これらの技術は、大幅に強化された、マルチメディアの、顧客の通信エクスペリエンスのためのプラットフォームをもたらす。具体的に、本発明の1つの模範的な態様は、STBに常駐する顧客固有のプロファイルを使用する、OCAP経由の高機能マルチメディア通信である。テレフォニー・アプリケーション・サーバは、すでにCabldLabsその他によって提案されている。電話機およびSTBの関連付けは、MSOネットワークにおいて行うことができる。同様に、財務データ、ホーム・セキュリティ情報などを表示するための個別化情報もまた知られている。
しかし、本発明の模範的な態様は、構造化形式またはクッキーを介する、STBへの個別化情報および通信基本設定の格納を使用する。機能豊富なテレフォニー・アプリケーションと、STBに格納された個別化データとの組み合わせは、機能豊富な通信セッションを容易にする。STBに常駐する個別化データを使用して高機能マルチメディア通信アプリケーションを提供することにより、MSOは、たとえば、以前は利用できなかった多くのサービスを提供できるようになり、その結果多大な新しいビジネスの可能性をもたらすことになる。
STBに格納することができる個人情報のタイプは、通信基本設定、支払い基本設定、業者基本設定優先度基本設定、個人情報などを含むことができるが、これらに限定されることはない。通信基本設定の例は、連絡をとるべきまたは連絡をとるべきではないとき、連絡をとる番号、カレンダー同期化など、および一般に通信に関連する任意の情報を含むことができる。支払い基本設定の例は、クレジットカード情報、口座振込み/口座引き落とし情報、特定の企業との最近の取引に使用された金融手段、および一般に取引に関連する任意の情報を含むことができる。業者基本設定の例は、好みの宅配ピザ、最も多く注文される品目などを含むことができる。優先度基本設定の例は、上司からの電話以外ではシカゴ・ベアーズがグリーンベイ・パッカーズを打ち負かすところを見ている私の邪魔をしないこと、といった条件、および一般に優先度決定を補助するために使用できる任意の基本設定を含むことができる。個人情報の例は、服または靴のサイズ、好きな色、名前、住所など、および一般に個人に関する任意の情報を含むことができる。当業者によって推測されうるような、STBに格納されるその他のそのような個人情報のカテゴリまたは変形もまた、本発明の開示の範囲内に含まれる。
(異なるサイズの画面、異なる機能の装置などのような)STBに接続されたさまざまな装置に固有の画面メニュー、プッシュされたURL、および適合は、機能強化された通信のこのプロセスの一部として提示することができる。同様に、コンテキスト上のお気に入りまたは好みは、表示されているコンテキスト、または対話しているコンテキストに応じて提供することができる。
たとえば、STB内の個人情報のようなプロファイルの統合を、MSOのネットワーク上のさまざまな場所に常駐するアプリケーションと組み合わせたとき、これらの新しい付加価値サービスが可能になる。
可能になることの簡単な例をいくつかあげると、拡張Web対応サービス・トランザクション、STB/MSOネットワークのプロファイルと通信機能を使用する商品またはサービスの携帯電話による要求、2人以上の個人の間の情報の表示または共有などを含むことができるが、これらに限定されることはない。
たとえば、ユーザは、STB自体でサービス・トランザクションを開始することができる。模範的なメニュー・ベースの要求は、格納されているサービス情報エントリを使用して、Webサービス要求を入力する。要求が(サービス取り消しが要求されたときのリテンション担当員との通信など)人間の応答をトリガーする必要がある場合、STB情報は、アウトバウンド・コールの顧客電話に入力して取り消し要求を確認し、担当員がリテンション申し出について説明できるようにすることができる。
もう1つの例は、仕事で遅くなり、家に帰宅したらすぐにピザが食べられるよう注文したいと考えているユーザの場合である。ユーザは、好みの業者、最近の注文、および前回の支払い方法に関してそのリモートSTBの個人情報にアクセスすることができる。ユーザは、運転中にこの情報をすべて入力したり口頭で説明したりする必要はなく、この格納されている情報に基づいて新しいピザの注文を行うことができる。ユーザは機能強化されたユーザ・エクスペリエンスの利益を享受し、注文の正確さは向上し、ユーザは自分の帰宅の時間にぴったり合わせて食事が届けられるようにすることができる。
もう1つの例は、ユーザが新しい都市または州に転居してきた場合であり、ユーザはピザまたは他の商品およびサービスを提供する好みの業者を見い出す時間がなかった可能性もある。そのような場合、MSOは、新しいユーザが各々の個人的経験と好みに基づいて編集または変更することができる好ましいパートナーのリストを新しいユーザにプッシュすることができる。
本明細書において説明されている模範的な実施形態は、この新しい通信パラダイムへの提案される機能強化の能力を示唆するにすぎない。それらに役立つ可能なその他の潜在的な例および用途が数多くある。
たとえば、インテリジェント・エージェントが、非反復コンピュータ関連タスクを実行する際に、ユーザを支援してユーザの代理として動作するソフトウェア・エージェントであることは一般に認識されている。この用語のこの意味においてエージェントは、保険代理業者または旅行代理店と類似している。オペレータ支援またはデータ・マイニングに使用されるソフトウェア・エージェント(場合によってはボットと呼ばれる)の動作は多くの場合固定の事前にプログラムされた規則に基づくが、このコンテキストにおける「インテリジェント(intelligent)」は多くの場合、適応して学習する能力を意味すると解釈される。「パーソナル(personal)」という用語は、特定のインテリジェント・エージェントが、世帯、事業エンティティなどのような、個々のユーザまたはユーザの小規模な集合的グループの代理として動作していることを示す。
OCAPは、インテリジェント・パーソナル・エージェントのもう1つの場を提供するが、このタイプのアプリケーションにおける以前の試みと比較していくつかの利点をもたらす。1つは、STBがすでに、双方向のフルモーション高品位(HD)ビデオおよびその他の通信メディアを処理するように装備されていることである。もう1つの利点は、個人プロファイル情報のインテリジェント・パーソナル・エージェントアプリケーションへの統合である。もう1つは、本明細書において説明されるセキュリティの強化である。Session Initiated Protocol(SIP)がPacket Cable2.0に追加する拡張性および相互運用性によって、ありとあらゆる通信様式および装置が活用されるようになる。
本発明のもう1つの模範的な態様は、インテリジェント・パーソナル・エージェントアプリケーションとの組み合わせによるSTBに含まれている個別化情報および個人基本設定の使用と、たとえば、大幅に機能強化されたユーザ・エージェント・エクスペリエンスを提供するセキュリティの向上である。
ユーザに関する機密情報を各自のSTBに格納できることで、Web上の存在感が目立つことに付随するセキュリティの懸念が軽減される。個人情報の公開または照会は、セキュリティとプライバシーにも役立つ信頼ベースで確立することができる。DCASなどのセキュリティ情報のプッシュは、環境を著しく安全なものにする。また、1つの世帯内に複数のユーザがいる場合、各々が個人プライバシーに対してログインを保護されているプロファイルを持つことができる状況も想定することができる。親は、アプリケーションの安全性および年齢相応の使用も加えるインテリジェント・パーソナル・エージェントアプリケーションを使用して子供たちの特定の条件/制限を設定することができる。
双方向のフルモーションHDビデオは、インターネットに関連する多くの品質の問題を伴うことなく、現在のインテリジェント・パーソナル・エージェントにとって大きな機能強化となる。これは、コンタクトを開始している相手に対してビデオ・メッセージが個別化される機会をもたらすことができる。
STBに格納されている個人情報は、通信基本設定、代替連絡様式、支払い基本設定、優先度基本設定、信頼できる連絡先、個人情報、およびマルチメディア・メッセージングなど、多数の模範的な利点を伝達することができる。インテリジェント・パーソナル・エージェントとの個人情報の統合はまた、ユーザ・エクスペリエンスも高める。
この概念が、現在のインテリジェント・エージェントには実行不可能なことをユーザに提供することができる例がいくつかある。その1つは、その呼び出し側に固有のフルモーション・ビデオのグリーティングで、呼び出し側にあいさつできることである。もう1つは、さらに複雑なトランザクションを処理できることである。たとえば、ユーザが複数の好ましい業者の1つから特定の価格で特定の品目を購入したいと考える場合である。好ましい事業パートナーからのオファーはMSOのユーザにプッシュされ、コンテンツは購入についてユーザが設定した条件と比較されてフィルタリングされてもよく、インテリジェント・パーソナル・エージェントは、トランザクションを完了することも、またはユーザをモバイル装置で呼び出して承認を求めてから取引を進めることもできる。ショッピング・エージェント、モビリティ・アプリケーション、および非接触支払い装置があるが、このインテリジェント・エージェントは、現在の技術において例を見ないユーザ・エクスペリエンスを提供することができる。もう1つの可能な変形は、インテリジェント・パーソナル・エージェントが世帯内の複数の当事者を調整することである。仮に、家族を呼び出し側の家の夕食に招待する招待状が届いたとする。インテリジェント・エージェントは、家族の全員の個人情報およびスケジューラ・ソフトウェアと対話し、応答および提案された夕食の招待の受諾または変更に先立って、招待が各家族の以前の態度表明を検討したことを確認することができる。既存の技術の範囲内では不可能な、このインテリジェント・パーソナル・エージェントによって可能な変形にはその他さまざまなものがある。
ソーシャル・ネットワーク・サービスでは、興味および活動を共有する人々、または他の人々の興味および活動を探求することに関心を持つ人々、およびソフトウェアの使用を必要とする人々のコミュニティのための、オンライン・ソーシャル・ネットワークの構築および検証に重点的に取り組んでいる。
多くのソーシャル・ネットワーク・サービスは、主としてWebベースであり、チャット、メッセージング、電子メール、ビデオ、ボイスチャット、ファイル共有、ブログ、ディスカッション・グループなどのような、ユーザが対話するさまざまな方法のコレクションを提供する。
ソーシャル・ネットワーキング・サービスの主要なタイプは、一部のカテゴリ(以前のクラスメートなど)のディレクトリ、友人との接続の手段(通常は自己記述のページ)、および信頼につながる推薦紹介システムを含むものである。現在人気のある方法は、これらの多くを、最も広く使用されているMySpace(商標)、Bebo(商標)、およびFacebook(商標)サービスと組み合わせている。
個人プロファイル情報と組み合わされたOCAPは、ソーシャル・ネットワークにもう1つの場を提供するが、このタイプのアプリケーションにおける以前の試みと比較していくつかの利点をもたらす。1つは、説明してきたように、STBが、双方向のフルモーション高品位(HD)ビデオを処理するように装備されていることである。もう1つは、上記で説明されているセキュリティの強化である。SIPがPacket Cable2.0に追加する拡張性および相互運用性により、ありとあらゆる通信様式および装置が活用されるようになる。本明細書において提案されるソーシャル・ネットワークの1つの模範的な実施形態は、1対1、1対多、および多対1であってもよく、個人と専門家の関心領域を扱うことができる。
