JP2003221515A - 4,7−ジクロロローダミン色素 - Google Patents

4,7−ジクロロローダミン色素

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JP2003221515A
JP2003221515A JP2002280013A JP2002280013A JP2003221515A JP 2003221515 A JP2003221515 A JP 2003221515A JP 2002280013 A JP2002280013 A JP 2002280013A JP 2002280013 A JP2002280013 A JP 2002280013A JP 2003221515 A JP2003221515 A JP 2003221515A
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propano
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hydrogen
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JP2002280013A
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Linda Lee
リー リンダ
Scott C Benson
シー. ベンソン スコット
Barnett B Rosenblum
ビー. ローゼンブルム バーネット
Sandra L Spungeon
エル. スパンゲオン サンドラ
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H21/00Compounds containing two or more mononucleotide units having separate phosphate or polyphosphate groups linked by saccharide radicals of nucleoside groups, e.g. nucleic acids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B11/00Diaryl- or thriarylmethane dyes
    • C09B11/04Diaryl- or thriarylmethane dyes derived from triarylmethanes, i.e. central C-atom is substituted by amino, cyano, alkyl
    • C09B11/10Amino derivatives of triarylmethanes
    • C09B11/24Phthaleins containing amino groups ; Phthalanes; Fluoranes; Phthalides; Rhodamine dyes; Phthaleins having heterocyclic aryl rings; Lactone or lactame forms of triarylmethane dyes

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在利用可能なローダミン色素より実質的に
狭い発光スペクトル領域を有するローダミン色素のクラ
ス、および現存のローダミン色素に比べて赤色側に約1
5nmまでシフトした吸収スペクトルを有するローダミ
ン色素のクラスを提供する。 【解決手段】 デオキシヌクレオチド、ジデオキシヌク
レオチド、およびポリヌクレオチドを含む4,7−ジク
ロロローダミン色素化合物で標識化された試薬。ジデオ
キシポリヌクレオチド配列決定およびフラグメント解析
法、ならびにこのような色素化合物および試薬を用いる
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、分子プロ
ーブとして有用な蛍光色素化合物に関する。より詳細に
は、本発明は、蛍光標識試薬として有用な4,7−ジク
ロロローダミン色素に関する。
【0002】
【従来の技術】(参考文献)
【0003】
【表1】 生物学的分析物の非放射性検出は、現在の分析バイオテ
クノロジーにおいて、重要な技術である。放射性標識の
必要性をなくすことにより、安全性が高まり、試薬廃棄
物の環境上の影響が著しく低下し、その結果、分析コス
トが低減される。このような非放射性検出方法を使用す
る方法の例には、DNA配列決定、オリゴヌクレオチド
プローブ法、ポリメラーゼ連鎖反応生成物の検出、イム
ノアッセイなどが包含される。
【0004】多くの用途では、混合物中の複数の空間的
に重複した分析物の独立した検出、例えば、単一管の多
重DNAプローブアッセイ、イムノアッセイ、多色DN
A配列決定法などが必要である。複数座のDNAプロー
ブアッセイの場合には、多色検出を提供することによ
り、反応管の数を減らすことができ、それにより、実験
プロトコルが簡潔化され、そして適用特異的なキットの
製造が促進される。自動化したDNA配列決定の場合に
は、多色標識化により、単一レーンの4個の塩基全ての
分析が可能となり、それにより、単色法よりも処理能力
が増え、レーン間の電気泳動の可動性の変化に付随した
不確実性がなくなる。
【0005】多重検出では、特に、電気泳動分離および
酵素処理が必要な分析(例えば、DNA配列決定)に対
して、色素標識の選択について、非常に多くの厳しい制
約が課せられている。第1に、有機蛍光色素の典型的な
発光バンドの半値幅は、約40〜80ナノメーター(n
m)であり、利用できるスペクトルの幅は、励起光源に
より制限されるので、その発光スペクトルが分光的に解
析される一連の色素を見つけるのは困難である。第2
に、たとえ、非重複発光スペクトルを有する色素を見出
しても、個々の蛍光効率が低すぎるなら、そのセット
は、依然として、適当ではない。例えば、DNA配列決
定の場合には、試料の充填を多くしても、低い蛍光効率
を補填できない(Pringle)。第3に、数個の蛍
光色素を同時に使用するとき、これらの色素の吸収バン
ドが広範囲に分離するために、同時励起が困難となる。
第4に、これらの色素の電荷、分子サイズおよび立体配
座は、そのフラグメントの電気泳動可動性に悪影響を与
えてはならない。最後に、これらの蛍光色素は、これら
のフラグメントを製造するかまたは操作するのに使用す
る化学物質(例えば、DNA合成溶媒および試薬、緩衝
液、ポリメラーゼ酵素、リガーゼ酵素など)と適合性で
なければならない。
【0006】これらの厳しい制約のために、多色用途
(特に、4色DNA配列決定の領域)で使用できる蛍光
色素のセットは、少数発見されているにすぎない(Sm
ith1992,1995, Prober;Conn
ell)。
【0007】多色用途において特に有用な蛍光色素の1
つのクラスはローダミン色素である(例えば、テトラメ
チルローダミン(TAMRA)、ローダミンX(RO
X)、ローダミン6G(R6G)、ローダミン110
(R110)など(Bergot)。(1)代表的に、
ローダミンはフルオレセインよりも光安定であり、
(2)ローダミン標識されたジデオキシヌクレオチド
は、熱安定性ポリメラーゼ酵素のよりよい基質であり、
そして(3)ローダミン色素の発光スペクトルは、フル
オレセインの赤(より高波長)より顕著であるので、ロ
ーダミン色素はフルオレセイン色素に比べて特に魅力的
である。
【0008】しかし、多重検出法の状況下で現在利用可
能なローダミン色素の1つの重要な欠点は、このような
色素の比較的広い発光スペクトルである。この広い発光
スペクトルは、スペクトルが隣接する色素間で低いスペ
クトル分解能を生じ、それによりこのような色素組み合
わせの多成分分析を困難にする。図7Aに示される蛍光
スペクトルは、この高程度のスペクトルの重複を実証す
る。現在利用可能なローダミン色素の2つ目の欠点は、
それらの吸収スペクトルが、現在利用可能な固体二重周
波数緑ダイオードレーザー(例えば、ネオジム固体YA
Gレーザー、これは約532nmでの発光系列を有す
る)の波長と調和しないことである。これらのコンパク
トなサイズ、長い寿命、および電力の効率的な使用のた
め、このようなレーザーを使用することは非常に有利で
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、分子プロー
ブとして有用な4,7−ジクロロローダミン色素のクラ
スの発見に関する。
【0010】本発明の目的は、現在利用可能なローダミ
ン色素より実質的に狭い発光スペクトル領域を有するロ
ーダミン色素のクラスを提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、現存のローダミン色
素に比べて赤色側に約15nmまでシフトした吸収スペ
クトルを有するローダミン色素のクラスを提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】1つの局面において、本
発明は、以下の式を有する化合物であって:
【0013】
【化8】 ここで:R〜Rは、別個に水素、フッ素、塩素、低
級アルキル、低級アルケン、低級アルキン、スルホネー
ト、スルホン、アミノ、アミド、ニトリル、低級アルコ
キシ、連結基およびそれらの組合せからなる群から選択
されるか、または、一緒になった場合のRおよびR
がベンゾであるか、もしくは一緒になった場合のR
よびRがベンゾであり;Y〜Yは、別個に水素お
よび低級アルキルからなる群から選択されるか、または
一緒になった場合のYおよびRがプロパノでありか
つYおよびRがプロパノであるか、もしくは一緒に
なった場合のYおよびRがプロパノでありかつY
およびRがプロパノであり;そしてX〜Xは、別
個に水素、塩素、フッ素、低級アルキル、カルボキシレ
ート、スルホン酸、−CHOH、および連結基からな
る群から選択される、化合物。
【0014】好ましい実施態様において、Xは、カル
ボキシレートであり得る。
【0015】別の好ましい実施態様において、Xおよ
びXのうちの1つは、連結基であり得る。
【0016】別の好ましい実施態様において、Rおよ
びRは、別個に水素であり得る。
【0017】別の好ましい実施態様において、R〜R
は、別個に水素、メチル、およびエチルからなる群か
ら選択され得るか、または一緒になった場合のRおよ
びR がベンゾであるか、もしくは一緒になった場合の
およびRがベンゾであり得;Y〜Yは、別個
に水素、メチル、およびエチルからなる群から選択され
得るか、または一緒になった場合のYおよびRがプ
ロパノでありかつYおよびRがプロパノであり得る
か、もしくは一緒になった場合のYおよびR がプロ
パノでありかつYおよびRがプロパノであり得;X
はカルボキシレートであり得;そしてXおよびX
は、別個に水素および連結基からなる群から選択され得
る。
【0018】別の好ましい実施態様において、R〜R
は、別個に水素であり得;Y〜Yは、別個に水素
であり得;Xはカルボキシレートであり得;そしてX
およびXのうちの1つは、連結基であり、他方は水
素であり得る。
【0019】別の好ましい実施態様において、Rおよ
びRは別個にメチルであり得;R 、R、R、お
よびRは水素であり得;YおよびYのうち1つは
エチルであり、他は水素であり得;YおよびYのう
ち1つはエチルであり、他は水素であり得;Xはカル
ボキシレートであり得;そしてXおよびXのうち1
つは連結基であり、他は水素であり得る。
【0020】別の好ましい実施態様において、R〜R
は別個に水素であり;Y〜Yは別個にメチルであ
り;Xはカルボキシレートであり;そしてXおよび
