JP2003222886A - 液晶装置とその製造方法 - Google Patents

液晶装置とその製造方法

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JP2003222886A
JP2003222886A JP2002020847A JP2002020847A JP2003222886A JP 2003222886 A JP2003222886 A JP 2003222886A JP 2002020847 A JP2002020847 A JP 2002020847A JP 2002020847 A JP2002020847 A JP 2002020847A JP 2003222886 A JP2003222886 A JP 2003222886A
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JP
Japan
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liquid crystal
injection port
substrate
mark
end position
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JP2002020847A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Tanaka
克幸 田中
Takeshi Yoshino
吉野  武
Kazutoshi Muramatsu
村松  一俊
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶注入口の封止が完全であり低コストの液
晶装置を得る。 【解決手段】 液晶上電極を有する液晶上基板と液晶下
電極を有する液晶下基板とを前記液晶上電極と前記液晶
下電極を対向させて双方の間に液晶セル部を構成するよ
うに液晶注入口を有するシール部材により密閉し該液晶
セル部に液晶を封止した液晶装置において、前記注入口
に近接して注入口端部位置限界マークを設ける。前記注
入口端部位置限界マークは、透明導電膜によって形成す
る。また、前記液晶装置はカラーフィルタを有してお
り、前記注入口端部位置限界マークがカラーフィルタに
よって形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶装置の構成に
関し、特に、液晶上基板の原板である液晶上基板原板と
液晶下基板の原板である液晶下基板原板との間をシール
部材によって液晶セル部を複数形成してシール部材によ
り接着し液晶基板集合体を構成した後、該液晶基板組立
集合体を切断して液晶基板組立体を形成し、該液晶基板
組立体の液晶セル部に液晶を充填するためにシール部材
に形成した液晶注入口の封止に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における、液晶基板組立集合体を切
断して液晶基板組立体を形成し、該液晶基板組立体の液
晶セル部に液晶注入口から液晶を充填して封止して、こ
の封止が完全であるか否かは封止を終わってから目視に
より検査を行っていた。
【0003】図17、図18、図19、図20、図2
1、および図22を用いて従来例について説明する。図
17は、従来例における液晶基板組立集合体の一部をを
示す平面図である。図18は、図17に示す液晶基板組
立集合体を切断した液晶基板組立体の平面図である。図
19は、図18のE部矢視に示す液晶注入口503aを
封止部材508によって封止した状態を拡大して示す部
分詳細説明図である。図20は、図19と同様の部分に
おける液晶注入口503aの形状が不完全な状態を示す
部分詳細図である。図21は、従来例における液晶装置
501bとする前の液晶基板組立体501aの状態を示
す斜視図である。図22は、図19に示す封止前の液晶
基板組立体501aに液晶を充填した後封止部材508
によって封止して液晶装置501bとした状態を示す斜
視図である。
【0004】図17を用いて従来例における液晶基板組
立集合体511の概略の構成について説明する。液晶基
板組立集合体511は、下面に液晶上電極が形成されて
いる液晶上基板原板と、上面に図示せぬ液晶下電極が形
成されている液晶下基板原板とを前記液晶上電極と前記
液晶下電極を対向させて双方の間にシール部材503に
よって液晶セル部を形成するように接合したものであ
る。液晶下基板原板には、液晶基板組立集合体511を
個別に分断するためのX切断線512mの目印となるX
切断位置マーク512hと、Y切断線512nの目印と
なるY切断位置マーク512kが形成されている。
【0005】図18を用いて液晶基板組立体501aの
概略の構成について説明する。液晶基板組立体501a
は、図17に示す液晶基板組立集合体511のX切断線
512mおよびY切断線512nで切断したものであ
り、シール部材503の一部に液晶注入口503aが形
成されている。図21に図18を斜め上方から見た状態
を示す。なお、図21は構造を理解しやすくするために
液晶基板組立体501aの厚さ方向の寸法を拡大して示
してある。
【0006】図19を用いて、図18のE部に矢視で示
した液晶注入口503aを封止部材508によって封止
した状態を説明する。液晶基板組立体501aの液晶注
入口503aから液晶を注入した後、封止部材508に
よって液晶注入口503aを封止する。図22に図19
を斜め上方から見た状態を示す。なお、図22は構造を
理解しやすくするために液晶装置501bの厚さ方向の
寸法を拡大して示してある。
【0007】図20を用いて、形状不良の液晶注入口5
03aを封止部材508によって封止した状態を説明す
る。シール部材503によって形成された液晶注入口5
03aの2箇所の壁部の少なくとも一方が切断線の位置
まで届かない形状不良であった場合、液晶注入口503
aから液晶基板組立体501aのセル部に液晶を注入し
た後、封止部材508によって形状不良の液晶注入口5
03aを封止した場合には、液晶注入口503aと封止
部材508との間に隙間ができて、その隙間からセル部
に注入した液晶が矢印cのように流出する。従って、こ
のように形状不良の液晶注入口503aを持った液晶基
板組立体501aは、液晶を注入する前に不良品として
廃棄する必要がある。上記および以下の説明では液晶注
入口支柱(例えば図7参照)を示したが、本願発明は液
晶注入口支柱の有り無しに関わらず、適用できるもので
ある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の液晶装置におい
ては、シール部材によって形成された液晶注入口が形状
不良で、液晶注入口と封止部材との間の隙間から液晶の
流出や、液晶注入時に十分な真空注入を行えない問題を
生じる。このような場合、液晶基板組立体は、製造工程
が進んで最終製造工程となる液晶注入工程の前に不良品
として廃棄することになり、それまでの製造コストをす
べて無駄にすることになるので無駄が多く、液晶装置の
コストを高いものにしていた。
【0009】本発明の目的は、液晶注入口の封止が完全
であり低コストの液晶装置を得ようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、液晶上電極を有する液晶上基板
と液晶下電極を有する液晶下基板とを前記液晶上電極と
前記液晶下電極を対向させて双方の間に液晶セル部を構
成するように液晶注入口を有するシール部材により前記
液晶セル部を囲い該液晶セル部に液晶を封止した液晶装
置において、前記液晶注入口に近接して注入口端部位置
限界マークを有することを特徴とするものである。
【0011】また、前記注入口端部位置限界マークは、
前記液晶注入口の側方の少なくとも一方に形成されてい
ることを特徴とするものである。
【0012】また、前記注入口端部位置限界マークは、
前記液晶上基板あるいは液晶下基板の少なくとも一方に
形成されていることを特徴とするものである。
【0013】また、前記注入口端部位置限界マークは、
透明導電膜によって形成されていることを特徴とするも
のである。
【0014】また、前記液晶装置はカラーフィルタを有
しており、前記注入口端部位置限界マークがカラーフィ
ルタによって形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0015】また、前記注入口端部位置限界マークは、
基板の切断位置マークであるX切断位置マークおよびY
切断位置マークと同じ材質によって形成されていること
を特徴とするものである。
【0016】また、前記注入口端部位置限界マークに
は、複数の許容幅を有する液晶注入口端部の位置ずれの
許容範囲を示す部分が形成されていることを特徴とする
ものである。
【0017】また、液晶上電極を有する液晶上基板の原