本発明のもう1つの模範的な態様は、双方向のフルモーションHDビデオとの組み合わせによるSTBに含まれている個別化情報および個人基本設定の使用と、大幅に機能強化されたソーシャル・ネットワーキング・エクスペリエンスを提供するセキュリティの向上である。
双方向のフルモーションHDビデオは、インターネットに関連する多くの品質の問題を伴うことなく、現在のソーシャル・ネットワーキング・オファリングにとって大きな機能強化となる。これは、対面の対話にさらに一層近いエクスペリエンスを提供する。
STBに格納されている個人情報は、通信基本設定、代替連絡様式、支払い基本設定、優先度基本設定、信頼できる連絡先、個人情報など、上記に一覧されているすべての利点を伝達することができる。ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションと組み合わされた個人情報の統合はまた、ユーザ・エクスペリエンスも高める。
オンラインデート、ディスカッション・グループ、バーチャル・コミュニティなどのようなソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションの通常の使用に加えて、このアプリケーションの使用の拡張を考えることもできる。そのような拡張の1つは、レストラン、映画、書籍、音楽などの個人的なレビューの追加がある。どのレビュー寄稿者がその関心と一致しておよび/またはそのレビューを楽しむという観点から商品とサービスを評価する傾向があるかをソーシャル・ネットワークのその他のユーザは、時間と共に判断することができ、それらのレビュー寄稿者により興味ある品目に関して提供された評価をプレビューすることもできる。また、関連するメディアをプレビューするときにレビューを見ることもできる。賛同するかまたは評判になる傾向のあるレビュー寄稿者とユーザは、各自の経験に基づいて、相互のアドバイスまたは対話により独自のソーシャル・ネットワークを形成してゆくことができる。Packet Cable2.0の拡張性により、ユーザは、映画館で見たばかりの映画のレビューを、自分の思考が新鮮なうちに携帯電話を介して提供することもできる。
多くの中小企業は、パートタイムの在宅の仕事で事業を始める。加えて、一部の人々は、その正規の職業と並行して、賃貸不動産などに重点を置く小規模な事業を営む。一部のかなり大規模な企業では、MSO DOCSISサービスが普及している場所で経営が行われている。OCAPは、前述のように、個人情報がSTBに統合される方法と類似した、ビジネス・プロファイル情報をSTBに統合する機会をもたらす。さらに、Quicken(登録商標) Home and BusinessプログラムまたはQuicken(登録商標) Rental Property Managerプログラムのような、ビジネス・アプリケーション・ソフトウェアは、STBでビジネス情報プロファイルと有利に統合することができる。
OCAPが機能強化されたユーザ・エクスペリエンスをビジネス・ユーザに提供することができる例は、他に数多くある。OCAPを介し、ビジネス・プロファイルを使用することで、実際の在庫レベルは、STBにビジネス情報として格納されている望ましいレベルと比較することができる。好ましい業者および好ましい支払い情報もまた格納することができるので、在庫が特定レベルを下回った場合、自動的に注文が行われるようにすることも、または代替として、在庫の再注文を処理すべきであることを確認するために、OCAPがホップアップ表示するかまたは携帯電話など指定の電話番号を呼び出すこともできる。
もう1つの例は、バカンス用賃貸不動産の管理である。経営者が予約などを見ることができるだけなく、賃貸滞在を延長できる機能を、そのような空きが生じた場合にテレビ/STBを介して客に提案することができる。さらに、後日再利用する申し出も、OCAPを介して行うことができる。このようにして、借り手側は、押し付けがましくされることなく、注意を払ってもらっているという印象を受け、経営者は最大の収容能力で賃貸不動産を維持できる可能性が高くなる。
インターネットは、この種の機能の一部を提供するが、OCAPは、一例として、より豊富な機能セット、利便性の向上、およびこれまで互換性のなかった装置をシームレスに活用できる能力を実現する。特に、中小企業オーナーが移動体である場合に在庫を再注文する機能、および業者、在庫の種類と数量、好ましい支払いオプションなどの取引に関するすべての情報を、中小企業オーナーがそのような情報を入力する必要なく提供できる機能は有用である。同様に、バカンス用不動産の賃貸は通常、インターネットを介して行われる。しかし、誰もがありとあらゆる場所へPCまたはWeb対応の装置を持ち歩いているわけではない。滞在を延長する、今後の休暇を予約変更する、または常連客に優待サービスを提案する機能を提供することは、すべてOCAPを介して行われ、テレビに表示されるか、または音声メッセージとして賃貸不動産の電話に転送される。
他のPCまたはSTBベースのビジネス・ソフトウェアに統合されたSTBに含まれているビジネス情報およびビジネス基本設定の使用は、これまで互換性のなかったエンドポイントとの完全互換性、大幅に機能強化されたビジネス・エクスペリエンスをもたらすセキュリティの強化を提供することができる。
ビジネスに関する機密情報を各自のSTBに格納できることで、Webベースの攻撃に付随するセキュリティの懸念を改善する。ビジネス情報の公開または照会は、セキュリティとプライバシーにも役立つ信頼ベースで確立することができる。DCASなどのセキュリティ情報のプッシュはまた、環境を大幅に安全なものにする。また、1つのエンティティ内に複数のユーザがいる場合、各々がプライバシーに対してログインを保護されているプロファイルを持つことができる状況も想定することができる。加えて、エンティティの1つまたは複数のメンバーが、STBにビジネス・プロファイルを備えることもできる。
双方向のフルモーションHDビデオはまた、インターネットに関連する多くの品質の問題を伴うことなく、ビジネスにとって大きな機能強化となる。これは、たとえば、事業主が不在の場合に、ビデオ・メッセージがゲストまたは顧客に対して個別化される機会をもたらす。
STBに格納されているビジネス情報はまた、通信基本設定、代替連絡様式、支払い基本設定、優先度基本設定、信頼できる連絡先、在庫レベル、ビジネス・イベント/カレンダー、およびマルチメディア・メッセージングなど、上記に一覧されている個人情報の利点を伝達することもできる。既存のビジネス・ソフトウェアと組み合わされたビジネス情報の統合は、その業務を行う事業主の能力を高める。
この概念が、現在のPCベースのソフトウェアには実行不可能なことをビジネス・ユーザに提供することができる例がいくつかある。その1つは、その相手ごとに固有のフルモーション・ビデオのグリーティングで、ゲストおよび顧客にあいさつできることである。もう1つは、さらに複雑なトランザクションを処理できることである。たとえば、バカンス用物件賃貸の客が、その不動産を非常に気に入っているが、現在の休暇が終わる前に今後の休暇用に他のそのような不動産を検討したいと考えているとする。割引料金でその不動産または他の不動産に滞在できるという経営者からの申し出は、現在の休暇中の好ましい客にまで及び、客の取引を存続することができる。これはすべて不動産においてテレビに表示することができるか、またはテレビが使用されない場合は、賃貸物件の電話に音声メッセージを介して送信される。既存の技術の範囲内では不可能な、このビジネス・アプリケーションおよびプロファイルによって可能な変形にはその他さまざまなものがある。
このように、本発明の態様は、STB上の1つまたは複数のプロファイルに関連する。
本発明の態様はさらに、インテリジェント・パーソナル・エージェント・アプリケーションと組み合わされたSTBに関連付けられている個別化情報および個人基本設定の使用と、機能強化されたユーザ・エクスペリエンスを提供するセキュリティの向上に関する。
本発明の態様はまた、STBに常駐する通信アプリケーションと組み合わされたSTBに常駐する通信基本設定の個別化プロファイルと個人情報を使用して、OCAP/IMSネットワークにおける機能強化された通信と顧客サービスを可能にすることに関する。
態様はさらに、STBに格納されているビジネス情報および基本設定、既存のビジネス・ソフトウェアと組み合わされたOCAPビジネス・アプリケーション、およびOCAP/IMSネットワーク内の強化されたセキュリティを備えることに関する。
態様はまた、双方向のフルモーション高品位ビデオおよび強化されたセキュリティと組み合わされたSTBに常駐する通信基本設定の個別化プロファイルおよび個人情報を使用して、OCAP/IMSネットワーク内のソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションを実施することに関する。
態様はまた、従属プロファイルの作成および使用を規制するためにマスター・プロファイルを使用することに関する。
態様はまた、STBに関連付けられているプロファイルと、その他の電子装置に関連付けられている1つまたは複数のアプリケーションとの間の統合および協調に関する。
本発明の態様はまた、STBと関連して機能強化された電子商取引をサポートするために使用することができる。
態様はさらにまた、STB上の1つまたは複数のビジネス・プロファイルと共にビジネス管理に関する。
態様はまた、STBに関連付けられているプロファイルと関連して特定のタスクを実行する自動エージェントのセットアップおよび使用に関する。
追加の態様は、ケーブル・ネットワーク相互運用性をサポートし、1つまたは複数の顧客サービス・アプリケーションを実行することができるアプリケーション・プラットフォームを提供するオペレーティング・システム層を備えるセットトップ・ボックスに関する。
態様はさらにまた、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションの使用と、STBに関連付けられているプロファイルの統合に関連する。
本発明のさまざまな実施形態および構成により、前述の必要性およびその他の必要性が対処される。
本発明は、特定の構成に応じて数多くの利点をもたらすことができる。
前述の利点およびその他の利点は、本明細書に含まれている発明の開示から明らかとなろう。
「少なくとも1つ(at least one)」、「1つまたは複数(one or more)」、および「および/または(and/or)」は、オペレーションにおいて接続的および選言的のいずれでもある開放式表現である。たとえば、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ(at least one of A,B and C)」、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ(at least one of A,B,or C)」、「A、B、およびCのうちの1つまたは複数(one or more of A,B,and C)」、「A、B、またはCのうちの1つまたは複数(one or more of A,B,or C)」、および「A、B、および/またはC(A,B,and/or C)」という表現はそれぞれ、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはA、BおよびCを意味する。
用語「a」または「an」のエンティティは、1つまたは複数のそのエンティティを示す。そのように、用語「a(1つ)」(または「an」)、「1つ以上(one or more)」、および「少なくとも1つ(at least one)」は、本明細書において同義で使用することができる。また、用語「備える(comprising)」、「含む(including)」、および「有する(having)」は、同義で使用することができることも記しておく。
本明細書において使用される用語「自動(automatic)」およびその変形は、プロセスまたはオペレーションが実行されるときに物理的な人間の入力なしで行われるプロセスまたはオペレーションを示す。しかし、プロセスまたはオペレーションは、たとえプロセスまたはオペレーションの実行が、有形または無形にかかわりなく、プロセスまたはオペレーションの実行前に受け取られた人間の入力を使用する場合であっても、自動とすることができる。人間の入力とは、そのような入力がプロセスまたはオペレーションが実行される方法に影響を与える場合、有形であると見なされる。プロセスまたはオペレーションの実行を承諾する人間の入力は、「有形」であると見なされない。
本明細書において使用されている用語「コンピュータ可読媒体(computer−readable medium)」は、任意の有形のストレージおよび/または実行のための命令のプロセッサへの供給に加わる伝送媒体を示す。そのような媒体は、不揮発性媒体、揮発性媒体、および伝送媒体を含む多くの形態をとることができるが、それらに限定されることはない。不揮発性媒体は、たとえば、NVRAM、または磁気または光ディスクを含む。揮発性媒体は、メイン・メモリのような、ダイナミック・メモリを含む。コンピュータ可読媒体の一般的な形態は、たとえば、フロッピー(登録商標)・ディスク、フレキシブル・ディスク、ハード・ディスク、磁気テープ、または任意の他の磁気媒体、光磁気媒体、CD−ROM、任意の他の光媒体、パンチカード、紙テープ、または孔のパターンを持つ任意の他の物理媒体、RAM、PROM、およびEPROM、フラッシュEPROM、メモリカードのようなソリッドステート媒体、任意の他のメモリチップまたはカートリッジ、以下で説明されるような搬送波、またはコンピュータが読み取ることのできる任意の他の媒体を含む。電子メールの添付デジタルファイルまたはその他の内蔵式の情報アーカイブまたはアーカイブのセットは、有形の記憶媒体と同等の配布媒体と見なされる。コンピュータ可読媒体がデータベースとして構成される場合、データベースは、リレーショナル、階層型、オブジェクト指向、および/またはその他のような任意のタイプのデータベースであってもよいことを理解されたい。したがって、本発明は、本発明のソフトウェア実施が格納される、有形の記憶媒体または配布媒体、および当技術分野で認識されている等価物および後継の媒体を含むものと見なされる。
本明細書において使用される用語「決定する(determine)」、「計算する(calculate)」、および「計算する(compute)」およびその変形は、同義で使用され、任意の種類の方法、プロセス、数学演算、または技法を含む。
本明細書において使用される用語「モジュール(module)」は、任意の既知のまたは最近開発されたハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、人工知能、ファジー理論、またはその要素に関連付けられた機能を実行することができるハードウェアとソフトウェアの組み合わせを示す。また、本発明は、模範的な実施形態に関して説明されるが、本発明の個々の態様は独立して特許請求の範囲に記載できることを理解されたい。
前述の説明は、本発明を簡略化した要約であり、本発明の一部の態様への理解をもたらすものである。この要約は、本発明およびそのさまざまな実施形態の広範囲にわたる概要または包括的な概要のいずれでもない。これは、本発明の主要または重要な要素を識別することを意図するものでもなく、また本発明の範囲を明確に記述することを意図するものでもないが、本発明の選択された概念を以下に提示するさらに詳細な説明への序論として簡略化した形式で示すことを意図している。本発明の実施形態は、前述または以下で詳細に説明される1つまたは複数の特徴セットを、単独または組み合わせて使用することが可能であることが理解されよう。
図1は、模範的なコンテンツ・システム100を示す。システム100は、1つまたは複数のリンク5およびネットワーク10によってすべてが相互接続されている、1つまたは複数の信頼できるエンティティ200、ケーブルテレビ会社のような1つまたは複数のコンテンツ/サービス・プロバイダ300、およびセットトップ・ボックス500を備える。セットトップ・ボックス500は、ステレオ700、PC800、テレビ900、または一般にボックス600で表される任意の電子装置のうちの1つまたは複数に接続される。セットトップ・ボックス500に関連付けられているのは、以下で詳細に説明される1つまたは複数のプロファイル400である。
概して、セットトップ・ボックス500は、ビデオ・コンテンツなどのコンテンツを受信することができ、さらにインターネット、テレフォニー・サービスなどへのアクセスのようなサービスを提供することができる。以下で説明されるように、セットトップ・ボックスはまた、たとえば、接続された装置のうちの1つに位置するユーザがセットトップ・ボックス500を使用してサービスの注文、消費、および/または管理を支援するように、サービスを提供することもできる。
通常、コンテンツ/サービス・プロバイダ300は、ビデオ・コンテンツなどのコンテンツを、セットトップ・ボックス500を介してユーザに提供する。本発明の模範的な実施形態は、この概念をさらに詳しく説明し、プロファイル400と共にセットトップ・ボックス500を通じて強化されたコンテンツ機能を提供する。
さらに、そしてオプションの模範的な実施形態により、信頼できる関係は、コンテンツ/サービス・プロバイダ300と1つまたは複数の信頼できるエンティティ200との間で確立することができる。たとえば、ケーブルテレビ会社などのコンテンツ/サービス・プロバイダ300は、さまざまなサービス提供エンティティとの信頼できる関係をネゴシエートすることができる。サービス提供エンティティからのさまざまな確認および保証が完了すると、さまざまなエンティティは信頼できるエンティティ200としてリストされるようになり、その時点においてセットトップ・ボックス500を介して行われたサービス要求は、プロファイル400と共に、異なる方法で処理されるようになる。
セットトップ・ボックス500とのプロファイル400のアソシエーションは、たとえば、より豊富な通信環境がユーザに提供されるようにすることができる。たとえば、家にいる顧客は、カスタマー・サービスの番号に電話をかけるとする。顧客が電話機を介して入力した情報に基づいて、呼び出しはセンターからセンターへと転送されるのではなく、呼び出しは共通の顧客ルーティング・センターを使用することができる。信頼できるエンティティ200の1つであってもよいルーティング・センターは、電話番号を使用して、顧客の主要セットトップ・ボックス・エントリを検索することができ、次いでセンターでは、プロファイル400から、セットトップ・ボックス500を介して、格納されているサービス情報エントリを電子的に取り出すことができる。プロファイル400から取り出された情報は、呼び出し側の要求されたサービスと組み合わされて、顧客STBから取り出された情報を持つ適切なエージェントにルーティングされ(他のデータベースまたはユーザに問い合わせる必要を軽減し、より効率的な連絡センターに寄与する)、顧客の追加情報は、たとえば、セットトップ・ボックス500に関連付けられているテレビ900またはPC800で表示することができる。
もう1つの例において、顧客は、セットトップ・ボックス自体でサービス・トランザクションを開始することができる。たとえば、メニュー・ベースの要求は、プロファイル400に格納されているサービス情報を使用して、Webサービス要求を入力する。質問が、サービス取り消しが要求されたときのリテンション担当員からのような、人間の応答をトリガーする場合、セットトップ・ボックス情報は、アウトバウンド・コールの顧客電話に入力して取り消し要求を確認し、リテンション申し出が行われるようにすることができる。
したがって、1つの模範的な実施形態に従って、プロファイル400は、たとえば、コンタクト・センターへの連絡を支援するために使用することができ、たとえば、他の小売業者、サービス団体、および信頼できるまたはその他のエンティティにサービスを提供するために、セットトップ・ボックスと併せて使用することができる。セットトップ・ボックスはまた、たとえば、個人または会社に固有の顧客サービス・レコードを格納することもできる。前述のような顧客サービス・コンタクトを支援するために使用される同じ方法は、プロファイル400に格納されたレコードまたはその他の情報にアクセスして、ビジネス・サービス、ビジネス管理、オンライン・バンキングなどを支援するために同様に使用することができる。
たとえば、同様のメカニズムは、要求されたトランザクション、照会、またはサービス要求の構造化された情報およびメニュー情報をプッシュして、それによりさらに豊富な顧客サービス・エクスペリエンスをもたらすために使用することができる。プロファイル400からの顧客サービス情報、個人情報、および/またはビジネス情報の容易な取り出しと組み合わされたこのより豊富なエクスペリエンスは、たとえば、従来のセンターが提示できる機能に比べてはるかに豊富な顧客コンタクト機能を提供する。これは、ひいてはコンタクト/サービス・プロバイダ300にとって新たな大規模ビジネス・サービスを展開する機会をもたらす。
模範的な実施形態に従って、セットトップ・ボックス500で1つまたは複数のアプリケーションと共に使用されるプロファイル400は、1つまたは複数のコンテンツ/サービス・プロバイダ、信頼できるエンティティ、その他のエンティティ、またはプロファイル400を介して使用可能な情報に基づいてより豊富な顧客エクスペリエンスを提供できるようになる一般的なエンティティと対話するために、セットトップ・ボックスのユーザのより豊富なエクスペリエンスを提供する。
図2は、模範的なセットトップ・ボックス500をさらに詳細に示す。模範的なセットトップ・ボックスは、DVR510、コーデック515、ハード・ドライブ520、1つまたは複数の顧客サービス・アプリケーション525、バインディング・ハードウェア/ソフトウェア・モジュール530、メニュー・モジュール535、ビジネス・アプリケーション統合モジュール540、ソーシャル・ネットワーク・アプリケーション・モジュール545、プロセッサ550、メモリ555、I/Oインターフェイス560、SIP機能/統合モジュール565、セキュリティ・モジュール570、1つまたは複数の通信アプリケーション575、およびインテリジェント・エージェント・モジュール580のうちの1つまたは複数を含む。
DVR510は、従来知られているように、ビデオ情報を格納するために使用することができ、またセットトップ・ボックスの1つまたは複数のアプリケーションの記憶装置としても使用することができる。たとえば、DVR510は、非アクティブなアプリケーションのバックアップとして使用することができるが、アクティブなアプリケーションは、たとえば、プロセッサ550、メモリ555、およびI/Oインターフェイス560のうちの1つまたは複数と併せて、ハード・ドライブ520上で実行することができる。
セットトップ・ボックスはまた、たとえば、ビデオ情報、オーディオ情報、高品位ビデオ情報、マルチメディア情報、またはセットトップ500との間で送受信された一般的なオーディオまたはビデオ形式の符号化および復号化の1つまたは複数を提供する1つまたは複数のコーデック515も含むことができる。
