JP2009014748A - 液晶表示素子の製造方法及び液晶表示素子 - Google Patents

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関口  金孝
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Abstract

【課題】 基板及び液晶の無駄使いを無くし、安価な液晶表示素子を提供する。
【解決手段】 少なくとも、複数の液晶表示素子領域をマトリクス状に配置した第1のマザー基板と、前記液晶表示素子領域に対向する液晶表示素子領域を形成した第2のマザー基板間に、各液晶表示素子領域に対応するように液晶注入口を有するシール材を配置する工程と、2枚のマザー基板を接合する工程と、該マザー基板を複数の液晶注入口が一辺に並ぶように短冊状に切断する工程と、各液晶注入口を液晶に接触させて液晶を注入する工程と、液晶注入口を封止する工程と、短冊状マザー基板を個々の液晶表示素子に分割する工程を有する液晶表示素子の製造方法であって、隣接する液晶表示素子間のシール材は切断線を挟む両側に跨るように帯状に形成する工程と、切断される短冊状マザー基板の両端部の液晶注入口側に液晶伝い上がり防止用シール材を配置する工程を具備する液晶表示素子の製造方法とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は液晶表示素子の製造方法及び液晶表示素子に関するものである。
一般に、液晶表示素子は、従来から良く知られているように、二枚の透明基板を、その周囲に沿って延びるシール材を挟んで重ね合わせ、この両透明基板間のうち前記シール材より内側の部分に液晶を充填する構成であり、従来、この構成の液晶表示素子の製造に際しては、以下に述べるような方法が採用されている。(特許文献1参照)
図5は従来の製造方法において使用する二枚の素材透明基板を示す斜視図、図6は従来の製造方法において前記二枚の素材透明基板を重ね合わせて一枚の素材板にした状態を示す斜視図、図7は従来の製造方法において前記素材板を素材板片に切断した状態を示す斜視図、図8は従来の製造方法において前記素材板片を液晶表示素子に切断した状態を示す斜視図、図9は液晶表示素子に液晶を充填している状態を示す図である。図において同じものには同じ符号を付してあるが、説明は1回として省略する。図5に示すように、幅寸法Wで長さ寸法Lの液晶表示素子1の複数個を同時に製造できる大きさにした二枚の素材透明基板2、3を用意し、その一方の素材透明基板2の表面のうち各液晶表示素子の箇所の各々にシール体4を、液状合成樹脂のスクリーン印刷等にて形成したのち、図6に示すように、この一方の素材透明基板2に対して他方の素材透明基板3を重ね合わせて接合して一枚の素材板5に構成し、次いで、この素材板5を、前記両素材透明基板2、3に対する切断線6に沿って切断することにより、図7に示すように、細幅の素材板片7ごとに分割したのち、この素材板片7を、更に、前記両素材透明基板2、3に対する切断線8、及び、一方の素材透明基板2のみに対する一点鎖線で示す切断線9A、並びに、他方の素材透明基板3のみに対する二点鎖線で示す切断線9Bに沿って各々切断することにより、図8に示すように、各液晶表示素子1ごとに分割する方法である。
しかし、この従来の製造方法では、各液晶表示素子1におけるシール体4を、前記一方の素材透明基板2の表面に形成するに際して、この各シール体4の相互間に適宜寸法Sの隙間をあけることにより、各シール体4を液晶表示素子1における外周面から前記隙間寸法の半分つまりS/2だけ内側に入った部位に位置し、
前記隙間の部分において各液晶表示素子1ごとに切断するように構成しているから、以下に述べるような問題があった。
すなわち、従来の製造方法では、シール体4を液晶表示素子1における外周面から前記隙間寸法の半分つまりS/2だけ内側に入った部位に位置することになるから、この分だけ、液晶表示素子1の表面のうち前記シール体4の内周よりも内側における表示領域が狭くなると言う問題があり、表示領域を広くするには、液晶表示素子1における幅寸法W及び長さ寸法Lを、前記シール体4を外周面から内側に入った部位に位置する分だけ大きくしなければならず、液晶表示素子の大型化を招来するのである。