板である液晶上基板原板と、液晶下電極を有する液晶下
基板の原板である液晶下基板原板とを前記液晶上電極と
前記液晶下電極を対向させてシール部材により双方の間
に液晶セル部を形成するように接合して液晶基板組立集
合体を構成し、該液晶基板組立集合体を切断して液晶基
板組立体を形成し、該液晶基板組立体の液晶注入口から
液晶セル部に液晶を充填して封止する液晶装置の液晶上
基板原板と液晶下基板原板とを接合する工程において、
前記液晶上基板あるいは液晶下基板の少なくとも一方に
前記注入口端部位置限界マークを形成し、前記注入口端
部位置限界マークが形成されている前記液晶上基板原板
あるいは液晶下基板原板のいずれかに最初に前記シール
部材を接合することを特徴とするものである。
【0018】また、前記注入口端部位置限界マークは、
X切断位置マークおよびY切断位置マークと同一工程で
形成することを特徴とするものである。
【0019】また、前記注入口端部位置限界マークは、
隣接する液晶基板組立体の電極の一部に形成することを
特徴とするものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下発明の実施の形態を実施例に
基づき図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る
第1実施例における液晶を充填した後封止部材8によっ
て封止した液晶装置1bを示す斜視図である。図2は、
液晶基板組立集合体を分断して図1に示す液晶装置1b
を得る前の液晶基板組立集合体11の構成を示す斜視図
である。図3は、図2に示す液晶基板組立集合体11の
上面から見た状態を示す上面図である。図4は、図3に
示す液晶基板組立集合体11の液晶上基板原板14を、
シール部材3がすでに配設されている液晶下基板原板1
2に接着する状態を示す説明図である。図5は、図3に
示す液晶基板組立集合体11を構成する前の液晶下基板
原板12を示し、(a)は上面から見た状態を示す上面
図、(b)は右側面図である。図6は、図5に示すB矢
視部の状態を拡大して示す詳細図である。図7は、図6
に示すC矢視部の状態を拡大して示す部分詳細図であ
る。図8は、図6に示すD矢視部の状態を拡大して示す
部分詳細図である。
【0021】図9は、図3に示すA矢視部の状態を拡大
して示す詳細図である。図10は、図9に示す液晶基板
組立集合体11を分断して液晶基板組立体1aとした状
態を示す上面図である。図11は、図10に示すE矢視
部の状態を拡大して示す部分詳細図である。図12は、
図11と同様の部分における液晶注入口3aの形状が不
完全な状態を示す部分詳細図である。図13は、図7と
同様の部分における第2実施例の状態を示す部分詳細図
である。図14は、図7と同様の部分における第3実施
例の状態を示す部分詳細図である。図15は、第3実施
例における液晶基板組立集合体211の構成を示す斜視
図である。図16は、図15に示す液晶基板組立集合体
211の断面の状態を拡大して示す断面詳細図であるが
シール部材の図示を省略している。
【0022】図1において、本発明に係る第1実施例の
液晶装置1bの概略の構成について説明する。液晶装置
1bは、下面に図示せぬ液晶上電極が形成されている液
晶上基板4と、上面に図示せぬ液晶下電極が形成されて
いる液晶下基板2とを前記液晶上電極と前記液晶下電極
を対向させて双方の間にシール部材3によって液晶セル
部を形成するように接合し、液晶注入口3aから前記液
晶セル部に液晶を充填して封止部材8によって封止した
ものである。液晶下基板2には、後述する液晶基板組立
体1aを分断するときのための注入口端部位置限界マー
ク12fが形成されている。
【0023】図2、および図3において、図1に示す液
晶装置1bを分断する前の液晶基板組立集合体11の構
成について説明する。液晶基板組立集合体11の概略の
構成について説明する。液晶基板組立集合体11は、下
面に図示せぬ液晶上電極が形成されている液晶上基板原
板14と、上面に図示せぬ液晶下電極が形成されている
液晶下基板原板12とを前記液晶上電極と前記液晶下電
極を対向させて双方の間にシール部材3によって液晶セ
ル部を形成するように接合したものである。液晶下基板
原板12には、液晶基板組立体1aのアドレスを表示す
るXアドレスマーク12gとYアドレスマーク12j、
および液晶基板組立集合体11を個別に分断して図10
