JP2003218242A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法

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JP2003218242A JP2002015385A JP2002015385A JP2003218242A JP 2003218242 A JP2003218242 A JP 2003218242A JP 2002015385 A JP2002015385 A JP 2002015385A JP 2002015385 A JP2002015385 A JP 2002015385A JP 2003218242 A JP2003218242 A JP 2003218242A
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drain
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Shoji Yadori
章二 宿利
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非導電性の電荷トラップ膜を電荷蓄積領域と
して用いる不揮発性メモリセルの読み出し電流を増加さ
せ、また読み出しディスターブによる読み出し不良の発
生を抑えることのできる技術を提供する。 【解決手段】 半導体基板1の主面方向にほぼ垂直に形
成された円柱をメモリセルMC1のチャネル領域2と
し、ソース3はチャネル領域2の下部に配置し、ドレイ
ン4はチャネル領域2の上部に配置し、さらに円柱の側
面に、第1絶縁膜6、非導電性の電荷トラップ膜7およ
び第2絶縁膜8が順次堆積された積層膜を介して制御ゲ
ート5が円柱の周囲を覆うように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気的に消去およ
び書き込み可能な不揮発性メモリセルを有する半導体記
憶装置およびその製造技術に関し、特に、非導電性の電
荷トラップ膜を情報の保持領域として使用する不揮発性
メモリを有する半導体記憶装置に適用して有効な技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】データの書き込みおよび消去を電気的に
行うことが可能な不揮発性メモリは、たとえば配線基板
上に組み込んだままの状態でデータの書き換えが可能で
あり、使いやすいことからメモリを必要とする様々な製
品に幅広く使用されている。
【0003】特に、電気的一括消去型EEPROM(El
ectric Erasable Programmable Read Only Memory;以
下、フラッシュメモリという)は、メモリアレイの一定
の範囲(メモリアレイの全てのメモリセルまたは所定の
メモリセル群)のデータを一括して電気的に消去する機
能を持っている。さらにフラッシュメモリは、1トラン
ジスタ積層ゲート構造であることからセルの小型化が進
み、高集積化への期待も大きい。
【0004】上記1トランジスタ積層ゲート構造は、1
個のメモリセルが基本的に1個の2層ゲートMISFE
T(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Tra
nsistor)で構成されている。その2層ゲートMISF
ETは、半導体基板上にトンネル絶縁膜を介して浮遊ゲ
ートを設け、さらにその上に層間膜を介して制御ゲート
を積み重ねることで形成されている。データの記憶(書
き込みおよび消去動作)は、上記浮遊ゲートに電子を注
入したり、浮遊ゲートから電子を抜き出したりすること
で行われている。
【0005】しかし、2層ゲートMISFETでは、書
き込みおよび消去動作の繰り返しによって、トンネル絶
縁膜の内部に電荷トラップが形成され、また半導体基板
とトンネル絶縁膜との界面における表面準位密度が増加
するため、データ書き換え後のリテンション特性が劣化
するという課題を残している。
【0006】前記課題を解消する方法として、近年、フ
ラッシュメモリの電荷蓄積に非導電性の電荷トラップ膜
を用いる方法が提案されている。
【0007】たとえば米国特許第5,768,192号に
は、シリコン窒化膜をシリコン酸化膜で挟んだ、いわゆ
るONO(Oxide/Nitride/Oxide)構造からなる積層膜
によってゲート絶縁膜を構成し、ドレイン近傍で発生し
たホットエレクトロンをシリコン窒化膜中へ注入して、
電子をトラップさせることによりデータの書き込みを行
う方式が開示されている。
【0008】また、米国特許第6,011,725号に
は、ホットエレクトロン注入の局在性を利用して、ドレ
イン近傍での電荷蓄積とソース近傍での電荷蓄積とを独
立に制御することにより、2ビットの情報を1セル内で
実現する、いわゆる多値セル技術について述べられてい
る。
【0009】また、米国特許第5,966,603号に
は、基板上にON積層膜を形成した後にシリコン窒化膜
上部を酸化することによりONO積層膜を形成する方
法、およびONO積層膜を形成した後に酸化工程を追加
することにより、メモリセルのリテンション特性を向上
する技術について記載されている。
【0010】また、米国特許第6,480,538号に
は、短時間気相成長法によりONO積層膜を形成する方
法、およびシリコン酸化膜の堆積温度が700〜800
℃、その膜厚が5〜15nmであることを開示してい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、本発明者が
