JP2003218244A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JP2003218244A
JP2003218244A JP2002015390A JP2002015390A JP2003218244A JP 2003218244 A JP2003218244 A JP 2003218244A JP 2002015390 A JP2002015390 A JP 2002015390A JP 2002015390 A JP2002015390 A JP 2002015390A JP 2003218244 A JP2003218244 A JP 2003218244A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
region
insulating layer
gate
chip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002015390A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Inoue
晋 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2002015390A priority Critical patent/JP2003218244A/ja
Priority to US10/339,558 priority patent/US6849553B2/en
Publication of JP2003218244A publication Critical patent/JP2003218244A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B43/00EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators
    • H10B43/30EEPROM devices comprising charge-trapping gate insulators characterised by the memory core region
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/02Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
    • H01L21/04Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
    • H01L21/18Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having at least one potential-jump barrier or surface barrier, e.g. PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic System or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
    • H01L21/30Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
    • H01L21/31Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to form insulating layers thereon, e.g. for masking or by using photolithographic techniques; After treatment of these layers; Selection of materials for these layers
    • H01L21/3105After-treatment
    • H01L21/31051Planarisation of the insulating layers
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B69/00Erasable-and-programmable ROM [EPROM] devices not provided for in groups H10B41/00 - H10B63/00, e.g. ultraviolet erasable-and-programmable ROM [UVEPROM] devices

Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁層を研磨する工程において、チップ上に
おけるスクライブ領域に近い部分(すなわち、チップの
周辺部)におけるゲート電極が露出しないようにする。 【解決手段】 半導体基板上に全面的に絶縁層270を
形成する前に、予め、メモリ領域1000にパターニン
グされたゲート層140aを形成する際に、チップ90
0の外周部に、同様に、ダミー回路となる、パターニン
グされたゲート層140cを形成する。これにより、絶
縁層270を形成した際に、チップ900の外周部にお
いて、絶縁層270の上面に新たな凸部が発生する。そ
の後、絶縁層270をCMP法を用いて研磨すると、絶
縁層270の上面に新たな凸部が発生したことによっ
て、チップ900の外周部における研磨速度が抑えられ
て、研磨される量も少なくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリ領域とロジ
ック回路領域とを含む半導体装置の製造方法に関し、特
に、メモリ領域に形成される不揮発性記憶装置が1つの
ワードゲートに対して2つの電荷蓄積領域を有する半導
体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置は、チップによって構成され
ている。チップ上には、主として、メモリセルを含むメ
モリ領域と、メモリの周辺回路などを含むロジック回路
領域と、が形成され、通常、メモリ領域は、チップの中
央部に配置され、ロジック回路領域は、そのメモリ領域
を取り囲むように、チップの周辺部に配置される。
【0003】また、各チップは、半導体ウェハ(半導体
基板)において、それぞれ碁盤目状に配置されており、
チップ間には、それぞれ、スクライブ領域が存在する。
このスクライブ領域は、ウェハを個々のチップに分割す
る目的で、ウェハの表面に引っ掻き傷の入れられる領域
である。
【0004】一方、不揮発性半導体記憶装置のひとつの
タイプとして、チャネル領域とコントロールゲートとの
間のゲート絶縁層が酸化シリコン層と窒化シリコン層と
の積層体からなり、窒化シリコン層に電荷がトラップさ
れるMONOS(Metal Oxide Nitride Oxide Semicond
uctor)型もしくはSONOS(Silicon Oxide Nitride
Oxide Silicon)型と呼ばれるタイプがある。
【0005】MONOS型の不揮発性半導体記憶装置と
して、図31に示すデバイスが知られている(文献:
Y.Hayashi,et al ,2000 Symposium on VLSI Techno
logy Digest of Technical Papers p.122-p.123)。
【0006】このMONOS型のメモリセル100は、
メモリ領域において、半導体基板10上に第1ゲート絶
縁層12を介してワードゲート14が形成されている。
そして、ワードゲート14の両側には、それぞれサイド
ウォール状の第1コントロールゲート20と第2コント
ロールゲート30とが配置されている。第1コントロー
ルゲート20の底部と半導体基板10との間には、第2
ゲート絶縁層22が存在し、第1コントロールゲート2
0の側面とワードゲート14との間には絶縁層24が存
在する。同様に、第2コントロールゲート30の底部と
半導体基板10との間には、第2ゲート絶縁層22が存
在し、第2コントロールゲート30の側面とワードゲー
ト14との間には絶縁層24が存在する。そして、隣り
合うメモリセルの、対向するコントロールゲート20と
コントロールゲート30との間の半導体基板10には、
ソース領域またはドレイン領域を構成する不純物層1
6,18が形成されている。
【0007】このように、ひとつのメモリセル100
は、ワードゲート14の側面に2つのMONOS型メモ
リ素子を有する。また、これらの2つのMONOS型メ
モリ素子は独立に制御される。したがって、ひとつのメ
モリセル100は、2ビットの情報を記憶することがで
きる。
【0008】このようなMONOS型のメモリセルを含
むメモリ領域と、メモリの周辺回路などを含むロジック
回路領域とを同一チップ上に形成する製造方法として、
基本的にメモリ領域のメモリセルを形成し、次にロジッ
ク回路領域の周辺回路を形成することにより、メモリ領
域とロジック回路領域とを形成し、その上層に絶縁層を
介して種々の配線層を形成する製造方法が考えられてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記製造方法
の一工程として、酸化シリコン層等の絶縁層を全面に形
成した後、その絶縁層をCMP(Chemical Mechanical
Polishing :化学的・機械的研磨)法を用いて研磨する
ことが行われている。なお、かかる研磨は、通常、メモ
リ領域において、上記絶縁層の下層にあるストッパ層が
露出するまで行われる。
【0010】絶縁層を全面に形成した時、チップ上にお
けるメモリ領域やロジック回路領域において、形成され
る絶縁層の上面には、その絶縁層の下層にあるゲート層
やゲート電極などに応じて、凸部が発生する。これに対
し、チップ間に存在するスクライブ領域では、ゲート層
やゲート電極は存在しないため、そのような凸部は発生
しない。このため、かかる絶縁層の研磨では、研磨の速
度が一様でなく、各チップ間のスクライブ領域の方が、
チップ上のメモリ領域やロジック回路領域に比較して速
く研磨されてしまうため、より多く研磨されることにな
る。それ故、チップ上において、そのようなスクライブ
領域に近い部分、すなわち、チップの外周部も、その影
響を受けて、過剰に研磨される場合があった。
