JP2003218610A - 高周波線路 - Google Patents

高周波線路

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JP2003218610A
JP2003218610A JP2002008935A JP2002008935A JP2003218610A JP 2003218610 A JP2003218610 A JP 2003218610A JP 2002008935 A JP2002008935 A JP 2002008935A JP 2002008935 A JP2002008935 A JP 2002008935A JP 2003218610 A JP2003218610 A JP 2003218610A
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Japan
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conductor
signal line
ground
dielectric
line conductor
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JP2002008935A
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English (en)
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Tamotsu Nishino
有 西野
Yukihisa Yoshida
幸久 吉田
Keii Sho
継偉 焦
Kazuhiko Tsutsumi
和彦 堤
Kenichi Miyaguchi
賢一 宮口
Hidemasa Ohashi
英征 大橋
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号線路導体とグランド導体のエッジ部分で
生じる伝送損失が少なく、低い特性インピーダンスを有
する線路の省スペース化を図ることができ、ひずみの少
ない誘電体で線路を支持することで信頼性を高めた高周
波線路を提供する。 【解決手段】 薄い誘電体3の上面に、信号線路導体4
と、その両側方にグランド導体5a,5bとを配置し、
信号線路導体4の側壁4a1,4a2とグランド導体5
a,5bの側壁5a1,5b1の厚みを大きく形成し、
信号線路導体4及びグランド導体5a,5bの下方に空
気層10とグランド導体6aとを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高周波信号を伝
送する高周波線路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の高周波線路を示す断面図
である。図示した従来の高周波線路は、例えば“Fou
ndations of microwave eng
ineering”(R.E.Collin著)の12
7ページに記載されたコプレーナ線路を示すものであ
る。図において、101は信号線路導体、102a,1
02bは信号線路導体101の両側方に配置されたグラ
ンド導体、103は誘電体である。グランド導体102
a,102bの電位が0ボルトで、信号線路導体101
とグランド導体102a,102bとの間隔wが、高周
波信号の波長に比べて充分小さいとき、信号線路導体1
01断面内を伝わる電磁波はTEM波となり、高周波信
号は信号線路導体101を電位として伝播する。
【0003】従来の高周波線路は、信号線路導体101
とグランド導体102a,102bとの間に生じる電磁
界によって伝送特性が決定されることから、信号線路導
体101とグランド導体102a,102bの間隔wを
調整して、所望の特性インピーダンスを取得していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の高周波線路は上
記のように構成されていたので、電流が信号線路導体1
01の両側のエッジ部分と、グランド導体102a,1
02bの信号線路導体101と対向する側のエッジ部分
に集中して流れるため、この部位の電流密度が増大して
伝送損失が大きくなるという課題があった。
【0005】また、誘電体103の実効誘電率が低い場
合や、空気層の上方に備えられた薄い誘電体に高周波線
路が配置される構成では、一般的な高周波回路設計に便
利な50Ωの特性インピーダンスの高周波線路を構成す
ると、信号線路導体101とグランド導体102a,1
02bとの間隔に比べて信号線路導体101の幅が極端
に広くなり、高周波線路が構成される面積が大きくなる
ことから実施が難しいという課題があった。
【0006】また、誘電体103を薄く構成し、その上
面に金属導体の信号線路導体101やグランド導体10
2a,102bを配置すると、誘電体の応力と金属導体
の応力が異なることから、誘電体103にひずみが発生
し、誘電特性が不安定になり伝送に関する信頼性が低下
