JP2003214502A - 2連遊星歯車装置型車輌用自動変速機 - Google Patents
2連遊星歯車装置型車輌用自動変速機Info
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- JP2003214502A JP2003214502A JP2002014168A JP2002014168A JP2003214502A JP 2003214502 A JP2003214502 A JP 2003214502A JP 2002014168 A JP2002014168 A JP 2002014168A JP 2002014168 A JP2002014168 A JP 2002014168A JP 2003214502 A JP2003214502 A JP 2003214502A
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Abstract
クラッチを介して選択的に連結すると共に、遊星歯車装
置の構成要素の一部を選択的に制動することにより、必
要とされるクラッチおよびブレーキの数が可及的に少な
く、その配置が可及的に便利であり、それによって全体
の構成が可及的にコンパクトになり、その上で車輌用変
速機として可及的に好ましい変速比の変速段をより多く
達成することのできる変速機の構造を生みだすこと。 【解決手段】 一方の遊星歯車装置のサンギヤ、リング
ギヤ、キャリアのいづれかと他方の遊星歯車装置のサン
ギヤ、リングギヤ、キャリアのいづれかとの連結を2組
作り、その組合せの違いに応じて異なる変速比を得る。
Description
に係り、特に、入力部材と出力部材の間に2つの遊星歯
車装置を設け、これら入力部材、出力部材、遊星歯車装
置の構成要素を直接またはクラッチを介して選択的に連
結すると共に、遊星歯車装置の構成要素の一部を選択的
に制動することにより複数の前進段を達成することので
きる車輌用自動変速機に係る。
遊星歯車装置を設け、これら入力部材、出力部材、遊星
歯車装置の構成要素を6つのクラッチを選択的に連結す
ると共に、遊星歯車装置の構成要素の一部を2つのブレ
ーキを選択的に制動することにより前進6速および後進
段を達成した車輌用自動変速機が特開昭60‐23658号公
報に開示されている。
間に2つの遊星歯車装置を設け、これら入力部材、出力
部材、遊星歯車装置の構成要素を直接またはクラッチを
介して選択的に連結すると共に、遊星歯車装置の構成要
素の一部を選択的に制動することにより複数の前進段と
少なくとも一つの後進段を達成することのできる車輌用
自動変速機を構成することには無限の可能性がある。本
発明は、そのような無限の可能性の下に、必要とされる
クラッチおよびブレーキの数が可及的に少なく、またそ
の配置が可及的に便利であり、それによって全体の構成
が可及的にコンパクトになり、その上で車輌用変速機と
して可及的に好ましい変速比の変速段をより多く達成す
ることのできる変速機の構造を生みだすこと課題として
いる。
1の車輌用自動変速機として、本発明は、入力部材と、
出力部材と、サンギヤ、リングギヤおよびキャリアを有
するダブルピニオン型のフロント側遊星歯車装置と、サ
ンギヤ、リングギヤおよびキャリアを有するダブルピニ
オン型のリヤ側遊星歯車装置と、第1〜第4のクラッチ
と、第1〜第3のブレーキとを有し、フロント側サンギ
ヤがリヤ側キャリアと連結され、出力部材がフロント側
リングギヤに連結されており、第1のクラッチが入力部
材とリヤ側サンギヤとを選択的に連結し、第2のクラッ
チが入力部材とフロント側キャリアとを選択的に連結
し、第3のクラッチがフロント側リングギヤとリヤ側リ
ングギヤとを選択的に連結し、第4のクラッチがフロン
ト側キャリアとリヤ側リングギヤとを選択的に連結し、
第1のブレーキがリヤ側サンギヤを選択的に制動し、第
2のブレーキがフロント側キャリアを選択的に制動し、
第3のブレーキがフロント側サンギヤとリヤ側キャリア
とを選択的に制動するようになっており、前記各クラッ
チによる選択的連結と前記各ブレーキによる選択的制動
の組合せにより前進6段を達成するよう構成されている
ことを特徴とする車輌用自動変速機を提案する。尚、本
発明による第1〜14の各車輌用自動変速機について以
下に図面を参照して行う実施例の説明に於いては、前進
段と同時に当該実施例により得られる後進段についても
説明するが、本発明が提案する車輌用自動変速機は後進
段を含むことを必須の要件とするものではない。特に近
年の自動車等の車輌に於いては、所謂ハイブリッド車で
あるか否かに拘わらず車輌駆動の一部に電動機を用いる
ことが種々の態様にて試みられており、車輌の後進は電
動駆動とすることが可能である。
速機として、本発明は、入力部材と、出力部材と、サン
ギヤ、リングギヤおよびキャリアを有するダブルピニオ
ン型のフロント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リングギ
ヤおよびキャリアを有するシングルピニオン型のリヤ側
遊星歯車装置と、第1〜第5のクラッチと、第1および
第2のブレーキとを有し、フロント側サンギヤがリヤ側
キャリアと連結され、出力部材がフロント側リングギヤ
に連結されており、第1のクラッチが入力部材とフロン
ト側キャリアとを選択的に連結し、第2のクラッチが入
力部材とフロント側サンギヤとリヤ側キャリアとを選択
的に連結し、第3のクラッチが入力部材とリヤ側サンギ
ヤとを選択的に連結し、第4のクラッチがフロント側リ
ングギヤとリヤ側リングギヤとを選択的に連結し、第5
のクラッチがフロント側キャリアとリヤ側リングギヤと
を選択的に連結し、第1のブレーキがリヤ側サンギヤを
選択的に制動し、第2のブレーキがフロント側サンギヤ
とリヤ側キャリアとを選択的に制動するようになってお
り、前記各クラッチによる選択的連結と前記各ブレーキ
による選択的制動の組合せにより前進6段を達成するよ
う構成されていることを特徴とする車輌用自動変速機を
提案する。
速機として、本発明は、入力部材と、出力部材と、サン
ギヤ、リングギヤおよびキャリアを有するダブルピニオ
ン型のフロント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リングギ
ヤおよびキャリアを有するダブルピニオン型のリヤ側遊
星歯車装置と、第1〜第5のクラッチと、第1および第
2のブレーキとを有し、フロント側サンギヤがリヤ側キ
ャリアと連結され、出力部材がフロント側リングギヤに
連結されており、第1のクラッチが入力部材とフロント
側サンギヤおよびリヤ側キャリアとを選択的に連結し、
第2のクラッチが入力部材とフロント側キャリアとを選
択的に連結し、第3のクラッチが入力部材とリヤ側サン
ギヤとを選択的に連結し、第4のクラッチがフロント側
リングギヤとリヤ側リングギヤとを選択的に連結し、第
5のクラッチがフロント側キャリアとリヤ側リングギヤ
とを選択的に連結し、第1のブレーキがリヤ側サンギヤ
を選択的に制動し、第2のブレーキがフロント側キャリ
アを選択的に制動するようになっており、前記各クラッ
チによる選択的連結と前記各ブレーキによる選択的制動
の組合せにより前進6段を達成するよう構成されている
ことを特徴とする車輌用自動変速機を提案する。
速機として、本発明は、入力部材と、出力部材と、サン
ギヤ、リングギヤおよびキャリアを有するダブルピニオ
ン型のフロント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リングギ
ヤおよびキャリアを有するシングルピニオン型のリヤ側
遊星歯車装置と、第1〜第5のクラッチと、第1および
第2のブレーキとを有し、フロント側サンギヤがリヤ側
リングギヤと連結され、出力部材がフロント側リングギ
ヤに連結されており、第1のクラッチが入力部材とフロ
ント側サンギヤおよびリヤ側リングギヤとを選択的に連
結し、第2のクラッチが入力部材とフロント側キャリア
とを選択的に連結し、第3のクラッチが入力部材とリヤ
側サンギヤとを選択的に連結し、第4のクラッチがフロ
ント側リングギヤとリヤ側キャリアとを選択的に連結
し、第5のクラッチがフロント側キャリアとリヤ側キャ
リアとを選択的に連結し、第1のブレーキがリヤ側サン
ギヤを選択的に制動し、第2のブレーキがフロント側キ
ャリアを選択的に制動するようになっており、前記各ク
ラッチによる選択的連結と前記各ブレーキによる選択的
制動の組合せにより前進6段を達成するよう構成されて
いることを特徴とする車輌用自動変速機を提案する。
速機として、本発明は、入力部材と、出力部材と、サン
ギヤ、リングギヤおよびキャリアを有するダブルピニオ
ン型のフロント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リングギ
ヤおよびキャリアを有するシングルピニオン型のリヤ側
遊星歯車装置と、第1〜第4のクラッチと、第1〜第3
のブレーキとを有し、フロント側キャリアとリヤ側サン
ギヤがと連結され、出力部材がリヤ側キャリアに連結さ
れており、第1のクラッチが入力部材とフロント側サン
ギヤとを選択的に連結し、第2のクラッチが入力部材と
リヤ側リングギヤとを選択的に連結し、第3のクラッチ
がフロント側リングギヤとリヤ側キャリアおよび出力部
材とを選択的に連結し、第4のクラッチがフロント側リ
ングギヤとリヤ側リングギヤとを選択的に連結し、第1
のブレーキがフロント側サンギヤを選択的に制動し、第
2のブレーキがリヤ側リングギヤを選択的に制動し、第
3のブレーキがフロント側キャリアとリヤ側サンギヤと
を選択的に制動するようになっており、前記各クラッチ
による選択的連結と前記各ブレーキによる選択的制動の
組合せにより前進6段を達成するよう構成されているこ
とを特徴とする車輌用自動変速機を提案する。
速機として、本発明は、入力部材と、出力部材と、サン
ギヤ、リングギヤおよびキャリアを有するダブルピニオ
ン型のフロント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リングギ
ヤおよびキャリアを有するシングルピニオン型のリヤ側
遊星歯車装置と、第1〜第4のクラッチと、第1〜第3
のブレーキとを有し、フロント側サンギヤがリヤ側サン
ギヤと連結され、出力部材がリヤ側キャリアに連結され
ており、第1のクラッチが入力部材とフロント側サンギ
ヤおよびリヤ側サンギヤとを選択的に連結し、第2のク
ラッチが入力部材とフロント側リングギヤとを選択的に
連結し、第3のクラッチがフロント側キャリアとリヤ側
キャリアおよび出力部材とを選択的に連結し、第4のク
ラッチがフロント側キャリアとリヤ側リングギヤとを選
択的に連結し、第1のブレーキがフロント側サンギヤと
リヤ側サンギヤとを選択的に制動し、第2のブレーキが
フロント側リングギヤを選択的に制動し、第3のブレー
キがリヤ側リングギヤを選択的に制動するようになって
おり、前記各クラッチによる選択的連結と前記各ブレー
キによる選択的制動の組合せにより前進6段を達成する
よう構成されていることを特徴とする車輌用自動変速機
を提案する。
速機として、本発明は、入力部材と、出力部材と、サン
ギヤ、リングギヤおよびキャリアを有するダブルピニオ
ン型のフロント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リングギ
ヤおよびキャリアを有するダブルピニオン型のリヤ側遊
星歯車装置と、第1〜第4のクラッチと、第1〜第3の
ブレーキとを有し、フロント側サンギヤがリヤ側サンギ
ヤと連結され、出力部材がリヤ側リングギヤに連結され
ており、第1のクラッチが入力部材とフロント側サンギ
ヤおよびリヤ側サンギヤとを選択的に連結し、第2のク
ラッチが入力部材とフロント側リングギヤとを選択的に
連結し、第3のクラッチがフロント側キャリアとリヤ側
リングギヤおよび出力部材とを選択的に連結し、第4の
クラッチがフロント側キャリアとリヤ側キャリアとを選
択的に連結し、第1のブレーキがフロント側サンギヤと
リヤ側サンギヤとを選択的に制動し、第2のブレーキが
