JP2003214715A - 冷凍装置の油回収方法 - Google Patents
冷凍装置の油回収方法Info
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Abstract
の油を容易に除去し得るようにする。 【解決手段】室外ユニット(20)と室内ユニット(30)
とが配管(51,52)によって接続され、蒸気圧縮式冷凍
サイクルを行う冷媒回路(1A)を備え、冷媒回路(1A)
の油を室外ユニット(20)側に回収する油回収方法であ
る。室外ユニット(20)で冷媒が凝縮する冷媒回路(1
A)の正サイクルの運転状態において、冷媒回路(1A)
の圧縮機(21)を連続して駆動させ、冷媒回路(1A)内
で冷媒を循環させる循環運転を所定時間が経過するまで
行う第1の工程を備えている。第1の工程に続き、液側
閉鎖弁(41)を閉鎖し、圧縮機(21)を継続して駆動し
て冷媒回路(1A)の冷媒を油と共に室外ユニット(20)
側に回収する回収運転を行う第2の工程を備えている。
Description
方法に関し、特に、熱源ユニットと利用ユニットとを接
続する配管の油を回収する方法に係るものである。
う冷媒回路を備えた空気調和装置等の冷凍装置には、C
FC(クロロフルオロカーボン)系冷媒又はHCFC
(ハイドロク口口フルオロカーボン)系冷媒が用いられ
ていたが、このCFC系冷媒及びHCFC系冷媒は、オ
ゾン層の破壊等の環境上の問題があった。そこで、これ
ら既設の冷凍装置から、HFC(ハイドロフルオロカー
ボン)系冷媒又はHC(ハイドロカーボン)系冷媒を使
用した新たな冷凍装置に更新することが望まれている。
物内部に埋め込まれていることが多いので、配管の入れ
替えが難しい。そこで、既設の配管をそのまま流用して
新たな冷凍装置を導入することが行われている。
FC系冷媒を用いた従来の冷凍装置における冷凍機油
は、ナフテン系の鉱油やアルキルベンゼン油系が使われ
ている。この冷凍機油は、塩素分を含まないHFC系冷
媒と相溶しない。冷媒と冷凍機油が相溶しない場合、圧
縮機から吐き出された冷凍機油が再び圧縮機に戻らない
ので、冷凍機油の不足による焼き付きが生じるという問
題がある。
冷媒に主に使われている冷凍機油は、ポリオールエステ
ルやポリビニールエーテルなどの合成油である。この合
成油である冷凍機油は、従来の鉱油等の冷凍機油が混入
すると、混入割合に応じて相溶温度(下限温度)、つま
り、冷媒と冷凍機油とが分離する温度が上昇するなどの
問題が生ずる。
人手によって配管を洗浄することが考えられるが、これ
では手間がかかるという問題がある。
報に開示されているように、配管を洗浄する配管洗浄装
置が提案されている。この配管洗浄装置は、圧縮機と油
分離器と四方弁と高低圧熱交換器と減圧装置と分離装置
と熱源側熱交換器とアキュムレータとを備えている。そ
して、既設の空気調和装置から室外ユニットと室内ユニ
ットとを取り外し、該室外ユニットと室内ユニットとを
接続する配管のみを残す。この配管の一端に上記配管洗
浄装置を接続する一方、上記配管の他端をバイパス管に
よって接続して冷媒回路を構成する。
を洗浄剤として充填し、この洗浄剤を循環させて配管の
内部の冷凍機油を除去するようにしている。
の配管洗浄装置を用いると、極めて高価になるという問
題があった。
FC系冷媒であるR22、R225又はR141b等を
用いることも考えられている。しかしながら、このR2
25及びR141bは、沸点が32〜56℃と高いた
め、蒸発し難く、洗浄後も配管に残留したままとなる。
したがって、そのままでは残留した洗浄剤によるスラッ
ジ等の発生が懸念されるので、窒素ガス等で配管内をブ
ローして洗浄剤を除去する必要がある。この結果、上記
配管洗浄装置を使用しても回収に時間がかかる。加え
て、いずれの洗浄剤も環境上の問題がある。
も、その沸点が300℃前後と高く、上述のHCFC系
冷媒と同様の手間がかかる。更に、環境上の問題がなく
沸点が低い洗浄剤で既存の冷凍機油に溶解しやすいもの
はほとんど存在しないため、上述した手順を踏まざるを
得ないという問題があった。
で、配管洗浄装置等を用いることなく、既設の配管の油
を容易に除去し得るようにすることを目的とするもので
ある。
は、冷媒の回収運転であるポンプダウン運転を利用して
配管における油の残留量を許容値以下になるようにした
ものである。
に関して永年研究した結果、下記の事項を見出したもの
である。
油とが溶解する相溶温度T1は、HFC系冷媒又はHC
系冷媒と冷凍機油とが溶解する相溶温度T2より高い。
新設の冷凍装置においては、既設の配管に残留した既存
の冷凍装置の冷凍機油の混入量に応じて相溶温度Tが上
昇する。しかし、この新設の冷凍装置における相溶温度
Tが既存の冷凍装置における相溶温度T1より低ければ
(T<T1)、既存の冷凍装置の冷凍機油の混入は問題
とならない。この点、既存の冷凍装置において、相溶温
度T1が問題とならないことから明らかである。
凍装置における冷凍機油の残留量に許容値があることに
なる。
わっているポンプダウン運転は、冷媒の回収のみを目的
としているため、ポンプダウン時に配管内に残留する油
の回収については全く考慮されていない。
