JP2003212441A - ケーブル巻きドラム - Google Patents

ケーブル巻きドラム

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JP2003212441A
JP2003212441A JP2002014594A JP2002014594A JP2003212441A JP 2003212441 A JP2003212441 A JP 2003212441A JP 2002014594 A JP2002014594 A JP 2002014594A JP 2002014594 A JP2002014594 A JP 2002014594A JP 2003212441 A JP2003212441 A JP 2003212441A
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peripheral rib
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルの引き出しが容易で、ケーブルの被
覆が損傷せず、ケーブル引き出し孔の縁部部分が破損し
ない。 【解決手段】 鍔部2の外面部の周方向の一部にリブに
より囲まれたケーブル引き出し用凹部9を設ける。ケー
ブル引き出し用凹部9の周方向の一端部の内周リブ6側
に片寄った位置にケーブル引き出し孔5を設ける。ケー
ブル引き出し孔5の内周リブ6と反対側の縁部に沿って
中リブ10を形成する。中リブ10の一端部を一方の側
リブ8に一体に連続させると共に中リブ10の他端部を
外周リブ7に一体に連続させる。中リブ10のケーブル
引き出し孔5に沿った部分と外周リブ7に連続する部分
とのなすコーナ部分を傾斜面又は弧状面となったガイド
部11とする。ケーブル引き出し用凹部9の中リブ10
の無い部分の巾を中リブ10を設けた部分における中リ
ブ10と内周リブ6の巾よりも広くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル巻きドラ
ムに関し、詳しくは胴部に巻装されるケーブルの巻き始
め始端をドラム体の外部に引き出す部分の構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】出願人は、胴部の両端に一対の鍔部を設
けてドラム体を構成し、このドラム体の鍔部に、胴部に
巻装されるケーブルの巻き始め始端をドラム体の外部に
引き出すためのケーブル引き出し孔を設けたケーブル巻
きドラムの研究開発をおこなっている。
【0003】開発の初期においては、図10に示すよう
に、胴部1よりもやや外側の鍔部2の外面部の周方向の
一部に、周囲を胴部1に沿った内周リブ6と、内周リブ
6に対して隙間を介して外側に位置する外周リブ7と、
内周リブ6の両端部と外周リブ7の両端部とをそれぞれ
一体に連続する両側リブ8とにより囲まれたケーブル引
き出し用凹部9を設け、該ケーブル引き出し用凹部9の
周方向の一端部にケーブル引き出し孔5を形成するもの
を考えた。図10に示すものの場合、鍔部2の径方向に
おけるケーブル引き出し用凹部9の巾とケーブル引き出
し孔5の巾とが同じであった。このものにおいては、ケ
ーブル引き出し用凹部9の鍔部2の径方向における巾が
狭いため、ケーブル引き出し用凹部9内においてケーブ
ルを引き出し難く、ケーブル引き出し用凹部9の外周リ
ブ7にケーブルが擦れながら引き出されることになり、
ケーブルの被覆層を損傷してしまうという問題がある。
ここで、ケーブル引き出し孔5の鍔部2の径方向におけ
る巾を大きくするとケーブル引き出し用凹部9の鍔部2
の径方向における巾も大きくできるが、これだとケーブ
ル引き出し孔5が必要以上に大きくなりすぎて鍔部2の
強度が低下してしまうという問題がある。
【0004】そこで、次に、図11に示すように、胴部
1よりもやや外側の鍔部2の外面部の周方向の一部に、
周囲を胴部1に沿った内周リブ6と、内周リブ6に対し
て隙間を介して外側に位置する外周リブ7と、内周リブ
6の両端部と外周リブ7の両端部とをそれぞれ一体に連
続する両側リブ8とにより囲まれたケーブル引き出し用
凹部9を設け、該ケーブル引き出し用凹部9の周方向の