のうち1つは連結基であり、他は水素であり得る。
【0021】別の好ましい実施態様において、Rおよ
びYは一緒になってプロパノであり得;RおよびY
は一緒になってプロパノであり得;RおよびY
一緒になってプロパノであり得;RおよびYは一緒
になってプロパノであり得;RおよびRは水素であ
り得;Xはカルボキシレートであり得;そしてX
よびXのうち1つは連結基であり、他は水素であり得
る。
【0022】別の好ましい実施態様において、Rはメ
チルであり得;R〜Rは別個に水素であり得;Y
およびYのうち1つはエチルであり、他は水素であり
得;YおよびYは別個に水素であり得;Xはカル
ボキシレートであり得;そしてXおよびXのうち1
つは連結基であり、他は水素であり得る。
【0023】別の好ましい実施態様において、Rはメ
チルであり得;R〜Rは別個に水素であり得;Y
およびYのうち1つはエチルであり、他は水素であり
得;YおよびYは別個にメチルであり得;Xはカ
ルボキシレートであり得;そしてXおよびXのうち
1つは連結基であり、他は水素であり得る。
【0024】別の好ましい実施態様において、R、R
、R、およびRは別個に水素であり得;Yおよ
びYは別個にメチルであり得;RおよびYは一緒
になってプロパノであり得;RおよびYは一緒にな
ってプロパノであり得;Xはカルボキシレートであり
得;そしてXおよびXのうち1つは連結基であり、
他は水素であり得る。
【0025】別の好ましい実施態様において、R、R
、R、およびRは別個に水素であり得;Yおよ
びYは別個に水素であり得;RおよびYは一緒に
なってプロパノであり得;RおよびYは一緒になっ
てプロパノであり得;Xはカルボキシレートであり
得;そしてXおよびXのうち1つは連結基であり、
他は水素であり得る。
【0026】別の好ましい実施態様において、Rはメ
チルであり得;R、RおよびR は別個に水素であ
り得;YおよびYのうち1つはエチルであり、他は
水素であり得;RおよびYは一緒になってプロパノ
であり得;RおよびYは一緒になってプロパノであ
り得;Xはカルボキシレートであり得;そしてX
よびXのうち1つは連結基であり、他は水素であり得
る。
【0027】別の好ましい実施態様において、R〜R
は別個に水素であり得;YおよびYは別個に水素
であり得;YおよびYは別個にメチルであり得;X
はカルボキシレートであり得;そしてXおよびX
のうち1つは連結基であり、他は水素であり得る。
【0028】別の局面において、本発明は、以下の式を
有する標識化ヌクレオチドであって:
【0029】
【化9】 ここで:Dは、以下の式を有する色素化合物であり:
【0030】
【化10】 (ここで:R〜Rは、別個に水素、フッ素、塩素、
低級アルキル、低級アルケン、低級アルキン、スルホネ
ート、スルホン、アミノ、アミド、ニトリル、低級アル
コキシ、連結基およびそれらの組合せからなる群から選
択されるか、または一緒になった場合のRおよびR
がベンゾであるか、もしくは一緒になった場合のR
よびRがベンゾであり;Y〜Yは、別個に水素お
よび低級アルキルからなる群から選択されるか、または
一緒になった場合のYおよびRがプロパノでありか
つYおよびRがプロパノであるか、もしくは一緒に
なった場合のYおよびRがプロパノでありかつY
およびRがプロパノであり;そしてX〜Xは、別
個に水素、塩素、フッ素、低級アルキル、カルボキシレ
ート、スルホン酸、−CHOH、および連結基からな
る群から選択される);Bは、7−デアザプリン、プリ
ン、またはピリミジンヌクレオチド塩基であり;W
よびWは別個に、HおよびOHからなる群から選択さ
れ;WはOH、−PO、−P、−P
10、およびそのアナログからなる群から選択さ
れ;ここで、Bがプリンまたは7−デアザプリンである
場合、糖部分はプリンまたはデアザプリンのN−位に
結合しており、そしてBがピリミジンである場合、糖部
分はピリミジンのN−位に結合しており;ここで、B
とDとを連結する連結は、R−RまたはX−X
のうちの1つの位置でDに結合し;およびここで、Bが
プリンである場合、連結はプリンの8−位に結合し、B
が7−デアザプリンである場合、連結は7−デアザプリ
ンの7−位に結合し、そしてBがピリミジンである場
合、連結はピリミジンの5−位に結合する、ヌクレオチ
ドに関する。
【0031】好ましい実施態様において、Bは、ウラシ
ル、シトシン、デアザアデニン、およびデアザグアノシ
ンからなる群から選択され得る。
【0032】別の好ましい実施態様において、上記連結
は、以下の式:
【0033】
【化11】 であり得る。
【0034】別の好ましい実施態様において、Wおよ
びWは、両方ともHであり得;およびWは、−P
10であり得る。
【0035】別の好ましい実施態様において、Wは、
Hであり得;Wは、OHであり得;およびWが−P
10であり得る。
【0036】別の好ましい実施態様において、BとDと
を連結する上記連結は、XまたはXのうちの1つの
位置でDに結合し得る。
【0037】さらに別の局面において、本発明は、以下
の式を有するヌクレオチドを含有する標識化ポリヌクレ
オチドであって:
【0038】
【化12】 ここで:Dは以下の式を有する色素化合物であって:
【0039】
【化13】 (ここで:R〜Rは、別個に水素、フッ素、塩素、
低級アルキル、低級アルケン、低級アルキン、スルホネ
ート、スルホン、アミノ、アミド、ニトリル、低級アル
コキシ、連結基およびそれらの組合せからなる群から選
択されるか、または、一緒になった場合のRおよびR
はベンゾ、または、一緒になった場合のRおよびR
はベンゾであり;Y〜Yは、別個に水素および低
級アルキルからなる群から選択されるか、または一緒に
なった場合のYおよびRがプロパノでありかつY
およびR がプロパノであるか、もしくは一緒になった
場合のYおよびRがプロパノでありかつYおよび
がプロパノであり;そしてX〜Xは、別個に水
素、塩素、フッ素、低級アルキル、カルボキシレート、
スルホン酸、−CHOH、および連結基からなる群か
ら選択される、色素化合物である);Bは、7−デアザ
プリン、プリン、またはピリミジンヌクレオチド塩基で
あり;Zは、HおよびOHからなる群から選択され;
はH、OH、−PO、およびNucからなる群か
ら選択され、ここでNucおよびヌクレオシドはホスホ
ジエステル連結またはそのアナログによって結合され、
該連結はNucの5’−位に結合しており;ZはH、
−POまたはホスフェートアナログ、およびNucか
らなる群から選択され、ここでNucおよびヌクレオシ
ドはホスホジエステル連結またはそのアナログによって
結合され、該連結はNucの3’−位に結合しており;
ここで、Bがプリンまたは7−デアザプリンである場
合、糖部分はプリンまたはデアザプリンのN−位に結
合しており、そしてBがピリミジンである場合、糖部分
はピリミジンのN−位に結合しており;ここで、Bと
Dとを連結する連結は、R〜RまたはX〜X
うちの1つの位置でDに結合し;およびここで、Bがプ
リンである場合、該連結はプリンの8−位に結合し、B
が7−デアザプリンである場合、該連結は7−デアザプ
リンの7−位に結合し、そしてBがピリミジンである場
合、該連結はピリミジンの5−位に結合する、ポリヌク
レオチドに関する。
【0040】1つの好ましい実施態様において、Bは、
ウラシル、シトシン、デアザアデニン、およびデアザグ
アノシンからなる群から選択され得る。
【0041】別の好ましい実施態様において、上記連結
は、以下の式:
【0042】
【化14】 であり得る。
【0043】さらに別の局面において、本発明は、以下
の工程を包含するポリヌクレオチド配列決定の方法であ
って:第1、第2、第3、および第4のクラスのポリヌ
クレオチドの混合物を形成する工程であって、その結
果:第1のクラスの各ポリヌクレオチドは3’−末端ジ
デオキシアデノシンを含み、そして第1の色素で標識さ
れ;第2のクラスの各ポリヌクレオチドは3’−末端ジ
デオキシシチジンを含み、そして第2の色素で標識さ
れ;第3のクラスの各ポリヌクレオチドは3’−末端ジ
デオキシグアノシンを含み、そして第3の色素で標識さ
れ;第4のクラスの各ポリヌクレオチドは3’−末端ジ
デオキシチミジンを含み、そして第4の色素で標識さ
れ;ここで、第1、第2、第3、または第4の色素のう
ちの1つは、4,7−ジクロロローダミン色素であり;
全ての色素が互いからスペクトル分離可能である、工
程;ポリヌクレオチドを電気泳動で分離し、それにより
類似のサイズのポリヌクレオチドのバンドを形成する工
程;色素を蛍光放射させ得る照射ビームでバンドを照射
する工程;および色素の蛍光スペクトルによりバンド中
のポリヌクレオチドのクラスを同定する工程、を包含
し、ここで、4,7−ジクロロローダミン色素は、以下
の式:
【0044】
【化15】 (ここで:R〜Rは、別個に水素、フッ素、塩素、
低級アルキル、低級アルケン、低級アルキン、スルホネ
ート、スルホン、アミノ、アミド、ニトリル、低級アル
コキシ、連結基およびそれらの組合せからなる群から選
択されるか、または一緒になった場合のRおよびR
がベンゾであるか、もしくは一緒になった場合のR
よびRがベンゾであり;Y〜Yは、別個に水素お
よび低級アルキルからなる群から選択されるか、また
は、一緒になった場合のYおよびRがプロパノであ
りかつYおよびR がプロパノであるか、もしくは一
緒になった場合のYおよびRがプロパノでありかつ
およびRがプロパノであり;そしてX〜X
は、別個に水素、塩素、フッ素、低級アルキル、カル
ボキシレート、スルホン酸、−CHOH、および連結
基からなる群から選択される)を有する、方法に関す
る。
【0045】第1の局面では、本発明の上述の目的およ
び他の目的は、次式を有する化合物により達成される:
【0046】
【化16】 ここで可変置換基は以下のように定義される。R〜R
は、別個に水素、フッ素、塩素、低級アルキル、低級
アルケン、低級アルキン、スルホネート、スルホン、ア
ミノ、アミド、ニトリル、低級アルコキシ、連結基ある
いはそれらの組合せ、または、一緒になった場合のR
およびRがベンゾであるか、または一緒になった場合
のRおよびRがベンゾである。好ましくは、R
は、水素、メチルまたはエチルである。Y−Y
は、別個に水素あるいは低級アルキル、または一緒にな
った場合のYおよびRがプロパノでありかつY
よびRがプロパノであるか、もしくは一緒になった場
合のYおよびRがプロパノでありかつYおよびR
がプロパノである。X−Xは、別個に水素、塩
素、フッ素、低級アルキル、カルボキシレート、スルホ
ン酸、−CHOH、および連結基である。好ましく
は、Xはカルボキシレートであり、かつXおよびX
は別個に水素または連結基である。
【0047】第2の局面では、本発明は、次式を有する
標識化ヌクレオチドを包含する:
【0048】
【化17】 ここで可変置換基および連結は以下のように定義され
る。Dは、本発明の4,7−ジクロロローダミン色素化
合物である。Bは、7−デアザプリン、プリン、または
ピリミジンヌクレオチド塩基、好ましくはウラシル、シ
トシン、デアザアデニン、またはデアザグアノシンであ
る。WおよびWは別個に、HまたはOHである。W
はOH、−PO、−P、−P10であ
り、そのアナログを含む。1つの好ましい実施態様にお
いて、WはH、WはOH、およびW は−P
10である。第2の好ましい実施態様において、W
よびWはHであり、Wは−P10である。Bが
プリンまたは7−デアザプリンである場合、糖部分はプ
リンまたはデアザプリンのN−位に結合しており、そ
してBがピリミジンである場合、糖部分はピリミジンの
−位に結合している。BとDとを連結する連結は、
−RまたはX−Xのうちの1つの位置でDに
結合する。好ましくは、BとDとを連結する連結は、X
