JP2003212909A - 連続的な乳化重合により保護コロイドで安定化されたポリマーの製法 - Google Patents

連続的な乳化重合により保護コロイドで安定化されたポリマーの製法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シード・ラテックスを使用せずに変動する製
品特性が無く、かつ単頂性の粒度分布を有する製品、お
よび800nm〜1400nmの重量平均直径Dwを有
する粒子を提供するビニルエステル−エチレン−コポリ
マー分散液の連続的な製法の提供。 【解決手段】 ポリビニルアルコール成分を、その割合
が1番目の圧力反応器に連続的に供給されるモノマーに
対して、常に≦6質量%であるように1番目の圧力反応
器中に計量供給し、ビニルエステル成分の10〜60質
量%を2番目の圧力反応器中に計量供給し、1番目の反
応器中で、レドックス開始剤組合せ物の酸化成分対モノ
マーの質量割合が、0.03〜0.07であるように維
持し、1番目の圧力反応器中での滞留時間が2.5時間
を上回らないことを特徴とする、連続的な乳化重合によ
り、保護コロイドで安定化されたポリマーを製造する方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビニルエステル、
エチレンおよび場合により他のコモノマーを基礎とする
保護コロイドで安定化されたポリマーを、水性ポリマー
分散液または水中で再分散可能なポリマー粉末の形で、
シード・ラテックスを使用せずに連続的に乳化重合し、
場合によりこれにより得られた水性ポリマー分散液を乾
燥させることによるポリマーの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】保護コロイドで安定化されたポリマー
は、特にその水性分散液または水中で再分散可能なポリ
マー粉末の形で、様々な用途、例えば、被覆材料または
接着剤として、種々の基材に使用される。保護コロイド
としては、一般にポリビニルアルコールが使用される。
ポリビニルアルコールの使用は、追求するに値する。そ
れというのも、これは低分子化合物(乳化剤)により安
定化される系と比較して、それ自体が強度(例えば、流
動接着剤中の粘着数)に寄与するからである。再分散可
能な粉末を製造するためのモノマーとしては、これまで
はビニルエステルとエチレンが有利に使用されてきた。
それというのも、ポリビニルアルコールによるアクリレ
ートコポリマーもしくはスチレンアクリレートコポリマ
ーの安定化は、簡単に実施できないからである。
【0003】分散液の製造は、慣用の乳化重合により、
バッチ法または回分法の形で行われる。この方法は、高
い融通性により傑出しており、ひいては多くの多様性の
ある製品を備えたプラントにおいて見いだされる。さら
に、この方法は連続的なプロセスよりもテクニカルな方
法の要求が著しく少ない。連続的な方法と比較すると、
回分法の著しく低い採算性が欠点である。
【0004】従って、連続的な方法は、製品の多様性が
少ない高い生産力のあるプラントにとっては正しい選択
である。連続的な乳化重合の場合の本質的な問題は、新
たなラテックス粒子を永久的に核形成させる条件を正確
に調節することである。有利なプラント構成は、撹拌容
器カスケードである。それというのも、このタイプの反
応器はすでにバッチプラントで使用されており、ひいて
は連続的方法に僅かな経済的出費を用いれば使用できる
からである。一般的には、程度に差はあるが、製品特性
の著しく際だった変動および例外的に使用不可能な製品
またはプラントの障害を生じ得る方法パラメーターが見
いだされる。
【0005】DE-A 2456576には、主要重合用の反応器と
後重合用の管とから成るプラント構成が記載されてい
る。重合は、レドックス触媒系の存在で行われ、その
際、還元剤が高い過剰量で使用されている。モノマー
は、その濃度が所定の限界値を越えないように計量供給
される。この方法の場合の欠点は、僅かな利用性しか生
じない壁沈積物の速い形成である。この原因は、特に著
しい製品の変動である。
【0006】US-A 4164489には、連続的に供給されるシ
ード・ラテックスの使用により傑出した酢酸ビニル−エ
チレン分散液の連続的製法が記載されている。EP-A 106
7147による方法では、高い固体含量の酢酸ビニル−エチ
レンを連続的に製造するために、シード・ラテックスお
よび低分子量のポリビニルアルコールの存在で重合する
ことを奨励している。DE-A 10035587は、最終生成物を
シード・ラテックスとして使用することができる連続的
重合法ならびにシード・ラテックスを使用せずに運転す
る変法が記載されている。しかし、シード・ラテックス
を使用しない変法は、これにより得られる生成物の粒度
分布に関して完全に満足できず、粗い粒子が得られてし
まう。
【0007】
【特許文献1】DE-A 2456576
【特許文献2】US-A 4164489
【特許文献3】EP-A 1067147
【特許文献4】DE-A 10035587
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、シー