【0011】チップの外周部は、上述したとおり、ロジ
ック回路領域であるので、そのように過剰に研磨される
部分に、例えば、ゲート電極などが存在すると、絶縁層
の研磨によって、メモリ領域におけるストッパ層が露出
する前に、ロジック回路領域において、そのようなゲー
ト電極が露出してしまう可能性があった。
【0012】仮に、このように、ロジック回路領域にお
いて、そのようなゲート電極が露出すると、ゲート電極
の上面には、前の工程において既にシリサイド層が形成
されているため、このシリサイド層も研磨されてしま
い、絶縁研磨を行っているCMP装置内を金属によって
汚染してしまう恐れがある。また、後の工程において、
エッチングによりパターニングしてワード線を形成する
際に、露出しているゲート電極もエッチングされてしま
い、消失してしまう恐れがあった。
【0013】従って、本発明の目的は、上記した従来技
術の問題点を解決し、絶縁層を研磨する工程において、
チップ上におけるスクライブ領域に近い部分(すなわ
ち、チップの周辺部)におけるゲート電極が露出しない
ようにする半導体装置の製造方法を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記した目的の少なくとも一部を達成するために、本発明
の製造方法は、チップ上に、不揮発性記憶装置を含むメ
モリ領域と、該不揮発性記憶装置の周辺回路を含むロジ
ック回路領域と、を備えた半導体装置の製造方法であっ
て、(a)半導体層と、該半導体層の上方に形成された
第1絶縁層と、該第1絶縁層の上方に形成された第1導
電層と、該第1導電層の上方に形成されたストッパ層
と、を備えた半導体基板を用意する工程と、(b)前記
チップのメモリ領域において、前記ストッパ層と前記第
1導電層とをパターニングする工程と、(c)前記チッ
プのメモリ領域において、パターニングされた前記第1
導電層の両側面にONO(Oxide Nitride Oxide:オキ
サイド・ナイトライド・オキサイド)膜を介してサイド
ウォール状のコントロールゲートを形成する工程と、
(d)前記チップのロジック回路領域において、前記ス
トッパ層をエッチングにより除去する工程と、(e)前
記チップのロジック回路領域において、前記第1導電層
をパターニングして、絶縁ゲート電界効果トランジスタ
のゲート電極を形成する工程と、(f)前記半導体基板
上に全面的に第2絶縁層を形成する工程と、(g)前記
メモリ領域における前記ストッパ層が露出するまで、前
記第2絶縁層を研磨する工程と、を備えると共に、前記
工程(f)よりも前に、(h)前記チップの外周部また
は前記チップ間のスクライブ領域において、少なくとも
前記第1導電層をパターニングして、ダミー回路となる
ゲート層を形成する工程を備えることを要旨とする。
【0015】このように、本発明の製造方法では、半導
体基板上に全面的に第2絶縁層を形成する前に、予め、
チップの外周部またはチップ間のスクライブ領域におい
て、第1導電層をパターニングして、ダミー回路となる
ゲート層を形成することにより、チップの外周部または
チップ間のスクライブ領域において、第2絶縁層の上面
に新たな凸部が発生する。
【0016】従って、本発明の製造方法によれば、この
ように、チップの外周部またはチップ間のスクライブ領
域において、第2絶縁層の上面にダミー回路のゲート層
による新たな凸部が発生したことによって、チップの外
周部またはチップ間のスクライブ領域における研磨速度
が抑えられて、研磨される量も少なくなるため、チップ
の外周部が、過剰に研磨されるの防ぐことができる。
【0017】よって、チップの外周部に、ロジック回路
領域があっても、第2絶縁層の研磨によって、メモリ領
域のストッパ層が露出する前に、ロジック回路領域おい
て、ゲート電極が露出する恐れがなくなる。
【0018】本発明の半導体装置の製造方法において、
前記工程(b)は、前記工程(h)を含むことが好まし
い。
【0019】このように含むことにより、チップのメモ
リ領域において、ストッパ層と第1導電層とをパターニ
ングする際に、チップの外周部またはチップ間のスクラ
イブ領域において、少なくとも第1導電層をパターニン
グして、ダミー回路となるゲート層を、同時に形成する
ことができるので、製造工程を簡略化することができ
る。
【0020】本発明の半導体装置の製造方法において、
前記工程(e)は、前記工程(h)を含むことが好まし
い。
【0021】このように含むことにより、チップのロジ
ック回路領域において、第1導電層をパターニングし
て、絶縁ゲート電界効果トランジスタのゲート電極を形
成する際に、チップの外周部またはチップ間のスクライ
ブ領域において、少なくとも第1導電層をパターニング
して、ダミー回路となるゲート層を、同時に形成するこ
とができるので、製造工程を簡略化することができる
【0022】本発明の半導体装置の製造方法において、
前記工程(c)は、(c−1)少なくとも前記メモリ領
域に、前記ONO膜を形成する工程と、(c−2)前記
ONO膜の上方に、第2導電層を形成する工程と、(c
−3)前記第2導電層をエッチングすることにより、前
記メモリ領域において、パターニングされた前記第1導
電層の両側面に、前記ONO膜を介して、前記第2導電
層によって構成された前記コントロールゲートを形成す
る工程と、を備えることが好ましい。
【0023】このような工程を備えることにより、パタ
ーニングされた第1導電層の両側面にONO膜を介して
サイドウォール状にコントロールゲートを形成すること
ができる。
【0024】本発明の半導体装置の製造方法において、
前記工程(g)では、前記第2絶縁層の研磨に、CMP
法を用いることが好ましい。
【0025】半導体基板全面において、層間絶縁層を平
坦化していくのに適した方法だからである。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例としての
製造方法によって製造される半導体装置を構成するチッ
プの配列を示す平面図である。
【0027】本実施例に係る半導体装置は、チップ90
0によって構成されている。各チップ900は、半導体
ウェハ(半導体基板)において、図1に示すように、そ
れぞれ碁盤目状に配置されており、チップ間には、それ
ぞれ、スクライブ領域3000が存在する。また、1つ
のチップ900上には、主として、メモリセルを含むメ
モリ領域1000と、メモリの周辺回路などを含むロジ
ック回路領域2000と、が形成され、メモリ領域10
00は、チップ900の中央部に配置され、ロジック回
路領域2000は、そのメモリ領域1000を取り囲む
ように、チップ900の周辺部に配置される。
【0028】図2および図3は本実施例の製造方法によ
って製造される半導体装置のメモリ領域のレイアウトを
示す平面図である。図4は本実施例の製造方法によって
製造される半導体装置の一部分を示す平面図である。図
5は図4のB−B線に沿った断面図である。
【0029】図2〜図5に示す半導体装置は、MONO
S型不揮発性記憶装置(以下、「メモリセル」という)
100が複数の行および列に格子状に配列されてメモリ
セルアレイを構成しているメモリ領域1000と、メモ
リの周辺回路などを含むロジック回路領域2000とを
含む。
【0030】A.デバイスの構造:まず、図2および図
3を参照しながら、メモリ領域1000のレイアウトに
ついて説明する。
【0031】図2には、メモリ領域1000の一部であ
る第1のブロックB1と、これに隣り合う第2のブロッ
クB2とが示されている。図3には、第1のブロックB
1と、第1のブロックB1のコンタクト構造とが示され
ている。
【0032】第1のブロックB1と第2のブロックB2
との間の一部領域には、素子分離領域300が形成され
ている。各ブロックB1,B2においては、X方向(行
方向)に延びる複数のワード線50(WL)と、Y方向
(列方向)に延びる複数のビット線60(BL)とが設
けられている。一本のワード線50は、X方向に配列さ
れた複数のワードゲート14に接続されている。ビット
線60は不純物層16,18によって構成されている。
【0033】第1および第2コントロールゲート20,
30を構成する導電層40は、各不純物層16,18を
囲むように形成されている。すなわち、第1,第2コン
トロールゲート20,30は、それぞれY方向に延びて
おり、1組の第1,第2コントロールゲート20,30
の一方の端部は、X方向に延びる導電層40によって互
いに接続されている。また、1組の第1,第2コントロ
ールゲート20,30の他方の端部はともに1つの共通
コンタクト部200に接続されている。したがって、各
第1,第2コントロールゲート20,30は、メモリセ
ルのコントロールゲートの機能と、Y方向に配列された
各コントロールゲートを接続する配線としての機能とを
有する。
【0034】1つのメモリセル100は、1つのワード
ゲート14と、このワードゲート14の両側に形成され
た第1,第2コントロールゲート20,30と、これら
のコントロールゲート20,30の外側であって、半導
体基板内に形成された不純物層16,18とを含む。そ
して、不純物層16,18は、それぞれ隣り合うメモリ
セル100によって共有される。
【0035】Y方向に互いに隣り合う不純物層16であ
って、ブロックB1に形成された不純物層16とブロッ
クB2に形成された不純物層16とは、半導体基板内に
形成されたコンタクト用不純物層400によって互いに
電気的に接続されている。このコンタクト用不純物層4
00は、不純物層16に対し、コントロールゲートの共
通コンタクト部200とは反対側に形成される。
【0036】このコンタクト用不純物層400上には、
コンタクト350が形成されている。不純物層16によ
って構成されたビット線60は、このコンタクト350
によって、上層の配線層に電気的に接続される。
【0037】同様に、Y方向に互いに隣り合う2つの不
純物層18は、共通コンタクト部200が配置されてい
ない側において、コンタクト用不純物層400によって
互いに電気的に接続されている(図3参照)。
【0038】図2からわかるように、1つのブロックに
おいて、複数の共通コンタクト部200の平面レイアウ
トは、不純物層16と不純物層18とで交互に異なる側
に形成され、千鳥配置となる。同様に、図3に示すよう
に、1つのブロックにおいて、複数のコンタクト用不純