検討したところ、フラッシュメモリの電荷蓄積に非導電
性の電荷トラップ膜を用いたバーチャルグランド型のセ
ル方式において、以下の問題点が明らかとなった。
【0012】バーチャルグランド型のセル方式では、ド
レインを構成するストライプ状の拡散領域とソースを構
成するストライプ状の拡散領域とが半導体基板に交互に
配置され、その上部に制御ゲートとの絶縁膜を維持する
ための絶縁膜が設けられ、ソースまたはドレインの延在
方向と直交するように制御ゲートが配置される。さらに
ドレインとソースとに挟まれた半導体基板のチャネル領
域と制御ゲートとの間には、シリコン酸化膜、シリコン
窒化膜およびシリコン酸化膜からなる積層膜が配置され
ている。
【0013】書き込みおよび読み出し動作におけるメモ
リセルのチャネル電流は、隣り合う拡散領域をソースま
たはドレインとして動作させて、制御ゲートに平行な方
向に流れる。ソース、ドレインのピッチを最小加工寸法
Fの2倍、制御ゲートのピッチを最小加工寸法Fの2倍
とすると、セル面積は2F×2F=4F2となり、たと
えば最小加工寸法Fが0.2μmの場合、セル面積は4
2=0.16μm2となる。
【0014】しかしながら、メモリセルのチャネル幅W
が制御ゲートの幅で定義され、チャネル長Lがソースと
ドレインとの間隔で定義されるため、チャネル電流を決
める構造定数W/Lは1となり、メモリセルを微細化し
ても読み出し電流は増加しない。シリコン酸化膜、シリ
コン窒化膜およびシリコン酸化膜からなる積層膜の実効
膜厚を薄くすることにより、読み出し電流を増加させる
ことができるが、これによりアクセス速度の劣化または
センスアンプの誤動作マージンの低下などが生じてしま
う。
【0015】さらに、読み出し電流を増加させるため
に、読み出し動作時の制御ゲートの電圧を増加する手段
も考えられるが、いわゆる読み出しディスターブの問題
が生ずる。この現象は、シリコン窒化膜中に電子がトラ
ップされた書き込み状態のメモリセルを読み出す際に、
制御ゲートの電圧によってトラップ電子が制御ゲート側
へ引き抜かれることによって発生する。その結果、デー
タ反転不良を引き起こす。シリコン窒化膜上のシリコン
酸化膜を厚くすることにより、ディスターブ耐性は向上
することができるが、読み出し電流は、さらに低下して
しまう。
【0016】本発明の目的は、非導電性の電荷トラップ
膜を電荷蓄積領域として用いる不揮発性メモリセルの読
み出し電流を増加させ、また読み出しディスターブによ
る読み出し不良の発生を抑えることのできる技術を提供
することにある。
【0017】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0019】本発明は、半導体基板にソース、ドレイ
ン、ソースとドレインとに挟まれたチャネル領域、およ
び制御ゲートからなる不揮発性メモリセルを備えた不揮
発性半導体記憶装置において、チャネル領域は半導体基
板の主面に対してほぼ垂直方向に形成された円柱に配置
され、ソースはチャネル領域の下部に配置され、ドレイ
ンはチャネル領域の上部に配置され、円柱状のチャネル
領域の側面に制御ゲートがその周囲を覆って配置され、
チャネル領域と制御ゲートの間に少なくとも第1絶縁
膜、非導電性の電荷トラップ膜および第2絶縁膜からな
る積層膜を有しており、上記円柱は、半導体基板と同一
の構成材料からなる、または絶縁膜を支柱としてその周
りを半導体膜で覆われてなるものである。
【0020】本発明は、第1導電型の半導体基板上に第
2導電型の第1導電膜を形成した後、レジストパターン
をマスクとして第1導電膜および半導体基板をエッチン
グすることにより、半導体基板と同一構成材料からな
り、所定の高さを有する円柱と、この円柱上に第1導電
膜からなるドレインとを形成する工程と、レジストパタ
ーンをマスクとして円柱の間の半導体基板に第2導電型
の不純物を導入してソースを形成する工程と、半導体基
板上に少なくとも第1絶縁膜、電荷トラップ膜および第
2絶縁膜を下層から順次堆積して積層膜を形成する工程
と、半導体基板上に第2導電型の第2導電膜を形成した
後、第2導電膜を異方性エッチングして円柱の側壁に前
記積層膜を介して第2導電膜からなるスペーサ状の制御
ゲートを形成する工程とを有するものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一の機能を有する部材には同
一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0022】(実施の形態1)図1に、本発明の一実施
の形態である不揮発性メモリのメモリアレイを構成する
メモリセルの要部平面図、図2に、前記図1のA−A′
線における半導体基板の要部断面図、図3に、前記図1
のB−B′線における半導体基板の要部断面図を示す。
【0023】メモリセルMC1は、半導体基板1に形成
された円柱状のチャネル領域2、ソース3,ドレイン4
および制御ゲート5によって構成される。チャネル領域
2は、半導体基板1の主面方向にほぼ垂直に配置され、
ソース3はチャネル領域2の下部に、ドレイン4はチャ
ネル領域2の上部に配置されている。円柱状のチャネル
領域2の側面には制御ゲート5がその周囲を覆うように
形成されており、チャネル領域2と制御ゲート5との間
に、第1絶縁膜6、非導電性の電荷トラップ膜7および
第2絶縁膜8が下層から順次堆積された積層膜が形成さ
れている。第1絶縁膜6および第2絶縁膜8は、たとえ
ばシリコン酸化膜、電荷トラップ膜7は、たとえばシリ