セットトップ・ボックス500はまた、1つまたは複数の顧客サービス・アプリケーション525を含む。これらの顧客サービス・アプリケーションは、プロファイル400と連携し、テレビ900、PC800、ステレオ700、またはセットトップ・ボックス500に接続された一般的な電子装置600のうちの1つまたは複数において、さまざまな機能をユーザに提供することができる。前述のように、これらの顧客サービス・アプリケーションは、注文、オンライン・バンキング、コールセンター支援アプリケーション、プロファイル管理アプリケーション、またはセットトップ・ボックス500上あるいはセットトップ・ボックス500と共に動作することができる一般的なアプリケーションを含むことができるが、これらに限定されることはない。アプリケーションがセットトップ・ボックス500上で独占的に稼働する必要はないが、たとえば、PC800のような接続された電子装置の1つまたは複数のアプリケーションと共に動作することができることが理解されよう。
ハードウェア/ソフトウェア・バインディング・モジュール530は、セットトップ・ボックス500が、電話、ソフトフォン、またはセットトップ・ボックス500に結合することができる一般的な装置など、1つまたは複数のその他の電子装置に関連付けられるようにすることができる。たとえば、ユーザがセットトップ・ボックス500で顧客サービス・アプリケーションをアクティブ化して信頼できるエンティティ200による特定のサービスを取り消した場合、サービス取り消し要求が開始されたとインテリジェント・エージェント・モジュール(以下で説明)が判別すると、インテリジェント・エージェント・モジュールは、ユーザが取り消し要求に関して信頼できるエンティティの顧客サービス・エージェントと直接通信することができるように、呼び出しを開始するようハードウェア/ソフトウェア・バインディング・モジュールに要求することができる。このバインディングは、SIPが確立、分解、またはリダイレクト通信に便利なメカニズムを提供するという点において、たとえばSIP機能/統合モジュール565と協調して行うことができる。さらに具体的には、プロファイル内に格納されるのは、セットトップ・ボックスのユーザに関連付けられている電話情報を指定する情報であってもよい。SIPプロトコルは、ユーザに関連付けられている電話機が特定の顧客サービス・エージェントに電話をかけることを指定するため、STBから開始されてもよい。次いで、電話呼び出しが開始されたことを示すメッセージは、電話機およびSTB500に関連付けられている装置のうちの1つまたは複数で表示することができる。
メニュー・モジュール535は、テレビ900、PC800、またはたとえばセットトップ・ボックス500の機能の1つまたは複数の操作を可能にする一般的な表示装置のうちの1つまたは複数で表示することができる、グラフィカル・ユーザ・インターフェイスなどのインターフェイス、および1つまたは複数のプロファイルを提供する。たとえば、ユーザは、メニュー・モジュール535を使用して、セットトップ・ボックスに格納されている1つまたは複数のプロファイル400を編集することができる。加えて、メニュー・モジュール535は、セットトップ・ボックスに常駐するさまざまな顧客サービス・アプリケーション525と共に使用して、要求された特定の顧客サービス・アプリケーションに関連付けられている必要なメニューをユーザに提供することができる。たとえば、顧客サービス・アプリケーションがユーザに銀行口座を管理する機能を提供するような、オンライン・バンキング環境において、顧客サービス・アプリケーションは、メニュー・モジュール535と共に、実行される顧客サービス・アプリケーションに関連付けられているさまざまなアクションを可能にするさまざまなメニューを供給することができる。メニュー・モジュール535はまた、ネットワーク10上のコンテンツ/サービス・プロバイダ300、信頼できるエンティティ200、またはその他のエンティティの1つまたは複数と連携して、その特定のエンティティによって提供されるサービス、製品、または機能の1つまたは複数と共にセットトップ・ボックス500のユーザにメニューを提供することもできる。
たとえば、セットトップ・ボックス500がネットワーク10に接続された不動産業者と通信している場合、不動産業者は、セットトップ・ボックス500のユーザが業者のさまざまなリストにアクセスすることができるようにする一連のメニューをメニュー・モジュール535にプッシュすることができる。これらのメニューにより、ユーザは、たとえば高品位ビデオ構成でリストの仮想表示をセットアップすることができる。SIP機能565はまた、ハードウェア/ソフトウェア・バインディング・モジュール530と共に不動産表示アプリケーションにバインドされる呼び出しを作成するために使用することもできる。ユーザの個人基本設定もまた、STBにプッシュされるメニューの上部に階層化されて、スキンタイプ表示特徴など、各自の個人基本設定を説明することができる。
ビジネス・アプリケーション統合モジュール540は、たとえば、PC800に格納されている1つまたは複数のビジネス・アプリケーションが、セットトップ・ボックス500およびプロファイル400と共に使用されるようにすることができる。セットトップ・ボックスに格納されているスタンドアロンのビジネス・アプリケーションに加えて、ビジネス・アプリケーション統合モジュール540は、たとえばプロファイル400に格納されている情報の、財務管理アプリケーションなどPC800で稼働する1つまたは複数のビジネス・アプリケーションとの統合および共有を可能にする。これらの通信のセキュリティ層を提供するため、ビジネス・アプリケーション統合モジュール540は、セキュリティ・モジュール570と連携して、セットトップ・ボックス500、プロファイル400、およびその他の財務管理アプリケーションによって共有されうる情報のタイプを規制することができる。たとえば、プロファイル400は、情報の1つまたは複数の部分にアクセスできる人物、顧客サービス・アプリケーションを作成できる人物、資金の運用を許可できる人物を管理する多数の規則、またはプロファイル内の情報、セットトップ・ボックス上のアプリケーション、またはネットワーク10に接続されたエンティティへのセットトップ・ボックス500の通信のうちの1つまたは複数へのアクセスを管理、規制、制限、または許容する一般的な規則に関連付けられてもよい。
ソーシャル・ネットワーク・アプリケーション・モジュール545は同様の方法でプロファイル400およびセットトップ・ボックス500と連携して、プロファイル400に含まれている個別化情報および個人基本設定の使用を可能にし、より豊富なソーシャル・ネットワーキング環境を提供する。たとえば、セットトップ・ボックス500と共に使用されるソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションは、ユーザが、双方向のフルモーション高品位ビデオ・コンテンツおよびセキュリティの強化を経験できるようにする。たとえば、個別化情報および個人基本設定をプロファイル400に格納することで、通常はWebプレゼンスに関連付けられている層の上位にセキュリティ層を提供することができる。プロファイル400の情報の公開、照会、またはアクセスは、1つまたは複数の信頼できるエンティティとの信頼関係、インテリジェント・エージェントによる分析、またはプロファイル、またはマスター・プロファイルに関連付けられている規則のうちの1つまたは複数に基づくことができる。DCASなどのセキュリティ情報のプッシュは、プロファイル400の使用に関連する環境を大幅に安全なものにする。前述のように、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションは階層ベースで確立することができるが、ここでたとえば、親は、ソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションを使用する子供に特定の条件、制限、またはしきい値を設定して、アプリケーションの利用、およびプロファイル内の情報へのアクセスを管理する安全および年齢相応の規則と、その特定のユーザに使用可能なさまざまなタイプのサービス・アプリケーションへのアクセスの制限を追加することができる。
セットトップボック環境はまた、高品位ビデオに加えて、双方向のフルモーション・ビデオを使用する機能をもたらし、待ち時間、欠落フレームなど、通常のインターネット・ベースのアプリケーションに付随する欠点に煩わされることはない。したがって、ソーシャル・ネットワーク・アプリケーション・モジュール545は、1人または複数の他の参加者との、直接対面の対話により近い対話を提供することができる。
他のモジュールの場合と同様に、ソーシャル・ネットワーク・アプリケーション・モジュールは、通信、基本設定、代替連絡様式、支払い基本設定、優先度基本設定、信頼できる連絡先情報、個人情報、ビジネス情報など、プロファイル400に格納されているさまざまな情報とセットトップ・ボックス500の機能によって利益を得ることができる。プロファイル400に格納されている個人情報を、ソーシャル・ネットワーク・アプリケーション・モジュール545に関連付けられている1つまたは複数のソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションと統合する機能は、ユーザのエクスペリエンスを高める能力をもたらす。
一般に、ソーシャル・ネットワーク・アプリケーション・モジュール545に格納されている任意のアプリケーションは、ソーシャル・ネットワーキングに使用することができる。これらのアプリケーションは、単方向、双方向、またはマルチパーティ形式のいずれかの、ビデオ、テキスト、イメージ共用など、任意のタイプの通信様式を含むことができる。たとえば、上記のうちの1つまたは複数を、たとえばブログ、リアルタイムホワイトボード、チャットテレビ会議、または一般に1つまたは複数の当事者間のマルチメディア・アプリケーションなどの機能と組み合わせるソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションのマルチメディア・バージョンが使用されてもよい。
SIP機能/統合モジュール565は、1つまたは複数のSIPベースの通信が、セットトップ・ボックス500およびプロファイル400と共に使用されるようにすることができる。これらのSIPベースの通信は、セットトップ・ボックス500上で稼働するさまざまなアプリケーションと並行して実行されてもよく、前述のように、電話、PDA、自宅電話、勤務先電話、または一般的なSIP対応の装置など、1つまたは複数のその他の装置にバインドされてもよい。セットトップ・ボックス500で1つまたは複数のアプリケーションと並行して実行できることに加え、セットトップ・ボックスで開始される特定の顧客サービス・アプリケーションが実行されると、SIP通信を確立することができ、アクティブになると、セットトップ・ボックスの対応する通信がオプションで終了することができる。
セキュリティ・モジュール570は、プロファイル400内の情報のセキュリティのさまざまなレベルを提供することができる。さらに、前述のように、階層セキュリティ・プラットフォームは、たとえば、子供に対して親によって確立されるプロファイルのような、従属プロファイルを規制するマスター・プロファイルで確立されてもよい。この基本概念をビジネス環境まで拡大して、営業マネージャはまた、プロファイル400に格納されている情報の制御、アクセス、および従業者による操作性を規制するセキュリティ・モジュール570と共にさまざまな規則をセットアップすることもできる。
