JP2016080129A - 離脱防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体管の受口部と流体管の挿口部との間に芯ずれがあっても、受口部と挿口部に対して容易に位置合わせして組立てることができ、複数の係止部を均等に挿口部に固定することができる離脱防止装置を提供すること。
【解決手段】流体管に形成された受口部2、該受口部2に挿入される他の流体管の挿口部3、受口部2と挿口部3との間に配置されたシール材4及び挿口部3に外嵌される押輪5を有し、押輪5によりシール材4が管軸方向に押圧され、受口部2と挿口部3とが密封状に接続される接続構造体8に外嵌される流体管同士の離脱を防止する離脱防止装置1であって、挿口部3の外周面に係止される係止部14と、挿口部3に対する受口部2の移動を規制する移動規制部12と、を備え、移動規制部12及び係止部14は環状に形成されるとともに、当接して連結される。
【選択図】図4

Description

本発明は、流体管の抜け出しを防止する離脱防止装置に関する。
一般的に、互いに接続される一方の流路構成部材である流体管の受口部に対し、他方の流路構成部材である流体管の挿口部を挿入する流路構成部材の接続構造体は、受口部の内周面と挿口部の外周面との間に周方向に沿って配置されたシール材を備え、挿口部側に外嵌される押輪と受口部側のフランジとのボルト・ナット締結により、押輪によりシール材が管軸方向に押圧され、シール材が受口部の内周面と挿口部の外周面とに密着して、受口部と挿口部とが密封状に接続されるようになっている。
しかしながら、このような接続構造体は、受口部側の流体管と挿口部側の流体管とがシール材の弾性復帰力及び摩擦力のみで接続される態様であるため、地震等による不測の外力が加わった場合、受口部側の流体管と挿口部側の流体管とが離脱してしまう虞があった。そこで、前述した接続構造体に外嵌するとともに、前記挿口部の外周面に固定可能な係止部と、前記挿口部に対する前記受口部の移動を規制する固定部(移動規制部)と、を備えた流体管同士の離脱を防止する移動防止手段(離脱防止装置)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−27215号公報(第5頁、2図、3図)
しかしながら、特許文献1の移動防止手段を、既設流体管の接続構造体の耐震化のために追加設置する場合においては、地盤沈下等により流体管の受口部と挿口部との間に芯ずれが生じ、接続構造体の部分で折れ曲がったような状態となっている場合がある。このため、受口部と挿口部に対し移動防止手段を位置調整することが困難となるばかりか、周方向に配置された複数の係止部と挿口部との距離にバラツキが生じて、複数の係止部を挿口部にほぼ均等に食い込ませることができないという問題があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、流体管の受口部と流体管の挿口部との間に芯ずれがあっても、受口部と挿口部に対して離脱防止装置を容易に位置合わせして組立てることができ、複数の係止部をほぼ均等に食い込ませて挿口部に固定することができる離脱防止装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の離脱防止装置は、
流体管に形成された受口部、該受口部に挿入される他の流体管の挿口部、前記受口部と前記挿口部との間に配置されたシール材及び前記挿口部に外嵌される押輪を有し、前記押輪により前記シール材が管軸方向に押圧され、前記受口部と前記挿口部とが密封状に接続される接続構造体に外嵌される流体管同士の離脱を防止する離脱防止装置であって、前記挿口部の外周面に係止される係止部と、前記挿口部に対する前記受口部の移動を規制する移動規制部と、を備え、前記移動規制部及び前記係止部は環状に形成されるとともに、当接して連結されることを特徴としている。
この特徴によれば、環状の移動規制部を流体管の受口部に外嵌し、環状の係止部を流体管の挿口部に外嵌して、互いに位置を調整した後で、移動規制部及び係止部を当接、連結することができるので、受口部と挿口部に対して離脱防止装置を容易に位置調整して組立てることができる。
本発明の離脱防止装置は、
前記移動規制部及び前記係止部は面当接可能な当接面を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、移動規制部及び係止部は面当接可能な当接面を利用して互いに位置を調整できるので、受口部と挿口部に対して離脱防止装置を容易に位置調整して組立てることができる。
本発明の離脱防止装置は、
前記当接面は、前記接続構造体を跨ぐように突出された一対の接続片に形成され、該接続片は挿通孔を有し、前記移動規制部及び前記係止部は前記挿通孔を挿通する連結部材によって連結されることを特徴としている。
この特徴によれば、当接面は接続構造体を跨ぐように突出された一対の接続片に形成され、該一対の接続片の挿通孔に連結部材を挿通して連結するので、連結による移動規制部及び係止部への影響を抑えることができる。
本発明の離脱防止装置は、
前記係止部は、複数の爪部材と、該爪部材を押圧する押圧部材と、を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、係止部は複数の爪部材をそれぞれ押圧部材によって押圧できるので、爪部材を流体管の挿口部に均等に食い込ませて係止させることができる。
本発明の離脱防止装置は、
前記移動規制部及び前記係止部は、径方向に相対移動させて位置調整可能であることを特徴としている。
この特徴によれば、移動規制部と係止部とは、径方向に相対移動させて位置調整できるので、受口部と挿口部に対して離脱防止装置を容易に位置調整して組立てることができる。
本発明の離脱防止装置は、
前記移動規制部と前記係止部との間に配置して位置調整する介設部材を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、移動規制部と係止部との間に配置して位置調整する介設部材を備えるので、受口部と挿口部に対して離脱防止装置を容易に位置調整して組立てることができる。
実施例における離脱防止装置を示す平面図である。 図1のA方向矢視図である。 図1のB方向矢視図である。 図2のC−C断面図である。 互いに芯ずれした受口部及び挿口部に対し、移動規制部及び係止部の位置を調整して離脱防止装置を取付けた状態を示す一部側断面図である。 互いに芯ずれした受口部及び挿口部に対し、他の位置調整方法により移動規制部及び係止部の位置を調整して離脱防止装置を取付けた状態を示す一部側断面図である。 互いに芯ずれした受口部及び挿口部に対し、移動規制部と係止部との間に介設部材を配設して、移動規制部及び係止部の位置を調整して離脱防止装置を取付けた状態を示す一部側断面図である。 互いに芯ずれした受口部及び挿口部に対し、離脱防止装置の変形例を適用して、離脱防止装置を取付けた状態を示す一部側断面図である。 互いに芯ずれした受口部及び挿口部に対し、離脱防止装置の他の変形例を適用して、離脱防止装置を取付けた状態を示す一部側断面図である。 互いに芯ずれした受口部及び挿口部に対し、離脱防止装置のさらに他の変形例を適用して離脱防止装置を取付けた状態を示す一部側断面図である。
本発明に係る離脱防止装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る離脱防止装置につき、図1から図10を参照して説明する。以下、図1の紙面右側を離脱防止装置の正面側とし、図3の紙面手前を離脱防止装置の正面側として説明する。
図1に示されるように、本実施例の一方の流路構成部材である受口管2と、他方の流路構成部材である挿口管3とは、例えば、地中に埋設される上水道用のダクタイル鋳鉄製であり、管の内周面がモルタル層で被覆されている。尚、本発明に係る流体管は、その他鋳鉄、鋼等の金属製、あるいは石綿、コンクリート製、塩化ビニール、ポリエチレン若しくはポリオレフィン製等であってもよい。さらに、流体管の内周面はモルタル層に限らず、例えばエポキシ樹脂等により被覆されてもよく、若しくは適宜の材料を粉体塗装により流体管の内周面に被覆してもよい。また、本実施例では流体管内の流体は、本実施例の上水に限らず、例えば工業用水や農業用水、下水等の他、ガスやガスと液体との気液混合体であっても構わない。
図1及び図4に示されるように、受口管2は、受口形状の受口部2aと、受口部2aの端部に設けられるフランジ部2bと、を有しているとともに、挿口管3は、受口部2aに挿入される挿口部3aを有している。また、受口管2及び挿口管3は、受口部内周面2cと挿口部外周面3bとの間に全周に亘って配置された環状のシール材4を介して挿嵌されている。また、挿口部外周面3bには、一体あるいは複数に分割された円弧状の部材を接続してなる環状の押輪5が外嵌設置されており、この押輪5は、フランジ部2b側に突出する押圧部5aを有しているとともに、フランジ部2bに対して複数のT頭ボルト6、6、…及びナット7、7、…により連結されている。
シール材4を介して挿嵌された受口管2及び挿口管3は、T頭ボルト6、6、…及びナット7、7、…を緊締して押輪5とフランジ部2bとを接近させることにより、押圧部5aがシール材4を押圧するようになっており、シール材4が受口部内周面2cと挿口部外周面3bとに密着して密封状に接続されている。そして、受口部2a、挿口部3a、シール材4、押輪5、複数のT頭ボルト6、6、…及びナット7、7が接続構造体8を構成する。
図1ないし図4に示されるように、離脱防止装置1は、挿口部3aに対する受口部2aの移動を規制する移動規制部12と、挿口部外周面3bに係止される係止部14と、複数のT頭ボルト81、81、…、複数のナット82、82、…を備え、移動規制部12及び係止部14は、複数のT頭ボルト81、81、…、ナット82、82、…により当接、連結されて、受口部2aは挿口部3aに対して移動が規制され、密封状に接続された受口管2及び挿口管3が管軸方向に離脱することを防止するものである。以下、移動規制部12、係止部14について説明する。
図1ないし図3に示されるように、移動規制部12は、受口部2aに外嵌される環状壁部12f、接続構造体8に外嵌される環状部材12aと、該環状部材12aから接続構造体8を跨ぐように形成された複数の第1接続片12c、12c、…、各第1接続片12cに形成された第1挿通孔12eを有する。
一方、図1、図2、図4に示されるように、係止部14は、挿口部外周面3bに外嵌される環状の係止環状部14aと、該係止環状部14aから接続構造体8を跨ぐように形成された複数の第2接続片14c、14c、…と、該第2接続片14cに形成された第2挿通孔14e、係止環状部14aの挿口部外周面3bに対向する内周面には、挿口部外周面3bに向けて開口し、周方向に延びる凹部が周方向に所定間隔離間して形成されている。各凹部には複数の爪部材15、15、…が収納され、係止環状部14aに螺合された複数の押圧部材16、16、…を螺進させることによって、各爪部材15は径方向内側に押圧され挿口管外周面3bに食い込み、係止部14は挿口管3に係止される。
そして、図1及び図4に示されるように、第1挿通孔12eと第2挿通孔14eにT頭ボルト81を挿通して、T頭ボルト81、ナット82を締付けることにより、移動規制部12の複数の第1当接面12d、12d、…と係止部14の複数の第2当接面14d、14d、…とが当接し、移動規制部12と係止部14とが一体化する。なお、第1接続片12cは、正面視にて3方を壁部で囲まれる凹部を有し、該凹部にT頭ボルト81の頭部が収容され、T頭ボルト81は第1接続片12cの壁部によって、締付け時の回動が規制される(図3参照)。
また、移動規制部12は、ダクタイル鋳鉄製で、図3に示されるように、移動規制部12は分割部材12U、12Lの2分割に構成され、複数のボルト・ナット83、83、…により連結され環状に形成されている。同じく、図2に示されるように、係止部14も、ダクタイル鋳鉄製で、分割部材14U、14Lの2分割に構成され、複数のボルト・ナット84、84、…により連結され環状に形成されている。なお、本実施例の離脱防止装置1の移動規制部12、係止部14は、それぞれ2分割構成となっているが、3分割以上の分割部材により環状に形成されていてもよい。なお、移動規制部12、係止部14は、鋼等の他の金属、又は樹脂から構成してもよい。
次に、離脱防止装置1の組立て手順を図1ないし図4を参照して説明する。最初に、移動規制部12と係止部14の仮組工程を行う。受口部2aの周囲に移動規制部12の分割部材12U、12Lを配置し、ボルト・ナット83、83、…を締付け分割部材12U、12Lを環状に組立てる。同じく、挿口部外周面3bに係止部14の分割部材14U、14Lを配置し、ボルト・ナット84、84、を締付け、分割部材12U、12Lを環状に組立てる。この状態で、分割部材12の第1挿通孔12eと係止部14の第2挿通孔14eにT頭ボルト81、81、…を挿通して、T頭ボルト81、81、…、ナット82、82、…を仮締めして、移動規制部12の複数の第1当接面12d、12d、…と係止部14の複数の第2当接面14d、14d、…とを軽く当接させる。
つぎに、移動規制部12と係止部14の位置調整工程を行う。移動規制部12の複数の第1当接面12d、12d、…と係止部14の複数の第2当接面14d、14d、…とがほぼ全周で当接するように移動規制部12と係止部14の径方向位置、傾きを調整する。
続いて、本締め工程を行う。T頭ボルト81、81、…、ナット82、82、…を締付け、移動規制部12の複数の第1当接面12d、12d、…を係止部14の複数の第2当接面14d、14d、…に強固に当接させて、移動規制部12と係止部14とを一体に組立てる。
最後に、係止工程を行う。係止部14に螺合された複数の押圧部材16、16、…をほぼ均等に螺進させ、各爪部材15を挿口管外周面3bに食い込ませ、係止部14を挿口管3に係止する。このように移動規制部12、係止部14は、分割構成のため大口径の流体管に適用する場合でも、組立てや位置合わせが容易となる。なお、上記組立て手順において、本締め工程の後に係止工程を行っているが、係止工程の後に本締め工程を行うようにしてもよい。
しかしながら、既設流体管に設けられた接続構造体に離脱防止装置1を追加設置する場合等においては、地盤沈下等の影響により、図5に示されるように、受口管2の管軸C2と挿口管3の管軸C3が一致せず、移動規制部12と係止部14の位置調整を十分に行うことができない場合がある。このように位置調整が不十分な状態で係止工程、本締め工程を行うと、移動規制部12の複数の第1当接面12d、12d、…と係止部14の複数の第2当接面14d、14d、…は、強く当接する部分と、当接せず隙間が生じてしまう部分が発生し、移動規制部12と係止部14を締付ける複数のT頭ボルト81、81、…の締付け力が不均等になる虞がある。さらには、受口管2側の管軸C2と挿口管3側の管軸C3との芯ずれにより、周方向に配置された複数の爪部材15、15、…と挿口部外周面3bとの距離が不均一になるため、複数の爪部材15、15、…を挿口管外表面3bにほぼ均等に食い込ませることができない。
本発明の離脱防止装置1は、移動規制部12と係止部14とが管軸方向に互いに分離独立した環状部材に構成されているので、互いに相対位置を調整後、複数のT頭ボルト81、81、…、ナット82、82、…の締付けにより、移動規制部12の複数の第1当接面12d、12d、…と係止部14の複数の第2当接面14d、14d、…とを強固に当接させることができるので、流体管の受口部2aと流体管の挿口部3aとの間に芯ずれがあっても、受口部2aと挿口部3aに対して離脱防止装置1を容易に位置調整して組立てることができる。
たとえば、図5に示されるように、移動規制部12と係止部14の位置調整工程において、移動規制部12の第1当接面12dを挿口管3の管軸C3に略垂直になるように移動規制部12の傾きを調整する。このように、移動規制部12の傾きを調整することで、係止部14は移動規制部12の傾きに合わせて径方向の位置を調整するだけで、移動規制部12の第1当接面12dと係止部14の第2当接面14dとをほぼ全周にわたって当接させることができる。
また、図5において係止部工程を行う際にも、受口管2の管軸C2と挿口管3の管軸C3との芯ずれにより、周方向に配置された複数の爪部材15、15、…(図5に図示せず)と挿口部外周面3bとの距離が不均一であっても、移動規制部12の第1当接面12dは挿口管3の管軸C3に略垂直になるように調整されている。したがって、係止部14は挿口管3に対し大きく傾くことなく、複数の押圧部材16、16、…によって各爪部材15は独立して押圧できるので、複数の爪部材15、15、…(図5に図示せず)は挿口管外表面3bにほぼ均等に食い込み、挿口管3を全周にわたって均等に係止することができる。
また、図6に示されるように、T頭ボルト81と移動規制部12の第1挿通孔12e及び係止部14の第2挿通孔14eとの隙間寸法を大きく設定し、この隙間を利用して位置調整工程を行うこともできる。移動規制部12の第1当接面12dを略鉛直になるように位置を調整し、つぎに第1挿通孔12e及び第2挿通孔14eとT頭ボルト81との隙間寸法を利用して、移動規制部12の第1当接面12dと係止部14の第2当接面14dとが全周にわたって当接するように、係止部14の第2当接面14dの傾き及び径方向位置を調整して、移動規制部12の第1当接面12dと係止部14の第2当接面14dとをほぼ全周にわたって当接させることができる。
さらに、受口管2の管軸C2と挿口管3の管軸C3との芯ずれがさらに大きく、移動規制部12の第1挿通孔12e及び係止部14の第2挿通孔14eとT頭ボルト81との隙間を大きく設定しても、移動規制部12と係止部14との位置調整が困難な場合には、図7に示されるように、移動規制部12と係止部14との間に介設部材18を配置して位置調整工程を行うこともできる。移動規制部12の第1当接面12dを略鉛直になるように傾きを調整し、つぎに移動規制部12と係止部14との間に介設部材18を配置することによって、移動規制部12と係止部14との傾きを調整するとともに、第1挿通孔12e及び第2挿通孔14eとT頭ボルト81との隙間寸法を利用して、移動規制部12と係止部14の径方向位置を調整することによって、移動規制部12の第1当接面12dと係止部14の第2当接面14dとをほぼ全周にわたって当接させることができる。
このように、本発明の離脱防止装置1は、受口管2側の管軸C2と挿口管3側の管軸C3が一致していない場合でも、受口部と挿口部に対して離脱防止装置を容易に位置調整して組立てることができる。なお、図5ないし図7に示した移動規制部12と係止部14の位置調整の方法は、それぞれ単独で使用することもできるし、組み合わせて位置調整することができるのはいうまでもない。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、図8に示されるように、移動規制部22が係止部24を外嵌するように構成して、第1接続片22cの第1当接面22d及び第2接続片24cの第2当接面24dを当接させてもよい。このようにすることで、受口管2と挿口管3との離脱方向の外力が作用しても、当該外力は移動規制部22と係止部24との面当接によって保持されるので、第1挿通孔22e、第2挿通孔24eに挿通されたT頭ボルト81に加わる力を低減することができる。
また、図9に示されるように、係止部34が移動規制部32を外嵌するように構成して、第1接続片32cの第1当接面32d及び第2接続片34cの第2当接面34dを当接させてもよい。このようにすることで、受口管2と挿口管3との離脱方向の外力が作用しても、当該外力は移動規制部32と係止部34との面当接によって保持されるので、第1挿通孔32e、第2挿通孔34eに挿通されたT頭ボルト81に加わる力を低減することができる。
さらに、図10に示されるように、係止部44と移動規制部42とをバヨネット結合により連結して、第1当接面42d及び第2当接面44dを当接させ、T頭ボルト81を使用することなく、受口管2と挿口管3との離脱方向の外力を係止部44と移動規制部42とによって保持することができる。
1 離脱防止装置
2 受口管(流体管)
2a 受口部
3 挿口管(流体管)
3b 挿口部
4 シール材
5 押輪
8 接続構造体
12 移動規制部
14 係止部
12c、14c 第1接続片、第2接続片(接続片)
12d、14d 第1当接面、第2当接面(当接面)
12e、14e 第1挿通孔、第2挿通孔(挿通孔)
15 爪部材
16 押圧部材
18 介設部材
22 移動規制部
24 係止部
22c、24c 第1接続片、第2接続片(接続片)
22d、24d 第1当接面、第2当接面(当接面)
22e、24e 第1挿通孔、第2挿通孔(挿通孔)
32 移動規制部
34 係止部
32c、34c 第1接続片、第2接続片(接続片)
32d、34d 第1当接面、第2当接面(当接面)
32e、34e 第1挿通孔、第2挿通孔(挿通孔)
42 移動規制部
44 係止部
42d、44d 第1当接面、第2当接面(当接面)
81 T頭ボルト(連結部材)
82 ナット(連結部材)

Claims (6)

  1. 流体管に形成された受口部、該受口部に挿入される他の流体管の挿口部、前記受口部と前記挿口部との間に配置されたシール材及び前記挿口部に外嵌される押輪を有し、前記押輪により前記シール材が管軸方向に押圧され、前記受口部と前記挿口部とが密封状に接続される接続構造体に外嵌される流体管同士の離脱を防止する離脱防止装置であって、前記挿口部の外周面に係止される係止部と、前記挿口部に対する前記受口部の移動を規制する移動規制部と、を備え、前記移動規制部及び前記係止部は環状に形成されるとともに、当接して連結されることを特徴とする離脱防止装置。
  2. 前記移動規制部及び前記係止部は面当接可能な当接面を備えることを特徴とする請求項1に記載の離脱防止装置。
  3. 前記当接面は、前記接続構造体を跨ぐように突出された一対の接続片に形成され、該接続片は挿通孔を有し、前記移動規制部及び前記係止部は前記挿通孔を挿通する連結部材によって連結されることを特徴とする請求項2に記載の離脱防止装置。
  4. 前記係止部は、複数の爪部材と、該爪部材を押圧する押圧部材と、を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の離脱防止装置。
  5. 前記移動規制部及び前記係止部は、径方向に相対移動させて位置調整可能であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の離脱防止装置。
  6. 前記移動規制部と前記係止部との間に配置して位置調整する介設部材を備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の離脱防止装置。
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