コン窒化膜によって構成される。また、制御ゲート5
は、ビット線9が延在する方向(図1のA−A′線方
向)ではメモリセルMC1毎に自己整合的に分離されて
いるが、ビット線9と直交する方向(図1のB−B′線
方向)では自己整合的に接続されている。
【0024】メモリセルへのデータの書き込みは、ソー
ス3を接地電位とし、ドレイン4および制御ゲート5へ
所定の正電圧を印加してチャネル領域2をオンさせ、ド
レイン4の近傍で発生するホットエレクトロンを電荷ト
ラップ膜7へトラップさせることにより行う。また、デ
ータの消去は、制御ゲート5へ所定の負電圧、半導体基
板1へ所定の正電圧を印加して、トラップされた電子を
第1絶縁膜6中を流れるトンネル電流によって電荷トラ
ップ膜7から半導体基板1へ引き抜くことにより行う。
【0025】チャネル領域2を構成する円柱は、B−
B′線方向に最小加工寸法Fの2倍、A−A′線方向に
最小加工寸法Fの3倍のピッチで配置され、またビット
線9は最小加工寸法Fの2倍のピッチで配置されてお
り、セル面積は2F×3F=6F 2となる。
【0026】メモリセルのチャネル幅Wは、チャネル領
域2が円柱状であることから、円柱の直径を最小加工寸
法FとするとW=3.14Fとなり、チャネル長Lは、
円柱の高さで定義される。円柱の高さが最小加工寸法F
の場合、チャネル電流を決めるメモリセルの構造定数W
/Lは3.14となる。
【0027】従来のメモリセルの面積は4F2、本発明
のメモリセルの面積は6F2であり、このままでは両者
の構造定数の対等な比較ができない。そこで、従来のメ
モリセルの制御ゲートの幅を最小加工寸法Fの2倍に広
げ、さらに制御ゲートのピッチを最小加工寸法Fの3倍
として、セル面積を6F2とした場合を想定する。これ
により従来のメモリセルではチャネル幅Wが最小加工寸
法Fの2倍になり、その構造定数W/Lは2となるが、
セル面積を同じとしても、本発明のメモリセルの構造定
数W/Lの方が1.57倍(3.14/2倍)大きい。さ
らに本発明のメモリセルの円柱の高さは最小加工寸法F
に制限されるものではなく、たとえば円柱の高さを最小
加工寸法Fの半分とすることも可能である。この場合、
構造定数W/Lは6.28となり、セル面積を同一とし
た従来のメモリセルと比較して、3.14倍の優位性が
維持される。
【0028】図4に、本発明の一実施の形態である不揮
発性メモリのメモリアレイおよびその周辺部の要部平面
図、図5に、前記図4のC−C′線における半導体基板
の要部断面図、図6に、前記図4のD−D′線における
半導体基板の要部断面図を示す。
【0029】メモリセルのチャネル領域2を構成する円
柱は、チャネル領域2となる半導体基板1上をレジスト
パターンで覆い、メモリアレイ領域の半導体基板1をエ
ッチングすることにより形成される。また、円柱状のチ
ャネル領域2の側面を覆うように形成された制御ゲート
5は、半導体基板1上への導電体膜の堆積と、これに続
く導電体膜のエッチバックにより形成される。このた
め、制御ゲート5と周辺回路との接続が課題となる。
【0030】そこで、本実施の形態1では、ビット線9
と直交する方向における最外周のチャネル領域2の上部
に掛かるように、メモリセルの制御ゲート5を構成する
導電体膜と同一層からなる引き出しパターン5aを配置
し、制御ゲート5を引き出しパターン5aによって引き
出す。さらにメモリセルを覆う層間絶縁膜10に、引き
出しパターン5aと接する接続孔11を形成し、これに
埋め込まれたプラグ12を介して引き出しパターン5a
を配線13へ接続する。配線13を用いて、制御ゲート
5と周辺回路とを接続する。
【0031】また、ソース3と周辺回路との接続は、メ
モリアレイ領域の周辺部において、メモリセルを覆う層
間絶縁膜10ならびに第1絶縁膜6、電荷トラップ膜7
および第2絶縁膜8からなる積層膜Lに接続孔11を形
成し、これに埋め込まれたプラグ12を介してソース3
を配線13へ接続することにより行われる。
【0032】なお、メモリアレイ領域の半導体基板1を
エッチングしてチャネル領域2を構成する円柱を形成す
るため、周辺回路領域とメモリアレイ領域との境界14
には段差が生ずる。このため、上記境界14における段
差部の側壁には、第1絶縁膜6、電荷トラップ膜7およ
び第2絶縁膜8からなる積層膜Lと制御ゲート5を構成
する導電体膜と同一層からなるスペーサ5bとが形成さ
れる。図4中、制御ゲート5、引き出しパターン5aお
よびスペーサ5bを構成する導電体膜を網掛けのハッチ
ングで示す。メモリアレイ領域に接する周辺回路領域に
は、素子分離部15が形成される。
【0033】次に、本発明の一実施の形態である不揮発
性メモリの製造方法の一例を図7〜図19に示す半導体
基板の要部断面図を用いて工程順に説明する。図7〜1
0,12,14,16,18に示すメモリアレイ領域
は、前記図6のD−D′線断面に相当する要部断面図、
図11,13,15,17,19に示すメモリアレイ領
域は、前記図5のC−C′線断面に相当する要部断面図
である。図中、A1はメモリアレイ領域、A2は周辺回
路領域を示す。
【0034】まず、図7(図6のD−D′線断面に相
当)に示すように、比抵抗が10Ωcm程度のp型のシ
リコン単結晶からなる半導体基板(半導体ウエハと称す
る平面略円形状の薄板)1を用意し、その主面に、たと
えば溝型の素子分離部15を形成する。すなわち半導体
基板1の所定箇所に、たとえば深さ250nm程度の分
離溝を形成した後、半導体基板1上に、たとえばシリコ
ン酸化膜からなる絶縁膜を堆積し、さらにその絶縁膜が
分離溝内にのみ残されるように絶縁膜をCMP(Chemic