ド・ラテックスを使用せずに変動する製品特性が無く、
かつ単頂性の粒度分布を有する製品、および800nm
〜1400nmの重量平均直径Dwを有する粒子を提供
するビニルエステル−エチレン−コポリマー分散液の連
続的な製法を開発することであった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、ビニル
エステル、エチレンおよび場合により他のコモノマーを
基礎とするポリビニルアルコールで安定化されたポリマ
ーを、その水性ポリマー分散液の形または水中で再分散
可能なポリマー粉末の形で、シード・ラテックスを使用
せずにラジカルにより開始される連続的な乳化重合によ
り、場合によりその際に得られるポリマー分散液を乾燥
させることにより製造する際に、 a)少なくとも2個の連続して接続された圧力反応器中
で、40℃〜100℃の温度および5〜100バールの
圧力で、残留モノマー含量が3質量%未満になるまで実
施し、引き続き少なくとも1個の無圧反応器中で20℃
〜60℃の温度および<1.0バールの圧力でさらに実
施し、かつ b)重合を酸化成分および還元成分から成るレドックス
系を用いて開始し、その際、還元成分を少なくとも部分
的に1番目の圧力反応器中に供給する方法において、 c)ポリビニルアルコール成分を、その割合が1番目の
圧力反応器に連続的に供給されるモノマーに対して、常
に≦6質量%であるように1番目の圧力反応器中に計量
供給し、 d)ビニルエステル成分の10〜60質量%を2番目の
圧力反応器中に計量供給し、 e)1番目の反応器中で、レドックス開始剤組合せ物の
酸化成分対モノマーの質量割合が、0.03〜0.07
であるように維持し、 f)1番目の圧力反応器中での滞留時間が2.5時間を
上回らないことを特徴とする、ポリビニルアルコールで
安定化されたポリマーを製造する方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】適切なビニルエステルは、1〜1
2個の炭素原子を有するカルボン酸のビニルエステルで
ある。有利なビニルエステルは、酢酸ビニル、ビニルプ
ロピオネート、ビニルブチレート、ビニル−2−エチル
ヘキサノエート、ビニルラウレート、1−メチルビニル
アセテート、ビニルピバレートおよび9〜11個の炭素
原子を有するα−分枝モノカルボン酸のビニルエステ
ル、例えば、VeoVa9 またはVeoVa10 である(Shell
社の商標名)。酢酸ビニルが特に有利である。前記のビ
ニルエステルは、一般的にはモノマーの全質量に対して
30〜90質量%の量で共重合される。
【0011】エチレンは、一般的にはモノマーの全質量
に対して1〜40質量%の量で共重合される。
【0012】適切な他のコモノマーは、アクリル酸また
はメタクリル酸のエステル、ハロゲン化ビニル、例え
ば、塩化ビニル、オレフィン、例えば、プロピレンの群
から成るものである。適切なメタクリル酸エステルまた
はアクリル酸エステルは、1〜15個の炭素原子を有す
る非分枝または分枝アルコールのエステル、例えば、メ
チルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアク
リレート、エチルメタクリレート、ピロピルアクリレー
ト、ポロピルメタクリレート、n−ブチルアクリレー
ト、n−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレート、ノルボルニルアクリレートである。メチル
アクリレート、メチルメタクリレート、n−ブチルアク
リレートおよび2−エチルヘキシルアクリレートが有利
である。これらのコモノマーは、場合によりモノマーの
全質量に対して1〜40質量%の量で共重合される。
【0013】場合により、さらにモノマー混合物の全質
量に対して0.05〜10質量%の補助モノマーを共重
合させることもできる。補助モノマーの例は、エチレン
性不飽和モノカルボン酸およびジカルボン酸、有利には
アクリル酸、メタクリル酸、フマル酸およびマレイン
酸;エチレン性不飽和カルボン酸アミドおよび−ニトリ
ル、有利にはアクリルアミドおよびアクリロニトリル;
フマル酸およびマレイン酸のモノエステルおよびジエス
テル、例えば、ジエチルエステルおよびジイソプロピル
エステル、ならびに無水マレイン酸、エチレン性不飽和
スルホン酸もしくはその塩、有利にはビニルスルホン
酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸である。他の例は、前架橋コモノマー、例えば、複数
のエチレン性不飽和コモノマー、例えばジビニルアジペ
ート、ジアリルマレエート、アリルメタクリレートまた
はトリアリルシアヌレート、または後架橋コモノマー、
例えばアクリルアミドグリコール酸(AGA)、メタクリ
ルアミドグリコール酸メチルエステル(MAGME)、N−
メチロールアクリルアミド(NMA)、N−メチロールメ
タクリルアミド(NMMA)、N−メチロールアリルカルバ
メート、アルキルエーテル、例えば、N−メチロールア
クリルアミド、N−メチロールメタクリルアミドおよび
N−メチロールアリルカルバメートのイソブトキシエー