またはXのうちの1つの位置でDに結合する。特に
好ましい実施態様において、連結は以下のものである:
【0049】
【化18】 Bがプリンである場合、この連結はプリンの8−位に結
合し、Bが7−デアザプリンである場合、この連結は7
−デアザプリンの7−位に結合し、そしてBがピリミジ
ンである場合、この連結はピリミジンの5−位に結合す
る。
【0050】第3の局面において、本発明は以下の式を
有するヌクレオチドを含有する標識化ポリヌクレオチド
を含む:
【0051】
【化19】 ここで可変の置換基および連結は以下のように定義され
る。Dは、本発明の4,7−ジクロロローダミン色素化
合物である。Bは、7−デアザプリン、プリン、または
ピリミジンヌクレオチド塩基、好ましくはウラシル、シ
トシン、デアザアデニン、またはデアザグアノシンであ
る。Zは、HまたはOHである。ZはH、OH、−
PO、またはNuc、隣接ヌクレオチドであり、ここ
でNucおよびヌクレオシドはホスホジエステル連結ま
たはそのアナログによって結合され、この連結はNuc
の5’−位に結合している。ZはH、−PO(ホス
フェートアナログを含む)、またはNucであり、ここ
でNucおよびヌクレオシドはホスホジエステル連結ま
たはそのアナログによって結合され、この連結はNuc
の3’−位に結合している。Bがプリンまたは7−デア
ザプリンである場合、糖部分はプリンまたはデアザプリ
ンのN−位に結合しており、そしてBがピリミジンで
ある場合、糖部分はピリミジンのN−位に結合してい
る。BとDとを連結する連結は、R−RまたはX
−Xのうちの1つの位置でDに結合する。好ましく
は、BとDとを連結する連結は、XまたはXのうち
の1つの位置でDに結合する。特に好ましい実施態様に
おいて、連結は以下のものである:
【0052】
【化20】 Bがプリンである場合、この連結はプリンの8−位に結
合し、Bが7−デアザプリンである場合、この連結は7
−デアザプリンの7−位に結合し、そしてBがピリミジ
ンである場合、この連結はピリミジンの5−位に結合す
る。
【0053】第4の局面において、本発明はポリヌクレ
オチド配列決定の方法を包含し、このような方法は以下
の工程を含む。第1、第2、第3、および第4のクラス
のポリヌクレオチドの混合物を形成し、その結果、第1
のクラスの各ポリヌクレオチドは3’−末端ジデオキシ
アデノシンを含み、そして第1の色素で標識され、第2
のクラスの各ポリヌクレオチドは3’−末端ジデオキシ
シチジンを含み、そして第2の色素で標識され、第3の
クラスの各ポリヌクレオチドは3’−末端ジデオキシグ
アノシンを含み、そして第3の色素で標識され、第4の
クラスの各ポリヌクレオチドは3’−末端ジデオキシチ
ミジンを含み、そして第4の色素で標識される。色素
は、第1、第2、第3、または第4の色素のうちの1つ
は、本発明の4,7−ジクロロローダミン色素であり、
他の色素は、互いからスペクトル分離可能であるように
選択される。ポリヌクレオチドを電気泳動で分離し、そ
れにより類似のサイズのポリヌクレオチドのバンドを形
成し、色素を蛍光放射させ得る照射ビームでバンドを照
射し、そして色素の蛍光スペクトルによりバンド中のポ
リヌクレオチドのクラスを同定する。
【0054】本発明のこれらおよび他の局面、目的、特
徴、ならびに利点は、以下の説明、図面、および添付の
請求の範囲を参考にしてよりよく理解される。
【0055】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施態様を、こ
こで、詳細に言及する。その例は、添付の図に示され
る。本発明は、その好ましい実施態様に関連して記述さ
れているものの、それらは、本発明をこれらの実施態様
に限定する意図はないことが分かる。逆に、本発明は、
添付の請求の範囲で規定した本発明の範囲内に含まれ得
る代替、改良および等価物を含むことを意図している。
【0056】一般に、本発明は、蛍光色素として有用な
新規なクラスの4,7−ジクロロローダミン化合物、こ
のような色素を分子標識として使用する試薬、およびこ
のような色素および試薬を分析生物工学の領域で使用す
る方法を包含する。本発明の化合物は、多色蛍光DNA
配列決定およびフラグメント解析の領域で、特に用途が
見出されている。
【0057】本発明は、一部は、4,7−ジクロロロー
ダミンの蛍光特性、および関連色素の発見をベースとす
る。それらの放射バンド幅は、4,7−ジクロロ誘導体
を欠くアナログよりも、通常、20〜30%狭く、それ
らの放射、および最大吸収は、4,7−ジクロロ誘導体
を欠くアナログよりも、通常、約10〜30nm高い波
長に存在する。
【0058】(I.定義)他に述べない場合、本明細書
で使用する以下の用語および言い回しは、以下の意味を
有することを意図する:「連結基」(L)は、試薬に結
合される「補足的官能基」と反応し得る(例えば、色素
を試薬に連結する「結合」を形成する反応)官能基を言
う。使用される特定の連結基は、補足的官能基の性質、
および所望の結合のタイプに依存する。いくつかの場
合、連結基は、補足的官能基との反応の前に、活性化さ
れなければならない(例えば、ジクロロヘキシルカルボ
ジイミドおよびN−ヒドロキシコハク酸イミドと、N−
ヒドロキシコハク酸イミド(NHS)エステルを形成す
るカルボキシレート連結基の活性化)。好ましくは、補
足官能基がアミンの場合常に、本発明の連結基は、イソ
チオシアネート、イソシアネート、アシルアジド、NH
Sエステル、塩化スルホニル、アルデヒドまたはグリオ
キサール、エポキシド、カーボネート、ハロゲン化アリ
ール、イミドエステル、カルボジイミド、酸無水物、
4,6−ジクロロトリアジニルアミン、または他の活性
カルボキシレートである。好ましくは、補足官能基が、
スルフヒドリルの場合常に、連結基は、ハロアセチル、
ハロゲン化アルキル、マレイミド、ハロアセチル、アジ
リジン、アクリロイル、アリール化剤(例えば、フルオ
ロベンゼン、など)である。補足官能基が、カルボキシ
レートの場合、連結基は、好ましくは、ジアゾアラン、
ジアゾアセチル、カルボニルジイミダゾール、およびカ
ルボジイミド(Hermanson)である。特に好ま
しい実施態様では、連結基は、アミン補足官能基と反応
する活性化NHSエステルであり、活性化NHSエステ
ルを形成する場合、カルボキシレート連結基を含む本発
明の色素が、ジシクロヘキシルカルボジイミドおよびN
−ヒドロキシコハク酸イミドと反応し、NHSエステル
を形成する。以下の表1は、代表的な連結基のサンプル
を、互換性のある補足官能基および得られる結合と共に
示す。
【0059】
【表2】 用語「低級アルキル」は、1〜8の炭素原子を含む直鎖
および分岐の炭化水素部分(すなわち、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、tert−ブチル、イソ
ブチル、sec−ブチル、ネオペンチル、tert−ペ
ンチル、など)を意味する。用語「プロパノ」は、特
に、部分−CHCHCH−を意味する。「低級置
換アルキル」は、電子吸引性置換基(例えば、ハロ、シ
アノ、ニトロ、スルホ、など)を含む低級アルキルを意
味する。「低級ハロアルキル」は、1つ以上のハロゲン
原子置換基(通常、フルオロ、クロロ、ブロモ、または
ヨード)を有する低級置換アルキルを意味する。「低級
アルケン」は、低級アルキルまたは低級置換アルキル
(ここで、1つ以上の炭素−炭素結合が、二重結合であ
る)を意味する。「低級アルキン」は、低級アルキル、
または低級置換アルキル(ここで、1つ以上の炭素−炭
素結合が、三重結合である)を意味する。「スルホネー
ト」は、2つの酸素原子に二重結合し、そして1つの酸
素原子に単結合した硫黄原子を含む部分(それらの一塩
基塩、二塩基塩を含む(例えば、ナトリウムスルホホネ
ート、カリウムスルホネート、ジナトリウムスルホネー
ト、など))を意味する。「スルホン」は、2つの酸素
原子に二重結合した硫黄原子を含む部分を意味する。
「アミノ」は、2つの水素原子、低級アルキル部分、ま
たはそれらの任意の組み合わせに結合した窒素原子を含
む部分を意味する。「アミド」は、酸素原子に二重結合
し、そしてアミノ部分に単結合した炭素原子を含む部分
を意味する。「ニトリル」は、窒素原子に三重結合した
炭素原子を含む部分を意味する。「低級アルコキシ」
は、酸素原子に単結合した低級アルキルを含む部分を意
味する。「アリール」は、単独の、または複数のフェニ
ル、または置換フェニル(例えば、ベンゼン、ナフタレ
ン、アントラセン、ビフェニル、など)を意味する。
【0060】用語「ヌクレオシド」は、1’位でペント
ースと結合したプリン、デアザプリン、またはピリミジ
ンヌクレオシド塩基(例えば、アデニン、グアニン、シ
トシン、ウラシル、チミン、デアザアデニン、デアザグ
アノシン、など)からなる化合物(2’−デオキシ型お
よび2’−ヒドロキシル型(Stryer)を含む)を
意味する。本明細書で使用される用語「ヌクレオチド」
は、ヌクレオシドのリン酸エステル(例えば、トリリン
酸エステル)を意味し、ここで、エステル化の最も一般
的な位置は、ペントースのC−5位に結合したヒドロキ
シル基である。本発明の開示中の多くの場合、用語ヌク
レオシドは、ヌクレオシドおよびヌクレオチドを含むこ
とを意図する。ヌクレオシドに関する「アナログ」は、
修飾された塩基部分、修飾された糖部分、および/また
は修飾されたリン酸エステル部分(例えば、(Sche
it;Eckstein)に記載)を含む合成アナログ
を含む。用語「標識化ヌクレオシド」は、式Iの色素化
合物を共有結合したヌクレオシドを意味する。
【0061】本明細書で使用する場合、用語「ポリヌク
レオチド」または「オリゴヌクレオチド」は、2本およ
び1本鎖のデオキシリボヌクレオチド、リボヌクレオチ
ド、それらのα−アノマー形、などを含む天然のヌクレ
オチドモノマーまたはそれらのアナログの直線状ポリマ
ーを意味する。通常、ヌクレオシドモノマーは、リン酸
ジエステル結合によって結合され、ここで、本明細書中
で使用される場合、用語「リン酸ジエステル結合」は、
リン酸ジエステル結合、またはそれらのアナログ(ホス
ホロチオエート、ホスホロジチオエート、ホスホロセレ
ノエート、ホスホロジセレノエート、ホスホロアニロチ
オエート、ホスホルアニリデート、ホスホルアミデー
ト、などを含む(対イオンが存在する場合、結合対イオ
ン(例えば、H、NH、Naなど)を含む))を意味
する。ポリヌクレオチドは、代表的には、大きさの種類
においては、数モノマー単位から、例えば8〜40、数
千モノマー単位までの範囲である。ポリヌクレオチド
が、文字の配列(例えば、”ATGCCTG”)によっ
て表される場合常に、ヌクレオチドは、5’〜>3’順
序で、左から右へであり、他の方法で示され無ければ、
「A」はデオキシアデノシンを意味し、「C」はデオキ
シシチジンを意味し、「G」はデオキシグアノシンを意
味し、および「T」はチミジンを意味することが理解さ
れる。
【0062】本明細書で使用される場合、色素のセット
に関する用語「スペクトル分解」は、色素の蛍光放射ス
ペクトルが、十分に分かれ(すなわち、十分に重なって
いない)、通常の光検出系(例えば、帯域通過フィルタ
ー(band pass filter)および光電子
倍増管(photo multiplier tub
e)の系、分光器(spectrograph)と組み
合わせた荷電結合素子、など((Hunkapille
r;Wheeless)に記載の系によって例示され
る))を用いて、それぞれの色素に結合している試薬
(例えば、ポリヌクレオチド)が、それぞれの色素によ
って生じる蛍光シグナルのベースによって区別され得る
ことを意味する。
【0063】(II.4,7−ジクロロローダミン色素
化合物)第一の局面では、本発明は、すぐ下の式Iで示