al Mechanical Polishing)法等によって研磨すること
で、素子分離部15を形成する。
【0035】続いて、半導体基板1の表面に、厚さ10
nm程度のシリコン酸化膜16を形成した後、半導体基
板1の所定部分に所定の不純物を所定のエネルギーで選
択的にイオン注入法等によって導入することにより、n
ウェル(図示せず)およびpウェル17を形成する。上
記nウェルは、たとえばリンイオンを注入エネルギー1
MeV、ドーズ量1×1013cm-2、注入エネルギー5
00keV、ドーズ量3×1012cm-2および注入エネ
ルギー150keV、ドーズ量1×1012cm -2で注入
することにより形成される。また上記pウェル17は、
たとえばボロンイオンを注入エネルギー500keV、
ドーズ量1×1013cm-2、注入エネルギー150ke
V、ドーズ量3×1012cm-2および注入エネルギー5
0keV、ドーズ量1×1012cm-2で注入することに
より形成される。
【0036】次いで、半導体基板1上にn型導電性を示
す低抵抗なシリコン多結晶膜18をCVD(Chemical V
apor Deposition)法等により堆積した後、レジストパ
ターンをマスクとしたエッチングにより、周辺回路領域
A2のシリコン多結晶膜18を除去する。上記シリコン
多結晶膜18には、たとえば濃度3×1020cm-3程度
のリンが添加されており、その厚さは、たとえば100
nm程度である。
【0037】次に、図8((図6のD−D′線断面に相
当)に示すように、メモリアレイ領域A1のメモリセル
トランジスタが形成される領域および周辺回路領域A2
をレジストパターン19で覆い、これをマスクとして異
方性ドライエッチングによりシリコン多結晶膜18およ
び半導体基板1を加工し、メモリアレイ領域A1に半導
体基板1を構成するシリコン単結晶からなる円柱20、
およびその上部にシリコン多結晶膜18からなるドレイ
ン4を形成する。続いて上記レジストパターン19をマ
スクとして半導体基板1にn型不純物、たとえばリンを
pウェル17にイオン注入し、ソース3を形成する。上
記リンは、たとえば注入エネルギー50keV、ドーズ
量3×1015cm-2で注入される。
【0038】次に、図9(図6のD−D′線断面に相
当)に示すように、レジストパターン19を除去した
後、半導体基板1上に第1シリコン酸化膜、シリコン窒
化膜および第2シリコン酸化膜を順次堆積して3層構造
の積層膜21を形成する。第1シリコン酸化膜の厚さ
は、たとえば5nm程度、シリコン窒化膜の厚さは、た
とえば6nm程度、第2シリコン酸化膜の厚さは、たと
えば5nm程度である。次いでレジストパターン22を
マスクとしたエッチングにより、周辺回路領域A2の上
記積層膜21を除去する。
【0039】次に、図10(図6のD−D′線断面に相
当)および図11(図6のC−C′線断面に相当)に示
すように、レジストパターン22を除去した後、周辺回
路領域A2の半導体基板1上のシリコン酸化膜16を、
たとえばフッ酸系の水溶液を用いたウェットエッチング
で除去する。その後、周辺回路領域A2の半導体基板1
の表面に、たとえば厚さ15nm程度のシリコン酸化膜
からなるゲート絶縁膜23を熱酸化法等によって形成
し、さらに半導体基板1上にn型導電性を示す低抵抗な
シリコン多結晶膜をCVD法等により順次堆積する。上
記シリコン多結晶膜には、たとえば濃度3×1020cm
-3程度のリンが添加されており、その厚さは、たとえば
100nm程度である。
【0040】次いで、メモリセルの制御ゲートの引き出
しパターンおよび周辺回路用MISトランジスタのゲー
トを定義するパターンが転写されたレジストパターン2
4をマスクとして、上記シリコン多結晶膜をドライエッ
チング法で加工し、メモリアレイ領域A1の積層膜21
で覆われた円柱20の側壁に制御ゲート5を形成する。
同時に、メモリアレイ領域A1に制御ゲート5の引き出
しパターン5aおよび周辺回路領域A2に周辺回路用M
ISトランジスタのゲート5cを形成する。この際、メ
モリアレイ領域A1と周辺回路領域A2との境界におけ
る段差部の側壁にも上記シリコン多結晶膜からなるスペ
ーサ5bが形成される。
【0041】次に、図12(図6のD−D′線断面に相
当)および図13(図6のC−C′線断面に相当)に示
すように、周辺回路用MISトランジスタのゲート5c
をマスクとして、周辺回路領域A2のpウェル17にn
型不純物、たとえばリンをイオン注入法等によって導入
することにより、周辺回路用MISトランジスタのソー
ス、ドレインの一部を構成する一対の拡張半導体領域2
5を形成する。上記リンは、たとえば注入エネルギー3
0keV、ドーズ量1×1013cm-2で注入される。
【0042】次いで、半導体基板1上に絶縁膜、たとえ
ば厚さ100nm程度のシリコン窒化膜を堆積した後、
この絶縁膜を、たとえばRIE(Reactive Ion Etchin
g)法で加工し、周辺回路用MISトランジスタのゲー
ト5cの側壁にスペーサ26を形成する。この際、露出
した上記積層膜21も同時に除去されて、メモリアレイ
領域A1の周辺部の半導体基板1およびドレイン4を構
成するシリコン多結晶膜18が露出する。
【0043】続いて、周辺回路用MISトランジスタの
ゲート5cおよびスペーサ26をマスクとして、周辺回
路領域A2のpウェル17にn型不純物、たとえばヒ素
をイオン注入法等によって導入することにより、周辺回
路用MISトランジスタのソース、ドレインの他の一部
を構成する一対の拡散半導体領域27を形成する。上記
