JP2003221360A - 2−フルオロ−2−メチルプロピオン酸類の製造方法 - Google Patents
2−フルオロ−2−メチルプロピオン酸類の製造方法Info
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- JP2003221360A JP2003221360A JP2002020989A JP2002020989A JP2003221360A JP 2003221360 A JP2003221360 A JP 2003221360A JP 2002020989 A JP2002020989 A JP 2002020989A JP 2002020989 A JP2002020989 A JP 2002020989A JP 2003221360 A JP2003221360 A JP 2003221360A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】フッ素化剤、または触媒としてのF源の回収再
使用が可能であり、穏和な条件下で高収率に2−フルオ
ロ−2−メチルプロピオン酸類を製造する方法を提供す
る事。 【解決手段】構造式(1)で表される化合物とHFを反
応させることを特徴とする2−フルオロ−2−メチルプ
ロピオン酸類の製造方法。 【化1】 (但し、置換基Rは、水素原子、置換基を有する事のあ
るアルキル基またはアリール基であり、Xは、メチルス
ルホニル基、トリフルオロメチルスルホニル基、または
トリフルオロアセチル基である。)
使用が可能であり、穏和な条件下で高収率に2−フルオ
ロ−2−メチルプロピオン酸類を製造する方法を提供す
る事。 【解決手段】構造式(1)で表される化合物とHFを反
応させることを特徴とする2−フルオロ−2−メチルプ
ロピオン酸類の製造方法。 【化1】 (但し、置換基Rは、水素原子、置換基を有する事のあ
るアルキル基またはアリール基であり、Xは、メチルス
ルホニル基、トリフルオロメチルスルホニル基、または
トリフルオロアセチル基である。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2−フルオロ−2
−メチルプロピオン酸類の製造方法に関する。該化合物
は、トリアジン系除草剤等の有用な中間体である。
−メチルプロピオン酸類の製造方法に関する。該化合物
は、トリアジン系除草剤等の有用な中間体である。
【0002】
【従来の技術】2−フルオロ−2−メチルプロピオン酸
類、即ち2−フルオロイソ酪酸類は、例えばイソ酪酸メ
チルを出発原料に用いてF2によるフッ素化、或いは2
−ブロモイソ酪酸エステル類とフッ化銀とのハロゲン交
換反応で製造できる事が知られている。特開平5−85
957号公報には、2−ヒドロキシイソ酪酸エステルに
クロロ硫酸とHFを用いる2−フルオロイソ酪酸エステ
ル類の製造法が開示されている。その他にも2−ハロゲ
ン化イソ酪酸を金属フッ化物と反応させる方法(特開平
5−301844号)、メタクリル酸エステルとHF源を
ルイス酸触媒と共に用いて付加反応を行う方法(特開平
5−43515号)、無水硫酸存在下にHFと反応させ
る方法(特開平8−127555号)、2−ヒドロキシ
イソ酪酸のスルホン酸エステルにフッ化カリウムを反応
させる方法(特開平9−12508号)、或いはWO94
/24086に開示されている2−ヒドロキシイソ酪酸
とHF源を塩化チオニルと共に用いて反応させる方法等が
ある。上記方法の問題点として、例えば特開平5−85
957号公報に記載の方法ではF導入の為にHF源として
フッ化水素とピリジン、またはフッ化水素とフルオロ硫
酸、クロロ硫酸を併用している。目的物の収率は高い場
合で凡そ70%と記載されているが、反応系は複雑であ
りフッ素化反応に用いるF源の回収再使用は困難であ
る。特開平5−301844号公報に記載の方法は、F
源に高価な金属フッ化物を用いており、目的物の収率も
高々50%と不充分な反応成績である。特開平5−43
515号公報に記載の方法は収率が20%前後と低く、
F源や触媒の回収再使用も殆ど不可能である。他の方法
の何れを見てもF源や触媒類の回収再使用は出来ない
事、若しくは高価なKF等の反応試剤を用いる必要があ
り、目的物の収率も不充分な事等の問題を有している。
類、即ち2−フルオロイソ酪酸類は、例えばイソ酪酸メ
チルを出発原料に用いてF2によるフッ素化、或いは2
−ブロモイソ酪酸エステル類とフッ化銀とのハロゲン交
換反応で製造できる事が知られている。特開平5−85
