JP2003217267A - 再生制御装置 - Google Patents

再生制御装置

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JP2003217267A
JP2003217267A JP2002314819A JP2002314819A JP2003217267A JP 2003217267 A JP2003217267 A JP 2003217267A JP 2002314819 A JP2002314819 A JP 2002314819A JP 2002314819 A JP2002314819 A JP 2002314819A JP 2003217267 A JP2003217267 A JP 2003217267A
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Hiroichi Sasaki
博一 佐々木
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生機器から記録機器へのコンテンツの移動
を行っている間に、記録機器がコンテンツを録画できな
い状態に陥った場合でも、再生機器の再生が継続されな
いようにする再生制御方法および再生制御装置を提供す
る。 【解決手段】 コンテンツ(C)を外部に移動させるた
めにコンテンツを再生して、記録装置(200a)に送
出する再生装置(100a)を制御する再生制御装置
(111、115a、112a)において、データ管理
器(111)はコンテンツ源(110)から複数のコン
テンツデータ(Dc1〜Dcn)を記録装置(200
a)に順次送出させ、コマンド送受信器(114)を介
して記録装置(200a)が記録可能および記録不可能
の何れの状態であるかが判断され、同判断結果に基づい
てデータ送信器(111)が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオテープやハ
ードディスク等に記録されたコンテンツを再生して外部
に送出し移動する際の再生制御方式に関し、さらに詳述
すれば、送出されたコンテンツを記録する機器が記録し
ない、又は記録できない状態に陥ったときにコンテンツ
の再生を自動的に停止させる機能を持つ再生制御方法お
よびその方法を用いた再生制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、映像信号の有無に応じて、録画/
録画一時停止を自動的に切り替える第1の録画モード
と、自動的な切り替えを行わない第2の録画モードが選
択可能であると共に、2台のビデオテープレコーダ間で
のダビング編集時に、再生側ビデオテープレコーダにお
ける映像信号の有無に応じて録画側ビデオテープレコー
ダの録画/録画一時停止の制御ができるビデオテープレ
コーダの録画制御方式が実用化されている(特許文献
1)。
【0003】上述の録画制御方式においては、ビデオテ
ープレコーダは、外部から供給される制御信号に基づい
て、第1および第2の録画モードを選択的に実行するよ
うに構成されることを前提する。つまり、再生側ビデオ
テープは自身に装着されたビデオテープから映像信号を
再生して録画側ビデオテープレコーダに供給すると共
に、同映像信号の有無に基づいて制御信号を生成して録
画側ビデオテープレコーダに供給するように構成され
る。この結果、2台のビデオテープレコーダでのダビン
グ編集時に、再生側ビデオテープレコーダにおける映像
信号の有無に応じて、録画側ビデオテープレコーダの録
画モードの制御を可能とするものである。
【0004】図7に、再生側ビデオテープレコーダ1の
構成を示す。同図に示すように、再生側ビデオテープレ
コーダ1は、アンテナ2、チューナ3、外部映像信号入
力端子4、第1の切換装置5、再生信号発生装置6、第
2の切換装置7、水平同期信号発生装置8、システム制
御装置9、編集信号出力装置10、編集信号出力端子1
1、リモコン信号受信部12、文字信号発生装置13、
モニタ14、録画制御部15、および映像信号設定条件
メモリ16を含む。
【0005】放送局から送信された放送波は、アンテナ
2で受信されてチューナ3に入力される。チューナ3
は、受信された放送波から特定の番組を取り出して第1
の切換装置5に入力する。外部機器から供給される映像
信号は、外部映像信号入力端子4を介して、第1の切換
装置5に入力される。第1の切換装置5は、チューナ3
もしくは外部映像信号入力端子4の何れか一方から入力
される信号を選択して第2の切換装置7に入力させる。
再生信号発生装置6は、ビデオテープに記録された映像
信号を再生して、第2の切換装置7に出力する。
【0006】第2の切換装置7は、第1の切換装置5或
いは再生信号発生装置6から出力される信号の何れか一
方を選択して、水平同期信号発生装置8に出力する。水
平同期信号発生装置8は、第2の切換装置7から出力さ
れる映像信号から水平同期信号を生成してシステム制御
装置9に出力する。
【0007】システム制御装置9は、リモコン信号受信
部12を介して入力されるユーザの指示、および水平同
期信号発生装置8から入力される水平同期信号に基づい
て、再生側ビデオテープレコーダ1の動作を制御する。
なお、システム制御装置9には、再生側ビデオテープレ
コーダ1の再生動作制御、並びにダビング編集時には録
画側VTR(録画機)の録画動作制御などを司る録画制
御部15が設けられている。
【0008】録画制御部15は、第1の録画モードおよ
び第2の録画モードの設定条件を記憶する映像信号設定
条件メモリ16を備える。録画制御部15は、水平同期
信号発生装置8から出力される水平同期信号の有無に基
づいて、映像信号の有無を常時監視すると共に、映像カ
ットの設定を含むビデオテープレコーダの動作モード種
別を常時把握する。そして、録画制御部15は、映像信
号設定条件メモリ16に記憶されている設定条件に従っ
て、録画側ビデオテープレコーダの録画動作を決定す
る。
【0009】システム制御装置9は、決定された録画動
作に基づく制御信号を編集信号出力装置10に出力す
る。編集信号出力装置10は、システム制御装置9から
出力される制御信号に基づいて、録画一時停止指令信号
や録画一時停止解除指令信号等を含む編集信号を生成す
る。編集信号は、編集信号出力端子11を介して録画側
ビデオテープレコーダに出力される。録画側ビデオテー
プレコーダは、編集信号に基づいて、適正な録画モード
を実行する。
【0010】文字信号発生装置13は、システム制御装
置9から入力される文字コードに相当するシリアルデー
タ信号に基づいて、モニタ14上に文字を表示させる。
このようにして、2台のビデオテープレコーダ間でのダ
ビング編集時に、再生側ビデオテープレコーダにおける
映像信号の有無に応じて録画側ビデオテープレコーダの
録画モードの制御を可能としている。
【0011】
【特許文献1】特開平5−166252号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の再生制御方式で
は、再生側ビデオテープレコーダ1における映像信号の
有無に基づいて、録画動作を指示する制御信号が編集信
号出力装置10によって、録画側ビデオテープレコーダ
に出力される。より詳細に言えば、再生側ビデオテープ
レコーダがその録画モードの選択実行の基礎とする制御
信号は、再生側ビデオテープレコーダ1によって、録画
側ビデオテープレコーダの状態に関係なく生成されてい
る。また、録画側ビデオテープレコーダから、再生側ビ
デオテープレコーダ1に対しては、何らフィードバック
がない。つまり、再生側ビデオテープレコーダ1の再生
動作の制御も、録画側ビデオテープレコーダの状態に関
係なく行われる。
【0013】その結果、再生側ビデオテープレコーダ1
で再生した映像信号を録画側ビデオテープレコーダに供
給して、録画側ビデオテープレコーダでダビングを行っ
ている間に、何らかの原因で録画側ビデオテープレコー
ダが録画不可能の状態に陥った場合でも、再生機器の再
生が継続されてしまうという問題が発生する。この場
合、再生側ビデオテープレコーダ1と録画側ビデオテー
プレコーダ間で、本来の目的であるダビングが正しくで
きないことは明らかである。
【0014】また、ダビング対象の映像信号が著作権保
護のために複製が禁じられている場合には、再生側ビデ
オテープレコーダ1と録画側ビデオテープレコーダの両
方に、同一のコンテンツが同時に存在することは許され
ない。そのために、再生側ビデオテープレコーダ1から
録画側ビデオテープレコーダへ、コンテンツを移動する
ように、再生および録画が行われなければならない。つ
まり、再生側ビデオテープレコーダ1では所定量読み出
し再生した映像信号に対応するコンテンツを削除し、録
画側ビデオテープレコーダでは削除されたコンテンツに
対応する映像信号を録画する。以降、このようなコンテ
ンツデータの再生および記録をコンテンツ移動と呼ぶ。
【0015】コンテンツ移動においては、再生側におい
て読み出されたコンテンツは、記録されると同時に削除
されるので、上述のように録画側ビデオテープレコーダ
が録画不可能の状態であっても、読み出したコンテンツ
が削除された後に、同コンテンツの映像信号が録画側ビ
デオテープレコーダに出力されると言うコンテンツ移動
処理が継続して行われる。結果、再生側ビデオテープレ
コーダ1にも、録画側ビデオテープレコーダの何れに
も、完全な形のコンテンツは存在しないと言う問題が生
じる。
【0016】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、映像信号に限らず一部又は全てのコンテンツ情報
を、コンテンツ源から再生して、別の媒体に記録して移
動又は複製する際の再生制御方法およびその方法を用い
た再生制御装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明は、コンテンツ源からコンテンツを外部に移動又は
複製させるためにコンテンツを再生して、記録装置に送
出する再生装置のコンテンツ再生および送出動作を制御
する再生制御装置であって、コンテンツ源から、コンテ
ンツを形成する複数のコンテンツデータを記録装置に順
次送出させるコンテンツデータ送出手段と、記録装置が
記録可能および記録不可能の何れの状態であるかを判断
する記録装置監視手段と、記録装置監視手段の判断結果
に基づいて、コンテンツデータ送出手段を制御するコン
テンツデータ送出制御手段とを備える。
【0018】上述の如く、第1の発明においては、記録
装置の状態に応じて、再生装置からのコンテンツデータ
の送出を制御できるので、コンテンツの移動不良を防止
出来る。
【0019】第2の発明は、第1の発明において、記録
装置が記録不可能状態の場合には、コンテンツデータ送
出制御手段はコンテンツデータ送出手段にコンテンツデ
ータの送出を禁じることを特徴とする。
【0020】上述の如く、第2の発明においては、記録
装置が記録不可能の場合には、再生装置からのコンテン
ツデータを記録器に対して送出させなせないので、コン
テンツの移動不良を防止できる。より具体的には、記録
装置が記録不可能の場合には、再生装置のコンテンツ再
生処理を停止させる。
【0021】第3の発明は、第1の発明において、記録
装置が記録可能状態の場合には、コンテンツデータ送出
制御手段はコンテンツデータ送出手段に、送出されたコ
ンテンツデータをコンテンツ源から削除させることを特
徴とする。
【0022】第4の発明は、第1の発明において、記録
装置監視手段は、記録装置が外部に通知する、記録装置
が記録不可能状態に変化したことを表す状態情報に基づ
いて、記録装置が記録可能および記録不可能の何れの状
態であるかを判断することを特徴とする。
【0023】第5の発明は、第4の発明において、状態
情報は、記録装置の電源がオフに変化したことを表すこ
とを特徴とする。
【0024】第6の発明は、第1の発明において、記録
装置監視手段は、記録装置との通信を行う為の通信路の
切断の有無を検出する通信路監視手段を備え、通信路の
切断が検出された場合に、記録装置が記録不可能である
と判断することを特徴とする。
【0025】第7の発明は、第1の発明において、記録
装置監視手段は、記録装置との通信を行うためのアイソ
クロナスコネクションの切断の有無を検出する通信路監
視手段を備え、アイソクロナスコネクションの切断が検
出された場合に、記録装置が記録不可能であると判断す
ることを特徴とする。
【0026】第8の発明は、第1の発明において、記録
装置監視手段は、記録装置との通信を行うためのアイソ
クロナスコネクションに対応するプラグコントロールレ
ジスタのオンラインビットのオン/オフを検出するプラ
グ監視手段を備え、プラグコントロールレジスタのオン
ラインビットがオフであることが検出された場合に、記
録装置が記録不可能であると判断することを特徴とす
る。
【0027】第9の発明は、再生装置から送出されるコ
ンテンツを記録して、コンテンツを再生装置から移動さ
せる記録装置であって、再生装置から送出されたコンテ
ンツを記録媒体に記録するコンテンツ記録手段と、コン
テンツ記録手段がコンテンツを記録可能および記録不可
能の何れであるかを示す状態情報を生成する状態情報生
成手段を備える。
【0028】第10の発明は、コンテンツ源から外部に
コンテンツを外部に移動させるためにコンテンツを再生
して、記録装置に送出する再生装置のコンテンツ再生お
よび送出動作を制御する再生制御方法であって、コンテ
ンツ源から、コンテンツを形成する複数のコンテンツデ
ータを記録装置に順次送出させるコンテンツデータ送出
ステップと、記録装置が記録可能および記録不可能の何
れの状態であるかを判断する記録装置監視ステップと、
記録装置監視ステップにおいて、記録装置が記録不可能
状態と判断される場合には、コンテンツデータ送出ステ
ップを抑制するコンテンツデータ送出抑制ステップとを
備える。
【0029】第11の発明は、第10の発明において、
記録装置監視ステップにおいて、記録装置が記録可能状
態と判断される場合には、送出されたコンテンツデータ
をコンテンツ源から削除させるコンテンツデータ削除ス
テップをさらに備える。
【0030】第12の発明は、再生装置からコンテンツ
を移動させるために、再生装置から送出されるコンテン
ツを記録する記録装置の記録動作を制御する記録制御方
法であって、再生装置から送出されたコンテンツを記録
媒体に記録するコンテンツ記録ステップと、コンテンツ
記録ステップが実行可能および実行不可能の何れである
かを示す状態情報を生成する状態情報生成ステップとを
備える。
【0031】第13の発明は、コンピュータプログラム
とコンピュータからなるシステムが第10の発明の再生
制御方法を実行できるようにコンピュータを実行できる
コンピュータプログラム。
【0032】第14の発明は、コンピュータに読み込ま
れることによって、コンピュータが第10の発明の再生
制御方法を実行できるコンピュータコード手段を備えた
コンピュータにより読みとりが可能な媒体を備えたコン
ピュータプログラム製品。
【0033】第15の発明は、コンピュータプログラム
とコンピュータからなるシステムが第12の発明の記録
制御方法を実行できるようにコンピュータを実行できる
コンピュータプログラム。
【0034】第16の発明は、コンピュータに読み込ま
れることによって、コンピュータが第12の発明の記載
の記録制御方法を実行できるコンピュータコード手段を
備えたコンピュータにより読みとりが可能な媒体を備え
たコンピュータプログラム製品。
【0035】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下に、図
1、図2、および図3を参照して、本発明の第1の実施
の形態にかかる再生制御装置について説明する。なお、
本発明は、コンテンツの移動および複製の両方に適用で
きるが、本実施の形態においては、コンテンツの移動に
重点を置いて説明する。図1に、本発明の第1の実施の
形態にかかる再生制御装置を組み込んだコンテンツ移動
システムSDCaを示す。コンテンツ移動システムSD
Caは、再生装置100aと記録装置200aに大別さ
れる。再生装置100aは、格納しているコンテンツC
を移動又は複製できるコンテンツデータDcとして再生
して記録装置200aに出力する。記録装置200a
は、再生装置100aから入力されるコンテンツデータ
Dcを記憶器210に記録して、コンテンツCを再現す
る。
【0036】この再生および記録の間に、再生装置10
0aにおいて、記録装置200aに供給する再生データ
(コンテンツデータDc)に対応するコンテンツCを削
除する場合をコンテンツ移動と言い、コンテンツCを削
除しない場合をコンテンツ複製と言う。さらに、詳しく
言えば、記録装置200aは、コンテンツCを記録して
いるときに、ユーザによる操作などを含む外乱要因或い
は内乱要因によって、コンテンツデータDcの記録が出
来ない状態に変化する時には、そのことを外部に通知す
る機能を有する。そして、再生装置100aは、記録装
置200aから出力される通知に基づいて、コンテンツ
Cの移動又は複製動作を制御する。
【0037】より詳しく言えば、記録装置200aは自
身が記録可能な状態か否かを表す記録可否情報を記録可
否通知コマンドCrとして出力する。再生装置100a
は、記録可否情報(記録可否通知コマンドCr)に基づ
いて、記録装置200aの状態が記録可能から記録不可
能に変化、或いはその逆に変化したことを検出する。な
お、再生装置100aおよび記録装置200aは、コン
テンツ以外のデータも当然交換できるが、本明細書にお
いては、本発明の特徴に関して重点的に説明すると共
に、コンテンツ以外のデータ交換については、特に必要
がない限り説明を省く。
【0038】再生装置100aは、記憶器110、デー
タ管理器111、データ送信器112a、コマンド送受
信器114、再生制御器115a、および入力器116
を含む。記憶器110は、静止画像もしくは動画像から
なる映像信号、音声信号および/もしくはデータを含む
コンテンツデータDcを格納する。さらに記憶器110
は、データ管理器111からの要求に応じて、格納して
いるコンテンツデータDcをデータ管理器111に出力
する。なお、記憶器110におけるコンテンツデータD
cの格納と出力については、後ほど図2および図3を参
照して詳しく説明する。
【0039】データ管理器111は、記憶器110にコ
ンテンツデータDcを再生させて読み出させたり、また
コンテンツCの移動を実現するために、記録装置200
aに転送するコンテンツデータDcを削除させる。な
お、記憶器110におけるコンテンツデータDcの再生
と削除についても、後ほど図2および図3を参照して詳
しく説明する。
【0040】データ送信器112aは、コンテンツCの
移動のために、データ管理器111が記憶器110から
読み出したコンテンツデータDcを記録装置200aに
送信する。
【0041】コマンド送受信器114は、記録装置20
0aのコマンド送受信器214から、記録装置200a
が記録可能な状態から記録不可能状態に或いはその逆方
向に変化したことを示す記録可否通知コマンドCrを受
信する。コマンド送受信器114は、記録可否通知コマ
ンドCrを解釈して、解釈結果を再生制御器115aに
出力する。なお、記録可否通知コマンドCrの代わり
に、記録装置200aが記録可能な状態にあるのか否か
を表す記録可否情報を、コマンド送受信器214からコ
マンド送受信器114に出力しても良い。
【0042】コマンド送受信器114は、記録可否通知
コマンドCr或いは記録可否情報に基づいて、記録装置
200aの記録可能/記録不可能の変化を検出して、記
録可否検出信号Sdrを再生制御器115aに出力す
る。
【0043】入力器116は、好ましくは、リモコンの
送受信機器などで構成されて、ユーザの再生装置100
aへの指示を操作信号SO1として再生制御器115a
に入力する。なお、入力器116はリモコンでは無く、
キーボードやタッチパネル式或いはGUIの入力装置を
再生装置100a又は記録装置200aに直付けにして
も良いことは言うまでもない。
【0044】再生制御器115aは、主に、操作信号S
O1およびコマンド送受信器114から入力される記録
可否検出信号Sdrに基づいて、データ管理器111を
介して、記憶器110によるコンテンツデータDcの再
生読出しを含めて再生装置100aの全体の動作を制御
する。さらに、再生制御器115aは、記録可否検出信
号Sdrに基づいて、記録装置200aが記録不可能状
態に変化したことを検知した場合に、データ管理器11
1に再生停止信号Spqを送信して、データ管理器11