テルまたはエステルである。エポキシ官能性コモノマ
ー、例えば、グリシジルメタアクリレートおよびグリシ
ジルアクリレートも適切である。さらなる例は、ケイ素
官能性コモノマー、例えば、アクリルオキシプロピルト
リ(アルコキシ)シランおよびメタクリルオキシプロピ
ルトリ(アルコキシ)シラン、ビニルトリアルコキシシ
ランおよびビニルメチルジアルコキシシランであり、そ
の際、アルコキシ基として、例えばメトキシ基、エトキ
シ基およびエトキシプロピレングリコールエーテル基を
含有することができる。ヒドロキシ基またはCO基を有
するモノマー、例えば、メタクリル酸−およびアクリル
酸ヒドロキシアルキルエステル、例えばヒドロキシエチ
ル−、ヒドロキシプロピル−またはヒドロキシブチルア
クリレートまたは−メタクリレートならびに化合物、例
えばジアセトンアクリルアミドおよびアセチルアセトキ
シエチルアクリレートまたは−メタクリレートを挙げる
ことができる。
【0014】酢酸ビニルとエチレン1〜40質量%との
コモノマー混合物;ならびに酢酸ビニルと、エチレン1
〜40質量%およびカルボン酸基中に1〜12個の炭素
原子を有するビニルエステル、例えばビニルプロピオネ
ート、ビニルラウレート、9〜11個の炭素原子を有す
るα−分枝カルボン酸のビニルエステル、例えばVeoVa
9、VeoVa10、VeoVa11の群から成る1種以上の他のコモ
ノマー1〜50質量%のコモノマー混合物;および酢酸
ビニル、エチレン1〜40質量%および有利には1〜1
5個の炭素原子を有する非分枝または分枝アルコールの
アクリル酸エステル、特にn−ブチルアクリレートまた
は2−エチルヘキシルアクリレート1〜60質量%の混
合物;およびさらにエチレン1〜40質量%を含有して
いる酢酸ビニル30〜75質量%、ビニルラウレートま
たは9〜11個の炭素原子を有するα−分枝カルボン酸
のビニルエステル1〜30質量%、ならびに1〜15個
の炭素原子を有する非分枝または分枝アルコールのアク
リル酸エステル、特にn−ブチルアクリレートまたは2
−エチルヘキシルアクリレート1〜30質量%を有する
混合物;ならびに酢酸ビニル、エチレン1〜40質量%
および塩化ビニル1〜60質量%を含有する混合物が有
利であり、この場合に、前記混合物は、記載した補助モ
ノマーを記載した量で含有することもでき、かつ質量%
での記載は、合計で100質量%である。
【0015】モノマーの選択もしくはコモノマーの質量
割合の選択は、一般的には−50℃〜+50℃のガラス
転移温度Tgが生じるように行われる。ポリマーのガラ
ス転移温度Tgは、公知の方法で示差走査熱分析(DS
C)により計算することができる。Tgは、Fox-方
程式によっても近似的に計算することもできる。Fox T.
G., Bull. Am. Physics Soc. 1,3, 123ページ(1956)
により、次の式が適用される: 1/Tg=x/Tg+x/Tg+・・・+x
/Tg [式中、xは、モノマーnの質量割合(質量%/10
0)を表し、Tgは、モノマーnのホモポリマーのガ
ラス転移温度(ケルビン℃)である]。ホモポリマーの
Tg値は、Polymer Handbook 第2版、J. Wiley & Son
s, New york(1975)に挙げられている。
【0016】製造は、乳化重合法により行われ、その
際、重合温度は一般的には40℃〜100℃、有利には
60℃〜90℃である。重合の開始は、乳化重合に一般
に使用されるレドックス開始剤の組合せ物を用いて行わ
れる。適切な酸化開始剤の例は、ペルオキソ二硫酸の
塩、例えば、ペルオキソ二硫酸、過酸化水素、t−ブチ
ルヒドロペルオキシド、カリウムペルオキソジホスフェ
ート、t−ブチルペルオキソピバレート、クモールヒド
ロペルオキシド、イソプロピルベンゼンモノヒドロペル
オキシドアゾビスイソブチロニトリルのナトリウム塩、
カリウム塩およびアンモニウム塩である。ペルオキソ二
硫酸および過酸化水素のナトリウム塩、カリウム塩およ
びアンモニウム塩が有利である。前記の開始剤は、一般
的にはモノマーの全質量に対して0.01〜2.0質量
%の量で使用され、その際、1番目の反応器中では、レ
ドックス開始剤組合せ物の酸化成分:モノマーの質量比
0.03〜0.07が維持される。
【0017】適切な還元剤は、アルカリ金属およびアン
モニウムの亜硫酸塩および亜硫酸水素塩、例えば、亜硫
酸ナトリウム、スルホキシル酸の誘導体、例えば、亜鉛
−またはアルカリ金属ホルムアルデヒドスルホキシレー
ト、例えば、ナトリウムヒドロキシメタンスルフィネー
ト(Brueggolit)および(イソ−)アスコルビン酸であ
る。ナトリウムヒドロキシメタンスルフィネートおよび
(イソ−)アスコルビン酸が有利である。還元剤の量
は、モノマーの全質量に対して0.015〜3質量%で
あるのが有利である。
【0018】この場合に、モノマーの添加は、1番目の
圧力反応器中で、還元剤組合せ物の酸化成分:モノマー
の質量比は、0.03〜0.07に維持されるように調
節される。酸化剤は、レドックス開始の際に一般的には
軽度なモル過剰、例えば5〜20%過剰で使用される。
Dw/Dn<4.0(Dw=重量平均粒度、Dn=数平