957号公報には、2−ヒドロキシイソ酪酸エステルに
クロロ硫酸とHFを用いる2−フルオロイソ酪酸エステ
ル類の製造法が開示されている。その他にも2−ハロゲ
ン化イソ酪酸を金属フッ化物と反応させる方法(特開平
5−301844号)、メタクリル酸エステルとHF源を
ルイス酸触媒と共に用いて付加反応を行う方法(特開平
5−43515号)、無水硫酸存在下にHFと反応させ
る方法(特開平8−127555号)、2−ヒドロキシ
イソ酪酸のスルホン酸エステルにフッ化カリウムを反応
させる方法(特開平9−12508号)、或いはWO94
/24086に開示されている2−ヒドロキシイソ酪酸
とHF源を塩化チオニルと共に用いて反応させる方法等が
ある。上記方法の問題点として、例えば特開平5−85
957号公報に記載の方法ではF導入の為にHF源として
フッ化水素とピリジン、またはフッ化水素とフルオロ硫
酸、クロロ硫酸を併用している。目的物の収率は高い場
合で凡そ70%と記載されているが、反応系は複雑であ
りフッ素化反応に用いるF源の回収再使用は困難であ
る。特開平5−301844号公報に記載の方法は、F
源に高価な金属フッ化物を用いており、目的物の収率も
高々50%と不充分な反応成績である。特開平5−43
515号公報に記載の方法は収率が20%前後と低く、
F源や触媒の回収再使用も殆ど不可能である。他の方法
の何れを見てもF源や触媒類の回収再使用は出来ない
事、若しくは高価なKF等の反応試剤を用いる必要があ
り、目的物の収率も不充分な事等の問題を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、フッ
素化剤、または触媒としてのF源の回収再使用が可能で
あり、穏和な条件下で高収率に2−フルオロ−2−メチ
ルプロピオン酸類を製造する方法を提供する事にある。
素化剤、または触媒としてのF源の回収再使用が可能で
あり、穏和な条件下で高収率に2−フルオロ−2−メチ
ルプロピオン酸類を製造する方法を提供する事にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねた。その決果、HFによる
フッ素化は特定のエステルを経由すると室温付近の穏和
な条件下でも高収率で2−フルオロ−2−メチルプロピ
オン酸類を与える事、更に同時に生成する酸類は容易に
HFと分離可能であり回収して反応系へ循環する事が出
来るので優れた工業プロセスとなる事を見出し、本発明
を完成するに至った。
を解決すべく鋭意検討を重ねた。その決果、HFによる
フッ素化は特定のエステルを経由すると室温付近の穏和
な条件下でも高収率で2−フルオロ−2−メチルプロピ
オン酸類を与える事、更に同時に生成する酸類は容易に
HFと分離可能であり回収して反応系へ循環する事が出
来るので優れた工業プロセスとなる事を見出し、本発明
を完成するに至った。
【0005】即ち、本発明は、構造式(1)で表され
る化合物とHFを反応させて構造式(2)で表される2
−フルオロ−2−メチルプロピオン酸類を製造する方
法、
る化合物とHFを反応させて構造式(2)で表される2
−フルオロ−2−メチルプロピオン酸類を製造する方
法、
【0006】
【化4】
【0007】
【化5】
(但し、構造式(1)及び構造式(2)に於ける置換基
Rは、水素原子、置換基を有する事のあるアルキル基ま
たはアリール基であり、構造式(1)に於けるXは、メ
チルスルホニル基、トリフルオロメチルスルホニル基、
またはトリフルオロアセチル基である。) 構造式(3)で表される化合物と酸または酸無水物を
反応させて構造式(1)で表される化合物を製造し、次
いで該化合物をHFと反応させて構造式(2)で表され
る2−フルオロ−2−メチルプロピオン酸類を製造する
方法、並びに
Rは、水素原子、置換基を有する事のあるアルキル基ま
たはアリール基であり、構造式(1)に於けるXは、メ
チルスルホニル基、トリフルオロメチルスルホニル基、
またはトリフルオロアセチル基である。) 構造式(3)で表される化合物と酸または酸無水物を
反応させて構造式(1)で表される化合物を製造し、次
いで該化合物をHFと反応させて構造式(2)で表され
る2−フルオロ−2−メチルプロピオン酸類を製造する
方法、並びに
【0008】
【化6】
(但し、構造式(3)に於ける置換基Rは水素原子、置
換基を有する事のあるアルキル基又はアリール基を表
す。) 構造式(1)で表される化合物とHFを反応させた
後、構造式(2)で表される2−フルオロ−2−メチル
プロピオン酸類と共に副生する酸を分離回収して、その