1にコンテンツ再生を停止させる。
【0045】さらに、再生制御器115aは、データ管
理器111に対して、コンテンツデータDcをデータ送
信器112aに出力させるコンテンツデータ送信要求R
scおよび未送信コンテンツデータ削除/保持要求Rd
ceをコンテンツデータDcに関する処理要求Rdcと
して出力する。これについては、後ほど図2および図3
を参照して詳しく説明する。なお、記録装置200aを
記録不可能にするような外乱要因の一つとして、記録装
置200aの電源が何らかの要因で電源オフになること
などが含まれる。
【0046】データ管理器111は、再生制御器115
aから出力される、処理要求Rdcに基づいて、記憶器
110に格納されているコンテンツデータDcに対する
処理を指示する。
【0047】記録装置200aは、記憶器210、デー
タ受信器212、コマンド送受信器214、記録制御器
215、および入力器216を含む。データ受信器21
2は、再生装置100aのデータ送信器112aに接続
されて、コンテンツデータDcを含む各種データを受け
て、記録制御器215に供給する。入力器216は、入
力器116と同様に、但し、ユーザの再生装置200a
への指示を操作信号SO2として記録制御器215に対
して出力する。
【0048】データ受信器212は、再生装置100a
のデータ送信器112aに接続されて、入力されるコン
テンツデータDcを記録制御器215に供給する。コマ
ンド送受信器214は、再生装置100aのコマンド送
受信器114に接続されて、入力される要求信号SRを
記録制御器215に供給する。なお、要求信号SRに
は、記録開始信号SRb、記録停止信号SRq、および
記録可否状態問合信号SRsが含まれる。
【0049】記録制御器215は、入力器216から入
力される操作信号SO2とコマンド送受信器214から
入力される要求信号SRに基づいて、記憶器210によ
るコンテンツデータDcの記録動作を含む記録装置20
0a全体の動作を制御する。さらに、記録制御器215
は、要求信号SR内の記録可否状態問合信号SRsに応
答して、記憶器210が記録可能状態であるか否かを表
す記録可否信号SSrを生成してコマンド送受信器21
4に出力する。
【0050】コマンド送受信器214は、記録制御器2
15から出力された記録可否信号SSrに基づいて、記
録可否通知コマンドCrを生成してコマンド送受信器1
14に出力する。なお、記録可否通知コマンドCrに
は、少なくとも、記憶器210が記録可能状態から記録
不可能状態になったことを示す記録不可能化通知コマン
ドCrnと、記憶器210が記録不可能状態から記録可
能状態になったことを示す記録可能化通知コマンドCr
eが含まれる。
【0051】次に、図2を参照して、記憶器110に格
納されているコンテンツデータDcの観点から、本発明
におけるコンテンツ移動処理の概念について説明する。
図2においては、左から右に向かって時間経過を表す。
この時間経過において特徴的な状態をそれぞれステージ
1、ステージ2、ステージ3、そしてステージ4とす
る。但し、ステージ4においては、ステージ4Aとステ
ージ4Bの2つの特徴的状態があり、これについては後
ほど詳述する。
【0052】なお、記憶器110に格納されている任意
のコンテンツCはn個(nは任意の自然数)のコンテン
ツデータDcで構成されている。このコンテンツCを再
生装置100aから記録装置200aに移動するために
は、これらのn個のコンテンツデータDcをそれぞれを
記憶器110から読み出して、記録装置200aに送信
する必要がある。コンテンツデータDcは、再生装置1
00aから記録装置200aへの送信単位である。
【0053】つまり、コンテンツデータDcは単独では
コンテンツとしての情報を構成することが出来ず、幾つ
かのコンテンツデータDcが集まって、初めてコンテン
ツとしての情報単位となるものである。この場合、デー
タ管理器111によって、n個のコンテンツデータDc
を送信対象コンテンツデータDct1〜Dctnとして
設定される。
【0054】ステージ1は、コンテンツCが記録装置2
00aへの移動対象であると決定された時点での、記憶
器110におけるコンテンツデータDcの管理状態を模
式的にテーブルとして示している。なお、コンテンツデ
ータDcの移動状態は、テーブル以外の例えば、関数と
して管理しても良いことは言うまでもない。
【0055】同テーブルにおいて、左欄にはコンテンツ
データDcを構成する送信対象コンテンツデータDct
のそれぞれを識別して表示し、右欄には同送信対象コン
テンツデータDctのそれぞれの送信状態がデータ管理
器111によって認識管理されているかを表示してい
る。つまり、ステージ1は、コンテンツCに対応するコ
ンテンツデータDcが移動対象と設定された時点である
ので、送信対象コンテンツデータDct1〜Dctnは
全て、「未」送信状態であると識別管理される。
【0056】ステージ2は、ステージ1の状態の記憶器
110から、送信対象コンテンツデータDct1がデー
タ管理器111によって読み出された時の管理を示して
いる。この時点では、データ管理器111は読み出した
送信対象コンテンツデータDct1をデータ送信器11
2aに出力していても良いが、著作権の観点からは、デ
ータ送信器112aから外部(記録装置200a)へ出
力されることは好ましくない。記憶器110から見れ
ば、外部へ送信するために読み出されたものであり、こ
の状態のコンテンツデータDc1は「仮」送信状態であ
ると識別管理される。なお、必要があれば、この時点
で、送信対象コンテンツデータDct1は記録装置20
0aへ送信されても良いが、記憶器210には記録され
ることは好ましくはない。
【0057】しかしながら、コンテンツの移動を確実に
行うには、所定時間にはコンテンツデータDcは、再生
装置100aと記録装置200aの両方に存在せざると
得ない。本実施の形態においては、これを考慮して、社
団法人電波産業会(ARIB:Association
of Radio Industries andB
usinesses)の「ARIB TR−B14 地
上波デジタルテレビジョン放送運用規定 第八編 コン
テンツ保護規定」に基づいて、再生装置100aと記録
装置200aの双方に1分を超える長さの同一のコンテ
ンツ(コンテンツデータDc)が再生可能な状態になら
ないように管理する。
【0058】本発明においては、転送単位であるコンテ
ンツデータDcのそれぞれを、再生時間が1分より短い
ように設定する。そして、再生装置100aから読み出
されたコンテンツデータDcは、再生装置100aと記
録装置200aに同時存在することは許される。しか
し、これら同時に存在する2つの同一のコンテンツデー
タDcの内、再生装置100a側のコンテンツデータD
cは、次に読み出されるコンテンツデータDcが記録装
置200aに記録或いは送信される前に削除される。な
お、本実施の形態においては、コンテンツデータDct
1〜Dctnのそれぞれは、30秒より短い再生時間で
あるように設定される。
【0059】ステージ3は、ステージ2の状態の記憶器
110から送信対象コンテンツデータDct2が読み出
された時の管理を示している。この時点においても、先
に読み出された送信対象コンテンツデータDct1と、
今回読み出された送信対象コンテンツデータDct2と
は共に、記録装置200aには出力されているが記録装
置200aで記録されたか否かが確認されていない。そ
のため、コンテンツデータDct1およびDct2が再
生装置100aからは削除されない。なお、本例では、
送信対象コンテンツデータDct1およびDct2と、
2つの送信対象コンテンツデータDctに対して、記録
装置200aの記録可否が判断されているが、記録可否
が判断されるコンテンツデータDcの数は、コンテンツ
データDcの個々の再生時間と同時存在が許されるコン
テンツCの再生時間との関係を満たす範囲で任意に定め
ることができる。
【0060】ステージ4は、記録装置200aの記録可
否に応じて、ステージ4Aとステージ4Bの2種類の管
理状態が生じる。ステージ4Aは、送信対象コンテンツ
データDct1および送信対象コンテンツデータDct
2の書き込みタイミングにおいて、記録装置200aが
記録可能状態にある場合の管理状態を示している。この
場合、送信対象コンテンツデータDct1と送信対象コ
ンテンツデータDct2とは記録装置200aによって
記録されることは確実と見なして、データ管理器111
は送信対象コンテンツデータDct1と送信対象コンテ
ンツデータDct2を記憶器110から削除させると共
に、管理対象からも削除する。
【0061】なお、記録装置200aが記録可能と判断
された時点から実際に送信対象コンテンツデータDct
1およびDct2を記憶器210に書き込むまでの間
に、記録装置200aが記録不可能になる可能性もあ
る。このような可能性をなくすには、送信対象コンテン
ツデータDct1およびDct2が実際に記憶器210
に書き込まれた時点で、送信対象コンテンツデータDc
t1およびDct2を削除する方が、技術的には好まし
い。その意味において、本発明においては、1分を超え
ない再生時間のコンテンツを形成するコンテンツデータ
Dct1およびDct2が記憶器110と記憶器210
の両方に同時に存在することを許している。
【0062】ステージ4Bは、送信対象コンテンツデー
タDct1および送信対象コンテンツデータDct2の
書き込みタイミングにおいて、記録装置200aが記録
不可能状態にある場合の管理状態を示している。この場
合、送信対象コンテンツデータDct1と送信対象コン
テンツデータDct2とは記録装置200aによって記
録されないことは確実である。よって、送信対象コンテ
ンツデータDct1とDct2を削除せずに、再度
「未」送信として設定管理する。ステージ4Bは、結果
的に、ステージ1と同様の状態になる。なお、記録装置
200aが記録可能になるまでステージ2およびステー
ジ3に示す状態を繰り返すようにしても良い。
【0063】図3に示すフローチャートを参照して、コ
ンテンツ移動システムSDCaにおけるコンテンツ移動
動作について、再生装置100aおよび記録装置200
aの各構成要素の観点から説明する。先ず、ユーザが入
力器116および入力器216を操作して、再生装置1
00aおよび記録装置200aのそれぞれに対して、記
憶器110に格納されているコンテンツCを記憶器21
0に移動させる指示を行った時点で、コンテンツ移動シ
ステムSDCaにおけるコンテンツ移動動作が開始す
る。なお、再生装置100a或いは記録装置200aの
何れか一方のみに指示を与えることで、コンテンツ移動
動作が開始するように構成することもできる。
【0064】つまり、再生制御器115aが、操作信号
SO1に基づいて、コンテンツ移動のための再生処理指
示を検出した時点で、再生装置100aのコンテンツ移
動動作が開始する。同様に、記録制御器215が操作信
号SO2に基づいて、コンテンツ移動のための記録処理
指示を検出した時点で、記録装置200aのコンテンツ
移動動作が開始する。
【0065】そして、先ず、ステップS2において、再
生制御器115aが操作信号SO1に基づいて、移動さ
せるコンテンツCおよびそれを構成するコンテンツデー
タDcを特定する。そして、制御は次のステップS3に
進む。
【0066】ステップS3において、再生制御器115
aは、ステップS2で特定されたコンテンツデータDc
に対する送信要求Rdctを生成する。この送信要求R
dctは、処理要求Rdcの一部として、データ管理器
111に出力される。そして、制御は次のステップS4
に進む。
【0067】ステップS4において、データ管理器11
1は、送信要求Rdctに基づいて、特定されたコンテ
ンツCのコンテンツデータDcを表すコンテンツデータ
情報Idcで記憶器110を照会する。そして、その照
会結果に基づいて、送信が要求されているコンテンツデ
ータDcが記憶器110に格納されているか否かが判断
される。Yesと判断される場合、制御は次のステップ
S6に進む。
【0068】ステップS6において、データ管理器11
1は記憶器110からコンテンツデータDcの情報を、
送信対象コンテンツデータDctの情報として取得す
る。そして、上述のステージ1の識別管理が行われる。
つまり、送信対象コンテンツデータDct1〜Dctn
は全て、「未」送信状態として識別管理される。そして
制御は次のステップS8に進む。
【0069】ステップS8において、上述のステップS
2において特定されたコンテンツCを記録装置200a
に移動させるために、データ管理器111は記憶器制御
信号SScを記憶器110に出力して、コンテンツデー
タDct1〜Dctnを記憶器110から適宜に読み出
して、データ管理器111およびデータ送信器112a
を経由して記録装置200aに送信させる。なお、上述
のように、本ステップにおいて記録装置200aに送信
される送信対象コンテンツデータDctの合計の再生時
間は1分を超えないように管理される。そして制御は次
のステップS10に進む。
【0070】ステップS10において、データ管理器1
11は、ステップS8で読み出した送信対象コンテンツ
データDctを仮送信コンテンツデータDcttとして
設定管理する。この時点で、上述のステージ2およびス
テージ3の識別管理が行われる。そして制御は次のステ
ップS12に進む。
【0071】ステップS12において、再生制御器11
5aは、コマンド送受信器114から入力される記録可
否検出信号Sdrに基づいて、記録装置200aが記録
可能であるか否かを判断する。Yesと判断される場
合、制御はステップS14に進む。
【0072】ステップS14においては、ステップS8
で記憶器110から読み出されて、ステップS10で仮
