JP2010242798A - 移動防止手段 - Google Patents

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Abstract

【課題】両口管の相対移動を確実に防止する移動防止手段を提供すること。
【解決手段】移動防止手段は、挿口部12の周方向に沿って弧状に形成され、挿口部12の外周面と係止する係止部20と、挿口部12が挿入される付属部品15に形成され、挿口部12の外周面に向けて開口し係止部20を内部に収容する凹部16と、付属部品15に設けられ、係止部20を挿口部12の径方向に押圧するボルト7とを備え、係止部20は、挿口部12の外周面と係止する第1爪と、該第1爪に対して軸方向に離間して挿口部12の外周面と係止する第2爪とを有し、凹部16内にて傾動し、第1爪若しくは第2爪が挿口部12の外周面に食い込むように、凹部16に収容されており、係止部20は、周方向に略対称形状であるとともに、軸方向にも略対称形状であり、ボルト7は、係止部20における周方向の略中央位置、かつ軸方向の略中央位置、を径方向に押圧する。
【選択図】図3

Description

本発明は、挿口管の挿口部の周方向に沿って弧状に形成され、挿口部の外周面と係止する係止部と、挿口部が挿入される受口管の受口部に形成され、挿口部の外周面に向けて開口し係止部を内部に収容する凹部と、受口部に設けられ、係止部を挿口部の径方向に押圧する押圧部とを備え、両口部の相対移動を防止する移動防止手段に関する。
従来の移動防止手段は、分割部材であって、挿口管の挿口部の周方向に沿って弧状に形成され、該挿口部の外周面と係止する係止部と、挿口部の外周面に向けて開口し係止部を内部に収容する凹部と、を備え、係止部が、凹部の内底面に押圧されることで、挿口部の外周面に食い込み、両口管の相対移動を防止している。
この種の移動防止手段において、挿口部の外周面と係止する第1爪と、該第1爪と軸方向に離間して挿口部の外周面と係止する第2爪と、を有する係止部が凹部内にて傾動し、第1爪若しくは第2爪が挿口部の外周面に食い込むことで、軸方向において両方向とも移動防止しているものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−292268号公報(第6頁、第2図)
特許文献1に記載の移動防止手段にあっては、係止部が挿口部を径方向に押圧する箇所によって、係止部の端部に径方向に押圧力を十分に作用させることができないため、両口管が相対移動してしまう虞がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、両口管の相対移動を確実に防止する移動防止手段を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の移動防止手段は、
挿口管の挿口部の周方向に沿って弧状に形成され、該挿口部の外周面と係止する係止部と、前記挿口部が挿入される受口管の受口部に形成され、前記挿口部の外周面に向けて開口し前記係止部を内部に収容する凹部と、前記受口部に設けられ、前記係止部を前記挿口部の径方向に押圧する押圧部とを備え、前記両口部の相対移動を防止する移動防止手段であって、
前記係止部は、前記挿口部の外周面と係止する第1爪と、該第1爪に対して軸方向に離間して前記挿口部の外周面と係止する第2爪とを有し、前記凹部内にて傾動し、前記第1爪若しくは前記第2爪が前記挿口部の外周面に食い込むように、前記凹部に収容されており、
前記係止部は、前記周方向に略対称形状であるとともに、前記軸方向にも略対称形状であり、
前記押圧部は、前記係止部における前記周方向の略中央位置、かつ前記軸方向の略中央位置、を径方向に押圧することを特徴としている。
この特徴によれば、押圧部が、周方向に略対称形状である係止部における周方向の略中央位置を径方向に押圧することで、押圧部が、径方向の押圧力を、係止部の周方向の略中央位置から両端部側にかけて略対称に分散できるため、両口部の相対移動を確実に防止することができる。また、係止部が軸方向に略対称形状であり、押圧部が係止部の軸方向の略中央位置に径方向に押圧することで、押圧部が、径方向の押圧力を、係止部の軸方向の略中央位置から両端部側にかけて略対称に分散できるため、第1爪と第2爪とが、管軸に沿って両方向とも同程度の移動防止機能を発揮させることができるばかりか、係止部が傾動しても、押圧部が、係止部との当接状態を常に維持し、係止部を径方向に確実に押圧することができる。
本発明の移動防止手段は、
前記係止部は前記挿口部の周方向に亘って複数配置されており、該係止部各々は略同形状であって、
前記押圧部は、前記係止部各々に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、各々が略同形状の係止部が、周方向に亘って複数配置されることで、押圧部が各係止部に対して周方向に偏りなく均等に押圧することができる。
本発明の移動防止手段は、
前記凹部の内側面に、開口に向かって拡開するテーパ面が形成されていることを特徴とている。
この特徴によれば、開口に向かって拡開する凹部のテーパ面を利用して、係止部が傾動し易くなる。
本発明の移動防止手段は、
前記係止部が収容された前記凹部の前記軸方向に、所定長を有する空隙が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、係止部が、所定長を有する空隙を利用して傾動し易くなり、第1爪若しくは第2爪が流体管の外周面に容易に食込んで、更に流体管の移動防止効果が高まる。
本発明の移動防止手段は、
前記受口部は、前記受口管に対して所定のスライド長さをもって前記軸方向に離間及び近接可能に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、受口部が、受口管に対して軸方向にスライド長さ分相対移動できるため、両口管の所定長さの相対移動を許容し可動性を持たせることができる。
本発明の移動防止手段は、
前記受口部は、周方向に所定数に分割され端部同士が組付けられる分割部材から構成されており、
前記押圧部は、前記受口部の内周面に突出した突部であって、前記分割部材の端部同士が組付けられることで、前記係止部を径方向に押圧することを特徴としている。
この特徴によれば、係止部を押圧する操作を係止部個別に行う必要なく、受口部を挿口部に組み付けることを利用して、受口部の内周面に突出した突部である押圧部を係止部に押圧させることができる。
本発明の実施例における流体管の設置状況を示す平面図である。 (a)は、流体管の移動防止手段を示す一部断面図であり、(b)は、(a)のA−A断面図である。 係止部を示す説明図である。 (a)は、図2(a)の一点鎖線囲い部Eの拡大図であり、(b)、(c)、(d)は、係止部の傾動状況を経時的に示した拡大図である。 変形例1の移動防止手段を示す一部断面図である。 変形例2の移動防止手段を示す一部断面図である。 変形例3の移動防止手段を示す一部側断面図である。
本発明に係る移動防止手段を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る移動防止手段につき、図1から図4を参照して説明する。図1及び図2(a)に示されるように、本発明における流体管は、地中に埋設された上水道用の配管であって、受口管としての水道管2(曲管)の端部5と、挿口管としての水道管11(直管)の端部に形成されている挿口部12とが水密的に接続された接続箇所が構成されている。また、流体管に隣接してガス管4が設置されている。
図2(a)に示されるように、上記した接続箇所は具体的には、端部5の内周面に周方向に亘ってシール材8が水密的に取付けられており、このシール材8が挿口部12の外周面を密封している。また、端部5の外端近傍において、外周面の一部が、周方向に沿って外方に膨出する膨出部5aに形成されている。
更に、端部5と挿口部12とが接続された接続位置において、端部5に接続された挿口部12の先端面12aと、端部5の内方に形成された奥端面5cとの間が、管軸C方向に所定の長さRを持って離間している。
本実施例の流体管は、上水道管を構成しており、上水が管内を図1白抜矢印方向に流下するようになっている。また、水道管2は曲管であり、管軸Cに沿って所定に曲がる屈曲部3を有している。このような屈曲部3若しくは直線部において、流体管の内部流体の水圧や水流による不平均力或いは地震等による予測し得ない外力が作用して、例えば端部5と挿口部12との接続が外れて内部流体が漏出したり、流体管が移動して例えば隣接されたガス管4等に当接する虞が生じていた。
図2(a)、(b)に示されるように、本実施例の付属部品15は、受口管の受口部を構成するものであって、水道管2の端部5の外周面に沿って取付けられ、分割構造を有しボルトナット9により挿口部12に接続されたものである。本実施例の移動防止手段は、付属部品15に設けられ挿口部12の周方向に沿って弧状に形成され、挿口部12の外周面と係止する係止部20と、付属部品15に形成され、内周面に沿って挿口部12の外周面に向けて開口し係止部20を内部に収容する凹部16と、付属部品15に設けられ、係止部20を挿口部12の径方向に押圧する押圧部としてのボルト7と、を備えている。
図2(b)に示されるように、凹部16は、周方向に所定間隔に設けられた仕切壁15cにより区画されることで、周方向に沿って6箇所形成され、各々の凹部16は、ボルト7を螺合するボルト孔6に連通している。また、夫々の凹部16内には、係止部20が仕切壁15cとゴム体18を介して接続された状態で嵌合されている。尚、凹部及び係止部の数量については、本実施例に限られず、流体管の周方向に沿って設けられていればよい。更に、凹部16の内側面には、挿口部12側の開口に向かって拡開するテーパ面16a,16bが形成されている(図4(a)参照)。
また、付属部品15は、端部5側の端部が、端部5の膨出部5aより小径の内径を有する鉤部15aに形成されており、膨出部5aと周方向に沿って当接することで、管軸Cの一方向(図示左方向)への移動が防止されるようになっている。更に、凹部16と鉤部15aとの間に、端部5の先端面5bと略同径の環状面15bが形成されており、端部5の先端面5bと周方向に沿って当接することで、管軸Cの他方向(図示右方向)への移動が防止されるようになっている。付属部品15は、後述のように、水道管11とともに端部5に対して管軸C方向に所定長さ相対移動できるとともに、管軸Cの両方向における流体管の移動を防止するようになっている。
図2(a)及び4(a)に示されるように、係止部20は、管軸Cの一方向(図示左方向)に向けて延出し挿口部12の外周面と係止する第1爪20aと、管軸Cの他方向(図示右方向)に向けて延出し挿口部12の外周面と係止する第2爪20bとを有している。また、第1爪20aと第2爪20bとが、面Dを中心として略対称形状であって、第1爪20a若しくは第2爪20bが傾動し挿口部12の外周面に食込むように、係止部20が凹部16に収容されている。尚、第1爪20a若しくは第2爪20bは、必ずしも管軸Cの一方向若しくは他方向に向けて延出しているに限られず、管軸Cに向かって直交方向に延出しているものであってもよい。
また、各々の係止部20は、略同形状であって、挿口部12の周方向に亘って複数配置されており、図3に示されるように、管軸Cと略直交する仮想の面Dを中心として略対称形状、かつ該面Dと直交する、すなわち管軸Cを含む仮想の面Fを中心として略対称形状に形成されている。つまり、係止部20は、周方向に略対称形状であるとともに、管軸C方向にも略対称形状であり、ボルト7により、面Dと面Fを交差する点を含む近傍位置、すなわち係止部20における周方向の略中央位置、かつ軸方向の略中央位置、が径方向に押圧されるようになっている。
また、図4(a)に示されるように、係止部20は、ボルト7の螺挿により挿口部12の外周面に向かって押圧されることで、第1爪20aと第2爪20bとが挿口部12の外周面に食込んで係止され、後述のように水道管11の管軸C方向の移動を防止する。また、係止部20が収容された凹部16の管軸C方向における左右両側に、所定長を有する空隙K及び空隙K’が形成されている。
係止部20の動作について説明すると、図4(a)に示されるような位置において、水道管11内の水圧等による不平均力のために、図4(b)に示されるように、水道管11が管軸Cの一方向(図示白抜矢印方向)に移動するとともに、挿口部12の外周面に係止していた係止部20が、その図示上部がボルト7の先端部との当接を維持して、管軸Cの一方向(図示白抜矢印方向)に空隙K分移動する。この移動により、上述した空隙Kが埋り、係止部20の図示右側に空隙K’’が形成される。
更に、付属部品15が、管軸Cの一方向(図示左方向)に所定長さ移動し、付属部品15の鉤部15aが端部5の膨出部5aと当接する。次に、図4(c)に示されるように、管軸Cの一方向に空隙K分移動した係止部20が、その図示上部がボルト7の先端部との当接を維持して、凹部16のテーパ面16aと当接し、さらに付属部品15を管軸Cの一方向に押圧する。
そして、図4(c)及び(d)に示されるように、係止部20の図示上部がボルト7の先端部と当接状態を維持し、係止部20の第2爪20bが水道管11の外周面に向かって傾動する(図示黒塗矢印参照)。このように、挿口部12に係止部20の第2爪20bが係止し、係止部20が収容された凹部16を反力として利用して第2爪20bが挿口部12の外周面に食込むことで、水道管11が付属部品15に対し管軸Cの図示左方向に相対移動することを防止できる。
特に、図4(d)に示されるように、係止部20が凹部16内にて傾動することで、凹部16の内壁及びボルト7の先端部を利用して反力を取り、第2爪20bが挿口部12の外周面に食込み易くなるため、水道管11の移動を確実に防止できる。
係止部20が、所定長を有する空隙Kを利用して傾動し易くなり、第1爪20aまたは第2爪20bが挿口部12の外周面に容易に食込んで、更に水道管11の移動防止効果が高まる。
また、凹部16の内側面に、開口に向かって拡開するテーパ面16a、16bが形成されており、このようにすることで、開口に向かって拡開するテーパ面16a、16bを利用して係止部20が傾動し易くなる。
尚、凹部16の内側面に、上述したテーパ面16a,16bが形成されているに限られず、例えば、凹部16の内側面に、管軸C方向に膨出する膨出部が設けられていてもよい。このようにすることで、係止部20が、水道管11とともに管軸C方向に移動しようとして膨出部と当接し、第1爪20a若しくは第2爪20bが、膨出部を支点として容易に傾動するため、挿口部12の外周面に食込んで水道管11を係止出来る。更に、内側面に、上述したテーパ面16a,16bが形成されており、かつ膨出部が設けられていてもよい。このようにすることで、第1爪20a若しくは第2爪20bが、より傾動し易くなる。
特に図示しないが、水道管11が上述した管軸Cの一方向(図示左方向)と逆に、管軸Cの他方向(図示右方向)に移動する場合にも、係止部20は上述と同様に動作し、付属部品15は、環状面15bが端部5の先端面5bと当接することで、管軸C方向への動きが防止される。また、第1爪20aが傾動することで、挿口部12の外周面に食込んで水道管11を係止する。
また、第1爪20aと第2爪20bとが、面Dを中心として管軸C方向に略対称形状であることにより、管軸Cに沿って両方向とも同程度の移動防止機能を発揮させることが出来る。
また、各々が略同形状の係止部20が、挿口部12の周方向に亘って複数配置され、ボルト7が係止部20各々に設けられることで、ボルト7が各係止部20に対して周方向に偏りなく均等に押圧することができる。
図2(a)に示されるように、付属部品15は、鉤部15aが端部5の膨出部5aに掛止する掛止位置と、環状面15bが端部5の先端面5bと当接する当接位置との間に、付属部品15と水道管2とが管軸C方向に離間及び近接可能な所定のスライド長さSを有しており、このようにすることで、水道管11に設けられ付属部品15が、挿口部12とともに、管軸C方向にスライド長さS分水道管2に対して相対移動できるため、両水道管2,11の所定長の相対移動を許容し可動性を持たせることができる。
また、スライド長さSは、挿口部12の先端面12aと端部5の奥端面5cとの離間した長さRよりも短く形成されている。このようにすることで、付属部品15が、挿口部12とともに、管軸C方向にスライド長さS分水道管2に対して相対移動しても、離間した長さRを有しており、挿口部12の先端面12aと端部5の奥端面5cとが当接することなく、両水道管の2,11の損傷を防止できる。
以上に説明したように、実施例の移動防止手段において、ボルト7が、周方向に略対称形状である係止部20における周方向の略中央位置を径方向に押圧することで、ボルト7が、径方向の押圧力を、係止部20の周方向の略中央位置から両端部側にかけて略対称に分散できるため、付属部品15及び挿口部12の相対移動を確実に防止することができる。また、係止部20が軸方向に略対称形状であり、ボルト7が係止部20の軸方向の略中央位置に径方向に押圧することで、ボルト7が、径方向の押圧力を、係止部20の軸方向の略中央位置から両端部側にかけて略対称に分散できるため、第1爪20aと第2爪20bとが、管軸に沿って両方向とも同程度の移動防止機能を発揮させることができるばかりか、係止部20が傾動しても、ボルト7が、係止部20との当接状態を常に維持し、係止部20を径方向に押圧することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、流体管は、内部を流れる流体が上水である水道管2,11で構成されているが、流体は必ずしも上水に限らず、例えば工業用水であってもよいし、また気体や気液混合状態の流体が流れる流体管にも適用可能である。
また、前記実施例では、移動防止手段を構成する係止部20、凹部16、及びボルト7は、付属部品15に設置または形成されているが、これに限らず、例えば、変形例1の移動防止手段として、図5に示されるように、水道管2’自体の端部5’が受口部として構成され、この端部5’に、水道管11’の挿口部12’の外周面に向けて開口し係止部20’を内部に収容する凹部16’が周方向に沿って複数形成されるとともに、端部5’の凹部16’に連通して形成されたボルト孔6’に螺合したボルト7’が、凹部16’の内部に収容された各係止部20’を押圧する移動防止手段であってもよい。
更に、変形例2の移動防止手段として、図6に示されるように、水道管2”の端部5”の内周面と水道管11”の挿口部12”の外周面との間に周方向に沿って配置されたシール材8”を押圧することで、端部5”の内周面と挿口部12”の外周面との間からの漏洩を防止する押輪22が、ボルトナット23”により水道管2”の端部5”の先端部に取付けられた場合においても、係止部20”、凹部16”、及びボルト7”が、設置または形成されている移動防止手段としての付属部品15”は適用可能である。
また、前記実施例では、ボルト7が、係止部20を径方向に押圧するようになっているが、これに限らず、例えば、変形例3の移動防止手段として、図7に示されるように、付属部品25は分割部材であって、付属部品25の内周面に、内径方向に突出した押圧部としての突部37が各凹部36ごとに周方向に沿って形成され、分割部材の端部同士がボルトナット39により組付けられる際に生じる組付け力を利用して、係止部30を内径方向に押圧してもよい。
このようにすることで、係止部30を押圧する操作を係止部30個別に行う必要なく、付属部品25を挿口部12に組み付けることを利用して、付属部品25の内周面に突出した突部37により複数の係止部30を一度に押圧させることができる。
2 水道管(受口管)
5’ 端部(受口部)
7 ボルト(押圧部)
9 ボルトナット
11 水道管(挿口管)
12 挿口部
15,25 付属部品(受口部)
16 凹部
16a,16b テーパ面
20,30 係止部
20a 第1爪
20b 第2爪
37 突部(押圧部)
K、K’、K’’ 空隙

Claims (6)

  1. 挿口管の挿口部の周方向に沿って弧状に形成され、該挿口部の外周面と係止する係止部と、前記挿口部が挿入される受口管の受口部に形成され、前記挿口部の外周面に向けて開口し前記係止部を内部に収容する凹部と、前記受口部に設けられ、前記係止部を前記挿口部の径方向に押圧する押圧部とを備え、前記両口部の相対移動を防止する移動防止手段であって、
    前記係止部は、前記挿口部の外周面と係止する第1爪と、該第1爪に対して軸方向に離間して前記挿口部の外周面と係止する第2爪とを有し、前記凹部内にて傾動し、前記第1爪若しくは前記第2爪が前記挿口部の外周面に食い込むように、前記凹部に収容されており、
    前記係止部は、前記周方向に略対称形状であるとともに、前記軸方向にも略対称形状であり、
    前記押圧部は、前記係止部における前記周方向の略中央位置、かつ前記軸方向の略中央位置、を径方向に押圧することを特徴とする移動防止手段。
  2. 前記係止部は前記挿口部の周方向に亘って複数配置されており、該係止部各々は略同形状であって、
    前記押圧部は、前記係止部各々に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の移動防止手段。
  3. 前記凹部の内側面に、開口に向かって拡開するテーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の流体管の移動防止手段。
  4. 前記係止部が収容された前記凹部の前記軸方向に、所定長を有する空隙が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の移動防止手段。
  5. 前記受口部は、前記受口管に対して所定のスライド長さをもって前記軸方向に離間及び近接可能に設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の移動防止手段。
  6. 前記受口部は、周方向に所定数に分割され端部同士が組付けられる分割部材から構成されており、
    前記押圧部は、前記受口部の内周面に突出した突部であって、前記分割部材の端部同士が組付けられることで、前記係止部を径方向に押圧することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の移動防止手段。
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