の結果、既存の冷凍装置のポンプダウン運転を利用して
冷媒のみならず既設の配管の冷凍機油の残留量を許容範
囲に回収し得る事項を見出したもので、この事項は次の
通りである。 (1)回収運転であるポンプダウン運転時に油も回収す
るには、ポンプダウン運転前に循環運転である事前運転
が必要である。
ために冷媒が冷媒回路を循環する事前運転が必要であ
る。この事前運転を行わない場合、ポンプダウン運転前
において、油が大きな油滴となって利用ユニットである
室内機に寝込んだ状態となっている。特に、熱源ユニッ
トである室外機を屋上に設置し、室外機と室内機との高
低差が大きいような設置環境では、ポンプダウン運転時
に室内機に滞留している冷媒と油とを重力に逆らって室
外機に回収しなければならない。油が冷媒から分離して
油滴となっていると、油が重力に負けて室外機まで回収
されず、配管の途中に付着したままとなるからである。
そこで、冷媒と冷凍機油とを充分に相溶させる事前運転
を行うこととした。
運転を行わなかった場合であり、許容値Bの2倍の油の
残留量となる。これに対し、図3の四角印は事前運転を
行った場合であり、許容値Bの範囲内の油の残留量とな
る。 (2)事前運転(循環運転)は、正サイクルである冷房
サイクルによる連続運転でなければならない。
状となり、配管に高低差があっても重力にある程度勝っ
て回収することが可能である。これに対し、逆サイクル
である暖房サイクルの運転の場合、室内熱交換器(利用
側熱交換器)が凝縮器となるため、室内熱交換器内の定
常的な油量が冷房サイクルの場合に比較して数倍とな
る。この結果、冷媒回収時に配管の途中における油の付
着量が増大する。このため、図3丸印に示すように、残
油量が許容値Bを超える。
の強制運転ではなく通常の冷房運転の場合、室内及び室
外の環境によっては負荷が不足し、運転及び停止を繰り
返す場合がある。この場合、冷媒の循環が悪くなると共
に、再起動時の油の流出量も多くなるため、室内熱交換
器の油の貯留量が増大する。つまり、回収運転時におけ
る配管に付着する油量が増える。したがって、通常の冷
房運転で事前運転を行う場合は、圧縮機が所定時間連続
して稼動することが必要である。 (3)事前運転の終了からポンプダウン運転の開始まで
の間は運転を停止させずに行う。または、運転を停止し
なければならない場合は、原則的に事前運転の終了後に
液側閉鎖弁を閉めてからポンプダウン運転を開始しなけ
ればならない。
りこんだ油が一気に流れ出すため、ポンプダウン運転の
開始後に液側閉鎖弁を閉めると、配管及び室内熱交換器
内に多大な油が付着して回収が困難となる。一般のポン
プダウン運転には、1〜2分運転した後、液側閉鎖弁を
閉める場合がある。この場合、油の残留量が減るどころ
か増大する。
転であるポンプダウン運転前に液側閉鎖弁を閉めると、
許容値Aの範囲内の油の残留量となる。これに対し、冷
媒の回収運転であるポンプダウン運転後に液側閉鎖弁を
閉めると、許容値Aの数倍の油の残留量となる。 (4)事前運転の終了後、運転を一日停止してからポン
プダウン運転を行う場合は、事前運転の終了からポンプ
ダウン運転の開始までの時間を極力短くすることが必要
である。
媒が冷え込み油の粘度が増すと共に、油滴となってしま
うため、ポンプダウン運転を開始するまでの停止時間に
は制限がある。特に暖房期には顕著である。所定時間以
上の運転停止が継続した場合は、再び事前運転を行うこ
とが必要である。
により、既設の配管の洗浄や油回収器等を設置すること
なく、既設の配管をそのまま利用することができる。
源ユニット(20)と利用ユニット(30)とが配管(51,
52)によって接続され、蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う
冷媒回路(1A)を備え、該冷媒回路(1A)の油を熱源ユ
ニット(20)側に回収する冷凍装置の油回収方法を対象
としている。そして、上記熱源ユニット(20)で冷媒が
凝縮する冷媒回路(1A)の正サイクルの運転状態におい
て、上記冷媒回路(1A)の圧縮機(21)を連続して駆動
させ、冷媒回路(1A)内で冷媒を循環させる循環運転を
所定時間が経過するまで行う第1の工程を備えている。
加えて、上記第1の工程に続き、上記圧縮機(21)を継
続して駆動して上記冷媒回路(1A)の冷媒を油と共に熱
源ユニット(20)側に回収する回収運転を行う第2の工
程を備えている。
運転と回収運転とを行い、配管(51,52)の油を熱源ユ
ニット(20)側に回収する。
と利用ユニット(30)とが配管(51,52)によって接続
され、蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷媒回路(1A)を
備え、該冷媒回路(1A)の油を熱源ユニット(20)側に
回収する冷凍装置の油回収方法を対象としている。そし
て、上記熱源ユニット(20)で冷媒が凝縮する冷媒回路
(1A)の正サイクルの運転状態において、上記冷媒回路
(1A)の圧縮機(21)を連続して駆動させ、冷媒回路
(1A)内で冷媒を循環させる循環運転を所定時間が経過
するまで行う第1の工程を備えている。加えて、上記第
1の工程が終了すると、上記圧縮機(21)を一旦停止し
た後、該圧縮機(21)を駆動して上記冷媒回路(1A)の