す一般構造を有する新規なクラスの4,7−ジクロロロ
ーダミン色素化合物を包含する。(本明細書中で提供し
た全ての分子構造は、提示した正確な電子構造だけでな
く、それらの全ての共鳴構造およびプロトン付加状態を
含むことを意図していることに注意のこと)。
【0064】
【化21】 式Iにおいて、RからRは、別々に、水素、フッ
素、塩素、低級アルキル、低級アルケン、低級アルキ
ン、スルホネート、スルホン、アミノ、アミド、ニトリ
ル、低級アルコキシ、連結基、またはそれらの組み合わ
せである。あるいは、RおよびRは、一緒になっ
て、ベンゾであり、および/または、RおよびR
は、ベンゾである。好ましい実施態様では、Rから
は、別々に、水素、メチル、またはエチルである。
より好ましくは、RからRは、別々に、水素、また
はメチルである。
【0065】YからYは、別々に、水素、および低
級アルキルからなる群から選択される。あるいは、Y
は、Rと一緒になってプロパノであり、およびY
は、R と一緒になって、プロパノであり、および/
または、Yは、Rと一緒になってプロパノであり、
およびYは、Rと一緒になって、プロパノである。
好ましくは、YからYは、別々に、水素、メチル、
またはエチルである。
【0066】X〜Xは、別々に、水素、塩素、フッ
素、低級アルキル、カルボキシレート、スルホン酸、−
CHOH、または連結基である。好ましくは、X
は、カルボキシレートである。好ましい実施態様で
は、XまたはXの1つは、連結基である。
【0067】本発明の1つの特に好ましい化合物(本明
細書では、DR110として示す)では、R〜R
は、別々に、水素であり、Y〜Yは、別々に、水
素であり、Xは、カルボキシレートであり、そしてX
およびXの1つは、連結基(L)であり、その他
は、水素である。DR110の構造を以下に式IIとし
て示す。
【0068】
【化22】 本発明の第2の特に好ましい化合物(本明細書では、D
R6Gとして示す)では、RおよびRは、別々に、
メチルであり、R、R、RおよびRは、水素で
あり、YおよびYの一方はエチルであり、他方は、
水素であり、Y およびYの一方はエチルであり、他
方は、水素であり、Xは、カルボキシレートであり、
そしてXおよびXの一方は、連結基であり、他方
は、水素である。DR6Gの構造を以下に式IIIとし
て示す。
【0069】
【化23】 本発明の第3の特に好ましい化合物(本明細書では、D
TMRとして示す)では、R〜Rは、別々に、水素
であり、Y〜Yは、別々に、メチルであり、X
は、カルボキシレートであり、そしてXおよびX
の一方は、連結基であり、他方は、水素である。DTM
Rの構造を以下に式IVとして示す。
【0070】
【化24】 本発明の第4の特に好ましい化合物(本明細書では、D
ROXとして示す)では、RおよびYは、一緒にな
って、プロパノであり、RおよびYは、一緒になっ
て、プロパノであり、RおよびYは、一緒になっ
て、プロパノであり、RおよびYは、一緒になっ
て、プロパノであり、RおよびRは、水素であり、
は、カルボキシレートであり、そしてXおよびX
の一方は、連結基であり、他方は、水素である。DR
OXの構造を以下に式Vとして示す。
【0071】
【化25】 本発明の色素化合物のいくつかの追加の特に好ましい実
施態様を、図1Aおよび1Bに示す。化合物1aにおい
て、Rは、メチルであり、R〜Rは、別々に、水
素であり、YおよびYの一方はエチルであり、他方
は、水素であり、YおよびYは、別々に、水素であ
り、Xは、カルボキシレートであり、そしてXおよ
びXの一方は、連結基であり、他方は、水素である。
化合物1bにおいて、Rは、メチルであり、R〜R
は、別々に、水素であり、YおよびYの一方はエ
チルであり、他方は、水素であり、YおよびYは、
別々に、メチルであり、Xは、カルボキシレートであ
り、そしてXおよびXの一方は、連結基であり、他
方は、水素である。化合物1cにおいて、R、R
およびRは、別々に、水素であり、YおよびY
は、別々に、メチルであり、RおよびYは、一緒
になって、プロパノであり、RおよびYは、一緒に
なって、プロパノであり、Xは、カルボキシレートで
あり、そしてXおよびXの一方は、連結基であり、
他方は、水素である。化合物1dにおいて、R
、RおよびRは、別々に、水素であり、Y
よびYは、別々に、水素であり、RおよびYは、
一緒になって、プロパノであり、R およびYは、一
緒になって、プロパノであり、Xは、カルボキシレー
トであり、そしてXおよびXの一方は、連結基であ
り、他方は、水素である。化合物1eにおいて、R
は、メチルであり、R、RおよびRは、別々
に、水素であり、YおよびYの一方はエチルであ
り、他方は、水素であり、RおよびYは、一緒にな
って、プロパノであり、RおよびYは、一緒になっ
て、プロパノであり、Xは、カルボキシレートであ
り、そしてXおよびXの一方は、連結基であり、他
方は、水素である。化合物1fにおいて、R〜R
は、別々に、水素であり、YおよびYは、別々
に、水素であり、YおよびYは、別々に、メチルで
あり、Xは、カルボキシレートであり、そしてX
よびXの一方は、連結基であり、他方は、水素であ
る。
【0072】図8Aおよび8Bは、本発明の4,7−ジ
クロロローダミン色素の調製のための好ましい一般化さ
れた合成スキームを示す。各図において示される変換可
能な置換基は、上記で定義されたものである。
【0073】図8Aは、置換基Xがカルボキシレート
より他のものであり得る一般化された合成スキームを示
す。図において、X’は、Xの前駆体である部分を示
す。図8Aの方法において、2当量の3−アミノフェノ
ール誘導体8a/8b(例えば、3−ジメチルアミノフ
ェノール)が、1当量のジクロロベンゼン誘導体8c
(例えば、4−カルボキシ−3,6,ジクロロ−2−ス
ルホ安息香酸環式無水物(すなわち、ここで、8cのX
’部分は、一緒になって以下である))と反応する。
【0074】
【化26】 次いで、反応物を、12時間、強酸(例えば、ポリリン
酸、または硫酸)中で、180℃で加熱する。粗色素8
dを、水の添加によって沈澱し、遠心分離によって単離
する。対称体の生成物を形成するために、反応物8aお
よび8bの置換基は、同じであり、一方、非対称体の生
成物を形成するために、置換基は、異なる。
【0075】図8Bは、置換基Xがカルボキシレート
である一般化された合成を示す。図8Bの方法におい
て、2当量の3−アミノフェノール誘導体8a/8b
(例えば、3−ジメチルアミノフェノール)が、1当量
のフタル酸無水物誘導体8e(例えば、3,6−ジクロ
ロトリメリット酸無水物と反応する。次いで、反応物
を、12時間、強酸(例えば、ポリリン酸、または硫
酸)中で、180℃で加熱する。粗色素8dを、水の添
加によって沈澱し、遠心分離によって単離する。対称体
の生成物を形成するために、反応物8aおよび8bの置
換基は、同じであり、一方、非対称体の生成物を形成す
るために、置換基は、異なる。 III.4,7−ジクロロローダミン色素化合物を利用
する試薬 他の局面では、本発明は、式Iの4,7−ジクロロロー
ダミン色素化合物で標識した試薬を包含する。本発明の
試薬は、事実上、本発明の色素が結合できるいずれのも
のでもよい。好ましくは、この色素は、この試薬に直接
または結合を介して共有結合される。試薬には、タンパ
ク質、ポリペプチド、多糖類、ヌクレオチド、ヌクレオ
シド、ポリヌクレオチド、脂質、固体支持体、有機およ
び無機重合体、およびそれらの組合せおよび集合(例え
ば、染色体、核、生存細胞(例えば、細菌、他の微生
物、哺乳類細胞、組織糖タンパク)など)が挙げられ
る。 A.ヌクレオチド試薬 本発明の好ましい種類の試薬は、本発明の非対称ベンゾ
キサンテン色素を含有するヌクレオチドおよびヌクレオ
シドを包含する。このようなヌクレオチド/ヌクレオシ
ド試薬は、酵素合成により形成した標識ポリヌクレオチ
ド(例えば、PCR増幅、サンガー型ポリヌクレオチド
配列決定およびニック翻訳反応の文脈で使用されるヌク
レオチド三リン酸)の文脈で、特に有用である。
【0076】本発明の好ましいヌクレオチド/ヌクレオ
シドは、式VIで以下に示されており、
【0077】
【化27】 ここで、Bは、ヌクレオシド塩基(例えば、ウラシル、
シトシン、デアザアデニンおよびデアザグアノシン)で
ある。WおよびWは、別個に、H、OH、または−
OCH3である。Wは、OH、−PO、−P
、−P10またはそれらのアナログ(例え
ば、リン酸チオエート、リン酸アニリデート、リン酸ア
ロニチオエート、リン酸アミジエートおよび他の類似の
リン酸アナログ)であり、これには、もし存在するな
ら、会合対イオン(例えば、H、Na、NHなど)が
含まれる。Dは、式Iの色素化合物である。
【0078】Bがプリンまたは7−デアザプリンのと
き、その糖部分は、プリンまたはデアザプリンのN
位にて結合しており、Bがピリミジンのとき、その糖部
分は、ピリミジンのN−位にて結合している。
【0079】BおよびDを連結している結合は、R
またはX〜X位の1つで、Dに結合している。
好ましくは、この結合は、XまたはXの1つには結
合している。 好ましくは、Bがプリンのとき、Bおよ
びDを結合している結合は、プリンの8−位に結合して
おり、Bが7−デアザプリンのとき、結合は、7−デア
ザプリンの7−位に結合しており、Bがピリミジンのと
き、結合は、ピリミジンの5−位にて結合している。
【0080】1つの特に好ましい実施態様では、本発明
のヌクレオチドは、以下に式VIIで示す構造を有する
ジデオキシヌクレオチドトリリン酸エステル(存在する
場合、会合した対イオンを含む)である。
【0081】
【化28】 式VIIに示したもののような標識ジデオキシヌクレオ
チドは、サンガー型DNA配列決定法(Sanger)
において、鎖停止剤すなわち「ターミネーター」とし
て、特定の用途が見出されている。
【0082】第二の特に好ましい実施態様では、本発明
のヌクレオチドは、以下の式VIIIに示した構造を有
するデオキシヌクレオチド三リン酸である(もし存在す
るなら、会合対イオンを含めて)。
【0083】
【化29】 式VIIIに示したもののような標識デオキシヌクレオ
チドは、例えば、ポリメラーゼ鎖反応(Mullis)
において、ポリメラーゼ伸長産物を標識する手段とし
て、特定の用途が見出されている。
【0084】ヌクレオチド/ヌクレオシド標識化は、公
知の結合、連結基および関連する相補官能性を用いて、
非常に多くの公知の連結基および関連する相補官能基を
用いた公知のヌクレオシド/ヌクレオチド標識化技術の
いずれかを使用して、達成でき、好ましい連結基の説明
について上記参照。この色素およびヌクレオシドを結合
する結合は、(i)オリゴヌクレオチド標的ハイブリダ
イゼーションを妨害せず、(ii)適切な酵素(例え
ば、ポリメラーゼ、リガーゼなど)と相溶性であり、そ
して(iii)この色素の蛍光を消失させてはならな
い。
【0085】1つの好ましい実施態様では、本発明の色
素は、ピリミジン塩基の5−炭素または7−デアザプリ
ン塩基の7−炭素に共有結合される。本発明で使用でき
る数個の適当な塩基標識化操作が報告されている(Gi
bson;Gebeyehu;Haralambidl
is;Nelson 1992;Bergstron;
Fung 1998;Ward;Woo.)。
【0086】好ましくは、この結合は、アセチレン性ア
ミド結合またはアルケン性アミド結合であり、この色素
とヌクレオチド塩基との間の結合は、この色素の活性化
N−ヒドロキシスクシンイミド(NHS)エステルと、
ヌクレオチドのアルキニルアミノまたはアルケニルアミ
ノ誘導体化塩基とを反応させることにより、形成され
る。より好ましくは、得られた結合は、3−(カルボキ