均粒度)の不均一性を有する800nm〜1400nm
の粒度分布Dwが有利である。
【0019】分子量を調節するために、重合の間に調整
物質を使用することができる。調整剤を使用する場合に
は、これらは一般的には重合すべきモノマーに対して
0.01〜5.0質量%の間の量で使用され、かつ別個
にまたは反応成分と予備混合して計量供給される。この
ような物質は、例えばn−ドデシルメルカプタン、t−
ドデシルメルカプタン、メルカプトプロピオン酸、メル
カプトプロピオン酸メチルエステル、イソプロパノール
およびアセトアルデヒドである。調整物質を使用しない
のが有利である。
【0020】適切な保護コロイドは、部分鹸化されたか
または完全に鹸化されたポリビニルアルコールである。
80〜95モル%の加水分解度および4%濃度の水溶液
中、1〜30mPasのヘプラー粘度(20℃でのヘプ
ラーによる方法、DIN 53015)を有する部分鹸化された
ポリビニルアルコールが有利である。80〜95モル%
の加水分解度および4%濃度の水溶液中、1〜30mP
asのヘプラー粘度を有する部分鹸化された疎水性の変
性ポリビニルアルコールが有利である。
【0021】このための例は、酢酸ビニルと疎水性コモ
ノマー、例えば、イソプロペニルアセテート、ビニルピ
バレート、ビニルエチルヘキサノエート、5または9〜
11個の炭素原子を有する飽和α−分枝モノカルボン酸
のビニルエステル、ジアルキルマレイネートおよびジア
ルキルフマレート、例えば、ジイソプロピルマレイネー
トおよびジイソプロピルフマレート、塩化ビニル、ビニ
ルアルキルエーテル、例えば、ビニルブチルエーテル、
オレフィン、例えば、エテンおよびデセンとの部分鹸化
されたコポリマーである。疎水性単位の割合は、部分鹸
化されたポリビニルアルコールの全質量に対して有利に
は0.1〜10質量%である。前記のポリビニルアルコ
ールの混合物を使用することもできる。
【0022】さらに有利なポリビニルアルコールは、ポ
リマーのような反応、例えば、ブチルアルデヒドのよう
なC〜C−アルデヒドでビニルアルコール単位をア
セタール化することにより得られる、部分鹸化された疎
水性ポリビニルアルコールである。疎水性単位の割合
は、部分鹸化されたポリビニルアセテートの全質量に対
して有利には0.1〜10質量%である。加水分解度
は、80〜95モル%、有利には85〜94モル%、ヘ
プラー粘度(DIN 53015, ヘプラーによる方法、4%濃
度の水溶液)1〜30mPas、有利には2〜25mP
asである。
【0023】加水分解度85〜94モル%および4%濃
度の水溶液中でのヘプラー濃度3〜15mPasを有す
るポリビニルアルコールが最も有利である(20℃でヘ
プラーによる方法、DIN 53015)。前記の保護コロイド
は、当業者に公知の方法により入手可能である。
【0024】ポリビニルアルコールは、一般的には、モ
ノマーの全質量に対して合計で1〜20質量%の量で重
合の際に使用される。1番目の圧力反応器中のポリビニ
ルアルコール成分が、1番目の圧力反応器に連続的に供
給されるモノマーに対して、その割合が常に6質量%以
下であるように計量供給されることが重要である。
【0025】本発明による方法の場合には、乳化剤を添
加せずに重合させるのが有利である。例外的な場合に
は、少量の乳化剤、場合によりモノマーの量に対して1
〜5質量%の乳化剤を添加するのが有利である。好適な
乳化剤は、アニオン性、カチオンでも非イオン性乳化剤
でもよく、例えば、アニオン性界面活性剤、例えば、8
〜18個の炭素原子の鎖長を有するアルカリスルフェー
ト、疎水性基中に8〜18個の炭素原子および40個ま
でのエチレン単位またはプロピレンオキシド単位を有す
るアルキル−またはアルキルアリールエーテルスルフェ
ート、8〜18個の炭素原子を有するアルキル−または
アルキルアリールスルホネート、スルホコハク酸と1価
アルコールまたはアルキルフェノールとのエステルおよ
び半エステル、または非イオン性界面活性剤、例えばア
ルキルプロピルグリコールエーテルまたは8〜40個の
エチレンオキシド単位を有するアルキルアリールポリグ
リコールエーテルであってもよい。
【0026】重合は、少なくとも2個の連続して接続さ
れた圧力反応器中で実施され、引き続き少なくとも1個
の圧力反応器中で後処理される。圧力反応器および無圧
反応器としては、撹拌装置、加熱系/冷却系ならびに付
加物を供給もしくは生成物を排出するための導管を備え
た相応して設計された従来のスチール製反応器を使用す
ることができる。有利な貯蔵配置は、2個の連続して接
続された圧力反応器および1個または2個の連続した無
圧反応器から成る。複数の無圧反応器を使用する場合に
は、これらは交互に(相互に)運転することも、続けて
(順番に)運転することもができる。2個以上の圧力反
応器を有するより高度なカスケードを使用できるが、し
かし、これと結びつく装置の著しく多い複雑さにより、
常に望ましいわけではない。
【0027】方法は、全ての圧力反応器中で、導入され
る物質流の合計が、排出される物質流の合計と等しくな
るように行われる。無圧反応器は、有利には相互に運転
され、かつ相互に使用される。連続して接続された圧力
反応器中の圧力は、連続して接続された1番目から最後
の圧力反応器に、圧力反応器カスケードの材料流を保証
する減少する圧力勾配が生じるように調節される。最後
の圧力反応器から、これに続く無圧反応器への物質搬送
は、圧力調節バルブによるかまたはポンプにより、材料
流が前方に接続された圧力反応器中に供給されるように
行われる。
【0028】重合を開始する前に、圧力反応器を体積の
50〜80%までポリマー分散液で充填するが、これ
は、コポリマー組成物、保護コロイドの種類および量な
らびに粒度および固体含量に関して重合の最終生成物に
一致している。この事は、圧力反応器中でこの分散液を
バッチ重合により製造するか、または圧力反応器に別々
に製造された分散液を充填して行うことができる。
【0029】引き続き、有利には30〜80バールの圧
力p1で、1番目の圧力反応器中で、かつ有利には10
〜40バールの圧力p2で最後の圧力反応器中で重合さ
せるように、但し、p1>p2であるように、圧力反応
器にエチレンを圧入する。エチレン圧は、1番目から最
後の連続して接続された圧力反応器までに、減少する圧
力勾配を生じるように調節する。2個の連続して接続さ
れた圧力反応器の間の圧力差は、2〜40バールである
のが有利である。よって、圧力反応器の間の圧力差は、
連続的重合の際の材料流(Massefluss)にとって駆動力
として作用する。
【0030】モノマー計量供給は、ビニルエステル成分
の10〜60質量%が、まず2番目の圧力反応器中に計
量供給されるように進行する。エチレンは、少なくとも
50質量%までが1番目の圧力反応器中に装入される。
計量供給は、別々に(空間および時間的)に行うか、ま
たは計量供給すべき成分は、全部または部分的に予備乳
化させて計量供給することができる。
【0031】保護コロイド成分は、完全に1番目の圧力
反応器中に装入するも、部分的に1番目の圧力反応器中
に装入し、かつ残りを他の圧力反応器中に計量供給する
こともできる。重合は、酸化および還元成分から成るレ
ドックス系により開始させることができ、その際、還元
成分は部分的または完全に1番目の圧力反応器中に供給
され、かつ酸化成分は、全ての圧力反応器中に計量供給
される。モノマーの転化率は、開始剤の計量供給で調節
される。開始剤は、連続的な重合が保証されるように全
部合わせて計量供給され、かつ重合は、それぞれバッチ
の全質量に対して1番目の圧力反応器中では残留モノマ
ー含量が10〜20質量%になるまで、かつ最後の圧力
反応器中では残留モノマー含量が<3質量%になるまで
行われる。
【0032】全部で、抽出物の供給速度は、圧力反応器
カスケード中の平均滞留時間が全部で1〜3時間となる
ように調節される。1番目の圧力反応器中の滞留時間
は、有利には1.5〜2.5時間である。
【0033】圧力反応器中の重合の終了後に、無圧反応
器中で残留モノマーを除去するために公知の方法を用い
て後重合し、一般的にはレドックス触媒を用いることに
より後重合が開始される。従って、無圧反応器中では、
両方の開始剤成分は、必要な方法で最終完成品に添加さ
れる。揮発性の残留モノマーは、蒸留、有利には減圧下
で、かつ場合により、空気、窒素または水蒸気のような
不活性なキャリヤーガスを通導または移行させながら除
去することができる。
【0034】本発明による方法を用いて得られる水性分
散液は、30〜75質量%、有利には50〜60質量%
の固体含量を有する。水中で再分散可能なポリマー粉末
を製造するために、水性分散液を、場合により噴霧助剤
として保護コロイドを添加した後に、例えば、流動床乾
燥、凍結乾燥または噴霧乾燥により乾燥させる。分散液
を噴霧乾燥させるのが有利である。この場合に、噴霧乾
燥は、通常の噴霧乾燥装置により行うが、その際、1成
分、2成分または多成分ノズルを用いて、または回転デ
ィスクを用いて行うことができる。放出温度は、一般的
にはプラント、樹脂のTgおよび所望の乾燥レベルに応
じて45℃〜120℃、有利には60℃〜90℃の範囲
内で選択される。
【0035】一般的には、噴霧助剤は分散液のポリマー
成分に対して3〜30質量%の全体量で使用される。す
なわち、保護コロイドの全体量は、乾燥工程の前にポリ
マー成分に対して、少なくとも3〜30質量%、有利に
はポリマー成分に対して、5〜20質量%使用されるべ
きである。
【0036】適切な噴霧助剤は、部分鹸化されたポリビ
ニルアルコール;ポリビニルピロリドン;水溶性の形の
ポリサッカリド、例えばデンプン(アミロースおよびア
ミロペクチン)、セルロースおよびそれらのカルボキシ
メチル−、メチル−、ヒドロキシエチル−、ヒドロキシ
プロピル誘導体;タンパク質、例えば、カゼインおよび
カゼイン塩、大豆タンパク質、ゼラチン;リグニンスル
ホネート;合成ポリマー、例えば、ポリ(メタ)アクリ
ル酸、(メタ)アクリレートとカルボキシ官能性コモノ
マー単位とのコポリマー、ポリ(メタ)アクリルアミ
ド、ポリビニルスルホン酸およびこれらの水溶性コポリ
マー;マレインホルムアルデヒドスルホネート、ナフタ
レンホルムアルデヒドスルホネート、スチレンマレイン
酸コポリマーおよびビニルエーテルマレイン酸コポリマ
ーである。その他の保護コロイドを、噴霧剤としてのポ
リビニルアルコールとして使用しないのが有利である。
【0037】噴霧の際には、ベースポリマーに対して
1.5質量%までの含量の消泡剤が有利であることが判
明している。貯蔵安定性を高めるために、ブロッキング
安定性を改善することにより、特に低いガラス転移温度
を有する粉末の場合には、得られた粉末はブロッキング
防止剤(粘着防止剤)を、有利にはポリマー成分の全質
量に対して30質量%まで含有することができる。ブロ
ッキング防止剤の例は、有利には10nm〜10μmの
範囲内の粒度を有するCa-もしくはMg−カルボネー
ト、タルク、石膏、ケイ酸、カオリン、シリケートであ
る。
【0038】噴霧すべき成分の粘度は、固体含量によ
り、<500mPas、有利には<250mPas(ブ
ルックフィールド粘度、20rpmおよび23℃)の値
が得られるように調節される。噴霧すべき分散液の固体
含量は、>35%、有利には>40%である。
【0039】適用技術的特性を改善するために、噴霧の
際に、他の添加剤を添加することもできる。さらに、有
利な実施態様においては、含有される分散粉末組成物の
成分は、例えば、顔料、充填剤、発泡防止剤、疎水化剤
である。
【0040】水性ポリマー分散液および水中で際分散可
能な保護コロイド安定化ポリマー粉末は、このために一
般的な適用分野、例えば、セメント(ポートランドセメ
ント、アルミネートセメント、トラッスセメント、スラ
グセメント、マグネシアセメント、ホスフェートセメン
ト)、ギブスおよび水ガラスのように水硬結合された結
合剤と結合した形の建築用化学製品において、また建築
用接着剤、特にタイル接着剤および外壁断熱材接着剤、
モルタル、パテ材料、床用パテ材料、流展剤、粘着スラ
リー、接合用モルタルおよび染料を製造するために使用
できる。さらに被覆剤および接着剤用の結合剤として、
または繊維織物および紙用の被覆剤もしくは結合剤とし
て使用するすることができる。以下の実施例を本発明を
さらに説明するために使用する:
【0041】
【実施例】比較例1:5リットル体積を有する圧力反応
器R1中に、加水分解度88mol%およびヘプラー粘
度4mPasを有するポリビニルアルコール7質量%
(コポリマーに対して)で安定化しておいた、酢酸ビニ
ル83質量%およびエチレン17質量%を含有する酢酸
ビニル−エチレン−コポリマーの水性分散液4.0kg
を装入した。付加的に、酢酸ビニル500gおよび加水
分解度88mol%およびヘプラー粘度4mPasを有
するポリビニルアルコールの20%濃度水溶液200g
を装入した。この反応器R1を同じ分散液で充填した同
じサイズの圧力反応器R2と接続した。両方の反応器を
エチレンで圧入し、その際、1番目の反応器の圧力は7
0バールであり、かつ2番目の反応器は35バールであ
る。材料流の駆動力は、圧力差であった。2番目の反応
器から、材料流が計量により両方の反応器に供給される
ように、ポンプにより分散液を取った。
【0042】両方の反応器を65℃まで加熱し、引き続
き開始剤計量供給、過硫酸カリウム(水中の3%濃度溶
液)およびBrueggolit(水中の1.5%濃度
溶液)を開始した(反応器R1中、25ml/h(モノ
マーに対して0.06質量%)、反応器R2中、60m
l/h)。反応が開始された際に、温度の上昇が確認さ
れ、さらに反応器R1への計量供給を開始した:酢酸ビ
ニルを1000g/hの速度、6.6%濃度ポリビニル
アルコール溶液を1200g/hの速度およびエチレン
を320g/hの速度で、70バールで反応器R1中に
後供給した。
【0043】完成した分散液をポンプにより圧力反応器
R2から無圧反応器R3に供給し、かつそこでt−ブチ
ルヒドロペルオキシド20ml(水中の10%濃度水溶
液)およびBrueggolit20ml(水中の10
%濃度溶液)を、それぞれ分散液10kgと後重合させ
た。重合は、20時間にわたり実施した。固体含量5
0.1%、粘度130mPas(ブルックフィールド2
0、23℃)、pH値4.0および粒度直径Dw117
0nm(単頂性)を有する分散液が得られた。粒度分布
は、試験期間にわたり安定であった。壁沈積物は何も観
察されなかった。250μmの篩い上の篩残分は300
ppm(mg/kg)であった。K値は115であっ
た。遊離された残留モノマーは、<300ppmであっ
た。分散液はセメント中で安定であった。
【0044】例2:重合を、例1と同様の方法で行った
が、但し、酢酸ビニルを850g/hで反応器R1に添
加し、かつ150g/hで反応器2に添加した点が異な
る。さらに、ポリビニルアルコール溶液の一部をR2に
添加した(120g/h)。固体含量50.6%、粘度
120mPas(ブルックフィールド20、23℃)、
pH値4.2および粒度直径Dw1080nm(単頂
性)を有する分散液が得られた。粒度分布は試験期間に
わたり安定であった。壁沈積物の形成は観察されなかっ
た。250μmの篩い上の篩残分は、200ppmであ
った。遊離された残留モノマーは、<400ppmであ
った。分散液は、セメント中で安定であった。
【0045】比較例3:重合を例2と同じ方法で行った
が、但し、モノマーに対してポリビニルアルコール9.
0質量%を1番目の圧力反応器中で使用した点が異な
る。固体含量50.3%、粘度220mPas(ブルッ
クフィールド20、23℃)、pH値4.1および粒度
直径Dw840nmを有する分散液が得られた。粒度分
布は試験期間にわたり安定であったが、二頂性であっ
た。壁沈積物の形成は観察されなかった。250μmの
篩い上の篩残分は、280ppmであった。遊離された
残留モノマーは、<500ppmであった。分散液は、
セメント中で安定であった。
【0046】例4:重合を例2と同じ方法で行ったが、
但し、モノマーに対してポリビニルアルコール4.5質
量%を1番目の圧力反応器中で使用した点が異なる。固
体含量50.4%、粘度145mPas(ブルックフィ
ールド20、23℃)、pH値4.3および粒度直径D
w1150nm(単頂性)を有する分散液が得られた。
粒度分布は試験期間にわたり安定であった。壁沈積物の
形成は観察されなかった。250μmの篩い上の篩残分
は、200ppmであった。遊離された残留モノマー
は、<400ppmであった。分散液は、セメント中で
安定であった。
【0047】比較例5:重合を例2と同じ方法で行った
が、但し、3時間の平均滞留時間が1番目の圧力反応器
中で調節されるような方法で供給速度を低下させた点が
異なる。固体含量50.2%、粘度110mPas(ブ
ルックフィールド20、23℃)、pH値4.0および
粒度直径Dw1650nm(単頂性)を有する分散液が
得られた。粒度分布は試験期間にわたり安定であった。
壁沈積物の形成は観察されなかった。250μmの篩い
上の篩残分は、220ppm(mg/kg)であった。
K値は102であった。遊離された残留モノマーは、<
400ppmであった。分散液は、セメント中で安定で
あった。
【0048】比較例6:重合を例2と同じ方法で行った
が、但し、反応器R1中に110g/hでエチレンだけ
を計量供給した。開始剤は、それぞれ5g/h(モノマ
ーに対して0.012質量%)で計量供給した。固体含
量50.1%、粘度85mPas(ブルックフィールド
20、23℃)、pH値4.1および粒度直径Dw18
50nm(単頂性)を有する分散液が得られた。粒度分
布は試験期間にわたり安定であった。壁沈積物の形成は
観察されなかった。250μmの篩い上の篩残分は、4
50ppm(mg/kg)であった。K値は115であ
った。遊離された残留モノマーは、<250ppmであ
った。分散液は、セメント中で安定であった。
【0049】比較例7:比較として、回分法で製造され
た同じ組成物を有する分散液を使用した。分散液は、酢
酸ビニル83質量%およびエチレン17質量%を含有す
る酢酸ビニル−エチレン−コポリマーから成っており、
かつ加水分解度88mol%およびヘプラー粘度4mP
asを有するポリビニルアルコール7質量%(コポリマ
ーに対して)で安定化した。
【0050】粉末の製造: (比較)例1〜7から成る分散液を、加水分解度88m
ol%およびヘプラー粘度4mPasを有する(固/
固)ポリビニルアルコール5質量%と混合し、かつ25
0mPasの噴霧粘度まで水で希釈した。次に、分散液
を二成分ノズルにより噴霧した。噴霧成分として、4バ
ールまで予備加圧した空気を使用し、形成された液滴を
125℃まで加熱した空気で直流で乾燥させた。得られ
た乾燥粉末を、市販の抗ブロック化剤(カルシウム−マ
グネシウム−カーボネートとケイ酸水素マグネシウムか
ら成る混合物)10質量%と混合した。
【0051】ポリマーフィルムの再分散挙動:前記の実
施例の分散液から(噴霧乾燥前)、ガラス板上に0.2
mmの厚みでフィルムを製造し、かつこれを105℃で
15分間乾燥させた。フィルムの再分散性を試験するた
めに、室温でピペットを用いて、試験すべきフィルムの
同じ場所に水滴を塗布し、かつ60秒の作用時間後に、
ガラス板のフィルムが無くなるまで指先で水滴を同じ場
所で刷り込んだ。フィルムは、フィルム片に分解される
かまたは全くそのままであった。
【0052】ポリマーフィルムの再分散性を次の評価パ
ターンにより判断した。
【0053】評価1:フィルムは、軽くこすることで直
ちに再分散されるか、または既に独りでに再分散するこ
とができる; 評価2:フィルムは、こすることにより再分散性され、
再分散性のフィルム片は殆どない; 評価3:フィルムは、強力にこすることにより、フィル
ム片の形成下に再分散することができるにすぎない: 評価4:フィルムは、より長く強力にこすることによっ
ても再分散することができず、フィルム片に分解され
る。
【0054】粉末の沈着挙動の測定(管沈殿物):沈着
挙動を測定するために、水50ml中の分散粉末50g
を再分散させ、この後に、固体含量0.5%まで希釈
し、かつこの再分散液100mlを勾配管中に装填し、
かつ沈殿物を1時間後に測定した。
【0055】耐ブロッキング性の測定:耐ブロッキング
性を測定するために、分散粉末を鉄製管中に充填し、そ
の後に金属パンチで負荷した。負荷後に、乾燥箱中で5
0℃で16時間貯蔵した。室温まで冷却した後、粉末を
管から取り出し、耐ブロッキング性を定量的に粉末の押
しつぶしにより測定した。耐ブロッキング性を以下のよ
うに分類した: 1=極めて良好な耐ブロッキング性 2=良好な耐ブロッキング性 3=中程度の耐ブロッキング性 4=ブロッキング不安定であり、押しつぶした後の粉末
は、もはや流動性ではない。
【0056】セメント安定性の測定:以下の調製物のセ
メント混合物を撹拌した: ポートランドセメント 82.5g 方解石(CaCO) 10〜40mm 75g 石英砂 200〜500mm 142g 分散粉末 14.5g 水 85g セメント混合物の加工性は、2時間にわたり観察し、か
つて定量的に評価した。試験結果は、表1にまとめられ
ている。
【0057】
【表1】
【0058】先行技術に相応する回分法により製造され
た酢酸ビニル−エチレン−粉末のように、本発明による
方法を用いて、匹敵する分散液の粒度分布Dw、粉末の
耐ブロッキング性ひいては貯蔵安定性が達成された。再
分酸性およびセメント安定性も匹敵する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローベルト ブラウンシュペルガー ドイツ連邦共和国 ブルクハウゼン イン デン グリューベン 161 Fターム(参考) 4J011 AA04 KA16 KA21 KA25 KB07 KB08 KB09 KB22 KB29 4J015 CA03 CA04 CA05 CA08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビニルエステル、エチレンおよび場合に
    より他のコモノマーを基礎とするポリビニルアルコール
    で安定化されたポリマーを、その水性ポリマー分散液の
    形または水中で再分散可能なポリマー粉末の形で、シー
    ド・ラテックスを使用せずにラジカルにより開始される
    連続的な乳化重合により、場合によりその際に得られる
    ポリマー分散液を乾燥させることにより製造する際に、 a)少なくとも2個の連続して接続された圧力反応器中
    で、40℃〜100℃の温度および5〜100バールの
    圧力で、残留モノマー含量が3質量%未満になるまで実
    施し、引き続き少なくとも1個の無圧反応器中で20℃
    〜60℃の温度および<1.0バールの圧力でさらに実
    施し、かつ b)重合を酸化成分および還元成分から成るレドックス
    系を用いて開始し、その際、還元成分を少なくとも部分
    的に1番目の圧力反応器中に供給する方法において、 c)ポリビニルアルコール成分を、その割合が1番目の
    圧力反応器に連続的に供給されるモノマーに対して、常
    に≦6質量%であるように1番目の圧力反応器中に計量
    供給し、 d)ビニルエステル成分の10〜60質量%を2番目の
    圧力反応器中に計量供給し、 e)1番目の反応器中で、レドックス開始剤組合せ物の
    酸化成分対モノマーの質量割合が、0.03〜0.07
    であるように維持し、 f)1番目の圧力反応器中での滞留時間が2.5時間を
    上回らないことを特徴とする、ポリビニルアルコールで
    安定化されたポリマーを製造する方法。
  2. 【請求項2】 得られるポリマーは、単頂性の粒度分布
    および800nm〜1400nmの重量平均直径Dwを
    有する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 還元成分を部分的または完全に1番目の
    圧力反応器に供給する、請求項1または2に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 重合を2個の連続して接続された圧力反
    応器中で、およびそれに続く1個または2個の無圧反応
    器中で実施する、請求項1から3までのいずれか1項に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 それぞれモノマーの全質量に対して、1
    〜12個の炭素原子を有するカルボン酸のビニルエステ
    ル1種以上を30〜90質量%の量で、エチレンを1〜
    40質量%の量で、場合によりアクリル酸またはメタク
    リル酸のエステル、ハロゲン化ビニルまたはオレフィン
    を含む群から成る他のコモノマー1種以上と共重合す
    る、請求項1から4までのいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 酢酸ビニルとエチレン1〜40質量%と
    のコモノマー混合物;または酢酸ビニルとエチレン1〜
    40質量%およびカルボン酸基中に1〜12個の炭素原
    子を有するビニルエステルの群から成る1種以上の他の
    コモノマー1〜50質量%のコモノマー混合物;または
    酢酸ビニル、エチレン1〜40質量%および1〜15個
    の炭素原子を有する非分枝または分枝アルコールのアク
    リル酸エステル1〜60質量%の混合物;またはさらに
    エチレン1〜40質量%を含有している酢酸ビニル30
    〜75質量%、ビニルラウレートまたは9〜11個の炭
    素原子を有するα−分枝カルボン酸のビニルエステル1
    〜30質量%、ならびに1〜15個の炭素原子を有する
    非分枝または分枝アルコールのアクリル酸エステル1〜
    30質量%を有する混合物;または酢酸ビニル、エチレ
    ン1〜40質量%および塩化ビニル1〜60質量%を有
    する混合物を共重合させ、その際、前記混合物はさらに
    補助モノマーを含有していてもよく、かつ質量%での記
    載は、合計で100質量%である、請求項1から5まで
    のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 ポリビニルアルコールとして、加水分解
    度80〜95mol%および4%濃度水溶液中でヘプラ
    ー粘度1〜30mPasを有する部分鹸化されたポリビ
    ニルアルコールから成る群1種以上を使用する、請求項
    1から6までのいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 圧力反応器に、30〜80バールの圧力
    で1番目の圧力反応器中で、かつ10〜40バールの圧
    力で最後の圧力容器中で重合させるような量のエチレン
    を圧入し、かつ連続して接続された1番目から最後の圧
    力反応器までに、減少する圧力勾配が生じるようにエチ
    レン圧を調節する、請求項1から7までのいずれか1項
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】 それぞれバッチの全質量に対して、1番
    目の圧力反応器中では10〜20質量%の残留モノマー
    含量になるまで、かつ最後の圧力反応器中では<3質量
    %の残留モノマー含量になるまで重合が行われるように
    開始剤を計量供給する、請求項1から8までのいずれか
    1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 得られた水性分散液を場合により他の
    保護コロイドを噴霧助剤として添加した後に、噴霧乾燥
    により乾燥させる、請求項1から9までのいずれか1項
    に記載の方法。
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