JP2022038668A - グロメット - Google Patents
グロメット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2022038668A JP2022038668A JP2020143282A JP2020143282A JP2022038668A JP 2022038668 A JP2022038668 A JP 2022038668A JP 2020143282 A JP2020143282 A JP 2020143282A JP 2020143282 A JP2020143282 A JP 2020143282A JP 2022038668 A JP2022038668 A JP 2022038668A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slit
- small
- diameter cylinder
- grommet
- lid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000465 moulding Methods 0.000 claims abstract description 7
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 10
- 239000000806 elastomer Substances 0.000 claims description 5
- 238000009751 slip forming Methods 0.000 claims description 3
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 7
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Insulating Bodies (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
Description
図1において、グロメット1は、従来同様にゴム又はエラストマー製の部材(成形品)であって、ワイヤハーネスにおけるハーネス本体W(図7参照)の所定位置に外装される。グロメット1は、例えばエンジンルームと車室とを仕切る図示しないパネルの貫通孔に対して嵌合し、この嵌合により固定状態になる。グロメット1は、大径筒部2と、第一小径筒部3と、第二小径筒部4(小径筒部)と、第一連結部5と、第二連結部6(連結部)とを有して図示形状に形成される。グロメット1は、大径筒部2が上記パネルの貫通孔に嵌合する。グロメット1は、第一小径筒部3及び第一連結部5がパネルの第一面側(一方となる側(エンジンルーム側))に配置されるとともに、第二小径筒部4及び第二連結部6がパネルの第二面側(他方となる側(車室側))に配置される。尚、上記エンジンルーム及び車室は一例であるものとする。パネルの一方となる側に音の発生源があり、この音をパネルの他方となる側に漏れないようにする必要がある箇所であれば特に限定されないものとする。グロメット1は、以下の説明で分かるようになるが、図9及び図10のグロメット101と比べ音漏れをより確実に防止することができるという構造のものである。尚、グロメット1を「防音グロメット1」と呼んでもよいものとする。
図1ないし図5において、大径筒部2は、パネルの貫通孔に合わせた長円形の環状部分に形成される(長円形は一例であるものとする)。このような大径筒部2の外側には、上記貫通孔に嵌合する部分として凹状の嵌合凹部7が全周にわたって形成される。嵌合凹部7は、パネルの第一面及び第二面側の各開口縁に対し水密に密着する部分に形成される。大径筒部2は、図9及び図10のグロメット101における大径筒部102や、特許文献1の大径筒部と、基本的に同じ機能の部分に形成される(以下、基本的に同じ機能の部分に関しては、説明を簡素化するものとする)。
図1ないし図5において、第一小径筒部3には、ハーネス本体W(図7参照)が挿通される。第一小径筒部3は、ハーネス本体Wに対して密着する筒状の部分に形成される。第一小径筒部3は、第一軸CL1を中心とした円筒部8及び蛇腹部9を有する。第一小径筒部3は、図の下方にのびるように形成される。円筒部8は、この部分からハーネス本体Wにかけてテープ巻きが施される部分に形成される。蛇腹部9は、ハーネス本体Wの曲げに追従可能な部分に形成される。第一連結部5は、大径筒部2と第一小径筒部3とを連結する部分に形成される。第一連結部5は、本実施例において、長円形状の平板部分に形成される(形状は一例であり、例えば特許文献1のような略漏斗形状に形成されてもよいものとする)。尚、第一軸CL1は、本実施例において、図示しないパネルの貫通孔の軸(特許請求の範囲に記載された「第一軸」)と一致するものとする。
図1ないし図5において、第二小径筒部4は、特許請求の範囲に記載された「小径筒部」に相当する部分に形成される。この第二小径筒部4には、第一小径筒部3と同様に、ハーネス本体W(図7参照)が挿通される。第二小径筒部4は、ハーネス本体Wに対し密着可能な筒状の部分に形成される。第二小径筒部4は、この第二小径筒部4の第二軸CL2が第一小径筒部3の第一軸CL1に対して交差するように曲がった形状(斜め上にのびる形状)に形成される。第二小径筒部4は、この第二小径筒部4の先端が大径筒部2の外側に位置する長さの円筒形状に形成される。第二小径筒部4の先端側は、この先端側の部分からハーネス本体Wにかけてテープ巻きが施される部分に形成される。このような第二小径筒部4の上面位置には、スリット10と、開口部11とが形成される。また、第二小径筒部4の左右の側面位置には、第二軸CL2に沿った真っ直ぐな補強リブ12が形成される。
