JP5358100B2 - 管継手移動防止具 - Google Patents
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Description
一方の流体管を構成する挿口部と、
該挿口部が挿入される他方の流体管を構成する受口部と、を備える管継手において、
前記挿口部の外周面に沿うとともに前記受口部側に設けられ、前記両口部の管軸方向の相対移動を防止する管継手移動防止具であって、
前記挿口部の外周面に対向するように周方向に沿って形成された凹部と、該凹部に沿って収容され、該凹部の内壁を反力として利用して前記挿口部の外周面に係止する係止部と、から少なくとも構成され、
前記係止部は、
前記両口部が管軸方向に離間する離間方向に相対移動しようとする場合に、該係止部が前記凹部内で傾動し前記挿口部の外周面に係止する係止爪と、
前記係止部が傾動するときに前記内壁に当接して前記係止爪に反力を伝える当接部と、を備え、
前記係止部における管軸を包含する断面視形状が、前記係止部の前記断面視形状の中央で管軸と略直交する直交線を中心として、該直交線上若しくはその近傍に位置する短い略水平の直線状に前記当接部を形成し、前記当接部の周辺には漸次下降する被当接部を形成し、前記当接部の一方端を中心点として前記係止部が傾動する形状であるとともに、前記当接部と該当接部周辺の非当接部とから成る前記係止部の外形形状を非対称に配置した非対称形状であることを特徴としている。
この特徴によれば、係止部における断面視形状が、前記係止部の前記断面視形状の中央で管軸と略直交する直交線を中心として、この直交線上若しくはその近傍に位置する短い略水平の直線状に当接部を形成し、前記当接部の周辺には漸次下降する被当接部を形成し、前記当接部の一方端を中心点として前記係止部が傾動する形状にしているため、両口部が管軸方向に離間方向に相対移動しようとする場合に、直交線上若しくはその近傍に配置された当接部により凹部の内壁を反力として利用して、係止部が比較的小さい傾動半径で傾動し、係止爪が挿口部の外周面に適度に食い込み挿口部に係止することになり、係止爪の過度の食い込みに起因する挿口部の損傷を防止できる。また、当接部と周辺の非当接部とから成る係止部の外形形状を非対称に配置した非対称形状であるため、両口部の相対移動の防止すべき方向を、両口部が管軸方向に離間する離間方向に特化して、係止部の傾動方向を一方向のみに限定した係止部の形状を適宜設計できる自由度を有する。
前記当接部は、前記直交線上に設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、当接部が、非対称形状である係止部の中心に位置する直交線上において設けられているため、係止部が傾動する傾動半径を最小化できる。
前記当接部は、前記係止部が前記凹部内で傾動を開始したときから、前記係止爪が前記挿口部の外周面を係止して傾動を終了するまで傾動径の中心となる中心点を有していることを特徴としている。
この特徴によれば、係止部が、凹部内で傾動を開始したときから、係止爪が挿口部の外周面を係止して傾動を終了するまで、傾動径の中心を変えることなく一の中心点周りに傾動するため、係止爪が、挿口部の外周面を余計に傷付けることなく、しっかりと係止する。
前記凹部に、管軸に向かって螺挿され前記当接部に当接する押しねじが設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、凹部に設けられた押しねじを管軸に向かって適宜螺挿することで、押しねじと当接部とが当接するときの係止部の傾動角度を調整し、挿口部の外周面に係止する係止爪に伝える反力を調整できる。
2 挿口部
2a 外周面
3 他方の流体管
4 受口部
10 管継手移動防止具
12 係止部
13 押しねじ
13a 先端面(内壁)
15 当接部
15a 中心点
16 係止爪
17 凹部
17a 内壁
19 非当接部
21 非当接部
Claims (4)
- 一方の流体管を構成する挿口部と、
該挿口部が挿入される他方の流体管を構成する受口部と、を備える管継手において、
前記挿口部の外周面に沿うとともに前記受口部側に設けられ、前記両口部の管軸方向の相対移動を防止する管継手移動防止具であって、
前記挿口部の外周面に対向するように周方向に沿って形成された凹部と、該凹部に沿って収容され、該凹部の内壁を反力として利用して前記挿口部の外周面に係止する係止部と、から少なくとも構成され、
前記係止部は、
前記両口部が管軸方向に離間する離間方向に相対移動しようとする場合に、該係止部が前記凹部内で傾動し前記挿口部の外周面に係止する係止爪と、
前記係止部が傾動するときに前記内壁に当接して前記係止爪に反力を伝える当接部と、を備え、
前記係止部における管軸を包含する断面視形状が、前記係止部の前記断面視形状の中央で管軸と略直交する直交線を中心として、該直交線上若しくはその近傍に位置する短い略水平の直線状に前記当接部を形成し、前記当接部の周辺には漸次下降する被当接部を形成し、前記当接部の一方端を中心点として前記係止部が傾動する形状であるとともに、前記当接部と該当接部周辺の非当接部とから成る前記係止部の外形形状を非対称に配置した非対称形状であることを特徴とする管継手移動防止具。 - 前記当接部は、前記直交線上に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の管継手移動防止具。
- 前記当接部は、前記係止部が前記凹部内で傾動を開始したときから、前記係止爪が前記挿口部の外周面を係止して傾動を終了するまで傾動径の中心となる中心点を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の管継手移動防止具。
- 前記凹部に、管軸に向かって螺挿され前記当接部に当接する押しねじが設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の管継手移動防止具。
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JP2008014834A JP5358100B2 (ja) | 2008-01-25 | 2008-01-25 | 管継手移動防止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008014834A JP5358100B2 (ja) | 2008-01-25 | 2008-01-25 | 管継手移動防止具 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2009174654A JP2009174654A (ja) | 2009-08-06 |
JP5358100B2 true JP5358100B2 (ja) | 2013-12-04 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2008014834A Active JP5358100B2 (ja) | 2008-01-25 | 2008-01-25 | 管継手移動防止具 |
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JP4097048B2 (ja) * | 1998-01-21 | 2008-06-04 | コスモ工機株式会社 | 流体管の離脱防止装置 |
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- 2008-01-25 JP JP2008014834A patent/JP5358100B2/ja active Active
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