フロント側リングギヤを選択的に制動し、第3のブレー
キがリヤ側キャリアを選択的に制動するようになってお
り、前記各クラッチによる選択的連結と前記各ブレーキ
による選択的制動の組合せにより前進6段を達成するよ
う構成されていることを特徴とする車輌用自動変速機を
提案する。
速機として、本発明は、入力部材と、出力部材と、サン
ギヤ、リングギヤおよびキャリアを有するダブルピニオ
ン型のフロント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リングギ
ヤおよびキャリアを有するシングルピニオン型のリヤ側
遊星歯車装置と、第1〜第4のクラッチと、第1〜第3
のブレーキとを有し、フロント側リングギヤがリヤ側リ
ングギヤと連結され、出力部材がリヤ側キャリアに連結
されており、第1のクラッチが入力部材とフロント側キ
ャリアとを選択的に連結し、第2のクラッチが入力部材
とフロント側リングギヤおよびリヤ側リングギヤとを選
択的に連結し、第3のクラッチがフロント側サンギヤと
リヤ側サンギヤとを選択的に連結し、第4のクラッチが
フロント側サンギヤとリヤ側キャリアおよび出力部材と
を選択的に連結し、第1のブレーキがフロント側キャリ
アを選択的に制動し、第2のブレーキがフロント側リン
グギヤとリヤ側リングギヤとを選択的に制動し、第3の
ブレーキがリヤ側サンギヤを選択的に制動するようにな
っており、前記各クラッチによる選択的連結と前記各ブ
レーキによる選択的制動の組合せにより前進6段を達成
するよう構成されていることを特徴とする車輌用自動変
速機を提案する。
速機として、本発明は、入力部材と、出力部材と、サン
ギヤ、リングギヤおよびキャリアを有するシングルピニ
オン型のフロント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リング
ギヤおよびキャリアを有するダブルピニオン型のリヤ側
遊星歯車装置と、第1〜第5のクラッチと、ブレーキと
を有し、リヤ側サンギヤが固定され、出力部材がフロン
ト側リングギヤに連結されており、第1のクラッチが入
力部材とフロント側キャリアとを選択的に連結し、第2
のクラッチが入力部材とフロント側サンギヤとを選択的
に連結し、第3のクラッチがフロント側キャリアとリヤ
側キャリアとを選択的に連結し、第4のクラッチがフロ
ント側サンギヤとリヤ側キャリアとを選択的に連結し、
第5のクラッチがフロント側リングギヤおよび出力部材
とリヤ側リングギヤとを選択的に連結し、ブレーキがリ
ヤ側キャリアを選択的に制動するようになっており、前
記各クラッチによる選択的連結と前記ブレーキによる選
択的制動の組合せにより前進5段を達成するよう構成さ
れていることを特徴とする車輌用自動変速機を提案す
る。
変速機として、本発明は、入力部材と、出力部材と、サ
ンギヤ、リングギヤおよびキャリアを有するシングルピ
ニオン型のフロント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リン
グギヤおよびキャリアを有するダブルピニオン型のリヤ
側遊星歯車装置と、第1〜第4のクラッチと、第1およ
び第2のブレーキとを有し、出力部材がフロント側リン
グギヤに連結されており、第1のクラッチが入力部材と
フロント側キャリアとを選択的に連結し、第2のクラッ
チが入力部材とフロント側サンギヤとを選択的に連結
し、第3のクラッチがフロント側キャリアとリヤ側キャ
リアとを選択的に連結し、第4のクラッチがフロント側
サンギヤとリヤ側キャリアとを選択的に連結し、第1の
ブレーキがリヤ側サンギヤを選択的に制動し、第2のブ
レーキがリヤ側キャリアを選択的に制動するようになっ
ており、前記各クラッチによる選択的連結と前記各ブレ
ーキによる選択的制動の組合せにより前進5段を達成す
るよう構成されていることを特徴とする車輌用自動変速
機を提案する。
変速機として、本発明は、入力部材と、出力部材と、サ
ンギヤ、リングギヤおよびキャリアを有するダブルピニ
オン型のフロント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リング
ギヤおよびキャリアを有するシングルピニオン型のリヤ
側遊星歯車装置と、第1〜第4のクラッチと、第1およ
び第2のブレーキとを有し、フロント側リングギヤがリ
ヤ側リングギヤと連結され、出力部材がフロント側リン
グギヤおよびリヤ側リングギヤに連結されており、第1
のクラッチが入力部材とフロント側キャリアとを選択的
に連結し、第2のクラッチが入力部材とフロント側サン
ギヤとを選択的に連結し、第3のクラッチがフロント側
サンギヤとリヤ側サンギヤとを選択的に連結し、第4の
クラッチがフロント側サンギヤとリヤ側キャリアとを選
択的に連結し、第1のブレーキがリヤ側サンギヤを選択
的に制動し、第2のブレーキがリヤ側キャリアを選択的
に制動するようになっており、前記各クラッチによる選
択的連結と前記各ブレーキによる選択的制動の組合せに
より前進5段を達成するよう構成されていることを特徴
とする車輌用自動変速機を提案する。
変速機として、本発明は、入力部材と、出力部材と、サ
ンギヤ、リングギヤおよびキャリアを有するダブルピニ
オン型のフロント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リング
ギヤおよびキャリアを有するシングルピニオン型のリヤ
側遊星歯車装置と、第1〜第4のクラッチと、第1およ
び第2のブレーキとを有し、入力部材がフロント側キャ
リアと連結され、出力部材がリヤ側リングギヤに連結さ
れており、第1のクラッチがフロント側リングギヤとリ
ヤ側リングギヤとを選択的に連結し、第2のクラッチが
入力部材とフロント側サンギヤとを選択的に連結し、第
3のクラッチがフロント側サンギヤとリヤ側サンギヤと
を選択的に連結し、第4のクラッチがフロント側サンギ
ヤとリヤ側キャリアとを選択的に連結し、第1のブレー
キがリヤ側サンギヤを選択的に制動し、第2のブレーキ
がリヤ側キャリアを選択的に制動するようになってお
り、前記各クラッチによる選択的連結と前記各ブレーキ
による選択的制動の組合せにより前進5段を達成するよ
う構成されていることを特徴とする車輌用自動変速機を
提案する。
変速機として、本発明は、入力部材と、出力部材と、サ
ンギヤ、リングギヤおよびキャリアを有するシングルピ
ニオン型のフロント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リン
グギヤおよびキャリアを有するシングルピニオン型のリ
ヤ側遊星歯車装置と、第1〜第4のクラッチと、第1お
よび第2のブレーキとを有し、フロント側リングギヤが
リヤ側キャリアと連結され、出力部材がフロント側リン
グギヤおよびリヤ側キャリアに連結されており、第1の
クラッチが入力部材とフロント側サンギヤとを選択的に
連結し、第2のクラッチが入力部材とリヤ側サンギヤと
を選択的に連結し、第3のクラッチがフロント側キャリ
アとリヤ側サンギヤとを選択的に連結し、第4のクラッ
チがフロント側キャリアとリヤ側リングギヤとを選択的
に連結し、第1のブレーキがフロント側サンギヤを選択
的に制動し、第2のブレーキがリヤ側リングギヤを選択
的に制動するようになっており、前記各クラッチによる
選択的連結と前記各ブレーキによる選択的制動の組合せ
により前進5段を達成するよう構成されていることを特
徴とする車輌用自動変速機を提案する。
変速機として、本発明は、入力部材と、出力部材と、サ
ンギヤ、リングギヤおよびキャリアを有するシングルピ
ニオン型のフロント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リン
グギヤおよびキャリアを有するダブルピニオン型のリヤ
側遊星歯車装置と、第1〜第4のクラッチと、第1およ
び第2のブレーキとを有し、フロント側リングギヤがリ
ヤ側リングギヤと連結され、出力部材がフロント側リン
グギヤに連結されており、第1のクラッチが入力部材と
フロント側サンギヤとを選択的に連結し、第2のクラッ
チが入力部材とリヤ側サンギヤとを選択的に連結し、第
3のクラッチがフロント側キャリアとリヤ側サンギヤと
を選択的に連結し、第4のクラッチがフロント側キャリ
アとリヤ側キャリアとを選択的に連結し、第1のブレー
キがフロント側サンギヤを選択的に制動し、第2のブレ
ーキがリヤ側キャリアを選択的に制動するようになって
おり、前記各クラッチによる選択的連結と前記各ブレー
キによる選択的制動の組合せにより前進5段を達成する
よう構成されていることを特徴とする車輌用自動変速機
を提案する。
チとブレーキを合わせて7個用いるときには、6種類の
車輌用変速機として好ましい変速比の前進用変速段を達
成することができ、またクラッチとブレーキを合わせて
6個用いるときには、5種類の車輌用変速機として好ま
しい変速比の前進用変速段を達成することができ、いず
れもクラッチおよびブレーキの配置が便利であり、変速
機全体の構成がコンパクトになる。
変速機のそれぞれを、添付の図を参照して実施例につい
て詳細に説明するする。
速機の一つの実施例の構成を示す概略図である。図に於
いて、INは入力部材を、またOUTは出力部材を示
す。PfおよびPrはそれぞれ遊星歯車装置である。以
下の記述に於いては、入力部材に近い側の遊星歯車装置
をフロント側遊星歯車装置またはフロント側Pfと称
し、入力部材より遠い側の遊星歯車装置をリヤ側遊星歯
車装置またはリヤ側Prと称する。またフロント側Pf
およびリヤ側Prのそれぞれについて、サンギヤ、リン
グギヤ、キャリアをSf、Rf、CfおよびSr、R
r、Crと称する。図1の場合、PfおよびPrはいず
れもダブルピニオン型遊星歯車装置として構成されてい
る。
材により第1のクラッチC1の一方の回転部材に連結さ
れ、クラッチC1の他方の回転部材は中空軸部材により
リヤ側Prのサンギヤに連結されており、これによって
入力部材INはリヤ側サンギヤに選択的に連結されるよ
うになっている。入力部材INはまたその周りに環状に
構成された第2のクラッチC2の一方の回転部材にも連
結され、クラッチC2の他方の回転部材は中空軸部材を
経てフロント側Pfのキャリアに連結されており、これ
によって入力部材INはフロント側キャリアに選択的に
連結されるようになっている。フロント側Pfのリング
ギヤはその周りに環状に構成された第3のクラッチC3
の一方の回転部材に連結され、クラッチC3の他方の回
転部材はリヤ側Prのリングギヤに連結されており、こ
れによってフロント側リングギヤとリヤ側リングギヤと
はクラッチC3により選択的に連結されるようになって
いる。フロント側Pfのキャリアはその周りに環状に構
成された第4のクラッチC4の一方の回転部材に連結さ
れ、クラッチC4の他方の回転部材はリヤ側Prのリン
グギヤに連結されており、これによってフロント側キャ
リアとリヤ側リングギヤとはクラッチC4により選択的
に連結されるようになっている。
B1が連結され、リヤ側サンギヤの回転を選択的に制動
するようになっている。フロント側Pfのキャリアには
第2のブレーキB2が連結され、フロント側キャリアの
回転を選択的に制動するようになっている。フロント側
Pfのサンギヤとリヤ側Prのキャリアとは互いに連結
されて一体となって回転するようになっており、これら
両者に対し第3のブレーキB3が連結され、フロント側
サンギヤとリヤ側キャリアの回転を同時に選択的に制動
するようになっている。
は、クラッチC1、C2、C3、C4およびブレーキB
1、B2、B3が図1のBの表に示す如き組合せにて係
合または開放されることにより、同表に示す如き第1速
段〜第6速段(1st〜6th)の6つの前進段と2つの後
進段(R1、R2)とを達成することができる。同表に
於いて、○は係合示し、×は開放を示し、△はいずれか
一方が係合されればよいことを示す。またフロント側P
fおよびリヤ側Prのそれぞれに於けるリングギヤの歯
数に対するサンギヤの歯数の比をρfおよびρrにて表
し、その一例として、ρf=0.35とし、ρr=0.
