JP2003214575A - ユニオンナット継手用管離脱防止装置及びプラスチックリング - Google Patents
ユニオンナット継手用管離脱防止装置及びプラスチックリングInfo
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Abstract
ンチ等の工具がアームと干渉することのないようにす
る。 【解決手段】本発明は、外周面に雄ねじを刻設した受口
部を有する管又は継手本体8に、無ねじの接合管3を挿
入し、環状のゴムパッキン12を挿嵌介在せしめてユニ
オンナット20を前記受口部に螺合緊締する構造の管継
手に関するものである。本発明では、円周上の途中が切
欠され、ユニオンナット20よりも後端側の接合管3に
外嵌装着されてボルト4及びナット5により緊締される
止輪19と、該止輪19に一体的に形成され、前記ユニ
オンナット20に設けた環状凹部23に係合するアーム
21と、前記ユニオンナット20の環状凹部23に外嵌
装着され、前記アーム21を保持するプラスチック製の
リング25とでユニオンナット継手用管離脱防止装置を
構成するようにしている。
Description
受口部に、ねじの刻設されていない接合管の端部を挿入
し、ゴムパッキンを介在させてユニオンナットで締結す
る方式の伸縮可撓管継手の管離脱防止装置及びこれに使
用するプラスチックリングに関するものである。
簡便安価な点の外に、継手部に伸縮可撓性を有している
こと、及びこれにより配管の振動、伸び、歪み等をよく
吸収する保護機能に優れていることから、呼び径が13
〜50mmの比較的小径で、かつ、常用圧力がせいぜい
0.5N・m程度までの低圧用配管の接合工法に好んで
用いられてきた。
時にユニオンナットの締付力に応じてゴムパッキンの接
合管に対する保持力が決まるため、圧力がかかる所では
大きなパイプレンチ等で強く締め付ける必要があった。
また管の上に防錆油,螺子切り加工時の油等が付着して
いると、極端に接合管を保持する力が低下し、接合管の
抜け出しを確実に防止することは極めて困難な状況であ
った。そのため、従来にあっては、接合管と管継手本体
とが可撓伸縮可能な状態において、逸脱しないための管
離脱防止金具を開発し、管継手部分へ装着するようにし
ている。
性と可撓性とを充分に発揮させることができず、一方の
機能を確保すれば他方の機能が犠牲になるという相反す
る問題があった。また伸縮可撓性を確保しようとする
と、継手全体の長さが長くなり、狭い領域の所では使用
できないという欠点やボルトの締結作業数が多くなり、
非常に面倒な作業となる等の欠点があった。更に、従来
の管離脱防止金具にあっては、各部品をセットとして組
み立てる必要上から紛失しないように、工場出荷の段階
で仮組立を行い、現場においてこれを分解した後、再
度、組み立てる必要があり、面倒な作業であった。
欠点を解決するものとして、図6の図(A)及び図
(B)に示す、特願平6−111647号の技術を既に
出願済みである。この先願技術に係る管離脱防止金具1
は、円周上の途中が切欠された止輪としての止輪2と、
該止輪2を接合管3の外周面上へ締結するボルト4及び
ナット5と、円形状の係止リング6と、前記止輪2と係
止リング6とを連結する二本のアーム7,7とで構成さ
れている。
に、円周上の途中が切り欠かれたC字状を呈し、接合管
3に外嵌装着される。一方、円形状の係止リング6は、
継手本体8の外径よりも大きく、且つ、ユニオンナット
9の外径よりも小さい寸法の挿通孔10を有している。
そして、止輪2と係止リング6とは、上下二本のアーム
7, 7で連結されており、その他の止輪2と係止リング
6との間の空間は、工具等を挿入することのできる自由
空間11となっている。また止輪2の内周面には、滑り
止め用の凹凸部が形成されている。なお、前記アーム
7, 7との間の内径寸法は、ユニオンナット9の工具装
着部の最大外径寸法よりも大きく設定されている。
7は、止輪2との連結は遊合状態で行われ、係止リング
6との連結は一体的に連結固定されている。すなわち、
アーム7,7の止輪2側の先端には、内径方向へ突出す
るフック13,13が形成されており、止輪2の外周面
にはこれに対応してフランジ14,15,16が形成さ
れ、これらのフランジ14,15,16どうしの間に凹
部17が形成されている。フランジ14は、止輪2のユ
ニオンナット9寄りの端面に形成された円周方向のもの
であり、フランジ15及び16は前記環状のフランジ1
4から連続して軸心線と平行な方向へ設けられたもので
ある。前記アーム7,7のフック13,13は、前記止
輪2の凹部17へ遊合状態で嵌合されている。
工場から出荷する場合は、止輪2と、係止リング6及び
アーム7,7と、パッキン12及びユニオンナット9
と、継手本体8とを組み立てて一つのセットにした状態
で行えばよい。セット状態に組み立てた後は、これらの
各部品がバラバラになることはない。施工に際しては、
図6の図(A)の鎖線で示すように、接合管3の管端を
止輪2側から挿通する。そして、接合管3の管端がユニ
オンナット9及びこれに装着されたパッキン12を通過
し、継手本体8の内部へ位置するようにする。次に、ユ
ニオンナット9を工具で締め付け、最後に、止輪2のボ
ルト4及びナット5を締結し、止輪2を接合管3の外周
面上の所定位置へ固定すればよい。
離脱防止金具1は、工場で組み立てて仮締したセット状
態で出荷し、これをバラバラに分解しないでそのまま現
場で施工することが可能であり、便利である。しかも、
接合管3に逸脱方向の力が作用すると、アーム7,7の
一端側がユニオンナット9の端面に係合し、他端側はフ
ック13,13が止輪2のフランジ14,14に係合す
るので接合管3は外れない構造となっている。
ット継手用管離脱防止金具28の技術を特願平9−34
712号として既に出願済みである。この金具28は、
図6に示す先願技術の係止リング6の使用を廃止し、ユ
ニオンナット9とアーム7とを一体的に連結し、アーム
先端のフック13とユニオンナット9の端面との間に止
輪2が位置するようにしたものである。
図6に示す先願技術に係る管離脱防止金具1は、工場で
組み立てて仮締したセット状態で出荷し、これをバラバ
ラに分解しないでそのまま現場で施工するようにしてい
るが、止輪2と、ユニオンナット9と、継手本体8等の
ユニットが係止リング6及びアーム7を介して仮止めさ
れているだけである。そのため、現場において、施工す
るに際し、止輪2の中心が係止リング6及びアーム7の
遊びの分だけ図6の図(A)及び図(B)の下方へズレ
落ち、接合管3の挿入がうまくできないという欠点があ
った。このため、止輪2を下方から支えてその中心位置
をユニオンナット9やパッキン12等の中心位置と心合
わせをした後、接合管3を挿入しなければならず、心合
わせを行う作業が煩わしかった。
ては、接合管3が硬質塩化ビニール管や鋼管等のよう
に、硬質管である場合には問題はないけれども、接合管
3が軟質ポリエチレン管等のように、軟質管の場合で、
しかも30mm以下の小径管の場合には、次のような欠
点があった。すなわち、ユニオンナット9の締結は、ア
ーム7,7どうしの間へスパナやパイプレンチ等を装入
して行わなければならないが、アーム7,7がユニオン
ナット9の外周面へ覆い被さっている状態であり、しか
も、小径管のためにアーム7,7どうしの間隔が極めて
狭く、前記スパナやパイプレンチ等の工具がアーム7,
7と干渉し、締結動作がスムーズに行えないという問題
があった。
9の手締め作業が、やはりアーム7,7が邪魔になり、
し難いという欠点があった。更には、係止リング6は、
不良率が高く、鋳造するのが難しい上に、結果としてコ
スト的にも高価になるという欠点があった。
っては、パイプレンチ等でユニオンナット9を増し締め
した時、止輪2の締付ボルト4及びナット5がユニオン
ナット9と共に回転するため、狭い箇所での接合工事の
場合、作業員の目で見えない位置で止まってしまうこと
があり、ボルト4及びナット5の締め付けを手探りで行
う必要があった。しかも、場合によっては締め付け忘れ
を発生させることがあり、目視で施工作業の完了を確実
に確認することができ難く、管離脱防止の本来の機能を
達成しているかという点で不安があった。例えば、締付
工具としてのスパナが入らない壁際等の狭い箇所では、
パイプレンチでユニオンナット9を増し締めした後、止
輪2を手前側まで回転させてスパナでボルト4及びナッ
ト5を締め付けなければならず、極めて作業性の悪いも
のであった。
に鑑みて本出願人が先に出願した技術を更に改良したも
のであって、接合管の挿入作業が容易で、スパナやパイ
プレンチ等の工具がアームと干渉することがなく、しか
も締め付けに最適な位置に止輪のボルト及びナットがく
るようにセットできる伸縮可撓の機能を持った管離脱防
止装置及びこれに使用するプラスチックリングを提供せ
んとするものである。
た請求項1の手段は、外周面に雄ねじを刻設した受口部
を有する管又は継手本体に、無ねじの接合管を挿入し、
環状のゴムパッキンを挿嵌介在せしめてユニオンナット
を前記受口部に螺合緊締する構造の管継手において、円
周上の途中が切欠され、ユニオンナットよりも後端側の
接合管に外嵌装着されてボルト及びナットにより緊締さ
れる止輪と、該止輪に一体的に形成され、前記ユニオン
ナットに設けた環状凹部に係合するアームと、前記ユニ
オンナットの環状凹部に外嵌装着され、前記アームを保
持するプラスチック製のリングとで構成したことを特徴
とするユニオンナット継手用管離脱防止装置である。
グが、ユニオンナットの環状凹部に外嵌装着された状態
で止輪のアームを保持することができる。プラスチック
製のリングは自己弾性を利用して外嵌装着できるので、
遊びを設ける必要がない。そのため、止輪の中心位置が
ズレることなく、これを保持することが可能であり、現
場での接合管の挿入作業が容易である。またユニオンナ
ットと止輪は、自由に回転できるため、ユニオンナット
がどの位置で止まっても、止輪のボルト及びナットの位
置を最適な位置に持ってくることが可能となった。
凹部が接合管よりの位置に形成され、ナット部は外部に
露呈していることを特徴とする請求項1に記載のユニオ
ンナット継手用管離脱防止装置である。ユニオンナット
のナット部が外部に露呈しているので、工具がアーム等
と干渉することがなく、締結作業が容易である。
エチレン等の樹脂材料で環状に形成され、内周面側に複
数個の抜け止め用の凸起片を有し、円周上の途中に止輪
のアーム部に外嵌係合する保持用のポケット部が形成さ
れているユニオンナット継手用プラスチックリングであ
る。このプラスチックリングは、ユニオンナットの環状
凹部へ外嵌装着した状態で、前記凸起片が環状凹部の底
面へ当接し、プラスチックリングの中心をユニオンナッ
トの中心に一致させる。そのため、プラスチックリング
のポケット部を止輪のアームに係合させて止輪を保持し
た場合、止輪の中心がユニオンナット等の中心位置と一
致するようになり、接合管の挿入作業が容易である。
す実施の形態に基づいて説明すると次の通りである。な
お、従来の場合と同一符号は同一部材である。図1〜図
4は本発明の一実施の形態に係るユニオンナット継手用
の管離脱防止装置18を示すものである。この管離脱防
止装置18は、止輪19とユニオンナット20とを連結
するためのアーム21,21が止輪19に一体的に鋳造
成形されている。止輪19は、円周上の一部が切りかか
れたC字状をなしており、前記アーム21,21はこの
止輪19の円周上の対向する位置に二個一対で配置さ
れ、先端に内径方向へ突出するフック22が形成されて
いる。
と一体的に鋳造成形することにより、図6に示す従来の
係止リング6を省略することが可能であり、またその製
造は止輪19の製造と同時に行うことができるので、鋳
造作業を一つ省略することが可能である。なお、止輪1
9の内周面側には、接合管3(図6参照)の外周面への
食い込みをよくするための鋸歯状の滑り止め部19aが
形成されている。
の端面側には、前記アーム21,21のフック22と係
合するための環状の凹部23が形成されている。そし
て、前記フック22の内径寸法は、環状凹部23を構成
する端面寄り凸部24の外径寸法よりも小さく設定され
ており、環状凹部23の外径寸法よりも大きく設定され
ている。
オンナット20の前記環状凹部23に、図5の図(A)
及び図(B)に示すプラスチックリング25を外嵌装着
するようにしている。プラスチックリング25は、繰り
返し使用が可能な硬質ポリエチレン等の合成樹脂材料で
平板のリング状に形成され、内周面側の複数箇所(図面
では六ヶ所)に内径方向へ突出する凸起片26が形成さ
れており、また円周上の前記アーム21,21に対向す
る位置には、当該アーム21,21のフック22の部分
へ外嵌装着され、これを保持するためのポケット部2
7,27が形成されている。プラスチックリング25の
本体部分の内径寸法は、前記ユニオンナット20の端面
寄り凸部24の外径寸法よりも大きく設定されており、
凸起片26の内径寸法は、端面寄り凸部24の外径寸法
よりも小さく、且つ環状凹部23の外径寸法と同じか又
は同程度に設定されている。
用管離脱防止装置18は、工場で鋳造成形された後、仮
組み立てられ、この状態で出荷される。仮組み立ては、
先ず、ユニオンナット20の環状凹部23にプラスチッ
クリング25を外嵌装着する。このとき、プラスチック
リング25の凸起片26の内径寸法は、ユニオンナット
20の端面寄り凸部24の外径寸法よりも小さく設定さ
れており、装着方向とは逆の方向へ凸起片26の先端側
が弾性変形して前記凸部24を乗り越え、環状凹部23
へ達した後は、自ら復帰して環状凹部23の底面と当接
する。従って、プラスチックリング25は、ユニオンナ
ット20の環状凹部23へ外嵌装着された後は、ユニオ
ンナット20等の軸心線と一致する。
状態の止輪19を準備し、止輪19に一体成形されたア
ーム21,21の先端側のフック22が、ユニオンナッ
ト20の環状凹部23の直上に位置するように配置す
る。そして、この状態から止輪19を図1の紙面に対し
て垂直方向へ降ろし、アーム先端のフック22がユニオ
ンナット20の環状凹部23へ係合するようにする。然
る後は、プラスチックリング25のポケット部27,2
7を図1の符号Aで示す方向へ弾性変形させ、アーム先
端のフック22を変形した状態のポケット部27,27
の内部へ嵌合させるようにする。嵌合した後は、ポケッ
ト部27,27を解放し、自己弾性力により復帰させて
ポケット部27,27をアーム先端のフック22に外嵌
装着し、当該ポケット部27,27で止輪19を保持す
るようにする。このように止輪19の装入は、上方から
降ろすだけの単純な作業であり、簡単且つ迅速に行うこ
とが可能である。これにより、止輪19から手を放した
としても、プラスチックリング25のポケット部27,
27により保持されることになり、止輪19が脱落する
ことはない。またプラスチックリング25に保持された
状態の止輪19は、その中心線が管継手の軸心線と一致
している。
ッキン12を装入し、これらの全体を継手本体8へ螺着
する。つまり、ユニオンナット20を継手本体8の外周
面に形成された螺子部へ螺着させる。なお、パッキン1
2の装入は、止輪19をユニオンナット20へ装入する
以前に行っておいてもよく、どちらであってもよい。こ
れにより、管離脱防止装置18の仮組立が完了し、工場
からこの状態で出荷される。この仮組立の状態にあって
は、管継手を構成する各部材がバラバラになることはな
い。
止装置18に対して接合管3を挿入する。挿入は、接合
管3の先端側の挿口を、止輪19、ユニオンナット2
0、パッキン12へ挿通させて継手本体8内へ到達させ
る。然る後は、ユニオンナット20をスパナ又はパイプ
レンチ等で水密性に必要な最低締付トルクまで締め付け
たことを確認した後、止輪19の締結部が締め易い位置
(前記締結部が上方になる位置)に来るようにこれを締
め付けに伴って回動させた後、増締めをする。最後に止
輪19を締結する。止輪19の締結は、接合管3に対す
る軸方向の位置決めと、ボルト締結部の向き(図1〜図
3に示すように上方へ位置させる)とを決定した後、ボ
ルト4とナット5とを本締めし、止輪19の内周面刻設
した鋸歯19aを接合管3の外周面へ食い込ませて滑り
止め機能を発揮するように行えばよい。これにより、接
合管3は、フック22が環状凹部23の中で移動できる
範囲内で、伸縮可撓することが可能である。
装置18は、施工後にこれを分解して再組立を行う場合
であっても、そのままプラスチックリング25を利用し
て仮組立することができ、繰り返し使用が可能である。
従って、繰り返し使用が予測される災害時の仮設の設備
として極めて有効である。
限定されるものではなく、例えば、プラスチックリング
25のポケット部27の数や形状並びに位置は、フック
22の設置数や形状に対応させたり、ボルト4及びナッ
ト5の位置と干渉しない反対側の位置等に設けるように
適宜変更して設ければよい。またプラスチックリング2
5の抜止用の凸起片26の数は、抜止を実現できるよう
な数であればよく、また凸起片26の形状は連続した波
型であっても良く、部分的に形成したもの、連続的に形
成したものに単に切り込みを入れただけのもの等の適宜
の変更が可能である。
外周面に雄ねじを刻設した受口部を有する管又は継手本
体に、無ねじの接合管を挿入し、環状のゴムパッキンを
挿嵌介在せしめてユニオンナットを前記受口部に螺合緊
締する構造の管継手において、円周上の途中が切欠さ
れ、ユニオンナットよりも後端側の接合管に外嵌装着さ
れてボルト及びナットにより緊締される止輪と、該止輪
に一体的に形成され、前記ユニオンナットに設けた環状
凹部に係合するアームと、前記ユニオンナットの環状凹
部に外嵌装着され、前記アームを保持するプラスチック
製のリングとで構成したから、プラスチック製のリング
が、ユニオンナットの環状凹部に外嵌装着された状態で
止輪のアームを保持することができる。
して外嵌装着できるので、遊びを設ける必要がない。そ
のため、止輪の中心位置がズレることなく、これを保持
することが可能であり、工場で仮組立したままの状態で
現場での接合管の挿入作業ができ、施工作業性に極めて
優れている。また狭い箇所でも止輪を目視により直接確
認しながら且つ締め易い位置に回転させて締め付けるこ
とができ、締め忘れも防止できる。更には、締付完了を
目視で確認することもでき、管離脱防止の確実性の向上
が図れる。
が接合管よりの位置に形成され、ナット部は外部に露呈
しているので、工具がアーム等と干渉することがなく、
締結作業が容易である。
ラスチックリングは、ポリエチレン等の樹脂材料で環状
に形成され、内周面側に複数個の抜け止め用の凸起片を
有し、円周上の途中に止輪のアーム部に外嵌係合する保
持用のポケット部が形成されている。これにより、ユニ
オンナットの環状凹部へ外嵌装着した状態で、前記凸起
片が環状凹部の底面へ当接し、プラスチックリングの中
心をユニオンナットの中心に一致させることができる。
そのため、プラスチックリングのポケット部を止輪のア
ームに係合させて止輪を保持した場合、止輪の中心がユ
ニオンナット等の中心位置と一致するようになり、接合
管の挿入作業が容易である。また従来のように、不良率
が高く、鋳造するのが難しい係止リングを必要としない
ので、コスト的に安価に製品を提供できるという利点も
ある。
平面図である。
側面図である。
正面図である。
半分を示す縦断面図である。
グを示すものであり、図(A)は正面図、図(B)は底
面図である。
(A)はその半縦断面図、図(B)は締結後の状態を示
す正面図である。
図(A)はその半縦断面図、図(B)は締結後の状態を
示す正面図である。
止装置、19…止輪、20…ユニオンナット、21…ア
ーム、22…フック、23…環状凹部、25…プラスチ
ックリング、26…凸起片、27…ポケット部
Claims (3)
- 【請求項1】外周面に雄ねじを刻設した受口部を有する
管又は継手本体に、無ねじの接合管を挿入し、環状のゴ
ムパッキンを挿嵌介在せしめてユニオンナットを前記受
口部に螺合緊締する構造の管継手において、円周上の途
中が切欠され、ユニオンナットよりも後端側の接合管に
外嵌装着されてボルト及びナットにより緊締される止輪
と、該止輪に一体的に形成され、前記ユニオンナットに
設けた環状凹部に係合するアームと、前記ユニオンナッ
トの環状凹部に外嵌装着され、前記アームを保持するプ
ラスチック製のリングとで構成したことを特徴とするユ
ニオンナット継手用管離脱防止装置。 - 【請求項2】環状凹部が接合管よりの位置に形成され、
ナット部は外部に露呈していることを特徴とする請求項
1に記載のユニオンナット継手用管離脱防止装置。 - 【請求項3】ポリエチレン等の樹脂材料で環状に形成さ
れ、内周面側に複数個の抜け止め用の凸起片を有し、円
周上の途中に止輪のアーム部に外嵌係合する保持用のポ
ケット部が形成されているユニオンナット継手用プラス
チックリング。
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- 2002-01-18 JP JP2002009654A patent/JP3531147B2/ja not_active Expired - Lifetime
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