ヒ素は、たとえば注入エネルギー50keV、ドーズ量
3×1015cm-2で注入される。
【0044】次に、図14(図6のD−D′線断面に相
当)および図15(図6のC−C′線断面に相当)に示
すように、半導体基板1上に、たとえば30nm程度の
厚さのシリコン酸化膜28および、たとえば50nm程
度の厚さのシリコン窒化膜29を順次堆積する。さらに
半導体基板1上に、たとえば700nm程度の厚さのシ
リコン酸化膜30を、たとえばTEOS(Tetra Ethyl
Ortho Silicate:Si(OC254))とオゾン
(O3)とをソースガスに用いたプラズマCVD法で堆
積した後、このシリコン酸化膜30をCMP法で研磨
し、その表面を平坦化する。
【0045】次に、図16(図6のD−D′線断面に相
当)および図17(図6のC−C′線断面に相当)に示
すように、レジストパターンをマスクとしてドライエッ
チング法等によりシリコン酸化膜30の所定箇所に接続
孔31aおよび溝31bを形成する。図では、メモリア
レイ領域A1のソース3、制御ゲート5の引き出しパタ
ーン5aおよび周辺回路用MISトランジスタの拡散半
導体領域27に達する接続孔31aおよびメモリアレイ
領域A1のドレイン4に達する溝31bのみを示してい
るが、たとえば周辺回路用MISトランジスタのゲート
5cなどにも接続孔31aは形成される。また、シリコ
ン酸化膜30のエッチングにおいては、その下地のシリ
コン窒化膜29のエッチング速度がシリコン酸化膜30
のエッチング速度の1/10程度となる、いわゆる高選
択比エッチングが採用される。
【0046】次いで、接続孔31aおよび溝31bの底
部のシリコン窒化膜29、シリコン酸化膜28および周
辺回路用トランジスタのゲート絶縁膜23と同一層の絶
縁膜を除去した後、半導体基板1上に、たとえばタング
ステン等のような金属膜を堆積し、たとえばCMP法で
この金属膜の表面を平坦化することによって、上記接続
孔31aおよび溝31bの内部に金属膜を埋め込み、接
続孔31aの内部にプラグ32、溝31bの内部にビッ
ト線9を形成する。
【0047】次に、図18(図6のD−D′線断面に相
当)および図19(図6のC−C′線断面に相当)に示
すように、半導体基板1上に、たとえば厚さ400nm
程度のシリコン酸化膜33を堆積した後、レジストパタ
ーンをマスクとしてドライエッチング法等によりシリコ
ン酸化膜33の所定箇所に接続孔34を形成する。続い
て半導体基板1上に、たとえばタングステン等のような
金属膜を堆積し、たとえばCMP法でこの金属膜の表面
を平坦化することによって、上記接続孔34の内部に金
属膜を埋め込み、プラグ35を形成する。
【0048】次いで、半導体基板1上に、たとえばアル
ミニウム合金等のような金属膜をスパッタリング法等に
よって堆積した後、これをフォトリソグラフィ技術およ
びドライエッチング技術によってパターニングすること
により、第1層目の配線36を形成する。
【0049】その後、半導体基板1上に配線36よりも
上層の配線を形成し、さらに表面保護膜を形成した後、
その一部に最上層配線の一部が露出するような開口部を
形成してボンディングパッドを形成することにより、フ
ラッシュメモリを製造する。
【0050】なお、本実施の形態1では、第1層目の配
線36は、半導体基板1上に成膜した金属膜を、レジス
トパターンをマスクとしたドライエッチング法で加工し
て形成したが、絶縁膜に形成された配線溝の内部に金属
膜、たとえば銅等を埋め込む、いわゆるシングルダマシ
ン法またはデュアルダマシン法により配線36を形成し
てもよい。
【0051】本実施の形態1の不揮発性メモリセルにお
いて、たとえば以下の基本動作を確認することができ
た。
【0052】ビット線へ5V、制御ゲートへ8Vのパル
ス電圧をパルス幅1μsで印加する書き込み動作によ
り、しきい値電圧は2Vから4Vへ上昇する。またソー
スの電位をオープンとした状態で、ビット線へ4V、制
御ゲートへ−8Vのパルス電圧をパルス幅50msで印
加する消去動作により、しきい値電圧は4Vから2Vへ
低下する。この書き込みおよび消去条件を用いて10万
回の書き換え動作を行った後のしきい値電圧の変動は
0.4V以内であり、またメモリセルの特性変動は、た
とえば書き込み時間1.2倍増加、消去時間3倍増加、
読み出し電流0.8倍減少程度に抑えられた。さらにビ
ット線へ1V、制御ゲートへ3Vを印加する読み出し動
作では、25μA程度の読み出し電流が得られた。
【0053】このように、本実施の形態1によれば、不
揮発性メモリセルの構造定数を従来の不揮発性メモリセ
ルの構造定数の1.57倍以上大きくできることから、
データの読み出し電流を増加することができる。また、
設計上必要とされるデータの読み出し電流を得ることが
可能となるので、制御ゲート5の電圧を相対的に高くす
る必要がなくなり、読み出しディスターブによるデータ
反転の読み出し不良の発生を抑えることができる。
【0054】(実施の形態2)本発明の他の実施の形態
である不揮発性メモリのメモリアレイを構成するメモリ
セルを、前記図1のA−A′線断面に相当する半導体基
板の要部断面図を示す図20を用いて説明する。
【0055】前記実施の形態1では、メモリセルMC1
のチャネル領域2は、半導体基板1を構成するシリコン
単結晶からなる円柱に形成されたが、本実施の形態2で
は、メモリセルMC2のチャネル領域37をシリコン酸
化膜38からなる円柱の側面に設けられた半導体膜、た
とえばシリコン多結晶膜39に形成するものである。
【0056】メモリセルMC2は、半導体基板1上に形
成された円柱状の、たとえば厚さ250nm程度のシリ
コン酸化膜38の側面に、チャネル領域37となる、た
とえば厚さ10nm程度のシリコン多結晶膜39が形成
されている。さらに、このシリコン多結晶膜39の側面
に制御ゲート5がその周囲を覆うように形成されてお
り、シリコン多結晶膜39と制御ゲート5との間に、第
1絶縁膜6、非導電性の電荷トラップ膜7および第2絶
縁膜8が順次堆積された積層膜が形成されている。
【0057】制御ゲート5は、たとえば厚さ100nm
程度のn型導電性を示す低抵抗なシリコン多結晶膜から
なり、シリコン多結晶膜には、たとえば濃度3×1020
cm -3程度のリンが添加されている。また、第1絶縁膜
6の厚さは、たとえば5nm程度、電荷トラップ膜7の
厚さは、たとえば6nm程度、第2絶縁膜8の厚さは、
たとえば5nm程度である。
【0058】ソース3はチャネル領域37の下部の半導
体基板1に、ドレイン4は円柱状のシリコン酸化膜38
の上部に配置されている。ドレイン4は、たとえば厚さ
100nm程度のn型導電性を示す低抵抗なシリコン多
結晶膜からなり、シリコン多結晶膜には、たとえば濃度
3×1020cm-3程度のリンが添加されている。なお、
チャネル領域37を構成するシリコン多結晶膜39は、
その堆積時に不純物は導入されないが、ソース3および
ドレイン4からの不純物拡散により、ソース3およびド
レイン4と接する領域のシリコン多結晶膜39には、不
純物が導入されている。不純物が導入されたシリコン多
結晶膜39を図中、網掛けのハッチングで示す。
【0059】たとえば最小加工寸法が0.15μmのプ
ロセス技術を採用し、円柱状のシリコン酸化膜38の直
径を0.15μm、ビット線方向の配置ピッチを0.45
μm、制御ゲート方向の配置ピッチを0.3μmとする
と、0.135μm2のセル面積が得られる。
【0060】次に、本発明の他の実施の形態である不揮
発性メモリの製造方法の一例を図21〜図24に示す半
導体基板の要部断面図を用いて工程順に説明する。な
お、これらの図に示すメモリアレイ領域は、前記図6の
D−D′線断面に相当する要部断面図である。
【0061】まず、図21に示すように、用意された半
導体基板1の所定箇所に、たとえば深さ250nm程度
の溝を形成した後、半導体基板1上に絶縁膜、たとえば
シリコン酸化膜38を堆積し、さらにシリコン酸化膜3
8をCMP法等により研磨して溝内のみにシリコン酸化
膜38を残す。メモリアレイ領域A1において、上記シ
リコン酸化膜38は、後の工程で加工されてチャネル領
域の支柱となる。また周辺回路領域A2において、シリ
コン酸化膜38が埋め込まれた溝は電気的に素子を分離
する素子分離部15として機能する。
【0062】続いて、半導体基板1の表面に、シリコン
酸化膜16を形成した後、半導体基板1の所定部分に所
定の不純物を所定のエネルギーで選択的にイオン注入法
等によって導入することにより、nウェル(図示せず)
およびpウェル17を形成する。
【0063】次いで、半導体基板1上にn型導電性を示
す低抵抗なシリコン多結晶膜18をCVD法等により堆
積した後、レジストパターンをマスクとしたエッチング
により、周辺回路領域A2のシリコン多結晶膜18を除
去する。
【0064】次に、図22に示すようにメモリアレイ領
域A1のメモリセルトランジスタが形成される領域およ
び周辺回路領域A2をレジストパターン19で覆い、こ
れをマスクとして異方性ドライエッチングによりシリコ
ン多結晶膜18およびシリコン酸化膜38を加工し、メ
モリアレイ領域A1にシリコン酸化膜38からなる円柱
40、およびその上部にシリコン多結晶膜18からなる
ドレイン4を形成する。続いて上記レジストパターン1
9をマスクとして半導体基板1にn型不純物、たとえば
リンをpウェル17にイオン注入し、ソース3を形成す
る。
【0065】次に、図23に示すように、レジストパタ
ーン19を除去した後、半導体基板1上に第1シリコン
酸化膜、第1シリコン窒化膜、第2シリコン酸化膜およ
び第2シリコン窒化膜を順次堆積して4層構造の積層膜
41を形成する。第1シリコン酸化膜の厚さは、たとえ
ば5nm程度、第1シリコン窒化膜の厚さは、たとえば
6nm程度、第2シリコン酸化膜の厚さは、たとえば5
nm程度、第2シリコン窒化膜の厚さは、たとえば4n
m程度であるである。次いでレジストパターン22をマ
スクとしたエッチングにより、周辺回路領域A2の上記
積層膜41およびシリコン多結晶膜39を除去する。
【0066】その後は、図24に示すように、前記実施
の形態1と同様の方法でメモリセルの制御ゲート5およ
び周辺回路用MISトランジスタを形成し、続いてプラ
グ32,35および配線36を順次形成する。
【0067】このように、本実施の形態2によれば、前
記実施の形態1と同様に、不揮発性メモリセルの構造定
数を従来の不揮発性メモリセルの構造定数よりも大きく
できるので、データの読み出し電流を増加することがで
きる。
【0068】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を
逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでも
ない。
【0069】たとえば、前記実施の形態では、電荷トラ
ップ膜をシリコン窒化膜で構成したが、5酸化タンタル
(Ta25)膜、アルミナ(Al23)膜またはチタン
酸化(TiO2)膜などの高誘電率の金属酸化物で構成
してもよい。たとえば厚さ20nm程度の5酸化タンタ
ル膜を電荷トラップ膜に採用した場合、ドレインへ5