に示す液晶基板組立体1aを得るときの目印となるX切
断位置マーク12hとY切断位置マーク12kが形成さ
れている。
【0024】図3において、液晶基板組立集合体11の
概略の構成を説明する。図示せぬ液晶上電極を有する液
晶上基板原板14と液晶下電極を有する液晶下基板原板
12とを前記液晶上電極と前記液晶下電極を対向させて
シール部材3により接着して双方の間に液晶セル部を構
成している。
【0025】図4において、液晶下基板原板12と液晶
上基板原板14を接着して液晶基板組立集合体11を構
成する状態について説明する。上面にXアドレスマーク
12gとYアドレスマーク12jおよびX切断位置マー
ク12hとY切断位置マーク12kが形成され、シール
部材3が接着されている液晶下基板原板12に、液晶上
基板原板14の下面を接着して液晶基板組立集合体11
を構成する。
【0026】図5において、液晶下基板原板12の概略
の構成を説明する。液晶下基板原板12の上面には、X
アドレスマーク12gとYアドレスマーク12jおよび
X切断位置マーク12hとY切断位置マーク12kが形
成され、シール部材3が接着されている。
【0027】図6、および図7において、液晶下基板原
板12の構成を更に説明する。液晶下基板原板12の上
面には、X切断位置マーク12hとY切断位置マーク1
2k、電極12d、および注入口端部位置限界マーク1
2fが透明導電膜によって形成され、さらにシール部材
3が配設されている。シール部材3の一部には液晶注入
口3aが形成されている。液晶注入口3aの中央部には
液晶注入口支柱3bが接着されている。この液晶注入口
支柱3bは液晶下基板原板12と液晶上基板原板14と
の間隔を維持するために補強部材であるが必要不可欠の
ものではなく省略することも可能である。注入口端部位
置限界マーク12fは、Y切断位置マーク12kが指示
するY切断線12nの線上であると共に液晶注入口3a
の両脇に形成されている。注入口端部位置限界マーク1
2fは、液晶注入口3aの端部の位置ずれの許容範囲を
示す許容幅a1を示している。
【0028】上述したように、注入口端部位置限界マー
ク12fは、X切断位置マーク12hおよびY切断位置
マーク12kと共に透明導電膜によって同一工程で形成
したので、注入口端部位置限界マーク12fを作成する
ための工程を別に設けることは不要であると共に、X切
断位置マーク12hおよびY切断位置マーク12kに対
する位置精度を高精度に形成することができる。なお、
本実施例においては、X切断位置マーク12h、Y切断
位置マーク12k、および注入口端部位置限界マーク1
2fは液晶下基板原板12の上面に形成したが液晶上基
板原板14の下面でもよい。
【0029】図8において、液晶注入口3a形状不良の
場合について説明する。図8に示すようにシール部材3
によって形成された2箇所の液晶注入口3aの少なくと
も一方が注入口端部位置限界マーク12fの許容幅a1
の範囲外であった場合には、後工程により液晶注入口3
aを封止したときに、封止を完全にすることができず
に、液晶セル内に充填した液晶が漏洩するおそれがある
ので、この段階で光学的あるいは目視により不良品と判
定してこのアドレス(基板上の位置)の液晶基板組立体
1aを、現物あるいは別の記憶装置にマークしておき切
断分離の後廃棄する。上記および以下の説明では液晶注
入口支柱を示したが、本願発明は液晶注入口支柱の有り
無しに関わらず、適用できるものである。
【0030】図9において、液晶基板組立集合体11の
構成を更に説明する。液晶上基板原板14と液晶下基板
原板12とがシール部材3により接着されて双方の間に
液晶セル部が構成されており、シール部材3の一部には
液晶注入口3aが形成されている。液晶下基板原板12
の上面には、X切断位置マーク12hとY切断位置マー
ク12k、電極12d、および注入口端部位置限界マー
ク12fが形成されている。注入口端部位置限界マーク
12fは、Y切断位置マーク12kが指示するY切断線
12nの線上であると共に液晶注入口3aの両脇に形成
されている。液晶基板組立集合体11を分断して液晶基
板組立体1aとするには、X切断位置マーク12h、お
よびY切断位置マーク12kで切断する。切断した後は
図10に示す液晶基板組立体1aとなる。
【0031】図10において、図9に示す液晶基板組立
集合体11を分断して液晶基板組立体1aとした状態に
ついて説明する。シール部材3の一部には液晶注入口3
aが形成されており、注入口端部位置限界マーク12f