一端部の内周リブ6側に片寄った位置にケーブル引き出
し孔5を開口し、これによりケーブル引き出し用凹部9
のケーブル引き出し孔5が無い部分の鍔部2の径方向に
おける巾をケーブル引き出し孔5の鍔部2の径方向にお
ける巾よりも大きくすることを考えた。
【0005】これだと、ケーブル引き出し孔5の巾を必
要以上に大きくすることなく、ケーブル引き出し用凹部
9の鍔部2の径方向における巾をできるだけ大きく取る
ことができ、ケーブル引き出し用凹部9における引き出
しを容易にすることができる。しかしながら、このもの
においては、鍔部2に矢印イ方向の外力が作用すると、
ケーブル引き出し孔5の周囲の部分に力が作用して破損
し易いという問題がある。特に、ケーブル巻きドラムが
大型になればなるほど鍔部2が地面に落下した際等にお
ける衝撃が大きくなって上記矢印イ方向の外力がより大
きくなり、ケーブル引き出し孔5の周囲部分における破
損の問題が生じる。またケーブルをケーブル引き出し孔
5から引き出す際にケーブル引き出し孔5の内周リブ6
と反対側の縁部のエッジ部分にケーブルが擦れてケーブ
ルの被覆層が損傷し易いという問題がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、ケーブルの巻始め始端をケー
ブル引き出し孔からケーブル引き出し用凹部に引き出す
に当たって、引き出しが容易で且つケーブルの被覆が損
傷せず、また、鍔部に外力が作用してもケーブル引き出
し孔の縁部部分において破損しないケーブル巻きドラム
を提供することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係るケーブル巻きドラムは、胴部1の両端に
一対の鍔部2を設けてドラム体3を構成し、胴部1に巻
装されるケーブル4の巻き始め始端をドラム体3の内部
から外部に引き出すためのケーブル引き出し孔5を鍔部
2に形成したケーブル巻きドラムAにおいて、胴部1よ
りもやや外側の鍔部2の外面部の周方向の一部に、周囲
を胴部1に沿った内周リブ6と、内周リブ6に対して隙
間を介して外側に位置する外周リブ7と、内周リブ6の
両端部と外周リブ7の両端部とをそれぞれ一体に連続す
る両側リブ8とにより囲まれたケーブル引き出し用凹部
9を設け、該ケーブル引き出し用凹部9の周方向の一端
部の内周リブ6側に片寄った位置にケーブル引き出し孔
5を開口し、ケーブル引き出し用凹部9の周方向の一端
部のケーブル引き出し孔5の内周リブ6と反対側の縁部
に沿って中リブ10を形成し、該中リブ10の一端部を
両側リブ8のうちケーブル引き出し孔4に近い方の側リ
ブ8に一体に連続させると共に中リブ10の他端部を外
周リブ7に一体に連続させ、中リブ10のケーブル引き
出し孔5に沿った部分と外周リブ7に連続する部分との
なすコーナ部分を傾斜面又は弧状面となったガイド部1
1とし、ケーブル引き出し用凹部9の中リブ10の無い
部分の鍔部2の径方向における巾を中リブ10を設けた
部分における中リブ10と内周リブ6との鍔部2の径方
向における巾よりも広くして成ることを特徴とするもの
である。
【0008】このような構成とすることで、ケーブル引
き出し孔5からケーブル4を引き出すためのケーブル引
き出し用凹部9の周囲を内周リブ6と、外周リブ7と、
内周リブ6の両端部と外周リブ7の両端部とをそれぞれ
一体に連続する両側リブ8とにより囲むことでケーブル
引き出し用凹部9の強度を確保することができるのはも
ちろん、このケーブル引き出し用凹部9に設けたケーブ
ル引き出し孔5を中リブ10により補強することがで
き、特に、中リブ10が、一端部を両側リブ8のうちケ
ーブル引き出し孔5に近い方の側リブ8に一体に連続さ
せると共に中リブ10の他端部を外周リブ7に一体に連
続させてあるので、鍔部2の外周側端部から鍔部2の中
心方向に向けて外力が作用した場合でも中リブ10に力
が伝わって中リブ10部分が撓んで該力を吸収してケー
ブル引き出し孔5の縁部が損傷するのを防止することが
できるものである。また、ケーブル引き出し用凹部9の
中リブ10の無い部分の鍔部2の径方向における巾を中
リブ10を設けた部分における中リブ10と内周リブ6