するという課題があった。
【0007】また、高周波線路の特性インピーダンスを
変化させて、高周波信号の反射量や通過量を調整して所
望の周波数特性を取得するには、信号線路導体101と
グランド導体102a,102bの間隔を相当大きく変
化させて調整しなければならない。そのため高周波線路
の構成される面積が部分的に相当大きくなり、周波数特
性を優先させると省スペース化が図れないという課題が
あった。
【0008】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、信号線路導体101とグランド
導体102a,102bのエッジ部分に生じる電流の集
中を緩和し、伝送損失を低減する高周波線路を得ること
を目的とする。
【0009】また、実効誘電率の低い誘電体や、空気層
の上方に備えられた薄い誘電体に高周波線路を構成する
場合でも、一般的な高周波回路設計に便利な50Ωの特
性インピーダンスを有する高周波線路を、省スペース化
を図りながら取得することを目的とする。
【0010】また、薄い誘電体の上面に高周波線路を構
成した場合に、その誘電体に生じるひずみを低減して信
頼性の高い高周波線路を得ることを目的とする。
【0011】また、高周波線路の特性インピーダンスを
信号線路導体の途中で変化させ、高周波信号の反射波を
調整し、所望の周波数特性を有する高周波線路を得るこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る高周波線
路は、信号線路導体とグランド導体の厚みを、誘電体に
配置された信号線路導体とグランド導体との間隔より大
きく構成したものである。
【0013】この発明に係る高周波線路は、信号線路導
体を、グランド導体と面する部位の厚みが誘電体の上面
に配置された信号線路導体とグランド導体との間隔より
大きく形成し、グランド導体を、信号線路導体と面する
部位の厚みが誘電体の上面に配置された信号線路導体と
グランド導体との間隔より大きく形成したものである。
【0014】この発明に係る高周波線路は、誘電体の底
端面に密着するグランド導体を備えたものである。
【0015】この発明に係る高周波線路は、誘電体が薄
く形成され、信号線路導体とグランド導体とが上面に配
置された誘電体の下方に、絶縁層と絶縁層の下方を覆う
グランド導体とを備えたものである。
【0016】この発明に係る高周波線路は、誘電体の上
面に配置された信号線路導体とグランド導体との上方を
覆う遮蔽用グランド導体を備えたものである。
【0017】この発明に係る高周波線路は、遮蔽用グラ
ンド導体を信号線路導体の両側方に備えられたグランド
導体間に架設したものである。
【0018】この発明に係る高周波線路は、信号線路導
体のグランド導体と面する部位の厚みとグランド導体の
信号線路導体と面する部位の厚みについて、信号線路導
体の延設方向に沿って変化させて構成したものである。
【0019】この発明に係る高周波線路は、誘電体上面
に配置された信号線路導体とグランド導体との間隔を変
化させて構成したものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1による
高周波線路を示す断面図である。なお、図1及び後述す
る説明で使用する全ての断面図は、高周波信号の伝送方
向に対して直行する縦断面を示すものである。図におい
て、1は高周波信号を伝送する信号線路導体、2a,2
bは信号線路導体1の両側方に配置されたグランド導体
である。3は上面に信号線路導体1及びグランド導体2
a,2b等が形成された誘電体である。信号線路導体1
及びグランド導体2a,2bの厚みh1は、信号線路導
体1とグランド導体2a,2bとの配置間隔w1より大
きく構成される。
【0021】次に動作について説明する。高周波信号は
グランド導体2a,2bの電位が常に0ボルト一定の状
態で、信号線路導体1の電位を変動させて伝播する。図
1に示す高周波線路のグランド導体2a,2bと信号線
路導体1との間隔w1を、伝送される高周波信号の波長
に比べて充分小さく構成すると、信号線路導体1の断面
内を伝わる電磁波、即ち高周波信号はTEM波となる。
信号線路導体1とグランド導体2a,2bの対向する部
位の厚みh1が、信号線路導体1とグランド導体2a,
2bとの間隔w1より大きい場合には、高周波信号伝送
の際に生じるほとんどの電磁界エネルギーは、信号線路
導体1とグランド導体2a,2bとの間の空気領域に分
布するようになり、誘電体3による高周波信号の伝送損
失が小さくなる。また、信号線路導体1などに流れる電
流が広く分布して電流密度が分散することから、信号線
路導体1とグランド導体2a,2bのエッジ部分の電流
密度が抑制され抵抗成分も小さくなり、高周波信号の伝
送によって流れる電流の損失も小さくなる。さらに、図
1のように構成すると、信号線路導体1とグランド導体
2a,2bとの間の静電容量を大きく設定することが容
易になり、所望の低い特性インピーダンスの高周波線路
を得ることができる。
【0022】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、厚みh1の信号線路導体1とグランド導体2a,2
bとを誘電体3表面に形成し、信号線路導体1とグラン
ド導体2aの間隔w1と、信号線路導体1とグランド導
体2bとの間隔w1について、信号線路導体1とグラン
ド導体2a,2bの厚みh1より小さく、かつ伝送され
る高周波信号の波長より充分小さく構成したので、伝送
損失が少ない高周波線路が得られるという効果がある。
【0023】また、低い特性インピーダンスの高周波線
路が、省スペース化を図りながら得られるという効果が
ある。
【0024】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2による高周波線路を示す断面図である。図におい
て、4は高周波信号を伝送する信号線路導体、5a,5
bは信号線路導体4の両側方に配置されたグランド導
体、3は上面に信号線路導体4及びグランド導体5a,
5b等が配置された誘電体である。信号線路導体4とグ
ランド導体5a,5bの厚みは、互いに面する部分は厚
みh2で、その他の部分は厚みh2aに形成され、厚み
h2aは厚みh2に比べて小さく構成される。また、信
号線路導体4とグランド導体5aとの配置間隔w2、及
び信号線路導体4とグランド導体5bとの配置間隔w2
は、厚みh2に比べ充分に小さく、従って、信号線路導
体4のグランド導体5a,5bと面する部位の厚みh2
と、グランド導体5a,5bの信号線路導体4と面する
部位の厚みh2は、配置間隔w2より充分大きく構成さ
れる。図2に示した各部分の断面形状は、グランド導体
5aは側壁5a1を有する略L字状をしており、また、
グランド導体5bは側壁5b1を有する略L字状をして
いる。同じく信号線路導体4の断面形状は二つの側壁4
a1,4a2を備えた略U字状をしている。略U字状の
信号線路導体4を中央に配し、信号線路導体4の側壁4
a1と側壁5a1が対向するように、また側壁4a2と
側壁5b1が対向するように略L字状のグランド導体5
a,5bがそれぞれ誘電体3上面に配置される。
【0025】信号回線導体4、及びグランド導体5a,
5bは、例えば、誘電体3の上面に金メッキを施して形
成する。初めに、誘電体3上面の信号線路導体4とグラ
ンド導体5a,5bが配置される部位に、均一な厚みh
2aの金メッキを施す。その後、信号線路導体4とグラ
ンド導体5a,5bとが面する部分、即ち、信号線路導
体4の側壁4a1,4a2、グランド導体5aの側壁5
a1、及びグランド導体5bの側壁5b1が設けられる
部分を除いて保護膜を施す。次に厚みh2の金メッキを
施し、保護膜が施されていない部分に厚みh2の信号線
路導体4の側壁4a1,4a2、グランド導体5aの側
壁5a1、及びグランド導体5bの側壁5b1を形成す
る。最後に前記保護膜をエッチング処理等によって除去
し、図示した構造の高周波線路を生成する。
【0026】次に動作について説明する。高周波信号は
グランド導体5a,5bの電位が常に0ボルト一定の状
態で、信号線路導体4の電位を変動させて伝播する。グ
ランド導体5a,5bと信号線路導体4との間隔w2
が、高周波信号の波長に比べて充分小さくなるように構
成すると、信号線路導体4の断面内を伝わる電磁波、即
ち高周波信号はTEM波となる。また、信号線路導体4
の側壁4a1,4a2、グランド導体5aの側壁5a
1、及びグランド導体5bの側壁5b1の厚みh2が、
間隔w2に比べて大きく構成すると、ほとんどの電磁界
エネルギーは信号線路導体4とグランド導体5a,5b
の間の空気領域に分布し、誘電体3による伝送損失は小
さくなる。また、信号線路導体4などに流れる電流が広
く分布することで電流密度が分散され、係る導体の抵抗
による電流損失も小さくなる。さらに、図2のように構
成すると信号線路導体4とグランド導体5a,5bの間
の静電容量を大きくすることが容易になり、所望の低い
特性インピーダンスの高周波線路が得られる。
【0027】なお、この実施の形態2で例示したもの
は、信号線路導体4の中心部を厚みh2aとして他の部
位より小さく構成しているが、信号線路導体4の幅が狭
い場合には厚みをh2一定として構成してもよい。
【0028】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、信号線路導体4とグランド導体5a,5bとの面す
る部位の厚みを他の部位よりも大きく形成したので、薄
い信号線路導体4とグランド導体5a,5bを誘電体3
上面に配置した場合でも伝送損失の少ない高周波線路が
得られるという効果がある。
【0029】また、低い特性インピーダンスの高周波線
路が、省スペース化を図りながら得られるという効果が
ある。
【0030】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3による高周波線路を示す断面図である。図3の高
周波線路の誘電体3上面に配置される信号線路導体4
と、グランド導体5a,5bは、図2に示したものと同