シ)アミノ−1−プロピニルまたは3−アミノ−1−プ
ロピン−1−イルである(式IX.1)。本発明の色素
をヌクレオシド塩基に結合するための数個の好ましい結
合は、式IX.1、式IX.2および式IX.3にて、
以下に示す。
【0087】
【化30】 アルキニルアミノ誘導体化ヌクレオシドの合成は、(H
obbs 1989,1992)によって記載され、要
約すると、このアルキニルアミノ誘導体化ヌクレオチド
は、適当なハロジデオキシヌクレオシド(通常、5−ヨ
ードピリミジンおよび7−ヨード−7−デアザプリンジ
デオキシヌクレオシド)およびCu(I)をフラスコに
入れ、アルゴンをフラッシュして空気を取り除き、無水
DMFを添加し、続いて、アルキニルアミン、トリエチ
ルアミンおよびPd(0)を添加することにより、形成
される。この反応混合物は、数時間、または薄層クロマ
トグラフィーがハロジデオキシヌクレオシドの消費を示
すまで、撹拌し得る。未保護のアルキニルアミンを使用
するとき、このアルキニルアミノヌクレオシドは、この
反応混合物を濃縮し、そして水酸化アンモニウムを含有
する溶出溶媒を用いてシリカゲル上でクロマトグラフィ
ーにかけて、カップリング反応で生成したヒドロハライ
ドを中和することにより、単離できる。保護アルキニル
アミンを使用するとき、この反応混合物には、メタノー
ル/塩化メチレンを添加し得、続いて、重炭酸塩形態の
強塩基性アニオン交換樹脂を添加し得る。次いで、この
スラリーは、約45分間撹拌し得、濾過し得、樹脂は、
追加のメタノール/塩化メチレンで洗浄し得る。合わせ
た濾液は濃縮し得、そしてメタノール−塩化メチレン勾
配を用いたシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィ
ーにより精製し得る。トリホスフェートは、標準的な方
法により得られる。
【0088】(B.ポリヌクレオチド試薬)本発明のさ
らに他の好ましい種類の試薬には、本発明の4,7−ジ
クロロローダミン色素で標識したポリヌクレオチドが包
含される。このような標識ポリヌクレオチドは、DNA
配列決定プライマー、PCRプライマー、オリゴヌクレ
オチドハイブリダイゼーションプローブなどを含めた非
常に多くの状況で、有用である。
【0089】本発明のポリヌクレオチドには、次式を有
するヌクレオチドが挙げられる:
【0090】
【化31】 ここで、Bは、7−デアザプリン、プリンまたはピリミ
ジンヌクレオチド塩基である。Zは、H、OH、−O
CHである。Zは、OH、−PO、−P
−P10またはそれらのアナログ(例えば、リン酸
チオエート、リン酸アニリデート、リン酸アニロチオエ
ート、リン酸アミデートおよび他の類似のリン酸アナロ
グ(存在するならば、結合対イオン、例えばH、Na、
NHなど)またはNucであり、ここで、Nucは、
ヌクレオシド、ヌクレオチドまたはポリヌクレオチドを
意味する。式XのヌクレオシドおよびNucは、ホスホ
ジエステル結合またはそれらのアナログにより連結さ
れ、この結合は、好ましくは、Nucの5’−位に結合
している。Zは、H、HPOまたはそれらのアナロ
グまたはNucであり、ここで、Nucおよびこのヌク
レオシドは、ホスホジエステル結合またはそれらのアナ
ログにより連結されており、この結合は、Nucの3’
−位に結合している。そしてDは、式Iの色素化合物で
ある。塩基Bは、本発明のヌクレオチド試薬について記
述のようにして、この糖部分および色素化合物に結合さ
れる。ここで定義されるように、式Xの標識ヌクレオチ
ドは、5’−末端ヌクレオチド、3’−末端ヌクレオチ
ド、またはポリヌクレオチドのいずれかの内部ヌクレオ
チドであり得る。
【0091】好ましい1つの実施態様では、本発明の標
識ポリヌクレオチドには、供与体色素と受容体色素との
間で、蛍光エネルギーの移動が起こるように配置した複
数の色素(本発明の色素化合物である少なくと1つ)が
挙げられる。このような複数色素ポリヌクレオチドは、
分光調整可能なプローブまたはDNA配列決定プライマ
ー(Ju;Lee)として用途が見出されている。
【0092】標識ポリヌクレオチドは、例えば、DNA
ポリメラーゼまたはリガーゼ(Stryer)を用い
て、酵素的に合成するか、または例えば、ホスホルアミ
ダイト法、亜リン酸トリエステル法などによる化学合成
によるか(Gait)のいずれかにより、合成できる。
標識は、上記の標識ヌクレオチド三リン酸モノマーを使
用して、酵素合成中に導入してもよく、または合成に引
き続いて導入してもよい。
【0093】一般に、この標識ポリヌクレオチドが、酵
素合成により製造されるなら、以下の操作が使用でき
る。テンプレートDNAが変性され、このテンプレート
DNAに、オリゴヌクレオチドプライマーがアニールさ
れる。この反応系に、デオキシヌクレオチド三リン酸お
よび/またはジデオキシヌクレオチド三リン酸(dGT
P、dATP、dCTP、dTTP、ddTTP、dd
GTP、ddATP、ddCTPおよびddTTPを含
めて)が添加され、この場合、このデオキシヌクレオチ
ドおよび/またはジデオキシヌクレオチドの1個の少な
くとも断片は、上記の本発明の色素化合物で標識され
る。次に、ポリメラーゼ酵素が活性である条件下にて、
ポリメラーゼ酵素が添加される。ポリメラーゼ鎖合成中
に、この標識デオキシヌクレオチドおよび/またはジオ
キシヌクレオチドの混入により、標識ポリヌクレオチド
が形成される。別の酵素的合成法では、1個のプライマ
ーの代わりに2個のプライマーが使用され、1個のプラ
イマーは、この標的の+(プラス)鎖に相補的であり、
他は、この標的の−(マイナス)鎖に相補的であり、こ
のポリメラーゼは、熱安定性ポリメラーゼであり、その
反応温度は、変性温度と延長温度の間で反復され、それ
により、PCR(Mullis;Innis)によっ
て、標識成分が標的配列へと急激に合成される。
【0094】合成に引き続いて、このポリヌクレオチド
は、非常に多くの位置で標識でき、これらの位置には、
5’−末端(Eckstein; Orgel; Sm
ith);ホスホジエステル骨格(Eckstei
n);3’−末端(Nelson 1992a ; N
elson 1992b ; Nelson 199
5)が含まれる。オリゴヌクレオチド標識化操作の総説
については、(Steiner)を参照のこと。
【0095】1つの好ましい合成後化学標識化法では、
オリゴヌクレオチドは、以下のようにして標識化され
る。カルボキシ連結基を含む色素は、無水酢酸エチル中
にて、室温で3時間にわたり、およそ1当量の1,3−
ジシクロヘキシルカルボジイミドおよびおよそ3当量の
N−ヒドロキシスクシンイミドと反応させることによ
り、NHSエステルに転化される。この反応混合物は、
5% HClで洗浄され、硫酸マグネシウムで乾燥さ
れ、濾過され、そして固形物になるまで濃縮され、この
固形物は、DMSOに再懸濁される。このDMSO色素
ストックは、次いで、過剰で(10〜20倍)、pH
9.4にて、0.25 M重炭酸塩/炭酸塩緩衝液中の
アミノヘキシル誘導体化オリゴヌクレオチドに添加さ
れ、そして6時間反応される(Fung 1998)。
この色素標識したオリゴヌクレオチドは、緩衝液(例え
ば、0.1Mトリエチルアミン酢酸塩(TEAA))で
溶出するサイズ排除クロマトグラフィーカラムに通すこ
とにより、未反応色素から分離される。この粗標識オリ
ゴヌクレオチドを含有する画分は、勾配溶離液を使用す
る逆相HPLCにより、さらに精製される。
【0096】(IV.本発明の化合物および試薬を使用
する方法)本発明の色素および試薬は、蛍光検出を使用
するいずれかの方法(特に、複数の空間的に重複した分
析物の同時検出を必要とする方法)によく適合する。本
発明の色素および試薬は、生化学分離操作(例えば、電
気泳動)を受けるポリヌクレオチドの種類を同定するの
に、特によく適合し、この場合、類似の物理化学的特性
(例えば、サイズ、コンホメーション、電荷、疎水性な
ど)を有する標的物質のバンドまたはスポットが、線状
または平面状の配列において存在する。本明細書中で使
用する用語「バンド」は、類似のまたは同一の物理化学
的な特性を基準にして、いずれかの空間的な配置または
集塊を含む。通常、バンドは、色素−ポリヌクレオチド
複合体の電気泳動による分離において、生じる。
【0097】ポリヌクレオチドの分類は、種々の状況に
おいて生じ得る。「フラグメント解析」法または「遺伝
解析」法と称する好ましいカテゴリーの方法では、標識
プライマーまたはヌクレオチドを用いたテンプレート定
方向酵素的合成(例えば、結合またはポリメラーゼ定方
向プライマー伸長による)により、標識ポリヌクレオチ
ド断片が生じる。これらの断片は、サイズ依存性分離プ
ロセス(例えば、電気泳動またはクロマトグラフィー)
に供される。分離した断片は、この分離に引き続いて、
例えば、レーザー誘発した蛍光により、検出される。特
に好ましい実施態様では、複数の種類のポリヌクレオチ
ドが同時に分離され、異なる種類のものは、分光学的に
分析可能な標識により、識別される。
【0098】このようなフラグメント解析の1方法は、
増幅断片長多型検出(AmpFLP)として知られてい
るが、PCRにより増幅した増幅断片長の多型現象(す
なわち、制限断片長の多型現象)に基づいている(Vo
s)。種々のサイズのこれらの増幅断片は、系統による
次の突然変異遺伝子のための連鎖マーカーとして役立
つ。増幅断片が、染色体上の突然変異遺伝子に近づくほ
ど、この結合の相関が高くなる。多く遺伝的疾患に対す
る遺伝子は、同定されていないので、これらの結合マー
カーは、疾患のリスクまたは起源を評価するのに役立
つ。このAmpFLP方法では、このポリヌクレオチド
は、標識ポリヌクレオチドPCRプライマーを用いるこ
とにより、またはPCR中の標識ヌクレオチド三リン酸
を使用することにより、標識できる。
【0099】他の代表的なフラグメント解析法は、可変
数のタンデム繰り返し、すなわち、VNTRを基準にし
ている(Webber;Caskey)。VNTRは、
特定の配列の隣接した複数コピーを含有する二本鎖DN
Aの領域であり、繰り返し単位の数は、可変である。V
NTR遺伝子座の例には、pYNZ22、pMCT11
8およびApo Bがある。VNTR法のサブセットに
は、微小サテライト繰り返しまたは短タンデム繰り返し
(STR)、すなわち、短い(2個〜4個の塩基)繰り
返し配列により特徴付けられるDNAのタンデム繰り返
しの検出を基準にしている。ヒトにて最も豊富に点在し
た繰り返しDNAファミリーの1つには、(dC−d
A)n−(dG−dT)nジヌクレオチド繰り返しファ
ミリー(これはまた、(CA)nジヌクレオチド繰り返
しファミリーとも呼ばれる)である。ヒトのゲノムに
は、50,000個〜100,000個程度の(CA)
n繰り返し領域があると考えられ、典型的には、1ブロ
ックあたり、15個〜30個の繰り返しを有する。これ
らの繰り返し領域の多くは、長さが多様であり、従っ
て、有用な遺伝子マーカーとして供され得る。好ましく
は、VNTR法またはSTR法では、色素標識PCRプ
ライマーを用いることにより、ポリヌクレオチド断片に
標識が導入される。
【0100】特に好ましいフラグメント解析法では、本
発明に従って同定された種類のものは、4個の可能な末
端塩基と分光学的に分析可能な色素のセットのメンバー
との間で、対応が確立されるように、末端ヌクレオチド
によって規定される(Fung 1989)。このよう
なセットは、市販の分光光度計を用いて、発光および吸
収バンド幅を測定することにより、本発明の色素から容
易に組み立てられる。さらに好ましくは、DNA配列決
定の化学的方法または鎖停止法の状況にて、階級が生
じ、最も好ましくは、この鎖停止法、すなわち、ジデオ
キシDNA配列決定すなわちサンガー配列決定の状況に