冷媒を油と共に熱源ユニット(20)側に回収する回収運
転を行う第2の工程とを備えている。
運転と回収運転とを行い、この回収運転で圧縮機(21)
を一旦停止して配管(51,52)の油を熱源ユニット(2
0)側に回収する。
において、上記熱源ユニット(20)が圧縮機(21)と熱
源側熱交換器(23)と膨張機構(24)とを備え、該熱源
ユニット(20)は、液側閉鎖弁(41)を介して液側の配
管(51)に接続されると共に、ガス側閉鎖弁(42)を介
してガス側の配管(52)に接続されている。そして、上
記第2の工程は、液側閉鎖弁(41)を閉鎖した状態で回
収運転を開始し、該回収運転の終了後にガス側閉鎖弁
(42)を閉鎖する。
(41)とガス側閉鎖弁(42)とによって冷媒と油が熱源
ユニット(20)に閉じこめられる。
において、上記利用ユニット(30)は、利用側熱交換器
(31)と風量の可変な利用側ファン(32)とを備えてい
る。そして、上記第1の工程は、上記利用側ファン(3
2)を風量が大きい高風量で駆動させて循環運転を行
う。
ン(32)の風量が大きいので、冷媒の循環が促進され
る。
において、上記利用ユニット(30)は、利用側熱交換器
(31)と風量の可変な利用側ファン(32)とを備えてい
る。そして、上記第1の工程は、上記利用側ファン(3
2)を風量が小さい低風量で駆動させて循環運転を行
う。
ン(32)の風量が小さいので、回収運転時の利用ユニッ
ト(30)における冷媒が低減される。
において、上記利用ユニット(30)は、利用側熱交換器
(31)と風量の可変な利用側ファン(32)とを備えてい
る。そして、上記第1の工程は、循環運転の前半で上記
利用側ファン(32)を風量が大きい高風量で駆動させ、
循環運転の後半で上記利用側ファン(32)を風量が小さ
い低風量で駆動させる。
ン(32)の高風量によって冷媒の循環が促進されると同
時に、利用側ファン(32)の低風量によって回収運転時
の利用ユニット(30)における冷媒が低減される。
において、上記第1の工程は、上記配管(51,52)の高
低差に対応して配管(51,52)の高低差が小さいほど循
環運転の時間を短くする。
では循環運転が短くなる。
において、上記第1の工程は、上記配管(51,52)の長
さに対応して配管(51,52)の長さが短いほど循環運転
の時間を短くする。
52)長が短い場合、循環運転が短くなる。
において、上記熱源ユニット(20)は、圧縮機(21)と
熱源側熱交換器(23)と膨張機構(24)とを備えてい
る。そして、上記熱源ユニット(20)には、圧縮機(2
1)の吐出側又は正サイクルにおける膨張機構(24)の
下流側に油分離器(60)が設けられている。
(60)で油が回収されるので、回収運転の制御の自由度
が向上する。
環運転と回収運転とを行うようにしたために、配管(5
1,52)の油を熱源ユニット(20)側に確実かつ容易に
回収することができる。
C系冷媒の装置に用いられていた冷凍機油の配管(51,
52)における残留量を許容値以下にすることができる。
したがって、既存のCFC系冷媒又はHCFC系冷媒の
装置の配管(51,52)を洗浄装置等で洗浄することがな
く、新設のHFC系冷媒又はHC系冷媒の装置を既存の
配管(51,52)に接続して設置することができる。
で、部品点数の増加を防止することができる。
を継続して駆動したまま循環運転と回収運転を連続して
行うようにしたために、冷媒と油が相溶した状態でこの
冷媒及び油を熱源ユニット(20)側に回収することがで
きる。この結果、油の回収をより確実にかつ迅速に行う
ことができる。
を一旦停止して回収運転を行う場合であっても、冷媒と
油が相溶した状態でこの冷媒及び油を熱源ユニット(2
0)側に回収することができる。
(41)及びガス側閉鎖弁(42)を設けているので、冷媒
及び油を確実に熱源ユニット(20)に封じ込めることが
できる。
(32)の風量を大きい高風量に設定するので、利用側熱
交換器(31)における熱交換を促進させて冷媒循環を増
大させることができ、冷媒と油の相溶を迅速に行わせる
ことができる。この結果、油の回収を確実に行うことが
できる。
(32)の風量を小さい低風量に設定するので、冷媒循環
量が少ないことから、循環運転の終期において、配管
(51,52)と利用ユニット(30)における冷媒量及び油
量を少なくすることができる。この結果、油の回収を確
実に行うことができる。
いて、前半の利用側ファン(32)の風量を高風量に設定
し、後半の利用側ファン(32)の風量を低風量に設定す
るので、循環運転の前半では、冷媒循環を増大して冷媒
と油の相溶を促進させる一方、後半では、配管(51,5
2)と利用ユニット(30)における冷媒量及び油量を少
なくすることができる。この結果、油の回収を確実に行
うことができる。
循環運転を配管(51,52)の高低差に対応して該配管
(51,52)の高低差が小さいほど循環運転の時間を短く
するので、水平配管などの場合、循環運転の時間を短く
することができる。
循環運転を配管(51,52)の長さに対応して該配管(5
1,52)の長さが短いほど循環運転の時間を短くするの
で、配管長が短い場合、循環運転の時間を短くすること
ができる。