様な形状・構成である。図3において図2に示すものと
同一あるいは相当する部分には同じ符号を付し、その説
明を省略する。図において、6は信号線路導体4とグラ
ンド導体5a,5bとが配置された上面と反対側の誘電
体3の底端面に密着させたグランド導体、7a,7bは
誘電体3を貫通しグランド導体5a,5bとグランド導
体6とを電気的に接続する貫通導体である。信号線路導
体4とグランド導体6との間隔w3は、信号線路導体4
とグランド導体5a,5bとの間隔w2に比べて大きく
構成される。なお、信号線路導体4とグランド導体5
a,5bは実施の形態2で説明した高周波線路と同様に
して形成することができるものである。
【0031】実施の形態2で例示したように、誘電体3
の上面に厚みh2aの信号線路導体4とグランド導体5
a,5bを金メッキにより形成する。また、誘電体3の
底端面にも金メッキを施しグランド導体6を形成する。
その後、貫通導体7a,7bを誘電体3に貫通させ、貫
通導体7aによってグランド導体5aとグランド導体6
を電気的に接続し、また、貫通導体7bによってグラン
ド導体5bとグランド導体6とを電気的に接続する。そ
の後、信号線路導体4とグランド導体5a,5bの所定
の部分に実施の形態2の説明と同様にして厚みh2の側
壁4a1,4a2、側壁5a1,5b1を形成する。
【0032】次に動作について説明する。高周波信号は
グランド導体5a,5b,6の電位が常に0ボルトの状
態で、信号線路導体4の電位を変動させて伝播する。こ
のとき、グランド導体5a,5bと信号線路導体4との
間隔w2が、高周波信号の波長に比べて充分小さく構成
されていると、信号線路導体4の断面内を伝わる電磁
波、即ち高周波信号はTEM波となる。信号線路導体4
とグランド導体5a,5bとが面する部位の厚みh2が
間隔w2より大きく、また、信号線路導体4とグランド
導体6との間隔w3が間隔w2に比べて大きく構成され
ると、ほとんどの電磁界エネルギーは信号線路導体4と
グランド導体5a,5bの間の空気領域に分布するよう
になり、誘電体3による伝送損失が小さくなる。また、
信号線路導体4などに流れる電流が広く分布することか
ら電流密度が分散され、係る導体の抵抗による電流損失
も小さくなる。また、図3のように構成することで、信
号線路導体4とグランド導体5a,5bの間の静電容量
を大きくすることが容易になり、低い特性インピーダン
スの高周波線路を得ることができる。
【0033】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、上面に信号線路導体4とグランド導体5a,5bが
配置された誘電体3の底端面にグランド導体6を備えた
ので、高周波信号の伝送時に生じる電磁界エネルギーに
よる伝送損失が少ない高周波線路が得られるという効果
がある。
【0034】また、低い特性インピーダンスの高周波線
路が、省スペース化を図りながら得られるという効果が
ある。
【0035】実施の形態4.図4は、この発明の実施の
形態4による高周波線路を示す断面図である。図4に示
す誘電体3上面に配置される信号線路導体4、及びグラ
ンド導体5a,5bは、図2に示したものと同様な形状
・構成である。図4において図2に示すものと同一ある
いは相当する部分には同じ符号を付し、その説明を省略
する。図において、6aは誘電体3底端面に密着し、ま
た、信号線路導体4とグランド導体5a,5bの下方に
空気層10を形成させるグランド導体である。8a,8
bは誘電体3を貫通しグランド導体6aとグランド導体
5a,5bとを電気的に接続する貫通導体、9は上方に
開口した凹部Sが設けられた誘電体である。10は凹部
Sと誘電体3によって形成される空洞に、例えば、空気
が充填された空気層(絶縁層)である。
【0036】図4に示す高周波線路は、例えば、誘電体
9にシリコン基板を用い、そのシリコン基板を加工して
上方に開口した凹部Sを設ける。その凹部S内壁面から
誘電体9上面全体にわたって金メッキを施し、グランド
導体6aを形成する。さらに窒化シリコンを凹部S内に
充填して、グランド導体6aを形成させた誘電体9上面
と凹部S内の窒化シリコンの液面を平坦にする。このよ
うにしておき、凹部Sを含めて誘電体9上面に酸化シリ
コンの薄膜を形成し誘電体3を設ける。さらに誘電体3
上面に信号線路導体4とグランド導体5a,5bとを金
メッキを施して形成する。誘電体3上面に形成される信
号線路導体4とグランド導体5a,5bは、図2、また
は図3に示したものと同様な形状のもので、例えば、実
施の形態2の説明と同様に、初めに厚みh2aの金メッ
キを施して信号線路導体4とグランド導体5a,5bの
基礎部位を形成する。
【0037】その後、貫通導体8a,8bを誘電体3に
貫通させ、誘電体3上面に形成された厚みh2aのグラ
ンド導体5a,5bと、誘電体3底端面と接するグラン
ド導体6aとを電気的に接続する。次に信号線路導体4
の側壁4a1,4a2、グランド導体5aの側壁5a
1、グランド導体5bの側壁5b1を形成させる部分を
除いて、信号線路導体4とグランド導体5a,5b等に