一般に、情報はプロファイル400に格納することができるので、プロファイル内の情報へのアクセスだけではなく、その情報の配布も管理するさまざまな規則、ポリシー、プロファイルなどを確立することができる。たとえば、プロファイル内のさまざまなタイプの情報へのアクセスは、情報にアクセスを試みる人物、アクセスされる情報のタイプ、アクセスされる情報が使用される用途などに基づいて規制することができ、そのアクセスまたは配布が許可されるべきであるかどうかを決定するためにセキュリティ・モジュール570によって分析することができる。たとえば、セキュリティ・モジュール570は、インテリジェント・エージェント・モジュール580と連携して、プロファイル400内の情報へのアクセスを提供することに付随する場合もあるセキュリティ・リスクの分析を支援することができる。
通信アプリケーション・モジュール575は、さまざまなタイプの通信アプリケーションが、セットトップ・ボックス500と共に使用できるようにする。これらの通信は、たとえば、オーディオ通信、ビデオ通信、チャット通信、テレフォニータイプの通信、またはセットトップ・ボックスと、装置の1つまたは複数が関連付けられセットトップ・ボックス、ネットワーク上の別のエンティティに接続されたネットワーク上の別のエンティティとの間の一般に任意の通信、またはバウンドIPソフトフォンなどのバインド済み装置に関連付けられている通信を含む。
インテリジェント・エージェント580は、さまざまな機能でユーザを支援するソフトウェア・エージェントであり、自動または半自動の方法でユーザの代わりに動作することができる。したがって、インテリジェント・エージェント・モジュール580は、セットトップ・ボックス内のその他のモジュールの1つまたは複数、またはセットトップ・ボックスに接続された装置と連携して、プロファイル400内の情報および/または規則に基づいてさまざまなアクションを実行することができる。アクションは、セットトップ・ボックスによって受信された情報、またはネットワーク10のエンティティに送信された情報に基づくことができる1つまたは複数のトリガー・イベントによってトリガーすることができる。たとえば、新しいプログラム・スケジュールを受信すると、インテリジェント・エージェントは、翌週内に放送される予定のさまざまな番組を分析し、プロファイル400内の情報に基づいて、ユーザが特定の俳優のファンであるかどうかを知り、その俳優が主役の映画の録画を自動的に計画する。
もう1つの例として、インテリジェント・モジュール580は、セットトップ・ボックスとネットワーク10上のエンティティとの間のさまざまな対話を監視することができる。たとえば、親が、子供に関連するソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションの制限を確立してあり、インテリジェント・エージェント・モジュール580が、禁止リストにあるそれらのソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションの1つに子供がアクセスを試みていることを検出した場合、インテリジェント・エージェント・モジュールは、そのような試みを示す親への通信を作成することができる。たとえば、インテリジェント・エージェント・モジュールは、電子メールまたはコール作成モジュールと連携して、たとえば、所定の日時に子供が禁止されているソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションにアクセスしようとしたことを示すテキストメッセージを親に送信することができる。これは、SIP機能モジュール565、およびSIP対応エンドポイントに送信されたテキストメッセージの連携により可能になる。同時に、通信は、SIPエンドポイントとセットトップ・ボックスとの間で確立されてもよく、SIPエンドポイントがビデオ対応である場合、親と子供の間にリアルタイム通信が確立されてそのアクティビティについて話し合うことができる。
図3は、模範的なプロファイル400の概要を示す。模範的なプロファイル400は、ビジネス、個人、およびエンティティ情報410のうちの1つまたは複数、通信基本設定420、個人基本設定430、支払い情報440、業者情報450、優先度情報460、コンテキスト基本設定およびサブプロファイル470、代替連絡様式480、および1つまたは複数の信頼できる連絡先490を備える。
前述のように、個人、ビジネス、およびエンティティ情報のうちの1つまたは複数は、ユーザが格納したいと考える任意の情報を含むことができる。たとえば、個人情報の例は、名前、住所、クレジットカード情報、銀行取引情報、映画基本設定、通信基本設定、レストラン基本設定、業者基本設定、請求基本設定などを含む。ビジネス情報の例は、たとえば、好ましい業者、銀行取引情報、通信基本設定、発注または在庫情報、従業員情報、支払い情報、会計情報、経営管理情報、または一般にビジネスに関連する任意の情報を含む。エンティティはまた、個人のグループ、会社のグループ、または一般に実質上個人または会社ではない任意のエンティティなどのアイテムに関する情報を含むこともできる。提供されうるインターフェイスは、プロファイル内に格納されている情報へのアクセスをもたらし、この情報は、必要に応じて、編集、更新、または削除することができる。この情報の編集、更新、または削除は、セットトップ・ボックス上のインターフェイスを介して、またはセットトップ・ボックスに接続された任意のインターフェイスを介して実行することができる。プロファイル内の情報へのこのアクセスは、パスワードで保護されてもよく、情報は既知の技法および規格を介してまたはこれに従って転送することができる。
通信基本設定420は、たとえばビデオ、チャット、IM、電話など、ユーザにアクセスするために使用する通信のタイプをもたらすことができるだけではなく、現在の情報および/または通信ルーティングと併せて使用することができるさまざまなタイプの通信基本設定または様式を格納する機能をユーザに提供する。
個人基本設定430は、特定のユーザの個人基本設定に関連する規則のセットである。これらの個人基本設定は、セットトップ・ボックスの任意の機能、STBの表示特性、STBの操作などに関連することがあり、メニュー・オプション、通信基本設定、連絡先基本設定、セットトップ・ボックス管理などのうちの任意の1つまたは複数に関連することもある。
業者情報450は、セットトップ・ボックス経由またはセットトップ・ボックスと共に、注文した商品および/またはサービスの支払いに使用することができるさまざまな情報を格納する。この支払い情報は、たとえば、商品およびサービスの購入を行う前にパスワードが要求されるなど、プロファイル400内のその他のタイプの情報よりも高いセキュリティレベルを持つことができる。加えて、支払い情報は、連絡先/サービス・プロバイダ300によって使用が制限されてもよい。
業者情報450は、好ましい業者、使用すべきではない業者、履歴購入情報、アカウント情報、特定の業者に関連付けられた参照情報、または一般に業者に関連付けられた任意の情報などの情報を含むことができる。新しい業者が利用されるとき、インテリジェント・エージェント・モジュール580と連携して、新しい情報は業者情報450に追加され、プロファイル400に格納されてもよい。
加えて、インテリジェント・エージェント・モジュール580と併せて、業者情報450は、たとえばユーザが特定の業者Webサイトにアクセスするように動的にすることもでき、アカウント情報は、発注額、残高、特別提供、または一般にその特定の業者に関連する任意の情報などの業者情報450に取り込むことができる。
優先度情報460は、特定のアクティビティ、アプリケーション、または一般にセットトップ・ボックス500に関連付けられている任意の機能の優先順位付けを支援するために使用できる、規則などの任意の情報を含む。この優先度情報460はまた、特定のアクティビティの優先度の決定を支援するためにインテリジェント・エージェント・モジュール580と併せて使用することもできる。
コンテキスト基本設定およびサブプロファイル470は、たとえば、セットトップ・ボックス500で稼働されている特定のアプリケーションに依存するサブプロファイルとして分類することもできるコンテキストに基づいて基本設定を確立する。その他のタイプの情報の場合と同様に、コンテキスト基本設定470は、動的なアプリケーションの動作をもたらすために、インテリジェント・エージェント・モジュール580と併せて使用することができる。
代替連絡様式480は、特定のユーザのさまざまな連絡様式の概略を示す。これらの代替連絡様式480は、エンドポイントへの着信通信の完了を支援するために、通信基本設定情報、個人基本設定情報、および/または優先度情報と併せて使用することができる。たとえば、代替連絡様式プロファイルの情報に基づいて、バインディング・モジュールおよびSIP機能モジュールの1つまたは複数を使用して、ユーザが位置するエンドポイントへの着信通信を完了することができる。
信頼できる連絡先490は、信頼される1つまたは複数のエンティティに関する情報を含む。たとえば、エンティティは、コンテンツ/サービス・プロバイダ300によって承認される場合、信頼することができる。加えて、エンティティは、たとえば、ユーザがエンティティと以前対話を行ったことがあり、エンティティが信頼されると確認している場合、信頼することができる。
オプションで、インテリジェント・モジュール580はまた、特定のエンティティとのトランザクションを分析するために使用することもでき、たとえば、しきい値数のトランザクションが満足のゆく方法で完了された場合に、エンティティは「信頼される」ものと確認することができる。
信頼されるエンティティは、商品および/またはサービスを販売する会社に限定される必要はなく、学校、その他の個人などのエンティティ、または一般に信頼されると確認される任意の個人または任意のエンティティも含むことができる。たとえば、ソーシャル・ネットワーキング環境において、親は、信頼される特定のチャットグループまたはその他のユーザを識別できる規則を確立することができる。インテリジェント・モジュールと組み合わせて、たとえば、子供は、特定のエンティティを信頼できるものとして承認するよう親に要求することができ、そのエンティティとの通信は、その親によって承認されるまで制限される。
信頼ステータスはまた、たとえば、エンティティ、ユーザ、または販売者のフィードバックを分析するインテリジェント・エージェント・モジュール580によって達成されてもよい。販売者がフィードバックのしきい値レベルに到達すると、エージェントは販売者を「信頼できる」ものと確認することができるが、次いでオプションで「信頼できる」識別を、最終的な承認のために親などの追加のエンティティに転送することもできる。
図4は、プロファイル管理の模範的な方法について概要を示す。詳細には、制御はステップS100において開始し、ステップS110に続く。ステップS110において、プロファイルの作成および編集の1つまたは複数を可能にするインターフェイスが提供される。次に、ステップS120において、新しいプロファイルを編集または作成するためのオプションが提供される。次に、ステップS130において、オプションで、パスワード確認に基づいて、プロファイルの作成、編集、または更新が許可される。次いで、制御はステップS140に続く。
ステップS140において、プロファイルが保存される。次に、ステップS150において、別のプロファイルを編集または作成するかどうかについての決定が行われる。別のプロファイルの編集または作成が要求された場合、制御はステップS120にジャンプして戻り、それ以外の場合はステップS160において終了する。
