JP5542001B2 - 移動防止手段 - Google Patents

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Description

本発明は、挿口部の外周面に係止爪を係止させることで、挿口部と受口部との離脱方向及び挿入方向の相対移動を防止する移動防止手段に関する。
従来の移動防止手段は、挿口部の外周面に対抗する本体の内周面に周方向に円弧状に延びる凹部が複数形成されているとともに、これら凹部内に挿口部の外周面に向けて鋭角に延びる係止爪を備え、これら係止爪を押しねじ(押圧ネジ)によって係止爪を挿口部の外周面に食い込ませることで、挿口部が受口部から離間しようとする離間方向に相対移動することで係止部を凹部内で傾動させ、この傾動によって係止爪を挿口部の外周面に食い込ませて挿口部の受口部からの離脱方向への相対移動を阻止している(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−174654号公報(第6頁、第5図)
しかしながら、特許文献1に記載の移動防止手段にあっては、各係止爪を挿口部の外周面に食い込ませると、隣り合う係止爪同士で互いに干渉してしまうために挿口部の外周面に対して大きな係止力を得ることができず、挿口部の受口部からの相対移動を強く防止することができないという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、挿口部と受口部との離脱方向及び挿入方向の相対移動を強力に防止することができる移動防止手段を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の移動防止手段は、
挿口管の挿口部の周方向に沿って配置され、該挿口部の外周面に係止する係止爪が前記挿口部の前記外周面に沿って夫々形成された複数の係止部と、前記挿口部が挿入される受口管の受口部若しくは該受口部に支持されたカバー部に形成されるとともに、前記挿口部の外周面に向けて開口し前記係止部を内部に収納する凹部と、前記凹部内の前記係止部を前記挿口部の前記外周面に向けて押圧する押圧部と、を備え、前記挿口部の前記外周面に前記係止爪を係止させることで、前記挿口部と前記受口部との離脱方向及び挿入方向の相対移動を防止する移動防止手段であって、
前記係止部は、前記挿口管の管軸方向で対向して一対の係止爪が設けられているとともに、少なくとも一つの前記係止部と他の係止部とは、双方の両係止爪が前記管軸方向にずれた位置に配置されることで、周方向に渡って前記挿口部の前記外周面を双方の両係止爪が係止することを特徴としている。
この特徴によれば、押圧部によって周方向で隣り合う係止部同士を挿口部の外周面に向けて押圧しても、これら係止部の係止爪が互いに干渉することなく挿口部の外周面を周方向に渡って係止することができ、挿口管と受口管とが離脱方向及び挿入方向に相対移動する際には、管軸方向の離脱方向側若しくは挿入方向側に設けられた係止爪がより深く挿口部の外周面に係止するので、挿口部と受口部との離脱方向及び挿入方向の相対移動をより強力に防止することができる。
本発明の移動防止手段は、
前記複数の係止部は、前記挿口部と前記受口部との離脱方向及び挿入方向に互い違いにずれて周方向に沿って配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、複数の係止部の各係止爪が係止する範囲を比較的短く抑え、挿口部と受口部との離脱方向及び挿入方向の相対移動時に各係止部の両係止爪の傾動のばらつきを抑えることができる。
本発明の移動防止手段は、
前記一つの係止部の両係止爪と前記他の係止部の両係止爪との周方向の端部同士は、周方向において重複して前記挿口部の前記外周面を係止していることを特徴としている。
この特徴によれば、一つの係止部の両係止爪と他の係止部の両係止爪とが重複して挿口部の外周面を係止する箇所で係止力を増大させ、より挿口部と受口部との離脱方向及び挿入方向の相対移動を強力に防止することができる。
本発明の移動防止手段は、
前記凹部の周方向の両端部は、該凹部の周方向の中央部よりも前記管軸方向に長寸に形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、挿口管が受口管に対して離脱方向または挿入方向に移動することで係止部の周方向側の両端部に生じる、係止部の周方向側の中央部よりも挿口部の離脱方向または挿入方向への大きな回動幅を、凹部の周方向側の両端部で許容することができる。
実施例における挿口管及び受口管を示す断断面図である。 図1におけるA−A断面図である。 カバー部の内周面を示す平面図である。 (a)は、係止部を示す正面図であり、(b)は、係止部における係止爪の配置位置を示す平面図であり、(c)は、図4(a)における係止部のB−B断面図である。 係止爪の配置を示す平面図である。 (a)は、係止部が押圧ボルトによって挿口部の外周面に向けて押圧されている状態を示す断面図であり、(b)は、挿口管が受口管から離脱方向に移動した際の係止部を示す断面図であり、(c)は、挿口管が受口管の挿入方向に移動した際の係止部を示す断面図である。 変形例としての挿口部と受口部とを示す断面図である。
本発明に係る移動防止手段を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る移動防止手段につき、図1から図7を参照して説明する。以下、図1の紙面左側及び図2の紙面手前側を挿口管の離脱方向とし、この離脱方向である図4(a)の紙面手前側を係止部の正面側として説明する。図1に示すように、本実施例における挿口管1と受口管2とは、例えば、地中に埋設される上水道用の流体管であって、受口管2の管軸C方向側の端部は、他の受口管2の箇所よりも拡径した受口部2aに形成されているとともに、挿口管1の管軸C方向側の端部は、受口部2aに挿入可能な挿口部1aに形成されている。尚、これら挿口管1と受口管2の内周面には、挿口管1及び受口管2内を流れる流体からの防錆を行う防錆処理として、モルタルや防錆塗料によってコーティング層10が形成されている。
受口部2aの内周面には、周方向に亘ってシール部材3が水密的に取り付けられており、挿口部1aが受口部2a内に挿入されることで、このシール部材3が挿口部1aの外周面に水密に当接することによって挿口部1aと受口部2aとの間が水密に閉塞されている。また、受口部2aの先端部には、外周面の一部が周方向に沿って受口部2aの拡径方向側に膨出する膨出部2bに形成されている。尚、受口部2a内に挿入された挿口部1aの先端部1bは、受口部2aの内方に形成された奥端面2cから管軸C方向に所定の長さRだけ離間して配置されている。
このように接続された挿口管1と受口管2との間には、挿口部1aと受口部2aとを被覆する本発明の移動防止手段4が取り付けられている。この移動防止手段4は、図1及び図2に示すように、分割構造のカバー部4a,4bを有している。これらカバー部4a,4bは、周方向側の両側端部に形成されたフランジ4c,4cをボルトナット4d,4dで緊締することで環状をなす略半円形状に形成されている。以下、これらカバー部4a,4bは同一構成につきカバー部4aのみについて説明する。
図1及び図2に示すように、カバー部4aの内周面には、カバー部4aの周方向に沿って後述する係止部6を内部に収納配置するための凹部4eが挿口部1aの外周面1cに向けて複数(本実施例では3つ)開口している。尚、これら凹部4eは、管軸C方向である挿口部1aと受口部2aとの離脱方向及び挿入方向に互い違いとなるようにずれるように形成されている(図3参照)。
また、これら隣り合う凹部4e,4e同士は、周方向に所定間隔に設けられた仕切壁4fにより区画されているとともに。これら仕切壁4fには、隣り合う凹部4e,4eにかけてゴム体11が取り付けられている。
更に、各凹部4eにおける周方向の中央部、且つ管軸C方向の中央部には、移動防止手段4の径方向を向く螺子孔4gが形成されており、これら螺子孔4gには、カバー部4aの外方から本発明における押圧部としての押圧ボルト7が螺挿されている。尚、図3に示すように、各凹部4eは、管軸C方向側の開口幅寸法が移動防止手段4の縮径方向に向けて漸次管軸C方向に長寸となるように開口している。特に、各凹部4eの周方向の両端部における管軸C方向側の開口幅寸法は、各凹部4eの周方向の中央部における管軸C方向側の開口幅寸法よりも管軸C方向に長寸に形成されている。
また、カバー部4aの受口部2a側を向く端部からは、挿口管1の受口管2への挿入方向に向けて、先端が管軸C方向に向けて突出する突部4jを有する鈎部4hに形成されている。このため、カバー部4a,4bをボルトナット4dで緊締する際に、突部4jを膨出部2bよりも挿口管1の受口管2への挿入方向側に配置することで、膨出部2bがカバー部4a,4bと突部4jとに当接可能に配置される。つまり、膨出部2bがカバー部4a,4bと突部4jとの間で離脱不可能となることで、移動防止手段4が受口部2aに支持される。
次に、係止部6について説明する。図4(a)、図4(b)及び図4(c)に示すように、係止部6は、移動防止手段4の各凹部4e内に収納され、挿口部1aの外周面1cに係止することで挿口部1aと受口部2aとの離脱方向及び挿入方向への相対移動を防止するための部材であり、本実施例では、係止部6をカバー部4a,4bに形成された凹部4eと同数(本実施例では6つ)有している。
これら係止部6は、全て同一構成、すなわち、同一の仕様・寸法形状として、挿口管1よりも短径である円形の一部である略円弧状に形成されており、外周側端部が周方向の全周に亘って第2係止部6の側面視で略曲面形状に形成されている。より詳しくは、係止部6における挿口管1の受口管2からの離脱方向側に係止爪6aが形成され、挿口管1の受口管2への挿入方向側に係止爪6a’が形成されている。更に、係止部6の周方向側の両端には、係止部6を凹部4e内に収納する際にゴム体11の一部を収納するための溝部6b,6bが、係止部6の周方向の内周側に向けて開口するように形成されている。
このため、図2に示すように、各仕切壁4fにゴム体11が取り付けられた状態で各凹部4eに係止部6を収納することで、ゴム体11の一部が溝部6b内に弾性変形しながら配置される。そして、各ゴム体11は、それぞれ周方向で隣り合う係止部6にそれぞれ弾性変形しながら当接することでこの弾性力を利用して、各係止部6が凹部4e内から脱落することを防止するようになっている。
尚、本実施例では、前述のように全ての凹部4eに同一構成の係止部6を収納することで移動防止手段4に汎用性を持たせ、移動防止手段4を比較的安価に用いる事が可能となっている。
更に尚、このとき、図2及び図5に示すように、係止部6の係止爪6aは、周方向の先端部が隣り合う係止部6の内周面6cと挿口部1aの外周面1cとの間に向けて溝部6bの内部、すなわち管軸C方向で係止部6の係止爪6a,6a’間で挟まれるように、となり合う係止部6の周方向側端部に入り込んで配置される。つまり、本実施例における移動防止手段4では、隣り合う係止部6の係止爪6a,6a’同士が、周方向に渡って一部重複しながら(図5点線囲い部の重複部分L参照)、挿口部1aの外周面1cを係止するようになっている。
そして、図2に示すように、係止部6は、凹部4e内に収納されることで外周側端部が螺子孔4gに対向配置されるとともに、押圧ボルト7の先端部が係止部6の外周側端部における周方向の中央部、且つ挿口部1aの管軸C方向の中央部に当接する。
そして、前述のように構成されるとともに各凹部4e内に係止部6が収納された移動防止手段4は、図2及び図6(a)に示すように、カバー部4a,4bのフランジ4c,4cをボルトナット4d,4dで緊締した後、各押圧ボルト7を螺挿することで係止部6を挿口部1aの外周面1cに向けて押圧し、係止爪6a,6a’を挿口部1aの外周面1cに対して垂直に係止させる。
尚、前述したように係止部6は、正面視で挿口部1aの外周面1cの曲率よりも僅かに大きな曲率を有しているため、係止爪6a,6a’の周方向の両端部は、周方向の中央部よりもより深く挿口部1aの外周面1cに係止するようになっている。
この図6(a)に示す係止爪6a,6a’が挿口部1aの外周面1cに垂直に係止している状態から、挿口管1及び受口管2が地震等の外力あるいは流体による不平均力などにより、挿口部1aと受口部2aとに、管軸C方向に相対移動しようとする際の係止部6の傾動について説明する。
図6(b)に示すように、挿口管1が受口管2からの離脱方向に向けて相対移動する場合には、先ず、特に図示しないが、移動防止手段4は、係止爪6a,6a’が挿口部1aの外周面1cに垂直に係止した状態のまま挿口部1aとともに離脱方向に向けて相対移動される。
そして、膨出部2bが突部4jに当接することで(図1参照)移動防止手段4の離脱方向に向けての相対移動が規制されると、係止部6は、押圧ボルト7の先端部と外周側端部との当接を維持しながら離脱方向に向けて移動し、凹部4e内の離脱方向側に形成されている内周面4mに当接する。
この内周面4mに当接したことで、係止部6は、押圧ボルト7の先端部と外周側端部との当接を維持しながら図示時計回りに傾動を開始し、離脱方向側に形成された係止爪6aが外周面1cから離間するとともに挿入方向側に形成された係止爪6a’が外周面1cに深く係止され、挿口管1の受口管2からの離脱方向への相対移動が阻止される。
また、図6(c)に示すように、挿口管1が受口管2の挿入方向に向けて相対移動する場合には、先ず、特に図示しないが、移動防止手段は、係止爪6a,6a’が挿口部1aの外周面1cに係止した状態のまま挿口部1aとともに挿口部1aとともに挿入方向に向けて相対移動される。
そして、膨出部2bがカバー部4a,4bの内側面4kに当接することで(図1参照)移動防止手段4の挿入方向に向けての相対移動が規制されると、図6(c)に示すように、係止部6は、押圧ボルト7の先端部と外周側端部との当接を維持しながら挿入方向に向けて移動し、凹部4e内の挿入方向側に形成されている内周面4mに当接する。この内周面4mに当接したことで係止部6は、押圧ボルト7の先端部と外周側端部との当接を維持しながら図示反時計回りに傾動を開始し、挿入方向側に形成された係止爪6a’が外周面1cから離間するとともに離間方向側に形成された係止爪6aが外周面1cに深く係止され、挿口管1の受口管2の挿入方向への相対移動が阻止される。
特に、挿口管1が受口管2の挿入方向に向けて相対移動する場合には、挿口管1が受口管2の挿入方向に距離Rだけ相対移動する前に相対移動を阻止することによって、挿口部1aの先端部1bと受口部2a内の奥端面2cとが衝突して挿口部1a及び受口部2aが破損してしまうことを防止することができる。
以上、本実施例における移動防止手段4にあっては、係止部6は、挿口管1の管軸C方向で対向して一対の係止爪6a,6a’が設けられているとともに、少なくとも一つの係止部6と他の係止部6とは、双方の両係止爪6a,6a’が管軸C方向にずれた位置に配置されることで、周方向に渡って挿口部1aの外周面1cを双方の両係止爪6a,6a’が係止するので、押圧部7によって周方向で隣り合う係止部6,6同士を挿口部1aの外周面1cに向けて押圧しても、これら係止部6の係止爪6a,6a’が互いに干渉することなく挿口部1aの外周面1cを周方向に渡って係止することができ、挿口管1と受口管2とが離脱方向及び挿入方向に相対移動する際には、管軸C方向の離脱方向側若しくは挿入方向側に設けられた係止爪6a,6a’がより深く挿口部1aの外周面1cに係止するので、挿口部1aと受口部2aとの離脱方向及び挿入方向の相対移動をより強力に防止することができる。
また、複数の係止部6は、挿口部1aと受口部2aとの離脱方向及び挿入方向に互い違いにずれて周方向に沿って配置されているので、複数の係止部6の各係止爪6a,6a’が係止する範囲を比較的短く抑え、挿口部1aと受口部2aとの離脱方向及び挿入方向の相対移動時に各係止部6,6の両係止爪6a,6a’の傾動のばらつきを抑えることができる。
また、一つの係止部6の両係止爪6a,6a’と他の係止部6の両係止爪6a,6a’との周方向の端部同士は、周方向において重複して挿口部1aの外周面1cを係止しているので、一つの係止部1aの両係止爪6a,6a’と他の係止部6の両係止爪6a,6a’とが重複して挿口部1aの外周面1cを係止する箇所で係止力を増大させ、より挿口部1aと受口部2aとの離脱方向及び挿入方向の相対移動を強力に防止することができる。
また、凹部4eの周方向の両端部は、凹部4eの周方向の中央部よりも管軸C方向に長寸に形成されているので、挿口管1が受口管2に対して離脱方向または挿入方向に移動することで係止部6の周方向側の両端部に生じる、係止部6の周方向側の中央部よりも挿口部1aの離脱方向または挿入方向への大きな回動幅を、凹部4eの周方向側の両端部で許容することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、受口部2aと移動防止手段4とを別体として構成し、カバー部4a,4bをフランジ4c,4cで緊締することで膨出部2bをカバー部4a,4bと突部4jとの間で離脱可能とし、移動防止手段4を受口部2aに支持させたが、本発明の変形例として、図7に示すように、挿口部1aの外周面1cに向かって開口する凹部4eと、この凹部4e内に収納される係止部6と、係止部6を挿口部1aの外周面1cに向けて押圧する押圧ボルト7を備える移動防止手段4’を受口部2aの先端部に一体に設けてもよい。このように移動防止手段4と受口部2aとを一体に構成することで、挿口管1と受口管2とに離脱方向及び挿入方向への相対移動が生じた直後から係止爪5aを挿口部1aの外周面1cに深く係止させ、挿口管1と受口管2との離脱方向及び挿入方向への相対移動を防止することができる。
また、前記実施例では、カバー部4a,4bをフランジ4c,4cで緊締することで膨出部2bをカバー部4a,4bと突部4jとの間で離脱可能とし、移動防止手段4を受口部2aに支持させたが、前記実施例に替えて、特に図示しないが、受口部2aの先端部における内周面を挿口管1の挿入方向に向けて漸次縮径するテーパー面に形成するとともに、このテーパー面と受口部1aの外周面1cとの間にゴム材等により構成されたシール部材を配置し、移動防止手段を、受口部に向けて螺挿することでシール部材を挿入方向に向けて押圧し、テーパー面と外周面1cとの間を水密に密封させるための押輪として構成してもよい。
また、前記実施例では、受口管2の管軸C方向の一方側の端部に形成された受口部2aに挿口管1の挿口部1aを挿入する例で説明したが、受口管2の管軸C方向の両側の端部を受口部として構成し、両受口部に挿口部1aを挿入可能としてもよい。この場合には、両受口部に移動防止手段を設ける。
また、前記実施例では、挿口管1と受口管2とを上水道用の流体管として説明したが、挿口管1及び受口管2内を流れる流体は上水の他、石油等の水以外の液体でもよく、また、液体とガス等の混合物であってもよい。
また、前記実施例では、係止部6を押圧ボルト7によって挿口部1aの外周面1cに向けて押圧することで係止爪6a,6a’を外周面1cに係止させたが、挿口管1の管径が十分に短寸である場合には、移動防止手段に螺子孔を形成せずに凹部内の外周側端面に係止部を当接させ、フランジ同士をボルトナットで緊締する力によって各カバー部が直接係止部を挿口部の外周面に向けて押圧することで係止爪を外周面に係止させてもよい。
また、前記実施例では、係止部6の外周側端部における周方向の中央部、且つ挿口部1aの管軸C方向の中央部を押圧ボルト7によって挿口部1aの外周面1cに向けて押圧することで係止爪6a,6a’を外周面1cに係止させたが、係止部6を押圧する押圧ボルト7とともに別段のボルトによって係止部6を挿口部1aの外周面1cに向けて押圧するようにしてもよい。この場合には、係止爪6a,6a’が挿口部1aの外周面1cに偏って係止しないよう、係止部6を押圧する押圧ボルト7を中心に、係止部6の周方向に沿って等間隔に複数のボルトを配置することが望ましい。
1 挿口管
1a 挿口部
1c 外周面
2 受口管
2a 受口部
4,4’ 移動防止手段
4e 凹部
6 係止部
6a,6a’ 係止爪
7 押圧ボルト(押圧部)
10 コーティング層

Claims (4)

  1. 挿口管の挿口部の周方向に沿って配置され、該挿口部の外周面に係止する係止爪が前記挿口部の前記外周面に沿って夫々形成された複数の係止部と、前記挿口部が挿入される受口管の受口部若しくは該受口部に支持されたカバー部に形成されるとともに、前記挿口部の外周面に向けて開口し前記係止部を内部に収納する凹部と、前記凹部内の前記係止部を前記挿口部の前記外周面に向けて押圧する押圧部と、を備え、前記挿口部の前記外周面に前記係止爪を係止させることで、前記挿口部と前記受口部との離脱方向及び挿入方向の相対移動を防止する移動防止手段であって、
    前記係止部は、前記挿口管の管軸方向で対向して一対の係止爪が設けられているとともに、少なくとも一つの前記係止部と他の係止部とは、双方の両係止爪が前記管軸方向にずれた位置に配置されることで、周方向に渡って前記挿口部の前記外周面を双方の両係止爪が係止することを特徴とする移動防止手段。
  2. 前記複数の係止部は、前記挿口部と前記受口部との離脱方向及び挿入方向に互い違いにずれて周方向に沿って配置されていることを特徴とする請求項1に記載の移動防止手段。
  3. 前記一つの係止部の両係止爪と前記他の係止部の両係止爪との周方向の端部同士は、周方向において重複して前記挿口部の前記外周面を係止していることを特徴とする請求項1または2に記載の移動防止手段。
  4. 前記凹部の周方向の両端部は、該凹部の周方向の中央部よりも前記管軸方向に長寸に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の移動防止手段。
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