図1ないし図5において、スリット10は、グロメット1の成形の際に用いられる図示しない中子を取り出すための部分(引き抜くための部分)に形成される。スリット10は、第二軸CL2に沿って真っ直ぐに形成される。スリット10は、第二小径筒部4の先端を所定幅で切り欠いて第二小径筒部4の基端近傍までのびるように形成される。具体的には、第一軸CL1と第二軸CL2とが交差する位置やこの近傍位置までのびるように形成される。このようなスリット10には、開口部11が連成される。開口部11は、第二小径筒部4の基端側(スリット10の端部又は端部近傍に合わせた位置)に配置される。開口部11は、スリット10よりも幅広になる矩形に開口した部分に形成される(矩形の開口縁を有するように形成される)。開口部11は、後述するスリット蓋部16の挿入が可能な程度の開口サイズに形成される。また、開口部11は、挿入されたスリット蓋部16により塞がれるようなサイズに形成される。
図1ないし図5において、第二連結部6は、特許請求の範囲に記載された「連結部」に相当する部分であって、大径筒部2と第二小径筒部4とを連結するように形成される。第二連結部6は、大径筒部2の側が長円形状になる略ドーム状の部分に形成される(形状は一例であるものとする)。このような第二連結部6には、補強リブ13、14と、作業用引っ張り部15と、スリット蓋部16とが形成される。補強リブ13は、第二小径筒部4の基端部分に連続するように配置される。これに対し補強リブ14は、第二小径筒部4の補強リブ12に対し連続するように左右に二つずつ配置される。補強リブ14は、第二小径筒部4を支えるような部分に形成される。作業用引っ張り部15は、パネルの貫通孔へグロメット1を組み付け嵌合させる際に、作業者が用いる部分として形成される。作業用引っ張り部15は、以下で説明をするスリット蓋部16よりも外側に配置される。
図1ないし図7において、スリット蓋部16は、スリット10を介しての音漏れを防止する部分として形成される。スリット蓋部16は、蓋支持部17と、蓋本体部18とを有して、図示のような二段階に傾斜する部分に形成される。スリット蓋部16は、略帯板状で且つ幅方向に湾曲する形状に形成される。尚、この湾曲に関しては、第二小径筒部4の内面形状に合わせるような曲率に設定されるものとする。スリット蓋部16は、スリットよ10りも幅広で、このスリット蓋部16の側部が開口部11の幅方向の開口縁に接するように形成される。スリット蓋部16における蓋支持部17は、補強リブ13及び作業用引っ張り部15の間に配置される。本実施例における蓋支持部17は、上方に真っ直ぐのびるのではなく、第二小径筒部4の側に傾くように形成される。蓋本体部18は、蓋支持部17の先端に連続して、蓋支持部17よりも更に傾くように形成される。蓋本体部18は、第二小径筒部4(第二軸CL2)に対し平行にのびるように形成される。本実施例の蓋本体部18は、第二小径筒部4の先端位置よりも若干短くなるような長さに形成される(長さは一例であり、スリット10を後述のように蓋することができれば特に限定されないものとする)。蓋本体部18は、開口部11から挿入されて第二小径筒部4の内側からスリット10を蓋する部分に形成される。尚、蓋本体部18の挿入後に、蓋本体部18が開口部11から抜けようとするような外力が加わったとしても、蓋支持部17が傾いて形成されることから、この傾き形状によって突っ張りが生じ(蓋支持部17の突っ張りによって)、抜けが阻止されるのは勿論である。そして、この抜け防止により、スリット蓋部16の開口部11の位置での浮き上がりも防止される。
図6において、蓋本体部18(スリット蓋部16)は、挿入部分である開口部11を覆うことができる。また、蓋本体部18(スリット蓋部16)は、スリット10よりも幅広であることから、第二小径筒部4の内側からスリット10を蓋することもできる。その結果、第一小径筒部3の側(パネルの貫通孔の側)から伝わってくる音の漏れを防止することができる。
以上、図1ないし図7を参照しながら説明してきたように、本発明の一実施形態であるグロメット1によれば、略帯板形状のスリット蓋部16が一体に形成されるとともに、このスリット蓋部16が第二小径筒部4(小径筒部)の内側からスリット10を蓋することから、スリット蓋部16がスリット10の外側に浮き上がってしまうことがなく、結果、図9及び図10と比べて音漏れをより確実に防止することができるという効果を奏する。
Claims (4)
- ゴム又はエラストマー製の部材であり、且つ、パネルの貫通孔に嵌合する大径筒部と、成形の際に用いられる中子のためのスリットが形成される小径筒部と、該小径筒部及び前記大径筒部を連結する連結部とを有し、
前記小径筒部は、前記貫通孔の第一軸に対して前記小径筒部の第二軸が交差するように曲がった筒形状に形成され、
前記小径筒部には、前記スリットが前記第二軸に沿って形成されるとともに、前記スリットよりも幅広になる開口部が形成され、
前記連結部には、前記スリットに対する略帯板形状のスリット蓋部が一体に形成され、
該スリット蓋部は、前記開口部から挿入されて前記小径筒部の内側から前記スリットを蓋する部分に形成される
ことを特徴とするグロメット。 - 請求項1に記載のグロメットにおいて、
前記開口部は、前記小径筒部の基端側に形成されるとともに、前記スリットの端部又は端部近傍に連続して形成される
ことを特徴とするグロメット。 - 請求項2に記載のグロメットにおいて、
前記スリットよりも幅広の前記スリット蓋部は、該スリット蓋部の側部が前記開口部の幅方向の開口縁に接するように形成される
ことを特徴とするグロメット。 - 請求項3に記載のグロメットにおいて、
前記スリット蓋部は、該スリット蓋部の幅の方向に湾曲する形状に形成される