送信コンテンツデータDcttとして識別管理されてい
る送信対象コンテンツデータDctは、確実に記録装置
200aに記録されるものと見なされる。そして、デー
タ管理器111は、記憶器制御信号SScの一部とし
て、コンテンツデータ削除指示信号SScdを生成し
て、記憶器110に入力する。
【0073】コンテンツデータ削除指示信号SScdに
基づいて、記憶器110は対象のコンテンツデータDc
t(仮送信コンテンツデータDctt)を削除する。こ
の時点で、上述のステージ4Aの識別管理が行われる。
そして、制御は上述のステップS4に戻る。
【0074】一方、上述のステップS12において、N
oと判断される場合、制御はステップS16に進む。
【0075】ステップS16において、仮送信コンテン
ツデータDcttを未送信コンテンツデータDctnと
して設定する。この時点で、上述のステージ4Bの識別
管理が行われる。このようにして、仮送信コンテンツデ
ータDcttの記録装置200aへの送信および削除が
行うこと無く制御は終了される。つまり、コンテンツデ
ータDcの再生は停止される。
【0076】以上のように本実施の形態においては、再
生装置100aの記憶器110に記録されたコンテンツ
を記録装置200aへ移動している間に、記録装置20
0aが記録可能状態から記録不可能状態に変化した場合
であっても、データ管理器111によるコンテンツCの
再生動作を停止させることができる。つまり、記録装置
が記録不可能の場合には、再生装置のコンテンツ再生処
理を停止させる。
【0077】特に、コンテンツCを移動させる場合、つ
まり、記憶器110に記憶されているコンテンツCを読
み出すと共に削除する場合は、記録装置200aが記録
可能状態から記録不可能状態に変化した時には、コンテ
ンツCの読み出しと共に削除も停止することによってコ
ンテンツCの消失を防ぐことができる。
【0078】なお、再生制御器115aは、再生装置1
00aと異なる機器に備えられていて外部から再生装置
100aを制御する構成としても良いことは言うまでも
ない。同様に、記録制御器215も、記録装置200a
と異なる機器に備えられて外部から記録装置200aを
制御する構成としても良い。また、再生装置100aと
記録装置200aとが同一の機器に備えられていても良
い。さらに、再生制御器115aと記録制御器215を
再生/記録制御器として一体的に、再生装置100aと
記録装置200aの外部に構成しても良い。また、記憶
器110がIEEE1394、インターネット或いは放
送などのネットワーク上にあってもよい。
【0079】なお、本実施の形態ではコンピュータプロ
グラムによってそれぞれの手段が制御されることで実現
され、このコンピュータプログラムをフレキシブルディ
スク等の記録媒体に記録しておくことにより、移送が可
能になり、独立した他の再生制御装置においても容易に
実施することができる。
【0080】上述のように、本実施の形態においては、
社団法人電波産業会の規定に従い、コンテンツデータD
cの再生時間を再生装置100aおよび記録装置200
aにおける同時存在可能条件として設定している。しか
し、コンテンツデータDcの再生時間以外の条件、例え
ば同一コンテンツデータDcが再生装置100aおよび
記録装置200aに同時存在が許される時間などを、同
時存在可能条件として設定しても良いことは言うまでも
ない。
【0081】(第2の実施の形態)図4に、本発明の第
2の実施の形態にかかるコンテンツ移動システムの構成
を示す。コンテンツ移動システムSDCbは、図1に示
したコンテンツ移動システムSDCaにおいて、再生装
置100aおよび記録装置200aがそれぞれ、再生装
置100bおよび記録装置200bに交換されている。
再生装置100bは、再生装置100aにおいて、デー
タ送信器112aがデータ送信器112bに置き換えら
れ、再生制御器115aが再生制御器115bに置き換
えられ、コマンド送受信器114が通信路監視器118
に置き換えられている。そして、記録装置200bは、
記録装置200aにおいて、コマンド送受信器214が
取り除かれている。
【0082】一方、再生装置100bと記録装置200
bはデータ通信路Ldbによって接続されている。デー
タ通信路Ldbは、再生装置100bと記録装置200
b間で通信を行う為の取り外し可能な通信路である。通
信路監視器118は、データ通信路Ldbが物理的又は
論理的に切断された時には、それを検出して、通信路切
断検出信号Sdbを生成して再生制御器115bに対し
て出力する。再生制御器115bは通信路切断検出信号
Sdbに基づいて、データ通信路Ldbが物理的又は論
理的に切断された時に、データ管理器111に対して、
再生停止信号Spqを出力して、データ管理器111に
前記コンテンツCの再生を停止させる。
【0083】なお、本実施の形態におけるコンテンツ移
動動作は、図3に示したフローチャートにおけるステッ
プS12の判断が、通信路切断検出信号Sdbに基づく
点を除けば、第1の実施の形態におけるのと同様であ
る。
【0084】以上のように、本実施の形態においては、
再生装置100bの記憶器110に記録されたコンテン
ツCを記録装置200bへ移動している間に、データ通
信路Ldbが物理的又は論理的に切断された場合であっ
ても、データ管理器111の再生動作を停止させること
ができる。
【0085】(第3の実施の形態)図5に、本発明の第
3の実施の形態にかかるコンテンツ移動システムの構成
を示す。コンテンツ移動システムSDCcは、図4に示
したコンテンツ移動システムSDCbにおいて、再生装
置100bが再生装置100cに置き換えられ、そして
データ通信路Ldbがデータ通信路Ldcに置き換えら
れている。また、再生装置100cは、再生装置100
bにおいて、データ送信器112bがデータ送信器11
2cに置き換えられ、再生制御器115bが再生制御器
115cに置き換えられ、通信路監視器118がアイソ
クロナスコネクション監視器120に置き換えられてい
る。
【0086】データ送信器112cは、データ管理器1
11が再生したコンテンツCのコンテンツデータDcを
IEEE1394規格に従って送信する。データ通信路
Ldcは、記録装置200bとの通信を行う為のIEE
E1394規格に従ったアイソクロナスコネクションを
確立できる通信路である。アイソクロナスコネクション
監視器120は、データ通信路Lbcのアイソクロナス
コネクションが切断されたときに、アイソクロナスコネ
クションが切断されたというアイソクロナスコネックシ
ョン切断検出信号Sibを生成して、再生制御器115
cに対して出力する。
【0087】再生制御器115cは、アイソクロナスコ
ネックション切断検出信号Sibに基づいて、アイソク
ロナスコネクションが切断された時に、データ管理器1
11に再生停止信号Spqを送信して、データ管理器1
11にコンテンツCの再生を停止させる。
【0088】なお、本実施の形態におけるコンテンツ移
動動作は、図3に示したフローチャートにおけるステッ
プS12の判断が、アイソクロナスコネックション切断
検出信号Sibに基づく点を除けば、第1の実施の形態
におけるのと同様である。また、上述のように、データ
送信器112cがコンテンツデータDcをIEEE13
94規格に従って送信する点も異なる。
【0089】以上のように本実施の形態においては、再
生装置100cの記憶器110に記録されたコンテンツ
Cを記録装置200bへ移動している間に、データ通信
路Ldcのアイソクロナスコネクションが切断された時
には、データ管理器111の再生動作を停止させること
ができる。
【0090】特に、コンテンツCを移動させる場合、つ
まり、記憶器110のコンテンツCを読み出すと共に削
除する場合は、データ通信路Ldcのアイソクロナスコ
ネクションが切断された時には、コンテンツデータDc
の読み出しと共にコンテンツデータDcの削除も停止す
ることによってコンテンツCの消失を防ぐことができ
る。
【0091】(第4の実施の形態)図6に、本発明の第
4の実施の形態にかかるコンテンツ移動システムSDC
dの構成を示す。コンテンツ移動システムSDCdは、
図5に示すコンテンツ移動システムSDCcにおいて、
再生装置100cが再生装置100dに置き換えられ、
データ送信器112cがデータ送信器112dに置き換
えられ、アイソクロナスコネクション監視器120がプ
ラグ監視器122に置き換えられ、データ送信器112
cがデータ送信器112dに置き換えられている。
【0092】プラグ監視器122は、データ通信路Ld
cの記録装置200bとの間に確立されたアイソクロナ
スコネクションのプラグコントロールレジスタのオンラ
インビットがオフになったときアイソクロナスコネクシ
ョンのプラグコントロールレジスタのオンラインビット
がオフになったという情報を検出して、プラグ監視信号
Splを生成する。再生制御器115dは、プラグ監視
信号Splに基づいて、アイソクロナスコネクションの
プラグコントロールレジスタのオンラインビットがオフ
になった場合に、データ管理器111に対して再生停止
信号Spqを送信し、データ管理器111にコンテンツ
Cの再生を停止させる。
【0093】なお、本実施の形態におけるコンテンツ移
動動作は、図3に示したフローチャートにおけるステッ
プS12の判断が、プラグ監視信号Splに基づく点を
除けば、第1の実施の形態におけるのと同様である。
【0094】以上のように本実施の形態においては、再
生装置100dの記憶器110に記録されたコンテンツ
を記録装置200bへ移動している間に、データ通信路
Ldcの記録装置200bとの間に確立されたアイソク
ロナスコネクションのプラグコントロールレジスタのオ
ンラインビットがオフになった場合であっても、データ
管理器111の再生動作を停止させることができる。
【0095】特に、コンテンツを移動させる場合、つま
り、記憶器110のコンテンツを読み出すと共に削除す
る場合は、データ通信路Ldcの記録装置200bとの
間に確立されたアイソクロナスコネクションのプラグコ
ントロールレジスタのオンラインビットがオフになった
としても、読み出しと共に削除も停止することによって
コンテンツの消失を防ぐことができる。
【0096】以上のように、本発明に係る再生制御装置
によれば、再生機器から記録機器へのダビングを行って
いる間に、記録機器が録画状態から録画状態以外に変化
したという情報を検出するコマンド受信器、又は記録機
器の電源状態がオフに変化したという情報を検出するコ
マンド受信器、又は再生機器と記録機器との通信を行う
通信路が切断されたという情報を検出する通信路監視器
と、これらの情報を受信したとき、コンテンツの再生を
自動的に停止させる再生制御器とを設けたことで、記録
機器がコンテンツを記録できない状態に変わったことを
検出し、自動的に再生機器の再生を停止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるコンテンツ
移動システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す再生装置のデータ管理器による、各
処理段階におけるコンテンツデータDcの識別管理方法
を示す図である。
【図3】図1に示す再生装置によるコンテンツ移動動作
を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態にかかるコンテンツ
移動システムの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態にかかるコンテンツ
移動システムの構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態にかかるコンテンツ
移動システムの構成を示すブロック図である。
【図7】従来の録画制御方式が適用されるビデオテープ
レコーダの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 再生側ビデオテープレコーダ 2 アンテナ 3 チューナ 4 外部映像信号入力端子 5 第1の切換装置 6 再生信号発生装置 7 第2の切換装置 8 水平同期信号発生装置 9 システム制御装置 10 編集信号出力装置 11 編集信号出力端子 12 リモコン信号受信部 13 文字信号発生装置 14 モニタ 15 録画制御部 16 映像信号設定条件メモリ SDCa、SDCb、SDCc、SDCd コンテンツ
移動システム 100a、100b、100c、100d 再生装置 110 記憶器 111 データ管理器 112a、112b、112c、112d データ送信
器 114 コマンド送受信器 115a、115b、115c、115d 再生制御器 116 入力器 118 通信路監視器 120 アイソクロナスコネクション監視器 122 プラグ監視器 200a、200b 記録装置 210 記憶器 212 データ受信器 214 コマンド送受信器 215 記録制御器 216 入力器 Ldb、Ldc データ通信路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B017 AA06 BA08 CA06 CA16 5C053 FA15 5D044 AB05 AB07 BC01 CC03 CC05 EF02 FG09 GK12 GK19 HL07 5D110 AA04 AA13 AA27 AA29 BB29 CA13 CA32 CE18 CF06

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテンツ源からコンテンツを外部に移
    動又は複製させるために当該コンテンツを再生して、記
    録装置に送出する再生装置のコンテンツ再生および送出