との鍔部2の径方向における巾よりも広くしてあること
で、ケーブル4の巻始め始端をケーブル引き出し孔5か
らケーブル引き出し用凹部9に引き出すに当たって、ケ
ーブル引き出し孔5を必要以上に大きくしなくても容易
に引き出すことができるものであり、また、中リブ10
のケーブル引き出し孔5に沿った部分と外周リブ7に連
続する部分とのなすコーナ部分を傾斜面又は弧状面とな
ったガイド部11としてあるので、ケーブル4の引き出
しがよりスムーズに行えると共にケーブル4の被覆が損
傷することなく引き出すことができるものである。
【0009】また、鍔部2を外面から見て中リブ10を
略L字状とし、略L字状の中リブ10の一片10aをケ
ーブル引き出し孔5の内周リブ6と反対側の縁部に沿わ
せて該一片10aの一端部を両側リブ8のうちケーブル
引き出し孔5に近い方の側リブ8に一体に連続させ、略
L字状の中リブ10の他片10bをケーブル引き出し孔
4よりも周方向においてやや離れた位置において外周リ
ブ7に一体に連続させ、中リブ10の一片10aと他片
10bとのなすコーナ部分であるガイド部11をケーブ
ル引き出し孔5よりも周方向においてやや離れた位置に
配置することが好ましい。このような構成とすること
で、中リブ10の一片10aをガイドとしながらケーブ
ル引き出し孔5から引き出したケーブル4を更にケーブ
ル引き出し孔5より先の傾斜面又は弧状面となったガイ
ド部11をガイドとしてケーブル引き出し用凹部9の巾
広となった部分にスムーズに引き出すことができるもの
である。
【0010】また、両側リブ8のうちケーブル引き出し
孔5が位置する側と反対側の側リブ8と一体にケーブル
取付け部12を設け、該ケーブル取付け部12を設けた
側リブ8にケーブル取付け部12を補強するための補強
リブ13を設けることが好ましい。このような構成とす
ることで、ケーブル引き出し用凹部9に引き出したケー
ブル4の始端をケーブル引き出し孔5が位置する側と反
対側の側リブ8に設けたケーブル取付け部12に取付け
ることができ、しかも、補強リブ13で補強してあるの
で、ケーブル取付け部12の強度を向上できてケーブル
4の始端の取付けが強固にできることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0012】ドラム体3は例えばPP(ポリプロピレ
ン)のような合成樹脂製であり、図1に示すように、略
筒状の胴部1の両端に一対の鍔部2を設けて構成してあ
る。これら胴部1と一対の鍔部2はそれぞれ射出成形な
どによって成形され、各成形品を組み立ててボルト20
により固定してある。
【0013】ドラム体3の両側に設けられる鍔部2は図
5,図6に示されるようなもので、鍔部2の外面部には
多数の補強用リブ15が突設してあり、鍔部2にかかる
荷重が補強用リブ15により吸収されることにより鍔部
2の割れを防止するようになっている。この補強用リブ
15としては、添付図面に示す実施形態においては、円
板状をした鍔部2の外面部に半径の異なる複数の補強周
リブ16と、円板状をした鍔部2の中心点を中心とする
放射状をした複数の放射状リブ17とがあり、複数の補
強周リブ16と複数の放射状リブ17とは交差一体化し
ている。補強周リブ16と放射状リブ17とは同じ高さ
(突出長)となっている。
【0014】鍔部2の外面部の胴部1よりもやや外側の
鍔部2の外面部の周方向の一部にはケーブル引き出し用
凹部9が設けてあり、このケーブル引き出し用凹部9は
周囲を胴部1に沿った内周リブ6と、内周リブ6に対し
て隙間を介して外側に位置する外周リブ7と、内周リブ
6の両端部と外周リブ7の両端部とをそれぞれ一体に連
続する両側リブ8とにより囲まれている。ここで、上記
補強周リブ16の一部がそれぞれ内周リブ6、外周リブ
7を構成してあり、また、上記放射状リブ17の一部が
側リブ8を構成している。
【0015】ケーブル引き出し用凹部9の周方向の一端
部の内周リブ6側に片寄った位置にはケーブル引き出し
孔5が開口している。そして、図1、図2、図4、図5
に示すように、ケーブル引き出し用凹部9の周方向の一
端部のケーブル引き出し孔5の内周リブ6と反対側の縁
部に沿って中リブ10を形成してある。この中リブ10