おいて、階級が生じる。この方法は、配列が決定される
べき一本鎖または二本鎖DNAテンプレートを用いた、
インビボでのDNAポリメラーゼによるDNA合成を包
含する。合成は、このテンプレートにオリゴヌクレオチ
ドプライマーがアニールする1個の部位だけで、開始さ
れる。この合成反応は、連続DNA伸長を支持しないヌ
クレオチド類似物の含入により、停止される。この鎖停
止ヌクレオチド類似物には、2’,3’−ジデオキシヌ
クレオシド5’−三リン酸(ddNTP)があり、これ
は、3’から5’へのDNA鎖の伸長に必要な3’−O
H基がない。適切な割合のdNTP(2’−デオキシヌ
クレオシド5’−三リン酸)および4個のddNTPの
1個を使用すると、酵素触媒した重合は、このddNT
Pが含入できる各部位で、鎖集団の断片において、停止
される。各反応に対して、標識プライマーまたは標識d
dNTPを使用するなら、この配列情報は、高分解能電
気泳動による分離後、蛍光により検出できる。
【0101】上記の各々のフラグメント解析法におい
て、標識ポリヌクレオチドは、好ましくは、電気泳動操
作により、分離される(RickwoodおよびHam
es;Osterman)。好ましくは、電気泳動マト
リックスのタイプは、約2〜20重量%の間の濃度(重
量対容量)を有する架橋または非架橋ポリアクリルアミ
ドである。さらに好ましくは、このポリアクリルアミド
濃度は、約4〜8%の間である。好ましくは、DNA配
列決定の状況では、特に、この電気泳動マトリックス
は、鎖分離または変性剤(例えば、尿素、ホルムアミド
など)を含有する。このようなマトリックスを構築する
詳細な手順は、(Maniatis 1980;Man
iatis 1975;ABI PRISMTM 37
7 DNASequencer User’s Man
ual)に与えられる。特定の分離において使用される
最適なポリマー濃度、pH、温度、変性剤の濃度など
は、多くの要因に依存し、これらには、分離されるべき
核酸のサイズ範囲、それらの塩基組成、それらが一本鎖
か二本鎖か、およびその情報が電気泳動により追究され
る分類の性質が含まれる。従って、本発明の適用には、
特定の分離のための条件を最適化するためには標準予備
試験が要求され得る。
【0102】電気泳動分離に引き続いて、色素−ポリヌ
クレオチド複合体は、この色素標識ポリヌクレオチドか
らの蛍光発光を測定することにより検出される。このよ
うな検出を行うために、この標識ポリヌクレオチドは、
標準的な手段、例えば、高強度水銀蒸気ランプ、レーザ
ーなどにより照射される。好ましくは、この照射手段
は、488 nmと550 nmの間の波長の照射ビー
ムを有するレーザーである。さらに好ましくは、この色
素−ポリヌクレオチドは、アルゴンイオンレーザー(特
に、488 nmおよび514 nmの発光系列のアル
ゴンイオンレーザー)、または532 nmの発光系列
のネオジム固相YAGレーザーにより発生したレーザー
光によって、照射される。いくつかのアルゴンイオンレ
ーザーが市販されており、これらは、これらの系列で、
同時にレーザーとして使える(例えば、Cyonic
s、Ltd.(Sunnyvale、Calif.)の
Model 2001など)。次いで、光感受性検出器
(例えば、光電子増倍管、荷電結合素子など)により、
その蛍光が検出される。
【0103】(IV.実施例)本発明は、以下の実施例
を考慮することにより、さらに明確となるが、これらの
実施例は、単に、本発明の例示であることを意図し、い
ずれの点でも、本発明の範囲を限定しない。
【0104】他に指示がなければ、全ての試薬は、Al
drich Chemical Co. (Milwa
ukee、WI)から購入した。3,6−ジクロロトリ
メリト酸無水物を(Khanna)に記載のように調製
した。
【0105】(実施例1) DR110(式II)の調製
【0106】
【化32】 3−アミノフェノール(0.25g、2.3mmo
l)、3,6−ジクロロトリメリト酸無水物(0.33
g、1.3mmol)および硫酸(1mL)の混合物を
配合して、そして12時間190℃まで加熱した。水
(10mL)を反応液に加え、そして、得られた黒固形
物は濾過により分離した。次いで、固形物を、アセトニ
トリル(10mL)で抽出した。得られたオレンジ色の
溶液は乾燥状態に濃縮し、そして、残基は炭酸塩/重炭
酸塩緩衝液(250mM、pH 9、10mL)に溶解
した。溶液を、濃HClで酸性化し、赤い沈澱物を遠心
分離によって集め、そして減圧遠心分離器において乾燥
した。赤い固形物を、得た(32mg、5%収率)。D
R110生成物の溶液の吸光度極大は、40%アセトニ
トリル/トリエチルアンモニウムアセテート緩衝液中
で、516nmであった。
【0107】(実施例2) DTMR(式IV)の調製
【0108】
【化33】 3−ジメチルアミノフェノール(3.6mmol、0.
5g)(3,6−ジクロロメリト酸無水物(500m
g、1.9mmol)、およびポリリン酸(PPA)
(5g)の混合物を配合し、12時間180℃まで加熱
した。水(20mL)を赤褐色の反応物に加え、混合物
を濾過して、そして5% HClで洗浄した。暗い固形
物を、得た(79mg、0.15mmol、8%収
率)。DTMR生成物の溶液の吸光度極大は、40%ア
セトニトリル/トリエチルアンモニウムアセテート緩衝
液中で、570nmであった。
【0109】(実施例3) DROX(式V)の調製
【0110】
【化34】 8−ヒドロキシユロリジン(140mg、0.73mm
ol)、3,6−ジクロロトリメリト酸無水物(0.3
8mmol、lOOmg)およびポリリン酸(1g)の
混合物を配合して、そして16時間180℃まで加熱し
た。水(10mL)を添加し、そして溶液を濾過した。
固形物を水性HCIで洗浄し、そして乾燥させて87m
gの紫の固形物(0.14mmol、37%)を得た。 実施例4 DR6G(式III)の調製
【0111】
【化35】 3−アミノメチル−p−クレゾール(0.66mmo
l、100mg)、3,6−ジクロロトリメリト酸無水
物(0.38mmol、100mg)およびポリリン酸
(0.5g)の混合物を配合して、12時間、180℃
まで加熱した。水(10mL)を赤褐色の反応物に添加
し、そして混合物を濾過した。固形物を、1M炭酸塩/
重炭酸塩緩衝液(pH 9、25mL)に入れ、そして
濾過した。濾液を、濃HClで酸性化し、そして固形物
を遠心分離によって収集し、そして乾燥させた。固形物
はアセトニトリル(10mL)で抽出し、そして抽出物
を粘着性の固形物に濃縮した。固形物を、ジメチルホル
ムアミド(0.6mL)に溶解した。収率を、アリコー
トを40%アセトニトリル/トリエチルアンモニウムア
セテート緩衝液に希釈すること、およびUV/可視光分
光光度計で吸光度を測定することにより推定した。5
0,000cm−1−1の吸光係数を使用して、吸光
極大は540nmであり、そして収率は9%であること
が見い出された。
【0112】(実施例5) DR6GのNHSエステルの調製
【0113】
【化36】 ジメチルホルムアミド中のDR6G(0.1mL中に6
μmol)の溶液を、N−ヒドロキシスクシンイミド
(22mg、0.2mmol)および1−(3−ジメチ
ルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩
(12mg、0.06mmol)と混合した。反応の進
行を、ジクロロメタン、メタノールおよび酢酸(60
0:60:16)の混合物を溶離液として使用して、シ
リカゲル上の薄層クロマトグラフィによって、モニター
した。出発物質が消費された後、反応物をジクロロメタ
ン(10mL)で希釈して、5%HCI(10mL)で
洗浄した。両方の相に不溶であった物質を捨てた。有機
相を、250mM炭酸塩/重炭酸塩(10mL)および
5% HCI(10mL)で連続的に洗浄した。溶液を
乾燥し(MgS0)、そして暗色の油に濃縮した。残
留物を、ジメチルホルムアミド(0.2mL)中に入れ
て、そして−20℃で保存した。
【0114】−20℃での3日間の後、金色の反射する
結晶がジメチルホルムアミド溶液中で形成した。上清を
デカントし、そして捨てた。残留物を、メチルスルホキ
シド(0.1mL)中に、溶解した。アリコートを、4
0%アセトニトリル/トリエチルアンモニウムアセテー
ト緩衝液に希釈した。50.000 cm−1−1
吸光係数を使用して、吸光度極大が548nmであり、
そして収率が7%であることが見い出された。
【0115】(実施例6) DR6G標識したジデオキシアデノシン三リン酸の調製
【0116】
【化37】 ddATP−NH(5μL、20mM、0.1μmo
l)(Hobbs 1989、1992)、DR6G−
NHS(0.15μmol)および250mM炭酸塩/
重炭酸塩緩衝液、pH9(5μL)の溶液を混合した。
室温での10分間の後、溶液を陰イオン交換カラムを有
するHPLCに供し、そして40%アセトニトリル/6
0% 0.1Mトリエチルアンモニウム重炭酸塩から4
0%アセトニトリル/60% 1.5Mトリエチルアン
モニウム重炭酸塩への勾配で溶出し遊離色素を除去し
た。色素標識ヌクレオチドおよび標識されていないヌク
レオチドを含有する画分を減圧遠心分離器で濃縮し、そ
して逆相カラムを使用して第2のHPLCに供した。標
識されていないヌクレオチドおよび色素標識ヌクレオチ
ドの各色素異性体を15%アセトニトリル/85%
0.1Mトリエチルアンモニウムアセテートから35%
アセトニトリル/65% 0.1Mトリエチルアンモニ
ウムアセテートへの溶出勾配を使用して分離した。色素
標識ヌクレオチドの含有溶液を、減圧遠心分離器で濃縮
し、そして10mM炭酸塩/重炭酸塩緩衝液(pH
9)に再溶解し、そしてUV/可視光分光光度計におい
て溶液の吸光度を測定することによって、定量した。収
率は、およそ1%であった。
【0117】(実施例7) 色素標識オリゴヌクレオチドの調製 5’−アミノヘキシル官能化オリゴヌクレオチドの色素
標識オリゴヌクレオチドの溶液、(10μL、1mM)
およびDR6G−NHS(lOμL、メチルスルホキシ
ド12mM中)および炭酸塩/重炭酸塩緩衝液(2μ
L、1M)を混合した。アミノヘキシル誘導体化プライ
マーを、合成の最終サイクルにおいてAminolin
k−2を使用して自動化固相DNA合成(PE App
liedBiosystems p/n 40080
8)により調製した。室温での10分間の後、溶液をS
ephadex G−25上のゲル濾過に供し遊離色素
を分離した。色素標識オリゴヌクレオチドおよび標識さ
れていないオリゴヌクレオチドを含有する画分を収集
し、そして逆相カラム上のHPLC精製に供した。標識
されていないオリゴヌクレオチドおよび色素標識したオ
リゴヌクレオチドの各色素アイソマーを、10%アセト
ニトリル/85% 0.1Mトリエチルアンモニウムア
セテートから30%アセトニトリル/65% 0.1M
トリエチルアンモニウムアセテートへの溶出勾配を使用
して分離した。色素標識オリゴヌクレオチド含有溶液
を、減圧遠心機で濃縮し、そして10mM Tris、
1mM EDTA、pH7.0(TE)含有緩衝液に再
溶解した。
【0118】(実施例8) 本発明の4,7−ジクロロローダミンジデオキシヌクレ
オチドターミネーターを利用した単色配列決定反応 色素ターミネーター反応を、 ABI PRISMTM
Dye Terminator Cycle Seq
uencing Core Kit Manual(P
E Applied Biosystems p/n
402116)の基本プロトコルに従って、Ampli
Taq(登録商標)DNAポリメラーゼ、FSで行っ
た。(FS酵素は、二つの点変異(G46DおよびF6