    動作を制御する再生制御装置であって、 前記コンテンツ源から、前記コンテンツを形成する複数
    のコンテンツデータを前記記録装置に順次送出させるコ
    ンテンツデータ送出手段と、 前記記録装置が記録可能および記録不可能の何れの状態
    であるかを判断する記録装置監視手段と、 前記記録装置監視手段の判断結果に基づいて、前記コン
    テンツデータ送出手段を制御するコンテンツデータ送出
    制御手段とを備える再生制御装置。
  2. 【請求項2】 前記記録装置が記録不可能状態の場合に
    は、前記コンテンツデータ送出制御手段は前記コンテン
    ツデータ送出手段にコンテンツデータの送出を禁じるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の再生制御装置。
  3. 【請求項3】 前記記録装置が記録可能状態の場合に
    は、前記コンテンツデータ送出制御手段は前記コンテン
    ツデータ送出手段に、前記送出されたコンテンツデータ
    を前記コンテンツ源から削除させることを特徴とする請
    求項1に記載の再生制御装置。
  4. 【請求項4】 前記記録装置監視手段は、前記記録装置
    が外部に通知する、当該記録装置が記録不可能状態に変
    化したことを表す状態情報に基づいて、当該記録装置が
    記録可能および記録不可能の何れの状態であるかを判断
    することを特徴とする請求項1に記載の再生制御装置。
  5. 【請求項5】 前記状態情報は、前記記録装置の電源が
    オフに変化したことを表すことを特徴とする請求項4に
    記載の再生制御装置。
  6. 【請求項6】 前記記録装置監視手段は、前記記録装置
    との通信を行う為の通信路の切断の有無を検出する通信
    路監視手段を備え、当該通信路の切断が検出された場合
    に、当該記録装置が記録不可能であると判断することを
    特徴とする請求項1に記載の再生制御装置。
  7. 【請求項7】 前記記録装置監視手段は、前記記録装置
    との通信を行うためのアイソクロナスコネクションの切
    断の有無を検出する通信路監視手段を備え、当該アイソ
    クロナスコネクションの切断が検出された場合に、当該
    記録装置が記録不可能であると判断することを特徴とす
    る請求項1に記載の再生制御装置。
  8. 【請求項8】 前記記録装置監視手段は、前記記録装置
    との通信を行うためのアイソクロナスコネクションに対
    応するプラグコントロールレジスタのオンラインビット
    のオン/オフを検出するプラグ監視手段を備え、当該プ
    ラグコントロールレジスタのオンラインビットがオフで
    あることが検出された場合に、当該記録装置が記録不可
    能であると判断することを特徴とする請求項1に記載の
    再生制御装置。
  9. 【請求項9】 再生装置から送出されるコンテンツを記
    録して、当該コンテンツを当該再生装置から移動させる
    記録装置であって、 前記再生装置から送出されたコンテンツを記録媒体に記
    録するコンテンツ記録手段と、 前記コンテンツ記録手段が前記コンテンツを記録可能お
    よび記録不可能の何れであるかを示す状態情報を生成す
    る状態情報生成手段を備える記録装置。
  10. 【請求項10】 コンテンツ源から外部にコンテンツを
    外部に移動させるために当該コンテンツを再生して、記
    録装置に送出する再生装置のコンテンツ再生および送出
    動作を制御する再生制御方法であって、 前記コンテンツ源から、前記コンテンツを形成する複数
    のコンテンツデータを前記記録装置に順次送出させるコ
    ンテンツデータ送出ステップと、 前記記録装置が記録可能および記録不可能の何れの状態
    であるかを判断する記録装置監視ステップと、 前記記録装置監視ステップにおいて、前記記録装置が記
    録不可能状態と判断される場合には、前記コンテンツデ
    ータ送出ステップを抑制するコンテンツデータ送出抑制
    ステップとを備える再生制御方法。
  11. 【請求項11】 前記記録装置監視ステップにおいて、
    前記記録装置が記録可能状態と判断される場合には、前
    記送出されたコンテンツデータを前記コンテンツ源から
    削除させるコンテンツデータ削除ステップをさらに備え
    る請求項10に記載の再生制御方法。
  12. 【請求項12】 再生装置からコンテンツを移動させる
    ために、当該再生装置から送出されるコンテンツを記録
    する記録装置の記録動作を制御する記録制御方法であっ
    て、 前記再生装置から送出されたコンテンツを記録媒体に記
    録するコンテンツ記録ステップと、 前記コンテンツ記録ステップが実行可能および実行不可
    能の何れであるかを示す状態情報を生成する状態情報生
    成ステップとを備える記録制御方法。
  13. 【請求項13】 コンピュータプログラムとコンピュー
    タからなるシステムが請求項10に記載の再生制御方法
    を実行できるようにコンピュータを実行できるコンピュ
    ータプログラム。
  14. 【請求項14】 コンピュータに読み込まれることによ
    って、当該コンピュータが請求項10に記載の再生制御
    方法を実行できるコンピュータコード手段を備えたコン
    ピュータにより読みとりが可能な媒体を備えたコンピュ
    ータプログラム製品。
  15. 【請求項15】 コンピュータプログラムとコンピュー
    タからなるシステムが請求項12に記載の記録制御方法
    を実行できるようにコンピュータを実行できるコンピュ
    ータプログラム。
  16. 【請求項16】 コンピュータに読み込まれることによ
    って、当該コンピュータが請求項12に記載の記録制御
    方法を実行できるコンピュータコード手段を備えたコン
    ピュータにより読みとりが可能な媒体を備えたコンピュ
    ータプログラム製品。
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JP2005158056A (ja) * 2003-11-04 2005-06-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd コンテンツ移動システムおよびこれに用いられるコンテンツ送出機器
JP2009537042A (ja) * 2006-05-12 2009-10-22 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド 保安データを管理する装置およびその方法

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