の一端部が両側リブ8のうちケーブル引き出し孔5に近
い方の側リブ8に一体に連続しており、また、中リブ1
0の他端部が外周リブ7に一体に連続している。中リブ
10のケーブル引き出し孔5に沿った部分と外周リブ7
に連続する部分とのなすコーナ部分はガイド部11とな
っており、このガイド部11は図2に示すように鍔部2
を外面から見て傾斜した傾斜面又は弧状となった弧状面
となっている。
【0016】添付図面に示す実施形態においては、鍔部
2を外面から見た状態で中リブ10は略L字状をしてお
り、この略L字状をした中リブ10の一片10aがケー
ブル引き出し孔5の内周リブ6と反対側の縁部に沿って
設けてあり、この一片10aの一端部が両側リブ8のう
ちケーブル引き出し孔5に近い方の側リブ8に一体に連
続させてある。また、略L字状の中リブ10の他片10
bがケーブル引き出し孔10bよりも周方向においてや
や離れた位置において外周リブ7に一体に連続してお
り、中リブ10の一片10aと他片10bとのなすコー
ナ部分であるガイド部11がケーブル引き出し孔5より
も周方向においてやや離れた位置となるように設けてあ
る。
【0017】ケーブル引き出し用凹部9の中リブ10の
無い部分の鍔部2の径方向における巾は中リブ10を設
けた部分における中リブ10と内周リブ6との鍔部2の
径方向における巾よりも広くしてあり、これにより、ケ
ーブル引き出し孔5を必要以上に大きくしなくてもケー
ブル引き出し用凹部9をケーブル4を引き出すのに十分
な巾にでき、ケーブル4をスムーズに引き出すことがで
きるようにしている。
【0018】補強周リブ16の一部により構成される内
周リブ6、外周リブ7、放射状リブ17の一部により構
成される側リブ8、中リブ10は同じ高さ又は略同じ高
さとなっている。また、ケーブル引き出し用凹部9の底
部には高さの低い底リブ18が設けてあって、ケーブル
引き出し用凹部9の補強を行っている。
【0019】両側リブ8のうちケーブル引き出し孔5が
位置する側と反対側の側リブ8には突出先端縁部が切欠
してあって切欠部19となっている。この側リブ8の切
欠部19を設けた部分においてケーブル引き出し孔5が
位置する側と反対側の側面に図8、図9に示すような突
起12aが一体に突設してあってこの突起12aがケー
ブル取付け部12となっている。また、側リブ8の切欠
部19を設けた部分においてケーブル引き出し孔5が位
置する側の側面には該側リブ8と直交する補強リブ13
が一体に設けてある。
【0020】ケーブル引き出し孔5は図7に示すよう
に、鍔部2に内面及び外面に開口した引き出し溝部23
により形成してあって、この両端が鍔部2の内外に開口
した引き出し溝部23によりケーブル引き出し孔5が構
成してある。図7に示すように、ケーブル引き出し孔5
を構成する引き出し溝部23の溝底23aは一端部が鍔
部2の内面側に位置し且つ他端部が鍔部2の外面部側に
位置するように傾斜させてあって引き出し溝部23の溝
深さを外側に行くほど深くしてあり、引き出し溝部23
の溝深さが深い方の端部の鍔部2の外面側に開口した部
分がケーブル引き出し孔5の外側開口5aとなっていて
この外側開口5aが前述のようにケーブル引き出し用凹
部9の周方向の一端部の内周リブ6側に片寄った位置に
開口している。また、引き出し溝部23の溝深さが浅い
方の端部が鍔部2の内面部側に開口したケーブル引き出
し孔5の内側開口5bとなっている。添付図面において
Bは鍔部2の外面部側、Cは内面部側を示している。
【0021】鍔部2には更に胴部1と両鍔部2とを固定
するためのボルト20が貫通するための複数のボルト孔
21が周方向に間隔をあけて複数個穿孔してあり、鍔部
2の内部側には図3、図6に示すように胴部1の端部を
はめ込むための嵌め込み溝部22が形成してあって、こ
の嵌め込み溝部22に胴部1の端部をはめ込み、ボルト
20を用いて両鍔部2と胴部1とを連結固着する。
【0022】ケーブル4をドラム体3に巻装するに当た
っては、ケーブル4の巻き始め端部をドラム体3の内部
から引き出し溝部23よりなるケーブル引き出し孔5を
通して鍔部2の外面部に設けたケーブル引き出し用凹部
9を利用して鍔部2の外面部側に引き出し、両側リブ8