図5は、サービス・トランザクションの模範的な方法について概要を示す。詳細には、制御はステップS200において開始し、ステップS210に続く。ステップS210において、サービス・トランザクションは、セットトップ・ボックスで開始されるか、またはセットトップ・ボックスに関連付けられる。サービス・トランザクションの開始を求める元の要求は、テレビ、パーソナル・コンピュータなどのような、接続または関連付けられた装置の1つまたは複数からもたらされることが理解されよう。前述のように、このサービス・トランザクションはまた、SIP対応の通信装置など、関連する装置から開始することもできる。
ステップS220において、Webサービス要求は、たとえば、格納されているプロファイルなどから導かれることもある情報を格納したメニュー・ベースの要求によってトリガーされる。次に、ステップS230において、通信装置など、別の装置をサービス・トランザクションにバインドすべきかどうかについての決定が行われる。別の装置をサービス・トランザクションにバインドする必要がある場合、制御はステップS240にジャンプし、そこで通信装置がバインドされ、たとえば、その装置からコールが作成される。
それ以外の場合、制御はステップS250に続き、そこでWebサービス要求の完了を支援するためにプロファイル情報が使用される。次いで、制御はステップS260に続き、そこで制御シーケンスは終了する。
図6は、セットトップ・ボックスとサービス・プロバイダとの間の模範的な交換の概要を示す。この模範的な交換は、セットトップ・ボックスに関連付けられているユーザから商品および/またはサービス・プロバイダへのサービス要求の開始時に使用することができる。特に、制御はステップS300において開始し、ステップS305に続く。ステップS305において、サービス要求が開始される。これはまた、商品の要求、または一般にいかなる物の要求にも使用することができることが理解されよう。次に、ステップS310において、サービス要求が受信される。次いで、ステップS320において、サービス・アベイラビリティがあることを決定するために確認が行われる。次いで、制御はステップS330に続き、そこでセットトップ・ボックスに格納されているプロファイル情報が、たとえばサービス要求の情報に基づいて要求される。次に、ステップS315において、要求された情報が取り出される。次に、ステップS325において、要求された情報は、基本設定、個人基本設定、コンテキスト基本設定、サブプロファイル、セキュリティ・エージェントまたはインテリジェント・エージェントの1つまたは複数による分析、または一般に任意のフィルタリング基準のうちの1つまたは複数に基づいてフィルタリングすることができる。次いで、フィルタリングされた情報は、ステップS335において、サービス・プロバイダに転送される。次に、ステップS340において、プロファイル情報が受信される。次いで、ステップS350において、サービス要求が開始される。次いで、制御はステップS360に続く。
ステップS360において、商品および/またはサービスの供給の調整はオプションで、たとえば信頼できるエンティティなど、外部関係者と調整することができる。次いで、ステップS370において、サービスは、ユーザに提供され、次いで制御は、制御シーケンスが終了するステップS345に続く。
図7は、着信情報を分析する模範的な方法およびインテリジェント・エージェントの使用について概要を示す。詳細には、制御はステップS400において開始し、ステップS410に続く。ステップS410において、セットトップ・ボックスに着信する情報、セットトップ・ボックスからの情報、およびユーザから受信した情報など、1つまたは複数のタイプの情報は、分析することができる。次に、ステップS420において、この分析に基づいてインテリジェント・エージェントを呼び出すかどうかについての決定が行われる。この分析は、たとえば、ニューラル・ネットワーク、エキスパート・システム、キーワード検索などのうちの1つまたは複数の形態をとる論理に基づくことができる。インテリジェント・エージェントが呼び出される場合、制御はステップS440にジャンプし、それ以外の場合、制御は、制御シーケンスが終了するステップS430に続く。
ステップS440において、インテリジェント・エージェントがアクティブ化される。インテリジェント・エージェントが適切なアクションを決定する作業を支援するための入力は、プロファイル情報、セキュリティ情報、および規則のうちの1つまたは複数を含むことができ、さらに、たとえばエンドユーザ向けに作成される照会に基づいてもよい。次いで、制御はステップS450に続く。
ステップS450において、インテリジェント・エージェントの作成をトリガーした情報が分析され、プロファイル情報、セキュリティ情報、規則、照会応答などの使用が、適切なアクションのために考慮される。次に、ステップS460において、アクションが実行され、制御は、制御シーケンスが終了するステップS470に続く。
図8は、本発明によるビジネス・プロファイル対話の模範的な方法について概略を示す。詳細には、制御はステップS500において開始し、ステップS510に続く。ステップS510において、ビジネス・プロファイルが使用されているかどうかについて決定が行われる。ビジネス・プロファイルが使用されている場合、制御はステップS530にジャンプし、それ以外の場合、制御は、制御シーケンスが終了するステップS520に続く。
ステップS530において、ビジネス・プロファイルおよび規則の1つまたは複数がビジネス・アプリケーションへのアクセスを要求しているかどうかについて決定が行われる。決定結果が肯定である場合、制御はステップS540にジャンプし、それ以外の場合、制御は、制御シーケンスが終了するステップS520に戻る。
ステップS540において、ビジネス・プロファイルおよび/または規則の情報は、1つまたは複数のビジネス・アプリケーションに統合される。次に、ステップS550において、情報はオプションで、プロファイルとビジネス・アプリケーションとの間で交換することができる。次に、ステップS560において、プロファイルはオプションで、1つまたは複数のビジネス・アプリケーションから受信した情報で更新することができる。同様の方法で、プロファイルからの情報を使用して、1つまたは複数のビジネス・アプリケーションを選択された情報で更新することができる。次いで、制御はステップS570に続き、そこで制御シーケンスは終了する。
図9は、セットトップ・ボックスおよびそこに関連付けられているプロファイルを使用するソーシャル・ネットワーキングの模範的な方法を示す。詳細には、制御はステップS600において開始し、ステップS610に続く。ステップS610において、1つまたは複数のソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションは、その対応するインターフェイスで開始される。さまざまなソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションの開始は、プロファイルの情報、セキュリティ情報、および/または規則によって制限されてもよい。たとえば、前述のように、親の制御が規則セットに入力されて、それにより特定のユーザに使用可能にできるソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションのタイプを制限することもできる。このタイプの制限規則は、すべての従属プロファイルを管理する階層型規則と共に、マスター・プロファイルに配置することができる。次に、ステップS620において、1つまたは複数のソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションとの対話は、セキュリティ情報、規則、および、たとえばプロファイルの情報に従っているかどうか監視することができる。さまざまなタイプの対話は、双方向ビデオ、高品位ビデオ、インタラクティブ・メディア、高機能ブログ、テキスト・メッセージング、チャット、または一般に任意の通信様式を含む。次いで、制御はステップS630に続く。
ステップS630において、機密情報の公開は、規則、セキュリティ情報、およびプロファイルのタイプに応じてインテリジェント・エージェントによって規制される。たとえば、前述のように、これが子供のプロファイルである場合、親は、機密情報の公開を規制するさまざまな規則およびセキュリティ情報を適用することができ、ステップS640において、セキュリティ情報および規則の1つまたは複数の違反が発生したとき、アラートを送信すべきかどうかについて決定が行われる。アラートを送信すべきである場合、制御は、アラートが準備されて送信されるステップS650に続く。それ以外の場合、制御はステップS660にジャンプする。
ステップS660において、プロファイルを管理または更新するためのオプションが提供される。管理または更新が必要である場合、制御はステップS670に続き、それ以外の場合、制御は、制御シーケンスが終了するステップS680にジャンプする。
ステップS670において、プロファイルの更新および/または管理が許可される。この更新または管理は、たとえば、ユーザが別のソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションを信頼できるカテゴリに追加したい場合、個人情報を更新したい場合、支払い情報を更新したい場合、または一般にプロファイルに関連付けられている任意の情報を更新したい場合に、ユーザ中心にすることができる。加えて、プロファイルはまた、親など、上位のプロファイル保持者によって必要に応じて管理されてもよい。
図10は、トランザクションを開始する模範的な方法をさらに詳細に示す。詳細には、制御はステップS700において開始し、ステップS705に続く。ステップS705において、1つまたは複数の通信装置またはその他の電子装置は、STBに関連付けられている。たとえば、電話番号またはその他の識別子は、その識別子または電話番号に関連付けられている装置がSTBに関連付けられていることを示して、プロファイルに格納されてもよい。このアクティビティは、ユーザ中心であっても、サービス・プロバイダと共同であっても、または一般に任意のプロセスを通じて行われてもよい。次に、ステップS710において、トランザクションが開始される。本発明の特定の例にパーソナル・エージェントまたはサービス・プロバイダ・エージェントのいずれが使用されているかに応じて、制御はそれぞれ、ステップS712またはステップS715に続く。
ステップS715において、望ましいトランザクションが選択される。望ましいトランザクションは、使用可能なトランザクションのリストから選択するか、または、たとえばユーザがWebベースのサービス経由でナビゲートして、トランザクションを開始したいと思う販売者、サービス・プロバイダなどを見つけることもできる。次に、ステップS720において、サービス・エージェントはSTBを検索し、プロファイルから支払い情報などの情報を取り出す。次いで、ステップS725において、サービス・エージェントは、トランザクション情報および支払い情報を、要求されたサービスを提供する会社に転送する。次いで、制御はステップS730に続く。
同様の方法で、ステップS712において、パーソナル・エージェントとの連携で望ましいトランザクションが選択される。サービス・プロバイダへのトランザクション要求の場合と同様に、望ましいトランザクションの選択は、1つまたは複数の用意されたトランザクションからであっても、またはたとえばWebナビゲーションに基づいてナビゲートされてもよい。次に、ステップS714において、パーソナル・エージェントは、トランザクション情報および支払い情報を、要求されたサービスを提供する会社に転送する。トランザクション情報は、注文した人の名前、住所、電話番号、注文オプションなどの情報、および一般に注文に関する任意の情報を含むことができる。次いで、制御はステップS730に続く。
