JP2003217942A - インダクタンス素子及びその製造方法 - Google Patents

インダクタンス素子及びその製造方法

Info

Publication number
JP2003217942A
JP2003217942A JP2002018263A JP2002018263A JP2003217942A JP 2003217942 A JP2003217942 A JP 2003217942A JP 2002018263 A JP2002018263 A JP 2002018263A JP 2002018263 A JP2002018263 A JP 2002018263A JP 2003217942 A JP2003217942 A JP 2003217942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
wire
terminal
inductance element
terminal portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002018263A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4259020B2 (ja
Inventor
Noriyuki Yoshimoto
敬之 吉本
Shinichi Wakui
伸一 涌井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP2002018263A priority Critical patent/JP4259020B2/ja
Publication of JP2003217942A publication Critical patent/JP2003217942A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4259020B2 publication Critical patent/JP4259020B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面実装が可能な行うためのインダクタンス
素子及びその製造方法に関し、小型で、頑強なインダク
タンス素子及びその製造方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 本発明のインダクタンス素子(1)は、
ワイヤ(11)と、該ワイヤ(11)が巻回された第1
のコア(12)と、前記第1のコア(12)の側面を包
囲するように配置され、前記第1のコア(12)ととも
に磁路を形成する第2のコア(13)と、前記ワイヤ
(11)と回路基板との接続を行う端子部(14)とを
具備しており、前記端子部(14)は、前記第1のコア
(12)及び前記第2のコア(13)の底面を保持する
底面保持部(41)と、前記底面保持部(41)に接続
され、前記回路基板との接続を行う第1の接続部(4
2)と、前記底面保持部(41)に接続されており、前
記第2のコア(13)の外側面に配置され、前記ワイヤ
(11)が接続された第2の接続部(43)とを有する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインダクタンス素子
及びその製造方法に係り、特に、表面実装が可能なイン
ダクタンス素子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】〔従来のインダクタンス素子〕図11は
従来のインダクタンス素子の分解斜視図を示す。
【0003】従来のインダクタンス素子100は、トラ
ンスを構成している。インダクタンス素子100は、回
路基板との接続を行うための端子部111、一次巻線を
構成する第1ワイヤ112、二次巻線を構成する第2ワ
イヤ113、第1ワイヤ112及び第2ワイヤ113を
巻回するためのドラムコア114、ドラムコア114と
協働して磁路を形成するためのリングコア115を含む
構成とされている。 〔端子部111〕端子部111は、第1ワイヤ112の
一端を回路基板に接続するための第1端子部121、第
1ワイヤ112の他端を回路基板に接続するための第2
端子部122、第2ワイヤ113の一端を回路基板に接
続するための第3端子部123、第3ワイヤ114の他
端を回路基板に接続するための第4端子部124から構
成されている。
【0004】第1端子部121、第2端子部122、第
3端子部124、第4端子部124には、金属板をプレ
ス加工することにより成形されており、ドラムコア11
4及びリングコア115の底面を保持するとともに、回
路基板との接続を行うための底面保持部131、第1ワ
イヤ112及び第2ワイヤ113の端部を巻回し、溶接
するための接続部132、ドラムコア114の側面保持
する側面保持部133が立設されている。 〔ドラムコア114〕ドラムコア114は、第1ワイヤ
112、第2ワイヤ113を巻回するための巻線部14
1、巻線部141の上面に接着された上鍔部142、巻
線部141の下面に接着された下鍔部143を含む構成