のうちケーブル引き出し孔5が位置する側と反対側の側
リブ8に設けたケーブル取付け部12に取付ける。その
後、ドラム体3の内部において胴部1にケーブル4を巻
き取るものである。
【0023】ここで、上記のようにケーブル4の巻き始
め端部をケーブル引き出し孔5を介してドラム体3の内
部から鍔部2の外面部側に設けた引き出し用凹部9部分
に引き出すに当たり、ケーブル引き出し用凹部9の中リ
ブ10の無い部分の鍔部2の径方向における巾を中リブ
10を設けた部分における中リブ10と内周リブ6との
鍔部2の径方向における巾よりも広くしてあるので、ケ
ーブル引き出し孔5を必要以上に大きくしなくても容易
に引き出ことができるものである。また、中リブ10の
ケーブル引き出し孔5に沿った部分と外周リブ7に連続
する部分とのなすコーナ部分が傾斜面又は弧状面となっ
たガイド部11となっているので、ケーブル4の引き出
しがよりスムーズに行えると共にケーブル4の被覆が損
傷することなく引き出すことができるものである。ここ
で、添付図面に示すように、略L字状の中リブ10のコ
ーナ部分であるガイド部11をケーブル引き出し孔5よ
りも周方向においてやや離れた位置に配置してあること
で、中リブ10の一片10aをガイドとしながらケーブ
ル引き出し孔5から引き出したケーブル4を更にケーブ
ル引き出し孔5より先の傾斜面又は弧状面となったガイ
ド部11をガイドとしてケーブル引き出し用凹部9の巾
広となった部分(鍔部2の径方向において巾広となった
部分)にスムーズに引き出すことができることになる。
【0024】ケーブル引き出し用凹部9の一端部のケー
ブル引き出し孔5からケーブル引き出し用凹部9の巾広
となった部分に引き出したケーブル4の始端は前述のよ
うにケーブル引き出し孔5が位置する側と反対側側の側
リブ8に設けたケーブル取付け部12に取付けるのであ
るが、この場合、ケーブル4を側リブ8の切欠部19部
分を通すことで、ケーブル4が側リブ8よりも外側に突
出しないようにでき、ケーブル4に他の物が当たってケ
ーブル4を損傷することがないものである。また、該側
リブ8は補強リブ13で補強してあるので、ケーブル取
付け部12の強度を向上できてケーブル4の始端の取付
けが強固にでき、ケーブル4の始端をケーブル取付け部
12に取付けた後に胴部1にケーブル4を巻き取る際に
ケーブル4に大きなテンションがかかってもケーブル取
付け部12が変形したり、破損したりしないものであ
る。
【0025】また、ケーブル引き出し孔5からケーブル
4を引き出すためのケーブル引き出し用凹部9の周囲を
内周リブ6と、外周リブ7と、内周リブ6の両端部と外
周リブ7の両端部とをそれぞれ一体に連続する両側リブ
8とにより囲むことでケーブル引き出し用凹部9の強度
を確保することができるものである。そして、ケーブル
引き出し用凹部9に設けたケーブル引き出し孔5の縁部
は中リブ10により補強されるものであり、特に、中リ
ブ10が、一端部を両側リブ8のうちケーブル引き出し
孔5に近い方の側リブ8に一体に連続させると共に中リ
ブ10の他端部を外周リブ7に一体に連続させてあるの
で、鍔部2の外周側端部から鍔部2の中心方向に向けて
外力が作用した場合でも中リブ10に力が伝わって中リ
ブ10部分が撓んで該力を吸収してケーブル引き出し孔
5の縁部が損傷するのを防止することができることにな
る。両側リブ8を他の放射状リブ17より肉厚にするこ
とや外周リブ7を他の補強周リブ16より肉厚にするこ
とで、ケーブル引き出し孔5の縁部が破損するのをより
確実に防止することができる。
【0026】なお、上記実施形態では両端が鍔部2の内
外に開口した引き出し溝部23によりケーブル引き出し
孔5を構成した例を示したが、この実施形態においては
ケーブル引き出し孔5を構成する引き出し溝部23の溝
底23aは一端部が鍔部2の内面側に位置し且つ他端部
が鍔部2の外面部側に位置するように傾斜させてあって
引き出し溝部23の溝深さを外側に行くほど深くしてあ
るので、傾斜した溝底23aにガイドされてスムーズに
ケーブル4を引き出すことができるものであるが、ケー
ブル引き出し孔5としては両端部が鍔部2の内外に開口
した添付図面に示す溝形状以外のものであってもよいの