まま又は酸無水物に変換して構造式(3)で表される2
−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸類と反応させる
2−フルオロ−2−メチルプロピオン酸類を製造する方
法に関するものである。
換基を有する事のあるアルキル基又はアリール基を表
す。) 構造式(1)で表される化合物とHFを反応させた
後、構造式(2)で表される2−フルオロ−2−メチル
プロピオン酸類と共に副生する酸を分離回収して、その
まま又は酸無水物に変換して構造式(3)で表される2
−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸類と反応させる
2−フルオロ−2−メチルプロピオン酸類を製造する方
法に関するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に於いて、HFとの反応に
用いる構造式(1)で表される化合物(以下、2−置換
−2−メチルプロピオン酸類と称する)における置換基
Xとして、クロロスルホニル、フルオロスルホニル、メ
チルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニ
ル、ブチルスルホニル、ペンチルスルホニル、ヘキシル
スルホニル、トリフルオロメチルスルホニル、ペンタフ
ルオロエチルスルホニル、ヘプタフルオロプロピルスル
ホニル、ノナフルオロブチルスルホニル、ウンデカフル
オロペンチルスルホニル、トリデカフルオロヘキシルス
ルホニル、モノクロロアセチル、トリクロロアセチル、
モノフルオロアセチル、トリフルオロアセチル、ベンゼ
ンスルホニル、p−トルエンスルホニル、p−クロロベ
ンゼンスルホニル基が挙げられる。中でも特に好ましい
のは、メチルスルホニル基、トリフルオロメチルスルホ
ニル基、及びトリフルオロアセチル基である。
用いる構造式(1)で表される化合物(以下、2−置換
−2−メチルプロピオン酸類と称する)における置換基
Xとして、クロロスルホニル、フルオロスルホニル、メ
チルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニ
ル、ブチルスルホニル、ペンチルスルホニル、ヘキシル
スルホニル、トリフルオロメチルスルホニル、ペンタフ
ルオロエチルスルホニル、ヘプタフルオロプロピルスル
ホニル、ノナフルオロブチルスルホニル、ウンデカフル
オロペンチルスルホニル、トリデカフルオロヘキシルス
ルホニル、モノクロロアセチル、トリクロロアセチル、
モノフルオロアセチル、トリフルオロアセチル、ベンゼ
ンスルホニル、p−トルエンスルホニル、p−クロロベ
ンゼンスルホニル基が挙げられる。中でも特に好ましい
のは、メチルスルホニル基、トリフルオロメチルスルホ
ニル基、及びトリフルオロアセチル基である。
【0010】2−置換−2−メチルプロピオン酸類は、
HFと容易に反応して目的物である2−フルオロ−2−メ
チルプロピオン酸類を与える。該反応は常圧、加圧、減
圧の何れにおいても実施する事が出来る。HFは、反応基
質に対して過剰に用いる事が転化率、選択率を高める上
で好ましく、通常HFを基質に対して1から100倍モル
用いる。特に好ましいのは10から40倍モルの範囲で
ある。反応は0℃から100℃の範囲で行う事が好まし
いが、必要であれば100℃から200℃の範囲、或い
は0℃以下で行っても大きな支障は無い。しかし、特に
好ましい温度範囲は20℃から60℃である。反応時間
は反応温度の影響を受けるので一概に規定出来ないが、
通常0.5から24時間の範囲で行う事が好ましい。フ
ッ素源であるHFは、単独で使用する事が回収、再使用
の点で有利であるがこれを妨げない範囲であれば酸強度
の向上や反応促進を目的として添加物を使用しても良
い。この目的に適するのは、ハメットの酸度関数H0が
−10以下の化合物、およびルイス酸類である。ハメッ
トの酸度関数H0が−10以下の化合物の具体例として
クロロスルホン酸、フルオロスルホン酸、メタンスルホ
ン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ペンタフルオロ
エタンスルホン酸、ヘプタフルオロプロパンスルホン
酸、ノナフルオロブタンスルホン酸、ウンデカフルオロ
ペンタンスルホン酸、トリデカフルオロヘキサンスルホ
ン酸、モノクロロ酢酸、モノフルオロ酢酸、トリフルオ
ロ酢酸等が挙げられる。ルイス酸としてBF3、SbF5、TaF
