。その上、例えばユーザが以前にそのエンティティと対話したことがあって信頼できると識別したならば、そのエンティティは信頼され得る。

任意選択で、ユーザのセットトップ・ボックスと他の個人またはエンティティの間の通信を解析するために、信頼できるコンタクト４９０とともにインテリジェント・エージェントも用いられ得て、例えば、トランザクションの閾値数が満足できる状態で完結されると直ちにエンティティは信頼できると確認され、任意選択で、この個人またはエンティティを信頼できると記載する前に最終承認のためにユーザの元へ問合わせが送られる。

図４は、セットトップ・ボックス５００とテレビ９００など関連するデバイスの１つまたは複数を併用して表示することができる例示的グラフィカル・ユーザ・インターフェイス４０を示す。インターフェイス４０は、受け取られた請求書部分４１０、アカウント情報４２０、請求書部分４３０およびコンタクト部分４４０を備える。

受け取られた請求書部分４１０は、受け取られた１つまたは複数の請求書のリストを含むことができる。さらに、新規、支払い済、支払い期限など、請求書のステータスを与える指標を提供することができる。さらに、受け取られた請求書部分４１０を、請求書情報が請求書の支払い期限の日付に示されたカレンダのフォーマットで見せることができる。

請求書を選択すると（この例示的実施形態では、受け取られた「電気会社」の請求書１が選択されたものとして示されている）、次いで、ユーザは、アカウント情報部分４２０から請求書が支払われることになっているアカウントを選択することができる。アカウント情報を選択すると、ユーザは、請求書の支払いを開始するために請求書の支払いの押しボタン４５０を選択することができる。

請求書部分４３０は、例えばインボイス番号、支払い期日、支払い総額、売り手、または一般に請求書と関連した任意の情報を含む請求書に関する情報を示すことができる。

コンタクト部分４４０は、受け取られた請求書に関連した売り手情報に基づいて取り込まれ、売り手（この例では電気会社）との電話コンタクトまたは電気会社とのマルチメディア・コンタクトの１つまたは複数を開始するための押しボタンを含むことができる。

支払い先追加押しボタン４６０によって、ユーザが、セットトップ・ボックス上に保存された１つまたは複数の支払い先を管理することが可能になり、また、ユーザが、例えば住所情報、電子式資金移動のルーティング情報、または一般に１つもしくは複数の売り手に関連した任意の情報を変更することが可能になる。支払い先管理押しボタン４７０は、選択されたときユーザを支払い先インターフェイスへ案内することができ、このインターフェイスによって、ユーザは、支払い先の閲覧、支払い先に関連した情報の編集の１つまたは複数が可能になり、また、このインターフェイスは、選択されたとき、特定の支払い先向けのコンタクト部分４４０などのコンタクト・インターフェイスを提供することができる。

支払い履歴押しボタン４８０は、選択されたとき、１つまたは複数の選択された支払い先に関連した支払い履歴情報を表示することができる。

図５は、例示的基本設定インターフェイス５０を示す。具体的には、インターフェイス５０は、関連した編集押しボタンおよび保存押しボタンを有する、支払い先部分５１０、支払い先の基本設定部分５２０および通知部分５３０を備える。支払い先を選択すると、基本設定インターフェイス５０は、支払いおよび通知のため基本設定など、支払い先に関連した情報の概要を提供する。これらの基本設定は、対応する編集押しボタンまたは保存押しボタン（それぞれ５４０、５５０、５６０および５７０）を選択することによって編集することができる。この特定の例では、電気会社向けの支払いの基本設定は、「アカウント１」を用いて「銀行１」から行われることになっており、支払いはその月の１０日に行うべきである。電気会社向け通知の基本設定は、通知部分５３０に示されるように、請求書を受け取ると、支払い先名および支払い総額が特定の電話番号に送られ、ＳＴＢに関連した受領請求書インターフェイスが取り込まれて、総額が２００．００ドル未満であれば自動支払いが開始され、また、支払われた場合は、代金が１０日に支払われたとき支払い先に関連したステータス識別子が「支払い済」に更新されることを示す。

図６は、本発明による請求書管理の例示的方法を示す。具体的には、制御はステップＳ６００で始まり、ステップＳ６１０に続く。ステップＳ６１０では、１つまたは複数の売り手がＳＴＢに関連付けられ、それによって、ＳＴＢでその売り手から請求書を受け取ることが可能になる。次に、ステップＳ６２０では、請求書が受け取られているかどうか判断する。請求書が受け取られているなら、制御はステップＳ６３０に続き、そうでなければ、制御は、制御シーケンスが終結するステップＳ６６０へジャンプする。

ステップＳ６３０では、例えばインテリジェント・エージェントの協力で、入ってくる請求書を解析することができる。次に、ステップＳ６４０では、解析に基づいて、１つまたは複数のプロファイル４００または売り手情報に関連したルールを基に、１つまたは複数の所定のアクションを選ぶことができる。これら所定のアクションは、自動支払い、１つまたは複数の宛先へインボイス情報を転送するステップ、支払い期日および／または支払い総額によってインボイスを格付けするステップ、請求書の画像を取得するステップ、支払い履歴を表示するステップ、任意の所定の基準に基づいて請求書を分類するかまたはファイルするステップなどの１つまたは複数を含む。１つまたは複数のルールおよび基本設定の適用に基づいて所定のアクションが実行されるのであれば、このアクションは、１つまたは複数の新規の請求書の受取りに関するチェックが実行されるステップＳ６５０に続く制御で実行される。１つまたは複数の新規の請求書が受け取られているなら、制御はステップＳ６３０へジャンプして戻り、そうでなければ、制御は、制御シーケンスが終結するステップＳ６６０に続く。

図７は、本発明による請求書管理および支払いのための例示的方法を示す。具体的には、制御はステップＳ７００で始まりステップＳ７１０に続く。ステップＳ７１０では、１つまたは複数の通信デバイスあるいは他の電子デバイスがＳＴＢに関連付けられる。論じられたように、これによって情報を転送し、かつ／または関連するデバイス上にインターフェイスを設けることが可能になる。次に、ステップＳ７２０で、例えば請求書が支払われるべきであるという通知の受取りに基づいて、サービス・プロバイダ、パーソナル・エージェント、インテリジェント・エージェント、またはＩＶＲシステムの１つまたは複数に対して通信を開始することができる。次いで、ステップＳ７３０では、先に論じられたような基本設定および／またはルールを任意選択で適用して、支払いのために１つまたは複数の請求書が選択される。次いで、制御はステップＳ７４０に続く。

ステップＳ７４０では、支払い先へのコンタクトを開始するべきかどうか判断する。支払い先へのコンタクトを開始するべきであるなら、制御はステップＳ７５０に続き、電話連絡、テレビ会議およびマルチメディア・セッションの１つまたは複数が支払い先エージェントと確立される。そうでなければ、制御はステップＳ７８０へ続く。

ステップＳ７６０では通信セッションが行われて制御はステップＳ７７０に続き、請求書の支払い、請求書の変更、請求書の問合わせなどの１つまたは複数に対してエージェントとの協力を開始することができる。次いで、制御はステップＳ７９２に続く。

ステップＳ７８０では、１つまたは複数の支払いオプションが選択される。これらの支払いオプションは、アカウント情報、支払い総額、支払い日などを含むことができる。一般に、支払いの管理に関連した任意の情報を支払いオプションとして含むことができる。次に、ステップＳ７９０では、トランザクション情報、支払い情報および支払い人情報を支払い先へ転送することができる。次いで、ステップＳ７９２では、トランザクション情報が保存され、任意選択で、更新されたプロファイルも保存される。次いで、制御はステップＳ７９４へ続き、別の請求書が支払われることになっているかどうか判断し、支払うことになっている場合はＳ７３０へジャンプして戻り、そうでなければ制御はステップＳ７９６に続き、ここで制御シーケンスが終結する。

本発明の複数の変形形態および変更形態が使用され得る。他のものを提供することなく、本発明のいくつかの特徴を提供することが可能であり得る。

本発明の例示的システムおよび方法が、ＳＴＢおよびプロファイルに関して説明されてきた。しかし、本発明を不必要に曖昧にしないために、この説明は、複数の既知の構造およびデバイスを省略する。この省略は、請求された発明の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。本発明についての理解を提供するために特定の詳細が説明される。しかし、本発明は、本明細書で説明された特定の詳細以上に様々なやり方で実施され得ることを理解されたい。

その上、本明細書に示された例示的実施形態が、システムの、配置された様々な要素を示しているが、システムのいくらかの要素は、ＬＡＮ、ケーブル・ネットワーク、および／または、インターネット、または専用システム内のものなど、分散ネットワーク１０の離れた部分に遠隔で配置され得る。したがって、システムの要素は、ＳＴＢなど１つまたは複数のデバイスに組み合わせるか、またはアナログおよび／またはデジタルの通信ネットワーク、パケットスイッチ・ネットワーク、回路交換網またはケーブル・ネットワークなどの分散ネットワークの特定のノード上に配置することができることを理解されたい。

以前の説明および計算処理上の効率の理由から、システムの要素は、システムの動作に悪影響を及ぼすことなく、要素の分散ネットワーク内の任意の位置に配置され得ることが理解されよう。例えば、ＰＢＸおよびメディア・サーバなどの交換機、ゲートウェイ、ケーブル・プロバイダ、１つまたは複数の通信デバイス、１つまたは複数のユーザの家屋、またはそれらの何らかの組合せの中に、様々な要素が配置され得る。同様に、システムの１つまたは複数の機能的部分は、ＳＴＢなどの通信デバイスと、関連するコンピュータ機器の間に分配され得る。システムの１つまたは複数の機能的部分は、テレビまたはコンピュータに組み込まれたものなどのテレビ・チューナ回路基板に組み込まれ得る。

その上、要素を接続するリンク５などの様々なリンクは、有線または無線のリンク、またはそれらの任意の組合せ、あるいは接続された要素にデータを供給し、かつ／または接続された要素との間でデータを通信することができる、任意の、他の、既知の要素または最近開発された要素であり得ることを理解されたい。これらの有線または無線のリンクは、安全なリンクでもあり得て、暗号化された情報を通信することが可能であり得る。リンクとして使用される伝送メディアは、例えば、同軸ケーブル、銅線および光ファイバ、ならびに無線データ通信および赤外線データ通信中に発生されたものなどの音波または光波の形を取り得るものを含む、電気信号向けのあらゆる適切な担体であり得る。

また、イベントの特定のシーケンスに関して流れ図が論じられ説明されてきたが、このシーケンスに対して、本発明の動作に実質的には悪影響を及ぼすことなく、変更、追加および省略が行われ得ることを理解されたい。

別の実施形態では、本発明のシステムおよび方法は、専用コンピュータ、プログラム式のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラおよび周辺の集積回路素子、ＡＳＩＣまたは他の集積回路、デジタル信号プロセッサ、個別素子回路など配線による電子回路または論理回路、ＰＬＤ、ＰＬＡ、ＦＰＧＡ、ＰＡＬなどのプログラマブル論理デバイスまたはゲートアレイ、任意の同等の手段などとともに実施することができる。一般に、本明細書に示された方法を実施することができるあらゆるデバイスまたは手段は、本発明の様々な態様を実施するために使用することができる。本発明に使用することができる例示的ハードウェアは、コンピュータ、手持ち式デバイス、電話（例えば、携帯電話、インターネット対応電話、デジタル電話、アナログ電話、ハイブリッド電話など）、および当技術で既知の他のハードウェアを含む。これらのデバイスのうちのいくつかは、プロセッサ（例えば単一または複数のマイクロプロセッサ）、メモリ、持久記憶装置、入力デバイスおよび出力デバイスを含む。その上、分散処理または要素／オブジェクト分散処理、並行処理あるいは仮想計算機処理を含むがこれらには限定されない代替のソフトウェア実装形態も、本明細書に説明された方法を実施するために構成することができる。

別の実施形態では、開示された方法は、様々なコンピュータまたはワークステーションのプラットフォーム上で使用することができる移植性のあるソースコードをもたらす、ソフトウェアを使用するオブジェクトまたはオブジェクト指向ソフトウェアの開発環境とともに容易に実施され得る。あるいは、開示されたシステムは、標準ロジック回路またはＶＬＳＩの設計を用いて、部分的または全面的にハードウェアで実施されてよい。本発明によるシステムを実施するのに用いられるのがソフトウェアなのかあるいはハードウェアなのかということは、利用されているシステム、特定の機能、および特定のソフトウェアまたはハードウェアのシステムあるいはマイクロプロセッサ・システムまたはマイクロコンピュータ・システムのスピードおよび／または効率の要件次第である。

別の実施形態では、開示された方法は、記憶媒体に格納することができて、コントローラおよびメモリ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサなどと連携してプログラム式汎用コンピュータ上で実行されるソフトウェアで部分的に実施されてよい。これらの例では、本発明のシステムおよび方法は、アプレット、ＪＡＶＡ（登録商標）またはＣＧＩスクリプトなどパーソナル・コンピュータの内蔵プログラムとして、サーバまたはコンピュータ・ワークステーション上に常駐するリソースとして、専用の測定システム、システム構成要素などに内蔵されたルーチンとして、実施することができる。このシステムは、ソフトウェアおよび／またはハードウェアのシステム内に、物理的にシステムおよび／または方法を組み込むことによっても実施することができる。

本発明は、特定の規格およびプロトコルを参照した実施形態において実施された要素および機能を説明するが、本発明はそのような規格およびプロトコルには限定されない。本明細書で言及されていない他の類似の規格およびプロトコルが存在し、本発明に含まれると考えられる。さらに、本明細書で言及された規格およびプロトコルならびに本明細書で言及されていない他の類似の規格およびプロトコルは、基本的に同一の機能を有する、より高速であるかまたはより効果的な等価物によって定期的に取って代わられる。同一の機能を有するそのような置換の規格およびプロトコルは、本発明に含まれる等価物と考えられる。

本発明は、様々な実施形態、構成および態様において、本明細書に実質的に図示されかつ説明されたものとして、要素、方法、プロセス、システムおよび／または装置を含み、それらの様々な実施形態、サブコンビネーションおよびサブセットを含む。当業者なら、本開示を理解した後には、本発明を製作しかつ使用する方法を理解するはずである。本発明は、例えば性能を向上させ、容易さを実現しかつ／または、実装形態のコストを低減するために、様々な実施形態、構成および態様において、本明細書で図示および／または説明がない項目が存在しない状態、あるいは本明細書の様々な実施形態、構成、または態様において、以前のデバイスまたはプロセスで使用されていてよいような項目が存在しない状態を含んで、デバイスおよびプロセスを提供することを含む。

本発明の前述の論議は、具体例および説明の目的のために示されたものである。前述のものは、本明細書に開示された１つまたは複数の形式に本発明を限定するようには意図されていない。例えば、前述の詳細な説明では、本発明の様々な特徴は、開示を合理化する目的で、１つまたは複数の実施形態、構成または態様に合わせてグループ化される。本発明の実施形態、構成または態様の特徴は、上記で論じられたもの以外の代替の実施形態、構成または態様において組み合わせられてよい。この開示の方法は、請求された発明が、各請求項において明確に列挙されたものより多くの特徴を必要とする意図を反映するものと解釈されるべきではない。むしろ、以下の特許請求の範囲が反映するように、斬新な態様は、先に開示された単一の実施形態、構成または態様のすべての特徴より少ない状況で存在する。したがって、以下の請求項は、この、発明を実施するための最良の形態に組み込まれ、各請求項は、個別の本発明の好ましい実施形態として、単独で有効である。

さらに、本発明の説明は、１つまたは複数の実施形態、構成または態様ならびに特定の変形形態および変更形態の説明を含むが、他の変形形態、組合せおよび変更形態は、例えば、本開示を理解した後には当業者の技術および知見の範囲内であり得るので、本発明の範囲内にある。請求された項目に対する、代替の、交換可能かつ／または等価な構成、機能、範囲またはステップを含んで、代替の実施形態、構成または態様を含む権利を、そのような代替の、交換可能かつ／または等価な構成、機能、範囲またはステップが本明細書に開示されているか否かにかかわらず、また、いかなる特許化可能な内容も公に献呈する意図を伴わずに、得るように意図されている。

Claims (8)

1. ケーブル・ネットワークの相互接続性に対応し、かつアプリケーション・プラットフォームを提供するように動作可能なオペレーティングシステム・レイヤを有するセットトップ・ボックスを動作させるためのシステムであって、
   各プロファイルが個人情報および個人的好みを含み、前記個人情報および個人的好みの１つまたは複数が請求書管理アプリケーションとともに使用される１つまたは複数のプロファイルを確立するための手段と、
   前記請求書管理アプリケーションを、インテリジェント・エージェントと協同して、管理するための手段であって、前記管理が、支払い、スケジュール設定、分類、売り手との通信開始の１つまたは複数を含む手段とを備え、前記インテリジェント・エージェントが受領した請求書を評価し、同じ売り手からの以前の請求書と前記受領した請求書を比較し、前記受領した請求書における料金が異常に思われるかどうかを判断し、前記受領した請求書における料金が異常であると判断する場合には、フラグまたは他の識別子が前記請求書に対して関連付けられるシステム。
2. 前記請求書管理アプリケーションが、１つまたは複数のプロファイルからの情報を含むサービス・トランザクション起動リクエストを含み、前記サービス・トランザクション起動リクエストが、信頼できるエンティティ、コンテンツ／サービスのプロバイダ、インテリジェント・エージェントおよびＩＶＲシステムの１つまたは複数と通信するのにインターネット・ベースのプロトコルを利用する請求項１に記載のシステム。
3. 前記セットトップ・ボックスが、１つまたは複数のルールに基づいて１つまたは複数の受け取られた請求書を解析し処理するように適合されたモジュールを備え、前記解析の結果、自動的に前記請求書の支払いをするステップと、前記請求書からの情報を１つまたは複数の宛先に転送するステップと、前記請求書の画像を取得するステップと、前記請求書を分類し、かつ支払い期日に基づいて前記請求書をカレンダリングするステップとの１つまたは複数が生じ、１つまたは複数の追加のデバイスが、電話、ＳＩＰ対応デバイス、電子通信デバイス、ソフトフォン、マルチメディア・デバイス、オーディオ・デバイス、ＰＤＡ、ビデオ・デバイスおよび電子デバイスを含む請求項１に記載のシステム。
4. 前記セットトップ・ボックスが、前記１つまたは複数のプロファイルによって挙動を管理される１つまたは複数のサブプロファイルを備える請求項１に記載のシステム。
5. ケーブル・ネットワークの相互接続性に対応し、かつアプリケーション・プラットフォームを提供するように動作可能なオペレーティングシステム・レイヤを有するセットトップ・ボックスを動作させる方法であって、
   各プロファイルが個人情報および個人的好みを含み、前記個人情報および個人的好みの１つまたは複数が請求書管理アプリケーションとともに使用される１つまたは複数のプロファイルを確立する処理、および
   前記請求書管理アプリケーションを、インテリジェント・エージェントと協同して、管理することを含み、前記管理が、支払い、スケジュール設定、分類、売り手との通信開始の１つまたは複数を含む手段とを備え、前記インテリジェント・エージェントが受領した請求書を評価し、同じ売り手からの以前の請求書と前記受領した請求書を比較し、前記受領した請求書における料金が異常かどうかを判断し、前記受領した請求書における料金が異常であると判断する場合には、フラグまたは他の識別子が前記請求書に対して関連付けられる方法。
6. 前記請求書管理アプリケーションが、１つまたは複数のプロファイルからの情報を含むサービス・トランザクション起動リクエストを含み、前記サービス・トランザクション起動リクエストが、信頼できるエンティティ、コンテンツ／サービスのプロバイダ、インテリジェント・エージェントおよびＩＶＲシステムの１つまたは複数と通信するのにインターネット・ベースのプロトコルを利用する請求項５に記載の方法。
7. 前記セットトップ・ボックスが、１つまたは複数のルールに基づいて１つまたは複数の受け取られた請求書を解析し処理するように適合されたモジュールを備え、前記解析の結果、自動的に前記請求書の支払いをするステップと、前記請求書からの情報を１つまたは複数の宛先に転送するステップと、前記請求書の画像を取得するステップと、前記請求書を分類し、かつ支払い期日に基づいて前記請求書をカレンダリングするステップとの１つまたは複数が生じ、１つまたは複数の追加のデバイスが、電話、ＳＩＰ対応デバイス、電子通信デバイス、ソフトフォン、マルチメディア・デバイス、オーディオ・デバイス、ＰＤＡ、ビデオ・デバイスおよび電子デバイスを含む請求項５に記載の方法。
8. 前記セットトップ・ボックスが、前記１つまたは複数のプロファイルによって挙動を管理される１つまたは複数のサブプロファイルを備える請求項５に記載の方法。

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