JP2009243719A - マルチ形空気調和機の油戻し運転方法およびマルチ形空気調和機 - Google Patents

マルチ形空気調和機の油戻し運転方法およびマルチ形空気調和機 Download PDF

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Abstract

【課題】設置状況に対応した油戻し運転を可能とし、不必要な空調フィーリングの悪化、騒音の発生および動力ロスを抑制できるマルチ形空気調和機油戻し運転方法を提供することを目的とする。
【解決手段】少なくとも1台の室外機3に対して、複数台の室内機9が並列に接続されているマルチ形空気調和機1の油戻し運転方法であって、室外機3と室内機9との上下方向の位置関係を入力し、この入力された上下方向の位置関係に対応した内容の油戻し制御を行なうことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、マルチ形空気調和機の油戻し運転方法およびこれを用いて油戻し運転を行うマルチ形空気調和機に関するものである。
マルチ形空気調和機は、1台の室外機に対して、複数台の室内機が互いに並列に接続されて構成される。マルチ形空気調和機には、各室内機が冷房あるいは暖房を自由に行える、いわゆる冷暖フリー機(特許文献1参照)、および全室内機が冷房あるいは暖房となる冷暖切換機(特許文献2参照)がある。
このようなマルチ形空気調和機、たとえば、ビル等の多数の部屋(室内機設置箇所)を持つところで用いられるので、室外機と室内機との距離が長く、また、高さ方向の距離も大きくなる。
マルチ形空気調和機を含め、空気調機の圧縮機は、その摺動部の潤滑のために、潤滑油が用いられている。この潤滑油は、冷媒に溶け込む性質を有する油が用いられ、その一部が圧縮機から吐出した冷媒とともに室内熱交換器、室外熱交換器等のシステム内を流れ、再び圧縮機に回収されるようになっている。
この潤滑油がシステム内を流れる際に熱交換器の内壁に付着すると伝熱を阻害してしまう。さらに、潤滑油が冷媒配管の内壁にも付着することにより、圧縮機へ戻される潤滑油量が低下し、圧縮機の潤滑不足を招くことになる。
そこで、熱交換器や冷媒配管の内壁に付着して滞留してしまった潤滑油を回収するために、圧縮機側に潤滑油を回収する油戻し運転が行われる。
この油戻し運転は、液冷媒が流れる部分はこの液冷媒とともに油が回収されるので、油特に必要とされず、ガス冷媒が流れる部分に対して行われる。
したがって、冷房時には、たとえば、圧縮機の回転数を増大させてシステム内のガス冷媒流速を上げることにより、また、室内熱交換器から液体のまま冷媒を流出させてガス管内に液冷媒を流すこと(液バック)により、油戻し運転が行われる。暖房時には、たとえば、一時的に冷房サイクルに切り換えて疑似デフロスト運転を行い、油戻し運転が行われる。
特開2006−125762号公報 特開昭63−73052号公報
ところで、マルチ形空気調和機の油戻し運転は、その内容が最も厳しい室内機および室外機の設置状況、たとえば、室外機と室内機との距離(配管長)、高さ方向の距離(ヘッド)等を想定し、その状況で十分な油戻しが行えるように定められている。
一方、マルチ形空気調和機が設置されるビルの形態は種々であり、たとえば、マルチ形空気調和機の室外機の設置場所としても屋上であったり、地下室であったり、それらの中間であったりする。また、室外機とそれから最も離れている室内機との上下方向の距離(ヘッド)もさまざまである。これらは、想定されたマルチ形空気調和機の設置状況に比べて緩和された状況であることがほとんどである。
そのため、マルチ形空気調和機の通常の設置状況では、過度な油戻し運転を実施することになるので、不必要な冷暖房の中断等の空調フィーリングの悪化、不必要な騒音の発生等の不適合および動力ロスを引き起こす可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑み、設置状況に対応した油戻し運転を可能とし、不必要な空調フィーリングの悪化、騒音の発生および動力ロスを抑制できるマルチ形空気調和機油戻し運転方法およびそれを用いているマルチ形空気調和機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかるマルチ形空気調和機の油戻し運転方法は、少なくとも1台の室外機に対して、複数台の室内機が並列に接続されているマルチ形空気調和機の油戻し運転方法であって、前記室外機と前記室内機との上下方向の位置関係を入力し、この入力された上下方向の位置関係に対応した内容の油戻し制御を行なうことを特徴とする。
本発明にかかるマルチ形空気調和機の油戻し運転方法では、油戻し制御の1つのパラメータとして室外機と室内機との上下方向の位置関係が備えられている。設置されるマルチ形空気調和機の室外機と室内機との上下方向の位置関係を入力することによってその上下方向の位置関係によってそれに対応した内容の油戻し制御を行なう。
たとえば、冷暖切換式のマルチ形空気調和機では、冷房時室内機から室外機に向け、暖房時室外機から室内機に向けてガス冷媒が移動し、冷房時室外機から室内機に向け、暖房時室内機から室外機に向けて液冷媒が移動する。
一方、潤滑油は、液冷媒の部分には滞留せず、また、ガス冷媒のところでも上から下に移動する場合には、重力の作用によって滞ることなく移動する。
したがって、室外機が室内機よりも上に位置する場合には、暖房時にガス冷媒が室内機に向け下側に移動し、そこから液冷媒となって室外機に戻されるので、潤滑油は滞らずに室外機に回収される。また、室外機が室内機よりも下に位置する場合には、冷房時に液冷媒が室内機に向け上側に移動し、そこからガス冷媒となって下側の室外機に向けて戻されるので、潤滑油は滞らずに室外機に回収される。
これにより、室外機が室内機よりも上に位置する場合には、暖房時に油戻し運転を行なわないように、また、室外機が室内機よりも下に位置する場合には、冷房時に油戻し運転を行なわないようにする。
このように、入力された室外機と室内機との上下方向の位置関係に対応して、たとえば、冷房あるいは暖房の内一方の空調時に油戻し制御による油戻し運転を行わないようにするので、不必要な空調フィーリングの悪化、騒音の発生および動力ロスを抑制することができる。
また、本発明にかかるマルチ形空気調和機の油戻し運転方法は、少なくとも1台の室外機に対して、複数台の室内機が並列に接続されているマルチ形空気調和機の油戻し運転方法であって、前記室外機と高さ方向で前記室外機から最も離れている前記室内機との上下方向の距離を入力し、この入力された上下方向の距離に対応した内容の油戻し制御を行なうことを特徴とする。
たとえば、潤滑油を搬送するために必要とされるガス冷媒の想定速度は定められている。この速度は、圧縮機から吐出される冷媒の単位時間当たりの量と配管の容積、言い換えると、室外機から室内機までの距離とによって決まる。そして、最も厳しい室内機および室外機間の距離(配管長)、高さ方向の距離(ヘッド)等を想定し、この距離で必要なガス冷媒の速度を得られるように圧縮機の負荷が設定されている。
本発明にかかるマルチ形空気調和機の油戻し運転方法では、油戻し制御の1つのパラメータとして室外機と室内機との上下方向の距離(ヘッド)が備えられている。設置されるマルチ形空気調和機の室外機と室内機との上下方向の距離を入力することによってその上下方向の距離によってそれに対応した内容の油戻し制御を行なう。
具体的には、想定された室外機と室内機との上下方向の距離に対する入力された室外機と室内機との上下方向の距離の割合に応じて油戻し運転における圧縮機の負荷を低減させる。言い換えると、圧縮機の負荷は、入力された室外機と室内機との上下方向の距離で、潤滑油を搬送するために必要とされるガス冷媒の想定速度を満足するような大きさとされる。
このように、入力された室外機と室内機との上下方向の距離に対応して、たとえば、圧縮機の負荷を低減させるようにするので、油戻し運転に要する動力を低減させることができる。
また、油戻し運転における圧縮機の負荷を低く設定すると、たとえば、同じ方向に運転される冷房運転中に要求される冷房能力を満たすために圧縮機の負荷を上昇させると、油戻し運転における圧縮機の負荷を超える事態が発生する。
すなわち、冷房運転中に同時に油戻し運転が行われている状態となるので、その時間分次回の油戻し運転の時間を削減する、あるいは、その状態が長く継続すると、次回の油戻し運転を省略(キャンセル)することができる。
このように、入力された室外機と室内機との上下方向の距離に対応して、たとえば、圧縮機の負荷を低減させるので、不必要な空調フィーリングの悪化、騒音の発生および動力ロスを抑制することができる。
また、本発明にかかるマルチ形空気調和機の油戻し運転方法は、少なくとも1台の室外機に対して、複数台の室内機が並列に接続されているマルチ形空気調和機の油戻し運転方法であって、前記室外機と前記室内機との上下方向の位置関係および前記室外機と高さ方向で前記室外機から最も離れている前記室内機との上下方向の距離を入力し、この入力された上下方向の位置関係および高さ方向の距離に対応した内容の油戻し制御を行なうことを特徴とする。
本発明にかかるマルチ形空気調和機の油戻し運転方法では、油戻し制御のパラメータとして室外機と室内機との上下方向の位置関係および室外機と室内機との上下方向の距離が備えられている。設置されるマルチ形空気調和機の室外機と室内機との上下方向の位置関係および室外機と室内機との上下方向の距離を入力することによってその上下方向の位置関係によってそれに対応した内容の油戻し制御を行なう。
それぞれのパラメータ個々については上述の作用効果を備えている。
また、上下方向の位置関係によって油戻し運転におけるガス冷媒の移動方向が上から下になる場合には、重力による補助があるので、たとえば、圧縮機の負荷をさらに低減させることができる。
また、上記発明では、前記室外機と前記室内機との上下方向の位置関係および/または前記室外機と高さ方向で前記室外機から最も離れている前記室内機との上下方向の距離は、設置場所で入力されることが好ましい。
このようにすると、設置される状態で室外機と室内機との上下方向の位置関係および/または室外機と高さ方向で室外機から最も離れている室内機との上下方向の距離を設定できるので、設定を確実に行うことができる。
また、本発明にかかるマルチ形空気調和機は、上述のいずれかのマルチ形空気調和機の油戻し運転方法を用いて油戻し運転を行うことを特徴とする。
本発明にかかるマルチ形空気調和機では、設置状況に対応した油戻し運転ができる油戻し運転方法が用いられているので、不必要な空調フィーリングの悪化、騒音の発生および動力ロスを抑制できる。
本発明によると、室外機と室内機との上下方向の位置関係および/または室外機と室内機との上下方向の距離を入力し、この入力された上下方向の位置関係および/または室外機と室内機との上下方向の距離に対応した内容の油戻し制御が行なわれるので、不必要な空調フィーリングの悪化、騒音の発生および動力ロスを抑制することができる。
[第一実施形態]
以下に、本発明の第一実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1には、本実施形態にかかるマルチ形空気調和機1の冷媒サイクル図が示されている。
マルチ形空気調和機1には、1台の室外機3と、この室外機3から導出されるガス管5および液管7と、このガス管5および液管7間に分岐器を介して並列に接続される複数台の室内機9と、が備えられている。
室外機3には、冷媒を圧縮するインバータ駆動の圧縮機13と、冷媒ガス中から潤滑油を分離する油分離器15と、冷媒の循環方向を切り換える四方切換弁17と、冷媒と外気とを熱交換させる室外熱交換器19と、室外熱交換器19と一体的に構成される過冷却コイル21と、暖房用の室外電動膨張弁(EEVH)23と、液冷媒を貯留するレシーバ25と、液冷媒に過冷却を与える過冷却熱交換器27と、過冷却熱交換器27に分流される冷媒量を制御する過冷却電動膨張弁(EEVSC)29と、圧縮機13に吸入される冷媒ガス中から液分を分離し、液冷媒を貯留する小容量のアキュームレータ31と、ガス側操作弁33と、液側操作弁35と、が備えられている。
これらが公知の如く吐出配管37A、ガス配管37B、液配管37C、ガス配管37D、吸入配管37E、および過冷却用の分岐配管37F等の冷媒配管を介して接続され、室外側冷媒回路を構成している。
圧縮機13は、インバータの出力周波数によって回転数、すなわち、負荷、冷媒ガスの吐出量が調整される。この周波数が大きい程負荷が大きくなる。
ガス管5および液管7は、室外機3のガス側操作弁33および液側操作弁35に接続される冷媒配管である。
ガス管5および液管7は、現場での据え付け施工時に、室外機3とそれに接続される室内機9との間の距離に応じてその長さが適宜決定される。
ガス管5および液管7の途中には、適宜数の分岐器が設けられ、この分岐器11を介してそれぞれ適宜台数の室内機9が接続されている。
室内機9には、冷媒と室内空気とを熱交換させて室内の空調に供する室内熱交換器39と、冷房用の室内電動膨張弁(EEVC)41と、が備えられている。
室内電動膨張弁(EEVC)41は、液管7に、室内熱交換器39はガス管5に接続されている。
マルチ形空気調和機1には、その運転を制御する制御部43が備えられている。制御部43には、マルチ形空気調和機1の油戻し運転の動作を制御する油戻し制御部45と、油戻し制御部45の制御内容を調整する入力部47と、が備えられている。
油戻し制御部45には、たとえば、マルチ形空気調和機1の運転状況が入力され、それに応じて油戻し運転を行う時期を判定する時期判定手段が備えられている。これは、たとえば、運転状況に応じて圧縮機13から吐出される潤滑油の量を推定し、それを積算し、その積算量が所定の油量となると油戻し運転が必要と判定するものである。
油戻し制御部45は、各種センサ類からの必要な情報を取得し、それらに基づいて制御方法の処理手順を含むコンピュータプログラムによって四方切換弁17のポート切換え、圧縮機13の負荷、冷房用の室内電動膨張弁(EEVC)41および暖房用の室外電動膨張弁(EEVH)23の開度等を制御する。
入力部47は、たとえば、7セグメント表示を用いたスイッチとされる。このスイッチには、室外機3と室内機9との上下方向の位置関係を示す情報を設定するもの、および室外機3と高さ方向で室外機3から最も離れている室内機9との上下方向の距離を設定するものが備えられている。上下方向の位置関係は、たとえば、室外機3が室内機9よりも上方に位置する場合は”上”、室外機3が室内機9よりも下方に位置する場合は”下”、を意味する表示を選択する。上下方向の距離は、たとえば、1m単位あるいは5m等適宜大きさの単位に区切られたグループの中から設置状態に応じたグループを選択する。
なお、これらはリモコンを用いて入力するようにしてもよい。
上記のマルチ形空気調和機1において、冷房運転は、以下により行われる。
圧縮機13により圧縮された高温高圧の冷媒ガスは、吐出配管37Aに吐出される。この冷媒ガスは油分離器15で冷媒中に含まれる潤滑油が分離された後、四方切換弁17によりガス配管37B側に循環される。
ガス配管37Bを通る冷媒ガスは、室外熱交換器19で室外ファン41により送風される外気と熱交換されて凝縮液化され、液冷媒とされる。
この液冷媒は、過冷却コイル21で冷却された後、室外電動膨張弁23を通過し、レシーバ25に一旦貯留されて循環量が調整される。
レシーバ25からの液冷媒は、液配管37Cを経て過冷却熱交換器27を通過する過程で、過冷却用分岐配管37Fに一部分流され、過冷却電動膨張弁(EEVSC)29で断熱膨張された冷媒と熱交換され所定の過冷却度まで冷却される。
所定の過冷却度が付与された液冷媒は、液側操作弁35を経て室外機3から液管7へと導出される。液管7に導出された液冷媒は、分岐器11により各室内機9のへ室内電動膨張弁(EEVC)47へと流入される。
この液冷媒は、室内電動膨張弁(EEVC)47により断熱膨張され、気液二相流となって室内熱交換器45に流入される。
室内熱交換器45では、室内ファンにより循環される室内空気と冷媒とが熱交換され、室内空気は冷却されて室内の冷房に供される。
一方、冷媒はガス化されガス管5に導出され、他の室内機9からの冷媒ガスと合流される。
ガス管5で合流された冷媒ガスは、再び室外機3に戻り、ガス側操作弁33、ガス配管37D、四方切換弁17を経て吸入配管37Eに至る。冷媒ガスは分岐配管37Fからの冷媒ガスと合流し、アキュームレータ31に導入される。
アキュームレータ31では、冷媒ガス中に含まれている液分が分離され、ガス分のみが圧縮機13へと吸入され、この冷媒が圧縮機13において再び圧縮される。
以上のサイクルを繰り返すことによって、冷房運転が行われる。
この冷房運転中に、油戻し制御部45の時期判定手段が油戻し運転が必要と判定すると、油戻し制御部45は油戻し運転を開始する。油戻し制御部45は、圧縮機13のインバータの出力周波数を上げ、冷媒の循環ルートは変えずにその供給量を増加させる。これにより、ガス管5内部に滞った潤滑油を室外機3側に回収する。このように、ガス管5におけるガス冷媒の流れの方向は、冷房運転中および油戻し運転中では同じである。
なお、油戻し制御部45は冷房用の室内電動膨張弁(EEVC)41の開度を冷房運転時よりも大きくし、マルチ形空気調和機1内を循環する冷媒に液冷媒を混入し、この液冷媒とともに潤滑油を回収するようにしてもよい。
一方、暖房運転は、以下により行われる。
圧縮機13により圧縮された高温高圧の冷媒ガスは、吐出配管37Aに吐出される。この冷媒ガスは油分離器15で冷媒中に含まれる潤滑油が分離された後、四方切換弁17によりガス配管37D側に循環される。
この冷媒は、ガス側操作弁33、ガス管5を経て室外機3から導出され、更に、分岐器11を経て室内機9に導入される。
室内機9に導入された高温高圧の冷媒ガスは、室内熱交換器45で室内ファンによって循環される室内空気と熱交換され、室内空気は加熱されて室内の暖房に供される。
一方、室内空気によって冷却され、凝縮液化された液冷媒は、室内電動膨張弁(EEVC)47を経て分岐器11に至り、他の室内機9からの冷媒と合流された後、液管7を経て室外機3に戻る。
なお、暖房時、室内機9では、凝縮器として機能する室内熱交換器45の出口における冷媒の過冷却度が一定値となるよう、室内電動膨張弁(EEVC)47の開度が制御される。
室外機3に戻った液冷媒は、液側操作弁35、液配管37Cを経て過冷却熱交換器27に至り、冷房時の場合と同様に過冷却が付与される。その後、液冷媒はレシーバ25に流入して一旦貯留され、循環量が調整される。
この液冷媒は、液配管37Cを介して室外電動膨張弁(EEVH)23に至り、ここで断熱膨張され、過冷却コイル21を経て室外熱交換器19に流入する。
室外熱交換器19では、室外ファンにより送風される外気と冷媒とが熱交換され、冷媒は外気から吸熱して蒸発気化される。
このガス冷媒は、室外熱交換器19からガス配管37B、四方切換弁17、吸入配管37Eを経て過冷却用分岐配管37Fからの冷媒ガスと合流し、アキュームレータ31に導入される。
アキュームレータ31では、冷媒ガス中に含まれる液分が分離されてガス分のみが圧縮機13へと吸入され、この冷媒は圧縮機13で再び圧縮される。
以上のサイクルを繰り返すことによって、暖房運転が行われる。
この暖房運転中に、油戻し制御部45の時期判定手段が油戻し運転が必要と判定すると、油戻し制御部45は油戻し運転を開始する。油戻し制御部45は、四方切換弁17を切り替えて冷房運転と同じ冷媒循環ルートとし、冷房用の室内電動膨張弁(EEVC)41の開度を冷房運転と同様な開度とする。そして、圧縮機13のインバータの出力周波数を上げ、冷媒の供給量を増加させる。これにより、ガス管5内部に滞った潤滑油を室外機3側に回収する。このように、ガス管5におけるガス冷媒の流れの方向は、暖房運転中と油戻し運転中とでは反対である。
なお、油戻し制御部45は冷房用の室内電動膨張弁(EEVC)41の開度を冷房運転時よりも大きくし、マルチ形空気調和機1内を循環する冷媒に液冷媒を混入し、この液冷媒とともに潤滑油を回収するようにしてもよい。
次に、本実施形態における油戻し運転について説明する。
このようなマルチ形空気調和機1を、たとえば、ビルに設置する場合、室外機3の設置場所は屋上であったり、地下室であったりする。たとえば、室外機3が屋上に設置されると、室外機3と室内機9との上下方向の位置関係は、室外機3が上となる。反対に、室外機3が地下に設置されると、室外機3と室内機9との上下方向の位置関係は、室外機3が下となる。
図2および図3は、室外機3が上にある状態における暖房運転(図2)および冷房運転(図3)における冷媒の流れ(図2、図3の実線矢印)と、それぞれの油戻し運転における冷媒の流れ(図2、3の二点鎖線矢印)と、を示している。
図4および図5は、室外機3が下にある状態における暖房運転(図4)および冷房運転(図5)における冷媒の流れ(図4、図5の実線矢印)と、それぞれの油戻し運転における冷媒の流れ(図4、5の二点鎖線矢印)と、を示している。
室外機3が上にある状態における暖房運転では、図2に示されるように、室外機3から高圧ガス冷媒KG1がガス管5を下方に向かって通過して室内機9に送られる。この高圧ガス冷媒KG1は室内機9で高圧液冷媒KL1とされ、液管7を上方に向かって通過し室外機3に送られる。
また、室外機3が下にある状態における冷房運転では、図5に示されるように、室内機9から低圧ガス冷媒TG1がガス管5を下方に向かって通過して室外機3に送られる。この低圧ガス冷媒TG1は室外機3で高圧液冷媒KL1とされ、液管7を上方に向かって通過し室内機9に送られる。
このように、室外機3が上にある状態における暖房運転あるいは室外機3が下にある状態における冷房運転ではガス冷媒がガス管5を上から下に向けて移動するので、潤滑油に下方へ向けた重力が作用することも挨まって潤滑油はガス管5に留まらず室内機9あるいは室外機3に移動することになる。
したがって、潤滑油がガス管5に滞ることがないので、油戻し運転は不要である。
本実施形態では、入力手段47によって室外機3が上にあるか、下にあるかを入力している。油戻し制御部43は、この入力に基づいて室外機3が上にある状態における暖房運転時および室外機3が下にある状態における冷房運転時には油戻し運転を行わないようにしている。
このように、入力された室外機3と室内機9との上下方向の位置関係に対応して、たとえば、冷房あるいは暖房の内一方の空調時に油戻し制御による油戻し運転を行わないようにするので、不必要な空調フィーリングの悪化、騒音の発生および動力ロスを抑制することができる。
一方、室外機3が上にある状態における冷房運転では、図3に示されるように、室内機9から低圧ガス冷媒TG1がガス管5を上方に向かって室外機3に送られるので、冷房運転中にガス管5に潤滑油が留まることになる。
また、室外機3が下にある状態における暖房運転では、図4に示されるように、室外機3から高圧ガス冷媒KG1がガス管5を上方に向かって室内機9に送られるので、冷房運転中にガス管5に潤滑油が留まることになる。
したがって、これらの場合には、油戻し運転を実施する必要がある。
この油戻し運転では、潤滑油を移動させるには冷媒の移動速度が所定速度、たとえば、8m/s以上であることが必要である。
この冷媒の移動速度は、圧縮機13の冷媒吐出量が一定であると、室外機3と室内機9との上下方向の距離、すなわち、ヘッドの大きさによって変動する。このため、所定速度を維持できる、すなわち、保証できるヘッドが設定されている。このヘッドは、たとえば、50mとされる。
マルチ形空気調和機1を設置する場合、室外機3と室内機9との上下方向の距離であるヘッドは50mを上限として、それよりも小さい値となる。このとき、圧縮機13の負荷を50mのヘッドのときと同じにすると、冷媒の移動速度は8m/sを超える。言い換えると、冷媒の移動速度が8m/sを維持するようにすると、圧縮機の負荷を低減してもよいことになる。
本実施形態では、入力手段47によって室外機3とそれから最も上下方向に離れている室内機9とのヘッドを入力している。
油戻し制御部43は、この入力に基づいて油戻し運転を行うときの圧縮機13の負荷を想定された室外機3と室内機9との上下方向の距離(50m)に対する実際の室外機3と室内機9との上下方向の距離、すなわち、ヘッドHとの割合に応じて油戻し運転における圧縮機13の負荷を低減させるようにしている。
このように、油戻し運転時の圧縮機13の負荷を低減させることができるので、油戻し運転における動力を低減することができる。
また、油戻し運転における圧縮機13の負荷を低く設定すると、たとえば、図3および図5に示される冷房運転中に要求される冷房能力を満たすための圧縮機13の負荷が、油戻し運転における圧縮機13の負荷を超える事態が発生する。このとき、冷媒の流れ方向は油戻し運転における冷媒の流れ方向と同じであるので、油戻し運転と同様に潤滑油を回収することができる。
したがって、冷房運転中に同時に油戻し運転が行われている状態となるので、その時間分次回の油戻し運転の時間を削減する、あるいは、その状態が長く継続すると、次回の油戻し運転を省略(キャンセル)することができる。
このように、入力されたヘッドに対応して、たとえば、圧縮機13の負荷を低減させるあるいは油戻し運転の頻度を低減させるので、不必要な空調フィーリングの悪化、騒音の発生および動力ロスを抑制することができる。
この場合、室外機の上下およびヘッドの入力についてはそれを確実に行う意味でマルチ形空気調和機1の設置場所で入力されることが好ましい。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について、図6〜図10を参照して説明する。
図6には、本実施形態にかかる冷暖フリーのマルチ形空気調和機51の冷媒サイクル図が示されている。
マルチ形空気調和機51には、1台の室外機53と、複数の室内機55と、これらを接続する高圧ガス管57、低圧ガス管59および液管61とが備えられている。
室外機53には、冷媒を圧縮するインバータ駆動の圧縮機63と、冷媒ガス中から潤滑油を分離する油分離器65と、冷媒の循環方向を切り換える室外側四方弁67と、冷媒と外気とを熱交換させる室外熱交換器69と、暖房用の室外電動膨張弁(EEVH)71と、液冷媒を貯留するレシーバ73と、液冷媒に過冷却を与える過冷却熱交換器75と、過冷却熱交換器75に分流される冷媒量を制御する過冷却電動膨張弁(EEVSC)77と、圧縮機63に吸入される冷媒ガス中から液分を分離し、液冷媒を貯留するアキュームレータ79と、低圧ガス側操作弁81と、高圧ガス側操作弁83と、液側操作弁85と、が備えられている。
圧縮機63は、複数、たとえば2台備えられている。各圧縮機63は、好適にはスクロールコンプレッサが用いられる。これらの圧縮機10は、要求される能力に応じて、2台同時に運転する場合もあり、また、1台のみ運転させ、他の1台をバックアップとする場合もある。
圧縮機63で圧縮された冷媒は、高圧ガス冷媒となり、高圧ガス管5へと吐出される。
室外側四方弁67は、複数、たとえば2台備えられている。各室外側四方弁67の1ポートは、室外機53内に位置する高圧ガス管57に接続され、別のポートは室外熱交換器69と接続され、さらに別のポートは低圧ガス分岐管87により低圧ガス管59と接続され、もう1つのポートは、ストレーナおよびキャピラリチューブを介して低圧ガス分岐管87に接続されている。
室外熱交換器69および暖房用の室外電動膨張弁(EEVH)71は、それぞれ複数、たとえば、2台備えられている。
室外機53内に位置する低圧ガス管59は、アキュームレータ79を介して、各圧縮機63に接続されている。
室内機55は、複数設けられており、各室内機55の構成は同等とされる。
室内機55は、室内空気と熱交換を行う室内熱交換器89を備えている。室内熱交換器89と液管9とを接続する液冷媒用分岐管91には、膨張弁93が設けられている。
各室内機55には、高圧ガス管57および低圧ガス管59の切り換えを行う分流コントローラ95が設けられている。
分流コントローラ95には、高圧ガス管57と室内熱交換器89との接続および低圧ガス管59と室内熱交換器89との接続を切り替える室内側四方弁97と、高圧ガス管57および低圧ガス管59を接続する高低圧バイパス管99が設けられている。
図6には、室内機55を3台記載しているが、これは上から順に、暖房運転時の配管接続、冷房運転時の配管接続および油戻し運転時の配管接続を例示している。
このマルチ形空気調和機51には、第一実施形態と同様に、その運転を制御する制御部101が備えられている。制御部101には、第一実施形態と略同様に構成された、マルチ形空気調和機51の油戻し運転の動作を制御する油戻し制御部103と、油戻し制御部103の制御内容を調整する入力部105と、が備えられている。
このマルチ形空気調和機51の冷暖房運転は、以下により行われる。
圧縮機63により圧縮された高温高圧の冷媒ガスは、高圧ガス管57に吐出され、室内機55側に送られる。
また、高圧ガス管57に吐出された高温高圧の冷媒ガスの一部は分岐され、室外側四方弁67を経て室外熱交換器69で外気と熱交換されて凝縮液化され、液冷媒とされる。
この液冷媒は、室外電動膨張弁71を通過し、レシーバ73に一旦貯留されて循環量が調整される。
レシーバ73からの液冷媒は、過冷却熱交換器75を通過する過程で、過冷却電動膨張弁(EEVSC)77で断熱膨張された冷媒と熱交換され所定の過冷却度まで冷却される。
所定の過冷却度が付与された液冷媒は、液側操作弁85を経て室外機53から液管61へと導出される。
室内機55では、暖房運転を行うものでは、室内側四方弁97を操作し、高圧ガス管57と室内熱交換器89とを接続し、高圧ガス管57から高温高圧のガス冷媒を室内熱交換器89に導入する。
導入された高温高圧の冷媒ガスは、室内熱交換器89で室内空気と熱交換され、室内空気は加熱されて室内の暖房に供される。
一方、室内空気によって冷却され、凝縮液化された液冷媒は、室内電動膨張弁(EEVC)93を経て液管61に流入される。
一方、冷房運転を行うものでは、室内側四方弁97を操作し、低圧ガス管59と室内熱交換器89とを接続する。
液管61から流入した液冷媒は、室内電動膨張弁(EEVC)93により断熱膨張され、気液二相流となって室内熱交換器89に流入される。
室内熱交換器89では、室内空気と冷媒とが熱交換され、室内空気は冷却されて室内の冷房に供される。
一方、冷媒はガス化され低圧ガス管59に導出され、室外機53へ戻される。
次に、油戻し運転について説明する。
高低圧バイパス管99を開通させ、高圧ガス管57と低圧ガス管59とを連通させ分流コントローラ95内を流れる高圧ガスは、高低圧バイパス管99を通って、高圧ガス管57から低圧ガス管59へと流され、そのガス冷媒によって潤滑油は室外機53へ回収される。
このようなマルチ形空気調和機51を、たとえば、ビルに設置する場合、室外機3の設置場所によって、室外機53と室内機55との上下方向の位置関係は、室外機53が上となったり、下となったりする。
図7および図8は、室外機53が上にある状態における暖房運転(図7)および冷房運転(図8)における冷媒の流れ(図7、図8の実線矢印)と、それぞれの油戻し運転における冷媒の流れ(図7、8の二点鎖線矢印)と、を示している。
図9および図10は、室外機53が下にある状態における暖房運転(図9)および冷房運転(図10)における冷媒の流れ(図9、図10の実線矢印)と、それぞれの油戻し運転における冷媒の流れ(図9、10の二点鎖線矢印)と、を示している。
室外機53が上にある状態における暖房運転では、図7に示されるように、室外機53から高圧ガス冷媒KG1が高圧ガス管57を下方に向かって通過して室内機55に送られる。この高圧ガス冷媒KG1は室内機55で高圧液冷媒KL1とされ、液管61を上方に向かって通過し室外機53に送られる。
また、室外機53が下にある状態における冷房運転では、図10に示されるように、室内機55から低圧ガス冷媒TG1が低圧ガス管59を下方に向かって通過して室外機53に送られる。この低圧ガス冷媒TG1は室外機53で高圧液冷媒KL1とされ、液管61を上方に向かって通過し室内機55に送られる。
このように、室外機53が上にある状態における暖房運転あるいは室外機53が下にある状態における冷房運転ではガス冷媒が高圧ガス管57あるいは低圧ガス管59を上から下に向けて移動するので、潤滑油に下方へ向けた重力が作用することも挨まって潤滑油は高圧ガス管57あるいは低圧ガス管59に留まらず室内機55あるいは室外機53に移動することになる。
したがって、潤滑油が高圧ガス管57あるいは低圧ガス管59に滞ることがないので、油戻し運転は不要である。
本実施形態では、入力手段105によって室外機53が上にあるか、下にあるかを入力している。油戻し制御部103は、この入力に基づいて室外機53が上にある状態における暖房運転時および室外機53が下にある状態における冷房運転時には油戻し運転を行わないようにしている。
このように、入力された室外機53と室内機55との上下方向の位置関係に対応して、たとえば、冷房あるいは暖房の内一方の空調時に油戻し制御による油戻し運転を行わないようにするので、不必要な空調フィーリングの悪化、騒音の発生および動力ロスを抑制することができる。
一方、室外機53が上にある状態における冷房運転では、図8に示されるように、室内機55から低圧ガス冷媒TG1が低圧ガス管59を上方に向かって室外機53に送られるので、冷房運転中に低圧ガス管59に潤滑油が留まることになる。
また、室外機53が下にある状態における暖房運転では、図9に示されるように、室外機53から高圧ガス冷媒KG1が高圧ガス管57を上方に向かって室内機55に送られるので、冷房運転中に高圧ガス管57に潤滑油が留まることになる。
したがって、これらの場合には、油戻し運転を実施する必要がある。
この油戻し運転では、潤滑油を移動させるには冷媒の移動速度が所定速度、たとえば、低圧配管59において8m/s以上で、かつ、高圧配管57において6.5m/s以上であることが必要である。
この冷媒の移動速度は、圧縮機63の冷媒吐出量が一定であると、室外機53と室内機55との上下方向の距離、すなわち、ヘッドの大きさによって変動する。このため、所定速度を維持できる、すなわち、保証できるヘッドが設定されている。このヘッドは、室外機53が上に位置した場合の低圧配管59では、たとえば、50mとされ、室外機53が下に位置された場合の高圧配管57では、たとえば、40mとされる。
マルチ形空気調和機51を設置する場合、室外機53と室内機55との上下方向の距離であるヘッドは50mあるいは40mを上限として、それよりも小さい値となる。このとき、圧縮機63の負荷を上限のヘッドのときと同じにすると、冷媒の移動速度は低圧ガス管59で8m/s、高圧ガス管57で6.5m/sを超える。言い換えると、冷媒の移動速度が所定値を維持するようにすると、圧縮機63の負荷を低減してもよいことになる。
本実施形態では、入力手段105によって室外機53とそれから最も上下方向に離れている室内機55とのヘッドを入力している。
油戻し制御部103は、この入力に基づいて油戻し運転を行うときの圧縮機63の負荷を想定された室外機53と室内機55との上限のヘッドに対する実際の室外機53と室内機55との上下方向の距離、すなわち、ヘッドHとの割合に応じて油戻し運転における圧縮機63の負荷を低減させるようにしている。
このように、油戻し運転時の圧縮機63の負荷を低減させることができるので、油戻し運転における動力を低減することができる。
また、油戻し運転における圧縮機63の負荷を低く設定すると、たとえば、図8および図10に示される冷房運転中に要求される冷房能力を満たすための圧縮機63の負荷が、油戻し運転における圧縮機63の負荷を超える事態が発生する。このとき、冷媒の流れ方向は油戻し運転における冷媒の流れ方向と同じであるので、油戻し運転と同様に潤滑油を回収することができる。
したがって、冷房運転中に同時に油戻し運転が行われている状態となるので、その時間分次回の油戻し運転の時間を削減する、あるいは、その状態が長く継続すると、次回の油戻し運転を省略(キャンセル)することができる。
このように、入力されたヘッドに対応して、たとえば、圧縮機63の負荷を低減させるあるいは油戻し運転の頻度を低減させるので、不必要な空調フィーリングの悪化、騒音の発生および動力ロスを抑制することができる。
この場合、室外機の上下およびヘッドの入力についてはそれを確実に行う意味でマルチ形空気調和機51の設置場所で入力されることが好ましい。
なお、本発明は、上記した実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。
さらに、上記実施形態で例示されている具体的な時間や温度等の数値は、一例を示すものにすぎず、それに限定されるものでないことは言うまでもない。
本発明の第一実施形態にかかるマルチ形空気調和機の冷凍サイクル図である。 本発明の第一実施形態にかかるマルチ形空気調和機における暖房運転時の冷媒の流れと油戻し運転時の冷媒の流れを示す模式図である。 本発明の第一実施形態にかかるマルチ形空気調和機における冷房運転時の冷媒の流れと油戻し運転時の冷媒の流れを示す模式図である。 本発明の第一実施形態にかかるマルチ形空気調和機における暖房運転時の冷媒の流れと油戻し運転時の冷媒の流れを示す模式図である。 本発明の第一実施形態にかかるマルチ形空気調和機における冷房運転時の冷媒の流れと油戻し運転時の冷媒の流れを示す模式図である。 本発明の第二実施形態にかかるマルチ形空気調和機の冷凍サイクル図である。 本発明の第二実施形態にかかるマルチ形空気調和機における暖房運転時の冷媒の流れと油戻し運転時の冷媒の流れを示す模式図である。 本発明の第二実施形態にかかるマルチ形空気調和機における冷房運転時の冷媒の流れと油戻し運転時の冷媒の流れを示す模式図である。 本発明の第二実施形態にかかるマルチ形空気調和機における暖房運転時の冷媒の流れと油戻し運転時の冷媒の流れを示す模式図である。 本発明の第二実施形態にかかるマルチ形空気調和機における冷房運転時の冷媒の流れと油戻し運転時の冷媒の流れを示す模式図である。
符号の説明
1 マルチ形空気調和機
3 室外機
9 室内機
45 油戻し制御部
47 入力手段
51 マルチ形空気調和機
53 室外機
55 室内機
103 油戻し制御部
105 入力手段

Claims (5)

  1. 少なくとも1台の室外機に対して、複数台の室内機が並列に接続されているマルチ形空気調和機の油戻し運転方法であって、
    前記室外機と前記室内機との上下方向の位置関係を入力し、
    この入力された上下方向の位置関係に対応した内容の油戻し制御を行なうことを特徴とするマルチ形空気調和機の油戻し運転方法。
  2. 少なくとも1台の室外機に対して、複数台の室内機が並列に接続されているマルチ形空気調和機の油戻し運転方法であって、
    前記室外機と高さ方向で前記室外機から最も離れている前記室内機との上下方向の距離を入力し、
    この入力された上下方向の距離に対応した内容の油戻し制御を行なうことを特徴とするマルチ形空気調和機の油戻し運転方法。
  3. 少なくとも1台の室外機に対して、複数台の室内機が並列に接続されているマルチ形空気調和機の油戻し運転方法であって、
    前記室外機と前記室内機との上下方向の位置関係および前記室外機と高さ方向で前記室外機から最も離れている前記室内機との上下方向の距離を入力し、
    この入力された上下方向の位置関係および高さ方向の距離に対応した内容の油戻し制御を行なうことを特徴とするマルチ形空気調和機の油戻し運転方法。
  4. 前記室外機と前記室内機との上下方向の位置関係および/または前記室外機と高さ方向で前記室外機から最も離れている前記室内機との上下方向の距離は、設置場所で入力されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のマルチ形空気調和機の油戻し運転方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載されたマルチ形空気調和機の油戻し運転方法を用いて油戻し運転を行うことを特徴とするマルチ形空気調和機。
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