また、前記液晶表示素子1に対する液晶の充填は、図9に示すように、真空中において、シール体4の一部に設けた注入口4Aを、容器Aに盛り上げた液晶Bに接触し、この状態で前記真空を解除することによって行うのであるが、この場合において、シール体4を外周面から内側に入った部位に位置すると言う構成であると、シール体4よりも外側の部分にまでも液晶が毛細管現象にて進入することになるから、液晶の使用量が増大するばかりか、一方の素材透明基板2の一点鎖線で示す切断線9Aに沿っての切断と、他方の素材透明基板3の二点鎖線で示す切断線9Bに沿っての切断とで、各液晶表示素子1ごとに分離する場合に、各シール体4間の隙間に進入した液晶が接着剤の役目をなすので、各液晶表示素子1ごとに容易に分離することができない事態が発生し、製造コストが可成りアップすると言う問題もあった。
これらの問題を解決するために特許文献1では、「液晶表示素子の複数個を同時に製造できる大きさにした二枚の素材透明基板のうち一方の素材透明基板の表面に、前記液晶表示素子の各々におけるシール体を形成する工程と、 次いで、前記一方の素材透明基板に他方の素材透明基板を重ね合わせて接合して一枚の素材板にする工程と、次いで、前記素材板を、前記各液晶表示素子間における切断線に沿って複数個の液晶表示素子に切断する工程と、を備えて成る液晶表示素子の製造方法において、前記シール体を形成する工程が、当該シール体を、前記切断線を挟む両側の液晶表示素子に跨がるように帯状にして、前記切断線に沿って延びるように形成する工程であり、更に、前記素材板における前記切断線に沿っての切断工程に、前記帯状に形成したシール体を前記各液晶表示素子ごとのシール体に切断する液晶表示素子の製造方法」としている。
そうすることにより、一方の素材透明基板の表面に、液晶表示素子の各々におけるシール体を形成するに際して、このシール体を、各液晶表示素子間における切断線を挟む両側の液晶表示素子に跨がるように帯状にして、前記切断線に沿って延びるように形成する一方、この帯状のシール体を、各液晶表示素子ごとにシール体に切断するものであることにより、各シール体の相互間に隙間できないようにすることができると共に、各シール体の内周を、従来のように、各液晶表示素子におけるシール体の相互間に隙間を設ける場合よりも、液晶表示素子の外周面に寄せることができるのである。
従って、液晶表示素子の表面のうちシール体の内周よりも内側における表示領域を広くすることができ、また、液晶表示素子の幅寸法及び長さ寸法を大きくすると言う液晶表示素子の大型化を回避できるのであり、しかも、液晶の充填に際して、シール体の外側に液晶が進入ことを防止できるから、液晶の使用量を低減できると共に、各液晶表示素子ごとへの分離不能を招来することがなくて、製造コストを大幅に低減できる効果を有するとしている。
図10は従来技術による製造方法において使用する二枚の素材透明基板を示す斜視図、図11は従来技術による製造方法において前記二枚の素材透明基板を重ね合わせて一枚の素材板にした状態を示す斜視図、図12は従来技術による製造方法において前記素材板を素材板片に切断した状態を示す斜視図、図13は従来技術による製造方法において前記素材板片を液晶表示素子に切断した状態を示す斜視図である。具体的な製造方法を図10〜図13を用いて説明する。図
において同じものには同じ符号を付してあるが、説明は1回として省略する。図おいて、符号12、13は、幅寸法Wで長さ寸法Lの液晶表示素子11の複数枚を同時に製造できる大きさにした軟質合成樹脂製の素材透明基板を示す、この二枚の素材透明基板12、13のうち一方の素材透明基板12の表面に、各液晶表
示素子11の各々におけるシール体14を、液状合成樹脂のスクリーン印刷等にて形成するに際して、このシール体14を、図10に示すように、前記各液晶表示素子11間における切断線16、18を挟む両側の液晶表示素子11に跨がるように帯状にして、前記切断線16、18に沿って延びるように形成する。
次いで、この一方の素材透明基板12に対して、他方の素材透明基板13を、図11に示すように、重ね合わせたのち、前記シール体14の合成樹脂を硬化することにより、両素材透明基板12、13を一体的に接合して、一枚の素材板15にする。
次いで、この素材板15を、前記両素材透明基板12、13の両方に対する切断線16、18に沿って切断することにより、図12に示すように、細幅の素材板片17ごとに分割する。前記切断線16、18に沿っての切断に際しては、前記切断線16に沿って形成した帯状のシール体14を、前記各素材板片17における各液晶表示素子11ごとのシール体に切断するようにする。
そして、この素材板片17の状態で、図9に示す方法で、各シール体14の内側に注入口14Aより液晶を充填したのち、この素材板片17を、一方の素材透明
基板12のみに対する一点鎖線で示す切断線19A、並びに、他方の素材透明基板13のみに対する二点鎖線で示す切断線19Bに沿って各々切断することによ り、図13に示すように、各液晶表示素子11ごとに分割するのである。
一方の素材透明基板12の表面に、液晶表示素子11の各々におけるシール体14を形成するに際して、前記したように、このシール体14を、前記各液晶表示
素子11間における切断線16、18を挟む両側の液晶表示素子11に跨がるように帯状にして、前記切断線16、18に沿って延びるように形成する一方、この帯状のシール体14を、各液晶表示素子11ごとにシール体に切断するものであることにより、前記各液晶表示素子11におけるシール体14の相互間に隙間はできないようにすることができると共に、各シール体14の内周を、従来のように、各液晶表示素子におけるシール体の相互間に隙間を設ける場合よりも、液晶表示素子11の外周面に寄せることができるのである。
各液晶表示素子間における切断線を挟む両側の液晶表示素子に跨がるように帯状にして、前記切断線に沿って延びるように形成する一方、この帯状のシール体を、各液晶表示素子ごとにシール体に切断する技術は特許文献2にも開示されている。
前述の従来例はいずれもマザー基板が方形、長方形であるが、一対の基板の一方にシリコン基板を使用する液晶表示素子(LCOS)では、シリコン基板が高価なことと基本的にシリコン基板が円板であるため、1枚のシリコン基板から如何に多くの液晶表示素子を作るかが安価な液晶表示素子を得るための課題となる。前記従来技術は円形のシリコン基板で小さな液晶表示素子を多数個作る場合に有効である。
特許第3776614号公報 特開2006−276579号公報
液晶は非常に高価であり、液晶を必要最小限で使用することが望ましいが、図9に示すような液晶注入方法では、注入口以外のシール体外周隙間にも液晶が伝い上がり、液晶の無題使いだけでなく、伝い上がった液晶を除去する工程が必要となっていた。
図5、図10に示されるシール体形状は、シール体が表示領域を囲むループ状であるため、素材透明基板を貼付する時に、ループ内の空気を排出するのが困難であり、2枚の素材透明基板とシール体内に空気が残存することになり、加熱するとパンクすることがある。
本発明の目的は、基板及び液晶の無駄使いを無くし、安価な液晶表示素子を提供することにある。
少なくとも、複数の液晶表示素子領域をマトリクス状に配置した第1のマザー基板と、前記液晶表示素子領域に対向する液晶表示素子領域を形成した第2のマザー基板間に、各液晶表示素子領域に対応するように液晶注入口を有するシール材を配置する工程と、2枚のマザー基板を接合する工程と、該マザー基板を複数の液晶注入口が一辺に並ぶように短冊状に切断する工程と、各液晶注入口を液晶に接触させて液晶を注入する工程と、液晶注入口を封止する工程と、
短冊状マザー基板を個々の液晶表示素子に分割する工程を有する液晶表示素子の製造方法であって、隣接する液晶表示素子間のシール材は切断線を挟む両側に跨るように帯状に形成する工程と、切断される短冊状マザー基板の両端部の液晶注入口側に液晶伝い上がり防止用シール材を配置する工程を具備する液晶表示素子の製造方法とする。
液晶表示素子を構成する第1の基板と第2の基板はオフセット部を有し、オフセット部にはシール材を配置しない液晶表示素子の製造方法とする。
少なくとも、複数の液晶表示素子領域をマトリクス状に配置した第1のマザー基板と、前記液晶表示領域に対向する液晶表示領域を形成した第2のマザー基板間に、各液晶表示素子領域に対応するように液晶注入口を有するシール材を配置する工程と、2枚のマザー基板を接合する工程と、該マザー基板を複数の液晶注入口が一辺に並ぶように短冊状に切断する工程と、
各液晶注入口を液晶に接触させて液晶を注入する工程と、液晶注入口を封止する工程と、
短冊状マザー基板を個々の液晶表示素子に分割する工程を有する液晶表示素子の製造工程を有し、隣接する液晶表示素子間のシール材は切断線を挟む両側に跨るように帯状に形成する工程と、切断される短冊状マザー基板の両端部の液晶注入口側に液晶伝い上がり防止用シール材を配置する工程を有するで製法で製造した液晶表示素子とする。
前記液晶表示装置において、液晶表示素子を構成する第1の基板と第2の基板はオフセット部を有し、オフセット部にはシール材を配置しない液晶表示素子とする。
請求項1の発明によると、液晶伝い上がり防止用シール材を配置することで、液晶の無駄使いと液晶の除去工程を簡略化できる。
請求項2の発明によるとオフセット部にシール材を配置しないので、液晶表示領域周囲のシール材が密閉ループになることが避けられ、切断後の基板剥離工程が必要ない。
請求項3の発明によると、安価な液晶表示素子が提供できる。
少なくとも、複数の液晶表示素子領域をマトリクス状に配置した第1のマザー基板(例えばシリコンのマザー基板)と、前記液晶表示素子領域に対向する液晶表示素子領域を形成した第2のマザー基板(例えば透明マザー基板)間に、各液晶表示素子領域に対応するように液晶注入口を有するシール材を配置する工程と、2枚のマザー基板を接合する工程と、該マザー基板を複数の液晶注入口が一辺に並ぶように短冊状に切断する工程と、各液晶注入口を液晶に接触させて液晶を注入する工程と、液晶注入口を封止する工程と、短冊状マザー基板を個々の液晶表示素子に分割する工程を有する液晶表示素子の製造方法であって、隣接する液晶表示素子間のシール材は切断線を挟む両側に跨るように帯状に形成する工程と、切断される短冊状マザー基板の両端部の液晶注入口側に液晶伝い上がり防止用シール材を配置する工程で製造した液晶表示素子とする。
本発明による液晶表示素子の製造方法を図を用いて説明する。図14〜図16は本発明の液晶表示素子の第1実施例の製造を説明するための上面図であり、図17は液晶注入工程を説明する正面断面図である。
図14において、複数の液晶表示素子領域22を形成したシリコンマザー基板21の各表示素子領域の周辺領域にシール材23を配置する。シール材23の配置はディスペンサー方式やスクリーン印刷方式が使用されているが、薄いシール材を配置(形成)するにはスクリーン印刷が適している。以下、シール材はシリコンマザー基板に形成することとして説明するが、透明マザー基板側に形成しても良いことは言うまでもない。また、基板材料として一方の基板を高価なシリコン基板とする液晶表示素子を例にしているが、SOS基板、サファイア基板にシリコン薄膜基板を接着した基板、石英基板にシリコン薄膜基板を接着した基板にも適用できる。また透明基板と透明基板でも良い。透明基板は一般にガラス基板であるが、サファイア基板や透明セラミック基板であっても良い。
A1〜A5、B1〜B8,C1〜C4は切断線を示している。切断に関しては後で詳述する。
液晶注入口24となるシール材23の切れ目は、切断線A1〜A4の辺に並ぶよう形成され、隣り合う液晶表示素子領域の間のシール材23Aは切断線B2〜B7を挟む両側に跨るように帯状に形成する。
図15は、シール材23を配置したシリコンマザー基板21に前記液晶表示素子領域22に対向する液晶表示素子領域(不図示)を形成した透明マザー基板25を貼付し、シール材23を硬化後、外周合わせ目にシール材26を塗布して硬化した図である。
次に、切断線A1〜A5は各マザー基板21、25の両側から厚さの50%程度まで切断し、切断線C1〜C4は透明マザー基板25側から厚さの50%程度まで切断する。切断順番は透明マザー基板側のA1〜A5とC1〜C4を切断し、シリコンマザー基板21側のA1〜A5を切断すればよいが、切断方法により順番は適宜決めればよい。
切断深さの50%程度は後工程で各マザー基板のブレークができる深さの目安であり、後工程でブレークができ、切断中にブレークしない深さであれば良い。よって、切断中にマザー基板間に切断時に使用する冷却液が入ることはない。
次に切断線A1〜A5に添ってブレークすると横長の短冊状マザー基板ができる。図16は短冊状マザー基板であり、切断線A2、A3間で形成されたものである。透明基板の切断線C2、A3間は除去される部分であり、透明基板とシリコン基板はオフセットになる。シリコン基板のオフセット面は外部接続端子が形成されている。