67Y)を有する組換えthermus aquati
cus DNAポリメラーゼである)。dNTP混合物
および色素ターミネーター以外の全ての試薬は、ABI
PRISMTM Dye Terminator C
ycle Sequencing Core Kit
(PE Applied Biosystems p/
n 402117)由来であった。反応成分のプレミッ
クスは、以下のように調製した。容積は、毎反応(pe
r reaction)ベースである: 5×緩衝液 4μL dNTP混合物 1μL テンプレート:pGEM(登録商標)−3Zf(+)、0.2μg/μL 5μL プライマー:−21 M13(正方向)、0.8pmol/μL 2μL AmpliTaq DNA ポリメラーゼ、FS 0.5μL 水 2.5μL 。
【0119】反応物を、Perkin−Elmer 4
80 DNA Thermal Cycler(PE
Applied Biosystems p/n N8
01−lOO)用の0.5mlチューブに準備した。全
反応容積は、15μLの上記の反応プレミックス、適切
な量の色素標識ターミネーター、および水を含む20μ
Lであった。単色色素ターミネーター反応を、Aおよび
Gターミネーターについては1pモルの色素ターミネー
ター、あるいはCおよびTターミネーターについては1
5pモルで準備した。少数の場合において、CまたはT
についての色素ターミネーターは濃度が低すぎたため、
5μLが15pモル未満の色素ターミネーターを生じ
た。これらの場合には、5μLの色素ターミネーターを
使用して、水は反応物に添加しなかった。30μLのミ
ネラルオイルを各反応物の容量の上部に添加し、熱サイ
クルの間の蒸発を低減させた。
【0120】反応は、以下のように熱サイクルさせた: 96℃ 30秒 50℃ 15秒 60℃ 4分 を25サイクル 続いてサイクルを4℃に保った。
【0121】全ての反応物をCentri−Sepスピ
ンカラム(Princeton Separatio
n, Adelphia, NJ, p/n CS−9
01)上でスピンカラム精製により精製した。カラム中
のゲル材料を0.8mlの脱イオン水で室温で少なくと
も30分間水和させた。カラムを水和し、そしてゲル材
料中に泡が混入されていないことが明らかになった後、
上側のキャップ次いで下側のキャップを除去した。カラ
ムを重力により排水させた。次いで、カラムをCent
i−Sepキットに提供される洗浄チューブ中に挿入
し、そして可変速度微小遠心分離器(Eppendor
f Model 5415)中で1300×gで2分間
遠心分離した。カラムを洗浄チューブから取り出し、そ
してサンプル回収チューブへ挿入した。反応混合物を油
の下からガラスピペットを使用して慎重に取り出し、そ
してCentri−Sepカラムの上に充填した。カラ
ムを可変速度微小遠心分離器(Eppendorf M
odel 5415)中で1300×gで2分間遠心分
離した。サンプルを減圧遠心分離器中で乾燥させた。
【0122】乾燥させたサンプルを25μLのTemp
late SuppressionReagent(P
E Applied Biosystems p/n
401674)に再懸濁し、ボルテックスし、95℃で
2分間加熱し、氷上で冷却し、再度ボルテックスし、そ
して遠心分離(13,000×g)した。10μLの精
製サンプルを、PE ABI PRISMTM 310
GeneticAnalyzer (PE Appl
ied Biosystems p/n310−00−
100/120)での使用に適したサンプルバイアル
(PE Applied Biosystems p/
n 401957)にアリコートした。Model 3
10上での電気泳動には、50cmの検出器に対する長
さを有する、長さ61cm、50μmID非被膜融合シ
リカキャピラリー(PE Applied Biosy
stems p/n 402840)を使用した。キャ
ピラリーを直線状のジメチルポリアクリルアミド(DM
A)篩ポリマー(Madabhushi)、緩衝液、お
よび核酸変性剤(PE Applied Biosys
tems p/n 402837)を含有する溶液で満
たした。サンプルを、2.5kVで30秒間、電気運動
的に注入した。電気泳動をキャピラリー温度を42℃に
維持しながら12.2kVで2時間実施した。
【0123】図3A〜3Hは、本発明のいくつかの異な
るジデオキシターミネーターを使用した単色C停止反応
の電気泳動図を示す。標識を、C末端ジデオキシヌクレ
オチドターミネーターに付着した。pGEM−3Zf
(+)の塩基12〜82を各電気泳動図に示す。各電気
泳動図において使用した特定の色素標識を、以下の表に
示す:
【0124】
【表3】 (「1」および「2」という名称は、使用する特定の色
素アイソマーを示す。1アイソマーおよび2アイソマー
は、C−8カラムおよび15%アセトニトリル/85%
0.1Mトリエチルアンモニウムアセテートから35
%アセトニトリル/65% 0.1M トリエチルアン
モニウムアセテートへの溶出勾配を利用する逆相分離系
における遊離色素の溶出順序によって規定する。) 図4A〜4Gは、本発明のいくつかの異なるジデオキシ
ターミネーターを使用する単色T停止反応の電気泳動図
を示す。標識を、T末端ジデオキシヌクレオチドターミ
ネーターに付着した。pGEM−3Zf(+)の塩基7
〜84を各電気泳動図に示す。各電気泳動図において使
用した特定の標識を、以下の表に示す:
【0125】
【表4】 図5A〜5Iは、本発明のいくつかの異なるジデオキシ
ターミネーターを使用する単色A停止反応の電気泳動図
を示す。標識を、A末端ジデオキシヌクレオチドターミ
ネーターに付着した。PGEM−3Zf(+)の塩基9
4〜167を各電気泳動図に示す。各電気泳動図におい
て使用した特定の標識を、以下の表に示す:
【0126】
【表5】 図6A〜6Hは、本発明のいくつかの異なるジデオキシ
ターミネーターを使用した単色G停止反応の電気泳動図
を示す。標識を、G末端ジデオキシヌクレオチドターミ
ネーターに付着した。PGEM−3Zf(+)の塩基1
85〜252を各電気泳動図に示す。各電気泳動図にお
いて使用した特定の標識を、以下の表に示す:
【0127】
【表6】 以上のデータは、本発明の色素標識したジデオキシター
ミネーターが、蛍光に基づくサンガー型のDNA配列決
定における使用に適していることを示す。
【0128】(実施例9) 本発明の4,7ジクロロローダミンジデオキシヌクレオ
チドターミネーターを利用する4色配列決定反応 4色のDNA配列決定反応液を調製し、そして実質的に
実施例8に記載のように分析した。
【0129】図2Aは、4色の配列決定反応の電気泳動
図を示す。ここでは、4つのジデオキシヌクレオチドタ
ーミネーターを以下のように標識した:ddGはDR1
10色素で、ddAはDR6G−2色素で、ddCはD
TMR−1色素で、およびddTはDROX−1色素
で。図は、PGEM(登録商標)テンプレートの塩基1
96〜238を示す。
【0130】(実施例10) 本発明の4,7ジクロロローダミンオリゴヌクレオチド
プライマーを利用する4色配列決定反応 色素プライマー反応を、ABI PRISMTMDye
Primer Cycle Sequencing
Core Kit Manual(PE Applie
d Biosystems, p/n 402114)
に総括的に記載されるようにAmpliTaq(登録商
標)DNAポリメラーゼ、FSを使用して実施した。プ
ライマーおよびテンプレート以外の全ての試薬は、AB
I PRISMTMDye Primer Cycle
Sequencing Core Kit(PE A
pplied Biosystems, p/n 40
2125)由来であった。色素標識した−21 M13
プライマーを、0.4pモル/μLの濃度で溶解した。
プライマーを以下のように標識した:C反応はDR11
0で、A反応はDR6Gで、G反応はDTMRで、およ
びT反応はDROXで。反応成分のプレミックスを以下
のように4つの各塩基反応用に調製した:
【0131】
【表7】 M13mp18配列決定テンプレートを、0.05μg
/μLの濃度で溶解した。
【0132】配列決定反応を、以下のように、0.2m
lの薄壁Gene Amp9600DNAサーマルサイ
クラーチューブ(PE Applied Biosys
tems, p/n N801−0540)中に準備し
た。
【0133】
【表8】 反応は、以下の温度プロフィールを使用してサイクルさ
せた: 96℃ 10秒; 55℃ 5秒 70℃ 1分間 を15サイクル 続いて、 96℃ 10秒 70℃ 1分間 を15サイクル に続いて4℃での保持サイクル。
【0134】4つの反応液を80μLの95%エタノー
ル中で混合し、氷上で10分間放置し、そして微小遠心
分離器中で最高速で15分間遠心分離した。エタノール
上清を除去し、そしてペレットを減圧遠心分離器中で乾
燥させた。
【0135】ペレットを6μL充填緩衝液中に再懸濁
し、そしてABI PRISMTMMoel 377
DNA Sequencer(PE Applied
Biosystems p/n 377−01−200
/208)上で、標準フィルターセットAまたは長波長
セッティングを有する改変フィルターセットのいずれか
使用して、分析した。図2Bは、塩基50〜塩基93ま
での得られたデータのサンプリングを示す。
【0136】(実施例11) 伝統的なローダミンおよび本発明の4,7,−ジクロロ
ローダミンの蛍光発光スペクトルの比較 伝統的なローダミンで標識したオリゴヌクレオチドにつ
いての発光スペクトルを本発明の4,7,−ジクロロロ
ーダミンで標識したオリゴヌクレオチドについての蛍光
発光スペクトルと比較した。各標識オリゴヌクレオチド
の濃度は、TE緩衝液中で0.4μMであった。ローダ
ミン色素の励起は、488nmであり、そして4,7−
ジクロロローダミン色素の励起は500nmであった。
スペクトルを、発光極大に対して標準化した。測定は、
Perkin−Elmer LS−50機器を使用して
行った。
【0137】図7Aは、4つの公知のローダミン色素5
−R110、5−R6G、6−TMR、および6−RO
X(Bergot)の発光スペクトルを示す。図7B
は、本発明の4つの好ましい4,7−ジクロロローダミ
ン色素、DR110、DR6G−2、DTMR−2、お
よびDROX−2の発光スペクトルを示す。4,7−ジ
クロロローダミン色素についてのこの減少した発光スペ
クトル幅は、多数の空間的に重複する種が検出されるべ
きである場合に要求される多成分分析技術を実施するた
めの能力の増加をもたらす。
【0138】全ての刊行物および特許出願は、本明細書
中で、各個々の刊行物または特許出願が、特異的かつ別
々に参照として援用されるように示されているのと同程
度に参考として援用される。
【0139】以上に少しの実施態様のみが詳細に記載さ
れているが、有機化学の当業者は、多くの改変が本発明
の開示から逸脱することなく、好ましい実施態様におい
て可能であることを明白に理解する。全てのこのような
改変は、以下の請求の範囲内に包含されることが意図さ
れる。
【0140】
【発明の効果】本発明は、分子プローブとして有用な
4,7−ジクロロローダミン色素のクラスであって、現
在利用可能なローダミン色素より実質的に狭い発光スペ
クトル領域を有するローダミン色素のクラス、および現
存のローダミン色素に比べて赤色側に約15nmまでシ
フトした吸収スペクトルを有するローダミン色素のクラ
スを提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aおよび1Bは、本発明の数種の好ましい
実施態様の色素化合物の構造を示す。
【図2】図2Aおよび2Bは、本発明の色素標識化ジデ