5等が挙げられる。これらハメットの酸度関数H0が−1
0以下の化合物、およびルイス酸類は各々単独でも、混
合して用いても良い。
HFと容易に反応して目的物である2−フルオロ−2−メ
チルプロピオン酸類を与える。該反応は常圧、加圧、減
圧の何れにおいても実施する事が出来る。HFは、反応基
質に対して過剰に用いる事が転化率、選択率を高める上
で好ましく、通常HFを基質に対して1から100倍モル
用いる。特に好ましいのは10から40倍モルの範囲で
ある。反応は0℃から100℃の範囲で行う事が好まし
いが、必要であれば100℃から200℃の範囲、或い
は0℃以下で行っても大きな支障は無い。しかし、特に
好ましい温度範囲は20℃から60℃である。反応時間
は反応温度の影響を受けるので一概に規定出来ないが、
通常0.5から24時間の範囲で行う事が好ましい。フ
ッ素源であるHFは、単独で使用する事が回収、再使用
の点で有利であるがこれを妨げない範囲であれば酸強度
の向上や反応促進を目的として添加物を使用しても良
い。この目的に適するのは、ハメットの酸度関数H0が
−10以下の化合物、およびルイス酸類である。ハメッ
トの酸度関数H0が−10以下の化合物の具体例として
クロロスルホン酸、フルオロスルホン酸、メタンスルホ
ン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ペンタフルオロ
エタンスルホン酸、ヘプタフルオロプロパンスルホン
酸、ノナフルオロブタンスルホン酸、ウンデカフルオロ
ペンタンスルホン酸、トリデカフルオロヘキサンスルホ
ン酸、モノクロロ酢酸、モノフルオロ酢酸、トリフルオ
ロ酢酸等が挙げられる。ルイス酸としてBF3、SbF5、TaF
5等が挙げられる。これらハメットの酸度関数H0が−1
0以下の化合物、およびルイス酸類は各々単独でも、混
合して用いても良い。
【0011】2−置換−2−メチルプロピオン酸類とH
Fとの反応終了後、系内には未反応のHF、原料の2−
置換−2−メチルプロピオン酸類、生成物の2−フルオ
ロ−2−メチルプロピオン酸類と原料の置換基に由来す
る酸類等が存在する。これらは蒸留によって容易に分離
可能であり、通常、HFを回収した後、目的生成物を留
去して取得出来る。その後、未反応原料や目的物と共に
生成する酸類を釜残液として回収する事が好ましい。ま
た反応液を適当な溶剤で希釈して、一定の温度に保った
蒸留塔の中段に供給して上部からHFと目的生成物、下
段から溶剤と酸類の回収を行う事も出来る。
Fとの反応終了後、系内には未反応のHF、原料の2−
置換−2−メチルプロピオン酸類、生成物の2−フルオ
ロ−2−メチルプロピオン酸類と原料の置換基に由来す
る酸類等が存在する。これらは蒸留によって容易に分離
可能であり、通常、HFを回収した後、目的生成物を留
去して取得出来る。その後、未反応原料や目的物と共に
生成する酸類を釜残液として回収する事が好ましい。ま
た反応液を適当な溶剤で希釈して、一定の温度に保った
蒸留塔の中段に供給して上部からHFと目的生成物、下
段から溶剤と酸類の回収を行う事も出来る。
【0012】上記反応に於いて生成する酸類は原料に用
いた2−置換−2−メチルプロピオン酸類の置換基の種
類によって決まる。例えば、最も好ましい置換基である
メチルスホニル基、トリフルオロメチルスルホニル基、
及びトリフルオロアセチル基からは、其々メタンスルホ
ン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、及びトリフルオ
ロ酢酸が生成する。目的生成物、及びHF等と分離・回収
した後の上記酸類はそのまま、或いは酸無水物に変換し
て原料の2−置換−2−メチルプロピオン酸類を合成す
る為に、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸類と
の反応に用いる事が出来る。
いた2−置換−2−メチルプロピオン酸類の置換基の種
類によって決まる。例えば、最も好ましい置換基である
メチルスホニル基、トリフルオロメチルスルホニル基、
及びトリフルオロアセチル基からは、其々メタンスルホ
ン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、及びトリフルオ
ロ酢酸が生成する。目的生成物、及びHF等と分離・回収
した後の上記酸類はそのまま、或いは酸無水物に変換し
て原料の2−置換−2−メチルプロピオン酸類を合成す
る為に、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸類と
の反応に用いる事が出来る。
【0013】上記酸類の酸無水物への変換は、加熱によ
る脱水、或いは無水酢酸、5酸化リンやイミダゾール
類、例えばN-トリクロロアセチルイミダゾールやN-トリ
フルオロアセチルイミダゾール等の脱水剤を用いる公知
の手法で可能である。
る脱水、或いは無水酢酸、5酸化リンやイミダゾール
類、例えばN-トリクロロアセチルイミダゾールやN-トリ
フルオロアセチルイミダゾール等の脱水剤を用いる公知
の手法で可能である。
【0014】上記酸類、或いは酸無水物と2−ヒドロキ
シ−2−メチルプロピオン酸類との反応は、通常、常圧
下で行うが減圧、加圧何れで実施しても良い。該酸類、
或いは酸無水物類は基質に対して1から20倍モルの酸
過剰下に行う事が好ましく、2から10倍モルの範囲が
特に好適である。反応温度は通常は0から200℃で行
う事が好ましいが、特に20から100℃の温度範囲で
ある事が好ましい。以上本発明の詳細な説明によって明
らかな様に、2−置換−2−メチルプロピオン酸類とHF
の反応によれば穏和な条件下に2−フルオロ−2−メチ
ルプロピオン酸類が製造出来る。また同時に生成する酸
類は、そのまま若しくは酸無水物類に変換して2−ヒド
ロキシ−2−メチルプロピオン酸類と反応させて出発原
料である2−置換−2−メチルプロピオン酸類とする事
が出来る。従って、使用F源の回収再使用が可能な経済
的な製造プロセスが成立する。
シ−2−メチルプロピオン酸類との反応は、通常、常圧
下で行うが減圧、加圧何れで実施しても良い。該酸類、
或いは酸無水物類は基質に対して1から20倍モルの酸
過剰下に行う事が好ましく、2から10倍モルの範囲が
特に好適である。反応温度は通常は0から200℃で行
う事が好ましいが、特に20から100℃の温度範囲で
ある事が好ましい。以上本発明の詳細な説明によって明
らかな様に、2−置換−2−メチルプロピオン酸類とHF
の反応によれば穏和な条件下に2−フルオロ−2−メチ
ルプロピオン酸類が製造出来る。また同時に生成する酸
類は、そのまま若しくは酸無水物類に変換して2−ヒド
ロキシ−2−メチルプロピオン酸類と反応させて出発原
料である2−置換−2−メチルプロピオン酸類とする事
が出来る。従って、使用F源の回収再使用が可能な経済
的な製造プロセスが成立する。
【0015】
【実施例】以下に、本発明を実施例によって具体的に説
明するが、本発明は上記した実施形態、或いは実施例に
記載した説明のみに限定されるものでは無い事は、当然
である。
明するが、本発明は上記した実施形態、或いは実施例に
記載した説明のみに限定されるものでは無い事は、当然
である。
【0016】実施例1
2−メチルスルホニルオキシ−2−メチルプロピオン
酸メチルの製造 攪拌子を備えた内容量100mLのガラス製3口フラスコに
ジクロロメタン20gを仕込み、2−ヒドロキシ−2−メ
チルプロピオン酸メチル10g(0.085mol)とトリエチル
アミン12.8g(0.127mol)を溶解させた。このフラスコ
を−10から0℃に冷却しながら10.7g(0.093mol)の
塩化メタンスルホニルを15分かけて滴下した。滴下終了
後、更に30分間攪拌混合した。反応生成物を氷水、冷10
%塩酸、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液、塩化ナトリウ
ム水溶液の順で洗浄した。次に溶媒を留去し、得られた
試料を用いてガスクロマトグラフィー分析を行った。そ
の結果、2−メチルスルホニルオキシ−2−メチルプロ
ピオン酸メチルの収率は83%であった。 2−フルオロ−2−メチルプロピオン酸メチルの製造 電磁攪拌装置、邪魔板、ガス導入口、及び液供給口を備
えた内容量300mLのハステロイ製オートクレーブに、上
記で得られた2−メチルスルホニルオキシ−2−メチル
プロピオン酸メチル10gを仕込み、0℃に冷却した。次
に、無水フッ化水素20.4gを液供給口からゆっくり圧送
し、撹拌しながら温度を25℃まで上げて反応を開始し
た。4時間後、反応生成物を氷水中に注ぎこみ反応を終
了させた。ジクロロメタン50gを用いて抽出し有機相を
分離し、更に水相をジクロロメタン50gで抽出した。2
つの有機相を合わせて、炭酸水素ナトリウム水溶液、及
び純水で洗浄後、乾燥した。これを試料としてガスクロ
マトグラフィーで分析した。その結果、2−フルオロ−
2−メチルプロピオン酸メチルの収率は83%、副生し
たメタクリル酸メチルの収率は13%であった。