はもちろんである。
【0027】また、鍔部2の外面部に形成する補強用リ
ブ15として添付図面に示す実施形態においては、補強
周リブ16と、放射状リブ17とで構成しているが、他
の形態のリブ、例えばトラス形状をしたリブにより構成
してもよいものである。
【0028】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、胴部よりもやや外側の鍔部の外面部の周
方向の一部に、周囲を胴部に沿った内周リブと、内周リ
ブに対して隙間を介して外側に位置する外周リブと、内
周リブの両端部と外周リブの両端部とをそれぞれ一体に
連続する両側リブとにより囲まれたケーブル引き出し用
凹部を設け、該ケーブル引き出し用凹部の周方向の一端
部の内周リブ側に片寄った位置にケーブル引き出し孔を
開口し、ケーブル引き出し用凹部の周方向の一端部のケ
ーブル引き出し孔の内周リブと反対側の縁部に沿って中
リブを形成し、該中リブの一端部を両側リブのうちケー
ブル引き出し孔に近い方の側リブに一体に連続させると
共に中リブの他端部を外周リブに一体に連続させてある
ので、ケーブル引き出し用凹部に設けたケーブル引き出
し孔を中リブにより補強することができ、特に、中リブ
が、一端部を両側リブのうちケーブル引き出し孔に近い
方の側リブに一体に連続させると共に中リブの他端部を
外周リブに一体に連続させてあるので、鍔部の外周側端
部から鍔部の中心方向に向けて外力が作用した場合でも
中リブに力が伝わって中リブ部分が撓んで該力を吸収し
てケーブル引き出し孔の縁部が損傷するのを防止するこ
とができて確実にケーブル引き出し孔の縁部の損傷を防
止できるものである。しかも、ケーブル引き出し用凹部
の中リブの無い部分の鍔部の径方向における巾を中リブ
を設けた部分における中リブと内周リブとの鍔部の径方
向における巾よりも広くしてあるので、ケーブルの巻始
め始端をケーブル引き出し孔からケーブル引き出し用凹
部に引き出すに当たって、ケーブル引き出し孔を必要以
上に大きくしなくてもケーブルの巻き始め始端と手が同
時に入る空間を確保して容易に引き出すことができるも
のであり、また、中リブのケーブル引き出し孔に沿った
部分と外周リブに連続する部分とのなすコーナ部分を傾
斜面又は弧状面となったガイド部としてあるので、ケー
ブルの引き出しがよりスムーズに行えると共にケーブル
の被覆が損傷することなくよりいっそうスムーズに引き
出すことができて、ケーブルの引き出し操作が容易に行
えるものである。
【0029】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、鍔部を外面から
見て中リブを略L字状とし、略L字状の中リブの一片を
ケーブル引き出し孔の内周リブと反対側の縁部に沿わせ
て該一片の一端部を両側リブのうちケーブル引き出し孔
に近い方の側リブに一体に連続させ、略L字状の中リブ
の他片をケーブル引き出し孔よりも周方向においてやや
離れた位置において外周リブに一体に連続させ、中リブ
の一片と他片とのなすコーナ部分であるガイド部をケー
ブル引き出し孔よりも周方向においてやや離れた位置に
配置しているので、中リブの一片をガイドとしながらケ
ーブル引き出し孔から引き出したケーブルを更にケーブ
ル引き出し孔より先の傾斜面又は弧状面となったガイド
部をガイドとしてケーブル引き出し用凹部の巾広となっ
た部分にスムーズに引き出すことができて、よりいっそ
うケーブルの引き出し操作が容易に行えるものである。
【0030】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加えて、両
側リブのうちケーブル引き出し孔が位置する側と反対側
の側リブと一体にケーブル取付け部を設け、該ケーブル
取付け部を設けた側リブにケーブル取付け部を補強する
ための補強リブを設けてあるので、ケーブル引き出し用
凹部に引き出したケーブルの始端をケーブル引き出し孔
が位置する側と反対側の側リブに設けたケーブル取付け
部に取付けることができ、このようにケーブルの始端の
引き出し、取付けがケーブル引き出し用凹部部分におい
てできて、操作性が良く、またケーブルの始端の取付け