V、制御ゲートへ8Vのパルス電圧をパルス幅2μsで
印加するデータの書き込み動作により、しきい値電圧は
2Vから5Vへ上昇する。
【0070】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以
下のとおりである。
【0071】不揮発性メモリセルの構造定数が相対的に
大きくなるので、データの読み出し電流を増加すること
ができる。また、読み出し電流が増加できることから、
制御ゲートの電圧を相対的に高くする必要がなくなり、
読み出しディスターブによるデータ反転の読み出し不良
の発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である不揮発性メモリの
メモリアレイを構成するメモリセルの要部平面図であ
る。
【図2】図1のA−A′線における半導体基板の要部断
面図である。
【図3】図1のB−B′線における半導体基板の要部断
面図である。
【図4】本発明の一実施の形態である不揮発性メモリの
メモリアレイおよびその周辺部の要部平面図である。
【図5】図4のC−C′線における半導体基板の要部断
面図である。
【図6】図4のD−D′線における半導体基板の要部断
面図である。
【図7】本発明の一実施の形態である不揮発性メモリの
製造方法の一例を示す半導体基板の要部断面図である。
【図8】図7に続く不揮発性メモリの製造工程中の図7
と同じ箇所の要部断面図である。
【図9】図8に続く不揮発性メモリの製造工程中の図7
と同じ箇所の要部断面図である。
【図10】図9に続く不揮発性メモリの製造工程中の図
7と同じ箇所の要部断面図である。
【図11】図9に続く不揮発性メモリの製造工程中の図
7とは異なる箇所の要部断面図である。
【図12】図10、図11に続く不揮発性メモリの製造
工程中の図7と同じ箇所の要部断面図である。
【図13】図10、図11に続く不揮発性メモリの製造
工程中の図11と同じ箇所の要部断面図である。
【図14】図12、図13に続く不揮発性メモリの製造
工程中の図7と同じ箇所の要部断面図である。
【図15】図12、図13に続く不揮発性メモリの製造
工程中の図11と同じ箇所の要部断面図である。
【図16】図14、図15に続く不揮発性メモリの製造
工程中の図7と同じ箇所の要部断面図である。
【図17】図14、図15に続く不揮発性メモリの製造
工程中の図11と同じ箇所の要部断面図である。
【図18】図16、図17に続く不揮発性メモリの製造
工程中の図7と同じ箇所の要部断面図である。
【図19】図16、図17に続く不揮発性メモリの製造
工程中の図11と同じ箇所の要部断面図である。
【図20】本発明の他の実施の形態である不揮発性メモ
リのメモリアレイを構成するメモリセルを示す半導体基
板の要部断面図である。
【図21】本発明の他の実施の形態である不揮発性メモ
リの製造方法の一例を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図22】図21に続く不揮発性メモリの製造工程中の
図21と同じ箇所の要部断面図である。
【図23】図22に続く不揮発性メモリの製造工程中の
図21と同じ箇所の要部断面図である。
【図24】図23に続く不揮発性メモリの製造工程中の
図21と同じ箇所の要部断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 チャネル領域 3 ソース 4 ドレイン 5 制御ゲート 5a 引き出しパターン 5b スペーサ 5c ゲート 6 第1絶縁膜 7 電荷トラップ膜 8 第2絶縁膜 9 ビット線 10 層間絶縁膜 11 接続孔 12 プラグ 13 配線 14 境界 15 素子分離部 16 シリコン酸化膜 17 pウェル 18 シリコン多結晶膜 19 レジストパターン 20 円柱 21 積層膜 22 レジストパターン 23 ゲート絶縁膜 24 レジストパターン 25 拡張半導体領域 26 スペーサ 27 拡散半導体領域 28 シリコン酸化膜 29 シリコン窒化膜 30 シリコン酸化膜 31a 接続孔 31b 溝 32 プラグ 33 シリコン酸化膜 34 接続孔 35 プラグ 36 配線 37 チャネル領域 38 シリコン酸化膜 39 シリコン多結晶膜 40 円柱 41 積層膜 MC1 メモリセル MC2 メモリセル L 積層膜 A1 メモリアレイ領域 A2 周辺回路領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/792 Fターム(参考) 5F083 EP02 EP17 EP18 EP22 EP42 EP43 EP63 EP68 EP70 ER02 ER05 ER13 ER15 ER22 ER30 GA01 GA10 JA03 JA04 JA06 JA36 JA37 JA39 JA56 KA01 KA05 KA13 KA17 MA06 MA16 MA19 NA01 NA08 PR06 PR09 PR22 PR29 PR36 PR43 PR46 PR53 PR56 ZA05 ZA06 ZA07 ZA21 5F101 BA01 BA42 BA45 BA47 BB02 BC11 BD16 BD27 BD33 BD35 BD36 BE05 BE07 BF05 BH02 BH05 BH08 BH19 BH21 BH23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板にソース、ドレイン、前記ソ
    ースと前記ドレインとに挟まれたチャネル領域、および
    制御ゲートからなる不揮発性メモリセルを備えた不揮発
    性半導体記憶装置において、 前記チャネル領域は前記半導体基板の主面に対してほぼ
    垂直方向に形成された円柱に配置され、前記ソースは前
    記チャネル領域の下部に配置され、前記ドレインは前記
    チャネル領域の上部に配置され、円柱状の前記チャネル
    領域の側面に前記制御ゲートがその周囲を覆って配置さ
    れ、前記チャネル領域と前記制御ゲートの間に少なくと
    も第1絶縁膜、非導電性の電荷トラップ膜および第2絶
    縁膜からなる積層膜を有しており、 前記円柱は、前記半導体基板と同一の構成材料からな
    る、または絶縁膜を支柱としてその周りを半導体膜で覆
    われてなることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板にソース、ドレイン、前記ソ
    ースと前記ドレインとに挟まれたチャネル領域、および
    制御ゲートからなる不揮発性メモリセルを備えた不揮発
    性半導体記憶装置において、 前記チャネル領域は前記半導体基板の主面に対してほぼ
    垂直方向に形成された円柱に配置され、前記ソースは前
    記チャネル領域の下部に配置され、前記ドレインは前記
    チャネル領域の上部に配置され、円柱状の前記チャネル
    領域の側面に前記制御ゲートがその周囲を覆って配置さ
    れ、前記チャネル領域と前記制御ゲートの間に少なくと
    も第1絶縁膜、非導電性の電荷トラップ膜および第2絶
    縁膜からなる積層膜を有しており、 前記不揮発性メモリセルへのデータの書き込みは、前記
    ソースを接地電位とし、前記ドレインおよび前記制御ゲ
    ートへ所定の正電圧を印加することにより行い、前記不
    揮発性メモリセルのデータの消去は、前記制御ゲートへ
    所定の負電圧を印加し、前記半導体基板へ所定の正電圧
    を印加することにより行うことを特徴とする不揮発性半
    導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 半導体基板にソース、ドレイン、前記ソ
    ースと前記ドレインとに挟まれたチャネル領域、および
    制御ゲートからなる不揮発性メモリセルを備えた不揮発
    性半導体記憶装置において、 前記チャネル領域は前記半導体基板の主面に対してほぼ
    垂直方向に形成された円柱に配置され、前記ソースは前
    記チャネル領域の下部に配置され、前記ドレインは前記
    チャネル領域の上部に配置され、円柱状の前記チャネル
    領域の側面に前記制御ゲートがその周囲を覆って配置さ
    れ、前記チャネル領域と前記制御ゲートの間に少なくと
    も第1絶縁膜、非導電性の電荷トラップ膜および第2絶
    縁膜からなる積層膜を有しており、 前記第1および第2絶縁膜はシリコン酸化膜、前記電荷
    トラップ膜はシリコン窒化膜または金属酸化膜からなる
    ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 (a)第1導電型の半導体基板上に第2
    導電型の第1導電膜を形成した後、レジストパターンを
    マスクとして前記第1導電膜および前記半導体基板をエ
    ッチングすることにより、前記半導体基板と同一構成材
    料からなり、所定の高さを有する円柱と、前記円柱上に
    前記第1導電膜からなるドレインとを形成する工程と、
    (b)前記レジストパターンをマスクとして前記円柱の
    間の前記半導体基板に第2導電型の不純物を導入してソ
    ースを形成する工程と、(c)前記半導体基板上に少な
    くとも第1絶縁膜、電荷トラップ膜および第2絶縁膜を
    下層から順次堆積して積層膜を形成する工程と、(d)
    前記半導体基板上に第2導電型の第2導電膜を形成した
    後、前記第2導電膜を異方性エッチングして前記円柱の
    側壁に前記積層膜を介して前記第2導電膜からなるスペ
    ーサ状の制御ゲートを形成する工程とを有することを特
    徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 (a)第1導電型の半導体基板に所定の
    厚さの絶縁膜を形成した後、前記絶縁膜上に第1導電膜
    を形成する工程と、(b)レジストパターンをマスクと
    して前記第1導電膜および前記絶縁膜をエッチングする
    ことにより、前記絶縁膜からなる所定の高さを有する円
    柱と、前記円柱上に前記第1導電膜からなるドレインと
    を形成する工程と、(c)前記レジストパターンをマス
    クとして前記円柱の間の前記半導体基板に第2導電型の
    不純物を導入してソースを形成する工程と、(d)前記
    半導体基板上に第2導電膜を形成した後、前記半導体基
    板上に少なくとも第1絶縁膜、電荷トラップ膜および第
    2絶縁膜を下層から順次堆積して積層膜を形成する工程
    と、(e)前記半導体基板上に第2導電型の第3導電膜
    を形成した後、前記第3導電膜を異方性エッチングして
    前記円柱の側壁に前記積層膜を介して前記第3導電膜か
    らなるスペーサ状の制御ゲートを形成する工程とを有す
    ることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の製造方
    法。
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