オキシターミネーター(2A)および色素標識プライマ
ー(2B)を用いた4色配列決定反応の電気泳動図を示
す。
【図3A】図3A〜3Dは、本発明の数種の異なるジデ
オキシターミネーターを用いた単色C終結反応の電気泳
動図を示す。
【図3B】図3E〜3Hは、本発明の数種の異なるジデ
オキシターミネーターを用いた単色C終結反応の電気泳
動図を示す。
【図4A】図4A〜4Dは、本発明の数種の異なるジデ
オキシターミネーターを用いた単色T終結反応の電気泳
動図を示す。
【図4B】図4E〜4Gは、本発明の数種の異なるジデ
オキシターミネーターを用いた単色T終結反応の電気泳
動図を示す。
【図5A】図5A〜5Eは、本発明の数種の異なるジデ
オキシターミネーターを用いた単色A終結反応の電気泳
動図を示す。
【図5B】図5F〜5Iは、本発明の数種の異なるジデ
オキシターミネーターを用いた単色A終結反応の電気泳
動図を示す。
【図6A】図6A〜6Dは、本発明の数種の異なるジデ
オキシターミネーターを用いた単色G終結反応の電気泳
動図を示す。
【図6B】図6E〜6Hは、本発明の数種の異なるジデ
オキシターミネーターを用いた単色G終結反応の電気泳
動図を示す。
【図7A】図7Aおよび図7Bは、存在するローダミン
化合物で標識されたオリゴヌクレオチド(7A)と、本
発明の数種の好ましい4,7−ジクロロローダミンオリ
ゴヌクレオチド化合物(7B)との蛍光発光スペクトル
を比較したものである。
【図7B】図7Aおよび図7Bは、存在するローダミン
化合物で標識されたオリゴヌクレオチド(7A)と、本
発明の数種の好ましい4,7−ジクロロローダミンオリ
ゴヌクレオチド化合物(7B)との蛍光発光スペクトル
を比較したものである。
【図8A】図8Aは、本発明の色素化合物の調製のため
の好ましい合成を示す。
【図8B】図8Bは、本発明の色素化合物の調製のため
の好ましい合成を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12N 15/09 C12Q 1/68 A 4C063 C12Q 1/68 C07D 311/80 ZNA 4H050 // C07D 311/80 ZNA 405/12 4H056 405/12 C07F 9/6561 Z C07F 9/6561 C12N 15/00 A (72)発明者 スコット シー. ベンソン アメリカ合衆国 カリフォルニア 94611, オークランド, ファラロン ウェイ 6490 (72)発明者 バーネット ビー. ローゼンブルム アメリカ合衆国 カリフォルニア 95118, サン ノゼ, エステル アベニュー 1521 (72)発明者 サンドラ エル. スパンゲオン アメリカ合衆国 カリフォルニア 94403, サン マテオ, ロス プラドス スト リート 3361 Fターム(参考) 4B024 AA11 AA20 CA09 HA13 4B063 QA13 QQ41 QR08 QR31 QR42 QR62 QR66 QS16 QS36 QX02 4C050 AA01 BB07 CC07 DD02 EE02 FF01 GG01 HH01 4C057 BB02 CC01 DD01 MM05 4C062 HH21 4C063 AA01 BB08 CC79 DD03 EE10 4H050 AA01 AB92 AB99 4H056 BA02 BB05 BB14 BC02 BD01 BD05 BF07 BF24F BF34 BF35 FA08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の式を有する標識化ヌクレオチドで
    あって: 【化1】 ここで:Dは、以下の式を有する色素化合物であり: 【化2】 (ここで:R〜Rは、別個に水素、フッ素、塩素、
    低級アルキル、低級アルケン、低級アルキン、スルホネ
    ート、スルホン、アミノ、アミド、ニトリル、低級アル
    コキシ、連結基およびそれらの組合せからなる群から選
    択されるか、または一緒になった場合のRおよびR
    がベンゾであるか、もしくは一緒になった場合のR
    よびRがベンゾであり;Y〜Yは、別個に水素お
    よび低級アルキルからなる群から選択されるか、また
    は、一緒になった場合のYおよびRがプロパノであ
    りかつYおよびR がプロパノであるか、もしくは一
    緒になった場合のYおよびRがプロパノでありかつ
    およびRがプロパノであり;そしてX〜X
    は、別個に水素、塩素、フッ素、低級アルキル、カル
    ボキシレート、スルホン酸、−CHOH、および連結
    基からなる群から選択される);Bは、7−デアザプリ
    ン、プリン、またはピリミジンヌクレオチド塩基であ
    り;WおよびWは別個に、HおよびOHからなる群
    から選択され;WはOH、−PO、−P、−
    10、およびそのアナログからなる群から選択さ
    れ;ここで、Bがプリンまたは7−デアザプリンである
    場合、糖部分はプリンまたはデアザプリンのN−位に
    結合しており、そしてBがピリミジンである場合、糖部
    分はピリミジンのN−位に結合しており;ここで、B
    とDとを連結する連結は、R〜RまたはX〜X
    のうちの1つの位置でDに結合し;そしてここで、Bが
    プリンである場合、該連結はプリンの8−位に結合し、
    Bが7−デアザプリンである場合、該連結は7−デアザ
    プリンの7−位に結合し、そしてBがピリミジンである
    場合、該連結はピリミジンの5−位に結合する、ヌクレ
    オチド。
  2. 【請求項2】 Bがウラシル、シトシン、デアザアデニ
    ン、およびデアザグアノシンからなる群から選択され
    る、請求項1に記載の標識化ヌクレオチド。
  3. 【請求項3】 前記連結が以下の式: 【化3】 である、請求項1に記載の標識化ヌクレオチド。
  4. 【請求項4】 WおよびWが両方ともHであり;そ
    してWが−P10である、請求項1に記載の標識
    化ヌクレオチド。
  5. 【請求項5】 WがHであり;WがOHであり;そ
    してWが−P10である、請求項1に記載の標識
    化ヌクレオチド。
  6. 【請求項6】 BとDとを連結する前記連結が、X
    たはXのうちの1つの位置でDに結合する、請求項1
    に記載の標識化ヌクレオチド。
  7. 【請求項7】 以下の式を有するヌクレオチドを含有す
    る標識化ポリヌクレオチドであって: 【化4】 ここで:Dは、以下の式を有する色素化合物であり: 【化5】 (ここで:R〜Rは、別個に水素、フッ素、塩素、
    低級アルキル、低級アルケン、低級アルキン、スルホネ
    ート、スルホン、アミノ、アミド、ニトリル、低級アル
    コキシ、連結基およびそれらの組合せからなる群から選
    択されるか、または一緒になった場合のRおよびR
    がベンゾであるか、もしくは一緒になった場合のR
    よびRがベンゾであり;Y〜Yは、別個に水素お
    よび低級アルキルからなる群から選択されるか、また
    は、一緒になった場合のYおよびRがプロパノであ
    りかつYおよびR がプロパノであるか、または一緒
    になった場合のYおよびRがプロパノでありかつY
    およびRがプロパノであり;そしてX〜Xは、
    別個に水素、塩素、フッ素、低級アルキル、カルボキシ
    レート、スルホン酸、−CHOH、および連結基から
    なる群から選択される);Bは、7−デアザプリン、プ
    リン、またはピリミジンヌクレオチド塩基であり;Z
    は、HおよびOHからなる群から選択され;ZはH、
    OH、−PO、およびNucからなる群から選択さ
    れ、ここでNucおよびヌクレオシドはホスホジエステ
    ル連結またはそのアナログによって結合され、該連結は
    Nucの5’−位に結合しており;ZはH、−PO
    またはホスフェートアナログ、およびNucからなる群
    から選択され、ここでNucおよびヌクレオシドはホス
    ホジエステル連結またはそのアナログによって結合さ
    れ、該連結はNucの3’−位に結合しており;ここ
    で、Bがプリンまたは7−デアザプリンである場合、糖
    部分はプリンまたはデアザプリンのN−位に結合して
    おり、そしてBがピリミジンである場合、糖部分はピリ
    ミジンのN−位に結合しており;ここで、BとDとを
    連結する連結は、R〜RまたはX〜Xのうちの
    1つの位置でDに結合し;そしてここで、Bがプリンで
    ある場合、該連結はプリンの8−位に結合し、Bが7−
    デアザプリンである場合、該連結は7−デアザプリンの
    7−位に結合し、そしてBがピリミジンである場合、該
    連結はピリミジンの5−位に結合する、ポリヌクレオチ
    ド。
  8. 【請求項8】 Bが、ウラシル、シトシン、デアザアデ
    ニン、およびデアザグアノシンからなる群から選択され
    る、請求項7に記載の標識化ポリヌクレオチド。
  9. 【請求項9】 前記連結が以下の式: 【化6】 である、請求項7に記載の標識化ポリヌクレオチド。
  10. 【請求項10】以下の工程を包含するポリヌクレオチド
    配列決定の方法であって:第1、第2、第3、および第
    4のクラスのポリヌクレオチドの混合物を形成する工程
    であって、その結果:該第1のクラスの各ポリヌクレオ
    チドは3’−末端ジデオキシアデノシンを含み、そして
    第1の色素で標識され;該第2のクラスの各ポリヌクレ
    オチドは3’−末端ジデオキシシチジンを含み、そして
    第2の色素で標識され;該第3のクラスの各ポリヌクレ
    オチドは3’−末端ジデオキシグアノシンを含み、そし
    て第3の色素で標識され;該第4のクラスの各ポリヌク
    レオチドは3’−末端ジデオキシチミジンを含み、そし
    て第4の色素で標識され;ここで、該第1、第2、第
    3、または第4の色素のうちの1つは、4,7−ジクロ
    ロローダミン色素であり;全ての色素が互いからスペク
    トル分離可能である、工程;該ポリヌクレオチドを電気
    泳動で分離し、それにより類似のサイズのポリヌクレオ
    チドのバンドを形成する工程;該色素を蛍光放射させ得
    る照射ビームで該バンドを照射する工程;および該色素
    の蛍光スペクトルにより該バンド中のポリヌクレオチド
    のクラスを同定する工程、を包含し、 ここで、該4,7−ジクロロローダミン色素は、以下の
    式: 【化7】 (ここで:R〜Rは、別個に水素、フッ素、塩素、
    低級アルキル、低級アルケン、低級アルキン、スルホネ
    ート、スルホン、アミノ、アミド、ニトリル、低級アル
    コキシ、連結基およびそれらの組合せからなる群から選
    択されるか、または一緒になった場合のRおよびR
    がベンゾであるか、もしくは一緒になった場合のR
    よびRがベンゾであり;Y〜Yは、別個に水素お
    よび低級アルキルからなる群から選択されるか、または
    一緒になった場合のYおよびRがプロパノでありか
    つYおよびRがプロパノであるか、もしくは一緒に
    なった場合のYおよびRがプロパノでありかつY
    およびRがプロパノであり;そしてX〜Xは、別
    個に水素、塩素、フッ素、低級アルキル、カルボキシレ
    ート、スルホン酸、−CHOH、および連結基からな
    る群から選択される)を有する、方法。
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