部分の収まりも良いものであり、しかも、補強リブで補
強してあるので、ケーブル取付け部の強度を向上できて
ケーブルの始端の取付けが強固にでき、ケーブルを胴部
に巻装する際にケーブルの始端の取付部分にテンション
がかかってもケーブル取付け部が変形したり、破損した
りすることがなく、確実にケーブルを巻装できるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル巻きドラムを示す斜視図であ
る。
【図2】同上の正面図である。
【図3】同上の断面図である。
【図4】同上のケーブル引き出し用凹部の拡大正面図で
ある。
【図5】同上の鍔部の外面部側から見た斜視図である。
【図6】同上の鍔部の内面部側から見た斜視図である。
【図7】同上のケーブル引き出し孔部分の断面図であ
る。
【図8】同上のケーブル取付け部の断面図である。
【図9】同上の図8に対して直角方向から切断したケー
ブル取付け部の断面図である。
【図10】従来例のケーブル巻きドラムの正面図であ
る。
【図11】他の従来例のケーブル巻きドラムの正面図で
ある。
【符号の説明】
A ケーブル巻きドラム 1 胴部 2 鍔部 3 ドラム体 4 ケーブル 5 ケーブル引き出し孔 6 内周リブ 7 外周リブ 8 側リブ 9 ケーブル引き出し用凹部 10 中リブ 10a 一片 10b 他片 11 ガイド部 12 ケーブル取付け部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴部の両端に一対の鍔部を設けてドラム
    体を構成し、胴部に巻装されるケーブルの巻き始め始端
    をドラム体の内部から外部に引き出すためのケーブル引
    き出し孔を鍔部に形成したケーブル巻きドラムにおい
    て、胴部よりもやや外側の鍔部の外面部の周方向の一部
    に、周囲を胴部に沿った内周リブと、内周リブに対して
    隙間を介して外側に位置する外周リブと、内周リブの両
    端部と外周リブの両端部とをそれぞれ一体に連続する両
    側リブとにより囲まれたケーブル引き出し用凹部を設
    け、該ケーブル引き出し用凹部の周方向の一端部の内周
    リブ側に片寄った位置にケーブル引き出し孔を開口し、
    ケーブル引き出し用凹部の周方向の一端部のケーブル引
    き出し孔の内周リブと反対側の縁部に沿って中リブを形
    成し、該中リブの一端部を両側リブのうちケーブル引き
    出し孔に近い方の側リブに一体に連続させると共に中リ
    ブの他端部を外周リブに一体に連続させ、中リブのケー
    ブル引き出し孔に沿った部分と外周リブに連続する部分
    とのなすコーナ部分を傾斜面又は弧状面となったガイド
    部とし、ケーブル引き出し用凹部の中リブの無い部分の
    鍔部の径方向における巾を中リブを設けた部分における
    中リブと内周リブとの鍔部の径方向における巾よりも広
    くして成ることを特徴とするケーブル巻きドラム。
  2. 【請求項2】 鍔部を外面から見て中リブを略L字状と
    し、略L字状の中リブの一片をケーブル引き出し孔の内
    周リブと反対側の縁部に沿わせて該一片の一端部を両側
    リブのうちケーブル引き出し孔に近い方の側リブに一体
    に連続させ、略L字状の中リブの他片をケーブル引き出
    し孔よりも周方向においてやや離れた位置において外周
    リブに一体に連続させ、中リブの一片と他片とのなすコ
    ーナ部分であるガイド部をケーブル引き出し孔よりも周
    方向においてやや離れた位置に配置して成ることを特徴
    とする請求項1記載のケーブル巻きドラム。
  3. 【請求項3】 両側リブのうちケーブル引き出し孔が位
    置する側と反対側の側リブと一体にケーブル取付け部を
    設け、該ケーブル取付け部を設けた側リブにケーブル取
    付け部を補強するための補強リブを設けて成ることを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載のケーブル巻きドラ
    ム。
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