ことを特徴とするグロメット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020143282A JP7430910B2 (ja) | 2020-08-27 | 2020-08-27 | グロメット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020143282A JP7430910B2 (ja) | 2020-08-27 | 2020-08-27 | グロメット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022038668A true JP2022038668A (ja) | 2022-03-10 |
JP7430910B2 JP7430910B2 (ja) | 2024-02-14 |
Family
ID=80498048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020143282A Active JP7430910B2 (ja) | 2020-08-27 | 2020-08-27 | グロメット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7430910B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115133476A (zh) * | 2022-07-25 | 2022-09-30 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种线束套及汽车 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5166841B2 (ja) | 2007-11-30 | 2013-03-21 | 矢崎総業株式会社 | 保護部材 |
JP5764360B2 (ja) | 2011-03-25 | 2015-08-19 | 古河電気工業株式会社 | インナー付きグロメット |
-
2020
- 2020-08-27 JP JP2020143282A patent/JP7430910B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115133476A (zh) * | 2022-07-25 | 2022-09-30 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种线束套及汽车 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7430910B2 (ja) | 2024-02-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10243335B2 (en) | Water-proofing member | |
US7683265B2 (en) | Grommet and forming method for the grommet | |
JP5387541B2 (ja) | グロメット | |
US11404185B2 (en) | Water-stop grommet and wire harness | |
JP2008092614A (ja) | プロテクタ | |
JP2008092644A (ja) | グロメット | |
US10407002B2 (en) | Grommet and wire harness | |
US20170246999A1 (en) | Elastic tubular body | |
JP6946361B2 (ja) | グロメット、及び、ワイヤハーネス | |
KR20180112849A (ko) | 그로밋 | |
JP7104014B2 (ja) | グロメット | |
JP2022038668A (ja) | グロメット | |
JP2011259553A (ja) | グロメット | |
JP5477221B2 (ja) | ワイヤハーネス用のグロメット | |
JP6946362B2 (ja) | グロメット、及び、ワイヤハーネス | |
JP7431126B2 (ja) | グロメット | |
JP6121276B2 (ja) | グロメット | |
JP7077347B2 (ja) | グロメット及びワイヤハーネス | |
JP2008206370A (ja) | グロメット用ガイドプロテクタ | |
JP2003032858A (ja) | グロメット | |
JP2005324613A (ja) | グロメット | |
JP6225809B2 (ja) | グロメット | |
WO2017163801A1 (ja) | グロメット | |
JP2006166640A (ja) | ケーブル保護カバー | |
JP7505967B2 (ja) | グロメット |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20210115 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20210219 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230615 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240117 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240123 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240125 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7430910 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |