JP2009243719A - マルチ形空気調和機の油戻し運転方法およびマルチ形空気調和機 - Google Patents
マルチ形空気調和機の油戻し運転方法およびマルチ形空気調和機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009243719A JP2009243719A JP2008088594A JP2008088594A JP2009243719A JP 2009243719 A JP2009243719 A JP 2009243719A JP 2008088594 A JP2008088594 A JP 2008088594A JP 2008088594 A JP2008088594 A JP 2008088594A JP 2009243719 A JP2009243719 A JP 2009243719A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil return
- outdoor unit
- refrigerant
- indoor
- air conditioner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B31/00—Compressor arrangements
- F25B31/002—Lubrication
- F25B31/004—Lubrication oil recirculating arrangements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B13/00—Compression machines, plants or systems, with reversible cycle
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2313/00—Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for
- F25B2313/006—Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for two pipes connecting the outdoor side to the indoor side with multiple indoor units
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2313/00—Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for
- F25B2313/007—Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for three pipes connecting the outdoor side to the indoor side with multiple indoor units
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2313/00—Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for
- F25B2313/023—Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple indoor units
- F25B2313/0233—Compression machines, plants or systems with reversible cycle not otherwise provided for using multiple indoor units in parallel arrangements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2400/00—General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
- F25B2400/13—Economisers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Air Conditioning Control Device (AREA)
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
【解決手段】少なくとも1台の室外機3に対して、複数台の室内機9が並列に接続されているマルチ形空気調和機1の油戻し運転方法であって、室外機3と室内機9との上下方向の位置関係を入力し、この入力された上下方向の位置関係に対応した内容の油戻し制御を行なうことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
このようなマルチ形空気調和機、たとえば、ビル等の多数の部屋(室内機設置箇所)を持つところで用いられるので、室外機と室内機との距離が長く、また、高さ方向の距離も大きくなる。
この潤滑油がシステム内を流れる際に熱交換器の内壁に付着すると伝熱を阻害してしまう。さらに、潤滑油が冷媒配管の内壁にも付着することにより、圧縮機へ戻される潤滑油量が低下し、圧縮機の潤滑不足を招くことになる。
そこで、熱交換器や冷媒配管の内壁に付着して滞留してしまった潤滑油を回収するために、圧縮機側に潤滑油を回収する油戻し運転が行われる。
したがって、冷房時には、たとえば、圧縮機の回転数を増大させてシステム内のガス冷媒流速を上げることにより、また、室内熱交換器から液体のまま冷媒を流出させてガス管内に液冷媒を流すこと(液バック)により、油戻し運転が行われる。暖房時には、たとえば、一時的に冷房サイクルに切り換えて疑似デフロスト運転を行い、油戻し運転が行われる。
一方、マルチ形空気調和機が設置されるビルの形態は種々であり、たとえば、マルチ形空気調和機の室外機の設置場所としても屋上であったり、地下室であったり、それらの中間であったりする。また、室外機とそれから最も離れている室内機との上下方向の距離(ヘッド)もさまざまである。これらは、想定されたマルチ形空気調和機の設置状況に比べて緩和された状況であることがほとんどである。
すなわち、本発明にかかるマルチ形空気調和機の油戻し運転方法は、少なくとも1台の室外機に対して、複数台の室内機が並列に接続されているマルチ形空気調和機の油戻し運転方法であって、前記室外機と前記室内機との上下方向の位置関係を入力し、この入力された上下方向の位置関係に対応した内容の油戻し制御を行なうことを特徴とする。
たとえば、冷暖切換式のマルチ形空気調和機では、冷房時室内機から室外機に向け、暖房時室外機から室内機に向けてガス冷媒が移動し、冷房時室外機から室内機に向け、暖房時室内機から室外機に向けて液冷媒が移動する。
一方、潤滑油は、液冷媒の部分には滞留せず、また、ガス冷媒のところでも上から下に移動する場合には、重力の作用によって滞ることなく移動する。
これにより、室外機が室内機よりも上に位置する場合には、暖房時に油戻し運転を行なわないように、また、室外機が室内機よりも下に位置する場合には、冷房時に油戻し運転を行なわないようにする。
具体的には、想定された室外機と室内機との上下方向の距離に対する入力された室外機と室内機との上下方向の距離の割合に応じて油戻し運転における圧縮機の負荷を低減させる。言い換えると、圧縮機の負荷は、入力された室外機と室内機との上下方向の距離で、潤滑油を搬送するために必要とされるガス冷媒の想定速度を満足するような大きさとされる。
このように、入力された室外機と室内機との上下方向の距離に対応して、たとえば、圧縮機の負荷を低減させるようにするので、油戻し運転に要する動力を低減させることができる。
すなわち、冷房運転中に同時に油戻し運転が行われている状態となるので、その時間分次回の油戻し運転の時間を削減する、あるいは、その状態が長く継続すると、次回の油戻し運転を省略(キャンセル)することができる。
このように、入力された室外機と室内機との上下方向の距離に対応して、たとえば、圧縮機の負荷を低減させるので、不必要な空調フィーリングの悪化、騒音の発生および動力ロスを抑制することができる。
それぞれのパラメータ個々については上述の作用効果を備えている。
また、上下方向の位置関係によって油戻し運転におけるガス冷媒の移動方向が上から下になる場合には、重力による補助があるので、たとえば、圧縮機の負荷をさらに低減させることができる。
このようにすると、設置される状態で室外機と室内機との上下方向の位置関係および/または室外機と高さ方向で室外機から最も離れている室内機との上下方向の距離を設定できるので、設定を確実に行うことができる。
以下に、本発明の第一実施形態について、図1〜図5を参照して説明する。
図1には、本実施形態にかかるマルチ形空気調和機1の冷媒サイクル図が示されている。
マルチ形空気調和機1には、1台の室外機3と、この室外機3から導出されるガス管5および液管7と、このガス管5および液管7間に分岐器を介して並列に接続される複数台の室内機9と、が備えられている。
圧縮機13は、インバータの出力周波数によって回転数、すなわち、負荷、冷媒ガスの吐出量が調整される。この周波数が大きい程負荷が大きくなる。
ガス管5および液管7は、現場での据え付け施工時に、室外機3とそれに接続される室内機9との間の距離に応じてその長さが適宜決定される。
ガス管5および液管7の途中には、適宜数の分岐器が設けられ、この分岐器11を介してそれぞれ適宜台数の室内機9が接続されている。
室内電動膨張弁(EEVC)41は、液管7に、室内熱交換器39はガス管5に接続されている。
油戻し制御部45には、たとえば、マルチ形空気調和機1の運転状況が入力され、それに応じて油戻し運転を行う時期を判定する時期判定手段が備えられている。これは、たとえば、運転状況に応じて圧縮機13から吐出される潤滑油の量を推定し、それを積算し、その積算量が所定の油量となると油戻し運転が必要と判定するものである。
入力部47は、たとえば、7セグメント表示を用いたスイッチとされる。このスイッチには、室外機3と室内機9との上下方向の位置関係を示す情報を設定するもの、および室外機3と高さ方向で室外機3から最も離れている室内機9との上下方向の距離を設定するものが備えられている。上下方向の位置関係は、たとえば、室外機3が室内機9よりも上方に位置する場合は”上”、室外機3が室内機9よりも下方に位置する場合は”下”、を意味する表示を選択する。上下方向の距離は、たとえば、1m単位あるいは5m等適宜大きさの単位に区切られたグループの中から設置状態に応じたグループを選択する。
なお、これらはリモコンを用いて入力するようにしてもよい。
圧縮機13により圧縮された高温高圧の冷媒ガスは、吐出配管37Aに吐出される。この冷媒ガスは油分離器15で冷媒中に含まれる潤滑油が分離された後、四方切換弁17によりガス配管37B側に循環される。
ガス配管37Bを通る冷媒ガスは、室外熱交換器19で室外ファン41により送風される外気と熱交換されて凝縮液化され、液冷媒とされる。
この液冷媒は、過冷却コイル21で冷却された後、室外電動膨張弁23を通過し、レシーバ25に一旦貯留されて循環量が調整される。
所定の過冷却度が付与された液冷媒は、液側操作弁35を経て室外機3から液管7へと導出される。液管7に導出された液冷媒は、分岐器11により各室内機9のへ室内電動膨張弁(EEVC)47へと流入される。
室内熱交換器45では、室内ファンにより循環される室内空気と冷媒とが熱交換され、室内空気は冷却されて室内の冷房に供される。
一方、冷媒はガス化されガス管5に導出され、他の室内機9からの冷媒ガスと合流される。
アキュームレータ31では、冷媒ガス中に含まれている液分が分離され、ガス分のみが圧縮機13へと吸入され、この冷媒が圧縮機13において再び圧縮される。
以上のサイクルを繰り返すことによって、冷房運転が行われる。
なお、油戻し制御部45は冷房用の室内電動膨張弁(EEVC)41の開度を冷房運転時よりも大きくし、マルチ形空気調和機1内を循環する冷媒に液冷媒を混入し、この液冷媒とともに潤滑油を回収するようにしてもよい。
圧縮機13により圧縮された高温高圧の冷媒ガスは、吐出配管37Aに吐出される。この冷媒ガスは油分離器15で冷媒中に含まれる潤滑油が分離された後、四方切換弁17によりガス配管37D側に循環される。
この冷媒は、ガス側操作弁33、ガス管5を経て室外機3から導出され、更に、分岐器11を経て室内機9に導入される。
室内機9に導入された高温高圧の冷媒ガスは、室内熱交換器45で室内ファンによって循環される室内空気と熱交換され、室内空気は加熱されて室内の暖房に供される。
なお、暖房時、室内機9では、凝縮器として機能する室内熱交換器45の出口における冷媒の過冷却度が一定値となるよう、室内電動膨張弁(EEVC)47の開度が制御される。
この液冷媒は、液配管37Cを介して室外電動膨張弁(EEVH)23に至り、ここで断熱膨張され、過冷却コイル21を経て室外熱交換器19に流入する。
室外熱交換器19では、室外ファンにより送風される外気と冷媒とが熱交換され、冷媒は外気から吸熱して蒸発気化される。
アキュームレータ31では、冷媒ガス中に含まれる液分が分離されてガス分のみが圧縮機13へと吸入され、この冷媒は圧縮機13で再び圧縮される。
以上のサイクルを繰り返すことによって、暖房運転が行われる。
なお、油戻し制御部45は冷房用の室内電動膨張弁(EEVC)41の開度を冷房運転時よりも大きくし、マルチ形空気調和機1内を循環する冷媒に液冷媒を混入し、この液冷媒とともに潤滑油を回収するようにしてもよい。
このようなマルチ形空気調和機1を、たとえば、ビルに設置する場合、室外機3の設置場所は屋上であったり、地下室であったりする。たとえば、室外機3が屋上に設置されると、室外機3と室内機9との上下方向の位置関係は、室外機3が上となる。反対に、室外機3が地下に設置されると、室外機3と室内機9との上下方向の位置関係は、室外機3が下となる。
図4および図5は、室外機3が下にある状態における暖房運転(図4)および冷房運転(図5)における冷媒の流れ(図4、図5の実線矢印)と、それぞれの油戻し運転における冷媒の流れ(図4、5の二点鎖線矢印)と、を示している。
また、室外機3が下にある状態における冷房運転では、図5に示されるように、室内機9から低圧ガス冷媒TG1がガス管5を下方に向かって通過して室外機3に送られる。この低圧ガス冷媒TG1は室外機3で高圧液冷媒KL1とされ、液管7を上方に向かって通過し室内機9に送られる。
したがって、潤滑油がガス管5に滞ることがないので、油戻し運転は不要である。
本実施形態では、入力手段47によって室外機3が上にあるか、下にあるかを入力している。油戻し制御部43は、この入力に基づいて室外機3が上にある状態における暖房運転時および室外機3が下にある状態における冷房運転時には油戻し運転を行わないようにしている。
また、室外機3が下にある状態における暖房運転では、図4に示されるように、室外機3から高圧ガス冷媒KG1がガス管5を上方に向かって室内機9に送られるので、冷房運転中にガス管5に潤滑油が留まることになる。
したがって、これらの場合には、油戻し運転を実施する必要がある。
この冷媒の移動速度は、圧縮機13の冷媒吐出量が一定であると、室外機3と室内機9との上下方向の距離、すなわち、ヘッドの大きさによって変動する。このため、所定速度を維持できる、すなわち、保証できるヘッドが設定されている。このヘッドは、たとえば、50mとされる。
本実施形態では、入力手段47によって室外機3とそれから最も上下方向に離れている室内機9とのヘッドを入力している。
このように、油戻し運転時の圧縮機13の負荷を低減させることができるので、油戻し運転における動力を低減することができる。
このように、入力されたヘッドに対応して、たとえば、圧縮機13の負荷を低減させるあるいは油戻し運転の頻度を低減させるので、不必要な空調フィーリングの悪化、騒音の発生および動力ロスを抑制することができる。
次に、本発明の第二実施形態について、図6〜図10を参照して説明する。
図6には、本実施形態にかかる冷暖フリーのマルチ形空気調和機51の冷媒サイクル図が示されている。
マルチ形空気調和機51には、1台の室外機53と、複数の室内機55と、これらを接続する高圧ガス管57、低圧ガス管59および液管61とが備えられている。
圧縮機63で圧縮された冷媒は、高圧ガス冷媒となり、高圧ガス管5へと吐出される。
室外機53内に位置する低圧ガス管59は、アキュームレータ79を介して、各圧縮機63に接続されている。
室内機55は、室内空気と熱交換を行う室内熱交換器89を備えている。室内熱交換器89と液管9とを接続する液冷媒用分岐管91には、膨張弁93が設けられている。
各室内機55には、高圧ガス管57および低圧ガス管59の切り換えを行う分流コントローラ95が設けられている。
図6には、室内機55を3台記載しているが、これは上から順に、暖房運転時の配管接続、冷房運転時の配管接続および油戻し運転時の配管接続を例示している。
圧縮機63により圧縮された高温高圧の冷媒ガスは、高圧ガス管57に吐出され、室内機55側に送られる。
また、高圧ガス管57に吐出された高温高圧の冷媒ガスの一部は分岐され、室外側四方弁67を経て室外熱交換器69で外気と熱交換されて凝縮液化され、液冷媒とされる。
この液冷媒は、室外電動膨張弁71を通過し、レシーバ73に一旦貯留されて循環量が調整される。
所定の過冷却度が付与された液冷媒は、液側操作弁85を経て室外機53から液管61へと導出される。
導入された高温高圧の冷媒ガスは、室内熱交換器89で室内空気と熱交換され、室内空気は加熱されて室内の暖房に供される。
一方、室内空気によって冷却され、凝縮液化された液冷媒は、室内電動膨張弁(EEVC)93を経て液管61に流入される。
液管61から流入した液冷媒は、室内電動膨張弁(EEVC)93により断熱膨張され、気液二相流となって室内熱交換器89に流入される。
室内熱交換器89では、室内空気と冷媒とが熱交換され、室内空気は冷却されて室内の冷房に供される。
一方、冷媒はガス化され低圧ガス管59に導出され、室外機53へ戻される。
高低圧バイパス管99を開通させ、高圧ガス管57と低圧ガス管59とを連通させ分流コントローラ95内を流れる高圧ガスは、高低圧バイパス管99を通って、高圧ガス管57から低圧ガス管59へと流され、そのガス冷媒によって潤滑油は室外機53へ回収される。
図9および図10は、室外機53が下にある状態における暖房運転(図9)および冷房運転(図10)における冷媒の流れ(図9、図10の実線矢印)と、それぞれの油戻し運転における冷媒の流れ(図9、10の二点鎖線矢印)と、を示している。
また、室外機53が下にある状態における冷房運転では、図10に示されるように、室内機55から低圧ガス冷媒TG1が低圧ガス管59を下方に向かって通過して室外機53に送られる。この低圧ガス冷媒TG1は室外機53で高圧液冷媒KL1とされ、液管61を上方に向かって通過し室内機55に送られる。
したがって、潤滑油が高圧ガス管57あるいは低圧ガス管59に滞ることがないので、油戻し運転は不要である。
本実施形態では、入力手段105によって室外機53が上にあるか、下にあるかを入力している。油戻し制御部103は、この入力に基づいて室外機53が上にある状態における暖房運転時および室外機53が下にある状態における冷房運転時には油戻し運転を行わないようにしている。
また、室外機53が下にある状態における暖房運転では、図9に示されるように、室外機53から高圧ガス冷媒KG1が高圧ガス管57を上方に向かって室内機55に送られるので、冷房運転中に高圧ガス管57に潤滑油が留まることになる。
したがって、これらの場合には、油戻し運転を実施する必要がある。
この冷媒の移動速度は、圧縮機63の冷媒吐出量が一定であると、室外機53と室内機55との上下方向の距離、すなわち、ヘッドの大きさによって変動する。このため、所定速度を維持できる、すなわち、保証できるヘッドが設定されている。このヘッドは、室外機53が上に位置した場合の低圧配管59では、たとえば、50mとされ、室外機53が下に位置された場合の高圧配管57では、たとえば、40mとされる。
本実施形態では、入力手段105によって室外機53とそれから最も上下方向に離れている室内機55とのヘッドを入力している。
このように、油戻し運転時の圧縮機63の負荷を低減させることができるので、油戻し運転における動力を低減することができる。
このように、入力されたヘッドに対応して、たとえば、圧縮機63の負荷を低減させるあるいは油戻し運転の頻度を低減させるので、不必要な空調フィーリングの悪化、騒音の発生および動力ロスを抑制することができる。
さらに、上記実施形態で例示されている具体的な時間や温度等の数値は、一例を示すものにすぎず、それに限定されるものでないことは言うまでもない。
3 室外機
9 室内機
45 油戻し制御部
47 入力手段
51 マルチ形空気調和機
53 室外機
55 室内機
103 油戻し制御部
105 入力手段
Claims (5)
- 少なくとも1台の室外機に対して、複数台の室内機が並列に接続されているマルチ形空気調和機の油戻し運転方法であって、
前記室外機と前記室内機との上下方向の位置関係を入力し、
この入力された上下方向の位置関係に対応した内容の油戻し制御を行なうことを特徴とするマルチ形空気調和機の油戻し運転方法。 - 少なくとも1台の室外機に対して、複数台の室内機が並列に接続されているマルチ形空気調和機の油戻し運転方法であって、
前記室外機と高さ方向で前記室外機から最も離れている前記室内機との上下方向の距離を入力し、
この入力された上下方向の距離に対応した内容の油戻し制御を行なうことを特徴とするマルチ形空気調和機の油戻し運転方法。 - 少なくとも1台の室外機に対して、複数台の室内機が並列に接続されているマルチ形空気調和機の油戻し運転方法であって、
前記室外機と前記室内機との上下方向の位置関係および前記室外機と高さ方向で前記室外機から最も離れている前記室内機との上下方向の距離を入力し、
この入力された上下方向の位置関係および高さ方向の距離に対応した内容の油戻し制御を行なうことを特徴とするマルチ形空気調和機の油戻し運転方法。 - 前記室外機と前記室内機との上下方向の位置関係および/または前記室外機と高さ方向で前記室外機から最も離れている前記室内機との上下方向の距離は、設置場所で入力されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のマルチ形空気調和機の油戻し運転方法。
- 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載されたマルチ形空気調和機の油戻し運転方法を用いて油戻し運転を行うことを特徴とするマルチ形空気調和機。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008088594A JP5398159B2 (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | マルチ形空気調和機の油戻し運転方法およびマルチ形空気調和機 |
EP09725239.9A EP2256435A4 (en) | 2008-03-28 | 2009-01-15 | MULTI-TYPE AIR CONDITIONER AND METHOD FOR OPERATING OIL RETURN |
PCT/JP2009/050440 WO2009119134A1 (ja) | 2008-03-28 | 2009-01-15 | マルチ形空気調和機の油戻し運転方法およびマルチ形空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008088594A JP5398159B2 (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | マルチ形空気調和機の油戻し運転方法およびマルチ形空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009243719A true JP2009243719A (ja) | 2009-10-22 |
JP5398159B2 JP5398159B2 (ja) | 2014-01-29 |
Family
ID=41113344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008088594A Expired - Fee Related JP5398159B2 (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | マルチ形空気調和機の油戻し運転方法およびマルチ形空気調和機 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP2256435A4 (ja) |
JP (1) | JP5398159B2 (ja) |
WO (1) | WO2009119134A1 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018084376A (ja) * | 2016-11-24 | 2018-05-31 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍装置 |
WO2019142269A1 (ja) * | 2018-01-17 | 2019-07-25 | 東芝キヤリア株式会社 | 空気調和装置の制御方法および空気調和装置 |
WO2020098322A1 (zh) * | 2018-11-16 | 2020-05-22 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 一种多联机制冷回油降噪控制方法及系统 |
WO2021234851A1 (ja) * | 2020-05-20 | 2021-11-25 | 三菱電機株式会社 | 冷凍空調装置 |
CN114110986A (zh) * | 2020-08-26 | 2022-03-01 | 广东美的制冷设备有限公司 | 多联机空调系统回油控制方法、空调器及存储介质 |
WO2022249387A1 (ja) * | 2021-05-27 | 2022-12-01 | 三菱電機株式会社 | 冷媒漏れ判定装置、制御装置、冷媒漏れ判定プログラム及び冷媒漏れ判定方法 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011174687A (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 空気調和装置 |
CN104180563B (zh) * | 2013-05-27 | 2017-06-20 | 珠海格力电器股份有限公司 | 多联机系统制热时的回油方法 |
JP6028817B2 (ja) * | 2015-01-30 | 2016-11-24 | ダイキン工業株式会社 | 空気調和装置 |
CN105157294B (zh) * | 2015-10-14 | 2017-12-05 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种多联机智能回油的控制方法、系统和多联机系统 |
JP2017141987A (ja) * | 2016-02-08 | 2017-08-17 | 三菱重工業株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
CN108489150B (zh) * | 2018-02-02 | 2020-06-16 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 一种多联机回油控制方法及系统 |
CN111878892B (zh) * | 2020-06-29 | 2022-02-22 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 多联机系统的回油方法、装置、空调器和存储介质 |
CN113108419B (zh) * | 2021-03-15 | 2022-06-17 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种多联机空调系统的控制方法 |
CN113028682B (zh) * | 2021-03-30 | 2022-03-29 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 回油控制方法和空调器 |
CN114484718B (zh) * | 2022-01-14 | 2023-11-07 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 一种空调器回油控制方法、装置及空调器 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002349938A (ja) * | 2001-05-22 | 2002-12-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 冷凍装置およびその油戻し制御方法 |
JP2003214715A (ja) * | 2002-01-28 | 2003-07-30 | Daikin Ind Ltd | 冷凍装置の油回収方法 |
JP2003240368A (ja) * | 2002-02-08 | 2003-08-27 | Daikin Ind Ltd | 冷媒及び油回収方法、冷媒及び油回収制御装置、及び空気調和装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6373052A (ja) | 1986-09-13 | 1988-04-02 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍装置の油回収運転制御装置 |
US6125648A (en) * | 1997-10-10 | 2000-10-03 | Hill; Herbert L. | Multi-riser refrigeration system with oil return means |
JP2006125762A (ja) | 2004-10-29 | 2006-05-18 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 室内機およびこれを備えた空気調和装置ならびにその運転方法 |
-
2008
- 2008-03-28 JP JP2008088594A patent/JP5398159B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2009
- 2009-01-15 EP EP09725239.9A patent/EP2256435A4/en not_active Withdrawn
- 2009-01-15 WO PCT/JP2009/050440 patent/WO2009119134A1/ja active Application Filing
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002349938A (ja) * | 2001-05-22 | 2002-12-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 冷凍装置およびその油戻し制御方法 |
JP2003214715A (ja) * | 2002-01-28 | 2003-07-30 | Daikin Ind Ltd | 冷凍装置の油回収方法 |
JP2003240368A (ja) * | 2002-02-08 | 2003-08-27 | Daikin Ind Ltd | 冷媒及び油回収方法、冷媒及び油回収制御装置、及び空気調和装置 |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018084376A (ja) * | 2016-11-24 | 2018-05-31 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍装置 |
WO2018097138A1 (ja) * | 2016-11-24 | 2018-05-31 | ダイキン工業株式会社 | 冷凍装置 |
WO2019142269A1 (ja) * | 2018-01-17 | 2019-07-25 | 東芝キヤリア株式会社 | 空気調和装置の制御方法および空気調和装置 |
JPWO2019142269A1 (ja) * | 2018-01-17 | 2020-11-26 | 東芝キヤリア株式会社 | 空気調和装置の制御方法および空気調和装置 |
WO2020098322A1 (zh) * | 2018-11-16 | 2020-05-22 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 一种多联机制冷回油降噪控制方法及系统 |
JPWO2021234851A1 (ja) * | 2020-05-20 | 2021-11-25 | ||
WO2021234851A1 (ja) * | 2020-05-20 | 2021-11-25 | 三菱電機株式会社 | 冷凍空調装置 |
GB2608312A (en) * | 2020-05-20 | 2022-12-28 | Mitsubishi Electric Corp | Refrigeration air conditioning device |
JP7246573B2 (ja) | 2020-05-20 | 2023-03-27 | 三菱電機株式会社 | 冷凍空調装置 |
GB2608312B (en) * | 2020-05-20 | 2024-02-07 | Mitsubishi Electric Corp | Refrigeration and air-conditioning apparatus |
CN114110986A (zh) * | 2020-08-26 | 2022-03-01 | 广东美的制冷设备有限公司 | 多联机空调系统回油控制方法、空调器及存储介质 |
CN114110986B (zh) * | 2020-08-26 | 2023-01-24 | 广东美的制冷设备有限公司 | 多联机空调系统回油控制方法、空调器及存储介质 |
WO2022249387A1 (ja) * | 2021-05-27 | 2022-12-01 | 三菱電機株式会社 | 冷媒漏れ判定装置、制御装置、冷媒漏れ判定プログラム及び冷媒漏れ判定方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5398159B2 (ja) | 2014-01-29 |
WO2009119134A1 (ja) | 2009-10-01 |
EP2256435A1 (en) | 2010-12-01 |
EP2256435A4 (en) | 2014-05-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5398159B2 (ja) | マルチ形空気調和機の油戻し運転方法およびマルチ形空気調和機 | |
AU2007218821B2 (en) | Air conditioner and heat source unit | |
US9068766B2 (en) | Air-conditioning and hot water supply combination system | |
JP5484930B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP4952210B2 (ja) | 空気調和装置 | |
JP5055965B2 (ja) | 空気調和装置 | |
US8413456B2 (en) | Refrigeration apparatus | |
JPWO2013099047A1 (ja) | 空気調和装置 | |
JP6067178B2 (ja) | 熱源側ユニット及び空気調和装置 | |
JP2014102050A (ja) | 冷凍装置 | |
JP2007139265A (ja) | マルチ型空気調和機の運転制御方法およびプログラム | |
JP2011174687A (ja) | 空気調和装置 | |
WO2018110331A1 (ja) | 圧縮機ユニット及びこれを備えた室外機 | |
JP2008145036A (ja) | 空気調和機およびその油戻し制御方法 | |
JP5186398B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2009243842A (ja) | マルチ型空気調和機および室外機の運転方法 | |
JP2009243847A (ja) | マルチ形空気調和機 | |
JP5645413B2 (ja) | 空気調和装置 | |
EP1672299A2 (en) | Air conditioner and method for controlling the same | |
JP5908177B1 (ja) | 冷凍サイクル装置、空気調和装置、及び、冷凍サイクル装置の制御方法 | |
JP5578914B2 (ja) | マルチ形空気調和装置 | |
JP7125632B2 (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
KR101414395B1 (ko) | 공기 조화기 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110302 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120703 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120903 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20121204 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130826 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20131022 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5398159 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |