JP2011027215A - 移動防止手段 - Google Patents

移動防止手段 Download PDF

Info

Publication number
JP2011027215A
JP2011027215A JP2009175299A JP2009175299A JP2011027215A JP 2011027215 A JP2011027215 A JP 2011027215A JP 2009175299 A JP2009175299 A JP 2009175299A JP 2009175299 A JP2009175299 A JP 2009175299A JP 2011027215 A JP2011027215 A JP 2011027215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
claw
peripheral surface
outer peripheral
insertion portion
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009175299A
Other languages
English (en)
Inventor
Kensuke Nakazato
謙介 中里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cosmo Koki Co Ltd
Original Assignee
Cosmo Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Cosmo Koki Co Ltd filed Critical Cosmo Koki Co Ltd
Priority to JP2009175299A priority Critical patent/JP2011027215A/ja
Publication of JP2011027215A publication Critical patent/JP2011027215A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Joints With Sleeves (AREA)

Abstract

【課題】両口部の相対移動を確実に防止できる移動防止手段を提供すること。
【解決手段】挿口部12の外周面に係止する係止部20と、付属部品15に形成されて係止部20を内部に収容する凹部16と、付属部品15に設けられて係止部20を挿口部12の径方向に押圧する凸部20eとを備え、挿口部12及び付属部品15の相対移動を防止する移動防止手段において、係止部20は、係止部20の傾動に応じて挿口部12の外周面に食い込み進む開始爪20c,20eと、開始爪20c,20eが挿口部12の外周面に所定量食い込み進むまで挿口部12の外周面に非当接であって、開始爪20c,20eが挿口部12の外周面に所定量食い込み進んだときに挿口部12の外周面に食い込み始める追随爪20d,20fと、から成り挿口部12の外周面に係止する爪部20a,20bを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、挿口管の挿口部の周方向に沿って弧状に形成され、挿口部の外周面に係止する係止部と、挿口部が挿入される受口管の受口部に形成され、挿口部の外周面に向けて開口し係止部を内部に収容する凹部と、受口部に設けられ、係止部を挿口部の径方向に押圧する押圧部とを備え、両口部の相対移動を防止する移動防止手段に関する。
従来の移動防止手段は、受口部に挿入される挿口部の外周面に食い込んで取付けられる爪を有する係止部と、挿口部の外周面に向けて開口し係止部を内部に収容する凹部と、を備え、両口部の相対移動が起こり、係止部が凹部内に傾動することで、爪が挿口部の外周面に更に食い込み、両口部の相対移動を防止している。
この種の移動防止手段において、両口部の相対移動を防止する機能を高めるため、係止部にその軸方向に複数の爪を形成したものが適用されている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭57−127984号公報(第8頁、第8図)
特許文献1に記載の移動防止手段にあっては、当初から複数の爪が一様に挿口部の外周面に食い込んでいるので、両口部の相対移動を防止する機能が、係止部の傾動初期のみに集中して発揮されることになるため、両口部に比較的大きな不測の外力が加わり、係止部が大きく傾動した後は、両口部の相対移動を防止する機能を十分に発揮できず、両口部の相対移動が起こる虞があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、両口部の相対移動を確実に防止できる移動防止手段を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の移動防止手段は、
挿口管の挿口部の周方向に沿って弧状に形成され、該挿口部の外周面に係止する係止部と、前記挿口部が挿入される受口管の受口部に形成され、前記挿口部の外周面に向けて開口し前記係止部を内部に収容する凹部と、前記受口部に設けられ、前記係止部を前記挿口部の径方向に押圧する押圧部とを備え、前記両口部の相対移動を防止する移動防止手段であって、
前記係止部は、前記係止部の傾動に応じて前記挿口部の外周面に食い込み進む開始爪と、該開始爪が該挿口部の外周面に所定量食い込み進むまで前記挿口部の外周面に非当接であって、前記開始爪が前記挿口部の外周面に所定量食い込み進んだときに前記挿口部の外周面に食い込み始める追随爪と、から成り前記挿口部の外周面に係止する爪部を有することを特徴としている。
この特徴によれば、追随爪は、開始爪が挿口部の外周面に所定量食い込み進むまで挿口部の外周面に非当接であるため、追随爪が、その食い込み始め当初からの食い込み量を有効に挿口部の外周面に作用させることができる。また、係止部が傾動するにつれて、開始爪の傾動角度に対する食い込み度合いが低減するが、追随爪は、開始爪が挿口部の外周面に所定量食い込み進んだときに挿口部の外周面に食い込み始めることで、追随爪は、開始爪を補って挿口部の外周面に食い込むことになり、結果的に両方の爪を挿口部の外周面に確実に食い込ませることができ、係止部が大きく傾動しても、両口部の相対移動を確実に防止できる。
本発明の移動防止手段は、
前記追随爪は、前記開始爪が前記挿口部の外周面に最大量食い込み進む前に、前記挿口部の外周面に食い込み始めることを特徴としている。
この特徴によれば、開始爪が挿口部の外周面に最大量食い込み進む前に、追随爪が挿口部の外周面に食い込み始めることで、追随爪が挿口部の外周面に食い込み始めた後、追随爪による係止部が挿口部の外周面に係止する機能が、開始爪による係止部が挿口部の外周面に係止する機能を補って、開始爪及び追随爪のいずれも食い込み進むことができる。
本発明の移動防止手段は、
前記爪部は、一対の前記開始爪及び前記追随爪から成る第1爪部と、該第1爪部に対して軸方向に離間して一対の前記開始爪及び前記追随爪から成る第2爪部と、から構成され、前記両口部が過挿入若しくは離間するときに、前記第1爪部若しくは前記第2爪部が前記挿口部の外周面に食い込むように、前記凹部に収容されていることを特徴としている。
この特徴によれば、第1爪部と第2爪部とにより、管軸に沿って両口部の過挿入若しくは離間の両方向とも移動防止機能を発揮させることができる。
本発明の移動防止手段は、
前記第1爪部の追随爪及び前記第2爪部の追随爪は、前記凹部の両内側面に夫々対向するように前記係止部の軸方向の端部に夫々形成されており、
前記凹部の両内側面には、対向する前記爪部の追随爪との当接を回避する切欠部が夫々形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、凹部の両内側面に、第1爪部の追随爪及び第2爪部の追随爪との当接を回避する切欠部が夫々形成されていることで、係止部が傾動しても、挿口部の外周面に食い込まない方の爪部の追随爪がその対向する凹部の内側面に当接することがないため、挿口部の外周面に食い込む方の爪部の食い込みを妨げることを防止できる。
本発明の移動防止手段は、
前記凹部の内側面に、開口に向かって拡開するテーパ面が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、開口に向かって拡開する凹部のテーパ面を利用して、係止部が傾動し易くなる。
本発明の移動防止手段は、
前記係止部が収容された前記凹部の前記軸方向に、所定長を有する空隙が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、係止部が、所定長を有する空隙を利用して傾動し易くなり、爪部が挿口部の外周面に容易に食い込んで、更に流体管の移動防止効果が高まる。
本発明の実施例1における流体管の設置状況を示す平面図である。 (a)は、図1の一部拡大断面図であり、(b)は、(a)のA−A断面図である。 (a)は、係止部を示す側面図であり、(b)は、同じく正面図である。 (a)は、図2(a)の一点鎖線囲い部Eの拡大断面図であり、(b)、(c)、(d)は、係止部の傾動状況を経時的に示す拡大断面図である。 (a)は、実施例2の移動防止手段を示す一部断面図であり、(b)は、(a)の一点鎖線囲い部Fにおける係止部が傾動した状態を示す拡大断面図である。
本発明に係る移動防止手段を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る移動防止手段につき、図1から図4を参照して説明する。以下、図2(a)の紙面手前側を係止部の正面側(前方側)として説明する。
図1及び図2(a)に示されるように、本発明における流体管は、地中に埋設された上水道用の配管であって、受口管としての水道管2(曲管)の端部5と、挿口管としての水道管11(直管)の端部に形成されている挿口部12とが水密的に接続された接続箇所が構成されている。また、流体管に隣接してガス管4が設置されている。
具体的には、図2(a)に示されるように、水道管2の端部5の内周面と水道管11の挿口部12の外周面との間に、周方向に沿ってシール材8が配置されている。また、挿口部12の外周面には、シール材8を押圧する押輪22が配置されており、水道管2の端部5のフランジ部及び押輪22に架けて設けられたボルトナット23を締結することで、シール材8が押輪22により押圧され、シール材8は、端部5の内周面と挿口部12の外周面とに密着し、端部5の内周面と挿口部12の外周面との間からの漏洩が防止されるようになっている。
本実施例の流体管は、上水道管を構成しており、上水が管内を図1白抜矢印方向に流下するようになっている。また、水道管2は曲管であり、管軸Cに沿って所定に曲がる屈曲部3を有している。このような屈曲部3若しくは直線部において、流体管の内部流体の水圧や水流による不平均力或いは地震等による予測し得ない外力が作用して、例えば端部5と挿口部12との接続が外れて内部流体が漏出したり、流体管が移動して例えば隣接されたガス管4等に当接する問題が生じていた。
この問題を解決すべく、本実施例では移動防止手段が設けられている。具体的には、図2(a)、(b)に示されるように、移動防止手段は、受口管の受口部を構成する分割構造の付属部品15に設けられ挿口部12の周方向に沿って弧状に形成され、挿口部12の外周面に係止する係止部20と、付属部品15に形成され、内周面に沿って挿口部12の外周面に向けて開口し係止部20を内部に収容する凹部16と、を備えている。
付属部品15は、水道管2の端部5に対し軸方向の両方向の移動が規制されるように、ボルトナット23を囲い端部5の外周面に沿って取付けられ、ボルトナット9により挿口部12に接続される。このボルトナット9を締結することで、付属部品15が内径方向に縮径し、凹部16の内周面に内径方向に膨出する凸部16eが係止部20を径方向に押圧するようになっており、この凸部16eが、本発明の押圧部を構成している。
図2(b)に示されるように、凹部16は、周方向に所定間隔に設けられた仕切壁15cにより区画されることで、周方向に沿って6箇所形成されている。また、夫々の凹部16内では、係止部20は、ゴム体18を介して仕切壁15cに接続された状態で嵌合されている。尚、凹部及び係止部の数量については、本実施例に限られず、付属部品15の周方向に沿って設けられていればよい。
また、図4(a)に示されるように、凹部16の両内側面には、挿口部12側の開口に向かって拡開するテーパ面16a,16bが夫々形成されている。更に、凹部16の内側面における開口側には、テーパ面16a,16bと連続する切欠部16c,16dが夫々形成さている。
図2(a)及び図3(a)、(b)に示されるように、係止部20は、管軸Cの一方向(図示左方向)に向けて延出し挿口部12の外周面に係止する第1爪部20aと、管軸Cの他方向(図示右方向)に向けて延出し挿口部12の外周面に係止する第2爪部20bとを有している。
また、第1爪部20aと第2爪部20bとが、管軸Cに略直交する仮想の面Dを中心として略対称形状であって、第1爪部20a若しくは第2爪部20bが傾動し挿口部12の外周面に食い込むように、係止部20が凹部16に収容されている。
具体的には、第1爪部20a及び第2爪部20bは、係止部20の傾動に応じて挿口部12の外周面に食い込み進む開始爪20c,20eと、開始爪20c,20eが挿口部12の外周面に所定量食い込み進むまで挿口部12の外周面に非当接であって、開始爪20c、20eが挿口部の12外周面に所定量食い込み進んだときに挿口部12の外周面に食い込み始める追随爪20d,20fと、から夫々成る。これら追随爪20d,20fは、係止部20の周方向中央側に形成され、前述の切欠部16c,16dに対向するように、係止部20は凹部16に収容されるようになっている。尚、本実施例では、追随爪20d,20fが、夫々係止部20の周方向中央側に1箇所延設して形成されているが、これに限らず、例えば、追随爪は、係止部の周方向に沿って複数箇所点在して形成されてもよい。
また、図4(a)に示されるように、係止部20は、ボルトナット9(図2(a)参照)の締結により挿口部12の外周面に向かって押圧されることで、第1爪部20aの開始爪20cと第2爪部20bの開始爪20eとが挿口部12の外周面に一定量食い込んで係止され、後述のように水道管11の管軸C方向の移動を防止する。また、係止部20が収容された凹部16の管軸C方向における左右両側に、所定長を有する空隙K及び空隙K’が形成されている。
一方で、図4(a)に示されるような位置において、第1爪部20aの追随爪20dと第2爪部20bの追随爪20fとは、挿口部12の外周面に非当接である。
係止部20の動作について説明すると、図4(a)の状態で、水道管11内の水圧等による不平均力がかかることにより、図4(b)に示されるように、水道管11が管軸Cの一方向(図示白抜矢印方向)に移動するとともに、水道管11の外周面に係止していた係止部20が、その図示上部が凸部16eとの当接を維持して、管軸Cの一方向(図示白抜矢印方向)に空隙K分移動する。この移動により、上述した空隙Kが埋り、係止部20の図示右側に空隙K”が形成される。
そして、図4(c)に示されるように、管軸Cの一方向に空隙K分移動した係止部20が、その図示上部が凹部16に形成された凸部16eとの当接を維持して、凹部16のテーパ面16aと当接し、さらに付属部品15を管軸Cの一方向に押圧する。
そして、係止部20の図示上部が凸部16eと当接状態を維持し、第2爪部20bの開始爪20eが挿口部12の外周面に向かって傾動する。このように、係止部20が収容された凹部16を反力として利用して第2爪部20bの開始爪20eが挿口部12の外周面に食い込み進む。
そして、開始爪20eが、その挿口部12の外周面に最大量食い込む前に(本実施例では、略半分の量食い込み進んだときに)、第2爪部20bの追随爪20fが挿口部12の食い込み始め、図4(d)に示されるように、更に係止部20が凹部16内にて傾動し、第2爪部20bの追随爪20fが食い込み進むことで、挿口部12が付属部品15に対し管軸Cの図示左方向に相対移動することを確実に防止できる。すなわち、係止部20が水道管11に係止することで、両水道管2,11の離間が防止される。
つまり、開始爪20eが挿口部12の外周面に最大量食い込み進む前に、追随爪20fが挿口部12の外周面に食い込み始めることで、追随爪20fが挿口部12の外周面に食い込み始めた後、追随爪20fによる係止部20が挿口部12の外周面に係止する機能が、開始爪20eによる係止部20が挿口部12の外周面に係止する機能を補って、開始爪20e及び追随爪20fのいずれも食い込み進むことができる。
尚、本実施例では、開始爪20c,20eがその挿口部12の外周面に食い込む最大量の略半分の量食い込み進んだときに、追随爪20d,20fが挿口部12の外周面に食い込み始めるようになっているが、開始爪20c,20eが最大量食い込む前に、追随爪20d,20fが食い込み始めれば、これに限らず、例えば、開始爪がその挿口部の外周面に食い込む最大量の1/3の量食い込み進んだときに、追随爪が挿口部の外周面に食い込み始めてもよい。
また、前述のように、凹部16の軸方向に所定長を有する空隙Kが形成されていることで、係止部20が、所定長を有する空隙Kを利用して傾動し易くなり、第1爪部20aまたは第2爪部20bが挿口部12の外周面に容易に食い込んで、更に挿口部12の移動防止効果が高まる。
また、凹部16の内側面に、開口に向かって拡開するテーパ面16a,16bが形成されており、このようにすることで、開口に向かって拡開するテーパ面16a,16bを利用して係止部20が傾動し易くなる。
尚、凹部16の内側面に、上述したテーパ面16a,16bが形成されているに限られず、例えば、凹部16の内側面に、管軸C方向に膨出する膨出部が設けられていてもよい。このようにすることで、係止部20が、水道管11とともに管軸C方向に移動しようとして膨出部と当接し、第1爪部20a若しくは第2爪部20bが、膨出部を支点として容易に傾動するため、第1爪部20a若しくは第2爪部20bが挿口部12の外周面に食い込んで、係止部20が水道管11を係止できる。更に、内側面に、上述したテーパ面16a,16bが形成されており、かつ膨出部が設けられていてもよい。このようにすることで、第1爪部20a若しくは第2爪部20bが、より傾動し易くなる。
また、前述のように、凹部16の両内側面に、第1爪部20aの追随爪20d及び第2爪部20bの追随爪20fとの当接を回避する切欠部16c,16dが夫々形成されていることで、係止部20が傾動しても、挿口部12の外周面に食い込まない方の爪部の追随爪がその対向する凹部16の内側面に当接することがないため、挿口部12の外周面に食い込む方の爪部の食い込みを妨げることを防止できる。
そして、図4(d)の状態から、更に水道管11が管軸Cの一方向(図示白抜矢印方向)に移動することで、凹部16のテーパ面16aと当接している係止部20が、その上部側からテーパ面16aと漸次離間するように傾動する。この傾動により、開始爪20e及び追随爪20fが挿口部12の外周面に更に食い込み、係止部20の図示右端部がテーパ面16bと当接することで、係止部20の傾動が停止し、両水道管2,11の相対移動を防止する。
特に図示しないが、水道管11が上述した管軸Cの一方向(図示左方向)と逆に、管軸Cの他方向(図示右方向)に移動する場合にも、係止部20は上述と同様に動作する。すなわち、また、係止部20が傾動することで、先ず第1爪部20aの開始爪20cが挿口部12の外周面に食い込み進んだ後に、追随爪20dが挿口部12の外周面に食い込み進んで、係止部20が水道管11に係止することで、両水道管2,11の過挿入が防止される(図2(a)参照)。
このように、爪部は、一対の開始爪20c及び追随爪20dから成る第1爪部20aと、第1爪部20aに対して軸方向に離間して一対の開始爪20e及び追随爪20fから成る第2爪部20bと、から構成され、挿口部12及び付属部品15が過挿入若しくは離間するときに、第1爪部20a若しくは第2爪部20bが挿口部12の外周面に食い込むように、凹部16に収容されていることで、第1爪部20aと第2爪部20bとにより、管軸に沿って挿口部12及び付属部品15の過挿入若しくは離間の両方向とも移動防止機能を発揮させることができる。
以上に説明したように、実施例1の移動防止手段において、追随爪20d,20fは、開始爪20c,20eが挿口部12の外周面に所定量食い込み進むまで挿口部12の外周面に非当接であるため、追随爪20d,20fが、その食い込み始め当初からの食い込み量を有効に挿口部12の外周面に作用させることができる。また、係止部20が傾動するにつれて、開始爪20c,20eの傾動角度に対する食い込み度合いが低減していくが、追随爪20d,20fは、開始爪20c,20eが挿口部12の外周面に所定量食い込み進んだときに挿口部12の外周面に食い込み始めることで、追随爪20d,20fは、開始爪20c,20eを補って挿口部12の外周面に食い込むことになり、結果的に第1爪部20aの両爪20c,20d、若しくは第2爪部20bの両爪20e,20fを挿口部12の外周面に確実に食い込ませることができ、係止部20が大きく傾動しても、挿口部12及び付属部品15の相対移動を確実に防止できる。よって、不測の外力が生じても、水道管2,11の伸縮を一定長さ許容できることになる。
次に、実施例2に係る移動防止手段につき、図5を参照して説明する。尚、実施例1と同一構成で重複する構成を省略する。
図5(a)に示されるように、水道管2’自体の端部5’は、受口部として構成されている。この端部5’には、水道管11’の挿口部12’の外周面に向けて開口し係止部20’を内部に収容する凹部16’が周方向に沿って複数形成されており、この凹部16’に連通して形成されたボルト孔6’に螺合したボルト7’が、本発明の押圧部を構成している。
図5(b)に示されるように、係止部20’における挿口部12’の挿入方向側の端部に爪部20a’が形成されている。すなわち、係止部20’の一端部のみに、水道管2’の端部5’及び挿口部12’の抜け出しを防止するための爪部20a’が形成されており、この爪部20a’は開始爪20c’及び追随爪20d’から成る(図5(a)参照)。
水道管11内の水圧等による不平均力がかかることにより、水道管11’が管軸Cの一方向、すなわち挿口部12の抜け出し方向(図示白抜矢印方向)に移動することで、係止部20’が傾動して開始爪20c’が挿口部12’の外周面に食い込み進み、更に係止部20’が傾動することで、追随爪20d’が挿口部12’の外周面に食い込み進む。このように、水道管2’の端部5’及び挿口部12’の離間のみを防止する移動防止手段であってもよい。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例1,2では、流体管は、内部を流れる流体が上水である水道管2、2’及び水道管11、11’で構成されているが、流体は必ずしも上水に限らず、例えば工業用水であってもよいし、また気体や気液混合状態の流体が流れる流体管にも適用可能である。
また、前記実施例1では、係止部20は、内側面にテーパ面16a,16b及び切欠部16c,16dが形成されている凹部16に収容されているが、これに限らず、係止部は、内側面にテーパ面のみ若しくは切欠部のみが形成されている凹部に収容されていてもよい。或いは、係止部は、内側面にテーパ面及び切欠部のいずれも形成されていない、両内周面が略平行の凹部に収容されていてもよい。
2 水道管(受口管)
11 水道管(挿口管)
12 挿口部
15 付属部品(受口部)
16 凹部
16a,16b テーパ面
16c,16d 切欠部
16e 凸部(押圧部)
20 係止部
20a 第1爪部
20b 第2爪部
20c,20e 開始爪
20d,20f 追随爪
K,K’,K” 空隙

Claims (6)

  1. 挿口管の挿口部の周方向に沿って弧状に形成され、該挿口部の外周面に係止する係止部と、前記挿口部が挿入される受口管の受口部に形成され、前記挿口部の外周面に向けて開口し前記係止部を内部に収容する凹部と、前記受口部に設けられ、前記係止部を前記挿口部の径方向に押圧する押圧部とを備え、前記両口部の相対移動を防止する移動防止手段であって、
    前記係止部は、前記係止部の傾動に応じて前記挿口部の外周面に食い込み進む開始爪と、該開始爪が該挿口部の外周面に所定量食い込み進むまで前記挿口部の外周面に非当接であって、前記開始爪が前記挿口部の外周面に所定量食い込み進んだときに前記挿口部の外周面に食い込み始める追随爪と、から成り前記挿口部の外周面に係止する爪部を有することを特徴とする移動防止手段。
  2. 前記追随爪は、前記開始爪が前記挿口部の外周面に最大量食い込み進む前に、前記挿口部の外周面に食い込み始めることを特徴とする請求項1に記載の移動防止手段。
  3. 前記爪部は、一対の前記開始爪及び前記追随爪から成る第1爪部と、該第1爪部に対して軸方向に離間して一対の前記開始爪及び前記追随爪から成る第2爪部と、から構成され、前記両口部が過挿入若しくは離間するときに、前記第1爪部若しくは前記第2爪部が前記挿口部の外周面に食い込むように、前記凹部に収容されていることを特徴とする請求項1または2に記載の移動防止手段。
  4. 前記第1爪部の追随爪及び前記第2爪部の追随爪は、前記凹部の両内側面に夫々対向するように前記係止部の軸方向の端部に夫々形成されており、
    前記凹部の両内側面には、対向する前記爪部の追随爪との当接を回避する切欠部が夫々形成されていることを特徴とする請求項3に記載の移動防止手段。
  5. 前記凹部の内側面に、開口に向かって拡開するテーパ面が形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の移動防止手段。
  6. 前記係止部が収容された前記凹部の前記軸方向に、所定長を有する空隙が形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の移動防止手段。
JP2009175299A 2009-07-28 2009-07-28 移動防止手段 Pending JP2011027215A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009175299A JP2011027215A (ja) 2009-07-28 2009-07-28 移動防止手段

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009175299A JP2011027215A (ja) 2009-07-28 2009-07-28 移動防止手段

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011027215A true JP2011027215A (ja) 2011-02-10

Family

ID=43636187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009175299A Pending JP2011027215A (ja) 2009-07-28 2009-07-28 移動防止手段

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011027215A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016080129A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 コスモ工機株式会社 離脱防止装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57127984U (ja) * 1981-10-12 1982-08-10
JP2001173853A (ja) * 1999-12-22 2001-06-29 Suido Gijutsu Kaihatsu Kiko:Kk 管継手部の離脱防止装置
JP2007292267A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Cosmo Koki Co Ltd 流体管の移動防止手段

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57127984U (ja) * 1981-10-12 1982-08-10
JP2001173853A (ja) * 1999-12-22 2001-06-29 Suido Gijutsu Kaihatsu Kiko:Kk 管継手部の離脱防止装置
JP2007292267A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Cosmo Koki Co Ltd 流体管の移動防止手段

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016080129A (ja) * 2014-10-21 2016-05-16 コスモ工機株式会社 離脱防止装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1353107B1 (en) Pipe joint
EP3249276B1 (en) Resin pipe joint structure
JP2008240771A (ja) フレキシブル管用継手のシール方法およびシール構造
JP5019971B2 (ja) 管継手
JP4948883B2 (ja) 流体管の移動防止手段
JP4948884B2 (ja) 流体管の移動防止手段
JP5019963B2 (ja) 管継手
JP5037035B2 (ja) 流体管の移動防止手段
JP5477844B2 (ja) インコア
JP2011027215A (ja) 移動防止手段
JP2006242348A (ja) 管継手
JP2007092986A (ja) 継手体の接続方法
JP2006266386A (ja) パイプジョイント構造
JP2009144755A (ja) 回転防止機能付き管継手
JP7194008B2 (ja) 離脱防止装置
JP5358099B2 (ja) 管継手移動防止具
JP2006070994A (ja) 離脱防止管継手
JP2007292269A (ja) 流体管の移動防止手段
JP6466644B2 (ja) 流体管の離脱防止装置
JP5484767B2 (ja) 移動防止手段
JP5358100B2 (ja) 管継手移動防止具
JP2010261546A (ja) 移動防止手段
JP4889455B2 (ja) 管継手
JP2012036917A (ja) 移動防止手段
JP6356984B2 (ja) 流体管の離脱防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120705

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130910

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140204