45とすると、各変速段に於けるギヤ比(減速比)は同
表に示す通りとなる。また第1速段と第6速段の間のギ
ヤ比幅は6.2である。
されている如き共線図により求めることができる。共役
線の原理は以下の通りである。
ヤとリングギヤとキャリアの間の回転角度(従ってまた
回転速度)の相対的関係は、それぞれの回転角(または
回転速度)を表す座標線を平行に配列した座標系に対し
一本の直線を交差させることにより求まる。この場合、
遊星歯車装置がシングルピニオン型であるときには、平
行座標線の配列は、キャリアの座標線を挟んでその両側
にリングギヤの座標線とサンギヤの座標線とが平行に並
ぶ形であり、リングギヤの歯数に対するサンギヤの歯数
の比をρ(ρ<1)とすると、キャリア座標線よりリン
グギヤ座標線までの距離とキャリア座標線よりサンギヤ
座標線までの距離の比はρ対1である。
あるときには、平行座標線の配列は、キャリア座標線に
対しリングギヤ座標線とサンギヤ座標線とが同じ側に位
置し、キャリア座標線に対しリングギヤ座標線が隔たる
距離とキャリア座標線に対しサンギヤ座標線が隔たる距
離の比がρ対1となる。
フロント側Pfとリヤ側Prとがいづれもダブルピニオ
ン型遊星歯車装置であり,前者のサンギヤが後者のキャ
リアと連結されている上で、更にそれに加えてクラッチ
C3が連結され、前者のリングギヤが後者のリングギヤ
に連結される場合と、クラッチC4が連結されて前者の
キャリアが後者のリングギヤに連結される場合とについ
てみると、これら2つの遊星歯車装置の動きは,それぞ
れ以下のようになる。
は、フロント側サンギヤSfとリヤ側キャリアCrとが
一体となって行動すると同時に、フロント側リングギヤ
Rfとリヤ側リングギヤRrとが一体となって行動す
る。この場合、フロント側PfについてのCf−Rf−
Sf座標系とリヤ側PrについてのCr−Rr−Sr座
標系の重ね合わせは、SfとCrとが一致し且つRfと
Rrとが一致しなければならない。これは、図1のCで
見て、フロント側Pfに対する座標系Fとリヤ側Prに
対する座標系Raとを組み合わせて考えなければならな
いことを意味する。
きであり、そのときにはフロント側サンギヤSfとリヤ
側キャリアCrとが一体となって行動すると同時に、フ
ロント側キャリアCfとリヤ側リングギヤRrとが一体
となって行動する。この場合、フロント側Pfについて
のCf−Rf−Sf座標系とリヤ側PrについてのCr
−Rr−Sr座標系の重ね合わせは、SfとCrとが一
致し且つCfとRrとが一致しなければならない。これ
は、図1のCで見て、フロント側Pfに対する座標系F
とリヤ側Prに対する座標系Rbとを組み合わせて考え
なければならないことを意味する。
のギヤ比(減速比)を求めると、以下のようになる。
尚、共線図に於いて、直線B1−B2−B3上の各点で
は、ブレーキB1、B2、B3の係合により制動された
回転部材の回転速度は0であるとし、直線C1−C2上
の各点では、クラッチC1、C2の係合により入力部材
と連結された回転部材の回転速度は入力部材の回転速
度、即ち、入力回転速度であるとする。また、図1のC
に例示した共線図は、各変速段のギヤ比を求める要領を
できるだけ明瞭に示すよう描かれたものであり、図1の
Bに例示したギヤ比をもたらすρf=0.35、ρr=
0.45に対応して描かれたものではない。このことは
以下の図2〜14の各々についても同様である。
係合されるのはクラッチC1、C4とブレーキB3であ
る。クラッチC4が係合されるときの座標系FとRa/
Rbの組み合わせは、FとRbである。ブレーキB3の
係合により,リヤ側キャリアCr(およびフロント側サ
ンギヤSf)の回転速度は0である。一方、クラッチC
1の係合によりリヤ側サンギヤSrは入力回転速度にて
回転する。従って、リヤ側PrのSr、Rr、Crおよ
びフロント側PfのCf、Rf、Sfはすべて直線C1
−a−1−B3上にあり、出力部材OUTが連結された
Rfは点1の速度で回転する。第1速段のギヤ比は、減
速比として表されると、直線B1−B2−B3と直線C
1−C2間の距離を直線B1−B2−B3に対する点1
の距離にて除した値として得られる。
ーキB3とが係合される。クラッチC3が係合されると
きの座標系FとRa/Rbの組み合わせは、FとRaで
ある。クラッチC1の係合によりリヤ側サンギヤSrは
入力回転速度にて回転する。ブレーキB3の係合により
リヤ側キャリアCr(およびフロント側サンギヤSf)
は停止している。従ってリヤ側PrのSr、Rr、Cr
およびフロント側PfのCf、Rf、Sfは全て直線C
1−b−2−B3上にあり、出力部材OUTが連結され
たフロント側Rfは点2の回転速度にて回転する。減速
比としてのギヤ比の算出要領は第1速段の場合と同様で
ある。
ーキB3とが係合される。クラッチC3が係合されると
きの座標系FとRa/Rbの組み合わせは、FとRaで
ある。ただこの場合、リヤ側Prでは、ブレーキB3の
係合によりキャリアCrが固定された状態でリングギヤ
Rrが駆動されるとサンギヤSrが空転するので、リヤ
側Prは実質的には作動せず、変速機の行動はフロント
側Pfのみによるものとなる。フロント側Pfでは、サ
ンギヤSfが停止しているところに、クラッチC2の係
合によりキャリアCfが入力回転速度にて回転するの
で、座標系Fでの行動は直線C2−3−B3に沿うもの
となり、出力部材OUTが連結されたRfは点3の回転
速度にて回転する。減速比としてのギヤ比の算出要領は
第1速段の場合と同様である。
係合される。フロント側Pfとリヤ側Prとは前者のサ
ンギヤSfと後者のキャリアCrとが互いに連結されて
いるので、更にクラッチC2およびC1の係合により前
者のキャリアCfと後者のサンギヤSrとが連結される
と、PfおよびPrはいずれもロックされた状態とな
り、二つの遊星歯車装置は単に一体の回転体となって回
転するようになる。このとき出力部材OUTに連結され
たフロント側Rfの回転速度は、入力回転速度に一致す
る直線C1−C2と交わる点4の速度である。減速比と
してのギヤ比の算出要領は第1速段の場合と同様である
が、この場合は単に1.00である。尚、クラッチC1
およびC2に加えてクラッチC3やC4が係合されれ
ば、クラッチC1およびC2が受け持つべきトルク負荷
が軽減される。
ブレーキB1が係合される。クラッチC4が係合される
ときの座標系FとRa/Rbの組み合わせは、FとRb
である。ブレーキB1の係合によりリヤ側Prのサンギ
ヤSrが固定される。一方、クラッチC2およびC4の
係合により、リヤ側Prに於いてはリングギヤが入力回
転速度にて回転する。従ってリヤ側PrのSr、Rr、
Crおよびフロント側PfのCf、Rf、Sfは直線B
1−C2−5−cに沿って行動し、出力部材OUTが連
結されたフロント側Rfの回転速度は点5の速度であ
る。減速比としてのギヤ比の算出要領は第1速段の場合
と同様である。この場合、減速比は1以下であり、即ち
第5速段はオーバードライブ段である。
ブレーキB1が係合される。クラッチC3が係合される
ときの座標系FとRa/Rbの組み合わせは、FとRa
である。ブレーキB1の係合によりリヤ側サンギヤSr
の回転速度は0である。クラッチC2の係合によりフロ
ント側キャリアCfは入力回転速度で回転する。従っ
て、リヤ側PrのSr、Rr、Crおよびフロント側P
fのCf、Rf、Sfは直線B1−C2−6−dに沿っ
て行動し、出力部材OUTが連結されたフロント側Rf
は点6の回転速度にて回転する。減速比としてのギヤ比
の算出要領は第1速段の場合と同様である。この場合に
も、減速比は1以下であり、即ち第6速段もオーバード
ライブ段である。
4とブレーキB2とが係合される。クラッチC4が係合
されるときの座標系FとRa/Rbの組み合わせは、F
とRbである。ブレーキB2とクラッチC4が係合され
るとリヤ側PrのリングギヤRrが固定される。その状
態でクラッチC1の係合によりリヤ側サンギヤSrが入
力回転速度にて駆動されると、リヤ側PrのSr、R
r、Crおよびフロント側PfのCf、Rf、Sfは直
線C1−B2−R1−eに沿って行動し、出力部材OU
Tが連結されたフロント側RfはR1なる負の速度にて
回転し、即ち逆転する。減速比としてのギヤ比の算出要
領は第1速段の場合と同様である。
3とブレーキB2とが係合される。クラッチC3が係合
されるときの座標系FとRa/Rbの組み合わせは、F
とRaである。ブレーキB2の係合によりフロント側P
fのキャリアCfが停止し、クラッチC1の係合により
リヤ側サンギヤSrは入力回転速度で回転する。従っ
て、リヤ側PrのSr、Rr、Crおよびフロント側P
fのCf、Rf、Sfは直線C1−B2−R2−fに沿
って行動する。従って、出力部材OUTが連結されたフ
ロント側Rfは点R2の速度にて回転し、逆転する。減
速比の算出要領は第1速段の場合と同様である。
変速機の一つの実施例を示す図1のA、B、Cと同様の
図である。図に於いて、IN、OUT、Pf、Pr、そ
の他の定義は図1に於けると同じである。この場合、P
fはダブルピニオン型遊星歯車装置であるが、Prはシ
ングルピニオン型遊星歯車装置である。
るフロント側Pf、リヤ側Pr、クラッチC1〜C5,
ブレーキB1およびB2の連結は図2のAに示す通りで
あり、これらのクラッチおよびブレーキの係合と開放の
組合せにより各速度段が達成される要領は図2のBに示
す通りである。この表に於いても、○は係合示し、×は
開放を示す。またフロント側Pfおよびリヤ側Prのそ
れぞれに於けるリングギヤの歯数に対するサンギヤの歯
数の比ρfおよびρrを一例としてρf=0.65およ
びρr=0.47とすると、各変速段に於けるギヤ比は
同表に示す通りとなり、また第1速段と第6速段の間の
ギヤ比幅は4.2となる。
星歯車装置であるフロント側Pfとシングルピニオン型
遊星歯車装置であるリヤ側Prとは,前者のサンギヤS
fが後者のキャリアCrと連結され、更にそれに加え
て、クラッチC4が係合されると前者のリングギヤRf
が後者のリングギヤRrに連結され、クラッチC5が係
合されると前者のキャリアCfが後者のリングギヤRr
に連結されるように構成されているので、クラッチC4
が係合されると、フロント側サンギヤSfとリヤ側キャ
リアCrとが一体となって行動すると同時に、フロント
側リングギヤRfとリヤ側リングギヤRrとが一体とな
って行動し、このときにはフロント側PfについてのC
f−Rf−Sf座標系とリヤ側PrについてのRr−C
r−Sr座標系の重ね合わせは、SfとCrとが一致
し、RfとRrとが一致していなければならない。これ
は図2のCで見て、フロント側Pfに対する座標系Fと
リヤ側Prに対する座標系Raとを組み合わせることで
ある。
ント側サンギヤSfとリヤ側キャリアCrとが一体とな
って行動すると同時に、フロント側キャリアCfとリヤ
側リングギヤRrとが一体となって行動する。このとき
にはフロント側PfについてのCf−Rf−Sf座標系
とリヤ側PrについてのRr−Cr−Sr座標系の重ね
合わせは、SfとCrとが一致し且つCfとRrとが一
致しなければならない。これは図2のCで見て、フロン
ト側Pfに対する座標系Fとリヤ側Prに対する座標系
Rbとを組み合わせることである
(減速比)は、図2のCに示すような共線図より求めら
れる。かかるフロント側Pfの座標系Fとリヤ側Prの
座標系Ra/Rbの組合せに基づいて各変速段に於ける
出力部材OUTの回転速度を示す点1、2、3、4、
5、6、R1、R2を求める要領は、図1について上に
説明したところから明らかであるので、この点について
のこれ以上の詳細な説明は、明細書の冗長化を避けるた
め省略する。
変速機の一つの実施例を示す図1のA、B、Cと同様の
図である。図に於いて、IN、OUT、Pf、Pr、そ
の他の定義は図1に於けると同じである。この場合、P
fおよびPrはいずれもダブルピニオン型遊星歯車装置
である。
るフロント側Pf、リヤ側Pr、クラッチC1〜C5,
ブレーキB1およびB2の連結は図3のAに示す通りで
あり、これらのクラッチおよびブレーキの係合と開放の
組合せにより各速度段が達成される要領は図3のBに示
す通りである。この表に於いても、○は係合示し、×は
開放を示す。またフロント側Pfおよびリヤ側Prのそ
れぞれに於けるリングギヤの歯数に対するサンギヤの歯
数の比ρfおよびρrを一例としてρf=0.33およ
びρr=0.40とすると、各変速段に於けるギヤ比は
同表に示す通りとなり、また第1速段と第6速段の間の
ギヤ比幅は4.5となる。
ヤ側Prとは,前者のサンギヤSfが後者のキャリアC
rと連結され、更にそれに加えて、クラッチC4が係合
されると前者のリングギヤRfが後者のリングギヤRr
に連結され、クラッチC5が係合されると前者のキャリ
アCfが後者のリングギヤRrに連結されるように構成
されているので、クラッチC4が係合されると、フロン
ト側サンギヤSfとリヤ側キャリアCrとが一体となっ
て行動すると同時に、フロント側リングギヤRfとリヤ
側リングギヤRrとが一体となって行動し、このときに
はフロント側PfについてのCf−Rf−Sf座標系と
リヤ側PrについてのCr−Rr−Sr座標系の重ね合
わせは、SfとCrとが一致し且つRfとRrとが一致
していなければならない。これは図3のCで見て、フロ
ント側Pfに対する座標系Fとリヤ側Prに対する座標
系Raとを組み合わせることである。
ント側サンギヤSfとリヤ側キャリアCrとが一体とな
って行動すると同時に、フロント側キャリアCfとリヤ
側リングギヤRrとが一体となって行動する。このとき
にはフロント側PfについてのCf−Rf−Sf座標系
とリヤ側PrについてのCr−Rr−Sr座標系の重ね
合わせは、SfとCrとが一致し、CfとRrとが一致
しなければならない。これは図3のCで見て、フロント
側Pfに対する座標系Fとリヤ側Prに対する座標系R
bとを組み合わせることである
(減速比)は、図3のCに示すような共線図より求めら
れる。かかるフロント側Pfの座標系Fとリヤ側Prの
座標系Ra/Rbの組合せに基づいて各変速段に於ける
出力部材OUTの回転速度を示す点1、2、3、4、
5、6、R1、R2を求める要領は、図1について上に
説明したところから明らかであるので、この点について
のこれ以上の詳細な説明は、明細書の冗長化を避けるた
め省略する。
変速機の一つの実施例を示す図1のA、B、Cと同様の
図である。図に於いて、IN、OUT、Pf、Pr、そ
の他の定義は図1に於けると同じである。この場合、P
fはダブルピニオン型遊星歯車装置であるが、Prはシ
ングルピニオン型遊星歯車装置である。
るフロント側Pf、リヤ側Pr、クラッチC1〜C5,
ブレーキB1およびB2の連結は図4のAに示す通りで
あり、これらのクラッチおよびブレーキの係合と開放の
組合せにより各速度段が達成される要領は図4のBに示
す通りである。この表に於いても、○は係合示し、×は
開放を示す。またフロント側Pfおよびリヤ側Prのそ
れぞれに於けるリングギヤの歯数に対するサンギヤの歯
数の比ρfおよびρrを一例としてρf=0.33およ
びρr=0.66とすると、各変速段に於けるギヤ比は
同表に示す通りとなり、また第1速段と第6速段の間の
ギヤ比幅は4.5となる。
ヤ側Prとは,前者のサンギヤSfが後者のリングギヤ
Rrと連結され、更にそれに加えて、クラッチC4が係
合されると前者のリングギヤRfが後者のキャリアCr
に連結され、クラッチC5が係合されると前者のキャリ
アCfが後者のキャリアCrに連結されるように構成さ
れているので、クラッチC4が係合されると、フロント
側サンギヤSfとリヤ側リングギヤRrとが一体となっ
て行動すると同時に、フロント側リングギヤRfとリヤ
側キャリアCrとが一体となって行動し、このときには
フロント側PfについてのCf−Rf−Sf座標系とリ
ヤ側PrについてのRr−Cr−Sr座標系の重ね合わ
せは、SfとRrとが一致し且つRfとCrとが一致し
ていなければならない。これは図4のCで見て、フロン
ト側Pfに対する座標系Fとリヤ側Prに対する座標系
Raとを組み合わせることである。
ント側サンギヤSfとリヤ側リングギヤRrとが一体と
なって行動すると同時に、フロント側キャリアCfとリ
ヤ側キャリアCrとが一体となって行動する。このとき
にはフロント側PfについてのCf−Rf−Sf座標系
とリヤ側PrについてのRr−Cr−Sr座標系の重ね
合わせは、SfとRrとが一致し、CfとCrとが一致
しなければならない。これは図4のCで見て、フロント
側Pfに対する座標系Fとリヤ側Prに対する座標系R
bとを組み合わせることである
(減速比)は、図4のCに示すような共線図より求めら
れる。かかるフロント側Pfの座標系Fとリヤ側Prの
座標系Ra/Rbの組合せに基づいて各変速段に於ける
出力部材OUTの回転速度を示す点1、2、3、4、
5、6、R1、R2を求める要領は、図1について上に
説明したところから明らかであるので、この点について
のこれ以上の詳細な説明は、明細書の冗長化を避けるた
め省略する。
変速機の一つの実施例を示す図1のA、B、Cと同様の
図である。図に於いて、IN、OUT、Pf、Pr、そ
の他の定義は図1に於けると同じである。この場合、P
fはダブルピニオン型遊星歯車装置であるが、Prはシ
ングルピニオン型遊星歯車装置である。
るフロント側Pf、リヤ側Pr、クラッチC1〜C4,
ブレーキB1〜B3の連結は図5のAに示す通りであ
り、これらのクラッチおよびブレーキの係合と開放の組
合せにより各速度段が達成される要領は図5のBに示す
通りである。この表に於いても、○は係合示し、×は開
放を示し、△はいずれか一方が係合されればよいことを
示す。またフロント側Pfおよびリヤ側Prのそれぞれ
に於けるリングギヤの歯数に対するサンギヤの歯数の比
ρfおよびρrを一例としてρf=0.45およびρr
=0.55とすると、各変速段に於けるギヤ比は同表に
示す通りとなり、また第1速段と第6速段の間のギヤ比
幅は6.2となる。
ヤ側Prとは,前者のキャリアCfが後者のサンギヤS
rと連結され、更にそれに加えて、クラッチC3が係合
されると前者のリングギヤRfが後者のキャリアCrに
連結され、クラッチC4が係合されると前者のリングギ
ヤRfが後者のリングギヤRrに連結されるように構成
されているので、クラッチC3が係合されると、フロン
ト側キャリアCfとリヤ側サンギヤSrとが一体となっ
て行動すると同時に、フロント側リングギヤRfとリヤ
側キャリアCrとが一体となって行動し、このときには
フロント側PfについてのCf−Rf−Sf座標系とリ
ヤ側PrについてのRr−Cr−Sr座標系の重ね合わ
せは、CfとSrとが一致し且つRfとCrとが一致し
ていなければならない。これは図5のCで見て、フロン
ト側Pfに対する座標系Faとリヤ側Prに対する座標
系Rとを組み合わせることである。
ント側キャリアCfとリヤ側サンギヤSrとが一体とな
って行動すると同時に、フロント側リングギヤRfとリ
ヤ側リングギヤRrとが一体となって行動する。このと
きにはフロント側PfについてのCf−Rf−Sf座標
系とリヤ側PrについてのRr−Cr−Sr座標系の重
ね合わせは、CfとSrとが一致し且つRfとRrとが
一致しなければならない。これは図5のCで見て、フロ
ント側Pfに対する座標系Fbとリヤ側Prに対する座
標系Rとを組み合わせることである
(減速比)は、図5のCに示すような共線図より求めら
れる。かかるフロント側Pfの座標系Fa/Fbとリヤ
側Prの座標系Rの組合せに基づいて各変速段に於ける
出力部材OUTの回転速度を示す点1、2、3、4、
5、6、R1、R2を求める要領は、図1について上に
説明したところから明らかであるので、この点について
のこれ以上の詳細な説明は、明細書の冗長化を避けるた
め省略する。
変速機の一つの実施例を示す図1のA、B、Cと同様の
図である。図に於いて、IN、OUT、Pf、Pr、そ
の他の定義は図1に於けると同じである。この場合、P
fはダブルピニオン型遊星歯車装置であるが、Prはシ
ングルピニオン型遊星歯車装置である。
るフロント側Pf、リヤ側Pr、クラッチC1〜C4,
ブレーキB1〜B3の連結は図6のAに示す通りであ
り、これらのクラッチおよびブレーキの係合と開放の組
合せにより各速度段が達成される要領は図6のBに示す
通りである。この表に於いても、○は係合示し、×は開
放を示し、□は次の変速に備えて係合されるがトルクの
伝達は行われないことを示す。またフロント側Pfおよ
びリヤ側Prのそれぞれに於けるリングギヤの歯数に対
するサンギヤの歯数の比ρfおよびρrを一例としてρ
f=0.45およびρr=0.41とすると、各変速段
に於けるギヤ比は同表に示す通りとなり、また第1速段
と第6速段の間のギヤ比幅は6.3となる。
ヤ側Prとは,前者のサンギヤSfが後者のサンギヤS
rと連結され、更にそれに加えて、クラッチC3が係合
されると前者のキャリアCfが後者のキャリアCrに連
結され、クラッチC4が係合されると前者のキャリアC
fが後者のリングギヤRrに連結されるように構成され
ているので、クラッチC3が係合されると、フロント側
サンギヤSfとリヤ側サンギヤSrとが一体となって行
動すると同時に、フロント側キャリアCfとリヤ側キャ
リアCrとが一体となって行動し、このときにはフロン
ト側PfについてのCf−Rf−Sf座標系とリヤ側P
rについてのRr−Cr−Sr座標系の重ね合わせは、
SfとSrとが一致し且つCfとCrとが一致していな
ければならない。これは図6のCで見て、フロント側P
fに対する座標系Faとリヤ側Prに対する座標系Rと
を組み合わせることである。
ント側サンギヤSfとリヤ側サンギヤSrとが一体とな
って行動すると同時に、フロント側キャリアCfとリヤ
側リングギヤRrとが一体となって行動する。このとき
にはフロント側PfについてのCf−Rf−Sf座標系
とリヤ側PrについてのRr−Cr−Sr座標系の重ね
合わせは、SfとSrとが一致し且つCfとRrとが一
致しなければならない。これは図6のCで見て、フロン
ト側Pfに対する座標系Fbとリヤ側Prに対する座標
系Rとを組み合わせることである
(減速比)は、図6のCに示すような共線図より求めら
れる。かかるフロント側Pfの座標系Fa/Fbとリヤ
側Prの座標系Rの組合せに基づいて各変速段に於ける
出力部材OUTの回転速度を示す点1、2、3、4、
5、6、Rを求める要領は、図1について上に説明した
ところから明らかであるので、この点についてのこれ以
上の詳細な説明は、明細書の冗長化を避けるため省略す
る。
変速機の一つの実施例を示す図1のA、B、Cと同様の
図である。図に於いて、IN、OUT、Pf、Pr、そ
の他の定義は図1に於けると同じである。この場合、P
fおよびPrは共にダブルピニオン型遊星歯車装置であ
る。
るフロント側Pf、リヤ側Pr、クラッチC1〜C4,
ブレーキB1〜B3の連結は図7のAに示す通りであ
り、これらのクラッチおよびブレーキの係合と開放の組
合せにより各速度段が達成される要領は図7のBに示す
通りである。この表に於いても、○は係合示し、×は開
放を示し、□は次の変速に備えて係合されるがトルクの
伝達は行われないことを示す。またフロント側Pfおよ
びリヤ側Prのそれぞれに於けるリングギヤの歯数に対
するサンギヤの歯数の比ρfおよびρrを一例としてρ
f=0.45およびρr=0.69とすると、各変速段
に於けるギヤ比は同表に示す通りとなり、また第1速段
と第6速段の間のギヤ比幅は6.3となる。
ヤ側Prとは,前者のサンギヤSfが後者のサンギヤS
rと連結され、更にそれに加えて、クラッチC3が係合
されると前者のキャリアCfが後者のキャリアCrに連
結され、クラッチC4が係合されると前者のキャリアC
fが後者のリングギヤRrに連結されるように構成され
ているので、クラッチC3が係合されると、フロント側
サンギヤSfとリヤ側サンギヤSrとが一体となって行
動すると同時に、フロント側キャリアCfとリヤ側キャ
リアCrとが一体となって行動し、このときにはフロン
ト側PfについてのCf−Rf−Sf座標系とリヤ側P
rについてのCr−Rr−Sr座標系の重ね合わせは、
SfとSrとが一致し且つCfとCrとが一致していな
ければならない。これは図7のCで見て、フロント側P
fに対する座標系Faとリヤ側Prに対する座標系Rと
を組み合わせることである。
ント側サンギヤSfとリヤ側サンギヤSrとが一体とな
って行動すると同時に、フロント側キャリアCfとリヤ
側リングギヤRrとが一体となって行動する。このとき
にはフロント側PfについてのCf−Rf−Sf座標系
とリヤ側PrについてのCr−Rr−Sr座標系の重ね
合わせは、SfとSrとが一致し且つCfとRrとが一
致しなければならない。これは図7のCで見て、フロン
ト側Pfに対する座標系Fbとリヤ側Prに対する座標
系Rとを組み合わせることである
(減速比)は、図7のCに示すような共線図より求めら
れる。かかるフロント側Pfの座標系Fa/Fbとリヤ
側Prの座標系Rの組合せに基づいて各変速段に於ける
出力部材OUTno回転速度を示す点1、2、3、4、
5、6、Rを求める要領は、図1について上に説明した
ところから明らかであるので、この点についてのこれ以
上の詳細な説明は、明細書の冗長化を避けるため省略す
る。
変速機の一つの実施例を示す図1のA、B、Cと同様の
図である。図に於いて、IN、OUT、Pf、Pr、そ
の他の定義は図1に於けると同じである。この場合、P
fはダブルピニオン型遊星歯車装置であるが、Prはシ
ングルピニオン型遊星歯車装置である。
るフロント側Pf、リヤ側Pr、クラッチC1〜C4,
ブレーキB1〜B3の連結は図8のAに示す通りであ
り、これらのクラッチおよびブレーキの係合と開放の組
合せにより各速度段が達成される要領は図8のBに示す
通りである。この表に於いても、○は係合示し、×は開
放を示し、*はトルク伝達がないので係合または開放の
どちらでもよいことを示す。またフロント側Pfおよび
リヤ側Prのそれぞれに於けるリングギヤの歯数に対す
るサンギヤの歯数の比ρfおよびρrを一例としてρf
=0.49およびρr=0.53とすると、各変速段に
於けるギヤ比は同表に示す通りとなり、また第1速段と
第6速段の間のギヤ比幅は6.1となる。
ヤ側Prとは,前者のリングギヤRfが後者のリングギ
ヤRrと連結され、更にそれに加えて、クラッチC3が
係合されると前者のサンギヤSfが後者のサンギヤSr
に連結され、クラッチC4が係合されると前者のサンギ
ヤSfが後者のキャリアCrに連結されるように構成さ
れているので、クラッチC3が係合されると、フロント
側リングギヤRfとリヤ側リングギヤRrとが一体とな
って行動すると同時に、フロント側サンギヤSfとリヤ
側サンギヤSrとが一体となって行動し、このときには
フロント側PfについてのCf−Rf−Sf座標系とリ
ヤ側PrについてのRr−Cr−Sr座標系の重ね合わ
せは、RfとRrとが一致し、SfとSrとが一致して
いなければならない。これは図8のCで見て、フロント
側Pfに対する座標系Faとリヤ側Prに対する座標系
Rとを組み合わせることである。
ント側リングギヤRfとリヤ側リングギヤRrとが一体
となって行動すると同時に、フロント側サンギヤSfと
リヤ側キャリアCrとが一体となって行動する。このと
きにはフロント側PfについてのCf−Rf−Sf座標
系とリヤ側PrについてのRr−Cr−Sr座標系の重
ね合わせは、RfとRrとが一致し、SfとCrとが一
致しなければならない。これは図8のCで見て、フロン
ト側Pfに対する座標系Fbとリヤ側Prに対する座標
系Rとを組み合わせることである
(減速比)は、図8のCに示すような共線図より求めら
れる。かかるフロント側Pfの座標系Fa/Fbとリヤ
側Prの座標系Rの組合せに基づいて各変速段に於ける
出力部材OUTの回転速度を示す点1、2、3、4、
5、6、Rを求める要領は、図1について上に説明した
ところから明らかであるので、この点についてのこれ以
上の詳細な説明は、明細書の冗長化を避けるため省略す
る。
変速機の一つの実施例を示す図1のA、B、Cと同様の
図である。図に於いて、IN、OUT、Pf、Pr、そ
の他の定義は図1に於けると同じである。この場合、P
fはシングルピニオン型遊星歯車装置であり、Prがダ
ブルピニオン型遊星歯車装置である。
るフロント側Pf、リヤ側Pr、クラッチC1〜C5,
ブレーキBの連結は図9のAに示す通りであり、これら
のクラッチおよびブレーキの係合と開放の組合せにより
各速度段が達成される要領は図9のBに示す通りであ
る。この表に於いても、○は係合示し、×は開放を示
し、□は次の変速に備えて係合されるがトルクの伝達は
行われないことを示す。またフロント側Pfおよびリヤ
側Prのそれぞれに於けるリングギヤの歯数に対するサ
ンギヤの歯数の比ρfおよびρrを一例としてρf=
0.45およびρr=0.43とすると、各変速段に於
けるギヤ比は同表に示す通りとなる。この場合、得られ
る前進変速段は5段である。また第1速段と第5速段の
間のギヤ比幅は5.0となる。
側Pfとリヤ側Prの回転要素はいづれも直には連結さ
れておらず、いづれかのクラッチを介して連結される。
またリヤ側PrのサンギヤSrは常時固定されている。
クラッチC3が係合されると前者のキャリアCfが後者
のキャリアCrに連結され、クラッチC4が係合される
と前者のサンギヤSfが後者のキャリアCrに連結さ
れ、クラッチC5が係合されると前者のリングギヤRf
が後者のリングギヤRrに連結されるように構成されて
いる。この場合、第1速段および第2速段に於ける如く
クラッチC3とC5とが係合されると、フロント側キャ
リアCfとリヤ側キャリアCrとが一体となって行動す
ると同時に、フロント側リングギヤRfとリヤ側リング
ギヤRrとが一体となって行動し、このときにはフロン
ト側PfについてのRf−Cf−Sf座標系とリヤ側P
rについてのCr−Rr−Sr座標系の重ね合わせは、
CfとCrとが一致し且つRfとRrとが一致していな
ければならない。これは図9のCで見て、フロント側P
fに対する座標系Fとリヤ側Prに対する座標系Raと
を組み合わせることである。
とC5とが係合されると、フロント側サンギヤSfとリ
ヤ側キャリアCrとが一体となって行動すると同時に、
フロント側リングギヤRfとリヤ側リングギヤRrとが
一体となって行動し、このときにはフロント側Pfにつ
いてのRf−Cf−Sf座標系とリヤ側Prについての
Cr−Rr−Sr座標系の重ね合わせは、SfとCrと
が一致し且つRfとRrとが一致していなければならな
い。これは図9のCで見て、フロント側Pfに対する座
標系Fとリヤ側Prに対する座標系Rbとを組み合わせ
ることである。
(減速比)は、図9のCに示すような共線図より求めら
れる。かかるフロント側Pfの座標系Fとリヤ側Prの
座標系Ra/Rbの組合せに基づいて各変速段に於ける
出力部材OUTの回転速度を示す点1、2、3、4、
5、Rを求める要領は、図1について上に説明したとこ
ろから明らかであるので、この点についてのこれ以上の
詳細な説明は、明細書の冗長化を避けるため省略する。
自動変速機の一つの実施例を示す図1のA、B、Cと同
様の図である。図に於いて、IN、OUT、Pf、P
r、その他の定義は図1に於けると同じである。この場
合、Pfはシングルピニオン型遊星歯車装置であり、P
rがダブルピニオン型遊星歯車装置である。
るフロント側Pf、リヤ側Pr、クラッチC1〜C4,
ブレーキB1およびB2の連結は図10のAに示す通り
であり、これらのクラッチおよびブレーキの係合と開放
の組合せにより各速度段が達成される要領は図10のB
に示す通りである。この表に於いても、○は係合示し、
×は開放を示し、□は次の変速に備えて係合されるがト
ルクの伝達は行われないことを示す。またフロント側P
fおよびリヤ側Prのそれぞれに於けるリングギヤの歯
数に対するサンギヤの歯数の比ρfおよびρrを一例と
してρf=0.45およびρr=0.43とすると、各
変速段に於けるギヤ比は同表に示す通りとなる。この場
合、得られる前進変速段は5段である。また第1速段と
第5速段の間のギヤ比幅は5.0となる。
ト側Pfとリヤ側Prの回転要素はいづれも直には連結
されておらず、いずれかのクラッチを介して連結され
る。前者のリングギヤと後者のリングギヤとは互いに連
結されている。クラッチC3が係合されると前者のキャ
リアCfが後者のキャリアCrに連結され、クラッチC
4が係合されると前者のサンギヤSfが後者のキャリア
Crに連結されるように構成されている。この場合、第
1速段および第2速段に於ける如くクラッチC3が係合
されると、フロント側キャリアCfとリヤ側キャリアC
rとが一体となって行動すると同時に、フロント側リン
グギヤRfとリヤ側リングギヤRrとが一体となって行
動し、このときにはフロント側PfについてのRf−C
f−Sf座標系とリヤ側PrについてのCr−Rr−S
r座標系の重ね合わせは、CfとCrとが一致し且つR
fとRrとが一致していなければならない。これは図1
0のCで見て、フロント側Pfに対する座標系Fとリヤ
側Prに対する座標系Raとを組み合わせることであ
る。
が係合されると、フロント側サンギヤSfとリヤ側キャ
リアCrとが一体となって行動すると同時に、フロント
側リングギヤRfとリヤ側リングギヤRrとが一体とな
って行動し、このときにはフロント側PfについてのR
f−Cf−Sf座標系とリヤ側PrについてのCr−R
r−Sr座標系の重ね合わせは、SfとCrとが一致し
且つRfとRrとが一致していなければならない。これ
は図10のCで見て、フロント側Pfに対する座標系F
とリヤ側Prに対する座標系Rbとを組み合わせること
である。
(減速比)は、図10のCに示すような共線図より求め
られる。かかるフロント側Pfの座標系Fとリヤ側Pr
の座標系Ra/Rbの組合せに基づいて各変速段に於け
る出力部材OUTの回転速度を示す点1、2、3、4、
5、Rを求める要領は、図1について上に説明したとこ
ろから明らかであるので、この点についてのこれ以上の
詳細な説明は、明細書の冗長化を避けるため省略する。
自動変速機の一つの実施例を示す図1のA、B、Cと同
様の図である。図に於いて、IN、OUT、Pf、P
r、その他の定義は図1に於けると同じである。この場
合、Pfはダブルピニオン型遊星歯車装置であり、Pr
がシングルピニオン型遊星歯車装置である。
るフロント側Pf、リヤ側Pr、クラッチC1〜C4,
ブレーキB1およびB2の連結は図11のAに示す通り
であり、これらのクラッチおよびブレーキの係合と開放
の組合せにより各速度段が達成される要領は図11のB
に示す通りである。この表に於いても、○は係合示し、
×は開放を示し、□は次の変速に備えて係合されるがト
ルクの伝達は行われないことを示す。またフロント側P
fおよびリヤ側Prのそれぞれに於けるリングギヤの歯
数に対するサンギヤの歯数の比ρfおよびρrを一例と
してρf=0.42およびρr=0.47とすると、各
変速段に於けるギヤ比は同表に示す通りとなる。この場
合も、得られる前進変速段は5段である。また第1速段
と第5速段の間のギヤ比幅は4.8となる。
ト側PfのリングギヤRfとリヤ側PrのリングギヤR
rとが互いに連結されている。これに加えてクラッチC
3が係合されると、前者のサンギヤSfと後者のサンギ
ヤSrとが連結され、クラッチC4が係合されると前者
のサンギヤSfと後者のキャリアCrとが連結される。
従って、クラッチC3が係合されると、フロント側リン
グギヤRfとリヤ側リングギヤRrとが一体となって行
動すると同時に、フロント側サンギヤSfとリヤ側サン
ギヤSrとが一体となって行動し、このときにはフロン
ト側PfについてのCf−Rf−Sf座標系とリヤ側P
rについてのRr−Cr−Sr座標系の重ね合わせは、
RfとRrとが一致し且つSfとSrとが一致していな
ければならない。これは図11のCで見て、フロント側
Pfに対する座標系Faとリヤ側Prに対する座標系R
とを組み合わせることである。
ント側リングギヤRfとリヤ側リングギヤRrとが一体
となって行動すると同時に、フロント側サンギヤSfと
リヤ側キャリアCrとが一体となって行動し、このとき
にはフロント側PfについてのCf−Rf−Sf座標系
とリヤ側PrについてのRr−Cr−Sr座標系の重ね
合わせは、RfとRrとが一致し且つSfとCrとが一
致していなければならない。これは図11のCで見て、
フロント側Pfに対する座標系Fbとリヤ側Prに対す
る座標系Rとを組み合わせることである。
(減速比)は、図11のCに示すような共線図より求め
られる。かかるフロント側Pfの座標系Fa/Fbとリ
ヤ側Prの座標系Rの組合せに基づいて各変速段に於け
る出力部材OUTの回転速度を示す点1、2、3、4、
5、Rを求める要領は、図1について上に説明したとこ
ろから明らかであるので、この点についてのこれ以上の
詳細な説明は、明細書の冗長化を避けるため省略する。
自動変速機の一つの実施例を示す図1のA、B、Cと同
様の図である。図に於いて、IN、OUT、Pf、P
r、その他の定義は図1に於けると同じである。この場
合、Pfはダブルピニオン型遊星歯車装置であり、Pr
がシングルピニオン型遊星歯車装置である。
るフロント側Pf、リヤ側Pr、クラッチC1〜C4,
ブレーキB1およびB2の連結は図12のAに示す通り
であり、これらのクラッチおよびブレーキの係合と開放
の組合せにより各速度段が達成される要領は図12のB
に示す通りである。この表に於いても、○は係合示し、
×は開放を示し、□は次の変速に備えて係合されるがト
ルクの伝達は行われないことを示す。またフロント側P
fおよびリヤ側Prのそれぞれに於けるリングギヤの歯
数に対するサンギヤの歯数の比ρfおよびρrを一例と
してρf=0.42およびρr=0.47とすると、各
変速段に於けるギヤ比は同表に示す通りとなる。この場
合も、得られる前進変速段は5段である。また第1速段
と第5速段の間のギヤ比幅は4.8となる。
ト側PfのリングギヤRfとリヤ側PrのリングギヤR
rとがクラッチC1により互いに選択的に連結される。
これに加えてクラッチC3が係合されると、前者のサン
ギヤSfと後者のサンギヤSrとが連結され、クラッチ
C4が係合されると前者のサンギヤSfと後者のキャリ
アCrとが連結される。従って、クラッチC1およびC
3が係合されると、フロント側リングギヤRfとリヤ側
リングギヤRrとが一体となって行動すると同時に、フ
ロント側サンギヤSfとリヤ側サンギヤSrとが一体と
なって行動し、このときにはフロント側Pfについての
Cf−Rf−Sf座標系とリヤ側PrについてのRr−
Cr−Sr座標系の重ね合わせは、RfとRrとが一致
し且つSfとSrとが一致していなければならない。こ
れは図12のCで見て、フロント側Pfに対する座標系
Faとリヤ側Prに対する座標系Rとを組み合わせるこ
とである。
ると、フロント側リングギヤRfとリヤ側リングギヤR
rとが一体となって行動すると同時に、フロント側サン
ギヤSfとリヤ側キャリアCrとが一体となって行動
し、このときにはフロント側PfについてのCf−Rf
−Sf座標系とリヤ側PrについてのRr−Cr−Sr
座標系の重ね合わせは、RfとRrとが一致し且つSf
とCrとが一致していなければならない。これは図12
のCで見て、フロント側Pfに対する座標系Fbとリヤ
側Prに対する座標系Rとを組み合わせることである。
(減速比)は、図12のCに示すような共線図より求め
られる。かかるフロント側Pfの座標系Fa/Fbとリ
ヤ側Prの座標系Rの組合せに基づいて各変速段に於け
る出力部材OUTの回転速度を示す点1、2、3、4、
5、Rを求める要領は、図1について上に説明したとこ
ろから明らかであるので、この点についてのこれ以上の
詳細な説明は、明細書の冗長化を避けるため省略する。
自動変速機の一つの実施例を示す図1のA、B、Cと同
様の図である。図に於いて、IN、OUT、Pf、P
r、その他の定義は図1に於けると同じである。この場
合、PfおよびPrは共にシングルピニオン型遊星歯車
装置である。
るフロント側Pf、リヤ側Pr、クラッチC1〜C4,
ブレーキB1およびB2の連結は図13のAに示す通り
であり、これらのクラッチおよびブレーキの係合と開放
の組合せにより各速度段が達成される要領は図13のB
に示す通りである。この表に於いても、○は係合示し、
×は開放を示し、△はいずれか一方が係合されればよい
ことを示し、*はトルク伝達がないので係合または開放
のどちらでもよいことを示す。またフロント側Pfおよ
びリヤ側Prのそれぞれに於けるリングギヤの歯数に対
するサンギヤの歯数の比ρfおよびρrを一例としてρ
f=0.35およびρr=0.57とすると、各変速段
に於けるギヤ比は同表に示す通りとなる。この場合も、
得られる前進変速段は5段である。また第1速段と第5
速段の間のギヤ比幅は6.0となる。
ト側PfのリングギヤRfとリヤ側PrのキャリアCr
とが互いに連結されている。それに加えてクラッチC3
が係合されると前者のキャリアCfと後者のサンギヤS
rとが連結され、クラッチC4が係合されると前者のキ
ャリアCfと後者のリングギヤRrとが連結される。従
って、クラッチC3が係合されると、フロント側リング
ギヤRfとリヤ側キャリアCrとが一体となって行動す
ると同時に、フロント側キャリアCfとリヤ側サンギヤ
Srとが一体となって行動し、このときにはフロント側
PfについてのRf−Cf−Sf座標系とリヤ側Prに
ついてのRr−Cr−Sr座標系の重ね合わせは、Rf
とCrとが一致し且つCfとSrとが一致していなけれ
ばならない。これは図13のCで見て、フロント側Pf
に対する座標系Faとリヤ側Prに対する座標系Rとを
組み合わせることである。
ント側リングギヤRfとリヤ側キャリアCrとが一体と
なって行動すると同時に、フロント側キャリアCfとリ
ヤ側リングギヤRrとが一体となって行動し、このとき
にはフロント側PfについてのRf−Cf−Sf座標系
とリヤ側PrについてのRr−Cr−Sr座標系の重ね
合わせは、RfとCrとが一致し且つCfとRrとが一
致していなければならない。これは図13のCで見て、
フロント側Pfに対する座標系Fbとリヤ側Prに対す
る座標系Rとを組み合わせることである。
(減速比)は、図13のCに示すような共線図より求め
られる。かかるフロント側Pfの座標系Fa/Fbとリ
ヤ側Prの座標系Rの組合せに基づいて各変速段に於け
る出力部材OUTの回転速度を示す点1、2、3、4、
5、Rを求める要領は、図1について上に説明したとこ
ろから明らかであるので、この点についてのこれ以上の
詳細な説明は、明細書の冗長化を避けるため省略する。
自動変速機の一つの実施例を示す図1のA、B、Cと同
様の図である。図に於いて、IN、OUT、Pf、P
r、その他の定義は図1に於けると同じである。この場
合、Pfはシングルピニオン型遊星歯車装置であり、P
rはダブルピニオン型遊星歯車装置である。
るフロント側Pf、リヤ側Pr、クラッチC1〜C4,
ブレーキB1およびB2の連結は図14のAに示す通り
であり、これらのクラッチおよびブレーキの係合と開放
の組合せにより各速度段が達成される要領は図14のB
に示す通りである。この表に於いても、○は係合示し、
×は開放を示し、△はいずれか一方が係合されればよい
ことを示し、*はトルク伝達がないので係合または開放
のどちらでもよいことを示す。またフロント側Pfおよ
びリヤ側Prのそれぞれに於けるリングギヤの歯数に対
するサンギヤの歯数の比ρfおよびρrを一例としてρ
f=0.35およびρr=0.57とすると、各変速段
に於けるギヤ比は同表に示す通りとなる。この場合も、
得られる前進変速段は5段である。また第1速段と第5
速段の間のギヤ比幅は6.0となる。
ト側PfのリングギヤRfとリヤ側PrのリングギヤR
rとが互いに連結されている。それに加えてクラッチC
3が係合されると前者のキャリアCfと後者のサンギヤ
Srとが連結され、クラッチC4が係合されると前者の
キャリアCfと後者のキャリアCrとが連結される。従
って、クラッチC3が係合されると、フロント側リング
ギヤRfとリヤ側リングギヤRrとが一体となって行動
すると同時に、フロント側キャリアCfとリヤ側サンギ
ヤSrとが一体となって行動し、このときにはフロント
側PfについてのRf−Cf−Sf座標系とリヤ側Pr
についてのCr−Rr−Sr座標系の重ね合わせは、R
fとRrとが一致し且つCfとSrとが一致していなけ
ればならない。これは図14のCで見て、フロント側P
fに対する座標系Faとリヤ側Prに対する座標系Rと
を組み合わせることである。
ント側リングギヤRfとリヤ側リングギヤRrとが一体
となって行動すると同時に、フロント側キャリアCfと
リヤ側キャリアCrとが一体となって行動し、このとき
にはフロント側PfについてのRf−Cf−Sf座標系
とリヤ側PrについてのCr−Rr−Sr座標系の重ね
合わせは、RfとRrとが一致し且つCfとCrとが一
致していなければならない。これは図14のCで見て、
フロント側Pfに対する座標系Fbとリヤ側Prに対す
る座標系Rとを組み合わせることである。
(減速比)は、図14のCに示すような共線図より求め
られる。かかるフロント側Pfの座標系Fa/Fbとリ
ヤ側Prの座標系Rの組合せに基づいて各変速段に於け
る出力部材OUTの回転速度を示す点1、2、3、4、
5、Rを求める要領は、図1について上に説明したとこ
ろから明らかであるので、この点についてのこれ以上の
詳細な説明は、明細書の冗長化を避けるため省略する。
について詳細に説明したが、これらの実施例について本
発明の範囲内にて種々の修正が可能であることは当業者
にとって明らかであろう。
を示す変速機構の概略図(A)、クラッチおよびブレー
キの係合/開放の組合せの一覧表(B)およびギヤ比を
求める共線図(C)。
を示す変速機構の概略図(A)、クラッチおよびブレー
キの係合/開放の組合せの一覧表(B)およびギヤ比を
求める共線図(C)。
を示す変速機構の概略図(A)、クラッチおよびブレー
キの係合/開放の組合せの一覧表(B)およびギヤ比を
求める共線図(C)。
を示す変速機構の概略図(A)、クラッチおよびブレー
キの係合/開放の組合せの一覧表(B)およびギヤ比を
求める共線図(C)。
を示す変速機構の概略図(A)、クラッチおよびブレー
キの係合/開放の組合せの一覧表(B)およびギヤ比を
求める共線図(C)。
を示す変速機構の概略図(A)、クラッチおよびブレー
キの係合/開放の組合せの一覧表(B)およびギヤ比を
求める共線図(C)。
を示す変速機構の概略図(A)、クラッチおよびブレー
キの係合/開放の組合せの一覧表(B)およびギヤ比を
求める共線図(C)。
を示す変速機構の概略図(A)、クラッチおよびブレー
キの係合/開放の組合せの一覧表(B)およびギヤ比を
求める共線図(C)。
を示す変速機構の概略図(A)、クラッチおよびブレー
キの係合/開放の組合せの一覧表(B)およびギヤ比を
求める共線図(C)。
施例を示す変速機構の概略図(A)、クラッチおよびブ
レーキの係合/開放の組合せの一覧表(B)およびギヤ
比を求める共線図(C)。
施例を示す変速機構の概略図(A)、クラッチおよびブ
レーキの係合/開放の組合せの一覧表(B)およびギヤ
比を求める共線図(C)。
施例を示す変速機構の概略図(A)、クラッチおよびブ
レーキの係合/開放の組合せの一覧表(B)およびギヤ
比を求める共線図(C)。
施例を示す変速機構の概略図(A)、クラッチおよびブ
レーキの係合/開放の組合せの一覧表(B)およびギヤ
比を求める共線図(C)。
施例を示す変速機構の概略図(A)、クラッチおよびブ
レーキの係合/開放の組合せの一覧表(B)およびギヤ
比を求める共線図(C)。
Claims (14)
- 【請求項1】入力部材と、出力部材と、サンギヤ、リン
グギヤおよびキャリアを有するダブルピニオン型のフロ
ント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リングギヤおよびキ
ャリアを有するダブルピニオン型のリヤ側遊星歯車装置
と、第1〜第4のクラッチと、第1〜第3のブレーキと
を有し、フロント側サンギヤがリヤ側キャリアと連結さ
れ、出力部材がフロント側リングギヤに連結されてお
り、 第1のクラッチが入力部材とリヤ側サンギヤとを選択的
に連結し、 第2のクラッチが入力部材とフロント側キャリアとを選
択的に連結し、 第3のクラッチがフロント側リングギヤとリヤ側リング
ギヤとを選択的に連結し、 第4のクラッチがフロント側キャリアとリヤ側リングギ
ヤとを選択的に連結し、 第1のブレーキがリヤ側サンギヤを選択的に制動し、 第2のブレーキがフロント側キャリアを選択的に制動
し、 第3のブレーキがフロント側サンギヤとリヤ側キャリア
とを選択的に制動するようになっており、 前記各クラッチによる選択的連結と前記各ブレーキによ
る選択的制動の組合せにより前進6段を達成するよう構
成されていることを特徴とする車輌用自動変速機。 - 【請求項2】入力部材と、出力部材と、サンギヤ、リン
グギヤおよびキャリアを有するダブルピニオン型のフロ
ント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リングギヤおよびキ
ャリアを有するシングルピニオン型のリヤ側遊星歯車装
置と、第1〜第5のクラッチと、第1および第2のブレ
ーキとを有し、フロント側サンギヤがリヤ側キャリアと
連結され、出力部材がフロント側リングギヤに連結され
ており、 第1のクラッチが入力部材とフロント側キャリアとを選
択的に連結し、 第2のクラッチが入力部材とフロント側サンギヤとリヤ
側キャリアとを選択的に連結し、 第3のクラッチが入力部材とリヤ側サンギヤとを選択的
に連結し、 第4のクラッチがフロント側リングギヤとリヤ側リング
ギヤとを選択的に連結し、 第5のクラッチがフロント側キャリアとリヤ側リングギ
ヤとを選択的に連結し、 第1のブレーキがリヤ側サンギヤを選択的に制動し、 第2のブレーキがフロント側サンギヤとリヤ側キャリア
とを選択的に制動するようになっており、 前記各クラッチによる選択的連結と前記各ブレーキによ
る選択的制動の組合せにより前進6段を達成するよう構
成されていることを特徴とする車輌用自動変速機。 - 【請求項3】入力部材と、出力部材と、サンギヤ、リン
グギヤおよびキャリアを有するダブルピニオン型のフロ
ント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リングギヤおよびキ
ャリアを有するダブルピニオン型のリヤ側遊星歯車装置
と、第1〜第5のクラッチと、第1および第2のブレー
キとを有し、フロント側サンギヤがリヤ側キャリアと連
結され、出力部材がフロント側リングギヤに連結されて
おり、 第1のクラッチが入力部材とフロント側サンギヤおよび
リヤ側キャリアとを選択的に連結し、 第2のクラッチが入力部材とフロント側キャリアとを選
択的に連結し、 第3のクラッチが入力部材とリヤ側サンギヤとを選択的
に連結し、 第4のクラッチがフロント側リングギヤとリヤ側リング
ギヤとを選択的に連結し、 第5のクラッチがフロント側キャリアとリヤ側リングギ
ヤとを選択的に連結し、 第1のブレーキがリヤ側サンギヤを選択的に制動し、 第2のブレーキがフロント側キャリアを選択的に制動す
るようになっており、 前記各クラッチによる選択的連結と前記各ブレーキによ
る選択的制動の組合せにより前進6段を達成するよう構
成されていることを特徴とする車輌用自動変速機。 - 【請求項4】入力部材と、出力部材と、サンギヤ、リン
グギヤおよびキャリアを有するダブルピニオン型のフロ
ント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リングギヤおよびキ
ャリアを有するシングルピニオン型のリヤ側遊星歯車装
置と、第1〜第5のクラッチと、第1および第2のブレ
ーキとを有し、フロント側サンギヤがリヤ側リングギヤ
と連結され、出力部材がフロント側リングギヤに連結さ
れており、 第1のクラッチが入力部材とフロント側サンギヤおよび
リヤ側リングギヤとを選択的に連結し、 第2のクラッチが入力部材とフロント側キャリアとを選
択的に連結し、 第3のクラッチが入力部材とリヤ側サンギヤとを選択的
に連結し、 第4のクラッチがフロント側リングギヤとリヤ側キャリ
アとを選択的に連結し、 第5のクラッチがフロント側キャリアとリヤ側キャリア
とを選択的に連結し、 第1のブレーキがリヤ側サンギヤを選択的に制動し、 第2のブレーキがフロント側キャリアを選択的に制動す
るようになっており、 前記各クラッチによる選択的連結と前記各ブレーキによ
る選択的制動の組合せにより前進6段を達成するよう構
成されていることを特徴とする車輌用自動変速機。 - 【請求項5】入力部材と、出力部材と、サンギヤ、リン
グギヤおよびキャリアを有するダブルピニオン型のフロ
ント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リングギヤおよびキ
ャリアを有するシングルピニオン型のリヤ側遊星歯車装
置と、第1〜第4のクラッチと、第1〜第3のブレーキ
とを有し、フロント側キャリアとリヤ側サンギヤがと連
結され、出力部材がリヤ側キャリアに連結されており、 第1のクラッチが入力部材とフロント側サンギヤとを選
択的に連結し、 第2のクラッチが入力部材とリヤ側リングギヤとを選択
的に連結し、 第3のクラッチがフロント側リングギヤとリヤ側キャリ
アおよび出力部材とを選択的に連結し、 第4のクラッチがフロント側リングギヤとリヤ側リング
ギヤとを選択的に連結し、 第1のブレーキがフロント側サンギヤを選択的に制動
し、 第2のブレーキがリヤ側リングギヤを選択的に制動し、 第3のブレーキがフロント側キャリアとリヤ側サンギヤ
とを選択的に制動するようになっており、 前記各クラッチによる選択的連結と前記各ブレーキによ
る選択的制動の組合せにより前進6段を達成するよう構
成されていることを特徴とする車輌用自動変速機。 - 【請求項6】入力部材と、出力部材と、サンギヤ、リン
グギヤおよびキャリアを有するダブルピニオン型のフロ
ント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リングギヤおよびキ
ャリアを有するシングルピニオン型のリヤ側遊星歯車装
置と、第1〜第4のクラッチと、第1〜第3のブレーキ
とを有し、フロント側サンギヤがリヤ側サンギヤと連結
され、出力部材がリヤ側キャリアに連結されており、 第1のクラッチが入力部材とフロント側サンギヤおよび
リヤ側サンギヤとを選択的に連結し、 第2のクラッチが入力部材とフロント側リングギヤとを
選択的に連結し、 第3のクラッチがフロント側キャリアとリヤ側キャリア
および出力部材とを選択的に連結し、 第4のクラッチがフロント側キャリアとリヤ側リングギ
ヤとを選択的に連結し、 第1のブレーキがフロント側サンギヤとリヤ側サンギヤ
とを選択的に制動し、 第2のブレーキがフロント側リングギヤを選択的に制動
し、 第3のブレーキがリヤ側リングギヤを選択的に制動する
ようになっており、 前記各クラッチによる選択的連結と前記各ブレーキによ
る選択的制動の組合せにより前進6段を達成するよう構
成されていることを特徴とする車輌用自動変速機。 - 【請求項7】入力部材と、出力部材と、サンギヤ、リン
グギヤおよびキャリアを有するダブルピニオン型のフロ
ント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リングギヤおよびキ
ャリアを有するダブルピニオン型のリヤ側遊星歯車装置
と、第1〜第4のクラッチと、第1〜第3のブレーキと
を有し、フロント側サンギヤがリヤ側サンギヤと連結さ
れ、出力部材がリヤ側リングギヤに連結されており、 第1のクラッチが入力部材とフロント側サンギヤおよび
リヤ側サンギヤとを選択的に連結し、 第2のクラッチが入力部材とフロント側リングギヤとを
選択的に連結し、 第3のクラッチがフロント側キャリアとリヤ側リングギ
ヤおよび出力部材とを選択的に連結し、 第4のクラッチがフロント側キャリアとリヤ側キャリア
とを選択的に連結し、 第1のブレーキがフロント側サンギヤとリヤ側サンギヤ
とを選択的に制動し、 第2のブレーキがフロント側リングギヤを選択的に制動
し、 第3のブレーキがリヤ側キャリアを選択的に制動するよ
うになっており、 前記各クラッチによる選択的連結と前記各ブレーキによ
る選択的制動の組合せにより前進6段を達成するよう構
成されていることを特徴とする車輌用自動変速機。 - 【請求項8】入力部材と、出力部材と、サンギヤ、リン
グギヤおよびキャリアを有するダブルピニオン型のフロ
ント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リングギヤおよびキ
ャリアを有するシングルピニオン型のリヤ側遊星歯車装
置と、第1〜第4のクラッチと、第1〜第3のブレーキ
とを有し、フロント側リングギヤがリヤ側リングギヤと
連結され、出力部材がリヤ側キャリアに連結されてお
り、 第1のクラッチが入力部材とフロント側キャリアとを選
択的に連結し、 第2のクラッチが入力部材とフロント側リングギヤおよ
びリヤ側リングギヤとを選択的に連結し、 第3のクラッチがフロント側サンギヤとリヤ側サンギヤ
とを選択的に連結し、 第4のクラッチがフロント側サンギヤとリヤ側キャリア
および出力部材とを選択的に連結し、 第1のブレーキがフロント側キャリアを選択的に制動
し、 第2のブレーキがフロント側リングギヤとリヤ側リング
ギヤとを選択的に制動し、 第3のブレーキがリヤ側サンギヤを選択的に制動するよ
うになっており、 前記各クラッチによる選択的連結と前記各ブレーキによ
る選択的制動の組合せにより前進6段を達成するよう構
成されていることを特徴とする車輌用自動変速機。 - 【請求項9】入力部材と、出力部材と、サンギヤ、リン
グギヤおよびキャリアを有するシングルピニオン型のフ
ロント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リングギヤおよび
キャリアを有するダブルピニオン型のリヤ側遊星歯車装
置と、第1〜第5のクラッチと、ブレーキとを有し、リ
ヤ側サンギヤが固定され、出力部材がフロント側リング
ギヤに連結されており、 第1のクラッチが入力部材とフロント側キャリアとを選
択的に連結し、 第2のクラッチが入力部材とフロント側サンギヤとを選
択的に連結し、 第3のクラッチがフロント側キャリアとリヤ側キャリア
とを選択的に連結し、 第4のクラッチがフロント側サンギヤとリヤ側キャリア
とを選択的に連結し、 第5のクラッチがフロント側リングギヤおよび出力部材
とリヤ側リングギヤとを選択的に連結し、 ブレーキがリヤ側キャリアを選択的に制動するようにな
っており、 前記各クラッチによる選択的連結と前記ブレーキによる
選択的制動の組合せにより前進5段を達成するよう構成
されていることを特徴とする車輌用自動変速機。 - 【請求項10】入力部材と、出力部材と、サンギヤ、リ
ングギヤおよびキャリアを有するシングルピニオン型の
フロント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リングギヤおよ
びキャリアを有するダブルピニオン型のリヤ側遊星歯車
装置と、第1〜第4のクラッチと、第1および第2のブ
レーキとを有し、出力部材がフロント側リングギヤに連
結されており、 第1のクラッチが入力部材とフロント側キャリアとを選
択的に連結し、 第2のクラッチが入力部材とフロント側サンギヤとを選
択的に連結し、 第3のクラッチがフロント側キャリアとリヤ側キャリア
とを選択的に連結し、 第4のクラッチがフロント側サンギヤとリヤ側キャリア
とを選択的に連結し、 第1のブレーキがリヤ側サンギヤを選択的に制動し、 第2のブレーキがリヤ側キャリアを選択的に制動するよ
うになっており、 前記各クラッチによる選択的連結と前記各ブレーキによ
る選択的制動の組合せにより前進5段を達成するよう構
成されていることを特徴とする車輌用自動変速機。 - 【請求項11】入力部材と、出力部材と、サンギヤ、リ
ングギヤおよびキャリアを有するダブルピニオン型のフ
ロント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リングギヤおよび
キャリアを有するシングルピニオン型のリヤ側遊星歯車
装置と、第1〜第4のクラッチと、第1および第2のブ
レーキとを有し、フロント側リングギヤがリヤ側リング
ギヤと連結され、出力部材がフロント側リングギヤおよ
びリヤ側リングギヤに連結されており、 第1のクラッチが入力部材とフロント側キャリアとを選
択的に連結し、 第2のクラッチが入力部材とフロント側サンギヤとを選
択的に連結し、 第3のクラッチがフロント側サンギヤとリヤ側サンギヤ
とを選択的に連結し、 第4のクラッチがフロント側サンギヤとリヤ側キャリア
とを選択的に連結し、 第1のブレーキがリヤ側サンギヤを選択的に制動し、 第2のブレーキがリヤ側キャリアを選択的に制動するよ
うになっており、 前記各クラッチによる選択的連結と前記各ブレーキによ
る選択的制動の組合せにより前進5段を達成するよう構
成されていることを特徴とする車輌用自動変速機。 - 【請求項12】入力部材と、出力部材と、サンギヤ、リ
ングギヤおよびキャリアを有するダブルピニオン型のフ
ロント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リングギヤおよび
キャリアを有するシングルピニオン型のリヤ側遊星歯車
装置と、第1〜第4のクラッチと、第1および第2のブ
レーキとを有し、入力部材がフロント側キャリアと連結
され、出力部材がリヤ側リングギヤに連結されており、 第1のクラッチがフロント側リングギヤとリヤ側リング
ギヤとを選択的に連結し、 第2のクラッチが入力部材とフロント側サンギヤとを選
択的に連結し、 第3のクラッチがフロント側サンギヤとリヤ側サンギヤ
とを選択的に連結し、 第4のクラッチがフロント側サンギヤとリヤ側キャリア
とを選択的に連結し、 第1のブレーキがリヤ側サンギヤを選択的に制動し、 第2のブレーキがリヤ側キャリアを選択的に制動するよ
うになっており、 前記各クラッチによる選択的連結と前記各ブレーキによ
る選択的制動の組合せにより前進5段を達成するよう構
成されていることを特徴とする車輌用自動変速機。 - 【請求項13】入力部材と、出力部材と、サンギヤ、リ
ングギヤおよびキャリアを有するシングルピニオン型の
フロント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リングギヤおよ
びキャリアを有するシングルピニオン型のリヤ側遊星歯
車装置と、第1〜第4のクラッチと、第1および第2の
ブレーキとを有し、フロント側リングギヤがリヤ側キャ
リアと連結され、出力部材がフロント側リングギヤおよ
びリヤ側キャリアに連結されており、 第1のクラッチが入力部材とフロント側サンギヤとを選
択的に連結し、 第2のクラッチが入力部材とリヤ側サンギヤとを選択的
に連結し、 第3のクラッチがフロント側キャリアとリヤ側サンギヤ
とを選択的に連結し、 第4のクラッチがフロント側キャリアとリヤ側リングギ
ヤとを選択的に連結し、 第1のブレーキがフロント側サンギヤを選択的に制動
し、 第2のブレーキがリヤ側リングギヤを選択的に制動する
ようになっており、 前記各クラッチによる選択的連結と前記各ブレーキによ
る選択的制動の組合せにより前進5段を達成するよう構
成されていることを特徴とする車輌用自動変速機。 - 【請求項14】入力部材と、出力部材と、サンギヤ、リ
ングギヤおよびキャリアを有するシングルピニオン型の
フロント側遊星歯車装置と、サンギヤ、リングギヤおよ
びキャリアを有するダブルピニオン型のリヤ側遊星歯車
装置と、第1〜第4のクラッチと、第1および第2のブ
レーキとを有し、フロント側リングギヤがリヤ側リング
ギヤと連結され、出力部材がフロント側リングギヤに連
結されており、 第1のクラッチが入力部材とフロント側サンギヤとを選
択的に連結し、 第2のクラッチが入力部材とリヤ側サンギヤとを選択的
に連結し、 第3のクラッチがフロント側キャリアとリヤ側サンギヤ
とを選択的に連結し、 第4のクラッチがフロント側キャリアとリヤ側キャリア
とを選択的に連結し、 第1のブレーキがフロント側サンギヤを選択的に制動
し、 第2のブレーキがリヤ側キャリアを選択的に制動するよ
うになっており、 前記各クラッチによる選択的連結と前記各ブレーキによ
る選択的制動の組合せにより前進5段を達成するよう構
成されていることを特徴とする車輌用自動変速機。
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JP2007321771A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Jatco Ltd | 有段自動変速機の変速機構 |
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- 2002-01-23 JP JP2002014168A patent/JP3870790B2/ja not_active Expired - Fee Related
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