とされている。巻線部141、上鍔部142、下鍔部1
43は、フェライトなどの磁性材から構成され、リング
コア115とともに、磁路を形成する。
【0005】ドラムコア114は、底面が第1端子部1
21、第2端子部122、第3端子部123、第4端子
部124の底面保持部131に接着され、側面は側面保
持部133により保持され、略中央部に保持される。 〔リングコア115〕リングコア115は、フェライト
などの磁性材から構成されており、その中央部にドラム
コア114を収容するための収容部151が形成されて
いる。収容部151の内側面には、第1端子部121の
接続部132を収容するための凹部152、第2端子部
122の接続部132を収容するための凹部153、第
3端子部123の接続部132を収容するための凹部1
54、第4端子部124の接続部132を収容するため
の凹部155が形成されている。
【0006】リングコア115は、第1端子部121、
第2端子部122、第3端子部123、第4端子部12
4の底面保持部131に接着されるとともに、収容部1
51に接着剤が充填されて、端子部111及びドラムコ
ア114と一体化される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のイン
ダクタンス素子100では、リングコア115の外側面
が外部に剥き出しの状態であったため、落下などによる
衝撃が直接リングコア15に加わるため、リングコア1
5が破損し易いなどの問題点があった。
【0008】また、ドラムコア114を収容するための
収容部側に端子部の接続部が立設さされるため、リング
コア115の収容部側に接続部を収容する空間を設ける
必要があり、よって、リングコア115の形状が大型化
するなどの問題点があった。
【0009】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、小型で、頑強なインダクタンス素子及びその製造方
法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワイヤ(1
1)と、該ワイヤ(11)が巻回された第1のコア(1
2)と、前記第1のコア(12)の側面を包囲するよう
に配置され、前記第1のコア(12)とともに磁路を形
成する第2のコア(13)と、前記ワイヤ(11)と回
路基板との接続を行う端子部(14)とを具備するイン
ダクタンス素子(1)において、前記端子部(14)
は、前記第1のコア(12)及び前記第2のコア(1
3)の底面を保持する底面保持部(41)と、前記底面
保持部(41)に接続され、前記回路基板との接続を行
う第1の接続部(42)と、前記底面保持部(41)に
接続されており、前記第2のコア(13)の外側面に配
置され、前記ワイヤ(11)が接続された第2の接続部
(43)とを有することを特徴とする。
【0011】本発明によれば、第2のコア(13)の外
側部にワイヤ(11)の端部を接続するための第2の接
続部(43)が形成されているので、第2のコア(1
3)の投影面積を小さくできる。よって、素子を小型化
できる。
【0012】また、本発明によれば、第2のコア(1
3)の底面から外側部にかけて回路基板との接続を行う
ための第1の接続部(42)が形成されているので、回
路基板と第1の接続部(42)とで形成される角部に半
田溜まりを形成できるため、回路基板に確実に接続でき
る。
【0013】さらに、本発明によれば、端子部(14)
は第2のコア(13)の底面及び外側面を囲むように配
置されているので、端子部(14)により第2のコア
(13)を保護することができ、よって、第2のコア
(13)の落下などの衝撃による破損を大幅に低減でき
る。
【0014】
【発明の実施の形態】〔インダクタンス素子1の構成〕
図1は本発明のインダクタンス素子の分解斜視図、図2
は本発明のインダクタンス素子の三面図、図3は本発明
のインダクタンス素子の断面図を示す。
【0015】本実施例のインダクタンス素子1は、表面
実装デバイス(SMD;Surface Mounted Device)で
あり、回路基板に表面実装される。インダクタンス素子
1は、ワイヤ11と、ワイヤ11が巻回されるドラムコ
ア12と、ドラムコア12の側面を包囲するように配置
され、ドラムコア12とともに磁路を形成するリングコ
ア13と、ワイヤ11と図示しない回路基板との接続を
行う端子部14とから構成されている。
【0016】なお、ドラムコア12は、特許請求の範囲
の第1のコアに相当し、リングコア13は、特許請求の
範囲の第2のコアに相当する。 〔ドラムコア12〕図4はドラムコア12の構成図を示
す。
【0017】ドラムコア12は、ワイヤ11が巻回され
る巻線部21、巻線部21の上部に形成された上鍔部2
2、巻線部21の下部に形成された下鍔部23から構成
される。巻線部21、上鍔部22、下鍔部23は、フェ
ライトなどの磁性材により成形されている。 〔巻線部21〕巻線部21は、所定の径の円筒形状に成
形されている。巻線部21は、主に矢印Z1、Z2方向に
略円筒状に磁路を形成する。 〔上鍔部22〕上鍔部22は、巻線部21の径より大き