保護膜処理を施し、さらに金メッキ処理を施して厚みh
2の信号線路導体4の側壁4a1,4a2、グランド導
体5aの側壁5a1、グランド導体5bの側壁5b1を
形成する。その後、凹部Sに充填した窒化シリコンと、
信号線路導体4とグランド導体5a,5b等に施した保
護膜とをエッチング処理により取り除き、図示した構造
の高周波線路を生成する。
【0038】次に動作について説明する。高周波信号は
グランド導体5a,5b,6aの電位を常に0ボルト一
定の状態で信号線路導体4の電位を変動させて伝播す
る。このとき、グランド導体5a,5bと信号線路導体
4との間隔w2が高周波信号の波長に比べて充分小さく
構成すると、信号線路導体4の断面内を伝わる電磁波、
即ち高周波信号はTEM波となる。信号線路導体4とグ
ランド導体5a,5bとが面する部位の厚みh2を間隔
w2より大きく、また、誘電体3を薄く構成すると、ほ
とんどの電磁界エネルギーは信号線路導体4とグランド
導体5a,5bの間の空気領域と、信号線路導体4とグ
ランド導体6aの間に備えた空気層10の空気領域に分
布するため、高周波信号の伝送損失が小さくなる。ま
た、信号線路導体4などに流れる電流が広く分布するこ
とから電流密度が分散され、係る導体の抵抗による電流
損失も小さくなる。また、図4のように構成すること
で、信号線路導体4とグランド導体5a,5bの間の静
電容量を大きくすることが容易になり、低い特性インピ
ーダンスの高周波線路を得ることができる。また、誘電
体3の厚みを薄く構成しても、信号線路導体4、及びグ
ランド導体5a,5bの厚みが薄く構成されることにか
ら、誘電体の応力と金属導体の応力との差異に起因する
誘電体3のひずみが小さくなり、薄膜の誘電体3を用い
た高周波線路の信頼性が向上する。
【0039】図5は、遮蔽用グランド導体を備えた高周
波線路を示す断面図である。図示した高周波線路は、図
4に示す高周波線路に遮蔽用グランド導体11を備えた
もので、図4に用いた符号を同一部分に付し、以下の説
明を行う。図5に示すように、誘電体3上面に配置され
た信号線路導体4とグランド導体5a,5bとの上方を
覆うように、グランド導体5aとグランド導体5bとの
間に遮蔽用グランド導体11を架設することで、信号線
路導体4を伝送する高周波信号におよぶ、外部回路のノ
イズの影響を低減することができる。
【0040】図6は、別の遮蔽用グランド導体を備えた
高周波線路の断面図である。図示したものは、図4の高
周波線路に遮蔽用グランド導体12を備えたもので、図
4に用いた符号を同一部分に付し、以下の説明を行う。
図6に示すように、遮蔽用グランド導体12をグランド
導体5aの側壁5a1とグランド導体5bの側壁5b1
との間に架設することで、高周波線路の省スペース化を
図りながら外部回路が発生するノイズの影響を低減する
ことができる。図6に例示したものは、側壁5a1上面
と、側壁5b1上面とに接して固定された遮蔽用グラン
ド導体12を備えた高周波線路である。なお、図5に示
す遮蔽用グランド導体11と、図6に示す遮蔽用グラン
ド導体12は、実施の形態1等で説明した高周波線路に
備えることもでき、外部回路のノイズの影響を低減する
ことができる。
【0041】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、薄い誘電体3上面に薄い導体からなる信号線路導体
4とグランド導体5a,5bとを配置したので、誘電体
3に生じるひずみが少なく、信頼性の高い高周波線路が
得られるという効果がある。
【0042】また、信号線路導体4とグランド導体5
a,5bが面する部位の厚みを大きく形成したので、伝
送損失の少ない高周波線路が得られるという効果があ
る。
【0043】また、低い特性インピーダンスの高周波線
路が、省スペース化を図りながら得られるという効果が
ある。
【0044】また、誘電体3上面に配置された信号線路
導体4とグランド導体5a,5bの上方を遮蔽用グラン
ド導体11で覆うようにしたので、伝送される高周波信
号が受ける外部ノイズの影響が低減できるという効果が
ある。
【0045】また、遮蔽用グランド導体12を側壁5a
1と側壁5b1との間に架設したので、省スペースを図
りながら伝送される高周波信号が受ける外部ノイズの影
響が低減できるという効果がある。
【0046】実施の形態5.図7は、この発明の実施の
形態5による高周波線路の断面と斜視した外観を示す説
明図である。実施の形態5の高周波線路は、誘電体3上
面に配置される信号線路導体4及びグランド導体5a,
5bを除いて、実施の形態4の高周波線路と同様に構成
される。図7において図4に示す高周波線路と同一ある
いは相当する部分には同じ符号を付し、その詳細な説明
を省略する。図において、13,14,15は信号線路
導体4に設けられた側壁、16a,17a,18aはグ
ランド導体5aに設けられた側壁、16b,17b,1
8bはグランド導体5bに設けられた側壁である。
【0047】図7に示すように、信号線路導体4とグラ
ンド導体5a,5bの断面形状は、図4に示したものと
同様、信号線路導体4は略U字状で、グランド導体5
a,5bはそれぞれ略L字状の断面形状をしている。信
号線路導体4に設けられる側壁13,14,15は、略
U字状の2つの立設部位を構成し、また、信号線路導体
4の延設方向に側壁13、側壁14、側壁15の順に連
接されて備えられる。側壁13,14,15は誘電体3
表面から立設される高さ、即ち、図4に示す厚みh2が
異なるもので、例えば、側壁13と側壁15は同じ厚み
に構成したもので、側壁14は側壁13,15より厚み
を大きく構成したものである。また、側壁13に対向配
置されたグランド導体5aの側壁16a、及びグランド
導体5bの側壁16bは、側壁13と同じ厚みに構成さ
れ、側壁14に対向配置された側壁17a,17bは側
壁14と同じ厚みに構成され、側壁15に対向配置され
た側壁18a,18bは側壁15と同じ厚みに構成され
ている。
【0048】側壁16a,17a,18aは、断面形状
が略L字状のグランド導体5aの立設部位を構成するも
ので、側壁16b,17b,18bは略L字状のグラン
ド導体5bの立設部位を構成するものである。また、グ
ランド導体5aの側壁16a,17a,18aは連接し
て備えられ、グランド導体5bの側壁16b,17b,
18bも側壁16a,17a,18aと同様の順序で連
接して備えられる。
【0049】実施の形態5の高周波線路は、例えば、実
施の形態4で説明したように誘電体9を加工して凹部S
を設け、金メッキ処理によってグランド導体6aを形成
する。次に、誘電体9に設けた凹部Sに窒化シリコンを
充填して、薄い誘電体3を形成する。次に、信号線路導
体4とグランド導体5a,5bを、図4に示す厚みh2
aの金メッキ処理によって誘電体3の上面に形成する。
さらに、貫通導体8a,8bを誘電体3に貫通させ、グ
ランド導体5a,5bとグランド導体6aとを電気的に
接続する。以上のように、実施の形態5の高周波線路
は、信号線路導体4の側壁13,14,15、グランド
導体5aの側壁16a,17a,18a、及びグランド
導体5bの側壁16b、17b、18bを除いて、実施
の形態4の高周波線路と同様に生成される。
【0050】次に、信号線路導体4の側壁13,14,
15、グランド導体5aの側壁16a,17a,18
a、グランド導体5bの側壁16b,17b,18bが
形成される部分を除いて、誘電体3上面の信号線路導体
4、グランド導体5a,5b等に保護膜を形成させ、所
定の厚みの金メッキを施す。この後、例えば、さらに信
号線路導体4の側壁14、グランド導体5aの側壁17
a、グランド導体5bの側壁17bの厚みを増すため
に、側壁14、側壁17a、側壁17bが形成される部
分を除いて保護膜を形成させ、所定の厚みの金メッキ処
理を施す。こうして各所定の厚みを有する側壁13,1
4,15、側壁16a,17a,18a、側壁16b,
17b,18bを形成する。この後、空気層10を形成
させるために充填した窒化シリコンと各側壁を形成する
ために用いた保護膜をエッチング処理によって取り除
く。
【0051】次に動作について説明する。実施の形態5
の高周波線路は、一連の側壁の厚みを変化させた他は、
実施の形態4の高周波線路と同様に構成され、その動作
も基本的には同様である。ここでは、実施の形態4の高
周波線路と異なる動作について説明し、同様な動作は説
明を省略する。
【0052】実施の形態5の高周波線路は、信号線路導
体4の側壁13とグランド導体5a,5bの側壁16
a,16bとの対向する面積と、信号線路導体4の側壁
14とグランド導体5a,5bの側壁17a,17bと
の対向する面積とが異なるため、側壁13が形成された
部分と側壁14が形成された部分では特性インピーダン
スが異なる。そのため、信号線路導体4を伝わる高周波
信号の一部が、側壁13と側壁14の境界部分で反射す
る。また、側壁14と側壁17a,17bとの対向する
面積と、側壁15と側壁18a,18bの対向する面積
とが異なるため、側壁14が形成された部分と側壁15
が形成された部分では、特性インピーダンスが異なる。
そのため、信号回線導体4を伝送する高周波信号の一部
が側壁14と側壁15の境界部分で反射する。これらの
境界部分で反射した反射波は重なり合い、その振幅は側
壁17a,17b、即ち、信号線路導体4の側壁15が
形成された部分の長さに応じて変化する。この作用を利
用するとローパスフィルタと同様な特性を有する高周波
線路が得られ、不要な高周波成分を除去して高周波信号
の伝送品質を向上させることができる。
【0053】また、図9に示す従来の信号線路のよう
に、一定の厚みで信号線路導体4とグランド導体5a,
5bを構成し、適当な部分に厚みの大きな部分を形成し
ても同様な作用効果が得られる。
【0054】なお、ここで例示したものは、信号線路導
体4、グランド導体5a,5bについて各3箇所の区間
について厚みを変化させたものだが、厚みが異なるよう
に構成する区間の数は3箇所に限定されるものではな
い。
【0055】次に、この発明の実施の形態5による別の
高周波線路について説明する。図8は、この発明の実施
の形態5による別の高周波線路の断面と斜視した外観を
示す説明図である。図8の高周波線路は、グランド導体
5a,5bに設けられる側壁の形状以外は、図7の高周
波線路と同様に構成されたもので、図7の高周波線路と
同一部分には同じ符号を付して説明する。図において、
19aはグランド導体5aに形成された側壁で、図7に
示す側壁17aを信号線路導体4の延設方向に直交する
方向に、かつ誘電体3の上面に対して水平に拡大したも
のである。19bはグランド導体5bに形成された側壁
で、側壁17bを信号線路導体4の延設方向に直交する
方向に、かつ誘電体3の上面に対して水平に拡大したも
のである。
【0056】図8に示す高周波線路は、側壁14と対向
する側壁19a,19bの厚みを、他の側壁16a,1
6b,18a,18bより大きくするだけでなく、側壁
14と側壁19aの間隔を他の対向する側壁間より狭く
構成し、また、側壁14と側壁19bの間隔を他の側壁
間より狭く構成したものである。このように当該側壁の
厚みと、信号線路導体4に設けられた側壁とグランド導
体5a,5bに設けられた側壁との間隔を変化させるこ
とで、さらに特性インピーダンスの変化が大きくなり、
特性インピーダンスが変化する部分で生じる反射波を調
整する度合いが増大し、さらに急峻な周波数特性を得る
ことができる。なお、信号線路導体4とグランド導体5
a,5bとの間隔を変化させ、特性インピーダンスを調
整する区間数は、図8に例示されたものに限定されな
い。
【0057】また、実施の形態5の高周波線路に、図5
に示した遮蔽用グランド導体11、または図6に示した
遮蔽用グランド導体12を備えることで外部回路が発生
するノイズの影響を低減することができる。
【0058】以上のように、この実施の形態5によれ
ば、信号線路導体4とグランド導体5a,5bとが面す
る部位の厚みを変化させて特性インピーダンスを調整す
るようにしたので、伝送する高周波信号の一部を反射さ
せ、この反射波を用いて不要な信号を除去し、高周波信
号の伝送品質を向上させることができるという効果があ
る。
【0059】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、信号
線路導体とグランド導体の厚みを、誘電体に配置された
信号線路導体とグランド導体との間隔より大きく構成し
たので、低特性インピーダンスを有し、また、伝送損失
が少ない高周波線路が得られるという効果がある。
【0060】この発明によれば、信号線路導体を、グラ
ンド導体と面する部位の厚みが誘電体の上面に配置され
た信号線路導体とグランド導体との間隔より大きく形成
し、グランド導体を、信号線路導体と面する部位の厚み
が誘電体の上面に配置された信号線路導体とグランド導
体との間隔より大きく形成したので、低特性インピーダ
ンスを有し、また、伝送損失が少ない高周波線路が得ら
れるという効果がある。
【0061】この発明によれば、誘電体の底端面に密着
するグランド導体を備えたので、低特性インピーダンス
を有し、伝送損失の少ない高周波線路が得られるという
効果がある。
【0062】この発明によれば、誘電体が薄く形成さ
れ、信号線路導体とグランド導体とが上面に配置された
誘電体の下方に、絶縁層と絶縁層の下方を覆うグランド
導体とを備えたので、薄い誘電体のひずみを少なくする
ことで信頼性を高め、また、伝送損失の少ない高周波線
路が得られるという効果が得られる。
【0063】この発明によれば、誘電体の上面に配置さ
れた信号線路導体とグランド導体との上方を覆う遮蔽用
グランド導体を備えたので、外部回路で発生したノイズ
の影響を低減することができるという効果がある。
【0064】この発明によれば、遮蔽用グランド導体を
信号線路導体の両側方に備えられたグランド導体間に架
設したので、省スペース化を図りながら外部回路で発生
したノイズの影響を低減することができるという効果が
ある。
【0065】この発明によれば、信号線路導体のグラン
ド導体と面する部位の厚みとグランド導体の信号線路導
体と面する部位の厚みについて、信号線路導体の延設方
向に沿って変化させて構成したので、所望の周波数特性
を取得することができ、伝送する高周波信号の品質を向
上させることができるという効果がある。
【0066】この発明によれば、誘電体上面に配置され
た信号線路導体とグランド導体との間隔を変化させて構
成したので、所望の周波数特性を取得することができ、
伝送する高周波信号の品質を向上させることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による高周波線路を
示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による高周波線路を
示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による高周波線路を
示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による高周波線路を
示す断面図である。
【図5】 遮蔽用グランド導体を備えた高周波線路を示
す断面図である。
【図6】 別の遮蔽用グランド導体を備えた高周波線路
を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態5による高周波線路の
断面と斜視した外観を示す説明図である。
【図8】 この発明の実施の形態5による別の高周波線
路の断面と斜視した外観を示す説明図である。
【図9】 従来の高周波線路を示す断面図である。
【符号の説明】
1 信号線路導体、2a,2b グランド導体、3 誘
電体、4 信号線路導体、4a1,4a2 側壁、5
a,5b グランド導体、5a1,5b1 側壁、6,
6a グランド導体、7a,7b 貫通導体、8a,8
b 貫通導体、9誘電体、10 空気層(絶縁層)、1
1 遮蔽用グランド導体、12 遮蔽用グランド導体、
13,14,15 側壁、16a,16b 側壁、17
a,17b 側壁、18a,18b 側壁、19a,1
9b 側壁、S 凹部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 焦 継偉 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 堤 和彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 宮口 賢一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 大橋 英征 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J006 HB02 HB03 JA03 5J014 CA00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波信号を伝送する信号線路導体と前
    記信号線路導体の両側方に配置されたグランド導体とを
    誘電体の上面に備えた高周波線路において、 前記信号線路導体とグランド導体の厚みを、前記誘電体
    に配置された信号線路導体とグランド導体との間隔より
    大きく構成したことを特徴とする高周波線路。
  2. 【請求項2】 高周波信号を伝送する薄い導体からなる
    信号線路導体と前記信号線路導体の両側方に配置された
    薄い導体からなるグランド導体とを誘電体の上面に配置
    した高周波線路において、 前記信号線路導体は、前記グランド導体と面する部位の
    厚みが前記誘電体の上面に配置された信号線路導体とグ
    ランド導体との間隔より大きく形成され、 前記グランド導体は、前記信号線路導体と面する部位の
    厚みが前記誘電体の上面に配置された信号線路導体とグ
    ランド導体との間隔より大きく形成されたことを特徴と
    する高周波線路。
  3. 【請求項3】 誘電体は、その底端面に密着するグラン
    ド導体を備えたことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の高周波線路。
  4. 【請求項4】 誘電体は、薄く形成され、 信号線路導体とグランド導体とが上面に配置された前記
    誘電体の下方に、絶縁層と前記絶縁層の下方を覆うグラ
    ンド導体とを備えたことを特徴とする請求項2記載の高
    周波線路。
  5. 【請求項5】 誘電体の上面に配置された信号線路導体
    とグランド導体との上方を覆う遮蔽用グランド導体を備
    えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の高
    周波線路。
  6. 【請求項6】 遮蔽用グランド導体は、信号線路導体の
    両側方に備えられたグランド導体間に架設することを特
    徴とする請求項5記載の高周波線路。
  7. 【請求項7】 信号線路導体のグランド導体と面する部
    位の厚みと前記グランド導体の前記信号線路導体と面す
    る部位の厚みについて、前記信号線路導体の延設方向に
    沿って変化させて構成したことを特徴とする請求項2記
    載の高周波線路。
  8. 【請求項8】 誘電体上面に配置された信号線路導体と
    グランド導体との間隔を変化させて構成したことを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の高周波線路。
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WO2011034205A1 (ja) * 2009-09-16 2011-03-24 株式会社 ヨコオ 高周波結合器
JP2011193025A (ja) * 2005-01-31 2011-09-29 Sanyo Electric Co Ltd 回路基板装置

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