0)を設けるので、熱源ユニット(20)と液側の配管(5
1)の閉鎖時期を回収運転の開始前に限る必要がない。
つまり、上記油分離器(60)によって油が回収されるの
で、回収運転の開始時に多量の油が液側の配管(51)に
流出することがない。この結果、上記閉鎖時期の自由度
が向上する。
面に基づいて詳細に説明する。
は、冷房運転と暖房運転とを切り換えて行う空気調和装
置(10)である。
て蒸気圧縮式冷凍サイクルを行う冷媒回路(1A)を備え
ている。該冷媒回路(1A)は、熱源ユニットである室外
ユニット(20)と、利用ユニットである室内ユニット
(30)とが配管である液配管(51)とガス配管(52)と
によって接続されて構成されている。
と四路切換弁(22)と熱源側熱交換器でる室外熱交換器
(23)と膨張機構である電動膨張弁(24)とを備えてい
る。そして、該圧縮機(21)と四路切換弁(22)と室外
熱交換器(23)と電動膨張弁(24)とは、冷媒配管であ
る室外配管(2a)によって順に接続されている。尚、上
記室外熱交換器(23)には、熱源側ファンである室外フ
ァン(25)が設けられている。
器である室内熱交換器(31)を備え、該室内熱交換器
(31)には冷媒配管である室内配管(3a)が接続されて
いる。尚、上記室内熱交換器(31)は、利用側ファンで
ある室内ファン(32)が設けられている。
外配管(2a)の端部、つまり、室外配管(2a)の電動膨
張弁(24)側の端部は、液側の閉鎖機構である液側閉鎖
弁(41)が設けられると共に、フレア接続等の接続具
(26)を介して液配管(51)の一端が接続されている。
上記室外ユニット(20)におけるガス側の室外配管(2
a)の端部、つまり、室外配管(2a)の四路切換弁(2
2)側の端部は、ガス側の閉鎖機構であるガス側閉鎖弁
(42)が設けられると共に、フレア接続等の接続具(2
7)を介してガス配管(52)の一端が接続されている。
内配管(3a)の端部は、フレア接続等の接続具(33)を
介して液配管(51)の一端が接続されている。上記室内
ユニット(30)におけるガス側の室内配管(3a)の端部
は、フレア接続等の接続具(34)を介してガス配管(5
2)の他端が接続されている。
の切換によって正サイクルである冷房サイクルの運転と
逆サイクルである暖房サイクルの運転とに切り換わるよ
うに構成されている。つまり、上記四路切換弁(22)が
図1の実線側に切り換わると、上記冷媒回路(1A)は、
室外ユニット(20)で冷媒が凝縮する正サイクルの運転
である冷房サイクルの運転で冷媒が循環する。また、上
記四路切換弁(22)が図1の破線側に切り換わると、上
記冷媒回路(1A)は、室内ユニット(30)で冷媒が凝縮
する逆サイクルの運転である暖房サイクルの運転で冷媒
が循環する。
転がある。この冷房運転は、冷媒が圧縮機(21)から吐
出して室外熱交換器(23)で凝縮した後、電動膨張弁
(24)で膨張し、室内熱交換器(31)で蒸発して圧縮機
(21)に戻る循環を繰り返す。一方、上記逆サイクルの
運転の一例として暖房運転がある。この暖房運転は、冷
媒が圧縮機(21)から吐出して室内熱交換器(31)で凝
縮した後、電動膨張弁(24)で膨張し、室外熱交換器
(23)で蒸発して圧縮機(21)に戻る循環を繰り返す。
置(10)における冷凍機油である油の回収方法について
説明する。つまり、既設の空気調和装置(10)を新設の
空気調和装置(10)に交換する場合、液配管(51)及び
ガス配管(52)を再利用する場合がある。その際、上記
液配管(51)及びガス配管(52)に付着した冷凍機油を
回収する必要がある。
て、冷凍機油である油を圧縮機(21)などの室外ユニッ
ト(20)側に回収する。この油回収方法は、基本的に、
冷媒を冷媒回路(1A)内で循環させて冷媒と油とを充分
に相溶させる循環運転である事前運転を行う第1の工程
と、冷媒と油とが充分に相溶した状態で冷媒と油とを室
外ユニット(20)に回収する回収運転であるポンプダウ
ン運転を行う第2の工程とを備えている。
ず、ステップST1において、冷媒回路(1A)を冷房運
転モードにする。つまり、四路切換弁(22)を図1の実
線側に切り換え、正サイクルである冷房サイクルの状態
に冷媒回路(1A)を設定する。更に、室内の温度設定値
を最低値にし、圧縮機(21)が連続して駆動するように
する。
程を開始し、冷房サイクルの運転である冷房運転(循環
運転)を開始する。続いて、ステップST3に移り、上
記冷房運転の運転時間の計数を開始し、ステップST4
に移り、圧縮機(21)が停止したか否かを判定する。該
圧縮機(21)が連続して駆動している場合、ステップS
T4からステップST5に移り、上記冷房運転が所定時
間行われた否かを判定し、所定時間が経過するまで上記
ステップST4に戻り、上述の動作を繰り返し、圧縮機
(21)が連続駆動した事前運転を行う。
ば、30分に設定されている。つまり、上記冷房運転を
開始すると、冷媒が冷媒回路(1A)を循環することにな
るが、冷媒と冷凍機油とが相溶するためには、冷媒が冷
媒回路(1A)を所定時間循環する必要がある。そこで、
上記冷媒と冷凍機油が相溶するように、例えば、30分
の冷房運転を行う。
(21)が連続して所定時間駆動すると、ステップST5
の判定がYESとなってステップST6に移り、冷房運
転を一旦停止し、第1の工程が終了すると同時に、第2
の工程が開始する。つまり、上記圧縮機(21)の連続駆
動を一旦停止する。
弁(41)を全閉とし、例えば、手動で液側閉鎖弁(41)
を閉じ、室外ユニット(20)の室外配管(2a)と液配管
(51)との間を閉鎖する。その後、ステップST8に移
り、上記圧縮機(21)の停止時間が所定時間以上である
か否かを判定する。つまり、上記圧縮機(21)の停止時
間が長いと、冷凍機油が液滴となるからである。
が、例えば、30分以上となると、上記ステップST8
の判定がYESとなってステップST2に戻り、循環運
転である冷房運転を再度やり直す。
所定時間内であると、上記ステップST8の判定がNO
となってステップST9に移り、冷媒回路(1A)が正サ
イクルのままで回収運転である冷房運転を開始する。つ
まり、本実施形態の空気調和装置(10)はポンプダウン
機能を有しないものの、上記液側閉鎖弁(41)を閉じて
いるので、冷房運転の開始によってポンプダウン運転が
開始されたこととなる。
ンプダウン運転が所定時間行われたか否かを判定し、所
定時間が経過するまで上記ポンプダウン運転を行い、所
定時間が経過すると、ステップST11に移り、ガス側
閉鎖弁(42)を全閉とし、ステップST12に移り、冷
房運転を停止し、つまり、ポンプダウン運転である冷房
運転を停止して第2の工程を終了する。この冷房運転に
よって冷凍機油が室外ユニット(20)に封じ込められる
ことになる。
27,33,34)から室外ユニット(20)及び室内ユニット
(30)を液配管(51)及びガス配管(52)より取り外
す。そして、新たな室外ユニット(20)及び室内ユニッ
ト(30)を既設の液配管(51)及びガス配管(52)に接
続して新設の空気調和装置(10)の設置が完了する。
転である冷房運転中に圧縮機(21)が停止すると、冷媒
と油の相溶が促進されないので、ステップST13に移
り、冷房運転の時間計数をリセットしてステップST3
に戻り、冷房運転を継続する。
収運転である冷房運転において、室内ファン(32)は、
高風量で運転する。例えば、上記室内ファン(32)の風
量が、強、中、弱、微風の4段階に設定することができ
る場合、最大風量の「強」又は大きい風量の「中」など
に設定する。この結果、室内熱交換器(31)における熱
交換を促進させて冷媒循環を増大させることができる。
ファン(32)の風量を最小風量の「微風」又は小さい風
量の「弱」などに設定するようにしてもよい。この場
合、冷媒循環量が少ないので、循環運転における終期に
おいて、液配管(51)及びガス配管(52)と室内ユニッ
ト(30)における冷媒量及び油量を少なくすることがで
きる。
記室内ファン(32)の風量を最大風量の「強」又は大き
い風量の「中」などに設定し、後半は、室内ファン(3
2)の風量を最小風量の「微風」又は小さい風量の
「弱」などに設定するようにしてもよい。この場合、循
環運転の前半では、冷媒循環を増大して冷媒と油の相溶
を促進させる一方、後半では、液配管(51)及びガス配
管(52)と室内ユニット(30)における冷媒量及び油量
を少なくすることができる。
施形態によれば、冷媒の循環運転と回収運転とを行うよ
うにしたために、液配管(51)及びガス配管(52)の油
を室外ユニット(20)側に確実かつ容易に回収すること
ができる。
C系冷媒の装置に用いられていた冷凍機油の液配管(5
1)及びガス配管(52)における残留量を許容値以下に
することができる。したがって、既存のCFC系冷媒又
はHCFC系冷媒の装置の液配管(51)及びガス配管
(52)を洗浄装置等で洗浄することがなく、新設のHF
C系冷媒又はHC系冷媒の装置を既存の液配管(51)及
びガス配管(52)に接続して設置することができる。
で、部品点数の増加を防止することができる。
鎖弁(42)を設けているので、冷媒及び油を確実に室外
ユニット(20)に封じ込めることができる。
い高風量に設定すると、室内熱交換器(31)における熱
交換を促進させて冷媒循環を増大させることができ、冷
媒と油の相溶を迅速に行わせることができる。この結
果、油の回収を確実に行うことができる。
い低風量に設定すると、冷媒循環量が少ないので、循環
運転の終期において、液配管(51)及びガス配管(52)
と室内ユニット(30)における冷媒量及び油量を少なく
することができる。この結果、油の回収を確実に行うこ
とができる。
ファン(32)の風量を高風量に設定し、後半の室内ファ
ン(32)の風量を低風量に設定すると、循環運転の前半
では、冷媒循環を増大して冷媒と油の相溶を促進させる
一方、後半では、液配管(51)及びガス配管(52)と室
内ユニット(30)における冷媒量及び油量を少なくする
ことができる。この結果、油の回収を確実に行うことが
できる。
面に基づいて詳細に説明する。
態1がポンプダウン機能を有しない空気調和装置(10)
であったのに代わり、ポンプダウン機能を有する空気調
和装置(10)とした場合である。
法は、実施形態1における図4のステップST9が図5
のステップST29に代わったもので、その他は、実施
形態1と同じである。
実線側に切り換え、正サイクルである冷房サイクルの状
態に冷媒回路(1A)を設定し、更に、室内の温度設定値
を最低値に設定する(ステップST21)。
ルの運転である冷房運転(循環運転)を開始してこの冷
房運転の運転時間を計数し、圧縮機(21)が連続して駆
動している場合、所定時間が経過するまで上述の動作を
繰り返し、冷媒を循環させる(ステップST22〜ステ
ップST25)。
(21)が連続して所定時間駆動すると、圧縮機(21)の
連続駆動を一旦停止して冷房運転を一旦停止し、第1の
工程が終了すると同時に、第2の工程が開始する(ステ
ップST26)。
記圧縮機(21)の停止時間が所定時間以上であるか否か
を判定し、上記圧縮機(21)の停止時間が、例えば、3
0分以上となると、循環運転である冷房運転を再度やり
直す(ステップST27及びステップST28)。
所定時間内であると、ステップST29において、ポン
プダウン運転スイッチである冷媒回収運転スイッチをO
Nする。
回収運転が所定時間行われるのを待ち、所定時間が経過
すると、ガス側閉鎖弁(42)を全閉とし、冷媒回収運転
を停止して第2の工程を終了する(ステップST30〜
ステップST32)。この冷媒回収運転によって冷凍機
油が室外ユニット(20)に封じ込められることになる。
27,33,34)から室外ユニット(20)及び室内ユニット
(30)を液配管(51)及びガス配管(52)より取り外
す。そして、新たな室外ユニット(20)及び室内ユニッ
ト(30)を既設の液配管(51)及びガス配管(52)に接
続して新設の空気調和装置(10)の設置が完了する。
運転である冷房運転中に圧縮機(21)が停止すると、ス
テップST33に移り、冷房運転の時間計数をリセット
してステップST23に戻り、冷房運転を継続する。そ
の他の構成、作用及び効果は、実施形態1と同様であ
る。
ポンプダウン運転を自動で行う機能である。この自動ポ
ンプダウン運転は、人手によるポンプダウン作業を模擬
し、数分間ならし運転を行った後、液側閉鎖弁(41)の
全閉の代替として電動膨張弁(24)を全閉として行う場
合がある。このならし運転により室外ユニット(20)の
油が一気に室外ユニット(20)から流出するのを防止す
るため、ステップST27において、液側閉鎖弁(41)
を全閉としている。
弁(24)が液側閉鎖弁(41)の代替となっているため液
側閉鎖弁(41)全閉のタイミングをポンプダウン終了時
点としている場合がある。このため、ステップST27
において、液側閉鎖弁(41)を全閉としている。
面に基づいて詳細に説明する。
態1が第2の工程で圧縮機(21)を一旦停止したのに代
えて、圧縮機(21)を継続して駆動したまま循環運転と
回収運転を連続して行うようにしたものである。
法は、実施形態1における図4のステップST6,ステ
ップST8及びステップST9が省略されたもので、そ
の他は、実施形態1と同じである。
実線側に切り換え、正サイクルである冷房サイクルの状
態に冷媒回路(1A)を設定し、更に、室内の温度設定値
を最低値に設定する(ステップST41)。
ルの運転である冷房運転(循環運転)を開始してこの冷
房運転の運転時間を計数し、圧縮機(21)が連続して駆
動している場合、所定時間が経過するまで上述の動作を
繰り返し、冷媒を循環させる(ステップST42〜ステ
ップST45)。
(21)が連続して所定時間駆動すると、圧縮機(21)の
連続して駆動させたまま第1の工程が終了すると同時
に、液側閉鎖弁(41)を全閉として第2の工程が開始す
る(ステップST46)。
しているので、液側閉鎖弁(41)の閉鎖によってポンプ
ダウン運転である回収運転が開始される。つまり、本実
施形態の空気調和装置(10)はポンプダウン機能を有し
ないものの、上記液側閉鎖弁(41)を閉じるので、ポン
プダウン運転が開始されたこととなる。このポンプダウ
ン運転が所定時間行われるのを待ち、所定時間が経過す
ると、ガス側閉鎖弁(42)を全閉とし、ポンプダウン運
転である冷房運転を停止して第2の工程を終了する(ス
テップST47〜ステップST49)。この冷房運転に
よって冷凍機油が室外ユニット(20)に封じ込められる
ことになる。
27,33,34)から室外ユニット(20)及び室内ユニット
(30)を液配管(51)及びガス配管(52)より取り外
す。そして、新たな室外ユニット(20)及び室内ユニッ
ト(30)を既設の液配管(51)及びガス配管(52)に接
続して新設の空気調和装置(10)の設置が完了する。
運転である冷房運転中に圧縮機(21)が停止すると、ス
テップST50に移り、冷房運転の時間計数をリセット
してステップST43に戻り、冷房運転を継続する。
1)を継続して駆動したまま循環運転と回収運転を連続
して行うようにしたために、冷媒と油が相溶した状態で
この冷媒及び油を室外ユニット(20)側に回収すること
ができる。この結果、油の回収をより確実にかつ迅速に
行うことができる。その他の構成、作用及び効果は、実
施形態1と同様である。
面に基づいて詳細に説明する。
態3がポンプダウン機能を有しない空気調和装置(10)
であったのに代わり、ポンプダウン機能を有する空気調
和装置(10)とした場合である。
法は、実施形態3における図6のステップST46の次
に図7のステップST67が追加されたもので、その他
は、実施形態3と同じである。
実線側に切り換え、正サイクルである冷房サイクルの状
態に冷媒回路(1A)を設定し、更に、室内の温度設定値
を最低値に設定する(ステップST61)。
ルの運転である冷房運転(循環運転)を開始してこの冷
房運転の運転時間を計数し、圧縮機(21)が連続して駆
動している場合、所定時間が経過するまで上述の動作を
繰り返し、冷媒を循環させる(ステップST62〜ステ
ップST65)。
(21)が連続して所定時間駆動すると、圧縮機(21)の
連続して駆動させたまま第1の工程が終了すると同時
に、液側閉鎖弁(41)を全閉として第2の工程が開始す
る(ステップST46)。
している状態において、ポンプダウン運転スイッチであ
る冷媒回収運転スイッチをONし、ポンプダウン運転で
ある回収運転が開始される。このポンプダウン運転が所
定時間行われるのを待ち、所定時間が経過すると、ガス
側閉鎖弁(42)を全閉とし、ポンプダウン運転である冷
媒回収運転を停止して第2の工程を終了する(ステップ
ST67〜ステップST70)。この冷媒回収運転によ
って冷凍機油が室外ユニット(20)に封じ込められるこ
とになる。
27,33,34)から室外ユニット(20)及び室内ユニット
(30)を液配管(51)及びガス配管(52)より取り外
す。そして、新たな室外ユニット(20)及び室内ユニッ
ト(30)を既設の液配管(51)及びガス配管(52)に接
続して新設の空気調和装置(10)の設置が完了する。
運転である冷房運転中に圧縮機(21)が停止すると、ス
テップST71に移り、冷房運転の時間計数をリセット
してステップST63に戻り、冷房運転を継続する。
1)を継続して駆動したまま循環運転と回収運転を連続
して行うようにしたために、冷媒と油が相溶した状態で
この冷媒及び油を室外ユニット(20)側に回収すること
ができる。この結果、油の回収をより確実にかつ迅速に
行うことができる。その他の構成、作用及び効果は、実
施形態3と同様である。また、上記ポンプダウン機能に
ついては、実施形態2と同様であるので、ステップST
66において、液側閉鎖弁(41)を全閉としている。
環運転として冷房運転を行うようにしたが、正サイクル
の運転(冷房サイクルの運転)としては、再熱除湿運
転、インバータ制御を行うインバータ定格冷房運転、応
急運転及び強制冷房運転の何れであってもよい。
に室内熱交換器(31)の他に再熱熱交換器を設けて除湿
運転を行う運転である。
ト(20)と室内ユニット(30)との間の伝送異常などの
理由により通常運転ができなくなった場合に、サービス
マンによる修理までの間で強制的に運転しつづけるため
運転であって、アクチュエータが基本的に固定値にな
る。この応急運転の場合、低負荷による発停の頻発がな
くなり連続運転を確実に行うことができる。
の保護回路の動作時には一旦停止するが、所定時間の経
過後に再運転を行う。したがって、この循環運転である
応急運転において、停止することはまれであるが、この
循環運転中に圧縮機(21)が停止した場合は、圧縮機
(21)が再起動した時点を起点として時間計測をやり直
す(例えば、図4のステップST4及びステップST1
3参照)。
的な除霜運転を目的とした運転であって、冷媒回路(1
A)が固定され、アクチュエータも基本的に固定値にな
る。この強制運転の場合、低負荷による発停の頻発がな
くなり連続運転を確実に行うことができる。
の保護等の保護回路の動作時には一旦停止し、再運転が
行われない。この循環運転である強制運転が停止するこ
とはまれと考えられるが、圧縮機(21)が停止した場合
は、圧縮機(21)が再起動した時点を起点として時間計
測をやり直す。
冷房運転(冷媒回収運転)を手動で停止するようにした
が、自動停止するようにしてもよい。つまり、図1の一
点鎖線で示すように、圧縮機(21)の吸入側に低圧圧力
開閉器(61)を有する場合、低圧冷媒圧力が下限値以下
になると、低圧圧力開閉器(61)が作動し、圧縮機(2
1)を強制的に停止し、回収運転を停止するようにして
もよい。
管(51)及びガス配管(52)の高低差に対応して該液配
管(51)及びガス配管(52)の高低差が小さいほど循環
運転の時間を短くするようにしてもよい。この結果、水
平配管などの場合、循環運転である事前運転の時間を短
くすることができる。
管(51)及びガス配管(52)の長さに対応して該液配管
(51)及びガス配管(52)の長さが短いほど循環運転の
時間を短くするようにしてもよい。この結果、配管長が
短い場合、循環運転である事前運転の時間を短くするこ
とができる。
の一点鎖線で示すように、圧縮機(21)の吐出側又は冷
房サイクルにおける電動膨張弁(24)の下流側に油分離
器(60)を設けるようにしてもよい。この油分離器(6
0)を設ける場合、液側閉鎖弁(41)の閉鎖時期を回収
運転であるポンプダウン運転の開始前に限る必要がな
い。つまり、上記油分離器(60)によって油が回収され
るので、ポンプダウン運転の開始時に多量の油が液配管
(51)に流出することがない。この結果、液側閉鎖弁
(41)の閉鎖時期の自由度が向上する。
ト(30)を設けたが、本発明は、複数の室内ユニット
(30)を有するものであってもよい。
て液側閉鎖弁(41)を設けたが、電動膨張弁(24)を全
閉に制御することができる場合、液側閉鎖機構を電動膨
張弁(24)で構成し、液側閉鎖弁(41)を省略するよう
にしてもよい。
られず、各種の冷凍装置に適用することができることは
勿論である。
である。
図である。
る。
図である。
図である。
図である。
図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 熱源ユニット(20)と利用ユニット(3
0)とが配管(51,52)によって接続され、蒸気圧縮式
冷凍サイクルを行う冷媒回路(1A)を備え、該冷媒回路
(1A)の油を熱源ユニット(20)側に回収する冷凍装置
の油回収方法であって、 上記熱源ユニット(20)で冷媒が凝縮する冷媒回路(1
A)の正サイクルの運転状態において、上記冷媒回路(1
A)の圧縮機(21)を連続して駆動させ、冷媒回路(1
A)内で冷媒を循環させる循環運転を所定時間が経過す
るまで行う第1の工程と、 該第1の工程に続き、上記圧縮機(21)を継続して駆動
して上記冷媒回路(1A)の冷媒を油と共に熱源ユニット
(20)側に回収する回収運転を行う第2の工程とを備え
ていることを特徴とする冷凍装置の油回収方法。 - 【請求項2】 熱源ユニット(20)と利用ユニット(3
0)とが配管(51,52)によって接続され、蒸気圧縮式
冷凍サイクルを行う冷媒回路(1A)を備え、該冷媒回路
(1A)の油を熱源ユニット(20)側に回収する冷凍装置
の油回収方法であって、 上記熱源ユニット(20)で冷媒が凝縮する冷媒回路(1
A)の正サイクルの運転状態において、上記冷媒回路(1
A)の圧縮機(21)を連続して駆動させ、冷媒回路(1
A)内で冷媒を循環させる循環運転を所定時間が経過す
るまで行う第1の工程と、 該第1の工程が終了すると、上記圧縮機(21)を一旦停
止した後、該圧縮機(21)を駆動して上記冷媒回路(1
A)の冷媒を油と共に熱源ユニット(20)側に回収する
回収運転を行う第2の工程とを備えていることを特徴と
する冷凍装置の油回収方法。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、 上記熱源ユニット(20)が圧縮機(21)と熱源側熱交換
器(23)と膨張機構(24)とを備え、該熱源ユニット
(20)は、液側閉鎖弁(41)を介して液側の配管(51)
に接続されると共に、ガス側閉鎖弁(42)を介してガス
側の配管(52)に接続される一方、 上記第2の工程は、液側閉鎖弁(41)を閉鎖した状態で
回収運転を開始し、該回収運転の終了後にガス側閉鎖弁
(42)を閉鎖することを特徴とする冷凍装置の油回収方
法。 - 【請求項4】 請求項1又は2において、 上記利用ユニット(30)は、利用側熱交換器(31)と風
量の可変な利用側ファン(32)とを備える一方、 上記第1の工程は、上記利用側ファン(32)を風量が大
きい高風量で駆動させて循環運転を行うことを特徴とす
る冷凍装置の油回収方法。 - 【請求項5】 請求項1又は2において、 上記利用ユニット(30)は、利用側熱交換器(31)と風
量の可変な利用側ファン(32)とを備える一方、 上記第1の工程は、上記利用側ファン(32)を風量が小
さい低風量で駆動させて循環運転を行うことを特徴とす
る冷凍装置の油回収方法。 - 【請求項6】 請求項1又は2において、 上記利用ユニット(30)は、利用側熱交換器(31)と風
量の可変な利用側ファン(32)とを備える一方、 上記第1の工程は、循環運転の前半で上記利用側ファン
(32)を風量が大きい高風量で駆動させ、循環運転の後
半で上記利用側ファン(32)を風量が小さい低風量で駆
動させることを特徴とする冷凍装置の油回収方法。 - 【請求項7】 請求項1又は2において、 上記第1の工程は、上記配管(51,52)の高低差に対応
して配管(51,52)の高低差が小さいほど循環運転の時
間を短くすることを特徴とする冷凍装置の油回収方法。 - 【請求項8】 請求項1又は2において、 上記第1の工程は、上記配管(51,52)の長さに対応し
て配管(51,52)の長さが短いほど循環運転の時間を短
くすることを特徴とする冷凍装置の油回収方法。 - 【請求項9】 請求項1又は2において、 上記熱源ユニット(20)は、圧縮機(21)と熱源側熱交
換器(23)と膨張機構(24)とを備え、 上記熱源ユニット(20)には、圧縮機(21)の吐出側又
は正サイクルにおける膨張機構(24)の下流側に油分離
器(60)が設けられていることを特徴とする冷凍装置の
油回収方法。
Priority Applications (2)
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JP2003139444A (ja) | 空気調和装置の冷媒置換方法、洗浄機、空気調和装置 |
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A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
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