な径を有する略円盤形状に成形されており、巻線部21
の矢印Z1方向の端部に取り付けられる。上鍔部22
は、その側面が所定のギャップを介してリングコア13
の収容部31の内側面に対向して略放射状の磁路を形成
する。 〔下鍔部23〕下鍔部23は、上鍔部22の径より大き
な径を有する略円盤形状に成形されており、巻線部21
の矢印Z2方向の端部に取り付けられている。下鍔部2
3の側面には、端子部14の位置決め部44と係合して
位置決めを行うための切欠部24、25が形成されてい
る。下鍔部23は、その上面がリングコア13の底面に
当接して略放射状の磁路を形成する。 〔リングコア13〕図5はリングコア13の構成図を示
す。
【0018】リングコア13は、フェライトなどの磁性
材より成形されている。リングコア13は、略直方体形
状をなし、四つの角の側面が切り欠かれ、かつ、中心に
円筒形状の貫通孔が形成された形状とされている。リン
グコア13の中心の円筒形状の貫通孔は、ドラムコア1
3を収容する収容部31とされる。また、四つの角の側
面のうち対向する1対の角部の底面には、収容部31を
外周部に連通させる切欠部32、33が形成されてい
る。 〔収容部31〕収容部31は、ドラムコア13の上鍔部
22の径よりわずかに大きく、下鍔部23の径より小さ
い内径の中空円筒形状に成形されており、ドラムコア1
2を収容する。リングコア13は、収容部31の上端内
側面がドラムコア12の上鍔部22側面と所定のギャッ
プを介して磁気的に結合するとともに、ドラムコア12
の下鍔部23と当接して磁気的に結合する。これによっ
て、ドラムコア12とリングコア13とで磁路が形成さ
れる。 〔切欠部32、33〕切欠部32は、ドラムコア12及
びリングコア13が端子部14に組み付られると、ドラ
ムコア12の切欠部24と突き合わされて位置決めされ
る。また、切欠部33は、ドラムコア12の切欠部25
と突き合わされて位置決めされる。
【0019】リングコア13の切欠部32を通して、ワ
イヤ11の一端がリングコア13の収容部31側からリ
ングコア13の外周側に延出される。また、リングコア
13の切欠部33を通して、ワイヤ11の他端がリング
コア13の収容部31側から外周側に延出される。
【0020】ワイヤ11の一端は、リングコア13の外
周側で端子部14を構成する第1の端子部14aに接続
される。また、ワイヤ11の他端は、リングコア13の
外周部で端子部14を構成する第2の端子部14bに接
続される。 〔端子部14〕端子部14は、ワイヤ11の一端と回路
基板とを接続するための第1の端子部14a及びワイヤ
11の他端と回路基板とを接続するための第2の端子部
14bとから構成されている。
【0021】図6は端子部14の要部の構成図を示す。
図6(A)は第1の接続部42のA−A断面図、図6
(B)は第1の接続部42のB−B断面図、図6(C)
は第2の接続部43の断面図、図6(D)は第2の接続
部43の正面図、図6(E)は位置決め部44の断面図
を示す。
【0022】第1の端子部14aは、ドラムコア12及
びリングコア13の底面を保持する底面保持部41と、
底面保持部41に接続され、回路基板との接続を行う第
1の接続部42と、底面保持部41に接続されており、
リングコア13の外側面に配置され、ワイヤ11の一端
が接続された第2の接続部43と、ドラムコア12と係
合して、ドラムコア12を位置決めする位置決め部44
と、リングコア13の側面を保持する側面保持部45と
が一体成形された構成とされている。また、第1の端子
部14aには、第1の端子部14aを識別するための切
欠部46が形成されている。 〔底面保持部41〕底面保持部41は、略長方形の平板
状の金属から形成されており、ドラムコア12及びリン
グコア13の矢印X2方向の略半分の底面が接着され
る。底面保持部41によりドラムコア12及びリングコ
ア13が一体に固着される。また、底面保持部41によ
りドラムコア12及びリングコア13の底面側が保護さ
れ、ドラムコア12およびリングコア13の破損を防止
できる。 〔第1の接続部42〕第1の接続部42は、図6
(A)、図6(B)に示すように互いに直交する第1面
42a及び第2面42bを有する構成とされている。第
1面42aは、底面保持部41の底面に平行に配置され
ており、底面保持部41の底面から矢印Z2方向にわず
かに突出して成形されており、回路基板との接触が容易
になるように形成されている。
【0023】第2面42bは、矢印Z2方向に折曲され
ており、表面実装時に第2面42bと回路基板とで角部
を形成するように構成されている。この角部が実装時に
半田溜まりとして作用する。 〔第2の接続部43〕第2の接続部43は、図1、図2
に示すように底面保持部41の矢印Y1方向の辺と矢印
X2方向の辺とが交差する角部に形成される。第2の接
続部43は、図6(C)、図6(D)に示すように矢印
Z1方向に折曲されている。また、第2の接続部43
は、略中央両側部に凹部43aが形成されている。ワイ
ヤ11の一端は、この凹部43aに巻回され、溶接、あ
るいは半田付けされている。 〔位置決め部44〕位置決め部44は、図1、図2に示
すように底面保持部41の矢印Y1方向の辺と矢印X2方
向の辺とが交差する角部よりわずかに内側に形成され
る。位置決め部44は、図6(E)に示すように底面保
持部41を矢印Z1方向にやま型に折曲させて成形され
ている。位置決め部44には、ドラムコア12の切欠部
24が係合する。位置決め部44とドラムコア12の切
欠部24とを係合させることにより、ドラムコア12と
第1の端子部14aとが互いに位置決めされる。 〔第2の端子部14b〕第2の端子部14bは、第1の
端子部14aと同様にドラムコア12及びリングコア1
3の底面を保持する底面保持部41と、底面保持部41
に接続され、回路基板との接続を行う第1の接続部42
と、底面保持部41に接続されており、リングコア13
の外側面に配置され、ワイヤ11の他端が接続された第
2の接続部43と、ドラムコア12及びリングコア13
と係合して、ドラムコア12及びリングコア13を位置
決めする位置決め部44と、リングコア13の側面を保
持する側面保持部45が一体成形された構成とされてい
る。なお、第1の端子部14aと第2の端子部14bと
は、第2の接続部43、位置決め部44、側面保持部4
5が矢印X1−X2方向の軸を中心として互いに対称に
配置されている。 〔インダクタンス素子1の製造方法〕次にインダクタン
ス素子1の製造方法を説明する。
【0024】図7は本発明のインダクタンス素子の製造
工程図を示す。
【0025】インダクタンス素子1の製造方法は、端子
部14が連結された端子板51にドラムコア12を固定
する工程S1、S2と、ドラムコア12にワイヤ11を
巻回する工程S3と、ワイヤ11を端子部14の第2の
接続部23に溶接する工程S4と、端子板51から端子
部14を切断する工程S5と、端子部14にリングコア
13を接着剤により固定する工程S6、S7とを含む。 〔工程S1、S2〕工程S1、S2では、ドラムコア1
2及び端子板51並びに接着剤が供給される。
【0026】図8は端子板51の構成図を示す。
【0027】端子板51は、金属板をプレス加工して成
形されたものであり、図8に示すように複数の端子部1
4がフレーム52に連結された構成とされている。端子
板51の状態では、フレーム52により連続的に端子部
14を供給することができる。また、第1の端子部14
aと第2の端子部14bとをフレーム52に連結して、
所定の位置関係を保持しつつ供給できる。
【0028】工程S1で、端子板51の底面保持部41
の上面に接着剤を供給し、接着剤の上からドラムコア1
2を供給し、端子板51の端子部14にドラムコア12
を接着する。このとき、ドラムコア12の切欠部24、
25と端子部14の位置決め部44とが係合するように
位置決めする。次に工程S2で熱などを加えることによ
り接着剤を硬化させ、端子板51にドラムコア12を固
着させる。 〔工程S3〕工程S3では、自動巻線装置などによりワ
イヤ11の一端を第1端子部14aの第2の接続部43
に巻回した後、ドラムコア12の巻線部21にワイヤ1
1を巻回する。ドラムコア12の巻線部21へのワイヤ
11の巻回後、第2端子部14bの第2の接続部43に
ワイヤ11を巻回して、ワイヤ11を切断する。
【0029】以上によりワイヤ11の巻回が終了する。 〔工程S4〕工程S4では、第1端子部14aの第2の
接続部43及び第2端子部14bの第2の接続部43に
ワイヤ11をレーザにより溶接する。
【0030】このレーザ溶接によるワイヤ11と接続部
43との接合は、半田等による接合に比べ接着力が大き
く、落下などの衝撃によるワイヤ11と接続部43との
断線等を大幅に低減できる。
【0031】以上によりワイヤ11が第1端子部14a
及び第2端子部14bに接続される。 〔工程S5〕工程S5では、端子板51のフレーム52
から端子部14を切断する。フレーム52から端子部1
4を切断することにより、同時に第1端子部14a及び
第2端子部14bとが分離される。 〔工程S6、S7〕工程S6では、ドラムコア12の周
囲に接着剤が供給し、リングコア13を接着する。工程
S7では、熱などを加えることにより接着剤を固化して
リングコア13をドラムコア12及び端子部14に固着
させる。以上によりワイヤ11、ドラムコア12、リン
グコア13、端子部14が一体化される。
【0032】このとき、リングコア13の切欠部33、
34がドラムコア12の切欠部24、25の位置と一致
するように位置決めが行われる。また、リングコア13
は、その側面が第1の接続部42及び側面保持部45に
より保持される。 〔インダクタンス素子1の作用効果〕本実施例のインダ
クタンス素子1は、リングコア13の外側部にワイヤ1
1の端部を接続するための第2の接続部43が形成され
ているので、リングコア13の投影面積を小さくでき
る。よって、素子を小型化できる。
【0033】また、本実施例のインダクタンス素子1
は、リングコア13の底面から外側部にかけて図示しな
い回路基板との接続を行うための第1の接続部42が形
成されているので、回路基板と第1の接続部42とで形
成される角部に半田溜まりを形成できるため、インダク
タンス素子1を回路基板に確実に接続できる。
【0034】さらに、端子部14は、リングコア13の
底面及び外側面を囲むように配置されているので、端子
部14によりリングコア13を保護することができる。
また、リングコア13と端子部14との間には、接着剤
が充填され、接着剤が緩衝材として作用する。このよう
に、リングコア13を端子部14や接着剤により保護で
きるため、落下などの衝撃による破損を大幅に低減でき
る。 〔変形例〕上記実施例では、インダクタについて説明し
たが、トランスを構成することも可能である。
【0035】図9は本発明のインダクタンス素子の変形
例の分解斜視図、図10は本発明のインダクタンス素子
の変形例の三面図を示す。同図中、図1、図2と同一構
成部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0036】本変形例のインダクタンス素子61は、ド
ラムコア12に第1のワイヤ71、及び第2のワイヤ7
2が巻回されている。第1のワイヤ71は、例えば、一
次コイルを構成するものであり、ドラムコア12に巻回
されており、その一端はリングコア13の切欠部32を
通して、第1端子部81の第2接続部43に巻回され、
溶接される。また、第1のワイヤ71の他端はリングコ
ア13の切欠部33を通して、第2端子部82の第2接
続部43に巻回され、溶接される。
【0037】さらに、第2のワイヤ72は、例えば、二
次コイルを構成するものであり、ドラムコア12に巻回
されており、その一端はリングコア13の切欠部91を
通して、第3端子部83の第2接続部43に巻回され、
溶接される。また、第2のワイヤ72の他端はリングコ
ア13の切欠部92を通して、第4端子部84の第2接
続部43に巻回され、溶接される。
【0038】第1の端子部81には、第1の接続部42
が矢印X2方向の端部に形成されており、この第1の接
続部42を介して第1のワイヤ71の一端を回路基板に
接続させる。第2の端子部82には、第1の接続部42
が矢印X2方向の端部に形成されており、この第2の接
続部42を介して第1のワイヤ71の一端を回路基板に
接続させる。
【0039】第3の端子部83には、第1の接続部42
が矢印X1方向の端部に形成されており、この第1の接
続部42を介して第2のワイヤ72の一端を回路基板に
接続させる。第4の端子部84には、第1の接続部42
が矢印X1方向の端部に形成されており、この第1の接
続部42を介して第2のワイヤ72の一端を回路基板に
接続させる。
【0040】なお、変圧比は、第1のワイヤ71のドラ
ムコア12への巻線数と第2のワイヤ72のドラムコア
12への巻線数との比によって決定される。
【0041】なお、本変形例のインダクタンス素子61
は、図7に示す本実施例のインダクタンス素子1と同様
な工程で製造可能である。
【0042】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、第2のコ
アの外側部にワイヤの端部を接続するための第2の接続
部が形成されているので、第2のコアの投影面積を小さ
くできる。よって、素子を小型化できる。
【0043】また、本発明によれば、第2のコアの底面
から外側部にかけて回路基板との接続を行うための第1
の接続部が形成されているので、回路基板と第1の接続
部とで形成される角部に半田溜まりを形成できるため、
回路基板に確実に接続できる。
【0044】さらに、本発明によれば、端子部は第2の
コアの底面及び外側面を囲むように配置されているの
で、端子部により第2のコアを保護することができ、よ
って、第2のコアの落下などの衝撃による破損を大幅に
低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインダクタンス素子の分解斜視図
である。
【図2】 本発明のインダクタンス素子の三面図であ
る。
【図3】 本発明のインダクタンス素子の断面図であ
る。
【図4】 ドラムコア12の構成図である。
【図5】 リングコア13の構成図である。
【図6】 端子部14の要部の構成図である。
【図7】 本発明のインダクタンス素子1の製造工程
図である。
【図8】 端子板51の構成図である。
【図9】 本発明のインダクタンス素子の変形例の分
解斜視図である。
【図10】 本発明のインダクタンス素子の変形例の三
面図である。
【図11】 従来のインダクタンス素子100の分解斜
視図である。
【符号の説明】
1:インダクタンス素子 11:ワイヤ、12:ドラムコア、13:リングコア、
14:端子部 14a:第1の端子部、14b:第2の端子部 21:巻線部、22:上鍔部、23:下鍔部、24、2
5:切欠部 31:収容部、32:切欠部、33: 41:保持部、42:第2の接続部、43:第2の接続
部、44:位置決め部 45:側面保持部 51:端子板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤと、該ワイヤが巻回された第1の
    コアと、前記第1のコアの側面を包囲するように配置さ
    れ、前記第1のコアとともに磁路を形成する第2のコア
    と、前記ワイヤと回路基板との接続を行う端子部とを具
    備するインダクタンス素子において、 前記端子部は、前記第1のコア及び前記第2のコアの底
    面を保持する底面保持部と、 前記底面保持部に接続され、前記回路基板との接続を行
    う第1の接続部と、 前記底面保持部に接続されており、前記第2のコアの外
    側面に配置され、前記ワイヤが接続された第2の接続部
    とを有することを特徴とするインダクタンス素子。
  2. 【請求項2】 前記端子部は、前記第1のコアと係合し
    て、前記第1のコアを位置決めする位置決め部を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のインダクタンス素子。
  3. 【請求項3】 前記端子部は、前記第2のコアの側面を
    保持する側面保持部を有することを特徴とする請求項1
    又は2記載のインダクタンス素子。
  4. 【請求項4】 前記保持部と前記第1の接続部と前記第
    2の接続部は、一体成形されていることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか一項記載のインダクタンス素
    子。
  5. 【請求項5】 ワイヤと、該ワイヤが巻回された第1の
    コアと、前記第1のコアの側面を包囲するように配置さ
    れ、前記第1のコアとともに磁路を形成する第2のコア
    と、前記ワイヤと回路基板との接続を行う端子部とを具
    備し、前記端子部は、前記第1のコア及び前記第2のコ
    アの底面を保持する底面保持部と、前記底面保持部に接
    続され、前記回路基板との接続を行う第1の接続部と、
    前記底面保持部に接続されており、前記第2のコアの外
    側面に配置され、前記ワイヤが接続された第2の接続部
    とを有するインダクタンス素子の製造方法であって、 前記端子部が連結された前記端子板に前記第1のコアを
    固定する工程と、 前記第1のコアに前記ワイヤを巻回する工程と、 前記ワイヤを前記端子部に接続する工程と、 前記端子板から前記端子部を切断する工程と、 前記端子板に前記第2のコアを固定する工程とを有する
    ことを特徴とするインダクタンス素子の製造方法。
  6. 【請求項6】上記ワイヤを上記端子部に接続する工程に
    おいて、上記ワイヤはレーザによって上記端子部に溶接
    されることを特徴とする請求項5記載のインダクタンス
    素子の製造方法。
JP2002018263A 2002-01-28 2002-01-28 インダクタンス素子及びその製造方法 Expired - Lifetime JP4259020B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002018263A JP4259020B2 (ja) 2002-01-28 2002-01-28 インダクタンス素子及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002018263A JP4259020B2 (ja) 2002-01-28 2002-01-28 インダクタンス素子及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003217942A true JP2003217942A (ja) 2003-07-31
JP4259020B2 JP4259020B2 (ja) 2009-04-30

Family

ID=27653679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002018263A Expired - Lifetime JP4259020B2 (ja) 2002-01-28 2002-01-28 インダクタンス素子及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4259020B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006278612A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Tdk Corp コイル部品
WO2007055078A1 (ja) * 2005-11-14 2007-05-18 Sumida Corporation 電源用のインダクタ
JP2007194587A (ja) * 2005-12-22 2007-08-02 Sumida Corporation インダクタンス素子
CN100341080C (zh) * 2004-05-25 2007-10-03 赤地义昭 线圈装置
JP2009176954A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Sumida Corporation 磁性素子およびその製造方法
EP2665070A1 (en) * 2012-05-18 2013-11-20 Toko, Inc. Surface mount inductor