酸メチルの製造 攪拌子を備えた内容量100mLのガラス製3口フラスコに
ジクロロメタン20gを仕込み、2−ヒドロキシ−2−メ
チルプロピオン酸メチル10g(0.085mol)とトリエチル
アミン12.8g(0.127mol)を溶解させた。このフラスコ
を−10から0℃に冷却しながら10.7g(0.093mol)の
塩化メタンスルホニルを15分かけて滴下した。滴下終了
後、更に30分間攪拌混合した。反応生成物を氷水、冷10
%塩酸、炭酸水素ナトリウム飽和水溶液、塩化ナトリウ
ム水溶液の順で洗浄した。次に溶媒を留去し、得られた
試料を用いてガスクロマトグラフィー分析を行った。そ
の結果、2−メチルスルホニルオキシ−2−メチルプロ
ピオン酸メチルの収率は83%であった。 2−フルオロ−2−メチルプロピオン酸メチルの製造 電磁攪拌装置、邪魔板、ガス導入口、及び液供給口を備
えた内容量300mLのハステロイ製オートクレーブに、上
記で得られた2−メチルスルホニルオキシ−2−メチル
プロピオン酸メチル10gを仕込み、0℃に冷却した。次
に、無水フッ化水素20.4gを液供給口からゆっくり圧送
し、撹拌しながら温度を25℃まで上げて反応を開始し
た。4時間後、反応生成物を氷水中に注ぎこみ反応を終
了させた。ジクロロメタン50gを用いて抽出し有機相を
分離し、更に水相をジクロロメタン50gで抽出した。2
つの有機相を合わせて、炭酸水素ナトリウム水溶液、及
び純水で洗浄後、乾燥した。これを試料としてガスクロ
マトグラフィーで分析した。その結果、2−フルオロ−
2−メチルプロピオン酸メチルの収率は83%、副生し
たメタクリル酸メチルの収率は13%であった。
【0017】実施例2
2−トリフルオロメチルスルホニルオキシ−2−メチ
ルプロピオン酸メチルの製造 実施例1と同様のガラス製3口フラスコにジクロロメタ
ン20gを仕込み、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオ
ン酸メチル10g(0.085mol)とトリエチルアミン12.8g
(0.127mol)を溶解させた。このフラスコを−10から0
℃に冷却しながら、28.7g(0.1mol)のトリフルオロメ
タンスルホン酸無水物を15分かけて滴下した。以降実施
例1と同様な処理を行い得られた生成物をガスクロマト
グラフィーで分析した。2−トリフルオロメチルスルホ
ニルオキシ−2−メチルプロピオン酸メチルの収率は9
2%であった。 2−フルオロ−2−メチルプロピオン酸メチルの製造 実施例1に於ける2−メチルスルホニルオキシ−2−メ
チルプロピオン酸メチル10gに換えて2−トリフルオロ
メチルスルホニルオキシ−2−メチルプロピオン酸メチ
ル10gを仕込んだ以外は同様な操作を施し得られた試料
ガスクロマトグラフィーで分析した。その結果、2−フ
ルオロ−2−メチルプロピオン酸メチルの収率は87
%、メタクリル酸メチルの収率は8%であった。
ルプロピオン酸メチルの製造 実施例1と同様のガラス製3口フラスコにジクロロメタ
ン20gを仕込み、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオ
ン酸メチル10g(0.085mol)とトリエチルアミン12.8g
(0.127mol)を溶解させた。このフラスコを−10から0
℃に冷却しながら、28.7g(0.1mol)のトリフルオロメ
タンスルホン酸無水物を15分かけて滴下した。以降実施
例1と同様な処理を行い得られた生成物をガスクロマト
グラフィーで分析した。2−トリフルオロメチルスルホ
ニルオキシ−2−メチルプロピオン酸メチルの収率は9
2%であった。 2−フルオロ−2−メチルプロピオン酸メチルの製造 実施例1に於ける2−メチルスルホニルオキシ−2−メ
チルプロピオン酸メチル10gに換えて2−トリフルオロ
メチルスルホニルオキシ−2−メチルプロピオン酸メチ
ル10gを仕込んだ以外は同様な操作を施し得られた試料
ガスクロマトグラフィーで分析した。その結果、2−フ
ルオロ−2−メチルプロピオン酸メチルの収率は87
%、メタクリル酸メチルの収率は8%であった。
【0018】実施例3
容量2LのハステロイC製オートクレーブに、2−トリ
フルオロメチルスルホニルオキシ−2−メチルプロピオ
ン酸メチル220gを仕込み、温度が0℃を超えない様
に無水フッ化水素400gを徐々に圧送した。充分攪拌
しながら、温度20℃で6時間反応を行った。同様なバ
ッチ操作を6回繰り返して反応液3720gをハステロ
イC製容器に移した。次に反応液を1時間掛けて80℃
に保った理論段数5段のハステロイ製充填塔の中央部に
供給し、塔頂から未反応HF2300gを回収した。塔
底液は、更に理論段数13段のハステロイ製蒸留塔を用
いて蒸留を行い、2−フルオロ−2−メチルプロピオン
酸メチルとトリフルオロメタンスルホン酸を分離した。
操作圧力25KPa、還流比20から30に保った場合
の塔頂温度は66℃であり、純度99.9%以上の2−
フルオロ−2−メチルプロピオン酸メチルが539g得
られた。さらに蒸留によって副生成物を留去し、塔底か
ら792gのトリフルオロメタンスルホン酸を回収し
た。次いでトリフルオロメタンスルホン酸を5酸化リン
を用いてトリフルオロメタンスルホン酸無水物に変換
し、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸メチルと
反応させて2−トリフルオロメチルスルホニルオキシ−
2−メチルプロピオン酸メチルを合成する工程に戻し
た。
フルオロメチルスルホニルオキシ−2−メチルプロピオ
ン酸メチル220gを仕込み、温度が0℃を超えない様
に無水フッ化水素400gを徐々に圧送した。充分攪拌
しながら、温度20℃で6時間反応を行った。同様なバ
ッチ操作を6回繰り返して反応液3720gをハステロ
イC製容器に移した。次に反応液を1時間掛けて80℃
に保った理論段数5段のハステロイ製充填塔の中央部に
供給し、塔頂から未反応HF2300gを回収した。塔
底液は、更に理論段数13段のハステロイ製蒸留塔を用
いて蒸留を行い、2−フルオロ−2−メチルプロピオン
酸メチルとトリフルオロメタンスルホン酸を分離した。
操作圧力25KPa、還流比20から30に保った場合
の塔頂温度は66℃であり、純度99.9%以上の2−
フルオロ−2−メチルプロピオン酸メチルが539g得
られた。さらに蒸留によって副生成物を留去し、塔底か
ら792gのトリフルオロメタンスルホン酸を回収し
た。次いでトリフルオロメタンスルホン酸を5酸化リン
を用いてトリフルオロメタンスルホン酸無水物に変換
し、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸メチルと
反応させて2−トリフルオロメチルスルホニルオキシ−
2−メチルプロピオン酸メチルを合成する工程に戻し
た。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、室温付近の穏和な条件
下でも高収率で2−フルオロ−2−メチルプロピオン酸
類が製造出来る。また未反応のHF、及び同時に生成す
る酸類は容易に目的物と分離が可能であり、フッ素化剤
等が循環再使用可能な製造手段が提供される。
下でも高収率で2−フルオロ−2−メチルプロピオン酸
類が製造出来る。また未反応のHF、及び同時に生成す
る酸類は容易に目的物と分離が可能であり、フッ素化剤
等が循環再使用可能な製造手段が提供される。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 日高 敏雄
茨城県つくば市和台22番地 三菱瓦斯化学
株式会社総合研究所内
Fターム(参考) 4H006 AA02 AC30 AC48 AC61 BA12
BA13 BA37 BA53 BA67 BB12
BC40 BE01 BM10 KA31 KF10
4H039 CA50 CD90
Claims (5)
- 【請求項1】構造式(1)で表される化合物とHFを反
応させることを特徴とする構造式(2)で表される2−
フルオロ−2−メチルプロピオン酸類の製造方法。 【化1】 【化2】 (但し、構造式(1)及び構造式(2)に於ける置換基
Rは、水素原子、置換基を有する事のあるアルキル基ま
たはアリール基であり、構造式(1)に於けるXは、メ
チルスルホニル基、トリフルオロメチルスルホニル基、
またはトリフルオロアセチル基である。) - 【請求項2】構造式(3)で表される化合物と酸または
酸無水物を反応させて構造式(1)で表される化合物を
製造し、次いで該化合物をHFと反応させることを特徴
とする構造式(2)で表される2−フルオロ−2−メチ
ルプロピオン酸類の製造方法。 【化3】 (但し、構造式(3)に於ける置換基Rは水素原子、置
換基を有する事のあるアルキル基又はアリール基を表
す。) - 【請求項3】構造式(1)で表される化合物とHFを反
応させた後、構造式(2)で表される2−フルオロ−2
−メチルプロピオン酸類と共に副生する酸を分離回収し
て、そのまま又は酸無水物に変換して構造式(3)で表
される2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸類と反
応させる請求項2記載の2−フルオロ−2−メチルプロ
ピオン酸類の製造方法。 - 【請求項4】酸無水物が、メタンスルホン酸無水物、ト
リフルオロメタンスルホン酸無水物または無水トリフル
オロ酢酸である請求項2または3記載の2−フルオロ−
2−メチルプロピオン酸類の製造方法。 - 【請求項5】HFと共に、酸度関数H0が−10以下で
ある酸類、又はBF3、SbF5若しくはTaF5を用いる請求項
1または2記載の2−フルオロ−2−メチルプロピオン
酸類の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002020989A JP2003221360A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 2−フルオロ−2−メチルプロピオン酸類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002020989A JP2003221360A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 2−フルオロ−2−メチルプロピオン酸類の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003221360A true JP2003221360A (ja) | 2003-08-05 |
Family
ID=27744342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002020989A Pending JP2003221360A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 2−フルオロ−2−メチルプロピオン酸類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003221360A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011207800A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Central Glass Co Ltd | 2−フルオロイソ酪酸エステルの製造方法 |
JP2015506339A (ja) * | 2011-12-22 | 2015-03-02 | ソルヴェイ(ソシエテ アノニム) | アルケノンのハロゲン化前駆体およびアルケノンを製造する方法 |
CN106699560A (zh) * | 2015-11-18 | 2017-05-24 | 上海浦景化工技术股份有限公司 | 一种含甲基丙烯酸甲酯的物流的分离设备与分离方法 |
CN106831346A (zh) * | 2016-12-29 | 2017-06-13 | 阿里化学(常州)有限公司 | 一种2‑氟‑2‑甲基‑1‑丙醇的合成方法 |
-
2002
- 2002-01-30 JP JP2002020989A patent/JP2003221360A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011207800A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Central Glass Co Ltd | 2−フルオロイソ酪酸エステルの製造方法 |
JP2015506339A (ja) * | 2011-12-22 | 2015-03-02 | ソルヴェイ(ソシエテ アノニム) | アルケノンのハロゲン化前駆体およびアルケノンを製造する方法 |
CN106699560A (zh) * | 2015-11-18 | 2017-05-24 | 上海浦景化工技术股份有限公司 | 一种含甲基丙烯酸甲酯的物流的分离设备与分离方法 |
CN106699560B (zh) * | 2015-11-18 | 2020-08-14 | 上海浦景化工技术股份有限公司 | 一种含甲基丙烯酸甲酯的物流的分离设备与分离方法 |
CN106831346A (zh) * | 2016-12-29 | 2017-06-13 | 阿里化学(常州)有限公司 | 一种2‑氟‑2‑甲基‑1‑丙醇的合成方法 |
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