図17は液晶注入工程を説明する正面断面図である。液晶皿30に入れた液晶31に液晶注入口24が接するように配置することで液晶31は液晶注入口24から矢印のように液晶表示領域に入る。液晶の注入方法は周知技術であり、特別な方法ではない。
その後、液晶注入口24を清浄にし、液晶注入口を封口材で封口する。
次に、切断線B1〜B8に沿って、例えば透明基板側から透明基板全部とシール材とシリコン基板を50%程度切断し、シリコン基板をブレークすることで個々の液晶表示素子が完成する。
本実施例では、隣り合う液晶表示素子領域の間のシール材23Aは切断線B2〜B7を挟む両側に跨るように帯状に形成したので、基板を効率よく利用でき、切断線のC1−A2間、C2−A3間、C3−A4間、C4−A5間にはシール材23を配置していないので、基板を貼付する際、空気の排出が容易となり、従来技術のようなパンクが発生しない。
また、オフセット部にシール材を配置していないので、透明基板を容易に除去できる。
但し、図17に示すように、短冊状マザー基板の両端部はシール材23とシール材26間にシール材がないため、シール材23とシール材26間に液晶31が伝い上がってしまい、その分液晶31が無駄になる。
図1〜図4は本発明による液晶表示素子の第2実施例の製造を説明するため図であり、図1、図2、図3(A)は上面図、図3(B)は液晶注入工程を説明する正面断面図、図4は液晶表示素子完成斜視図である。
図1において、複数の液晶表示素子領域22を形成したシリコンマザー基板21の各表示素子領域の周辺領域にシール材23を配置する。シール材23の配置はディスペンサー方式やスクリーン印刷方式が使用されているが、薄いシール材を配置(形成)するにはスクリーン印刷が適している。
A1〜A5、B1〜B8,C1〜C4は切断線を示している。切断に関しては後で詳述する。
液晶注入口24となるシール材23の切れ目は、切断線A1〜A4の辺に並ぶよう形成され、隣り合う液晶表示素子領域の間のシール材23Aは切断線B2〜B7を挟む両側に跨るように帯状に形成する。
図2は、シール材23を配置したシリコンマザー基板21に前記液晶表示素子領域22に対向する液晶表示素子領域(不図示)を形成した透明マザー基板25を貼付し、シール材23を硬化後、外周合わせ目にシール材26を塗布して硬化した図である。
次に、切断線A1〜A5は各マザー基板21、25の両側から厚さの50%程度まで切断し、切断線C1〜C4は透明マザー基板25側から厚さの50%程度まで切断する。切断順番は透明マザー基板側のA1〜A5とC1〜C4を切断し、シリコンマザー基板21側のA1〜A5を切断すればよいが、切断方法により順番は適宜決めればよい。
切断深さの50%程度は後工程で各マザー基板のブレークができる深さの目安であり、後工程でブレークができ、切断中にブレークしない深さであれば良い。よって、切断中にマザー基板間に切断時に使用する冷却液が入ることはない。
次に切断線A1〜A5に添ってブレークすると横長の短冊状マザー基板ができる。図3(A)は短冊状マザー基板であり、切断線A2、A3間で形成されたものである。透明基板の切断線C2、A3間は除去される部分であり、透明基板とシリコン基板はオフセットになる。シリコン基板のオフセット面(図4の21A)は外部接続端子(不図示)が形成されている。
図3(B)は液晶注入工程を説明する正面断面図である。液晶皿30に入れた液晶31に液晶注入口24が接するように配置することで液晶31は液晶注入口24から矢印のように液晶表示領域に入る。液晶の注入方法は周知技術であり、特別な方法ではない。
その後、液晶注入口24を清浄にし、液晶注入口を封口材で封口する。
次に、切断線B1〜B8に沿って、例えば透明基板側から透明基板全部とシール材とシリコン基板を50%程度切断し、シリコン基板をブレークすることで個々の液晶表示素子が完成する。
本実施例では、隣り合う液晶表示素子領域の間のシール材23Aは切断線B2〜B7を挟む両側に跨るように帯状に形成したので、基板を効率よく利用でき、切断線のC1−A2間、C2−A3間、C3−A4間、C4−A5間にはシール材23を配置していないので、基板を貼付する際、空気の排出が容易となり、従来技術のようなパンクが発生しない。
また、オフセット部にシール材を配置していないので、透明基板を容易に除去できる。
短冊状マザー基板の両端部はシール材23とシール材26間にシール材23Bを配置したので前述例のようにシール材23とシール材26間に液晶32が伝い上がることはなく、高価な液晶が無駄になることはない。
図18は本発明の液晶表示素子の第3実施例の製造を説明するための上面図である。基本的には第2実施例と同じであるので、相違点について説明する。実施例2ではシリコンマザー基板21と透明マザー基板25を貼付してシール材23を硬化後、シール材26を外周合わせ目全周にわたり塗布して硬化したが、本実施例ではシール材23をシリコンマザー基板21の外周にも他のシール材と同時に形成する。外周シール部には空気が抜けるようにそれぞれ開口部を設けている。複数の開口部は同一外周側に形成するのがシール材26を塗布する上で好ましい。
本発明による液晶表示素子の第2実施例の製造を説明するため図であり、上面図 本発明による液晶表示素子の第2実施例の製造を説明するため図であり、上面図 (A)は本発明による液晶表示素子の第2の製造を説明するため図であり、(B)は液晶注入工程を説明する正面断面図 液晶表示素子完成斜視図 従来の製造方法において使用する二枚の素材透明基板を示す斜視図 従来の製造方法において前記二枚の素材透明基板を重ね合わせて一枚の素材板にした状態を示す斜視図 従来の製造方法において前記素材板を素材板片に切断した状態を示す斜視図 従来の製造方法において前記素材板片を液晶表示素子に切断した状態を示す斜視図 液晶表示素子に液晶を充填している状態を示す図 従来技術による製造方法において使用する二枚の素材透明基板を示す斜視図 従来技術による製造方法において前記二枚の素材透明基板を重ね合わせて一枚の素材板にした状態を示す斜視図 従来技術による製造方法において前記素材板を素材板片に切断した状態を示す斜視図 従来技術による製造方法において前記素材板片を液晶表示素子に切断した状態を示す斜視図 本発明の液晶表示素子の第1実施例の製造を説明するための上面図 本発明の液晶表示素子の第1実施例の製造を説明するための上面図 本発明の液晶表示素子の第1実施例の製造を説明するための上面図 液晶注入工程を説明する正面断面図 本発明の液晶表示素子の第3実施例の製造を説明するための上面図
符号の説明
1 液晶表示素子
2 素材透明基板
3 素材透明基板
4 シール体
4A 注入口
5 素材板
6 切断線
7 素材板片
8 切断線
9A 切断線
9B 切断線
11 液晶表示素子
12 一方の素材透明基板
13 他方の素材透明基板
14 シール体
14A 注入口
15 素材板
16 切断線
17 素材板片
18 切断線
19A 切断線
19B 切断線
21 シリコンマザー基板
22 液晶表示素子領域
23 シール材
23A シール材
23B シール材
24 液晶注入口
25 透明マザー基板
26 シール材
30 液晶皿
31 液晶

Claims (3)

  1. 少なくとも、複数の液晶表示素子領域をマトリクス状に配置した第1のマザー基板と、前記液晶表示素子領域に対向する液晶表示素子領域を形成した第2のマザー基板間に、各液晶表示素子領域に対応するように液晶注入口を有するシール材を配置する工程と、
    2枚のマザー基板を接合する工程と、
    該マザー基板を複数の液晶注入口が一辺に並ぶように短冊状に切断する工程と、
    各液晶注入口を液晶に接触させて液晶を注入する工程と、
    液晶注入口を封止する工程と、
    短冊状マザー基板を個々の液晶表示素子に分割する工程を有する液晶表示素子の製造方法であって、
    隣接する液晶表示素子間のシール材は切断線を挟む両側に跨るように帯状に形成する工程と、
    切断される短冊状マザー基板の両端部の液晶注入口側に液晶伝い上がり防止用シール材を配置する工程を具備することを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
  2. 液晶表示素子を構成する第1の基板と第2の基板はオフセット部を有し、オフセット部にはシール材を配置しないことを特徴とする請求項1記載の液晶表示素子の製造方法。
  3. 請求項1または2記載の方法で製造したことを特徴とする液晶表示素子。
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