CN104008850A (zh) * 2014-05-04 2014-08-27 太尼电电子科技(东莞)有限公司 方型闭磁路贴片电感
DE102013221186A1 (de) * 2013-10-18 2015-04-23 Würth Elektronik eiSos Gmbh & Co. KG Induktionsspule

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100341080C (zh) * 2004-05-25 2007-10-03 赤地义昭 线圈装置
JP2006278612A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Tdk Corp コイル部品
JP4702601B2 (ja) * 2005-03-29 2011-06-15 Tdk株式会社 コイル部品
WO2007055078A1 (ja) * 2005-11-14 2007-05-18 Sumida Corporation 電源用のインダクタ
JP2007134631A (ja) * 2005-11-14 2007-05-31 Sumida Corporation 電源用のインダクタ
JP2007194587A (ja) * 2005-12-22 2007-08-02 Sumida Corporation インダクタンス素子
JP2009176954A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Sumida Corporation 磁性素子およびその製造方法
EP2665070A1 (en) * 2012-05-18 2013-11-20 Toko, Inc. Surface mount inductor
CN103426612A (zh) * 2012-05-18 2013-12-04 东光株式会社 表面安装电感器
DE102013221186A1 (de) * 2013-10-18 2015-04-23 Würth Elektronik eiSos Gmbh & Co. KG Induktionsspule
DE102013221186B4 (de) * 2013-10-18 2017-12-14 Würth Elektronik eiSos Gmbh & Co. KG Induktionsspule
CN104008850A (zh) * 2014-05-04 2014-08-27 太尼电电子科技(东莞)有限公司 方型闭磁路贴片电感

Also Published As

Publication number Publication date
JP4259020B2 (ja) 2009-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20240210651A1 (en) Voice coil motor
JP4781223B2 (ja) インダクタンス素子
JP2009136022A (ja) アンテナユニット
WO2005119709A1 (ja) インダクタ
JP2003217942A (ja) インダクタンス素子及びその製造方法
WO2005117038A1 (ja) インダクタ
JP4837485B2 (ja) インダクタおよびインダクタの製造方法
JPH1022137A (ja) 面実装インダクタ
JP4892961B2 (ja) コイル部品
JP4664006B2 (ja) インダクタ
CN112530663A (zh) 电感器部件
JP2008016617A (ja) コイル部品
JP5154960B2 (ja) 磁性素子およびその製造方法
KR20210129784A (ko) 보이스 코일 모터 및 이의 제조방법
JP2006278612A (ja) コイル部品
JP4187705B2 (ja) コイル装置
JP4569532B2 (ja) コイル部品
KR200338233Y1 (ko) 초박형 인덕터
JP2008016737A (ja) コイル部品及びその製造方法
JPH11340054A (ja) チョークコイル
JPH0818378A (ja) ノイズフィルタ
US6262650B1 (en) Coil former
JP2528340B2 (ja) 小形巻線部品
KR101831554B1 (ko) 보이스 코일 모터
JP2003168608A (ja) チョークコイル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080321

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090120

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090202

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4259020

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term