ステップS730において、トランザクション情報が格納されるべきかどうかについて決定が行われる。トランザクション情報が格納されるべきである場合、制御はステップS735に続き、その後制御はステップS740に戻る。
ステップS740において、別のトランザクション情報が要求されるかどうかについて決定が行われる。別のトランザクションが要求される場合、制御はステップS750にジャンプし、それ以外の場合はステップS745において終了する。
ステップS750において、以前のトランザクションが再使用されるべきであるかどうかについて決定が行われる。以前のトランザクションが再使用されるべきである場合、制御は、以前のトランザクションの選択および取り出しを行うステップS755に続き、その後、制御はステップS760に続き、必要に応じてステップS725またはステップS714のいずれかに進む。
以前のトランザクションが再使用されるべきではない場合、制御はステップS765に続き、そこで制御は、必要に応じてステップS715またはステップS712のいずれかに戻る。
図11は、ステップS735のトランザクションに関する情報の格納をさらに詳細に示す。詳細には、制御はステップS800において開始し、ステップS810に続く。ステップS810において、トランザクション情報格納トリガーが検出される。たとえば、トランザクションの完了時に、ユーザは、トランザクションを格納するかどうかに関してたずねられてもよい。次に、ステップS820において、トランザクションに関する情報は、たとえば、パーソナル・エージェントまたはサービス・エージェントのいずれが使用されているか、およびトランザクション要求が送信された装置がトランザクション情報を格納できるかどうかに応じて、STB、サービス・プロバイダ・ネットワーク、および通信装置のうちの1つまたは複数に格納することができる。次いで、ステップS830において、情報が通信装置に格納されるべきであるかどうかについて決定が行われる。情報が通信装置に格納されるべきである場合、制御はステップS835に続く。それ以外の場合、制御はステップS845にジャンプする。
ステップS835において、エージェントは、構成要求を電話機に送信する。次に、ステップS840において、メニュー項目が電話機に取り込まれ、制御はステップS845に続く。
ステップS845において、トランザクション情報がサービス・プロバイダ・ネットワークに格納されるべきであるかどうかについて決定が行われる。トランザクション情報がサービス・プロバイダ・ネットワークに格納されるべきである場合、制御はステップS850に続き、それ以外の場合、制御はステップS860に続く。
ステップS860において、トランザクション情報をセットトップ・ボックス、たとえばプロファイルに、格納すべきであるかどうかについて決定が行われる。トランザクション情報がセットトップ・ボックスに格納されるべきである場合、制御はステップS865に続く。それ以外の場合、制御はステップS875にジャンプする。
ステップS865において、エージェントは、構成要求をセットトップ・ボックスに送信する。次に、ステップS870において、メニュー項目がメニュー表示サービスに取り込まれ、制御はステップS875に続く。
ステップS875において、メニュー項目が後続のトランザクションに使用可能にされる。次いで、制御はステップS880に続き、そこで制御シーケンスは終了する。
図12は、本発明の模範的な実施形態に関連付けられているソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションをさらに詳細に示す。詳細には、制御はステップS900において開始し、ステップS910に続く。ステップS910において、1つまたは複数のバディの1つまたは複数のバディ・リストが作成される。次に、ステップS920において、規則、権利、および基本設定のうちの1つまたは複数は、1つまたは複数のバディに関連付けられる。次いで、ステップS930において、1つまたは複数のバディのステータスはオプションで、ユーザの装置に取り込むことができる。同様の方法で、ユーザのステータスは、他のユーザの装置およびそこに提供されたステータスにプッシュすることができる。次いで、制御はステップS940に続く。
次いで、ステップS940において、オーディオ、ビデオ、およびマルチメディア・コンテンツの1つまたは複数はオプションで、他のバディの装置に提示することができる。スナップショットまたはスクリーン・キャプチャ、あるいはサブクリップも、他のバディに提示されてもよい。次に、ステップS950において、情報は、テキスト・メッセージング、チャット、または装置間で情報を交換するその他の任意の方法のうちの1つまたは複数を介して、バディ間で交換することができる。次いで、制御はステップS960に続き、そこで制御シーケンスは終了する。
以下に、本発明の模範的な実施形態によるトランザクション、それらのトランザクションのセットアップ、およびトランザクションを実行するためのオプションを示す。
第1の例示的なシナリオに従って、ユーザは、サービス・プロバイダによって提供された携帯電話を持つか、またはそのプロファイルに連絡先として特別に格納されている電話に関連付けられた携帯電話番号を持つと想定される。後者の場合、STBのエージェントは、サービス・プロバイダのサーバと携帯電話データを共有して、その携帯電話からの呼び出しが、そのユーザとその特定のSTBに関連付けられるようにする。ユーザは、その個人データおよび財務基本設定(クレジットカード情報と基本設定、銀行口座情報と基本設定を含む)をSTBに格納されているそれぞれのセキュアなプロファイルに入力する。しばらくしてユーザがトランザクションを行うとき(地元のピザ宅配店にピザを注文するなど)、STB上のパーソナル・エージェントは、このトランザクションを今後使用できるように基本設定として格納するかどうかを示すようプロンプトで求めてくる。ユーザが、トランザクションを格納したいことを示すと、さらにその後しばらくして、ユーザが(STBを設置してある)自宅に帰る途中、同じトランザクション(ピザの注文)を行いたい場合、ユーザは、携帯電話を使用してSTBに関連付けられているパーソナル・エージェントの電話番号を呼び出すことができる。パーソナル・エージェントを呼び出した結果、音声メニューがユーザに提示され、そのメニューからユーザは、たとえばエージェントまたはIVRタイプのシステムの助けを借りて、希望のトランザクションを口頭で選択することができる。次いで、この要求は、セキュアな支払い情報と共にSTBから、トランザクションに要求されたサービスを提供する会社に送信される。
もう1つの模範的なシナリオにおいて、ユーザは、サービス・プロバイダによって提供された携帯電話を持つか、またはそのプロファイルに連絡先として特別に格納されている電話に関連付けられた携帯電話番号を持つと想定される。後者の場合、STBのエージェントは、SPのサーバと携帯電話データを共有して、その携帯電話からの呼び出しが、そのユーザとその特定のSTBに関連付けられるようにする。ユーザは、その個人データおよび財務基本設定(クレジットカード情報と基本設定、銀行口座情報と基本設定を含む)をSTBに格納されているそれぞれのセキュアなプロファイルに入力する。しばらくしてユーザがトランザクションを行うとき(地元のピザ宅配店にピザを注文するなど)、STB上のパーソナル・エージェントは、このトランザクションを今後使用できるように基本設定として格納するかどうかを示すようプロンプトで求めてくる。ユーザが、トランザクションを格納したいことを示すと、さらにその後しばらくして、ユーザが(STBを設置してある)自宅に帰る途中、同じトランザクション(ピザの注文)を行いたい場合、ユーザは、携帯電話を使用して、サービス・プロバイダ・ネットワークのサーバのセットに関連付けられているサービス・プロバイダ・エージェント・サービスの電話番号を呼び出すことができる。パーソナル・エージェントを呼び出した結果、音声メニューがユーザに提示され、そのメニューからユーザは、口頭またはキー入力した応答に基づいて、希望のトランザクションを選択することができる。次いで、サービス・エージェントは、ユーザとの携帯電話の関連付けを使用してユーザのSTBを判別し、次いでこの情報を使用して、支払い情報のセキュアな取り出しを開始して、トランザクションに要求されたサービスを提供する会社にトランザクション要求を送信する。
さらにもう1つのシナリオにおいて、ユーザは、サービス・プロバイダによって提供された携帯電話またはその他の何らかの通信装置を持つか、またはそのプロファイルに連絡先として特別に格納されている装置の携帯電話番号を持つと想定される。後者の場合、STBのエージェントは、サービス・プロバイダシステムのサーバと携帯電話データを共有して、その携帯電話からの呼び出しが、そのユーザとその特定のSTBに関連付けられるようにする。ユーザは、その個人データおよび財務基本設定(クレジットカード情報と基本設定、銀行口座情報と基本設定を含む)をSTBに格納されているそれぞれのセキュアなプロファイルに入力する。しばらくしてユーザがトランザクションを行うとき(地元のピザ宅配店にピザを注文するなど)、STB上のパーソナル・エージェントは、このトランザクションを今後使用できるように基本設定として格納するかどうかを示すようプロンプトで求めてくる。ユーザが、トランザクションを格納したいことを示すと、エージェントは構成要求をユーザの携帯電話に送信し、基本設定に関連付けられているメニュー項目が携帯電話で作成されて、今後容易にアクセスできるようにする。さらにその後しばらくして、ユーザが(STBを設置してある)自宅に帰る途中、同じトランザクション(ピザの注文)を行いたい場合、ユーザは、その携帯電話のメニュー・ボタンを使用して、サービス・プロバイダ・ネットワークのサーバのセットに要求を指示する。要求は、支払い情報のセキュアな取り出しを開始して、トランザクションに要求されたサービスを提供する会社にトランザクション要求を送信する。
もう1つの模範的なシナリオにおいて、ユーザは、サービス・プロバイダによって提供された携帯電話を持つか、またはそのプロファイルに連絡先として特別に格納されている携帯電話の携帯電話番号を持つと想定される。後者の場合、STBのエージェントは、サービス・プロバイダ・ネットワークのサーバと携帯電話データを共有して、その携帯電話からの呼び出しが、そのユーザとその特定のSTBに関連付けられるようにする。ユーザは、その個人データおよび財務基本設定(クレジットカード情報と基本設定、銀行口座情報と基本設定を含む)をSTBに格納されているそれぞれのセキュアなプロファイルに入力する。しばらくしてユーザがトランザクションを行うとき(地元のピザ宅配店にピザを注文するなど)、STB上のパーソナル・エージェントは、このトランザクションを今後使用できるように基本設定として格納するかどうかを示すようプロンプトで求めてくる。ユーザが、トランザクションを格納したいことを示すと、エージェントは、サービス・メニュー表示を携帯電話に提供するSPネットワークのサーバに構成要求を送信する。さらにその後しばらくして、ユーザが(STBを設置してある)自宅に帰る途中、同じトランザクション(ピザの注文)を行いたい場合、ユーザは、その携帯電話を使用して、SPネットワークに格納されているそのメニュー表示基本設定にアクセスする。ユーザは希望のトランザクションのメニュー・ボタンを選択し、それによりSPネットワークのサーバのセットへの要求が指示される。要求は、支払い情報のセキュアな取り出しを開始して、トランザクションに要求されたサービスを提供する会社にトランザクション要求を送信する。
本明細書に説明されている模範的な実施形態に基づくソーシャル・ネットワーキング・アプリケーションの実施例を以下に示す。
第1の模範的なシナリオにおいて、ユーザは、サービス・プロバイダによって提供された携帯電話を持つか、またはそのプロファイルに連絡先として特別に格納されている携帯電話の携帯電話番号を持つと想定される。後者の場合、STBのエージェントは、SPのサーバと携帯電話データを共有して、その携帯電話からの呼び出しが、そのユーザとその特定のSTBに関連付けられるようにする。ユーザは、その個人データおよび財務基本設定(クレジットカード情報と基本設定、銀行口座情報と基本設定を含む)をSTBに格納されているそれぞれのセキュアなプロファイルに入力する。その後、ユーザは、Webトランザクション経由または携帯電話メニュー経由のいずれかにより、その基本設定で、その他のSPユーザのグループがユーザの「バディ」であることを指示する。任意のユーザは多数のバディ・グループを持つことができ、その他のユーザは、同じユーザまたは別のユーザの複数のバディ・グループのメンバーであってもよい。特定のバディ・グループは、ユーザのソーシャル・ネットワークのインスタンスを構成する。
当技術分野において既知の方法を使用して、バディ・グループの各ユーザの存在を、グループ全体にリアルタイムで公開することができる(テレビ番組を視聴中、または現在携帯電話、使用中、またはオフラインは、バディ状態の例である)。STBソーシャル・ネットワーク・エージェントは、バディ状態をネットワークサーバに指示し、ユーザが視聴しているプログラムの上部にユーザのバディの状態を提示する機能を備えるためのインターフェイスを提供する。エージェントは、視聴者および表示されているプログラムのビデオおよび/またはオーディオをネットワークサーバに提示することができる。同様に、ネットワークサーバは、送信されたプログラム資料の複製制限フラグを順守しながら、ビデオおよびオーディオを適切な形式で、ユーザの現在選択されているグループの他のバディに提示することができる。次いで、STBのソーシャル・ネットワーク・エージェントおよび携帯電話の適切なクライアントは、バディが、視聴されているプログラムに対する各自の考え、感情、および反応を共有することができるようにする。ユーザの対話は、ネットワークサーバ上に格納されて、他のバディ・リストのメンバーがアクセスできるようにすることもできる。オプションで、対話は、タグ付けされて、企業によって提供されているソーシャル・ネットワーク・サービスの他のメンバーが検索およびアクセスに使用できるようにされてもよい。一部のサービス・プロバイダは、他のグループによる資料への関心をいだかせるために、望ましい資料への特権的アクセスをアクティブなバディ・グループに与えることができる。
本発明の数多くの変形および変更を使用することができる。本発明の一部の機能を、その他の機能を提供することなく提供することも可能である。
本発明の模範的なシステムおよび方法は、STBおよびプロファイルに関して説明されてきた。しかし、本発明を不必要にあいまいにしてしまうことを防ぐため、説明では多くの既知の構成および装置を省略している。この省略は、請求項に係る発明の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。本発明の理解をもたらすために、具体的な詳細が示される。しかし、本発明が、本明細書に示される具体的な詳細を超えるさまざまな方法で実施されうることを理解されたい。
さらに、本明細書に示される模範的な実施形態は、配置されるシステムのさまざまなコンポーネントを示すが、システムの特定のコンポーネントは、リモートに、LAN、ケーブルテレビ・ネットワーク、および/またはインターネットなどの分散ネットワーク10の遠隔部分に、または専用システム内に配置することができる。したがって、システムのコンポーネントが、STBのような1つまたは複数の装置に結合されるか、またはアナログおよび/またはデジタル通信ネットワーク、パケット交換ネットワーク、回線交換ネットワーク、またはケーブルテレビ・ネットワークのような分散ネットワークの特定のノード上に配置されてもよいことを理解されたい。
以上の説明から、また計算の効率の理由から、システムのコンポーネントは、システムのオペレーションに影響を与えることなく、コンポーネントの分散ネットワーク内の任意の場所に配置できることが理解されるであろう。たとえば、さまざまなコンポーネントは、PBXおよびメディア・サーバなどのスイッチ、ゲートウェイ、ケーブルテレビ業者、1つまたは複数の通信装置、1つまたは複数のユーザの構内、またはその組み合わせに配置されてもよい。同様に、システムの1つまたは複数の機能部分は、STBなどの通信装置と、関連するコンピューティング装置との間で分散することもできる。システムの1つまたは複数の機能部分はまた、コンピュータの場合に取り付けられるような、テレビまたはテレビ・チューナカードに取り付けることもできる。
さらに、リンク5のような、要素を接続するさまざまなリンクが、有線または無線リンク、あるいはその任意の組み合わせ、あるいは接続された要素との間でデータを供給および/または伝達することができるその他の任意のまたは最近開発された要素であってもよいことを理解されたい。これらの有線または無線リンクはまた、セキュア・リンクにすることもでき、暗号化された情報を伝達することもできる。たとえば、リンクとして使用される伝送媒体は、同軸ケーブル、銅線、および光ファイバを含む電子信号用の任意の適切なキャリアであってもよく、電波および赤外線データ通信中に生成されるような、音波または光波の形態をとることもできる。
また、イベントの特定のシーケンスに関連して流れ図が説明され示されているが、このシーケンスの変更、追加、および省略は、本発明の操作に実質的に影響を及ぼすことなく行うことができることを理解されたい。
さらにもう1つの実施形態において、本発明のシステムおよび方法は、特殊用途コンピュータ、プログラム式マイクロプロセッサまたはマイクロ・コントローラおよび周辺集積回路素子、ASICまたは他の集積回路、デジタル信号プロセッサ、個別素子回路などのハード・ワイヤードの電子または論理回路、PLD、PLA、FPGA、PALなどのプログラマブル論理デバイスまたはゲート・アレイ、特殊用途コンピュータ、任意の互換の手段などと共に実施することができる。一般に、本明細書において示される方法を実施することができる任意の装置または手段は、本発明のさまざまな態様を実施するために使用することができる。本発明に使用することができる模範的なハードウェアは、コンピュータ、ハンドヘルド・デバイス、電話(たとえば、セルラー、インターネット対応、デジタル、アナログ、ハイブリッド、その他)、および当技術分野で知られているその他のハードウェアを含む。それらの装置の一部は、プロセッサ(たとえば、シングルまたはマルチマイクロプロセッサ)、メモリ、不揮発性記憶装置、入力装置、および出力装置を含む。さらに、分散処理またはコンポーネント/オブジェクト分散処理、並列処理、または仮想マシン処理を含むが、それらに限定されない代替のソフトウェア実施態様もまた、本明細書において説明される方法を実施するために構成することができる。
さらにもう1つの実施形態において、開示される方法は、さまざまなコンピュータまたはワークステーション・プラットフォームで使用されうるポータブル・ソース・コードを提供するオブジェクトまたはオブジェクト指向ソフトウェア開発環境を使用してソフトウェアと併せて容易に実施することができる。代替として、開示されるシステムは、標準の論理回路またはVLSI設計を使用してハードウェアで部分的または完全に実施することができる。本発明によるシステムを実施するためにソフトウェアまたはハードウェアが使用されるかどうかは、システムの速度および/または効率の要件、特定の機能、および使用されている特定のソフトウェアまたはハードウェア・システムまたはマイクロプロセッサまたはマイクロコンピュータ・システムによって異なる。
さらにもう1つの実施形態において、開示される方法は、記憶媒体に格納することができ、コントローラおよびメモリと連携するプログラム式汎用コンピュータ、特殊用途コンピュータ、マイクロプロセッサなどで実行することができるソフトウェアで部分的に実施されてもよい。それらの例において、本発明のシステムおよび方法は、アプレット、JAVA(登録商標)、またはCGIスクリプトなどのパーソナル・コンピュータに組み込まれたプログラムとして、サーバまたはコンピュータワークステーションに常駐するリソースとして、専用測定システム、システム・コンポーネントなどに組み込まれたルーチンとして実施されてもよい。システムはまた、システムおよび/または方法を、ソフトウェアおよび/またはハードウェア・システムに物理的に組み込むことによって実施されてもよい。
本発明は、特定の規格およびプロトコルを参照して実施形態において実施されるコンポーネントおよび機能について説明しているが、本発明はそのような規格およびプロトコルに限定されることはない。本明細書において言及されるその他の同様の規格およびプロトコルは既存であり、本発明に含まれるものと見なされる。さらに、本明細書において言及される規格およびプロトコル、および本明細書において言及されていないその他の同様の規格およびプロトコルは、基本的に同じ機能を有するより高速またはより効率的な等価物に定期的に置き換えられる。同じ機能を有するそのような置き換えの規格およびプロトコルは、本発明に含まれている等価物と見なされる。
さまざまな実施形態、構成、および態様において本発明は、さまざまな実施形態、サブコンビネーション、およびそのサブセットを含む本明細書において示され説明されるコンポーネント、方法、プロセス、システム、および/または機器を実質的に含む。当業者であれば、本開示を理解した後に、本発明を実施し使用する方法を理解するであろう。さまざまな実施形態、構成、および態様において本発明は、本明細書において記述および/または説明されない項目がない場合、または、たとえばパフォーマンスの向上、容易さの達成、および/または実施の費用軽減のために、以前の装置またはプロセスに使用されていた可能性のある項目がない場合を含む、さまざまな実施形態、構成、またはその態様において、装置およびプロセスを提供することを含む。
本発明の前述の説明は、例示と説明の目的で提示されてきた。前述の説明は、本明細書において開示される1つまたは複数の形態に本発明を限定することを意図するものではない。たとえば、前述の[発明を実施するための最良の形態]において、開示を簡素化する目的で、本発明のさまざまな特徴が、1つまたは複数の実施形態、構成、または態様にまとめられている。本発明の実施形態、構成、または態様の特徴は、前述されているもの以外の代替の実施形態、構成、または態様に組み込まれてもよい。この開示の方法は、請求項に係る発明が各特許請求の範囲に明確に列挙される特徴よりも多くの特徴を必要とする意図を反映するものとして解釈すべきではない。むしろ、添付の特許請求の範囲が示すように、独創的な態様は、単一の前述の開示される実施形態、構成、または態様のすべての特徴にあるとはいえない。したがって、添付の特許請求の範囲はこれにより、この[発明を実施するための最良の形態]に組み入れられ、各請求の範囲が別個の本発明の好ましい実施形態として独立している。
さらに、本発明の説明が1つまたは複数の実施形態、構成、または態様の説明を含んでいるが、特定の変形および変更、その他の変形、組み合わせ、変更は、たとえば本開示の理解後は当業者の技能および知識の範囲内にあるように、本発明の範囲内に含まれる。請求項に係るものに対する代替の交換可能および/または等価の構造、機能、範囲、またはステップを含み、そのような代替の交換可能および/または等価の構造、機能、範囲、またはステップが本明細書において開示されているかどうかにかかわらず、また特許性のある主題を公式に専用化することを意図することなく、許される範囲で代替の実施形態、構成、または態様を含む権利を取得することが意図されている。