JP2003214447A - 旋回軸受 - Google Patents
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- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
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- F16C33/7816—Details of the sealing or parts thereof, e.g. geometry, material
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 固形油の焼成時における熱の影響によるシー
ル部材の劣化、及びこれに伴うシール部材の脱落を防止
することができる。 【解決手段】 相対的に回転する内輪7と外輪8とを有
し、これらの内輪7と外輪8との間に形成される隙間に
配置され、焼成により形成される固形油10と、内輪7
及び外輪8の少なくとも一方に装着され、上述の隙間の
開口部を覆い、隙間からの固形油10の離脱を阻止する
環状のシール部材11,12とを備え、これらのシール
部材11,12が、固形油10の焼成時の熱に耐え得る
耐熱材、例えばフッ素ゴムから成るとともに、シール部
材11,12を、内輪7及び外輪8の少なくとも一方に
装着させるかしめ部14,15を備え、シール部材1
1,12を、内輪7及び外輪8の少なくとも一方に接着
させる粘着・接着系接着剤13を備えている。
ル部材の劣化、及びこれに伴うシール部材の脱落を防止
することができる。 【解決手段】 相対的に回転する内輪7と外輪8とを有
し、これらの内輪7と外輪8との間に形成される隙間に
配置され、焼成により形成される固形油10と、内輪7
及び外輪8の少なくとも一方に装着され、上述の隙間の
開口部を覆い、隙間からの固形油10の離脱を阻止する
環状のシール部材11,12とを備え、これらのシール
部材11,12が、固形油10の焼成時の熱に耐え得る
耐熱材、例えばフッ素ゴムから成るとともに、シール部
材11,12を、内輪7及び外輪8の少なくとも一方に
装着させるかしめ部14,15を備え、シール部材1
1,12を、内輪7及び外輪8の少なくとも一方に接着
させる粘着・接着系接着剤13を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルなど
の建設機械などに設けられ、旋回体を支持し、内輪及び
外輪を有する旋回軸受に関する。
の建設機械などに設けられ、旋回体を支持し、内輪及び
外輪を有する旋回軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術について、油圧ショベ
ルを例にあげて説明する。
ルを例にあげて説明する。
【0003】油圧ショベル等の無限軌道式の走行体の上
部には、運転席を有した旋回可能な旋回体が設けられ、
その旋回体の前方には掘削作業などを行うための作業機
が取り付けられている。従来技術である旋回軸受は、旋
回ベアリングとも称し、走行体と旋回体との間に設けら
れ旋回体を支持している。旋回軸受は、走行体側に取り
付けられる内輪と、旋回体側に取り付けられる外輪とか
ら主に構成され、内輪と外輪との間には球状に形成され
た複数の転動体が収容され、その複数の転動体の間には
転動体同士を接触させないように間隔を保持する間座が
複数設けられている。旋回軸受の上方には旋回体に固定
される旋回装置が配置され、その旋回装置に備えられて
いるピニオンが、旋回軸受の内輪に形成されている内歯
と噛み合っている。
部には、運転席を有した旋回可能な旋回体が設けられ、
その旋回体の前方には掘削作業などを行うための作業機
が取り付けられている。従来技術である旋回軸受は、旋
回ベアリングとも称し、走行体と旋回体との間に設けら
れ旋回体を支持している。旋回軸受は、走行体側に取り
付けられる内輪と、旋回体側に取り付けられる外輪とか
ら主に構成され、内輪と外輪との間には球状に形成され
た複数の転動体が収容され、その複数の転動体の間には
転動体同士を接触させないように間隔を保持する間座が
複数設けられている。旋回軸受の上方には旋回体に固定
される旋回装置が配置され、その旋回装置に備えられて
いるピニオンが、旋回軸受の内輪に形成されている内歯
と噛み合っている。
【0004】内輪と外輪と転動体との間の隙間には、潤
滑剤が充填されており、その転動体の上側の隙間開口部
は外輪の内周に形成された溝に環状の上側シール部材が
嵌め込まれ接着剤により接着されてシールされており、
転動体の下側の隙間開口部は内輪の外周に形成された溝
に環状の下側シール部材が嵌め込まれ接着剤により接着
されてシールされている。
滑剤が充填されており、その転動体の上側の隙間開口部
は外輪の内周に形成された溝に環状の上側シール部材が
嵌め込まれ接着剤により接着されてシールされており、
転動体の下側の隙間開口部は内輪の外周に形成された溝
に環状の下側シール部材が嵌め込まれ接着剤により接着
されてシールされている。
【0005】このような構成により、旋回装置を駆動さ
せると、旋回装置のピニオンが旋回軸受の内輪の内歯と
噛み合って内輪の周方向に沿って動く。これにより、走
行体に対して旋回体が旋回する。このとき、旋回体には
旋回装置と外輪とが固定されているので、旋回装置の回
転にともなって旋回軸受の外輪も内輪の外周を滑りなが
ら回転する。内輪と外輪との間に介されている転動体
は、転動しながら旋回体を支持する。そのとき、上側シ
ール部材,下側シール部材、すなわち、シール部材はグ
リースの漏出を阻止する。
せると、旋回装置のピニオンが旋回軸受の内輪の内歯と
噛み合って内輪の周方向に沿って動く。これにより、走
行体に対して旋回体が旋回する。このとき、旋回体には
旋回装置と外輪とが固定されているので、旋回装置の回
転にともなって旋回軸受の外輪も内輪の外周を滑りなが
ら回転する。内輪と外輪との間に介されている転動体
は、転動しながら旋回体を支持する。そのとき、上側シ
ール部材,下側シール部材、すなわち、シール部材はグ
リースの漏出を阻止する。
【0006】ここで、潤滑剤には、固形油(プラスチッ
クグリースなど)が適用されている。固形油とは、超高
分子量ポリエチレンやポリオレフィンなどの高分子樹脂
材料と潤滑用の油もしくはグリースとのグリース状の混
合物を外部からの熱により加熱した後、冷却し固形化し
て生成したものであり、保油力が強く、油の滲み出しが
徐々に安定的に行われるため、長期にわたって良好な潤
滑状態を維持することができる。
クグリースなど)が適用されている。固形油とは、超高
分子量ポリエチレンやポリオレフィンなどの高分子樹脂
材料と潤滑用の油もしくはグリースとのグリース状の混
合物を外部からの熱により加熱した後、冷却し固形化し
て生成したものであり、保油力が強く、油の滲み出しが
徐々に安定的に行われるため、長期にわたって良好な潤
滑状態を維持することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、掘削作業
時、旋回軸受は作業機を介して外部からの力を受けるた
め、特に、油圧ショベルに用いられる旋回軸受には、そ
れに耐える強度が要求される。そのため、旋回軸受の内
輪と外輪とには熱処理が施される。本願出願人は先に、
特願2001−209690として、その熱処理の焼戻
し行程における焼戻し温度を利用して、予め旋回軸受の
内部隙間へ充填された固形油を焼成し固化する方法を提
案した。この固形油を焼成する際に必要な温度は、一般
のショベルに使用される上側シールと下側シールとの耐
熱温度より高い温度である。
時、旋回軸受は作業機を介して外部からの力を受けるた
め、特に、油圧ショベルに用いられる旋回軸受には、そ
れに耐える強度が要求される。そのため、旋回軸受の内
輪と外輪とには熱処理が施される。本願出願人は先に、
特願2001−209690として、その熱処理の焼戻
し行程における焼戻し温度を利用して、予め旋回軸受の
内部隙間へ充填された固形油を焼成し固化する方法を提
案した。この固形油を焼成する際に必要な温度は、一般
のショベルに使用される上側シールと下側シールとの耐
熱温度より高い温度である。
【0008】上述のように、固形油を焼成するにあた
り、一般に用いられるゴムなどをシール材として用いる
場合には、焼成時の熱により上側シール部材と下側シー
ル部材とが脆化する虞がある。仮に脆化を生じると、上
側シール部材と下側シール部材とが劣化又は脱落し、シ
ール性が低下してしまうことになる。
り、一般に用いられるゴムなどをシール材として用いる
場合には、焼成時の熱により上側シール部材と下側シー
ル部材とが脆化する虞がある。仮に脆化を生じると、上
側シール部材と下側シール部材とが劣化又は脱落し、シ
ール性が低下してしまうことになる。
【0009】また、現在一般の建設機械の旋回軸受に使
用されている接着剤の耐熱温度に対して、超高分子量ポ
リエチレンを溶かして固形油を生成するために必要な温
度は高い。そのため、固形油を採用した旋回軸受を組み
立てようとした場合、接着剤の耐熱温度を超えてしまう
ことになり、接着剤の接着力が低下する虞もある。仮に
このように接着力が低下すると上側シール部材、あるい
は下側シール部材の脱落を生じやすくなり、前述とは別
の観点からシール性が低下する。
用されている接着剤の耐熱温度に対して、超高分子量ポ
リエチレンを溶かして固形油を生成するために必要な温
度は高い。そのため、固形油を採用した旋回軸受を組み
立てようとした場合、接着剤の耐熱温度を超えてしまう
ことになり、接着剤の接着力が低下する虞もある。仮に
このように接着力が低下すると上側シール部材、あるい
は下側シール部材の脱落を生じやすくなり、前述とは別
の観点からシール性が低下する。
【0010】本発明は、上述した本願出願人の先行技術
における実状からなされたもので、その第1の目的は、
固形油の焼成時における熱の影響によるシール部材の劣
化、及びこの劣化に伴うシール部材の脱落を防止するこ
とができる旋回軸受を提供することにある。
における実状からなされたもので、その第1の目的は、
固形油の焼成時における熱の影響によるシール部材の劣
化、及びこの劣化に伴うシール部材の脱落を防止するこ
とができる旋回軸受を提供することにある。
【0011】また、第2の目的は、固形油の焼成時の熱
によりシール部材を接着している接着剤の接着力が低下
するのを防ぐことができる旋回軸受を提供することにあ
る。
によりシール部材を接着している接着剤の接着力が低下
するのを防ぐことができる旋回軸受を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本願請求項1に係る発明は、相対的に回転す
る内輪と外輪とを有するとともに、これらの内輪と外輪
との間に形成される隙間に配置され、焼成により形成さ
れる固形油と、前記内輪及び前記外輪の少なくとも一方
に装着され、前記隙間の開口部を覆い、前記隙間からの
前記固形油の離脱を阻止する環状のシール部材とを備え
た旋回軸受において、前記シール部材が、前記固形油の
焼成時の熱に耐え得る耐熱材から成ることを特徴として
いる。
るために、本願請求項1に係る発明は、相対的に回転す
る内輪と外輪とを有するとともに、これらの内輪と外輪
との間に形成される隙間に配置され、焼成により形成さ
れる固形油と、前記内輪及び前記外輪の少なくとも一方
に装着され、前記隙間の開口部を覆い、前記隙間からの
前記固形油の離脱を阻止する環状のシール部材とを備え
た旋回軸受において、前記シール部材が、前記固形油の
焼成時の熱に耐え得る耐熱材から成ることを特徴として
いる。
【0013】このように構成した請求項1に係る発明
は、隙間の開口部を覆うシール部材が固形油の焼成時の
熱に耐え得る耐熱材により形成されているので、固形油
の焼成時の熱によりシール部材が劣化することがなくな
り、これによりシール部材の脱落を防止することができ
る。
は、隙間の開口部を覆うシール部材が固形油の焼成時の
熱に耐え得る耐熱材により形成されているので、固形油
の焼成時の熱によりシール部材が劣化することがなくな
り、これによりシール部材の脱落を防止することができ
る。
【0014】また、本願請求項2に係る発明では、請求
項1に係る発明において、前記耐熱材がフッ素ゴムから
成ることを特徴としている。
項1に係る発明において、前記耐熱材がフッ素ゴムから
成ることを特徴としている。
【0015】また、本願請求項3に係る発明では、請求
項1又は請求項2に係る発明において、前記固形油がプ
ラスチックグリースから成ることを特徴としている。
項1又は請求項2に係る発明において、前記固形油がプ
ラスチックグリースから成ることを特徴としている。
【0016】また、本願請求項4に係る発明では、請求
項1〜3のいずれかに係る発明において、前記シール部
材を、前記内輪及び前記外輪の少なくとも一方に装着さ
せるかしめ部を形成したことを特徴としている。
項1〜3のいずれかに係る発明において、前記シール部
材を、前記内輪及び前記外輪の少なくとも一方に装着さ
せるかしめ部を形成したことを特徴としている。
【0017】このように構成した請求項4に係る発明
は、シール部材を前記内輪及び前記外輪の少なくとも一
方に取り付けた後にかしめ部を形成すればよく、シール
部材の脱落に対する虞をさらに軽減することができる。
は、シール部材を前記内輪及び前記外輪の少なくとも一
方に取り付けた後にかしめ部を形成すればよく、シール
部材の脱落に対する虞をさらに軽減することができる。
【0018】また、第2の目的を達成するために、本願
請求項5に係る発明では、請求項1〜4のいずれかに係
る発明において、前記シール部材を、前記内輪及び前記
外輪の少なくとも一方に接着させる粘着・接着系接着剤
を備えたことを特徴としている。
請求項5に係る発明では、請求項1〜4のいずれかに係
る発明において、前記シール部材を、前記内輪及び前記
外輪の少なくとも一方に接着させる粘着・接着系接着剤
を備えたことを特徴としている。
【0019】このように構成した請求項5に係る発明
は、一般に耐熱性を有するものと知られている粘着・接
着系接着剤を用いたので、シール部材を接着している接
着剤が固形油の焼成時の熱により接着力が低下するのを
防ぐことができる。
は、一般に耐熱性を有するものと知られている粘着・接
着系接着剤を用いたので、シール部材を接着している接
着剤が固形油の焼成時の熱により接着力が低下するのを
防ぐことができる。
【0020】また、本願請求項6に係る発明では、請求
項1〜5のいずれかに係る発明において、前記シール部
材を、前記隙間の上側開口部をシールする上側シール部
材と、前記隙間の下側開口部をシールする下側シール部
材とから形成したことを特徴としている。
項1〜5のいずれかに係る発明において、前記シール部
材を、前記隙間の上側開口部をシールする上側シール部
材と、前記隙間の下側開口部をシールする下側シール部
材とから形成したことを特徴としている。
【0021】また、本願請求項7に係る発明では、請求
項1〜6のいずれかに係る発明において、油圧ショベル
に備えられることを特徴とする。
項1〜6のいずれかに係る発明において、油圧ショベル
に備えられることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の旋回軸受の実施形
態を図に基づいて説明する。
態を図に基づいて説明する。
【0023】図1は、旋回軸受を備えた一般の油圧ショ
ベルを示す側面図であり、図2は、本発明の旋回軸受周
辺を示す要部縦断面図である。図3は、本発明の旋回軸
受の第1実施形態の要部構成を示す拡大縦断面図であ
り、図4は、図3に示す第1実施形態においてシール部
材の取り付けを説明する図である。
ベルを示す側面図であり、図2は、本発明の旋回軸受周
辺を示す要部縦断面図である。図3は、本発明の旋回軸
受の第1実施形態の要部構成を示す拡大縦断面図であ
り、図4は、図3に示す第1実施形態においてシール部
材の取り付けを説明する図である。
【0024】この第1実施形態は、建設機械、例えば油
圧ショベルに備えられるもので、図1に示すように、油
圧ショベルの無限軌道式の走行体1の上部には運転席2
を有した旋回体3を旋回可能に取り付けており、その旋
回体3の前部には掘削作業などを行うための作業機4を
取り付けている。本発明の対象としている旋回軸受5
は、走行体1と旋回体3との間に配置され、旋回体3を
支持する。
圧ショベルに備えられるもので、図1に示すように、油
圧ショベルの無限軌道式の走行体1の上部には運転席2
を有した旋回体3を旋回可能に取り付けており、その旋
回体3の前部には掘削作業などを行うための作業機4を
取り付けている。本発明の対象としている旋回軸受5
は、走行体1と旋回体3との間に配置され、旋回体3を
支持する。
【0025】図2に示すように、旋回軸受5を構成する
内輪7と外輪8との間には球状の複数の転動体9が収容
され、その複数の転動体9の間には転動体9同士が接触
しないように間隔を保持する間座(図示せず)を複数設
けてある。旋回軸受5の上方には旋回体3に固定される
旋回装置6が配置され、その旋回装置6のピニオン6a
は、旋回軸受5の内輪7に形成してある図3に示す内歯
7aと噛み合わされている。以上については、前述した
本願出願人の先行技術と同様である。
内輪7と外輪8との間には球状の複数の転動体9が収容
され、その複数の転動体9の間には転動体9同士が接触
しないように間隔を保持する間座(図示せず)を複数設
けてある。旋回軸受5の上方には旋回体3に固定される
旋回装置6が配置され、その旋回装置6のピニオン6a
は、旋回軸受5の内輪7に形成してある図3に示す内歯
7aと噛み合わされている。以上については、前述した
本願出願人の先行技術と同様である。
【0026】本発明の第1実施形態は、図3に示すよう
に、内輪7と外輪8との隙間、及び内輪7,外輪8と転
動体9との間の隙間には固形油、例えばプラスチックグ
リース10を充填させてある。外輪8の内周の上部に形
成してある溝8aに上側シール部材11の基端部を嵌め
込み、その上側シール部材11と溝8aとを接着剤、す
なわち粘着・接着系接着剤13により接着させてある。
これにより上側シール部材11の舌片部11aが内輪7
の上面に接触し、この上側シール部材11により転動体
9の上側に形成される隙間開口部がシールされる。一
方、内輪7の外周の下部に形成してある溝7bに下側シ
ール部材12の基端部を嵌め込み、その下側シール部材
12と溝7bとを粘着・接着系接着剤13により接着さ
せてある。これにより下側シール部材12の舌片部12
aが外輪8の下面に接触し、この下側シール部材12に
より転動体9の下側に形成される隙間開口部がシールさ
れる。上述の上側シール部材11と下側シール部材1
2、すなわちシール部材は、プラスチックグリース10
の焼成時の熱に耐え得る耐熱材、例えばフッ素ゴムから
成っている。
に、内輪7と外輪8との隙間、及び内輪7,外輪8と転
動体9との間の隙間には固形油、例えばプラスチックグ
リース10を充填させてある。外輪8の内周の上部に形
成してある溝8aに上側シール部材11の基端部を嵌め
込み、その上側シール部材11と溝8aとを接着剤、す
なわち粘着・接着系接着剤13により接着させてある。
これにより上側シール部材11の舌片部11aが内輪7
の上面に接触し、この上側シール部材11により転動体
9の上側に形成される隙間開口部がシールされる。一
方、内輪7の外周の下部に形成してある溝7bに下側シ
ール部材12の基端部を嵌め込み、その下側シール部材
12と溝7bとを粘着・接着系接着剤13により接着さ
せてある。これにより下側シール部材12の舌片部12
aが外輪8の下面に接触し、この下側シール部材12に
より転動体9の下側に形成される隙間開口部がシールさ
れる。上述の上側シール部材11と下側シール部材1
2、すなわちシール部材は、プラスチックグリース10
の焼成時の熱に耐え得る耐熱材、例えばフッ素ゴムから
成っている。
【0027】このように構成した第1実施形態は、前述
した先行技術と同様に旋回装置6を駆動すると、旋回装
置6のピニオン6aが旋回軸受5の内輪7の内歯7aと
噛み合って内輪7の周方向に沿って動く。すなわち、旋
回装置6が内輪7の周方向に沿って移動する。この旋回
装置6の移動に伴って旋回軸受5の外輪8も内輪7の外
周を滑りながら回転する。この外輪8は、旋回体3に固
定されているため、走行体1に対して旋回体3が旋回す
る。なお、内輪7と外輪8との間に設けられる転動体9
は、外輪8の回転に伴って転動しながら旋回体3を支持
する。
した先行技術と同様に旋回装置6を駆動すると、旋回装
置6のピニオン6aが旋回軸受5の内輪7の内歯7aと
噛み合って内輪7の周方向に沿って動く。すなわち、旋
回装置6が内輪7の周方向に沿って移動する。この旋回
装置6の移動に伴って旋回軸受5の外輪8も内輪7の外
周を滑りながら回転する。この外輪8は、旋回体3に固
定されているため、走行体1に対して旋回体3が旋回す
る。なお、内輪7と外輪8との間に設けられる転動体9
は、外輪8の回転に伴って転動しながら旋回体3を支持
する。
【0028】このように作動する旋回軸受5、すなわち
本発明の第1実施形態は、以下に示すようにして組み立
てられる。
本発明の第1実施形態は、以下に示すようにして組み立
てられる。
【0029】内輪7の外周側の下部に設けてある溝7b
に粘着・接着系接着剤13を流し込んだ状態で、溝7b
に環状の下側シール部材12を嵌め込み、下側シール部
材12を内輪7に取り付ける。そして、内輪7,外輪
8,転動体9それぞれの間に形成される隙間にプラスチ
ックグリース10を注入する。その後、外輪8の内周側
の上部に設けてある溝8aに粘着・接着系接着剤13を
流し込む。その後、溝8aに環状の上側シール部材11
を嵌め込んで上側シール部材11を外輪8に取り付け
る。このようにしてシール部材11,12はプラスチッ
クグリース10の離脱を阻止し、プラスチックグリース
10が上側シール部材11と下側シール部材12とで密
閉された内輪7,外輪8,転動体9のそれぞれの間に形
成される隙間に充填される。
に粘着・接着系接着剤13を流し込んだ状態で、溝7b
に環状の下側シール部材12を嵌め込み、下側シール部
材12を内輪7に取り付ける。そして、内輪7,外輪
8,転動体9それぞれの間に形成される隙間にプラスチ
ックグリース10を注入する。その後、外輪8の内周側
の上部に設けてある溝8aに粘着・接着系接着剤13を
流し込む。その後、溝8aに環状の上側シール部材11
を嵌め込んで上側シール部材11を外輪8に取り付け
る。このようにしてシール部材11,12はプラスチッ
クグリース10の離脱を阻止し、プラスチックグリース
10が上側シール部材11と下側シール部材12とで密
閉された内輪7,外輪8,転動体9のそれぞれの間に形
成される隙間に充填される。
【0030】そして、このようにして組み立てた旋回軸
受5の内輪7,外輪8等に強度を与えるために熱処理を
施すことがおこなわれている。その際、熱処理の焼戻し
行程における焼戻し温度を利用して、旋回軸受5内に充
填したプラスチックグリース10を焼成し固化する。こ
のとき、上側シール部材11及び下側シール部材12
は、焼成時にプラスチックグリース10が漏れださない
ようにこのプラスチックグリース10を保持し、プラス
チックグリース10が固化する際の型を形成する。
受5の内輪7,外輪8等に強度を与えるために熱処理を
施すことがおこなわれている。その際、熱処理の焼戻し
行程における焼戻し温度を利用して、旋回軸受5内に充
填したプラスチックグリース10を焼成し固化する。こ
のとき、上側シール部材11及び下側シール部材12
は、焼成時にプラスチックグリース10が漏れださない
ようにこのプラスチックグリース10を保持し、プラス
チックグリース10が固化する際の型を形成する。
【0031】このように構成した第1実施形態によれ
ば、上側シール部材11及び下側シール部材12をフッ
素ゴムによって構成してあり、プラスチックグリース1
0を焼成する際に要する温度に対して、上側シール部材
11及び下側シール部材12のフッ素ゴムは、耐熱温度
が高い。よって、プラスチックグリース10の焼成時の
熱による上側シール部材11及び下側シール部材12の
劣化を防止することができる。これにより、これらの上
側シール部材11及び下側シール部材12の内輪7,外
輪8からの脱落を防ぐことができ、シール性を向上させ
ることができる。
ば、上側シール部材11及び下側シール部材12をフッ
素ゴムによって構成してあり、プラスチックグリース1
0を焼成する際に要する温度に対して、上側シール部材
11及び下側シール部材12のフッ素ゴムは、耐熱温度
が高い。よって、プラスチックグリース10の焼成時の
熱による上側シール部材11及び下側シール部材12の
劣化を防止することができる。これにより、これらの上
側シール部材11及び下側シール部材12の内輪7,外
輪8からの脱落を防ぐことができ、シール性を向上させ
ることができる。
【0032】また、上側シール部材11,下側シール部
材12を粘着・接着系接着剤13により内輪7,外輪8
の溝7b,8aに接着させるようにしてあり、粘着・接
着系接着剤13は、プラスチックグリース10を焼成す
る際の熱に対して優れた耐熱性を有するので、プラスチ
ックグリース10の焼成時に伴う接着力の低下を防ぐこ
とができる。これにより、上側シール部材11,下側シ
ール部材12を外輪8,内輪7に強固に保持させること
ができ、上述とは別の観点から上側シール部材11,下
側シール部材12の脱落を防ぐことができ、シール性を
向上させることができる。
材12を粘着・接着系接着剤13により内輪7,外輪8
の溝7b,8aに接着させるようにしてあり、粘着・接
着系接着剤13は、プラスチックグリース10を焼成す
る際の熱に対して優れた耐熱性を有するので、プラスチ
ックグリース10の焼成時に伴う接着力の低下を防ぐこ
とができる。これにより、上側シール部材11,下側シ
ール部材12を外輪8,内輪7に強固に保持させること
ができ、上述とは別の観点から上側シール部材11,下
側シール部材12の脱落を防ぐことができ、シール性を
向上させることができる。
【0033】図5は、本発明の第2実施形態の要部構成
を示す拡大縦断面図である。
を示す拡大縦断面図である。
【0034】この第2実施形態は、例えば、外輪8の内
周に形成してある溝8aの上方に、上側シール部材11
を強固に保持するかしめ部14を形成してある。このか
しめ部14は、溝8aに上側シール部材11の基端部を
嵌め込んだ後、所定の部材を用いて例えば外輪8の内周
方向の等間隔の複数の位置のそれぞれにおいて、溝8a
の上方を押圧変形させてかしめることにより形成してあ
る。同様に、内輪7の外周に形成してある溝7bの下方
にも、下側シール部材12を強固に保持するかしめ部1
5を形成してある。その他の構成は前述した第1実施形
態と同等である。
周に形成してある溝8aの上方に、上側シール部材11
を強固に保持するかしめ部14を形成してある。このか
しめ部14は、溝8aに上側シール部材11の基端部を
嵌め込んだ後、所定の部材を用いて例えば外輪8の内周
方向の等間隔の複数の位置のそれぞれにおいて、溝8a
の上方を押圧変形させてかしめることにより形成してあ
る。同様に、内輪7の外周に形成してある溝7bの下方
にも、下側シール部材12を強固に保持するかしめ部1
5を形成してある。その他の構成は前述した第1実施形
態と同等である。
【0035】このように構成した第2実施形態も、第1
実施形態と同様の作用効果が得られる他、特に、かしめ
部を形成したことにより、これらの上側シール部材11
及び下側シール部材12の外輪8,内輪7からの脱落を
より確実に防ぐことができ、さらに、シール性を向上さ
せることができる。
実施形態と同様の作用効果が得られる他、特に、かしめ
部を形成したことにより、これらの上側シール部材11
及び下側シール部材12の外輪8,内輪7からの脱落を
より確実に防ぐことができ、さらに、シール性を向上さ
せることができる。
【0036】なお、この第2実施形態にあっては、上側
シール部材11及び下側シール部材12を溝8a,7b
に接着する粘着・接着系接着剤13を用いなくても上側
シール部材11及び下側シール部材12の脱落の防止は
可能である。
シール部材11及び下側シール部材12を溝8a,7b
に接着する粘着・接着系接着剤13を用いなくても上側
シール部材11及び下側シール部材12の脱落の防止は
可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
内輪と外輪との間に形成される隙間の開口部を覆うシー
ル部材を、固形油の焼成時の熱に耐え得る耐熱材により
構成しているので、固形油の焼成時の熱によりシール部
材が劣化することがなくなり、これによりシール部材の
脱落を防止することができ、シール性を従来に比べて向
上させることができる。
内輪と外輪との間に形成される隙間の開口部を覆うシー
ル部材を、固形油の焼成時の熱に耐え得る耐熱材により
構成しているので、固形油の焼成時の熱によりシール部
材が劣化することがなくなり、これによりシール部材の
脱落を防止することができ、シール性を従来に比べて向
上させることができる。
【0038】また特に、シール部材の材質にフッ素ゴム
を用いれば、固形油の焼成時の熱によるシール部材の劣
化防止に貢献する。
を用いれば、固形油の焼成時の熱によるシール部材の劣
化防止に貢献する。
【0039】また、シール部材を前記内輪及び外輪の少
なくとも一方にかしめるかしめ部を形成すれば、シール
部材をより堅固に内輪及び外輪の少なくとも一方に固定
させることができ、シール部材の脱落に対する虞を軽減
でき、シール性を向上することができる。
なくとも一方にかしめるかしめ部を形成すれば、シール
部材をより堅固に内輪及び外輪の少なくとも一方に固定
させることができ、シール部材の脱落に対する虞を軽減
でき、シール性を向上することができる。
【0040】また、耐熱性を有する接着剤に粘着・接着
系接着剤を用いれば、シール部材を接着している接着剤
の接着力が固形油の焼成時の熱により低下するのを防ぐ
ことができ、この点で固形油の焼成時の熱によるシール
性の低下防止に貢献する。
系接着剤を用いれば、シール部材を接着している接着剤
の接着力が固形油の焼成時の熱により低下するのを防ぐ
ことができ、この点で固形油の焼成時の熱によるシール
性の低下防止に貢献する。
【図1】旋回軸受を備えた一般の油圧ショベルを示す側
面図である。
面図である。
【図2】本発明の旋回軸受周辺を示す要部縦断面図であ
る。
る。
【図3】本発明の旋回軸受の第1実施形態の要部構成を
示す拡大縦断面図である。
示す拡大縦断面図である。
【図4】図3に示す第1実施形態においてシール部材の
取り付けを説明する図である。
取り付けを説明する図である。
【図5】本発明の旋回軸受の第2実施形態の要部構成を
示す拡大縦断面図である。
示す拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 走行体
2 運転席
3 旋回体
4 作業機
5 旋回軸受
6 旋回装置
6a ピニオン
7 内輪
7a 内歯
7b 溝
8 外輪
8a 溝
9 転動体
10 プラスチックグリース(固形油)
11 上側シール部材
11a 舌片部
12 下側シール部材
12a 舌片部
13 粘着・接着系接着剤
14 かしめ部
15 かしめ部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 田中 章弘
茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株
式会社土浦工場内
(72)発明者 井川 裕二
茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株
式会社土浦工場内
(72)発明者 関戸 慎一
茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株
式会社土浦工場内
(72)発明者 渋川 壮史
茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株
式会社土浦工場内
Fターム(参考) 2D015 DA02
3J016 AA02 AA03 AA06 BB03 CA03
3J101 AA02 AA04 AA42 AA54 AA62
BA53 BA54 BA55 BA56 BA73
BA77 CA12 DA03 DA16 EA49
EA63 EA64 FA04 FA06 FA13
FA31 GA51
Claims (7)
- 【請求項1】 相対的に回転する内輪と外輪とを有する
とともに、これらの内輪と外輪との間に形成される隙間
に配置され、焼成により形成される固形油と、前記内輪
及び前記外輪の少なくとも一方に装着され、前記隙間の
開口部を覆い、前記隙間からの前記固形油の離脱を阻止
する環状のシール部材とを備えた旋回軸受において、 前記シール部材が、前記固形油の焼成時の熱に耐え得る
耐熱材から成ることを特徴とする旋回軸受。 - 【請求項2】 前記耐熱材がフッ素ゴムから成ることを
特徴とする請求項1に記載の旋回軸受。 - 【請求項3】 前記固形油がプラスチックグリースから
成ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の旋
回軸受。 - 【請求項4】 前記シール部材を、前記内輪及び前記外
輪の少なくとも一方に装着させるかしめ部を備えたこと
を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の旋回軸
受。 - 【請求項5】 前記シール部材を、前記内輪及び前記外
輪の少なくとも一方に接着させる粘着・接着系接着剤を
備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載
の旋回軸受。 - 【請求項6】 前記シール部材を、前記隙間の上側開口
部をシールする上側シール部材と、前記隙間の下側開口
部をシールする下側シール部材とから構成したことを特
徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の旋回軸受。 - 【請求項7】 油圧ショベルに備えられることを特徴と
する請求項1〜6のいずれかに記載の旋回軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002008892A JP2003214447A (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | 旋回軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002008892A JP2003214447A (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | 旋回軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003214447A true JP2003214447A (ja) | 2003-07-30 |
Family
ID=27647038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002008892A Pending JP2003214447A (ja) | 2002-01-17 | 2002-01-17 | 旋回軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003214447A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009149810A1 (de) * | 2008-06-11 | 2009-12-17 | Rothe Erde Gmbh | Dichtungssystem |
JP2010112557A (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-20 | Mahle Internatl Gmbh | 滑り軸受け |
CN109208683A (zh) * | 2018-10-30 | 2019-01-15 | 三重机有限公司 | 回转支承黄油池密封结构及挖掘机 |
WO2022111751A1 (de) * | 2020-11-24 | 2022-06-02 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Vorrichtung und verfahren zur montage einer dichtung an einem lagerring eines wälzlagers |
-
2002
- 2002-01-17 JP JP2002008892A patent/JP2003214447A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009149810A1 (de) * | 2008-06-11 | 2009-12-17 | Rothe Erde Gmbh | Dichtungssystem |
JP2010112557A (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-20 | Mahle Internatl Gmbh | 滑り軸受け |
CN109208683A (zh) * | 2018-10-30 | 2019-01-15 | 三重机有限公司 | 回转支承黄油池密封结构及挖掘机 |
CN109208683B (zh) * | 2018-10-30 | 2023-08-22 | 三一重机有限公司 | 回转支承黄油池密封结构及挖掘机 |
WO2022111751A1 (de) * | 2020-11-24 | 2022-06-02 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Vorrichtung und verfahren zur montage einer dichtung an einem lagerring eines wälzlagers |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040812 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070213 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070227 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070703 |