物層400の平面レイアウトは、不純物層16と不純物
層18とで交互に異なる側に形成され、千鳥配置とな
る。
【0039】次に、図4および図5を参照しながら、半
導体装置の平面構造および断面構造について説明する。
メモリ領域1000と隣り合う位置に、例えばメモリの
周辺回路を構成するロジック回路領域2000が形成さ
れている。メモリ領域1000とロジック回路領域20
00とは、素子分離領域300によって電気的に分離さ
れている。メモリ領域1000には、少なくともメモリ
セル100が形成されている。ロジック回路領域200
0には、少なくともロジック回路を構成する絶縁ゲート
電界効果トランジスタ(以下、「MOSトランジスタ」
という)500が形成されている。
【0040】まず、メモリ領域1000について説明す
る。
【0041】図5に示すように、メモリセル100は、
半導体基板10の上方に第1ゲート絶縁層12を介して
形成されたワードゲート14と、半導体基板10内に形
成された、ソース領域またはドレイン領域を構成する不
純物層16,18と、ワードゲート14の両側に沿って
それぞれ形成された、サイドウォール状の第1および第
2コントロールゲート20,30とを含む。また、不純
物層16,18上には、シリサイド層92が形成されて
いる。
【0042】第1コントロールゲート20は、半導体基
板10の上方に第2ゲート絶縁層22を介して形成さ
れ、かつ、ワードゲート14の一方の側面に対してサイ
ド絶縁層24を介して形成されている。同様に、第2コ
ントロールゲート30は、半導体基板10の上方に第2
ゲート絶縁層22を介して形成され、かつ、ワードゲー
ト14の他方の側面に対してサイド絶縁層24を介して
形成されている。
【0043】第2ゲート絶縁層22およびサイド絶縁層
24は、ONO膜である。具体的には、第2ゲート絶縁
層22およびサイド絶縁層24は、ボトム酸化シリコン
層(第1酸化シリコン層(O))、窒化シリコン層
(N)、トップ酸化シリコン層(第2酸化シリコン層
(O))の積層膜である。
【0044】第2ゲート絶縁層22の第1酸化シリコン
層は、チャネル領域と電荷蓄積領域との間に電位障壁
(potential barrier)を形成する。
【0045】第2ゲート絶縁層22の窒化シリコン層
は、キャリア(例えば、電子)をトラップする電荷蓄積
領域として機能する。
【0046】第2ゲート絶縁層22の第2酸化シリコン
層は、コントロールゲートと電荷蓄積領域との間に電位
障壁(potential barrier)を形成する。
【0047】サイド絶縁層24は、ワードゲート14
と、コントロールゲート20,30とをそれぞれ電気的
に分離させる。また、サイド絶縁層24の上端は、ワー
ドゲート14と第1,第2コントロールゲート20,3
0とのショートを防ぐために、コントロールゲート2
0,30の上端に比べ、半導体基板10に対して上方に
位置している。
【0048】なお、サイド絶縁層24と第2ゲート絶縁
層22とは、同一の成膜工程で形成され、それぞれの層
構造は等しくなる。
【0049】そして、隣り合うメモリセル100におい
て、隣り合う第1コントロールゲート20と第2コント
ロールゲート30との間には、埋め込み絶縁層70が形
成される。この埋め込み絶縁層70は、少なくともコン
トロールゲート20,30が露出しないようにこれらを
覆っている。具体的には、埋込み絶縁層70の上面は、
サイド絶縁層24の上端よりも半導体基板10に対して
上方に位置している。埋込み絶縁層70をこのように形
成することで、ワードゲート14およびワード線50に
対する第1,第2コントロールゲート20,30の電気
的分離をより確実に行うことができる。
【0050】共通コンタクト部200には、コントロー
ルゲート20,30に所定の電位を供給するための導電
層が形成される。共通コンタクト部200は、第1コン
タクト絶縁層212、第2コンタクト絶縁層210、第
1コンタクト導電層214、第2コンタクト導電層23
2、第3コンタクト絶縁層252および第3コンタクト
導電層260から構成されている。
【0051】第1コンタクト絶縁層212は、第1ゲー
ト絶縁層12と同一の工程で形成される。
【0052】第2コンタクト絶縁層210は、第2ゲー
ト絶縁層22およびサイド絶縁層24と同一の工程で形
成される。従って、第2コンタクト絶縁層210は、O
NO膜であって、第1酸化シリコン層と窒化シリコン層
と第2酸化シリコン層の積層体から構成されている。
【0053】第1コンタクト導電層214は、ワードゲ
ート14と同一の工程で形成される。第1コンタクト導
電層214は、第2コンタクト絶縁層210の外側に形
成されている。
【0054】第2コンタクト導電層232は、第2コン
タクト絶縁層210の内側に形成されている。第2コン
タクト導電層232は、第1,第2コントロールゲート
20,30の形成と同一の工程によって、これらのコン
トロールゲート20,30と連続するように形成され
る。従って、第2コンタクト導電層232と、コントロ
ールゲート20,30とは、同一の材質で形成されてい
る。
【0055】第3コンタクト絶縁層252は、第2コン
タクト導電層232の内側に形成されている。第3コン
タクト絶縁層252は、サイドウォール絶縁層152と
同一の工程によって形成される。
【0056】第3コンタクト導電層260は、ワード線
50と同一の工程で形成され、第1コンタクト導電層2
14と第2コンタクト導電層232とに接続されてい
る。
【0057】ロジック回路領域2000においては、M
OSトランジスタ500が形成されている。MOSトラ
ンジスタ500は、半導体基板10の上方に第3ゲート
絶縁層122を介して形成されたゲート電極142と、
半導体基板10内に形成されたソース領域またはドレイ
ン領域を構成する不純物層162,182と、ゲート電
極142の両側面に沿ってそれぞれ形成されたサイドウ
ォール絶縁層152とを含む。さらに、不純物層16
2,182の上面にはシリサイド層192が形成され、
ゲート電極142の上面にはシリサイド層194が形成
されている。
【0058】ロジック回路領域2000においては、M
OSトランジスタ500は絶縁層270によって覆われ
ている。この絶縁層270は、埋込み絶縁層70と同一
の工程で形成される。
【0059】メモリ領域1000とロジック回路領域2
000との境界領域には、図4および図5に示すよう
に、ワードゲート14およびゲート電極142と同一の
材質からなる境界部140cが形成される。この境界部
140cは、ワードゲート14およびゲート電極142
と同一の成膜工程で形成される。また、境界部140c
の少なくとも一部は、素子分離領域300の上方に形成
される。
【0060】境界部140cの一方の側面(メモリ領域
1000側)には、コントロールゲート20,30と同
一の材質のサイドウォール状導電層20aが形成されて
いる。このサイドウォール状導電層20aは、Y方向に
延びており、共通コンタクト部200を介して隣り合う
コントロールゲート30と電気的に接続されている。こ
のサイドウォール状導電層20aは、メモリセルのコン
トロールゲートとしては利用されない。しかしながら、
サイドウォール状導電層20aを隣り合うコントロール
ゲート30と電気的に接続させることによって、サイド
ウォール状導電層20aと隣り合うコントロールゲート
30の電気特性を、他のコントロールゲートの電気特性
と等しくすることができる。
【0061】また、境界部140cの他の側面(ロジッ
ク回路領域2000側)には、MOSトランジスタ50
0のサイドウォール絶縁層152の形成と同一の工程に
よって形成されたサイドウォール状絶縁層152が形成
されている。
【0062】メモリセル100およびMOSトランジス
タ500などが形成された半導体基板10上には、層間
絶縁層72が形成されている。そして、層間絶縁層72
には、例えば、共通コンタクト部200の第3コンタク
ト導電層260に到達するコンタクトホールが形成され
ている。このコンタクトホール内に、タングステンプラ
グまたは銅プラグなどの導電層82が充填され、この導
電層82は層間絶縁層72上に形成された配線層80と
接続されている。
【0063】B.半導体装置の基本的な製造方法:次
に、本発明の一実施例としての半導体装置の製造方法を
説明するために、まず、その前提となる基本的な製造方
法について、図6〜図17を参照しながら説明する。な
お、図6〜図17の各断面図は、図4のB−B線に沿っ
た部分に対応する。また、図6〜図17において、図2
〜図5で示す部分と実質的に同一の部分には同一の符号
を付し、重複する記載は省略する。
【0064】(1)図6に示すように、まず、半導体基
板10の表面に、トレンチアイソレーション法によって
素子分離領域300を形成する。そして、イオン注入に
よって、コンタクト用不純物層400(図2参照)を半
導体基板10内に形成する。
【0065】次いで、半導体基板10の表面に、ゲート
絶縁層となる絶縁層120を形成する。そして、ワード
ゲート14とゲート電極142とになるゲート層140
を絶縁層120上に堆積する。ゲート層140はドープ
トポリシリコンからなる。次いで、後のCMP(Chemic
al Mechanical Polishing :化学的・機械的研磨)工程
において、研磨の終了の目安となるストッパ層S100
をゲート層140上に形成する。ストッパ層S100
は、窒化シリコン層からなる。
【0066】なお、絶縁層120は本発明における第1
絶縁層に、ゲート層140は第1導電層に、ストッパ層
S100はストッパ層に、それぞれ対応する。
【0067】(2)図7に示すように、メモリ領域10
00にパターニングされたゲート層140aを形成す
る。例えば、ストッパ層S100(図6参照)の上に、
ロジック回路領域2000の全てを覆い、さらに、メモ
リ領域1000の一部にまで張り出したレジスト層(図
示しない)を形成する。次いで、このレジスト層をマス
クとしてストッパ層S100をパターニングする。その
後、パターニングされたストッパ層をマスクとして、ゲ
ート層140をエッチングする。この結果、図7に示す
ように、メモリ領域1000では、ゲート層140がパ
ターニングされゲート層140aとなる。一方、この工
程では、ロジック回路領域2000内のゲート層140
はパターニングされない(以後、ロジック回路領域内の
ゲート層140を便宜的に140bと呼ぶ)。
【0068】パターニング後の様子を平面的に示したの
が図8である。このパターニングによって、メモリ領域
1000内のゲート層140およびストッパ層S100
の積層体には、開口部160,180が設けられる。開
口部160,180は、後のイオン注入によって不純物
層16,18が形成される領域にほぼ対応している。そ
して、後の工程で、開口部160,180の側面に沿っ
てサイド絶縁層とコントロールゲートとが形成される。
【0069】(3)図9に示すように、半導体基板10
上に、ONO膜220を全面的に形成する。ONO膜2
20は、第1酸化シリコン層(O)、窒化シリコン層
(N)および第2酸化シリコン層(O)を順次堆積させ
ることで形成される。第1酸化シリコン層は、たとえば
熱酸化法、CVD法を用いて成膜することができる。窒
化シリコン層は、たとえばCVD法によって成膜するこ
とができる。第2酸化シリコン層は、CVD法、具体的
には高温酸化法(HTO)を用いて成膜することができ
る。これらの各層を成膜した後、アニール処理を行い、
各層を緻密化することが好ましい。
【0070】ONO膜220は、後のパターニングによ
って、第2ゲート絶縁層22およびサイド絶縁層24、
ならびに第2コンタクト絶縁層210となる(図5参
照)。
【0071】(4)図10に示すように、ドープトポリ
シリコン層230を、ONO膜220上に全面的に形成
する。ドープトポリシリコン層230は、後にエッチン
グされて、コントロールゲート20,30を構成する導
電層40(図2参照)および共通コンタクト部200の
第2導電層232(図4参照)となる。
【0072】次いで、共通コンタクト部が形成される領
域に、レジスト層R100を形成する。
【0073】(5)図11に示すように、ドープトポリ
シリコン層230(図10参照)をレジスト層R100
をマスクとして全面的に異方性エッチングすることによ
り、第1および第2コントロールゲート20,30およ
び第2コンタクト導電層232を形成する。
【0074】すなわち、このエッチング工程によって、
メモリ領域1000の開口部160,180(図8参
照)の側面に沿って、サイドウォール状のコントロール
ゲート20,30が形成される。これと同時に、レジス
ト層R100(図10参照)でマスクされた部分には、
第2コンタクト導電層232が形成される。一方、ロジ
ック回路領域2000内に堆積されたドープトポリシリ
コン層230は完全に除去される。但し、境界領域にお
いては、ゲート層140bの一方の端部(メモリ領域1
000側)の側面に、ドープトポリシリコン層230が
サイドウォール状に残存することになる。その後、レジ
スト層R100は除去される。
【0075】なお、ONO膜220は本発明におけるO
NO膜に、コントロールゲート20,30はコントロー
ルゲートに、ドープトポリシリコン層230は第2導電
層に、それぞれ対応する。
【0076】(6)図12に示すように、メモリ領域1
000の全てを覆い、さらにロジック回路領域の一部に
まで張り出したレジスト層R200を形成する。次い
で、レジスト層R200をマスクとしてロジック回路領
域2000におけるONO膜220とストッパ層S10
0とを除去する。このエッチング工程によって、境界領
域を除くロジック回路領域2000内のストッパ層S1
00は全て除去される。
【0077】このとき、メモリ領域1000とロジック
回路領域2000との境界領域に位置するゲート層14
0bであって、上記(2)のエッチング工程(図7参
照)で使用されるレジスト層と、この(6)のエッチン
グ工程で使用されるレジスト層R200とに共に覆われ
ていた領域は、後の工程で境界部140c(図5参照)
となる。また、このパターニングによって形成されたス
トッパ層S100aは、メモリ領域1000内の他のス
トッパ層S100より幅が大きい。その後、レジスト層
R200は除去される。
【0078】(7)図13に示すように、ゲート電極1
42を形成するためのレジスト層R300を形成する。
このレジスト層R300は、メモリ領域1000の全て
と、ロジック回路領域2000内の所定の部分とを覆う
ようにパターニングされている。次いで、レジスト層R
300をマスクとしてゲート層140b(図12参照)
をエッチングすることにより、ロジック回路領域200
0内にゲート電極142を形成する。また、このエッチ
ングによって、境界領域にはレジスト層R300とスト
ッパ層S100aとをマスクとして自己整合的に境界部
140cがパターニングされる。
【0079】その後、レジスト層R300は除去され
る。次いで、N型不純物をドープすることで、ロジック
回路領域2000においてソース領域およびドレイン領
域のエクステンション層161,181が形成される。
【0080】(8)図14に示すように、メモリ領域1
000およびロジック回路領域2000において、酸化
シリコンまたは窒化酸化シリコンなどの絶縁層250を
全面的に形成する。
【0081】(9)図15に示すように、絶縁層250
(図14参照)を全面的に異方性エッチングすることに
より、ロジック回路領域2000において、ゲート電極
142の両側面にサイドウォール絶縁層152が形成さ
れる。これと共に、境界部140cのロジック回路領域
2000側の側面にサイドウォール絶縁層152が形成
さる。また、コントロールゲート20,30上には絶縁
層152aが残存させられる。また、第2コンタクト導
電層232を覆う第3コンタクト絶縁層252が形成さ
れる。さらに、このエッチングによって、後の工程でシ
リサイド層が形成される領域、すなわち、例えば、後の
イオン注入によって、メモリ領域1000の不純物層1
6,18が形成される領域、ロジック回路領域2000
の不純物層162,182が形成される領域、及びロジ
ック回路領域2000のゲート電極142の、それぞれ
の上に堆積された絶縁層は除去され、半導体基板が露出
する。
【0082】次いで、N型不純物をイオン注入すること
により、半導体基板10内に、メモリ領域1000のソ
ース領域またはドレイン領域を構成する不純物層16,
18、およびロジック回路領域2000のソース領域ま
たはドレイン領域を構成する不純物層162,182を
形成する。
【0083】次いで、シリサイド形成用の金属を全面的
に堆積させる。シリサイド形成用の金属とは、例えば、
チタンやコバルトである。その後、不純物層16,1
8,162,182及びゲート電極142の、それぞれ
の上に形成された金属をシリサイド化反応させることに
より、不純物層16,18の上面にシリサイド層92を
形成させ、不純物層162,182の上面にシリサイド
層192を形成させ、ゲート電極142の上面にシリサ
イド層194を形成させる。従って、このシリサイド工
程によって、ロジック回路領域2000のMOSトラン
ジスタ500(図5参照)は、ゲート電極と、ソース領
域またはドレイン領域とが共に自己整合的にシリサイド
化される。また、同一のシリサイド工程によって、メモ
リ領域1000のメモリセル100(図5参照)は、ソ
ース領域またはドレイン領域の表面が自己整合的にシリ
サイド化される。
【0084】次いで、メモリ領域1000およびロジッ
ク回路領域2000において、酸化シリコンまたは窒化
酸化シリコンなどの絶縁層270を全面的に形成する。
絶縁層270は、ストッパ層S100とS100aとを
覆うように形成される。
【0085】(10)図16に示すように、絶縁層27
0をCMP法を用いて、ストッパ層S100,S100
aが露出するまで研磨し、絶縁層270を平坦化する。
この研磨によって、コントロールゲート20,30をは
さんで対向する2つのサイド絶縁層24の間に絶縁層2
70が残存され、埋込み絶縁層70となる。
【0086】このとき、メモリ領域1000において
は、ゲート層140aおよびストッパ層S100の側面
に形成されたサイド絶縁層24の上端は、第1,第2コ
ントロールゲート20,30の上端に比べ、半導体基板
10に対して上方に位置する。また、ロジック回路領域
2000においては、MOSトランジスタ500は絶縁
層270によって完全に覆われていることが望ましい。
【0087】従って、この研磨工程が完了した段階で、
ワードゲート14となるゲート層140aと境界部14
0cとの上方にはそれぞれストッパ層S100とS10
0aとが存在することになる。一方、ゲート電極142
の上方にはストッパ層は無く、絶縁層270が存在する
ことが望ましい。
【0088】(11)ストッパ層S100,S100a
(図16参照)を熱りん酸で除去する。この結果、少な
くともゲート層140aと境界部140cとの上面が露
出する。その後、全面的にドープトポリシリコン層を堆
積させる。
【0089】次いで、図17に示すように、堆積形成し
たドープトポリシリコン層上にパターニングされたレジ
スト層R400を形成する。レジスト層R400をマス
クとして、エッチングにより、上記ドープトポリシリコ
ン層をパターニングすることによって、ワード線50と
第3コンタクト導電層260とが形成される。
【0090】さらに、レジスト層R400をマスクとし
て、ゲート層140a(図16参照)のエッチングが行
われる。このエッチングにより、ワード線50が上方に
形成されないゲート層140aが除去される。その結
果、アレイ状に配列したワードゲート14を形成するこ
とができる。ゲート層140aの除去領域は、後に形成
されるP型不純物層(素子分離用不純物層)15の領域
と対応する(図4参照)。
【0091】なお、このエッチング工程では、第1,第
2のコントロールゲート20、30をなす導電層40
は、埋込み絶縁層70で覆われているために、エッチン
グされずに残る。また、ロジック回路領域2000のM
OSトランジスタ500は、絶縁層270によって完全
に覆われている限り、このエッチングによって影響を受
けることは無い。
【0092】次いで、P型不純物を半導体基板10に全
面的にドープする。これにより、Y方向におけるワード
ゲート14の相互間の領域にP型不純物層(素子分離用
不純物層)15(図4参照)が形成される。このP型不
純物層15によって、不揮発性半導体記憶装置100相
互の素子分離がより確実に行われる。
【0093】(12)次いで、第1層間絶縁層を形成し
た後、公知の方法でコンタクトホールを形成し、コンタ
クトホール内の導電層および第1配線層を形成できる。
例えば、図5に示すように、層間絶縁層72にコンタク
トホールを形成した後、共通コンタクト部200と接続
された導電層82および配線層80を形成する。この工
程では、ロジック回路領域2000においても同様にコ
ンタクト部および配線層を形成することができる。
【0094】以上の工程により、図2〜図5に示す半導
体装置を製造することができる。
【0095】C.CMP法を用いた絶縁層研磨の詳細:
図18は、上記(10)で説明したCMP法を用いた研
磨工程(図16参照)の前後の様子を、チップ全体の観
点から示した説明図である。図18では、チップ上のメ
モリ領域およびロジック回路領域並びにチップ間のスク
ライブ領域の断面を簡略的に示しており、図1のA−A
線に沿った部分に対応する。但し、説明を分かり易くす
るため、図18における寸法及び寸法比などは、実際の
ものとは違えて描いてある。図18において、(a)は
研磨工程前の様子を、(b)は研磨工程後の様子を、そ
れぞれ示している。
【0096】上記(9)で説明した通り、シリサイド工
程を終えた後、メモリ領域1000およびロジック回路
領域2000に、絶縁層270が形成される(図15参
照)が、この絶縁層270は、実際には、半導体ウェハ
全面に形成される。従って、チップ900上のメモリ領
域1000およびロジック回路領域2000だけでな
く、当然に、チップ900間のスクライブ領域3000
にも、絶縁層270が形成される。このように、絶縁層
270が形成されると、チップ900上のメモリ領域1
000及びロジック回路領域2000には、その絶縁層
270の上面に、図18(a)に示すように、複数の凸
部が発生する。これら凸部は、絶縁層270の下層にあ
るメモリ領域1000のゲート層140aやロジック回
路領域2000のゲート電極142などに応じて発生す
る。
【0097】具体的には、チップ900上において、メ
モリ領域1000ではゲート層140aが形成される密
度が比較的高く、ロジック回路領域2000ではゲート
電極142が形成される密度が比較的低いため、絶縁層
270の上面における凸部の発生密度は、メモリ領域1
000で比較的高く、ロジック回路領域2000で比較
的低くなる。またさらに、チップ900間のスクライブ
領域3000では、ゲート層やゲート電極が何も形成さ
れていないため、絶縁層270の上面には、そのような
凸部は発生しない。
【0098】次に、このような絶縁層270が形成され
た後、上記(10)で説明したように、CMP法を用い
て、この絶縁層270をストッパ層S100,S100
aが露出するまで研磨するが、かかる研磨は、半導体ウ
ェハ全面にわたって行われる。従って、チップ900上
のメモリ領域1000およびロジック回路領域2000
だけでなく、当然に、チップ900間のスクライブ領域
3000も、絶縁層270の研磨が行われる。
【0099】しかしながら、絶縁層270の上面に上記
したような複数の凸部が存在すると、その凸部の発生密
度に起因して、領域毎に、絶縁層270の研磨速度に差
が発生する場合がある。具体的には、絶縁層270は、
比較的凸部の発生密度の低いロジック回路領域2000
の方が、比較的凸部の発生密度の高いメモリ領域100
0に比べて、早く研磨され、さらに、凸部の存在しない
スクライブ領域3000の方が、凸部の存在するメモリ
領域1000やロジック回路領域2000に比較して、
より早く研磨される。
【0100】このため、このような絶縁層の研磨では、
図18(b)に示すように、チップ間のスクライブ領域
3000の方が、チップ900上のメモリ領域1000
やロジック回路領域2000に比べて、より多く研磨さ
れることになる。それ故、チップ900上において、そ
のようなスクライブ領域3000に近い部分、すなわ
ち、チップ900の外周部(例えば、一点鎖線の丸で囲
んだ部分)も、その影響を受けて、過剰に研磨される可
能性がある。
【0101】チップ900の外周部は、ロジック回路領
域2000であるので、過剰に研磨される部分に、図1
8(b)に示すように、ゲート電極142などが存在す
ると、絶縁層の研磨によって、メモリ領域1000のス
トッパ層S100が露出する前に、ロジック回路領域2
000において、そのようなゲート電極142が露出し
てしまう場合が発生する。
【0102】このように、絶縁層の研磨によって、ロジ
ック回路領域2000のゲート電極142が露出する
と、ゲート電極142の上面には、前の(9)の工程
(図15参照)において既にシリサイド層194が形成
されているため、このシリサイド層194も研磨されて
しまい、絶縁研磨を行っているCMP装置(図示せず)
内を金属によって汚染してしまう恐れがある。
【0103】また、ロジック回路領域2000のゲート
電極142が露出すると、後の(11)の工程(図17
参照)において、堆積形成したドープトポリシリコン層
をエッチングによりパターニングして、ワード線50な
どを形成する際に、露出しているゲート電極142もエ
ッチングされてしまい、消失してしまう恐れがある。
【0104】D.本実施例の製造方法:そこで、本発明
の一実施例としての半導体装置の製造方法では、上記
(2)で説明したとおり、メモリ領域1000にパター
ニングされたゲート層140aを形成する際(図7参
照)に、チップ900の外周部に、同様に、ダミー回路
となる、パターニングされたゲート層を形成した上で、
上記(10)の工程で説明したCMP法を用いた絶縁層
270の研磨工程を実行するようにしている。
【0105】図19〜図28は、それぞれ、本発明の一
実施例としての半導体装置の製造方法の各工程を示す断
面図である。なお、これら図19〜図28はチップの外
周部近辺の断面を模式的に示している。
【0106】上記(1)で説明したとおり、まず、半導
体基板10の表面に素子分離領域300を形成する際
に、図19に示すように、チップの外周部およびチップ
間のスクライブ領域にも、素子分離領域300を形成す
る。
【0107】次いで、半導体基板10の表面に、それら
チップの外周部およびチップ間のスクライブ領域も含め
て、全面的に、絶縁層120、ゲート層140、及びス
トッパ層S100を順次形成する。
【0108】続いて、上記(2)で説明したとおり、メ
モリ領域1000にパターニングされたゲート層140
aを形成する際に、図20に示すように、チップ900
の外周部に、同様に、ダミー回路となる、パターニング
されたゲート層140cを形成する。
【0109】その後、上記(3)で説明したとおり、半
導体基板10上に、図21に示すように、チップの外周
部およびチップ間のスクライブ領域も含めて、全面的
に、ONO膜220を形成する。
【0110】次いで、上記(4)で説明したとおり、O
NO膜220上に、図22に示すように、チップの外周
部およびチップ間のスクライブ領域も含めて、全面的
に、ドープトポリシリコン層230を形成する。
【0111】さらに、上記(5)で説明したとおり、ド
ープトポリシリコン層230を、図23に示すように、
全面的に異方性エッチングすることにより、ゲート層1
40cの両端部の側面、およびゲート層140bの一方
の端部(チップの外周部側)の側面に、ドープトポリシ
リコン層230がサイドウォール状に残存する。
【0112】次に、上記(6)で説明したとおり、レジ
スト層R200を形成する際に、図24に示すように、
メモリ領域1000だけでなく、チップの外周部および
チップ間のスクライブ領域も覆うように、レジスト層R
200を形成する。その上で、それらレジスト層R20
0をマスクとして、不要部分のONO膜220とストッ
パ層S100とを除去する。このとき、ゲート層140
bの一方の端部(チップの外周部側)の側面に、サイド
ウォール状に残存していたドープトポリシリコン層23
0も除去される。
【0113】次に、上記(7)で説明したように、ゲー
ト電極142を形成するためのレジスト層R300を形
成する際に、図25に示すように、メモリ領域1000
だけでなく、チップの外周部およびチップ間のスクライ
ブ領域も覆うように、レジスト層R300を形成する。
そして、それらレジスト層R300をマスクとして、ゲ
ート層140bをエッチングすることにより、ロジック
回路領域2000内にゲート電極142を形成する。
【0114】続いて、上記(8)で説明したとおり、半
導体基板10上に、図26に示すように、チップの外周
部およびチップ間のスクライブ領域も含めて、全面的
に、絶縁層250を形成する。
【0115】そして、上記(9)で説明したとおり、そ
れら絶縁層250を、図27に示すように、チップの外
周部およびチップ間のスクライブ領域も含めて、全面的
に異方性エッチングすることにより、ロジック回路領域
2000において、ゲート電極142の両側面にサイド
ウォール絶縁層152を形成する。またこのとき、ゲー
ト層140cの両側面にサイドウォール状に残存してい
たドープトポリシリコン層230上にも、絶縁層150
が残存することになる。
【0116】次いで、不純物層16,18,162,1
82を形成するために、半導体基板10内にN型不純物
がイオン注入されることになるが、チップの外周部およ
びチップ間のスクライブ領域には、素子分離領域300
が存在するため、不純物層は形成されない。また、その
後、シリサイド層92,192を形成するために、堆積
した金属にシリサイド化反応を生じさせるが、チップの
外周部およびチップ間のスクライブ領域には、素子分離
領域300が存在するため、シリサイド層は形成されな
い。
【0117】続いて、半導体基板10の表面に、チップ
の外周部およびチップ間のスクライブ領域も含めて、全
面的に、酸化シリコンまたは窒化酸化シリコンなどの絶
縁層270を形成する。
【0118】そしてその後、上記(10)で説明したと
おり、絶縁層270をCMP法を用いて、図28に示す
ように、ストッパ層S100が露出するまで研磨する。
【0119】図29は、本発明の一実施例としての半導
体装置の製造方法におけるCMP法を用いた研磨工程の
前後の様子を、チップ全体の観点から示した説明図であ
る。図29では、図18と同様に、チップ上のメモリ領
域およびロジック回路領域並びにチップ間のスクライブ
領域の断面を簡略的に示しており、図1のA−A線に沿
った部分に対応する。図29において、(a)は研磨工
程前の様子を、(b)は研磨工程後の様子を、それぞれ
示している。
【0120】図27または図29(a)に示すように、
半導体基板10の表面に、全面的に、絶縁層270を形
成したとき、上記したように、予め、チップ900の外
周部にダミー回路となるゲート層140cを形成したこ
とによって、そのゲート層140cの上方には、絶縁層
270の上面に凸部が新たに発生することになる。
【0121】そして続いて、この絶縁層270をCMP
法を用いて研磨すると、図28または図29(b)に示
す如くになり、例え、チップ間のスクライブ領域300
0が、メモリ領域1000やロジック回路領域2000
に比較して、より早く研磨されて、より多く研磨されて
も、チップ900の外周部において、絶縁層270の上
面に新たな凸部が発生したことによって、チップ900
の外周部における研磨速度が抑えられて、研磨される量
も少なくなるため、チップ900の外周部が、過剰に研
磨されるの防ぐことができる。
【0122】よって、チップ900の外周部に、ロジッ
ク回路領域2000があっても、絶縁層270の研磨に
よって、メモリ領域1000のストッパ層S100が露
出する前に、ロジック回路領域2000において、ゲー
ト電極142が露出することがなくなる。
【0123】なお、このように、チップ900の外周部
に形成されたダミー回路であるゲート層140cは、研
磨工程が完了した後、上記(11)で説明したとおり、
ワード線50を形成する工程において、エッチングによ
り消失する。
【0124】なお、本発明は上記した実施例や実施形態
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様にて実施することが可能である。
【0125】上記した実施例においては、チップ900
の外周部に、ダミー回路となる、パターニングされたゲ
ート層を形成したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、チップ間のスクライブ領域3000に、ダミー
回路となる、パターニングされたゲート層を形成するよ
うにしても良い。
【0126】図30は、本発明の変形例としての半導体
装置の製造方法におけるCMP法を用いた研磨工程の前
後の様子を、チップ全体の観点から示した説明図であ
る。図30では、図29と同様に、チップ上のメモリ領
域およびロジック回路領域並びにチップ間のスクライブ
領域の断面を簡略的に示しており、図1のA−A線に沿
った部分に対応する。図30において、(a)は研磨工
程前の様子を、(b)は研磨工程後の様子を、それぞれ
示している。
【0127】上記したように、チップ間のスクライブ領
域3000に、ダミー回路となる、パターニングされた
ゲート層140dを形成したことによって、図30
(a)に示すように、半導体基板10の表面に、全面的
に、絶縁層270を形成したとき、スクライブ領域30
00において、そのゲート層140dの上方に、絶縁層
270の凸部が新たに発生する。
【0128】そして、この絶縁層270をCMP法を用
いて研磨すると、チップ間のスクライブ領域3000に
おいて、絶縁層270の上面に新たな凸部が発生したこ
とによって、クライブ領域3000における研磨速度が
抑えられ、研磨される量も減少する。
【0129】従って、チップ900上において、クライ
ブ領域3000に近い部分、すなわち、チップ900の
外周部が、過剰に研磨される恐れはなくなる。
【0130】また、上記した実施例においては、ダミー
回路となる、パターニングされたゲート層140c,1
40dの形状については、言及しなかったが、いわゆる
ガードリングのように、チップ900の周りを連続して
取り囲むように形成しても良いし、チップ900の周り
の所々に断続的に形成するようにしても良い。また、チ
ップ900の周りに、二重,三重など、多重に形成する
ようにして良い。
【0131】また、上記した実施例においては、ダミー
回路となる、パターニングされたゲート層140c,1
40dを、メモリ領域1000にパターニングされたゲ
ート層140aを形成する際に同時に形成するようにし
ていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ロ
ジック回路領域2000において、ゲート電極142を
形成する際に同時に形成するようにしても良いし、メモ
リ領域1000におけるゲート層140aやロジック回
路領域2000におけるゲート電極142とは、無関係
に独立して形成するようにしても良い。
【0132】さらにまた、上記した実施例においては、
最初に、上記(2)〜(5)で説明したとおり、メモリ
領域1000側のゲート層140aやコントロールゲー
ト20,30などを形成し、その後、上記(6)〜
(9)で説明したとおり、ロジック回路領域2000側
のゲート電極142やサイドウォール絶縁層152など
を形成していた。しかしながら、本発明は、かかる順序
に限定されるものではなく、最初に、ロジック回路領域
2000側のゲート電極142やサイドウォール絶縁層
152などを形成し、次いで、メモリ領域1000側の
ゲート層140aやコントロールゲート20,30など
を形成するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての製造方法によって製
造される半導体装置を構成するチップの配列を示す平面
図である。
【図2】半導体装置のメモリ領域のレイアウトを模式的
に示す平面図である。
【図3】半導体装置のメモリ領域のレイアウトを模式的
に示す別の平面図である。
【図4】半導体装置の要部を模式的に示す平面図であ
る。
【図5】図3のB−B線に沿った部分を模式的に示す断
面図である。
【図6】図2から図5に示す半導体装置の製造方法の一
工程を示す断面図である。
【図7】図2から図5に示す半導体装置の製造方法の一
工程を示す断面図である。
【図8】図7に示す半導体装置の製造方法の一工程を示
す平面図である。
【図9】図2から図5に示す半導体装置の製造方法の一
工程を示す断面図である。
【図10】図2から図5に示す半導体装置の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図11】図2から図5に示す半導体装置の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図12】図2から図5に示す半導体装置の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図13】図2から図5に示す半導体装置の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図14】図2から図5に示す半導体装置の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図15】図2から図5に示す半導体装置の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図16】図2から図5に示す半導体装置の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図17】図2から図5に示す半導体装置の製造方法の
一工程を示す断面図である。
【図18】従来におけるCMP法を用いた研磨工程の前
後の様子を、チップ全体の観点から示した説明図であ
る。
【図19】本発明の一実施例としての半導体装置の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図20】本発明の一実施例としての半導体装置の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図21】本発明の一実施例としての半導体装置の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図22】本発明の一実施例としての半導体装置の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図23】本発明の一実施例としての半導体装置の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図24】本発明の一実施例としての半導体装置の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図25】本発明の一実施例としての半導体装置の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図26】本発明の一実施例としての半導体装置の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図27】本発明の一実施例としての半導体装置の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図28】本発明の一実施例としての半導体装置の製造
方法の一工程を示す断面図である。
【図29】本発明の一実施例としての半導体装置の製造
方法におけるCMP法を用いた研磨工程の前後の様子
を、チップ全体の観点から示した説明図である。
【図30】本発明の変形例としての半導体装置の製造方
法におけるCMP法を用いた研磨工程の前後の様子を、
チップ全体の観点から示した説明図である。
【図31】公知のMONOS型メモリセルを示す断面図
である。
【符号の説明】
10…半導体基板 12…第1ゲート絶縁層 14…ワードゲート 16,18…不純物層 20…第1コントロールゲート 22…第2ゲート絶縁層 24…サイド絶縁層 30…第2コントロールゲート 50…ワード線 60…ビット線 70…埋込み絶縁層 72…層間絶縁層 80…配線層 100…不揮発性記憶装置(メモリセル) 120…絶縁層 122…第3ゲート絶縁層 140,140a,140b…ゲート層 140c,140d…ダミー回路となるゲート層 142…ゲート電極 160,180…開口部 162,182…不純物層 200…共通コンタクト部 210…第2コンタクト絶縁層 212…第1コンタクト絶縁層 214…第1コンタクト導電層 220…ONO膜 230…ドープドポリシリコン層 232…第2コンタクト導電層 252…第3コンタクト絶縁層 260…第3コンタクト導電層 270…絶縁層 300…素子分離領域 400…コンタクト用不純物層 500…絶縁ゲート電界効果トランジスタ(MOSトラ
ンジスタ) 900…チップ S100…ストッパ層 R100、R200、R300、R400…レジスト層 1000…メモリ領域 2000…ロジック回路領域 3000…スクライブ領域
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/115 29/788 29/792 Fターム(参考) 4M104 BB01 BB20 BB25 BB40 CC01 CC05 DD66 DD75 DD84 EE05 EE16 EE17 GG09 GG16 HH12 5F033 HH04 HH25 HH27 LL04 MM15 QQ08 QQ09 QQ16 QQ25 QQ48 QQ49 QQ70 QQ74 RR04 RR06 RR08 SS11 SS27 TT02 TT08 VV01 VV06 VV16 XX01 XX31 5F048 AA01 AB01 AC01 BA02 BB05 BB08 BB11 BB12 BC06 BF06 BG01 BG03 BG13 DA23 DA24 5F083 EP18 EP22 EP28 EP32 EP33 EP34 EP35 EP36 GA27 JA35 JA37 JA39 MA06 MA16 PR06 PR09 PR40 PR43 PR44 PR45 PR53 PR54 PR55 ZA06 ZA21 ZA28 5F101 BA45 BB02 BD22 BD50 BE20 BF05 BH21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ上に、不揮発性記憶装置を含むメ
    モリ領域と、該不揮発性記憶装置の周辺回路を含むロジ
    ック回路領域と、を備えた半導体装置の製造方法であっ
    て、 (a)半導体層と、該半導体層の上方に形成された第1
    絶縁層と、該第1絶縁層の上方に形成された第1導電層
    と、該第1導電層の上方に形成されたストッパ層と、を
    備えた半導体基板を用意する工程と、 (b)前記チップのメモリ領域において、前記ストッパ
    層と前記第1導電層とをパターニングする工程と、 (c)前記チップのメモリ領域において、パターニング
    された前記第1導電層の両側面にONO(Oxide Nitrid
    e Oxide:オキサイド・ナイトライド・オキサイド)膜
    を介してサイドウォール状のコントロールゲートを形成
    する工程と、 (d)前記チップのロジック回路領域において、前記ス
    トッパ層をエッチングにより除去する工程と、 (e)前記チップのロジック回路領域において、前記第
    1導電層をパターニングして、絶縁ゲート電界効果トラ
    ンジスタのゲート電極を形成する工程と、 (f)前記半導体基板上に全面的に第2絶縁層を形成す
    る工程と、 (g)前記メモリ領域における前記ストッパ層が露出す
    るまで、前記第2絶縁層を研磨する工程と、 を備えると共に、 前記工程(f)よりも前に、 (h)前記チップの外周部または前記チップ間のスクラ
    イブ領域において、少なくとも前記第1導電層をパター
    ニングして、ダミー回路となるゲート層を形成する工程
    を備える半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置の製造方法
    において、 前記工程(b)は、前記工程(h)を含むことを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の半導体装置の製造方法
    において、 前記工程(e)は、前記工程(h)を含むことを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のうちの任意の
    1つに記載の半導体装置の製造方法において、 前記工程(c)は、 (c−1)少なくとも前記メモリ領域に、前記ONO膜
    を形成する工程と、 (c−2)前記ONO膜の上方に、第2導電層を形成す
    る工程と、 (c−3)前記第2導電層をエッチングすることによ
    り、前記メモリ領域において、パターニングされた前記
    第1導電層の両側面に、前記ONO膜を介して、前記第
    2導電層によって構成された前記コントロールゲートを
    形成する工程と、 を備える半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のうちの任意の
    1つに記載の半導体装置の製造方法において、 前記工程(g)では、前記第2絶縁層の研磨に、CMP
    (Chemical Mechanical Polishing :化学的・機械的研
    磨)法を用いることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
JP2002015390A 2002-01-24 2002-01-24 半導体装置の製造方法 Withdrawn JP2003218244A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002015390A JP2003218244A (ja) 2002-01-24 2002-01-24 半導体装置の製造方法
US10/339,558 US6849553B2 (en) 2002-01-24 2003-01-10 Method of manufacturing semiconductor device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002015390A JP2003218244A (ja) 2002-01-24 2002-01-24 半導体装置の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003218244A true JP2003218244A (ja) 2003-07-31

Family

ID=27651802

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002015390A Withdrawn JP2003218244A (ja) 2002-01-24 2002-01-24 半導体装置の製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6849553B2 (ja)
JP (1) JP2003218244A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010251557A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Renesas Electronics Corp 半導体記憶装置及びその製造方法

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3671890B2 (ja) * 2001-09-25 2005-07-13 セイコーエプソン株式会社 半導体装置およびその製造方法
JP3674564B2 (ja) 2001-09-25 2005-07-20 セイコーエプソン株式会社 半導体装置およびその製造方法
JP3671889B2 (ja) 2001-09-25 2005-07-13 セイコーエプソン株式会社 半導体装置およびその製造方法
JP3956709B2 (ja) 2002-01-23 2007-08-08 セイコーエプソン株式会社 半導体装置の製造方法
JP2003243616A (ja) 2002-02-20 2003-08-29 Seiko Epson Corp 半導体装置の製造方法
JP3975349B2 (ja) * 2002-09-02 2007-09-12 セイコーエプソン株式会社 半導体装置およびその製造方法
JP3975350B2 (ja) * 2002-09-11 2007-09-12 セイコーエプソン株式会社 半導体装置の製造方法
JP3972196B2 (ja) * 2002-09-18 2007-09-05 セイコーエプソン株式会社 半導体装置の製造方法
JP3743514B2 (ja) * 2002-10-24 2006-02-08 セイコーエプソン株式会社 半導体装置およびその製造方法
JP3664159B2 (ja) * 2002-10-29 2005-06-22 セイコーエプソン株式会社 半導体装置およびその製造方法
JP3664161B2 (ja) * 2002-10-30 2005-06-22 セイコーエプソン株式会社 半導体装置およびその製造方法
JP3664160B2 (ja) 2002-10-30 2005-06-22 セイコーエプソン株式会社 半導体装置およびその製造方法
JP5956964B2 (ja) * 2013-08-30 2016-07-27 株式会社東芝 半導体装置
US9269766B2 (en) * 2013-09-20 2016-02-23 Globalfoundries Singapore Pte. Ltd. Guard ring for memory array
US10541243B2 (en) * 2015-11-19 2020-01-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor device including a gate electrode and a conductive structure

Family Cites Families (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07161851A (ja) 1993-12-10 1995-06-23 Sony Corp 半導体不揮発性記憶装置およびその製造方法
US5408115A (en) * 1994-04-04 1995-04-18 Motorola Inc. Self-aligned, split-gate EEPROM device
US5422504A (en) * 1994-05-02 1995-06-06 Motorola Inc. EEPROM memory device having a sidewall spacer floating gate electrode and process
US5663923A (en) * 1995-04-28 1997-09-02 Intel Corporation Nonvolatile memory blocking architecture
US5969383A (en) * 1997-06-16 1999-10-19 Motorola, Inc. Split-gate memory device and method for accessing the same
JPH11162981A (ja) 1997-11-27 1999-06-18 Toshiba Corp 半導体装置
JPH11289015A (ja) 1998-04-03 1999-10-19 Nippon Steel Corp 半導体ウェハ及び半導体装置の製造方法
JP2978477B1 (ja) 1998-06-12 1999-11-15 株式会社日立製作所 半導体集積回路装置およびその製造方法
JP3973819B2 (ja) 1999-03-08 2007-09-12 株式会社東芝 半導体記憶装置およびその製造方法
US6396158B1 (en) * 1999-06-29 2002-05-28 Motorola Inc. Semiconductor device and a process for designing a mask
US6255166B1 (en) * 1999-08-05 2001-07-03 Aalo Lsi Design & Device Technology, Inc. Nonvolatile memory cell, method of programming the same and nonvolatile memory array
JP4058219B2 (ja) 1999-09-17 2008-03-05 株式会社ルネサステクノロジ 半導体集積回路
JP2001148434A (ja) 1999-10-12 2001-05-29 New Heiro:Kk 不揮発性メモリセルおよびその使用方法、製造方法ならびに不揮発性メモリアレイ
US6177318B1 (en) * 1999-10-18 2001-01-23 Halo Lsi Design & Device Technology, Inc. Integration method for sidewall split gate monos transistor
US6248633B1 (en) * 1999-10-25 2001-06-19 Halo Lsi Design & Device Technology, Inc. Process for making and programming and operating a dual-bit multi-level ballistic MONOS memory
US6531350B2 (en) * 2001-02-22 2003-03-11 Halo, Inc. Twin MONOS cell fabrication method and array organization
KR100418091B1 (ko) * 2001-06-29 2004-02-11 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 제조 방법
US6762092B2 (en) * 2001-08-08 2004-07-13 Sandisk Corporation Scalable self-aligned dual floating gate memory cell array and methods of forming the array
US6413821B1 (en) * 2001-09-18 2002-07-02 Seiko Epson Corporation Method of fabricating semiconductor device including nonvolatile memory and peripheral circuit
JP3956709B2 (ja) 2002-01-23 2007-08-08 セイコーエプソン株式会社 半導体装置の製造方法
JP3531641B2 (ja) * 2002-01-24 2004-05-31 セイコーエプソン株式会社 半導体装置の製造方法
JP2003243616A (ja) 2002-02-20 2003-08-29 Seiko Epson Corp 半導体装置の製造方法
JP2003243618A (ja) 2002-02-20 2003-08-29 Seiko Epson Corp 半導体装置の製造方法
JP2003243617A (ja) 2002-02-20 2003-08-29 Seiko Epson Corp 半導体装置の製造方法
JP3726760B2 (ja) 2002-02-20 2005-12-14 セイコーエプソン株式会社 半導体装置の製造方法
US6566196B1 (en) * 2002-05-15 2003-05-20 Mosel Vitelic, Inc. Sidewall protection in fabrication of integrated circuits
US6599801B1 (en) * 2002-06-25 2003-07-29 Macronix International Co., Ltd. Method of fabricating NROM memory cell

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010251557A (ja) * 2009-04-16 2010-11-04 Renesas Electronics Corp 半導体記憶装置及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6849553B2 (en) 2005-02-01
US20030190805A1 (en) 2003-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6413821B1 (en) Method of fabricating semiconductor device including nonvolatile memory and peripheral circuit
JP4388266B2 (ja) ストラップ領域及び周辺論理デバイス領域を有するフローティングゲートメモリセルの半導体アレーを形成する方法
JP3452056B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3674564B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3726760B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US6271087B1 (en) Method for forming self-aligned contacts and local interconnects using self-aligned local interconnects
EP1227518A2 (en) Method of manufacturing semiconductor integrated circuit device including nonvolatile semiconductor memory devices
JP3531641B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3956709B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2003243618A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2003218244A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3640186B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2003100917A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2003243617A (ja) 半導体装置の製造方法
US6482699B1 (en) Method for forming self-aligned contacts and local interconnects using decoupled local interconnect process
US6306713B1 (en) Method for forming self-aligned contacts and local interconnects for salicided gates using a secondary spacer
JP2003243616A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2003243542A (ja) 不揮発性記憶装置の製造方法
JP2003258129A (ja) 不揮発性記憶装置の製造方法
JP3622741B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2003258132A (ja) 不揮発性記憶装置の製造方法
JP2003258133A (ja) 不揮発性記憶装置の製造方法および半導体装置の製造方法
JP4300394B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US7053440B2 (en) Non-volatile semiconductor memory device and manufacturing method of the same
JP4314452B2 (ja) 不揮発性記憶装置の製造方法および半導体装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040907

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20041105