が形成されている。この後、液晶注入口3aから液晶を
充填して封止部材8によって封止する。
【0032】図11において、液晶基板組立集合体11
に液晶を充填して液晶注入口3aを封止部材8によって
封止した状態について説明する。シール部材3の一部に
は液晶注入口3aが形成されており、注入口端部位置限
界マーク12fが形成されているが、液晶注入口3aの
端部が、図11に示すように注入口端部位置限界マーク
12fの許容幅a1の中にある場合には、液晶注入口3
aを封止部材5によって完全に封止することができる。
【0033】図12において、液晶注入口3aの端部が
注入口端部位置限界マーク12fの許容幅a1から外れ
ている場合に、液晶基板組立集合体11に液晶を充填し
て液晶注入口3aを封止部材8によって封止した状態に
ついて説明する。シール部材3の一部には液晶注入口3
aが形成されており、注入口端部位置限界マーク12f
が形成されているが、液晶注入口3aの端部が、図12
に示すように注入口端部位置限界マーク12fの許容幅
a1から外れている場合には、液晶注入口3aを封止部
材8によって完全に封止することができず、充填した液
晶は矢印bのように漏洩してしまう。
【0034】図13において、第2実施例における液晶
下基板原板112の構成を説明する。液晶下基板原板1
12の上面には、その一部に液晶注入口103aが形成
されているシール部材103が接着されていると共に、
Y切断位置マーク112k、下電極102d、および注
入口端部位置限界マーク112fが形成されているが、
注入口端部位置限界マーク112fは隣接する液晶基板
組立体1aの下電極102dの一部に形成されている。
注入口端部位置限界マーク112fは、液晶注入口10
3aの端部の位置ずれの許容範囲を示す許容幅a1を示
している。液晶基板組立体101aの注入口端部位置限
界マーク112fが隣接する液晶基板組立体101aの
下電極102dと近接している場合には、上述のよう
に、隣接する液晶基板組立体101aの下電極102d
の一部に注入口端部位置限界マーク112fを形成する
ことによって容易に形成することができる。
【0035】図14において、第3実施例における液晶
下基板原板212の構成を説明する。液晶下基板原板2
12の上面には、その一部に液晶注入口203aが形成
されているシール部材203が配設されていると共に、
Y切断位置マーク212k、下電極202d、および注
入口端部位置限界マーク212fが形成されている。注
入口端部位置限界マーク212fは、液晶注入口203
aの端部の位置ずれの許容範囲を示す許容幅a2、a
3、a4、およびa5を示す部分が形成されている。注
入口端部位置限界マーク212fが許容幅a2、a3、
a4、およびa5を持っていることにより、後で行われ
る封止工程においてその許容できる範囲が大きい場合に
は許容幅a5によって液晶注入口203aの端部の位置
ずれの合否を判定し、許容できる範囲が小さい場合には
許容幅a2によって液晶注入口203aの端部の位置ず
れの合否の判定を行う。従って、封止の技術が向上すれ
ばそれに応じて液晶注入口203aの端部の位置ずれに
対する精度の要求は低くすることができる。
【0036】図15において、第3実施例における液晶
装置201bの概略の構成について説明する。液晶装置
201bは、液晶下基板202と液晶上基板204とを
双方の間にシール部材203によって接合されて液晶セ
ル部が形成され、該液晶セル部には液晶注入口203a
から液晶が充填され、液晶注入口203aは注入口端部
位置限界マーク212fによって封止されている。
【0037】図16において、液晶装置201bの断面
構成について説明する。液晶下基板202と液晶上基板
204との間に形成されている液晶セル部には液晶20
7が充填されている。液晶下基板202は、ガラス等の
透明な材質によって形成されている下透明基板202a
の上面には、カラーフィルタ202b、保護膜202
c、下電極202d、下配向膜202eが順次積層形成
されている。また、液晶上基板204は、ガラス等の透
明な材質によって形成されている上透明基板204aの
下面には、上電極204b、上配向膜204cが順次積
層形成され、上面には、位相差補正板205、偏光板2
06が順次積層形成されている。
【0038】前述した第1実施例では、注入口端部位置
限界マーク12fは透明導電膜によって形成されていた
が、本第3実施例においてはカラーフィルタ202bに
よって形成されている。注入口端部位置限界マーク21
2fと同様にX切断位置マーク212hおよびY切断位
置マーク212kもカラーフィルタ202bによって同
一工程で形成することにより、注入口端部位置限界マー
ク212fを作成するための工程を別に設けることが不
要であると共に、X切断位置マークおよびY切断位置マ
ーク212kに対する位置精度を高精度に形成すること
ができる。
【0039】注入口端部位置限界マークを用いて注入口
端部位置の良否を確認するのは、新機種やロットが変わ
った時や液晶装置の機種の切り替え時や、印刷スクリー
ンを交換したとに、試験的に製造し(試流し)、液晶注
入孔の印刷位置を確認してから量産製造を行うのがよ
い。
【0040】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、シール
部材によって形成された液晶注入口が形状不良で、液晶
注入口と封止部材との間の隙間から液晶が流出や注入時
に十分な真空注入できない不良に対して、液晶基板組立
体は、切断分離する前の液晶基板組集合体の状態で合否
判定ができるので、液晶注入後において、液晶装置を無
駄にすることがなく製造コストを低く抑えることがで
き、液晶装置のコストを低く抑えることができる。さら
に、単個の液晶装置における液晶注入孔不良の選別も容
易に出来るため、不良品が市場にでることを防ぐことが
より正確に判断できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例における液晶を充填し
た後封止部材によって封止した液晶装置を示す斜視図で
ある。
【図2】図1に示す液晶装置を分断する前の液晶基板組
立集合体の構成を示す斜視図である。
【図3】図2に示す液晶基板組立集合体の上面から見た
状態を示す上面図(a)と側面図(b)である。
【図4】図3に示す液晶基板組立集合体の液晶上基板原
板に、シール部材が配設されている液晶下基板原板を接
着する前の状態を示す説明図である。
【図5】図3に示す液晶基板組立集合体11を構成する
前の液晶下基板原板を示し、(a)は上面から見た状態
を示す上面図、(b)は右側面図である。
【図6】図5に示すB矢視部の状態を拡大して示す詳細
図である。
【図7】図6に示すC矢視部の状態を拡大して示す部分
詳細図である。
【図8】図6に示すD矢視部の状態を拡大して示す部分
詳細図である。
【図9】図3に示すA矢視部の状態を拡大して示す詳細
図である。
【図10】図9に示す液晶基板組立集合体を分断して液
晶基板組立体とした状態を示す上面図である。
【図11】図10に示すE矢視部の状態を拡大して示す
部分詳細図である。
【図12】図11と同様の部分における液晶注入口の形
状が不完全な状態を示す部分詳細図である。
【図13】図7と同様の部分における第2実施例の状態
を示す部分詳細図である。
【図14】図7と同様の部分における第3実施例の状態
を示す部分詳細図である。
【図15】図15は、第3実施例における液晶基板組立
集合体の構成を示す斜視図である。
【図16】図16は、図15に示す液晶基板組立集合体
の断面の状態を拡大して示す断面詳細図である。
【図17】従来例における液晶基板組立集合体の一部を
を示す平面図である。
【図18】図17に示す液晶基板組立集合体を切断した
液晶基板組立体の平面図である。
【図19】図18のE部矢視に示す液晶注入口を封止部
材によって封止した状態を拡大して示す部分詳細図であ
る。
【図20】図19と同様の部分における液晶注入口の形
状が不完全な状態を示す部分詳細図である。
【図21】従来例における液晶装置とする前の液晶基板
組立体の状態を示す斜視図である。
【図22】図19に示す封止前の液晶基板組立体に液晶
を充填した後封止部材によって封止して液晶装置とした
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 液晶装置 1a 液晶基板組立体 1b、201b 液晶装置 11 液晶基板組立集合体 2、202 液晶下基板 12、112、212 液晶下基板原板 202a 下透明基板 202b カラーフィルタ 202c 保護膜 2d、 102d、202d 下電極 202e 下配向膜 12f、112f、212f 注入口端部位置限界マー
ク 12g Xアドレスマーク 12h X切断位置マーク 12j Yアドレスマーク 12k、112k、212k Y切断位置マーク 12m X切断線 12n Y切断線 3、103、203 シール部材 3a、103a、203a 液晶注入口 3b 液晶注入口支柱 4、204 液晶上基板 14液晶上基板原板 204a 上透明基板 204b、204d 上電極 204c、204e 上配向膜 205 位相差補正板 206 偏光板 207 液晶 8 封止部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 FA01 FA06 FA10 FA14 FA26 HA02 HA12 MA20 2H089 LA22 NA19 NA25 NA37 NA41 QA12 TA02 TA12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶上電極を有する液晶上基板と液晶下
    電極を有する液晶下基板とを前記液晶上電極と前記液晶
    下電極を対向させて双方の間に液晶セル部を構成するよ
    うに液晶注入口を有するシール部材により前記液晶セル
    部を囲い該液晶セル部に液晶を封止した液晶装置におい
    て、注入口端部位置限界マークを有することを特徴とす
    る液晶装置。
  2. 【請求項2】 前記注入口端部位置限界マークは、前記
    液晶注入口の側方の少なくとも一方に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の液晶装置。
  3. 【請求項3】 前記注入口端部位置限界マークは、前記
    液晶上基板あるいは液晶下基板の少なくとも一方に形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の液晶装置。
  4. 【請求項4】 前記注入口端部位置限界マークは、透明
    導電膜によって形成されていることを特徴とする請求項
    1乃至請求項3のいずれか1項に記載の液晶装置。
  5. 【請求項5】 前記液晶装置はカラーフィルタを有して
    おり、前記注入口端部位置限界マークがカラーフィルタ
    によって形成されていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれか1項に記載の液晶装置。
  6. 【請求項6】 前記注入口端部位置限界マークは、基
    板の切断位置マークであるX切断位置マークおよびY切
    断位置マークと同じ材料によって形成されていることを
    特徴とする請求項4または請求項5に記載の液晶装置。
  7. 【請求項7】前記注入口端部位置限界マークには、複数
    の許容幅を有する液晶注入口端部の位置ずれの許容範囲
    を示す部分が形成されていることを特徴とする請求項1
    乃至請求項6のいずれか1項に記載の液晶装置。
  8. 【請求項8】 液晶上電極を有する液晶上基板の原板で
    ある液晶上基板原板と、液晶下電極を有する液晶下基板
    の原板である液晶下基板原板とを前記液晶上電極と前記
    液晶下電極を対向させてシール部材により双方の間に液
    晶セル部を形成するように接合して液晶基板組立集合体
    を構成し、該液晶基板組立集合体を切断して液晶基板組
    立体を形成し、該液晶基板組立体の液晶注入口から液晶
    セル部に液晶を充填して封止する液晶装置の液晶上基板
    原板と液晶下基板原板とを接合する工程において、前記
    液晶上基板あるいは液晶下基板の少なくとも一方に前記
    注入口端部位置限界マークを形成し、前記注入口端部位
    置限界マークが形成されている前記液晶上基板原板ある
    いは液晶下基板原板のいずれかに最初に前記シール部材
    を接合することを特徴とする液晶装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記注入口端部位置限界マークは、X切
    断位置マークおよびY切断位置マークと同一工程で形成
    することを特徴とする請求項8記載の液晶装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】前記注入口端部位置限界マークは、隣接
    する液晶基板組立体の電極の一部に形成することを特徴
    とする請求項8記載の液晶装置の製造方法。
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